(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-17
(45)【発行日】2022-01-17
(54)【発明の名称】ブラウジング方法、コンピュータプログラム製品、サーバ及びシステム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/9032 20190101AFI20220107BHJP
G06F 16/9038 20190101ALI20220107BHJP
【FI】
G06F16/9032
G06F16/9038
(21)【出願番号】P 2018554664
(86)(22)【出願日】2017-04-19
(86)【国際出願番号】 GB2017051092
(87)【国際公開番号】W WO2017182803
(87)【国際公開日】2017-10-26
【審査請求日】2020-04-18
(32)【優先日】2016-04-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(73)【特許権者】
【識別番号】515040483
【氏名又は名称】スカイスキャナー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SKYSCANNER LTD
(74)【代理人】
【識別番号】100123858
【氏名又は名称】磯田 志郎
(74)【代理人】
【識別番号】230115864
【氏名又は名称】永島 孝明
(74)【代理人】
【識別番号】100149168
【氏名又は名称】若山 俊輔
(72)【発明者】
【氏名】チャン, スタンレー
(72)【発明者】
【氏名】マルスザク, マルチン
【審査官】後藤 彰
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2012/0072425(US,A1)
【文献】国際公開第2009/019858(WO,A1)
【文献】特開2012-008780(JP,A)
【文献】特開平10-021257(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
代替の検索結果のセットを提供するコンピュータ実施方法であって、
(i)検索要求を受信するステップと、
(ii)データベースを検索し、複数の検索結果の第1のセットを提供するステップであって、各検索結果は複数の属性を含む、前記提供するステップと、
(iii)最良の検索結果を最初にハイライトされた結果として特定するステップと、
(iv)前記ハイライトされた検索結果を表示するように提供するステップと、
(v)前記ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信するステップと、
(vi)前記代替の検索結果のセットを提供するステップであって、選択属性は前記ハイライトされた検索結果に変わる、前記提供するステップと、
(vii)前記代替の検索結果のセットを表示するように提供するステップと、
を含む、前記方法。
【請求項2】
(viii)前記代替の検索結果のセットの結果の選択を受信し、新しくハイライトされた検索結果を特定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記新しくハイライトされた検索結果は表示するように提供され、事前にハイライトされた検索結果は表示するように提供されない、または、前記新しくハイライトされた検索結果からスクリーンの別個の区分が提供される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
表示用の前記代替の検索結果のセットは、前記ハイライトされた検索結果に対するスクリーンの異なる一部において表示される、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記代替の検索結果のセットは、前記検索結果の第1のセットから導出される、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記検索結果の第1のセットは、キャッシュデータベース内でキャッシュされる、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
ステップ(vi)及び(vii)では、前記選択属性を使用して、属性設定において好みの属性または固定された属性を考慮して、キャッシュされた結果の結果をフィルタし、次に、前記属性設定において前記好みの属性または前記固定された属性を考慮して、前記フィルタされた結果をソートし、前記選択属性に基づいた代替結果をエンドユーザに提供する、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記検索結果の第1のセットは、中間データベースを作るために前処理される、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記中間データベース内で、緊密な関係性がある属性は一緒にグループ化される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
表示用の前記代替の検索結果のセットは、代替の検索結果毎に、少なくとも1つの属性に関して、前記代替の検索結果の前記少なくとも1つの属性と前記ハイライトされた検索結果との差を含む、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
(ア)表示用の前記代替の検索結果のセットは、代替の検索結果毎に、複数の属性に関して、前記代替の検索結果の前記複数の属性と前記ハイライトされた検索結果との差を含むか、又は
(イ)属性は変化分に対して選択されるとき、前記選択に応答して提示される結果のリストは、複数の差分フィールドを提供する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信することは、変更可能であるデータフィールド上のカーソルの位置を検出することを含み、これは、適切なテキスト、アイコン、またはグラフを提供することによって、前記フィールドが実際に変更可能である指示が表示されることに応答して選択されるとき、ユーザが前記フィールド内の前記データを調整するオプションを可能にする、請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
ステップ(ii)~(iv)において、第1の検索結果は、全検索が完了する前に表示される、請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の検索結果は、前記検索がより多くの検索結果を返すとき、1つ以上の後続のより良好な検索結果によって更新される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
(ア)前記ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信することは、前記ハイライトされた検索結果の相互依存的属性のグループの選択を受信することを含むか、
(イ)前記ハイライトされた検索結果から、ユーザは任意の属性を固定または前記属性を固定解除することができるか、又は
(ウ)前記ハイライトされた検索結果のフィールドを変更させた後、
変更されたフィールドは、
このフィールド値が前記表示される検索結果において固定パラメータになるという意味で固定される、請求項1から14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
固定している特徴の選択は属性の値の範囲を固定する、請求項1から15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
固定された属性に関する異なるオプションを伴う検索結果が
代替の検索結果のセットから除外される
ため、または前記結果が前記ユーザの好みに1つ以上の矛盾値を含有する係る性質を示すように算出してタグ付けされる
ため、固定は
代替の検索結果を選択するためのアルゴリズムに影響を及ぼす、請求項1から16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
固定基準を満たさない検索結果を選択することで、固定基準が自動的に固定されないことをもたらす、請求項1から17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
表示するように提供される結果は、スマートフォン、スマートウォッチ、ラップトップ、またはタブレットコンピュータ等のモバイルデバイスのスクリーン上に表示するように提供される、請求項1から18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
(ア)値の範囲は飛行時間の値の範囲であり、前記飛行時間は、前記現在のハイライトされた検索結果と比較して、同じ所要時間またはより短い所要時間であるか、又は
(イ)値の範囲は飛行時間の値の範囲であり、前記飛行時間は、前記現在のハイライトされた検索結果の容認可能な差を加えた現在の所要時間よりも短いものである、請求項1~16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
前記検索要求は、フライト、ホテル、旅行保険、またはレンタカーに関する、請求項1~19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
前記検索要求は、フライトに関する、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
(ア)フライト検索要求は、指定都市または指定空港から、指定都市または指定空港までの片道フライトまたは帰りのフライトに関する検索であり、単数の飛行航程または複数の飛行航程に関する日付または日付範囲を含むか、
(イ)都市が指定されるとき、前記検索は、この都市に関連付けられる全ての空港、または前記指定された都市の事前に定義された、もしくはユーザにより定義された距離の範囲内の全ての空港を含むか、
(ウ)外国行き飛行航程に関する検索結果は、出発空港、目的地空港、離陸時間、着陸時間、飛行時間、航空会社名、及び経由地の数を含むか、
(エ)本国行き飛行航程に関する検索結果は、出発空港、目的地空港、離陸時間、着陸時間、飛行時間、航空会社名、及び経由地の数を含むか、
(オ)属性は、飛行航程におけるいくつかの経由地の数、飛行航程の出発時間、飛行航程時間、またはフライトキャリアであるか、
(カ)複数の空港がある都市の1つの空港が出発空港または到着空港として選択されるとき、利用可能である代替空港のリストが示されるか、
(キ)複数の空港がある都市の1つの空港が出発空港または到着空港として選択されるとき、利用可能である空港のリストを示す代わりに、前記利用可能である代替空港をマップ上に示すか、又は
(ク)離陸時間、着陸時間、及び所要時間をグループ化することが可能であり、これは、ユーザが複数のパラメータの1つを変更する場合、前記変更に応じて、前記パラメータの残りのものが変化するためである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
代替の検索結果のセットを提供するようにプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラ
ムであって、前記コンピュータプログラ
ムは、
(i)検索要求を受信し、
(ii)データベースを検索し、複数の検索結果の第1のセットを提供し、各検索結果は複数の属性を含み、
(iii)最良の検索結果を最初にハイライトされた結果として特定し、
(iv)前記ハイライトされた検索結果を表示するように提供し、
(v)前記ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信し、
(vi)選択属性が前記ハイライトされた検索結果に変わった前記代替の検索結果のセットを提供し、
(vii)前記代替の検索結果のセットを表示するように提供する
ように実行可能である、前記コンピュータプログラ
ム。
【請求項25】
サーバであって、
(i)検索要求を受信し、
(ii)データベースを検索し、複数の検索結果の第1のセットを提供し、各検索結果は複数の属性を含み、
(iii)ハイライトされた検索結果を前記最初にハイライトされた結果として特定し、
(iv)前記ハイライトされた検索結果をクライアントコンピュータに提供し、
(v)前記ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信し、
(vi)選択属性は前記ハイライトされた検索結果に変わった前記代替の検索結果のセットを提供し、
(vii)前記代替の検索結果のセットを前記クライアントコンピュータに提供する
ようにプログラムされる、前記サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の分野は、コンピュータユーザインターフェースに関し、より具体的には、複数の属性を伴う項目を含有するデータベースを検索するための、及び選択属性に関する代替の検索結果を提供するための方法に関し、さらに、関連のコンピュータプログラム製品、サーバ及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
検索は、コンピュータがデータベースを検索することによって非常に効率的に算出できることである。検索から得られた直接の結果は、クエリにマッチする項目のリストである。ユーザは、多くの場合、その質問に対する1つの正しい解決法を発見することを望む。ユーザは、解決法が全ての可能なオプションから最良であることを確信したいであろう。しかし、多くの場合、ユーザは、数百の検索結果を受信し、ユーザが結果毎に着目する、ユーザにとって最良の属性を発見するために全ての検索結果を調べることを所望しない。現時点では、ユーザは、少数のツールを用いた比較を行うことができるが、これらは、依然として、ユーザが自身にとって最良の結果を発見することに役立つユーザの能力において制限されている。これを、任意の検索ベースのアプリケーション(そのユーザが複数の属性を伴う複雑な項目、例えば、飛行日程、ホテルの部屋、レンタカー、保険証書、オンラインショッピングを比較することに役立つ)に適用する。
【0003】
関連技術の考察
多くのオンラインサービスは、以下のような「検索」の概念にかなり依存する。(1)ユーザが結果についての所望の条件を伴うクエリを提案し、(2)本システムは、所与の条件に対してそのデータベースをマッチさせ、次に、(3-1)その条件を満たす全ての結果を返し、及び/または(3-2)事前に設定された基準のセットに基づいた結果から最良の結果を返す。これは、連絡先リストを名前でクエリする等、単純なデータのセットに関する単純な検索に有効である。
【0004】
しかしながら、それが複数の属性を伴うデータセットに適用されるとき、このアプローチの主な課題は、次に、(3-1に関して)ユーザが結果のリストを調べることと、属性毎にある結果を別の結果に対して比較することを必要とすること、または(3-2に関して)ユーザは、ユーザにとって最良の結果を選ぶ際に本システムにおける十分な信頼性がない場合があることが挙げられる。
【0005】
特許文献1は、システム及び方法が自動検索メニューを伴うユーザインターフェースに提供されることを開示している。インターフェースは、瞬時に検索可能な階層として、コマンドをユーザに見せる。視覚的に、これは、その上のエディットボックスでツリー表示のように表される。押すための「検索」ボタンまたは「進む」ボタンは存在しない。任意の文字がエディットボックスに入力された1秒後に、コンピュータは、表示される階層を入力されたキーワードにマッチするそれらの項目だけに少なくする。1秒が経過する前に別の文字を入力すると、タイマーをリセットする。これは、ユーザが、必要に応じて、少ないまたは多い量のキーワードを入力し、少ない項目になるまで階層を少なくすることを可能にし、次に、それらの項目の1つをマウスでクリックすることができる。本方法は、多数のコマンドに拡張される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【0007】
本発明の第1の態様に従って、データセットの範囲内の複数の属性の中から選択された属性に関する代替の検索結果のセットを提供するコンピュータ実施方法が提供され、本方法は、
(i)検索要求を受信するステップと、
(ii)データベースを検索し、複数の検索結果の第1のセットを提供するステップであって、各検索結果は複数の属性を含むステップと、
(iii)最良の検索結果を最初にハイライトされた結果として特定するステップと、
(iv)ハイライトされた検索結果を表示するように提供するステップと、
(v)ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信するステップと、
(vi)代替の検索結果のセットを提供するステップであって、選択属性はハイライトされた検索結果に変わるステップと、
(vii)表示のため代替の検索結果のセットを提供するステップと、
を含む。
利点として、ユーザが代替の検索結果のセットを使用して、データベースを検索するときに取得された全ての検索結果のリストを検索することなく、事前に提供された最良の検索結果よりも良好なユーザの好みに適する結果を発見できることが挙げられる。利点として、ユーザが、ユーザが選んでいる属性に基づいて、ある結果に対する代替の検索結果のセットに注目することができ、これにより、ユーザのビューにおいて、事前に提供された最良の検索結果を改善する可能性が最も高い基準に対して、ユーザが代替の検索結果のセットを注目することを可能にすることが挙げられる。コンピュータ実施方法が代替の検索結果のセットを提供し、選択属性がハイライトされた検索結果に変わるため、新しい方法で動作する。コンピュータ実施方法が代替の検索結果のセットを提供し、選択属性がハイライトされた検索結果に変わるため、本発明によって把握された問題を克服する。
【0008】
最初にハイライトされた結果は、最初に選択された結果であり得る。
【0009】
本方法に関して、
(viii)代替の検索結果のセットの結果の選択を受信し、新しくハイライトされた検索結果を特定するステップをさらに含むものであり得る。新しくハイライトされた検索結果がコンピュータの外側から選択されるため、コンピュータの外側で続行するプロセスに技術的な影響がある。
新しくハイライトされた検索結果は、新しく選択された検索結果であり得る。
【0010】
本方法に関して、新しくハイライトされた検索結果は表示するように提供されるものであり、事前にハイライトされた検索結果は表示するように提供されないものであり得る。代替実施態様では、スクリーンの別個の区分に、リストとして、事前にハイライトされた検索結果が示され、これにより、ユーザは、それらをより容易に比較することができる。
【0011】
本方法に関して、ハイライトされた検索結果に対する変更ごとに、ユーザは生じた他の関連の変更について知らされるものであり得る。利点として、ユーザに、より良好に知らせることが挙げられる。
【0012】
本方法に関して、表示用の代替の検索結果のセットは、ハイライトされた検索結果に対するスクリーンの異なる一部において表示されるものであり得る。
【0013】
本方法に関して、代替の検索結果のセットが、各々の属性に関して前後関係のわかる方法でソートされるものであり得る。
【0014】
本方法に関して、本方法は、ユーザが、ユーザ自身の優先事項の属性毎に代替のものを容易に発見することを可能にし、代替がもたらすゲイン(利益)またはトレードオフを把握するものであり得る。
【0015】
本方法に関して、代替の検索結果のセットは、検索結果の第1のセットから導出されるものであり得る。利点として、第2の検索がデータベース全体にわたって行われる必要がないことが挙げられる。
【0016】
本方法に関して、検索結果の第1のセットは、キャッシュデータベース内でキャッシュされるものであり得る。利点として、関連の検索結果への速いアクセスが挙げられる。
【0017】
本方法に関して、ステップ(vi)及び(vii)では、選択属性を使用し、属性設定において好みの属性またはピン留め(固定)された属性を考慮して、キャッシュされた結果の結果をフィルタし、次に、属性設定において好みの属性またはピン留め(固定)された属性を考慮して、フィルタされた結果をソートし、選択属性に基づいた代替結果をエンドユーザに提供するものであり得る。利点として、ユーザが設定した好みを無効にしない関連の検索結果への速いアクセスが挙げられる。
【0018】
本方法に関して、検索結果の第1のセットは、中間データベースを作るために前処理されるものであり得る。利点として、関連の検索結果への速いアクセスが挙げられる。
【0019】
本方法に関して、中間データベース内で、緊密な関係性がある属性は一緒にグループ化されるものであり得る。利点として、ユーザが、比較のためにユーザによって選択された属性毎により関連のある検索結果を考慮する属性が少数であることが挙げられる。
【0020】
本方法に関して、表示用の代替の検索結果のセットは、代替の検索結果毎に、少なくとも1つの属性に関して、代替の検索結果の少なくとも1つの属性とハイライトされた検索結果との差を含むものであり得る。利点として、ユーザに、より良好に知らせることが挙げられる。
【0021】
本方法に関して、属性が変化分に対して選択されるとき、選択に応答して提示される結果のリストは、リストの項目毎の価格差だけを提供するものであり得る。利点として、ユーザに、関連の検索結果パラメータについてより速く知らせることが挙げられる。
【0022】
本方法に関して、表示用の代替の検索結果のセットは、代替の検索結果毎に、複数の属性に関して、代替の検索結果の複数の属性とハイライトされた検索結果との差を含むものであり得る。利点として、ユーザに、より良好に知らせることが挙げられる。
【0023】
本方法に関して、属性が変化分に対して選択されるとき、選択に応答して提示される結果のリストが、複数の差分フィールドを提供するものであり得る。
【0024】
本方法に関して、差を表示することは、取り消されたものとして、代替の検索結果と異なるハイライトされた検索結果フィールドを示すことを含むものであり得る。
【0025】
本方法に関して、差は、カラーコードのように表示されるものであり得る。
【0026】
本方法に関して、差は価格差を含むものであり得る。
【0027】
本方法に関して、ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信することは、受信に応答して、ハイライトされた検索結果の属性の視覚的強調を提供することを含むものであり得る。
【0028】
本方法に関して、ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信することは、変更可能であるデータフィールド上のカーソルの位置を検出することを含み、これは、適切なテキスト、アイコン、またはグラフを提供することによって、フィールドが実際に変更可能である指示が表示されることに応答して選択されるとき、ユーザがフィールド内のデータを調整するオプションを可能にするものであり得る。利点として、代替の検索結果のセットを取得することにおいて使用しやすいことが挙げられる。
【0029】
本方法に関して、最初にハイライトされた検索結果は、最安の結果であるものであり得る。
【0030】
本方法に関して、ステップ(ii)~(iv)において、第1の検索結果は、全検索が完了する前に表示されるものであり得る。利点として、ユーザは、全検索が完了する前にどの属性が変わるかの考慮を開始し得ることが挙げられる。
【0031】
本方法に関して、第1の検索結果は、検索がより多くの検索結果を返すとき、1つ以上の後続のより良好な検索結果によって更新されるものであり得る。利点として、ユーザは、さらに、全検索が完了する前にどの属性が変わるかの考慮を開始し得ることが挙げられる。
【0032】
本方法に関して、アニメ表示の時間変更アイコンは、検索がまだ完了していないことを示すものであり得る。
【0033】
本方法に関して、アニメ表示のアイコンは、検索が完了したことを示すために、時刻の変更を停止する、または、ユーザインターフェースから消えるものであり得る。
【0034】
本方法に関して、ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信することは、ハイライトされた検索結果の相互依存的属性のグループの選択を受信することを含むものであり得る。利点として、ユーザインターフェースが、ユーザがかなり多くの属性を考慮することを避けることに役立つことが挙げられる。
【0035】
本方法に関して、ハイライトされた検索結果から、ユーザは任意の属性をピン留め(固定)またはそのピン留めを外す(固定解除する)ことができるものであり得る。利点として、ユーザが、代替の検索結果のセットに関する検索に良好に注目できることが挙げられる。
【0036】
本方法に関して、ハイライトされた検索結果のフィールドを変化させた後、新しいフィールドは、このフィールド値が表示される検索結果において固定パラメータになるという意味でピン留め(固定)されるものであり得る。利点として、ユーザインターフェースは、本システムが予想外にユーザの明確な事前の好みを上書きすることを防止することが挙げられる。
【0037】
本方法に関して、フィールドがピン留め(固定)されるとき、そのピン留め(固定)は、ユーザインターフェース内で示されるものであり得る。
【0038】
本方法に関して、ユーザインターフェース内のピン留め(固定)されたパラメータは、ユーザインターフェース内で、パラメータフィールドをクリックすることによって、例えば、ピンアイコンをクリックすることによって、ピン留めが外され(固定解除され)得る。利点として、ユーザによる代替の検索結果のセットに関する検索の制御が改善されることが挙げられる。
【0039】
本方法に関して、ユーザインターフェース内のピン留めが外された(固定解除された)パラメータは、ユーザインターフェース内で、パラメータフィールドをクリックすることによって、例えば、ピンアイコンをクリックすることによって、ピン留め(固定)され得る。利点として、ユーザによる代替の検索結果のセットに関する検索の制御が改善されることが挙げられる。
【0040】
本方法に関して、ピン留め(固定)している特徴の選択を受信するステップを含み、ステップでは、属性を「ロック状態」にすることができ、これにより、ユーザは、変更を望まない属性を示すことができるものであり得る。利点として、ユーザによる代替の検索結果のセットに関する検索の制御が改善されることが挙げられる。
【0041】
本方法に関して、ピン留め(固定)している特徴の選択は属性の値の範囲をピン留め(固定)するものであり得る。利点として、ユーザによる代替の検索結果のセットに関する検索の制御が改善されることが挙げられる。
【0042】
本方法に関して、ピン留め(固定)される各属性の値の範囲は、事前に定義される、またはユーザにより定義されるものであり得る。利点として、かなり拘束されている属性から得られた値の選択によって、または一意の値の選択によって過度に限定されない、より合理的な代替の検索結果になることが挙げられる。一実施例として、ホテル名を選択することは、他の代替なしで、その特定のホテルだけを示すであろう。事前に定義される、またはユーザにより定義されるホテルからの距離を使用することによって、代替結果はまた、近くのホテルを含めることができる。
【0043】
フライト検索の実施例として、出発時間を選択することで、選択時間から1時間前~1時間後の時間範囲を実際に選択し得る。範囲は、所与の属性の性質に応じて変わる可能性がある。
【0044】
本方法に関して、ピン留め(固定)された属性に関する異なるオプションを伴う検索結果が代替オプションを選択するプロセスから除外されるように、またはこの結果がユーザの好みに1つ以上の矛盾値を含有する係る性質を示すように算出してタグ付けされるように、ピン留め(固定)は代表的な代替オプションを選択するためのアルゴリズムに影響を及ぼすものであり得る。利点として、ユーザによる代替の検索結果のセットに関する検索の制御が改善されることが挙げられる。
【0045】
本方法に関して、ピン留め(固定)基準を満たす代替オプションは、より目立つように表示されるものであり得る。
【0046】
本方法に関して、ピン留め(固定)基準を満たさない代替オプションは、目立たないように表示されるものであり得る。
【0047】
本方法に関して、検索結果を選択することで、自動的にピン留め(固定)されるステップ(v)の選択属性をもたらすものであり得る。利点として、代替の検索結果のセットを取得することにおいて使用しやすいことが挙げられる。
【0048】
本方法に関して、ピン留め(固定)基準を満たさない検索結果を選択することで、ピン留め(固定)基準が自動的にピン留め(固定)されないことをもたらすものであり得る。利点として、代替の検索結果のセットを取得することにおいて使用しやすいことが挙げられる。
【0049】
本方法に関して、表示するように提供される結果は、モバイルデバイスのスクリーン上に表示するように提供されるものであり得る。
【0050】
本方法に関して、表示するように提供される結果は、デスクトップデバイスのスクリーン上に表示するように提供されるものであり得る。これは、テレビ(例えば、IPテレビ等)上、または腕時計(例えば、スマートウォッチ等)上、またはラップトップコンピュータ上もしくはタブレットコンピュータ上に提供され得る。
【0051】
本方法に関して、表示するように提供される代替の検索結果は、スクリーンの一部においてスクロール可能であるものであり得る。利点として、表示されるかなり多くの結果があるとき、表示されるハイライトされた検索結果を逃すことなく結果を視認することができるが、これにより、ユーザは、代替オプションをハイライトされた結果の値を比較できることが挙げられる。
【0052】
本方法に関して、ユーザにより選択可能な進みボタン及び戻りボタンが表示され、それにより、ユーザは、現在のハイライトされた検索結果と事前にハイライトされた検索結果との間で行き来し得る。
【0053】
本方法に関して、値の範囲は飛行時間の値の範囲であり、飛行時間は、ハイライトされた検索結果の所要時間と比較して、同じ所要時間または短い所要時間であるものであり得る。
【0054】
本方法に関して、値の範囲は飛行時間の値の範囲であり、飛行時間は、現在のハイライトされた検索結果の容認可能な差を加えた現在の所要時間よりも短いものであり得る。
【0055】
本方法に関して、値の範囲は、
-時間(例えば、離陸/着陸/チェックイン/チェックアウト/乗機/降機等)、例えば、+/-1時間の時間帯、または、
-場所(例えば、空港/ホテル住所/レンタカーを借りる場所等)、例えば、マップ上の1km半径内のもの、または、
-品質(例えば、キャビンクラス/ルームタイプ/ホテル格付け等)、例えば、選択された品質またはそれより良い品質の値の範囲であり得る。
【0056】
本方法に関して、検索要求は、フライト、ホテル、旅行保険、またはレンタカーに関するものであり得る。
【0057】
本方法に関して、検索要求は、フライトに関するものであり得る。
【0058】
本方法に関して、フライト検索要求は、指定都市または指定空港から、指定都市または指定空港までの片道フライトまたは帰りのフライトに関する検索であり、単数の飛行航程または複数の飛行航程に関する日付または日付範囲を含むものであり得る。
【0059】
本方法に関して、都市が指定されるとき、検索は、都市に関連付けられる全ての空港、または指定された都市の事前に定義された、もしくはユーザにより定義された距離の範囲内の全ての空港を含むものであり得る。事前に定義された階層は、都市から空港までの距離とは無関係に、都市に存在する任意の複数の空港を決定するために使用され得る。これは、ある都市に隣接都市に存在する空港に近い空港がある一方、ある都市に、その都市自体に存在する、さらに遠方に位置する空港があるとき、解答を不完全にし得る。ただし、各都市は、空港に関して表される方法を決定し得る。一実施例では、都市からの距離によって代替空港を示すことが提供される。
【0060】
本方法に関して、外国行き飛行航程に関する検索結果は、出発空港、目的地空港、離陸時間、着陸時間、飛行時間、航空会社名、及び経由地の数を含むものであり得る。
【0061】
本方法に関して、外国行き飛行航程に関する検索結果は、
-マーケティング航空会社(自社のブランドの下、チケットを販売する航空会社)または、
-運営航空会社(自社の航空機で路線を運営する航空会社)
-チケット提供業者(航空会社または旅行代理店)、または
-キャビンクラス、または
-経由空港
を含むものであり得る。
【0062】
本方法に関して、本国行き飛行航程に関する検索結果は、出発空港、目的地空港、離陸時間、着陸時間、飛行時間、航空会社名、及び経由地の数を含むものであり得る。
【0063】
本方法に関して、本国行き飛行航程に関する検索結果は、
-マーケティング航空会社(自社のブランドの下、チケットを販売する航空会社)または、
-運営航空会社(自社の航空機で路線を運営する航空会社)
-チケット提供業者(航空会社または旅行代理店)、または
-キャビンクラス、または
-経由空港
を含むものであり得る。
【0064】
本方法に関して、属性は、飛行航程におけるいくつかの経由地の数、飛行航程における出発時間、飛行航程における着陸時間、飛行航程時間、またはフライトキャリアであるものであり得る。
【0065】
本方法に関して、属性は、
-マーケティング航空会社(自社のブランドの下、チケットを販売する航空会社)または、
-運営航空会社(自社の航空機で路線を運営する航空会社)
-チケット提供業者(航空会社または旅行代理店)、または
-キャビンクラス、または
-経由空港
であり得る。
【0066】
本方法に関して、複数の空港がある都市の1つの空港が出発空港または到着空港として選択されるとき、利用可能である代替空港のリストが示されるものであり得る。
【0067】
本方法に関して、複数の空港がある都市の1つの空港が出発空港または到着空港として選択されるとき、利用可能である代替空港のリストを示す代わりに、利用可能である代替空港をマップ上に示すものであり得る。
【0068】
本方法に関して、離陸時間、着陸時間、及び所要時間を緊密な関係性がある属性としてグループ化することが可能であり得、これは、ユーザがこれらの複数のパラメータの1つを変更する場合、その変更に応じて、パラメータの残りのものが変化するためである。
【0069】
本方法に関して、好ましい検索結果が決定された後、ユーザインターフェースとのやりとりに続いて、ユーザは、好ましい検索結果の最終選択を行い、予約及び支払いに進行し得る。
【0070】
本発明の第2の態様に従って、代替の検索結果のセットを提供するようにプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラム製品が提供され、コンピュータプログラム製品は、
(i)検索要求を受信し、
(ii)データベースを検索し、複数の検索結果の第1のセットを提供し、各検索結果は複数の属性を含み、
(iii)最良の検索結果を最初にハイライトされた結果として特定し、
(iv)ハイライトされた検索結果を表示するように提供し、
(v)ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信し、
(vi)属性の選択はハイライトされた検索結果に関して変わった代替の検索結果のセットを提供し、
(vii)代替の検索結果のセットを表示するように提供する
ように実行可能である、コンピュータプログラム製品。
【0071】
コンピュータプログラム製品は、本発明の第1の態様に従って、任意の態様の方法を行うように実行可能であり得る。
【0072】
本発明の第3の態様に従って、
(i)検索要求を受信し、
(ii)データベースを検索し、複数の検索結果の第1のセットを提供し、各検索結果は複数の属性を含み、
(iii)最良の検索結果を最初にハイライトされた結果として特定し、
(iv)ハイライトされた検索結果をクライアントコンピュータに提供し、
(v)ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信し、
(vi)選択属性はハイライトされた検索結果に変わった代替の検索結果のセットを提供し、
(vii)代替の検索結果のセットをクライアントコンピュータに提供する
ようにプログラムされる、サーバが提供される。
【0073】
サーバはさらに、本発明の第1の態様に従って、任意の態様の方法を行うようにプログラムされ得る。
【0074】
本発明の第4の態様に従って、サーバと、サーバと通信するコンピュータとを備えるシステムが提供され、コンピュータはディスプレイを含み、
(i)コンピュータは、検索要求を受信し、要求をサーバと通信するようにプログラムされ、
(ii)サーバは、データベースを検索し、複数の検索結果の第1のセットを提供するようにプログラムされ、各検索結果は複数の属性を含み、
(iii)サーバは、最良の検索結果を最初にハイライトされた結果として特定するようにプログラムされ、
(iv)サーバは、コンピュータディスプレイ上に表示されるように、ハイライトされた検索結果をコンピュータに提供するようにプログラムされ、
(v)コンピュータは、ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信し、選択をサーバと通信するようにプログラムされ、
(vi)サーバは、選択属性がハイライトされた検索結果に変わった代替の検索結果のセットを提供するようにプログラムされ、
(vii)サーバは、コンピュータディスプレイ上に表示するために、代替の検索結果のセットをコンピュータに提供するようにプログラムされる。
【0075】
本システムはさらに、本発明の第1の態様に従って、任意の態様の方法を行うようにプログラムされ得る。
【0076】
本発明の第5の態様に従って、検索要求を受信し、受信に応答して、複数の属性を含むハイライトされた検索結果を表示するために提供されるようにプログラムされたコンピュータが提供され、複数の属性を含むハイライトされた検索結果は、さらなる検索結果を取得するために検索メニューを提供する。利点として、ユーザが代替のメニューを使用して、データベースを検索するときに取得された全ての検索結果のリストを検索することなく、事前にハイライトされた検索結果よりも良好なユーザの好みに適する結果を発見できることが挙げられる。利点として、ユーザが、ユーザが選んでいる属性に基づいて、ある結果に対する次の検索に注目することができ、これにより、ユーザのビューにおいて、事前にハイライトされた検索結果に対してハイライトされた検索結果を改善する可能性が最も高い基準である基準に対して、ユーザが次の検索を注目することを可能にすることが挙げられる。したがって、コンピュータがさらなる検索結果を取得するために検索メニューを提供する複数の属性を含む検索結果をハイライトするため、プログラムされたコンピュータは新しい方法で動作する。コンピュータがさらなる検索結果を取得するために検索メニューを提供する複数の属性を含む検索結果をハイライトするため、本発明によって、把握された問題を克服する。
【0077】
コンピュータは、ハイライトされた検索結果の属性の選択に応答して、ハイライトされた検索結果に対する選択された検索結果の属性の変化分に関する複数の検索結果を表示するために提供されるものであり得る。
【0078】
コンピュータは、サーバ、モバイルデバイス、またはデスクトップデバイスのものであり得る。
【0079】
本発明の第6の態様に従って、検索要求を受信し、受信に応答して、複数の属性を含むハイライトされた検索結果を表示するために提供されるようにコンピュータ上で実行可能なコンピュータプログラム製品が提供され、複数の属性を含むハイライトされた検索結果は、さらなる検索結果を取得するために検索メニューを提供する。
【0080】
コンピュータプログラム製品は、ハイライトされた検索結果の属性の選択に応答して、ハイライトされた検索結果に対する選択された検索結果の属性の変化分に関する複数の検索結果を表示するために提供されるものであり得る。
【0081】
コンピュータプログラム製品に関して、コンピュータが、サーバ、モバイルデバイス、またはデスクトップデバイスのものであり得る。
【0082】
本発明の第1~第6の態様に従って、複数の検索結果は複数の旅行関連検索結果であり得、単数の検索要求は旅行関連検索要求であり得、単数の検索結果は単数の旅行関連検索結果であり得る。
【0083】
本発明のさらなる態様に従って、代替の検索結果のセットを提供するコンピュータ実施方法が提供され、本方法は、
(i)検索要求を受信するステップと、
(ii)データベースを検索し、複数の検索結果の第1のセットを提供するステップであって、各検索結果は複数の属性を含むステップと、
(iii)最良の検索結果を最初にハイライトされた検索結果として特定するステップと、
(iv)ハイライトされた検索結果を表示するように提供するステップと、
(v)ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信するステップと、
(vi)代替の検索結果のセットを提供するステップであって、選択属性はハイライトされた検索結果に変わるステップと、
(vii)代替の検索結果のセットを表示するように提供するステップと、
を含む。
【0084】
本発明のさらなる態様に従って、代替の検索結果のセットを提供するようにプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラム製品が提供され、コンピュータプログラム製品は、
(i)検索要求を受信し、
(ii)データベースを検索し、複数の検索結果の第1のセットを提供し、各検索結果は複数の属性を含み、
(iii)最良の検索結果を最初にハイライトされた検索結果として特定し、
(iv)ハイライトされた検索結果を表示するように提供し、
(v)ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信し、
(vi)選択属性はハイライトされた検索結果に変わった代替の検索結果のセットを提供し、
(vii)代替の検索結果のセットを表示するように提供する
ように実行可能である、コンピュータプログラム製品。
【0085】
本発明のさらなる態様に従って、
(i)検索要求を受信し、
(ii)データベースを検索し、複数の検索結果の第1のセットを提供し、各検索結果は複数の属性を含み、
(iii)最良の検索結果を最初にハイライトされた検索結果として特定し、
(iv)ハイライトされた検索結果をクライアントコンピュータに提供し、
(v)ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信し、
(vi)選択属性はハイライトされた検索結果に変わった代替の検索結果のセットを提供し、
(vii)代替の検索結果のセットをクライアントコンピュータに提供する
ようにプログラムされる、サーバが提供される。
【0086】
本発明のさらなる態様に従って、サーバと、サーバと通信するコンピュータとを備えるシステムが提供され、コンピュータはディスプレイを含み、
(i)コンピュータは、検索要求を受信し、要求をサーバと通信するようにプログラムされ、
(ii)サーバは、データベースを検索し、複数の検索結果の第1のセットを提供するようにプログラムされ、各検索結果は複数の属性を含み、
(iii)サーバは、最良の検索結果を最初にハイライトされた検索結果として特定するようにプログラムされ、
(iv)サーバは、コンピュータディスプレイ上に表示されるように、ハイライトされた検索結果をコンピュータに提供するようにプログラムされ、
(v)コンピュータは、ハイライトされた検索結果の属性の選択を受信し、選択をサーバと通信するようにプログラムされ、
(vi)サーバは、代替の検索結果のセットを提供するようにプログラムされ、選択属性はハイライトされた検索結果に変わり、
(vii)サーバは、コンピュータディスプレイ上に表示されるように、前記代替の検索結果のセットをコンピュータに提供するようにプログラムされる。
【0087】
本発明の態様は、組み合わされ得る。
【0088】
ここで、本開示の態様は、以下の図面を参照して、実施例(複数可)として説明される。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【
図1】ロンドン(英国)の都市とニューヨーク(NY、米国)の都市との間のハイライトされた帰りのフライトの検索結果の実施例を示す。
【
図2】ユーザインターフェースが、元のフライト情報に対するスクリーンの異なる部分において、外国行きのフライト(例えば、直行便、1つの経由地、2つの経由地)の経由地の数に関して利用可能である選択可能オプションを表示する実施例を示す。
【
図3】1つの経由地のフライトと比較したときの、直行便フライトに関するフライト比較情報を含む実施例を示す。
【
図4】ピンアイコンによって示される、外国行き航程における経由地の数が直行便にピン留め(固定)されている実施例を示す。
【
図5】スクリーンの右側に、異なる利用可能である出発時間を示す実施例を示す。
【
図6】
図5のリストと比較した、出発時間のリストがスクロールされている実施例を示す。
【
図7】現在選択されている本国行き飛行時間と比較したときの、より短い所要時間の本国行き飛行航程に関するフライト比較情報を含む実施例を示す。
【
図8】スクリーンの右側に、外国行き飛行航程に関する様々な利用可能であるキャリアを示す実施例を示す。
【
図9】外国行き航程に関するピン留め(固定)された到着時間に対応するスクリーン出力の例を示す。
【
図10】変化分に関する外国行き飛行航程のフライトキャリアが選択された実施例を示す。
【
図11】変化分に関する外国行き飛行航程のフライトキャリアが選択された実施例を示す。
【
図12】ある都市名が到着空港として選択されるとき、利用可能である空港のリストが示される例示的ユーザインターフェースを示す。
【
図13】例示的検索アルゴリズムの概要が提供されている。
【
図14】例示的フライト検索に関するデータテーブルの実施例が示される。
【
図15】
図14のデータテーブルに関し得、及び
図13に提供された例示的検索アルゴリズムに関し得る、例示的なシーケンス線図を示す。
【
図16】フライト、ホテル、レンタカー、及び旅行のうちの1つ以上に関して検索が提供され得る実施例を示す。
【
図17】スクリーンの左側で検索結果の属性(離陸時間)が選択され、それに応答して、時間順で、異なる離陸時間に関する検索結果がスクリーンの右側に提供されている、検索に関する例示的ユーザインターフェースを示す。
【
図18】スクリーンの左側で検索結果が提供され、それに応答して、スクリーンの左側の検索結果に関する検索結果が、スクリーンの右側に提供されている、検索に関する例示的ユーザインターフェースを示す。
【
図19】ユーザが変更可能であるデータフィールド上のカーソルを移動させるとき、それに応答して、ユーザインターフェースは、適切なテキスト「変更」を提供することによって、フィールドが実際に変更可能(ここでは外国行き航程の到着空港)であることを示し、選択時、ユーザがフィールド内のデータを調整するオプションを可能にする実施例を示す。
【
図20】遅い時間の1つの経由地の外国行き航程のフライトの出発時間と比較したときの、早い時間の1つの経由地の外国行き航程のフライトの出発時間に関するフライト比較情報を含む実施例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0090】
元の検索結果記録は、複数の属性(例えば、フライト状況:出発空港、目的地、出発時間、到着時間、日付、航空会社、クラス、経由地の数、価格等)を含み得る。ユーザが任意の1つの特定の属性(例えば、出発時間)を選択またはハイライトする場合、ユーザインターフェース(UI)は、1つ以上の異なる新しい検索結果を表示し得、それぞれの検索結果は、元の検索結果記録(例えば、異なる出発時間)の値と異なるその特定の属性(例えば、出発時間)に関する値を伴う。
【0091】
それぞれの新しい検索結果は、元の検索結果記録のものにマッチする他の属性(例えば、出発空港、目的地、日付、クラス)と、元の検索結果記録のものにマッチしない1つ以上の属性(例えば、価格、航空会社、クラス)とを有し得る。特定の新しい検索結果に関して、任意の属性(複数可)が元の検索結果記録のものと異なる場合、UIは、新しい値及び/またはその差(例えば、新しい価格、新しい航空会社、新しいクラス)を表示し、ユーザが新しい検索結果の選択の影響を理解することを可能にする。
【0092】
そのアプローチは、概して、任意のソート(例えば、フライト、ホテル、レンタカー等)の検索結果が複数の属性を有するときにどこでも適用可能であり、ユーザが、1つの属性だけを探し出し、その1つの属性だけを変える結果を理解することが可能になるのに有用である。
【0093】
元の検索結果記録は、複数の属性(例えば、フライト状況:出発空港、目的地、出発時間、到着時間、日付、航空会社、クラス、経由地の数、価格等)を含み得る。ユーザが任意の1つの特定の属性(例えば、出発時間)または相互依存的属性(例えば、時間、出発時間、着陸時間、及び所要時間を含む時間)のグループを選択またはハイライトする場合、UIは、1つ以上の異なる新しい検索結果を表示し得、それぞれの検索結果は、元の検索結果記録(例えば、異なる出発時間)の値と異なるその特定の属性(例えば、出発時間)に関する代替オプションを表す。それぞれの代表的な代替結果は、プログラム基準(例えば、最安価格)のセットに基づいて、選択属性(例えば、出発時間)に関して同じオプション(例えば、09:30からの+/-1時間の範囲内のもの)を有する結果から選択される。
【0094】
それぞれの代表的な代替結果は、元の検索結果記録のものにマッチする1つ以上の属性(例えば、出発空港、目的地、日付、クラス)と、元の検索結果記録のものにマッチしない他の1つ以上の属性(例えば、価格、航空会社、クラス)とを有し得る。特定の代表的な代替結果に関して、任意の属性(複数可)が元の検索結果記録のものと異なる場合、UIは、新しい値または差(例えば、新しい価格、新しい航空会社、新しいクラス)を表示し、ユーザがその新しい検索結果の選択の影響を理解することを可能にする。
【0095】
これに加えて、ユーザによって、ユーザが変更することを望まない属性を「固定」することができるようなピン留め特徴がある。固定された属性に関する異なるオプションを伴う結果が代替オプションを選択するプロセスから除外されるように、または結果が係る性質を示すように視覚的にマークされるように、ピン留めは代表的な代替オプションを選択するためのアルゴリズムに影響を及ぼす。(ある実施例では、固定値を変更することなく利用可能ではないその代替は、例えば右側のパネル上に、強調しない項目として示される。実施例を
図10及び
図11に示す。)
【0096】
ここで、本発明の態様に関する例示的システムとユーザとのやりとりのいくつかの典型的な実施例を提供する。
【0097】
ある実施例では、ユーザは、例えば、出発都市または出発空港、目的地都市または目的地空港、及び飛行航程に関する日付または飛行航程に関する日付範囲をユーザインターフェースに入力することによって等、指定都市または指定空港から、指定都市または指定空港までの片道フライトまたは帰りのフライトに関する検索を行う。ユーザインターフェースは、例えば、モバイルデバイスのアプリケーション内に、またはモバイルデバイスのウェブブラウザインターフェース内のモバイルデバイス上にあり得る。モバイルデバイスは、スマートフォンまたはタブレットコンピュータであり得る。ユーザインターフェースは、例えば、デスクトップデバイスのアプリケーション内に、またはデスクトップデバイスのウェブブラウザインターフェース内のデスクトップデバイス上にあり得る。都市が指定されるとき、検索は、都市に関連付けられる全ての空港、または指定された都市の事前に定義された(またはユーザにより定義された)距離の範囲内の全ての空港を含み得る。
【0098】
ユーザインターフェースは、検索結果から選択されている特定の結果を示し得る。一実施例では、本システムは、最安のフライトを選択し、対応する検索結果を表示する。一実施例では、出発都市及び目的都市は、検索において指定される。それに応答して、本システムが、出発都市の任意の空港と目的都市の任意の空港との間における最安のフライト(外国行き及び本国行き航程を含む)を選択し、対応する検索結果を表示する。第1の検索結果は、全検索が完了する前に表示され得る。第1の検索結果は、検索がより多くのフライト検索結果を返すとき、1つ以上の後続のより良好な(例えば、より安い)フライト検索結果によって更新され得る。検索結果表示は、同様の形式で、最後の検索結果が表示されるまで、現在の最良(例えば、最安)の検索結果の価格、外国行き飛行航程及び本国行き飛行航程を含み得る。外国行き飛行航程に関する検索結果は、出発空港、目的地空港、離陸時間、着陸時間、飛行時間、航空会社名、及び経由地の数を表示し得る。本国行き飛行航程に関する検索結果は、出発空港、目的地空港、離陸時間、着陸時間、飛行時間、航空会社名、及び経由地の数を表示し得る。アニメ表示の時間変更アイコンは、検索がまだ完了していないことを示し得る。アニメ表示のアイコンは、検索が完了したことを示すために、時刻の変更を停止し得る、または、ユーザインターフェースから消え得る。ロンドン(英国)の都市とニューヨーク(NY、米国)の都市との間の最良の帰りのフライトの検索結果の実施例を
図1に示す。
【0099】
最安のフライトであると判定された最後の検索結果は、最安のフライトである。ただし、係る結果は、例えば、非常に早い離陸時間を有する等、または、例えば、長い旅行時間に導く乗り継ぎ空港で長時間の停留を有する等、旅行者にとっていくつかの不利点を有し得る。従って、最安のフライトは、旅行者にとって不便なフライトであり得る。旅行者にとって別の可能性がある不利点として、4つの空港(外国行きの出発空港、外国行きの目的地空港、本国行きの出発空港、本国行きの目的地空港)の1つ以上は、旅行者にとって不便であり得ることが挙げられる。例えば、最終目的地が大都市の遠方の南側である旅行者は、その都市の遠方の北側にある空港を使用することを回避することを所望し得る。または、例えば、旅行者は、頻繁な渋滞等に起因して、いくつかの理由のために(例えば、最も近い都市からのアクセスが不便であること)、特定の空港を嫌う場合がある。旅行者にとって別の可能性がある不利点として、旅行者が記憶する必要がある、または旅行者がその本国行きのフライトを逃す可能性が高い外国行きの目的地空港及び本国行きの出発空港が異なり得ることが挙げられる。
【0100】
ユーザは、ユーザインターフェースとやりとりすることによって、ユーザが最安のフライトを好むフライトを探し始め得る。ユーザが変更可能であるデータフィールド(例えば、飛行航程における経由地の数)上のカーソルを移動させるとき、それに応答して、ユーザインターフェースは、テキスト「変更」等の適切なテキスト、アイコン、またはグラフを提供することによって、フィールドが実際に変更可能であることを示し、選択時、ユーザがフィールド内のデータを調整するオプションを可能にし得る。実施例を
図19に示す。例えば、ユーザは、直行便の外国行き飛行航程を探すことを決定し得る。ユーザは、外国行き飛行航程に関する経由地の数を選択する(例えば、クリックする)。それに応答して、ユーザインターフェースが、例えば、現在選択されているフライトと比較した価格差と一緒に、元のフライト情報に対するスクリーンの異なる部分において、外国行きのフライト(例えば、直行便、1つの経由地、2つの経由地)の経由地の数に関して利用可能である選択可能オプションを表示する。実施例を
図2に示す。
【0101】
ユーザが、元の飛行航程における経由地の数と異なる外国行き飛行航程における経由地の数に関する選択可能オプションを特定するとき(例えば、そのカーソルをその上に持ってくるとき)、ユーザインターフェースは、元のフライトにおける経由地の数と異なる外国行きのフライトにおける経由地の数の選択可能オプションに関する最安のフライトのフライト情報であるフライト比較情報と、そのフライト及び現在選択されているフライトに関するデータフィールドの差とを表示し得る。例えば、元の1つの経由地のフライトが$500であり、新しい直行便フライトが$530である場合、インターフェースは、元の価格を$500として表示し得、+$30を価格差として示す。または、例えば、元の1つの経由地のフライトが$500であり、新しい直行便フライトが$530である場合、インターフェースは、新しい価格を$530として表示し得、+$30を価格差として示す。データフィールドまたはデータフィールド差は、その差が負の値(例えば、より高価格に関して赤)、中間値(例えば、出発時間における15分の変化等の重要性が低いものに関して琥珀色)、または正の値に関して緑(例えば、10時間から7時間等に飛行時間を短縮したもの、これは、例えば、「7時間(3時間短い)」として示され得る)かどうか等を表現するようなカラーコードであり得る。1つの経由地のフライトと比較したときの、直行便フライトに関するフライト比較情報を含む一実施例を
図3に示す。
【0102】
例えば、1つの経由地のオプションと比較して、追加コストが非常に少額(例えば、$500のフライトで$30の追加料金)だけである場合、ユーザは、直行便のオプションを選択し得る。直行便の飛行航程オプションを選択すると、ユーザインターフェースは、直行便の飛行航程を含む新しいフライトのフライト情報だけを提示するように更新し得る。
【0103】
検索においてフィールドを変更した後、元の検索結果が1つの経由地の結果を提供したときの直行便のオプション等を選択するように、新しいフィールドは、これが表示される検索結果において固定パラメータになるという意味でピン留めされ得る。フィールドがピン留めされるとき、ピン留めは、例えば、アイコンを表示することによって、ユーザインターフェース内で示され得る。ユーザが表示された検索結果インターフェースに戻るとき、ピン留めされたパラメータに対応する新しい検索結果を表示し得る。ピンアイコンによって示される、外国行き航程における経由地の数が直行便にピン留めされている一実施例を
図4に示す。
【0104】
ユーザインターフェース内のピン留めされたパラメータは、ユーザインターフェース内で、パラメータをクリックすることによって、例えば、ピンアイコンをクリックすることによって、ピン留めが外され得る。ユーザインターフェース内のピン留めが外されたパラメータは、ユーザインターフェース内で、パラメータをクリックすることによって、例えば、ピンアイコンをクリックすることによって、ピン留めされ得る。
【0105】
ユーザは、ユーザインターフェースとやりとりすることによって、ユーザが現在選択されているフライトを好むフライトを探し始め得る。例えば、ユーザは、遅く出発する外国行き飛行航程を探すことを決定し得る。ユーザは、外国行き飛行航程に関する出発時間を選択する(例えば、クリックする)。それに応答して、ユーザインターフェースが、例えば、現在選択されているフライトと比較した価格差と一緒に、リスト内にあるような元のフライト情報に対するスクリーンの異なる部分において、外国行き飛行航程(例えば、早い時間または遅い時間)の出発時間に関して利用可能である選択可能オプションを表示する。現在のピン留め基準を満たすフライト(例えば、直行便がピン留めされる)は、他のフライトよりも目立つように(例えば、より大きい太字フォントで)表示され得る。現在選択されている飛行航程は、ハイライトされ得る。現在のピン留め基準を満たさないフライト(例えば、直行便がピン留めされる)は、目立たないように(例えば、小さなグレイフォントで)表示され得る。現在のピン留め基準を満たさない係るフライトが選択され得るが、任意の係る選択は、1つ以上のピン留め基準のピン留めが自動的に外されることをもたらし得、すなわち、事前の選択を無効にする必要があり得る。外国行き航程に関して異なる出発時間が選択される場合、出発時間を外国行き航程にピン留めし得る。スクリーンの右側に、異なる利用可能である出発時間を示す一実施例を
図5に示す。異なる出発時間のリストは、より多くの出発時間を提供するようにスクロール可能であり得る。
図5のリストと比較した、出発時間のリストがスクロールされている一実施例を
図6に示す。
【0106】
実際には、複数の属性(例えば、外国行きの出発空港、外国行きの目的地空港、出発時間、着陸時間、飛行時間、航空会社、経由地の数)を含む提示された検索結果は、さらなる検索結果を取得するための検索メニューになっている。この理由は、出発時間等の検索結果の属性を選択することで、次に、検索結果のリスト(例えば、異なる出発時間を含むリスト)を提示するためである。
【0107】
ユーザが、直行便の外国行き飛行航程に関する異なる出発時間の選択可能オプションを特定するとき(例えば、そのカーソルをその上に持ってくるとき)、ユーザインターフェースは、元の直行便の外国行き航程の出発時間と異なる外国行き飛行航程に関する異なる出発時間の選択可能オプションに関するフライトのフライト情報であるフライト比較情報と、2つのフライトに関するデータフィールドの差とを表示し得る。例えば、元の直行便フライトが$530であり、出発時間が90分後の直行便の外国行き飛行航程の新しいフライトが$630である場合、インターフェースは、元の価格を$530として表示し得、+$100を価格差として示す。データフィールドまたはデータフィールド差は、例えば、上記に説明されたようなカラーコードであり得る。遅い出発時間の1つの経由地のフライトと比較したときの、早い出発時間の1つの経由地のフライトに関するフライト比較情報を含む実施例を
図20に示す。
【0108】
ユーザは、ユーザインターフェースとやりとりすることによって、ユーザが現在選択されているフライトを好むフライトを探し始め得る。例えば、ユーザは、より短い所要時間の国内行き飛行航程のフライトを探すことを決定し得る。ユーザは、本国行き飛行航程に関する所要時間を選択する(例えば、クリックする)。それに応答して、ユーザインターフェースが、例えば、現在選択されているフライトと比較した価格差と一緒に、リスト内にあるような元のフライト情報に対するスクリーンの異なる部分において、国内行き飛行航程の所要時間(例えば、短い所要時間または長い所要時間)に関して利用可能である選択可能オプションを表示する。現在のピン留め基準を満たすフライト(例えば、外国行き航程の直行便がピン留めされる)は、他のフライトよりも目立つように(例えば、より大きい太字フォントで)表示され得る。現在選択されているフライトをハイライトし得る。現在のピン留め基準を満たさないフライト(例えば、直行便がピン留めされる)は、目立たないように(例えば、小さなグレイフォントで)表示され得る。現在のピン留め基準を満たさない係るフライトが選択され得るが、任意の係る選択は、1つ以上のピン留め基準のピン留めが外されることをもたらし得る。本国行き航程に関して異なる所要時間が選択される場合、所要時間を本国行き航程にピン留めし得る。異なる飛行航程時間のリストは、より多くの飛行航程時間を提供するようにスクロール可能であり得る。スクリーンの右側に、異なる利用可能である本国行き飛行航程の所要時時間を示す実施例を
図7に示す。
【0109】
ユーザが、本国行き飛行航程に関する異なる所要時間の選択可能オプションを特定するとき(例えば、そのカーソルをその上に持ってくるとき)、ユーザインターフェースは、元の本国行き飛行航程の所要時間と異なる本国行き飛行航程に関する異なる所要時間の選択可能オプションに関するフライトのフライト情報であるフライト比較情報と、2つのフライトに関するデータフィールドの差とを表示し得る。例えば、元のフライトが$630であり、本国行き航程に関して10時間短い新しいフライトが$830である場合、インターフェースは、元のフライト価格を$630として表示し得、+$200を価格差として示す。データフィールドまたはデータフィールド差は、例えば、上記に説明されたようなカラーコードであり得る。現在選択されている本国行き飛行航程と比較したときの、より短い所要時間の本国行き飛行航程に関するフライト比較情報を含む実施例を
図7に示す。
【0110】
ユーザは、ユーザインターフェースとやりとりすることによって、ユーザが現在選択されているフライトを好むフライトを探し始め得る。例えば、ユーザは、外国行き飛行航程の異なるキャリアのフライトを探すことを決定し得る。ユーザは、外国行き飛行航程に関するキャリアを選択する(例えば、クリックする)。それに応答して、ユーザインターフェースが、例えば、現在選択されているフライトと比較した価格差と一緒に、リスト内にあるような元のフライト情報に対するスクリーンの異なる部分において、外国行き飛行航程に関するキャリアに利用可能である選択可能オプションを表示する。現在のピン留め基準を満たすフライト(例えば、外国行き航程の直行便がピン留めされる)は、他のフライトよりも目立つように(例えば、より大きい太字フォントで)表示され得る。現在選択されているフライトをハイライトし得る。現在のピン留め基準を満たさないフライト(例えば、直行便がピン留めされる)は、目立たないように(例えば、小さなグレイフォントで)表示され得る。現在のピン留め基準を満たさない係るフライトが選択され得るが、任意の係る選択は、1つ以上のピン留め基準のピン留めが外されることをもたらし得る。スクリーンの右側に、外国行き飛行航程に関する様々な利用可能であるキャリアを示す一実施例を
図8に示す。
【0111】
ユーザが、外国行き飛行航程に関する異なるキャリアの選択可能オプションを特定するとき(例えば、そのカーソルをその上に持ってくるとき)、ユーザインターフェースは、元の外国行き飛行航程のキャリアと異なる外国行き飛行航程に関する異なるキャリアの選択可能オプションに関するフライトのフライト情報であるフライト比較情報と、2つのフライトに関するデータフィールドの差とを表示し得る。例えば、元のフライトが$830であり、本国行き航程に関して異なるキャリアの新しいフライトが$1230である場合、インターフェースは、元のフライト価格を$830として表示し得、+$400を価格差として示す。データフィールドまたはデータフィールド差は、例えば、上記に説明されたようなカラーコードであり得る。外国行き航程に関して異なるキャリアが選択される場合、選択されたキャリアを外国行き航程にピン留めし得る。現在選択されている外国行き飛行期間と比較したときの、異なるキャリアの外国行き飛行航程に関するフライト比較情報を含む一実施例を
図8に示す。
【0112】
いくつかのパラメータを正確にピン留めしない場合がある。例えば、出発時間または到着時間に関して、ピン留めされるとき、ピン留めされた時間に対する範囲(例えば、+/-1時間)が選択される。その理由として、17:05等の正確な時間がピン留めされる場合、少数または任意の他のフライトが基準を満たし得る可能性が低い。ピン留めされた時間範囲は、ユーザにより選択可能または事前に定義され得る。外国行き航程に関するピン留めされた到着時間に対応するスクリーン出力の実施例を
図9に示す。
【0113】
一実施例では、飛行航程時間がピン留めされる場合、ユーザインターフェースは、同じ所要時間または短い所要時間の全ての飛行航程を提供するであろう。一実施例では、飛行航程時間がピン留めされる場合、ユーザインターフェースは、容認可能な差(例えば、+1時間)を加えた現在の所要時間よりも短い全ての飛行航程を提供するであろう、容認可能な差は、事前に定義され得る、またはユーザにより定義され得る。
【0114】
いくつかのパラメータを正確にピン留めする場合がある。例えば、出発空港がロンドン、ガトウィックとしてピン留めされる場合、ロンドン、ガトウィックからの出発だけが、ユーザインターフェース内で選択され提示されるだろう。別の実施例では、出発等に関してある都市のピン留めた空港は、この都市の空港だけに出発を制限するであろう。
【0115】
ユーザインターフェースは進みボタン及び戻りボタンを含み得、従って、ユーザは、現在選択されているフライトと事前に選択されたフライトとの間を行き来し得、この場合、例えば、ユーザは、事前に選択されたフライトに戻ることを所望する、または、例えば、ユーザは、現在選択されているフライトをユーザが前に選択したフライトと比較することを所望する。一実施例は
図9に示され、「前の画面」のボタンが事前に選択されたフライトを視認するために提供される。一実施例は
図9に示され、「次の画面」のボタンが一連の事前に選択されたフライトにおいて次のフライトを視認するために提供される。
【0116】
一実施例では、変化分(例えば、外国行き航程に関するキャリア、本国行き航程に関する出発時間)に関するパラメータが選択されるとき、それに応答して提示されるフライトのリストは価格差だけを提供する。別の実施例では、変化分(例えば、外国行き航程に関するキャリア、本国行き航程に関する出発時間)に関するパラメータが選択されるとき、それに応答して提示されるフライトのリストは複数の異なるフィールドを提供する。
【0117】
一実施例では、変化分に関する外国行き飛行航程のフライトキャリアが選択される。(例えば、代替キャリア上にカーソルを合わせることによって)代替キャリアが特定されるとき、それに応答して、元のキャリアは外国行き飛行航程データにおいて取り消されたように示され、代替の特定されたキャリアがその代わりに示される。さらに、離陸時間は、一般的に、第1の時間(例えば、取り消されたように示される)から第2の時間まで変化するであろう、また、時間差データを示し得る。着陸時間及び所要時間に対する変更は、同様の方法で示され得る。特定された代替の外国行き飛行航程と一緒に提供される本国行きの飛行航程に対応する変化は、ユーザインターフェースの本国行きフライト区分に提示される。一実施例が
図10に示され、現在選択されている航空会社はブリティッシュ・エアウェイズであるが、航空会社エールフランスは、(例えば、エールフランス上にカーソルを合わせることによって)特定され、それに応答して、航空会社ブリティッシュ・エアウェイズは外国行き飛行航程データにおいて取り消されたように示され、航空会社エールフランスがその代わりに示される。さらに、離陸時間は、11:25(取り消されている)から17:00に変更されており、差分データ「5時間35分遅い」が示される。着陸時間及び所要時間に対する変更は、同様の方法で示される。エールフランスの外国行き飛行航程と一緒に提供される本国行きの飛行航程に対応する変化は、ユーザインターフェースの本国行き区分に提示される。さらなる実施例が
図11に示され、現在選択されている外国行き航程の航空会社はブリティッシュ・エアウェイズであるが、航空会社アメリカン航空は、(例えば、アメリカン航空上にカーソルを合わせることによって)特定され、それに応答して、航空会社ブリティッシュ・エアウェイズは外国行き飛行航程データにおいて取り消されたように示され、アメリカン航空がその代わりに示される。
【0118】
一実施例では、変化分に関するパラメータ(例えば、外国行き航程に関するキャリア、または本国行き航程に関する出発時間)が選択されると、それに応答して、フライトのリストが提示され、及び(例えば、選択可能フライト上にカーソルを移動させることによって)選択可能フライトがユーザインターフェース内で特定されると、新しいフライトに対応する新しいデータは、現在選択されているフライト航程データに対応する古いデータの隣に表示され、その古いデータは、取り消されたように示される。フィールドデータの差は、新しいデータフィールドの隣に提示され得る。
【0119】
例示的ユーザインターフェースでは、ピン留めは、特定のパラメータのユーザ選択に応答して起こり得、例えば、外国行き飛行航程に関してキャリアを選択すると、このキャリアを外国行き飛行航程に自動的にピン留めさせる。これは、「自動ピン留め」と称され得る。さらなる例示的ユーザインターフェースでは、特定のパラメータを明確にピン留めするためのユーザ選択だけに応答して、ピン留めが発生し得る。
【0120】
例示的ユーザインターフェースでは、複数の空港がある都市の1つの空港が出発空港または到着空港として選択されるとき、利用可能である代替空港のリストが示される。外国行き便の到着空港の都市として、ニューヨーク(NY、米国)行きに関する一実施例を
図12に示す。
【0121】
例示的ユーザインターフェースでは、複数の空港がある都市の1つの空港が出発空港または到着空港として選択されるとき、利用可能である代替空港のリストを示す代わりに、利用可能な空港をマップ上に示し得る。これは、種々の空港がその都市に位置する場所に詳しくない人々に有用であろう。
【0122】
例示的ユーザインターフェースでは、離陸時間、着陸時間、及び所要時間をグループ化することが可能であり、これは、ユーザがこれらの複数のパラメータの1つを変更する場合、その変更に応じて、パラメータの残りのものが変化するためである。
【0123】
好ましいフライトが判定された後、ユーザインターフェースとのやりとりに続いて、ユーザは、フライトの最終選択を行い、予約及び支払いに進行し得る。
【0124】
検索結果を複数の属性と比較するコンピュータによる対話方法
検索結果を表示するために以下の方法が提供される。
【0125】
(1)ユーザが結果についての所望の条件を伴うクエリを提案し、
(2)本システムは、所与の条件に対してそのデータベースをマッチさせ、
(3)本システムは、中間データベースを作る結果を前処理し、
(3.1)中間データベースは、緊密な関係性がある属性を一緒にグループ化し得、
(4)ユーザは、別の結果を効果的に選択するために、各属性を結果から選ぶことができ、その間に、
(4.1)ある事前に選択された属性を用いる場合、ユーザの選択肢は非排他的であり、特定の値の代わりに、ある範囲の値を選択し得る。
(4.2)属性毎の代替オプションは、各々の属性に関して前後関係のわかる方法でソートされ(例えば、時間的要因に関する時間的順序、または名称に関するアルファベット順)、
(5)変更ごとに、ユーザは生じた他の関連の変更について知らされる。
【0126】
このアプローチは、ユーザが、ユーザ自身の優先事項の属性毎に代替のものを容易に発見することを可能にし、代替がもたらすゲイン(利益)またはトレードオフを把握する。
【0127】
例示的検索アルゴリズムの概要が
図13に提供されている。例示的フライト検索に関するデータテーブルの実施例が
図14に示され、
図14のデータテーブルは、
図13に提供される例示的検索アルゴリズムに関し得る。
図15は、
図14のデータテーブルに関し得、及び
図13に提供された例示的検索アルゴリズムに関し得る、例示的なシーケンス線図を示す。
【0128】
例示的な検索方法では、第1のステップ(101)では、最初のクエリは、マスターデータベース(201)から結果を読み出し、結果は、データベース内にキャッシュされる(202)。第2のステップ(102)では、属性設定(203)は結果データから生成される。各属性は誤りに設定されたデフォルトでロックされたフラグを有する。ロックの種類は各属性のデータ種類によって決定される。第3のステップ(103)では、1つ以上の結果を事前に定義された基準(例えば、最安値)に基づいて選択する(204)。第4のステップ(104)では、複数の結果がある場合、ユーザは複数の結果の1つを選択する。選択された結果から、ユーザは任意の属性をピン留めすることができ(105)、またはそのピン留めを外すことができ、それによって、属性設定(203)の「ピン留めされた」値を更新する。ユーザは、最終結果として選択された結果の1つを確認することができる(109)。代替として、ユーザは、属性を選択された結果から選び、それを変更することができる(106)。選択属性に関する可能である代替はフィルタされ、属性テーブル(203)に基づいてキャッシュされた結果(202)からソートされ、代替テーブルとして発生される(205)。2つの以上の結果が選択属性に関して同じ値を有するとき、代表の結果は、事前に定義された基準(例えば、最安価格)に基づいて、それらの中から選ばれるだろう(107)。ユーザは、代替属性の1つを選択することができ(108)、選択された結果を更新し(204)、次に、第3のステップに戻る。例示的検索アルゴリズムの概要が
図13に提供されている。
【0129】
マスターデータベース(201)が提供される。マスターデータベース(201)から検索結果をキャッシュするためのデータベース(202)が提供される。属性設定(203)は、キャッシュされた検索結果データから生成され得る。ユーザが代替属性を選択ことができることがもたらされ、それによって、選択された結果を更新する(204)。選択属性に基づく可能である代替結果はフィルタされ、属性テーブル(203)に基づいてキャッシュされた結果(202)からソートされ得、代替テーブルとして発生され得る(205)。例示的フライト検索に関するデータテーブルの実施例が
図14に示される。
【0130】
検索プロセスにおける第1のステップ(101)では、検索クエリはエンドユーザからマスターデータベース(201)に送信され、マスターデータベースは検索結果をキャッシュされた結果(202)に送信する。第2のステップ(102)では、属性設定は、キャッシュされた結果から導出され、属性設定として記憶される。第3のステップ(103)では、好みは、属性設定から選択され、属性設定において、推奨される結果がキャッシュされた結果から取得され、エンドユーザに伝達される。第4のステップ(104)では、エンドユーザは、キャッシュされた結果から取得されるハイライトされた結果を選択する(204)。第5のステップ(105)では、エンドユーザは1つ以上の属性をピン留めし、次に、1つ以上の属性はその属性設定において更新される。第6のステップ(106)では、エンドユーザは属性を選ぶ。第7のステップ(107)では、選ばれた属性を使用し、属性設定において好みの属性またはピン留めされた属性を考慮して、キャッシュされた結果の結果をフィルタし、次に、属性設定において好みの属性またはピン留めされた属性を考慮して、フィルタされた結果をソートし、選択属性に基づいた代替結果をエンドユーザに提供する。次に、ユーザは、第6のステップ(106)に戻ることを選ぶ場合がある。第8のステップ(108)では、エンドユーザは、選択属性に関する代替を選ぶ場合があり、次に、第4のステップ(104)に戻る。第9のステップ(109)では、エンドユーザは、最終結果として結果を確認し得る。
図15は、
図14のデータテーブルに関し得、及び
図13に提供された例示的検索アルゴリズムに関し得る、例示的なシーケンス線図を示す。
【0131】
本発明の態様は、ユーザが、ユーザ自身の優先度に基づいて最良の結果を発見するために、検索結果において複数の属性の中から処理する必要があるいずれかの場合に適用されることができる。アプリケーションの領域は、限定ではないが、
-フライト比較検索、
-ホテル比較検索、
-レンタカー比較検索、
-保険比較検索、または
-エネルギー供給業者の比較検索を含む。
【0132】
一実施例では、本発明の態様に関する検索は、フライト、ホテル、レンタカー、及び旅行のうちの1つ以上に提供され得る。出発都市及び目的都市は定義され得る。検索に関する日付範囲は提供され得る。選択可能オプションは、検索結果リストと次に最良の検索結果との間で切り替えるように提供され得る。フライト検索のインターフェースでは、いくつかの検索結果は、事前に定義された、またはユーザが選択可能な基準に従って、例えば、最安、最短、または最良のフライト旅程として選択及び示され得る。外国行き飛行航程に関して、1つ以上の属性は、次に最良の検索においてロックされ得る。本国行き飛行航程に関して、1つ以上の属性は、次に最良の検索においてロックされ得る。外国行き飛行航程の属性を選択することで、代替の検索結果のリストを提供し得、代替の検索結果のリストは順序付きリストであり得、事前に定義された基準(例えば、最初の最短所要時間のフライト)に従って順序付けられ得る、または、ユーザ選択可能基準に従って順序付けられ得る。選択可能オプションは、特定の表示された結果を予約するように提供され得る。例示的実施態様を
図16に示す。
【0133】
コンピュータによる検索、ヒトによる選択
価格比較のビジネスは、「検索」の概念を踏まえて築かれている。
【0134】
検索は、Wikipediaに従って、コンピュータを使用して、項目のコレクションの中の特定の特性を伴う項目を発見することである。基本的に、それは、コンピュータがかなり十分に算出することができる物事の1つである。コンピュータは、大量のデータを速く調べ、クエリ条件で項目(複数可)を発見することができる。20年間蓄積されたアーカイブ内で特定のファイルを探す場合、数個のキーワードでリストを検索することが可能であることは、まさに幸運である。
【0135】
しかしながら、少なくとも価格比較に関連して、検索「結果」はユーザが望む最終結果ではない。価格比較検索の結果は、通常、複数の属性を伴う項目の大量のリストであり、次に、ユーザは、リストの中で最良のものを発見することを試みるためにそのリストのそれぞれにわたって、比較タスクを行う必要があるであろう。
【0136】
フライト検索に関して、一実施例として、各項目は、数例を挙げれば、航空会社(複数可)、離陸時間、着陸時間、空港、経由地、及び価格等の属性の異なる組み合わせを有する。いったん検索結果がロードされると、ユーザはリストを調べる必要があり、項目間の差を解明することを試みる。最安のチケットは、かなり多くの経由地がある場合があり、最安の直行便のフライトは、かなり遅く到着する場合があり、手頃な価格の時間帯で飛行する航空会社を好まない。
【0137】
それはスロットマシンを見ることと同様である。ホイール毎に現れるランダムな項目を確認し、それらを個別に管理するいかなる能力を使うことなく、不可能であると感じる。人間の脳が、係る複雑性を解明することにおいて、あまり良くないことを把握している。ユーザが調べるために設定される結果の範囲を何とかして絞ることに役立つフィルタ及びソートオプションがあり得る。しかしながら、望ましくない属性を伴う項目を隠すことで、ユーザが最良の取引を発見することを保証しない場合がある。望ましくない属性として、経由便の価格に対して$5だけの追加料金が加えられた直行便のフライト、または鉄道の駅から数ブロックだけ遠い距離で同じ価格に含まれる朝食付きのホテル等が挙げられる。ユーザを助けるために提供するそれらのツールはまた、結局、人間がどのように考えるかよりもむしろコンピュータがどのように作用するかに基づいて設計される。
【0138】
したがって、人間はどのように考えるか?
ヒトの脳の情報プロセッサは、注目することにより動かされる。より自然な状況では、1度に1つの物事を話すことを好む。それは、物を比較するのに最も効率的な方法ではない場合があるが、ヒトの脳が作用することにすぎない。例えば、旅行代理店に訪れ、モスクワへの旅行を準備するよう依頼する。旅行代理店は、何千ものフライト検索結果を与えないだろう。旅行代理店は、数個の代替を勧めることによって説明し始め、次に、顧客と話す。「遅い時間の到着ではないほうがよろしいですよね?ここに、早い時間の到着の代わりのプランがありますが、午前6時の出発になります。マイレージを獲得するために、Holiday Innにお泊まりになるほうがよろしいですよね?そこでは、お客様が必要であると言われたジムがございません。環境に優しい電気自動車を運転されたいですか?バイクキャリアがない2ドアのものだけが利用可能です。」
【0139】
この種類の会話は、必ずしも、会話の最も効率的な方法ではないが、それは、人間の脳が複数の属性のものを別のものと比較する確実に最も処理しやすい方法である。
オプション間の属性を処理し、正しい妥協点を発見する。
【0140】
ヒトの脳をサポートする方法
もし、旅行代理店で親切そのものの人のように働く対話型システムを提供し得る場合、最初に、最良のオプションを示し、次に、関心がある各属性について話しながら、次に最良のオプションを提供する。
【0141】
これを基に、このプロジェクトが開始した。フライト検索から得られた結果のセットの例はダウンロードされ、より視覚的デザインのモデル(実施例が
図18に示される)と一緒に、概念実証のプロトタイプ(実施例が
図17に示される)として構築される。
【0142】
【0143】
注記
上記に参照された配列は、本発明の原理の適用の例証にすぎないことを理解されたい。多くの修正及び代替配列は、本発明の主旨及び範囲から逸脱することなく考案されることができる。本発明は、図面に示されており、現在、本発明の最も実用的な好ましい実施例(複数可)と見なされるものに関連して特別に及び詳細に上記に十分に説明されているが、本明細書に記載されるような本発明の原理及び概念から逸脱することなく、多くの修正を行うことができることは、当業者には明らかであろう。
【0144】
本明細書の一部は、著作権に関する主張が行われている題材を含み、著作権Skyscanner Limited 2016、2017(17USC401及び均等物法則に従っているもの)が与えられることが本明細書によって通知される。著作権の所有者は、いずれかの特許庁のファイル、記録、または公式出版物に現れるように、特許文献または特許開示において誰かによる複写に対して異議はないが、全ての他の著作権、意匠の権利及び意匠に対する権利(意匠特許、登録意匠、または非登録意匠によって保護されているかに関わらないもの)、トレードドレス権、及び商標権を保有する。これらの権利のいずれかに従って、明示のまたは黙示の使用権を付与しない。