(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-17
(45)【発行日】2022-01-17
(54)【発明の名称】地図の動的データの取得方法、機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G09B 29/00 20060101AFI20220107BHJP
G08G 1/00 20060101ALI20220107BHJP
G01C 21/26 20060101ALI20220107BHJP
【FI】
G09B29/00 Z
G08G1/00 A
G01C21/26 A
(21)【出願番号】P 2019044358
(22)【出願日】2019-03-12
【審査請求日】2019-03-12
(31)【優先権主張番号】201810509203.1
(32)【優先日】2018-05-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512015127
【氏名又は名称】バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100163050
【氏名又は名称】小栗 眞由美
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】ジャン, チャン
(72)【発明者】
【氏名】リー, ジータン
(72)【発明者】
【氏名】ヂャオ, シー
【審査官】岸 智史
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-077335(JP,A)
【文献】特開2018-005523(JP,A)
【文献】特開2009-156784(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0125970(US,A1)
【文献】特表2012-519416(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B 23/00-29/14
G08G 1/00
G01C 21/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図の動的データの取得方法であって、
ネットワーキング機能を備える道路作業機器が、所在の道路作業現場の地図の動的データを収集するステップと、
地図サービスシステムが、所定の製品形態内に前記地図の動的データの内容を具現化するように、前記道路作業機器が、地図動的データ取得システムによって前記地図の動的データを前記地図サービスシステムに提供するステップと、
複数の前記道路作業機器から、使用
される前記道路作業機器を決定する場合、管理員が、
各道路作業機器の過去作業時間
の長さに基づいて、どの前記道路作業機器を使用するかを決定するように、前記道路作業機器
を機器管理システムに接続し、前記道路作業機器
自体によって収集される作業位置および作業時間を過去作業情報として前記機器管理システムに送信して
、前記機器管理システムに記憶するステップと、を含むことを特徴とする地図の動的データの取得方法。
【請求項2】
前記道路作業機器が、所在の道路作業現場の地図の動的データを収集するステップは、
前記道路作業機器が、所在の道路作業現場の地図の動的データを周期的に収集するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記地図の動的データは、少なくとも前記道路作業機器の所在位置を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
道路作業機器であって、
前記道路作業機器が位置する道路作業現場の地図の動的データを収集するためのデータ収集ユニットと、
地図サービスシステムが所定の製品形態内に前記地図の動的データの内容を具現化するように、地図動的データ取得システムによって前記地図の動的データを前記地図サービスシステムに提供するためのデータ送信ユニットと、
複数の前記道路作業機器から、使用
される前記道路作業機器を決定する場合、管理員が、
各道路作業機器の過去作業時間
の長さに基づいて、どの前記道路作業機器を使用するかを決定するように、前記道路作業機器
を機器管理システムに接続し、前記道路作業機器
自体によって収集される作業位置および作業時間を過去作業情報として前記機器管理システムに送信して
、前記機器管理システムに記憶する管理ユニットと、を含むことを特徴とする道路作業機器。
【請求項5】
前記データ収集ユニットは、前記道路作業機器が位置する道路作業現場の地図の動的データを周期的に収集することを特徴とする請求項4に記載の道路作業機器。
【請求項6】
前記地図の動的データは、少なくとも前記道路作業機器の所在位置を含むことを特徴とする請求項4に記載の道路作業機器。
【請求項7】
コンピュータ機器であって、
メモリと、
プロセッサと、
前記メモリに記憶され、前記プロセッサのよって実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、
前記プロセッサによって前記プログラムが実行される場合、請求項1~3のいずれかに記載の方法を実現することを特徴とするコンピュータ機器。
【請求項8】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記プログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~3のいずれかに記載の方法を実現することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モノのインターネット技術に関し、特に、地図の動的データの取得方法、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
地図は、データに極端に依存する製品であり、データの品質の良さによって、地図がユーザに提供するサービスのレベルの良さに直接に影響する。
【0003】
現在、中国のインフラストラクチャーの建設は、急速な発展段階にあり、道路工事、事故及び臨時交通規制情報などの地図の動的データが頻繁に変更されている。このような情報を如何に正確かつ効率的に取得し、よりよい地図サービス体験をユーザに提供するかは、地図製品の難題の一つである。
【0004】
上記課題に対し、従来技術では、主として以下のような解決方法を採用している。
1)地図ユーザが自ら報告する。形態上では、主として、ユーザが、地図クライアント製品によって、観察された道路現場の状況を自ら記入して報告する。ユーザが、道路作業の性質、時間などを正確に判断しにくいので、取得された地図の動的データが正確ではない。
2)政府の管理部門が地図サービスプロバイダに関連情報を提供する。形式的には、通常オフライン同期方式である。このような方式によって取得された地図の動的データは、正確で権威があるが、取得されたデータの時効性、安定性が確保されにくく、大規模に普及し難い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これに鑑みて、本発明は、地図の動的データの取得方法、機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
具体的な技術案は、以下の通りである。
【0007】
地図の動的データの取得方法であって、ネットワーキング機能を備える道路作業機器が、所在の道路作業現場の地図の動的データを収集するステップと、地図サービスシステムが、所定の製品形態内に前記地図の動的データの内容を具現化するように、前記道路作業機器が、地図動的データ取得システムによって、前記地図の動的データを前記地図サービスシステムに提供するステップと、を含む。
【0008】
本発明の好ましい一実施例によれば、前記道路作業機器が、所在の道路作業現場の地図の動的データを収集するステップは、前記道路作業機器が、所在の道路作業現場の地図の動的データを周期的に収集するステップを含む。
【0009】
本発明の好ましい一実施例によれば、前記地図の動的データは、少なくとも前記道路作業機器の所在位置を含む。
【0010】
本発明の好ましい一実施例によれば、当該方法は、管理員が機器管理システムによって、前記道路作業機器を管理するように、前記道路作業機器を前記機器管理システムに接続するステップをさらに含む。
【0011】
地図の動的データの取得方法であって、地図動的データ取得システムが、ネットワーキング機能を備える道路作業機器によって報告された地図の動的データを取得して、前記地図の動的データが、前記道路作業機器によって収集された所在の道路作業現場の地図の動的データであるステップと、地図サービスシステムが、所定の製品形態内に前記地図の動的データの内容を具現化するように、前記地図動的データ取得システムが、前記地図の動的データを前記地図サービスシステムに提供するステップと、を含む。
【0012】
本発明の好ましい一実施例によれば、当該方法は、前記地図動的データ取得システムが、所定の方式に従って、前記地図の動的データを加工処理し、加工処理された地図の動的データを前記地図サービスシステムに提供するステップをさらに含む。
【0013】
地図の動的データの取得方法であって、地図サービスシステムが、地図動的データ取得システムからの地図の動的データを取得し、前記地図の動的データが、ネットワーキング機能を備える道路作業機器によって、所在の道路作業現場の前記地図の動的データを収集して前記地図動的データ取得システムに送信されたものであるステップと、前記地図サービスシステムが、所定の製品形態内に前記地図の動的データの内容を具現化するステップと、を含む。
【0014】
本発明の好ましい一実施例によれば、前記地図サービスシステムが、地図動的データ取得システムからの地図の動的データを取得するステップは、前記地図サービスシステムが、前記地図動的データ取得システムによって自発的にプッシュされてきた前記地図の動的データを取得するステップ、又は、前記地図サービスシステムが、前記地図動的データ取得システムから前記地図の動的データを定期的に読み込むステップを含む。
【0015】
道路作業機器であって、前記道路作業機器が位置する道路作業現場の地図の動的データを収集するためのデータ収集ユニットと、地図サービスシステムが所定の製品形態内に前記地図の動的データの内容を具現化するように、地図動的データ取得システムによって、前記地図の動的データを前記地図サービスシステムに提供するためのデータ送信ユニットと、を含む。
【0016】
本発明の好ましい一実施例によれば、前記データ収集ユニットは、前記道路作業機器が位置する道路作業現場の地図の動的データを周期的に収集する。
【0017】
本発明の好ましい一実施例によれば、前記地図の動的データは、少なくとも前記道路作業機器の所在位置を含む。
【0018】
本発明の好ましい一実施例によれば、前記道路作業機器は、管理員が前記機器管理システムによって、前記道路作業機器を管理するように、前記機器管理システムに接続される管理ユニットをさらに含む。
【0019】
地図動的データ取得機器であって、ネットワーキング機能を備える道路作業機器によって報告された地図の動的データを取得し、前記地図の動的データが、前記道路作業機器によって収集された所在の道路作業現場の地図の動的データである第1のデータ取得ユニットと、図サービスシステムが所定の製品形態内に前記地図の動的データの内容を具現化するように、前記地図の動的データを前記地図サービスシステムに提供するためのデータ提供ユニットと、を含む。
【0020】
本発明の好ましい一実施例によれば、前記データ提供ユニットは、さらに、所定の方式に従って、前記地図の動的データを加工処理し、加工処理された地図の動的データを前記地図サービスシステムに提供する。
【0021】
地図サービス機器であって、地図動的データ取得システムからの地図の動的データを取得し、前記地図の動的データが、ネットワーキング機能を備える道路作業機器によって、所在の道路作業現場の前記地図の動的データを収集して前記地図動的データ取得システムに送信されたものである第2のデータ取得ユニットと、所定の製品形態内に前記地図の動的データの内容を具現化するためのデータ適用ユニットと、を含む。
【0022】
本発明の好ましい一実施例によれば、前記第2のデータ取得ユニットは、前記地図動的データ取得システムによって自発的にプッシュされてきた前記地図の動的データを取得し、又は、前記第2のデータ取得ユニットは、前記地図動的データ取得システムから、前記地図の動的データを定期的に読み込む。
【0023】
コンピュータ機器であって、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され、前記プロセッサのよって実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサによって前記プログラムが実行される場合、上記のような方法を実現する。
【0024】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記プログラムがプロセッサによって実行される場合、上記のような方法を実現する。
【発明の効果】
【0025】
上記説明から分かるように、本発明に記載の態様を採用することで、ネットワーキング機能を備える道路作業機器が、所在の道路作業現場の地図の動的データを収集することができ、その後、地図動的データ取得システムによって、地図の動的データを地図サービスシステムに提供することで、地図サービスシステムが所定の製品形態内に地図の動的データの内容を具現化することができる。つまり、道路作業現場に位置するモノのインターネット機器を設けることによって、地図の動的データを正確に取得することができ、取得された地図の動的データの正確度を向上させ、取得された地図の動的データの時効性、安定性などを保証する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明に記載の地図の動的データの取得方法の第1実施例のフローチャートである。
【
図2】本発明に記載の地図の動的データの取得方法の第2実施例のフローチャートである。
【
図3】本発明に記載の地図の動的データの取得方法の第3実施例のフローチャートである。
【
図4】本発明に記載の機器管理システムと、道路作業機器と、地図動的データ取得システムと、地図サービスシステムと、地図ユーザとの間の関係の概略図である。
【
図5】本発明に記載の道路作業機器の実施例の構成概略図である。
【
図6】本発明に記載の地図動的データ取得機器の実施例の構成概略図である。
【
図7】本発明に記載の地図サービス機器の実施例の構成概略図である。
【
図8】本発明の実施形態を実現するための例示的なコンピュータシステム/サーバ12を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明は、モノのインターネット機器の通信機能を創造的に利用し、道路作業現場と地図動的データ取得システムとを本当の意味で接続し、地図の動的データを正確に、効率的に、かつ適時に取得することができる地図の動的データの取得方法を提供する。
【0028】
本発明の技術案をより明確かつ明瞭にするために、以下、図面を参照しながら実施例を挙げて、本発明に記載の態様をさらに説明する。
【0029】
説明される実施例は、すべての実施例ではなく、本発明の一部の実施例であることは明らかである。本発明の実施例において、当業者が創造的労働をしない前提で取得したすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0030】
図1は、本発明に記載の地図の動的データの取得方法の第1実施例のフローチャートである。
図1に示すように、以下の具体的な実現方法が含まれる。
S101において、ネットワーキング機能を備える道路作業機器が、所在の道路作業現場の地図の動的データを収集する。
S102において、道路作業機器が、地図動的データ取得システムによって、地図の動的データを地図サービスシステムに提供し、地図サービスシステムが、所定の製品形態内に地図の動的データの内容を具現化する。
【0031】
道路作業現場では、一般的に、コーン、三角表示板などの機器が用いられ、従来の道路作業では、これらの機器は、いずれも消耗品として存在し、実際に、警察、交通部門による技術仕様を満たすメーカーは、より好ましい防水、防投げ、低消費電力、太陽エネルギーで充電可能な作業機器を開発、生産することができる。すなわち、従来のコーン、三角表示板などを7×24時間作業可能な、ネットワーキング機能を備える新型道路作業機器にアップグレードする。つまり、このような新型の道路作業機器がモノのインターネット機器となる。
【0032】
都市道路の一区間において、工事による道路閉鎖を行う必要があると想定すると、現場の作業員は、上記道路作業機器を使用することができる。道路作業機器を要求に従って配置した後、現場の作業員は、道路作業機器のスイッチを入れて、道路作業機器を始動させることができる。
【0033】
道路作業機器は、始動後に、地図動的データ取得システムに接続されるが、具体的な接続方式は限定されない。その後、所在の道路作業現場の地図の動的データを周期的に収集し、収集された地図の動的データを地図動的データ取得システムに報告することができる。
【0034】
一般的には、地図の動的データには、少なくとも例えば、所在位置の経緯度情報のような、道路作業機器の所在位置の情報が含まれる。さらに、例えば、収集時間(現在時間)、道路作業機器識別子、道路作業現場の種類など、いくつか他の情報を含んでもよい。
【0035】
道路作業機器は、自身の位置決め機能によって、所在位置の情報を取得することができ、内蔵クロックによって、収集時間の情報を取得することができる。なお、下記方法を採用して道路作業現場の種類情報を取得することもできる。道路作業機器のスイッチが入った後に、現場の作業員によって設定された、例えば、道路工事、事故、臨時交通規制などの道路作業現場の種類情報を取得する。道路作業機器に、異なる道路作業現場の種類にそれぞれ対応する異なるボタンを設けることができ、現場の作業員は、現在の道路作業現場の種類に対応するボタンなどを押すことができる。当然のことながら、上記道路作業現場の種類情報を取得する方法は、例示的な説明に過ぎず、本発明の技術案を限定するものではなく、当業者が想到し得る他の任意の方法を採用してもよい。
【0036】
道路作業機器の前後二回の収集時間間隔は、実際のニーズに応じて決定することができ、例えば、1分、5分、30分などであってもよい。
【0037】
さらに、機器管理システム(機器管理プラットフォーム)を設けることができる。管理員が機器管理システムによって、道路作業機器を機器管理システムに接続して、道路作業機器を管理することができる。
【0038】
例えば、道路作業機器の管理員は、機器管理システムによって、どの道路作業機器が作業状態にあるか、その所在位置(作業位置)、作業時間などをリアルタイムに確認することができる。また、例えば、後続の必要に応じて確認したり、使用ニーズがある場合、過去作業時間などに基づいて、どの道路作業機器を使用するかを決定したりするために、例えば、作業位置、作業時間などの道路作業機器の作業情報を過去作業情報として記憶することができる。
【0039】
道路作業機器は、地図サービスシステムが所定の製品形態内に地図の動的データの内容を具現化するように、収集された地図の動的データを地図動的データ取得システムに報告し、地図動的データ取得システムによって、地図の動的データを地図サービスシステムに提供することができる。
【0040】
図2は、本発明に記載の地図の動的データの取得方法の第2実施例のフローチャートである。
図2に示すように、以下の具体的な実現方法が含まれる。
S201において、地図動的データ取得システムが、ネットワーキング機能を備える道路作業機器によって報告された地図の動的データを取得する。前記地図の動的データが、道路作業機器によって収集された所在の道路作業現場の地図の動的データである。
S202において、地図サービスシステムが、所定の製品形態内に地図の動的データの内容を具現化するように、地図動的データ取得システムが、取得された地図の動的データを地図サービスシステムに提供する。
【0041】
地図動的データ取得システムは、道路作業機器と、地図サービスシステムとを接続するハブシステムであり、主として、道路作業機器によって報告された地図の動的データを受信し、加工処理した後、異なる地図サービスシステムに提供することを担い、地図のユーザ体験にリアルタイムで動的に影響する。
【0042】
地図動的データ取得システムは、異なるメーカー、異なる形態の道路作業機器に適合するために、socket、ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル(HTTP、HyperText
Transfer Protocol)などの複数の種類のデータ接続方式をサポートすることができる。
【0043】
地図動的データ取得システムは、kafkaなどのオープンソースのメッセージキューを採用し、取得された地図の動的データに対して、例えば、異常データの排除、データ形式の正規化などの加工処理を行うことができる。なお、地図サービスシステムの定期読み込みなどに備えるために、異なるデータタイプに基づいて分類して保存することもできる。どのようなデータ形式に正規化するか、どのデータタイプに分類するかなどは、いずれも実際のニーズに応じて決定することができる。
【0044】
地図動的データ取得システムは、地図サービスシステムが所定の製品形態内に地図の動的データの内容を具現化するように、加工処理された地図の動的データを地図サービスシステムに提供することができる。
【0045】
加工処理された地図の動的データに対して、それが速やかに有効化されるように、地図動的データ取得システムは、kafkaによる地図サービスシステムの定期読み込みをサポートするとともに、自発的なプッシュ(push)もサポートする。
【0046】
図3は、本発明に記載の地図の動的データの取得方法の第3実施例のフローチャートである。
図3に示すように、以下の具体的な実現方法が含まれる。
S301において、地図サービスシステムが、地図動的データ取得システムからの地図の動的データを取得する。前記地図の動的データは、ネットワーキング機能を備える道路作業機器によって、所在の道路作業現場の地図の動的データを収集して地図動的データ取得システムに送信されたものである。
S302において、地図サービスシステムが、所定の製品形態内に地図の動的データの内容を具現化する。
【0047】
ここで、地図サービスシステムは、地図動的データ取得システムによって、自発的にプッシュされてきた地図の動的データを取得することができ、地図サービスシステムは、地図動的データ取得システムから、地図の動的データを定期的に読み込むこともできる。
【0048】
従来のシステムである地図サービスシステムは、すべての地図サービス機能のヘッドクォーターであり、クラウド端などであってもよい。
【0049】
本実施例において、地図サービスシステムは、主として、地図の動的データを適時かつ正確に取得し、地図の道路状況、ナビゲーションルート、誘発ブロードキャストなどの製品形態内に、これらの地図の動的データの内容を具現化することを担う。
【0050】
例えば、地図ユーザが確認などしやすいように、取得された道路作業機器の所在位置の情報などに基づいて、道路工事区域を決定し、地図にマークすることができる。
【0051】
上記説明において、
図4は、本発明に記載の機器管理システムと、道路作業機器と、地図動的データ取得システムと、地図サービスシステムと、地図ユーザとの間の関係の概略図である。具体的な実現について、上記の関連説明を参照されたい。詳細な説明は省略する。
【0052】
なお、上記の各方法実施例を簡単に説明するために、それを一連の動作の組み合わせとして説明したが、本発明によれば、一部のステップを他の順序で、又は、同時に実行することができるので、本発明が説明される動作の順序に限定されないことは、当業者であれば理解すべきである。そして、明細書において説明される実施例は、いずれも好ましい実施例であり、それに係る動作及びモジュールは、本発明に必須のものとは限らないことも、当業者であれば理解すべきである。
【0053】
上記実施例において、各実施例についての説明には、それぞれ重点があり、ある実施例において詳細に説明されない部分は、他の実施例の関連説明を参照することができる。
【0054】
要するに、上記の各方法実施例に記載の態様を採用することで、道路作業現場に設けられる道路作業機器などのモノのインターネット機器によって、地図の動的データを正確に取得することができ、取得された地図の動的データの正確度を向上させ、取得された地図の動的データの時効性、安定性などを保証する。
【0055】
なお、上記の各方法実施例に記載の態様を採用することで、機器管理システムによって、道路作業機器をよりよく管理することができ、管理効率などを向上させる。
【0056】
さらに、上記の各方法実施例に記載の態様を採用することで、地図の動的データの取得方法の新たな分野を開拓し、道路作業情報の迅速なアップロードに対して、重要な操作価値をもたらし、地図ユーザの製品体験を大きく向上させることができる。それとともに、地図の動的データは、地図ユーザが、例えば、道路工事区域を避けるように協力することができ、現場の作業員の安全などを向上させる。
【0057】
以上は、方法実施例についての説明である。以下は、機器実施例によって、本発明に記載の態様をさらに説明する。
【0058】
図5は、本発明に記載の道路作業機器の実施例の構成概略図である。
図5に示すように、データ収集ユニット501と、データ送信ユニット502とが含まれる。
【0059】
データ収集ユニット501は、道路作業機器が位置する道路作業現場の地図の動的データを収集する。
【0060】
データ送信ユニット502は、地図サービスシステムが所定の製品形態内に地図の動的データの内容を具現化するように、地図動的データ取得システムによって、地図の動的データを地図サービスシステムに提供する。
【0061】
道路作業機器が始動した後、データ収集ユニット501は、道路作業機器が位置する道路作業現場の地図の動的データを周期的に収集することができる。
【0062】
一般的には、地図の動的データには、少なくとも例えば、所在位置の経緯度情報のような、道路作業機器の所在位置の情報が含まれる。さらに、例えば、収集時間(現在時間)、道路作業機器識別子、道路作業現場の種類など、いくつか他の情報を含んでもよい。
【0063】
データ収集ユニット501は、道路作業機器の位置決め機能によって、所在位置の情報を取得することができ、道路作業機器の内蔵クロックによって、収集時間の情報などを取得することができる。道路作業機器の前後二回の収集時間間隔は、実際のニーズに応じて決定することができる。
【0064】
データ送信ユニット502は、地図サービスシステムが所定の製品形態内に地図の動的データの内容を具現化するように、収集された地図の動的データを地図動的データ取得システムに報告し、地図動的データ取得システムによって、地図の動的データを地図サービスシステムに提供することができる。
【0065】
さらに、
図5に示す道路作業機器は、管理員が機器管理システムによって、道路作業機器を管理するように、機器管理システムに接続される管理ユニット503をさらに含むことができる。
【0066】
例えば、道路作業機器の管理員は、機器管理システムによって、どの道路作業機器が作業状態にあるか、その所在位置(作業位置)、作業時間などをリアルタイムで確認することができる。また、例えば、後続の必要な時に確認したり、使用ニーズがある場合、過去作業時間などに基づいて、どの道路作業機器を使用するかを決定したりするために、例えば、作業位置、作業時間などの道路作業機器の作業情報を過去作業情報として記憶することができる。
【0067】
図6は、本発明に記載の地図動的データ取得機器の実施例の構成概略図である。
図6に示すように、第1のデータ取得ユニット601と、データ提供ユニット602とが含まれる。
【0068】
第1のデータ取得ユニット601は、ネットワーキング機能を備える道路作業機器によって報告された地図の動的データを取得する。前記地図の動的データは、道路作業機器によって収集された所在の道路作業現場の地図の動的データである。
【0069】
データ提供ユニット602は、地図サービスシステムが所定の製品形態内に地図の動的データの内容を具現化するように、地図の動的データを地図サービスシステムに提供する。
【0070】
データ提供ユニット602は、所定の方式に従って、第1のデータ取得ユニット601によって取得された地図の動的データを加工処理し、加工処理された地図の動的データを地図サービスシステムに提供することができる。
【0071】
前記加工処理は、異常データの排除、データ形式の正規化などを含むことができ、なお、地図サービスシステムの定期読み込みなどに備えるために、異なるデータタイプに基づいて分類して保存することもできる。
【0072】
データ提供ユニット602は、地図サービスシステムが所定の製品形態内に地図の動的データの内容を具現化するように、加工処理された地図の動的データを地図サービスシステムに提供することができる。
【0073】
加工処理された地図の動的データに対して、データ提供ユニット602は、地図サービスシステムの定期読み込みをサポートするとともに、自発的なプッシュもサポートする。
【0074】
図7は、本発明に記載の地図サービス機器の実施例の構成概略図である。
図7に示すように、第2のデータ取得ユニット701と、データ適用ユニット702とが含まれる。
【0075】
第2のデータ取得ユニット701は、地図動的データ取得システムからの地図の動的データを取得する。前記地図の動的データは、ネットワーキング機能を備える道路作業機器によって、所在の道路作業現場の地図の動的データを収集して地図動的データ取得システムに送信されたものである。
【0076】
データ適用ユニット702は、所定の製品形態内に地図の動的データの内容を具現化する。
【0077】
第2のデータ取得ユニット701は、地図動的データ取得システムによって自発的にプッシュされてきた地図の動的データを取得するか、又は、地図動的データ取得システムから地図の動的データを定期的に読み込むことができる。
【0078】
取得された地図の動的データに基づいて、データ適用ユニット702は、所定の製品形態内に地図の動的データの内容を具現化することができる。例えば、地図の道路状況、ナビゲーションルート、誘発ブロードキャストなどの製品形態内に、これらの地図の動的データの内容を具現化することができる。
【0079】
図5、
図6及び
図7に示す機器実施例の具体的な作業フローについて、上記方法実施例における関連説明を参照されたい。詳細な説明は省略する。
【0080】
要するに、上記の各機器実施例に記載の態様を採用することで、道路作業現場に設けられる道路作業機器などのモノのインターネット機器によって、地図の動的データを正確に取得することができる。これにより、取得された地図の動的データの正確度を向上させ、取得された地図の動的データの時効性、安定性などを保証する。
【0081】
なお、上記の各機器実施例に記載の態様を採用することで、機器管理システムによって道路作業機器をよりよく管理することができ、管理効率などを向上させる。
【0082】
さらに、上記の各機器実施例に記載の態様を採用することで、地図の動的データの取得方法の新たな分野を開拓し、道路作業情報の迅速なアップロードに対して、重要な操作価値をもたらし、地図ユーザの製品体験を大きく向上させることができる。それとともに、地図の動的データは、地図ユーザが、例えば、道路工事区域を避けるように協力することができ、現場の作業員の安全などを向上させる。
【0083】
図8は、本発明の実施形態を実現するための例示的なコンピュータシステム/サーバ12を示すブロック図である。
図8に示されるコンピュータシステム/サーバ12は、単なる1例であり、本発明の実施例の機能及び使用範囲を一切限定しない。
【0084】
図8に示すように、コンピュータシステム/サーバ12は、汎用コンピューティングデバイスの形態で示されている。コンピュータシステム/サーバ12の構成要素は、1つ又は複数のプロセッサ(処理ユニット)16と、メモリ28と、異なるシステムの構成要素(メモリ28とプロセッサ16とを含む)を接続するバス18と、を含むが、これらに限定されない。
【0085】
バス18は、メモリバス又はメモリコントローラ、周辺バス、アクセラレーテッドグラフィックスポート、プロセッサ、又は多様なバス構造のいずれかのバス構造を使用するローカルバスを含む、いくつかのタイプのバス構造のうちの1つ又は複数を表す。例えば、これらのアーキテクチャは、インダストリ スタンダード アーキテクチャ(ISA)バス、マイクロチャネル アーキテクチャ(MCA)バス、拡張ISAバス、ビデオ エレクトロニクス スタンダーズ アソシエーション(VESA)ローカルバス、及びペリフェラルコンポーネント インターコネクト(PCI)バスを含むが、これらに限定されない。
【0086】
コンピュータシステム/サーバ12は、通常、複数種類のコンピュータシステム読み取り可能な媒体を含む。これらの媒体は、揮発性媒体及び不揮発性媒体、リムーバブル媒体及びノンリムーバブル媒体を含む、コンピュータシステム/サーバ12によってアクセスされ得る任意の使用可能な媒体であってもよい。。
【0087】
メモリ28は、ランダムアクセスメモリ(RAM)30及び/又はキャッシュメモリ32のような揮発性メモリの形態のコンピュータシステム読み取り可能な媒体を含んでもよい。コンピュータシステム/サーバ12は、他のリムーバブル/ノンリムーバブル、揮発性/不揮発性コンピュータシステム記憶媒体をさらに含んでもよい。例だけであるが、ストレージシステム34は、ノンリムーバブル、不揮発性磁気媒体(
図8に図示せず、通常「ハードディスクドライブ」と称される)に対して読み出し及び書き込みをするために用いることができる。
図8に示されていないが、リムーバブル不揮発性磁気ディスク(例えば、「フロッピーディスク」)に対して読み出し及び書き込みをするための磁気ディスクドライブ、及びリムーバブル不揮発性光学ディスク(例えば、CD-ROM、DVD-ROM又は他の光学媒体)に対して読み出し及び書き込みをするための光ディスクドライブを提供することができる。これらの場合、各ドライブは、1つ又は複数のデータメディアインターフェイスを介してバス18に接続することができる。メモリ28は、本発明の各実施例に記載の機能を実行するように構成される1セットの(例えば、少なくとも1つ)プログラムモジュールを有する少なくとも1つのプログラム製品を含んでもよい。
【0088】
1セットの(少なくとも1つ)プログラムモジュール42を有するプログラム/ユーティリティ40は、例えば、メモリ28に記憶されてもよく、このようなプログラムモジュール42は、オペレーティングシステム、1つ又は複数のアプリケーションプログラム、他のプログラムモジュール及びプログラムデータを含むが、これらに限定されない。これらの例のそれぞれ又はある組み合わせには、ネットワーキング環境の実装が含まれる可能性がある。プログラムモジュール42は、通常、本発明に記載の実施例における機能及び/又は方法を実行する。
【0089】
コンピュータシステム/サーバ12は、1つ又は複数の外部機器14(例えば、キーボード、ポインティングデバイス、ディスプレイ24など)と通信することができ、また、ユーザがコンピュータシステム/サーバ12とインタラクションすることを可能にする1つ又は複数のデバイスと通信することができ、及び/又は、コンピュータシステム/サーバ12が1つ又は複数の他のコンピューティングデバイスと通信することを可能にする任意のデバイス(例えば、ネットワークカード、モデムなど)と通信することもできる。そのような通信は、入力/出力(I/O)インターフェイス22を介して行うことができる。また、コンピュータシステム/サーバ12は、ネットワークアダプタ20を介して、1つ又は複数のネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、及び/又はパブリックネットワーク、例えば、インターネット)と通信できる。
図8に示すように、ネットワークアダプタ20は、バス18を介してコンピュータシステム/サーバ12の他のモジュールと通信する。なお、図示されていないが、マイクロコード、デバイスドライバ、冗長化処理ユニット、外部ディスクドライブアレイ、RAIDシステム、テープドライバ、及びデータバックアップストレージシステムなどを含むが、これらに限定されない他のハードウェア及び/又はソフトウェアモジュールをコンピュータシステム/サーバ12と組み合わせて使用することができる。
【0090】
処理ユニット16は、メモリ28に記憶されているプログラムを実行することによって、多様な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、例えば、
図1、
図2又は
図3に示す実施例における方法を実現する。
【0091】
本発明は、同時にコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を開示する。当該プログラムがプロセッサによって実行される場合、
図1、
図2又は
図3に示す実施例における方法を実現する。
【0092】
1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な媒体の任意の組み合わせを採用することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体、或いはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であってもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、例えば、電子、磁気、光、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、或いは上記の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な的な例(非網羅的なリスト)として、1つ又は複数の配線を備える電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM、又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又は上記の任意の適切な組み合わせを含む。この明細書において、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスにより使用され、或いはそれらと組み合わせて使用可能なプログラムを含む又は記憶する任意の有形の媒体であってもよい。
【0093】
コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドにおける、又は搬送波の一部として伝播するデータ信号を含むことができ、その中にはコンピュータ読み取り可能なプログラムコードが搭載される。この伝播するデータ信号は様々な形式を採用することができ、電磁信号、光信号又は上記の任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよく、当該コンピュータ読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスにより使用され、或いはそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。
【0094】
コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、無線、有線、光ケーブル、RFなど、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない任意の適切な媒体によって伝送することができる。
【0095】
1つ又は複数のプログラミング言語又はそれらの組み合わせで本発明の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成することができ、前記プログラミング言語は、Java(登録商標)、Smalltalk、C++などのプロジェクト指向のプログラミング言語を含み、さらに、「C」言語又は同様のプログラミング言語といった従来の手続き型プログラミング言語をも含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザコンピュータに実行されてもよいし、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、部分的にユーザコンピュータで、部分的にリモートコンピュータで実行されてもよい、又は完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行してもよい。リモートコンピュータに係る場合、リモートコンピュータは、ローカルネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意種類のインターネットを介して、ユーザコンピュータに接続することができ、或いは、外部コンピュータに接続することもできる(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続する)。
【0096】
本願に提供されたいくつの実施例において、記載された装置と方法とは、他の方式により実現されると理解されたい。例えば、以上説明された装置は単に例示的なものであり、例えば、前記ユニットの分割は、単なるロジック機能の分割であり、実際的に実現される際に、他の分割方式としてもよい。
【0097】
前記分離部品として説明されたユニットは物理上の分離でも、物理上の分離でなくてもよく、ユニットとして表示された部品は、物理上のユニットでも、物理上のユニットでもよい。即ち、一つの場所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分配してもよい。実際的な需要に応じてその一部又は全部のユニットにより本実施例の態様の目的を実現する。
【0098】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに集積しても、各ユニットの単独した物理的存在であってもよく、2つ又は2つ以上のユニットを一つのユニットに集積してもよい。上記集積ユニットは、ハードウェアによって実現されても、ハードウェア及びソフトウェア機能ユニットの形態によって実現されてもよい。
【0099】
上記ソフトウェア機能ユニットの形態によって実現される集積ユニットは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。上記ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に記憶され、一つのコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであってもよい)、又はプロセッサ(processor)によって、本発明の各実施例に記載の方法の一部のステップを実行するための若干の命令を含む。前記記憶媒体は、USB、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、光ディスクなど各種の、プログラムコードを記憶できる媒体を含む。
【0100】
上記は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を限定するものではない。本発明の要旨及び原則内で行う任意の修正、均等物による置換及び改善などは、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。