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特許6995976端末によるコアネットワークアクセス方法、基地局および端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-17
(45)【発行日】2022-01-17
(54)【発明の名称】端末によるコアネットワークアクセス方法、基地局および端末
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/18 20090101AFI20220107BHJP
   H04W 36/24 20090101ALI20220107BHJP
【FI】
H04W48/18
H04W36/24
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2020505891
(86)(22)【出願日】2018-06-19
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-10-08
(86)【国際出願番号】 CN2018091799
(87)【国際公開番号】W WO2019024617
(87)【国際公開日】2019-02-07
【審査請求日】2020-02-03
(31)【優先権主張番号】201710656723.0
(32)【優先日】2017-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】特許業務法人 信栄特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】全 ▲海▼洋
(72)【発明者】
【氏名】梁 靖
【審査官】久松 和之
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第2011-0091305(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0027468(US,A1)
【文献】Ericsson,CN selection when accessing,3GPP TSG RAN WG2 #97bis R2-1702561,2017年03月24日
【文献】Huawei, HiSilicon,Network selection for initial access in E-UTRA connected to 5GC,3GPP TSG RAN WG2 #98 R2-1705709,2017年05月06日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によるコアネットワークアクセス方法において、
第1種類のコアネットワークに接続するPLMN(Public Land Mobile Network)情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む基地局のPLMN指示情報を端末に送信するステップと、
前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信し、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定するステップと、
前記目標コアネットワークと前記端末とやり取りを行うことによって、前記端末が前記目標PLMNによって前記目標コアネットワークにアクセスするようにするステップとを含み、
前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、
第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含み、
前記の前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信し、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定するステップは、
前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があるかを指示するための第3指示情報を受信することと、
前記第3指示情報および前記目標PLMNの情報に含まれる前記第2指示情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定することとを含み、
第3指示情報によって、端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があると指示する場合、目標コアネットワークは、第2種類のコアネットワークであり、第3指示情報によって、端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要がないと指示する場合、第1種類のコアネットワークも目標PLMNにサポートされることを第2指示情報から分かると、目標コアネットワークは、第1種類のコアネットワークである、
端末によるコアネットワークアクセス方法。
【請求項2】
前記の基地局のPLMN指示情報を端末に送信するステップは、
第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを端末に送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の基地局のPLMN指示情報を端末に送信するステップは、
第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第3PLMNリストと、
前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示するための前記第3PLMNリストの第1指示情報と、
第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む第4PLMNリストとを端末に送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記PLMN指示情報は、
第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、
前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記PLMN指示情報は、
各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記端末から報告される前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを受信することと、
前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知することとをさらに含み、
前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである、請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
端末によるコアネットワークアクセス方法において、
基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報であって、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含むPLMN指示情報を受信するステップと、
前記PLMN指示情報に基づいて、端末に整合する目標PLMNを選択するステップと、
前記目標PLMNの情報を前記基地局に送信するステップとを含み、
前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、
第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含み、
前記の前記目標PLMNの情報を前記基地局に送信するステップは、
前記第2指示情報を含む前記目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークにアクセスする必要があるかを指示するための第3指示情報を前記基地局に送信することを含み、
第3指示情報によって、端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があると指示する場合、目標コアネットワークは、第2種類のコアネットワークであり、第3指示情報によって、端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要がないと指示する場合、第1種類のコアネットワークも目標PLMNにサポートされることを第2指示情報から分かると、目標コアネットワークは、第1種類のコアネットワークである、
端末によるコアネットワークアクセス方法。
【請求項8】
前記の基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報を受信するステップは、
第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを基地局から受信することを含む、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記の基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報を受信するステップは、
第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第3PLMNリストと、
前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示するための前記第3PLMNリストの第1指示情報と、
第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む第4PLMNリストとを基地局から受信することを含む、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記PLMN指示情報は、
第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、
前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである、請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記PLMN指示情報は、
各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、
前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを前記基地局に報告することによって、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記端末に対し、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知することをさらに含み、
前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである、請求項に記載の方法。
【請求項13】
第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む基地局のPLMN指示情報を端末に送信するための指示情報送信モジュールと、
前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信し、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定するための目標コアネットワーク特定モジュールと、
前記目標コアネットワークと前記端末とやり取りを行うことによって、前記端末が前記目標PLMNによって前記目標コアネットワークにアクセスするようにするためのアクセスモジュールとを含み、
前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、
第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含み、
前記目標コアネットワーク特定モジュールは、さらに、
前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があるかを指示するための第3指示情報を受信することと、
前記第3指示情報および前記目標PLMNの情報に含まれる前記第2指示情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定することとに用いられ、
第3指示情報によって、端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があると指示する場合、目標コアネットワークは、第2種類のコアネットワークであり、第3指示情報によって、端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要がないと指示する場合、第1種類のコアネットワークも目標PLMNにサポートされることを第2指示情報から分かると、目標コアネットワークは、第1種類のコアネットワークである、
基地局。
【請求項14】
前記PLMN指示情報は、
第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、
前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである、請求項13に記載の基地局。
【請求項15】
前記端末から報告される前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを受信するための情報受信モジュールと、
前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知するように制御するための目標基地局特定モジュールとをさらに含み、
前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである、請求項13に記載の基地局。
【請求項16】
基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報であって、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含むPLMN指示情報を受信するための指示情報受信モジュールと、
前記PLMN指示情報に基づいて、端末に整合する目標PLMNを選択するためのPLMN選択モジュールと、
前記目標PLMNの情報を前記基地局に送信するためのフィードバック情報送信モジュールとを含み、
前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、
第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含み、
前記フィードバック情報送信モジュールは、さらに、
前記第2指示情報を含む前記目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークにアクセスする必要があるかを指示するための第3指示情報を前記基地局に送信することに用いられ、
第3指示情報によって、端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があると指示する場合、目標コアネットワークは、第2種類のコアネットワークであり、第3指示情報によって、端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要がないと指示する場合、第1種類のコアネットワークも目標PLMNにサポートされることを第2指示情報から分かると、目標コアネットワークは、第1種類のコアネットワークである、
端末。
【請求項17】
前記PLMN指示情報は、
第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、
前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである、請求項16に記載の端末。
【請求項18】
前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを前記基地局に報告することによって、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記端末に対し、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知するための情報報告モジュールをさらに含み、
前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである、請求項16に記載の端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2017年8月3日に中国特許庁に提出された中国特許出願201710656723.0の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示の実施例は、通信技術分野に係り、特に端末によるコアネットワークアクセス方法、基地局および端末に係る。
【背景技術】
【0002】
LTE(Long Term Evolution)システムの4Gから5Gへの移行プロセスにおいて、4Gのコアネットワークに接続可能であると同時に、5Gのコアネットワークにも接続可能な進化したLTE基地局(以下、eLTE基地局と称する)が存在する。
【0003】
eLTEのネットワークアーキテクチャ図は、以下の3種類がある。
【0004】
種類1:4GのコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)のみに接続し、当該コアネットワークのアーキテクチャが、36.300のアーキテクチャに一致する。
【0005】
eNB(Evolved Node B)と略称する基地局からなるE-UTRANのネットワークアーキテクチャは、図1に示されている。eNBは、アクセスネットワーク機能を完成させ、ユーザ端末UE(User Equipment)とはエアインタフェースで通信する。UEとeNBとは、制御プレーン接続もユーザプレーン接続も存在する。ネットワークにアタッチするUEごとに、1つのMME(Mobility Management Entity)からサービスを提供する。MMEとeNBとは、S1-MMEインタフェースで接続される。S1-MMEインタフェースは、移動性管理とベアラ管理機能を含んだ制御プレーンサービスをUEに提供する。
【0006】
S-GW(Serving GateWay)とeNBとは、S1-Uインタフェースで接続される。ネットワークにアタッチするUEごとに、1つS-GWからサービスを提供する。S1-Uインタフェースは、ユーザプレーンサービスをUEに提供する。UEのユーザプレーンデータは、S1-UによってS-GWとeNBとの間で搬送されて伝送される。
【0007】
種類2:図2に示すように、EPCと5GC(5Gコアネットワーク)に同時に接続可能なデュアルコアネットワークのネットワークアーキテクチャである。
【0008】
種類3:図3に示すように、5GCのみに接続するネットワークアーキテクチャである。
【0009】
しかし、図2に示すネットワークアーキテクチでは、eLTE基地局が2つのコアネットワークに接続されるため、端末は、ネットワークにアクセスする際に、コアネットワークの選択が必要となる。しかし、現在、当該技術問題を解決できる明確な解決策が提案されていない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の実施例は、端末によるコアネットワークアクセス方法、基地局および端末を提供する。基地局から、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を端末に送信することによって、端末は、これらのPLMNから自身に整合する目標PLMNを選択し、さらに、端末によって選択された目標PLMNに基づいて、端末のアクセス先となるコアネットワークを特定する。よって、従来技術のデュアルコアネットワークのネットワークアーキテクチャにおいて、端末がネットワークにアクセスする際に、アクセス先となるコアネットワークの選択ができないという技術問題を解決する。
【0011】
第1方面において、本開示の実施例は、端末によるコアネットワークアクセス方法を提供する。当該方法において、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む基地局のPLMN指示情報を端末に送信するステップと、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信し、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定するステップと、前記目標コアネットワークと前記端末とやり取りを行うことによって、前記端末が前記目標PLMNによって前記目標コアネットワークにアクセスするようにするステップとを含む。
【0012】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記の基地局のPLMN指示情報を端末に送信するステップは、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを端末に送信することを含む。
【0013】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記の基地局のPLMN指示情報を端末に送信するステップは、第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第3PLMNリストと、前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示するための前記第3PLMNリストの第1指示情報と、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む第4PLMNリストとを端末に送信することを含む。
【0014】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0015】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記PLMN指示情報は、各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む。
【0016】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含む。前記の前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信し、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定するステップは、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があるかを指示するための第3指示情報を受信することと、前記第3指示情報および前記目標PLMNの情報に含まれる前記第2指示情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定することとを含む。
【0017】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記方法では、前記端末から報告される前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを受信することと、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知することとをさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0018】
第2方面において、本開示の実施例は、端末によるコアネットワークアクセス方法をさらに提供する。当該方法において、基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報であって、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含むPLMN指示情報を受信するステップと、前記PLMN指示情報に基づいて、端末に整合する目標PLMNを選択するステップと、前記目標PLMNの情報を前記基地局に送信するステップとを含む。
【0019】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記の基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報を受信するステップは、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを基地局から受信することを含む。
【0020】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記の基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報を受信するステップは、第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第3PLMNリストと、前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示するための前記第3PLMNリストの第1指示情報と、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む第4PLMNリストとを基地局から受信することを含む。
【0021】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0022】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記PLMN指示情報は、各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む。
【0023】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含む。前記の前記目標PLMNの情報を前記基地局に送信するステップは、前記第2指示情報を含む前記目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークにアクセスする必要があるかを指示するための第3指示情報を前記基地局に送信することを含む。
【0024】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記方法では、前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを前記基地局に報告することによって、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記端末に対し、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知することをさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0025】
第3方面において、本開示の実施例は、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む基地局のPLMN指示情報を端末に送信するための指示情報送信モジュールと、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信し、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定するための目標コアネットワーク特定モジュールと、前記目標コアネットワークと前記端末とやり取りを行うことによって、前記端末が前記目標PLMNによって前記目標コアネットワークにアクセスするようにするためのアクセスモジュールとを含む基地局をさらに提供する。
【0026】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記指示情報送信モジュールは、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを端末に送信するための第1送信ユニットを含む。
【0027】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記指示情報送信モジュールは、第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第3PLMNリストと、前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示するための前記第3PLMNリストの第1指示情報と、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む第4PLMNリストとを端末に送信するための第2送信ユニットを含む。
【0028】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0029】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記PLMN指示情報は、各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む。
【0030】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含む。前記目標コアネットワーク特定モジュールは、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があるかを指示するための第3指示情報を受信するための情報受信ユニットと、前記第3指示情報および前記目標PLMNの情報に含まれる前記第2指示情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定するための目標コアネットワーク特定ユニットとを含む。
【0031】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記基地局は、前記端末から報告される前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを受信するための情報受信モジュールと、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知するように制御するための目標基地局特定モジュールとをさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0032】
第4方面において、本開示の実施例は、基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報であって、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含むPLMN指示情報を受信するための指示情報受信モジュールと、前記PLMN指示情報に基づいて、端末に整合する目標PLMNを選択するためのPLMN選択モジュールと、前記目標PLMNの情報を前記基地局に送信するためのフィードバック情報送信モジュールとを含む端末をさらに提供する。
【0033】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記指示情報受信モジュールは、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを基地局から受信するための第1受信ユニットを含む。
【0034】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記指示情報受信モジュールは、第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第3PLMNリストと、前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示するための前記第3PLMNリストの第1指示情報と、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む第4PLMNリストとを基地局から受信するための第2受信ユニットを含む。
【0035】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0036】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記PLMN指示情報は、各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む。
【0037】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含む。前記フィードバック情報送信モジュールは、具体的に、前記第2指示情報を含む前記目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークにアクセスする必要があるかを指示するための第3指示情報を前記基地局に送信することに用いられる。
【0038】
本開示の1つの実行可能な実施例によれば、上記手段において、前記端末は、前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを前記基地局に報告することによって、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記端末に対し、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知するための情報報告モジュールをさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0039】
第5方面において、本開示の実施例は、第1メモリと、第1プロセッサと、前記第1メモリに記憶されて前記第1プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む基地局をさらに提供する。前記第1プロセッサが前記プログラムを実行すると、第1方面に記載の端末によるコアネットワークアクセス方法が実現される。
【0040】
第6方面において、本開示の実施例は、第2メモリと、第2プロセッサと、前記第2メモリに記憶されて前記第2プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む端末をさらに提供する。前記第2プロセッサが前記プログラムを実行すると、第2方面に記載の端末によるコアネットワークアクセス方法が実現される。
【0041】
第7方面において、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。当該プログラムがプロセッサによって実行されると、第1方面に記載の端末によるコアネットワークアクセス方法が実現される。
【0042】
第8方面において、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。当該プログラムがプロセッサによって実行されると、第2方面に記載の端末によるコアネットワークアクセス方法が実現される。
【発明の効果】
【0043】
本開示の実施例において、基地局から、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を端末に送信することによって、端末は、これらのPLMNから自身に整合する目標PLMNを選択し、さらに、端末によって選択された目標PLMNに基づいて、端末のアクセス先となるコアネットワークを特定する。よって、本開示の実施例は、従来技術のデュアルコアネットワークのネットワークアーキテクチャにおいて、端末がネットワークにアクセスする際に、アクセス先となるコアネットワークの選択ができないという技術問題を解決する。
【図面の簡単な説明】
【0044】
本開示の実施例や従来技術の技術手段をより明確に説明するために、以下、実施例の記載に必要とされる図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の記載に関する図面は、単に本開示の一部の実施例である。当業者にとって、創造性のある作業をしない前提に、これらの図面から他の図面を得ることもできる。
【0045】
図1】従来技術におけるE-UTRANのネットワークアーキテクチャ図である。
図2】従来技術におけるデュアルコアネットワークのネットワークアーキテクチャ図である。
図3】従来技術における5Gコアネットワークのみに接続するネットワークアーキテクチャ図である。
図4】本開示の実施例において、基地局側の端末によるコアネットワークアクセス方法のフローチャートである。
図5】本開示の実施例において、端末側の端末によるコアネットワークアクセス方法のフローチャートである。
図6】本開示の実施例において、端末によるコアネットワークアクセス方法の具体的な実施図である。
図7】本開示の実施例における基地局のモジュール図である。
図8】本開示の実施例における端末のモジュール図である。
図9】本開示の実施例における基地局の構造ブロック図である。
図10】本開示の実施例における端末の構造ブロック図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0046】
本開示の解決しようとする技術課題、技術手段及び利点をより明確にするために、以下、図面および具体的な実施例を通じて詳細に記載する。以下の記載において、単に本開示の一部の実施例を全面的に理解してもらうことに役立つ目的で、具体的な構成や構成部品の特定の細部を示す。よって、ここに記載されている実施例に対し、本開示の範囲や趣旨を逸脱することなく、様々な変更や修正を行うことができることは、当業者にとって自明である。また、明確化と簡潔化を図るために、周知されている機能や構造に関する記載を省略している。
【0047】
なお、明細書の全文にわたって言及されている「1つの実施例」や「一実施例」とは、実施例に関連する特定の特徴、構造または特性が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。従って、明細書の各箇所に記載されている「1つの実施例において」や「一実施例において」とは、必ずしも同一の実施例を指すとは限らない。また、これらの特定の特徴、構造または特性は、任意かつ適切な方式で1つまたは複数の実施例に組み入れられることができる。
【0048】
本開示の各実施例において、下記各プロセスの番号の大きさは、実行順の前後を意味するのではなく、各プロセスの実行順は、その機能および内在的な論理によって確定されるものであり、本開示の実施例の実施プロセスに対しいっさい限定を構成しないと理解すべきである。
【0049】
また、本文において、「システム」と「ネットワーク」は、常に互換して使用することができる。
【0050】
本願に提供される実施例において、「Aに対応するB」とは、BとAが関連付けられることを示し、Aに基づいてBを確定することができる。なお、Aに基づいてBを確定することは、Aのみに基づいてBを確定するという意味ではなく、Aおよび/または他の情報に基づいてBを確定するのもよい。
【0051】
具体的に、本開示の実施例は、端末によるコアネットワークアクセス方法、基地局および端末を提供することによって、従来技術のデュアルコアネットワークのネットワークアーキテクチャにおいて、端末がネットワークにアクセスする際に、アクセス先となるコアネットワークの選択ができないという技術問題を解決する。
【0052】
(実施例1)
図4に示すように、本開示の実施例は、端末によるコアネットワークアクセス方法を提供し、具体的に以下のステップを含む。
【0053】
ステップ41において、基地局のPLMN指示情報を端末に送信する。
【0054】
具体的に、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む。ここで、第1種類のコアネットワークに接続するPLMNと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNとは、共通部分が存在してもよく、すなわち第1種類のコアネットワークにも接続して第2種類のコアネットワークにも接続するPLMNが存在する。また、第1種類のコアネットワークは、具体的に4Gコアネットワークであり、第2種類のコアネットワークは、具体的に5Gコアネットワークである。
【0055】
また、PLMN指示情報は、具体的にブロードキャスト形式で端末に送信される。もちろん、PLMN指示情報の具体的な送信形式は、これに限られない。
【0056】
また、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報の具体的な送信形式は、以下の2種類の方式で行われる。
【0057】
方式1:選択可能に、ステップ41において、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを端末に送信することを含む。
【0058】
ここで、第1PLMNリストは、具体的に従来のPLMNリストであり、第2PLMNリストは、新規に追加されるPLMNリストである。すなわち、第1種類のコアネットワークに接続するPLMNの情報を従来のPLMNリストに付帯し、新規のPLMNリストを追加して第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの情報を提供する。
【0059】
具体的に、たとえば、基地局が複数のプロバイダに共有され、異なるプロバイダに接続されるコアネットワークが異なるとする。たとえば、PLMN 1は、4Gコアネットワークのみに接続し、PLMN 2、PLMN 3は、4Gと5Gの2つのコアネットワークに接続可能であり、PLMN 4は、5Gコアネットワークのみに接続する。すると、第1PLMNリストではPLMN 1、PLMN 2、PLMN 3の情報を提供し、第2PLMNリストでは、PLMN 2、PLMN 3、PLMN 4の情報を提供する。
【0060】
方式2:選択可能に、ステップ41において、第3PLMNリストと、前記第3PLMNリストの第1指示情報と、第4PLMNリストとを端末に送信することを含む。ここで、前記第3PLMNリストは、第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む。前記第1指示情報は、前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示することに用いられる。前記第4PLMNリストは、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む。
【0061】
ここで、第3PLMNリストは、具体的に従来のPLMNリストであり、第4PLMNリストは、新規に追加されるPLMNリストである。すなわち、第1種類のコアネットワークに接続するPLMNの情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークの2つのコアネットワークに接続するPLMNの情報を従来のPLMNリストに付帯し、単独のビットストリーム(bitmap)を追加して、当該リストに対応する各PLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示し、単独のリストを追加して、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMNの情報を付帯する。
【0062】
具体的に、たとえば、基地局が複数のプロバイダに共有され、異なるプロバイダに接続されるコアネットワークが異なるとする。たとえば、PLMN 1は、4Gコアネットワークのみに接続し、PLMN 2、PLMN 3は、4Gと5Gの2つのコアネットワークに接続可能であり、PLMN 4は、5Gコアネットワークのみに接続する。すると、第3PLMNリストではPLMN 1、PLMN 2、PLMN 3の情報を提供し、bitmapでは011を提供する。ここで、0は、5Gコアネットワークへの接続がサポートされないことを示し、1は、5Gコアネットワークへの接続もサポートされることを示す。一つ目のビットは、第3PLMNリストのうちの一つ目のPLMNに対応し、2つ目のビットは、第3PLMNリストのうちの2つ目のPLMNに対応し、このように類推する。第4PLMNリストでは、5Gコアネットワークのみに接続するPLMNの情報、すなわちPLMN 4の情報を提供する。
【0063】
また、第1種類のコアネットワークに接続するPLMNと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNとは、共通部分が存在してもよく、すなわち第1種類のコアネットワークにも接続して第2種類のコアネットワークにも接続するPLMNが存在する。すると、デュアルコアネットワークをサポートするPLMNの場合、PLMN指示情報では、当該PLMNが優先的に第2種類のコアネットワークに接続するか、それとも優先的に第1種類のコアネットワークに接続するかを指示するための特定の情報をさらに提供する。
【0064】
すなわち、さらに、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。すなわち、「優先コアネットワーク指示情報」によって、デュアルコアネットワークをサポートするPLMNが優先的に第2種類のコアネットワークに接続するか、それとも優先的に第1種類のコアネットワークに接続するかを指示する。よって、端末は、アクセス先となるコアネットワークに基づいて、自身に整合するPLMNを選択する。
【0065】
具体的に、たとえば、PLMN 2、PLMN 3は、4Gと5Gの2つのコアネットワークに接続可能であれば、さらに2ビットの情報10を与える。1は、5Gコアネットワークが高い優先度であることを示し、0は、4Gコアネットワークが高い優先度であることを示す。10の場合、PLMN 2の5Gコアネットワークが高い優先度であり、PLMN 3の4Gコアネットワークが高い優先度であることを示す。
【0066】
さらに、前記PLMN指示情報は、各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む。すなわち、基地局は、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報をブロードキャストすると同時に、各PLMNのTAC(Tracking Area Code)および当該セルのIDをさらに提供する。すなわち、PLMNによっては、これらの情報は、同じであってもよく、異なってもよいが、プロバイダの計画と配置によって決められる。ここで、各PLMNのTACを端末にブロードキャストすることによって、端末は、TAC範囲内で移動するのであれば、ネットワークとのやり取りを必要とせず、しかもネットワーク側からTAC範囲内で端末のページングを行うことができ、高い有効性を有する。同一セルに対し、PLMN毎に異なるセルIDを割り当てることによって、プロバイダ同士は、協商を必要とせずに互いに干渉しない。すなわち、本開示の実施例において、ネットワーク共有を十分に考慮しており、異なるプロバイダは、ほかのプロバイダとの密結合を必要とせずに、同一のeLTE基地局を柔軟に配置して使用することができる。
【0067】
ステップ42において、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信し、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定する。
【0068】
ここで、ステップ41によって基地局のPLMN指示情報を端末に送信すると、端末は、受信したPLMN指示情報に基づいてPLMN選択を行い、自身に整合する(すなわち、自身に装着されたSIMカードに整合する)PLMNを選択する。
【0069】
具体的に、端末は、基地局のPLMN指示情報を受信すると、そのうち、端末によって識別可能なPLMNに関連するすべての情報をNAS(Non-access stratum)に転送する。ここで、端末が従来の4G端末であれば、当該端末は、以上言及された第1PLMNリストまたは第3PLMNリストしか識別できず、識別できたPLMNリストから適切なPLMNを選択する。端末は、eLTEをサポートする端末であれば、以上言及された第1PLMNリスト、第2PLMNリスト、デュアルコアネットワークをサポートするPLMNの優先コアネットワーク指示情報、または、第3PLMNリスト、第3PLMNリストの指示情報、第4PLMNリスト、デュアルコアネットワークをサポートするPLMNの優先コアネットワーク指示情報を識別可能である。
【0070】
NASは、目標PLMNを選定すると、AS(access stratum)に通知する。ASは、当該PLMNで適切なセルを選択して滞在することによって、当該端末からアクセスを引き起こしてネットワークに接続する際に、選択した目標PLMNの情報を基地局に送信する。
【0071】
ここで、端末が選択した目標PLMNでは1種類のコアネットワークしかサポートしない場合、基地局は、直接的に、目標PLMNに基づいて、端末のアクセス先となるコアネットワークを特定することができる。
【0072】
また、端末が選択した目標PLMNがデュアルコアネットワークをサポートする場合、端末は、第2種類のコアネットワークにアクセスする必要があるかをさらに指示する必要がある。すなわち、端末は、目標PLMNの情報を基地局に送信すると同時に、当該目標PLMNにサポートされるデュアルコアネットワークのうちのどのコアネットワークにアクセスする必要があるかを、基地局に知らせる必要がある。
【0073】
すなわち、前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含む。前記の前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信し、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定するステップは、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があるかを指示するための第3指示情報を受信することと、前記第3指示情報および前記目標PLMNの情報に含まれる前記第2指示情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定することとを含む。
【0074】
よって、端末が選択した目標PLMNがデュアルコアネットワークをサポートする場合、基地局は、受信した「第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報」および「前記端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があるかを指示するための第3指示情報」に基づいて、端末のアクセス先となる目標コアネットワークが第1種類のコアネットワークであるか、それとも、第2種類のコアネットワークであるかを特定する。具体的に、第3指示情報によって、端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があると指示する場合、目標コアネットワークは、第2種類のコアネットワークである。第3指示情報によって、端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要がないと指示する場合、第1種類のコアネットワークも目標PLMNにサポートされることを第2指示情報から分かると、目標コアネットワークは、第1種類のコアネットワークである。
【0075】
ステップ43において、前記目標コアネットワークと前記端末とやり取りを行うことによって、前記端末が前記目標PLMNによって前記目標コアネットワークにアクセスするようにする。
【0076】
ステップ42によって端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定すると、基地局は、目標コアネットワークおよび端末とのやり取りによって、端末が目標PLMNによって当該目標コアネットワークにアクセスするようにする。
【0077】
また、選択可能に、前記方法において、前記端末から報告される前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを受信することと、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知することとをさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0078】
すなわち、端末は、ネットワークにアクセスするときまたはその後に、自身の好みのネットワーク、すなわち優先PLMNの情報および優先コアネットワークを報告する。たとえば、ユーザは、優先ネットワークとして、あるPLMNまたは一部のPLMNの第2種類のコアネットワークに設定する。端末が現在の基地局から出ようとする場合、基地局は、端末に対し、切り替え先となる目標基地局を用意する際に、端末から報告されるユーザ好みのネットワーク情報を参照し、適切な目標基地局と目標ネットワークを選択する。当該端末の好みの目標ネットワークが目標基地局によってサポートされる場合、対応するリソースおよび構成を用意し、当該ユーザが目標コアネットワークに受け入れられるかの確認などが含まれる。目標基地局は、特定した目標ネットワークと目標セルを特定すると、関連の切り替え命令を元の基地局にフィードバックする。よって、端末は、目標基地局に切り替えられる。
【0079】
以上の記載をまとめると、本開示の実施例は、基地局から、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を端末に送信することによって、端末は、これらのPLMNから自身に整合する目標PLMNを選択し、さらに、端末によって選択された目標PLMNに基づいて、端末のアクセス先となるコアネットワークを特定する。よって、本開示の実施例は、従来技術のデュアルコアネットワークのネットワークアーキテクチャにおいて、端末がネットワークにアクセスする際に、アクセス先となるコアネットワークの選択ができないという技術問題を解決する。
【0080】
以上の記載によると、本開示の実施例において、eLTE基地局が2つのコアネットワークに接続されるシーンに対し解決策を提示しており、当該基地局が、従来の4G端末をサービングしてもよく、5G NASをサポートする進化型端末をサービングしてもよいため、進化した移行ネットワークでは多種類の仕様の端末が汎用して当該ネットワークから順調にサービスを受けることを保証する。また、本開示の実施例において、ネットワーク共有も十分に考慮されており、異なるプロバイダが、ほかのプロバイダとの密結合を必要とせずに、同一のeLTE基地局を柔軟に配置して使用することができる。
【0081】
(実施例2)
図5に示すように、本開示の実施例は、端末によるコアネットワークアクセス方法をさらに提供し、具体的に以下のステップを含む。
【0082】
ステップ51において、基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報を受信する。
【0083】
前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む。ここで、第1種類のコアネットワークに接続するPLMNと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNとは、共通部分が存在してもよく、すなわち第1種類のコアネットワークにも接続して第2種類のコアネットワークにも接続するPLMNが存在する。また、第1種類のコアネットワークは、具体的に4Gコアネットワークであり、第2種類のコアネットワークは、具体的に5Gコアネットワークである。
【0084】
また、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報の具体的な受信形式は、以下の2種類の方式で行われる。
【0085】
方式1:選択可能に、ステップ51において、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを基地局から受信することを含む。
【0086】
ここで、第1PLMNリストは、具体的に従来のPLMNリストであり、第2PLMNリストは、新規に追加されるPLMNリストである。すなわち、第1種類のコアネットワークに接続するPLMNの情報を従来のPLMNリストに付帯し、新規のPLMNリストを追加して第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの情報を提供する。
【0087】
具体的に、たとえば、基地局が複数のプロバイダに共有され、異なるプロバイダに接続されるコアネットワークが異なるとする。たとえば、PLMN 1は、4Gコアネットワークのみに接続し、PLMN 2、PLMN 3は、4Gと5Gの2つのコアネットワークに接続可能であり、PLMN 4は、5Gコアネットワークのみに接続する。すると、第1PLMNリストではPLMN 1、PLMN 2、PLMN 3の情報を提供し、第2PLMNリストでは、PLMN 2、PLMN 3、PLMN 4の情報を提供する。
【0088】
方式2:選択可能に、ステップ51において、基地局から送信される第3PLMNリストと、前記第3PLMNリストの第1指示情報と、第4PLMNリストとを受信することを含む。ここで、前記第3PLMNリストは、第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む。前記第1指示情報は、前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示することに用いられる。前記第4PLMNリストは、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む。
【0089】
ここで、第3PLMNリストは、具体的に従来のPLMNリストであり、第4PLMNリストは、新規に追加されるPLMNリストである。すなわち、第1種類のコアネットワークに接続するPLMNの情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークの2つのコアネットワークに接続するPLMNの情報を従来のPLMNリストに付帯し、単独のビットマップを追加して、当該リストに対応する各PLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示し、単独のリストを追加して、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMNの情報を付帯する。
【0090】
具体的に、たとえば、基地局が複数のプロバイダに共有され、異なるプロバイダに接続されるコアネットワークが異なるとする。たとえば、PLMN 1は、4Gコアネットワークのみに接続し、PLMN 2、PLMN 3は、4Gと5Gの2つのコアネットワークに接続可能であり、PLMN 4は、5Gコアネットワークのみに接続する。すると、第3PLMNリストでは、PLMN 1、PLMN 2、PLMN 3の情報を提供し、bitmapでは、011を提供する。ここで、0は、5Gコアネットワークへの接続がサポートされないことを示し、1は、5Gコアネットワークへの接続もサポートされることを示す。一つ目のビットは、第3PLMNリストのうちの一つ目のPLMNに対応し、2つ目のビットは、第3PLMNリストのうちの2つ目のPLMNに対応し、このように類推する。第4PLMNリストでは、5Gコアネットワークのみに接続するPLMNの情報、すなわちPLMN 4の情報を提供する。
【0091】
また、第1種類のコアネットワークに接続するPLMNと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNとは、共通部分が存在してもよく、すなわち第1種類のコアネットワークにも接続して第2種類のコアネットワークにも接続するPLMNが存在する。すると、デュアルコアネットワークをサポートするPLMNの場合、PLMN指示情報では、当該PLMNが優先的に第2種類のコアネットワークに接続するか、それとも優先的に第1種類のコアネットワークに接続するかを指示するための特定の情報をさらに提供する。
【0092】
すなわち、さらに、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。すなわち、「優先コアネットワーク指示情報」によって、デュアルコアネットワークをサポートするPLMNが優先的に第2種類のコアネットワークに接続するか、それとも優先的に第1種類のコアネットワークに接続するかを指示する。よって、端末は、アクセス先となるコアネットワークに基づいて、自身に整合するPLMNを選択する。
【0093】
具体的に、たとえば、PLMN 2、PLMN 3は、4Gと5Gの2つのコアネットワークに接続可能であれば、さらに2ビットの情報10を与える。1は、5Gコアネットワークが高い優先度であることを示し、0は、4Gコアネットワークが高い優先度であることを示す。10の場合、PLMN 2の5Gコアネットワークが高い優先度であり、PLMN 3の4Gコアネットワークが高い優先度であることを示す。
【0094】
さらに、前記PLMN指示情報は、各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む。すなわち、基地局は、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報をブロードキャストすると同時に、各PLMNのTACおよび当該セルのIDをさらに提供する。すなわち、PLMNによっては、これらの情報は、同じであってもよく、異なってもよいが、プロバイダの計画と配置によって決められる。ここで、各PLMNのTACを端末にブロードキャストすることによって、端末は、TAC範囲内で移動するのであれば、ネットワークとのやり取りを必要とせず、しかもネットワーク側からTAC範囲内で端末のページングを行うことができ、高い有効性を有する。同一セルに対し、PLMN毎に異なるセルIDを割り当てることによって、プロバイダ同士は、協商を必要とせずに互いに干渉しない。すなわち、本開示の実施例において、ネットワーク共有を十分に考慮しており、異なるプロバイダが、ほかのプロバイダとの密結合を必要とせずに、同一のeLTE基地局を柔軟に配置して使用することができる。
【0095】
ステップ52において、前記PLMN指示情報に基づいて、端末に整合する目標PLMNを選択する。
【0096】
ここで、ステップ51によって基地局のPLMN指示情報を受信すると、端末は、受信したPLMN指示情報に基づいてPLMN選択を行い、自身に整合する(すなわち、自身に装着されたSIMカードに整合する)PLMNを選択する。
【0097】
具体的に、端末は、基地局のPLMN指示情報を受信すると、そのうち、端末によって識別可能なPLMNに関連するすべての情報をNASに転送する。ここで、端末が従来の4G端末であれば、当該端末は、以上言及された第1PLMNリストまたは第3PLMNリストしか識別できず、識別できたPLMNリストから適切なPLMNを選択する。端末は、eLTEをサポートする端末であれば、以上言及された第1PLMNリスト、第2PLMNリスト、デュアルコアネットワークをサポートするPLMNの優先コアネットワーク指示情報、または、第3PLMNリスト、第3PLMNリストの指示情報、第4PLMNリスト、デュアルコアネットワークをサポートするPLMNの優先コアネットワーク指示情報を識別可能である。
【0098】
NASは、目標PLMNを選定すると、ASに通知する。ASは、当該PLMNで適切なセルを選択して滞在することによって、当該端末からアクセスを引き起こしてネットワークに接続する際に、選択した目標PLMNの情報を基地局に送信する。
【0099】
ステップ53において、前記目標PLMNの情報を前記基地局に送信する。
【0100】
ここで、前記目標PLMNの情報は、RRC(Radio Resource Control)接続確立要求メッセージまたはRRC接続確立完成メッセージの付帯情報として前記基地局に送信される。
【0101】
また、端末が選択した目標PLMNでは1種類のコアネットワークしかサポートしない場合、基地局は、直接的に、目標PLMNに基づいて、端末のアクセス先となるコアネットワークを特定することができる。
【0102】
また、端末が選択した目標PLMNがデュアルコアネットワークをサポートする場合、端末は、第2種類のコアネットワークにアクセスする必要があるかをさらに指示する必要がある。すなわち、端末は、目標PLMNの情報を基地局に送信すると同時に、当該目標PLMNにサポートされるデュアルコアネットワークのうちのどのコアネットワークにアクセスする必要があるかを、基地局に知らせる必要がある。
【0103】
すなわち、選択可能に、前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含む。ステップ53は、前記第2指示情報を含む前記目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークにアクセスする必要があるかを指示するための第3指示情報を前記基地局に送信することを含む。
【0104】
よって、端末が選択した目標PLMNがデュアルコアネットワークをサポートする場合、基地局は、受信した「第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報」および「前記端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があるかを指示するための第3指示情報」に基づいて、端末のアクセス先となる目標コアネットワークが第1種類のコアネットワークであるか、それとも、第2種類のコアネットワークであるかを特定する。具体的に、第3指示情報によって、端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があると指示する場合、目標コアネットワークは、第2種類のコアネットワークである。第3指示情報によって、端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要がないと指示する場合、第1種類のコアネットワークも目標PLMNにサポートされることを第2指示情報から分かると、目標コアネットワークは、第1種類のコアネットワークである。
【0105】
選択可能に、前記方法では、前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを前記基地局に報告することによって、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記端末に対し、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知することをさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0106】
すなわち、端末は、ネットワークにアクセスするときまたはその後に、自身の好みのネットワーク、すなわち優先PLMNの情報および優先コアネットワークを報告する。たとえば、ユーザは、優先ネットワークとして、あるPLMNまたは一部のPLMNの第2種類のコアネットワークに設定する。端末が現在の基地局から出ようとする場合、基地局は、端末に対し、切り替え先となる目標基地局を用意する際に、端末から報告されるユーザ好みのネットワーク情報を参照し、適切な目標基地局と目標ネットワークを選択する。当該端末の好みの目標ネットワークが目標基地局によってサポートされる場合、対応するリソースおよび構成を用意し、当該ユーザが目標コアネットワークに受け入れられるかの確認などが含まれる。目標基地局は、特定した目標ネットワークと目標セルを特定すると、関連の切り替え命令を元の基地局にフィードバックする。よって、端末は、目標基地局に切り替えられる。
【0107】
以上の記載をまとめると、本開示の実施例は、基地局から、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を端末に送信することによって、端末は、これらのPLMNから自身に整合する目標PLMNを選択し、さらに、端末によって選択された目標PLMNに基づいて、端末のアクセス先となるコアネットワークを特定する。よって、本開示の実施例は、従来技術のデュアルコアネットワークのネットワークアーキテクチャにおいて、端末がネットワークにアクセスする際に、アクセス先となるコアネットワークの選択ができないという技術問題を解決する。
【0108】
以上の記載によると、本開示の実施例において、eLTE基地局が2つのコアネットワークに接続されるシーンに対し解決策を提示しており、当該基地局が、元の4G端末をサービングしてもよく、5G NASをサポートする進化型端末をサービングしてもよいため、進化した移行ネットワークでは多種類の仕様の端末が汎用して当該ネットワークから順調にサービスを受けることを保証する。また、本開示の実施例において、ネットワーク共有も十分に考慮されており、異なるプロバイダが、ほかのプロバイダとの密結合を必要とせずに、同一のeLTE基地局を柔軟に配置して使用することができる。
【0109】
(実施例3)
上記実施例1および実施例2によれば、本開示の実施例の端末によるコアネットワークアクセス方法は、端末と基地局との間で図6のように実行される。
【0110】
ステップ61において、基地局は、PLMN指示情報をブロードキャスト送信する。ここで、PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む。第1種類のコアネットワークは、4Gコアネットワークであり、第2種類のコアネットワークは、5Gコアネットワークである。
【0111】
ステップ62において、端末のNASは、PLMN選択を行い、目標PLMNのセルを選択して滞在するようにASに通知する。
【0112】
ステップ63において、RRC接続確立プロセスにおいて、選択した目標PLMNの情報を基地局に通知する。
【0113】
ステップ64において、基地局は、端末から提供された選択済みの目標PLMNの情報に基づいて、対応するコアネットワークとの接続を確立する。
【0114】
以上の記載によれば、本開示の実施例は、基地局から、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を端末に送信することによって、端末は、これらのPLMNから自身に整合する目標PLMNを選択し、さらに、端末によって選択された目標PLMNに基づいて、端末のアクセス先となるコアネットワークを特定する。よって、従来技術のデュアルコアネットワークのネットワークアーキテクチャにおいて、端末がネットワークにアクセスする際に、アクセス先となるコアネットワークの選択ができないという技術問題を解決する。
【0115】
(実施例4)
本開示の実施例は、基地局を提供する。図7に示すように、当該基地局700は、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む基地局のPLMN指示情報を端末に送信するための指示情報送信モジュール701と、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信し、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定するための目標コアネットワーク特定モジュール702と、前記目標コアネットワークと前記端末とやり取りを行うことによって、前記端末が前記目標PLMNによって前記目標コアネットワークにアクセスするようにするためのアクセスモジュール703とを含む。
【0116】
選択可能に、前記指示情報送信モジュール701は、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを端末に送信するための第1送信ユニットを含む。
【0117】
選択可能に、前記指示情報送信モジュール701は、第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第3PLMNリストと、前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示するための前記第3PLMNリストの第1指示情報と、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む第4PLMNリストとを端末に送信するための第2送信ユニットを含む。
【0118】
選択可能に、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0119】
選択可能に、前記PLMN指示情報は、各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む。
【0120】
選択可能に、前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含む。前記目標コアネットワーク特定モジュール702は、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があるかを指示するための第3指示情報を受信するための情報受信ユニットと、前記第3指示情報および前記目標PLMNの情報に含まれる前記第2指示情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定するための目標コアネットワーク特定ユニットとを含む。
【0121】
選択可能に、前記基地局700は、前記端末から報告される前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを受信するための情報受信モジュールと、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知するように制御するための目標基地局特定モジュールとをさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0122】
ここで、基地局に含まれる上記モジュール及びユニットについて、各モジュール及びユニットに有する機能は、同一エンティティ機器によって実現されてもよく、異なるエンティティ機器によって実現されてもよい。
【0123】
以上の記載をまとめると、本開示の実施例は、基地局から、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を端末に送信することによって、端末は、これらのPLMNから自身に整合する目標PLMNを選択し、さらに、端末によって選択された目標PLMNに基づいて、端末のアクセス先となるコアネットワークを特定する。よって、本開示の実施例は、従来技術のデュアルコアネットワークのネットワークアーキテクチャにおいて、端末がネットワークにアクセスする際に、アクセス先となるコアネットワークの選択ができないという技術問題を解決する。
【0124】
(実施例5)
本開示の実施例は、端末をさらに提供する。図8に示すように、当該端末800は、基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報であって、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含むPLMN指示情報を受信するための指示情報受信モジュール801と、前記PLMN指示情報に基づいて、端末に整合する目標PLMNを選択するためのPLMN選択モジュール802と、前記目標PLMNの情報を前記基地局に送信するためのフィードバック情報送信モジュール803とを含む。
【0125】
選択可能に、前記指示情報受信モジュール801は、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを基地局から受信するための第1受信ユニットを含む。
【0126】
選択可能に、前記指示情報受信モジュール801は、第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第3PLMNリストと、前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示するための前記第3PLMNリストの第1指示情報と、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む第4PLMNリストとを基地局から受信するための第2受信ユニットを含む。
【0127】
選択可能に、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0128】
選択可能に、前記PLMN指示情報は、各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む。
【0129】
選択可能に、前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含む。前記フィードバック情報送信モジュール803は、具体的に、前記第2指示情報を含む前記目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークにアクセスする必要があるかを指示するための第3指示情報を前記基地局に送信することに用いられる。
【0130】
選択可能に、前記端末800は、前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを前記基地局に報告することによって、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記端末に対し、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知するための情報報告モジュールをさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0131】
ここで、端末に含まれる上記モジュール及びユニットについて、各モジュール及びユニットに有する機能は、同一エンティティ機器によって実現されてもよく、異なるエンティティ機器によって実現されてもよい。
【0132】
以上の記載をまとめると、本開示の実施例は、基地局から、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を端末に送信することによって、端末は、これらのPLMNから自身に整合する目標PLMNを選択し、さらに、端末によって選択された目標PLMNに基づいて、端末のアクセス先となるコアネットワークを特定する。よって、本開示の実施例は、従来技術のデュアルコアネットワークのネットワークアーキテクチャにおいて、端末がネットワークにアクセスする際に、アクセス先となるコアネットワークの選択ができないという技術問題を解決する。
【0133】
(実施例6)
図9に示すように、本開示の実施例は、第1メモリ920と、第1プロセッサ900と、前記第1メモリ920に記憶されて前記第1プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む基地局を提供する。第1プロセッサ900は、第1メモリ920からプログラムを読み取ることによって、基地局のPLMN指示情報を端末に送信し、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信するように第1トランシーバ910を制御する。よって、第1プロセッサ900は、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定し、さらに、前記目標コアネットワークと前記端末とやり取りを行うことによって、前記端末が前記目標PLMNによって前記目標コアネットワークにアクセスするようにする。ここで、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む。
【0134】
ここで、図9において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、第1プロセッサ900をはじめとする1つ又は複数のプロセッサと第1メモリ920をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。第1トランシーバ910は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。第1プロセッサ900は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。第1メモリ920は、第1プロセッサ900による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0135】
ここで、第1トランシーバ910は、基地局のPLMN指示情報を端末に送信する際に、具体的に、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを端末に送信することに用いられる。
【0136】
ここで、第1トランシーバ910は、基地局のPLMN指示情報を端末に送信する際に、具体的に、第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第3PLMNリストと、前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示するための前記第3PLMNリストの第1指示情報と、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む第4PLMNリストとを端末に送信することに用いられる。
【0137】
ここで、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0138】
ここで、前記PLMN指示情報は、各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む。
【0139】
ここで、前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含む。すると、第1トランシーバ910は、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信し、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定する際に、具体的に、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があるかを指示するための第3指示情報を受信することと、前記第3指示情報および前記目標PLMNの情報に含まれる前記第2指示情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定することとに用いられる。
【0140】
ここで、第1トランシーバ910は、さらに、前記端末から報告される前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを受信することに用いられる。前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。よって、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知することを、第1プロセッサ900をトリガーして制御する。
【0141】
(実施例7)
上記目的をさらに実現するために、図10に示すように、本開示は、第2プロセッサ1010と、バスインタフェース1020を介して前記第2プロセッサ1010に接続され、前記第2プロセッサ1010の操作実行に用いられるプログラムとデータを記憶するための第2メモリ1030と、バスインタフェース1020を介して前記第2プロセッサ1110に接続され、第2プロセッサ1010による制御でデータを送受信するための第2トランシーバ1040とを含む端末をさらに提供する。
【0142】
ここで、第2トランシーバ1040が基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報を受信することによって、第2プロセッサ1010は、前記PLMN指示情報に基づいて、端末に整合する目標PLMNを選択し、さらに第2トランシーバ1040をトリガーして前記目標PLMNの情報を前記基地局に送信する。ここで、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む。
【0143】
ここで、第2トランシーバ1040は、前記の基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報を受信する際に、具体的に、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを基地局から受信することに用いられる。
【0144】
ここで、第2トランシーバ1040は、前記の基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報を受信する際に、具体的に、第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第3PLMNリストと、前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示するための前記第3PLMNリストの第1指示情報と、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む第4PLMNリストとを基地局から受信することに用いられる。
【0145】
ここで、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0146】
ここで、前記PLMN指示情報は、各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む。
【0147】
ここで、前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含む。第2トランシーバ1040は、前記目標PLMNの情報を前記基地局に送信する際に、具体的に、前記第2指示情報を含む前記目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークにアクセスする必要があるかを指示するための第3指示情報を前記基地局に送信することに用いられる。
【0148】
ここで、第2トランシーバ1040は、さらに、前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを前記基地局に報告することによって、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記端末に対し、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知することに用いられ、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0149】
なお、図10において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、第2プロセッサ1010をはじめとする1つ又は複数のプロセッサと第2メモリ1030をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。第2トランシーバ1040は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。ユーザ端末によっては、ユーザインタフェース1050は、内部接続や外部接続する機器のインタフェースであってもよい。接続する機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限られない。第2プロセッサ1010は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。第2メモリ1030は、第2プロセッサ1010による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0150】
上記実施例を実現するすべてまたは一部のステップは、ハードウェアによって実現されてもよく、コンピュータプログラムで関連ハードウェアに指示して行ってもよい。前記のコンピュータプログラムは、上記方法の一部またはすべてのステップを実行する指令を含む。かつ当該コンピュータプログラムは、読み取り可能な記憶媒体に格納される。記憶媒体は、揮発性の記憶媒体または非揮発性の記憶媒体など、あらゆる形態の記憶媒体である。
【0151】
なお、本開示の装置と方法において、明らかに、各部品または各ステップは、分解および/または再度の組み合わせが可能である。これらの分解および/または再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並行に実行されてもよく、または、互いに独立に実行されてもよい。当業者にとって、本開示の方法および装置のすべてまたは任意のステップや部品は、任意の計算装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)や計算装置のネットワークでハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせによって実現されうることが理解できる。これは、当業者が本開示の説明を閲読して基本的なプログラミング技能を活用して実現できることである。
【0152】
したがって、本開示の目的は、任意の計算装置で1つまたは一連のプログラムを実行することによっても実現されうる。前記計算装置は、周知されている汎用装置である。したがって、本開示の目的は、前記方法または装置を実現するプログラムコードを含むプログラムプロダクトの提供のみでも実現されうる。すなわち、このようなプログラムプロダクトも本開示を構成し、しかもこのようなプログラムプロダクトを記憶した記憶媒体も本開示を構成する。明らかに、前記記憶媒体は、任意の周知される記憶媒体または将来開発されうる任意の記憶媒体である。なお、本開示の装置と方法において、各部品または各ステップは、分解および/または再度の組み合わせが可能である。これらの分解および/または再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並行に実行されてもよく、または、互いに独立に実行されてもよい。
【0153】
(実施例8)
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。当該プログラムがプロセッサによって実行されると、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む基地局のPLMN指示情報を端末に送信するステップと、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信し、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定するステップと、前記目標コアネットワークと前記端末とやり取りを行うことによって、前記端末が前記目標PLMNによって前記目標コアネットワークにアクセスするようにするステップとが実現される。
【0154】
ここで、前記の基地局のPLMN指示情報を端末に送信するステップは、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを端末に送信することを含む。
【0155】
ここで、前記の基地局のPLMN指示情報を端末に送信するステップは、第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第3PLMNリストと、前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示するための前記第3PLMNリストの第1指示情報と、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む第4PLMNリストとを端末に送信することを含む。
【0156】
ここで、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0157】
ここで、前記PLMN指示情報は、各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む。
【0158】
ここで、前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含む。前記の前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報を受信し、前記目標PLMNの情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定するステップは、前記端末から前記PLMN指示情報に基づいて選択された前記端末に整合する目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークに接続する必要があるかを指示するための第3指示情報を受信することと、前記第3指示情報および前記目標PLMNの情報に含まれる前記第2指示情報に基づいて、前記端末のアクセス先となる目標コアネットワークを特定することとを含む。
【0159】
ここで、前記方法において、前記端末から報告される前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを受信するステップと、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知するステップとをさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0160】
(実施例9)
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。当該プログラムがプロセッサによって実行されると、基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報であって、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報および第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含むPLMN指示情報を受信するステップと、前記PLMN指示情報に基づいて、端末に整合する目標PLMNを選択するステップと、前記目標PLMNの情報を前記基地局に送信するステップとが実現される。
【0161】
ここで、前記の基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報を受信するステップは、第1種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第1PLMNリストと、第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第2PLMNリストを基地局から受信することを含む。
【0162】
ここで、前記の基地局から送信される前記基地局のPLMN指示情報を受信するステップは、第1種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報および第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMN情報を含む第3PLMNリストと、前記第3PLMNリストのうちのPLMNが第2種類のコアネットワークに接続するかを指示するための前記第3PLMNリストの第1指示情報と、第2種類のコアネットワークのみに接続するPLMN情報を含む第4PLMNリストとを基地局から受信することを含む。
【0163】
ここで、前記PLMN指示情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続するPLMNの優先コアネットワークを指示するための優先コアネットワーク指示情報をさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0164】
ここで、前記PLMN指示情報は、各PLMNのトラッキングエリアコードおよび/または各PLMNのセルIDをさらに含む。
【0165】
ここで、前記目標PLMNが第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続する場合、前記目標PLMNの情報は、第1種類のコアネットワークと第2種類のコアネットワークに接続することを前記目標PLMNに指示するための第2指示情報を含む。前記の前記目標PLMNの情報を前記基地局に送信するステップは、前記第2指示情報を含む前記目標PLMNの情報、および、前記端末が第2種類のコアネットワークにアクセスする必要があるかを指示するための第3指示情報を前記基地局に送信することを含む。
【0166】
ここで、前記方法において、前記端末のサポート可能な優先PLMNの情報および優先コアネットワークを前記基地局に報告することによって、前記端末が前記基地局を出た場合、前記基地局が、前記端末に対し、前記優先PLMNと前記優先コアネットワークをサポートする目標基地局を選択し、前記端末が前記目標基地局に切り替えられるよう、前記端末に対しリソース構成を行うことを前記目標基地局に通知するステップをさらに含み、前記優先コアネットワークは、第1種類のコアネットワークまたは第2種類のコアネットワークである。
【0167】
以上記載されたのは、本開示の好適な実施形態である。なお、当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲内にある。
図1
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図7
図8
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図10