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特許6996805プログラム、情報処理方法及びサーバ装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-20
(45)【発行日】2022-01-17
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法及びサーバ装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/14 20120101AFI20220107BHJP
【FI】
G06Q50/14
【請求項の数】 24
(21)【出願番号】P 2021502353
(86)(22)【出願日】2020-02-27
(86)【国際出願番号】 JP2020007916
(87)【国際公開番号】W WO2020175599
(87)【国際公開日】2020-09-03
【審査請求日】2021-01-20
(31)【優先権主張番号】P 2019036799
(32)【優先日】2019-02-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】518011448
【氏名又は名称】株式会社NearMe
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼原 幸一郎
【審査官】田付 徳雄
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2014/0229287(US,A1)
【文献】特開2014-016870(JP,A)
【文献】特開2018-147297(JP,A)
【文献】特表2015-505384(JP,A)
【文献】特開2005-018697(JP,A)
【文献】特開2019-028669(JP,A)
【文献】特開2012-088856(JP,A)
【文献】特開2001-195459(JP,A)
【文献】特開2014-174907(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの端末装置から位置情報を取得し、
取得した位置情報に対応する情報であって、地域と関連する者である地域関連者により投稿された地域情報を前記端末装置へ出力して表示する
処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記地域関連者は観光ガイドを含み、
前記地域情報は、前記観光ガイドが現地で実施する人による観光スポットの案内の予約の受付に係る情報と、前記観光ガイドが関連する非人による観光スポットの案内に係るコンテンツとを含み、
人による案内の予約に係るアイコン、及び非人による案内を選択するためのアイコンを含むタイプ選択部を前記端末装置に表示して、ガイドのタイプの選択を受け付ける
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項2】
非人による観光スポットの案内に係るコンテンツは、前記観光ガイドが関連する動画又は音声のコンテンツを含み、
人による案内の予約に係るアイコンが選択された場合、前記観光ガイドによる案内の予約を受け付け、
動画又は音声による案内に係るアイコンが選択された場合、前記観光ガイドが関連する動画又は音声を再生する
処理をコンピュータに実行させる請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
観光の出発地点を示す基準地点に基づいて、観光ルートを作成し、
作成した観光ルートの情報を、前記端末装置へ出力する
処理をコンピュータに実行させる請求項1又は請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記観光ルートの情報は観光ガイド情報を含み、前記観光ガイド情報は、ガイド可能な観光スポット、ガイド時間帯、対応可能人数、対応言語、ガイドレベル、カジュアルかフォーマルかの種別を示す情報を含む
請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
観光ガイドの手配と、タクシーの手配、観光スポットのチケットの購入、又はレストランの予約とを含む、観光に必要な複数のサービスの一括手配の要求を受け付け、
観光ガイドの手配に係る処理と、タクシーの手配、チケットの購入又はレストランの予約に係る処理を実行する
請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項6】
前記地域情報の選択を受け付け、
前記コンテンツを選択可能に複数表示する第1画面を表示し、
該第1画面において、前記コンテンツの一つが選択された場合、前記コンテンツのガイドのタイプを選択可能に複数表示する第2画面を表示し、
該第2画面において、前記ガイドのタイプの選択を受け付ける
請求項1から請求項5のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項7】
前記コンテンツは動画であり、
観光スポットの位置情報と、前記動画における該観光スポットの案内の開始時間とを記憶する動画情報データベースの情報と、取得した位置情報に基づいて前記動画の再生時点を決定する請求項1から請求項6のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項8】
前記基準地点に関連する観光地に、過去行ったことがある友達の情報を含む友達リストの表示の要求があった場合、友達IDと、過去から現在にわたって友達が存在又は訪問した位置を示す位置情報と、訪問予定位置情報と、観光スポット関する投稿情報とを対応付けた友達情報データベースの情報に基づいて、観光の出発地点を示す基準地点に関連する観光地を訪れたことがある友達の情報を抽出して友達リストを作成し、
前記基準地点に関連する観光地に、現在いる友達の情報を含む友達リストの表示の要求があった場合、前記友達情報データベースの情報に基づいて、観光の出発地点を示す基準地点に関連する観光地にいる友達の情報を抽出して友達リストを作成し、
将来行く予定の友達の情報を含む第3の友達リストの表示の要求があった場合、前記友達情報データベースの情報に基づいて、観光の出発地点を示す基準地点に関連する観光地に行く予定の友達の情報を抽出して友達リストを作成し、
作成した友達リストをユーザの前記端末装置へ送信して表示し、
友達リストから選択された友達を示す情報を受信し、
受信した情報が示す友達の投稿情報のなかから前記観光地に関する投稿情報を抽出し、
抽出した投稿情報をユーザの前記端末装置へ送信する
処理をコンピュータに実行させる請求項3又は請求項4に記載のプログラム。
【請求項9】
前記コンテンツに基づく案内に関する料金の決済を受け付ける請求項から請求項8のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項10】
前記地域情報に基づく案内に関する料金を、AR(Augmented Reality)を利用して表示し、
前記料金の決済を受け付ける
請求項1から請求項9のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項11】
ユーザのスケジュール情報と、基準地点と、前記地域情報とに基づいて観光ルートを作成する請求項1から請求項10のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項12】
訪問すべき地点又は訪問すべきでない地点に係る情報を含み、観光ルートを制約するための制約情報と、基準地点と、前記地域情報とに基づいて観光ルートを作成する請求項1から請求項11のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項13】
タクシーの相乗りを希望するユーザに係る情報と、基準地点と、前記地域情報とに基づいて観光ルートを作成する請求項1から請求項12のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項14】
観光ガイドに係る情報と、基準地点と、前記地域情報とに基づいて観光ルートを作成する請求項1から請求項13のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項15】
前記地域関連者又は前記地域情報と、前記地域関連者又は前記地域情報に対するユーザの評価とを関連付けて表示する請求項1から請求項14のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項16】
前記地域関連者又は前記地域情報に対するユーザからの評価の入力を受け付ける請求項15に記載のプログラム。
【請求項17】
前記地域情報の選択を受け付け、
該選択を受け付けた後、選択された前記地域関連者の前記地域情報の表示中に継続的にユーザに関する位置情報を取得し、
取得した位置情報に対応させて投稿された地域情報を更に表示する
請求項1から請求項16のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項18】
前記地域情報に基づく案内の対象物の説明を、ARを利用して表示し、
前記対象物の説明のユーザによる変更を受け付ける
請求項1から請求項17のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項19】
位置情報の変更を受け付け、
該変更を受け付けた場合、変更後の位置情報に対応する地域関連者により投稿された地域情報を表示する請求項1から請求項18のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項20】
ユーザを、該ユーザの位置情報の履歴に対応する地域の地元メンバーとして登録し、
登録された地元メンバーと、付与されたレベルとを関連付けて表示する
請求項1から請求項19のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項21】
取得した位置情報に対応する地域におけるユーザを表示する請求項1から請求項20のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項22】
複数のユーザの地域情報に関する要求を受け付け、
前記複数のユーザの要求に対応する地域情報を表示する
請求項1から請求項21のいずれか一つに記載のプログラム。
【請求項23】
ユーザの端末装置から位置情報を取得し、
取得した位置情報に対応する情報であって、地域と関連する者である地域関連者により投稿された地域情報を前記端末装置に出力して表示する
処理をコンピュータに実行させる情報処理方法であって、
前記地域関連者は観光ガイドを含み、
前記地域情報は、前記観光ガイドが現地で実施する人による観光スポットの案内の予約の受付に係る情報と、前記観光ガイドが関連する非人による観光スポットの案内に係るコンテンツとを含み、
人による案内の予約に係るアイコン、及び非人による案内を選択するためのアイコンを含むタイプ選択部を前記端末装置に表示して、ガイドのタイプの選択を受け付ける
処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
【請求項24】
ユーザの端末装置から位置情報を取得する取得部と、
取得した位置情報に対応する情報であって、地域と関連する者である地域関連者により投稿された地域情報を前記端末装置に出力する出力部と
を備えるサーバ装置であって、
前記地域関連者は観光ガイドを含み、
前記地域情報は、前記観光ガイドが現地で実施する人による観光スポットの案内の予約の受付に係る情報と、前記観光ガイドが関連する非人による観光スポットの案内に係るコンテンツとを含み、
人による案内の予約に係るアイコン、及び非人による案内を選択するためのアイコンを含むタイプ選択部を前記端末装置に表示して、ガイドのタイプの選択を受け付ける受付部を備える
サーバ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理方法及びサーバ装置に関する。
本出願は、2019年2月28日出願の日本出願第2019-036799号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、端末装置とネットワークを介して通信し、端末装置のユーザに対して、旅行先の地域に係る地域情報を提供する種々の情報処理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-162142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、種々の情報処理システムが提案されているが、より幅広い地域情報を提供することができる提供態様が望まれる。
【0005】
本開示は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザに幅広く地域情報を提供することができるプログラム、情報処理方法及びサーバ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、位置情報を取得し、取得した位置情報に対応する情報であって、地域と関連する者である地域関連者により投稿された情報である地域情報を表示する。
【0007】
本開示の一実施形態によれば、地域情報は地域関連者により投稿されたものであるので、位置情報に基づいて各地域関連者による種々の地域情報を幅広く表示することができる。従って、ユーザに幅広く地域情報を提供することができる。
【0008】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、前記地域関連者は観光ガイドを含み、前記地域情報は、前記観光ガイドの実施する案内の予約又は前記観光ガイドが関連するコンテンツを含み、前記地域情報の選択を受け付ける。
【0009】
本開示の一実施形態によれば、観光ガイドは地域関連者として、自身が保有する地域情報を提供することができ、実際に地域情報に係る地域にいなくとも、旅行者の案内を行うことができる。
【0010】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、前記コンテンツを選択可能に複数表示する第1画面を表示し、該第1画面において、前記コンテンツの一つが選択された場合、前記コンテンツのガイドのタイプを選択可能に複数表示する第2画面を表示し、該第2画面において、前記ガイドのタイプの選択を受け付ける。
【0011】
本開示の一実施形態によれば、ユーザは容易な手順で案内を受けることができる。
【0012】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、前記コンテンツは動画であり、該動画の再生時点が位置情報に基づいて決定される。
【0013】
本開示の一実施形態によれば、ユーザの現在の位置に対応した態様で動画の再生を行うことができる。
【0014】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、前記コンテンツに基づく案内に関する料金の決済を受け付ける。
【0015】
本開示の一実施形態によれば、地域情報の利用が有料である場合、案内において入館料等が必要である場合等に、これらの料金を地域情報の利用と併せて決済することができ、利便性が向上する。
【0016】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、前記地域情報に基づく案内に関する料金を、AR(Augmented Reality)を利用して表示し、前記料金の決済を受け付ける。
【0017】
本開示の一実施形態によれば、地域情報の利用が有料である場合、案内中に入館料等が必要である場合等に、これらの料金を地域情報の利用と併せて決済することができ、利便性が向上する。
【0018】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、基準地点と前記地域情報とに基づいて観光ルートを作成する。
【0019】
本開示の一実施形態によれば、ユーザの観光態様に合致する観光ルートを表示でき、利便性が向上する。
【0020】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、ユーザのスケジュール情報と、基準地点と、前記地域情報とに基づいて観光ルートを作成する。
【0021】
本開示の一実施形態によれば、ユーザの観光態様に合致する観光ルートを自動作成して表示でき、利便性が向上する。
【0022】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、訪問すべき地点又は訪問すべきでない地点に係る情報を含み、観光ルートを制約するための制約情報と、基準地点と、前記地域情報とに基づいて観光ルートを作成する。
【0023】
本開示の一実施形態によれば、制約情報を考慮してユーザの観光態様に合致する観光ルートを自動作成して表示でき、利便性が向上する。
【0024】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、タクシーの相乗りを希望するユーザに係る情報と、基準地点と、前記地域情報とに基づいて観光ルートを作成する。
【0025】
本開示の一実施形態によれば、タクシーの相乗り料金を考慮してユーザの観光態様に合致する観光ルートを自動作成して表示でき、利便性が向上する。
【0026】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、観光ガイドに係る情報と、基準地点と、前記地域情報とに基づいて観光ルートを作成する。
【0027】
本開示の一実施形態によれば、ユーザの観光態様に合致する観光ルートを自動作成し、自動作成した観光ルート及び観光ガイド情報を表示でき、利便性が向上する。
【0028】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、前記地域関連者又は前記地域情報と、前記地域関連者又は前記地域情報に対するユーザの評価とを関連付けて表示する。
【0029】
本開示の一実施形態によれば、地域関連者又は地域情報の評価を、ユーザの地域情報の利用の際の指標とすることができる。
【0030】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、前記地域関連者又は前記地域情報に対するユーザからの評価の入力を受け付ける。
【0031】
本開示の一実施形態によれば、地域関連者又は地域情報にユーザからの評価を付けることができる。
【0032】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、前記地域情報の選択を受け付け、該選択を受け付けた後、選択された前記地域関連者の前記地域情報の表示中に継続的にユーザに関する位置情報を取得し、取得した位置情報に対応させて投稿された地域情報を更に表示する。
【0033】
本開示の一実施形態によれば、地域情報に基づく案内を受けている間に到達する位置に係る地域情報を更にユーザに提供することができる。
【0034】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、前記地域情報に基づく案内の対象物の説明を、ARを利用して表示し、前記対象物の説明のユーザによる変更を受け付ける。
【0035】
本開示の一実施形態によれば、地域情報に基づく案内の対象物の説明を、より利便性の高い情報を含むようにユーザが変更することができる。
【0036】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、位置情報の変更を受け付け、該変更を受け付けた場合、変更後の位置情報に対応する地域関連者により投稿された地域情報を表示する。
【0037】
本開示の一実施形態によれば、地域情報を利用したユーザが移動した場合に、移動先の地域情報を提供することができる。
【0038】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、ユーザを、該ユーザの位置情報の履歴に対応する地域の地元メンバーとして登録し、登録された地元メンバーと、付与されたレベルとを関連付けて表示する。
【0039】
本開示の一実施形態によれば、ユーザが、地域住民等の地域に詳しい他のユーザの情報を得ることができる。
【0040】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、取得した位置情報に対応する地域におけるユーザを表示する。
【0041】
本開示の一実施形態によれば、位置情報と対応するユーザを表示することで、より幅広い情報交換を行うことが可能となる。
【0042】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、複数のユーザの地域情報に関する要求を受け付け、前記複数のユーザの要求に対応する地域情報を表示する。
【0043】
本開示の一実施形態によれば、地域情報について同様の要求を有する複数のユーザに同一の地域情報を提供することができる。
【0044】
本開示の一実施形態に係る情報処理方法は、ユーザの端末装置から位置情報を取得し、取得した位置情報に対応する地域の地域関連者により投稿された地域情報を前記端末装置に出力する処理をコンピュータに実行させる。
【0045】
本開示の一実施形態によれば、地域情報は地域の地域関連者により投稿されたものであるので、位置情報に基づいて各地域関連者による種々の地域情報を幅広く表示することができる。従って、ユーザに幅広く地域情報を提供することができる。
【0046】
本開示の一実施形態に係るサーバ装置は、ユーザの端末装置から位置情報を取得する取得部と、該取得部が取得した位置情報に対応する地域の地域関連者により投稿された地域情報を前記端末装置に出力する出力部とを備える。
【0047】
本開示の一実施形態によれば、地域情報は地域関連者により投稿されたものであるので、位置情報に基づいて各地域関連者による種々の地域情報を幅広く提供することができる。従って、ユーザに幅広く地域情報を提供することができる。
【発明の効果】
【0048】
本開示の一実施形態によれば、ユーザに幅広く地域情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
図1】情報処理システムの一例を示す模式図である。
図2】サーバの構成例を示すブロック図である。
図3】地域情報DBのレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。
図4】ルート情報DBのレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。
図5】動画情報DBのレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。
図6】スポット情報DBのレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。
図7】レベル情報DBのレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。
図8】端末の構成例を示すブロック図である。
図9】案内開始処理の手順を示すフローチャートである。
図10】開始画面の一例を示す説明図である。
図11】詳細入力画面の一例を示す説明図である。
図12】情報選択画面の一例を示す説明図である。
図13】情報選択画面の一例を示す説明図である。
図14】情報選択画面の一例を示す説明図である。
図15】情報選択画面の一例を示す説明図である。
図16】地域情報詳細画面の一例を示す説明図である。
図17】動画リスト表示画面の一例を示す説明図である。
図18】地域情報取得処理の手順を示すフローチャートである。
図19】報酬付与処理の手順を示すフローチャートである。
図20】AR変更画面の一例を示す説明図である。
図21】案内画面の一例を示す説明図である。
図22】案内処理の手順を示すフローチャートである。
図23】情報選択画面の一例を示す説明図である。
図24】情報選択画面の一例を示す説明図である。
図25】終了画面の一例を示す説明図である。
図26】評価意見受付処理の手順を示すフローチャートである。
図27】地元メンバー認定画面の一例を示す説明図である。
図28】実施形態2における地域情報取得処理の手順を示すフローチャートである。
図29】実施形態3における友達及び地元メンバー選択画面の一例を示す説明図である。
図30】友達選択画面の一例を示す説明図である。
図31】友達情報DBのレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。
図32】地元メンバー選択画面の一例を示す説明図である。
図33】メッセージ送信処理の手順を示すフローチャートである。
図34】メッセージ入力画面の一例を示す説明図である。
図35】実施形態4における端末及びサーバが行う動画再生処理の手順を示すフローチャートである。
図36】実施形態4における端末及びサーバが行う動画再生処理の手順を示すフローチャートである。
図37】実施形態5に係る観光ルート作成処理の手順を示すフローチャートである。
図38】実施形態6に係るタクシー相乗りを考慮した観光ルート作成処理の手順を示すフローチャートである。
図39】実施形態7に係る観光ガイドを考慮した観光ルート作成処理の手順を示すフローチャートである。
図40】実施形態8に係る友達リスト及び投稿情報の表示処理の手順を示すフローチャートである。
図41】対象物又は店舗に関連する情報を蓄積した商品等DBのレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。
図42】実施形態9に係るAR又はVRを通じた商品販売処理の手順を示すフローチャートである。
図43】実施形態10に係るコンテンツの模倣検出処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0050】
以下、本開示に係るプログラム、情報処理方法及びサーバ装置についてその実施形態を示す図面に基づいて詳述する。以下に記載する実施形態1-10の一部を任意に組み合わせてもよい。
(実施形態1)
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、情報処理システムの一例を示す模式図である。情報処理システムは、情報処理装置1、複数の端末装置2、2、2…を含む。各装置は、インターネット等のネットワークNによって相互に通信接続されている。
【0051】
情報処理装置1は、種々の情報処理を行うと共に、情報の送受信を行う情報処理装置であり、例えばサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ等である。本実施形態において情報処理装置1はサーバコンピュータであるものとし、以下ではサーバ1と読み替える。
【0052】
サーバ1は、端末装置2、2、2…の所有者である各ユーザに対して、ネットワークNを介してユーザ同士が交流するためのアプリケーションサービスを提供する。また、本実施形態においてサーバ1は、各端末装置2からユーザ等により投稿された地域情報を取得し、該地域情報を要求した旅行者などのユーザに提供する。ここで、地域情報とは、対応する地域に関する情報であり、対応する地域に関する動画、静止画、文字若しくは音声又はこれらの組み合わせによるコンテンツや、対応する地域に関する観光に関する情報を含む。また、地域情報は、観光ガイドが現地で実施する案内の予約の受付等これらのコンテンツの提供のために使用される情報を含む。更に、地域情報は、観光地、レストラン、イベント等に関するコンテンツを含む。
【0053】
端末装置2は、種々の情報処理を行う情報処理端末であり、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。本実施形態において端末装置2はスマートフォンであるものとし、以下では簡潔のため端末2と読み替える。
【0054】
図2は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、大容量記憶装置14を含む。
制御部11はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を含み、記憶部12に記憶されたプログラムP1を読み出して実行することにより、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要なプログラムP1又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ネットワークNを介して端末2等と情報の送受信を行う。
【0055】
大容量記憶装置14は、例えばハードディスク等を含む大容量の記憶装置である。大容量記憶装置14は、地域情報DB141等を記憶している。地域情報DB141は、地域情報に関するデータが記憶されている。
【0056】
図3は、地域情報DB141のレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。地域情報は、図3に示すように、地域毎に、該地域を示す位置範囲が定められ、定められた地域に対応する地域情報が番号(図中「No.」の欄)ごとに対応して記憶されている。ここで、例えば、地域は都道府県、市町村等に対応し、位置範囲は、GPS(Global Positioning System)により測定される位置座標等に基づいて定められる。
【0057】
地域情報DB141においては、番号に対応して、地域情報の名称、ユーザの端末2において表示、再生される地域情報の内容、利用に係る料金、ユーザからの評価、歴史、自然、美術等の予め定められたジャンル、表示、再生における時間、投稿を行った地域関連者、地域関連者のランク等が記憶されている。ここで、地域関連者とは該当する地域の住人又は観光ガイド等該当地域に関連する者を指し、地域関連者のランクは、例えば、「プロ」「セミプロ」等であり、「プロ」とは例えば、観光のガイドにより報酬を受け取る観光ガイドを指す。「セミプロ」は後述の地元メンバーを指す。また、地域関連者には、無償の観光ガイドも含まれる。更に、地域関連者は、自然人に限られず、該当する地域に所在する企業や行政機関であってもよい。観光ガイドは、当該地域の案内をする者であればよく、案内することを職業としているかにかかわらない。
【0058】
図4は、ルート情報DB142のレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。ルート情報は、複数の観光スポットを含む観光ルートに係る情報である。ルート情報は、観光ガイドから投稿される観光情報であってもよく、また、予め設定されていてもよい。図4に示すように、所定の地点ごとに、日程及び時間帯に対応して観光ルートが設定されている。所定の地点とは、例えば、GPS機能による宿泊施設等の位置座標の範囲である。日程としては例えば月が設定され、時間帯としては「朝」「昼」「夜」等が設定される。観光ルートの欄は観光ルートのタイトルが記憶されている。各観光ルートに対応して、後述のジャンル、複数の観光スポット、該観光スポットの位置情報が記憶されている。
【0059】
図5は、動画情報DB143のレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。動画情報DB143は、動画である地域情報の詳細を記憶している。図5に示すように、動画情報DBにおいては、地域情報の番号に対応させて、地域情報の名称と、動画内で案内する観光スポット及びその位置情報と、観光スポットの案内の動画内での開始時間を記憶している。
【0060】
図6は、スポット情報DB144のレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。スポット情報DB144においては、予め設定された観光スポットに対応して、観光ガイドが投稿した地域情報を記憶しており、同一の観光スポットに対して、異なる季節、時間帯等に対応させた地域情報が記憶される。図6に示すように、観光スポットと、該観光スポットの位置情報とに対応して、投稿された地域情報の番号、内容、季節、時間帯、天気が記憶されている。ここで、内容は「静止画」「動画」等の種類であり、季節は春夏秋冬、時間帯は朝昼晩、天気は、晴れ又は曇り等を指す。
【0061】
図7は、レベル情報DB145のレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。レベル情報とは、後述の地元メンバーに設定されるレベルを指す。図7に示すように、レベルに対応して、検出場所、検出回数、当該レベルに登録されているユーザが記憶されている。ここで、検出回数及び検出場所は、端末2の後述の位置検出部に基づく位置情報の検出の回数及び場所を指す。
【0062】
なお、本実施形態において記憶部12及び大容量記憶装置14は一体の記憶装置として構成されていてもよい。また、大容量記憶装置14は複数の記憶装置により構成されていてもよい。また、大容量記憶装置14はサーバ1に接続された外部記憶装置であってもよい。
【0063】
また、本実施形態においてサーバ1は上記の構成に限られず、例えば操作入力を受け付ける入力部、サーバ1に係る情報を表示する表示部、可搬型記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部等を含んでもよい。なお、サーバ1は1台のコンピュータで構成してもよく、また、分散したコンピュータにより構成してもよい。
【0064】
図8は、端末2の構成例を示すブロック図である。端末2は、制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、入力部25、音声出力部26、撮像部27及び位置検出部28を含む。
制御部21はCPU、MPU等の演算処理装置を含み、記憶部22に記憶されたプログラムP2を読み出して実行することにより、端末2に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。記憶部22はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部21が処理を実行するために必要なプログラムP2又はデータ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。プログラムP2は、例えば、サーバ1からダウンロードにより取得され、記憶部22に格納される。
【0065】
通信部23は無線又は有線により通信を行う通信モジュールであり、ネットワークNを介して情報の送受信を行う。表示部24は液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画面を有し、制御部21から与えられた画像を表示する。入力部25は表示部24に設けられたタッチパネル又は押下式のボタン等であり、ユーザによる操作入力を受け付ける。音声出力部26は、音声の出力を行うスピーカである。撮像部27は、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ等を含み、画像の撮像を行う。位置検出部28は、例えばGPS等を利用して、端末2の位置を検出する。
【0066】
なお、本実施形態において端末2は上記の構成に限られず、例えば音声の入力を行うマイク等の音声入力部、可搬型記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部等を含んでもよい。
【0067】
図9は、案内開始処理の手順を示すフローチャートである。案内開始処理は、端末2において、プログラムP2が起動された場合に、制御部21により実行される。以下、具体的に説明する
【0068】
制御部21は表示部24に案内処理の開始画面を表示させる(S1)。図10は、開始画面の一例を示す説明図である。図10に示すように、開始画面においては、地図部30、入力ボックス31、目的入力部32、項目選択部33、通知部34、ユーザ表示部35が表示されている。地図部30は、例えば、端末2が有するGPS機能を使用して自動的に現在地周辺の地図が表示される。入力ボックス31には、端末2のユーザが入力部25を用いて所望の地名を入力できる。例えば、入力ボックス31内の検索マークをタッチする等により地図部30に入力された地名周辺の地図が表示される。なお、地図部30は、ピンチイン又はピンチアウト等の動作により拡大縮小可能な態様であって良い。
【0069】
目的入力部32は、例えば「イベント」「観光」「食事」等の目的別のボタンが表示され、各ボタンを選択することにより、各目的に特化した画面が表示される。項目選択部33は、例えば「移動」「スポット」「友達」「お気に入り」等の項目のボタンが表示されており、各ボタンを選択することにより、各項目に特化した画面が表示される。なお、図10においては、「スポット」の項目が選択されているとし、案内処理の開始画面は本項目に係る画面とする。通知部34は、地図部30に表示される地図に係る地域において、行政機関等が交通状況等の地域情報を発信した場合、プログラムP2の起動中にその旨をその都度ポップアップ表示して通知する。これにより、地域情報のユーザは、ポップアップ表示された他の地域情報を認識できる。ユーザ表示部35には、ユーザの予め設定などされたプロフィール写真、又はアバター画像等ユーザを示す画像が表示される。
【0070】
制御部21は、目的入力部32のいずれかのボタンが選択されたか否かを判定する。(S2)、制御部21はボタンが選択されたと判定した場合(S2:YES)、各ボタンに対応する詳細入力画面を表示する(S3)。制御部21はボタンが選択されていないと判定した場合(S2:NO)、処理をステップS2に戻す。図11は、詳細入力画面の一例を示す説明図である。図11は「観光」ボタンを押した場合の詳細入力画面を示し、詳細入力画面においては、地図部30の下部には詳細入力部36及び決定ボタン37が表示される。詳細入力部36には、例えば、宿名などの出発地点、日程及び時間帯が入力でき、決定ボタン(図中では「探す」と表示)を押すことにより、入力内容が決定される。出発地点を入力した場合、出発地点が基準地点となり、出発地点周辺の観光ルートを表示する。また、日程及び時間帯を入力した場合、これらを観光時間として、観光時間で観光することが可能な観光ルートを表示する。また、詳細入力部36に入力する内容は、制御部21がプログラムP2に従って、旅行会社との取り決めにおける旅程を含む電子メール等のデータから自動的に取得する態様であってもよい。図11に示すように、詳細入力部36及び地図部30の間に操作案内を表示してもよい。
【0071】
その後、制御部21は、決定ボタン37が押され、入力内容が決定したか否かを判定する(S4)。制御部21は入力内容が決定されていないと判定した場合(S4:NO)、処理をステップS4に戻す。制御部21は入力内容が決定されたと判定した場合(S4:YES)、後述の地域情報取得処理を行う(S5)。地域情報取得処理を行って端末装置2は通信部23を介してサーバ1と通信して、地域情報を取得する。ここで、地域情報の取得は、地域情報DB141、ルート情報DB142、動画情報DB143、スポット情報DB144を参照して取得される。
【0072】
その後、制御部21は表示部24に情報選択画面を表示する(S6)。図12及び図13は、情報選択画面の一例を示す説明図である。情報選択画面において、例えば、図12に示す地図部30に重なるルート表示線38aが表示され、図13に示すルート表示線38bが表示される。ルート表示線38a及びルート表示線38bは、詳細入力画面における日程及び時間帯等の観光時間と、出発地点等の基準地点と、地域情報とに基づいてプログラムP2に従って作成され、ユーザは、ルート表示線38aを介して地域情報を選択する。なお、ルート表示線はサーバ1側において作成されることとしてもよい。ルート表示線38a,38bは、所定のジャンルに沿って定められた観光ルートであり、観光ルートの名称が地図部30の下部のタブ39a~39dに表示されている。ルート表示線38a,38bは、端末2が取得したルート情報DB142に基づくルート情報において、観光スポットの位置情報に基づいて作成される。例えば、タブ39a~39dをタッチ操作等することにより地域情報が選択され、後述の地域情報詳細画面に遷移する。なお、観光ルートは、複数の観光スポットにより構成されてもよいし、一つの観光スポットにより構成されてもよい。また、観光ルートの表示は、開始地点や各観光スポットを結ぶルート表示線が表示されておらず、開始地点や観光スポットのみが表示されることとしてもよい。
【0073】
また、情報選択画面においてはジャンル表示部40が表示されている。ジャンル表示部40は、予め定められた所定のジャンル(図12及び図13においては「歴史」「自然」「美術」「文化」を表示)を表示し、例えば、各文字をタッチ等して選択することにより、ジャンルの選択を行うことができる。各ジャンルを選択することにより、対応するルート表示線及びタブが表示される。なお、ジャンルの入力は、ユーザがキーワードを入力する態様であってもよく、ルート表示線の表示はユーザの過去の利用履歴、位置情報の履歴に基づいて表示する態様であってもよい。
【0074】
図12に示すようにルート表示線38aと、タブ39aと、ジャンル「美術」が対応し、図13に示すようにルート表示線38bと、タブ39b、ジャンル「自然」とが対応している。情報選択画面においては選択されたジャンルが太字で表示されている。なお、タブ39c及び39dには夫々「歴史」「文化」のジャンル、図示していないルート表示線が対応している。各ルート表示線及びタブは、例えば、表示部24において選択される。
【0075】
各ルート表示線に沿った道順においては、複数の観光スポットが含まれている。ここで、複数の観光スポットの内、ユーザからの評価の高い観光スポットに絞ったルートを表示できる態様であってもよい。観光スポットを絞った場合、異なるルートを示すルート表示線を表示する態様であってもよい。
【0076】
また、情報選択画面は別の態様でも表示される。図14は、情報選択画面の一例を示す説明図である。情報選択画面には、図14に示すように、図12及び13と同様のジャンル表示部40と、該ジャンル表示部40の下部に表示された簡略表示部41a~41dとを有していてもよい。なお、図12及び13に示す画面と、図14に示す画面とは上下のスワイプ操作等により互いに遷移する画面であってもよい。また、図12及び13のルート表示線を作成、表示する態様でなく、図14に示す情報選択画面において、観光ルートとは関係なく、例えばAR(Augmented Reality)を利用した場合の画面に映った対象物に関する地域情報の内容が表示されることとしてもよい。
【0077】
各簡略表示部41a~41dには、紹介画像部42と、タイトル表示部43と、所要時間表示部44と、地域情報の投稿者のユーザ表示部45とが設けられている。投稿者が「プロ」「セミプロ」等のランクを有している場合は、ユーザ表示部45の隣に表示される。各簡略表示部41a~41dがタッチ操作等されることにより、地域情報が選択され、後述の地域情報詳細画面に遷移する。
【0078】
また、情報選択画面は別の態様でも表示されてもよい。例えば、地域情報を直接的に表示するのではなく、地域情報の集合を表示することも地域情報を表示することに含まれる。地域情報の集合の表示の態様としては、例えば、地域情報をランキングとして表示してもよく、地域情報の表示には、地域情報をランキング形式で表示することも含まれる。図15は、情報選択画面の一例を示す説明図である。情報選択画面は、図15に示すように、図12及び13と同様のジャンル表示部40と、ランキング表示部410とを有する。図15においては、ランキング表示部410には1~3位の地域情報が表示され、地域情報のタイトルがタイトル表示部430に表示されている。なお、ランキング表示部410には、各順位の地域情報を投稿した地域関連者に係る情報、地域情報の所要時間等が表示されていてもよい。また、情報選択画面には、更に下位の順位の地域情報を表示するための表示ボタン411が表示されている。ユーザは、表示ボタン411をタッチ等することにより、4位以下の地域情報を確認することができる。
【0079】
なお、情報選択画面は、図12~15に係る例の内、複数の態様がユーザのタッチ、スワイプなどの操作による選択により表示される態様であってもよく、また、ユーザの選択に関わらず、いずれか一つの態様のみが表示される構成であってもよい。また、情報選択画面は図12~15に示す態様でなく、その他の態様で表示されてもよい。
【0080】
その後、制御部21は、地域情報が選択されたか否かを判定する(S7)。制御部21は、地域情報が選択されていないと判定した場合(S7:NO)、処理をステップS7に戻す。制御部21は、地域情報が選択されたと判定した場合(S7:YES)、地域情報詳細画面を表示する(S8)。
【0081】
図16は、地域情報詳細画面の一例を示す説明図である。地域情報詳細画面においては、図14と同様、紹介画像部42が表示され、その下部に、タイトル表示部43、ユーザ表示部45、ランク表示部45aが表示される。更に、地域情報の評価を表示する評価表示部46と、地域情報に係る観光スポットの場所、開館時間等の詳細情報表示部47aとガイドのタイプを選択するタイプ選択部47b、該地域情報の利用に係る料金、美術館、博物館などの施設に入館するための料金、該料金を購入するか否かの選択アイコン等を表示する料金表示部47cと、内容の確定を行う確定ボタン48とが設けられている。ここで、タイプ選択部47bにおいて選択できる態様としては、観光ガイドによる案内(図中「人」のアイコン)、動画の再生による案内(図中「動画」のアイコン)、チャットによる案内(図中「チャット」のアイコン)、音声による案内(図中「音声」のアイコン)などがある。観光ガイドによる案内は、実際に現地で観光ガイドが実施する案内の予約を受け付けるアイコンである。タイプ選択部47bにおいてガイドのタイプを選択することができ、確定ボタン48がタッチ等されることにより、選択した地域情報の利用が確定し、料金の支払いの決済が行われる。
【0082】
「動画」のアイコンをタッチ操作等により選択した場合に、動画の投稿を行った観光ガイドと、各観光ガイドが投稿した動画のリストとが表示されてもよい。図17は動画リスト表示画面の一例を示す説明図である。図17に示すように、動画リスト表示画面においては、動画を投稿した観光ガイドの名称(図中「A」「B」「C」)を表示する名称表示部470と、各観光ガイドが投稿した動画のタイトルを表示するタイトル表示部471と、その動画の視聴に要する料金を表示する料金表示部472が含まれる。
【0083】
動画の再生によるガイドを選択した場合、再生時の位置情報に紐づけられた再生時点から再生する態様であってもよい。この場合、端末2はサーバ1の動画情報DB143から取得した動画情報に基づいて動画の再生を行う。例えば、再生する動画が複数のスポットを巡る内容である場合に、位置情報に係る位置に最も近いスポットの部分から再生する態様であってもよい。また、再生する動画がスポット毎に存在する場合、位置情報に係る位置に最も近いスポットの動画が再生される態様であってもよい。動画情報においては図5に示すように、位置情報及び再生時点が紐づけられており、位置情報及び再生時点の紐づけは、例えば、地域関連者の投稿のための動画の撮影時に紐づけられる。
【0084】
制御部21は、地域情報詳細画面において、確定ボタン48が押されるなどに操作により、地域情報の選択が確定したか否かを判定する(S9)。制御部21は、地域情報が確定していないと判定した場合(S9:NO)、処理をステップS9に戻す。制御部21は、地域情報が確定したと判定した場合(S9:YES)、決済情報を出力して、サーバに送信し(S10)案内開始処理を終了する。案内開始処理が終了した場合には、地域情報に基づく案内が開始される。
【0085】
図18は、地域情報取得処理の手順を示すフローチャートである。制御部21は、地域情報取得処理において、ユーザが端末2に入力した内容に基づく位置情報をサーバ1に送信する(S51)。サーバ1は位置情報を受信し(S52)、制御部11は地域情報DB141、ルート情報DB142、動画情報DB143、スポット情報DB144を参照して、受信した位置情報に対応する地域情報を確認する(S53)。制御部11は、確認した地域情報を端末2に送信する(S54)。端末2は地域情報を取得し(S55)、地域情報取得処理を終了する。
【0086】
サーバ1の制御部11は、通信部13にて端末2から送信された決済情報を受信した場合、報酬付与処理を行う。図19は、報酬付与処理の手順を示すフローチャートである。制御部11は、地域情報DB141を参照して決済情報に係る地域情報を投稿した地域関連者を確認する(S61)。制御部11は、決裁情報に基づく報酬を決定する(S62)。報酬は例えば、地域情報の利用料金に対して予め定められた割合等を使用して決定される。その後制御部11は、報酬に係る情報を、地域関連者が有する銀行口座に係る銀行のシステム等に出力する。これにより、地域関連者は自身の地域情報投稿により報酬を受け取ることができる。なお、入館料などの料金の精算が併せてなされている場合は、該入館料の受取者が有する銀行口座に係る銀行のシステム等に入館料等に係る情報を送信する。
【0087】
制御部21は、上記の案内開始処理が終了した場合に、地域情報に基づく案内を開始する。案内の開始により、例えば、地域情報に係る動画等が再生される。なお、案内はARを利用して表示されてもよい。これにより、より良好に地域情報を提供することができる。この場合、端末2の画面にAR変更アイコンを表示してもよい。図20は、AR変更画面の一例を示す説明図である。図20に示すように、例えば、地図部30に重ねてAR変更アイコン49が表示される。AR変更アイコン49をタッチすることにより、通常モードと、ARモードとを切り替えることができる。
【0088】
図21は、案内画面の一例を示す説明図である。図21に示す案内画面はARを利用した案内画面を示す。図21においては、案内の道中における目的の対象物50の実物が端末2の撮像部27を通して表示部24に表示されている。対象物50を囲む枠状部51と、該枠状部51の下部に位置し、種々の機能を有する機能アイコン部52と、現在地点から対象物50までの順路を示す矢印53とがカメラを通して表示される画像に重ねて表示されている。対象物50は、事前にサーバ1に登録されているスポット等である。
【0089】
機能アイコン部52は、地域情報選択アイコン52a、説明表示アイコン52b、音声案内アイコン52c、料金アイコン52dを含む。地域情報選択アイコン52aをタッチ操作等により選択した場合、以下の情報選択画面(図23及び図24参照)に遷移する。説明表示アイコン52bを選択した場合、AR画面に対象物50の説明が例えば、文章として表示される。本説明は、予め設定されたものでもよく、また、地域関連者により投稿されたものであってもよい。更に、地域関連者が逐次内容の追加、修正、削除できるような態様であってもよく、説明は、対象物の各パーツ等の一部の解説などであってもよい。ここで、対象物の説明の追加は、ユーザがAR画面上で、自身が説明を希望する箇所をタッチして選択し、説明を入力することにより、行う態様であってよく、これにより、対象物のパーツと、説明とが紐づけられる。また、地域関連者が地域情報に基づく案内の対象物の説明を追加などすることにより、該説明をより利便性の高い情報を含む説明とすることができる。
【0090】
案内画面においては、例えば、ユーザが、同一の対象物50に係る場所において、昼、夜等異なる時間帯、晴れ、曇り等の異なる天気における画像、動画を投稿できる態様であってもよい。これらの画像はサーバ1のスポット情報144に係る情報に基づいて、表示される。また、ユーザがこれらの投稿された画像などを、例えばスワイプ操作等により、閲覧できる態様であってもよい。
【0091】
音声案内アイコン52cを選択した場合、対象物の説明が音声の再生により行われる。料金アイコン52dを選択した場合、対象物に対して、例えば利用料、入館料等が設定されている場合にその料金案内、決済の受け付け等が行われる。
【0092】
制御部21は、動画の再生等により地域情報に基づく案内を行う一方で以下に説明する案内処理を行う。図22は、案内処理の手順を示すフローチャートである。制御部21は、端末2が備える位置検出部28を利用して位置情報を取得する(S71)。制御部21は、取得した位置情報が所定の位置に到達したか否かを判定する(S72)。これにより、ユーザが所定の位置に到達したか否かが判定される。制御部21は、所定の位置に到達していないと判定した場合(S72:NO)、処理をステップS71に戻す。
【0093】
制御部21は、所定の位置に到達したと判定した場合(S72:YES)、案内を中断する(S73)。案内の中断とは、例えば、動画の再生の一時停止である。その後制御部21は、所定の位置の位置情報に基づいて、上記の地域情報取得処理を行い(S74)、取得した情報選択画面を表示する(S75)。なお、このとき上記の地域情報選択アイコン52aのタッチ操作等による選択を待って地域情報取得処理を行ってもよい。
【0094】
図23及び図24は情報選択画面の一例を示す説明図である。制御部21は、取得した地域情報に基づいて、各地域情報を静止画などで簡略に表示する簡略表示部41e~41jと、前記所定の位置における対象物50の名称等のタイトル54が表示される。各簡略表示部においては、投稿した地域関連者のプロフィール写真等を表示するユーザ表示部45と、該地域関連者がランクを有する場合の当該ランクとが表示される。
【0095】
また、図24における地域情報選択画面は、一の簡略表示部41kを大きく表示し、例えば、左右にスワイプ操作することにより、他の簡略表示部を順次表示できる。図23における地域情報選択画面と、図24における地域情報選択画面とは、例えば、端末2のユーザが図示しないボタンにより選択、遷移できる態様であってもよい。
【0096】
図23及び図24に示すような情報選択画面における簡略表示部をタッチ操作する等することで地域情報を選択し、例えば、上下スワイプなどの操作で選択をキャンセルすることができるとする。
【0097】
その後、制御部21は、地域情報が選択されたか否かを判定する(S76)。制御部21は、地域情報を選択しなかったと判定した場合(S76:NO)、中断した案内を再開する(S77)。地域情報を選択したと判定した場合(S76:YES)、選択に係る地域情報に基づいて案内を開始する(S78)。制御部21は、新たに開始された案内が終了したか否かを判定する(S79)。ここで、案内の終了とは、地域情報による案内プログラムの終了、図示しない強制終了ボタンによる終了等がある。
【0098】
制御部21は案内が終了していないと判定した場合(S79:NO)、処理をステップS79に戻す。制御部21は案内が終了したと判定した場合(S79:YES)、処理をステップS77に進める。
【0099】
制御部21は、案内を再開した後、案内が終了したか否かを判定する(S80)。ここで、案内の終了は、上記同様、案内プログラムの終了、強制終了ボタンなどによる終了である。
【0100】
制御部21は、案内が終了していないと判定した場合(S80:NO)、処理をステップS71に戻す。制御部21は、案内が終了したと判定した場合(S80:YES)、終了画面を表示して(S81)、処理を終了する。ここで、終了画面においては、例えば地域関連者又は地域情報の評価、地域情報への意見等を受け付ける。これにより、地域関連者又は地域情報に対してユーザからの評価を付与することができる。
【0101】
図25は、終了画面の一例を示す説明図である。図25に示すように、終了画面においては、例えば、終了した旨の通知55と、評価入力欄56と、意見の記入欄57と、送信ボタン58とが表示されている。評価入力欄は例えば5個のゲージを表示し、タッチ操作等によりゲージを埋めることによる5段階評価を付与する態様である。送信ボタン58をタッチすることにより、入力し評価と、意見とをサーバ1に送信することができる。
【0102】
端末2及びサーバ1は上記の終了画面等で送信ボタン58が押された場合、評価意見受付処理を行う。図26は、評価意見受付処理の手順を示すフローチャートである。端末2は、入力された評価意見に係る評価意見情報を送信する(S91)。サーバ1は、端末2から送信された評価意見情報を受信し(S92)、地域情報DB141において、地域情報に対応させて受信した評価意見情報を記憶させる(S93)。サーバ1の制御部11は、例えば、サーバ1に接続されたパーソナルコンピュータ等に出力する(S94)。これにより、パーソナルコンピュータの画面等にサーバ1の管理者等に通知でき、サーバ1の管理者等は他の地域情報を模倣した地域情報が投稿された場合、不正な内容の地域情報が投稿された場合等に、これらの地域情報について削除等の対応を行うことができる。
【0103】
上記のランクにおいて、例えば「プロ」は予めサーバ1の管理者等が設定し、「セミプロ」は、地元メンバーとして認定されたユーザを指す。ここで、地元メンバーとは、例えば、端末2の位置検出部28により、鉄道の駅、観光名所等の特定の検出場所において位置情報が検出された回数をサーバ1が取得し、取得した情報及びレベル情報DB145の内容に基づいて、自動的に決定される。なお、地元メンバーは、SNS等で公開されている出身学校の場所等に基づいて決定してもよい。また、位置情報の検出回数等に基づいて地域への関連性に係るレベルの設定が行われる。レベルは例えば10段階設定で、レベルの高さにより投稿する地域情報の表示の優先順位が変わる態様であってもよい。また、レベルは、位置情報の検出回数、謝礼、SNS等のプロフィール、ユーザによる評価に応じて、上昇させることが可能な態様であってもよい。なお、応じてとは、例えば、1回の謝礼の金額に応じてレベルが上がる場合(1回の謝礼の金額が多い場合に大きくレベルが上がる等)、獲得した謝礼の金額の合計金額が多い場合に合計金額に応じてレベルが上がる場合、謝礼を獲得した回数が多い場合にレベルが上がる場合等のいずれの場合も含まれる。また、案内情報の内容に対する評価(ユーザーの評価、機械による自動評価を含む)に応じてレベルが上がることとしてもよい。
【0104】
図27は、地元メンバー認定画面の一例を示す説明図である。地元メンバーに認定された場合、図27に示すように、該当地域の地元メンバーに認定された旨及びユーザのレベルと、地元メンバーに認定された場合のメリット等を含む通知画面60が表示される。
【0105】
以上の構成によれば、地域情報は地域関連者により投稿されたものであるので、位置情報に基づいて各地域関連者による種々の地域情報が幅広く表示することができる。従って、ユーザに幅広く地域情報を提供することができる。観光ガイドは地域関連者として、自身が保有する地域情報を提供することができ、実際に地域情報に係る地域にいなくとも、旅行者のガイドを行うことができる。地域関連者又は地域情報をユーザからの評価と共に表示するので、地域情報の評価を、ユーザの地域情報の利用の際の指標とすることができる。
【0106】
また、案内処理において位置情報を継続的に取得するので、地域情報に基づく案内を受けている間に到達する位置に係る地域情報を更にユーザに提供することができる。地域情報に基づく案内に関する料金を表示し、該料金の決済を受け付けるので、地域情報の利用が有料である場合、案内中に入館料等が必要である場合等に、これらの料金を地域情報の利用と併せて決済することができ、利便性が向上する。
【0107】
入力ボックス31において地名等を入力することにより、位置情報の変更を受け付け、変更を受け付けた場合、変更後の位置情報に対応する地域関連者により投稿された地域情報を表示することとなる。従って、地域情報を利用したユーザが移動した場合に、移動先の地域情報を提供することができる。
【0108】
(実施形態2)
実施形態2においては、地域情報取得処理の手順が異なる。実施形態2における情報処理システムの構成について実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0109】
図28は実施形態2における地域情報取得処理の手順を示すフローチャートである。端末2の制御部21は、実施形態1における詳細入力画面(図10参照)において、入力された入力情報をサーバ1に送信する(S151)。ここで、詳細入力画面においては、ユーザの要求、例えば、「美術館を巡りたい」「美味しい食事をしたい」等の要求を入力できるものとする。ユーザの要求は、単にキーワードの形式で入力されるものであってもよい。従って、入力情報には、日程、時間帯、要求等の情報が含まれる。なお、入力情報は、制御部21がプログラムP2に従って、旅行会社との取り決めにおける旅程を含む電子メール等のデータから自動的に取得する態様であってもよい。
【0110】
サーバ1は、端末2から送信された入力情報を受信し(S152)、受信した入力情報を記憶部12に記憶させる(S153)。その後サーバ1の制御部11は、記憶部12に記憶されている入力情報を参照して、今回受信した入力情報と同一又は類似の入力情報が有るか否かを確認する(S154)。ここで、同一又は類似の入力情報とは、日程、要求等が同一又は類似である場合を指す。
【0111】
サーバ1の制御部11は、地域情報DB141を参照して地域情報を確認し(S155)、地域情報を含む案内情報を送信する(S156)。ここで、制御部11は、同一又は類似の入力情報があったことを確認した場合、確認した地域情報に加えて、同一又は類似の入力情報に係る日程、要求、入力情報の送信者の情報等を含む案内情報を送信する。なお、各ユーザが入力情報のサーバ1への記憶等の処理を行ってもよいか否か設定できる態様であってもよい。
【0112】
制御部11は、同一又は類似の入力情報が確認できない場合、確認した地域情報を案内情報として送信する。その後、端末2の制御部21は、サーバ1から送信された案内情報を受信し(S157)、処理を終了する。
【0113】
以上の構成によれば、地域情報について同様の要求を有する複数のユーザに同一の地域情報を提供することができる。また、案内情報を受信したユーザは、自分と同一又は類似の要求等を有する別のユーザと、同一の地域情報を共有して、旅行などで同行することなどができる。
【0114】
なお、案内情報は、AI(Artificial Intelligence)を利用して決定することとしてもよい。例えば、深層学習(ディープラーニング)を含むニューラルネットワークモデルを学習モデルとして使用し、該学習モデルに、図33(下記参照)のメッセージ送信機能において、ユーザが、入力情報としてユーザの要求(例えば、「美術館に行きたい」の情報)のメッセージを送信した場合に、地元住民の他のユーザが、案内情報(例えば、「A美術館がお勧めです」の情報)をメッセージとして送信したという情報を学習させることにより、入力情報に対応する案内情報を学習させることができる。この場合、学習モデルはサーバ1の記憶部12に記憶され人工知能ソフトウェアのプログラムモジュールとして利用される。制御部11はCPU、GPU又は量子コンピュータが用いられ、制御部11は記憶部12に記憶された学習モデルに従い、推定処理を行う。なお、学習モデルは地域毎に用意され、制御部11は取得した位置情報に対応する学習モデルを読み出して推定処理を行う。例えば入力層には形態素解析後、ユーザの要求に含まれる美術館、レストラン、寺院等の目的地、又は、食事、スポーツ、映画等の名詞が入力される。またユーザの要求に加えて、地域情報DB141がカバーするエリア内の位置情報(緯度・経度、市町村名等)を更に入力するようにしても良い。更にユーザの要求に加えてユーザの属性(性別、嗜好)を入力するようにしても良い。出力層には地域情報DB141に記憶された複数の候補地が設定される。例えば、出力層はソフトマックス関数で構成され、A美術館の確率、Bレストランの確率、C寺院の確率・・・が最終的に出力される。地域情報DB141にはユーザの要求、位置情報及び属性に対して、地域の住人又は観光ガイドが提案した目的地が履歴として大量に記憶されており、これら複数のセットを教師データとして学習モデルが学習されている。制御部11は、誤差逆伝播法等により、学習モデルの中間層のパラメータを学習する。なお、本実施形態では学習モデルをサーバ1に記憶する例を示したが、端末2側の記憶部22に記憶し、推定するようにしても良い。また、該学習モデルに、案内情報(「A美術館がお勧めです」の情報)を受信したユーザの使用履歴(ユーザが実際にA美術館に行ったか否かの情報)を再学習させることにより、ユーザの要求に対して適当な案内情報が推定できる。ここで、ユーザの使用履歴とは、ユーザの要求等の詳細入力画面における入力情報、利用した地域情報、又は推奨に対するユーザの評価等の情報が含まれる。制御部11は、ユーザが推奨目的地に実際に訪問した場合、又は、推奨に対する評価が高かった場合、ユーザの要求、位置情報及び属性と、すでに提案した目的地とのセットを教師データに1つ又は複数に割増して加え再学習させる。また、本システムをユーザ間でメッセージの送受信を可能な構成とし、ユーザの使用履歴に前記メッセージの内容を含むこととしてもよい。ユーザの入力情報に対する案内情報や、ユーザの案内情報に対する使用履歴を学習した学習モデルを利用することにより、ユーザの要求に対して適当な案内情報が推定でき、制御部11は推定した案内情報をユーザの端末2に送信する。
【0115】
なお、学習モデルは、再帰型ニューラルネットワーク(Recurrent Neural Network, RNN)であってもよい。RNNを用いる場合、学習モデルの入力層には、ユーザが既に訪問した過去の複数の目的地と、受け付けた要求とを時系列データとして入力する。例えば、A美術館、B博物館、Cレストランと時系列で目的地が入力され、次に「文化施設に行きたい」の要求が入力された場合、過去の経緯を考慮して出力層からA美術館、B博物館とは相違し、かつ、関連性の強いD近代美術館が提案される。なお、要求データに加えて要求時の端末2の位置情報又は端末2のユーザの属性をも入力しても良い。また記憶部12には、過去の複数の目的地と要求とを含む時系列データと、地域の住人又は観光ガイドが提案した目的地が履歴として大量に記憶されており、これら複数のセットを教師データとして学習モデルが学習される。制御部11は、誤差逆伝播法等により、学習モデルの中間層のパラメータを学習する。また、学習モデルは、ニューラルネットワークモデルに限定されるものではなく、他の機械学習モデルでもよい。なお、以下に付記を記載する。
(付記1)位置情報を取得し、地域情報の提案に関する要求を入力した場合に、地域関連者による推奨地域情報を出力するよう地域毎に学習された複数の学習モデルのうち、取得した地域情報に対応する学習モデルを読み出し、取得した要求を前記学習モデルに入力し、推奨地域情報を出力する処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記2)前記学習モデルは前記要求に加えて要求者の位置情報又は属性と、地域関連者による推奨地域情報とを含む教師データを用いて学習されており、取得した要求に加えて要求者の位置情報又は属性を前記学習モデルに入力し、推奨地域情報を出力する付記1に記載のプログラム。
(付記3)前記学習モデルは、要求者の過去の複数の訪問地及び前記要求を含む時系列データと、地域関連者による推奨地域情報とを含む教師データを用いて学習されており、取得した要求者の過去の複数の訪問地及び前記要求を含む時系列データを前記学習モデルに入力し、推奨地域情報を出力する付記1又は2に記載のプログラム。
【0116】
(実施形態3)
実施形態3においては、開始画面において「友達」の項目のボタンを選択した場合について説明する。実施形態3における情報処理システムの構成について実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0117】
図29は、実施形態3における友達及び地元メンバー選択画面の一例を示す説明図である。開始画面(図10参照)の項目選択部33において、「友達」の項目を選択した場合、例えば図29に示す友達及び地元メンバー選択画面が表示される。図29に示すように、友達及び地元メンバー選択画面においては、地図部30、入力ボックス31、項目選択部33、ユーザ表示部35が表示されている。また、友達及び地元メンバー選択画面には更に、友達及び地元メンバーのいずれかを選択する目的選択部320が表示されている。目的選択部は、「友達」、「地元」夫々を選択するボタンを含む。「友達」を選択した場合、「友達」の項目を選択した場合友達選択画面に遷移し、「地元」の項目を選択した場合地元メンバー選択画面に遷移する。
【0118】
図30は、友達選択画面の一例を示す説明図である。図31は、友達情報DBのレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。図32は、地元メンバー選択画面の一例を示す説明図である。図30及び図32に示すように各画面において、友達、地元メンバーが列挙されている。友達、地元メンバーに関する情報としては、ユーザ表示部35、名前表示部70、メッセージボタン71が共通で表示されている。また、地元メンバー選択画面のおいては、各地元メンバーのコメントを記載するコメント欄72が表示されている。更にユーザがSNS(social networking service)の利用者である場合には、その旨(図中「SNS」)が表示される。各メッセージボタン71を選択することにより、対応する友達、地元メンバーにメッセージを送信することができる。また、図32に示すように、地元メンバーについては、レベルが記載されている。
【0119】
実施形態3に係るサーバ1は、友達情報DBを記憶している。図31に示すように、友達情報DBにおいては、ユーザに対応して、友達及びその友達の分類が記憶されている。ここで、友達の分類とは、例えば、本システムのユーザであるか、又はSNSの利用者であるかを指す。図30における友達の表示は、端末2のユーザからサーバ1に要求があった場合に、サーバ1が図31における友達情報DBを参照して必要な情報を端末2のユーザに送信し、該情報に基づいて端末2の制御部21は表示部24に表示させる。
【0120】
図33は、メッセージ送信処理の手順を示すフローチャートである。制御部21は、メッセージボタン71が選択されたか否かを判定する(S201)。制御部21は、メッセージボタン71が選択されていないと判定した場合(S201:NO)、処理をステップS201に戻す。制御部21は、メッセージボタンが選択されたと判定した場合(S201:YES)、表示部24にメッセージ入力画面を表示する(S202)。
【0121】
図34は、メッセージ入力画面の一例を示す説明図である。図28に示すように、メッセージ入力画面においては、内容入力欄73と、決定ボタン74とが表示されている。決定ボタン74を選択することにより、内容入力欄73に入力されたメッセージが各友達又は各地元メンバーに送信される。端末2のユーザは、内容入力欄73において、例えば入力部25を利用することによりメッセージを入力する。また、メッセージに写真、動画等のデータを添付できることとしてもよい。
【0122】
その後、制御部21は、決定ボタン74が選択され、内容が決定されたか否か判定する(S203)。制御部203は、内容が決定されていないと判定した場合(S203:NO)、処理をステップS203に戻す。制御部21は、内容が決定されたと判定した場合(S203:YES)、内容入力欄73に入力されたメッセージをサーバ1に送信し(S204)、処理を終了する。なお、メッセージを受信したサーバ1は、メッセージを対応するユーザ等に送信する。
【0123】
以上の構成によれば、ユーザが、地域住民等の地域に詳しい他のユーザの情報を得ることができる。また、メッセージの送信を受け付けることにより、ユーザが地元メンバーと情報交換を行うことができる。また、SNSの利用者を表示することにより、より幅広い情報交換を行うことができる。
【0124】
なお、ユーザは、他のユーザから、情報を得た場合に、他のユーザに対し、情報を得たことに対する謝礼を付与できる機能を設けてもよい。謝礼としては、ポイント、電子マネー、仮想通貨等が挙げられるが、これらに限定されない。ユーザは、謝礼の種類(ポイントにするか電子マネーにするか)、内容(ポイントの場合、何ポイント付与するか)を任意に決めることができる。他のユーザは、ユーザから付与された謝礼を、利用することができる。
【0125】
(実施形態4)
実施形態4は、端末及びサーバ動画の再生に係る処理に関する。実施形態3における情報処理システムの構成について実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0126】
実施形態4に係る端末2及びサーバ1は、実施形態1と同様の地域情報詳細画面(図16参照)及び動画リスト画面(図17参照)の表示において、以下の動画再生処理を行う。図35及び図36は、実施形態4における端末及びサーバが行う動画再生処理の手順を示すフローチャートである。
【0127】
端末2の制御部21は、タイプ選択部47bにおける動画ボタンについてタッチ操作等による決定を受け付けたか否かを判定する(S301)。制御部21は、動画ボタンを受け付けていないと判定した場合(S301:NO)、処理をステップS301に戻す。制御部21は、動画ボタンを受け付けたと判定した場合(S301:YES)、位置検出部28により検出した位置情報を送信する(S302)。
【0128】
サーバ1は、端末2が送信した位置情報を受信し(S303)、大容量記憶装置14に記憶されている各DBから、該位置情報に係る地域情報を、端末2に提供する提供情報として読み出す(S304)。ここで、提供情報とは、各観光ガイド、料金、コンテンツを含む。サーバ1は読み出した提供情報を端末2に送信し(S305)、端末2は提供情報を受信する(S306)。
【0129】
端末2は、受信した提供情報に基づいて動画リスト画面を表示する(S307)。ここで、動画リスト画面において、複数の観光ガイドと、複数のコンテンツとが表示される。端末2は観光ガイドの選択がされたか否かを判定する(S308)。観光ガイドの選択は、例えば、動画リスト画面において、ユーザが名称表示部470にタッチ操作することにより行われ、タイトル表示部471又は料金表示部472をタッチ操作した場合は観光ガイドの選択がされなかったと判定する。
【0130】
端末2は、観光ガイドが選択されたと判定した場合(S308:YES)、選択された観光ガイドのプロフィール、評価、コンテンツ、まとめ料金を表示する(S309)。ここで、まとめ料金とは、動画リスト画面に表示されているコンテンツであって選択された観光ガイドに係る全てのコンテンツを利用する場合の合計料金を指す。その後、端末2は料金が決定されたか否かを判定する(S310)。また、端末2は、観光ガイドの選択がされなかったと判定した場合(S308:NO)、処理をステップS310に進める。
【0131】
その後、端末2は、料金が決定されたか否かを判定する(S310)。料金が決定されたか否かは、例えば、地域情報詳細画面において確定ボタン48がタッチ操作等により選択されたか否かにより判定される。なお、動画リスト画面において確定ボタンが表示されてもよく、また、画面に表示されている料金をタッチ操作等して選択することにより、料金が決定される態様であってもよい。
【0132】
端末2は、料金が決定されていないと判定した場合(S310:NO)、処理をステップS310に戻す。端末2は、料金が決定されたと判定した場合(S310:YES)、決済の要求を例えば信号送信によりサーバ1に対して行う(S311)。決済の要求がされたサーバ1は、要求に係る信号を受信し、決済処理(S312)を行う。決済処理は、端末2のユーザにおける料金の支払い、また、ユーザが利用するコンテンツを投稿した観光ガイドへの報酬の支払に係る処理を含む。ユーザにおける料金の支払い、観光ガイドへの報酬の支払いは、例えば、ユーザ及び観光ガイドの銀行口座に対する引き落とし、振込等の処理により行われる。
【0133】
サーバ1は、決済処理を行った後、コンテンツ配信ブロック解除指示を端末2に送信する(S313)。端末2は、コンテンツ配信ブロック解除指示を受信し(S314)、コンテンツ配信ブロックを解除する(S315)。その後、端末2は、位置検出部28から位置情報を取得し(S316)、位置情報に応じて動画のコンテンツの再生を開始して(S317)、処理を終了する。
【0134】
以上の構成によれば、端末2のユーザは、動画の選択及び料金の支払いを容易に行うことができる。また、決済処理により、ユーザの料金の精算を行い、また、動画を投稿した観光ガイドに対して、ユーザによる動画の利用に応じて報酬を自動的に支払うことができる。
【0135】
(実施形態5)
実施形態5は、スケジュール情報及び制約条件を考慮した観光ルートの生成処理が上記実施形態と異なるため、以下では主にかかる相違点を説明する。その他の構成及び作用効果は上記実施形態と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0136】
図37は、実施形態5に係る観光ルート作成処理の手順を示すフローチャートである。端末2の制御部21は、入力部25にて観光ルートの作成要求を受け付け、受け付けた観光ルート作成要求を通信部23にてサーバ1へ送信する(S411)。例えば、ユーザは、端末2の入力部25を操作し、観光の基準地点である出発地点、観光時間である月日及び時間を入力することができ、端末2は入力された基準地点と、観光時間等の情報を含む観光ルート作成要求をサーバ1へ送信する。なお、観光時間は必須の情報ではなく、制御部21は基準地点のみを受け付け、受け付けた基準地点を含む観光ルート作成要求を通信部23にてサーバ1へ送信するように構成してもよい。観光時間が必須の状態でない点は、実施形態1~実施形態4についても同様である。また、終了地点を入力してもよく、終了地点は、出発地点と同じ地点であってもよいし、異なる地点であってよい。
【0137】
また、制御部21は、入力部25にて、訪問すべき地点又は訪問すべきでない地点に係る情報を含み、観光ルートを制約するための制約情報を受け付け、受け付けた制約情報をルート作成要求と共にサーバ1へ送信するように構成してもよい。訪問すべき地点は、ユーザが観光を所望する観光スポット、レストラン、宿泊地等である。訪問すべきでない地点は、ユーザが希望しない観光スポット、レストラン、経由地点等である。また、制約情報として、ジャンル等がある。
【0138】
サーバ1の制御部11は、端末2から送信された観光ルート作成要求及び制約情報を通信部13にて受信する(ステップS412)。制御部11は、ネットワークNに接続された外部サーバ(不図示)からユーザのスケジュール情報を取得する(ステップS413)。スケジュール情報は、ユーザの位置及び時間を対応付けた情報を含む。例えば、スケジュール情報は、電車、バス、飛行機、船舶等の交通手段の利用日時、出発地、到着地等の情報、滞在予定のホテルの名称、位置、時間等の情報、訪問予定の地点及び時間等の情報等を含む。なお、サーバ1の大容量記憶装置14がユーザのスケジュール情報を記憶するように構成してもよい。
【0139】
そして、制御部11は、受信した観光ルート作成要求に含まれる基準地点及び観光時間、制約情報、スケジュール情報に基づいて、観光ルートを作成する(ステップS414)。制御部11は、例えば、評価関数が最小となる観光ルートを探索すればよい。評価関数は、例えば、ユーザの移動距離及び移動時間が長い程、大きくなり、経由する観光スポットの数及び評価が高い程、小さくなるような関数とすればよい。また、評価関数は、スケジュール情報の内容、制約情報が示す制約に反すると大きくなるようにすればよい。上記観光ルートの生成方法は一例であり、特に限定されるものではない。なお、サーバ1は複数の観光ルートを候補として作成してもよい。
【0140】
サーバ1は、作成した一又は複数の観光ルート情報を端末2へ送信する(ステップS415)。端末2はサーバ1から送信された観光ルート情報を受信し(ステップS416)、受信した観光ルートを表示部24に表示する(ステップS417)。
【0141】
端末2の制御部21は、入力部25にて、観光ルートの選択、観光に必要なサービス、チケット等の全部又は一部に係る一括手配の操作を受け付け、選択された観光ルートに必要な各種サービスの一括手配をサーバ1に要求する(ステップS418)。例えば、端末2は、一括手配用の操作画像を表示部24に表示し、ユーザは当該操作画像を操作することによって、一括手配を要求することができる。また、端末2は、図13と同様の画面上に、移動手段を選択するアイコンを表示し、移動手段の選択を受け付ける際、一括手配の操作を受け付けるように構成してもよい。一括要求の対象としては、例えば、タクシーの手配、観光スポットのチケット、観光ガイドの手配、レストランの予約等が挙げられる。
サーバ1は、端末2から一括手配の要求を受けた場合、制御部11は一括手配処理を実行する(ステップS419)。制御部11は、一括手配処理によって、タクシーの手配、チケットの購入、観光ガイドの手配、レストランの予約を電子処理的に完結的に実行してもよいし、人的処理が一部介在してもよい。人的処理が介在する例としては、制御部11がチケット等の決済処理を行い、決済が完了した各種チケット等の情報、担当のタクシードライバーの端末に送信することが考えられる。タクシードライバーは、ユーザがタクシーを利用する際に決済済みのチケット等を手渡しすることができる。
【0142】
次いで、サーバ1は、手配処理結果を端末へ送信し(ステップS420)、端末2は手配処理結果を受信し(ステップS421)、受信した一括手配の処理結果を表示部24に表示し(ステップS422)、処理を終える。
【0143】
以上の構成によれば、サーバ1及び端末2は、観光の基準地点を受け付けて、観光ルートを自動的に作成し、ユーザに提示することができる。
【0144】
また、サーバ1及び端末2は、制約情報を加味して、観光ルートを自動的に作成し、ユーザに提示することができる。
【0145】
更に、サーバ1及び端末2は、ユーザのスケジュール情報を取得して観光ルートを自動的に作成し、ユーザに提示することができる。
【0146】
更にまた、サーバ1及び端末2は、観光に必要な各種手配を一括で処理することができる。
【0147】
(実施形態6)
実施形態6は、タクシーの相乗りを考慮した観光ルートの生成処理が上記実施形態5と異なるため、以下では主にかかる相違点を説明する。その他の構成及び作用効果は上記実施形態と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0148】
実施形態6に係る情報処理システムにおいては、ネットワークNに図示しないタクシー情報サーバが接続されている。サーバ1は、ネットワークNを解してタクシー情報サーバにアクセスすることができる。
【0149】
サーバ1は、タクシーに乗車する地点を示す乗車地情報と、タクシーから降車する地点を示す降車地情報とを含み、タクシー料金を要求するための問い合わせ情報をタクシー情報サーバへ送信する。また、経由地が存在する場合、サーバ1は、乗車地情報、経由地点を示す経由地情報及び降車地情報を含む問い合わせ情報をタクシー情報サーバへ送信する。
【0150】
タクシー情報サーバは、サーバ1から送信された問い合わせ情報を受信する。タクシー情報サーバは、問い合わせ情報に含まれる乗車地情報、後者地情報に基づいて、タクシー料金を算出し、算出されたタクシー料金情報をサーバ1へ送信する。問い合わせ情報に経由地が含まれている場合、乗車地から降車地までのタクシー料金と、乗車地から経由地までのタクシー料金とを算出し、算出したタクシー料金を含む回答情報をサーバ1へ送信する。なお、経由地は複数でもよい。この場合、乗車地、複数の経由地、降車地間のタクシー料金を算出するとよい。また、タクシー情報サーバは、通常のタクシー料金と共に深夜タクシー料金をサーバ1へ送信してもよい。
【0151】
サーバ1は、タクシー情報から送信された回答情報を受信する。サーバ1は、受信した回答情報に含まれるタクシー料金に基づいて、観光ルートを巡るために必要なタクシー料金を算出することができる。また、サーバ1は、複数のユーザがタクシーに相乗りして観光ルートを巡る際に必要なタクシー料金を算出することができる。
相乗りする複数のユーザの乗車地と降車地とが同一である場合、サーバ1は、当該乗車地から降車地へ移動するタクシー料金をタクシー料金サーバに問い合わせして取得し、取得したタクシー料金をユーザ数で除算することによって、相乗りタクシー料金を算出することができる。なお、相乗りタクシー料金から所定の手数料を減算してもよい。
相乗りする複数のユーザの乗車地又は降車地が異なる場合、サーバ1は、各ユーザの異なる乗車地及び降車地を経由地として、タクシー料金サーバに問い合わせて取得したタクシー料金に基づいて、相乗りタクシー料金を算出すればよい。例えば、第1ユーザ及び第2ユーザの乗車地が同じで、降車地が異なる場合、サーバ1は、乗車地から経由地までのタクシー料金をユーザ数で乗算することによって、当該経由地を降車地とする第1ユーザの相乗り料金を算出する。また、サーバ1は、乗車地から降車地までのタクシー料金から当該相乗り料金を減算した料金を、第2ユーザのタクシー料金として算出すればよい。乗車地が異なり降車地が同一である場合も同様にして算出することができる。また、乗車地及び降車地とも異なり、第1ユーザの乗車地から降車地に至るルート上に、第2ユーザの乗車地及び降車地がある場合も、経由地を2つに設定することによって同様にして各ユーザの相乗り料金を算出することができる。
【0152】
サーバ1は、複数のユーザから観光ルートの問い合わせがあった場合、観光時間帯及び観光ルートが類似する複数のユーザを検索し、相乗り料金を算出し、各ユーザにタクシーで観光地を巡る場合のタクシー相乗り料金を提供することができる。
【0153】
図38は、実施形態6に係るタクシー相乗りを考慮した観光ルート作成処理の手順を示すフローチャートである。端末2及びサーバ1は、実施形態5のS411~414と同様の処理を実行し、観光ルートを作成する(ステップS511~S514)。ステップS514の処理を終えたサーバ1は、複数のユーザの観光ルートに応じたタクシー料金の情報をタクシー料金サーバに問い合わせて取得し(ステップS515)、相乗り料金を算出する(ステップS516)。相乗り料金の算出方法は上記の通りである。サーバ1は、観光ルートが同一又は一部が重複し、かつ観光時間も同一時間帯の複数のユーザを特定し、各ユーザの乗車地及び降車地を特定し、上記の方法で相乗り料金を算出する。
【0154】
サーバ1は、タクシー相乗り料金を含む観光ルート情報を端末2へ送信する(ステップS517)。端末2は、タクシー相乗り料金及び観光ルート情報を受信し(ステップS518)。相乗り料金の情報を含む観光ルートを表示部24に表示する(ステップS519)。
【0155】
次いで、端末2は、タクシーの相乗りを行うか否かを含め、入力部25にて、一括手配を受け付けて、一括手配をサーバ1に要求する(ステップS520)。以下、実施形態5のS419~S422と同様の一括手配に係る処理を実行し(ステップS521-524)、処理を終える。なお、サーバ1は、ステップS521の処理で、複数のユーザに相乗りの合意を確認する処理、相乗り地点等に関する情報を合意した各ユーザに送信する処理を実行する。
【0156】
以上の構成によれば、サーバ1及び端末2は、観光ルートと共にタクシーの相乗り料金を提示することができる。
【0157】
(実施形態7)
実施形態7は、観光ガイドのマッチングを考慮した観光ルートの生成処理が上記実施形態5-6と異なるため、以下では主にかかる相違点を説明する。その他の構成及び作用効果は上記実施形態と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0158】
図39は、実施形態7に係る観光ガイドを考慮した観光ルート作成処理の手順を示すフローチャートである。端末2及びサーバ1は、実施形態5のS411~414と同様の処理を実行し、観光ルートを作成する(ステップS611~S614)。ステップS614の処理を終えたサーバ1は、地域情報DB141から観光ルートに応じた観光ガイドに係る情報を取得する(ステップS615)。実施形態7に係る観光ガイドは、主に人によるガイドであり(動画の再生によるガイドであってもよい)、地域情報DB141は、ガイド可能な観光スポット、ガイド時間帯、対応可能人数、対応言語、ガイドレベル、カジュアルかフォーマルか等の種別等の情報を蓄積しているものとする。
【0159】
サーバ1は、観光ガイド情報を含む観光ルート情報を端末2へ送信する(ステップS616)。端末2は、観光ガイド情報及び観光ルート情報を受信し(ステップS617)。観光ガイドの情報を含む観光ルートを表示部24に表示する(ステップS618)。
【0160】
次いで、端末2は、観光ガイドを利用するか否か、利用する観光ガイド名又はID等を含め、入力部25にて、一括手配を受け付けて、一括手配をサーバ1に要求する(ステップS619)。以下、実施形態5のS419~S422と同様の一括手配に係る処理を実行し(ステップS620-S623)、処理を終える。
【0161】
以上の構成によれば、サーバ1及び端末2は、観光ルートと共に観光ガイドの情報を提示することができる。
【0162】
(実施形態8)
実施形態8は、友達からの情報収集処理が上記実施形態と異なるため、以下では主にかかる相違点を説明する。その他の構成及び作用効果は上記実施形態と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0163】
図40は、実施形態8に係る友達リスト及び投稿情報の表示処理の手順を示すフローチャートである。端末2は、観光の基準地点である出発地点、及び過去に当該特定の観光地に行ったことがある友達リストの表示の要求を受け付けた場合、当該友達リストをサーバ1へ要求する(ステップS711)。この特定の観光地は、基準地点に関連する観光地ないし、当該観光地の範囲を示す位置を意味する。サーバ1は、要求に応じて、友達情報DBから、過去に基準地点に関連する観光地を訪れたことがある友達の情報を抽出し、友達リストを作成する(ステップS712)。実施形態8に係る友達情報DBは、友達を識別する友達IDと、友達の名称と、位置情報と、訪問予定位置情報、投稿情報、通信先情報等の情報を対応付けて記憶したデータベースである。位置情報は、過去から現在にわたって友達が存在ないし訪問した位置を示す情報である。投稿情報は、例えば、特定の観光地の見所、美味しい飲食店、お勧めの観光スポット等の情報である。
【0164】
また、端末2は、観光の基準地点である出発地点、及び現在、当該特定の観光地にいる友達リストの表示の要求を受け付けた場合、当該友達リストをサーバ1へ要求する(ステップS713)。サーバ1は、要求に応じて、友達情報DBから、現在、基準地点に関連する観光地にいる友達の情報を抽出し、友達リストを作成する(ステップS714)。
【0165】
更に、端末2は、観光の基準地点である出発地点、及び将来、当該特定の観光地に行く予定の友達リストの表示の要求を受け付けた場合、当該友達リストをサーバ1へ要求する(ステップS715)。サーバ1は、要求に応じて、友達情報DBから、将来、基準地点に関連する観光地に行く予定の友達の情報を抽出し、友達リストを作成する(ステップS716)。
【0166】
サーバ1は、S712、S714、又はS716の処理で作成した友達リストを端末2へ送信する(ステップS717)。端末2は、サーバ1から送信された友達リストを受信し(ステップS718)、受信した友達リストを表示する(ステップS719)。
【0167】
端末2は、入力部25にて友達の選択を受け付け、受け付けた友達を示す情報をサーバ1へ送信する(ステップS720)。サーバ1は、端末2から送信された情報を受信し、受信した情報が示す友達の投稿情報のなかから、特に、上記特定の観光地に関する投稿情報を抽出し(ステップS721)、抽出した投稿情報を端末2へ送信する(ステップS722)。
【0168】
端末2は、サーバから送信された投稿情報を受信し(ステップS723)、受信した投稿情報を表示部24に表示する(ステップS724)。端末2のユーザは、特定の観光地に行ったことがある友達の投稿情報を閲覧することができる。
【0169】
また、ユーザは、投稿情報から得られない情報を友達に質問することもできる。具体的には、端末2は、入力部25にてユーザから友達への質問を受け付け、受け付けた質問をサーバへ送信する(ステップS725)。サーバ1は、端末2から送信された質問を受信し(ステップS726)、受信した質問に対する回答を一又は複数の友達から取得する(ステップS727)。サーバ1は、当該特定の観光地に行ったことがある友達の送信先へ、質問と回答を要求するための情報を送信することによって、回答を取得する。なお、ユーザは、質問を送信する友達を具体的に指定することもできる。
【0170】
回答を取得したサーバ1は、取得した回答を、質問の送信元の端末2へ送信する(ステップS728)。端末2は、サーバ1から送信された回答を受信し(ステップS729)、受信した回答を表示し(ステップS730)、処理を終える。
【0171】
以上の構成によれば、サーバ1及び端末2は、特定の観光地に行ったことある友達リスト、現在特定の観光地にいる友達リスト、将来、特定の観光地に行く予定の友達リストをユーザに提供することができる。
【0172】
また、サーバ1及び端末2は、特定の観光地に関する友達の投稿情報を抽出し、ユーザに提供することができる。
【0173】
更に、ユーザは、観光地に関する質問を友達に送信することができ、サーバ1及び端末2は、質問に対する回答を友達から取得して提供することができる。
【0174】
(実施形態9)
実施形態9は、AR又はVRを介した商品購入処理が上記実施形態と異なるため、以下では主にかかる相違点を説明する。その他の構成及び作用効果は上記実施形態と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0175】
図41は、対象物又は店舗に関連する情報を蓄積した商品等DBのレコードレイアウトの一例を説明する説明図である。商品等DBは、観光スポットに関する対象物、商品を販売している店舗の画像から得られる特徴量と、当該対象物の位置情報と、当該観光スポットの名称、当該対象物に関する商品情報、イベント情報、画像、動画を対応付けて記憶している。データベースの構造は特に限定されない。
【0176】
図42は、実施形態9に係るAR又はVRを通じた商品販売処理の手順を示すフローチャートである。端末2は、撮像部27にて撮像して得た撮像画像と、位置検出部28にて検出された位置情報とをサーバ1へ送信する(ステップS811)。サーバ1は、端末2から送信された撮像画像及び位置情報を受信し(ステップS812)、撮像画像に含まれる対象物又は店舗を認識する(ステップS813)。例えば、サーバ1は、撮像画像に含まれるオブジェクトを抽出し、抽出されたオブジェクトの特徴量を算出する。そして、サーバ1は、算出された特徴量を用いて、商品等DBを参照し、対象物又は店舗を認識する。また、サーバ1は、端末2から取得した位置情報と、商品等DBから得られた位置情報とが一致しているか否かを確認する(ステップS814)。つまり、実際の対象物又は店舗が存在する地点にユーザがおり、当該対象物又は店舗を撮像しているか否かを確認する。なお、位置情報の確認は必須ではない。逆に、ユーザが対象物の位置に存在しないと、コンテンツ等を表示しないようにすることもできる。
【0177】
そして、サーバ1は、特定された対象物に関連するコンテンツを地域情報DB141から抽出する(ステップS815)。また、サーバ1は、特定された対象物に関連するイベント情報を商品等DBから抽出する(ステップS816)。なお、イベント情報は、地域情報DB141から抽出できるように構成してもよい。更に、サーバ1は、特定された対象物に関連する画像及び動画を商品等DBから抽出する(ステップS817)。更に、サーバ1は、特定された対象物又は店舗に関連する商品情報を商品等DBから抽出する(ステップS818)。
【0178】
そして、サーバ1は、抽出された、コンテンツ、イベント情報、関連画像、関連動画、商品情報等を端末2へ送信する(ステップS819)。端末2はサーバ1から送信されたコンテンツ等を受信し(ステップS820)、受信したコンテンツ等をAR(Augmented Reality)又はVR(Virtual Reality)を利用して表示する(ステップS821)。コンテンツ等の表示方法は特に限定されない。対象物に関連する動画又は画像が多数存在する場合、評価が高い動画又は画像を選択的に表示するとよい。
【0179】
端末2は、商品情報を表示している場合、入力部25にて商品の購入を受け付けることができる(ステップS822)。商品の購入操作は、ジェスチャー操作であってもよいし、音声操作などであってもよい。商品の購入を受け付けた場合、端末2は、商品の購入処理を実行し(ステップS823)、処理を終える。
【0180】
以上の構成によれば、サーバ1及び端末2は、AR又はVRを利用して、観光スポットの対象物に関するコンテンツ、イベント情報、関連画像、動画、商品情報を表示することができる。
【0181】
また、サーバ1及び端末2は、AR又はVRにて表示された商品の購入処理を実行することができる。
【0182】
なお、上記実施形態では、撮像画像をリアルタイムでサーバ1へ送信し、AR又はVRを介して対象物に関連する商品を購入できる構成を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、撮像して得た位置情報を含む動画又は静止画像を、観光後にサーバ1へ送信する構成であってもよい。サーバ1は、送信された動画又は静止画像に基づいて、S813~S820の処理を実行し、動作又は静止画に含まれる対象物に関する商品情報を端末2へ提供する。ユーザは、端末2を操作して、対象物の商品を購入することができる。
【0183】
また、撮像画像をリアルタイムでサーバ1へ送信し、AR又はVRを介して対象物に関連する商品を購入する構成において、サーバ1は、観光ルートの途中でユーザが商品を受け取れるように商品の発送を手配する処理を実行してもよい。例えば、タクシードライバー、相乗り予定のユーザが商品を、購入者に渡せるように商品情報を、タクシードライバー又はユーザに送信するように構成するとよい。
【0184】
(実施形態10)
実施形態10は、コンテンツの模倣防止処理が上記実施形態と異なるため、以下では主にかかる相違点を説明する。その他の構成及び作用効果は上記実施形態と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0185】
図43は、実施形態10に係るコンテンツの模倣検出処理の手順を示すフローチャートである。
端末2は、ユーザの操作に従って観光地に係るコンテンツを送信する(ステップS911)。ここでは、コンテンツは音声を含む動画であるものとする。サーバ1は、端末2から送信されたコンテンツを受信する(ステップS912)。そして、サーバ1は、コンテンツの認識処理を実行する(ステップS913)。例えば、動画に含まれる音声を文字情報に変換する。
【0186】
次いで、サーバ1は、地域情報DB141に登録されているコンテンツから、ステップS912で受信したコンテンツと類似のコンテンツを検索し(ステップS914)、類似のコンテンツがあるか否かを判定する(ステップS915)。例えば、サーバ1は、動画コンテンツを認識して得られた文字情報のベクトルデータと、地域情報DB141に蓄積されているコンテンツに係る同ベクトルデータとを比較することによって、コンテンツの類否を判断するとよい。また、学習済みモデル(AI)を用いて、コンテンツの類否を判断するように構成してもよい。なお、地域情報DB141に、コンテンツを登録する際、サーバ1は、当該コンテンツの音声に対する文字情報のベクトルデータを算出し、登録しておくとよい。
【0187】
類似のコンテンツがあると判定した場合(ステップS915:YES)、サーバ1は、模倣の疑いがある旨を管理者に通知し(ステップS916)、処理を終える。類似コンテンツがないと判定した場合(ステップS915:NO)、サーバ1は、コンテンツを地域情報DB141に登録し(ステップS917)、処理を終える。
【0188】
以上の構成によれば、サーバ1及び端末2は、ユーザによって投稿されたコンテンツの模倣の有無を判定することができ、模倣されたコンテンツが地域情報DB141に登録されることを防ぐことができる。
【0189】
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した意味ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。即ち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0190】
1 サーバ装置
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
14 大容量記憶装置
144 スポット情報
2 端末装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 表示部
25 入力部
26 音声出力部
27 撮像部
28 位置検出部
203 制御部
30 地図部
31 入力ボックス
32 目的入力部
320 目的選択部
33 項目選択部
34 通知部
35 ユーザ表示部
36 詳細入力部
37 決定ボタン
38a ルート表示線
38b ルート表示線
39a タブ
39b タブ
39c タブ
39d タブ
40 ジャンル表示部
41a~41k 簡略表示部
42 紹介画像部
43 タイトル表示部
44 所要時間表示部
45 ユーザ表示部
45a ランク表示部
46 評価表示部
47a 詳細情報表示部
47b タイプ選択部
47c 料金表示部
48 確定ボタン
49 変更アイコン
410 ランキング表示部
411 表示ボタン
430 タイトル表示部
470 名称表示部
471 タイトル表示部
472 料金表示部
50 対象物
51 枠状部
52 機能アイコン部
52a 地域情報選択アイコン
52b 説明表示アイコン
52c 音声案内アイコン
52d 料金アイコン
53 矢印
54 タイトル
55 通知
56 評価入力欄
57 記入欄
58 送信ボタン
60 通知画面
70 名前表示部
71 メッセージボタン
72 コメント欄
73 内容入力欄
74 決定ボタン
図1
図2
図3
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図5
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