(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-21
(45)【発行日】2022-01-18
(54)【発明の名称】ブレードの作製方法及びブレード
(51)【国際特許分類】
A63B 59/70 20150101AFI20220107BHJP
【FI】
A63B59/70
(21)【出願番号】P 2018125749
(22)【出願日】2018-07-02
【審査請求日】2019-08-07
【審判番号】
【審判請求日】2020-09-18
(73)【特許権者】
【識別番号】000002495
【氏名又は名称】グローブライド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140822
【氏名又は名称】今村 光広
(72)【発明者】
【氏名】及川 勝広
(72)【発明者】
【氏名】川村 拓司
(72)【発明者】
【氏名】野田 嵩人
【合議体】
【審判長】藤田 年彦
【審判官】藤本 義仁
【審判官】吉村 尚
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-101670(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0133244(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0116070(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 59/00 - 60/64,102:22 - 102:24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホッケーに用いられるブレードの作製方法であって、
前面部と、後面部と、側部とを有するコア部材
であって、該コア部材は前記前面部に垂直かつ前記ブレードの先端への該ブレードの延伸方向に垂直な断面でみて矩形であり、前記前面部に垂直かつ前記ブレードの先端への該ブレードの延伸方向に垂直な断面でみて該矩形の長手方向に延びる前記前面部と、該前面部に垂直かつ前記ブレードの先端への該ブレードの延伸方向に垂直な断面でみて該矩形の長手方向に延びかつ該長手方向に垂直な方向で該前面部と対向する前記後面部と、該前面部に垂直かつ前記ブレードの先端への該ブレードの延伸方向に垂直な断面でみて該矩形の短手方向に延びる前記側部とを有する前記コア部材を形成し、
前記コア部材の側部の少なくとも一部と、前記前面部の少なくとも一部と、前記後面部の少なくとも一部と、を覆う
発泡前の発泡部材を配置し、
前記コア部材と前記
発泡前の発泡部材とを覆うようにプリプレグを配置し、
これらを型に入れ焼成処理を行い、
焼成処理後に脱型を行うことを特徴とする
ホッケーに用いられるブレードの作製方法。
【請求項2】
前記
発泡前の発泡部材は、
発泡前の発泡シートである、請求項
1に記載のブレードの作製方法。
【請求項3】
前記
発泡前の発泡部材として複数の
発泡前の発泡シートを配置する、請求項1
又は2に記載のブレードの作製方法。
【請求項4】
ホッケーに用いられるブレードの作製方法であって、
前面部と、後面部と、側部とを有するコア部材
であって、該コア部材は前記前面部に垂直かつ前記ブレードの先端への該ブレードの延伸方向に垂直な断面でみて矩形であり、前記前面部に垂直かつ前記ブレードの先端への該ブレードの延伸方向に垂直な断面でみて該矩形の長手方向に延びる前記前面部と、該前面部に垂直かつ前記ブレードの先端への該ブレードの延伸方向に垂直な断面でみて該矩形の長手方向に延びかつ該長手方向に垂直な方向で該前面部と対向する前記後面部と、該前面部に垂直かつ前記ブレードの先端への該ブレードの延伸方向に垂直な断面でみて該矩形の短手方向に延びる前記側部とを有する前記コア部材を形成し、
該コア部材
の全体を覆うように第1のプリプレグを配置し、
該第1のプリプレグ
の側部の少なくとも一部と、前面部の少なくとも一部と、後面部の少なくとも一部とを覆うように
発泡前の発泡部材を配置し、
該第1のプリプレグと該
発泡前の発泡部材を覆うように第2のプリプレグを配置し、
これらを型に入れ焼成処理を行い、
焼成処理後に脱型を行うことを特徴とする
ホッケーに用いられるブレードの作製方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、競技用スティックのブレード、例えば、アイスホッケーやフィールド
ホッケーなどのスティックに使用されるブレードの作製方法及びブレードに関する
。
【背景技術】
【0002】
ホッケーのスティックの構造として、シャフトとブレードからなる様々な構成を
有するものが知られている。
【0003】
このようなスティックのブレードでは、中心部材(コア材などという)にプリプ
レグを巻回したものが知られている。
【0004】
このようなブレードとして、例えば、特許文献1では、コア材の周囲にテープ状
のプリプレグをコア材の表面、裏面、側面を連続的に巻き付けてられた構成を備
えるブレードが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に係るブレードでは、内圧成型方法を使用することが
想定されるが、特別な設備が必要となってしまうだけでなく、内圧を付与するため
にブレード内部に中空の空間を形成する必要があるため、強度が低下してしまうこ
とが判っている。他方で、金型を使用するブレードの成型方法が考えられるが、プ
レス時にブレードの前面や後面方向に負荷を掛けることはできるものの、ブレード
の側面方向に負荷を掛けることができず、成型の際ブレードの側面にボイドが形成
されてしまったり、成型不良となってしまうという問題があった。
【0007】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ブレードの強度を確保しつつ、ボイドや成型不良を低減し、これにより耐久性を向上させたブレードを提供することにある。本発明のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法は、前面部と、後面部と、側部とを有するコア部材を形成し、前記コア部材の側部の少なくとも一部と、前記前面部の少なくとも一部と、前記後面部の少なくとも一部と、を覆う発泡部材を配置し、前記コア部材と前記発泡部材とを覆うようにプリプレグを配置し、これらを型に入れ焼成処理を行い、焼成処理後に脱型を行うよう構成される。
【0009】
本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法におけるブレードは、ホッケーに用いられる。
【0010】
本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法における発泡部材は、発泡シートである。
【0011】
本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法は、前記発泡部材は、前記コア部材の側部の延伸方向に沿って延伸するように配置する。
【0012】
本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法は、前記発泡部材として複数の発泡シートを配置する。
【0013】
本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法は、前面部と、後面部と、側部とを有するコア部材を形成し、該コア部材を覆うように第1のプリプレグを配置し、該第1のプリプレグを覆うように発泡部材を配置し、該発泡部材を覆うように第2のプリプレグを配置し、これらを型に入れ焼成処理を行い、焼成処理後に脱型を行うように構成される。
【0014】
本発明の一実施形態に係るブレードは、前面部と、後面部と、側部とを有するコア部材と、該コア部材の外側を包囲するように配置されるプリプレグと、を備えるブレードであって、前記コア部材の側部の少なくとも一部と、前記前面部の少なくとも一部と、前記後面部の少なくとも一部と、を覆う発泡部材を備えるよう構成される。
【発明の効果】
【0015】
上記実施形態によれば、ブレードの強度を確保しつつ、ボイドや成型不良を低減
し、これにより耐久性を向上させたブレードを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施形態に係るブレードの断面図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係るブレード全体の断面を示す図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法におけるブレードの断面図である。
【
図4】本発明の他の実施形態に係るブレードの作製方法におけるブレードの断面図である。
【
図5】本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法における発泡部材の使用例を示す図である。
【
図6】本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法における発泡部材の使用例を示す図である。
【
図7】本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法における発泡部材の使用例を示す図である。
【
図8】本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法における発泡部材の使用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明に係るブレードの作製方法やブレードの実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。
【0018】
複数の図面において共通する構素には当該複数の図面を通じて同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
【0019】
本発明の一実施形態に係るブレードは、スポーツ競技のスティックに用いることができ、例えば、アイスホッケーやフィールドホッケーなどのスティックに使用することが可能である。
【0020】
次に、
図1は、本発明に係るブレード1の一実施形態を示す断面図である。図示のように、本発明の一実施形態に係るブレード1は、前面部3と、後面部4と、側部5とを有するコア部材2と、該コア部材2の外側を包囲するように配置されるプリプレグ6と、を備えるブレード1であって、前記コア部材2の側部5の少なくとも一部と、前記前面部3の少なくとも一部と、前記後面部4の少なくとも一部と、を覆う発泡部材7を備えるよう構成される。
【0021】
本発明の一実施形態に係るブレード1における発泡部材7は、例えば、コア部材2の側部5若しくはコア部材2の側部5の少なくとも一部に加えて、コア部材2の前面部3若しくはコア部材の後面部4を、1-30mmの範囲の幅、望ましくは3-15mmの範囲の幅で覆うように構成することができる。その他の態様については後述する。
【0022】
本発明の一実施形態に係るブレード1におけるコア部材2は、PVC、PET、ポリメタクリルイミド、アクリル、バルサなどの材料を使用することができる。コア部材2に使用される材料は、比重0.05g/cm3―0.5g/cm3のものを使用することができる。
【0023】
また、本発明の一実施形態に係るブレード1におけるプリプレグの他又はこれに加えて、カーボン、ガラス、アラミドなどの材料を使用することができる。また、プリプレグに使用される強化材料として、炭素繊維の他、例えばガラス、ボロン、アラミド、アルミナ等の有機、無機繊維で形成し、含浸する合成樹脂についても、エポキシ等の熱硬化性合成樹脂を用いることができる。
【0024】
また、
図1に示す例では、コア部材2の外側を包囲するように配置されるプリプレグ6と、前記コア部材2の側部5の少なくとも一部と、前記前面部3の少なくとも一部と、前記後面部4の少なくとも一部と、を覆う発泡部材7とを備えるとしたが、本実施形態において「覆う」という場合、一方の部材が他方の部材を直接又は間接的に覆うことをいう。すなわち、上記例では、プリプレグ6及び/又は発泡部材7がコア部材2を直接覆うか、その他の部材(一層若しくは複数の層からなる部材)が介在する態様で覆うよう構成されても構わない。また、プリプレグ6及び/又は発泡部材7が、一層の態様だけでなく、複数の層から形成されていても構わない。これらの詳細については後述する。
【0025】
次に、
図2に、ブレード全体の断面図を示す(ここではプリプレグ6は図示していない)。図示のように、本発明の一実施形態に係るブレード1における発泡部材7は、該コア部材2の側部5の延伸方向Bに沿って延伸するように設けられる。
【0026】
このようにすることで、コア部材とプリプレグとの密着性を高め、コア部材からのプリプレグの剥離を効果的に防止できるため、ブレード全体の耐久性を向上させることが可能となる。
【0027】
次に、本発明の一実施形態に係るブレード1の作製方法について説明する。
【0028】
まず、本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法として、まず、前面部3と、後面部4と、側部5とを有するコア部材2を用意する。次に、当該コア部材2の側部5の少なくとも一部と、当該前面部3の少なくとも一部と、当該後面部4の少なくとも一部と、を覆う発泡部材7を配置する。さらに、当該コア部材2と前記発泡部材7とを覆うようにプリプレグ6を配置する。
【0029】
その後、このようにして形成されたプリフォームを金型(例えば、コア部材の前面を上型、後面部を下型とし、側部を上下の合わせ部(パーーティング部分)とした金型)に入れ、金型を閉じる。そして、金型温度を80-150℃程度とし、所定圧力に保ちながら金型をプレス機で締め、焼成処理を行う(硬化処理も含む)。ここで、発泡部材7は、所定の温度域(含浸樹脂が軟化する温度域)で発泡を開始し、当該発泡部材が膨張することで、プリプレグを内側から金型の方向、すなわち、ブレードの側面方向へ押す力を発生させることができる。このようにして作製された成形品を金型から取り出し(脱型し)、本発明の一実施形態に係るブレード1を得ることができる。ここで、上記方法における各ステップや各種パラメータなどの条件は適宜設定することができるが、ここでは上記以上の詳細な説明は省略する。
【0030】
このようなブレードの作製方法により、内圧成型方法を使用した場合と比較して、内圧を付与するためにブレード内部に中空の空間を形成する必要がないため、強度低下を防止することができる。また、当該作製方法により、金型のプレス時にブレードの前面や後面方向に負荷を掛けることはできるだけでなく、所定の温度下において、配置された発泡部材が膨張することで、プリプレグを内側から金型の方向、すなわち、ブレードの側面方向に負荷を掛けることができるため、成型の際ブレードの側面に形成され得るボイドに発生を防止でき、また成型不良を回避することが可能となる。
【0031】
これにより、ブレードの強度を確保しつつ、ボイドや成型不良を低減し、これにより耐久性を向上させたブレードを提供することが可能となる。
【0032】
本発明の一実施形態に係るブレード1の作製方法におけるブレード1は、ホッケーに用いられる。
【0033】
本発明の一実施形態に係るブレード1の作製方法における発泡部材7は、発泡シートである。発泡シートとして、合成樹脂に熱発泡性のフィラーが添加されたものを用いることができる。合成樹脂として、熱硬化性樹脂、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステルなどが想定されるが、これらに限られない。また、熱発泡性のフィラーとして、熱膨張性マイクロカプセルなどを用いることができるが、これに限られない。好ましくは、エポキシ樹脂やアクリル樹脂等の粘着性を有する樹脂を用いることができる。本発明の一実施形態に係るブレードの作製方法に用いる発泡部材7として、複数の発泡シートを使用することができる。
【0034】
本発明の一実施形態に係るブレード1の作製方法は、発泡部材7は、前記コア部材の側部の延伸方向に沿って延伸するように配置することができるが、その他の方法であっても構わない。また、本発明の一実施形態に係るブレード1の作製方法では、金型のパーティング部分の位置に沿って発泡部材7を設けることで、発泡部材7が発泡した場合に、金型のパーティング部分を通って、プリプレグの層間に溜まった空気(ボイド)などをより確実に外部へ放出することができる。また、適宜パーティング部分の成型圧を補充することもできる。
【0035】
図3に示すように、本発明の一実施形態に係るブレード1の作製方法は、コア部材2に発泡部材7設けることなくプリプレグ6を配置した後、前述の金型を使用した当該焼成処理の前に、プリプレグ6の側部10の少なくとも一部と、該プリプレグ6の前面部8の少なくとも一部と、該プリプレグ6の後面部9の少なくとも一部と、を覆う発泡部材7を配置し、前記プリプレグ6と前記発泡部材7とを覆うように第2のプリプレグ12を配置するように構成される。
【0036】
その他、
図4に示すように、本発明の一実施形態に係るブレード1の作製方法では、コア部材2と発泡部材7とを覆うようにプリプレグ6を配置した後、前述の金型を使用した当該焼成処理の前に、プリプレグ6の側部10の少なくとも一部と、該プリプレグ6の前面部8の少なくとも一部と、該プリプレグ6の後面部9の少なくとも一部と、を覆う第2の発泡部材11を配置し、前記発泡部材11若しくは前記プリプレグ6と前記発泡部材11とを覆うように第2のプリプレグ12を配置するように構成しても構わない。
【0037】
図5、6に、
図2の変形例を示す。
図5に示すように、本発明の一実施形態に係るブレード1の作製方法における発泡部材7は、ブレード1の先端部分の領域において、当該コア部材2の側部5と、当該前面部3の一部と、当該後面部4の一部と、を覆うように設けられる。これにより、ブレード1の先端部分の領域においてボイドや設計不良がより発生しやすい場合には、ボイドや設計不良のより発生しやすい箇所に重点的に設けることが可能となり、発泡部材のコストも低減することができる。
【0038】
次に、
図6に示すように、本発明の一実施形態に係るブレード1の作製方法における発泡部材7は、ブレード1のシャフト側の端部領域(例えば、コア部材の側面の面積が大きい領域など)において、当該コア部材2の側部5と、当該前面部3の一部と、当該後面部4の一部と、を覆うように設けられる。コア部材の側面の面積が大きい領域では、成型の際ボイドや設計不良が発生しやすいため、このような領域とすることができる。これにより、ブレード1のシャフト側の端部領域においてボイドや設計不良がより発生しやすい場合には、当該箇所に重点的に設けることが可能となり、発泡部材のコストも低減することができる。
【0039】
次に、
図7を参照して、その他の変形例を示す。
図7に示すように、本発明の一
実施形態に係るブレード1の作製方法における発泡部材7は、ブレード1全体の
領域において、当該コア部材2の側部5と、当該前面部3と、当該後面部4とを
覆うように設けられる。これにより、ブレード1の場所によらず、ボイドや設計
不良を防止することができ、また、コア部材とプリプレグとの間の密着性を高め
、耐久性に優れたブレードを提供することが可能となる。
【0040】
次に、
図8を参照して、さらに別の変形例を示す。
図8に示すように、本発明の
一実施形態に係るブレード1の作製方法における発泡部材7は、ブレード1の先
端部分の領域において、当該コア部材2の側部5と、当該前面部3の一部と、当
該後面部4の一部とを覆うように設けられる。また、その他の部分の一部の領域
(例えば、ブレードの最大曲率点(ヒールと呼ぶ)からシャフト側端部領域まで
の領域)にのみ内圧を形成するためのチューブ13が挿入されるため、ブレード
の作製の際内部から外側への圧力を形成することができる。このようにして、ブ
レード1の場所によらず、ボイドや設計不良を防止することができ、プリプレグ
との間の密着性を高めると共に、チューブを挿入することによる強度の低下を最
小限とすることで、耐久性に優れたブレードを提供することが可能となる。
【0041】
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
【符号の説明】
【0042】
1 ブレード
2 コア部材
3 前面部
4 後面部
5 側部
6 プリプレグ
7 発泡部材
8 前面部
9 後面部
10 側面部
11 第2の発泡部材
12 第2のプリプレグ
13 チューブ