IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 華碩電腦股▲ふん▼有限公司の特許一覧

特許6997752無線通信システムにおいてヌメロロジを決定するための方法及び装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-21
(45)【発行日】2022-01-18
(54)【発明の名称】無線通信システムにおいてヌメロロジを決定するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/06 20090101AFI20220111BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20220111BHJP
   H04W 4/08 20090101ALI20220111BHJP
【FI】
H04W4/06 150
H04W72/04 133
H04W4/08
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2019235504
(22)【出願日】2019-12-26
(62)【分割の表示】P 2017250292の分割
【原出願日】2017-12-27
(65)【公開番号】P2020048232
(43)【公開日】2020-03-26
【審査請求日】2019-12-26
(31)【優先権主張番号】62/442,625
(32)【優先日】2017-01-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】517114621
【氏名又は名称】華碩電腦股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】郭 宇軒
(72)【発明者】
【氏名】郭 豊旗
(72)【発明者】
【氏名】陳 威宇
(72)【発明者】
【氏名】潘 立▲徳▼
【審査官】桑江 晃
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/060814(WO,A1)
【文献】国際公開第2016/186827(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
UE(ユーザ機器)の方法であって、
ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含む第1のシグナリングを受信するステップと、
前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの情報とヌメロロジとの間の関連を示す第2のシグナリングを受信するステップであって、該ヌメロロジはフレーム構造又はサブフレーム構造を定義するために使用されるサブキャリア間隔を示す、受信するステップと、
前記ヌメロロジを使用して、セルから前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するステップであって、前記セルは複数のヌメロロジをサポートする、受信するステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記第1のシグナリングは、ユーザサービス記述である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のシグナリングは、前記第2のシグナリングと同じである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記情報は、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するQoS(Quality of Service)の識別情報、あるいは前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するグループ識別情報である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記情報は、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連する帯域幅部分、あるいは前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記情報は、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMCH(Multicast Channel)、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMBSFN(Multicast Broadcast Single Frequency Network)領域、あるいは前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスエリアである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のシグナリングは、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報である、あるいはマルチキャスト制御チャネルを介して受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
UE(ユーザ機器)であって、
制御回路と、
前記制御回路に設けられたプロセッサと、
前記制御回路に設けられ、前記プロセッサに動作可能に結合されたメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたプログラムコードを実行して、
ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含む第1のシグナリングを受信することと、
前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの情報とヌメロロジの間の関連を示す第2のシグナリングを受信することであって、該ヌメロロジはフレーム構造又はサブフレーム構造を定義するために使用されるサブキャリア間隔である、受信することと、
前記ヌメロロジを使用して、セルから前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信することであって、前記セルは、複数のヌメロロジをサポートする、受信することと、をするように構成された、UE。
【請求項9】
前記第1のシグナリングは、ユーザサービス記述である、請求項8に記載のUE。
【請求項10】
前記第1のシグナリングは、前記第2のシグナリングと同じである、請求項8に記載のUE。
【請求項11】
前記情報は、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するQoS(Quality of Service)の識別情報、あるいは前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するグループ識別情報である、請求項8に記載のUE。
【請求項12】
前記情報は、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連する帯域幅部分、あるいは前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報である、請求項8に記載のUE。
【請求項13】
前記情報は、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMCH(Multicast Channel)、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMBSFN(Multicast Broadcast Single Frequency Network)領域、あるいは前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスエリアである、請求項8に記載のUE。
【請求項14】
前記第2のシグナリングは、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報である、あるいはマルチキャスト制御チャネルを介して受信される、請求項8に記載のUE。
【請求項15】
基地局の方法であって、
ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含む第1のシグナリングを送信するステップと、
前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの情報とヌメロロジとの間の関連を示す第2のシグナリングを送信するステップであって、該ヌメロロジはフレーム構造又はサブフレーム構造を定義するために使用されるサブキャリア間隔である、送信するステップと、
前記ヌメロロジを使用して、セルから前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するステップであって、前記セルは、複数のヌメロロジをサポートする、送信するステップと、を含む方法。
【請求項16】
前記第1のシグナリングは、ユーザサービス記述である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のシグナリングは、前記第2のシグナリングと同じである、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記情報は、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するQoS(Quality of Service)の識別情報、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するグループ識別情報、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連する帯域幅部分、あるいは前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報である、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記情報は、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMCH(Multicast Channel)、前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMBSFN(Multicast Broadcast Single Frequency Network)領域、あるいは前記ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービスエリアである、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記第2のシグナリングは、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報である、あるいはマルチキャスト制御チャネルを介して送信される、請求項15に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2017年1月5日に出願された米国仮特許出願第62/442,625号の利益を主張するものであり、そのすべての開示は全体として参照により本明細書に援用される。
【0002】
本開示は、概して、無線通信ネットワークに関し、より詳細には、無線通信システムにおいてヌメロロジを決定するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
移動体通信デバイスとの大量データの通信に対する要求が急速に高まる中、従来の移動体音声通信ネットワークは、インターネットプロトコル(IP)データパケットをやり取りするネットワークへと発展している。このようなIPデータパケット通信は、移動体通信デバイスのユーザに、ボイスオーバIP、マルチメディア、マルチキャスト、及びオンデマンド通信サービスを提供可能である。
【0004】
例示的なネットワーク構造は、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)である。E-UTRANシステムは、上記のボイスオーバIP及びマルチメディアサービスを実現するために、高いデータスループットを提供可能である。現在、次世代(例えば、5G)の新しい無線技術が3GPP標準化機構によって論じられている。このため、現行の3GPP標準内容に対する変更が現在提出され、3GPP標準の発展及び確定に向けて検討されている。
【発明の概要】
【0005】
UE(ユーザ機器)の観点からの方法及び装置が開示される。一実施形態では、方法は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報(identity)を含む第1のシグナリングを受信するステップを含む。方法は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの情報、とあるヌメロロジ(numerology)との間の関連を示す第2のシグナリングを受信するステップをさらに含む。方法は、ヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するステップも含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】例示的な一実施形態による無線通信システムの図を示す。
図2】例示的な一実施形態による送信機システム(アクセスネットワークとしても知られている)及び受信機システム(ユーザ機器又はUEとしても知られている)のブロック図である。
図3】例示的な一実施形態による通信デバイスの機能ブロック図である。
図4】例示的な一実施形態による図3のプログラムコードの機能ブロック図である。
図5】例示的な一実施形態による図である。
図6】例示的な一実施形態による図である。
図7】例示的な一実施形態による図である。
図8】例示的な一実施形態による図である。
図9】例示的な一実施形態による図である。
図10】例示的な一実施形態による図である。
図11】例示的な一実施形態による図である。
図12】例示的な一実施形態による図である。
図13】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図14】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図15】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図16】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図17】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図18】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図19】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図20】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図21】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図22】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図23】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図24】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図25】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
図26】例示的な一実施形態によるフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に記載される例示的な無線通信システム及び機器は、無線通信システムを採用し、ブロードキャストサービスをサポートする。無線通信システムは、音声、データ等の様々なタイプの通信を提供するため、広く展開されている。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時間分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、3GPP LTE(ロングタームエボリューション)無線アクセス、3GPP LTE-A若しくはLTE-アドバンスト(ロングタームエボリューションアドバンスト)、3GPP2 UMB(Ultra Mobile Broadband:超モバイル広帯域)、WiMax、3GPP NR(新しい無線:New Radio)又はその他何らかの変調技術に基づいてよい。
【0008】
特に、以下に説明する例示的な無線通信システム及びデバイスは、本明細書において3GPPと称される「第3世代パートナーシッププロジェクト」という名称のコンソーシアムにより提供された標準等、1つ以上の標準をサポートするように設計されてよい。標準には、TS 36.331 v14.0.0, “Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Radio Resource Control (RRC); Protocol specification”、TS 36.300 v14.0.0, “Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage 2”、TR 22.864 v13.0.0, “Feasibility Study on New Services and Markets Technology Enablers - Network Operation; Stage 1”、TR 22.891 v14.2.0, “Feasibility Study on New Services and Markets Technology Enablers”、TS 22.261 v0.1.1, “Service requirements for next generation new services and markets; Stage 1”、TR 38.913 v14.0.0, “Study on Scenarios and Requirements for Next Generation Access Technologies”、TS 22.146 v13.0.0, “Multimedia Broadcast/Multicast Service (MBMS); Stage 1”、TS 22.246 v13.0.0, “Multimedia Broadcast/Multicast Service (MBMS) user services; Stage 1”、TS 23.246 v14.1.0, “Multimedia Broadcast/Multicast Service (MBMS); Architecture and functional description”、TS 26.346 v14.1.0, “Multimedia Broadcast/Multicast Service (MBMS); Protocols and codecs”、TR 36.890 v13.0.0, “Study on single-cell point-to-multipoint transmission for E-UTRA”、R2-168529, Intel, “System information acquisition procedure”; R2-167480, OPPO, “Discussion on Issues of Other SIs”、R2-168738, LG, “Efficient SI request for other SI”、TR 38.804 v0.4.0, “Study on New Radio Access Technology; Radio Interface Protocol Aspects”、及びTS 23.003 v14.2.0, “Numbering, addressing and identification”が含まれる。
【0009】
さらに、以下で説明する例示的な無線通信システム及びデバイスは、様々な文書で論じられている無線技術のために設計されてよい。文書には、NGMN 5G White Paper v1.0が含まれる。
【0010】
上掲の標準及び文書は、全体として参照により本明細書に明示的に援用される。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る多重アクセス無線通信システムを示している。アクセスネットワーク100(AN)は、複数のアンテナグループを含み、あるグループは104及び106、別のグループは108及び110、また別のグループは112及び114を含む。図1においては、各アンテナグループに対して、アンテナが2つしか示されていないが、より多くの又はより少ないアンテナが各アンテナグループに利用されてよい。アクセス端末116(AT)は、アンテナ112及び114と通信しており、アンテナ112及び114は、順方向リンク120を介して情報をアクセス端末116に送信すると共に、逆方向リンク118を介して情報をアクセス端末116から受信している。アクセス端末(AT)122は、アンテナ106及び108と通信しており、アンテナ106及び108は、順方向リンク126を介して情報をアクセス端末(AT)122に送信すると共に、逆方向リンク124を介して情報をアクセス端末(AT)122から受信している。FDDシステムにおいては、通信リンク118、120、124、及び126は通信に異なる周波数を使用してよい。例えば、順方向リンク120では、逆方向リンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用してよい。
【0012】
アンテナの各グループ及び/又はアンテナが通信するように設計されたエリアは、アクセスネットワークのセクターと称することが多い。本実施形態では、アンテナグループはそれぞれ、アクセスネットワーク100によってカバーされるエリアのセクターにおいて、アクセス端末と通信するように設計されている。
【0013】
順方向リンク120及び126を介した通信において、アクセスネットワーク100の送信アンテナは、異なるアクセス端末116及び122に対する順方向リンクの信号対雑音比を改善するために、ビームフォーミングを利用してよい。また、カバレッジにランダムに分散したアクセス端末への送信にビームフォーミングを使用するアクセスネットワークは、1つのアンテナからすべてのそのアクセス端末に送信を行うアクセスネットワークよりも、隣接セルのアクセス端末への干渉が少ない。
【0014】
アクセスネットワーク(AN)は、端末と通信するのに使用される固定局又は基地局でよく、アクセスポイント、ノードB、基地局、拡張型基地局、進化型ノードB(eNB)、又はその他何らかの専門用語で呼ばれることもある。アクセス端末(AT)は、ユーザ機器(UE)、無線通信デバイス、端末、アクセス端末、又はその他何らかの専門用語で呼ばれることもある。
【0015】
図2は、MIMOシステム200における送信機システム210(アクセスネットワークとしても知られている)及び受信機システム250(アクセス端末(AT)又はユーザ機器(UE)としても知られている)の実施形態の簡易ブロック図である。送信機システム210では、多くのデータストリームのトラフィックデータがデータ源212から送信(TX)データプロセッサ214に提供される。
【0016】
一実施形態において、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。TXデータプロセッサ214は、データストリームに対して選択された特定の符号化方式に基づいて、各データストリームについてのトラフィックデータをフォーマット、符号化、及びインターリーブして、符号化データを提供する。
【0017】
各データストリームについての符号化データを、OFDM技術を使用してパイロットデータと多重化してよい。パイロットデータは、代表的には、既知の様態で処理される既知のデータパターンであり、受信機システムでチャネル応答を推定するのに使用されてよい。そして、各データストリームについての多重化パイロット及び符号化データは、データストリームに対して選択された特定の変調方式(例えば、BPSK、QPSK、M-PSK、又はM-QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)されて、変調シンボルを提供する。各データストリームについてのデータレート、符号化、及び変調は、プロセッサ230により実行される命令によって決定されてよい。
【0018】
そして、すべてのデータストリームについての変調シンボルはTX MIMOプロセッサ220に与えられ、これが(例えば、OFDMの場合に)変調シンボルをさらに処理してよい。そして、TX MIMOプロセッサ220は、N個の変調シンボルストリームをN個の送信機(TMTR)222a~222tに提供する。特定の実施形態において、TX MIMOプロセッサ220は、ビームフォーミング加重をデータストリームのシンボル及びシンボルが送信されているアンテナに適用する。
【0019】
各送信機222は、各シンボルストリームを受信及び処理して1つ以上のアナログ信号を提供し、さらに、アナログ信号を調節(例えば、増幅、フィルタリング、及びアップコンバート)して、MIMOチャネルを介した送信に適した変調信号を提供する。そして、送信機222a~222tからのN個の変調信号がそれぞれ、N個のアンテナ224a~224tから送信される。
【0020】
受信機システム250においては、送信された変調信号はN個のアンテナ252a~252rによって受信され、各アンテナ252からの受信信号は、各受信機(RCVR)254a~254rに提供される。各受信機254は、それぞれの受信信号を調節(例えば、フィルタリング、増幅、及びダウンコンバート)して、調節された信号をデジタル化してサンプルを与え、さらに、これらのサンプルを処理して対応する「受信」シンボルストリームを提供する。
【0021】
そして、RXデータプロセッサ260は、特定の受信機処理技術に基づいて、N個の受信機254からのN個の受信シンボルストリームを受信及び処理して、N個の「検出」シンボルストリームを提供する。そして、RXデータプロセッサ260は、各検出シンボルストリームを復調、デインターリーブ、及び復号して、データストリームについてのトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210でのTX MIMOプロセッサ220及びTXデータプロセッサ214により実行される処理と相補的である。
【0022】
プロセッサ270は、どのプリコーディングマトリクス(後述)使用するかを定期的に決定する。プロセッサ270は、マトリクス指標部及びランク値部を含む逆方向リンクメッセージを構築する。
【0023】
逆方向リンクメッセージは、通信リンク及び/又は受信データストリームに関する様々なタイプの情報を含んでよい。そして、逆方向リンクメッセージは、データ源236からの多くのデータストリームについてのトラフィックデータも受信するTXデータプロセッサ238により処理され、変調器280により変調され、送信機254a~254rにより調節され、送信機システム210に送り戻される。
【0024】
送信機システム210では、受信機システム250からの変調信号がアンテナ224により受信され、受信機222により調節され、復調器240により復調され、RXデータプロセッサ242により処理されて、受信機システム250により送信された逆方向リンクメッセージを抽出する。そして、プロセッサ230は、ビームフォーミング加重を決定するのにどのプリコーディングマトリクスを使用するかを決定し、そして、抽出されたメッセージを処理する。
【0025】
図3を参照すると、この図は、本発明の一実施形態による通信デバイスの代替的な簡易機能ブロック図を示している。図3に示されるように、無線通信システムにおける通信デバイスは、図1のUE(若しくはAT)116及び122又は図1の基地局(若しくはAN)100を実現するのに利用可能であり、無線通信システムは、LTEシステムであることが好ましい。通信デバイスは、入力デバイス302、出力デバイス304、制御回路306、中央演算処理装置(CPU)308、メモリ310、プログラムコード312、及びトランシーバ314を含んでよい。制御回路306は、CPU308を介してメモリ310内のプログラムコード312を実行することにより、通信デバイスの動作を制御する。通信デバイス300は、キーボード、キーパッド等の入力デバイス302を介してユーザにより入力された信号を受信することができ、モニタ、スピーカ等の出力デバイス304を介して画像及び音声を出力することができる。トランシーバ314は、無線信号を受信及び送信するのに使用され、受信信号を制御回路306に伝達すると共に、制御回路306により生成された信号を無線で出力する。無線通信システムにおける通信デバイス300は、図1のAN100を実現するのにも利用可能である。
【0026】
図4は、本発明の一実施形態による図3に示すプログラムコード312の簡易ブロック図である。本実施形態において、プログラムコード312は、アプリケーションレイヤ400、レイヤ3部402、及びレイヤ2部404を含み、レイヤ1部406に結合されている。レイヤ3部402は一般的に、無線リソース制御を実行する。レイヤ2部404は一般的に、リンク制御を実行する。レイヤ1部406は一般的に、物理的接続を実行する。
【0027】
LTE、LTE-A、又はNRシステムの場合、レイヤ2部404は、無線リンク制御(RLC)レイヤ及び媒体アクセス制御(MAC)レイヤを含むことができる。レイヤ3部402は、無線リソース制御(RRC)レイヤを含むことができる。
【0028】
一般に、従来のLTEにおけるブロードキャスト又はマルチキャスト技術は、3GPP TS 22.146、TS 22.246、TS 23.246、TS 26.346、及びTR 36.890で論じられている。
【0029】
NRにおけるブロードキャスト又はマルチキャストの場合、いくつかの関連する使用ケースが、次のようにTR 22.891で説明されている。
(外1-1)
(外1-2)
(外1-3)
【0030】
NRにおけるブロードキャスト又はマルチキャストの場合の使用ケースも、次のように3GPP TR 22.864で説明されている。
(外2)
【0031】
追加的に、ブロードキャスト又はマルチキャストのための使用ケースが、次のようにMGMN 5G White Paperで説明されている。
(外3)
【0032】
RAN2におけるNR研究の進展は、3GPP TR 38.804に記録されている。RRC_INACTIVEと呼ばれるRAN制御RRC状態が、次のようにNRにおいて考えることができる。
(外4-1)
(外4-2)
(外4-3)
【0033】
New Radio(新しい無線)とも呼ばれる新RATにおけるブロードキャスト又はマルチキャストに関連する要件は、次のように3GPP TR 38.913で論じられている。
(外5)
【0034】
LTEにおけるMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)関連のシステム情報は、次のように3GPP TS 36.331にて導入された。
(外6-1)
(外6-2)
(外6-3)
(外6-4)
【0035】
以下、次の専門用語のうちの1つ以上を使用してよい。
- gNB:5G New Radio(NR)における基地局はgNBと呼ぶことができる。
- NR-DTCH:NRにおけるユニキャストサービスのパケットを搬送するために使用されるチャネルである。LTEにおけるDTCHと同じ、又は類似してよい。
- ローエンド(Low-end)UE:UEは、ある数のヌメロロジを超えたヌメロロジを介して同時にネットワークと通信することをサポートしない。ある数は1でよい。
- MBMSサービスエリア(Service Area):特定のMBMSセッションのデータが送信されるエリアである。MBMSベアラサービスの各個々のMBMSセッションは、3GPP TS 23.246において論じられているように、異なるMBMSサービスエリア(SA)に送信することができる。セルは、1つ以上のMBMS SAに属することができ、従って、3GPP TS 23.003で論じられているように、1つ以上のMBMSサービスエリア識別情報(SAI)によってアドレス可能である。
- NR-MCCH:NRにおけるブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連する制御情報を搬送するために使用されるチャネルである。3GPP TS 36.331で論じられているように、LTEにおけるMCCH又はSC-MCCHと同じ、又は類似してよい。
- NR-MCH:NR-MCCH及びNR-MTCHからパケットを搬送するために使用されるチャネルである。
- NR-MTCH:NRにおけるブロードキャスト又はマルチキャストサービスのパケットを搬送するために使用されるチャネルである。3GPP TS 36.331で論じられているように、LTEにおけるMTCH又はSC-MTCHと同じ、又は類似してよい。
- ブロードキャスト又はマルチキャストサービス:ブロードキャスト又はマルチキャストサービスのパケットは、ブロードキャスト又はマルチキャスト方式を介して複数のUEに一度に提供される。MBMSサービス、V2Xサービス、あるいはダウンロード、ストリーミング、グループ通信、又はテレビについてのものとしてよい。
- ヌメロロジ:フレーム構造及び/又はサブフレーム構造を定義するために使用されるパラメータのセットを指すことができる。パラメータのセットは、少なくともサブキャリア間隔、シンボル長、CP長、及び/又はTTI長を含むことができる。
- ブロードキャスト又はマルチキャストのための関心指示:UEがブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信に関心があることをgNBに通知するために使用される指示である。その指示は、UEが関心を持っているブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連する情報を提供してよく、例えば、周波数、サービスID等である。
- ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSI:ブロードキャスト又はマルチキャストに関連する構成及び/又は情報を搬送するシステム情報であり、例えば、NR-MCCHの構成、NR-MCCHの変更通知の構成、MBSFNエリアの情報、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスエリアの情報等である。SIは、LTEにおけるMBMSのためのシステム情報によって運ばれるパラメータの一部又はすべてを運ぶことができ、例えば、SystemInformationBlockType13、SystemInformationBlockType15、及び/又はSystemInformationBlockType20である。
- TMGI:TMGIは、3GPP TS 23.246で論じられているように、LTEにおける1つのPLMN内の1つのブロードキャスト又はマルチキャストベアラサービスを識別するために使用することができる。
- TTI:時間領域におけるスケジューリング単位である。TTI長は、TTIに関連するスロット及び/又はシンボルの長さに関連し、及び/又はTTIに関連するヌメロロジに関連する。
- USD:USDでは、アプリケーション/サービスレイヤが、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスごとに、識別情報(例えば、LTEにおけるTMGI)、セッションの開始及び終了時間、頻度等を提供する。LTEでは、USDは、3GPP TR 36.300で論じられているように、MBMSサービスエリアに属するMBMSサービスエリア識別情報を提供する。
- 帯域幅部分:周波数位置(例えば、中心周波数)及び帯域幅によって定義することができる。搬送波の一部であってもよい(例えば、帯域幅部分の帯域幅は、搬送波の搬送波帯域幅よりも小さい、又はこれと等しくすることができる)。1つの帯域幅部分は、1つのヌメロロジに関連付けられ得る。
【0036】
1つのシナリオでは、UEは、UEが関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信している間、静止している可能性がある。さらに、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスは、USDの受信後すぐに開始されない可能性があり、UEは活性化した(activated)ユニキャストサービスを有していない可能性があると仮定する。このシナリオのフローチャートの一例を図5に示し、以下に説明する。
ステップ1:UEがパワーオンされると、UEはセル選択を実行し、次いで、サービングセルにキャンプオンする。UEは、サービングセルのgNBから最低限SIを受信する。最低限SIに基づいて、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連する他のSIがこのセルで利用可能であるかどうかを知ることができる。
ステップ2:UEは、ネットワークへの初期接続を実行し、RRC_CONNECTEDに移行し、関連する登録及び許可/認証を完了することができる。UEは、コアネットワーク内でブロードキャスト又はマルチキャストサービスエンティティとのPDN接続を確立し、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスエンティティからUSD情報を取得することができる。
ステップ3:例えば、UEがなんら進行中のユニキャストサービスを有していない可能性があるため、gNBはRRC状態変更コマンドを送信して、UEをRRC_CONNECTEDからRRC_INACTIVEに遷移させることができる。
ステップ4:ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するために、UEは、関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスが開始されそうな前に、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信のための関連する構成を知る必要があり得る。関連する構成は、システム情報で提供されることができる。システム情報は、他のSIで提供されることができる。他のSIを提供するようにgNBをトリガするために、UEは、この目的のためにgNBに要求(例えば、RRCメッセージ又はMAC制御要素)を送信することができる。次いで、UEは、gNBから他のSIを受信する。
ステップ5:UEは、NR-MCCH上の制御情報の変更を示すために使用される通知の監視を開始する。通知を受信した場合、UEは、NR-MCCH上で新しい制御情報を受信する。
ステップ6:UEは、NR-MCCH上で受信した新しい制御情報に基づいて、UEがブロードキャスト又はマルチキャストカウントに関心がある、又は必要とするブロードキャスト又はマルチキャストサービスの開始を認識することができる。受信した制御情報に基づいて、UEは、NR-MTCH上でブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する方法に関連する構成を知る。
ステップ7:UEは、NR-MCCH(及びNR-MCHスケジューリング情報)上の制御情報に基づいて、UEが関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するNR-MTCHを受信する。
ステップ8:UEは、あらゆるブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関心がなくなった、又はすべての関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスのセッションが停止したとき、ブロードキャスト又はマルチキャストの監視を停止する。
【0037】
1つのシナリオでは、UEは、UEが関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信している間、静止している可能性がある。さらに、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスが既に進行中である可能性があり、又はUSDの受信後すぐに開始される可能性があり、及び/又はUEが活性化したユニキャストサービスを有している可能性があると仮定する。このシナリオのフローチャートの一例を図4に示し、以下に説明する。
ステップ1:UEがパワーオンされると、UEはセル選択を実行し、次いで、適切なセルにキャンプオンする。UEは、適切なセルのgNBから最低限SIを受信する。最低限SIに基づいて、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連する他のSIがこのセルで利用可能であるかどうかを知ることができる。
ステップ2:UEは、ネットワークへの初期接続を実行し、RRC_CONNECTEDに移行し、関連する登録及び許可/認証を完了することができる。UEは、コアネットワーク内でブロードキャスト又はマルチキャストサービスエンティティとのPDN接続を確立し、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスエンティティからUSD情報を取得することができる。
ステップ3:ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するために、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信のための関連する構成を知る必要があり得る。関連する構成は、システム情報で提供されることができる。システム情報は、他のSIで提供されることができる。
他のSIを提供するようにgNBをトリガするために、UEは、この目的のためにgNBに要求(例えば、RRCメッセージ又はMAC制御要素)を送信することができる。次いで、UEは、gNBから他のSIを受信する。
UEは、UEが関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信を保証するために、ブロードキャスト又はマルチキャストための関心指示をgNBに送信する。
ステップ4:UEは、NR-MCCH上の制御情報の変更を示すために使用される通知の監視を開始する。通知を受信した場合、UEは、NR-MCCH上で新しい制御情報を受信する。
ステップ5:UEは、NR-MCCH上で受信した新しい制御情報に基づいて、UEがブロードキャスト又はマルチキャストカウントに関心がある、又は必要とするブロードキャスト又はマルチキャストサービスの開始を認識することができる。受信した制御情報に基づいて、UEは、NR-MTCH上でブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する方法に関連する構成を知る。
ステップ6:UEが関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスのカウントをUEが要求された場合、UEは、カウント応答をgNBに送信することができる。
ステップ7:UEは、NR-MCCH(及びNR-MCHスケジューリング情報)上の制御情報に基づいて、UEが関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するNR-MTCHを受信する。
ステップ8:UEは、あらゆるブロードキャスト又はマルチキャストサービスの関心がなくなった、又はすべての関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスのセッションが停止したとき、ブロードキャスト又はマルチキャストの監視を停止する。
【0038】
異なるブロードキャスト又はマルチキャストサービスであれば異なるQoSを必要とする可能性があるため、NRが異なるヌメロロジを使用して異なるブロードキャスト又はマルチキャストサービスをサポートすることが有益である。ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの成功した送信を達成するためには、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスによって使用されるヌメロロジの理解がgNBとUEとで同じにすべきである。その理解を整合させる方法を検討すべきである。
【0039】
ヌメロロジを決定するためのいくつかの選択肢が存在する:
- ブロードキャスト又はマルチキャストサービスのためのヌメロロジは、USDで提供される。
- ブロードキャスト又はマルチキャストサービスのためのヌメロロジは、NR-MCCHを介して提供される。
- NR-MCHのためのヌメロロジは、NR-MCCHを介して提供される。
- NR-MCHのためのヌメロロジは、他のSIで提供される。
- TTIのためのヌメロロジは、NR-MCCHを介して提供される。
- MBSFNエリアのためのヌメロロジは、他のSIで提供される。
- MBMSサービスエリアのためのヌメロロジは、他のSIで提供される。
- NR-MCCHのためのヌメロロジは、他のSIで提供され、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスのためのヌメロロジは、関連するNR-MCCHによって使用されるものと同じである。
- ブロードキャスト又はマルチキャストサービスQoS又はグループは、USDで提供され、QoS又はグループのためのヌメロロジは、他のSIで提供される。
- ブロードキャスト又はマルチキャストサービスQoS又はグループは、USDで提供され、QoS又はグループのためのヌメロロジは、NR-MCCHを介して提供される。
- ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを運ぶために使用される帯域幅部分は、USDで提供され、帯域幅部分のためのヌメロロジは、他のSIで提供される。
- ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを運ぶために使用される帯域幅部分は、USDで提供され、帯域幅部分のためのヌメロロジは、NR-MCCHを介して提供される。
【0040】
各選択肢の詳細については後述する。
【0041】
NR-MCCHによって使用されるヌメロロジ(例えば、NR-MCCHからトランスポートブロックを送信するために使用されるヌメロロジ)は、(i)(例えば、最低限SIによって使用される)デフォルトのヌメロロジ、(ii)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスによって使用されるヌメロロジと同じ特定のヌメロロジ、又は(iii)(ブロードキャスト又はマルチキャストのために)最低限SI又は他のSIによって示される特定のヌメロロジとすることができる。
【0042】
1つの代替案では、各ブロードキャスト又はマルチキャストサービスは、1つのヌメロロジ及び/又は帯域幅部分に関連付けられることができる。この関連の情報は、無線アクセス、スケジューリング等のための、ブロードキャスト又はマルチキャストサービス構成(例えば、識別情報)の構成と一緒に提供されることができる。この関連の情報は、コアネットワーク(例えば、LTEにおけるMCE)によりgNBに提供されることができる。この関連の情報は、NR-MCCH(この情報が無線リソースパラメータであるため)を介して、あるいはブロードキャスト又はマルチキャストサービスの情報、関連するヌメロロジの情報、及び/又は帯域幅部分の情報に関してUEに示すために使用されるアプリケーションレイヤシグナリングを介して(例えば、3GPP TS 26.346で論じられているように、上位レイヤにおけるブロードキャスト又はマルチキャストユーザサービスディスカバリ/アナウンス手順を使用して)、UEに提供されることができる。この代替案の例は、図7及び図10に示すことができる。
【0043】
その関連の情報がUSDで提供される場合、次のステップのうちの1つ以上を実行してよい。
・ UEは、コアネットワークからUSDを取得することができる。USDは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含むことができる。
・ UEは、例えば、デフォルトのヌメロロジ又はgNBによって決定された特定のヌメロロジでの専用シグナリング、あるいはデフォルトのヌメロロジ又は最低限SIに基づく特定のヌメロロジでのブロードキャストシグナリングを介して、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIを取得することができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、通知及び/又はNR-MCCHの受信のための構成を含むことができる。NR-MCCHの受信のための構成は、UEがNR-MCCHを受信することができるリソース割り当てのセット(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロット)を示すことができる。通知の受信のための構成は、UEが通知を受信することができるリソース割り当てのセット(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル及び/又はスロット)を示すことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、通知の受信のためのヌメロロジ(例えば、デフォルトのヌメロロジ又は特定のヌメロロジ)をさらに示すことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、NR-MCCHの受信のためのヌメロロジ(例えば、デフォルトのヌメロロジ又は特定のヌメロロジ)を示すこともできる。通知の受信のために使用されるヌメロロジは、NR-MCCHの受信のために使用されるヌメロロジと同じでも異なってもよい。システム情報(例えば、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSI)は、NR-MCCH及び/又はNR-MTCHを受信するために使用される帯域幅部分とヌメロロジとの間の関連を示すことができる。
・ UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIに基づいて、NR-MCCHに関するNR-MCCH情報を受信することができる。NR-MCCH情報は、NR-MCHの構成を含むことができる。NR-MCHの構成は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報(例えばTMGI)とNR-MTCHの識別情報(例えばLCID)との間の関連を含むことができる。NR-MCHの構成は、UEが、スケジューリング情報、及び/又はUEが関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するNR-MTCHを受信することができるリソース割り当てのセット(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロット)を示すことができる。
・ UEは、(NR-MCHスケジューリング情報と)NR-MCHの構成に基づいてNR-MTCHを受信することができる。NR-MTCHを受信するために使用されるヌメロロジは、USDに基づくことができる。NR-MTCHを受信するために使用されるヌメロロジは、USD及びシステム情報(例えば、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSI)から導出することができる。NR-MTCHを受信するために使用されるヌメロロジは、USD及び/又は事前構成から導出することができる。システム情報又は事前構成は、NR-MTCHを受信するために使用されるヌメロロジが、USDで示された帯域幅部分に関連付けられていることを示すことができる。NR-MTCHを受信するために使用されるヌメロロジは、MAC制御要素(例えば、NR-MCHスケジューリング情報MAC制御要素)で示すことができる。MAC制御要素は、NR-MTCHの最初の送信機会、サブフレーム、又はスケジューリング単位で受信することができる。
【0044】
その関連の情報がNR-MCCHで提供される場合、次のステップのうちの1つ以上を実行してよい
・ UEは、コアネットワークからUSDを取得することできる。USDは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含むことができる。USDは、各ブロードキャスト又はマルチキャストサービスのためのヌメロロジを示すいかなる情報を含まなくてよい。
・ UEは、例えば、デフォルトのヌメロロジ又はgNBによって決定された特定のヌメロロジでの専用シグナリング、あるいはデフォルトのヌメロロジ又は最低限SIに基づく特定のヌメロロジでのブロードキャストシグナリングを介して、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIを取得することができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、通知及び/又はNR-MCCHの受信のための構成を含むことができる。NR-MCCHの受信のための構成は、UEがNR-MCCHを受信することができるリソース割り当てのセット(例えば、フレーム、サブフレーム)を示すことができる。通知の受信のための構成は、UEが通知を受信することができるリソース割り当てのセット(例えば、フレーム、サブフレーム)を示すことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、通知の受信のためのヌメロロジ(例えば、デフォルトのヌメロロジ又は特定のヌメロロジ)をさらに示すことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、NR-MCCHの受信のためのヌメロロジ(例えば、デフォルトのヌメロロジ又は特定のヌメロロジ)を示すこともできる。通知の受信のために使用されるヌメロロジは、NR-MCCHの受信のために使用されるヌメロロジと同じでも異なってもよい。
・ UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIに基づいて、NR-MCCHに関するNR-MCCH情報を受信することができる。NR-MCCH情報は、リソース割り当てのセット(例えば、フレーム/サブフレーム)を含むことができる。NR-MCCH情報は、NR-MCHの構成を含むことができる。NR-MCHの各構成は、UEが、リソース割り当てのセット内でUEが関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するNR-MCHスケジューリング情報及び/又はNR-MTCHをどこで受信することができるかを示すことができる。NR-MCCH情報は、各NR-MCH又はリソース割り当てのサブセット(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロット)が、特定のヌメロロジに関連付けられていることを示すことができる。NR-MCHの各構成は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報(例えばTMGI)とNR-MTCH(例えばLCID)の識別情報との間の関連を含むことができる。代替的には、NR-MCHの各構成は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報(例えば、TMGI)と特定のヌメロロジとの間の関連、あるいはNR-MTCHの識別情報(例えば、LCID)と特定のヌメロロジとの間の関連を含むことができる。
・ UEは、(NR-MCHスケジューリング情報と)NR-MCHの構成に基づいてNR-MTCHを受信することができる。NR-MTCHを受信するために使用されるヌメロロジは、NR-MCCH情報に基づく。
・ 代替的には、UEは、例えば、NR-MCCH情報における特定のヌメロロジを示すなんらかの情報なしで、UEがNR-MCCH情報を受信するものと同じヌメロロジを使用してNR-MTCHを受信することができる。NR-MCCH情報を受信するために使用されるヌメロロジは、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIに基づくことができる。NR-MCCH情報を受信するのに使用されるヌメロロジは、USD及びシステム情報(例えば、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSI)から導出されてもよい。さらに、NR-MCCH情報を受信するために使用されるヌメロロジは、USD及び/又は事前構成から導出することができる。システム情報又は事前構成は、NR-MCCHを受信するために使用されるヌメロロジが、USDで示された帯域幅部分に関連付けられていることを示すことができる。
【0045】
別の代替案では、同じQoSを有するブロードキャスト又はマルチキャストサービスを、例えば、グループID、QoSインデックス、MBMS SAI、又はMBSFNエリアIDで一緒にグループ化することができる。そして、1つのグループは、特定のヌメロロジに関連付けられることができ、例えば、その関連はシステム情報、例えばブロードキャスト又はマルチキャストのための他のSI、又はNR-MCCHで提供されることができる。この代替案では、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスごとにヌメロロジが示される必要はない。ブロードキャスト又はマルチキャストサービスのグループ情報は、上位レイヤ(例えば、USD)におけるブロードキャスト又はマルチキャストユーザサービスディスカバリ/アナウンス手順を介して、明示的又は暗示的にUEに示されることができる。グループと特定のヌメロロジとの間のその関連の情報は、コアネットワーク(例えば、LTEのMCE)からgNBに提供されることができる。この代替案の例を図8及び図11に示すことができる。
【0046】
次のステップのうちの1つ以上を実行してよい。
・ UEは、コアネットワークからUSDを取得することができる。USDは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含むことができる。USDは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスのための特定のヌメロロジを導出するために使用される指示を含んでも、含まなくてもよい。その指示は、QoSの識別情報、ブロードキャスト又はマルチキャストエリアの識別情報(例えば、MBSFNエリアID)、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスエリアのアイデンティティ(例えば、MBSFNサービスエリアID又はMBMSサービスエリアID)、グループの識別情報等とすることができる。
・ UEは、例えば、デフォルトのヌメロロジ又はgNBによって決定された特定のヌメロロジでの専用シグナリング、あるいはデフォルトのヌメロロジ又は最低限SIに基づく特定のヌメロロジでのブロードキャストシグナリングを介して、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIを取得することができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、通知及び/又はNR-MCCHの受信のための構成を含むことができる。NR-MCCHの受信のための構成は、UEがNR-MCCHを受信することができるリソース割り当てのセット(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロット)を示すことができる。通知の受信のための構成は、UEが通知を受信することができるリソース割り当てのセット(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル及び/又はスロット)を示すこともできる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、通知の受信のためのヌメロロジ(例えば、デフォルトのヌメロロジ又は特定のヌメロロジ)をさらに示すことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、NR-MCCHの受信のためのヌメロロジ(例えば、デフォルトのヌメロロジ又は特定のヌメロロジ)を示すこともできる。通知の受信のために使用されるヌメロロジは、NR-MCCHの受信のために使用されるヌメロロジと同じでも異なってもよい。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、その指示と特定のヌメロロジとの間の関連を示すことができる。例えば、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、QoSの識別情報と特定のヌメロロジとの間の関連を示すことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、ブロードキャスト又はマルチキャストエリアの識別情報と特定のヌメロロジとの間の関連を示すことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスエリアIDの識別情報と特定のヌメロロジとの間の関連を示すことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIは、グループの識別情報と特定のヌメロロジとの間の関連を示すことができる。
・ UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIに基づいて、NR-MCCHに関するNR-MCCH情報を受信することができる。NR-MCCH情報は、リソース割り当てのセット(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロット)を含むことができる。NR-MCCH情報は、NR-MCHの構成を含むこともできる。NR-MCHの各構成は、UEが、リソース割り当てのセット内でUEが関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するNR-MCHスケジューリング情報及び/又はNR-MTCHをどこで受信することができるかを示すことができる。
さらに、NR-MCCH情報は、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIが関連情報を示さない場合に、その指示と特定のヌメロロジとの間の関連を示すことができる。例えば、NR-MCCH情報は、QoSの識別情報と特定のヌメロロジとの間の関連を示すことができる。NR-MCCH情報は、ブロードキャスト又はマルチキャストエリアの識別情報と特定のヌメロロジとの間の関連を示すことができる。NR-MCCH情報は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスエリアの識別情報と特定のヌメロロジとの間の関連を示すこともできる。NR-MCCH情報はさらに、グループの識別情報と特定のヌメロロジとの間の関連を示すことができる。
さらに、NR-MCCH情報は、NR-MCHの各構成又はリソース割り当てのサブセット(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロット)が、その指示に関連付けられ得るかを示すことができる。NR-MCHの各構成は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報(例えばTMGI)とNR-MTCHの識別(例えばLCID)との間の関連を含むことができる。
代替的には、NR-MCHの各構成は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報(例えば、TMGI)とその指示との間の関連、あるいはNR-MTCHの識別情報(例えば、LCID)とその指示との間の関連を含むことができる。
・ UEは、(NR-MCHスケジューリング情報と)NR-MCHの構成に基づいてNR-MTCHを受信することができる。NR-MTCHを受信するために使用されるヌメロロジは、その指示に基づく。
・ 代替的には、UEは、例えば、その指示がUSDで提供されない場合に、NR-MCCH情報を受信するのと同じヌメロロジでNR-MTCHを受信することができる。NR-MCCH情報を提供するために使用されるヌメロロジは、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのSIに基づく。
【0047】
代替的には、USDに基づいて、UEは、各ブロードキャスト又はマルチキャストサービスが、例えば、TMGI、セッションの開始及び終了時間、周波数、及びブロードキャスト又はマルチキャストサービスエリアに属する、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスエリア識別情報(SAI)に関連付けられ得ることを知ることができる。USDに含まれる周波数は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを提供するセルのキャリア周波数、又は物理リソースブロックのセットとすることができる。代替的には、USDに含まれる周波数は、帯域幅部分の周波数位置又は中心周波数とすることができる。周波数は、帯域幅部分又は搬送波空間に関連付けられることができる。
【0048】
各ヌメロロジは、帯域幅部分又は搬送波空間に関連付けられ得るため、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスのための帯域幅部分又は搬送波空間に属する又は関連する周波数を使用して、対応するヌメロロジを導出することができる。UEは、例えば、システム情報、USD、又はUE内の事前構成を介して、周波数と搬送波空間との間の関連、又は周波数と帯域幅部分との間の関連を認識することができる。UEは、例えば、システム情報(例えば、最低限SI)を介して、又はUE内の事前構成を介して、ヌメロロジと搬送波空間との間の関連、又はヌメロロジと帯域幅部分との間の関連を認識することができる。UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連付けられた周波数に基づいて、UEが関心のあるブロードキャスト又はマルチキャストサービスをUEが受信することができる関連するヌメロロジを決定することができる。この代替案の例を図9及び図12に示すことができる。
【0049】
NR-MCCH及び/又はブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連する他のSIによって使用されるヌメロロジは、(1)デフォルトのヌメロロジ(例えば、最低限SIによって使用される)、(2)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスによって使用されるヌメロロジと同じ特定のヌメロロジ、あるいは(3)最低限SIによって示される特定のヌメロロジとすることができる。
【0050】
図13は、基地局の観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート1300である。ステップ1305では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジの識別情報又はインデックスと、を含む第3のシグナリングを受信する。ステップ1310では、基地局は、第2のヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。
【0051】
図3及び図4に戻って参照すると、基地局の例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、基地局が、(i)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジの識別情報又はインデックスと、を含む第3のシグナリングを受信することと、(ii)第2のヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信することと、を可能にする。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0052】
図14は、基地局の観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート1400である。ステップ1405では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジの識別情報又はインデックスと、を含む第1のシグナリングを送信する。ステップ1410では、基地局は、第2のヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。
【0053】
図3及び図4に戻って参照すると、基地局の例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、基地局が、(i)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジの識別情報又はインデックスと、を含む第1のシグナリングを送信することと、(ii)第2のヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信することと、を可能にする。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0054】
上記に論じ、図13及び図14に示した実施形態の文脈においては、一実施形態では、基地局は、第2のシグナリングを送信するための構成を含む、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報を送信することができる。第2のシグナリングを送信するための構成は、基地局が第2のシグナリングを送信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、第2のシグナリングの送信のための第1のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含むことができる。
【0055】
一実施形態では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成を含む第2のシグナリングを送信することができる。ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成は、基地局がブロードキャスト又はマルチキャストを送信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。
【0056】
図15は、UEの観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート1500である。ステップ1505では、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信のための第2のヌメロロジの識別情報/インデックスと、を含む第1のシグナリングを受信する。ステップ1510では、UEは、第2のヌメロロジを使用して、第1のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。
【0057】
一実施形態では、UEは、第2のシグナリングを受信するための構成を含む、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報を受信することができる。第2のシグナリングを受信するための構成は、UEが第2のシグナリングを受信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。
一実施形態では、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成を含む第2のシグナリングを受信することができる。ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成は、UEがブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、第2のシグナリングの受信のための第1のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含むことができる。
【0058】
図3及び図4に戻って参照すると、基地局の例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、(i)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信のための第2のヌメロロジの識別情報/インデックスと、を含む第1のシグナリングを受信し、(ii)第2のヌメロロジを使用して、第1のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0059】
図16は、基地局の観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート1600である。ステップ1605では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジの識別情報又はインデックスと、を含む第2のシグナリングを送信する。ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成は、基地局がブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。ステップ1610では、基地局は、第2のヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。
【0060】
一実施形態では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含む第1のシグナリングを送信することができる。さらに、基地局は、第2のシグナリングを送信するための構成を含む、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報を送信することができる。第2のシグナリングを送信するための構成は、基地局が第2のシグナリングを送信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、第2のシグナリングの送信のための第1のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含むことができる。
【0061】
図3及び図4に戻って参照すると、基地局の例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、(i)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジの識別情報又はインデックスと、を含む第2のシグナリングを送信し、(ii)第2のヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0062】
図17は、UEの観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート1700である。ステップ1705では、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための第2のヌメロロジの識別情報又はインデックスと、を含む第2のシグナリングを受信する。ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成は、UEがブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。ステップ1710では、UEは、第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。
【0063】
一実施形態では、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含む第1のシグナリングを受信することができる。UEは、第2のシグナリングを受信するための構成を含む、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報を受信することもできる。第2のシグナリングを受信するための構成は、UEが第2のシグナリングを受信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、第2のシグナリングの受信のための第1のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含むことができる。
【0064】
図3及び図4に戻って参照すると、UEの例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、(i)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための第2のヌメロロジの識別情報又はインデックスと、を含む第2のシグナリングを受信し、(ii)第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0065】
図18は、基地局の観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート1800である。ステップ1805では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジを導出するために使用される指示と、を含む第3のシグナリングを受信する。ステップ1810では、基地局は、第2のヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。
【0066】
図3及び図4に戻って参照すると、基地局の例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、(i)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジを導出するために使用される指示と、を含む第3のシグナリングを受信し、(ii)第2のヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0067】
図19は、基地局の観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート1900である。ステップ1905では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジを導出するために使用される指示と、を含む第1のシグナリングを送信する。ステップ1910では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成と、第2のヌメロロジに関連する指示と、を含む第2のシグナリングを送信する。ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成は、基地局がブロードキャスト又はマルチキャストを送信するリソース割り当て(例えば、フレーム、シンボル、スロット、及び/又はサブフレームのセット)を含むことができる。ステップ1915では、基地局は、第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。
【0068】
一実施形態では、基地局は、第2のシグナリングを送信するための構成を含む、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報を送信することができる。第2のシグナリングを送信するための構成は、基地局が第2のシグナリングを送信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、第2のシグナリングの送信のための第1のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含むことができる。
【0069】
図3及び図4に戻って参照すると、基地局の例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、(i)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジを導出するために使用される指示と、を含む第1のシグナリングを送信し、(ii)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成と、第2のヌメロロジに関連する指示と、を含む第2のシグナリングを送信し、(iii)第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0070】
図20は、UEの観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート2000である。ステップ2005では、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの任意の識別情報と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信のための第2のヌメロロジを導出するために使用される指示と、を含む第1のシグナリングを受信する。ステップ2010では、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成と、第2のヌメロロジに関連する指示と、を含む第2のシグナリングを受信する。ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成は、UEがブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。ステップ2015では、UEは、第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。
【0071】
一実施形態では、UEは、第2のシグナリングを受信するための構成を含む、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報を受信することができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、第2のシグナリングの受信のための第1のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含むことができる。第2のシグナリングを受信するための構成は、UEが第2のシグナリングを受信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。
【0072】
図3及び図4に戻って参照すると、UEの例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、(i)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの任意の識別情報と、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信のための第2のヌメロロジを導出するために使用される指示と、を含む第1のシグナリングを受信し、(ii)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成と、第2のヌメロロジに関連する指示と、を含む第2のシグナリングを受信し、(iii)第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0073】
図21は、基地局の観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート2100である。ステップ2105では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジに関連する指示を含む、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報を送信する。ステップ2110では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成を含む第2のシグナリングを送信する。ステップ2115では、基地局は、第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。
【0074】
一実施形態では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含むことができる第1のシグナリングを送信することができる。第1のシグナリングは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジを導出するために使用される指示を含むこともできる。ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成は、基地局がブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、第2のシグナリングを送信するための構成を含むことができる。
【0075】
第2のシグナリングを送信するための構成は、基地局が第2のシグナリングを送信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、第2のシグナリングの送信のための第1のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含むことができる。
【0076】
図3及び図4に戻って参照すると、基地局の例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、(i)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジに関連する指示を含む、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報を送信し、(ii)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成を含む第2のシグナリングを送信し、(iii)第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0077】
図22は、UEの観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート2200である。ステップ2205では、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信のための第2のヌメロロジに関連する指示を含む、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報を受信する。ステップ2210では、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成を含む第2のシグナリングを受信する。ステップ2215では、UEは、第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。
【0078】
一実施形態では、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含む第1のシグナリングを受信することができる。第1のシグナリングは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信のための第2のヌメロロジを導出するために使用される指示を含むことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成は、UEがブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。
【0079】
ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、第2のシグナリングを受信するための構成を含むことができる。第2のシグナリングを受信するための構成は、UEが第2のシグナリングを受信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、第2のシグナリングの受信のための第1のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含むことができる。
【0080】
図3及び図4に戻って参照すると、UEの例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、(i)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信のための第2のヌメロロジに関連する指示を含む、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報を受信し、(ii)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成を含む第2のシグナリングを受信し、(iii)第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0081】
図23は、基地局の観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート2300である。ステップ2305では、基地局は、第1のヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成を含む第2のシグナリングを送信する。ステップ2310では、基地局は、第2のシグナリングがブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含む場合、第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。
【0082】
一実施形態では、基地局は、第2のシグナリングがブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のためのヌメロロジを1つも示さない場合、第1のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成は、基地局がブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。
【0083】
一実施形態では、基地局は、第2のシグナリングを送信するための構成を含む、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報を送信することができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、第2のシグナリングの送信のための第1のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含むことができる。第2のシグナリングを送信するための構成は、基地局が第2のシグナリングを送信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。
【0084】
図3及び図4に戻って参照すると、基地局の例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、(i)第1のヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信するための構成を含む第2のシグナリングを送信し、第2のシグナリングがブロードキャスト又はマルチキャストサービスの送信のための第2のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含む場合、第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0085】
図24は、UEの観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート2400である。ステップ2405では、UEは、第1のヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成を含む第2のシグナリングを受信する。ステップ2410では、UEは、第2のシグナリングがブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信のための第2のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含む場合、第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。
【0086】
一実施形態では、UEは、第2のシグナリングがブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信のためのヌメロロジを1つも示さない場合、第1のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成は、UEがブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。
【0087】
一実施形態では、UEは、第2のシグナリングを受信するための構成を含む、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報を受信することができる。ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、第2のシグナリングの受信のための第1のヌメロロジの識別情報/インデックスを含むことができる。第2のシグナリングを受信するための構成は、UEが第2のシグナリングを受信するリソース割り当て(例えば、フレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)を含むことができる。
【0088】
図3及び図4に戻って参照すると、UEの例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、基地局が、(i)第1のヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するための構成を含む第2のシグナリングを受信し、(ii)第2のシグナリングがブロードキャスト又はマルチキャストサービスの受信のための第2のヌメロロジの識別情報又はインデックスを含む場合、第2のヌメロロジを使用して、第2のシグナリングに基づいたブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0089】
図25は、UEの観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート2500である。ステップ2505では、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含む第1のシグナリングを受信する。第1のシグナリングは、ユーザサービス記述とすることができる。
【0090】
ステップ2510では、UEは、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの情報と、あるヌメロロジとの間の関連を示す第2のシグナリングを受信する。第1のシグナリングは、その情報を含むことができる。その情報は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するQoSの識別情報、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するグループ識別情報、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMBMSサービスエリア、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連する帯域幅部分、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMCH、あるいはブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMBSFNエリアを含むことができる。
【0091】
一実施形態では、第2のシグナリングは、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報とすることができる。第2のシグナリングは、マルチキャスト制御チャネル(Multicast Control Channel)を介して受信することができる。
【0092】
ステップ2515では、UEは、そのヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。
【0093】
図3及び図4に戻って参照すると、UEの例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、(i)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含む第1のシグナリングを受信し、(ii)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの情報と、あるヌメロロジとの間の関連を示す第2のシグナリングを受信し、(iii)ヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信する。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0094】
図26は、基地局の観点からの例示的な一実施形態によるフローチャート2600である。ステップ2605では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含む第1のシグナリングを送信する。第1のシグナリングは、ユーザサービス記述とすることができる。
【0095】
ステップ2610では、基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの情報と、あるヌメロロジとの間の関連を示す第2のシグナリングを送信する。第1のシグナリングは、その情報を含むことができる。その情報はブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するQoSの識別情報、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するグループ識別情報、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMBMSサービスエリア、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連する帯域幅部分、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMCH、あるいはブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するMBSFNエリアを含むことができる。
【0096】
一実施形態では、第2のシグナリングは、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報とすることができる。第2のシグナリングは、マルチキャスト制御チャネルを介して受信することができる。
【0097】
ステップ2615では、基地局は、そのヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。
【0098】
図3及び図4に戻って参照すると、基地局の例示的な一実施形態では、デバイス300は、メモリ310に記憶されたプログラムコード312を含む。CPU308は、プログラムコード312を実行して、(i)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報を含む第1のシグナリングを送信し、(ii)ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの情報と、あるヌメロロジとの間の関連を示す第2のシグナリングを送信し、(iii)ヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信する。さらに、CPU308は、プログラムコード312を実行して、本明細書で説明した上述の動作及びステップ又は他のもののすべてを実行することができる。
【0099】
上記に論じ、図13図26に示した実施形態の文脈においては、一実施形態では、ブロードキャスト又はマルチキャストのためのシステム情報は、ブロードキャストチャネル又は専用チャネルで受信することができる。第1のシグナリングは、ユーザサービス記述とすることができる。第2のシグナリングは、NR-MCCH上で受信することができる。第3のシグナリングは、コアネットワーク内のネットワークノード(例えば、LTEのMCE)から受信することができる。
【0100】
一実施形態では、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスは、NR-MTCH上で受信することができる。その指示は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービス(例えば、TMGI)の識別情報、又はブロードキャスト又はマルチキャストサービス(例えば、LCID)を受信するために使用されるチャネルの識別情報と関連付けられ得る。チャネルは、NR-MTCHとすることができる。
【0101】
その指示は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するためのNR-MCH構成に関連付けられ得る。NR-MCH構成は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスの識別情報(例えば、TMGI)及び/又はブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するために使用されるチャネルの識別情報(例えば、LCID)を含むことができる。さらに、その指示は、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを受信するために使用されるリソース割り当て(例えば、特定のフレーム、サブフレーム、シンボル、及び/又はスロットのセット)に関連付けられることができる。
【0102】
その指示は、関連するヌメロロジのインデックス又は識別情報、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するQoSのインデックス又は識別情報、あるいはブロードキャスト又はマルチキャストサービスに関連するQoSグループ又はQoSクラスのインデックス又は識別情報とすることができる。
【0103】
その指示は、ブロードキャスト又はマルチキャストエリア(例えば、MBSFNエリアID)の識別情報、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスエリアの識別情報(例えば、MBSFNサービスエリアID)、あるいはブロードキャスト又はマルチキャストに関連するグループの識別情報とすることもできる。
【0104】
本発明に基づくと、gNB及びUEは、同じヌメロロジを使用して、ブロードキャスト又はマルチキャストサービスを送信又は受信することができる。
【0105】
以上、本開示の種々の態様を説明した。当然のことながら、本明細書の教示内容を多種多様な形態で具現化してよく、本明細書に開示されている如何なる特定の構造、機能、又は両者も代表的なものに過ぎない。本明細書の教示内容に基づいて、当業者には当然のことながら、本明細書に開示される態様は、他の如何なる態様からも独立に実装されてよく、これら態様のうちの2つ以上が種々組み合わされてよい。例えば、本明細書に記載された態様のうちの任意の数の態様を用いて、装置が実装されてよく、方法が実現されてよい。追加的に、本明細書に記載された態様のうちの1つ以上の追加又は代替で、他の構造、機能、又は構造と機能を用いて、このような装置が実装されるようになっていてもよいし、このような方法が実現されるようになっていてもよい。上記概念の一部の一例として、いくつかの態様においては、パルス繰り返し周波数に基づいて、同時チャネルが確立されてよい。いくつかの態様においては、パルス位置又はオフセットに基づいて、同時チャネルが確立されてよい。いくつかの態様においては、時間ホッピングシーケンスに基づいて、同時チャネルが確立されてよい。いくつかの態様では、パルス繰り返し周波数、パルス位置又はオフセット、及び時間ホッピングシーケンスに基づいて、同時チャネルが確立されてよい。
【0106】
当業者であれば、多様な異なる技法及び技術のいずれかを使用して、情報及び信号を表わしてよいを理解するであろう。例えば、上記説明全体で言及されることがあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場若しくは粒子、光場若しくは粒子、又はこれらの任意の組合せによって表わしてよい。
【0107】
さらに、当業者には当然のことながら、本明細書に開示された態様に関連して説明した種々の例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、及びアルゴリズムステップは、電子的ハードウェア(例えば、ソースコーディング又はその他何らかの技術を用いて設計することがあるデジタル実装、アナログ実装、又はこれら2つの組合せ)、命令を含む種々の形態のプログラム若しくは設計コード(本明細書においては便宜上、「ソフトウェア」又は「ソフトウェアモジュール」と称されることがある)、又は両者の組合せとして実装されてよい。このハードウェア及びソフトウェアの互換性を明確に示すため、種々の例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップを、概略的にそれぞれの機能の観点から上述した。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定用途及びシステム全体に課される設計上の制約によって決まる。当業者であれば、特定各用途に対して、説明した機能を様々なやり方で実装してもよいが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱の原因として解釈されるべきではない。
【0108】
追加的に、本明細書に開示される態様に関連して説明した種々の例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、集積回路(「IC」)、アクセス端末、又はアクセスポイント内で実装される、あるいはこれらによって実行されてよい。ICとしては、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、その他プログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、電気部品、光学部品、機械部品、又は本明細書で説明した機能を実行するように設計されたこれらの任意の組合せを含み、IC内、IC外、又はその両方に存在するコード又は命令を実行してよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサとしてよいが、代替として、プロセッサは、従来の任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械としてよい。また、プロセッサは、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協働する1つ以上のマイクロプロセッサ、又はその他任意のこのような構成である、コンピュータデバイスの組合せとして実装されてよい。
【0109】
任意の開示プロセスにおけるステップの如何なる特定の順序又は階層は、実例的な手法の一例であることが了解される。設計の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序又は階層を、本開示の範囲内に留まりつつ、再構成してよいことが了解される。添付の方法の請求項は、種々のステップの要素を実例的な順序で示しており、提示の特定順序又は階層に限定されることを意図していない。
【0110】
本明細書に開示される態様に関連して記載された方法又はアルゴリズムのステップを、ハードウェアにおいて直接具現化してよく、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールにおいて具現化してよく、これら2つの組合せにおいて具現化してよい。(例えば、実行可能な命令及び関連するデータを含む)ソフトウェアモジュール及び他のデータは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムバーブルディスク、CD-ROM等のデータメモリ、又は当技術分野において知られているその他任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体に存在してよい。実例的な記憶媒体がコンピュータ/プロセッサ(本明細書においては便宜上、「プロセッサ」と称されることがある)等の機械に結合されてよい、このようなプロセッサは、記憶媒体からの情報(例えば、コード)の読み出し及び記憶媒体への情報の書き込みが可能である。実例的な記憶媒体は、プロセッサと一体化されてよい。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに存在してよい。ASICは、ユーザ機器に存在していてもよい。代替として、プロセッサ及び記憶媒体は、ディスクリートコンポーネントとしてユーザ機器に存在してよい。さらに、いくつかの態様においては、任意の適当なコンピュータプログラム製品が、本開示の態様のうちの1つ以上に関連するコードを含むコンピュータ可読媒体を含んでもよい。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料を含んでよい。
【0111】
以上、種々の態様に関連して本発明を説明したが、本発明は、さらに改良可能であることが了解される。本願は、概して本発明の原理に従うと共に、本発明が関係する技術分野における既知で慣習的な実施となるような本開示からの逸脱を含む本発明の任意の変形、使用、又は適応を網羅することを意図している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26