(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-21
(45)【発行日】2022-01-18
(54)【発明の名称】メッセージ読取方法及び装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0488 20220101AFI20220111BHJP
H04M 1/00 20060101ALI20220111BHJP
G06F 3/01 20060101ALI20220111BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20220111BHJP
G06F 21/32 20130101ALI20220111BHJP
【FI】
G06F3/0488
H04M1/00 R
G06F3/01 510
G06F3/0484
G06F21/32
(21)【出願番号】P 2019548505
(86)(22)【出願日】2016-12-21
(86)【国際出願番号】 CN2016111361
(87)【国際公開番号】W WO2018098865
(87)【国際公開日】2018-06-07
【審査請求日】2019-05-29
(31)【優先権主張番号】201611091371.0
(32)【優先日】2016-12-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100096091
【氏名又は名称】井上 誠一
(72)【発明者】
【氏名】▲謝▼ ▲やん▼
【審査官】菅原 浩二
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第105825114(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第105843525(CN,A)
【文献】特開2011-034140(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0121312(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0256295(US,A1)
【文献】特表2015-524958(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0277652(US,A1)
【文献】特開2016-212843(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106156584(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第105574418(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0488
H04M 1/00
G06F 3/01
G06F 3/0484
G06F 21/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末のスクリーンに未読メッセージ通知が表示されている場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックする位置を含む読取操作命令を取得するステップと、
前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に
存在する場合に、前記ユーザーの指の指紋情報を認識するステップ
と、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップと、を含
み、
前記指紋認識機能を持つ第1の所定領域は、一つまたは複数の第2の所定領域を含み、各前記一つまたは複数の第2の所定領域は、各未読メッセージ通知が位置する領域であり、異なる未読メッセージ通知が分けて設置され、
前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に存在する場合に、前記ユーザーの指の指紋情報を認識するステップは、
前記一つまたは複数の第2の所定領域内における前記位置に対応する一つの第2の所定領域を決定し、前記ユーザーの指の指紋情報を認識し、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップは、
前記位置に対応する一つの第2の所定領域に設けられた未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く、
ことを特徴とするメッセージ読取方法。
【請求項2】
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップは、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックするクリック方式が所定のクリック方式であるか否かを検出するステップと、
前記クリック方式が所定のクリック方式である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ読取方法。
【請求項3】
前記所定のクリック方式は、
シングルクリック方式、ダブルクリック方式及び長押し方式のいずれか一つまたは複数を含む、
ことを特徴とする請求項
2に記載のメッセージ読取方法。
【請求項4】
前記ユーザーの指の指紋情報によってユーザーの指が所定の指タイプであるか否かを判定し、前記ユーザーの指が所定の指タイプでない場合に、ロック状態を維持するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のメッセージ読取方法。
【請求項5】
端末のスクリーンに未読メッセージ通知が表示されている場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックする位置を含む読取操作命令を取得するための取得モジュールと、
前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に
存在する場合に、前記ユーザーの指の指紋情報を認識するための認識モジュール
と、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くための開きモジュールと、を備
え、
前記指紋認識機能を持つ第1の所定領域は、一つまたは複数の第2の所定領域を含み、各前記一つまたは複数の第2の所定領域は、各未読メッセージ通知が位置する領域であり、異なる未読メッセージ通知が分けて設置され、
前記認識モジュールは、前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に存在する場合に、前記一つまたは複数の第2の所定領域内における前記位置に対応する一つの第2の所定領域を決定し、前記ユーザーの指の指紋情報を認識し、
前記開きモジュールは、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記位置に対応する一つの第2の所定領域に設けられた未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く、
ことを特徴とするメッセージ読取装置。
【請求項6】
前記開きモジュールは、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックするクリック方式が所定のクリック方式であるか否かを検出するための検出サブモジュールと、
前記クリック方式が所定のクリック方式である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くための開きサブモジュールと、を備える、
ことを特徴とする請求項5に記載の
メッセージ読取装置。
【請求項7】
前記所定のクリック方式は、
シングルクリック方式、ダブルクリック方式及び長押し方式のいずれか一つまたは複数を含む、
ことを特徴とする請求項
6に記載の
メッセージ読取装置。
【請求項8】
前記ユーザーの指の指紋情報によってユーザーの指が所定の指タイプであるか否かを判定し、前記ユーザーの指が所定の指タイプでない場合に、ロック状態を維持するロック状態維持モジュールを更に含むことを特徴とする請求項5に記載のメッセージ読取装置。
【請求項9】
コンピュータ上で動作する際に、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のメッセージ読取方法を前記コンピュータに実行させるための、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0002】
本発明は、電子設備技術分野に関し、特にメッセージ読取方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ユーザーが情報を転送することを容易にするために、大部分の携帯電話は、音声通話機能を持つ以外、ショートメッセージ形式の文字メッセージを受信し、または即時通信ソフトウェアで文字または音声メッセージを受信することもできる。
【0004】
関連技術において、携帯電話はスクリーンロックの状態でメッセージを受信する場合に、スクリーンにユーザーを提示するための提示情報が表示される。ユーザーは、当該情報を読取したい場合に、当該提示情報をクリックし、この時、携帯電話がロック解除インターフェースにジャンプし、ユーザーは、パスワードを入力するか、または指紋認識で携帯電話をロック解除することができ、ロック解除した後、ユーザーが当該情報を読取することを容易にするために、携帯電話がメッセージの読取インターフェースにジャンプすることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
関連技術に存在する問題を克服するために、本発明の実施例は、メッセージ読取方法及び装置を提供する。前記技術案は、以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例の第1の態様によれば、メッセージ読取方法を提供し、前記メッセージ読取方法は、
端末のスクリーンに未読メッセージ通知が表示されている場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックする位置を含む読取操作命令を取得するステップと、
前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に存在する場合に、前記ユーザーの指の指紋情報を認識するステップと、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップと、を含み、
前記指紋認識機能を持つ第1の所定領域は、一つまたは複数の第2の所定領域を含み、各前記一つまたは複数の第2の所定領域は、各未読メッセージ通知が位置する領域であり、異なる未読メッセージ通知が分けて設置され、
前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に存在する場合に、前記ユーザーの指の指紋情報を認識するステップは、
前記一つまたは複数の第2の所定領域内における前記位置に対応する一つの第2の所定領域を決定し、前記ユーザーの指の指紋情報を認識し、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップは、
前記位置に対応する一つの第2の所定領域に設けられた未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く、
ことを特徴とするメッセージ読取方法である。
【0007】
本発明の実施例による技術案は、以下の有利な効果を含むことができる:ユーザーがスクリーンをクリックする場合に、端末は、スクリーンの第1の所定領域に設置された指紋認識装置によりユーザーの指の指紋を直接に認識し、かつ、指紋情報が正当である場合に、未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くことができ、ロック解除ページにジャンプする必要がなく、ユーザーが未読メッセージを読取する操作ステップを簡略化し、ユーザー体験を向上させる。
【0009】
更に、前記端末は、第1の所定領域に複数の第2の所定領域を設置し、各前記第2の所定領域は、各未読メッセージ通知が位置する領域であり、異なる未読メッセージ通知を分けて設置することで、ユーザーが区別をつけやすくなり、ユーザー体験を向上させる。
【0011】
本発明の実施例による技術案は、以下の有利な効果を含むことができる:端末は、ユーザーがクリックする異なる位置によって、異なる未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くことができ、端末の実用性を向上させる。
【0012】
一つの実施例において、前記前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップは、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックするクリック方式が所定のクリック方式であるか否かを検出するステップと、
前記クリック方式が所定のクリック方式である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップとを含む。
【0013】
本発明の実施例による技術案は、以下の有利な効果を含むことができる:端末は、ユーザーがスクリーンをクリックするクリック方式が所定のクリック方式とマッチングすることを決定する場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く、ユーザーの指が誤ってタッチする時に、端末の指紋情報への認識による資源の無駄を回避し、端末の電力消費を節約する。
【0014】
一つの実施例において、前記所定のクリック方式は、
シングルクリック方式、ダブルクリック方式及び長押し方式のいずれか一つまたは複数を含む。
【0015】
本発明の実施例による技術案は、以下の有利な効果を含むことができる:端末在決定ユーザーがスクリーンをクリックするクリック方式がシングルクリック方式、ダブルクリック方式及び長押し方式のいずれか一つまたは複数である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く、ユーザーの指が誤ってタッチする時に、端末の指紋情報への認識による資源の無駄を回避し、端末の電力消費を節約する。
【0016】
本発明の実施例の第2の態様によれば、メッセージ読取装置を提供し、前記メッセージ読取装置は、
端末のスクリーンに未読メッセージ通知が表示されている場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックする位置を含む読取操作命令を取得するための取得モジュールと、
前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に存在する場合に、前記ユーザーの指の指紋情報を認識するための認識モジュールと、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くための開きモジュールと、を備え、
前記指紋認識機能を持つ第1の所定領域は、一つまたは複数の第2の所定領域を含み、各前記一つまたは複数の第2の所定領域は、各未読メッセージ通知が位置する領域であり、異なる未読メッセージ通知が分けて設置され、
前記認識モジュールは、前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に存在する場合に、前記一つまたは複数の第2の所定領域内における前記位置に対応する一つの第2の所定領域を決定し、前記ユーザーの指の指紋情報を認識し、
前記開きモジュールは、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記位置に対応する一つの第2の所定領域に設けられた未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く、
ことを特徴とするメッセージ読取装置である。
【0019】
一つの実施例において、前記開きモジュールは、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックするクリック方式が所定のクリック方式であるか否かを検出するための検出サブモジュールと、
前記クリック方式が所定のクリック方式である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くための開きサブモジュールと、を備える。
【0020】
一つの実施例において、前記所定のクリック方式は、
シングルクリック方式、ダブルクリック方式及び長押し方式のいずれか一つまたは複数を含む。
【0021】
本発明の実施例の第三態様によれば、コンピュータ上で動作する際に、本発明の実施例のいずれかに記載のメッセージ読取方法を前記コンピュータに実行させるための、コンピュータプログラムを提供できる。
【0022】
なお、前記一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈的な記載であり、本発明を限定しない。
【図面の簡単な説明】
【0023】
以下の図面は、明細書に組み入れて本明細書の一部分を構成し、本発明に該当する実施例を例示として明細書を参照しながら、本発明の原理を解釈する。
【
図1a】ある例示的実施例に係るメッセージ読取方法を示すフローチャート1である。
【
図1b】ある例示的実施例に係る端末を示すインターフェース表示
図1である。
【
図1c】ある例示的実施例に係るメッセージ読取方法を示すフローチャート2である。
【
図1d】ある例示的実施例に係る端末を示すインターフェース表示
図2である。
【
図1e】ある例示的実施例に係るメッセージ読取方法を示すフローチャート3である。
【
図2】ある例示的実施例に係るメッセージ読取方法を示すフローチャート5である。
【
図3】ある例示的実施例に係るメッセージ読取方法を示すフローチャート6である。
【
図4a】ある例示的実施例に係るメッセージ読取装置を示す構造模式
図1である。
【
図4b】ある例示的実施例に係るメッセージ読取装置を示す構造模式
図2である。
【
図5】ある例示的実施例に係るメッセージ読取装置を示す構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、例示的な実施例を詳しく説明し、その例示を図面に示す。以下の記載が図面に関わる場合、特に別の説明がない限り、異なる図面における同一符号は、同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な実施態様に記載の実施例は、本発明と一致する全ての実施例を代表するものではない。それらは、特許請求の範囲に記載の本発明のある側面に一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0025】
本発明の実施例による技術案は、端末に応用し、前記端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、スマート腕時計及び他のスクリーンロック機能を持つ設備であってもよく、本発明の実施例は、これに限定しない。携帯電話を例とし、仮に携帯電話は、スクリーンロックの状態でメッセージを受信し、且つスクリーンにメッセージ通知を表示し、ユーザーは、当該メッセージを読取したい場合に、まず、当該メッセージ通知をクリックし、携帯電話がロック解除インターフェースにジャンプし、その後、当該ページにパスワードを入力し、または指紋で携帯電話をロック解除し、ロック解除した後に、携帯電話が当該メッセージ通知の読取インターフェースにジャンプすることができる。これにより分かるように、ユーザーは、当該方法でメッセージを読取する操作ステップが多く、プロセスが複雑で、ユーザー体験が良くない。
【0026】
図1aは、例示的実施例に係るメッセージ読取方法を示すフローチャートであり、前記メッセージ読取方法は、端末に応用し、前記端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、スマート腕時計及び他のスクリーンロック機能を持つ設備であってもよく、本発明の実施例は、これに限定しない。
図1aに示すように、前記メッセージ読取方法は、以下のステップ101~ステップ103を含む。
【0027】
ステップ101において、端末のスクリーンに未読メッセージ通知が表示されている場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックする位置を含む読取操作命令を取得する。
【0028】
例示的に、端末が新しいメッセージを受信する場合に、スクリーンに未読メッセージ通知を表示し、これにより、ユーザーに即時に読取することを提示する。ユーザーがメッセージを読取したい場合に、スクリーンにおける未読メッセージ通知をクリックすることができる。端末は、ユーザーがスクリーンをクリックすることを検出する場合に、ユーザーの指がスクリーンをクリックする位置を取得することができ、この時、端末は、ユーザーにより入力された読取操作命令を受信したことを確認する。
【0029】
ステップ102において、前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に位置される場合に、前記ユーザーの指の指紋情報を認識する。
【0030】
例示的に、端末のスクリーンに、指紋認識機能を持つ第1の所定領域が設置され、前記第1の所定領域は、端末のスクリーンの表示領域の一部分であってもよく、端末のスクリーンの表示領域全体であってもよく、本発明は、これに限定しない。
【0031】
端末は、ユーザーがスクリーンをクリックすることを検出する場合に、まずユーザーの指がスクリーンをクリックする位置を取得し、その後、当該位置が第1の所定領域内に位置されるか否かを決定し、当該位置が第1の所定領域内に位置される場合に、第1の所定領域に設置される指紋認識装置によって、ユーザーの指の指紋情報を認識する。
【0032】
ステップ103において、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く。
【0033】
例示的に、ユーザーが誤ってタッチする時の端末のロック解除を回避するために、端末は、ロック解除のための指紋情報を予め記録して記憶し、即ち指紋情報を予め記憶することができ、端末が取得した指紋情報は、予め記憶された指紋情報とマッチングする場合に、当該指紋情報が正当な指紋情報であり、指の誤タッチではなく、ユーザーが端末をロック解除する必要があることを示し、この時、端末が携帯電話をロック解除して未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くことができ、ユーザーの読取を容易にし、端末が取得した指紋情報は、予め記憶された指紋情報とマッチングしない場合に、当該指紋情報が正当な指紋情報ではなく、現在ユーザーの誤操作である可能性があることを示し、端末は、ロック状態を維持する。前記マッチングは、端末が取得した指紋情報と予め記憶された指紋情報との類似度が所定閾値以上であることを示し、前記所定閾値は、95%または90%であってもよく、実際の応用において、具体的な状況に応じて設置することができ、本発明の実施例はこれに限定しない。
【0034】
実際の応用において、ユーザーは、端末の指示によって特定の指の指紋を予め記憶された指紋情報として記録することができる。例えば、端末は、スクリーンに「右手の人差し指の指紋情報を入力してください」を表示し、この時、ユーザーは、右手の人差し指を指紋認識領域に置き、端末は、当該指指紋を認識して予め記憶された指紋情報として記憶する。
【0035】
本発明の実施例による技術案中、ユーザーがスクリーンをクリックする場合に、端末は、スクリーンの第1の所定領域に設置された指紋認識装置によりユーザーの指の指紋を直接に認識し、かつ、指紋情報が正当である場合に、未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くことができ、ロック解除ページにジャンプする必要がなく、ユーザーが未読メッセージを読取する操作ステップを簡略化し、ユーザー体験を向上させる。
【0036】
一つの実施例において、指紋認識機能を持つ第1の所定領域は、一つまたは複数の第2の所定領域を含み、前記一つまたは複数の第2の所定領域のそれぞれは、各未読メッセージ通知が位置する領域である。
【0037】
例示的に、端末に受信されたメッセージが多い場合に、端末のスクリーンに複数の未読メッセージ通知が表示されている可能性がある。ユーザーが区別困難になることを回避するために、端末は、第1の所定領域に複数の第2の所定領域を設置することができ、各前記第2の所定領域は、各未読メッセージ通知が位置する領域である。
【0038】
図1bに示すように、端末のスクリーン102aに三つの未読メッセージ通知を表示し、それぞれ第1の未読メッセージ通知、第2の未読メッセージ通知及び第三未読メッセージ通知であり、ただし第1の未読メッセージは、ウィーチャットメッセージであり、第2の所定領域Aに設置され、第2の未読メッセージ及び第三未読メッセージは、ショートメッセージメッセージであり、それぞれ第2の所定領域B及び第2の所定領域Cに設置される。ユーザーは、第1の未読メッセージを読取したい場合に、指102bで第2の所定領域Aををクリックすることができる。
【0039】
本発明の実施例による技術案において、端末は、第1の所定領域に複数の第2の所定領域を設置し、各前記第2の所定領域は、各未読メッセージ通知が位置する領域であり、異なる未読メッセージ通知を分けて設置し、ユーザーが区別をつけやすくなり、ユーザー体験を向上させる。
【0040】
一つの実施例において、
図1cに示すように、ステップ102において、前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に位置される場合に、前記ユーザーの指の指紋情報を認識することは、ステップ1021により実現することができる。
【0041】
ステップ1021において、前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に位置される場合に、前記一つまたは複数の第2の所定領域のうちに、前記位置に対応する第2の所定領域を決定して前記ユーザーの指の指紋情報を認識する。
【0042】
ステップ103において、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くことは、ステップ1031により実現することができる。
【0043】
ステップ1031において、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記位置に対応する第2の所定領域に設置された未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く。
【0044】
例示的に、
図1bに示すように、端末は、ユーザーの指102bがスクリーンをクリックする位置を取得した後、ユーザーの指がスクリーンをクリック位置に対応する第2の所定領域を決定してユーザーの指の指紋情報を認識し、その後、当該指紋が正当であるか否かを決定することができる。当該指紋が正当であり、且つ当該位置が第2の所定領域Aにある場合に、ユーザーがクリックしたのは第1の未読メッセージ通知であり、即ちユーザーが読取したいのは、第1の未読メッセージ通知に指示されるメッセージであることを示し、この時、
図1dに示すように、端末は、ウィーチャットにおける第1の未読メッセージ通知の読取ページにジャンプすることができ、当該ページに、第1の未読メッセージ通知に指示されるメッセージの具体的な内容103cを表示し、当該指紋が正当であり、且つ当該位置が第2の所定領域Bまたは第2の所定領域Cにある場合に、端末は、ショートメッセージの読取ページにジャンプする。
【0045】
本発明の実施例による技術案において、端末は、ユーザーがクリックする位置の違いによって、異なる未読メッセージ通知の読取インターフェースを開き、端末の実用性を向上させる。
【0046】
一つの実施例において、
図1eに示すように、ステップ103において、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くことは、ステップ1032及びステップ1033により実現することができる。
【0047】
ステップ1032において、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックするクリック方式が所定のクリック方式であるか否かを検出する。
【0048】
ステップ1033において、前記クリック方式が所定のクリック方式である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く。
【0049】
例示的に、ユーザーが誤ってタッチする場合に端末をロック解除することを回避するために、初期化時、端末にクリック方式、即ち所定のクリック方式を予め設置することができる。端末は、ユーザーがスクリーンをクリックすることを検出する場合に、ユーザーがスクリーンをクリックするクリック方式、及びユーザーがスクリーンをクリックする時のユーザーの指の位置を取得し、かつ取得された指紋情報が正当である場合に、当該クリック方式が所定のクリック方式であるか否かを決定し、当該クリック方式が所定のクリック方式である場合に、指の誤タッチではなく、ユーザーがロック解除端末したいことを示す。この時、端末は、未読メッセージ通知の読取ページを開くことができ、当該クリック方式が所定のクリック方式ではない場合に、ユーザーの誤操作である可能性があることを示し、端末がロック状態を維持する。
【0050】
例示的に、前記所定のクリック方式は、シングルクリック方式、ダブルクリック方式及び長押し方式のいずれか一つまたは複数であってもよく、実際の応用において、具体的な状況に応じて設置してもよく、本発明の実施例はこれに限定しない。
【0051】
本発明の実施例による技術案において、端末は、ユーザーがスクリーンをクリックするクリック方式が所定のクリック方式とマッチングすることを決定する場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開き、ユーザーの指が誤ってタッチする時に、端末の指紋情報への認識による資源の無駄を回避し、端末の電力消費を節約する。
【0052】
一つの実施例において、端末は、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く場合に、まず前記指紋情報によって、前記ユーザーの指が所定の指タイプであるか否かを決定することができ、前記ユーザーの指が所定の指タイプである場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く。
【0053】
例示的に、前記所定の指タイプは、人差し指または親指であってもよく、左右手で区別してもよく、例えば右手の人差し指、右手の親指、または左手の親指、左手の人差し指、本発明の実施例はこれに限定しない。
【0054】
ユーザーは、端末を用いるところ、指で端末のスクリーンを誤ってタッチしやすいため、端末を誤ってタッチする場合にも、携帯電話をロック解除すれば、端末の誤操作を引き起こす可能性があり、さらに端末の電力消費が大きくなり、または通信資源の無駄を引き起こす。上述のことを回避するために、端末がユーザーの指紋情報を取得した後、当該指紋情報によってユーザーの指のタイプを取得することができる。ユーザーは、異なる指を用いてスクリーンをクリックする場合に、指とスクリーンとの接触面積、接触方位及び指紋中心とスクリーンとの相対位置のいずれも異なり、異なる接触方位及び接触面積により、端末が指紋を認識する完全性が異なることを引き起こし、指紋中心とスクリーンとの相対位置が異なることにより、取得された指紋情報の中心位置の偏差を引き起こし、そのため、端末は、取得された指紋の完全性、及び指紋情報の中心位置によってユーザーがスクリーンをクリックする指のタイプを決定することができる。
【0055】
ユーザーの指のタイプは、所定の指タイプとマッチングする場合に、指の誤タッチではなく、ユーザーが端末をロック解除したいことを示し、この時、端末は、携帯電話をロック解除して未読メッセージ通知の読取インターフェースを開き、ユーザーの読取を容易にし、ユーザーの指のタイプは、所定の指タイプとマッチングしない場合に、ユーザーの誤操作の可能性があることを示し、端末は、ロック状態を維持する。
【0056】
例えば、仮に所定の指タイプは、右手の人差し指及び左手の人差し指である場合、端末は、指紋情報を取得した後、当該指紋情報によって、スクリーンをクリックするユーザーの指が右手の人差し指なたは左手の人差し指であるか否かを決定することができ、ユーザーの指が右手の人差し指または左手の人差し指である場合に、ユーザーは、未読メッセージを読取したいことを示し、この時、端末は、携帯電話をロック解除して未読メッセージ通知の読取インターフェースを開き、ユーザーの読取を容易にし、ユーザーの指が右手の人差し指または左手の人差し指ではない場合に、ユーザーの他の指の誤タッチである可能性があることを示し、端末は、ロック状態を維持する。
【0057】
本発明の実施例による技術案において、端末は、ユーザーの指の指紋情報を取得した後、当該指紋情報によって決定されたユーザーの指が所定の指タイプである否かを決定し、かつユーザーの指が所定の指タイプである場合に、未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くことができ、ユーザーの指の誤タッチ時に端末をロック解除することを回避し、さらに端末の誤操作を回避し、ユーザー体験を向上させる。
【0058】
以下、いくつかの実施例により実現過程を詳しく説明する。
【0059】
図2は、例示的実施例に係るメッセージ読取方法を示すフローチャートであり、前記メッセージ読取方法は、端末に応用し、前記端末のスクリーンの第1の所定領域には、指紋認識装置が設置され、かつ複数の第2の所定領域を含む。
図2に示すように、以下のステップを含む。
【0060】
ステップ201において、端末のスクリーンに未読メッセージ通知が表示されている場合に、ユーザーにより入力された読取操作命令を取得し、当該読取操作命令は、ユーザーの指が端末のスクリーンをクリックする位置を含み、ステップ202を実行する。
【0061】
ステップ202において、当該位置が第1の所定領域内に位置されるか否かを決定し、当該位置が第1の所定領域内に位置されない場合に、ステップ203を実行し、当該位置が第1の所定領域内に位置される場合に、ステップ204を実行する。
【0062】
ステップ203において、ロック解除プロセスを終了し、本フローが終了する。
【0063】
ステップ204において、複数の第2の所定領域のうちに、前記位置に対応する第2の所定領域を決定し、ステップ205を実行する。
【0064】
ステップ205において、ユーザーの指の指紋情報を認識し、ステップ206を実行する。
【0065】
ステップ206において、当該指紋情報が予め記憶された指紋情報とマッチングするか否かを決定し、当該指紋情報が予め記憶された指紋情報とマッチングしない場合に、ステップ203を実行し、当該指紋情報が予め記憶された指紋情報とマッチングする場合に、ステップ207を実行する。
【0066】
ステップ207において、前記位置に対応する第2の所定領域に設置された未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く。
【0067】
本発明の実施例は、メッセージ読取方法を提供し、ユーザーがスクリーンをクリックする場合に、端末は、スクリーンの第1の所定領域に設置された指紋認識装置によりユーザーの指の指紋を直接に認識し、かつ指紋が正当である場合に、未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くことができ、ロック解除ページにジャンプする必要がなく、ユーザーが未読メッセージを読取する操作ステップを簡略化し、ユーザー体験を向上させる。
【0068】
図3は、例示的実施例に係るメッセージ読取方法を示すフローチャートであり、前記メッセージ読取方法は、端末に応用し、前記端末のスクリーンの第1の所定領域には、指紋認識装置が設置され、かつ複数の第2の所定領域を含む。
図3に示すように、以下のステップを含む。
【0069】
ステップ301において、端末のスクリーンに未読メッセージ通知が表示されている場合に、ユーザーにより入力された読取操作命令を取得し、当該読取操作命令は、ユーザーの指が端末のスクリーンをクリックする位置及びユーザーの指がスクリーンをクリックするクリック方式を含み、ステップ302を実行する。
【0070】
ステップ302において、当該位置が第1の所定領域内に位置されるか否かを決定し、当該位置が第1の所定領域内に位置されない場合に、ステップ303を実行し、当該位置が第1の所定領域内に位置される場合に、ステップ304を実行する。
【0071】
ステップ303において、ロック解除プロセスを終了し、本フローが終了する。
【0072】
ステップ304において、当該クリック方式がダブルクリック方式であるか否かを決定し、当該クリック方式がダブルクリック方式ではない場合に、ステップ303を実行し、当該クリック方式がダブルクリック方式である場合に、ステップ305を実行する。
【0073】
ステップ305において、複数の第2の所定領域のうちに、前記位置に対応する第2の所定領域を決定し、ステップ306を実行する。
【0074】
ステップ306において、ユーザーの指の指紋情報を認識し、ステップ307を実行する。
【0075】
ステップ307において、当該指紋情報によって、ユーザーの指が所定の指タイプであるか否かを決定し、ユーザーの指が所定の指タイプではない場合に、ステップ303を実行し、ユーザーの指が所定の指タイプである場合に、ステップ308を実行する。
【0076】
ステップ308において、当該指紋情報が予め記憶された指紋情報とマッチングするか否かを決定し、当該指紋情報が予め記憶された指紋情報とマッチングしない場合に、ステップ303を実行し、当該指紋情報が予め記憶された指紋情報とマッチングする場合に、ステップ309を実行する。
【0077】
ステップ309において、前記位置に対応する第2の所定領域に設置された未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く。
【0078】
本発明の実施例は、メッセージ読取方法を提供し、ユーザーがスクリーンをクリックする場合に、端末は、スクリーンの第1の所定領域に設置された指紋認識装置によりユーザーの指の指紋を直接に認識し、かつ指紋が正当である場合に、未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くことができ、ロック解除ページにジャンプする必要がなく、ユーザーが未読メッセージを読取する操作ステップを簡略化し、ユーザー体験を向上させる。
【0079】
以下は本発明の装置実施例であり、本発明の方法実施例を実行することができる。
【0080】
図4aは、例示的実施例に係るメッセージ読取装置40を示す構造模式図であり、当該装置40は、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの組み合わせにより電子設備の部分または全部になることを実現することができる。
図4aに示すように、当該メッセージ読取装置40は、取得モジュール401、認識モジュール402及び開きモジュール403を備える。
【0081】
その中、取得モジュール401は、端末のスクリーンに未読メッセージ通知が表示されている場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックする位置を含む読取操作命令を取得するためのものである。
【0082】
認識モジュール402は、前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に位置される場合に、前記ユーザーの指の指紋情報を認識するためのものである。
【0083】
開きモジュール403は、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くためのものである。
【0084】
一つの実施例において、前記指紋認識機能を持つ第1の所定領域は、一つまたは複数の第2の所定領域を含み、各前記一つまたは複数の第2の所定領域は、各未読メッセージ通知が位置する領域である。
【0085】
一つの実施例において、前記認識モジュール402は、前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に位置される場合に、前記一つまたは複数の第2の所定領域のうちに、前記位置に対応する第2の所定領域を決定し、かつ前記ユーザーの指の指紋情報を認識し、前記開きモジュール403は、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記位置に対応する第2の所定領域に設置された未読メッセージ通知の読取インターフェースを開く。
【0086】
一つの実施例において、
図4bに示すように、前記開きモジュール403は、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックするクリック方式が所定のクリック方式であるか否かを検出するための検出サブモジュール4031と、
前記クリック方式が所定のクリック方式である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くための開きサブモジュール4032と、を備える。
【0087】
一つの実施例において、前記所定のクリック方式は、
シングルクリック方式、ダブルクリック方式及び長押し方式のいずれか一つまたは複数を含む。
【0088】
本発明の実施例は、メッセージ読取装置を提供し、ユーザーがスクリーンをクリックする場合に、当該装置は、スクリーンの第1の所定領域に設置された指紋認識装置によりユーザーの指の指紋を直接に認識することができ、かつ指紋が正当である場合に、未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くことができ、ロック解除ページにジャンプする必要がなく、ユーザーが未読メッセージを読取する操作ステップを簡略化し、ユーザー体験を向上させる。
【0089】
本発明の実施例は、メッセージ読取装置を提供し、当該メッセージ読取装置は、
プロセッサーと、
プロセッサーが実行可能な命令を記憶するためのメモリーとを備え、
その中、前記プロセッサーは、
端末のスクリーンに未読メッセージ通知が表示されている場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックする位置を含む読取操作命令を取得し、
前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に位置される場合に、前記ユーザーの指の指紋情報を認識し、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くように構成される。
【0090】
一つの実施例において、上述プロセッサーは、さらに、前記指紋認識機能を持つ第1の所定領域が一つまたは複数の第2の所定領域を含み、各前記一つまたは複数の第2の所定領域が各未読メッセージ通知が位置する領域であるように構成されることができる。
【0091】
一つの実施例において、上述プロセッサーは、さらに、前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に位置される場合に、前記一つまたは複数の第2の所定領域のうちに、前記位置に対応する第2の所定領域を決定して前記ユーザーの指の指紋情報を認識し、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記位置に対応する第2の所定領域に設置された未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くように構成されることができる。
【0092】
一つの実施例において、上述プロセッサーは、さらに、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックするクリック方式が所定のクリック方式であるか否かを検出し、前記クリック方式が所定のクリック方式である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くように構成されることができる。
【0093】
一つの実施例において、上述プロセッサーは、さらに、前記所定のクリック方式がシングルクリック方式、ダブルクリック方式及び長押し方式のいずれか一つまたは複数を含むように構成されることができる。
【0094】
本発明の実施例は、メッセージ読取装置を提供し、ユーザーがスクリーンをクリックする場合に、当該装置は、スクリーンの第1の所定領域に設置された指紋認識装置によりユーザーの指の指紋を直接に認識し、かつ指紋が正当である場合に、未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くことができ、ロック解除ページにジャンプする必要がなく、ユーザーが未読メッセージを読取する操作ステップを簡略化し、ユーザー体験を向上させる。
【0095】
上述実施例における装置について、その中の各モジュールが操作を実行する具体的な態様は、既に当該方法に関する実施例において詳しく説明され、ここで詳しく説明しない。
【0096】
図5は、他の例示的実施例に係るメッセージ読取装置50のためのブロック図であり、当該装置は、端末設備に適用する。例えば、装置50は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信機、ゲーム機、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、PDA等のものであってもよい。
【0097】
装置50は、処理部502、メモリ504、電源部506、マルチメディア部508、オーディオ部510、入力/出力(I/O)インターフェース512、センサー部514、及び通信部516からなる群から選ばれる少なくとも1つを有してもよい。
【0098】
処理部502は、一般的には、装置50の全体の操作を制御する。例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理部502は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、命令を実行する少なくとも1つのプロセッサー520を有してもよい。また、処理部502は、他の部とのインタラクションしやすくなるように、少なくとも1つのモジュールを有してもよい。例えば、処理部502は、マルチメディア部508とのインタラクションしやすくなるように、マルチメディアモジュールを有してもよい。
【0099】
メモリ504は、装置50での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例えば、装置50で何れのアプリケーション又は方法を操作するための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ504は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Memory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0100】
電源部506は、装置50の各種部に電力を供給するためのものであり、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置50のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他の部を有してもよい。
【0101】
マルチメディア部508は、装置50とユーザーとの間に出力インターフェースを提供するスクリーンを有してもよい。スクリーンは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を有してもよい。スクリーンは、タッチパネルを有する場合、ユーザーからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサーを有する。タッチセンサーは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。一実施例では、マルチメディア部508は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを有してもよい。装置50が、例えば、撮影モードやビデオモードのような操作モードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0102】
オーディオ部510は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置される。例えば、オーディオ部510は、マイクロフォン(MIC)を有してもよい。装置50が、例えば、呼び出しモード、記録モード、又は音声認識モードのような操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように配置される。受信したオーディオ信号は、メモリ504にさらに記憶されてもよいし、通信部516を介して送信されてもよい。幾つかの実施例では、オーディオ部510は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに有してもよい。
【0103】
I/Oインターフェース512は、処理部502と外部のインターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供するためのものである。上記外部のインターフェースモジュールは、キーボードや、クリックホイールや、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタンや、音量ボタンや、スタートボタンや、ロックボタンであってもよいが、それらに限らない。
【0104】
センサー部514は、装置50のために各方面の状態を評価する少なくとも1つのセンサーを有してもよい。例えば、センサー部514は、装置50のオン/オフ状態や、要素の相対的な位置を検出することができる。例えば、前記部は、装置50のディスプレイ及びキーパッドである。センサー部514は、装置50又は装置50の1つの要素の位置の変化、ユーザーによる装置50への接触の有無、装置50の方向又は加速/減速、装置50の温度変化などを検出することができる。センサー部514は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように配置される近接センサーを有してもよい。センサー部514は、イメージングアプリケーションに用いるための光センサー、例えば、CMOS又はCCD画像センサーを有してもよい。一実施例では、当該センサー部514は、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、磁気センサー、圧力センサー又は温度センサーをさらに有してもよい。
【0105】
通信部516は、装置50と他の設備の間との無線又は有線通信の便宜を図るように配置される。装置50は、例えば、WiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせの通信標準に基づく無線ネットワークにアクセスできる。1つの例示的な実施例では、通信部516は、ブロードキャストチャンネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャストに関する情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信部516は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに有してもよい。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID:Radio Frequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT:Bluetooth(登録商標))技術及び他の技術によって実現されてもよい。
【0106】
例示的な実施例では、装置50は、上述した方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサー(DSP:Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイス(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー、又は他の電子機器によって実現されてもよい。
【0107】
例示的な実施例では、命令を有する非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、命令を有するメモリ504をさらに提供する。この命令は、装置50のプロセッサー520により実行されて上述した方法を実現する。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データメモリ等であってもよい。
【0108】
非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記記録媒体における命令が装置50のプロセッサーにより実行されると、装置50が上述メッセージ読取方法を実行するようにする。前記方法は、
端末のスクリーンに未読メッセージ通知が表示されている場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックする位置を含む読取操作命令を取得するステップと、
前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に位置される場合に、前記ユーザーの指の指紋情報を認識するステップと、
前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップと、を含む。
【0109】
一つの実施例において、前記指紋認識機能を持つ第1の所定領域は、一つまたは複数の第2の所定領域を含み、各前記一つまたは複数の第2の所定領域は、各未読メッセージ通知が位置する領域である。
【0110】
一つの実施例において、前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に位置される場合に、前記ユーザーの指の指紋情報を認識するステップは、前記位置が指紋認識機能を持つ第1の所定領域内に位置される場合に、前記一つまたは複数の第2の所定領域のうちに、前記位置に対応する第2の所定領域を決定して前記ユーザーの指の指紋情報を認識するステップを含む。前記前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップは、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記位置に対応する第2の所定領域に設置された未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップを含む。
【0111】
一つの実施例において、前記前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップは、前記指紋情報が正当な指紋情報である場合に、ユーザーの指が前記端末のスクリーンをクリックするクリック方式が所定のクリック方式であるか否かを検出ステップと、前記クリック方式が所定のクリック方式である場合に、前記未読メッセージ通知の読取インターフェースを開くステップを含む。
【0112】
一つの実施例において、前記所定のクリック方式は、シングルクリック方式、ダブルクリック方式及び長押し方式のいずれか一つまたは複数を含む。
【0113】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を介して、本発明の他の実施態様を容易に取得することができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0114】
本発明は、上記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を逸脱しない範囲で、様々な修正や変更を行うとができる。本発明の範囲は、添付される請求の範囲のみにより限定される。