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特許6997905旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。
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  • 特許-旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。 図1
  • 特許-旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。 図2
  • 特許-旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。 図3
  • 特許-旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。 図4
  • 特許-旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。 図5
  • 特許-旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。 図6
  • 特許-旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。 図7
  • 特許-旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。 図8
  • 特許-旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。 図9
  • 特許-旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。 図10
  • 特許-旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。 図11
  • 特許-旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。 図12
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-21
(45)【発行日】2022-01-18
(54)【発明の名称】旋回機の先端から吊り下がる重さの力は旋回支点パイプの下部の下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分かれ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。
(51)【国際特許分類】
   A61G 7/14 20060101AFI20220111BHJP
   A61G 5/14 20060101ALI20220111BHJP
【FI】
A61G7/14
A61G5/14
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2021135335
(22)【出願日】2021-08-23
【審査請求日】2021-08-23
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】391014527
【氏名又は名称】中島 秀夫
(72)【発明者】
【氏名】中島 秀夫
【審査官】松江 雅人
(56)【参考文献】
【文献】特許第6850393(JP,B1)
【文献】特開2017-29276(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61G 5/14,7/10-7/14
A61H 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体移動位置から双方に対峙する柱の両側面それぞれに固定する左添え柱と右添え柱との天井裏内に位置する上下範囲の外側面それぞれを削除し、それら左右双方の添え柱の上端面それぞれに長方形角管梁の端部を載せ、載せた端部を柱に貫通ボルトで固定する事で両端部を柱に挟み止めた2本の長方形角管梁を屋根裏内の上方に水平配置し、左右双方の削除面それぞれには平角棒梁の端部の平面を当てて載せ、載せた各端部と左右双方の削除後の添え柱の幅と柱の幅とを貫通ボルトで固定する事で2本の平角棒梁を天井裏内の下方に水平配置し、平角棒の両辺を均等な長さに曲げたコの字状の両辺の上端面に平角棒を載せて固着する事で連結金物と称し、その連結金物の両辺のコの字部分を左平角棒梁と右平角棒梁との内側面内に密接に嵌め入れし、入れる連結金物は左右双方の平角棒梁の全長内に一定間隔でボルトで固定する事で左右双方の平角棒梁を横方向からの力に強い補強構造にし、身体移動位置に近い柱の隣接位置で左平角棒梁と右平角棒梁との内側面それぞれに短尺アングルの垂直辺をボルトで固定し、それら短尺アングルの水平辺それぞれに減速機盤を載せてボルト固定し、その減速機盤上に短尺の大型厚肉角パイプの開放された上下を減速機盤上に固着し、その減速機盤からはみ出た大型厚肉角パイプの一辺を削除する事でコの字形の減速機枠と称し、短尺アングルの垂直辺と右平角棒梁とを貫通し右平角棒梁の右側面に突き出たボルトの先端を動力アングルの垂直辺をも貫通させてナットで固定し、その動力アングルの水平辺上に動力盤の先端部を載せてボルトで固定し、その動力盤の後端部に取り付ける短尺アングルは幅広の添え間柱の上端部に固定し、その動力盤上に固定するブレーキ付きギアモータの出力軸に取り付けるカップリングには動力軸を取り付けし、減速機枠内に回転自在に固定する動力軸には小歯車を固定し、その小歯車に噛合わせる大歯車の回転軸には紐巻きドラムを固定し、その紐巻きドラムから巻き下がる動力紐が位置する上方の左長方形角管梁と右長方形角管梁との上辺に天秤重し盤を載せて固定し、その天秤重し盤上に固着する短尺長方形角管内に回転自在に固定する天秤重し用外輪溝付きリングに架け下がる天秤紐と動力紐とで天秤重しを吊り下げし、その天秤重しを吊り下げる動力紐を巻く紐巻きドラムを正転又は逆転させて天秤重しを上下する事で上外輪溝付きリングから天秤紐で吊り下がる被介護者は立ち座りし、他方大きな板の上端部をコの字形に成形させてコの字形大板と称し、旋回支点位置の左長方形角管梁の上辺に左コの字形大板のコの字部分を載せ被せ大板部分は左長方形角管梁の左側面と左平角棒梁の左側面とに沿い下げし、右長方形角管梁の上辺に右コの字形大板のコの字部分を載せ被せ大板部分は右長方形角管梁の右側面と右平角棒梁の右側面とに沿い下げし、左大板部分を左側面に当てた左平角棒梁の右側面には左異形アングルの垂直辺を当てて配置し、それら左大板部分と左平角棒梁と左異形アングルの垂直辺との重なりを貫通ボルトで固定し、同様に右大板部分と右平角棒梁と右異形アングルの垂直辺との重なりに貫通ボルトで固定する事で左右双方の異形アングルの水平辺が受ける重さは左右双方の平角棒梁と左右双方の長方形角管梁とが受ける事になり、それら左右双方の異形アングルの水平辺に下盤を載せてボルトで固定し、下盤の上方で長方形角管梁の左右双方それぞれの上辺に載せ被せるコの字形部分は大板部分からは内方向に曲げてありその内方向とは逆の外方向に向けた水平辺のアングルの垂直辺を左右双方の大板部分の上部それぞれに固着し、固着させたアングルの水平辺に載せる上盤を水平辺それぞれにボルトで固定し、下盤の中心に配置する下ベアリングの内径内に下から差し入れる旋回支点パイプの外周に嵌め被せる下止めパイプの下端を下ベアリングの内輪に掛け止めした状態で下止めパイプを旋回支点パイプにボルト固定し、上盤の中心に配置する上ベアリングの内径内に下から差し入れる旋回支点パイプの外周に嵌め被せる上止めパイプの上端部の突起部分を上ベアリングの内輪に掛け止めした状態で上止めパイプを旋回支点パイプにボルト固定し、さらに左大板部分と右大板部分との外側面の左右両端部それぞれの上下で上部の板面からは短尺平角棒を突き出して固着し、下部の板面からは普通長さの平角棒を突き出して固着し、それら短尺平角棒のボルト穴と普通長さの平角棒の先端部のボルト穴とを連結平角棒で連結し、普通長さの平角棒の先端部のボルトと建築構造用の梁の貫通ボルトとを長尺連結平角棒で連結する事で左右双方の平角棒梁を旋回支点位置で横方向の力に強い補強構造にし、他方旋回支点パイプの下部分に固着させる旋回機内の支点外輪溝付きリングと先端外輪溝付きリングとに架け下がる天秤紐を紐結び部品に接続し、紐結び部品から下げる延長天秤紐の下端に吊り下げホルダーを連結し、その吊り下げホルダーに結んだ釣り糸の先端の差しピンが紐結び部品のピン穴に差し込まれている場合は紐結び部品と吊り下げホルダーとは隣接位置にあり、その隣接状態をボタン操作で目前に下げて差しピンを抜き膝上に置いて吊り下げホルダーに帯紐を掛け留めし、その状態で天秤重しを床面まで降下させる事で立ち上がり、さらに上半身を傾けた方向にスリ足で車椅子まで移動し、そこで天秤重しを巻き上げて車椅子に座り身体移動を完了し、上記のように左右双方の平角棒梁の全長内に一定間隔で連結金物をボルト固定する事で左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にし、左大板部分と右大板部分との外側面の左右両端部それぞれの上下で上部の板面からは短尺平角棒を突き出して固着し、下部の板面からは普通長さの平角棒を水平に突き出して固着し、それら短尺平角棒のボルト穴と普通長さの平角棒の先端部のボルト穴とを連結平角棒で連結し、その普通長さの平角棒の先端部のボルトと建築構造用の梁の貫通ボルトとを長尺連結平角棒で連結する事で左右双方の平角棒梁を旋回支点位置で横方向に強い補強構造にした小旋回身体移動補助装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
旋回機の先端から吊り下がる重さの力は天井裏内の旋回支点パイプの下部分を保持する下ベアリングの位置では下方向と横方向とに分れ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にする事が求められる。
【背景技術】
【0002】
旋回機の先端から吊り下がる被介護者の天秤介護補助力は旋回支点パイプの下部分を保持する下ベアリングの位置で下方向と横方向とに分れ、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向に強い補強構造にする必要がある。(天秤介護補助力=体重―立ち上がる脚力―両膝関節から下の重さ)(天秤介護補助力の天秤重しの重さを被介護者に最適な重さを提供する事で身体移動とリハビリ治療はされる)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】登録第6685579号
【文献】登録第3229003号
【文献】登録第3227372号
【文献】登録第6550559号
【文献】登録第3232030号
【文献】特願2021―75709
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
旋回機の先端に吊り下がる被介護者の天秤介護補助力によって旋回支点パイプの下部分を保持する下ベアリングは横方向に強い力を受ける、その下ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向に強い補強構造にする必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、介護ルーム内の小旋回身体移動位置から双方に対峙する柱の両側面それぞれに固定する左添え柱と右添え柱との天井裏内に位置する上下範囲の外側面を削除し、削除後の左添え柱と右添え柱との上端面の左右双方それぞれに長方形角管梁の端部を載せ、それらの端部を柱に貫通ボルトで固定する事で2本の長方形角管梁を天井裏内の上方に水平配置した。
【0006】
左添え柱と右添え柱との削除面それぞれに平角棒梁の端部の平面を当て載せし、それら左右双方の平角棒梁の端部と左右双方の削除後の添え柱と柱とを貫通ボルトで固定する事で2本の平角棒梁を天井裏内の下方に水平配置し、それら左長方形角管梁の左側面と左平角棒梁の左側面とは垂直に位置し、右長方形角管梁の右側面と右平角棒の右側面とは垂直に位置した。
【0007】
平角棒の両端部をコの字状で均等に曲げた両辺の外側面と外側面とを左平角棒梁の内側面と右平角棒梁の内側面との間に密接に嵌め入れし、そのコの字状に曲げた2辺の上端面に載せて固着させる平角棒の左右双方の両端部は左右双方の平角棒梁それぞれの上端面に載るようにし、それら均等に曲げた2辺の上端面に平角棒を固着させて連結金物と称し、左右双方の平角棒梁の全長内に一定間隔で連結金物をボルトで固定する事で左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした。
【0008】
身体移動位置から近い柱の隣接位置の左平角棒梁と右平角棒梁との内側面それぞれに短尺アングルの垂直辺をボルトで固定し、それら短尺アングルの水平辺上に減速機盤を置いてボルトで固定し、その減速機盤上に短尺の大型厚肉角パイプの開放された両端を上下にする状態で減速機盤上に固着し、その減速機盤上に固着させてはみ出た一辺を削除する事でコの字形の減速機枠と称した。
【0009】
短尺アングルの垂直辺と右平角棒梁とを貫通させたボルトの先端は右平角棒梁の右側面を突き出て動力アングルの垂直辺をも貫通させる先端部をナットで固定し、その動力アングルの水平辺上に動力盤の先端部を載せてボルトで固定し、その動力盤の後端部に取り付ける短尺アングルは幅広の添え間柱の上端部に固定した。
【0010】
動力盤上に固定するブレーキ付きギアモータの出力軸に取り付けるカップリングには動力軸を取り付けし、減速機枠内に回転自在に固定する動力軸には小歯車を固定し、その小歯車に噛合わせる大歯車の回転軸には紐巻きドラムを固定し減速機枠内で回転自在にし、その紐巻きドラムから動力紐で巻下がる天秤重しを上げ下げする事で天秤重しと天秤状態の被介護者の立ち座りを自在にした。
【0011】
紐巻きドラムが巻き下げる動力紐が位置する上方の左長方形角管梁と右長方形角管梁との上辺に天秤重し盤を載せて固定し、その天秤重し盤上に固着する短尺長方形角管内に天秤重し用外輪溝付きリングを回転自在に固定し、その天秤重し用外輪溝付きリングから天秤紐で吊り下がる天秤重しとアングル枠内の上外輪溝付きリングから天秤紐で吊り下がる被介護者とを天秤状態にした。
【0012】
大きな板の上端部をコの字形に成形させてコの字形大板と称し、小旋回身体移動に位置する左長方形角管梁の上辺に左コの字形大板のコの字部分を載せ被せ大板部分は左長方形角管梁の左側面と左平角棒梁の左側面とに垂直に沿い下げし、右長方形角管梁の上辺に右コの字形大板のコの字部分を載せ被せ大板部分は右長方形角管梁の右側面と右平角棒梁の右側面とに垂直に沿い下げた。
【0013】
左側面に左大板部分を沿い当てた左平角棒梁の右側面には左異形アングルの垂直辺を配置し、それら左大板部分と左平角棒梁と左異形アングルの垂直辺とにボルトを貫通させて固定し、同様に右大板部分と右平角棒梁と右異形アングルの垂直辺との重なりにボルトを貫通させて固定し、さらに左短尺平角棒と右短尺平角棒とを左平角棒梁と右平角棒梁とのそれぞれの上端に載せる事で短尺平角棒の上端と異形アングルの垂直辺の上端とを同じ高さにし、それら左右双方の大板部分と短尺平角棒と異形アングルの垂直辺との重なりにボルトを貫通させて固定する事で左右双方の異形アングルの水平辺が受ける重さは左右双方の平角棒梁と左右双方の長方形角管梁とが受ける事になる。
【0014】
左異形アングルの水平辺と右異形アングルの水平辺とに下盤を載せてボルトで固定し、その下盤の上方で長方形角管梁の左右双方それぞれの上辺に載せ被せるコの字部分は大板部分からは内方向に曲げてあり、その内方向とは逆の外方向に向けた水平辺のアングルの垂直辺を左右双方それぞれの大板部分の上部それぞれに固着し、固着させたアングルの水平辺に載せる上盤を水平辺それぞれにボルトで固定した。
【0015】
下盤の中心穴内に固着させる下外輪枠内に下ベアリングを嵌め入れし、その下ベアリングの内径内に下から差し入れる旋回支点パイプの外周に嵌め被せる下止めパイプの下端を下ベアリングの内輪に掛け止めし、掛け止めた状態で下止めパイプを旋回支点パイプにボルトで固定し、さらに上盤の中心穴内に固着させる上外輪枠内に上ベアリングを嵌め入れし、その上ベアリングの内径内に下から差し入れる旋回支点パイプの外周に嵌め被せる上止めパイプの上端部の突起部分を上ベアリングの内輪に掛け止めし、掛け止めた状態で上止めパイプを旋回支点パイプにボルトで固定した。
【0016】
左大板部分と右大板部分との外側面の左右両端部それぞれの上下で上部の板面からは短尺平角棒を突き出して固着し、下部の板面からは普通長さの平角棒を水平に突き出して固着し、それら短尺平角棒のボルト穴と普通長さの平角棒の先端部のボルト穴とを連結平角棒で連結し、その普通長さの平角棒の先端部のボルトと建築構造用の梁の貫通ボルトとを長尺連結平角棒で連結する事で左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした。
【0017】
天井板下に位置する旋回支点パイプの下部分に固着させる旋回機内の支点外輪溝付きリングと先端外輪溝付きリングとに架け下げる天秤紐を紐結び部品に接続し、その紐結び部品から下げる延長天秤紐の下端に吊り下げホルダーを連結した。
【0018】
図7のように天秤重しが床面に着地状態で吊り下げホルダーに結んだ釣り糸の先端の差しピンが紐結び部品のピン穴に差し込まれている場合、紐結び部品と吊り下げホルダーとは旋回機の先端部の下で隣接状態であり、そこで寝台に座る被介護者は図8のようにスイッチを押して着地状態の天秤重しを回転ドラムで巻き上げし、紐結び部品と吊り下げホルダーとを目の前まで下げて停止し、そこで差しピンを紐結び部品から抜いて膝上に置いて吊り下げホルダーに帯紐を掛け留めし、そこで図9図10のように天秤重しを降下させ天秤重しを床面に着地させる事で位置決めスイッチに触れて動力は自動停止し、その着地状態は被介護者が立った状態であり、その状態で上半身をぶら下げるように上半身を傾けた方向にスリ足で車椅子まで移動し、そこでスイッチを押して天秤重しを巻き上げる事で車椅子に座り、そこでスイッチを停止させて吊り下げホルダーから帯紐を外して身体移動を完了した。
【0019】
上記のように左右双方の平角棒梁の全長内に一定間隔で連結金物をボルト固定する事で左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にし、左右双方の長方形角管梁から架け下げる左大板部分と右大板部分との外側面の左右両端部分それぞれの上下で上部の板面からは短尺平角棒を突き出して板面に固着し、下部の板面からは普通長さの平角棒を水平に突き出して板面に固着し、それら短尺平角棒のボルト穴と普通長さの平角棒の先端部のボルト穴とを連結平角棒で連結し、その普通長さの平角棒の先端部のボルトと建築構造用の梁に貫通させたボルトとを長尺連結平角棒で連結する事で左右双方の平角棒梁を旋回支点位置で横方向の力に強い補強構造にする小旋回身体移動補助装置。
【発明の効果】
【0020】
左平角棒梁と右平角棒梁との間の全長内に一定間隔で連結金物を固定する事で左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い構造にし、さらに左右双方の大板部分の外側面の両端部の上下それぞれに固着させる短尺平角棒と普通長さの平角棒とのボルト穴を連結平角棒で連結し、その普通長さの平角棒の先端部のボルトと建築構造用の梁の貫通ボルトとを長尺連結平角棒で連結する事で左右双方の平角棒梁を旋回支点位置で横方向の力に強い構造にした。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】左平角棒梁と右平角棒梁との間の全長内に一定間隔で連結金物を固定した状態の斜視図。
図2】天秤重し盤上に固着させる短尺長方形角管内の天秤重し用溝付きリングと減速機盤に固着させた減速機枠と動力盤上に固定させたブレーキ付きギアモータとの断面図。
図3】柱と左添え柱と右添え柱と減速機盤と減速機枠とブレーキ付きギアモータとの斜視図。
図4】天秤重し盤上に固着させる短尺長方形角管内の天秤重し用溝付きリングと減速機盤 上に固着させた減速機枠との斜視図。
図5】小旋回支点パイプと小旋回支点パイプの補強構造との断面図。
図6】小旋回支点パイプの構造と建築構造用の梁とを連結する長尺連結平角棒の配置図。
図7】小旋回支点パイプの補強構造の側面からの断面図。
図8】寝台に座る被介護者と車椅子と紐結び部品と吊り下げホルダーと旋回機との配置図。
図9】座る被介護者の眼前に紐結び部品と吊り下げホルダーとをスイッチで降下させた 状態図。
図10】差しピンを紐結び部品から抜いて吊り下げホルダーに装着帯の紐穴を掛け留めし スイッチで自身お吊り上げる途中の状態図。
図11】スイッチで天秤重しを床面まで降下させて直立に立って小旋回移動する状態図。
図12】吊り下げホルダーと天秤紐と延長天秤紐と紐結び部品と釣り糸の付いた差しピンとの状態図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の一実施形態で旋回支点パイプSPの下部分を保持する下ベアリングBC、その下ベアリングBCを保持する左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い構造を説明する、介護ルーム内の小旋回移動位置から双方に対峙する柱KKそれぞれの両側面に固定する左添え柱KKHと右添え柱KKMとの天井裏内の上下範囲の外側面を削除し、削除させた左添え柱KKHと右添え柱KKMとの上端面の左右双方それぞれに長方形角管梁の端部を載せ、載せた端部を柱KKに貫通ボルトBBで固定する事で2本の長方形角管梁を天井裏内の上方に水平配置した。
【0023】
左添え柱KKHと右添え柱KKMとの削除面それぞれに左右双方の平角棒梁の端部の平面を当て載せし、それら左右双方の平角棒梁の端部と左右双方の削除後の添え柱と柱KKとを横貫通ボルトBBBで固定する事で2本の平角棒梁を天井裏内の下方に水平配置した。
【0024】
平角棒の両辺をコの字状に均等に曲げた両辺それぞれの外側面と外側面とを左平角棒梁HBHの内側面と右平角棒梁HBMの内側面との間に密接に嵌め入れし、そのコの字状に曲げた両辺の上端面に載せて平角棒EEを固着させた形状を連結金物REと称し、その平角棒EEの両端部を左右双方の平角棒梁それぞれの上端面に載せ、左平角棒梁HBHと右平角棒梁HBMとを連結させる連結金物REを梁の全長内に一定間隔で嵌め入れてボルト固定する事で左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い補強構造にした。
【0025】
身体移動位置から近い柱KKの隣接位置の左平角棒梁HBHと右平角棒梁HBMとの内側面それぞれに短尺アングルANの垂直辺をボルトで固定し、それら短尺アングルANの水平辺上に減速機盤Gを置いてボルト固定し、その減速機盤G上に短尺の大型厚肉角パイプの開放された両端を上下にする状態で減速機盤G上に固着し、その減速機盤Gからはみ出させる大型厚肉角パイプの一辺を削除する事でコの字形の減速機枠GWと称した。
【0026】
短尺アングルANの垂直辺と右平角棒梁HBMとを貫通し右平角棒梁HBMの右側面に突き出たボルトの先端部を動力アングルANDの垂直辺をも貫通させてボルトの先端部をナットで固定し、その動力アングルANDの水平辺上に動力盤DBの先端部を載せてボルトで固定し、その動力盤DBの後端部に取り付ける短尺アングル部品ANSMは幅広の添え間柱SMの上端部に固定した。
【0027】
動力盤DB上に固定するブレーキ付きギアモータMの出力軸MJに取り付けるカップリングMJWには動力軸DJを取り付けし、減速機枠GW内に回転自在に固定する動力軸DJには小歯車Wを固定し、その小歯車Wに噛合わせる大歯車WWの回転軸WJには紐巻きドラムHWも固定し、それらを減速機枠GW内で回転軸WJを回転自在にし、その紐巻きドラムから巻下げる動力紐で天秤重しを吊り下げした。
【0028】
紐巻きドラムHWから巻下る動力紐HDが位置する上方の左長方形角管梁THと右長方形角管梁TMとの上辺に天秤重し盤TBを載せて固定し、その天秤重し盤TB上に固着する短尺長方形角管枠TBT内に回転自在に固定する天秤重し用外輪溝付きリングTBWから架け下げる天秤紐GTで天秤重しを吊り下げし、その天秤紐GTは上盤TB上に固着させたアングル枠TBT内の上外輪溝付きリングTBWに架け下げて被介護者に接続させて天秤重しと天秤状態にし、紐巻きドラムHWをスイッチ操作で正転又は逆回転させる事で立ち座りを自在にした。
【0029】
大きな板の上端部をコの字形に成形させてコの字形大板と称し、身体移動に位置する左長方形角管梁THの上辺に左コの字形大板CHのコの字部分を載せ被せ大板部分は左長方形角管梁THの左側面と左平角棒梁HBHの左側面とに沿い下げし、右長方形角管梁TMの上辺に右コの字形大板CMのコの字部分を載せ被せ大板部分は右長方形角管梁TMの右側面と右平角棒梁HBMの右側面とに沿い下げた。
【0030】
左側面に左大板部分CCHを沿い当てた左平角棒梁HBHの右側面には左異形アングルEAHの垂直辺を配置し、それら左大板部分CCHと左平角棒梁HBHと左異形ングルEAHの垂直辺とにボルトを貫通させて固定し、同様に右コの字形大板CMの右大板部分CCMと右平角棒梁HBMと右異形アングルEAMの垂直辺との重なりにボルトを貫通させて固定し、さらに旋回位置の左平角棒梁HBHの上端には短尺左平角棒FHを載せ右平角棒梁の上端には短尺右平角棒FMを載せる事で左右双方の短尺平角棒の上端と左右双方の異形アングルの垂直辺の上端とを同じ高さにし、それら大板部分と短尺平角棒と異形アングルの垂直辺との重なりにボルトを貫通させて固定する事で左右双方の異形アングルの水平辺が受ける重さは左右双方の平角棒梁と左右双方の長方形角管梁とが受ける事になる。
【0031】
左異形アングルEAHの水平辺と右異形アングルEAMの水平辺とに下盤EABを載せてボルトで固定し、下盤EABの上方で長方形角管梁の左右双方それぞれの上辺のコの字形部分は大板部分からは内方向に曲げ載せており、その内方向とは逆の外方向に向けた水平辺のアングルANの垂直辺を左右双方の大板部分の上部それぞれに固着し、それら大板部分の上部に固着させた左右双方のアングルANの水平辺に載せる上盤ANBを水平辺それぞれにボルト固定した。
【0032】
下盤EABの中心穴内に固着させる下外輪枠EAW内に下ベアリングBCを嵌め入れし、その下ベアリングBCの内径内に下から差し入れる旋回支点パイプSPの外周に嵌め被せる下止めパイプPCの下端を下ベアリングBCの内輪に掛け止めし、掛け止めた状態で下止めパイプPCを旋回支点パイプSPにボルトで固定し、さらに上盤ANBの中心穴内に固着させる上外輪枠ANW内に上ベアリングBUを嵌め入れし、その上ベアリングBUの内径内に下から差し入れる旋回支点パイプSPの外周に嵌め被せる上止めパイプPUの上端部の突起部分を上ベアリングBUの内輪に掛け止めし、掛け止めた状態で上止めパイプPUを旋回支点パイプSPにボルトで固定した。
【0033】
左大板部分CCHと右大板部分CCMとの外側面の左右両端部それぞれの上下で上部の板面からは短尺平角棒CHBを突き出して固着し、下部の板面からは普通長さの平角棒CHBFを突き出して固着し、それら短尺平角棒CHBのボルト穴と普通長さの平角棒CHBFの先端部のボルト穴とを連結平角棒RBで連結し、その普通長さの平角棒CHBFの先端部のボルトと建築構造用の梁KHKに貫通させたボルトとを長尺連結平角棒RRBで連結する事で左右双方の平角棒梁を旋回支点の位置で横方向の力に強い補強構造にした。
【0034】
天井板下に位置する旋回支点パイプSPの下部分に固着させた旋回機SPK内に固定する支点外輪溝付きリングWRSと先端外輪溝付きリングWRTとに架け下がる天秤紐Gを紐結び部品GBに接続し、その紐結び部品GBから下がる延長天秤紐GGの下端に吊り下げホルダーVを連結し、被介護者は寝台に座った状態で着用する装着帯の帯紐VHを吊り下げホルダーVに掛け留める事で天秤紐Gを介して天秤重しと連結し連動する被介護者は天秤重しを電動で上下させる事で立ち座りが自在になる。
【0035】
図7のように天秤重しが床面に着地状態で吊り下げホルダーVに結んだ釣り糸VEの先端に付けた差しピンVEPが紐結び部品GBのピン穴VEPAに差し込まれている場合、紐結び部品GBと吊り下げホルダーVとは旋回機SPKの先端部の下に隣接に位置し、そこで寝台に座る被介護者は図8のようにスイッチを押して着地状態の天秤重しを回転ドラムHWで巻き上げし、紐結び部品GBと吊り下げホルダーVとを目の前まで下げて停止し、そこで差しピンVEPを紐結び部品GBから抜いて膝上に置く吊り下げホルダーVに帯紐VHを掛け留めし、そこで図9図10のように天秤重しを降下させて床面に着地させる事で着地面の位置決めスイッチに触れて動力は停止し立った状態になる被介護者は上半身をぶら下げるように上半身を傾けた方向にスリ足で車椅子まで移動し、そこでスイッチを押して天秤重しを巻き上げて車椅子に座り、スイッチを押して動力を停止し、吊り下げホルダーVから帯紐VHを外して身体移動を完了した。
【0036】
上記のように左右双方の左平角棒梁HBHと右平角棒梁HBMとの全長内に一定間隔で連結金物REを嵌め入れてボルトで固定する事で左右双方の平角棒梁を横方向に強い補強構造にし、さらに左右双方の長方形角管梁に掛け下げる左大板部分CCHと右大板部分CCMとの外側面の左右両端部それぞれの上下で上部の板面からは短尺平角棒CHBを突き出して固着し、下部の板面からは普通長さの平角棒CHBFを水平に突き出して固着し、それら短尺平角棒CHBのボルト穴と普通長さの平角棒CHBFのボルト穴とを連結平角棒RBで連結し、その普通長さの平角棒CHBFの先端部のボルトと建築構造用梁KHKに貫通させたボルトとを長尺連結平角棒RRBで連結する事で左右双方の平角棒梁を旋回支点位置で横方向の力に強い補強構造にする小旋回身体移動補助装置。
【符号の説明】
【0037】
SP 旋回支点パイプ
BC 下ベアリング
BU 上ベアリング
KK 柱
KKH 左添え柱
KKM 右添え柱
BB 貫通ボルト
BBB 横貫通ボルト
TH 左長方形角管梁
TM 右長方形角管梁
HBH 左平角棒梁
HBM 右平角棒梁
RE 連結金物
EE 平角棒
AN 短尺アングル
G 減速機盤
GW 減速機枠
DB 動力盤
AND 動力アングル
ANSM 短尺アングル部品
SM 添え間柱
M ブレーキ付きギアモータ
MJ 出力軸
MJW カップリング
W 小歯車
WW 大歯車
WJ 回転軸
HW 紐巻きドラム
HD 動力紐
TB 天秤重し盤
TBT 長方形角管枠
CH 左コの字形大板
CM 右コの字形大板
EAH 左異形アングル
EAM 右異形アングル
FH 短尺左平角棒
FM 短尺右平角棒
EAB 下盤
EAW 下外輪枠
BC 下ベアリング
ANB 上盤
ANWW 上アングル枠
WRU 上外輪溝付きリング
ANW 上外輪枠
BU 上ベアリング
PC 下止めパイプ
PU 上止めパイプ
CCH 左大板部分
CCM 右大板部分
CHB 短尺平角棒
CHBF 普通長さの平角棒
RB 連結平角棒
KHK 建築構造用の梁
RRB 長尺連結平角棒
SPK 旋回機
WRS 支点外輪溝付きリング
WRT 先端外輪溝付きリング
G 天秤紐
GB 紐結び部品
GG 延長天秤紐
V 吊り下げホルダー
VE 釣り糸
VEP 釣り糸の先端に付けた差しピン
VEE 紐結び部品の側面に釣り糸を通せる縦溝
VH 帯紐
QT 天井板
CC 寝台
SS 旋回軌道
【要約】      (修正有)
【課題】ベアリングを保持する位置の左右双方の平角棒梁を横方向に強い補強構造にする。
【解決手段】平角棒梁の全長内に一定間隔で連結金物REをボルト固定する事で左右双方の平角棒梁を横方向に強い構造にし、左大板部分と右大板部分との外側面の左右両端部分それぞれの上下で上部の板面からは短尺平角棒を突き出して固着し、下部の板面からは普通長さの平角棒を水平に突き出して固着し、それら短尺平角棒のボルト穴とい普通長さの平角棒の先端部のボルト穴とを連結平角棒で連結し、その普通長さの平角棒の先端部のボルトと建築構造用の梁に貫通させたボルトとを長尺連結平角棒で連結する事で左右双方の平角棒梁を横方向の力に強い構造にした小旋回身体移動補助装置。
【選択図】図6
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12