(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-22
(45)【発行日】2022-01-18
(54)【発明の名称】所定形式ファイル生成サーバ、書類発行システム、プログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/17 20190101AFI20220111BHJP
【FI】
G06F16/17 100
(21)【出願番号】P 2017111672
(22)【出願日】2017-06-06
【審査請求日】2020-05-21
(73)【特許権者】
【識別番号】516346218
【氏名又は名称】株式会社サテライトオフィス
(74)【代理人】
【識別番号】100168538
【氏名又は名称】加藤 来
(72)【発明者】
【氏名】原口 豊
【審査官】甲斐 哲雄
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-033113(JP,A)
【文献】特開2014-174967(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワーク上の所定内容の情報を所定形式ファイルにして所定フォルダの内部に生成する所定形式ファイル生成サーバであって、
前記通信ネットワークで情報を供給する情報供給用サーバにアクセス自在なボットを有し、
前記ボットが、外部から入力された通信ネットワーク上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むとともに情報供給用サーバにアクセスしてユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を
読み込んで所定形式ファイルにして所定フォルダに生成
し、
前記ボットが複数設けられ、複数のボットが、同時進行で情報供給用サーバにアクセス自在であり、
前記ボットによるユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順に対して、ボットによるリソース内容の読み込み完了の順、ボットによる所定形式ファイルの生成開始順が異なる場合、ボットによるユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順に基づいて、ユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順が後のボットに対して、ユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順が先のボットによる所定形式ファイルの生成完了まで待機させ、
複数のボットが、前記ユニフォーム・リソース・ロケータの入力された順に所定形式ファイルの生成を完了する構成であることを特徴とする所定形式ファイル生成サーバ。
【請求項2】
前記所定形式ファイルが、ポータブル・ドキュメント・フォーマット形式のファイルであることを特徴とする請求項1に記載の所定形式ファイル生成サーバ。
【請求項3】
前記所定形式ファイルが、画像データであることを特徴とする請求項1に記載の所定形式ファイル生成サーバ。
【請求項4】
請求項1乃至請求項
3のいずれかに記載の所定形式ファイル生成サーバと、前記情報供給用サーバと、前記情報供給用サーバにアクセス自在なユーザーの端末とを有した書類発行システムであって、
前記情報供給用サーバが、書類を作成するための業務用サーバであり、
前記書類の少なくとも一部の情報が、前記ユーザーの端末を介して入力され、前記書類の情報の入力後の所定の操作により入力後の書類についてのユニフォーム・リソース・ロケータ情報が、前記所定形式ファイル生成サーバに送信される構成であることを特徴とする書類発行システム。
【請求項5】
通信ネットワーク上の所定内容の情報を所定形式ファイルにして所定フォルダの内部に生成する所定形式ファイル生成サーバのプログラムであって、
前記通信ネットワークで情報を供給する情報供給用サーバにアクセス自在なボットが、外部から入力された通信ネットワーク上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むとともに情報供給用サーバにアクセスするアクセスステップと、
前記ボットが、前記ユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を
読み込んで所定形式ファイルにして所定フォルダに生成するファイル生成ステップとを所定形式ファイル生成サーバのボットに実行させ
、
前記ボットが複数設けられ、複数のボットが、同時進行で情報供給用サーバにアクセス自在であり、
前記ファイル生成ステップにおいて、ボットによるユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順に対して、ボットによるリソース内容の読み込み完了の順、ボットによる所定形式ファイルの生成開始順が異なる場合、ボットによるユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順に基づいて、ユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順が後のボットに対して、ユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順が先のボットによる所定形式ファイルの生成完了まで待機させ、
複数のボットが、前記ユニフォーム・リソース・ロケータの入力された順に所定形式ファイルの生成を完了することを特徴とする所定形式ファイル生成サーバのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワーク上の所定内容の情報を所定形式ファイルにして所定フォルダの内部に生成する所定形式ファイル生成サーバ、所定形式ファイル生成サーバを有した書類発行システム、および所定形式ファイル生成サーバのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、印刷用データの生成に用いるテンプレートを保持するテンプレート情報記憶部と、ユーザーからの印刷用データの生成に係る設定値の入力および変更を受け付ける設定変更受付手段と、レイアウト領域への素材データの配置および整形の規則であるレイアウト規則および設定値と台紙データに基づいて印刷レイアウトを生成する印刷レイアウト生成手段と、台紙データと印刷レイアウトとを組み合わせた印刷用データを出力する印刷用データ出力手段とを有した印刷用データ生成システムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の印刷用データ生成システムは、予め作成したテンプレートを用いてPDF(ポータブル・ドキュメント・フォーマット)ファイルのような印刷用データを生成する構成であったため、生成されるデータのレイアウトを変更するためには、その都度、テンプレートを変更する必要があり、テンプレートを変更する作業がわずらわしいという問題があった。
また、ユーザーの端末に表示した内容についてPDFファイルなど所定形式ファイルに書き出す際、ユーザーはユーザーの端末に書き出し処理を実行させていたため、書き出し処理の操作に手間がかかるという問題や、書き出し処理が開始してから完了するまでユーザーは待つ必要があり作業効率が十分ではないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、ユーザーの作業負担を減らすとともに作業効率を著しく向上させ、テンプレートを用いずに所定形式ファイルを生成する所定形式ファイル生成サーバ、所定形式ファイル生成サーバを有した書類発行システム、および所定形式ファイル生成サーバのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本請求項1に係る発明は、通信ネットワーク上の所定内容の情報を所定形式ファイルにして所定フォルダの内部に生成する所定形式ファイル生成サーバであって、前記通信ネットワークで情報を供給する情報供給用サーバにアクセス自在なボットを有し、前記ボットが、外部から入力された通信ネットワーク上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むとともに情報供給用サーバにアクセスしてユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を読み込んで所定形式ファイルにして所定フォルダに生成し、前記ボットが複数設けられ、複数のボットが、同時進行で情報供給用サーバにアクセス自在であり、前記ボットによるユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順に対して、ボットによるリソース内容の読み込み完了の順、ボットによる所定形式ファイルの生成開始順が異なる場合、ボットによるユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順に基づいて、ユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順が後のボットに対して、ユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順が先のボットによる所定形式ファイルの生成完了まで待機させ、複数のボットが、前記ユニフォーム・リソース・ロケータの入力された順に所定形式ファイルの生成を完了する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0007】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された所定形式ファイル生成サーバの構成に加えて、前記所定形式ファイルが、ポータブル・ドキュメント・フォーマット形式のファイルであることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0008】
本請求項3に係る発明は、請求項1に記載された所定形式ファイル生成サーバの構成に加えて、前記所定形式ファイルが、画像データであることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0011】
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の所定形式ファイル生成サーバと、前記情報供給用サーバと、前記情報供給用サーバにアクセス自在なユーザーの端末とを有した書類発行システムであって、前記情報供給用サーバが、書類を作成するための業務用サーバであり、前記書類の少なくとも一部の情報が、前記ユーザーの端末を介して入力され、前記書類の情報の入力後の所定の操作により入力後の書類についてのユニフォーム・リソース・ロケータ情報が、前記所定形式ファイル生成サーバに送信される構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0012】
本請求項5に係る発明は、通信ネットワーク上の所定内容の情報を所定形式ファイルにして所定フォルダの内部に生成する所定形式ファイル生成サーバのプログラムであって、前記通信ネットワークで情報を供給する情報供給用サーバにアクセス自在なボットが、外部から入力された通信ネットワーク上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むとともに情報供給用サーバにアクセスするアクセスステップと、前記ボットが、前記ユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を読み込んで所定形式ファイルにして所定フォルダに生成するファイル生成ステップとを所定形式ファイル生成サーバのボットに実行させ、前記ボットが複数設けられ、複数のボットが、同時進行で情報供給用サーバにアクセス自在であり、前記ファイル生成ステップにおいて、ボットによるユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順に対して、ボットによるリソース内容の読み込み完了の順、ボットによる所定形式ファイルの生成開始順が異なる場合、ボットによるユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順に基づいて、ユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順が後のボットに対して、ユニフォーム・リソース・ロケータの読み込み開始順が先のボットによる所定形式ファイルの生成完了まで待機させ、複数のボットが、前記ユニフォーム・リソース・ロケータの入力された順に所定形式ファイルの生成を完了することにより、前述した課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の所定形式ファイル生成サーバは、所定内容の情報を所定形式ファイルにして所定フォルダの内部に生成することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0014】
本請求項1に係る発明の所定形式ファイル生成サーバによれば、ユーザーが端末を操作してユニフォーム・リソース・ロケータ(以下、URL)を所定形式ファイル生成サーバに直接的または間接的に入力するだけでそのURLのリソース内容がボットによって所定形式ファイルに書き出されるため、テンプレートを用いずに所定形式ファイルを生成するとともにユーザーの作業負担を減らすことができる。
さらに、ユーザーが端末を介してURLを入力した後はユーザーの端末においてそのURLに関するタスクがなくなるため、ユーザーは端末を用いて別の作業をすることができ、作業効率を著しく向上させることができる。
また、複数のボットが同時進行でタスクをこなし、そのタスクを終了したボットがすぐに次のタスクに取りかかるため、処理速度を著しく向上させることができる。
さらに、URLの入力順にURLと対応する所定形式ファイルが生成されて、タスクが所謂、先入れ先出しで行われるため、所定形式ファイルが複数あることによる混乱を回避することができる。
【0015】
本請求項2に係る発明の所定形式ファイル生成サーバによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、フォントデータが埋め込まれるとともにデータが圧縮されるため、電子ファイルとして端末の環境設定に依存することなく管理することができる。
さらに、比較的小さいデータサイズで電子メールやチャットなどの通信アプリケーションソフトに添付して相手に送信することができるとともに相手方の端末の環境設定に依存せず相手方の端末に表示させることができる。
【0016】
本請求項3に係る発明の所定形式ファイル生成サーバによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、請求項2に係る発明が奏する効果と同様、電子メールやチャットなどの通信アプリケーションソフトに添付して相手に送信することができるとともに相手方の端末の環境設定に依存せず相手方の端末に表示させることができる。
【0019】
本請求項4に係る発明の書類発行システムによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果と同様、書類発行業務において、ユーザーが端末を操作してURLを所定形式ファイル生成サーバに直接的または間接的に入力するだけでそのURLのリソース内容がボットによって所定形式ファイルに書き出されるため、テンプレートを用いずに所定形式ファイルを生成するとともにユーザーの作業負担を減らすことができる。
さらに、ユーザーが端末を操作してURLが送信された後、ユーザーの端末においてそのURLに関するタスクがなくなるため、ユーザーは端末を用いて別の案件の書類作成作業をすることができ、作業効率を著しく向上させることができる。
【0020】
本請求項5に係る発明の所定形式ファイル生成サーバのプログラムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、ユーザーが端末を操作してURLを所定形式ファイル生成サーバに直接的または間接的に入力するだけでそのURLのリソース内容がボットによって所定形式ファイルに書き出されるため、テンプレートを用いずに所定形式ファイルを生成するとともにユーザーの作業負担を減らすことができる。
さらに、ユーザーが端末を介してURLを入力した後はユーザーの端末においてそのURLに関するタスクがなくなるため、ユーザーは端末を用いて別の作業をすることができ、作業効率を著しく向上させることができる。
また、複数のボットが同時進行でタスクをこなし、そのタスクを終了したボットがすぐに次のタスクに取りかかるため、処理速度を著しく向上させることができる。
さらに、URLの入力順にURLと対応する所定形式ファイルが生成されて、タスクが所謂、先入れ先出しで行われるため、所定形式ファイルが複数あることによる混乱を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の実施例である所定形式ファイル生成サーバを有した書類発行システムを示す概念図。
【
図2】本発明の実施例である所定形式ファイル生成サーバのチャート図。
【
図3】本発明の実施例である書類発行システムの入力画面を示す図。
【
図4】本発明の実施例である書類発行システムのタスクを示す概念図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の所定形式ファイル生成サーバは、通信ネットワークで情報を供給する情報供給用サーバにアクセス自在なボットを有し、ボットが、外部から入力された通信ネットワーク上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むとともに情報供給用サーバにアクセスしてユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を所定形式ファイルにして所定フォルダに生成する構成であることにより、テンプレートを用いずに所定形式ファイルを生成し、ユーザーの作業負担を減らすとともに、ユーザーが端末を操作してURLが送信された後、ユーザーが端末を用いて別の作業をすることができ、作業効率を著しく向上させることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明の書類発行システムは、上記の所定形式ファイル生成サーバと、情報供給用サーバと、情報供給用サーバにアクセス自在なユーザーの端末とを有した書類発行システムであって、情報供給用サーバが、書類を作成するための業務用サーバであり、書類の少なくとも一部の情報が、ユーザーの端末を介して入力され、書類の情報の入力後の所定の操作により入力後の書類についてのユニフォーム・リソース・ロケータ情報が、所定形式ファイル生成サーバに送信される構成であることにより、ユーザーが端末を操作してURLが送信された後、ユーザーが端末を用いて別の案件の書類作成作業をすることができ、作業効率を著しく向上させることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
さらに、本発明の所定形式ファイル生成サーバのプログラムは、通信ネットワークで情報を供給する情報供給用サーバにアクセス自在なボットが、外部から入力された通信ネットワーク上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータを読み込むとともに情報供給用サーバにアクセスするアクセスステップと、ボットが、ユニフォーム・リソース・ロケータのリソース内容を所定形式ファイルにして所定フォルダに生成するファイル生成ステップとを所定形式ファイル生成サーバのボットに実行させることにより、テンプレートを用いずに所定形式ファイルを生成し、ユーザーの作業負担を減らすとともに、ユーザーが端末を操作してURLが送信された後、ユーザーが端末を用いて別の作業をすることができ、作業効率を著しく向上させることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
【0023】
例えば、ユニフォーム・リソース・ロケータについての外部からの入力は、ユーザーの端末から所定形式ファイル生成サーバへ直接入力される構成でもよいし、ユーザーの端末の操作をトリガーとして情報供給用サーバなど他のコンピュータから所定形式ファイル生成サーバへ間接的に入力される構成でもよい。
ユーザーの端末は、パーソナルコンピュータ端末、タブレット端末、携帯電話端末、スマートフォン端末など、情報供給用サーバと通信自在なものであれば如何なるものであっても構わない。
また、所定フォルダは、所定形式ファイル生成サーバの内部に設けられていてもよいし、所定形式ファイル生成サーバの外部の例えば、ユーザーの端末内に設けられていてもよい。所定フォルダの数は、1つに限らず、複数でもよい。
さらに、所定形式ファイル生成サーバは、通信ネットワークで情報を供給する情報供給用サーバと一体の構成でもよいし、別体の構成でもよい。
所定形式のファイルは、所謂、PDFと呼ばれているポータブル・ドキュメント・フォーマット形式のファイルや、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、PNG(Portable Network Graphic)、GIF(Graphics Interchange Format)、BMP(bitmap graphics)などの画像データファイルなど電子データとして管理しやすいものであれば如何なるものであっても構わない。
本発明において、通信ネットワークには、インターネットのような広域のネットワークだけでなく、ローカルエリアネットワークも含まれる。
また、業務用サーバを用いて作成する書類は、見積書、請求書、設計書、顧客管理台帳、顧客管理書類、発注書、取引契約書などビジネス書類であれば如何なるものであっても構わない。
【実施例】
【0024】
以下に、本発明の実施例である所定形式ファイル生成サーバを有した書類発行システム100について、
図1乃至
図4に基づいて説明する。
ここで、
図1は、本発明の実施例である所定形式ファイル生成サーバを有した書類発行システム100を示す概念図であり、
図2は、本発明の実施例である所定形式ファイル生成サーバのチャート図であり、
図3は、本発明の実施例である書類発行システム100の入力画面を示す図であり、
図4は、本発明の実施例である書類発行システム100のタスクを示す概念図である。
なお、
図4の横軸は時間を示す。
【0025】
本発明の実施例である書類発行システム100は、
図1に示すように、所定形式ファイル生成サーバとしてのPDF生成サーバ110と、情報供給用サーバの一例である業務用サーバ120と、業務用サーバ120にアクセス自在なユーザーの端末の一例であるコンピュータ端末130とを有している。
このうち、PDF生成サーバ110は、通信ネットワーク上の所定内容の情報を所定形式ファイルの一例であるポータブル・ドキュメント・フォーマット形式のファイル(以下、PDFファイル)にして所定フォルダとしての生成先フォルダ112の内部に生成するように設けられている。
生成先フォルダ112の場所は、PDF生成サーバ110の内部でもよいし、外部の例えば、ユーザーのコンピュータ端末130の内部でもよいし、業務用サーバ120の内部や図示しない共有サーバの内部でもよい。
【0026】
具体的に、PDF生成サーバ110は、通信ネットワークとしてのインターネットで情報を供給する情報供給用サーバとしての業務用サーバ120にアクセス自在なボットであるブラウザボット111を有している。
ブラウザボット111は、ブラウザのようにインターネットで情報を供給する業務用サーバ120にアクセスするとともにインターネットページを仮想表示自在に構成されている。
さらに、ブラウザボット111が、外部から入力されたインターネット上のリソース特定情報であるユニフォーム・リソース・ロケータ(以下、URL)を読み込むとともに業務用サーバ120にアクセスしてURLのリソース内容をPDFファイルFLにして生成先フォルダ112の内部に生成するように構成されている。
ここで、URLの入力については、ユーザーがコンピュータ端末130の表示画面に表示させた業務用サーバ120の入力欄に直接入力する構成でもよいし、ユーザーのコンピュータ端末130の操作をトリガーとして業務用サーバ120からPDF生成サーバ110へ間接的に入力される構成でもよい。
【0027】
これにより、ユーザーがコンピュータ端末130を操作してURLを業務用サーバ120に直接的または間接的に入力するだけでそのURLのリソース内容がブラウザボット111によってPDFファイルFLに書き出される。
その結果、テンプレートを用いずにPDFファイルFLを生成するとともにユーザーの作業負担を減らすことができる。
さらに、ユーザーがコンピュータ端末130を介してURLを入力した後、ユーザーのコンピュータ端末130においてそのURLに関するタスクがなくなる。
その結果、ユーザーはコンピュータ端末130を用いて別の作業をすることができ、作業効率を著しく向上させることができる。
【0028】
以下、ユーザーがコンピュータ端末130を用いて書類の一例である見積書や請求書を作成する際の、見積書や請求書のPDFファイルFLが生成される様子を説明する。
図2に示すように、ステップS1では、ブラウザボット111が、外部からURLの入力があったか否かを判定する。
例えば、
図3に示すように、ユーザーがコンピュータ端末130を用いて業務用サーバ120と通信し、コンピュータ端末130のブラウザに見積書作成画面WVを表示させて見積書を作成しているとする。
【0029】
ユーザーが見積書作成画面WV上で見積書の作成を開始したときに、この見積書作成画面WVについてのURL情報が、業務用サーバ120において生成される。
ユーザーは、見積書作成画面WV上で、コンピュータ端末130を用いて、作成日、見積書No.会社名、作成者、商品名や数量など、少なくとも一部の情報を入力する。
そして、情報の入力が終了すると、ユーザーは、見積書作成画面WVの入力終了PDF生成ボタンBTを押す。
すると、入力終了PDF生成ボタンBTをトリガーとして、見積書作成画面WVについてのURL情報が、業務用サーバ120からPDF生成サーバ110へ送信され、PDF生成サーバ110が、そのURL情報を受信する。
つまり、URL情報が、PDF生成サーバ110に入力される。
【0030】
すると、ブラウザボット111は、URL情報の入力があったと判定し、ステップS2へ進む。
他方、否と判定した場合は、ステップS1を繰り返す。
なお、入力終了PDF生成ボタンBTをトリガーとして、見積書作成画面WVについてのURL情報が、業務用サーバ120からPDF生成サーバ110へ送信される構成としたが、入力終了PDF生成ボタンBTをトリガーとして、ユーザーのコンピュータ端末130からPDF生成サーバ110へ送信されるように構成してもよい。
また、見積書作成開始時にURL情報が、業務用サーバ120において生成される構成としたが、入力終了PDF生成ボタンBTをトリガーとして、見積書作成画面WVについてのURL情報が、業務用サーバ120において生成されるとともに業務用サーバ120からPDF生成サーバ110へ送信されるように構成してもよい。
【0031】
ステップS2では、ブラウザボット111が、URL情報を読み込むとともに業務用サーバ120へアクセスし、ステップS3へ進む。
ステップS3では、ブラウザボット111が、業務用サーバ120の内部にあるURLのリソース内容であるHTML(HyperText Markup Language)形式の見積書の情報を読み込んで仮想表示するとともに、そのURLのリソース内容である見積書についてのPDFファイルFLを生成先フォルダ112の内部に生成する。
【0032】
これにより、書類発行業務において、ユーザーがコンピュータ端末130を操作してURLが送信された後、ユーザーのコンピュータ端末130においてそのURLに関するタスクがなくなる。
その結果、ユーザーはコンピュータ端末130を用いて別の案件の書類作成作業をすることができ、作業効率を著しく向上させることができる。
つまり、ユーザーがコンピュータ端末130でPDF作成ソフトウエアを用いて見積書のPDFファイルFLを書き出す作業をする必要がないため、ユーザーの作業負担を減らすことができる。
さらに、ユーザーのコンピュータ端末130がPDFファイルFLの書き出しを行う必要がないため、1つの見積書の入力を終えたら直ちに次の見積書の入力にとりかかることができる。
【0033】
また、生成される所定形式ファイルが、PDFファイルFLであることにより、フォントデータが埋め込まれるとともにデータが圧縮される。
その結果、電子ファイルとして端末の環境設定に依存することなく管理することができる。
さらに、比較的小さいデータサイズで電子メールやプッシュ通知するチャットなどの通信アプリケーションソフトに添付して相手に送信することができるとともに相手方の端末の環境設定に依存せず相手方の端末に表示させることができる。
なお、生成される所定形式ファイルが、JPEG形式、PNG形式、GIF形式、BMP形式などの画像データである場合も同様である。その詳しい説明は省略する。
【0034】
例えば、
図4に示すように、ユーザーがコンピュータ端末130で見積書A案、見積書B案、見積書C案、見積書D案などと複数の見積書を連続して作成し、それぞれの見積書作成画面WVに対応するURLを、見積書A案、見積書B案、見積書C案、見積書D案の順でタイミングをずらして送信したとする。
そして、PDF生成サーバ110が、見積書A案、見積書B案、見積書C案、見積書D案の順でそれぞれ対応するURLを受信したとする。
ここで、PDF生成サーバ110は、複数のブラウザボット111を有し、複数のブラウザボット111が、同時進行で業務用サーバ120にアクセス自在に設けられている。
【0035】
これにより、複数のブラウザボット111が同時進行で業務用サーバ120にアクセスしてURLのリソース内容である見積書のPDFファイルFLを生成するタスクをこなし、そのタスクを終了したブラウザボット111がすぐに次のタスクに取りかかる。
その結果、PDF生成サーバ110の処理速度を著しく向上させることができる。
具体的に、待機していた複数のブラウザボット111は、連続して受信したURLを待機順に1つずつ読み込んで、業務用サーバ120にアクセスする。
そして、複数のブラウザボット111は、URLのリソース内容である見積書の情報を読み込んで仮想表示するとともに、そのURLのリソース内容である見積書についてのPDFファイルFLを生成先フォルダ112の内部に生成する。
【0036】
さらに本実施例において、この際、複数のブラウザボット111は、URLの入力された順にPDFファイルFLを生成するように構成されている。
例えば、見積書C案の情報量が見積書B案の情報量よりもずっと少ないことにより、見積書C案の情報の読み込み完了のタイミングが、見積書B案の情報の読み込み完了のタイミングより早く、見積書C案のPDF生成開始のタイミングが、見積書B案のPDF生成開始のタイミングより早かったとする。
この場合、見積書C案の情報を読み込んだブラウザボット111は、URLの受信順に基づいて、見積書B案の情報を読み込んだブラウザボット111による見積書B案のPDFファイルFLの生成が完了するまで待機し、見積書B案のPDFファイルFLの生成が完了した後に、見積書C案のPDFファイルFLの生成を完了させる。
【0037】
これにより、見積書作成画面WVに対応するURLの入力順にURLのリソース内容である見積書のPDFファイルFLがそれぞれ生成されて、タスクが所謂、先入れ先出しで行われる。
その結果、見積書のPDFファイルFLが複数あることによる混乱を回避することができる。
【0038】
なお、生成した見積書のPDFファイルFLを、ユーザーのコンピュータ端末130へ電子メールやプッシュ通知するチャットで生成完了した旨を通知するとともに、見積書のPDFファイルFLを添付で送信してもよい。
また、本実施例では、情報供給用サーバの一例として、見積書および請求書の少なくとも一方を作成するための業務用サーバ120を例に挙げて説明したが、情報供給用サーバは、天気予報サイトやニュースサイトなど一般的なインターネットサイト(インターネットページ)で情報を供給するものでもよい。
さらに、複数のブラウザボット111が、URLの入力された順にPDFファイルFLを生成する構成としたが、URLの入力された順に関わらずに順次PDFファイルFLを生成するように構成してもよい。
【0039】
このようにして得られた本発明の実施例である所定形式ファイル生成サーバの一例であるPDF生成サーバ110は、通信ネットワークで情報を供給する情報供給用サーバの一例である業務用サーバ120にアクセス自在なボットであるブラウザボット111を有し、ブラウザボット111が、外部から入力された通信ネットワーク上のリソース特定情報であるURLを読み込むとともに業務用サーバ120にアクセスしてURLのリソース内容を所定形式ファイルの一例であるPDFファイルFLにして所定フォルダとしての生成先フォルダ112に生成する構成であることにより、テンプレートを用いずにPDFファイルFLを生成し、ユーザーの作業負担を減らすとともに、ユーザーがコンピュータ端末130を操作してURLが送信された後、ユーザーはコンピュータ端末130を用いて別の作業をすることができ、作業効率を著しく向上させることができる。
【0040】
さらに、所定形式ファイルが、ポータブル・ドキュメント・フォーマット形式のPDFファイルFLであることにより、電子ファイルとして端末の環境設定に依存することなく管理することができ、比較的小さいデータサイズで電子メールやチャットなどの通信アプリケーションソフトに添付して相手に送信することができるとともに相手方の端末の環境設定に依存せず相手方の端末に表示させることができる。
所定形式ファイルが、JPEG形式、PNG形式、GIF形式、BMP形式などの画像データである場合も同様に、電子メールやチャットなどの通信アプリケーションソフトに添付して相手に送信することができるとともに相手方の端末の環境設定に依存せず相手方の端末に表示させることができる。
【0041】
また、ブラウザボット111が複数設けられ、複数のブラウザボット111が、同時進行で業務用サーバ120にアクセス自在であることにより、PDF生成サーバ110の処理速度を著しく向上させることができる。
さらに、複数のブラウザボット111が、URLの入力された順にPDFファイルFLを生成する構成であることにより、PDFファイルFLが複数あることによる混乱を回避することができる。
【0042】
本発明の実施例である書類発行システム100は、所定形式ファイル生成サーバの一例であるPDF生成サーバ110と、情報供給用サーバの一例である業務用サーバ120と、業務用サーバ120にアクセス自在なユーザーの端末の一例であるコンピュータ端末130とを有し、情報供給用サーバが、書類の一例である見積書を作成するための業務用サーバ120であり、見積書の少なくとも一部の情報が、ユーザーのコンピュータ端末130を介して入力され、見積書の情報の入力後の所定の操作により入力後の見積書についてのURL情報が、PDF生成サーバ110に送信される構成であることにより、ユーザーがコンピュータ端末130を操作してURLが送信された後、ユーザーはコンピュータ端末130を用いて別の案件の書類作成作業をすることができ、作業効率を著しく向上させることができる。
【0043】
本発明の本実施例である所定形式ファイル生成サーバの一例であるPDF生成サーバ110のプログラムは、通信ネットワークで情報を供給する情報供給用サーバの一例である業務用サーバ120にアクセス自在なボットの一例であるブラウザボット111が、外部から入力された通信ネットワーク上のリソース特定情報であるURLを読み込むとともに業務用サーバ120にアクセスするアクセスステップと、ブラウザボット111が、URLのリソース内容を所定形式ファイルの一例であるPDFファイルFLにして所定フォルダとしての生成先フォルダ112に生成するファイル生成ステップとをPDF生成サーバ110のブラウザボット111に実行させることにより、テンプレートを用いずにPDFファイルFLを生成し、ユーザーの作業負担を減らすとともに、ユーザーがコンピュータ端末130を操作してURLが送信された後、ユーザーはコンピュータ端末130を用いて別の作業をすることができ、作業効率を著しく向上させることができるなど、その効果は甚大である。
【符号の説明】
【0044】
100 ・・・ 書類発行システム
110 ・・・ PDF生成サーバ(所定形式ファイル生成サーバ)
111 ・・・ ブラウザボット(ボット)
112 ・・・ 生成先フォルダ(所定フォルダ)
120 ・・・ 業務用サーバ(情報供給用サーバ)
130 ・・・ ユーザーのコンピュータ端末
FL ・・・ PDFファイル(所定形式ファイル)
WV ・・・ 見積書作成画面
BT ・・・ 入力終了PDF生成ボタン