IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ オライリー ウィンシップ エルエルシーの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-22
(45)【発行日】2022-02-04
(54)【発明の名称】照明付きコンセントカバー
(51)【国際特許分類】
   H01R 25/00 20060101AFI20220128BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20220128BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20220128BHJP
   F21V 33/00 20060101ALI20220128BHJP
   H01R 13/717 20060101ALI20220128BHJP
   H05B 47/11 20200101ALI20220128BHJP
   H05B 47/17 20200101ALI20220128BHJP
   F21S 9/02 20060101ALN20220128BHJP
   F21Y 101/00 20160101ALN20220128BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20220128BHJP
   F21Y 115/15 20160101ALN20220128BHJP
【FI】
H01R25/00 G
F21V23/00 113
F21V23/00 140
F21V23/04 150
F21V33/00 300
H01R13/717
H05B47/11
H05B47/17
F21S9/02 200
F21Y101:00 100
F21Y115:10
F21Y115:15
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2020564005
(86)(22)【出願日】2019-05-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-08-02
(86)【国際出願番号】 US2019032940
(87)【国際公開番号】W WO2019222672
(87)【国際公開日】2019-11-21
【審査請求日】2020-11-27
(31)【優先権主張番号】16/381,822
(32)【優先日】2019-04-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/984,005
(32)【優先日】2018-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520438361
【氏名又は名称】オライリー ウィンシップ エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】O’REILLY WINSHIP,LLC
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】オライリー、マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ウィンシップ、ドニー
【審査官】鈴木 重幸
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0222364(US,A1)
【文献】特開平01-204389(JP,A)
【文献】特開平05-100624(JP,A)
【文献】特開2011-049100(JP,A)
【文献】特開平08-102201(JP,A)
【文献】特開平08-288073(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2003/0092297(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2006/0073731(US,A1)
【文献】特表2002-538579(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0032594(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第105490099(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 25/00
F21V 23/00 - 99/00
H01R 13/717
F21S 9/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンセントカバーであって、
フェースプレート及びバックプレートと、
前記バックプレートから延び、導電体を有する少なくとも1つのアームと、
周囲光を検出するためのセンサと、
前記コンセントカバーに取り付けられ、少なくとも1つの方向インジケータを含む光源と、
前記光源に結合され、少なくとも2つの動作モードを有する制御回路と、
前記制御回路に結合され、少なくとも2つの動作モードを切り替えるためのユーザにより操作されるスイッチとを備え、
少なくとも2つの動作モードは、非常灯モードと常夜灯及び非常灯モードであり、
常夜灯及び非常灯モードにより常夜灯モードと同時に非常灯モードが利用され続ける、コンセントカバー。
【請求項2】
請求項1に記載のコンセントカバーにおいて、
前記バックプレートは、前記フェースプレートに取り外し可能に結合されている、コンセントカバー。
【請求項3】
請求項1に記載のコンセントカバーにおいて、
前記フェースプレートおよび前記バックプレートは、少なくとも1つのコンセント開口部を形成する、コンセントカバー。
【請求項4】
請求項1に記載のコンセントカバーにおいて、
少なくとも1つのアームは、前記バックプレートに取り外し可能に結合されている、コンセントカバー。
【請求項5】
請求項1に記載のコンセントカバーにおいて、
前記導電体は、前記制御回路に結合されている、コンセントカバー。
【請求項6】
請求項1に記載のコンセントカバーにおいて、
前記センサは、フォトダイオードである、コンセントカバー。
【請求項7】
請求項1に記載のコンセントカバーにおいて、
前記光源は、レンズに接続されている、コンセントカバー。
【請求項8】
請求項1に記載のコンセントカバーにおいて、
前記光源は、更に、少なくとも1つのLEDを含む、コンセントカバー。
【請求項9】
請求項1に記載のコンセントカバーは、更に、
サウンドエミッタを含む、コンセントカバー。
【請求項10】
請求項1に記載のコンセントカバーは、更に
前記制御回路に結合された電池を備える、コンセントカバー。
【請求項11】
請求項1に記載のコンセントカバーは、更に、
少なくとも1つの方向インジケータの方向を選択するための第2のスイッチを備える、コンセントカバー。
【請求項12】
請求項11に記載のコンセントカバーにおいて、
前記第2のスイッチは、少なくとも1つの方向インジケータについて、右、左、または両方から選択する、コンセントカバー。
【請求項13】
コンセントカバーシステムであって、
入力電源から電圧を受け取るための少なくとも1つの導電体と、
前記入力電源からの電圧を調節し、調節された電圧を生成するための電圧調節回路と、
調節された電圧からエネルギを蓄えるための電池と、
制御回路によって電池および調節された電圧に接続された光源であって、少なくとも1つの方向インジケータを含む光源と、
前記制御回路に結合され、環境条件を検出するための少なくとも1つのセンサと、
前記制御回路に接続され、前記光源、前記電池、および前記調節された電圧の間の接続を制御するためのスイッチと、
少なくとも1つの方向インジケータの方向を選択するための第2のスイッチと
備える、コンセントカバーシステム。
【請求項14】
請求項13に記載のコンセントカバーシステムにおいて、
前記電圧調節回路は、電圧調節器を含む、コンセントカバーシステム。
【請求項15】
請求項13に記載のコンセントカバーシステムにおいて、
前記少なくとも1つの導電体は、前記電圧調節回路に結合されている、コンセントカバーシステム。
【請求項16】
請求項13に記載のコンセントカバーシステムにおいて、
前記調節された電圧は、DC電圧である、コンセントカバーシステム。
【請求項17】
請求項13に記載のコンセントカバーシステムにおいて、
前記制御回路は、少なくとも2つの動作モードを有する、コンセントカバーシステム。
【請求項18】
請求項17に記載のコンセントカバーシステムにおいて、
前記少なくとも2つの動作モードは、非常灯モードおよび常夜灯モードである、コンセントカバーシステム。
【請求項19】
請求項18に記載のコンセントカバーシステムにおいて、
前記非常灯モードは、更に、前記電池を前記光源に結合することを含む、コンセントカバーシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、発光デバイスに関する。より具体的には、本開示は、照明付きコンセントカバーのための装置及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
常夜灯や非常用照明装置は何年も前から身の回りにあるが、それぞれに欠点がある。特に、常夜灯では、少なくとも1つのコンセントまたはソケットが使用されるが、場合によっては、両方のコンセントが常夜灯で使用される。これらの照明も非常に熱くなる可能性があり、子供の毛布やぬいぐるみなど、部屋にある物が常夜灯に長時間接触すると、火災を引き起こすおそれがあり、実際に火災が発生する可能性がある。非常灯の場合、通常、停電以外の目的で光を利用できる操作方法はない。さらに、これらの照明は、通常、従来の電気プラグコンセントまたはソケットの両方ではないにしても、少なくとも1つのコンセントを使用する。
【0003】
これらの装置の更なる欠点の1つとして、常夜灯および非常灯の二重操作のための方法または手段がないことがある。多くの場合、常夜灯は、停電時に電力を供給できないコンセントまたはソケットに差し込む必要があるため、非常灯として機能することができない。多くの常夜灯は、光検出器または太陽電池を含まないため、昼光または他の光源がいつ常夜灯をオフにし、およびまたは常夜灯を冷やすのに十分であるのかを判断できない。逆に、非常灯は、常夜灯として使用するのに役立たない。非常灯は、停電を検出する回路と共に、停電時に強力で高輝度な光を生成するのに利用される大型の電池または他のエネルギー源を必要とするためである。これらの非常灯は、多くの場合、建物全体の電池バックアップシステムにまとめて接続されている。しかしながら、非常灯は、電池バックアップシステムに接続されていない通路や部屋に照明を提供することはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術の不利な点が解消された照明付きコンセントカバーのための装置およびシステムを有することは有利であり、本開示は、そのような装置およびシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、照明装置に関する。照明装置は、家庭、企業、保管場所、および電力を供給できるあらゆる場所で利用される。照明装置は、電源から電力信号を受信することができる。したがって、一態様では、本開示は、コンセントまたはソケットカバー内に組み込まれた照明装置に関する。照明装置は、プラグ、コンセント、およびまたはスイッチの接点を介してコンセントから電力を受け取ることができる。
【0006】
別の態様では、本開示は、コンセントまたはソケットカバー内に組み込まれた常夜灯装置に関する。小さな子供や夜中に起きていなければならない人などに少量の光を提供する。さらに別の態様では、本開示は、停電時に使用するための非常灯を対象とする。停電が発生すると、照明装置は、照明装置が配置された領域および環境に光を提供するために光源を作動させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の特徴であると考えられる新規の特徴は、添付の特許請求の範囲に記載されている。しかしながら、本開示、ならびに好ましい使用形態、その目的および利点は、添付の図面と併せて読むことにより、例示的な実施形態の以下の詳細な説明を参照することで、最もよく理解される。
図1A】コンセントカバーを正面から見た斜視図。
図1B】コンセントカバーを背面から見た斜視図。
図2】コンセントカバーを背面から見た分解図。
図3】コンセントカバーの正面図。
図4】コンセントカバーの側面図。
図5】光源の図。
図6A】別例のコンセントカバーを背面から見た斜視図。
図6B】別例のコンセントカバーを背面から見た斜視図。
図7】発光装置のブロック図。
図8A】発光装置の一部の概略図。
図8B】発光装置の一部の概略図。
図9A】方向インジケータを備えたコンセントカバーを正面から見た斜視図。
図9B】方向インジケータを備えたコンセントカバーを背面から見た斜視図。
図10】方向インジケータを備えたコンセントカバーの正面図。
図11】コンセントカバーシステムのブロック図。
図12】方向インジケータを備えたコンセントカバーの正面図。
図13A】コンセントカバー用の光源の図。
図13B】コンセントカバー用の延長部を備えた光源の図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、本開示の一実施形態について説明する。図1Aは、コンセントカバー100Aを正面から見た斜視図である。コンセントカバー100Aは、フェースプレート102を有する。フェースプレート102は、コンセント開口部、または一組のコンセント開口部110Aおよびまたは110Bを有する。本開示の一実施形態では、フェースプレート102は、コンセント用のフェースプレートであるが、他のフェースプレートおよびまたはカバーがコンセントカバー100Aと置き換えられる。他のフェースプレートおよびまたは開口部は、コンセント、照明スイッチ、警報ボックス、サーモスタット、およびまたは電力に接続された物体またはデバイスを含むが、これらに限定されない。
【0009】
フェースプレート102およびまたはバックプレート(図示せず)は、コンセントカバー100Aから延びるか、コンセントカバー100Aに固定されるか、取り付けられるアーム106を有する。また、アーム106は、電源、即ち、常夜灯およびまたは非常灯回路に電力を供給するための電気エネルギーに接続される導電体を有する。コンセントカバー100Aは、固定開口部112を介してコンセントまたはスイッチに接続される。固定開口部112は、ねじ、釘、クリップ、接着剤、のり、合成材料、蟻継ぎ、舌と溝、支柱と穴、スナップまたはスナップに類似の接続といった任意の固定、取り付け手段または方法、あるいはそれらの組み合わせを可能にする。
【0010】
図1Bは、コンセントカバー100Bを背面から見た斜視図である。コンセントカバー100Bは、フェースプレート102を有する。また、コンセントカバー100Bは、本開示の一実施形態では、取り外し可能に結合されるバックプレート104を有する。バックプレート104は、固定具103A、103B、103C、およびまたは103D(集合的には103)の組を介して、フェースプレート102に対し取り外し可能に結合される。フェースプレート102およびバックプレート104は、ねじ、釘、クリップ、接着剤、のり、合成材料、蟻継ぎ、舌および溝、支柱および穴、スナップまたはスナップに類似の接続といった他の固定具、他の取り付け手段または方法、あるいはそれらの任意の組み合わせにより、取り外し可能に結合される。
【0011】
バックプレート104は、第1のアーム106Aおよびまたは第2のアーム106B(集合的にはアーム106、または少なくとも1つのアーム)を有する。アーム106は、バックプレート104から延びるか、固定具を介して、バックプレート104に取り付けられるか、およびまたは固定される。アーム106は、アーム106内に取り付けられるか、固定されるか、収容される導電体108(または少なくとも1つの導電体)を有する。導電体108は、バンプ、正方形、ばね、ブロック、タブ、または他の導電性材料およびまたは形状を有するが、これらに限定されない。導電体108は、電源または電気信号に取り付けられるか、接続される。本開示の一実施形態では、電源または電気信号は、交流(「AC」)電圧である。
【0012】
電源およびまたは電気信号は、従来のコンセントまたはスイッチカバーまたはフェースプレートを、コンセントカバー100Bと置き換えることから生じる。コンセントおよびまたはスイッチは、コンセント開口部110Aおよびまたは110Bを通って配置される。異なる構成のコンセント開口部を利用することもできる。例えば、シングルプラグまたはスイッチ構成、ダブルプラグまたはスイッチ構成、トリプルプラグまたはスイッチ構成、クワッドプラグまたはスイッチ構成、およびまたは特定の構成で使用されるプラグまたはスイッチが挙げられるが、これらに限定されない。コンセントカバー100Bは、固定開口部112を介してコンセントまたはスイッチに取り付けることができる。異なるプラグおよびまたはスイッチ構成を利用する場合には、追加の開口部が利用される。
【0013】
本開示の一実施形態では、スイッチ140は、コンセントカバー100Bの複数の動作モードを切り替えたり、シフトしたりするために利用される。複数の動作モード間の切り替えまたはシフトは、瞬間的またはほぼ瞬間的な切り替えまたはシフトである。スイッチ140は、フェースプレート102およびまたはバックプレート104内に取り付けられるか、固定されるか、およびまたは収容される。動作モードには、常夜灯モードおよびまたは非常灯モードが含まれるが、これらに限定されない。
【0014】
図2は、コンセントカバー200を背面から見た分解図である。コンセントカバー200は、フェースプレート202およびまたはバックプレート204からなる。フェースプレート202およびまたはバックプレート204は、アーム206を接続、固定、取り付け、およびまたは備える。アーム206は、その中に接続されるか固定されるか、取り付けられるか、およびまたは収容される導電体208を有する。アーム206およびまたは導電体208は、それらの中に固定されるか、取り付けられるか、およびまたは収容されるワイヤまたは他の導電性材料を有する。
【0015】
コンセントカバー200は、光を発生し、生成し、およびまたは放出するための光源214を有する。制御回路216は、光源214の動作時およびまたは光源214が動作中であれば、制御可能である。制御回路216は、電池218に接続される。電池218は、電源から入力されるエネルギーを貯蔵可能である。光源214、制御回路216およびまたは電池218は、コンセントカバー200内に接続されるか、取り付けられるか、固定されるか、およびまたは収容される。例えば、本開示の一実施形態では、光源214、制御回路216、およびまたは電池218は、フェースプレート202内に取り外し可能に接続されるか、取り付けられるか、固定されるか、およびまたは収容される。あるいは、光源214、制御回路216、およびまたは電池218は、バックプレート204内に取り外し可能に接続されるか、取り付けられるか、固定されるか、およびまたは収容される。
【0016】
電池218は、制御回路216を介して、電源およびまたは電気信号に接続される。また、電池218は、ワイヤまたは他の導電性材料を介して、導電体208に直接または間接的に接続される。電池218は、エネルギーおよびまたは電力を光源214に提供する。本開示の一実施形態では、光源214は、電源およびまたは電気信号に直接または間接的に接続される。光源214は、フェースプレート202およびまたはバックプレート204からなる開口部が形成されるように、フェースプレート202およびまたはバックプレート204内に収容されるか、封入される。制御回路216は、コンセントカバー200が常夜灯または非常灯の動作モード、あるいは他の動作モードで動作できるかどうかを制御するスイッチ240を有する。
【0017】
図3は、コンセントカバーの正面図である。コンセントカバー300は、フェースプレート302を有する。フェースプレート302は、カバー、スイッチまたはコンセントフェースプレート、またはスイッチまたはコンセントカバーとしても説明される。フェースプレート302は、少なくとも1つのコンセント開口部310Aおよびまたは310B(集合的には310)を有するか、形成する。長方形の楕円形または長方形として図示される一方で、開口部には、任意の形状が利用されるか、およびまたは、正方形、球体、円柱、多角形、楕円、三日月形、立方体、直方体、楕円体、円錐、プリズム、ピラミッド、またはそれらの組み合わせなどの開口または開口部が挙げられるが、これらに限定されない。
【0018】
フェースプレート302は、固定開口部312を有するか、形成する。固定開口部312は、ねじ、ボルト、釘、接着剤、のり、合成固定具、金属製固定具、木製固定具、合金製固定具、他の形態または種類の固定具、およびまたはそれらの任意の組み合わせなどの固定具を配置するのに利用される。フェースプレート302は、光源314を有する。光源314は、一実施形態では、照明バーを含むか、およびまたは、LED、およびまたはOLED(または少なくとLEDまたはOLED)などの電球または発光ダイオードの組み合わせを含むが、これらに限定されない。インジケータ320、およびまたはセンサ322は、フェースプレート302およびまたはバックプレート(図示せず)内に収容されるか、フェースプレート302およびまたはバックプレート(図示せず)により形成される開口、ハウジング、およびまたは空間を有する。インジケータ320は、電源がコンセントカバー300に電力およびまたはエネルギーを供給しているとき、電池が動作中であるとき、およびまたはコンセントカバーがどのモードで動作しているかを、ユーザに通知するために利用されるが、これらに限定されない。インジケータ320は、フェースプレート302、およびまたはバックプレート304により形成される開口部に配置されるか、直接またはレンズを通してフェースプレート302に取り付けられる。センサ322(または少なくとも1つのセンサ)は、周囲の光量、局所環境における他の環境条件を検出およびまたは測定するための光センサ、光抵抗器、フォトダイオード、およびまたはフォトトランジスタを含むが、これらに限定されない。センサ322は、フェースプレート302、およびまたはバックプレート304により形成される開口に配置されるか、環境条件に応答するように直接またはレンズを通してフェースプレート302に固定される。一実施形態では、センサ322として、少なくとも1つのセンサまたは他の環境センサが挙げられる。例えば、湿度、温度、空気の品質、二酸化炭素、一酸化炭素、二酸化窒素、振動、加速度計、マイクロフォン、音検出、ガスセンサ、圧力センサ、傾斜センサ、天気、およびまたは環境事象の信号または表示を含むか提供する他のセンサが挙げられるが、これらに限定されない。
【0019】
サウンドエミッタ341は、フェースプレート302およびまたはバックプレート(図示せず)内に収容されるか、フェースプレート302およびまたはバックプレート(図示せず)により形成される開口、ハウジング、およびまたは空間を有する。サウンドエミッタ341は、制御回路(図示せず)に接続されることで、特定の時間、コンセントカバー300から音を連続的または断続的に鳴らす。特定の時間として、例えば、電源障害が発生して電源が復旧しなかった後の10秒、15秒、30秒、1分、2分、5分、10分、15分、およびまたは30分後の間であるが、これらに限定されない。
【0020】
本開示の一実施形態では、コンセントカバー300は、第1の角度部324、上側角度部326、第2の角度部328、底側角度部330、上側平面部332、底側平面部334、中央平面部336からなる前面338を有する。角度部324、326、328、およびまたは330は、本開示の一実施形態では、フェースプレート302の外側境界を提供する。ここで、平面部332、334、およびまたは336は、コンセント開口部310のための領域を提供する。別例として、角度部は、丸みを帯びた形状、平面状、およびまたは四角状、または任意の他の装飾的な外径およびまたは形状であってもよい。一方、平面は、別例として、角度が付けられた形状、丸みを帯びた形状、テクスチャー形状、または他の装飾的な外形およびまたは形状であってもよい。
【0021】
図4は、コンセントカバー400の側面図である。コンセントカバー400は、フェースプレート402、およびまたはバックプレート404を有する。フェースプレート402、およびバックプレート404は、固定具(図示せず)を介して一体に接続されるか、結合される。また、フェースプレート402、およびまたはバックプレート404は、コンセント開口部410A,410Bを形成するか、提供する。アーム406は、フェースプレート402またはバックプレート404に接続されるか、固定されるか、およびまたは結合される。本開示の別の実施形態では、アーム406は、フェースプレート402、またはバックプレート404と共に構成されるか、製造されるか、形成される。
【0022】
導電体408は、アーム406内に収容されるか、アーム406に固定されるか、接続されるか、結合される。導電体408は、丸いボタン、または導電体408を電源が接触、結合、およびまたは接続することを可能にする任意の数の形状または外形を有する突起である。また、導電体408は、導電体408を制御回路416、およびまたは電池418に結合または接続するために、導電体408に結合されたワイヤまたは他の導体を有する。制御回路416は、コンセントカバー400、およびまたは光源414の動作モード(または少なくとも1つの動作モード)を制御する。光源414は、任意の数の方向に光を生成または放出し、一実施形態では、光源414は、下向きまたは0度の位置415Aで光を生成することができる。他の実施形態では、光は、水平または90度の位置415C、または30度または45度に限定されないが、任意の数の角度または位置415Bで生成される。位置は、下向きの位置を参照するか、およびまたは下向きの位置を基準にしており、角度は、コンセントカバー400の上方および前方(前側)に回転弧状に延びている。たとえば、コンセントカバーがコンセントに配置され、光源がコンセントカバーの下側にある場合(つまり、光源が床面を向いて配置されている場合)、これらの様々な位置にある照明が、下向きの位置で幅木を照らし、水平位置で廊下または部屋の反対側まで照らす。動作モード(または少なくとも2つの動作モード)は、常夜灯モード、およびまたは非常灯モードを含むことができるが、これらに限定されない。これらの動作モードは、スイッチ440によって切り替えられるか、およびまたは共に追加される。
【0023】
本開示の一実施形態では、コンセントカバー400は、常夜灯モードであることで、部屋または場所の照明が十分でないことを示すセンサに基づき、光源414により光を生成可能である。常夜灯モードは、他の実施形態における非常灯モードを含むか、または非常灯モードなしで排他的に使用される。非常灯モードは、導電体408により制御回路416に電力またはエネルギーが提供されていないときに作動する。動作モードは、排他的または組み合わせて使用できる。
【0024】
図5は、光源516の図である。光源は、コンセントカバー(図示せず)に接続されるか、結合されるか、およびまたは固定される。本開示の一実施形態では、光源516は、発光デバイス内に、クリップ542Aおよびまたはクリップ542Bを介してクリップされる。また、光源516は、少なくとも1つの電球を有し、ここで、電球は、電球544A、電球544B、およびまたは電球544C(総称して電球544)として示される。これらの電球として、LED、OLED、および他の種類または形態の電球、またはそれらの任意の組み合わせといった任意の数の発光源を含むが、これらに限定されない。例えば、少なくとも1つの電球は、少なくとも1つのLEDである。これらの電球は、様々な角度に設定されることで、異なる角度およびまたは光の広がりを発生する。本開示の別の実施形態では、各電球を異なる角度に設定でき、例えば、電球544Aを下向きまたは0度の位置に設定する一方で、電球544Bを30度の位置に設定するか、およびまたは電球544Cを45度の位置に設定する。別の実施形態では、各電球は、それらの構造または製造業者に基づいて、様々な程度の配光を有することができる。例えば、電球544Aおよびまたは544Cは、15度の配光角を有する一方で、電球544Bは、30度の配光角を有し、より広く、より広範囲な配光を可能にする。別の実施形態では、レンズ546は、電球544の配光を制御するか、およびまたは変化させるために利用される。一方で、レンズ546は、分割されるか、部分に分けられるか、およびまたは複数の部分を有することで、各電球の配光をそれぞれ変更可能としてもよい。
【0025】
図6Aは、別例のコンセントカバー600Aを背面から見た斜視図である。コンセントカバー600Aは、フェースプレート602、およびまたはバックプレート604を有する。フェースプレート602、およびバックプレート604は、固定具を介して一体に取り付けられるか、接続されるか、およびまたは結合される。フェースプレート602およびまたはバックプレート604は、スイッチ開口650の提供およびまたは形成を可能にすることで、フリップスイッチ、トグルスイッチ、単極スイッチ、二極スイッチなどに限定されない、光スイッチを可能にする。
【0026】
フェースプレート602、およびまたはバックプレート604は、それらに取り付けられ、結合され、接続され、およびまたは取り付けられた第1のアーム652または第2のアーム654を有する。本開示の一実施形態では、第1のアーム652は、導電体(図示せず)を介して、1つの導電体または電源ノードに接触するか、およびまたは結合することができる。同様に、第2のアーム654は、導電体(図示せず)を介して、1つの導電体または電源ノードに接触するか、およびまたは結合することができる。
【0027】
図6Bは、別例のコンセントカバーを背面から見た斜視図である。コンセントカバー600Bは、フェースプレート602、およびまたはバックプレート604を有する。フェースプレート602、およびバックプレート604は、固定具を介して一体に取り付けるか、接続されるか、およびまたは結合される。フェースプレート602およびまたはバックプレート604は、スイッチまたはコンセント開口部660の提供およびまたは形成を可能にすることで、ロッカースイッチ、スイッチおよびまたはセンサ、フリップスイッチ、トグルスイッチ、単極スイッチ、二極スイッチなどに限定されない、光スイッチを可能にする。
【0028】
フェースプレート602、およびまたはバックプレート604は、それらに取り付けられ、結合され、接続され、およびまたは取り付けられた第1のアーム662または第2のアーム664を有する。本開示の一実施形態では、第1のアーム662は、導電体(図示せず)を介して、1つの導電体または電源ノードに接触するか、およびまたは結合することができる。同様に、第2のアーム664は、導電体(図示せず)を介して、1つの導電体または電源ノードに接触するか、およびまたは結合することができる。
【0029】
図7は、コンセントカバーシステム700のブロック図である。コンセントカバーシステム700は、本開示の一実施形態では交流またはAC電源である入力電源702を有する。本開示の一実施形態では、入力電源702は、少なくとも1つの導体(図示せず)によって受け取られる。入力電源702は、入力電源702からの入力電圧を調節するための電圧調節回路704によって、調節およびまたはDC動作電圧に変換される。電圧調節回路704の出力は調節された電圧706となり、調節された電圧は電池708、制御回路710、およびまたはスイッチ712に送信されるが、これらに限定されない。電池708は、本開示の別の実施形態では、調節された電圧706を利用できる電池充電回路に結合されるか、およびまたは接続される。電池708を作動させるか、およびまたは光源と電池708との間の接続または結合を開くことによって、制御回路710により、停電中にコンセントカバーシステム700が光源を提供することを可能にする。制御回路710は、本開示の一実施形態では、スイッチ712を含む。
【0030】
スイッチ712は、電池およびまたは制御回路710をバイパスし、調節された電圧が入力電圧ノード714に渡されることを可能にする。スイッチ712は、光源718、電池708、および調節された電圧706の間の接続を制御することを可能にする。入力電圧ノード714は、センサ716、およびまたは光源718に電圧を提供する。センサ716は、光源718に接続されるスイッチ720に接続され、これらのすべては、接地722に結合される。センサ716として、光センサ、光抵抗器、フォトダイオード、およびまたはフォトトランジスタが挙げられるが、これらに限定されない。
【0031】
接地722は、回路内の任意の数の箇所に配置されるか、複数の接地によっても説明できる。スイッチ712は、コンセントカバーシステムが配置される部屋または環境内で検出される光のレベルが十分である場合、電流が光源718を通過するのを防ぐことができる。例えば、常夜灯モードで利用される場合、センサ716は、追加の光があり、十分な量の太陽光が部屋に入った場合に、光源が動作するのを防ぐことができる。あるいは、非常灯モードでは、センサ716を利用して電池708を節約し、光源を最大日数、時間、およびまたは分の間、利用できるようにすることができる。本開示の別の実施形態では、電池およびまたは制御回路は、非常灯回路と見なすことができる。一方で、スイッチ712、およびまたはセンサ716は、常夜灯回路と見なすことができる。
【0032】
図8Aは、コンセントカバーシステム800Aの一部の概略図である。コンセントカバーシステムは、高電源入力802Aおよび低電源入力802Bを有する。別例では、低電源入力802Bが接地860と見なされると理解すべきである。しかしながら、別例では、それは、AC電圧の中性、または第2の「ホット」ラインである。高電源入力802Aは、ヒューズ804に結合することができる。ヒューズ804は、過電流およびまたは過電圧が回路内で発生するのを防ぐのに十分なサイズを有する。
【0033】
ヒューズ804には、抵抗806が接合され、抵抗は、少なくとも1つの抵抗器を有し、または特定の所望の抵抗値を形成するために直列およびまたは並列の抵抗器の組み合わせを有する。抵抗806は、抵抗、およびまたはコンデンサ、またはRCブロック808に結合される。RCのRは、抵抗または抵抗器を表す。Cは、静電容量またはコンデンサを表す。並列構成で示されている間の抵抗と静電容量は、直列であるか、所望の抵抗と静電容量を得るための直列と並列の組み合わせである。
【0034】
RCブロック808は、ダイオード810Aおよびまたはダイオード810Cの間に結合される。一方で、低電源入力802Bは、ダイオード810Bおよびまたはダイオード810Dの間に結合される。ダイオード810A、810B、810C、およびまたは810Dは、集合的には、ブリッジ整流器810である。ブリッジ整流器810を利用して、AC電圧をDC電圧に変換することができる。ブリッジ整流器810の出力は、ダイオード812を含む。本開示の一実施形態では、ダイオード812は、ツェナー・ダイオード、およびまたは直列およびまたは並列構成であるコンデンサ814、あるいはそれらの組み合わせである。電圧調節器818を利用して特定の電圧を維持するか、およびまたはブリッジ整流器からのDC電圧を調節することができる。コンデンサ816は、電圧調節器818の入力をコンデンサ816を介して接地することによって、電圧調節器818の入力からの過渡現象を平滑化または除去するために利用される。同様に、コンデンサ820Aを利用して、電圧調節器818の出力をコンデンサ820Aを介して接地することによって、電圧調節器818の出力からの過渡現象を平滑化または除去することができる。ノードAは、ノードAと同じ電圧または電流を有する回路全体に亘る接続またはノードへの参照として使用される。
【0035】
図8Bは、コンセントカバーシステム800Bの一部の概略図である。図8Bに示されるコンセントカバーシステム800Bの部分は、ノードAによって図8Aに示されるコンセントカバーシステム800Aの部分に接続されるか、およびまたは結合される。これらの部分は、1つの回路であるか、およびまたは一体に結合された複数の回路である。
【0036】
ノードAは、電圧入力端子で調節された電圧を受け取ることのできる電池充電器822に結合されている。本開示の別の実施形態では2つ以上の電池を利用できるため、電池充電器822の出力電圧は、電池830、または少なくとも1つの電池に達することができる。電池充電器822は、追加の入力およびまたは出力を有する。これらの入力および出力は、抵抗824、抵抗826、およびまたはコンデンサ820Bを介して接地に接続されるか、結合される。電池充電器822の出力は、電池830に接続または結合されている間、トランジスタ832に結合されるか、接続される。第2のトランジスタ834は、電池充電器822の出力に直接または間接的に結合される。
【0037】
トランジスタ832は、電池充電器822、ノードA、およびまたはトランジスタ834の出力に結合される。トランジスタ832は、追加の電圧およびまたは電流がノード868で電池830に接続または結合されないように構成される一方で、電池830を光源に接続または結合することも可能にする。トランジスタ834により、電流およびまたは電圧がトランジスタ832,834の間にある感知ノード864で感知または見られることを可能にする。第1のダイオード838はノードAに結合される一方で、第2のダイオード840は感知ノード864に結合される。第1のダイオード838および第2のダイオード840は、本開示の一実施形態では、発光ダイオードまたはLEDであるが、他の発光要素に置き換えることもできる。第1のダイオード838は、コンセントカバーシステム800A,800Bが電源またはAC電圧に接続およびまたは結合されたときに表示を提供する。第2のダイオード840は、停電の場合で電池が利用されているときに表示を提供する。
【0038】
トランジスタ834は、ノード866で、センサ842、スイッチ854、およびまたは光源852に結合される。センサ842は、光センサ、光抵抗器、フォトダイオード、フォトトランジスタ、または他の形態の光検出センサである。センサ842は、光の検出を提供するか、およびまたは光がセンサによって検知されるように電流が通過することを可能にする。センサ842は、比較器844、およびまたはRCブロック846に結合される。RCブロック846を利用して、比較器844の入力ノード上の電流およびまたは電圧の量を平滑化または制限する。比較器844は、少なくとも2つの入力、および少なくとも1つの出力を有する。第1の入力は、センサ842に結合される。第2の入力は、浮動したままにするか、それに結合されたヌル値を有し、出力は、トランジスタ828、トランジスタ850、およびまたは抵抗848に結合される。比較器の出力は、センサ842が局所環境内で十分な光を感知しなくなったことを示すときに始動させることができ、あるいは、センサ842が局所環境内で十分な光を感知したことを示すときにも始動させることができる。比較器844の出力は、トランジスタ850に対して光源852を接地に結合させることで、電流が光源852を通過することを可能にする。
【0039】
光源852は、少なくとも1つの電球から構成され、ここで、少なくとも1つの電球は、発光ダイオードまたはLED、あるいは有機LEDまたはOLEDである。本開示の一実施形態では、光源852は、電球853A、電球853B、およびまたは電球853Cから構成される。光源852は、トランジスタ850、スイッチ854、センサ842、およびまたはトランジスタ834に結合される。スイッチ854は、調節された電圧が光源852に直接または間接的に結合されることを可能にする。スイッチ854は、スイッチにより調節された電圧が光源に接続されるか光源から切断されるかを示すためにユーザが動かすことができる物理的なスイッチである。スイッチが切断位置にあるとき、コンセントカバーシステム800A,800Bは非常灯モードにある。ここで、コンセントカバーシステム800A,800Bは、電池830、トランジスタ832,834、および光源852に限定されないが、これらを含む非常灯回路を利用することができる。スイッチ854が接続状態にあるとき、コンセントカバーシステム800A,800Bは、常夜灯モードで動作する。ここで、コンセントカバーシステム800A,800Bは、センサ842、比較器844、および光源852に限定されないが、これらを含む常夜灯回路である。
【0040】
スイッチは、ダイオードブロック856に結合される。ダイオードブロック856は、電圧およびまたは電流が、電圧調節器(図示せず)の調節された電圧出力に見られないようにするために利用される。電池充電器822は、抵抗器826、およびまたはトランジスタ828に接続されるか、結合された入力を有する。本開示の一実施形態では、トランジスタ828は、比較器844の出力に結合される。ノードAは、ノードA858として参照される。
【0041】
図9Aは、方向インジケータ982を備えたコンセントカバー900Aの図である。コンセントカバー900Aは、フェースプレート902を有する。フェースプレート902は、コンセント開口部910Aおよびまたは910B(集合的には910)を形成する。いくつかの実施形態では、コンセント開口部910は、スイッチ開口部、調光器開口部、USBコンセント開口部、オーディオコネクタ開口部、ビデオコネクタ開口部、およびまたはフェースプレート902によって形成される他の開口部を含む。他の開口部により、ケーブルおよびまたはコネクタがフェースプレートを通過すことが可能になる。また、コンセントカバー900Aは、アーム906を有する。少なくとも1つの実施形態では、アーム906は、その中に収容された導体を含み、これにより、コンセントカバー900Aと電気システム(図示せず)との結合が可能になる。電気システムは、ACおよびまたはDCの電圧または電流を含む住宅およびまたは建物の電気システムである。コンセントカバー900Aは、固定具(図示せず)および固定開口部912を介してコンセント(図示せず)に結合することができる。
【0042】
少なくとも1つの実施形態では、コンセントカバー900Aは、光源913を有する。光源913は、少なくとも1つの発光ダイオード(LED)を含む。いくつかの実施形態では、光源913は、方向インジケータ982を有する。方向インジケータ982は、コンセント開口部910を横切る軸の右方向または左方向、およびまたはコンセントカバー900Aの右方向または左方向を示す矢印を含む。方向インジケータ982は、双方向であるか、およびまたは両方向が出口に利用できることを示す。または、方向インジケータ982は、コンセントカバー900Aが設置される前にユーザによって選択された一つの方向を含む。少なくとも1つの例では、コンセントカバー900Aは、テストボタン990を有する。テストボタン990は、AC電源または電池など、コンセントカバー900Aに結合された電源をテストするためのテスト回路(図示せず)を含む。テストボタン990は、電源およびまたは電池に結合される。
【0043】
図9Bは、コンセントカバー900Bの背面斜視図である。コンセントカバー900Bは、バックプレート904を含む。バックプレート904は、フェースプレート(図示せず)に成形されるか、接着されるか、およびまたは固定されるが、固定具903A、903B、903C、およびまたは903D(集合的には903)により固定される。いくつかの実施形態では、1つの固定具を利用することができ、他の実施形態では、2つ以上の固定具903を利用することができる。バックプレート904は、コンセント開口部910A、およびコンセント開口部910B(集合的には910)を形成する。コンセント開口部910は、スイッチ開口部、ケーブルコネクタ開口部、オーディオ,ビデオコネクタ開口部、およびまたは、様々なコネクタおよびまたは物体のための他の開口部である。コンセントカバー900Bは、コンセントカバー900Bにより形成される固定開口部912を介して固定具(図示せず)によりコンセント装置(図示せず)に固定される。コンセントカバー900Bは、バックプレート904から後方に延びるアーム906A、およびまたは906B(集合的には906)を有する。
【0044】
コンセントカバー900Bは、第1のスイッチ940Aおよび第2のスイッチ940Bを有する。少なくとも1つの実施形態では、第1のスイッチ940Aを利用して、コンセントカバー900Bがどの動作モードで動作しているかを知ることができる。例えば、コンセントカバー900Bは、部屋およびまたはコンセントカバー900Bの場所での照明レベルが閾値を下回ったときに照明をオンにする常夜灯モードと、コンセント装置で電力が検出されずかつ照明レベルが閾値を下回るときに照明をオンにする非常灯モードとで動作することができる。第2のスイッチ940Bは、方向インジケータ(図示せず)がどの方向を示しているかを表示する。例えば、スイッチ940Bは、右矢印が示される右または第1の位置、両方向が示される第2または中立位置、および左矢印が示される左又は第3の位置にある。これらの方向は、説明を目的としたものであり、右の位置は左矢印を示し、左の位置は右矢印を示す。
【0045】
図10は、コンセントカバー1000の正面図である。コンセントカバー1000は、フェースプレート1002を含む。フェースプレート1002は、角度部1024、1026、1028、およびまたは1030を有する。角度部1024、1026、1028、およびまたは1030は、支持部、および光源1014、インジケータ1020、センサ1022およびまたは他の回路のためのハウジングを提供する。コンセントカバー1000は、支持を提供する平坦部1032およびまたは1034、ならびに方向インジケータ1081Aおよびまたは1081B(集合的には1081)およびまたは方向インジケータ1082Aおよびまたは1082B(集合的には1082)のためのハウジングを有する。
【0046】
角度部および平坦部は、コンセント開口部1010Aおよびまたは1010Bを形成する。少なくとも1つの例では、コンセントカバー1000は、固定開口部1012を介して固定具(図示せず)により固定される。コンセントカバー1000は、コンセントカバー1000がいつ電源に接続されているかをユーザが知ることを可能にするインジケータ1020を有する。例えば、コンセントカバー1000が電源に接続されている場合、インジケータは緑色に変わるが、コンセントカバー1000が電源に接続されていないか停電である場合、インジケータは赤色または消灯する。コンセントカバー1000は、周囲光を検出するためのセンサ1022を有する。例えば、部屋の光がセンサ1022に記録およびまたは感知された閾値レベルを超える場合、光源1014をオフにすることができる。あるいは、部屋または場所の光がセンサ1022に記録およびまたは感知された閾値レベルを下回った場合、光源1014をオンにすることができる。少なくとも1つの実施形態では、光源1014がオンになると、1つまたは複数の方向インジケータ1080、およびまたは1081も作動する。別の例では、センサ1022として、始動時(空気品質が閾値を下回っているか、煙感知器が閾値を超える煙を検出したとき)に両方向インジケータ1080,10811がオンになるような、煙センサ、空気品質センサなどの環境品質センサを含む。ユーザ(図示せず)は、単一方向、右方向インジケータ1080Aおよびまたは1081A、左方向インジケータ1080Bおよびまたは1081B、または両方向の方向インジケータ1080A、1080B、1081A、および1081Bを選択できる。コンセントカバー1000は、停電時、またはユーザ(図示せず)に通知すべき環境条件であることを示すため、可聴式のアラームまたは音を生成するサウンドエミッタ1041を有する。たとえば、火災や煙が検出されたときである。
【0047】
図11は、コンセントカバーシステム1100のブロック図である。コンセントカバーシステム1100は、一実施形態では交流またはAC電源である入力電源1102を有する。別の実施形態では、入力電源1102は、少なくとも1つの導体(図示せず)によって受信される。入力電源1102は、入力電源1102からの入力電圧を調節するための電圧調節回路1104によって、調節およびまたはDC動作電圧に変換される。電圧調節回路1102の出力は調節された電圧1106となり、調節された電圧は、電池1108、制御回路1110、およびまたはスイッチ1112に送信されるが、これらに限定されない。電池1108は、別の実施形態では、調節された電圧1106を利用できる電池充電回路に結合されるか、およびまたは接続される。電池を作動させるか、およびまたは光源と電池1108との間の接続または結合を開くことによって、制御回路1110により、停電中にコンセントカバーシステム1110が光源を提供することを可能にする。制御回路1110は、一実施形態では、スイッチ1112も含む。
【0048】
スイッチ1112は、電池およびまたは制御回路1110をバイパスし、調節された電圧が入力電圧ノード1114に渡されることを可能にする。スイッチ1112は、光源1118、電池1108、および調節された電圧1106の間の接続を制御することを可能にする。入力電圧ノード1114は、センサ1116、およびまたは光源1118に電圧を提供する。センサ1116は、光源1118に接続されるスイッチ1120に接続され、これらのすべては、接地1122に結合される。センサ1116として、光センサ、光抵抗器、フォトダイオード、およびまたはフォトトランジスタが挙げられるが、これらに限定されない。センサ1116は、スイッチ1120を作動させて、光源1118を作動させる。方向インジケータ1119Aおよびまたは1119B(集合的には1119)は、スイッチ1120に結合される。少なくとも1つの実施形態では、方向インジケータ1119Aおよびまたは1119Bは、光源、およびまたは発光ダイオード(LED)である。しかしながら、他の光源もまた利用される。方向インジケータ1119Aは、少なくとも1つの例では、右方向インジケータであり、方向インジケータ1119Bは、少なくとも1つの例では、左方向インジケータである。方向インジケータ1119は、スイッチ1121Aおよびまたは1121B(集合的には1121)によって制御されるか、およびまたは作動する。少なくとも1つの実施形態では、方向インジケータ1119は、信号スイッチ1121によって制御される。単一のスイッチにより、方向インジケータ1119を、右方向のインジケータのみ、左方向のインジケータのみ、または両方向の方向インジケータとして選択することができる。
【0049】
図12は、コンセントカバー1200の正面図である。コンセントカバー1200は、フェースプレート1202を含む。フェースプレート1202は、角度部1224、1226、1228、およびまたは1230を有する。角度部1224、1226、1228、およびまたは1230は、支持部、および光源1214、インジケータ1220、センサ1222、およびまたは他の回路のためのハウジングを提供する。コンセントカバー1200は、支持を提供する平坦部1232、およびまたは1234、ならびに方向インジケータ1281Aおよびまたは1281B(集合的には1281)およびまたは方向インジケータ1282Aおよびまたは1282B(集合的には1282)のためのハウジングを有する。光源1214は、電力およびまたは電気エネルギーを受け取りそれを可視波長の光に変換することができる発光ダイオード(LED)または他の光源を含む。光源1214は、コンセントカバー1200の底部に沿って延在し、コンセントカバーの両側に沿って延在する。側面に沿って延びる光源1214の部分は、壁(図示せず)上に、側面方向インジケータ1283Aおよびまたは1283Bを放出する。側面方向インジケータ1283Aおよびまたは1283Bのそれぞれは、個別に使用することも、両インジケータを共に使用することもでき、スイッチまたは方向制御スイッチ(図示せず)によって作動する。少なくとも1つの例では、コンセントカバー1200は、1つまたは複数の平坦部または角度部により形成されるテスト装置1291A、1291B、およびまたは1291C(集合的には1291)を有する。テスト装置1291により、テスト装置(図示せず)が、コンセントカバー1200に結合された電源の強度を検証するために利用される。
【0050】
角度部および平坦部は、コンセント開口部1210Aおよびまたは1210Bを形成する。少なくとも1つの例では、コンセントカバー1200は、固定開口部1212を通して固定具(図示せず)により固定される。コンセントカバー1200は、コンセントカバー1200がいつ電源に接続されているかをユーザが知ることを可能にするインジケータ1220を有する。例えば、コンセントカバー1200が電源に接続されている場合、インジケータ1220は緑色に変わるが、コンセントカバー1200が電源に接続されていないか停電である場合、インジケータ1220は赤色または消灯する。コンセントカバー1200は、周囲光を検出するためのセンサ1222を有する。例えば、部屋の光がセンサ1222に記録およびまたは感知された閾値レベルを超える場合、光源1214をオフにすることができる。あるいは、部屋または場所の光がセンサ1222に記録およびまたは感知された閾値レベルを下回った場合、光源1214をオンにすることができる。
【0051】
少なくとも1つの実施形態では、光源1214がオンになると、1つまたは複数の方向インジケータ1280およびまたは1281も作動する。別の例では、センサ1222として、始動時(空気品質が閾値を下回っているか、煙感知器が閾値を超える煙を検出したとき)に両方向インジケータ1280および1281がオンになるような、煙、空気品質センサなどの環境品質センサを含む。ユーザ(図示せず)は、単一方向、右方向インジケータ1280Aおよびまたは1281A、左方向インジケータ1280Bおよびまたは1281B、または両方向の方向インジケータ1280A、1280B、1281A、および1281Bを選択することができる。コンセントカバー1200は、停電時、またはユーザ(図示せず)に通知すべき環境条件であることを示すため、可聴式のアラームまたは音を生成するサウンドエミッタ1241を有する。たとえば、火災や煙が検出されたときである。少なくとも1つの例では、方向インジケータ1281およびまたは1283、光源1214、インジケータ1220は、可視光スペクトルにおいて様々な色である。例えば、光源1214は、白色である光出力を提供する一方で、方向インジケータ1281およびまたは1283は、赤または白である。
【0052】
図13Aは、コンセントカバー用の光源1314の図である。光源1314は、光がレンズ1346を通過可能にする電球1344A、1344B、およびまたは1344Cを有する。少なくとも1つの例では、電球1344A、1344B、およびまたは1344Cは、発光ダイオード(LED)である。また、光源1314は、インジケータ電球1386Aおよびまたは1386Bを有する。インジケータ電球は、矢印レンズ1385Aおよびまたは1385Bを通過する。インジケータ電球1386および矢印レンズ1382の一方または両方を利用して、停電または他の事象の場合、特定の方向でユーザに信号を送信する。光源1314は、光源をコンセントカバー(図示せず)に固定するか、およびまたはコンセントカバー内に固定するためのクリップ1342Aおよびまたは1342Bを有する。
【0053】
図13Bは、コンセントカバー用の拡張光源1314の図である。光源1314は、光がレンズ1346を通過することを可能にする電球1344A、1344B、およびまたは1344Cを有する。少なくとも1つの例では、電球1344A、1344B、およびまたは1344Cは、発光ダイオード(LED)である。光源1314は、インジケータ電球1388Aおよびまたは1388Bを有する。光源1314は、光源1314がコンセントカバー(図示せず)の側面に沿って延びることを可能にする、延長部1387Aおよびまたは1387Bを有する。延長部1387Aおよびまたは1387Bは、インジケータ電球1388Aおよびまたは1388B(総称して1388)を含む。少なくとも1つの例では、インジケータ電球1388は、発光ダイオード(LED)または他の発光デバイスである。光源1314は、光源をコンセントカバー(図示せず)に固定するか、およびまたはコンセントカバー内に固定するためのクリップ1342Aおよびまたは1342Bを有する。
【0054】
本開示は、好ましい実施形態を参照して特に示され、説明されてきたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形態および詳細の様々な変更を行うことができることは、当業者によって理解される。本発明者らは、当業者がそのような変形を適切に使用することを期待し、本発明者らは、本明細書に具体的に記載されている以外の方法で開示が実施されることを意図している。したがって、本開示は、適法によって許可されるように、本明細書に添付された特許請求の範囲に記載された主題のすべての修正および同等物を含む。さらに、そのすべての可能な変形における上記の要素の任意の組み合わせは、本明細書に別段の指示がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、本発明に含まれる。
【0055】
本明細書に開示される原理による様々な実施形態が上で説明されてきたが、それらは単なる例として提示されたものであり、限定ではないことを理解すべきである。したがって、本開示の範囲は、上記の例示的な実施形態のいずれかによって制限されるべきではなく、本開示から発行される請求項およびそれらの同等物に従ってのみ定義されるべきである。さらに、上記の利点および特徴は、記載された実施形態で提供されるが、そのような発行された請求項の適用を、上記の利点のいずれかまたはすべてを達成するプロセスおよび構造に限定してはならない。
【0056】
さらに、本明細書のセクション見出しは、37 C.F.R.1.77に従い提供され、それ以外の場合は組織的な手がかりを提供するためのものである。これらの見出しは、本開示から発行されるクレームに記載の発明を制限または特徴づけてはならない。具体的には、例として、見出しは「技術分野」に言及しているが、クレームは、いわゆる分野を説明するためにこの見出しの下で選ばれた文言によって制限されるべきではない。さらに、背景情報としての技術の説明は、特定の技術が本開示における任意の実施形態の先行技術であることを認めるものとして解釈されるべきではない。また、「簡単な要約」は、発行された請求項に記載された実施形態の特徴と見なされるべきではない。さらに、本開示における単数形の「発明」への言及は、本開示において新規性の単一の点しかないことを主張するために使用されるべきではない。本開示から発行される複数の請求項の制限に従って複数の実施形態を説明することができ、したがって、そのような請求項は、それによって保護される実施形態およびそれらの同等物を定義する。すべての場合において、そのようなクレームの範囲は、この開示に照らしてそれ自体のメリットで考慮されるものとするが、本明細書に記載された見出しによって制約されるべきではない。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8A
図8B
図9A
図9B
図10
図11
図12
図13A
図13B