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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-23
(45)【発行日】2022-01-18
(54)【発明の名称】ガスコンロ
(51)【国際特許分類】
   F24C 3/12 20060101AFI20220111BHJP
【FI】
F24C3/12 S
F24C3/12 V
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020096007
(22)【出願日】2020-06-02
(62)【分割の表示】P 2016123384の分割
【原出願日】2016-06-22
(65)【公開番号】P2020128872
(43)【公開日】2020-08-27
【審査請求日】2020-06-02
(73)【特許権者】
【識別番号】301071893
【氏名又は名称】株式会社ハーマン
(74)【代理人】
【識別番号】100086737
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 和秀
(72)【発明者】
【氏名】石川 善克
(72)【発明者】
【氏名】松本 隆
(72)【発明者】
【氏名】垣内 資正
【審査官】竹下 和志
(56)【参考文献】
【文献】特開平08-320120(JP,A)
【文献】特開昭53-040876(JP,A)
【文献】実開昭61-116901(JP,U)
【文献】特開平01-098824(JP,A)
【文献】特開平08-028879(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24C 3/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスコンロ本体の上部の天板に設けた開口から臨むコンロバーナと、前記ガスコンロ本体に設けられて前記コンロバーナの点消火のために手動操作される点消火操作具とを備えるガスコンロであって、
ロック位置では、消火位置にある前記点消火操作具の点火方向への移動を阻止し、ロック解除位置では、消火位置にある前記点消火操作具の点火方向への移動を許容するロック部と、
前記ロック部を、前記ロック位置から前記ロック解除位置に切換えるロック解除部とを備え、
前記ロック解除部は、前記ロック部を前記ロック位置に位置させる待機位置と、前記ロック部を前記ロック解除位置に位置させる解除実行位置とに移動可能であって、かつ、手動操作されて前記待機位置から前記解除実行位置に移動する操作体を有し、
前記点消火操作具の点火方向への移動に伴って前記コンロバーナが点火された後は、前記ロック解除部の前記操作体は、手動操作されることなく、前記点消火操作具の燃焼位置から消火位置への復帰作動に連動して、前記解除実行位置から前記待機位置に復帰して、前記ロック部を、前記ロック解除位置から前記ロック位置に位置させる、
ことを特徴とするガスコンロ。
【請求項2】
近接配備された複数の点消火操作具に個別的に対応する複数の前記ロック部が、一体に形成され、前記複数のロック部を、前記ロック位置から前記ロック解除位置に切換える単一のロック解除部を備える、
請求項1に記載のガスコンロ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスコンロに関し、更に詳しくは、不用意な点火が行われことを防止する機能を備えたガスコンロに関する。
【背景技術】
【0002】
ガスコンロには、ガスコンロ本体の上部を覆う天板の前方側(使用者に近い側)の左右に、前方側のコンロバーナとして2つ、天板の後方側の中央に、後方側のコンロバーナとして1つの合計3つのコンロバーナが配置される一方、ガスコンロ本体の左右方向の中央部に配置されたグリル庫内に、グリルバーナを備えたものがある。
【0003】
かかるガスコンロとして、例えば、特許文献1に示すように、3つの前記コンロバーナと前記グリルバーナとをそれぞれ点消火するための4つの点消火操作具としての点消火ボタンを、前記グリル庫の前面開口を開閉するグリル扉を挟んで、その左右の両側に、2つずつ、すなわち、一対ずつ配置したものがある。各点消火ボタンは、ガスコンロ本体の前方側へ突出する前端側部分をそれぞれ有しており、この突出した前端側部分を、操作部として押し操作することができる。
【0004】
このガスコンロでは、グリル扉の左右両側の一対の点消火ボタン、すなわち、2つの点消火ボタンは、ガスコンロ本体の左右方向(横幅方向)に沿って隣接してそれぞれ配置されると共に、この隣接する2つの点消火ボタンの間に、点消火ボタンの前端側部分と同じ形状部分を有して点消火ボタンと同様に前方側に突出する中間部材を配設している。この中間部材は、点消火ボタンの操作方向と同方向への移動が不能であり、点消火ボタンのように押し操作することはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2014-044030号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、上記のように、一対の点消火ボタン、すなわち、隣接して並ぶ2つの点消火ボタンの間に、点消火ボタンの操作部となる前端側部分と同じ形状部分を有する押し操作不能の中間部材を配設しているので、使用者が、2つの点消火ボタンの一方の点消火ボタンを押し操作する場合に、誤って、手指が一方の点消火ボタンから他方側へはみ出すようなことがあっても、前記中間部材が存在するので、一方の点消火ボタンの押し操作が、他方の点消火ボタンに及ぶことがなく、意図せずに他方の点消火ボタンが押し操作されるのを回避することができる。
【0007】
しかしながら、使用者の身体の一部が、ガスコンロ本体の前面部の点消火ボタンに不用意に接触して、押し操作していまい、コンロバーナが意図せずに点火してしまう虞がある。
【0008】
特に、使用者に近い側である天板の前方側に配置された前方側のコンロバーナが、意図せずに点火してしまい使用者が驚くといった事態が生じるのは好ましくなく、改善が望まれる。
【0009】
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであって、使用者の身体の一部が点消火操作具に当たって、意図せずに点火がなされてしまうことを確実に防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
【0011】
(1)本発明のガスコンロは、ガスコンロ本体の上部の天板に設けた開口から臨むコンロバーナと、前記ガスコンロ本体に設けられて前記コンロバーナの点消火のために手動操作される点消火操作具とを備えるガスコンロであって、
ロック位置では、消火位置にある前記点消火操作具の点火方向への移動を阻止し、ロック解除位置では、消火位置にある前記点消火操作具の点火方向への移動を許容するロック部と、前記ロック部を、前記ロック位置から前記ロック解除位置に切換えるロック解除部とを備え、前記ロック解除部は、前記ロック部を前記ロック位置に位置させる待機位置と、前記ロック部を前記ロック解除位置に位置させる解除実行位置とに移動可能であって、かつ、手動操作されて前記待機位置から前記解除実行位置に移動する操作体を有し、前記点消火操作具の点火方向への移動に伴って前記コンロバーナが点火された後は、前記ロック解除部の前記操作体は、手動操作されることなく、前記点消火操作具の燃焼位置から消火位置への復帰作動に連動して、前記解除実行位置から前記待機位置に復帰して、前記ロック部を、前記ロック解除位置から前記ロック位置に位置させる。
【0012】
本発明によると、点消火操作具の点火方向への移動に伴って前記コンロバーナが点火された後は、ロック解除部の操作体は、手動操作されることなく、点消火操作具の燃焼位置から消火位置への復帰作動に連動して、ロック部をロック位置に位置させる待機位置に復帰して、前記ロック部を前記ロック解除位置から前記ロック位置に位置させるので、点消火操作具が、消火位置にあるときには、ロック部が、点消火操作具の点火方向への移動を阻止するロック位置にあり、使用者の身体の一部が点消火操作具に当たる等して、意図せずに点火がなされてしまうようなことが確実に防止される。また、ロックのかけ忘れのないチャイルドロックとしても有効に機能する。
【0013】
(2)本発明の好ましい実施態様では、近接配備された複数の点消火操作具に個別的に対応する複数の前記ロック部が、一体に形成され、前記複数のロック部を、前記ロック位置から前記ロック解除位置に切換える単一のロック解除部を備える、
この実施態様によると、複数のコンロバーナを使用するような場合に、ロック解除操作が少なくなり、取扱い性に優れたものとなる。また、点消火操作具の数に比べてロック部及びロック解除部が少なくなるので、製造コストの節減に有効となる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、消火状態では点消火操作具が、点火方向への移動が阻止されるロック状態となるので、使用者の身体の一部が点消火操作具に当たって意図せずに点火操作がなされてしまうことを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態に係るガスコンロの全体斜視図である。
図2】点消火操作部の斜視図である。
図3】ガス弁ブロックと点消火操作部を示す一部切欠き側面図である。
図4】ガス供給経路図である。
図5】バルブ用位置保持機構の作動を示す概略平面図であり、(A)は消火状態、(B)は点火状態、(C)は燃焼状態を示している。
図6】消火状態におけるガス弁ブロックと点消火操作部の斜視図である。
図7】ロック解除状態におけるガス弁ブロックと点消火操作部の斜視図である。
図8】点火状態におけるガス弁ブロックと点消火操作部の斜視図である。
図9】燃焼状態におけるガス弁ブロックと点消火操作部の斜視図である。
図10】ロック機構の斜視図である。
図11】消火状態におけるロック機構とロック用位置保持機構を示す縦断側面図である。
図12】ロック機構の作動を示す縦断側面図であり、(A)は消火状態、(A’)はロック解除実行状態、(B)は点火状態、(C)は燃焼状態を示している。
図13】ロック用位置保持機構の作動を示す概略平面図であり、(A)は消火状態、(B)は点火状態、(C)は燃焼状態を示している。
図14】別実施形態のロック用位置保持機構の作動を示す概略平面図であり、(A)は消火状態、(A’)はロック解除実行状態、(B)は点火状態、(C)は燃焼状態を示している。
図15】別実施形態のバネの付勢力の関係を説明するための縦断側面図である。
図16】更に別実施形態のロック用位置保持機構の作動を示す概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係るガスコンロを説明する。本発明の一実施形態のガスコンロとして、コンロ部とグリルとを備えたビルトイン型のガスコンロ1について、添付図面に基づいて説明する。
【0017】
図1に示すように、ガスコンロ1の天面部を構成する天板2には3つコンロ部3が設けられている。各コンロ部3には、それぞれ異なった火力のコンロバーナ4と、放電式の点火装置5及び点火検知装置6とが備えられ、更に、天板2の上面には、各コンロ部3に対応する五徳7が載置されている。この例では、天板2の前方側(使用者に近い側)の左右のコンロバーナ4が、高火力バーナ4であり、後方側の中央のコンロバーナ4が、小火力バーナである。
【0018】
ガスコンロ1には、グリル8が設けられている。グリル8は、ガスコンロ1の本体内の中央部に形成されるグリル庫と、グリル庫内に設けられるグリルバーナ(図示せず)と、図示しない点火装置及び点火検知装置を備えている。グリル8の前端は、ガスコンロ1の前面に開口していてグリル扉9によって開閉自在に閉塞される。
【0019】
点火装置5は、イグナイタで発生させる高圧パルスにより、コンロバーナ及びグリルバーナにおける燃料ガスの吐出口に設けられる点火プラグに放電を起こさせて点火する周知構造のものが採用されている。また、点火検知装置6は、火炎の熱により熱起電力が発生する熱電対を利用して点火状態を検知する周知構造のものが採用されている。
【0020】
ガスコンロ1の正面には、前面パネル11が設けられている。前面パネル11の左側の上部には、前方左側のコンロバーナ4と後方中央側のコンロバーナ4を、点火および消火するための二つの点消火ボタン(点消火操作具)12が並べて設けられるとともに、前面パネル11の右側の上部には、前方右側のコンロバーナ4とグリルバーナを、点火および消火するための二つの点消火ボタン(点消火操作具)12が並べて設けられている。
【0021】
隣接して並ぶ2つの点消火ボタン12,12の間に、図2に示すように、点消火ボタン12の操作部と同じ形状部分を有する押し込み操作不能の中間部材10を配設しているので、使用者が、2つの点消火ボタン12,12の一方の点消火ボタン12を押し込み操作する場合に、誤って、手指が一方の点消火ボタン12から他方側へはみ出すようなことがあっても、中間部材10が存在するので、一方の点消火ボタン12の押し込み操作が、他方の点消火ボタン12に及ぶことがなく、意図せずに他方の点消火ボタン12が押し込み操作されるのを回避することができる。
【0022】
各点消火ボタン12の上方には、各バーナへのガス供給量を調節して火力を加減するため火力調節レバー13が左右に移動操作可能に配備されている。
【0023】
また、前面パネル11の左側の下部には、内蔵された制御部、等の電源となる電池を収容する電池ケース14が設けられている。
【0024】
各点消火ボタン12の背部には、ガスコンロ1のコンロバーナ4あるいはグリルバーナへ燃料ガスの供給を行う同一仕様のガス弁ブロック15がそれぞれ配備されている。図3は、ガス弁ブロック15と点消火操作部を示す一部切欠き側面図であり、図4は、このガス弁ブロック15におけるガス供給系統図である。
【0025】
図3図4に示すように、ガス弁ブロック15には、電磁開閉式の安全弁16、メイン弁17、大火力/小火力切替に利用される第1,第2ラッチ式電磁弁18a,18b、及び、火力調節用の流量調整弁19が組み込まれている。このガス弁ブロック15では、ガス流入ポート20から流入した燃料ガスが、安全弁16、メイン弁17、第1,第2ラッチ式電磁弁18a,18b、及び、流量調整弁19を経てガス流出ポート21から送出され、コンロバーナ4(あるはグリルバーナ)に供給されるようになっている。
【0026】
なお、安全弁16は、点火検知装置6により火炎が検知されている場合にのみ、図示しない制御部によって開放状態が維持され、火炎が検知されなくなると制御部による開放状態の維持が停止して閉止される。これによって、煮こぼれや風による立ち消えが起こって点火検知装置6の火炎が検知されなくなった場合に、燃料ガスの流出が防止される。
【0027】
図3に示すように、ガス弁ブロック15の前部には、支持ケース24が連結固定されている。この支持ケース24に、点消火ボタン12に連動して作動するスライダ25が、前後方向にスライド移動自在に装備されるとともに、前方に向けてバネ26でスライド付勢して組み込まれている。そして、スライダ25の後端に、メイン弁17におけるバルブロッド17aの前端が突合せ対向して配備されている。スライダ25の後方移動に伴ってバルブロッド17aが、スライダ25の後端に当接され、バネ付勢力に抗して後方に押圧変位されてメイン弁17が開かれる。逆に、後方位置のスライダ25が前方へ移動するに伴ってバルブロッド17aが、スライダ25の変位に追従して前方に移動し、スライダ25が一定位置以上に前方へ移動することで、開き状態のメイン弁17が、弁座に付勢押圧されて閉じられるようになっている。なお、図3では示されていないが、バルブロッド17aの後端には、安全弁16が設けられており、
バルブロッド17aが後方に押圧変位されて、メイン弁17が開かれると共に、安全弁16が開かれる。
【0028】
図3は、スライダ25が最前方の「消火位置」(a)にある状態が示されており、この状態では、スライダ25の後端と、閉じ状態にあるメイン弁17のバルブロッド17aの前端との間には小間隙が形成されている。この小間隙が、スライダ25が点火操作方向である後方へ移動する際の「遊びストローク」となっている。
【0029】
隣接する二つの点消火ボタン12は、ガスコンロ1の前部に配置固定される固定支持枠27に、それぞれ上端支点pを中心にして前後方向に自由揺動自在に枢支されている。各点消火ボタン12の背面に設けた操作部12bが、各ガス弁ブロック15から突出するスライダ25の前端で当接支持されている。従って、点消火ボタン12を後方に押し込み操作することで、スライダ25をバネ26に抗して後方へ当接移動させて、メイン弁17を開き操作するようになっている。なお、点消火ボタン12を、後述のようにバネを用いて後方へ付勢してもよい。
【0030】
スライダ25は、ガス弁ブロック15の下部に設けたプッシュ・プッシュ方式のバルブ用位置保持機構30によって、図3に示すように、最前方の「消火位置」(a)、最後方の「点火位置」(b)、及び、その中間の「燃焼位置」(c)に切替え保持可能となっている。
【0031】
すなわち、図3に示すように、バルブ用位置保持機構30は、スライダ25に一体連設されたカム体31と、バネ線材を屈折してなる牽制部材32とを備えている。牽制部材32は、支持ケース24の後部に、後端部を中心に横回動のみ可能に支持されている。
【0032】
カム体31の下面には、図5に示すように、横向き略ハート形ループ状の溝カム33が形成されており、牽制部材32の前端に屈折形成したフォローピン部32aが、溝カム33に弾性係入されている。
【0033】
そして、図5(A)に示すように、スライダ25が前方に突出した「消火位置」(a)にある時、フォローピン部32aは、溝カム33における後部の消火位置(e)にある。点消火ボタン12を押し込み操作(プッシュ)して、スライダ25をバネ付勢力に抗して「消火位置」(a)から、図5(B)に示すように、後方の「点火位置」(b)に移動させると、溝カム33の後端部に位置していたフォローピン部32aは、カム体31に対して相対的に前方へ移動し、図5(A)に示される溝カム33の第1径路L1を経て点火位置(f)に導かれる。
【0034】
スライダ25が「点火位置」(b)へ移動することで、バルブロッド17aが追従して移動し、メイン弁17が開放されると共に、安全弁16が開放される。更に、図示しない器具栓スイッチがONとなって制御部への給電が開始されて制御部が動作を開始すると共に、図示しない点火器スイッチがONとなって、制御部は、第1,第2ラッチ式電磁弁18a,18bを開放して燃料ガスをバーナ4へ供給すると共に、前記点火装置5を作動させて点火動作がなされる。点火動作によるバーナ4への着火が点火検知装置6で検知されると、制御部は安全弁16を開放状態に保持し、コンロバーナ4の燃焼を継続する。
【0035】
点火操作後、点消火ボタン12から手を離して押し込み操作を解除すると、スライダ25がバネ付勢力によって「点火位置」(b)から前方へ復帰移動する。この時、図5(C)に示すように、溝カム33の底部に形成されている第1段差d1にフォローピン部32aが当接案内されて、第1径路L1に戻ることなく第2径路L2に導かれ、第2径路L2の後端である燃焼位置(g)において安定保持される。そして、スライダ25が「燃焼位置」にある状態では、メイン弁17は、未だ弁座から十分離れた状態にあり、引き続き燃料ガスの供給が行われて、コンロバーナ4は引き続き燃焼状態に維持される。
【0036】
このように点消火ボタン12を押し操作して加熱が開始されると、火力調節レバー13を操作することで、所望の火力が得られる。
【0037】
消火する場合には、先ず、点消火ボタン12を再び限界まで押込み操作(プッシュ)した後、押込み操作を解除する。この場合、点消火ボタン12の押込み操作に伴ってスライダ25は、図5(C)に示される「燃焼位置」(c)から後方に移動するが、第2径路L2の底部に形成されている第2段差d2によって、フォローピン部32aは、第2径路L2に戻ることなく第3径路L3に導かれて相対的に前方に移動する。ここで、第3径路L3の前端は、スライダ25が「点火位置」(b)に到達しない位置に設定されており、無駄に放電点火作動が行われことはない。
【0038】
次に、点消火ボタン12の操作解除に伴ってスライダ25が、バネ付勢によって前方の「消火位置」(a)に復帰移動するが、この際、第3径路L3の底部に形成されている第3段差d3によって、フォローピン部32aは、第3径路L3に戻ることなく第4径路L4に導かれて元の「消火位置」(e)に達する。なお、第4径路L4の後部底面にも第4段差d4が形成されており、スライダ25が「消火位置」(a)から後方に移動される場合に、フォローピン部32aが、第4段差d4に当接案内され、第4径路L4に入り込むことなく正しく第1径路L1に導かれるようになっている。
【0039】
スライダ25が、上記のように前方の「消火位置」(a)へ復帰移動することによって、メイン弁17が閉止し、コンロバーナ4が消火される。そして、グリルを含む全ての点消火ボタン12のスライダ25を「消火位置」(a)にすると、各コンロバーナ4の全てのメイン弁17が閉止して消火され、かつ、各コンロバーナ4の全ての器具栓スイッチがOFFになり、各コンロバーナ4の安全弁16が閉止されると共に、第1,第2ラッチ式電磁弁18a,18bが閉止される。更に、制御部は、該制御部の給電状態を保持するための電源保持信号の出力を停止し、これによって制御部への給電が終了する。
【0040】
以上の構成は基本的には従来構造と同様であり、本発明においては、使用者の身体の一部が点消火ボタン12に当たって、点消火ボタン12が押し込まれてコンロバーナ4が不用意に点火されてしまうことを防止するために、以下のような構造が備えられている。
【0041】
図6は、消火状態におけるガス弁ブロック15と点消火操作部の斜視図であり、図7は、ロック解除状態におけるガス弁ブロック15と点消火操作部の斜視図であり、図8は、点火状態におけるガス弁ブロック15と点消火操作部の斜視図であり、図9は、燃焼状態におけるガス弁ブロック15と点消火操作部の斜視図である。
【0042】
図3図6図9に示すように、点消火ボタン12が装着された固定支持枠27の背部下方に、「消火位置」にある点消火ボタン12の押し込み方向への作動を牽制阻止するロック機構40が、隣接する二つの点消火ボタン12の背後中央に配備されている。
【0043】
図10は、ロック機構40の斜視図である。図3図10に示すように、前記ロック機構40には、点消火ボタン12の下端移動経路中に出退するよう上下変位するロック体41と、このロック体41を点消火ボタン12における下端移動経路の下方に退避させるロック解除用の操作体42とが備えられている。
【0044】
固定支持枠27の後部下面に、板バネ材からなる支持アーム43が前向き片持ち状に連結支持され、この支持アーム43の前端上面に、前記ロック体41が連結されている。
【0045】
ロック部を構成するロック体41には、隣接する二つの点消火ボタン12に対応して左右一対の牽制部44が立設されている。各牽制部44は、図6及びロック機構40の作動を示す図12(A)に示すように、点消火ボタン12の下端に備えられた横リブ12cに対向している。すなわち、図3図6、及び、図12(A)に示すように、支持アーム43が自由状態にある時には、ロック体41は、上方位置のロック位置にあり、牽制部44が上方に突出して点消火ボタン12の横リブ12cの移動経路に進出し、点消火ボタン12の「消火位置」からの押込み移動を当接阻止するロック状態がもたらされる。
【0046】
また、図7及び図12(A’)に示すように、支持アーム43が下方に湾曲変形されてロック体41が下方移動すると、牽制部44が、点消火ボタン12の横リブ12cの移動経路から下方に退避したロック解除位置となり、点消火ボタン12が「消火位置」からの押込み移動を許容するロック解除状態がもたらされるようになっている。
【0047】
ロック解除用の操作体42は、固定支持枠27に前後スライド可能に装着されており、その前端部が、隣接する二つの点消火ボタン12の間の下方において、前面パネル11から前方に突出するよう配備されている。この操作体42の下面には、傾斜カム45aと直線カム45bとが段差状に形成されている。図12(A)に示すように、操作体42が前面パネル11から前方に大きく突出した待機位置にある状態では、ロック体41に備えられた当接部41aが傾斜カム45aの後側に位置して、ロック体41が上方のロック位置にある。そして、図12(A’)に示すように、操作体42が使用者によって後方に押し込み操作されると、当接部41aが傾斜カム45aに案内されて押し下げられることで、ロック用付勢手段としての支持アーム43を湾曲変形させながらロック体41が下方に変位される。押し込まれた操作体42が、解除実行位置に達すると、当接部41aが、直線カム45bに乗り上がり、それ以降は、操作体42の後方移動にかかわらず、ロック体41は一定のロック解除位置に維持される。
【0048】
前記ロック機構40は、ロック解除部を構成する操作体42を手動によって後方へ押込むことでロック解除を実行することができるとともに、点消火ボタン12の「消火位置」への復帰作動に伴ってロック解除状態からロック状態に自動リセットされるよう、以下のように点消火ボタン12と連係されている。
【0049】
すなわち、図11に示すように、前記操作体42は、上記したバルブ用位置保持機構30と同様な構造のプッシュ・プッシュ方式のロック用位置保持機構50に連動連結されている。このロック用位置保持機構50には、操作体42と一体に前後移動するとともに、復帰用付勢手段としてのバネ51で前方へスライド付勢されたカム体52と、これを前後スライド可能に支持する支持ケース53と、バネ線材を屈折してなる牽制部材54とが備えられている。支持ケース53は、ネジ締め等によって固定支持枠27に連結固定されている。
【0050】
牽制部材54は、支持ケース53の後部に、後端部を中心に横回動のみ可能に支持されている。また、カム体52の下面には、図13に示すように、横向き略ハート形の溝カム55が形成されており、牽制部材54の前端に屈折形成したフォローピン部54aが、溝カム55に弾性係入されている。
【0051】
また、図3図8図10に示すように、操作体42の上面には、ロック用位置保持機構50と点消火ボタン12とを連係するためのリセット用突起56が備えられている。このリセット用突起56は、隣接する二つの点消火ボタン12の下端から延出された縦リブ状の当接部12aにそれぞれ対向するようT字形に形成されている。
【0052】
次に、ロック機構40及びロック用位置保持機構50の作動について説明する。
【0053】
点消火ボタン12が前方に大きく突出した消火位置にあって操作体42が前方に突出している時、図13(A)に示すように、ロック用位置保持機構50のフォローピン部54aは、溝カム55における後端部の待機位置(h)にある。この状態から操作体42を後方に押し込み操作(プッシュ)して、カム体52をバネ付勢力に抗して後方に移動させると、溝カム55の待機位置(h)に位置していたフォローピン部54aは、カム体52に対して相対的に前方へ移動し、溝カム55の第1径路R1に導かれる。また、上記のように、操作体42の押込みに伴ってロック体41が下方に変位されてロック解除状態となる。
【0054】
操作体42を押込み操作してフォローピン部54aを、第1径路R1の途中位置(i)に位置させ、その状態のままで点消火ボタン12を押込んで上記した点火操作を行うと、図12(B)に示すように、大きく後方に移動する点消火ボタン12の当接部12aが、操作体42のリセット用突起56に前方から当接し、操作体42及びカム体52が、図8に示すように、バネ付勢力に抗して後方へ引き込み移動され、図13(B)に示すように、フォローピン部54aが、カム体52に対して相対的に更に前方移動して、図13(A)に示される第1径路R1における前部の第1折返し位置(j)に移動する。
【0055】
点消火ボタン12を「点火位置」まで押込んで点火操作を行った後、押込み操作を解除して点消火ボタン12を「燃焼位置」まで戻すと、図9に示すように、点消火ボタン12の前方への復帰移動に追従して操作体42及びカム体52が、バネ付勢力によって前方へ移動する。この時、第1径路R1の底部に形成されている第1段差s1によって、フォローピン部54aは、第1径路R1に戻ることなく第2径路R2に導かれ、図13(C)に示すように、第2径路R2後端の安定位置(k)に保持される。
【0056】
消火操作のために点消火ボタン12を再び押込むと、先ず、大きく後方に移動する点消火ボタン12の当接部12aが、操作体42のリセット用突起56に前方から当接して、操作体42及びカム体52が、バネ付勢力に抗して後方へ移動され、フォローピン部54aが、カム体52に対して相対的に前方に移動する。この時、第2径路R2の底部に形成されている第2段差s2によって、フォローピン部54aは、第2径路R2に戻ることなく第3径路R3に導かれて第2折返し位置(m)に至る。
【0057】
次いで、点消火ボタン12の押込みを解除すると、前方へバネ付勢されている操作体42及びカム体52が前方に移動する。この時、第3径路R3の底部に形成されている第3段差s3によって、フォローピン部54aは、第3径路R3に戻ることなく第4径路R4に導かれて元の待機位置(h)に復帰する。なお、第4径路R4の後部底面にも第4段差s4が形成されており、操作体42が、手動で押込み操作されてカム体52が後方に移動される場合に、フォローピン部54aが第4段差s4に当接案内され、第4径路R4に入り込むことなく正しく第1径路R1に導かれるようになっている。
【0058】
そして、操作体42及びカム体52が、前方移動して元の待機位置に復帰することで、ロック体41が上方に復帰移動し、自動的にロック状態がもたらされる。つまり、このロック機構40は、点消火ボタン12が「消火位置」に復帰する作動に連動して自動的にロック状態にリセットされるのである。
【0059】
以上のように本実施形態によれば、点消火ボタン12が、消火位置にあるときには、常に、点消火ボタン12の点火方向への移動が阻止されるロック状態となるので、使用者の身体の一部が点消火ボタン12に当たる等して、意図せずに点火がなされてしまうようなことが確実に防止される。また、ロックのかけ忘れのないチャイルドロックとしても有効に機能する。
【0060】
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
【0061】
上記実施形態では、操作体42を手指で押込み操作してロック解除を行いながら点消火ボタン12を押込んで点火操作を行うものとしているが、カム体52を改造することで、操作体42を押込み操作し、ロック解除を実行した後、直ちに操作体42から手指を離して点消火ボタン12を押込んで点火操作する形態とすることもできる。
【0062】
つまり、図14に示すように、前記ロック用位置保持機構50の溝カム55を変形した形態とする。これによると、操作体42を限界まで押込んで手指を離すと、カム体52がバネ付勢力に抗して一旦後方に移動された後、バネ付勢力で前方に復帰移動することになる。図14(A’)に示すように、待機位置(h)のフォローピン部54aは、第1径路R1を介して第1折返し位置(j1)に移行した後、第1段差s1で案内されて第2径路R2に導かれ、その後端の第1保持位置(k1)に至って安定保持される。これによりロック解除状態が維持される。
【0063】
次に、バーナ点火のために点消火ボタン12を「点火位置」まで大きく押込むと、大きく後方に移動する点消火ボタン12の当接部12aが、操作体42のリセット用突起56に前方から当接し、操作体42及びカム体52が、バネ付勢力に抗して更に後方へ移動される。これに伴ってフォローピン部54aが、カム体52に対して相対的に更に前方移動し、第1保持位置(k1)のフォローピン部54aは、第3径路R3を介して第2折返し位置(j2)に移行し、点消火ボタン12が「点火位置」から「燃焼位置」に復帰移動するのに連動して、フォローピン部54aは、第3段差s3で案内されて第4径路R4に導かれ、その後端の第2保持位置(k2)で安定保持される。
【0064】
消火を行うために点消火ボタン12を再び大きく押込んだ後、押込み操作を解除して点消火ボタン12を「消火位置」に復帰させると、点消火ボタン12の後方への移動に伴って操作体42及びカム体52が、リセット用突起56を介して後方に当接移動された後、バネ付勢力によって前方に復帰移動する。この時、点消火ボタン12が「燃焼位置」から後方へ移動するのに連動して、第2保持位置(k2)のフォローピン部54aは、第4段差s4で案内されて第5径路R5に導かれ、その前端の第3折返し位置(j3)に移行する。その後、点消火ボタン12が「消火位置」まで大きく復帰移動するのに連動して、フォローピン部54aは、第5段差s5で案内されて第6径路R6に導かれ、元の待機位置(h)まで復帰移動する。これによってロック機構40が再びロック状態となる。
【0065】
図14に示す実施形態に限らず、点消火ボタン12を後方へ付勢するバネを設け、このバネの付勢力、スライダ25を前方へ付勢する上記バネ26の付勢力、及び、操作体42を前方へ付勢する上記バネ51の付勢力を調整することによって、操作体42を押込み操作し、ロック解除を実行した後、直ちに操作体42から手指を離して点消火ボタン12を押込んで点火操作する形態とすることもできる。
【0066】
すなわち、図15に示されるように、スライダ25を前方へ付勢するバネ26の付勢力をF1、操作体42を前方へ付勢するバネ51の付勢力をF2、点消火ボタン12を後方へ付勢するバネ(図示せず)の付勢力をF3とすると、次の関係が成立するようにバネの付勢力を設定するものである。
【0067】
F1>F3>F2
これによると、点消火ボタン12が前方に大きく突出した消火位置にあるときは、図16(A)に示すように、ロック用位置保持機構50のフォローピン部54aは、溝カム55における後端部の待機位置(h)にある。この状態から操作体42を限界まで押込んで手指を離すと、カム体52がバネ付勢力F2に抗して一旦後方に移動された後、バネ付勢力F2で前方に復帰移動することになる。すなわち、図16(B)に示すように、待機位置(h)のフォローピン部54aは、第1径路R1を介して第1折返し位置(j)に移行した後、第1段差s1で案内されて第2径路R2に導かれ、その後端の保持位置(k)に至って安定保持される。これによりロック解除状態が維持される。
【0068】
次に、バーナ点火のために点消火ボタン12を「点火位置」まで大きく押込むと、大きく後方に移動する点消火ボタン12の当接部12aが、操作体42のリセット用突起56に前方から当接し、操作体42及びカム体52が、バネ付勢力F2に抗して更に後方へ移動される。これに伴ってフォローピン部54aが、カム体52に対して相対的に更に前方移動し、保持位置(k)のフォローピン部54aは、第3径路R3を介して第2折返し位置(m)に移行し、点消火ボタン12が「点火位置」から「燃焼位置」に復帰移動するのに連動して、フォローピン部54aは、第3段差s3で案内されて第4径路R4に導かれ、その途中位置(n)で保持される。すなわち、点消火ボタン12を後方へ付勢するバネの付勢力F3が、操作体42を前方へ付勢するバネ51の付勢力F2より大きいので、フォローピン部54aは、第4径路R4の途中位置(n)で保持される。
【0069】
消火を行うために点消火ボタン12を再び大きく押込んだ後、押込み操作を解除して点消火ボタン12を「消火位置」に復帰させると、点消火ボタン12の後方への移動に伴って操作体42及びカム体52が、リセット用突起56を介して後方に当接移動された後、バネ付勢力F2によって前方に復帰移動する。この時、点消火ボタン12が「燃焼位置」から後方へ移動するのに連動して、途中位置(n)のフォローピン部54aは、第2折返し位置(m)に戻り、その後、点消火ボタン12が「消火位置」まで大きく復帰移動するのに連動して、フォローピン部54aは、元の待機位置(h)まで復帰移動する。これによってロック機構40が再びロック状態となる。
【0070】
また、このようにバネの付勢力を設定しておくことによって、近接して並列配備された二つの点消火ボタン12,12の一方の点消火ボタン12を点火操作して燃焼位置とした状態で、他方の点消火ボタン12を点火操作することによって、二つの点消火ボタン12,12で共用しているリセット用突起56が押し込まれて、フォローピン部54aが、第4径路R4の途中位置(n)から第2折返し位置(m)に一旦戻ることになるが、二つの点消火ボタン12,12のいずれかの点消火ボタン12が、燃焼位置にあるときには、フォローピン部54aは、第4径路R4の途中位置(n)に保持される。
【0071】
なお、本発明の他の実施形態として、点消火ボタン12を、スライダ25に係合させて、スライダ25が燃焼位置にあるときには、点消火ボタン12がスライダ25に一体的に保持されるようにして、フォローピン部54aを、第4径路R4の途中位置(n)に保持するようにしてもよい。この場合には、点消火ボタン12を付勢するバネ及び上記バネの付勢力の調整が不要となる。
【0072】
上記実施形態では、近接して並列配備された二つの点消火ボタン(点消火操作具)12で単一のロック機構40及びロック用位置保持機構50を共用しているが、複数の点消火操作具12のそれぞれに個別のロック機構40及びロック用位置保持機構50を装備してもよい。すなわち、点消火操作具12毎に、個別の牽制部44及びリセット用突起56を有するロック解除用の操作体42、及び、ロック用位置保持機構50を装備してもよい。このようにすれば、各点消火操作具12を、相互に干渉することなく、それぞれ独立に作動させることができる。
【0073】
上記実施形態では、点消火操作具がボタン方式のものである場合を例示しているが、回転ノブ方式のものに適用することも可能である。
【0074】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の変形を加えることが可能である。
【符号の説明】
【0075】
1 ガスコンロ
4 コンロバーナ
12 点消火ボタン(点消火操作具)
30 バルブ用位置保持機構
40 ロック機構
41 ロック体
42 操作体
44 牽制部
50 ロック用位置保持機構
55 溝カム
56a フォローピン部
図1
図2
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