特許 6999214 マルチコプターを利用した、被洗浄面の洗浄方法。

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2021-12-24

(45)【発行日】2022-01-18

(54)【発明の名称】マルチコプターを利用した、被洗浄面の洗浄方法。

(51)【国際特許分類】

   B08B 3/02 20060101AFI20220111BHJP

   C11D 17/08 20060101ALI20220111BHJP

   C11D 1/66 20060101ALI20220111BHJP

   C11D 3/395 20060101ALI20220111BHJP

   A47L 11/38 20060101ALI20220111BHJP

   B64C 39/02 20060101ALI20220111BHJP

   B64C 27/08 20060101ALI20220111BHJP

【ＦＩ】

B08B3/02 E

C11D17/08

C11D1/66

C11D3/395

B08B3/02 G

A47L11/38

B64C39/02

B64C27/08

【請求項の数】 1

(21)【出願番号】P 2019000334

(22)【出願日】2019-01-04

(65)【公開番号】P2020108872

(43)【公開日】2020-07-16

【審査請求日】2020-01-06

(73)【特許権者】

【識別番号】719000030

【氏名又は名称】川上 貴之

(74)【代理人】

【識別番号】230129458

【弁護士】

【氏名又は名称】古市 寛

(74)【代理人】

【識別番号】230129469

【弁護士】

【氏名又は名称】木村 曜

(72)【発明者】

【氏名】川上貴之

【審査官】東 勝之

(56)【参考文献】

【文献】特開２０１８－１８０７９６（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００３－２５３２９７（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００１－３１６７００（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００２－１９４４００（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０１８－０００１０９（ＪＰ，Ａ）

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｂ０８Ｂ ３／００ － ３／１４

Ａ４７Ｌ １１／３８

Ｂ６４Ｃ ３９／０２

Ｂ６４Ｃ ２７／０８

Ｃ１１Ｄ １７／０８

Ｃ１１Ｄ １／６６

Ｃ１１Ｄ ３／３９５

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

８枚のプロペラを有し，うち４個の向かい合うプロペラの設置部の真下に噴霧口を設置したマルチコプター液剤散布装置から噴霧した液体洗浄剤をマルチコプターのダウンウォッシュにより被洗浄面を洗浄する方法であって、
マルチコプターを飛行させながら前記液体洗浄剤を噴霧する噴霧工程と、
前記被洗浄面における前記液体洗浄剤が噴霧された部分の少なくとも一部を擦らずに前記液体洗浄剤を濯ぎ流す工程と、
を有し、
前記液体洗浄剤が、
（Ａ）成分として、植物性非イオン系界面活性剤を含む界面活性剤と、
（Ｂ）成分として、次亜塩素ナトリウムと、
（Ｃ）成分として、アルカリ剤と
を含有し、前記液体洗浄剤の総質量に対して、前記（Ａ）成分が０．１～５．０質量％であり、前記（Ｂ）成分が６．０～１２．０質量％であり、２５℃におけるｐＨが１０．１以上１３．０未満である，被洗浄面の洗浄方法。

【発明の詳細な説明】

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0001】

マルチコプターによる、充分な洗浄効果を得つつ、洗浄作業の負担を軽減できる被洗浄面の洗浄方法を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0002】

８枚のプロペラを有し，うち４個の向かい合うプロペラ設置部の真下に噴霧口を設置したマルチコプター液剤散布装置から噴霧した液体洗浄剤をマルチコプターのダウンウォッシュにより被洗浄面を洗浄する方法であって、
マルチコプターを飛行させながら前記液体洗浄剤を噴霧する噴霧工程と、
前記被洗浄面における前記液体洗浄剤が噴霧された部分の少なくとも一部を擦らずに前記液体洗浄剤を濯ぎ流す工程と、
を有し、
前記液体洗浄剤が、
（Ａ）成分として、植物性非イオン系界面活性剤を含む界面活性剤と、
（Ｂ）成分として、次亜塩素ナトリウムと、
（Ｃ）成分として、アルカリ剤と
を含有し、前記液体洗浄剤の総質量に対して、前記（Ａ）成分が０．１～５．０質量％であり、前記（Ｂ）成分が６．０～１２．０質量％であり、２５℃におけるｐＨが１０．１以上１３．０未満である被洗浄面の洗浄方法。

【発明の効果】

【0003】

従来は足場を準備して、こすり洗いを行うために被洗浄面が傷み、汚れやすくなる。また作業に時間がかかり、危険で重労働である。

今回の発明ではマルチコプターによる被洗浄面を洗浄する方法で、足場・危険作業・重労働・被洗浄面の傷みを無くし、請求項２の液体洗浄剤を使用することで短時間で広範囲の作業が可能になる。

【図面の簡単な説明】

【0004】

【図1】マルチコプター液剤散布装置1

【産業上の利用可能性】

【0005】

ソーラーパネル洗浄への利用

【0006】

温室（ビニールハウス・ガラスハウス）の洗浄

【図1】