(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-24
(45)【発行日】2022-01-19
(54)【発明の名称】ユーザ機器の保護方法、装置、ユーザ機器及び基地局
(51)【国際特許分類】
H04W 24/02 20090101AFI20220111BHJP
H04W 8/22 20090101ALI20220111BHJP
H04W 88/02 20090101ALI20220111BHJP
H04M 1/00 20060101ALI20220111BHJP
【FI】
H04W24/02
H04W8/22
H04W88/02 150
H04M1/00 R
(21)【出願番号】P 2019571241
(86)(22)【出願日】2017-08-10
(86)【国際出願番号】 CN2017096822
(87)【国際公開番号】W WO2019028739
(87)【国際公開日】2019-02-14
【審査請求日】2019-12-23
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】洪 ▲偉▼
【審査官】玉木 宏治
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第101938819(CN,A)
【文献】特開2011-259282(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第104536483(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第103384394(CN,A)
【文献】中国実用新案第203217401(CN,U)
【文献】米国特許出願公開第2012/0297223(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
H04M 1/00
H04M 1/24- 1/82
H04M 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器に応用されるユーザ機器の保護方法であって、前記方法は、
降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動するステップと、
前記タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出するステップと、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示するステップと、を含
み、
第1シグナリングには、前記基地局が前記ユーザ機器の調整される無線リンク構成を確定するように指示するための降温補助情報が含まれ、前記降温補助情報は、ユーザ機器の一時的なユーザ機器能力を含み、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示するステップは、前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、前記ユーザ機器が過熱しなくなる場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなることを指示するための第3シグナリングを前記基地局に送信するステップを含み、
前記第3シグナリングは、前記降温補助情報が空である第1シグナリングであることを特徴とするユーザ機器の保護方法。
【請求項2】
データ伝送速度が高過ぎることが、ユーザ機器の過熱の原因となると確定する場合、降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ機器の保護方法。
【請求項3】
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示するステップは、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、前記ユーザ機器が依然として過熱する場合、降温構成を要求するための第2シグナリングを前記基地局に送信するステップ
を含むことを特徴とする請求項
1に記載のユーザ機器の保護方法。
【請求項4】
基地局に応用されるユーザ機器の保護方法であって、前記方法は、
ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第1シグナリングを受信するステップと、
前記第1シグナリングに基づいて前記ユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信するステップと、
第2プリセット時間内に前記ユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングするステップと、
モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定するステップと、を含
み、
第1シグナリングには、ユーザ機器の一時的なユーザ機器能力を含む降温補助情報を含み、
前記モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定するステップは、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第2シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が依然として過熱すると確定するステップと、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器が過熱しなくなることを指示する第3シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定するステップと、を含み、
前記第3シグナリングは、前記降温補助情報が空である第1シグナリングであることを特徴とするユーザ機器の保護方法。
【請求項5】
第2プリセット時間は、基地局に基づいて動的に配置されるか、又は第2プリセット時間は、システムにより合意された固定値であるか、又は第2プリセット時間は、基地局の
実現に基づいて確定されることを特徴とする請求項
4に記載のユーザ機器の保護方法。
【請求項6】
前記ユーザ機器の状態が、ユーザ機器が過熱しなくなる場合、前記ユーザ機器の無線リンク構成を向上させるステップと、
前記ユーザ機器の状態が、ユーザ機器が依然として過熱する場合、前記応答シグナリングを生成して送信する操作を実行するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項
4に記載のユーザ機器の保護方法。
【請求項7】
前記モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定するステップは、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器から送信された過熱の解決に関するシグナリングがモニタリングされない場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定するステップを含むことを特徴とする請求項
4に記載のユーザ機器の保護方法。
【請求項8】
ユーザ機器に応用されるユーザ機器の保護装置であって、前記装置は、
降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動するタイミングモジュールと、
タイミングモジュールにより起動される前記タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出するように構成される検出モジュールと、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示するように構成される状態指示モジュールと、を含
み、
第1シグナリングには、前記基地局が前記ユーザ機器の調整される無線リンク構成を確定するように指示するための降温補助情報が含まれ、前記降温補助情報は、ユーザ機器の一時的なユーザ機器能力を含み、
前記状態指示モジュールは、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、前記ユーザ機器が過熱しなくなる場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなることを指示するための第3シグナリングを前記基地局に送信する第2送信サブモジュールを含み、
前記第3シグナリングは、前記降温補助情報が空である第1シグナリングであることを特徴とするユーザ機器の保護装置。
【請求項9】
データ伝送速度が高過ぎることが、ユーザ機器の過熱の原因となると確定する場合、降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信するように構成される第1送信モジュールをさらに含む
ことを特徴とする請求項
8に記載のユーザ機器の保護装置。
【請求項10】
前記状態指示モジュールは、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、前記ユーザ機器が依然として過熱する場合、降温構成を要求するための第2シグナリングを前記基地局に送信するように構成される第1送信サブモジュール
を含むことを特徴とする請求項
8に記載のユーザ機器の保護装置。
【請求項11】
基地局に応用されるユーザ機器の保護装置であって、前記装置は、
ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第1シグナリングを受信するように構成される受信モジュールと、
前記受信モジュールが受信した前記第1シグナリングに基づいて、前記ユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信するように構成される応答モジュールと、
前記受信モジュールが前記第1シグナリングを受信した後の第2プリセット時間内に前記ユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングするように構成されるモニタリングモジュールと、
モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定するように構成される状態確定モジュールと、を含
み、
第1シグナリングには、ユーザ機器の一時的なユーザ機器能力を含む降温補助情報を含み、
前記状態確定モジュールは、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第2シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が依然として過熱すると確定するように構成される第1確定サブモジュールと、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器が過熱しなくなることを指示する第3シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定するように構成される第2確定サブモジュールと、を含み、
前記第3シグナリングは、前記降温補助情報が空である第1シグナリングであることを特徴とするユーザ機器の保護装置。
【請求項12】
第2プリセット時間は、基地局に基づいて動的に配置されるか、又は第2プリセット時間は、システムにより合意された固定値であるか、又は第2プリセット時間は、基地局の実現に基づいて確定されることを特徴とする請求項
11に記載のユーザ機器の保護装置。
【請求項13】
前記ユーザ機器の状態が、ユーザ機器が過熱しなくなる場合、前記ユーザ機器の無線リンク構成を向上させるように構成される再配置モジュールと、
前記ユーザ機器の状態が、ユーザ機器が依然として過熱する場合、前記応答シグナリングを生成して送信する操作を実行する応答モジュールと、をさらに含むことを特徴とする請求項
11に記載のユーザ機器の保護装置。
【請求項14】
前記状態確定モジュールは、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器から送信された過熱の解決に関するシグナリングがモニタリングされない場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定するように構成される第3確定サブモジュールを含む
ことを特徴とする請求項
11に記載のユーザ機器の保護装置。
【請求項15】
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動し、
前記タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出し、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示するように構成され
、
第1シグナリングには、前記基地局が前記ユーザ機器の調整される無線リンク構成を確定するように指示するための降温補助情報が含まれ、前記降温補助情報は、ユーザ機器の一時的なユーザ機器能力を含み、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示することは、前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、前記ユーザ機器が過熱しなくなる場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなることを指示するための第3シグナリングを前記基地局に送信することを含み、
前記第3シグナリングは、前記降温補助情報が空である第1シグナリングであることを特徴とするユーザ機器。
【請求項16】
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第1シグナリングを受信し、
前記第1シグナリングに基づいて前記ユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信し、
第2プリセット時間内に前記ユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングし、
モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定するように構成され
、
第1シグナリングには、ユーザ機器の一時的なユーザ機器能力を含む降温補助情報を含み、
前記モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定することは、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第2シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が依然として過熱すると確定することと、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器が過熱しなくなることを指示する第3シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定することと、を含み、
前記第3シグナリングは、前記降温補助情報が空である第1シグナリングである
ことを特徴とする基地局。
【請求項17】
コンピュータ命令を記憶している非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令がプロセッサにより実行される場合、以下のステップを実現し、
降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動し、
前記タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出し、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示
し、
第1シグナリングには、前記基地局が前記ユーザ機器の調整される無線リンク構成を確定するように指示するための降温補助情報が含まれ、前記降温補助情報は、ユーザ機器の一時的なユーザ機器能力を含み、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示するステップは、前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、前記ユーザ機器が過熱しなくなる場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなることを指示するための第3シグナリングを前記基地局に送信するステップを含み、
前記第3シグナリングは、前記降温補助情報が空である第1シグナリングであることを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項18】
コンピュータ命令を記憶している非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令がプロセッサにより実行される場合、以下のステップを実現し、
ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第1シグナリングを受信し、
前記第1シグナリングに基づいて前記ユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信し、
第2プリセット時間内に前記ユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングし、
モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定
し、
第1シグナリングには、ユーザ機器の一時的なユーザ機器能力を含む降温補助情報を含み、
前記モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定するステップは、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第2シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が依然として過熱すると確定するステップと、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器が過熱しなくなることを指示する第3シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定するステップと、を含み、
前記第3シグナリングは、前記降温補助情報が空である第1シグナリングであることを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信技術分野に関し、特に、ユーザ機器の保護方法、装置、ユーザ機器及び基地局に関する。
【背景技術】
【0002】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、単にLTEと呼ぶ)システムにおいて、高速データ伝送に対するユーザの要求を満たすように、ユーザ機器(User Equipment、単にUEと呼ぶ)のために高次マルチ入力マルチ出力(Multiple-Input Multiple-Output、単にMIMOと呼ぶ)、マルチキャリアアグリゲーション、又は高次変調及び復号化などの無線伝送モードを設置することができる。しかしながら、このような高速無線伝送モードによりUEが過熱してさらにUEのサービスデータ伝送の中断、ひいては機器の再起動などの問題を引き起こす可能性がある。
【0003】
関連技術において、ユーザがUEを使用する際の体験を確保するために、UEのサプライヤーは、一般的に、携帯電話に対して温度制御を行い、例えば、UEがデタッチ及び再アタッチにより無線リンク構成を削減するように制御してUEの過熱を回避することができる。関連技術において、UEは、デタッチ及び再アタッチのプロセスにおいてサービスデータ伝送の中断を引き起こし、ユーザの使用体験を低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術に存在する問題を解決するために、本開示の実施例は、ユーザ機器の保護方法、装置、ユーザ機器及び基地局を提供することにより、基地局によりUE配置を低下させてUE過熱の問題を解決することを実現する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1態様によれば、ユーザ機器に応用されるユーザ機器の保護方法を提供し、前記方法は、
降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動するステップと、
前記タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出するステップと、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示するステップと、を含む。
【0006】
一実施例において、前記方法は、
無線リンク構成が高過ぎることが、ユーザ機器の過熱の原因となると確定する場合、降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信するステップをさらに含む。
【0007】
一実施例において、第1シグナリングには、前記基地局が前記ユーザ機器の調整される無線リンク構成を確定するように指示するための降温補助情報が含まれる。
【0008】
一実施例において、前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示するステップは、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、前記ユーザ機器が依然として過熱する場合、降温構成を要求するための第2シグナリングを前記基地局に送信するステップと、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、前記ユーザ機器が過熱しなくなる場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなることを指示するための第3シグナリングを前記基地局に送信するステップと、を含む。
【0009】
一実施例において、前記第3シグナリングは、前記降温補助情報が空である第1シグナリングである。
【0010】
本開示の実施例の第2態様によれば、基地局に応用されるユーザ機器の保護方法を提供し、前記方法は、
ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第1シグナリングを受信するステップと、
前記第1シグナリングに基づいて前記ユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信するステップと、
第2プリセット時間内に前記ユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングするステップと、
モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定するステップと、を含む。
【0011】
一実施例において、第2プリセット時間は、基地局に基づいて動的に配置されるか、又は第2プリセット時間は、システムにより合意された固定値であるか、又は第2プリセット時間は、基地局の実現に基づいて確定される。
【0012】
一実施例において、前記方法は、
前記ユーザ機器の状態が、ユーザ機器が過熱しなくなる場合、前記ユーザ機器の無線リンク構成を向上させるステップと、
前記ユーザ機器の状態が、ユーザ機器が依然として過熱する場合、前記応答シグナリングを生成して送信する操作を実行するステップと、をさらに含む。
【0013】
一実施例において、前記モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定するステップは、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第2シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が依然として過熱すると確定するステップと、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器が過熱しなくなることを指示する第3シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定するステップと、を含む。
【0014】
一実施例において、前記モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定するステップは、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器から送信された過熱の解決に関するシグナリングがモニタリングされない場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定するステップを含む。
【0015】
本開示の実施例の第3態様によれば、ユーザ機器に応用されるユーザ機器の保護装置を提供し、前記装置は、
降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動するタイミングモジュールと、
タイミングモジュールにより起動される前記タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出するように構成される検出モジュールと、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示するように構成される状態指示モジュールと、を含む。
【0016】
一実施例において、前記装置は、
無線リンク構成が高過ぎることが、ユーザ機器の過熱の原因となると確定する場合、降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信するように構成される第1送信モジュールをさらに含む。
【0017】
一実施例において、第1シグナリングには、前記基地局が前記ユーザ機器の調整される無線リンク構成を確定するように指示するための降温補助情報が含まれる。
【0018】
一実施例において、前記状態指示モジュールは、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、前記ユーザ機器が依然として過熱する場合、降温構成を要求するための第2シグナリングを前記基地局に送信するように構成される第1送信サブモジュールと、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、前記ユーザ機器が過熱しなくなる場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなることを指示するための第3シグナリングを前記基地局に送信する第2送信サブモジュールと、を含む。
【0019】
一実施例において、前記第3シグナリングは、前記降温補助情報が空である第1シグナリングである。
【0020】
本開示の実施例の第4態様によれば、基地局に応用されるユーザ機器の保護装置を提供し、前記装置は、
ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第1シグナリングを受信するように構成される受信モジュールと、
前記受信モジュールが受信した前記第1シグナリングに基づいて、前記ユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信するように構成される応答モジュールと、
前記受信モジュールが前記第1シグナリングを受信した後の第2プリセット時間内に前記ユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングするように構成されるモニタリングモジュールと、
モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定するように構成される状態確定モジュールと、を含む。
【0021】
一実施例において、第2プリセット時間は、基地局に基づいて動的に配置されるか、又は第2プリセット時間は、システムにより合意された固定値であるか、又は第2プリセット時間は、基地局の実現に基づいて確定される。
【0022】
一実施例において、前記装置は、
前記ユーザ機器の状態が、ユーザ機器が過熱しなくなる場合、前記ユーザ機器の無線リンク構成を向上させるように構成される再配置モジュールと、
前記ユーザ機器の状態が、ユーザ機器が依然として過熱する場合、前記応答シグナリングを生成して送信する操作を実行する応答モジュールと、をさらに含む。
【0023】
一実施例において、前記状態確定モジュールは、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第2シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が依然として過熱すると確定するように構成される第1確定サブモジュールと、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器が過熱しなくなることを指示する第3シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定するように構成される第2確定サブモジュールと、を含む。
【0024】
一実施例において、前記状態確定モジュールは、
前記モニタリング結果が、前記ユーザ機器から送信された過熱の解決に関するシグナリングがモニタリングされない場合、前記ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定するように構成される第3確定サブモジュールを含む。
【0025】
本開示の実施例の第5態様によれば、ユーザ機器を提供し、前記ユーザ機器は、
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動し、
前記タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出し、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示するように構成される。
【0026】
本開示の実施例の第6態様によれば、基地局を提供し、前記基地局は、
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第1シグナリングを受信し、
前記第1シグナリングに基づいて前記ユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信し、
第2プリセット時間内に前記ユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングし、
モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定するように構成される。
本開示の実施例の第7態様によれば、コンピュータ命令を記憶している非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記命令がプロセッサにより実行される場合、以下のステップを実現する。
【0027】
降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動し、
前記タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出し、
前記機器の温度で表されるユーザ機器の状態を前記基地局に指示する。
【0028】
本開示の実施例の第8態様によれば、コンピュータ命令を記憶している非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記命令がプロセッサにより実行される場合、以下のステップを実現する。
【0029】
ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第1シグナリングを受信し、
前記第1シグナリングに基づいて前記ユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信し、
第2プリセット時間内に前記ユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングし、
モニタリング結果に基づいて前記ユーザ機器の状態を確定する。
【0030】
(発明の効果)
本開示の実施例が提供する技術方案によれば、下記のような技術効果を奏することができる。
【0031】
無線リンク構成が高過ぎることが、ユーザ機器の過熱の原因となると確定する場合、降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信するとともに、第1シグナリングを送信した後に第1プリセット時間のタイマーを起動し、タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出し、且つ、機器の温度で表されるユーザ機器の状態を基地局に指示し、機器が依然として過熱したり過熱しなくなったりする場合、基地局によりUE配置を低下させてUE過熱の問題を解決することを実現し、関連技術によるサービスデータ伝送の中断の問題を避けることができる。
【0032】
理解するのは、上記の一般的な説明と後述する詳細な説明は、単に例示的で解釈的なものであり、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0033】
ここでの図面は、明細書に併合されて本明細書の一部を構成し、本発明に合致する実施例を示し、明細書と一緒に本発明の原理を解釈する。
【
図1A】一例示的な実施例によるユーザ機器の保護方法のフローチャートである。
【
図1B】一例示的な実施例によるユーザ機器の保護方法のシーングラフである。
【
図2】一例示的な実施例による他のユーザ機器の保護方法のフローチャートである。
【
図3】一例示的な実施例によるユーザ機器の保護方法のフローチャートである。
【
図4】一例示的な実施例による他のユーザ機器の保護方法のフローチャートである。
【
図5】一例示的な実施例による基地局とユーザ機器とのシグナリングのインタラクティブによりユーザ機器の保護を実現する方法のフローチャートである。
【
図6】一例示的な実施例によるユーザ機器の保護装置のブロック図である。
【
図7】一例示的な実施例による他のユーザ機器の保護装置のブロック図である。
【
図8】一例示的な実施例によるユーザ機器の保護装置のブロック図である。
【
図9】一例示的な実施例による他のユーザ機器の保護装置のブロック図である。
【
図10】一例示的な実施例によるユーザ機器を保護するのに適用される装置のブロック図である。
【
図11】一例示的な実施例によるユーザ機器を保護するのに適用される装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、例示的な実施例を詳しく説明し、その例示を図面に示す。以下の記載が図面に関わる場合、特に別の説明がない限り、異なる図面における同一符号は、同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を代表するものではない。逆に、それらは、特許請求の範囲に記載の本発明のある方面に一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0035】
図1Aは、一例示的な実施例によるユーザ機器の保護方法のフローチャートであり、
図1Bは、一例示的な実施例によるユーザ機器の保護方法のシーングラフであり、当該ユーザ機器の保護方法は、ユーザ機器に応用可能であり、
図1Aに示すように、当該ユーザ機器の保護方法は、以下のステップ101~103を含む。
【0036】
ステップ101において、降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動する。
【0037】
一実施例において、第1シグナリングは、UEAssistanceInformationシグナリングであってもよい。一実施例において、第1シグナリングには、基地局がユーザ機器の過熱問題を解決するように指示する降温補助情報が含まれ、降温補助情報は、過熱によるパフォーマンス低下の指示情報、及び/又は、過熱によるユーザ機器カテゴリーue-Categoryで表される一時的なユーザ機器能力、及び/又は、過熱による無線周波数パラメータrf-Parameters-v14xyで表される一時的なユーザ機器能力を含むことができる。第1シグナリングは、以下のコードを参照してもよい。
【0038】
UEAssistanceInformation-r11 ::=SEQUENCE {
UE補助情報
criticalExtensions CHOICE {
c1 CHOICE {
ueAssistanceInformation-r11 UEAssistanceInformation-r11-IEs,
spare3 NULL, spare2 NULL, spare1 NULL
},
criticalExtensionsFuture SEQUENCE {}
}
}
UEAssistanceInformation-r11-IEs ::=SEQUENCE {
powerPrefIndication-r11 ENUMERATED{normal,
lowPowerConsumption}OPTIONAL,
lateNonCriticalExtensionOCTET STRINGOPTIONAL,
nonCriticalExtension UEAssistanceInformation-v14xy-IEs OPTIONAL
}
UEAssistanceInformation-v14xy-IEs ::= SEQUENCE{
bw-Preference-r14 BW-Preference-r14
帯域幅期待OPTIONAL,
sps-AssistanceInformation-r14 SPS-AssistanceInformation-r14 SPS補助情報OPTIONAL,
temp-UE-Capability-r14 Temp-UE-Capability-r14OPTIONAL
一時的なUE能力
nonCriticalExtension SEQUENCE {}OPTIONAL
}
Temp-UE-Capability-r14-IEs ::= SEQUENCE{
一時的なUE能力
Lower-Performance BOOLEAN OPTIONAL,
パフォーマンス低下
ue-Category INTEGER (1..5)OPTIONAL,
UEカテゴリー
rf-Parameters-v14xy RF-Parameters-v14xyOPTIONAL,
無線周波数パラメータ
nonCriticalExtension SEQUENCE {}OPTIONAL
}
【0039】
一実施例において、第1プリセット時間のタイマーは、無線リソース制御(Radio Resource Control、単にRRCと呼ぶ)シグナリング、例えばRRC接続再配置シグナリングにおける他の配置Otherconfigシグナリングにより、基地局によってユーザ機器に指示されてもよい。
【0040】
一実施例において、第1シグナリングを送信するとすぐにタイマーを起動することができるので、タイマーのタイミング開始時点は、第1シグナリングを送信する時点であってもよい。
【0041】
一実施例において、ユーザ機器の温度がプリセット温度閾値を超えて一定時間以上持続するか否かによりユーザ機器が過熱するか否かを確定し、且つ、過熱する場合に降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信することができ、例えば、ユーザ機器の温度が85度を超えて5分間持続する場合にユーザ機器が過熱すると確定することができる。
【0042】
ステップ102において、タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出する。
【0043】
一実施例において、ユーザ機器の温度は、ユーザ機器における電池の表面温度、又は中央処理ユニット(Central Processing Unit、単にCPUと呼ぶ)の表面温度、又はユーザ機器のフロントスクリーン或いはリアケースの温度などであってもよい。
【0044】
一実施例において、T0時点においてユーザ機器が第1シグナリングを送信し、T0時点においてタイマーがタイミングを開始し、タイマーのタイムの長さがt1である場合、ユーザ機器は、T0+t1時点における機器の温度を検出することができる。
【0045】
ステップ103において、機器の温度で表されるユーザ機器の状態を基地局に指示する。
【0046】
一実施例において、ユーザ機器の状態は、ユーザ機器が過熱しなくなるか、又は依然として過熱することであってもよい。
【0047】
一実施例において、機器の温度で表されるユーザ機器の状態を基地局に指示する方法は、
図2に示す実施例を参照することができるので、ここで詳細に説明しない。
【0048】
一例示的なシーンにおいて、
図1Bに示すように、
図1Bに示すシーンにおいて、基地局10及びユーザ機器(例えばスマートフォン、タブレットなど)20が含まれる。ここで、ユーザ機器20は、降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動し、タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出し、且つ、機器の温度で表されるユーザ機器の状態、例えば機器が依然として過熱したり過熱しなくなったりする状態を基地局10に指示することができる。
【0049】
本実施例は、上記のステップ101~ステップ103により、ユーザ機器が過熱する場合に降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信することにより、基地局によりUE配置を低下させてUE過熱の問題を解決することを実現し、関連技術によるサービスデータ伝送の中断の問題を避けることができる。
【0050】
具体的には如何にユーザ機器を保護するかは、下記の実施例を参照してもよい。
【0051】
以下、具体的な実施例を用いて本開示の実施例で提供される技術的案を説明する。
【0052】
図2は、一例示的な実施例による他のユーザ機器の保護方法のフローチャートである。本実施例は、本開示の実施例で提供される上記の方法を用いて、如何に降温構成を要求するためのシグナリングを基地局に送信することを例として例示的に説明するが、
図2に示すように、以下のステップを含む。
【0053】
ステップ201において、無線リンク構成が高過ぎることが、ユーザ機器の過熱の原因となると確定する場合、降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信する。
【0054】
一実施例において、第1シグナリングには、基地局がユーザ機器の調整される無線リンク構成を確定するように指示するための降温補助情報が含まれる。
【0055】
ステップ202において、第1プリセット時間のタイマーを起動する。
【0056】
ステップ203において、タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出し、ステップ204又はステップ205を実行する。
【0057】
一実施例において、ステップ202及びステップ203についての説明は、
図1Aに示す実施例のステップ101及びステップ102の説明を参照してもよく、ここでは再び詳しく説明しない。
【0058】
ステップ204において、機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、ユーザ機器が依然として過熱する場合、降温構成を要求するための第2シグナリングを基地局に送信する。
【0059】
一実施例において、第1シグナリングは、第2シグナリングと同じであってもよく、即ち、第1シグナリングに含まれる基地局がUE過熱の問題を解決することを支援する降温補助情報は、第2シグナリングに含まれる基地局がUE過熱の問題を解決することを支援する降温補助情報相同と同じである。第1シグナリングは、第2シグナリングと異なっていてもよく、即ち、第1シグナリングに含まれる基地局がUE過熱の問題を解決することを支援する降温補助情報は、第2シグナリングに含まれる基地局がUE過熱の問題を解決することを支援する降温補助情報と異なる。
【0060】
一実施例において、第2シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを再起動し、即ち、ステップ202を実行する。
【0061】
ステップ205において、機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、ユーザ機器が過熱しなくなる場合、ユーザ機器の状態が過熱しなくなることを指示するための第3シグナリングを基地局に送信する。
【0062】
一実施例において、第3シグナリングは、降温補助情報が空であるUEAssistanceInformationシグナリングであってもよく、以下のコードを参照してもよい。
【0063】
UEAssistanceInformation-r11 ::=SEQUENCE {
UE補助情報
criticalExtensions CHOICE {
c1 CHOICE {
ueAssistanceInformation-r11 UEAssistanceInformation-r11-IEs、
spare3 NULL, spare2 NULL, spare1 NULL
},
criticalExtensionsFuture SEQUENCE {}
}
}
UEAssistanceInformation-r11-IEs ::=SEQUENCE {
powerPrefIndication-r11 ENUMERATED{normal,
lowPowerConsumption}OPTIONAL、
lateNonCriticalExtension OCTET STRING OPTIONAL、
nonCriticalExtension UEAssistanceInformation-v14xy-IEs OPTIONAL
}
UEAssistanceInformation-v14xy-IEs ::= SEQUENCE{
bw-Preference-r14BW-Preference-r14
帯域幅期待OPTIONAL、
sps-AssistanceInformation-r14 SPS-AssistanceInformation-r14SPS補助情報OPTIONAL、
temp-UE-Capability-r14 Temp-UE-Capability-r14OPTIONAL
一時的なUE能力
nonCriticalExtension SEQUENCE {}OPTIONAL
}
Temp-UE-Capability-r14-IEs ::= SEQUENCE{
nonCriticalExtensionSEQUENCE {}OPTIONAL
}
【0064】
一実施例において、ユーザ機器が過熱しなくなる場合、上記の第3シグナリングを基地局に送信することなく、他のシグナリングにより指示してもよい。
【0065】
一実施例において、ユーザ機器が過熱しなくなる場合、いずれかのシグナリングを基地局に送信してもよい。
【0066】
一実施例において、ユーザ機器が過熱しなくなる場合、タイマーを停止する。
本実施例において、上記のステップ201~ステップ205により、機器の温度がユーザ機器が依然として過熱することを示す場合、第2シグナリングを基地局に送信することにより、基地局が無線リンク構成を低下させ続けるように指示してUEの降温を支援することができる。これに対して、機器の温度がユーザ機器が過熱しなくなることを示す場合、第3シグナリングを基地局に送信することにより、基地局は、ユーザ機器が過熱しなくなるという機器の状態をすぐ取得し、さらにUEのために高い無線リンク構成を配置し、UEのデータ伝送レートを確保することができる。
【0067】
図3は、一例示的な実施例によるユーザ機器の保護方法のフローチャートである。当該ユーザ機器の保護方法は、基地局に応用可能であり、
図3に示すように、当該ユーザ機器の保護方法は、以下のステップ301~304を含む。
【0068】
ステップ301において、ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第1シグナリングを受信する。
【0069】
ステップ302において、第1シグナリングに基づいてユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信する。
【0070】
一実施例において、第1シグナリングには、基地局がユーザ機器の過熱問題を解決するように指示する降温補助情報が含まれ、降温補助情報は、過熱によるパフォーマンス低下の指示情報、及び/又は、過熱によるユーザ機器カテゴリーで表される一時的なユーザ機器能力、及び/又は、過熱による無線周波数パラメータで表される一時的なユーザ機器能力を含むことができる。
【0071】
一実施例において、過熱によるユーザ機器カテゴリーで表される一時的なユーザ機器能力は、ユーザ機器カテゴリーに対応する一時的なユーザ機器能力であることが理解される。システムがあるカテゴリーのユーザ機器の過熱時の一時的なユーザ機器能力について合意する場合、基地局は、第1シグナリングにおけるユーザ機器カテゴリーに応じて一時的なユーザ機器能力を確定することができる。一実施例において、過熱による無線周波数パラメータで表される一時的なユーザ機器能力は、無線周波数パラメータに対応する一時的なユーザ機器能力であることが理解される。システムがあるカテゴリーのユーザ機器の過熱時の一時的なユーザ機器能力について合意する場合、基地局は、第1シグナリングにおける無線周波数パラメータに応じて一時的なユーザ機器能力を確定することができる。
【0072】
一実施例において、基地局は、ユーザ機器の一時的なユーザ機器能力に基づいてユーザ機器のために調整される無線リンク構成を確定し、さらに応答シグナリングを生成することができる。
【0073】
ステップ303において、第2プリセット時間内にユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングする。
【0074】
一実施例において、基地局に基づいて、第2プリセット時間が第1プリセット時間よりも長いように動的に設定し、例えば、ユーザ機器が第1シグナリングにおいてユーザ機器の現在のパフォーマンスが非常に低くて過熱の問題が深刻であることを指示する場合、基地局は、第2プリセット時間をより長く設定することができる。これに対して、ユーザ機器の過熱問題が深刻でない場合、基地局は、第2プリセット時間をより短く設定することができる。一実施例において、第2プリセット時間は、システムにより合意された固定値であり、即ち、第2プリセット時間は、システムにより合意された静的値であり、変更されない。一実施例において、第2プリセット時間は、基地局の実現により確定されており、基地局のサプライヤーが基地局を実現した時に既に第2プリセット時間を設定したことが理解され、それも一般的に固定値であり、例えば、華為の基地局は、第2プリセット時間が10分間になるように実現され、中興の基地局は、第2プリセット時間が11分間になるように実現される。
【0075】
ステップ304において、モニタリング結果に基づいて、ユーザ機器の状態を確定する。
【0076】
一実施例において、モニタリング結果は、いずれかのシグナリングがモニタリングされないことであってもよい。別の実施例において、モニタリング結果は、降温構成を再度要求するためのシグナリングがモニタリングされたことであってもよい。さらに別の実施例において、モニタリング結果は、ユーザ機器が過熱しなくなることを指示するシグナリングがモニタリングされたことであってもよい。
【0077】
一実施例において、モニタリング結果に基づいてユーザ機器の状態を確定する方法は、
図4に示す実施例を参照することができ、ここで詳細に説明しない。
【0078】
一例示的なシーンにおいて、
図1Bに示すように、
図1Bに示すシーンにおいて、基地局10及びユーザ機器(例えばスマートフォン、タブレットなど)20が含まれる。ここで、ユーザ機器20は、降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動し、タイマーが時間切れになる時点における機器の温度を検出し、且つ、機器の温度で表されるユーザ機器の状態を基地局10に指示し、機器が依然として過熱したり過熱しなくなったりする場合、基地局10は、第1シグナリングを受信してから降温構成が含まれる応答シグナリングを返し、且つ、第2プリセット時間内にユーザ機器のシグナリングをモニタリングし、また、モニタリング結果に基づいてユーザ機器20の状態を確定することができる。
【0079】
本実施例は、上記のステップ301~ステップ304により、基地局がユーザ機器の降温構成を要求するための第1シグナリングを受信した場合、ユーザ機器のために低い無線リンク構成を配置し、ユーザ機器が機器の温度を低下させることを支援することを実現するとともに、第2プリセット時間内のモニタリング結果によりユーザ機器の状態を確定し、ユーザ機器の状態をすぐ取得することができる。
【0080】
具体的には如何にユーザ機器を保護するかは、下記の実施例を参照してもよい。
【0081】
以下、具体的な実施例を用いて本開示の実施例で提供される技術的案を説明する。
【0082】
図4は、一例示的な実施例による他のユーザ機器の保護方法のフローチャートである。本実施例は、本開示の実施例で提供される上記の方法を用いて、如何にユーザ機器の状態を確定してユーザ機器が過熱しなくなる場合にユーザ機器のために高い無線リンク構成を配置することを例として例示的に説明するが、
図4に示すように、以下のステップを含む。
【0083】
ステップ401において、ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第1シグナリングを受信する。
【0084】
ステップ402において、第1シグナリングに基づいてユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信する。
【0085】
ステップ403において、第2プリセット時間内にユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングし、ステップ404又はステップ406を実行する。
【0086】
ステップ404において、モニタリング結果が、ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第2シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、ユーザ機器の状態が依然として過熱すると確定する。
【0087】
一実施例において、第1シグナリングは、第2シグナリングと同じであってもよく、即ち、第1シグナリングに含まれる基地局がUE過熱の問題を解決することを支援する降温補助情報は、第2シグナリングに含まれる基地局がUE過熱の問題を解決することを支援する降温補助情報と同じである。第1シグナリングは、第2シグナリングと異なっていてもよく、即ち、第1シグナリングに含まれる基地局がUE過熱の問題を解決することを支援する降温補助情報は、第2シグナリングに含まれる基地局がUE過熱の問題を解決することを支援する降温補助情報と異なる。
【0088】
ステップ405において、第2シグナリングに基づいて応答シグナリングを生成して送信する。
【0089】
一実施例において、第2シグナリングに基づいて生成される応答シグナリングは、第1シグナリングに基づいて生成される応答シグナリングと同じであってもよいし、異なっていてもよい。具体的に、応答シグナリングは、第2シグナリングにおける降温補助情報に基づいて生成される。
【0090】
ステップ406において、モニタリング結果が、ユーザ機器が過熱しなくなることを指示する第3シグナリングがモニタリングされたか、又はユーザ機器から送信された過熱の解決に関するシグナリングがモニタリングされない場合、ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定する。
【0091】
ステップ407において、ユーザ機器の無線リンク構成を向上させる。
【0092】
本実施例において、上記のステップ401~ステップ407により、基地局が具体的なモニタリング結果に基づいてユーザ機器の状態を確定することを実現するとともに、UEが過熱しなくなる場合、ユーザ機器の無線リンク構成を向上させることを実現することにより、UEのデータ伝送レートを確保することができる一方で、UEが依然として過熱する場合、ユーザ機器の無線リンク構成をさらに低下させることにより、ユーザ機器の温度をできるだけ早く低減することができる。
【0093】
図5は、一例示的な実施例によるさらに別の基地局とユーザ機器とのインタラクティブによりユーザ機器の過熱保護を実現する方法のフローチャートである。本実施例は、本開示の実施例で提供される上記の方法を用いて、基地局とユーザ機器とのインタラクティブによりユーザ機器の過熱保護を実現することを例として例示的に説明するが、
図5に示すように、以下のステップを含む。
【0094】
ステップ501において、無線リンク構成が高過ぎてユーザ機器が過熱する場合、降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信する。
【0095】
ステップ502において、ユーザ機器は、プリセット時間のタイマーを起動する。
【0096】
一実施例において、第1シグナリングを送信してから、すぐにプリセット時間のタイマーを起動し、タイマーのタイミング開始時点が第1シグナリングを送信する時点であることが理解される。
【0097】
ステップ503において、ユーザ機器は、タイマーが時間切れになる時点における機器の温度を検出し、且つ、機器の温度で表されるユーザ機器の状態を基地局に指示する。
【0098】
ステップ504において、基地局は、受信された第1シグナリングに基づいてユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信する。
【0099】
ステップ505において、基地局は、応答シグナリングを送信する。
【0100】
ステップ506において、基地局は、第2プリセット時間内にユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングする。
【0101】
ステップ507において、基地局は、モニタリング結果に基づいてユーザ機器の状態を確定する。
【0102】
本実施例において、上記のステップ501~ステップ507により、無線リンク構成が高過ぎることが、ユーザ機器の過熱の原因となると確定する場合、降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信し、そして、第1シグナリングを送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動し、タイマーが時間切れになる時点における機器の温度を検出し、且つ、機器の温度で表されるユーザ機器の状態を基地局に指示することを実現することができる。例えば、機器が依然として過熱したり過熱しなくなったりする場合、基地局によりUE配置を低下させてUE過熱の問題を解決することを実現するとともに、ユーザ機器の状態を基地局に指示することにより、基地局は、UEが過熱しなくなる場合にUEのために高い無線リンク構成をすぐ配置し、UEのデータ伝送レートを確保することを実現することができる。
【0103】
図6は、一例示的な実施例によるユーザ機器の保護装置のブロック図であり、当該装置は、ユーザ機器に応用され、
図6に示すように、ユーザ機器の保護装置は、
降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動するように構成されるタイミングモジュール61と、
タイミングモジュールにより起動されるタイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出するように構成される検出モジュール62と、
機器の温度で表されるユーザ機器の状態を基地局に指示するように構成される状態指示モジュール63と、を含む。
【0104】
図7は、一例示的な実施例による他のユーザ機器の保護装置のブロック図である。
図7に示すように、上記の
図6に示す実施例を基に、一実施例において、前記装置は、以下のモジュールを含む。
【0105】
一実施例において、前記装置は、
無線リンク構成が高過ぎることが、ユーザ機器の過熱の原因となると確定する場合、降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信するように構成される第1送信モジュール64をさらに含む。
【0106】
一実施例において、第1シグナリングには、基地局がユーザ機器の調整される無線リンク構成を確定するように指示するための降温補助情報が含まれる。
【0107】
一実施例において、状態指示モジュール63は、
機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、ユーザ機器が依然として過熱する場合、降温構成を要求するための第2シグナリングを基地局に送信するように構成される第1送信サブモジュール631と、
機器の温度で表されるユーザ機器の状態が、ユーザ機器が過熱しなくなる場合、ユーザ機器の状態が過熱しなくなることを指示するための第3シグナリングを基地局に送信するように構成される第2送信サブモジュール632と、を含む。
【0108】
一実施例において、第3シグナリングは、前記降温補助情報が空である第1シグナリングである。
【0109】
図8は、一例示的な実施例によるユーザ機器の保護装置のブロック図であり、当該装置は、基地局に応用され、
図8に示すように、ユーザ機器の保護装置は、
ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第1シグナリングを受信するように構成される受信モジュール81と、
受信モジュールが受信した第1シグナリングに基づいて、ユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信するように構成される応答モジュール82と、
受信モジュールが第1シグナリングを受信した後の第2プリセット時間内にユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングするように構成されるモニタリングモジュール83と、
モニタリング結果に基づいてユーザ機器の状態を確定するように構成される状態確定モジュール84と、を含む。
【0110】
図9は、一例示的な実施例による他のユーザ機器の保護装置のブロック図であり、
図9に示すように、上記の
図8に示す実施例を基に、一実施例において、第2プリセット時間は、基地局に基づいて動的に配置されるか、又は第2プリセット時間は、システムにより合意された固定値であるか、又は第2プリセット時間は、基地局の実現に基づいて確定される。
【0111】
一実施例において、前記装置は、
ユーザ機器の状態が、ユーザ機器が過熱しなくなる場合、ユーザ機器の無線リンク構成を向上させるように構成される再配置モジュール85と、
ユーザ機器の状態が、ユーザ機器が依然として過熱する場合、応答シグナリングを生成して送信する操作を実行するように構成される応答モジュール82と、をさらに含む。
【0112】
一実施例において、状態確定モジュール84は、
モニタリング結果が、ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第2シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、前記ユーザ機器の状態が依然として過熱すると確定するように構成される第1確定サブモジュール841と、
モニタリング結果が、ユーザ機器が過熱しなくなることを指示する第3シグナリングがモニタリングされたことを示す場合、ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定するように構成される第2確定サブモジュール842と、を含む。
【0113】
一実施例において、状態確定モジュール84は、
モニタリング結果が、ユーザ機器から送信された過熱の解決に関するシグナリングがモニタリングされない場合、ユーザ機器の状態が過熱しなくなると確定するように構成される第3確定サブモジュール843を含む。
【0114】
上記の実施例における装置中の各モジュールが操作を実行する具体的な形態は、当該方法に関する実施例に詳細に記述されているため、ここで繰り返し説明しない。
【0115】
図10は、一例示的な実施例によるユーザ機器を保護するのに適用される装置のブロック図である。装置1000は、基地局として提供されてもよい。
図10を参照すると、装置1000は、処理ユニット1022、無線送信/受信ユニット1024、アンテナユニット1026、及び無線インタフェースに特有の信号処理部分を含み、処理ユニット1022は、1つ又は複数のプロセッサをさらに含むことができる。
【0116】
処理ユニット1022のうちの1つのプロセッサは、上記のユーザ機器の保護方法を実行するように構成される。
【0117】
例示的な実施例において、命令を有する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記命令は、装置1000の処理ユニット1022により実行されて上記の方法を実現する。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶機器などであってもよい。
【0118】
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、記憶媒体における命令が基地局のプロセッサにより実行される場合、基地局を実行させて上記の第2態様に係るユーザ機器の保護方法を実現し、前記方法は、
ユーザ機器から送信された降温構成を要求するための第1シグナリングを受信するステップと、
第1シグナリングに基づいてユーザ機器の無線リンク構成を低下させるための応答シグナリングを生成して送信するステップと、
第2プリセット時間内にユーザ機器から送信されたシグナリングをモニタリングするステップと、
モニタリング結果に基づいてユーザ機器の状態を確定するステップと、を含む。
図11は、一例示的な実施例によるユーザ機器を保護するのに適用される装置のブロック図である。例えば、装置1100は、第1機器、例えばスマートフォンであってもよい。
【0119】
図11を参照すると、装置1100は、処理ユニット1102、メモリ1104、電源ユニット1106、マルチメディアユニット1108、オーディオユニット1110、入力/出力(I/O)のインタフェース1112、センサーユニット1114、及び通信ユニット1116からなる群から選ばれる少なくとも1つを備えてもよい。
処理ユニット1102は、一般的には、装置1100の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理ユニット1102は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、命令を実行する少なくとも1つのプロセッサ1120を備えてもよい。また、処理ユニット1102は、他のユニットとのインタラクションを便利にさせるように、少なくとも1つのモジュールを備えてもよい。例えば、処理ユニット1102は、マルチメディアユニット1108とのインタラクションを便利にさせるように、マルチメディアモジュールを備えてもよい。
【0120】
メモリ1104は、装置1100での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例えば、装置1100で何れのアプリケーション又は方法を操作するための命令、メッセージ、ピクチャ等を含む。メモリ1104は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0121】
電源ユニット1106は、装置1100の各種ユニットに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置1100のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他のユニットを備えてもよい。
【0122】
マルチメディアユニット1108は、装置1100とユーザとの間に出力インタフェースを提供するスクリーンを備えてもよい。一実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を備えてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備える場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサーを有する。タッチセンサーは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。一実施例では、マルチメディアユニット1108は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを有してもよい。装置1100が、例えば、撮影モードやビデオモードのような操作モードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0123】
オーディオユニット1110は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置される。例えば、オーディオユニット1110は、マイクロフォン(MiC)を有してもよい。装置1100が、例えば、呼び出しモード、記録モード、又は音声認識モードのような操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように配置される。受信したオーディオ信号は、メモリ1104にさらに記憶されてもよいし、通信ユニット1116を介して送信されてもよい。一実施例では、オーディオユニット1110は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備えてもよい。
【0124】
I/Oインタフェース1112は、処理ユニット1102と外部のインタフェースモジュールとの間にインタフェースを提供するためのものである。上記外部のインタフェースモジュールは、キーボードや、クリックホイールや、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタンや、音量ボタンや、スタートボタンや、ロックボタンを含むが、それらに限らない。
【0125】
センサーユニット1114は、装置1100のために各方面の状態を評価する少なくとも1つのセンサーを備えてもよい。例えば、センサーユニット1114は、装置1100のオン/オフ状態や、ユニットの相対的な位置を検出することができる。例えば、前記ユニットは、装置1100のディスプレイ及びキーパッドである。センサーユニット1114は、装置1100又は装置1100の1つのユニットの位置の変化や、ユーザが装置1100に接触しているか否かや、装置1100の方向又は加速/減速や、装置1100の温度変化を検出することもできる。センサーユニット1114は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように配置される近接センサーを有してもよい。センサーユニット1114は、イメージングアプリケーションに用いるための光センサー、例えば、CMOS又はCCD画像センサーを有してもよい。一実施例では、当該センサーユニット1114は、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、磁気センサー、距離センサー、圧力センサー又は温度センサーをさらに備えてもよい。
【0126】
通信ユニット1116は、装置1100と他の設備の間との無線又は有線通信を便利にさせるように配置される。装置1100は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせにアクセスできる。1つの例示的な実施例では、通信ユニット1116は、ブロードキャストチャンネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャストに関する情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信ユニット1116は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに備えてもよい。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識装置(RFID:Radio Frequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT:Bluetooth(登録商標))技術及び他の技術によって実現されてもよい。
【0127】
例示的な実施例では、装置1100は、上述した方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、数字信号処理装置(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラム可能論理装置(PLD:Programmable Logic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー、又は他の電子機器によって実現されて、上記のユーザ機器の保護方法を実行する。
【0128】
例示的な実施例では、命令を有する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、命令を有するメモリ1104をさらに提供する。前記命令は、装置1100のプロセッサ1120により実行されて上述した方法を実現する。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶機器などであってもよい。
【0129】
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、当該記憶媒体における命令が装置のプロセッサにより実行される場合、装置が上記の第1態様に係るユーザ機器の保護方法を実行するようにさせ、前記方法は、
降温構成を要求するための第1シグナリングを基地局に送信した後、第1プリセット時間のタイマーを起動するステップと、
タイマーが時間切れになる時点におけるユーザ機器の温度を検出するステップと、
機器の温度で表されるユーザ機器の状態を基地局に指示するステップと、を含む。
【0130】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を介して、本開示の他の実施形態を容易に取得することができる。本願は、本開示に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本開示の一般的な原理に従い、本開示では開示していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものであって、本開示の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0131】
本開示は、上記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様々な修正や変更を実施してもよい。本開示の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。