(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-27
(45)【発行日】2022-01-19
(54)【発明の名称】飲食物搬送用の台車カバー
(51)【国際特許分類】
A47G 23/08 20060101AFI20220112BHJP
【FI】
A47G23/08 Z
(21)【出願番号】P 2017098989
(22)【出願日】2017-05-18
【審査請求日】2020-05-01
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 展示日 平成29年2月21日 第45回 国際ホテル・レストラン・ショー 東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)
(73)【特許権者】
【識別番号】390010319
【氏名又は名称】株式会社石野製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100123319
【氏名又は名称】関根 武彦
(74)【代理人】
【識別番号】100175190
【氏名又は名称】大竹 裕明
(72)【発明者】
【氏名】石野 晴紀
(72)【発明者】
【氏名】川口 岳宏
【審査官】関口 知寿
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-051894(JP,A)
【文献】特開2005-287652(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 23/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲食店の厨房から客席へ至る飲食物の搬送路を走行する飲食物搬送用の台車カバーであって、
搬送路沿いに延在する駆動装置によって動かされる台車に装着され、飲食物が載置される他の台車と共に連なって前記搬送路を走行する車体と、
前記車体に固定されており、前記搬送路沿いに延在する部材に外周面が当接するローラと、
前記ローラから回転動力を得て回転する回転体と、を備え
、
前記回転体は、気流を発生するプロペラであり、
前記車体は、前記他の台車よりも先頭側に配置されており、
前記プロペラは、上下方向の気流を発生する、
飲食物搬送用の台車カバー。
【請求項2】
前記回転体は、フリクション方式の動力伝達手段を介して前記ローラから得る回転動力で回転する、
請求項1に記載の飲食物搬送用の台車カバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲食物搬送用の台車カバーに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、飲食店においては、注文を受けて用意した飲食物を厨房から客席へ自動的に搬送する装置が使われている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
飲食店の厨房から客席へ飲食物を搬送する飲食物搬送装置には、飲食物を衛生的に搬送することが求められる。そして、例えば、注文を受けて用意された飲食物を客席へ搬送する注文飲食物搬送装置では、注文飲食物を載せた台車を搬送路沿いの駆動装置に連結し、駆動装置の動きに台車を連動させて注文飲食物を搬送することが行われる。すなわち、注文飲食物搬送装置は、注文飲食物を非自走式の台車に載せて搬送する。そして、注文飲食物搬送装置の台車は、搬送路上の障害物に接触した場合に備え、駆動装置との連結部分が容易に外れる機構を有している。注文飲食物搬送装置の台車は、このような構成を採用しているため、動力源を要する機構を台車自体に設けることが難しい。
【0005】
そこで、本発明は、飲食物を搬送する非自走式の台車で動力を得ることを解決課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明では、搬送路沿いに延在する部材に外周面が当接するローラから回転動力を得ることにした。
【0007】
詳細には、本発明は、飲食店の厨房から客席へ至る飲食物の搬送路を走行する飲食物搬送用の台車カバーであって、搬送路沿いに延在する駆動装置によって動かされる台車に装着され、飲食物が載置される他の台車と共に連なって搬送路を走行する車体と、車体に固定されており、搬送路沿いに延在する部材に外周面が当接するローラと、ローラから回転動力を得て回転する回転体と、を備える。
【0008】
上記の台車カバーであれば、搬送路沿いに延在する部材にローラの外周面が当接しているため、車体が装着される台車が駆動装置によって動かされると、搬送路沿いに延在する部材に外周面が当接しているローラが回転する。よって、回転体は、ローラから回転動力を得て回転することができる。
【0009】
なお、回転体は、フリクション方式の動力伝達手段を介してローラから得る回転動力で回転するものであってもよい。フリクション方式の動力伝達手段であれば、駆動音が殆ど生じないため、例えば、歯車を用いた動力伝達手段よりも静音にすることができる。
【0010】
また、回転体は、気流を発生するプロペラであってもよい。回転体が気流を発生するプロペラであれば、搬送する飲食物に当たる気流を抑制することが可能となる。
【0011】
また、車体は、他の台車よりも先頭側に配置されており、プロペラは、上下方向の気流を発生するものであってもよい。プロペラが上下方向の気流を発するものであれば、飲食物に向かって流れる気流を上方向または下方向へ誘導することができるため、飲食物に当たる気流を緩和することができる。
【発明の効果】
【0012】
上記の飲食物搬送用の台車カバーであれば、飲食物を搬送する非自走式の台車で動力を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、実施形態の注文飲食物搬送装置を示した図である。
【
図2】
図2は、注文飲食物搬送装置の内部構造を断面で示した図である。
【
図3】
図3は、注文飲食物搬送装置の内部構造を上から示した図である。
【
図4】
図4は、台車に装着可能な台車カバーの第1例を示した外観斜視図である。
【
図5】
図5は、台車カバーの内部構造を示した図である。
【
図6】
図6は、台車カバー内における動力の伝達状態を示した図である。
【
図7】
図7は、連結台車が走行時のプロペラの動きを示した図である。
【
図8】
図8は、走行中の連結台車を通過する気流の様子を示した図である。
【
図9】
図9は、台車に装着可能な台車カバーの第2例を示した外観斜視図である。
【
図10】
図10は、台車に装着可能な台車カバーの第3例を示した外観斜視図である。
【
図12】
図12は、台車に装着可能な台車カバーの第4例を示した外観斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。下記に示す各実施形態や変形例は、例えば、寿司や飲料物、うどん等の丼物、から揚げや天ぷら、ラーメン、焼肉といった各種の飲食物を提供する飲食店に好適である。
【0015】
図1は、実施形態の注文飲食物搬送装置を示した図である。注文飲食物搬送装置1は、
図1に示すように、客が飲食する客席2沿いに搬送路10を形成する飲食物用の搬送装置である。注文飲食物搬送装置1は、客席2に座る客の注文を受けて用意された飲食物を厨房から各客席2へ搬送する装置であり、各客席2沿いに設けられた搬送路10を走行する連結台車20と、連結台車20を走行させるための駆動装置30とを備える。注文飲食物搬送装置1は、客席2に設置されているタッチパネルを介して注文を受け付ける。そして、厨房で用意された飲食物を、注文を受け付けたタッチパネルが設置されている客席2へ搬送する。注文飲食物搬送装置1は、上下に複数段設けられていてもよいし、客席2に隣接して配置された循環型飲食物搬送装置の上に一段または複数段配置されていてもよい。
【0016】
図2は、注文飲食物搬送装置1の内部構造を断面で示した図である。また、
図3は、注文飲食物搬送装置1の内部構造を上から示した図である。注文飲食物搬送装置1は、
図2に示されるように、搬送路10の横で搬送路10沿いに延在するガイドレール31と、連結台車20の車輪21(本願でいう「ローラ」の一例である)が載る台車支持レール12(本願でいう「搬送路沿いに延在する部材」の一例である)と、搬送路10沿いに延在する駆動装置30のベルト32とを備えている。台車支持レール12や駆動装置30は、注文飲食物搬送装置1を支持する支柱3に取り付けられている。また、
図3に示されるように、連結台車20は、連結部材25によって互いに連結された4つの台車22A~22D
で構成されている。
【0017】
なお、
図2では、支柱3に支持された注文飲食物搬送装置1の下側に、クレセントチェーン110に載せた飲食物を厨房と客席との間で循環搬送する飲食物循環搬送装置101が図示されているが、飲食物循環搬送装置101の代わりに注文飲食物搬送装置1が設けられていてもよい。また、
図2では、1段の注文飲食物搬送装置1が支柱3に支持されているが、支柱3には注文飲食物搬送装置1が2段以上あってもよい。また、
図2および
図3では、台車22に載せるカバーが省略されているが、台車22は皿を載せる為のカバーで覆われる。また、連結台車20は、4つの台車22A~22Dで構成されるものに限定されるものでなく、2~3台、或いは5台以上の台車で構成されてもよい。
【0018】
また、本実施形態では、注文飲食物搬送装置1に搬送される飲食物や、飲食物循環搬送装置101に搬送される飲食物の審美性を向上させるため、注文飲食物搬送装置1よりも上に設置されている照明4からの光が下の飲食物循環搬送装置101まで届くよう、連結台車20を支持する部材が、搬送路10全体に渡って路面を形成する板材ではなく、連結台車20の車輪21の部分だけが載る台車支持レール12で形成されている。しかし、連結台車20を支持する部材は、台車支持レール12のような平板状のレールに限定されるものでなく、例えば、搬送路10全体に渡って路面を形成する板材であってもよい。また、搬送路10全体に渡って路面を形成する板材は、光を透過しない素材でできた無孔の板材であってもよいし、光を透過する素材でできた無孔の板材であってもよいし、或いは、光を透過しない素材である代わりに細孔を多数設けたパンチングメタルのような板材であってもよい。
【0019】
連結台車20を構成する台車22Aの側部には、連結台車20の進行方向に対し側方に向かって突出形成されるローラブラケット23Aが固定されている。ローラブラケット23Aは、ガイドレール31を左右両側から挟持する一対のローラ23S,23Nをガイドレール31の長手方向沿いの2箇所に有しており、ガイドレール31に沿って動くように台車22Aの進路を制御する。ローラ23Sには、挟持するガイドレール31にローラ23Sを押圧するためのバネが設けられている。台車22B~22Dも台車22Aと同様のローラブラケット23B~23Dが設けられている。
【0020】
なお、台車22Aのローラブラケット23Aには、ベルト32に固定されたマグネット34に磁力で連結するマグネット24が固定されている。よって、マグネット34とマグネット24が磁力で互いに連結した状態でベルト32が動くと、ベルト32の動きに追従して台車22Aが動く。台車22Aには、連結部材25を介して台車22B~22Dが連結されているため、台車22Aがベルト32の動きに追従して動くと、台車22B~22Dが台車22Aに連動して動き、連結台車20全体が搬送路10を走行することになる。また、連結台車20が走行中に障害物と接触した場合、マグネット24とマグネット34との連結が外れる。よって、連結台車20が障害物に接触した場合であっても、障害物に接触した連結台車20がベルト32の動きに追従して搬送路10を走行し続けることもなく、周囲の安全性が保たれる。
【0021】
図4は、台車に装着可能な台車カバーの第1例を示した外観斜視図である。台車カバー1Aは、台車22A~22Dのうち何れかの台車に取り付け可能な台車カバーの一例である。台車カバー1Aは、車体1A1とプロペラ1A2とを備える。プロペラ1A2は、本願でいう「回転体」の一例である。プロペラ1A2は、回転すると、上下方向の気流を発生する。
【0022】
図5は、台車カバー1Aの内部構造を示した図である。
図5は、台車に取り付けられた状態における台車カバー1Aの内部構造を示している。台車カバー1Aは、車体1A1の
頭頂部を上下方向に貫通する貫通孔1A3と、貫通孔1A3の付近に固定されている軸受1A4と、軸受1A4に挿通されるシャフト1A5と、シャフト1A5の下端に固定されている円板1A6と、円板1A6に外周面が接触する伝達車1A7と、伝達車1A7の外周面に接触する車輪1A8とを備える。車輪1A8は、搬送路10の台車支持レール12に接地している。伝達車1A7は、円板1A6と車輪1A8の周縁部分に接触しているため、実質的にフリクション方式の動力伝達機構を形成する。フリクション方式の動力伝達機構であれば、例えば、歯車を用いた動力伝達機構が発する駆動音が殆ど生じないため、静音にすることができる。
【0023】
図6は、台車カバー1A内における動力の伝達状態を示した図である。車輪1A8は、搬送路10の台車支持レール12に接地している。よって、駆動装置30が作動して連結台車20が搬送路10を走行すると、車輪1A8は回転する。円板1A6は、伝達車1A7を介して車輪1A8と連動するように構成されているため、連結台車20の速度に比例する角速度で回転する。円板1A6が回転すると、円板1A6に固定されているシャフト1A5が回転する。シャフト1A5の上端にはプロペラ1A2が取り付けられているため、プロペラ1A2は、シャフト1A5と共に回転する。
【0024】
図7は、連結台車20が走行時のプロペラ1A2の動きを示した図である。プロペラ1A2は、連結台車20が走行すると回転する。よって、プロペラ1A2は、連結台車20が厨房から客席へ向かって走行している間、及び、連結台車20が客席から厨房へ向かって走行している間、連結台車20の速度に比例する角速度で回転する。
【0025】
図8は、走行中の連結台車20を通過する気流の様子を示した図である。連結台車20の走行中、プロペラ1A2は回転する。よって、連結台車20に向かって相対的に流れる気流は、回転するプロペラ1A2の影響で上方向または下方向へ流れる(
図8では上方向に流れる様子を図示している)。連結台車20に台車カバー1Aが無い場合、連結台車20に搬送される飲食物Dは、連結台車20に向かって相対的に流れる気流の直撃を受けることになる。飲食物Dが例えば握り寿司の場合、気流の直撃を受けると、シャリに載っている海産物の表面が乾燥する。この点、本実施形態のように台車カバー1Aが連結台車20の先頭に設けられていれば、連結台車20の走行と共に回転するプロペラ1A2が上方向または下方向の気流を発生するため、飲食物Dに直撃する気流が緩和される。よって、飲食物Dが例えば握り寿司の場合、シャリに載っている海産物の表面の乾燥が抑制される。なお、上方向または下方向の気流を発生する台車カバー1Aは、飲食物Dが載った台車よりも先頭側に配置されていれば飲食物への気流の直撃を緩和可能であり、例えば、連結台車20の先頭以外に設けられていなくてもよい。
【0026】
ところで、台車に装着可能な台車カバーは、
図4に示したような形態に限定されない。
図9は、台車に装着可能な台車カバーの第2例を示した外観斜視図である。台車22A~22Dには、上記の台車カバー1Aに代えて、例えば、
図9に示されるように、二つのプロペラ1B2を左右両側に設けた台車カバー1Bを装着することも可能である。プロペラ1B2もプロペラ1A2と同様、車輪から得る回転動力で回転する。なお、台車カバー1Bは、
図9からも判るように、連結台車20の最後尾に装着されることを意図したデザインであるため、台車1Dに装着されることが好ましい。
【0027】
図10は、台車に装着可能な台車カバーの第3例を示した外観斜視図である。台車22A~22Dには、上記の台車カバー1A,1Bに代えて、例えば、
図10に示されるように、ハンド1C2を有するキャラクター風の台車カバー1Cを装着可能である。
図11は、台車カバー1Cの内部構造を示した図である。ハンド1C2は、車輪1C8から回転動力を得て回転するクランクシャフト1C9と、クランクシャフト1C9の回転軸から偏心する位置にて端部が回動可能に連結されたリンク1C10とを有する。リンク1C10は
、車体1C1の適当な位置にて回転可能に固定されている。よって、連結台車20が走行すると、搬送路10に接地する車輪1C8から回転動力を得て回転するクランクシャフト1C9の動きに合わせてリンク1C10が動き、ハンド1C2が揺れ動く。
【0028】
図12は、台車に装着可能な台車カバーの第4例を示した外観斜視図である。台車22A~22Dには、上記の台車カバー1A~1Cに代えて、例えば、
図12に示されるように、人形1D2が車窓から見える鉄道車両風の台車カバー1Dを装着可能である。
図13は、台車カバー1Dの内部構造を示した図である。人形1D2は、車輪1D8から回転動力を得て回転する伝達車1D7と、伝達車1D7から回転動力を得て回転する円板1D6と、円板1D6の中心に下端が固定されたシャフト1D5と、シャフト1D5の上端に中心が固定されたターンテーブル1D11とを有する。台車カバー1D3は、ターンテーブル1D11の適当な箇所に固定されている。よって、連結台車20が走行すると、搬送路10に接地する車輪1D8から回転動力を得て回転するターンテーブル1D11の動きに合わせて人形1D2が回転する。
【0029】
注文飲食物搬送装置1は、注文飲食物を非自走式の台車22A~22Dに載せて搬送する。そして、台車22Aは、搬送路上の障害物に接触した場合に備え、ベルト32との連結部分が容易に外れるようにマグネット24の磁力でベルト32に固定されている。よって、台車22A~22Dには、動力源を要する機構を台車自体に設けることが難しい。しかし、台車カバー1A,1B,1C,1Dであれば、駆動装置30によって動かされる台車22A~22Dに装着するだけで、プロペラ1A2,1B2やハンド1C2,人形1D2等の各種部材に動力を供給して動かすことができる。
【0030】
なお、本願で開示する台車カバーは、上記のような台車カバー1A~1Dの形態に限定されるものではない。本願で開示する台車カバーは、例えば、回転動力でタイヤが回る自動車のような形態であってもよいし、回転動力でキャタピラが回るブルドーザーのような形態であってもよいし、回転動力で飲食物を回転させるような形態であってもよい。また、本願で開示する台車カバーは、上記実施形態のように車輪21で回転動力を得るものに限定されるものではない。本願で開示する台車カバーは、例えば、ローラ23Sと協働でガイドレール31を左右両側から挟持するローラ23Nから回転動力を得るものであってもよい。
【符号の説明】
【0031】
D・・飲食物:1・・注文飲食物搬送装置:1A,1B,1C,1D・・台車カバー:1A1,1C1・・ボディ:1A2,1B2・・プロペラ:1C2・・ハンド:1D2・・人形:1A3・・貫通孔:1A4・・軸受:1A5,1D5・・シャフト:1A6,1D6・・円板:1A7,1D7・・伝達車:1A8,1C8,1D8・・車輪:1C9・・クランクシャフト:1C10・・リンク:1D11・・ターンテーブル:10・・搬送路:12・・台車支持レール:20・・連結台車:21・・車輪:22A~22D・・台車:23A,23B,23C,23D・・ローラブラケット:23S,23N・・ローラ:24・・マグネット:25・・連結部材:30・・駆動装置:31・・ガイドレール:32・・ベルト:34・・マグネット:2・・客席:3・・支柱:4・・照明:101・・飲食物循環搬送装置:110・・クレセントチェーン