IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ トヨタ自動車株式会社の特許一覧 ▶ JapanTaxi株式会社の特許一覧

特許7000296需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラム
<>
  • 特許-需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラム 図1
  • 特許-需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラム 図2
  • 特許-需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラム 図3
  • 特許-需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラム 図4
  • 特許-需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラム 図5
  • 特許-需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラム 図6
  • 特許-需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラム 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-27
(45)【発行日】2022-01-19
(54)【発明の名称】需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/123 20060101AFI20220112BHJP
   G09B 29/10 20060101ALI20220112BHJP
   G09B 29/00 20060101ALI20220112BHJP
   G06Q 50/30 20120101ALI20220112BHJP
【FI】
G08G1/123 A
G09B29/10 A
G09B29/00 F
G06Q50/30
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018205048
(22)【出願日】2018-10-31
(65)【公開番号】P2020071658
(43)【公開日】2020-05-07
【審査請求日】2020-02-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】512200217
【氏名又は名称】株式会社Mobility Technologies
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】兼市 大輝
(72)【発明者】
【氏名】小松 裕一
(72)【発明者】
【氏名】植田 黄知
【審査官】白石 剛史
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2010/123075(WO,A3)
【文献】特開2015-179333(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/123
G09B 29/10
G09B 29/00
G06Q 50/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
需要予測情報の表示制御装置が実行する需要予測情報の表示制御方法であって、
予測対象地域における車両の配車の需要を前記予測対象地域の道路単位又は車線単位で予測する、又は、前記予測対象地域における車両の配車の需要予測情報を前記予測対象地域の道路単位又は車線単位に分類することにより、前記予測対象地域における車両の配車の需要予測に関する情報を前記予測対象地域の道路単位又は車線単位で取得し、
取得した車両の配車の需要予測に関する情報を前記予測対象地域の道路単位又は車線単位で地図画面上に重畳表示し、
自車両が高需要及びチャンス度の高いエリアに侵入した際に前記地図画面を自動的に拡大表示する
需要予測情報の表示制御方法。
【請求項2】
前記需要予測情報の表示制御装置は、操作入力信号が入力されるのに応じて、前記車両の配車の需要予測に関する情報を番地以外の行政区画単位で地図画面上に重畳表示する請求項1に記載の需要予測情報の表示制御方法。
【請求項3】
メモリと、
ハードウェアを有するプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、
予測対象地域における車両の配車の需要を前記予測対象地域の道路単位又は車線単位で予測する、又は、前記予測対象地域における車両の配車の需要予測情報を前記予測対象地域の道路単位又は車線単位に分類することにより、前記予測対象地域における車両の配車の需要予測に関する情報を前記予測対象地域の道路単位又は車線単位で取得し、
取得した車両の配車の需要予測に関する情報を前記予測対象地域の道路単位又は車線単位で地図画面上に重畳表示し、
自車両が高需要及びチャンス度の高いエリアに侵入した際に前記地図画面を自動的に拡大表示する
需要予測情報の表示制御装置。
【請求項4】
需要予測情報の表示制御装置に実行させる需要予測情報の表示制御プログラムであって、
予測対象地域における車両の配車の需要を前記予測対象地域の道路単位又は車線単位で予測する、又は、前記予測対象地域における車両の配車の需要予測情報を前記予測対象地域の道路単位又は車線単位に分類することにより、前記予測対象地域における車両の配車の需要予測に関する情報を前記予測対象地域の道路単位又は車線単位で取得し、
取得させた車両の配車の需要予測に関する情報を予測対象地域の道路単位又は車線単位で地図画面上に重畳表示し、
自車両が高需要及びチャンス度の高いエリアに侵入した際に前記地図画面を自動的に拡大表示する
需要予測情報の表示制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、予め設定されたメッシュ単位でタクシーの配車の需要予測情報を表示する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2009-9282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、タクシーの配車の需要予測情報は、需要予測の際に設定されているメッシュ単位で表示され、運転者が認識している地図情報と乖離がある。このため、特許文献1に記載の技術では、運転者は地図上の任意の位置における需要予測を確認することができない。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、地図上の任意の位置における車両の配車の需要予測を確認可能な需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る需要予測情報の表示制御方法は、需要予測情報の表示制御装置が実行する需要予測情報の表示制御方法であって、予測対象地域における車両の配車の需要を前記予測対象地域の番地単位で予測する、又は、前記予測対象地域における車両の配車の需要予測情報を前記予測対象地域の番地単位に分類することにより、前記予測対象地域における車両の配車の需要予測に関する情報を前記予測対象地域の番地単位で取得し、取得した車両の配車の需要予測に関する情報を前記予測対象地域の番地単位で地図画面上に重畳表示する。
【0007】
本発明に係る需要予測情報の表示制御装置は、メモリと、ハードウェアを有するプロセッサと、を備え、前記プロセッサは、予測対象地域における車両の配車の需要を前記予測対象地域の番地単位で予測する、又は、前記予測対象地域における車両の配車の需要予測情報を前記予測対象地域の番地単位に分類することにより、前記予測対象地域における車両の配車の需要予測に関する情報を前記予測対象地域の番地単位で取得し、取得した車両の配車の需要予測に関する情報を前記予測対象地域の番地単位で地図画面上に重畳表示する。
【0008】
本発明に係る需要予測情報の表示制御プログラムは、予測対象地域における車両の配車の需要を前記予測対象地域の番地単位で予測する、又は、前記予測対象地域における車両の配車の需要予測情報を前記予測対象地域の番地単位に分類することにより、前記予測対象地域における車両の配車の需要予測に関する情報を前記予測対象地域の番地単位で取得し、取得させた車両の配車の需要予測に関する情報を予測対象地域の番地単位で地図画面上に重畳表示する。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る需要予測情報の表示制御方法、表示制御装置、及び表示制御プログラムによれば、地図上の任意の位置における車両の配車の需要予測を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施形態の配車システムの構成を示す模式図である。
図2図2は、図1に示すサーバの構成を示すブロック図である。
図3図3は、図1に示す車両の構成を示すブロック図である。
図4図4は、実施形態の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
図5図5は、需要予測情報の一例を示す図である。
図6図6は、需要予測情報の表示例を示す図である。
図7図7は、需要予測情報の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、実施形態の配車システムについて説明する。
【0012】
〔構成〕
まず、図1図3を参照して、実施形態の配車システムの構成について説明する。図1は、実施形態の配車システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すサーバ2の構成を示すブロック図である。図3は、図1に示す車両4の構成を示すブロック図である。
【0013】
図1に示すように、実施形態の配車システム1は、タクシー等の車両の配車の需要予測に関する情報(以下、需要予測情報と表記)を車両の運転者に提供することによって車両を効率的に配車可能にする情報処理システムであり、サーバ2と、インターネット回線網や携帯電話回線網等の通信ネットワーク3を介してサーバ2と接続される複数の車両4と、を主な構成要素として備えている。
【0014】
図2に示すように、サーバ2は、配車履歴情報データベース(配車履歴情報DB)21、需要予測情報データベース(需要予測情報DB)22、通信処理部23、記憶部24、及び制御部25を備えている。なお、サーバ2は、複数のコンピュータによって構成されていてもよいし、クラウドサーバであってもよい。
【0015】
配車履歴情報DB21は、車両4の配車要請があった場所(緯度経度情報、メッシュ情報、町名や番地等の行政区画(街区)に関する情報等を含む)及び時間等の情報を含む配車履歴情報を格納している。
【0016】
需要予測情報DB22は、通信ネットワーク3を介して読み出し可能な形式で制御部25が生成した需要予測情報を格納している。
【0017】
通信処理部23は、LAN(Local Area Network)インターフェースボードや無線通信のための無線通信回路等によって構成されている。通信処理部23は、通信ネットワーク3を介した車両4との間の情報通信処理を制御する。
【0018】
記憶部24は、コンピュータ等に固定された記録媒体やコンピュータ等から取り外し可能な記録媒体から構成されている。コンピュータ等に固定された記録媒体としては、EPROM(Erasable Programmable ROM)やハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)を例示できる。コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としては、USB(Universal Serial Bus)メモリ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、CD-RW(Compact Disc-Rewritable)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、DAT(Digital Audio Tape)、8mmテープ、メモリカード等を例示できる。SSD(Solid State Drive)は、コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としてもコンピュータ等に固定された記録媒体としても利用できる。
【0019】
記憶部24には、オペレーティングシステム、各種コンピュータプログラム、各種テーブル、各種データベース等が格納されている。本実施形態では、記憶部24は、需要予測情報を生成するためのルーチンが記述されたコンピュータプログラムである需要予測プログラム24aや需要予測情報を生成するための図示しない各種設定情報等のデータを格納している。需要予測プログラム24aは、通信ネットワーク3経由でダウンロードさせることによって提供するように構成してもよい。
【0020】
制御部25は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等からなるプロセッサと、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等からなるメモリ(主記憶部)と、を備えている(いずれも図示省略)。制御部25は、記憶部24に格納されているコンピュータプログラムを主記憶部の作業領域にロードして実行し、コンピュータプログラムの実行を通じて各構成部等を制御することにより、所定の目的に合致した機能を実現する。
【0021】
図3に示すように、車両4は、地図情報データベース(地図情報DB)41、表示部42、操作入力部43、ジャイロセンサ44、位置情報取得部45、通信処理部46、記憶部47、及び制御部48を備えている。
【0022】
地図情報DB41は、地図情報を格納している。地図情報には、道路の位置及び形状(例えば道路の車線数、追越車線や走行車線等の車線の種類等)に関する情報、交差点及び分岐点の位置情報、河川、水路、線路等に関する情報、町名や番地等の行政区画に関する情報が含まれている。なお、車両4は、通信ネットワーク3を介して必要な地図情報を取得して利用するように構成してもよい。
【0023】
表示部42は、液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)表示装置等の表示装置により構成され、制御部48からの表示制御信号に従って各種情報を可視表示する。なお、本実施形態では、各種情報を可視表示することとしたが、各種情報を音声出力するようにしてもよい。
【0024】
操作入力部43は、キーボード、タッチパネル、スイッチ、マイクロフォン等の操作入力装置により構成され、車両4の運転者の操作に応じて運転者の操作内容を示す操作入力信号を制御部48に出力する。
【0025】
ジャイロセンサ44は、車両4の向きに関する情報を取得し、取得した車両4の向きを示す信号を制御部48に出力する。
【0026】
位置情報取得部45は、地球軌道上を周回する3つ以上のGPS(Global Positioning System)衛星から配信されるGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて車両4の位置情報を測位する。位置情報取得部45は、測位した車両4の位置情報を示す電気信号を制御部48に出力する。
【0027】
通信処理部46は、無線通信のための無線通信回路等によって構成されている。通信処理部46は、通信ネットワーク3を介したサーバ2との間の情報通信処理を制御する。
【0028】
記憶部47は、サーバ2側の記憶部24と同様に構成されている。記憶部47は、オペレーティングシステム、各種コンピュータプログラム、各種テーブル、各種データベース等を格納している。本実施形態では、記憶部47は、表示部42に各種情報を表示制御するためのルーチンが記述されたコンピュータプログラムである表示制御プログラム47aや表示部42に各種情報を表示制御するための図示しない各種設定情報等のデータを格納している。表示制御プログラム47aは、通信ネットワーク3経由でダウンロードさせることによって提供するように構成してもよい。
【0029】
制御部48は、サーバ2側の制御部25と同様に構成されている。制御部48は、記憶部47に格納されているコンピュータプログラムを主記憶部の作業領域にロードして実行し、コンピュータプログラムの実行を通じて各構成部等を制御することにより、所定の目的に合致した機能を実現する。
【0030】
このような構成を有する配車システム1では、車両4の制御部48が以下に示す表示制御処理を実行することにより、車両4の運転者が地図上の任意の位置における車両4の配車の需要予測を確認することを可能にする。以下、図4図7を参照して、表示制御処理を実行する際の制御部48の動作について説明する。
【0031】
〔表示制御処理〕
図4は、実施形態の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。図5は、需要予測情報の一例を示す図である。図6図7は、需要予測情報の表示例を示す図である。
【0032】
図4に示すフローチャートは、車両4の運転者が操作入力部43を操作することによって表示部42に需要予測情報を表示することを指示したタイミングで開始となり、表示制御処理はステップS1の処理に進む。なお、表示制御処理は、表示制御処理の終了が指示されるまでの間、所定の制御周期毎に繰り返し実行される。また、以下に示す制御部48の機能は、制御部48が表示制御プログラム47aを実行することによって実現されている。
【0033】
ステップS1の処理では、制御部48が、図5に示すような車両4の周辺の番地単位の需要予測情報を取得する。図5に示す需要予測情報の例では、車両4の必要台数が番地単位で記述されている。具体的には、需要予測情報DB22には、制御部25が需要予測プログラム24aを実行することによって配車履歴情報DB21に格納されている配車履歴情報に基づいて生成した番地単位の需要予測情報が格納されている。ここで、制御部25は、配車履歴情報以外の天気やイベント等の情報も用いて番地単位の需要予測情報を生成してもよい。
【0034】
まず、制御部48は、ジャイロセンサ44から車両4の向きに関する情報を取得し、位置情報取得部45から車両4の位置情報を取得する。次に、制御部48は、取得した情報に基づいて通信ネットワーク3を介して制御部25に対して需要予測情報を取得したい地域(予測対象地域)の情報を送信する。そして、制御部25は、予測対象地域に対応する番地単位の需要予測情報を需要予測情報DB22から読み出し、通信ネットワーク3を介して読み出された番地単位の需要予測情報を制御部48に送信する。
【0035】
なお、制御部48が、番地単位の需要予測情報を生成するようにしてもよい。また、制御部48が、番地単位に分類されていない予測対象地域の需要予測情報を需要予測情報DB22から取得し、取得した需要予測情報を番地単位に分類することにより、車両4の周辺の番地単位の需要予測情報を取得するようにしてもよい。これにより、ステップS1の処理は完了し、表示制御処理はステップS2の処理に進む。
【0036】
ステップS2の処理では、制御部48が、地図情報DB41から予測対象地域の地図情報を読み出し、図6に示すように読み出された地図情報を地図画面として表示部42に表示する。また、制御部48は、ステップS1の処理においてジャイロセンサ44及び位置情報取得部45から取得した情報に基づき車両4の向き及び位置を示す車両アイコンPAを地図画面上の対応する位置に重畳表示する。そして、制御部48は、ステップS1の処理において取得した番地単位の需要予測情報を地図画面上の対応する位置に重畳表示する。図6に示す地図画面では、番地毎の車両4の必要台数を示す需要予測アイコンPB1~PB6が地図画面上の対応する位置に重畳表示されている。このような地図画面によれば、車両4の運転者は、需要予測情報がメッシュ単位で表示される場合と比較して、地図画面上の任意の位置における車両4の配車の需要予測を簡単に確認することができる。これにより、ステップS2の処理は完了し、一連の表示制御処理は終了する。
【0037】
なお、制御部48は、運転者が操作入力部43によって地図画面に重畳表示されている拡大/縮小アイコン51の操作ボタン52(図6参照)を操作することによって地図画面の拡大/縮小操作を指示するのに応じて、拡大率や縮小率に合わせて需要予測情報を番地以外の行政区画(市区町村)単位で地図画面上に重畳表示するようにしてもよい。この場合、制御部48は、拡大率や縮小率に合わせてサーバ2から対応する地域の需要予測情報を取得してもよいし、サーバ2から取得した需要予測情報を用いて拡大率や縮小率に応じて需要予測情報を生成してもよい。これにより、運転者による需要予測情報の確認操作の利便性を向上させることができる。なお、制御部48は、車両10が高需要及びチャンス度(=乗車予測台数-空車台数)の高いエリアに侵入した際に地図画面を自動的に拡大表示するようにしてもよい。
【0038】
また、サーバ2は、道路単位や車線単位で需要予測情報を生成し、図7に示すように、制御部48は、需要予測情報を道路単位や車線単位で地図画面上に重畳表示してもよい。図7に示す例では、需要予測アイコンPB7,PB8は、表示位置における道路の需要予測情報を示し、需要予測アイコンPB9,PB10は、表示位置における車線の需要予測情報を示している。なお、図7に示す例では、需要予測アイコンにより需要予測情報を表示したが、道路のリンク毎に色分けして需要予測情報を表示してもよい。これにより、運転者は、需要予測が表示されている位置にどの方向から向かえば良いかを容易に確認することができる。なお、運転者の嗜好性を考慮して運転者が予測対象地域に侵入した段階で運転者が通ったことのあるルートに需要予測情報を表示してもよい。
【0039】
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。本発明のより広範な態様は、以上のように表し、且つ、記述した特定の詳細及び代表的な実施の形態に限定されるものではない。従って、添付のクレーム及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神又は範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
【符号の説明】
【0040】
1 配車システム
2 サーバ
3 通信ネットワーク
4 車両
21 配車履歴情報データベース(配車履歴情報DB)
22 需要予測情報データベース(需要予測情報DB)
23 通信処理部
24 記憶部
24a 需要予測プログラム
25 制御部
41 地図情報データベース(地図情報DB)
42 表示部
43 操作入力部
44 ジャイロセンサ
45 位置情報取得部
46 通信処理部
47 記憶部
47a 表示制御プログラム
48 制御部
51 拡大/縮小アイコン
52 操作ボタン
PA 車両アイコン
PB1~PB10 需要予測アイコン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7