(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-27
(45)【発行日】2022-01-19
(54)【発明の名称】電動スクーターの走行方法、電動スクーター及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G01C 21/34 20060101AFI20220112BHJP
G08G 1/16 20060101ALI20220112BHJP
【FI】
G01C21/34
G08G1/16 C
(21)【出願番号】P 2019080673
(22)【出願日】2019-04-22
【審査請求日】2019-04-22
(31)【優先権主張番号】201811497110.8
(32)【優先日】2018-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】317015250
【氏名又は名称】ナインボット(ベイジン)テック カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】NINEBOT(BEIJING)TECH.CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】Room 101, A-1 Bldg. Zhong guan cun Dongsheng Technology Park(Northern Territory), 66 Xixiaokou Rd. Haidian Disct., 100192 Beijing (China)
(74)【代理人】
【識別番号】100103850
【氏名又は名称】田中 秀▲てつ▼
(74)【代理人】
【識別番号】100115679
【氏名又は名称】山田 勇毅
(74)【代理人】
【識別番号】100114177
【氏名又は名称】小林 龍
(74)【代理人】
【識別番号】100066980
【氏名又は名称】森 哲也
(72)【発明者】
【氏名】ホウ,ジュー
(72)【発明者】
【氏名】シー,ウェイニン
(72)【発明者】
【氏名】ユエン,ユービン
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ズーチョン
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ジョンユエン
【審査官】佐藤 吉信
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第108909920(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0190682(US,A1)
【文献】特開2007-213180(JP,A)
【文献】特開2007-149044(JP,A)
【文献】米国特許第6186252(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 21/00-21/36
G08G 1/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行指令を受信することと、
前記走行指令に応答して、電動スクーターを、前記電動スクーターの重心を低下させる方式で、自動的にナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行するように制御することとを含み、
前記電動スクーターの重心を低下させることは、
前記電動スクーターにより、前記電動スクーターの支持ロッドを自動的に折り畳むように制御することで、前記電動スクーターの重心を低下させることと、
前記電動スクーターにより、前記電動スクーターの支持ロッドの高さが自動的に低下するように制御することで、前記電動スクーターの重心を低下させることと、のうちの少なくとも1つを含
み、
電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より小さい場合、又は、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きいが、電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行した後に残りの電量が電動スクーターが目的位置から目的位置に最も近い標的充電設備まで走行するのに必要な電量より小さいと予想する場合、
電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御することは、電動スクーターに必要な時間が目標アカウントが予約した使用時間より早い場合、電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御することを含み、ただし、電動スクーターに必要な時間は、電動スクーターが標的充電設備まで走行するのに必要な時間と、電動スクーターを充電するのに必要な時間と、電動スクーターが標的充電設備から第1の現在の地理的位置まで戻るのに必要な時間と、の和であることを特徴とする電動スクーターの走行方法。
【請求項2】
前記電動スクーターを、前記電動スクーターの重心を低下させる方式で、自動的にナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行するように制御する前に、前記方法は、さらに、
前記電動スクーターの検出素子により前記電動スクーターからの所定の範囲内に障害物が存在するか否かを検出することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記検出素子は、カメラ、レーダーアセンブリ及びセンサーのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記電動スクーターを、前記電動スクーターの重心を低下させる方式で、ナビゲーション経路に沿って配車目的地まで自動的に走行するように制御する前に、前記方法は、
前記電動スクーターに取り付けられた補助輪を使用することにより、前記電動スクーターが横転することを防止することを含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記ナビゲーション経路は、前記電動スクーターの全地球測位システムGPSモジュールにより取得された前記電動スクーターの現在の地理的位置から前記標的充電設備の目標地理的位置までの経路を含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
コンピュータプログラムが記憶されたメモリと、プロセッサとを含み、前記コンピュータプログラムが、前記プロセッサによって実行されると、
走行指令を受信する受信モジュールと、
前記走行指令に応答して、電動スクーターを、前記電動スクーターの重心を低下させる方式で、自動的にナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行するように制御する処理モジュールと、のプログラムモジュールを実現し、
前記電動スクーターは、さらに、
前記電動スクーターの支持ロッドを自動的に折り畳むように制御することにより、前記電動スクーターの重心を低下させるか、又は前記電動スクーターの支持ロッドの高さが自動的に低下するように制御することにより、前記電動スクーターの重心を低下させる低下モジュールを含
み、
前記処理モジュールは、さらに、
電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より小さい場合、又は、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きいが、電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行した後に残りの電量が電動スクーターが目的位置から目的位置に最も近い標的充電設備まで走行するのに必要な電量より小さいと予想する場合、
電動スクーターに必要な時間が目標アカウントが予約した使用時間より早い場合、電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御し、ただし、電動スクーターに必要な時間は、電動スクーターが標的充電設備まで走行するのに必要な時間と、電動スクーターを充電するのに必要な時間と、電動スクーターが標的充電設備から第1の現在の地理的位置まで戻るのに必要な時間と、の和であることを特徴とする電動スクーター。
【請求項7】
さらに、前記電動スクーターからの所定の範囲内に障害物が存在するか否かを検出する検出素子を含むことを特徴とする請求項6に記載の電動スクーター。
【請求項8】
前記検出素子は、カメラ、レーダーアセンブリ及びセンサーのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項7に記載の電動スクーター。
【請求項9】
さらに、前記電動スクーターに取り付けられた補助輪を含むことを特徴とする請求項6~8のいずれか一項に記載の電動スクーター。
【請求項10】
さらに、前記電動スクーターの現在の地理的位置を取得するGPSモジュールを含むことを特徴とする請求項6~9のいずれか一項に記載の電動スクーター。
【請求項11】
実行されると、前記請求項1に記載の方法を実行するように構成されるコンピュータプログラムが記憶されていることを特徴とする記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信の分野に関し、具体的には、電動スクーターの走行方法、電動スクーター及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術において、相乗りの方式としては、例えば、自転車、自動車及びスクーターなどの様々な方式がある。それらの各々の利点と欠点が明らかであり、自転車の場合にメンテナンスしやすいが速度が遅くて手がかかり、自動車の場合に速度が速くて輸送能力が大きいが費用が高くて環境に優しくなく、スクーターの場合に速度がちょうどよく、占用スペースが少ないが充電及びメンテナンスしにくく、特に手動で搬送してワイヤをプラグして充電する場合、まず測位して該低電量のスクーターを探し出す必要がある一方、電動スクーターが自動的に走行する場合、安全ではなく、転覆しやすい。
関連技術において、電動スクーターが走行過程で安全ではなく、転覆しやすいなどの問題に対して、まだ効果的な技術的解決手段が提供されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施例は、電動スクーターの走行方法、電動スクーターを提供することにより、関連技術における電動スクーターが走行過程で安全ではなく、転覆しやすいなどの問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の1つの実施例によれば、走行指令を受信することと、前記走行指令に応答して、前記電動スクーターを、前記電動スクーターの重心を低下させる方式と、障害物が検出された場合、前記電動スクーターが前記障害物を回避するか又は所定の時間待つように制御する方式と、のうちの少なくとも1つで、自動的にナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行するように制御することとを含む電動スクーターの走行方法を提供する。
【0005】
本発明の実施例において、前記電動スクーターを、前記電動スクーターの重心を低下させる方式と、前記障害物が検出された場合、前記電動スクーターが前記障害物を回避するか又は所定の時間待つように制御する方式と、のうちの少なくとも1つで、ナビゲーション経路に沿って配車目的地まで自動的に走行するように制御する前に、前記方法は、さらに、
前記電動スクーターの検出素子により前記電動スクーターの所定の範囲内に障害物が存在するか否かを検出することを含む。
【0006】
本発明の実施例において、前記電動スクーターの重心を低下させることは、前記電動スクーターの支持ロッドを自動的に折り畳むように制御することにより、前記電動スクーターの重心を低下させることと、前記電動スクーターの支持ロッドの高さが自動的に低下するように制御することにより、前記電動スクーターの重心を低下させることと、のうちの少なくとも1つを含む。
本実施例において、前記検出素子は、カメラ、レーダーアセンブリ及びセンサーのうちの少なくとも1つを含む。
【0007】
本発明の実施例において、前記スクーターを、前記電動スクーターの重心を低下させる方式と、前記障害物が検出された場合、前記電動スクーターが前記障害物を回避するか又は所定の時間待つように制御する方式と、のうちの少なくとも1つで、ナビゲーション経路に沿って配車目的地まで自動的に走行するように制御する前に、前記方法は、さらに、前記電動スクーターに補助輪を取り付けることにより、前記電動スクーターが横転することを防止することを含む。
本発明の実施例において、前記ナビゲーション経路は、前記電動スクーターの全地球測位システムGPSモジュールにより取得された前記電動スクーターの現在の地理的位置から前記標的充電設備の目標地理的位置までの経路を含む。
【0008】
本発明の別の実施例によれば、さらに、走行指令を受信する受信モジュールと、前記走行指令に応答して、前記電動スクーターを、前記電動スクーターの重心を低下させる方式と、障害物が検出された場合、前記電動スクーターが前記障害物を回避するか又は所定の時間待つように制御する方式と、のうちの少なくとも1つで、自動的にナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行するように制御する処理モジュールとを含む電動スクーターを提供する。
【0009】
本発明の実施例において、前記電動スクーターは、さらに、前記電動スクーターの所定の範囲内に障害物が存在するか否かを検出する検出素子を含む。
本発明の実施例において、前記電動スクーターは、さらに、前記電動スクーターに取り付けられた補助輪を含む。
【0010】
本発明の実施例において、前記電動スクーターは、さらに、前記電動スクーターの現在の地理的位置を取得する全地球測位システム(Global Position System、GPSと略称する)モジュールを含む。
本発明の別の実施例によれば、実行される場合に上記方法を実行するように設定されるコンピュータプログラムが記憶されることを特徴とする記憶媒体をさらに提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明では、前記電動スクーターが自動的に走行する過程で、前記電動スクーターの重心を低下させ、及び/又は障害物が検出された場合、前記電動スクーターが前記障害物を回避するか又は所定の時間待つように制御することにより、関連技術における電動スクーターが走行過程で安全ではなく、転覆しやすいなどの技術的問題を解決し、さらに電動スクーターの自動走行の安全性を向上させる。
ここで説明する図面は、本発明を一層理解させるためのもので、本願の一部を構成し、本発明の例示的な実施例及びその説明は、本発明を解釈するもので、本発明を限定するものではない。図面において、
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施例に係る電動スクーターの充電方法のフローチャートである。
【
図2】本発明の実施例に係る電動スクーターの構成ブロック図(1)である。
【
図3】本発明の実施例に係る電動スクーターの充電方法の別のフローチャートである。
【
図4】本発明の実施例に係る接点充電の場合の概略図である。
【
図5】本発明の実施例に係る電動スクーターの充電方法の更なるフローチャートである。
【
図6】本発明の実施例に係る無線充電の場合の概略図である。
【
図7】本発明の実施例に係る電動スクーターの構成ブロック図(2)である。
【
図8】本発明の実施例に係る電動スクーターの構成ブロック図(3)である。
【
図9】本発明の実施例に係る電動スクーターの走行方法のフローチャートである。
【
図10】本発明の実施例に係る電動スクーターの重心を低下させる場合の概略図(1)である。
【
図11】本発明の実施例に係る電動スクーターの重心を低下させる場合の概略図(2)である。
【
図12】本発明の実施例に係る電動スクーターの構成ブロック図(4)である。
【
図13】本発明の実施例に係る電動スクーターの構成ブロック図(5)である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら実施例を組み合わせて本発明を詳細に説明する。なお、本出願における実施例と実施例における特徴は、矛盾しない限り、互いに組み合わせることができる。
なお、本発明の明細書、特許請求の範囲及び上記図面に用いられた「第1」、「第2」等の用語は、類似する対象を区別するためのもので、特定の順序又は前後順を限定するものではない。
【0014】
本発明の以下の実施例の技術的解決手段は、電動スクーター及び標的充電設備を含むシステムに応用することで完成したと理解でき、関連技術において電動スクーターを充電する必要があれば、手動で実行しなければならず、本発明の実施例において、電動スクーターを充電する必要があると確認した場合、本発明の実施例は、続いて電動スクーターが自動的に目的地まで走行し、そして目的地で充電するように制御するなどの一連のフローを提供し、以下、実施例1-10を合わせて説明する。
【0015】
(実施例1)
本発明の実施例は、電動スクーターの充電方法を提供し、
図1は、本発明の実施例に係る電動スクーターの充電方法のフローチャートであり、
図1に示すように、
電動スクーターを充電する必要があるか否かを検出するステップS102と、
電動スクーターを充電する必要がある場合、電動スクーターの第1の現在の地理的位置から標的充電設備の目標地理的位置までの第1のナビゲーション経路を取得するステップS104と、
電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御するステップS106とを含む。
【0016】
上記各ステップにより、電動スクーターを充電する必要があると検出した場合、前記電動スクーターの第1の現在の地理的位置から標的充電設備の目標地理的位置までの第1のナビゲーション経路を取得し、電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って前記標的充電設備まで走行して充電するように制御し、さらに関連技術における手動でスクーターをメンテナンスして充電する必要があり、さらにメンテナンスコストが高くて過程が複雑であるなど問題を解決し、即ち、電動スクーターを充電する必要がある場合、手動操作を必要とせずに電動スクーターが第1のナビゲーション経路に沿って前記標的充電設備まで走行して充電することができ、それによりスクーターの充電効率を大幅に向上させる。
【0017】
ステップS104で取得された第1のナビゲーション経路は以下の方式1)と2)のうちの1つによって取得される。
1)電動スクーターは、サーバへ標的充電設備の目標地理的位置を取得することを要求し、その後にサーバが送信した、サーバが複数の充電設備から選択した標的充電設備の目標地理的位置を受信し、電動スクーターで、電動スクーターのGPSモジュールによって取得された第1の現在の地理的位置及び目標地理的位置に基づいて第1のナビゲーション経路を生成し、ただし、標的充電設備は、サーバが複数の充電設備から選択した、電動スクーターに最も近い充電設備であり、又は標的充電設備は、サーバが電動スクーターの現在の電量で電動スクーターが到達できる充電設備から選択した、電動スクーターに最も近い充電設備であり、又は標的充電設備は、サーバが電動スクーターの現在の電量で電動スクーターが到達できる充電設備からランダムに選択した充電設備である。
【0018】
2)サーバへ第1のナビゲーション経路を取得することを要求し、サーバが送信した第1のナビゲーション経路を受信し、ただし、標的充電設備は、サーバが複数の充電設備から選択した充電設備であり、第1のナビゲーション経路は、サーバが第1の現在の地理的位置及び目標地理的位置に基づいて生成され、第1の現在の地理的位置は、電動スクーターのGPSモジュールによって取得され、第1の現在の地理的位置は、電動スクーターによってサーバに定期的に報告され、又は前記第1の現在の地理的位置を、サーバへ前記第1のナビゲーション経路を取得する要求メッセージ中に搬送し、かつ第1の現在の地理的位置を搬送する要求メッセージを前記サーバに送信する。本発明の実施例では、前者の処理方式が好ましい。
【0019】
本発明の実施例において、電動スクーターが第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御した後、上記電動スクーターの充電方法は、さらに、電動スクーターの電量が第1の閾値より大きい場合、サーバの走行指令に基づいて電動スクーターが自動的に目標配置位置まで走行するように制御することを含み、一般的には、電動スクーターの電量が第1の閾値より大きい場合は、電動スクーターがフル充電された状態を指し、具体的には、サーバの走行指令に基づいて電動スクーターが目標配置位置まで走行するように制御することは、サーバから、少なくとも第1の目標配置位置を指示する第1の走行指令を取得し、電動スクーターで、電動スクーターのGPSモジュールによって取得された電動スクーターの第2の現在の地理的位置及び第1の目標配置位置に基づいて第2のナビゲーション経路を生成し、第1の走行指令に応答して、電動スクーターが自動的に第2のナビゲーション経路に沿って第1の目標配置位置まで走行するように制御することと、或いは、サーバから、電動スクーターのGPSモジュールによって取得されて電動スクーターによってサーバに報告された電動スクーターの第3の現在の地理的位置から第2の目標配置位置までのナビゲーション経路である第3のナビゲーション経路を少なくとも指示する第2の走行指令を取得し、第2の走行指令に応答して、電動スクーターが自動的に第3のナビゲーション経路に沿って第2の目標配置位置まで走行するように制御することと、のうちの1つを含む。
【0020】
ただし、目標配置位置は、現在配置した電動スクーターの数が第2の閾値より小さい第1の目標領域内の配置位置であってもよく、電動スクーターとの距離が第3の閾値より小さい配置位置であってもよく、即ち、目標配置位置は、残りの電動スクーターの数が少ない配置位置であってもよく、電動スクーターに最も近い配置位置であってもよい。
【0021】
実際の応用において、ステップS102には、様々な実現方式があり、好ましくは、
1)電動スクーターの電量が第4の閾値より小さい場合、電動スクーターを充電する必要があると検出することと、
2)電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より小さい場合、電動スクーターを充電する必要があると検出することと、
3)電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きいが、電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行した後に残りの電量が電動スクーターが目的位置から目的位置に最も近い標的充電設備まで走行するのに必要な電量より小さいと予想する場合、電動スクーターを充電する必要があると検出することと、
4)電動スクーターが乗られる過程で検出した電動スクーターの電量が第5の閾値より小さい場合、電動スクーターを充電する必要があると検出することと、の複数の実現方式を含む。
【0022】
本発明の実施例は、さらに、電動スクーターの相互充電の技術的解決手段を提供し、即ち、電動スクーターの電量が第4の閾値より小さい場合、電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御することは、
電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って、標的充電設備であり、電動スクーターを充電することを許可するように設定された第1の標的電動スクーターまで走行して充電することを含み、第1の標的電動スクーターに到達する上記経路は、電動スクーターとの距離が第6の閾値より小さい一組の電動スクーターの位置を取得し、一組の電動スクーターの位置に基づいて一組の電動スクーターから第1の標的電動スクーターを決定するという方式により決定することができ、ただし電動スクーターの電量は、電動スクーターが第1の標的電動スクーターの位置まで走行するのに必要な電量より大きい。
【0023】
本発明の実施例において、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より小さい場合、又は、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きいが、電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行した後に残りの電量が電動スクーターが目的位置から目的位置に最も近い標的充電設備まで走行するのに必要な電量より小さいと予想する場合、
電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御することは、電動スクーターに必要な時間が目標アカウントが予約した使用時間より早い場合、電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御することを含み、ただし、電動スクーターに必要な時間は、電動スクーターが標的充電設備まで走行するのに必要な時間と、電動スクーターを充電するのに必要な時間と、電動スクーターが標的充電設備から第1の現在の地理的位置まで戻るのに必要な時間と、の和である。
【0024】
本発明の実施例において、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より小さい場合、方法は、さらに、目標アカウントに、電動スクーターの電量不足を指示する第1の提示情報を送信し、かつ目標アカウントが予約した電動スクーターを、電量が電動スクーターが目標アカウント予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きい第2の標的電動スクーターに置き換えることを含む。
【0025】
本発明の実施例において、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きいが、電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行した後に残りの電量が電動スクーターが目的位置から目的位置に最も近い標的充電設備まで走行するのに必要な電量のより小さいと予想する場合、上記方法は、さらに、
目標アカウントに、電動スクーターの電量不足を指示する第2の提示情報を送信し、かつ目標アカウントが予約した電動スクーターを、電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きく、かつ目標アカウントの予約した目的位置まで走行した後に残りの電量が電動スクーターが目的位置から目的位置に最も近い標的充電設備まで走行するのに必要な電量より大きいと予想する第3の標的電動スクーターに置き換えることを含む。
【0026】
本発明の実施例において、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より小さい場合、又は、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きいが、電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行した後に残りの電量が電動スクーターが目的位置から目的位置に最も近い標的充電設備まで走行するのに必要な電量より小さいと予想する場合、電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御した後、上記方法は、さらに、電動スクーターが自動的に第1の現在の地理的位置に戻るように制御することを含む。
実例を合わせて、上記どのような状況を充電する必要がある状況として定義することができるかについて説明したが、本発明の実施例の技術的解決手段を限定するものではない。
【0027】
ユーザーが乗る過程で、電動スクーターは、現在の電量が既に充電閾値に達し、かつ航続範囲内に利用可能な標的充電設備があると検出する場合、ユーザーに充電するように注意し、かつ充電過程でユーザーにその他のフル充電された車両に取り替えて使用させ続け、
ユーザーが携帯電話APPにより予約して使用するとき、電動スクーターは、現在の電量が目的地に到達するのに十分であるか否か及び目的地に到達した後に残りの電量、並びに利用可能な充電所(上記実施例の標的充電設備に相当する)との距離を自動的に計算し、いずれかの1つの条件を満たさないと、車両は、自動的に現在利用可能な充電所へ走行して一部の電量を補充し、完了すると現在の位置に戻って待ち、又は現在の電動スクーターは、バックグラウンドに要求を送信し、航続力が目的地に到達するのに十分ではないと表示し、バックグラウンドサーバは、付近の位置から航続要求を満たすスクーターを検索して現在の位置へ走行させ、
車両が航続して到達可能な領域内に利用可能な充電所がなければ、作業者に救援が必要とされると提示し、作業者は、充電式輸送車を用いて、途中に電量の低いスクーターを搭載し、かつ車両用電源でそれを充電し、フル充電した後に途中の配置点に置き、
電動スクーターは、相互充電機能を備え、現在のスクーターの電量が低く、かつ充電所が到達可能な範囲内になければ、救援信号を送信した後、バックグラウンドサーバは、該スクーターに付近に電量が十分な他のスクーターがあると通知し、その位置情報を送信し、このスクーターがナビゲーション経路計画により到達可能な範囲内にあるか否かを判断し、到達可能であれば、そこへ走行して相互充電する。
【0028】
説明すべきことは、本発明の実施例における電動スクーターは、自動運転機能を備える必要があり、自動運転機能を備えない電動スクーターの充電方式が従来技術と同じであり、手動で充電設備の位置まで輸送して充電する必要がある。
つまり、本発明の実施例の技術的解決手段について、自動運転機能を備える電動スクーターは、電量が低い(即ち充電する必要がある)とき、測位機能により付近の航続すれば到達可能で、かつ利用可能な充電設備を探し、内蔵された地図により又はサーバ側からナビゲーション経路を取得して、自動運転モードに入り、かつ補助輪を用いてスクーターが走行時に転覆しないように選択的に補助することができ、自動運転過程で、スクーターは、ナビゲーション経路に沿って、カメラ又はレーダーアセンブリにより周辺環境と道路を検出して障害物を識別し、自動的に障害物を回避し及び/又は所定の時間待ち、自動運転機能を使用することによりスクーターが自分で充電設備の位置まで走行して充電することができる。
【0029】
以上の実施形態の説明により、当業者であれば、上記実施例に係る方法は、ソフトウェアに必要な汎用のハードウェアプラットフォームを結合した方式で実現され、一方、ハードウェアにより実現され、多数の場合、前者が最も好適な実施形態であることを明確に理解することができる。従って、本発明の技術案の実質又は従来技術に貢献のある部分をソフトウェア製品の形態で実現することができ、該コンピュータソフトウェア製品を記憶媒体(例えば、ROM/RAM、ディスク、CD)に記憶し、端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例の方法を実行させる複数の指令を含む。
【0030】
(実施例2)
本発明の別の実施例によれば、電動スクーターをさらに提供し、
図2は、本発明の実施例に係る電動スクーターの構成ブロック図(1)であり、
図2に示すように、
電動スクーターを充電する必要があるか否かを検出し、電動スクーターを充電する必要がある場合、電動スクーターの第1の現在の地理的位置から標的充電設備の目標地理的位置までの第1のナビゲーション経路を取得する第1の処理モジュール20と、
電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御するモータコントローラ22と、を含む。
【0031】
本発明により、第1の処理モジュール20は、電動スクーターを充電する必要があると検出した場合、前記電動スクーターの第1の現在の地理的位置から標的充電設備の目標地理的位置までの第1のナビゲーション経路を取得し、モータコントローラ22は、電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って前記標的充電設備まで走行して充電するように制御し、さらに関連技術における手動でスクーターをメンテナンスして充電する必要があり、さらにメンテナンスコストが高くて過程が複雑であるなど問題を解決し、即ち、電動スクーターを充電する必要がある場合、手動操作を必要とせず、電動スクーターが第1のナビゲーション経路に沿って前記標的充電設備まで走行して充電することができ、スクーターの充電効率を大幅に向上させる。
【0032】
本発明の実施例において、第1の現在の地理的位置は、電動スクーターのGPSモジュールによって取得される。
本発明の実施例において、取得された第1のナビゲーション経路は、以下の方式1)と2)のうちの1つによって取得される。
1)電動スクーターは、サーバへ標的充電設備の目標地理的位置を取得することを要求し、その後にサーバが送信した、サーバが複数の充電設備から選択した標的充電設備の目標地理的位置を受信し、電動スクーターで、電動スクーターのGPSモジュールによって取得された第1の現在の地理的位置及び目標地理的位置に基づいて第1のナビゲーション経路を生成し、ただし、標的充電設備は、サーバが複数の充電設備から選択した、電動スクーターに最も近い充電設備であり、又は標的充電設備は、サーバが電動スクーターの現在の電量で電動スクーターが到達できる充電設備から選択した、電動スクーターに最も近い充電設備であり、又は標的充電設備は、サーバが電動スクーターの現在の電量で電動スクーターが到達できる充電設備からランダムに選択した充電設備である。
【0033】
2)サーバへ第1のナビゲーション経路を取得することを要求し、サーバが送信した第1のナビゲーション経路を受信し、ただし、標的充電設備は、サーバが複数の充電設備から選択した充電設備であり、第1のナビゲーション経路は、サーバが第1の現在の地理的位置及び目標地理的位置に基づいて生成され、第1の現在の地理的位置は、電動スクーターのGPSモジュールによって取得され、第1の現在の地理的位置は、電動スクーターによってサーバに定期的に報告される。
【0034】
本発明の実施例において、電動スクーターが第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御した後、方法は、さらに、電動スクーターの電量が第1の閾値より大きい場合、サーバの走行指令に基づいて電動スクーターが自動的に目標配置位置まで走行するように制御することを含み、一般的には、電動スクーターの電量が第1の閾値より大きい場合は、電動スクーターがフル充電された状態を指し、具体的には、サーバの走行指令に基づいて電動スクーターが目標配置位置まで走行するように制御することは、サーバから、少なくとも第1の目標配置位置を指示する第1の走行指令を取得し、電動スクーターで、電動スクーターのGPSモジュールによって取得された電動スクーターの第2の現在の地理的位置及び第1の目標配置位置に基づいて、第2の現在の地理的位置から第1の目標配置位置までのナビゲーション経路である第2のナビゲーション経路を生成し、第1の走行指令に応答して、電動スクーターが自動的に第2のナビゲーション経路に沿って第1の目標配置位置まで走行するように制御することと、或いは、サーバから、電動スクーターのGPSモジュールによって取得されて電動スクーターによってサーバに報告された電動スクーターの第3の現在の地理的位置から第2の目標配置位置までのナビゲーション経路である第3のナビゲーション経路を少なくとも指示する第2の走行指令を取得し、第2の走行指令に応答して、電動スクーターが自動的に第3のナビゲーション経路に沿って第2の目標配置位置まで走行するように制御することと、のうちの1つを含む。
【0035】
ただし、目標配置位置は、現在配置した電動スクーターの数が第2の閾値より小さい第1の目標領域内の配置位置であってもよく、電動スクーターとの距離が第3の閾値より小さい配置位置であってもよく、即ち、目標配置位置は、残りの電動スクーターの数が少ない配置位置であってもよく、電動スクーターに最も近い配置位置であってもよい。
【0036】
実際の応用において、1)電動スクーターの電量が第4の閾値より小さい場合、電動スクーターを充電する必要があると検出し、
2)電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より小さい場合、電動スクーターを充電する必要があると検出することと、
3)電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きいが、電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行した後に残りの電量が電動スクーターが目的位置から目的位置に最も近い標的充電設備まで走行するのに必要な電量より小さいと予想する場合、電動スクーターを充電する必要があると検出することと、
4)電動スクーターが乗られる過程で検出した電動スクーターの電量が第5の閾値より小さい場合、電動スクーターを充電する必要があると検出することと、の複数の実現方式を含む。
【0037】
本発明の実施例は、さらに、電動スクーターの相互充電の技術的解決手段を提供し、即ち、電動スクーターの電量が第4の閾値より小さい場合、電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御することは、
電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って、標的充電設備であり、電動スクーターを充電することを許可するように設定された第1の標的電動スクーターまで走行して充電することを含み、第1の標的電動スクーターに到達する上記経路は、電動スクーターとの距離が第6の閾値より小さい一組の電動スクーターの位置を取得し、一組の電動スクーターの位置に基づいて一組の電動スクーターから第1の標的電動スクーターを決定するという方式により決定することができ、ただし電動スクーターの電量は、電動スクーターが第1の標的電動スクーターの位置まで走行するのに必要な電量より大きい。
【0038】
本発明の実施例において、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より小さい場合、又は、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きいが、電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行した後に残りの電量が電動スクーターが目的位置から目的位置に最も近い標的充電設備まで走行するのに必要な電量より小さいと予想する場合、
電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御することは、電動スクーターに必要な時間が目標アカウントが予約した使用時間より早い場合、電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御することを含み、ただし、電動スクーターに必要な時間は、電動スクーターが標的充電設備まで走行するのに必要な時間と、電動スクーターを充電するのに必要な時間と、電動スクーターが標的充電設備から第1の現在の地理的位置まで戻るのに必要な時間と、の和である。
【0039】
本発明の実施例において、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より小さい場合、方法は、さらに、目標アカウントに、電動スクーターの電量不足を指示する第1の提示情報を送信し、かつ目標アカウントが予約した電動スクーターを、電量が電動スクーターが目標アカウント予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きい第2の標的電動スクーターに置き換えることを含む。
【0040】
本発明の実施例において、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きいが、電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行した後に残りの電量が電動スクーターが目的位置から目的位置に最も近い標的充電設備まで走行するのに必要な電量のより小さいと予想する場合、上記方法は、さらに、
目標アカウントに、電動スクーターの電量不足を指示する第2の提示情報を送信し、かつ目標アカウントが予約した電動スクーターを、電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きく、かつ目標アカウントの予約した目的位置まで走行した後に残りの電量が電動スクーターが目的位置から目的位置に最も近い標的充電設備まで走行するのに必要な電量より大きいと予想する第3の標的電動スクーターに置き換えることを含む。
【0041】
本発明の実施例において、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より小さい場合、又は、電動スクーターが目標アカウントによって予約され、かつ電動スクーターの電量が電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行するのに必要な電量より大きいが、電動スクーターが目標アカウントの予約した目的位置まで走行した後に残りの電量が電動スクーターが目的位置から目的位置に最も近い標的充電設備まで走行するのに必要な電量より小さいと予想する場合、電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御した後、上記方法は、さらに、電動スクーターが自動的に第1の現在の地理的位置に戻るように制御することを含む。
【0042】
実例を合わせて、上記どのような状況を充電する必要がある状況として定義することができるかについて説明したが、本発明の実施例の技術的解決手段を限定するものではない。
ユーザーが乗る過程で、電動スクーターは、現在の電量が既に充電閾値に達し、かつ航続範囲内に利用可能な標的充電設備があると検出する場合、ユーザーに充電するように注意し、かつ充電過程でユーザーにその他のフル充電された車両に取り替えて使用させ続け、
ユーザーが携帯電話APPにより予約して使用するとき、電動スクーターは、現在の電量が目的地に到達するのに十分であるか否か及び目的地に到達した後に残りの電量、並びに利用可能な充電所(上記実施例の標的充電設備に相当する)との距離を自動的に計算し、いずれかの1つの条件を満たさないと、車両は、自動的に現在利用可能な充電所へ走行して一部の電量を補充し、完了すると現在の位置に戻って待ち、又は現在の電動スクーターは、バックグラウンドに要求を送信し、航続力が目的地に到達するのに十分ではないと表示し、バックグラウンドサーバは、付近の位置から航続要求を満たすスクーターを検索して現在の位置へ走行させ、
車両が航続して到達可能な領域内に利用可能な充電所がなければ、作業者に救援が必要とされると提示し、作業者は、充電式輸送車を用いて、途中に電量の低いスクーターを搭載し、かつ車両用電源でそれを充電し、フル充電した後に途中の配置点に置き、
電動スクーターは、相互充電機能を備え、現在のスクーターの電量が低く、かつ充電所が到達可能な範囲内になければ、救援信号を送信した後、バックグラウンドサーバは、該スクーターに付近に電量が十分な他のスクーターがあると通知し、その位置情報を送信し、このスクーターがナビゲーション経路計画により到達可能な範囲内にあるか否かを判断し、到達可能であれば、そこへ走行して相互充電する。
【0043】
説明すべきことは、本発明の実施例における電動スクーターは、自動運転機能を備える必要があり、自動運転機能を備えない電動スクーターの充電方式が従来技術と同じであり、手動で充電設備の位置まで輸送して充電する必要がある。
つまり、本発明の実施例の技術的解決手段について、自動運転機能を備える電動スクーターは、電量が低い(即ち充電する必要がある)とき、測位機能により付近の航続すれば到達可能で、かつ利用可能な充電設備を探し、内蔵された地図により又はサーバ側からナビゲーション経路を取得して、自動運転モードに入り、かつ補助輪を用いてスクーターが走行時に転覆しないように選択的に補助することができ、自動運転過程で、スクーターは、ナビゲーション経路に沿ってカメラ又はレーダーアセンブリにより周辺環境と道路を検出して障害物を識別し、自動的に回避して待ち、自動運転機能を使用することによりスクーターが自分で充電設備位置まで走行して充電することができる。
【0044】
(実施例3)
発明の実施例に係る電動スクーターの充電方法の別のフローチャートであり、
図3に示すように、
電動スクーターと標的充電設備との接続を確立するステップS302と、
前記標的充電設備により、無線方式、接点方式のうちの少なくとも1つを用いて、前記電動スクーターを充電するステップS304とを含む。
【0045】
上記ステップにより、電動スクーターと標的充電設備との接続を確立した後、標的充電設備は、無線方式又は接点方式により電動スクーターを充電することができ、上記技術的解決手段を用いて、関連技術における標的充電設備の電動スクーターに対する充電方式が単一であるという問題を解決し、無線方式又は接点方式で電動スクーターを充電することができ、電動スクーターの充電フローを簡略化する。
【0046】
前記標的充電設備により、無線方式を用いて、前記電動スクーターを充電する過程で、前記方法は、さらに、
画像識別素子(カメラであってもよい)が無線充電領域にタイプが電動スクーターではない物体が存在すると検出した場合、前記電動スクーターへの充電を停止することと、
画像識別素子が無線充電領域にタイプが電動スクーターではない物体が存在すると検出した場合、サーバに、前記無線受電領域内にタイプが電動スクーターではない物体が存在することを指示する警告情報を送信することと、のうちの少なく1つを含む。
【0047】
接点方式充電
図4に示すように(1が電動スクーターを指し、2が接点を指す)、前記標的充電設備の変位部材により、前記電動スクーターの接点遮蔽物を移動させることにより、前記電動スクーターの充電接点を露出させ、ただし、前記接点遮蔽物は、前記充電接点に少なくとも防水保護を行うために用いられ、前記標的充電設備を前記充電接点と接触させることにより、前記電動スクーターを充電し、さらに、前記電動スクーターへの充電を完了すると、前記接点遮蔽物が自動的に初期位置に戻って、前記充電接点に少なくとも防水保護を行い、又は前記電動スクーターへの充電を完了すると、前記変位部材により前記接点遮蔽物を初期位置に移動させて、前記充電接点に少なくとも防水保護を行う。
【0048】
無線方式充電
前記標的充電設備の1つの無線充電モジュールにより複数の前記電動スクーターを充電する。
本発明の実施例は、電動スクーターの充電方法を提供し、
図5は、本発明の実施例に係る電動スクーターの充電方法のさらなるフローチャートであり、
図5に示すように、
電動スクーターと標的充電設備との接続が確立されたことを検出するステップS502と、
前記標的充電設備が無線方式、接点方式のうちの少なくとも1つを用いて、前記電動スクーターを充電することを受け取るステップS504とを含む。
【0049】
上記ステップにより、電動スクーターと標的充電設備との接続を確立した後、標的充電設備は、無線方式又は接点方式により電動スクーターを充電することができ、上記技術的解決手段を用いて、関連技術における標的充電設備の電動スクーターに対する充電方式が単一であるという問題を解決し、無線方式又は接点方式で電動スクーターを充電することができ、電動スクーターの充電フローを簡略化する。
【0050】
ステップS502を実行する前に、前記方法は、さらに、前記電動スクーターが自動的に、前記電動スクーターの現在の地理的位置から前記標的充電設備の目標地理的位置までの経路を指示するナビゲーション経路に沿って前記標的充電設備まで走行するように制御することを含み、ただし、前記現在の地理的位置は、前記電動スクーターの全地球測位システムGPSモジュールにより取得される。
【0051】
以上の充電方式について、接点充電方式であれ無線充電方式であれ、本発明の以下の実施例は、さらに実例を提供して説明する。
電動スクーターが自動的に充電領域入口まで走行するとき、充電領域牽引装置によってハンドルを掛け、車体を挟むか又はコンベヤベルトで配列するなどのいずれか1つの方式で、スクーターをガイドして充電位置に到達させ、充電インタフェースと電動スクーターとの位置が完全に対応すること保証する。
【0052】
ただし、
図6に示すように(1が電動スクーターを指し、3が無線充電モジュールを指す)、無線充電方式では、無線充電モジュールを地下に埋め込むか又は直接的に地上に配置し、面状に分布させることにより、充電対象設備を充電領域内に配置すれば充電することができ、即ち、複数の充電対象設備(電動スクーター)を同時に対応することができ、電源と接続され、無線充電における発射装置とする。スクーターが充電設備の上方まで運転する(自動運転又は人為的な配置)と、スクーターバッテリーに内蔵された無線充電受信装置は、送信装置と連係してスクーターの自動無線充電を実現する。
【0053】
無線充電操作に車両状態判断が追加され、現在に一対複数充電であり、スクーターと金属異物が同時に充電領域内に位置すれば、スクーターが充電要求を満たすため無線充電動作を開始し、このときに異物金属が無線充電設備を損傷することになり、無線充電領域の上方にカメラが装備され、画像識別によりスクーターではない異物が充電領域内に配置されるか否かを検出し、異物を検出すると充電プロセスを中断し、かつ警報して作業者に提示し、
有線充電設備、即ち、接点充電の場合、電動スクーターをコンベヤベルト又はその他の輸送設備を介して整列して充電位置まで搬送した後、スクーター自身又は充電設備付帯ツールによりスクーターの充電接点遮蔽物(キャビンドア、スライドカバー、ゴム栓などの防水防塵方式)を開き、標的充電設備がスクーター上の金属接点に接続して充電し、充電を完了すると自動的に離脱し、充電接点遮蔽物が復位する。
【0054】
充電プロセスを完了すると、車両は、バックグラウンドサーバに通知し、サーバは、車両が車両の少ない配置位置へ走行するように指示し、車両は、自動運転によりそこへ走行する。
以上の実施形態の説明により、当業者であれば、上記実施例に係る方法は、ソフトウェアに必要な汎用のハードウェアプラットフォームを結合した方式で実現され、一方、ハードウェアにより実現され、多数の場合、前者が最も好適な実施形態であることを明確に理解することができる。従って、本発明の技術案の実質又は従来技術に貢献のある部分をソフトウェア製品の形態で実現することができ、該コンピュータソフトウェア製品を記憶媒体(例えば、ROM/RAM、ディスク、CD)に記憶し、端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例の方法を実行させる複数の指令を含む。
【0055】
(実施例4)
本発明の実施例は、電動スクーターを提供し、
図7は、本発明の実施例に係る電動スクーターの構成ブロック図(2)であり、
図7に示すように、
電動スクーターと標的充電設備との接続が確立されたことを検出する検出モジュール70と、
前記標的充電設備が無線方式、接点方式のうちの少なくとも1つを用いて、前記電動スクーターを充電することを受け取る第1の受け取りモジュール72とを含む。
本発明により、電動スクーターと標的充電設備との接続を確立した後、標的充電設備は、無線方式又は接点方式により電動スクーターを充電することができ、上記技術的解決手段を用いて、関連技術における標的充電設備の電動スクーターに対する充電方式が単一であるという問題を解決し、無線方式又は接点方式で電動スクーターを充電することができ、電動スクーターの充電フローを簡略化する。
【0056】
本発明の実施例において、
図8に示すように、電動スクーターは、さらに、
前記電動スクーターが自動的に、前記電動スクーターの現在の地理的位置から前記標的充電設備の目標地理的位置までのナビゲーション経路に沿って前記標的充電設備まで走行するように制御する制御モータ74を含む。
本発明の実施例において、
図8に示すように、電動スクーターは、さらに、前記現在の地理的位置を取得する第1のGPSモジュール76を含む。
本発明の実施例は、さらに、実施例3のいずれか一項の電動スクーターの充電方法を実行するために用いられることを特徴とする充電設備を提供する。
【0057】
(実施例5)
本発明の実施例は、電動スクーターの走行方法を提供し、
図9は、本発明の実施例に係る電動スクーターの走行方法のフローチャートであり、
図9に示すように、
走行指令を受信するステップS902と、
前記走行指令に応答して、前記電動スクーターを、前記電動スクーターの重心を低下させる方式と、障害物が検出された場合、前記電動スクーターが前記障害物を回避するか又は所定の時間待つように制御する方式と、のうちの少なくとも1つで、自動的にナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行するように制御するステップS904とを含む。
【0058】
上記ステップにより、電動スクーターが自動的に走行する過程で、前記電動スクーターの重心を低下させ、及び/又は障害物が検出された場合、前記電動スクーターが前記障害物を回避するか又は所定の時間待つように制御し、さらに関連技術における電動スクーターが走行過程で安全ではなく、転覆しやすいなどの技術的問題を解決し、さらに電動スクーターの自動運転の安全性を向上させることができる。
ステップS904を実行する前に、前記電動スクーターの検出素子により前記電動スクーターの所定の範囲内に障害物が存在するか否かを検出し、検出素子は、カメラ、レーダーアセンブリ及びセンサーのうちの少なくとも1つを含む。
【0059】
好ましくは、前記電動スクーターの重心を低下させることは、前記電動スクーターの支持ロッドを自動的に折り畳むように制御することにより、前記電動スクーターの重心を低下させ、
図10に示すように、電動スクーターの支持ロッドを下向きに折り畳み、ハンドルと後輪を対応させ、さらに電動スクーターの重心を低下させることと、前記電動スクーターの支持ロッドの高さが自動的に低下するように制御することにより、前記電動スクーターの重心を低下させ、
図11に示すように、まず電動スクーターのハンドルを下向きに折り畳み、次に支持ロッドを
図11の最右側に示すような部分のように伸縮することと、のうちの少なくとも1つを含み、説明すべきものとして、本発明の実施例では、まず支持ロッドを伸縮し、次にハンドルを折り畳んでもよく、ここで限定しない。
【0060】
電動スクーターの横転を回避するために、本発明の実施例は、さらに、前記電動スクーターに取り付けられた補助輪を使用することにより、前記電動スクーターが横転することを防止するという技術的解決手段を提供する。
本発明の実施例において、前記ナビゲーション経路は、前記電動スクーターの全地球測位システムGPSモジュールにより取得された前記電動スクーターの現在の地理的位置から前記標的充電設備の目標地理的位置までの経路を含む。
【0061】
以上の実施形態の説明により、当業者であれば、上記実施例に係る方法は、ソフトウェアに必要な汎用のハードウェアプラットフォームを結合した方式で実現され、一方、ハードウェアにより実現され、多数の場合、前者が最も好適な実施形態であることを明確に理解することができる。従って、本発明の技術案の実質又は従来技術に貢献のある部分をソフトウェア製品の形態で実現することができ、該コンピュータソフトウェア製品を記憶媒体(例えば、ROM/RAM、ディスク、CD)に記憶し、端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例の方法を実行させる複数の指令を含む。
【0062】
(実施例6)
本発明の実施例は、電動スクーターを提供し、
図12は、本発明の実施例に係る電動スクーターの構成ブロック図(4)であり、
図12に示すように、
走行指令を受信する第2の受信モジュール102と、
前記走行指令に応答して、前記電動スクーターを、前記電動スクーターの重心を低下させる方式と、障害物が検出された場合、前記電動スクーターが前記障害物を回避するか又は所定の時間待つように制御する方式と、のうちの少なくとも1つで、自動的にナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行するように制御する第2の処理モジュール104とを含む。
【0063】
本発明により、電動スクーターが自動的に走行する過程で、前記電動スクーターの重心を低下させ、及び/又は障害物が検出された場合、前記電動スクーターが前記障害物を回避するか又は所定の時間待つように制御し、さらに関連技術における電動スクーターが走行過程で安全ではなく、転覆しやすいなどの技術的問題を解決し、さらに電動スクーターの自動運転の安全性を向上させることができる。
【0064】
図11に示すよう、電動スクーターは、さらに、前記電動スクーターの所定の範囲内に障害物が存在するか否かを検出する検出素子106を含む。
図11に示すよう、電動スクーターは、さらに、前記電動スクーターに取り付けられた補助輪108と、前記電動スクーターの現在の地理的位置を取得する第2のGPSモジュール110とを含む。
【0065】
以上の実施形態の説明により、当業者であれば、上記実施例に係る方法は、ソフトウェアに必要な汎用のハードウェアプラットフォームを結合した方式で実現され、一方、ハードウェアにより実現され、多数の場合、前者が最も好適な実施形態であることを明確に理解することができる。従って、本発明の技術案の実質又は従来技術に貢献のある部分をソフトウェア製品の形態で実現することができ、該コンピュータソフトウェア製品を記憶媒体(例えば、ROM/RAM、ディスク、CD)に記憶し、端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例の方法を実行させる複数の指令を含む。
説明すべきものとして、上記実施例1-実施例6の技術的解決手段を合わせて使用してもよく、単独で使用してもよく、本発明の実施例は、これを限定しない。
【0066】
(実施例7)
本発明の実施例は、さらに、プログラムが記憶された記憶媒体を提供し、ただし、上記プログラムが実行される場合、上記いずれか1項に記載の方法を実行する。
好ましくは、本実施例において、上記記憶媒体は、
電動スクーターを充電する必要があるか否かを検出するステップS1と、
電動スクーターを充電する必要がある場合、電動スクーターの第1の現在の地理的位置から標的充電設備の目標地理的位置までの第1のナビゲーション経路を取得するステップS2と、
電動スクーターが自動的に第1のナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行して充電するように制御するステップS3と、を実行するプログラムコードを記憶するように設定されてもよい。
【0067】
(実施例8)
本発明の実施例は、さらに、プログラムが記憶された記憶媒体を提供し、ただし、上記プログラムが実行される場合、上記いずれか1項に記載の方法を実行する。
好ましくは、本実施例において、上記記憶媒体は、
電動スクーターと標的充電設備との接続を確立するステップS4と、
前記標的充電設備により、無線方式、接点方式のうちの少なくとも1つを用いて、前記電動スクーターを充電するステップS5と、を実行するプログラムコードを記憶するように設定されてもよい。
【0068】
(実施例9)
本発明の実施例は、さらに、プログラムが記憶された記憶媒体を提供し、ただし、上記プログラムが実行される場合、上記いずれか1項に記載の方法を実行する。
好ましくは、本実施例において、上記記憶媒体は、
電動スクーターと標的充電設備との接続が確立されたことを検出するステップS6と、
前記標的充電設備が無線方式、接点方式のうちの少なくとも1つを用いて、前記電動スクーターを充電することを受け取るステップS5と、を実行するプログラムコードを記憶するように設定されてもよい。
【0069】
(実施例10)
本発明の実施例は、さらに、プログラムが記憶された記憶媒体を提供し、ただし、上記プログラムが実行される場合、上記いずれか1項に記載の方法を実行する。
好ましくは、本実施例において、上記記憶媒体は、
走行指令を受信するステップS8と、
前記走行指令に応答して、前記電動スクーターを、前記電動スクーターの重心を低下させる方式と、障害物が検出された場合、前記電動スクーターが前記障害物を回避するか又は所定の時間待つように制御する方式と、のうちの少なくとも1つで、自動的にナビゲーション経路に沿って標的充電設備まで走行するように制御するステップS9とを実行するプログラムコードを記憶するように設定されてもよい。
【0070】
好ましくは、本実施例において、上記記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROMと略称する)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称する)、モバイルハードディスク、ディスク又はCDなどのプログラムコードを記憶可能な様々な媒体を含むが、これらに限定されない。
好ましくは、本実施例の具体的な例としては、上記実施例及び好ましい実施例において説明した例を参照することができ、本実施例において詳細な説明を省略する。
【0071】
明らかに、当業者であれば、上記本発明の各モジュール又は各ステップが汎用のコンピュータ装置で実現することができ、それらが単一のコンピュータ装置に集積してもよく、複数のコンピュータ装置からなるネットワークに分布してもよく、好ましくは、それらをコンピュータ装置に実行可能なプログラムコードで実現することにより、それらを記憶装置に記憶してコンピュータ装置で実行することができる。また、ここでの順序と異なる順序で、示されたか又は記載されたステップを実行することも可能である。あるいは、それらをそれぞれ個別の各集積回路モジュールに作製し、又はそれらのうちの複数のモジュール又はステップを単一の集積回路モジュールに作製して実現することも可能である。このように、本発明は、いかなる特定のハードウェアとソフトウェアの組み合わせにも限定されない。
上記は、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を限定するものではなく、当業者であれば、本発明に対する様々な変更と変化を行うことができる。本発明の要旨を逸脱しない範囲において行われる任意の修正、等効置換、改良などは、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。