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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-27
(45)【発行日】2022-01-19
(54)【発明の名称】口腔清掃キット
(51)【国際特許分類】
   A46B 5/00 20060101AFI20220112BHJP
   A61C 17/22 20060101ALI20220112BHJP
   A46B 15/00 20060101ALI20220112BHJP
   A61C 15/00 20060101ALI20220112BHJP
   A61C 19/02 20060101ALI20220112BHJP
   A45C 11/00 20060101ALI20220112BHJP
【FI】
A46B5/00 Z
A61C17/22 A
A46B15/00 K
A61C15/00
A61C19/02
A45C11/00 G
【請求項の数】 27
(21)【出願番号】P 2019505237
(86)(22)【出願日】2017-06-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-07-27
(86)【国際出願番号】 CN2017086827
(87)【国際公開番号】W WO2018218602
(87)【国際公開日】2018-12-06
【審査請求日】2020-05-29
(31)【優先権主張番号】201710394117.6
(32)【優先日】2017-05-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511051616
【氏名又は名称】チョウ,シン
【氏名又は名称原語表記】ZHOU,Xing
【住所又は居所原語表記】A601,Guangzhou International Business Incubator,Guangzhou Science Park,Guangzhou,Guangdong 510663,China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】チョウ,シン
【審査官】東 勝之
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第205947879(CN,U)
【文献】中国実用新案第205053948(CN,U)
【文献】中国実用新案第205082842(CN,U)
【文献】米国特許出願公開第2006/0027246(US,A1)
【文献】米国特許第05163561(US,A)
【文献】米国特許第06186324(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A46B 5/00
A46B 15/00
A61C 15/00 - 19/02
A45C 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の歯科用ツール及び第2の歯科用ツールを収容することができる容器(3)備え、
前記容器(3)は、上部カバー(31)と、仕切り板を含む基部(32)と、前記上部カバー(31)及び前記基部(32)によって囲まれた収納空間(33)と、を有し、
前記上部カバー(31)は、前記基部(32)に着脱可能に取り付けられており、
前記仕切り板は、前記容器(3)の長手方向に沿って拡げられ、前記収納空間(33)を、前記第1の歯科用ツールを収納する第1の領域と、前記第2の歯科用ツールを収納する第2の領域とに仕切っており、
前記第1の歯科用ツール及び前記第2の歯科用ツールは、前記仕切り板の垂直壁に沿って取り外し可能に連結されており、
前記仕切り板は、前記第1の歯科用ツール又は前記第2の歯科用ツールを位置決めするための位置決めスロットを有し、
前記第1の歯科用ツール及び前記第2の歯科用ツールは、前記収納空間(33)内の前記基部(32)に取り付けられる、
口内清掃キット(800)
【請求項2】
前記基部(32)は、
納槽(32-2)
記収納槽(32-2)の開口端に設けられた固定クランプリング(32-1)と
前記上部カバー(31)に接続されかつ前記固定クランプリング(32-1)に設けられた、リブプレート(32-1-3)及び前記リブプレート(32-1-3)に設けられた位置決めスロット穴(32-1-2)
を有する、
請求項1に記載の口内清掃キット(800)
【請求項3】
前記固定クランプリング(32-1)の上方に設けられた上部カバー接続機構(32-1-1)をさらに備え
前記上部カバー接続機構(32-1-1)は、凹凸係合接続機構、ネジ接続機構、締まりばめ接続機構、ヒンジ接続機構、及びバックル接続機構のうちから選択されたいずれか一つである、
請求項2に記載の口内清掃キット(800)
【請求項4】
前記仕切り板(32-3)前記第1の歯科用ツール又は前記第2の歯科用ツールを固定するための位置決めフック(32-3-2)を有する
請求項に記載の口内清掃キット(800)
【請求項5】
前記容器(3)には、通気孔(3-1)が設けられ、
前記通気孔(3-1)は、前記基部(32)に設けられる、
請求項1に記載の口内清掃キット(800)
【請求項6】
前記容器(3)は、歯ブラシ(5)、及び/又は練り歯磨き(6)、及び/又はデンタルフロス(7)をさらに備える、
請求項1に記載の口内清掃キット(800)
【請求項7】
前記第1の歯科用ツールは、内部歯間ブラシ(100)であり、
前記内部歯間ブラシ(100)は、屈曲部に装着される歯間ブラシ(1)有し、
前記歯間ブラシ(1)は、
接続体と、
前記接続体の前端かつ前記屈曲部内に移動可能に配置されている作用部分と、
を有する、
請求項1に記載の口内清掃キット(800)
【請求項8】
前記内部歯間ブラシ(100)は、前記第2の歯科用ツールに着脱可能に取り付けられる、
請求項に記載の口内清掃キット(800)
【請求項9】
前記第1の歯科用ツール及び前記第2の歯科用ツールは、前記容器(3)の部収納空間(33-1)内に取り付けられる、
請求項に記載の口内清掃キット(800)
【請求項10】
前記歯ブラシ(5)、及び/又は前記練り歯磨き(6)、及び/又は前記デンタルフロス(7)は、部収納空間(33-2)内に取り付けられる、
請求項に記載の口内清掃キット(800)
【請求項11】
記上部カバー(31)は、歯のブラッシングときに、液体を保持するカップである、
請求項1に記載の口内清掃キット(800)
【請求項12】
前記口内清掃キット(800)は、携帯電話(8)を保持するホルダ(4)を有し、
前記ホルダ(4)は、前記容器(3)に設けて前記容器(3)と一緒又は単独に使用することができる、
請求項1に記載の口内清掃キット(800)
【請求項13】
前記ホルダ(4)は、前記容器(3)に固定式に接続することができ、又は前記容器(3)に着脱可能に取り付けることができる、
請求項12に記載の口内清掃キット(800)
【請求項14】
前記ホルダ(4)は、前記容器(3)の任意の位置に設けることができる、
請求項13に記載の口内清掃キット(800)
【請求項15】
前記ホルダ(4)は、前記上部カバー(31)の底部(31-1)に着脱可能に取り付けられる、
請求項14に記載の口内清掃キット(800)
【請求項16】
前記ホルダ(4)は、支持板(4-1)、ハウジング(4-2)、位置決め凸状段(4-3)、回転シャフト(4-4)、回転シャフト取付スロット(4-5)、及びホルダ取付スロット(4-6)を有し、
前記支持板(4-1)は、前記ハウジング(4-2)に設けられ、前記回転シャフト(4-4)を介して前記回転シャフト取付スロット(4-5)に取り付けられ、
前記携帯電話(8)は、前記位置決め凸状段(4-3)と前記支持板(4-1)との間の空間内に取り付けられることが可能であり、前記位置決め凸状段(4-3)は、前記携帯電話(8)が滑ることを防止することができ、前記支持板(4-1)は、前記携帯電話(8)への支持を提供し、
前記ホルダ取付スロット(4-6)は、前記ホルダ(4)を前記容器(3)の前記上部カバー(31)に取り付ける、
請求項12に記載の口内清掃キット(800)
【請求項17】
前記支持板(4-1)は、少なくとも1つの角度調整位置を有する、
請求項16に記載の口内清掃キット(800)
【請求項18】
前記支持板(4-1)は、垂直角度調整位置と、90°を超える角度調整位置とを有する、
請求項17に記載の口内清掃キット(800)
【請求項19】
前記携帯電話(8)用の前記ホルダ(4)の前記支持板(4-1)と、前記ハウジング(4-2)の端面(4-2-1)との間の角度βは、連続的に調整可能である、
請求項16に記載の口内清掃キット(800)
【請求項20】
前記ホルダ(4)の前記ハウジング(4-2)には、前記支持板(4-1)の開放を容易にするための溝(4-7)が設けられる、
請求項16に記載の口内清掃キット(800)
【請求項21】
前記ホルダ(4)の前記支持板(4-1)の内面は、鏡(4-8)を有する、
請求項16に記載の口内清掃キット(800)
【請求項22】
前記ホルダ(4)は、前記容器(3)に設けられている、押し込むことで折り畳まれ、引き出すことで開かれる引出し式ホルダ(4)である、
請求項12に記載の口内清掃キット(800)
【請求項23】
前記引出し式ホルダ(4)が前記容器(3)の前記基部(32)に配置される、
請求項22に記載の口内清掃キット(800)
【請求項24】
前記引出し式ホルダ(4)は、スライド式引出し式ホルダであり、前記引出し式ホルダ(4)は、スライドレール(4-9)及びスライドシュート(4-10)をさらに有し、
前記スライドレール(4-9)は、前記スライドシュート(4-10)内に移動可能であり、
前記引出し式ホルダ(4)を引き出すときに、前記スライドレール(4-9)が前記スライドシュート(4-10)に沿って外側に突出することによって、携帯電話(8)の位置決め用の置決め凸状段(4-3)が順次に開かれ、部(32)の上部は、持板(4-1)に相当し、前記位置決め凸状段(4-3)とともに前記携帯電話(8)を受け入れるための位置決め空間を構成し、
前記携帯電話(8)を取り外して、前記ホルダ(4)のウジング(4-2)を内側に押し込むときに、前記スライドレール(4-9)が前記スライドシュート(4-10)内に後退させられ、前記位置決め凸状段(4-3)が順次に折り畳まれ、前記ホルダ(4)とともに前記基部(32)内に折り畳まれる、
請求項23に記載の口内清掃キット(800)
【請求項25】
前記ホルダ(4)は、前記容器(3)に配置されるフリップ式ホルダ(4)である、
請求項12に記載の口内清掃キット(800)
【請求項26】
前記フリップ式ホルダ(4)は、前記容器(3)の前記基部(32)に配置される、
請求項25に記載の口内清掃キット(800)
【請求項27】
前記フリップ式ホルダ(4)は、開閉フリップ式ホルダであり、ハウジング(4-2)、位置決め凸状段(4-3)、回転シャフト(4-4)、回転シャフト取付スロット(4-5)、及びスイッチバックル位置(4-11)を有し、
前記スイッチバックル位置(4-11)を押し下げて前記ホルダ(4)と前記基部(32)と連結を解除した後に、前記回転シャフト(4-4)を回転中心として前記ホルダ(4)を回転させ、前記ハウジング(4-2)を開き、前記基部(32)の上部は、前記ホルダ(4)の持板(4-1)に相当し、前記位置決め凸状段(4-3)とともに前記携帯電話(8)を受け入れるための位置決め空間を構成し、
前記携帯電話(8)を取り外して、前記ハウジング(4-2)を前記回転シャフト(4-4)に対して反対方向に回転させ、前記スイッチバックル位置(4-11)を介して前記ハウジング(4-2)を前記基部(32)に接続して固定することによって、前記ホルダを折り畳む、
請求項26に記載の口内清掃キット(800)
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、口内清掃キット、特に、歯の隙間を清掃して口腔を観察するための口内清掃キットに関する。
【背景技術】
【0002】
口内清掃は、すべての人が毎日行わなければならない日々の手入れであり、特に加齢に伴って、又は病理学的な理由により、歯茎の萎縮及び歯の隙間の拡大が容易に起こり、それは食べ物を非常に残しやすい。時間の経たないうちに口腔を清掃できない場合、一方では口臭が発生する可能性があり、他方では様々な歯の疾患、口内疾患、特に歯周病が発生する可能性がある。
【0003】
この状況に鑑みて、様々な歯間ブラシ(歯間ブラシとしても知られる)が、ユーザが選択するために市場で開発されてきた。今日、市場には様々な構造及び異なる仕様の製品があるが、既存の製品は一般に、歯の隙間の観察が見込めないという欠点がある。特に、第3大臼歯と第2大臼歯の間の隙間、又は第2大臼歯と第1大臼歯の間の隙間、又は第1大臼歯と第2小臼歯の間の隙間を清掃する場合。清掃すべき歯の隙間の位置は口内の深い所にあるため、清掃される部分の光は非常に暗い。外部からの照明がない場合、ユーザは感覚で操作することを余儀なくされる。従来技術の歯間ブラシの作用部分は、通常、金属ワイヤケーブルにポリマー材料繊維を取り付けるブラシ構造を採用している。したがって感覚で操作する場合、金属ワイヤはいとも簡単に歯茎組織を突き刺し、出血又は歯肉の損傷を引き起こす。
【0004】
金属ワイヤが歯肉を突き刺すのを防止するために、先行技術の歯間ブラシは、軟質ポリマー材料から作られた歯間ブラシも含む。歯間ブラシの頭部は柔らかくなり、歯肉を突き刺すことは少なくなるが、歯間ブラシの低い強度のために、曲げ変形が起こりやすい。したがって歯間ブラシが歯の隙間に対してわずかにずれていると、歯間ブラシの毛を歯の隙間に押し込むことは難しく、歯の隙間を首尾よく清掃することは困難である。したがって、この歯間ブラシを使用する場合、使用プロセスの可視性がより要求される。
【0005】
上記の技術的な欠点に基づき、本出願人は、2014年3月12日に出願され「Internal Interdental Brush(内部歯間ブラシ)」と題された中国特許第201410091268.0号を出願し;本出願人は、2014年3月21日に出願された「Visual Interdental Brush(可視型歯間ブラシ)」と題された中国特許第201410108525.7を出願し;及び本出願人は上記特許についてPCT出願を出願し、そのPCT特許出願番号はPCT/CN2015/073927号である。上記の特許の全ては、前述の歯間ブラシの技術的な欠点を技術的に改善した。
【0006】
同時に、本出願人はまた、ほとんどのユーザにとって、毎日の口内清掃は食事の後、時間が経たないうちに実行される必要があり、完全な口内清掃プロセスにおいて、様々な用具:口内ビューア(oral viewer)などの観察用具;歯間ブラシ、歯ブラシ、練り歯磨き、及びデンタルフロスなどの清掃用具、が必要であることも見出した。口内清掃が勤務時間中又は旅行中に行われる場合、歯の清掃は通常公衆トイレで行われる。したがって、歯間ブラシ、口内ビューア、及び歯ブラシなどの用具の持ち運び、ならびに公衆トイレにおける使用利便性及び衛生をどのように実現するかという問題をさらに改善する必要がある。
【発明の概要】
【0007】
本開示は、様々なトイレで使用するのに衛生的で便利である持ち運び型口内清掃キットに関する。
【0008】
本開示は口内清掃キットを提供する。口内清掃キット800は、歯間ブラシ1と、口内ビューア2と、歯間ブラシ1及び口内ビューア2を収容可能な容器3とを含むことを特徴とする。容器3は、上部カバー31、基部32、及び収納空間33を含む。上部カバー31は基部32に着脱可能に取り付けられ、上部カバー31と基部32との間の空間が収納空間33を構成する。歯間ブラシ1及び口内ビューア2は、収納空間33内に取り付けられる。
【0009】
口内清掃の間、上部カバー31を基部32から外し、歯間ブラシ1及び口内ビューア2を容器3から取り出し、口内ビューア2による補助観察下に、歯の隙間は歯間ブラシ1を使用して清掃される。使用後、歯間ブラシ1と口内ビューア2を容器3の収納空間33に配置し、その後上部カバー31を基部32に取り付け、そうすることで口内清掃キット800は、持ち運び及び使い捨て可能なユニットを再び構成することができる。
【0010】
基部32は、固定クランプリング32-1と収納槽32-2とを含む。固定クランプリング32-1は、収納槽32-2の開口端に設けられる。上部カバー31に接続される、上部カバー接続機構32-1-1、リブプレート32-1-3、及び位置決めスロット穴32-1-2が固定クランプリング32-1に設けられている。上部カバー接続機構32-1-1は、固定クランプリング32-1の上端に設けられる。位置決めスロット穴32-1-2はリブプレート32-1-3に設けられる。
【0011】
位置決めスロット穴32-1-2がリブプレート32-1-3に設けられているので、歯間ブラシ1又は口内ビューア2は、上手く位置付けられるように位置決めスロット穴32-1-2に埋め込むことができ、それにより、持ち運び中の歯間ブラシ1と口内ビューア2の衝突により歯間ブラシ1又は口内ビューア2が偶発的に損傷することを防止するようにする。基部32は、上部カバー接続機構32-1-1によって容易に上部カバー31に好都合に接続することができる。
【0012】
上部カバー接続機構32-1-1は、凹凸係合接続機構、ネジ接続機構、締まりばめ接続機構、ヒンジ接続機構、又はバックル接続機構等である。ここで、本出願人は上記の様々な接続方法を列挙しているだけであるが、当業者は本出願の保護範囲から逸脱することなく他の接続方法を採用することができる。
【0013】
基部32は仕切り板32-3を含む。仕切り板32-3は容器3の長手方向に沿って広げられ、収納空間33を前部収納空間33-1と後部収納空間33-2とに仕切る。仕切り板32-3の下端の形状は位置決めスロット穴32-1-2の形状と一致し、仕切り板32-3は位置決めスロット穴32-1-2に都合よく埋め込まれて定着部を形成することができる。仕切り板32-3によって収納空間33が前部収納空間33-1と後部収納空間33-2とに仕切られた後、ユーザは、形状及び湿潤-乾燥状態など清掃用物品の特徴に従って、歯間ブラシ1、口内ビューア2、歯ブラシ5、練り歯磨き6及びデンタルフロス7などの物品を異なる収納空間に配置することができる。
【0014】
仕切り板32-3には、歯間ブラシ1又は口内ビューア2を固定するための位置決めスロット32-3-1及び位置決めフック32-3-2が設けられている。位置決めスロット32-3-1及び位置決めフック32-3-2は、使用プロセス中の歯間ブラシ1と口内ビューア2との衝突により歯間ブラシ1又は口内ビューア2を偶発的に損傷することをより良く防止するように、歯間ブラシ1又は口内ビューア2の位置決めを補助することができる。
【0015】
容器3には通気孔3-1が設けられ、通気孔3-1は基部32に設けられている。通気孔3-1を設けることで、容器3内の残留水分を確実に蒸発させ、容器3の収納空間33を乾燥状態に保ち、細菌の増殖を効果的に防止し、残留水分が電子部品の短絡、経年劣化及び偶発的な損傷を引き起こすのを防止することができ、それにより口内清掃キット800はより安全で衛生的なものになる。
【0016】
容器3は、歯ブラシ5、及び/又は練り歯磨き6、及び/又はデンタルフロス7を収容することができる。容器3はまた、歯ブラシ5、及び/又は練り歯磨き6、及び/又はデンタルフロス7などの毎日の清掃製品も含むことができ、ユーザは、本開示の口内清掃キットによって完全な口内清掃ケアを便利に実行することができる。
【0017】
歯間ブラシ1は、内部歯間ブラシ100である。内部歯間ブラシ100は、歯間ブラシ1、送達装置100-2、及び接続機構300を含み、歯間ブラシ1は送達装置100-2の前端の屈曲部100-2-1に移動可能に配置され、接続機構300は送達装置100-2に設けられている。
【0018】
内部歯間ブラシ100の歯間ブラシ1は、作用部分11と接続体12とを含み、作用部分11は接続体12の前端に設けられている。送達装置100-2は、案内ヘッド100-21及びスライド機構100-22を含む。案内ヘッド100-21は屈曲部100-2-1を内側に含む。歯間ブラシ1は屈曲部100-2-1に取り付けられ、歯間ブラシ1の作用部分11は屈曲部100-2-1内をスライド可能であり、歯間ブラシ1の接続体12は送達装置100-2のスライド機構100-22に取り付けられている。スライド機構100-22の移動は、歯間ブラシ1の作用部分11を湾曲部100-2-1内でスライドさせるように駆動することができる。スライド機構100-22を駆動することにより、歯間ブラシ1の作用部分11は、屈曲部100-2-1の出口から突出することができる。
【0019】
内部歯間ブラシ100のスライド機構100-22は、歯間ブラシ接続機構100-2-2とスライダ100-2-3とを含み、歯間ブラシ接続機構100-2-2はスライダ100-2-3に設けられている。歯間ブラシの接続体12及び歯間ブラシ接続機構100-2-2は相互に接続され、スライダ100-2-3は、歯間ブラシ1を駆動して屈曲部100-2-1内で往復するように押し引きすることができ、その結果、歯間ブラシの作用部分11は屈曲部100-2-1の出口から突出又は後退する。
【0020】
内部歯間ブラシ100は、送達装置100-2の案内ヘッド100-21の屈曲部100-2-1内に配置された歯間ブラシ1の構造を有するので、案内ヘッド100-21が歯の隙間と整列した後、弾性材料から作られた歯間ブラシ1の作用部分11は、送達装置100-2上のスライド機構100-22を押して、歯間ブラシ1の作用部分11を駆動して、屈曲部100-2-1の湾曲に沿って自動的に曲がるようにし、及び歯の隙間と整列してそこに入り込むようにする。送達装置100-2のスライド機構100-22上のスライダ22-2を前後に押し引きすることによって、歯間ブラシの作用部分11が歯の隙間内で前後に動き、歯の隙間を清掃する。送達装置100-2の良好な剛性により、送達装置100-2の案内ヘッド100-21の屈曲部100-2-1の出口が歯の隙間と整列した後、歯間ブラシ1の作用部分11は歯の隙間に直接入り込むように押し出される。送達装置100-2の案内ヘッド100-21の屈曲部100-2-1の出口は歯の隙間の寸前にあるので、歯間ブラシの作用部分11は歯の隙間からの距離が短いために曲がる可能性が低く、その結果、歯間ブラシ1のパワーの伝達率が大幅に改善され、歯間ブラシ1の制御性が改善され、そして従来技術において臼歯間の隙間を清掃するときに歯間ブラシの曲がりによって生じる歯肉を傷付ける欠点は回避される。
【0021】
内部歯間ブラシ100は接続機構300を介して口内ビューア2に着脱可能に取り付けられる。このようにして、内部歯間ブラシ100と口内ビューア2とを一体に組み立てて、歯の隙間を清掃するために片手操作を行うことができる。それらは分離することもできる、すなわち、口内ビューア2を観察のために片方の手で保持し、内部歯間ブラシ100を他方の手で保持して歯の隙間を清掃する。ユーザは個人の習慣に合わせて自由に使用モードを選択することができる。
【0022】
歯間ブラシ1及び口内ビューア2は、容器3の前部収納空間33-1内に取り付けられる。
【0023】
歯ブラシ5、及び/又は練り歯磨き6、及び/又はデンタルフロス7は、後部収納空間33-2内に取り付けられる。
【0024】
口内清掃キット800の容器3の上部カバー31は、歯をブラッシングする時に液体を保持することができるカップである。清掃プロセス中、ユーザは、上部カバー31を歯磨き用のマグとして使用することができる。使用後、上部カバー31は容器3を形成するように基部32に接続することができ、これによってより便利に使用することができる。
【0025】
口内清掃キット800は、携帯電話8を保持することができるホルダ4を含む。ホルダ4は、容器3に設けられ、容器3と共に使用されてもよい、又は単独で使用されてもよい。
【0026】
口内ビューア2は観察システム21を含む。観察システム21はカメラシステム21-1である。カメラシステム21-1のビデオデータは、有線又は無線式に携帯電話8に送信することができる。したがって、ホルダ4の設計により、携帯電話8を容器3に都合よく配置することができ、清掃中に携帯電話8を手で保持する必要はなく、又は携帯電話8は洗面台に配置され、これにより使用プロセスの利便性、清潔さ及び衛生が確保される。
【0027】
ホルダ4は、容器3に固定式に取り付けられてもよく、又は容器3に取り外し可能に取り付けられてもよい。ホルダ4は、一体製造、接着、溶接等により容器3に固定式に接続されてもよく、又は凹凸係合、ネジ接続、締まりばめ、バックル接続等により容器3に着脱可能に取り付けられてもよい。
【0028】
ホルダ4は、容器3の任意の位置に設けることができる。ホルダ4は、容器3の上部カバー31の任意の位置に、又は基部32の底部、中間部、又は上部に設けることができる。
【0029】
ホルダ4は、上部カバー31の底部31-1に着脱可能に取り付けられてもよい。
【0030】
ホルダ4は、支持板4-1と、ハウジング4-2と、位置決め凸状段4-3と、回転シャフト4-4と、回転シャフト取付スロット4-5と、ホルダ取付スロット4-6とを含む。支持板4-1は、ハウジング4-2に設けられ、回転シャフト4-4を介して回転シャフト取付スロット4-5に取り付けられる。携帯電話8は位置決め凸状段4-3と支持板4-1との間の空間に取り付けることができ、位置決め凸状段4-3は携帯電話8の滑りを防止することができ、支持板4-1は携帯電話8を支持する。ホルダ取付スロット4-6は、ホルダ4を容器3の上部カバー31に取り付けることができる。
【0031】
支持板4-1は、少なくとも1つの角度調整位置を有する。
【0032】
支持板4-1は、垂直な角度調整位置と90°を超える角度調整位置とを有する。
【0033】
携帯電話用のホルダ4の支持板4-1とハウジング4-2の端面4-2-1との間の角度βは連続的に調整可能である。ユーザは、個人の身長と習慣に応じて異なる角度βを設定することができる。
【0034】
ホルダ4のハウジング4-2には、支持板4-1を容易に開くための溝4-7が設けられている。
【0035】
使用時、ホルダ4はホルダ取付スロット4-6を介して容器3の上部カバー31の底部31-1に取り付けることができ、容器3は洗面台に置くことができる。あるいは、ホルダ4を洗面台に直接置き、溝4-7を介して支持板4-1を開き、支持板4-1を、支持板4-1とハウジング4-2の端面4-2-1との間の適切な角度βまで回転シャフト4-4を回転中心として回転させ、携帯電話8は適切な位置決め凸状段4-3に置かれる。口内ビューア2のカメラシステム21-1から送信されたビデオ信号は、携帯電話8を介してリアルタイムですぐに観察され、可視性の歯又は口内の清掃が行われる。
【0036】
ホルダ4の支持板4-1の内面は鏡4-8を含む。ホルダ4の支持板4-1の内面はさらに鏡4-8を含み、ユーザは鏡4-8を介して口腔内を直接観察することもできる。
【0037】
ホルダ4は、容器3に設けられた引出し式のホルダ4であり、押し込むことで折り畳むことが可能で、引き出すことで開かれることが可能である。
【0038】
引出し式のホルダ4は、容器3の基部32に配置されている。
【0039】
引出し式ホルダ4はスライド式引出し式ホルダである。引出し式ホルダ4はさらにスライドレール4-9とスライドシュート4-10を含む。スライドレール4-9はスライドシュート4-10内を移動可能である。引出し式ホルダ4を引き出すとき、スライドレール4-9がスライドシュート4-10に沿って外側に突出し、携帯電話の位置決め用の位置決め凸状段4-3が順次に開かれる。基部32の上部はホルダ4の支持板4-1に相当し、位置決め凸状段4-3と共に携帯電話8を受け入れるための位置決め空間を構成している。携帯電話8が取り外され、ホルダ4のハウジング4-2が内側に押されるとき、スライドレール4-9はスライドシュート4-10内に後退させられ、位置決め凸状段4-3が順次折り畳まれ、ホルダ4と一緒に基部32内に折り畳まれる。
【0040】
引出し式ホルダ4は基部32に直接設けられ、基部32は携帯電話8を支持するために使用され、これは使用するのに便利である。同時にデンタルフロス及び綿棒など小さな清掃製品が基部32の収納槽32-2に配置されてもよく、それにより、より完全な機能が得られる。
【0041】
ホルダ4は、容器3に設けられたフリップ式のホルダ4である。
【0042】
フリップ式のホルダ4は、容器3の基部32に配置される。
【0043】
フリップ式のホルダ4は、開閉フリップ型ホルダである。フリップ式ホルダ4は、ハウジング4-2、位置決め凸状段4-3、回転シャフト4-4、回転シャフト取付スロット4-5、及びスイッチバックル位置4-11を含む。スイッチバックル位置4-11を押し下げてホルダ4と基部32と連結を解除した後、回転シャフト4-4を回転中心としてホルダ4を回転させ、ハウジング4-2を開くことができ、基部32の上部はホルダ4の支持板4-1に相当し、位置決め凸状段4-3とともに携帯電話8を受け入れるための位置決め空間を構成する。携帯電話8を取り外して、ハウジング4-2を回転シャフト4-4に対して反対方向に回転させ、ハウジング4-2はバックル位置4-11を介して基部32に接続して固定することによって、ホルダを折り畳む。
【0044】
フリップ式ホルダ4は、回転シャフト4-4を介して基部32に直接設けることができるので、ハウジング4-2は、ホルダ4を開く又は折り畳むために、回転シャフト4-4を介して直接回転される。構造が単純で、使用プロセスもより便利である。さらに、ハウジング4-2を開いた後は、収納空間33の下部に配置されている清掃製品を容易に取り出して保管することができ、使用プロセスがより便利になる。
【0045】
本開示の口内清掃キットは、歯間ブラシ1、口内ビューア2及び容器3を備える。容器3は、上部カバー31、基部32、及び収納空間33を備える。基部32は、固定クランプリング32-1及び収納槽32-2を備え、収納空間33は仕切り板32-3によって前部収納空間33-1と後部収納空間33-2とに仕切られてもよく、歯間ブラシ1、口内ビューア2、練り歯磨き5、及びデンタルフロス6などの物品を物品の特性に従って異なる収納空間に配置することができる。本開示の口内清掃キットは、ホルダ4をさらに含む。ホルダ4は、容器3に設けられ、容器3と共に使用されてもよい、又は単独で使用されてもよい。ホルダ4が開かれると、携帯電話8をホルダ4上に置くことができ、清掃プロセスを携帯電話8を通してリアルタイムで観察することができる。本開示の口内清掃キットは、持ち運びに便利、便利な使用及び衛生的という利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0046】
図1】本開示の口内清掃キットの概略的な構造図である。
図1-1】図1の展開図である。
図1-2】図1の展開図である。
図1-3】図1の展開図である。
図2】本開示の口内清掃キットの上部カバーの概略的な構造図である。
図2-1】図2の断面図である。
図3】本開示の口内清掃キットの基部の立体構造を示す正面図である。
図3-1】図3の立体構造を示す後面図である。
図4】本開示の口内清掃キットの口内ビューアの概略的な構造図である。
図5】本開示の口内清掃キットの口内ビューア上に内部歯間ブラシを取り付ける概略的な構造図である。
図5-1】押し出された後の図5の内部歯間ブラシの概略的な構造図である。
図6】本開示の口内清掃キットの内部歯間ブラシの概略的な構造図である。
図6-1】押し出された後の図6の内部歯間ブラシの概略的な構造図である。
図7】本開示の口内清掃キットの歯間ブラシの概略的な構造図である。
図8】本開示の口内清掃キットの仕切り板の構造正面図である。
図8-1】図8の構造後面図である。
図9】本開示の口内清掃キットの固定クランプリングの構造上面図である。
図9-1】図9の構造底面図である。
図10】本開示の口内清掃キットの収納槽の立体構造を示す図である。
図11】本開示の口内清掃キットの基部の概略的な構造図である。
図12】携帯電話ホルダを備えた本開示の口内清掃キットの概略的な構造図である。
図12-1】図12の立体構造を示す図である。
図12-2】図12-1の開かれた支持板の立体構造を示す図である。
図12-3】図12-1の展開図である。
図12-4】携帯電話がホルダに配置されている本開示の口内清掃キットの立体構造を示す図である。
図13】本開示の口内清掃キットのホルダの立体構造を示す上面図である。
図13-1】図13の立体構造を示す底面図である。
図13-2】開かれた支持板を備えた図13の立体構造を示す図である。
図13-3】A-Aに沿った図13の断面図である。
図13-4】90°の支持板を備えた図13-3の概略的な構造図である。
図13-5】支持板とハウジングの端面との間に角度βを有する図13-3の概略的な構造図である。
図14】練り歯磨き及び歯ブラシを備えた本開示の口内清掃キットの概略的な構造図である。
図15】練り歯磨き、歯ブラシ及びデンタルフロスを備えた本開示の口内清掃キットの概略的な構造図である。
図16】引出し式ホルダを備えた本開示の口内清掃キットの概略的な構造図である。
図16-1】図16の断面図である。
図16-2】図16の展開図である。
図16-3】展開後の図16の引出し式ホルダの概略的な構造図である。
図16-4】図16-3のホルダに配置された携帯電話の概略的な構造図である。
図17】本開示のネジ接続型口内清掃キットの概略的な構造図である。
図18】仕切り板のない本開示のネジ接続型口内清掃キットの概略的な構造図である。
図19】フリップ式ホルダを備えた本開示の口内清掃キットの概略的な構造図である。
図19-1】図19の後面図である。
図19-2】図19-1の局部断面図である。
図19-3】図19-1の展開図である。
図20図19の概略的な組立図である。
図20-1】図19-1の概略的な組立図である。
図21】開かれたフリップ式ホルダの概略的な構造図である。
図22】フリップ式ホルダに配置された携帯電話の概略的な構造図である。
図23】折り畳まれたフリップ式ホルダの断面図である。
図24】開かれたフリップ式ホルダの断面図である。
【0047】
上記図面中:
【0048】
100は内部歯間ブラシ、300は接続機構、800は本開示の口内清掃キットである。
【0049】
1は歯間ブラシ、2は口内ビューア、3は容器、4はホルダ、5は歯ブラシ、6は練り歯磨き、7はデンタルフロス、8は携帯電話である。
【0050】
内部歯間ブラシ100に関して:
【0051】
100-2は送達装置である。
【0052】
11は歯間ブラシ作用部分、12は歯間ブラシ接続体である。
【0053】
100-21は案内ヘッド、100-2-1は屈曲部である。
【0054】
100-22はスライド機構、100-2-2は歯間ブラシに接続された接続機構、100-2-3はスライダである。
【0055】
口内ビューア2に関して:
【0056】
21は観察システム、21-1はカメラシステムである。
【0057】
2-1は歯間ブラシ取付スロットである。
【0058】
容器3に関して:
【0059】
31は上部カバー、31-1は上部カバーの底部、31-2は上部カバーの位置決め凸状段である。
【0060】
32は基部、32-1は固定クランプリング、32-1-1は上部カバー接続機構、32-1-2は位置決めスロット穴、32-1-3はリブプレート、32-2は収納槽、32-2-1は位置決め凸状段、32-3は仕切り板、32-3-1は位置決めスロット、32-3-2は位置決めフック、32-3-3は位置決めクランプスロット、32-3-4はバッフル板、32-3-5は制限用凸状段、32-4は位置決めスロットである。
【0061】
33は収納スペース、33-1は前部収納スペース、33-2は後部収納スペースである。
【0062】
3-1は通気孔である。
【0063】
ホルダ4に関して:
【0064】
4-1は支持板、4-2はハウジング、4-3は位置決め凸状段、4-4は回転シャフト、4-5は回転シャフト取付けスロット、4-6はホルダ取付スロット、4-7は溝、4-8は鏡、4-9はスライドレール、4-10はスライドシュート、4-11はスイッチバックル位置、4-12は制限板、4-13は防水段、4-2-1はハウジングの端面、βは支持板とハウジングの端面との間の角度である。
【0065】
歯ブラシに関して:
【0066】
5-1は歯ブラシヘッド、5-2は本体である。
【0067】
デンタルフロスに関して:
【0068】
7-1は接続機構、7-2は作用部分である。
【発明を実施するための形態】
【0069】
実施形態1:本開示の口内清掃キット
【0070】
図1図1-3を参照すると、本開示の口内清掃キット800は、歯間ブラシ1と、口内ビューア2と、歯間ブラシ1及び口内ビューア2を収容することができる容器3とを含む。
【0071】
本実施形態では、容器3は、上部カバー31と、基部32と、収納空間33とを含む。上部カバー31は基部32に着脱可能に取り付けられ、上部カバー31と基部32との間の空間は収納空間33を構成する。歯間ブラシ1及び口内ビューア2は収納空間33内に取り付けられている。
【0072】
図1図2-1を参照すると、本開示において、上部カバー31は、凹凸係合によって基部32に接続されている。上部カバーは位置決め凸状段31-2を含み、基部32は溝型の上部カバー接続機構32-1-1を含む。上部カバーの位置決め凸状段31-2は、基部32の上部カバー接続機構32-1-1の溝に埋め込まれて、凹凸係合接続を形成する。
【0073】
図9図11、及び図3図3-1を参照すると、基部32は固定クランプリング32-1と収納槽32-2とを含む。
【0074】
収納槽32-2の開口端には、固定クランプリング32-1が設けられている。上部カバー31に接続される、上部カバー接続機構32-1-1、リブプレート32-1-3、及び位置決めスロット穴32-1-2が、固定クランプリング32-1に設けられている。上部カバー接続機構32-1-1は、固定クランプリング32-1の上端に設けられている。位置決めスロット穴32-1-2は、リブプレート32-1-3に設けられている。
【0075】
本実施形態では、固定クランプリング32-1及び収納槽32-2は凹凸係合で接続される。基部32を清掃する場合、固定クランプリング32-1を収納槽32-2から取り外すことができる。清掃はより便利である。
【0076】
勿論、図17を参照すると、固定クランプリング32-1及び収納槽32-2はネジ接続で接続することも可能である。図17示す実施形態では、収納槽32-2及び固定クランプリング32-1は、ネジによって着脱可能に接続される。
【0077】
また、固定クランプリング32-1及び収納槽32-2は、図18を参照すると、一体的に形成されてもよい。図18に示す実施形態では、固定クランプリング32-1は雌ねじであり、収納槽32-2に提供されると、上部カバー31の開口端の雄ネジ凸状段31-2とネジ式上部カバー接続機構32-1-1を形成する。図18に示す実施形態と、図17に示す実施形態との差は、図17に示される実施形態の固定クランプリング32-1にはリブプレート32-1-3と位置決めスロット穴32-1-2とが設けられる一方で図18に示される実施形態の固定クランプリング32-1にはリブプレート32-1-3が設けられず、貫通穴として設定される位置決めスロット穴32-1-2だけが設けられることである。また、容器3を乾燥状態に保つための通気孔3-1が収納槽32-2の底部に設けられており、排水や排気を容易にしている。
【0078】
固定クランプリング32-1と収納槽32-2との間の接続方法は、固定式の接続であってもよいし、又は、凹凸係合接続、バックル接続、又は締まりばめ接続など、着脱可能な接続であってもよい。それらは、本出願の保護範囲から逸脱することなく、一体製造によって、溶接によって、又は付着によって、着脱不能に接続されてもよい。
【0079】
図1図11を参照すると、本実施形態では、上部カバー接続機構32-1-1が凹凸係合接続機構であり、上部カバー31の位置決め凸状段31-2が上部カバー接続機構32-1-1の溝に埋め込まれ、上部カバー31と固定クランプリング32-1は、相互に接続されてもよい。
【0080】
勿論、図17図18を参照すると、上部カバー接続機構32-1-1がネジ接続機構であってもよい。図17及び図18の実施形態では、上部カバー31と基部32とはネジ接続によって互いに着脱可能に接続されている。
【0081】
さらに、上部カバー31と基部32は、本出願の保護範囲から逸脱することなく、締まりばめ接続機構、ヒンジ接続機構、バックル接続機構又は他の接続機構など、様々な方法で接続されてもよい。
【0082】
位置決めスロット32-1-2がリブプレート32-1-3上に設けられているので、歯間ブラシ1又は口内ビューア2を、位置決めスロット穴32-1-2に埋め込んで上手く位置付けることができ、それにより、持ち運ぶ間に歯間ブラシ1と口内ビューア2との衝突により歯間ブラシ1又は口内ビューア2に偶発的に傷が付くことを防止するようにする。基部32は、上部カバー接続機構32-1-1によって、上部カバー31に便利に接続することができる。
【0083】
図3及び図3-1を参照すると、基部32は仕切り板32-3をさらに含む。
【0084】
仕切り板32-3が容器3の長手方向に沿って広げられており、収納空間33を前部収納空間33-1と後部収納空間33-2とに仕切る。仕切り板32-3の下端の形状は位置決めスロット穴32-1-2の形状と一致し、仕切り板32-3は位置決めスロット穴32-1-2に都合よく埋め込まれて定着部を形成することができる。仕切り板32-3によって収納空間33が前部収納空間33-1と後部収納空間33-2とに仕切られた後、ユーザは、形状及び湿潤-乾燥状態など清掃用物品の特徴に従って物品を異なる収納空間に配置することができる。例えば、図14及び図15を参照すると、歯間ブラシ1及び口内ビューア2は、容器3の前部収納空間33-1内に取り付けられ、歯ブラシ5及び/又は練り歯磨き6及び/又はデンタルフロス7は後部収納空間33-2内に取り付けられる。
【0085】
図8及び図8-1を参照すると、仕切り板32-3には、歯間ブラシ1又は口内ビューア2を固定するための位置決めスロット32-3-1及び位置決めフック32-3-2が設けられている。位置決めスロット32-3-1及び位置決めフック32-3-2はさらに、歯間ブラシ1又は口内ビューア2の位置付けを補助することができ、それにより持ち運び又は使用中に歯間ブラシ1と口内ビューア2との衝突により歯間ブラシ1又は口内ビューア2に偶発的に傷が付くことをより良く防止するようにする。
【0086】
図1図3-1を参照すると、容器3の上部カバー31は、歯のブラッシング時に液体を保持することができるカップである。清掃プロセスの際は、ユーザは、上部カバー31を歯磨き用のマグとして使用することができる。使用後、上部カバー31は容器3を形成するように基部32に再び接続することができ、これによってより便利に使用することができる。
【0087】
容器3には通気孔3-1が設けられており、通気孔3-1は基部32に設けられている。通気孔3-1を配置することにより、容器3内の残留水分を確実に蒸発させ、容器3の収納空間33を乾燥状態に維持し、細菌の増殖を効果的に防止し、残留水分による電子部品の短絡、経年劣化、及び偶発的な損傷を防止することができ、それにより口内清掃キット800はより安全で衛生的なものになる。
【0088】
図6図7を参照すると、本実施形態では、歯間ブラシ1は内部歯間ブラシ100を含む。内部歯間ブラシ100は、歯間ブラシ1、送達装置100-2、及び接続機構300を含み、歯間ブラシ1は送達装置100-2の前端で屈曲部100-2-1内に移動可能に配置され、接続機構300は送達装置100-2に設けられている。
【0089】
内部歯間ブラシ100の歯間ブラシ1は、作用部分11と接続体12とを含み、作用部分11は接続体12の前端に設けられている。送達装置100-2は、案内ヘッド100-21及びスライド機構100-22を含む。案内ヘッド100-21は屈曲部100-2-1を内側に含む。歯間ブラシ1は屈曲部100-21内に取り付けられ、歯間ブラシ1の作用部分11は屈曲部100-2-1内をスライド可能であり、歯間ブラシ1の接続体12は送達装置100-2のスライド機構100-22に取り付けられている。スライド機構100-22の移動は、歯間ブラシ1の作用部分11を屈曲部100-2-1内でスライドするように駆動することができる。スライド機構100-22を駆動することによって、歯間ブラシ1の作用部分11は、屈曲部100-2-1の出口から突出することができる。
【0090】
内部歯間ブラシ100のスライド機構100-22は、歯間ブラシ接続機構100-2-2とスライダ100-2-3とを含み、歯間ブラシ接続機構100-2-2は、スライダ100-2-3上に設けられる。図6図7を参照すると、歯間ブラシの接続体12及び歯間ブラシ接続機構100-2-2は相互に接続され、スライダ100-2-3は、歯間ブラシ1を屈曲部100-2-1内で往復運動するように駆動するために押し引きすることができ、その結果、歯間ブラシの作用部分11は屈曲部100-2-1の出口から突出又は後退する。
【0091】
内部歯間ブラシ100は、送達装置100-2の案内ヘッド100-21の屈曲部100-2-1内に配置された歯間ブラシ1の構造を有するので、案内ヘッド100-21が歯の隙間と整列した後、弾性材料から作られた歯間ブラシ1の作用部分11は、送達装置100-2上のスライド機構100-22を押して、歯間ブラシ1の作用部分11を駆動して、屈曲部100-2-1の湾曲に沿って自動的に曲がるようにし、及び歯の隙間と整列してそこに入り込むようにする。送達装置100-2のスライド機構100-22上のスライダ100-2-3を前後に押し引きすることによって、歯間ブラシの作用部分11が歯の隙間内で前後に動き、歯の隙間を清掃する。送達装置100-2の良好な剛性により、送達装置100-2の案内ヘッド100-21の屈曲部100-2-1の出口が歯の隙間と整列した後、歯間ブラシ1の作用部分は歯の隙間に直接入り込むように押し出される。送達装置100-2の案内ヘッド100-21の屈曲部100-2-1の出口は歯の隙間の寸前にあるので、歯間ブラシの作用部分11は歯の隙間からの距離が短いために曲がる可能性が低く、その結果、歯間ブラシ1の伝達率が大幅に改善され、歯間ブラシ1の制御性が改善され、そして従来技術において臼歯間の隙間を清掃するときに歯間ブラシの曲がりによって生じる歯肉を傷付ける欠点は回避される。
【0092】
図4図5-1を参照すると、内部歯間ブラシ100は接続機構300を介して口内ビューア2の歯間ブラシ取付スロット2-1に着脱可能に取り付けられる。このようにして、内部歯間ブラシ100と口内ビューア2とを一体に組み立てて、歯の隙間を清掃するために片手操作を行うことができる。それらは分離することもできる、すなわち、口内ビューア2を観察のために片方の手で保持し、内部歯間ブラシ100を他方の手で保持して歯の隙間を清掃する。ユーザは個人の習慣に合わせて自由に使用モードを選択することができる。
【0093】
口内ビューア2は観察システム21を含む。観察システム21はカメラシステム21-1である。カメラシステム21-1のビデオデータは、有線又は無線式に携帯電話8に送信することができ、口内清掃プロセスはリアルタイムで観察することができる。
【0094】
口内清掃の間、上部カバー31を基部32から取り外し、歯間ブラシ1及び口内ビューア2を容器3から取り外し、口内ビューア2の補助観察下に、歯の隙間は歯間ブラシ1を使用して清掃される。使用後、歯間ブラシ1及び口内ビューア2は、容器3の収納空間33内に配置され、次に上部カバー31は基部32に取り付けられ、そのようにして口内清掃キット800は持ち運び可能及び使い捨て可能なユニットを再び構成することができる。本開示の口内清掃キットは持ち運びに便利、便利な使用及び衛生的という利点を有する。
【0095】
実施形態2:ホルダを備える本開示の口内清掃キット
【0096】
図12図14を参照すると、本実施形態と実施形態1との相違点は、本開示では口内清掃キット800が、携帯電話8を保持するためのホルダ4をさらに含んでいる点である。
【0097】
ホルダ4は、容器3に設けられ容器3と共に使用されてもよい、又は単独で使用されてもよい。図12図12-4を参照すると、本実施形態では、ホルダ4は凹凸係合により上部カバー31の底部31-1に着脱可能に取り付けられてもよい。
【0098】
ホルダ4はまた、一体製造、接着、溶接等により容器3に固定式に接続されてもよく、又は本出願の保護範囲から逸脱することなく、ネジ接続、締まりばめ、バックル接続等により容器3に着脱可能に取り付けられてもよい。
【0099】
図13図13-5を参照すると、ホルダ4は、支持板4-1と、ハウジング4-2と、位置決め凸状段4-3と、回転シャフト4-4と、回転シャフト取付スロット4-5と、ホルダ取付スロット4-6とを含む。支持板4-1は、ハウジング4-2に設けられ、回転シャフト4-4を介して回転シャフト取付スロット4-5に取り付けられる。携帯電話8は位置決め凸状段4-3と支持板4-1との間の空間に取り付けることができ、位置決め凸状段4-3は携帯電話8の滑りを防止することができ、支持板4-1は携帯電話8を支持する。ホルダ取付スロット4-6は、ホルダ4を容器3の上部カバー31に取り付けることができる。
【0100】
図13-4及び図13-5を参照すると、支持板4-1は、少なくとも1つの角度調整位置を有する。本実施形態では、支持板4-1は、垂直な角度調整位置と90°を超える角度調整位置とを有する。携帯電話用のホルダ4の支持板4-1とハウジング4-2の端面4-2-1との間の角度βは連続的に調整可能である。
【0101】
本実施形態では、複数の位置決め凸状段4-3がホルダ4に設けられ、異なる身長及び使用習慣を有するユーザの要求を満たすべく携帯電話8の傾斜角度を調整し得る。
【0102】
ホルダ4のハウジング4-2には、支持板4-1を容易に開くための溝4-7が設けられている。
【0103】
使用時、ホルダ4はホルダ取付スロット4-6を介して容器3の上部カバー31の底部31-1に取り付けることができ、容器3を洗面台に置き、溝4-7を介して支持板4-1を開き、支持板4-1を、支持板4-1とハウジング4-2の端面4-2-1との間の適切な角度βまで回転シャフト4-4を回転中心として回転させ、携帯電話8は適切な位置決め凸状段4-3に置かれる。口内ビューア2のカメラシステム21-1から送信されたビデオ信号は、携帯電話8を介してリアルタイムで観察される。
【0104】
ホルダ4はまた、容器3の上部カバー31の任意の位置に、又は基部32の底部、中間部、又は上部に設けることができる。ホルダ4は単独で使用することもでき、ホルダ4は洗面台に直接置かれ、携帯電話8はホルダ4上に配置される。このとき、上部カバー31は、依然として歯磨き用マグとして使用可能であり、使用プロセスはより便利である。
【0105】
ホルダ4の支持板4-1の内面は鏡4-8をさらに含み、ユーザは鏡4-8を介して口腔内を直接観察することもできる。
【0106】
ホルダ4の設計により、携帯電話8は容器3に都合よく配置することができ、清掃の間携帯電話8を手で保持する必要はなく、又は携帯電話8は洗面台に配置され、これにより使用プロセスの利便性、清潔さ及び衛生が確保される。
【0107】
実施形態3:引出し式ホルダを備えた本開示の口内清掃キット
【0108】
図16図16-4を参照すると、本実施形態と実施形態2との相違点は、本実施形態では、ホルダ4が引出し式ホルダであることである。
【0109】
本実施形態では、上部カバー31と固定クランプリング32-1とはバックル接続によって接続される。接続の間、上部カバー接続機構32-1-1は、上部カバー31の位置決め凸状段31-2上でバックル留めされる。図16図16-4を参照すると、上部カバー31が取り外されるとき、上部カバー接続機構32-1-1は両側に対して開かれ、上部カバー31は簡単に取り外すことができる。
【0110】
ホルダ4は、容器3に提供された引出し式ホルダ4であり、押し込むことで折り畳むことができ、引き出すことで開かれることが可能である。
【0111】
引出し式ホルダ4は容器3の基部32に配置される。
【0112】
図16-3及び図16-4を参照すると、引出し式ホルダ4はスライド式引出し式ホルダである。引出し式ホルダ4はさらにスライドレール4-9とスライドシュート4-10を含む。スライドレール4-9はスライドシュート4-10内を移動可能である。引出し式ホルダ4を引き出すとき、スライドレール4-9がスライドシュート4-10に沿って外側に突出し、携帯電話8の位置決め用の位置決め凸状段4-3が順次に開かれる。基部32の上部はホルダ4の支持板4-1に相当し、位置決め凸状段4-3と共に携帯電話8を受け入れるための位置決め空間を構成している。携帯電話8が取り外され、ホルダ4のハウジング4-2が内側に押されるとき、スライドレール4-9はスライドシュート4-10内に後退させられ、位置決め凸状段4-3が順次折り畳まれ、ホルダ4と一緒に基部32内に折り畳まれる
【0113】
本実施形態では、引出し式ホルダ4は基部32に直接設けられ、基部32は携帯電話8を支持するために使用され、これは使用するのに便利である。同時に、図16-3及び図16-4を参照すると、デンタルフロス及び綿棒などの小さな清掃製品が基部32の収納槽32-2内に配置されてもよく、それにより、より完全な機能が得られる。本実施形態では、容器3のサイズはより大きいので、家庭用の要件はより良く満たされ得る。
【0114】
加えて、引出し式ホルダ4は、回転式に基部32から開らかれてもよく、又は回転式に基部32から折り畳まれてもよい。引出し式ホルダ4が外側に回転されると、引出し式ホルダ4は展開され、携帯電話8は引出し式ホルダ4の上に配置することができる。携帯電話8が取り外されると、引出し式ホルダ4は内側に回転されてもよく、引出し式ホルダ4は基部32の中へ折り畳まれ、これはここでは記載しない。
【0115】
実施形態4:フリップ式ホルダを備えた本開示の口内清掃キット
【0116】
図19図24を参照すると、本実施形態と実施形態2との相違点は、本実施形態では、ホルダ4がフリップ式ホルダであることである。
【0117】
本開示の口内清掃キットは歯間ブラシ100、口内ビューア2、容器3、ホルダ4、歯ブラシ5、練り歯磨き6、及びデンタルフロス7を含む。
【0118】
内部歯間ブラシ100は接続機構300を介して口内ビューア2に取り付けられる。歯ブラシ5は電気歯ブラシ5であり、電気歯ブラシ5は歯ブラシヘッド5-1と本体5-2とを含む。本実施形態では、デンタルフロス7は接続機構7-1と作用部分7-2とを含み、デンタルフロスの作用部分7-2は図19-3を参照すると接続機構7-1を介して口内ビューア2に取り付けられる。本実施形態では、口内ビューア2、歯ブラシ5の本体5-2、練り歯磨き6、内部歯間ブラシ100等は、前部収納空間33-1内に配置可能である。デンタルフロス7、歯ブラシヘッド5-1、内部歯間ブラシ100等は、後部収納空間33-2内に配置可能である。
【0119】
図19図20-1を参照すると、本実施形態では、基部32は固定クランプリング32-1、収納槽32-2、及び仕切り板32-3を含む。口内ビューア2と本体5-2とを固定するための位置決めスロット32-4もまた基部32の底部に設けられる。仕切り板32-3は、ホルダ4及び後部収納空間33-2の1つの側を向いている。その上部には、歯ブラシヘッド5-1を固定するための位置決めクランプスロット32-3-3と、デンタルフロス7の接続機構7-1及び内部歯間ブラシ100を埋め込むことができる位置決めスロット32-3-1とが設けられる。中間部にはバッフル板32-3-4が設けられ、歯間ブラシ1を吊るすことができる位置決めスロット32-3-1がバッフル板32-3-4に設けられる。下部には、デンタルフロス7の作用部分7-2を吊るすことができる位置決めフック32-3-2が設けられる。底部には、制限用凸状段32-3-5が設けられ、制限用凸状段32-3-5は、ホルダ4の制限板4-12と協働することができ、ホルダ4が折り畳まれると、制限板4-12は制限用凸状段32-3-5の上側に配置され、仕切り板32-3は基部32から分離されない。仕切り板32-3は前部収納空間33-1の1つの側を向き、口内ビューア2と、電気歯ブラシ5の本体5-2とを固定することができる位置決めクランプスロット32-3-3と、内部歯間ブラシ100を埋め込むことができる位置決めスロット32-3-1とが設けられる。位置決めクランプスロット32-3-3及び基部32の底部の位置決めスロット32-4は、口内ビューア2及び本体5-2を基部32に固定するために協働する。基部32には通気孔3-1が設けられる。通気孔3-1を設けることで、容器3内の残留水分を確実に蒸発させ、容器3の収納空間33を乾燥状態に保ち、細菌の増殖を効果的に防止し、残留水分が電子部品の短絡、経年劣化及び偶発的な損傷を引き起こすのを回避することができ、それにより口内清掃キット800はより安全で衛生的なものになる。
【0120】
本実施形態では、ホルダ4は、容器3の基部32に設けられたフリップ式のホルダ4である。本実施形態では、フリップ式のホルダ4は、開閉フリップ型ホルダであり、フリップ式ホルダ4は、ハウジング4-2、位置決め凸状段4-3、回転シャフト4-4、回転シャフト取付スロット4-5、及びスイッチバックル位置4-11を含む。スイッチバックル位置4-11を押し下げてホルダ4と基部32と連結を解除した後、回転シャフト4-4を回転中心としてホルダ4を回転させ、ハウジング4-2を開くことができ、基部32の上部はホルダ4の支持板4-1に相当し、位置決め凸状段4-3とともに携帯電話8を受け入れるための位置決め空間を構成する。図21図24を参照すると、携帯電話8を取り外して、ハウジング4-2を回転シャフト4-4に対して反対方向に回転させ、ハウジング4-2はバックル位置4-11を介して基部32に接続して固定することによって、ホルダを折り畳む。
【0121】
フリップ式ホルダ4は、回転シャフト4-4を介して基部32に直接設けることができるので、ハウジング4-2は、ホルダ4を開く又は折り畳むために、回転シャフト4-4を介して直接回転される。構造が単純で、使用プロセスもより便利である。さらに、ハウジング4-2を開いた後、収納空間33の下部に配置されているデンタルフロス7の作用部分7-2が容易に取り出され、また保管され、使用プロセスがより便利になる。
【0122】
本実施形態では、防水段4-13がホルダ4のスイッチバックル位置4-11の近くに設けられる。ホルダ4が開かれると、防水段4-13が作業台表面に支持されて支持位置を形成し、これは基部32とともに安定面を一緒に形成する。さらに、防水段4-13の高さを設計することによって、携帯電話8を濡れた台の表面から離した状態に維持することができ、この使用プロセスはより安全でより衛生的である。
【0123】
本明細書に開示及び記載した構造は、同じ効果を有する他の構造と置き換えることができ、本明細書に記載の実施形態は、本開示を実施する唯一の構造ではないことに留意されたい。本開示の好ましい実施形態を本明細書に記載し例示したが、これらの実施形態は単に例示的なものであり、当業者は本開示から逸脱することなく多数の変更、改良及び置き換えを行うことができることは当業者には明らかであろう。したがって、本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲の趣旨及び範囲に従って定義されるべきである。
図1
図1-1】
図1-2】
図1-3】
図2
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図3
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図4
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図6
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図7
図8
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図9
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図10
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図12-2】
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図13
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図20
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