(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-27
(45)【発行日】2022-01-19
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/14 20120101AFI20220112BHJP
G06Q 10/02 20120101ALI20220112BHJP
G06Q 30/02 20120101ALI20220112BHJP
【FI】
G06Q50/14
G06Q10/02
G06Q30/02 470
(21)【出願番号】P 2021110256
(22)【出願日】2021-07-01
(62)【分割の表示】P 2020147486の分割
【原出願日】2020-09-02
【審査請求日】2021-07-01
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000208891
【氏名又は名称】KDDI株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】王 妍
(72)【発明者】
【氏名】陳 心茹
(72)【発明者】
【氏名】川名 弘志
(72)【発明者】
【氏名】古屋 涼
【審査官】竹下 翔平
(56)【参考文献】
【文献】特表2012-500426(JP,A)
【文献】特許第6908765(JP,B1)
【文献】特開2014-115778(JP,A)
【文献】特開2018-151863(JP,A)
【文献】特開2015-069222(JP,A)
【文献】特開2019-193037(JP,A)
【文献】特開2017-097790(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0189111(US,A1)
【文献】韓国登録特許第10-1675485(KR,B1)
【文献】特開2015-076028(JP,A)
【文献】特開2014-029635(JP,A)
【文献】特開2003-076905(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス提供者によって所定の地域で提供されるサービスに関する情報を登録するサービス登録部と、
前記サービス提供者とは異なる第1ユーザの第1ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、前記第1ユーザ情報を登録し、前記サービス提供者及び前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、前記第2ユーザ情報を登録するユーザ登録部と、
前記第1ユーザの予定情報を取得する取得部と、
前記第2ユーザが前記サービスの利用を希望するための前記第2ユーザの希望要求に基づいて、前記第2ユーザの希望要求が示す前記サービスと前記第2ユーザとを関連付ける関連付部と、
前記第2ユーザが関連付けられている前記サービス
であって、取得された前記第1ユーザの予定情報において前記第1ユーザが行動する予定が無い期間である空白期間に利用可能な前記サービスを特定するサービス特定部と、
前記サービス特定部が特定した前記サービスである特定サービスに関する情報と、前記第2ユーザに関する情報とを前記第1ユーザに提示する提示部と
、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記サービス特定部は、前記第1ユーザの嗜好に適合する前記サービスを特定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記サービス特定部は、前記サービスの予約可能な日時、又は前記サービスに関連付けられている前記第2ユーザが当該サービスの利用を希望する日時が前記第1ユーザが行動する予定が無い期間である空白期間内である前記サービスを特定する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提示部は、前記特定サービスに複数の前記第2ユーザが関連付けられている場合、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザの双方のユーザの属性の共通性、前記双方のユーザの嗜好の共通性、及び前記双方のユーザそれぞれが過去に居住していた居住地の共通性のうちの少なくともいずれか1つに基づいて特定した前記第2ユーザに関する情報を、前記第1ユーザに提示する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記サービス特定部は、前記第1ユーザの予定情報に含まれる行事と同じ内容の前記サービス、及び前記第1ユーザが過去に利用した前記サービスのうちの少なくともいずれかとは異なる前記サービスを特定する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記サービスに関する情報には、前記サービスを利用するための利用条件が含まれ、
前記提示部は、前記利用条件を満たす前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザに提示する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータが実行する、
サービス提供者によって所定の地域で提供されるサービスに関する情報を登録するステップと、
前記サービス提供者とは異なる第1ユーザの第1ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、前記第1ユーザ情報を登録するステップと、
前記サービス提供者及び前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、前記第2ユーザ情報を登録するステップと、
前記第1ユーザの予定情報を取得するステップと、
前記第2ユーザが前記サービスの利用を希望するための前記第2ユーザの希望要求に基づいて、前記第2ユーザの希望要求が示す前記サービスと前記第2ユーザとを関連付けるステップと、
前記第2ユーザが関連付けられている前記サービス
であって、取得された前記第1ユーザの予定情報において前記第1ユーザが行動する予定が無い期間である空白期間に利用可能な前記サービスを特定するステップと、
特定した前記サービスである特定サービスに関する情報と、前記第2ユーザに関する情報とを前記第1ユーザに提示するステップと
、
を有する情報処理方法。
【請求項8】
コンピュータを、
サービス提供者によって所定の地域で提供されるサービスに関する情報を登録するサービス登録部、
前記サービス提供者とは異なる第1ユーザの第1ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、前記第1ユーザ情報を登録し、前記サービス提供者及び前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、前記第2ユーザ情報を登録する利用者登録部、
前記第1ユーザの予定情報を取得する取得部、
前記第2ユーザが前記サービスの利用を希望するための前記第2ユーザの希望要求に基づいて、前記第2ユーザの希望要求が示す前記サービスと前記第2ユーザとを関連付ける関連付部、
前記第2ユーザが関連付けられている前記サービス
であって、取得された前記第1ユーザの予定情報において前記第1ユーザが行動する予定が無い期間である空白期間に利用可能な前記サービスを特定するサービス特定部、
及び
前記サービス特定部が特定した前記サービスである特定サービスに関する情報と、前記第2ユーザに関する情報とを前記第1ユーザに提示する提示部
、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用可能なサービスを提示する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、日本では、インバウンドの需要の増大により、海外に在住する旅行者(以下、ユーザという)が増えている。特許文献1には、ユーザに提供されるイベントを含む旅行計画を作成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、旅行計画の場合には、予め定められたイベントの他に、ユーザが自由に行動可能な自由時間が含まれる場合がある。ユーザは、その自由時間において、飲食、エステ及びレジャー等のようなサービスを利用しようとする場合、自由時間内に利用可能なサービスを探さなければならず、ユーザにとって手間であった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザによるサービスの利用を支援することができる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様における情報処理装置は、サービス提供者によって所定の地域で提供されるサービスに関する情報を登録するサービス登録部と、前記サービス提供者とは異なる第1ユーザの第1ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、前記第1ユーザ情報を登録し、前記サービス提供者及び前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、前記第2ユーザ情報を登録するユーザ登録部と、前記第2ユーザが前記サービスの利用を希望するための前記第2ユーザの希望要求に基づいて、前記第2ユーザの希望要求が示す前記サービスと前記第2ユーザとを関連付ける関連付部と、前記第2ユーザが関連付けられている前記サービスを特定するサービス特定部と、前記サービス特定部が特定した前記サービスである特定サービスに関する情報と、前記第2ユーザに関する情報とを前記第1ユーザに提示する提示部と、前記第1ユーザが前記特定サービスの利用を希望するための前記第1ユーザの希望要求に基づいて、前記第1ユーザが前記第2ユーザと前記特定サービスの利用を希望することを示す希望メッセージを前記第2ユーザに通知する通知部と、を有する。
【0007】
前記サービス特定部は、前記第1ユーザの嗜好に適合する前記サービスを特定してもよい。
【0008】
前記サービス特定部は、前記サービスの予約可能な日時、又は前記サービスに関連付けられている前記第2ユーザが当該サービスの利用を希望する日時が前記第1ユーザが行動する予定が無い期間である空白期間内である前記サービスを特定してもよい。
【0009】
前記提示部は、前記特定サービスに複数の前記第2ユーザが関連付けられている場合、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザの双方のユーザの属性の共通性、前記双方のユーザの嗜好の共通性、及び前記双方のユーザそれぞれが過去に居住していた居住地の共通性のうちの少なくともいずれか1つに基づいて特定した前記第2ユーザに関する情報を、前記第1ユーザに提示してもよい。
【0010】
前記サービス特定部は、前記第1ユーザの予定情報に含まれる行事と同じ内容の前記サービス、及び前記第1ユーザが過去に利用した前記サービスのうちの少なくともいずれかとは異なる前記サービスを特定してもよい。
【0011】
前記サービスに関する情報には、前記サービスを利用するための利用条件が含まれ、前記提示部は、前記利用条件を満たす前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザに提示してもよい。
【0012】
本発明の第2の態様における情報処理方法は、コンピュータが実行する、サービス提供者によって所定の地域で提供されるサービスに関する情報を登録するステップと、前記サービス提供者とは異なる第1ユーザの第1ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、前記第1ユーザ情報を登録するステップと、前記サービス提供者及び前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、前記第2ユーザ情報を登録するステップと、前記第2ユーザが前記サービスの利用を希望するための前記第2ユーザの希望要求に基づいて、前記第2ユーザの希望要求が示す前記サービスと前記第2ユーザとを関連付けるステップと、前記第2ユーザが関連付けられている前記サービスを特定するステップと、特定した前記サービスである特定サービスに関する情報と、前記第2ユーザに関する情報とを前記第1ユーザに提示するステップと、前記第1ユーザが前記特定サービスの利用を希望するための前記第1ユーザの希望要求に基づいて、前記第1ユーザが前記第2ユーザと前記特定サービスの利用を希望することを示す希望メッセージを前記第2ユーザに通知するステップと、を有する。
【0013】
本発明の第3の態様におけるプログラムは、コンピュータを、サービス提供者によって所定の地域で提供されるサービスに関する情報を登録するサービス登録部、前記サービス提供者とは異なる第1ユーザの第1ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、前記第1ユーザ情報を登録し、前記サービス提供者及び前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、前記第2ユーザ情報を登録する利用者登録部、前記第2ユーザが前記サービスの利用を希望するための前記第2ユーザの希望要求に基づいて、前記第2ユーザの希望要求が示す前記サービスと前記第2ユーザとを関連付ける関連付部、前記第2ユーザが関連付けられている前記サービスを特定するサービス特定部、前記サービス特定部が特定した前記サービスである特定サービスに関する情報と、前記第2ユーザに関する情報とを前記第1ユーザに提示する提示部、及び前記第1ユーザが前記特定サービスの利用を希望するための前記第1ユーザの希望要求に基づいて、前記第1ユーザが前記第2ユーザと前記特定サービスの利用を希望することを示す希望メッセージを前記第2ユーザに通知する通知部、として機能させる。
【0014】
【0015】
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ユーザによるサービスの利用を支援することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】情報処理システムの概要を説明するための図である。
【
図3】記憶部に記憶されているデータベースの構成の一例を示す図である。
【
図5】専用アプリの表示画面の一例を示す図である。
【
図6】専用アプリの表示画面の一例を示す図である。
【
図7】情報処理システムの処理の流れを示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[情報処理システムSの概要]
図1は、情報処理システムSの概要を説明するための図である。情報処理システムSは、ユーザUに情報処理サービスを提供するために用いられるシステムである。ユーザUは、情報処理サービスを利用する利用者であり、様々な在住地(例えば、日本、中国及び米国等)の利用者が含まれる。
【0019】
情報処理サービスは、ユーザUが所定の地域で提供される地域サービスを利用するための利用案内を、当該ユーザUに提供するためのサービスである。所定の地域は、例えば、日本である。地域サービスは、例えば、飲食、エステ又はレジャー等のように、ユーザUが所定の地域を訪れることにより提供されるサービスである。
【0020】
情報処理システムSは、ユーザ端末1と、情報処理装置2とを有する。ユーザ端末1は、ユーザUが使用する端末であり、例えば、スマートフォン又はタブレット等である。ユーザ端末1には、ユーザUに情報処理サービスを提供するための専用のアプリケーションプログラム(以下、「専用アプリ」という)がインストールされている。
【0021】
情報処理装置2は、情報処理サービスを管理する装置であり、例えば、サーバである。情報処理装置2には、ユーザUのユーザ情報が記憶されている。ユーザ情報は、地域内グループ及び地域外グループのうちのいずれかのグループに登録されている。
【0022】
地域内グループは、所定の地域を在住地とするユーザUが含まれるグループである。地域外グループは、所定の地域とは異なる地域を在住地とするユーザUが含まれるグループである。所定の地域と異なる地域は、例えば、中国及び米国等である。なお、所定の地域が、中国及び米国等であり、所定の地域とは異なる地域が、日本であってもよい。また、所定の地域は、日本の都道府県又は市区町村であってもよい。
【0023】
情報処理装置2には、情報処理サービスにおいて、ユーザUに提示可能な地域サービスに関する情報であるサービス情報が記憶されている。サービス情報は、例えば、サービス名、地域サービスの内容、地域サービスが提供される場所及び地域サービスの利用料金等を含む。ユーザUは、専用アプリの表示画面において、サービス情報を閲覧したり、当該サービス情報に基づいて地域サービスの利用を申し込んだりすることができる。
【0024】
また、専用アプリの表示画面には、表示画面に表示される文字の言語を設定するための設定項目が設けられており、表示画面に表示される文字が当該設定項目においてユーザUが設定した言語で表示される。なお、上記文字の言語は、ユーザUが上記設定項目で設定する場合に限らず、例えば、ユーザ情報を登録するための表示画面には、会話等が可能な言語を設定する一以上の設定項目が設けられており、表示画面に表示される文字が当該設定項目においてユーザUが設定した言語で表示されてもよい。この場合において、ユーザUが、会話等が可能な言語として複数の言語(例えば、日本語、英語及び中国語)を設定した場合、上記文字の言語は、複数の言語の中で優先度が高い言語(例えば、ユーザUが設定した住所の地域で用いられる言語)であってもよい。
【0025】
図1に示す第1ユーザU1は、地域外グループに登録されたユーザU(所定の地域と異なる地域を在住地とするユーザU)であり、第1ユーザU1とは異なる第2ユーザU2は、地域内グループに登録されたユーザU(所定の地域を在住地とするユーザU)である。第1ユーザU1及び第2ユーザU2は、例えば、母国語、又は会話可能な言語が共通するユーザUである。なお、第1ユーザU1が地域内グループに登録されたユーザUであり、第2ユーザU2が地域外グループに登録されたユーザUであってもよい。また、第1ユーザU1及び第2ユーザU2は、それぞれ同じグループ(地域内グループ又は地域外グループ)に登録されたユーザUであってもよい。地域サービスには、他のユーザUと共同で地域サービスを利用することを希望するユーザU(第2ユーザU2)が関連付けられている。
【0026】
この場合において、まず、情報処理装置2は、第1ユーザU1の予定情報を取得する(
図1の(1))。予定情報は、例えば、第1ユーザU1の旅行計画を示す情報である。予定情報においては、専用アプリにおいて公開範囲(例えば、家族又は友達等)を設定することができる。情報処理装置2は、第2ユーザU2が関連付けられている複数の地域サービスの中から、予定情報に含まれる空白期間に利用可能な地域サービスを選択する(
図1の(2))。空白期間は、例えば、ユーザUが自由に行動可能な自由時間である。
【0027】
情報処理装置2は、選択した地域サービスである選択サービスに関する情報と、当該選択サービスに関連付けられている第2ユーザU2に関する情報とを第1ユーザU1に提示する(
図1の(3))。第1ユーザU1が、専用アプリの表示画面において、第2ユーザU2と選択サービスを利用することを希望するための操作を行うと、第1ユーザ端末1aは、第2ユーザと選択サービスを利用することを希望するための希望要求を情報処理装置2に送信する(
図1の(4))。
【0028】
そして、情報処理装置2は、選択サービスの希望要求を取得すると、第1ユーザU1と選択サービスの利用を希望することを示す希望メッセージを、当該選択サービスに関連付けられている第2ユーザU2に通知する(
図1の(5))。その後、第2ユーザU2が、第1ユーザU1との選択サービスの利用を承諾すると、情報処理装置2は、選択サービスを利用するための利用案内を、第1ユーザU1及び第2ユーザU2に送信し、第1ユーザU1及び第2ユーザU2は、利用案内に基づいて選択サービスを利用する。
【0029】
このようにすることで、第1ユーザU1は、空白期間にどのような地域サービスが利用できるかを把握することができる。これにより、情報処理システムSは、空白期間に利用可能な地域サービスを探す第1ユーザU1の負担を軽減させることができる。また、情報処理システムSが、第1ユーザU1及び第2ユーザU2に地域サービスを利用させることにより、第1ユーザU1は、地域サービスが提供される所定の地域の言語を話せなかったり当該言語の文字を読めなかったりする場合であっても、所定の地域を在住地とする第2ユーザU2から地域サービスの利用に対する支援を受けることができる。その結果、情報処理システムSは、第1ユーザU1による地域サービスの利用を支援することができる。
以下、情報処理装置2の構成について説明する。
【0030】
[情報処理装置2の構成]
図2は、情報処理装置2の構成を示す図である。情報処理装置2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。通信部21は、ネットワークに接続するためのインターフェイスであり、例えばLAN(Local Area Network)コントローラを含んで構成されている。
【0031】
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部22は、制御部23が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部22は、サービス情報を管理するサービス管理データベースと、ユーザ情報を管理するユーザ管理データベースとを記憶している。
【0032】
図3は、記憶部22に記憶されているデータベースの構成の一例を示す図である。
図3(a)に示すサービス管理データベースは、サービス識別情報と、サービス情報(サービス名、サービス内容、案内情報、条件情報、提供時間、提供場所等)とを関連付けて記憶している。
【0033】
サービス識別情報は、地域サービスを識別するための情報である。案内情報は、ユーザUに地域サービスを利用させるための利用案内を示す情報である。条件情報は、地域サービスを利用するための利用条件を示す情報であり、例えば、ユーザU(第1ユーザU1)に対する所定の地域で用いられる言語のレベルの高さを示す。条件情報は、例えば、所定の地域に居住した年数が所定の閾値以上であること、又は所定の地域で用いられる言語の検定試験における等級が所定の閾値以上であること等である。提供時間は、地域サービスの提供に要する時間である。提供場所は、地域サービスが提供される場所である。
【0034】
図3(b)に示すユーザ管理データベースには、ユーザ識別情報と、ユーザ情報(ユーザUの名前、住所、電話番号、プロフィール等)と、グループとが関連付けて記憶されている。ユーザ識別情報は、ユーザUを識別するための情報である。グループは、ユーザUが地域内グループ及び地域外グループのいずれかに含まれることを示す情報である。
図3(b)に示す例に限らず、ユーザ管理データベースには、性別、過去の居住地、所定の地域に居住している居住年数、経歴、及び嗜好等が記憶されてもよい。嗜好は、例えば、ユーザUが好む地域サービスの種類(例えば、アウトドア、伝統文化等)を示す情報である。また、ユーザ情報は、
図3(b)に示す例に限らず、例えば、地域サービスを利用するための予約を行うことが可能であるか否かを示す情報をさらに含んでもよい。
【0035】
図2に戻り、制御部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。制御部23は、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、取得部231、サービス登録部232、ユーザ登録部233、関連付部234、サービス選択部235、提示部236及び通知部237として機能する。
【0036】
取得部231は、第1ユーザU1の予定情報を取得する。具体的には、取得部231は、通信部21を介して、予定情報として、第1ユーザの旅行計画を示す情報を、例えば旅行会社が旅行計画を管理する不図示の旅行管理装置から取得する。例えば、情報処理装置2を管理する管理者と、旅行会社とは提携関係を有しており、旅行会社が提供する旅行予約サービスにおいて、情報処理サービスに会員登録しているユーザUがツアーを予約すると、旅行管理装置は、ツアーを予約したユーザUに関する情報(例えばユーザ識別情報)と、当該ツアーの旅行計画とを情報処理装置2に送信する。また、第1ユーザU1が旅行予約サービスに会員登録すると、取得部231は、旅行管理装置とのAPI(Application Programming Interface)連携により、会員登録された第1ユーザU1のユーザ情報を旅行管理装置から取得してもよい。
【0037】
取得部231は、通信部21を介して、第1ユーザU1の予定情報を、第1ユーザU1が使用する第1ユーザ端末1aから取得してもよい。例えば、第1ユーザU1が、専用アプリの表示画面において予定情報を送信する操作を行うと、第1ユーザ端末1aは、予定情報を情報処理装置2に送信する。
【0038】
取得部231は、ユーザUから種々の要求を取得する。例えば、まず、ユーザUが、専用アプリの表示画面において所定の操作を行うと、ユーザ端末1は、ユーザUによる所定の操作に対応する要求を情報処理装置2に送信する。そして、取得部231は、通信部21を介して、ユーザUの要求をユーザ端末1から取得する。
【0039】
サービス登録部232は、サービス情報を含むサービス登録要求に基づいて、サービス情報を登録する。サービス登録要求は、地域サービスを登録するための要求である。具体的には、まず、取得部231がサービス登録要求を取得すると、サービス登録部232は、サービス識別情報を生成する。そして、サービス登録部232は、生成したサービス識別情報と、取得部231が取得したサービス登録要求に含まれるサービス情報と関連付けてサービス管理データベースに記憶させる。
【0040】
取得部231は、例えば、サービス登録要求を、地域サービスを提供するサービス提供者から取得する。取得部231は、サービス登録要求を、ユーザU(第1ユーザU1又は第2ユーザU2)から取得してもよい。
【0041】
ユーザ登録部233は、ユーザUのユーザ情報を含むユーザ登録要求に基づいて、当該ユーザ情報を登録する。ユーザ登録要求は、ユーザ情報を登録するための要求である。例えば、ユーザUが、専用アプリの表示画面(例えば、ユーザ情報を登録するためのユーザ登録画面)においてユーザUの名前等を含むユーザ情報を入力し、当該ユーザ情報を登録するための操作を行うと、ユーザ端末1は、ユーザ情報を含むユーザ登録要求を情報処理装置2に送信する。取得部231がユーザ登録要求を取得すると、ユーザ登録部233は、ユーザ識別情報を生成し、生成したユーザ識別情報と、ユーザ登録要求に含まれるユーザ情報とを関連付けてユーザ管理データベースに記憶させる。
【0042】
ユーザ登録部233は、第1ユーザU1の第1ユーザ情報を含むユーザ登録要求に基づいて、第1ユーザ情報を登録し、第1ユーザU1とは異なる第2ユーザU2の第2ユーザ情報を含むユーザ登録要求に基づいて、第2ユーザ情報を登録する。ユーザ登録部233は、例えば、所定の地域とは異なる地域を在住地とするユーザU(第1ユーザU1)のユーザ情報(第1ユーザ情報)を含むユーザ登録要求に基づいてユーザ情報を地域外グループに登録し、所定の地域を在住地とするユーザU(第2ユーザU2)のユーザ情報(第2ユーザ情報)を含むユーザ登録要求に基づいてユーザ情報を地域内グループに登録する。
【0043】
具体的には、ユーザ登録部233は、ユーザUの在住地が所定の地域とは異なる地域(例えば中国)である場合、ユーザ識別情報と、当該ユーザUのユーザ情報と、地域外グループを示すグループ情報とを関連付けてユーザ管理データベースに記憶させ、ユーザUの在住地が所定の地域(例えば日本)である場合、ユーザ識別情報と、当該ユーザUのユーザ情報と、地域内グループを示すグループ情報とを関連付けてユーザ管理データベースに記憶させる。
【0044】
例えば、ユーザ登録画面には、地域内グループ及び地域外グループのうちのいずれかのグループを選択可能な入力項目(例えばラジオボタン)が表示されており、ユーザ登録部233は、ユーザUが選択したグループにユーザ情報を登録する。ユーザ登録部233は、ユーザ情報に含まれる住所に基づいて、地域内グループ及び地域外グループのいずれかのグループに当該ユーザ情報を登録してもよい。
【0045】
また、ユーザ登録部233は、ユーザ情報に含まれる電話番号に基づいて、地域内グループ及び地域外グループのいずれかのグループに当該ユーザ情報を登録してもよい。具体的には、ユーザ登録部233は、ユーザ情報に含まれる電話番号が、所定の地域で事業を行う通信事業者により割り当てられた電話番号(例えば、090ではじまる携帯番号等)である場合に、ユーザ情報を地域内グループに登録する。ユーザ登録部233は、ユーザ情報に含まれる電話番号が、所定の地域で事業を行う通信事業者により割り当てられた電話番号以外の電話番号(例えば、中国における13ではじめる電話番号等)である場合に、ユーザ情報を地域外グループに登録してもよい。
【0046】
このようにすることで、情報処理装置2は、ユーザUがグループを選択する操作を省くことができる。なお、ユーザ登録部233は、ユーザUが選択したグループ又は住所に応じて定まるグループと、電話番号に応じて定まるグループとが一致する場合に、当該グループ(地域内グループ又は地域外グループ)にユーザ情報を登録してもよい。
【0047】
関連付部234は、第2ユーザU2による第2ユーザ希望要求に基づいて、当該ユーザUと、第2ユーザ希望要求が示す地域サービスとを関連付ける。第2ユーザ希望要求は、地域サービスの利用を希望するための要求であり、例えば、地域サービスの利用を希望するユーザUが、共同で地域サービスを利用する他のユーザUを募集するための要求である。第2ユーザ希望要求には、地域サービスの利用を希望するユーザUのユーザ識別情報と、当該地域サービスのサービス識別情報とが含まれる。
【0048】
例えば、ユーザUが、専用アプリの表示画面において、地域サービスの利用を希望するための操作を行うと、ユーザ端末1は、第2ユーザ希望要求を情報処理装置2に送信する。取得部231が第2ユーザ希望要求を取得すると、関連付部234は、第2ユーザ希望要求に含まれるユーザ識別情報とサービス識別情報とを関連付けて記憶部22に記憶させる。第2ユーザ希望要求には、第2ユーザU2が当該地域サービスの利用を希望する希望日時がさらに含まれ、関連付部234は、第2ユーザ希望要求に含まれるユーザ識別情報とサービス識別情報と希望日時とを関連付けて記憶部22に記憶させてもよい。
【0049】
サービス選択部235は、第2ユーザU2が関連付けられている複数の地域サービスの中から、予定情報において第1ユーザU1が行動する予定が無い期間である空白期間に利用可能な一以上の地域サービスを選択する。
【0050】
図4は、旅行計画を模式的に表した図である。
図4に示す予定P1、P2、P4には、ツアーにおいて設定された行事が計画されており、予定P3には、ユーザUが自由に行動可能な自由時間が予定されている。この場合において、サービス選択部235は、サービス情報データベースに記憶されている複数の地域サービスの中から、予定P3に利用可能な地域サービスを選択する。
【0051】
サービス選択部235は、予定情報に含まれる空白期間を特定してもよい。具体的には、サービス選択部235は、予定情報において予定されている2つの行事ごとに、第1の行事が終了する時刻から、第1の行事の直後に予定されている第2の行事が開始する時刻までの期間を算出し、算出した期間に基づいて、空白期間を特定する。サービス選択部235は、例えば、算出した期間が所定の閾値以上である場合に、当該期間を空白期間として特定する。所定の閾値は、例えば、予め定められた期間(例えば30分)であってもよいし、サービス情報データベースに記憶されている複数の地域サービスの提供時間のうちの最も短い期間であってもよい。
【0052】
サービス選択部235は、例えば、空白期間の直前の行事が行われる場所からの移動時間と、空白期間の直後の行事が行われる場所への移動時間と、地域サービスの提供に要する提供時間とに基づいて、複数の地域サービスの中から地域サービスを選択してもよい。具体的には、サービス選択部235は、複数の地域サービスの中から、空白期間の直前の行事が行われる場所からの移動時間と、空白期間の直後の行事が行われる場所への移動時間と、地域サービスの提供に要する提供時間とを合計した合計時間が空白期間以下である地域サービスを選択する。
【0053】
例えば、まず、サービス選択部235は、
図4に示す予定P2に予定されている行事が行われる場所から地域サービスの提供場所までの第1経路に基づいて第1移動時間を算出し、地域サービスの提供場所から
図4に示す予定P4に予定されている行事が行われる場所までの第2経路に基づいて第2移動時間を算出する。そして、サービス選択部235は、複数の地域サービスの中から、第1移動時間と第2移動時間と提供時間とを合計した合計時間が空白期間以下である地域サービスを選択する。このようにすることで、情報処理装置2は、空白期間において利用可能な地域サービスを選択することができる。
【0054】
なお、上記経路(第1経路及び第2経路)において、複数の移動手段(例えば、電車、バス及びタクシー等)がある場合、サービス選択部235は、各移動手段を利用した場合における複数の移動時間を算出し、算出した複数の移動時間のうち最も長い移動時間を用いて上記合計時間を算出してもよい。
【0055】
サービス選択部235は、複数の地域サービスの中から、地域サービスの予約可能な日時が空白期間内である地域サービスを選択してもよい。サービス選択部235は、例えば、地域サービスごとに、当該地域サービスの予約を管理する予約ページを参照し、空白期間内に予約可能な日時が存在する地域サービスを選択する。このようにすることで、情報処理装置2は、空白期間において利用可能な地域サービスを選択することができる。
【0056】
サービス選択部235は、複数の地域サービスの中から、地域サービスに関連付けられている第2ユーザU2が当該地域サービスの利用を希望する希望日時が空白期間内である地域サービスを選択してもよい。例えば、地域サービスには、第2ユーザU2と、当該第2ユーザU2の希望日時とが関連付けられており、サービス選択部235は、複数の地域サービスの中から、希望日時が空白期間内である第2ユーザU2が関連付けられている地域サービスを選択する。このようにすることで、情報処理装置2は、空白期間に第2ユーザU2が利用可能な地域サービスを選択することができる。
【0057】
サービス選択部235は、予定情報に含まれる行事と同じ内容の地域サービス、及び第1ユーザU1が過去に利用した地域サービスのうちの少なくともいずれかとは異なる地域サービスを選択してもよい。例えば、予定情報に「いけばな体験」の行事が含まれている場合、サービス選択部235は、複数の地域サービスの中から、「いけばな」に関する地域サービスとは異なる地域サービスを選択する。また、例えば、記憶部22には、ユーザUが過去に情報処理サービスを利用した利用履歴が記憶されており、サービス選択部235は、複数の地域サービスの中から、記憶部22に記憶されている第1ユーザU1の利用履歴において第1ユーザU1が過去に利用した地域サービスとは異なる他の地域サービスを選択する。このようにすることで、情報処理装置2は、予定情報において利用する予定が無い地域サービス又は第1ユーザU1が利用したことが無い地域サービスを選択することができる。
【0058】
サービス選択部235は、第1ユーザU1の嗜好に適合する地域サービスを選択してもよい。第1ユーザU1の嗜好に適合する地域サービスは、例えば、第1ユーザU1が好む種類の地域サービスである。例えば、ユーザ情報データベースには、第1ユーザU1の嗜好を示す情報(ユーザUが好む地域サービスの種類を示す情報)が記憶されており、サービス選択部235は、複数の地域サービスの中から、第1ユーザU1の嗜好によって示される第1ユーザU1が好む種類の地域サービスを選択する。
【0059】
また、第1ユーザU1のプロフィールには、第1ユーザU1が好む地域サービスの種類が含まれ、サービス選択部235は、複数の地域サービスの中から、第1ユーザU1のプロフィールによって示される第1ユーザU1が好む種類の地域サービスを選択してもよい。また、サービス選択部235は、予定情報に含まれる各行事の種類に基づいて第1ユーザU1の嗜好(第1ユーザU1が好み得る地域サービスの種類)を特定し、複数の地域サービスの中から、特定した種類の地域サービスを選択する。このようにすることで、情報処理装置2は、第1ユーザU1が好み得る地域サービスを選択することができる。
【0060】
上記において、サービス選択部235が地域サービスを選択する例を説明したが、これに限らない。例えば、専用アプリの表示画面には、旅行予約サービスで予約した旅行の旅行計画と、提供可能な複数の地域サービスとが表示され、第1ユーザU1が、表示された複数の地域サービスの中から、旅行計画に含まれる空白期間に利用することを希望する地域サービスを選択してもよい。この場合において、サービス選択部235は、第1ユーザU1によって選択された地域サービスが空白期間に利用可能である場合、当該地域サービスを示す情報を提示部236に通知し、当該地域サービスが空白期間に利用可能ではない場合、選択された地域サービスが空白期間に利用することができない旨の警告メッセージを専用アプリの表示画面に表示させてもよい。
【0061】
提示部236は、サービス選択部235が選択した地域サービスである選択サービスに関する情報(例えば、サービス名及びサービス内容等)と、選択サービスに関連付けられている第2ユーザU2に関する情報とを第1ユーザU1に提示する。第2ユーザU2に関する情報は、例えば、第2ユーザU2の名前、住所の一部及びプロフィールを含むが、これに限らず、選択サービスの予約の要否、選択サービスの利用において想定される混雑度、選択サービスを利用する際の天候の影響度の有無、地域サービスを利用する予定日の天候予測、地域サービスを利用することができるか否かを示す確率、又は第2ユーザU2の身元の確認の有無等を含んでもよい。選択サービスの予約の要否は、例えば、サービス提供者が登録した情報に基づいて判定される。具体的には、提示部236は、通信部21を介して、選択サービスに関する情報と、選択サービスに関連付けられている第2ユーザU2に関する情報とを第1ユーザU1の第1ユーザ端末1aに送信する。
【0062】
提示部236は、選択サービスに複数の第2ユーザU2が関連付けられている場合、当該複数の第2ユーザU2の中から、第1ユーザU1と第2ユーザU2との共通性に基づいて第2ユーザU2を選択し、選択した第2ユーザU2に関する情報を、第1ユーザに提示してもよい。具体的には、提示部236は、選択サービスに複数の第2ユーザU2が関連付けられている場合、第1ユーザU1及び第2ユーザU2の双方のユーザUの属性の共通性、双方のユーザUの嗜好の共通性、及び双方のユーザUそれぞれが過去に居住していた居住地の共通性のうちの少なくともいずれか1つに基づいて選択した第2ユーザU2に関する情報を、第1ユーザU1に提示する。
【0063】
提示部236は、例えば、複数の第2ユーザU2の中から、第1ユーザU1との共通性が相対的に多い第2ユーザU2(例えば、第1ユーザU1との共通性が最も多い第2ユーザU2)を選択する。このようにすることで、情報処理装置2は、第1ユーザU1との相性が合い得る第2ユーザU2に関する情報を提示することができる。
【0064】
なお、提示部236は、選択サービスに複数の第2ユーザU2が関連付けられている場合、当該複数の第2ユーザU2の中から1人の第2ユーザU2を選択させてもよい。この場合、提示部236は、地域サービスに関連付けられている全ての第2ユーザに関する情報を第1ユーザU1に提示してもよいし、第2ユーザU2の人数が所定の閾値(例えば5人等)を超える場合、第1ユーザU1との共通性が多い順に、所定の閾値に対応する人数の第2ユーザU2を選択し、選択した複数の第2ユーザU2に関する情報を第1ユーザU1に提示してもよい。
【0065】
提示部236は、地域サービスの利用に予約を要する場合、第1ユーザU1と第2ユーザU2とのうちの少なくともいずれかが、地域サービスを利用するための予約を行うことが可能である組み合わせになるように、複数の第2ユーザU2の中から第2ユーザU2を選択してもよい。例えば、第1ユーザU1が地域サービスを利用するための予約を行うことが可能である場合、提示部236は、選択サービスに関連付けられている複数の第2ユーザU2を選択する。一方、第1ユーザU1が地域サービスを利用するための予約を行うことが可能ではない場合、提示部236は、選択サービスに関連付けられている複数の第2ユーザU2のうち、地域サービスを利用するための予約を行うことが可能である第2ユーザU2を選択する。
【0066】
ところで、地域サービスの利用においては、当該地域サービスを提供する店舗の環境に応じて、ユーザUに要求される所定の地域で用いられる言語のレベルの高さが異なる。例えば、外国語を話せるスタッフがいたり、外国語のメニュー表が用意されていたりする店舗においては、ユーザUが所定の地域で用いられる言語のレベルが高くない場合であっても地域サービスを利用し得るが、外国語を話せるスタッフがいなかったり、外国語のメニュー表が用意されていなかったりする店舗においては、ユーザUが所定の地域で用いられる言語のレベルが高くないと地域サービスを利用することが困難になる可能性がある。
【0067】
そこで、提示部236は、選択サービスの利用条件を満たす第2ユーザU2に関する情報を第1ユーザU1に提示してもよい。具体的には、提示部236は、選択サービスに複数の第2ユーザU2が関連付けられている場合、複数の第2ユーザU2の中から、選択サービスの利用条件を満たす第2ユーザU2に関する情報を第1ユーザU1に提示する。提示部236は、例えば、第2ユーザU2のユーザ情報(例えば、居住年数、経歴等)を参照し、複数の第2ユーザU2の中から、地域サービスの利用条件を満たす第2ユーザU2を選択する。このようにすることで、情報処理装置2は、地域サービスを提供する店舗の環境に応じた言語のレベルの高さを有する第2ユーザU2に関する情報を提示することができる。
【0068】
提示部236は、サービス選択部235が複数の地域サービスを選択した場合、複数の選択サービスに関する情報を第1ユーザU1に提示してもよい。このようにすることで、ユーザUは、複数の選択サービスの中から好みの選択サービスを選ぶことができる。
【0069】
提示部236は、上記経路(
図4に示す予定P2に予定されている行事が行われる場所から地域サービスの提供場所までの第1経路、及び地域サービスの提供場所から
図4に示す予定P4に予定されている行事が行われる場所までの第2経路)において複数の移動手段(例えば、電車、バス及びタクシー等)がある場合、選択サービスに関する情報として、各移動手段と、各移動手段における合計時間(第1移動時間と第2移動時間と提供時間とを合計した合計時間)とを第1ユーザU1に提示してもよい。このようにすることで、ユーザUは、各移動手段がどの程度の移動時間を要するかを把握することができる。
【0070】
通知部237は、第1ユーザU1による選択サービスの利用を希望するための第1ユーザ希望要求に基づいて、第1ユーザU1と選択サービスの利用を希望することを示す希望メッセージを第2ユーザU2に通知する。第1ユーザ希望要求は、第2ユーザU2と地域サービスを利用することを希望するための要求である。例えば、第1ユーザU1が、専用アプリの表示画面において、第2ユーザU2と地域サービスを利用することを希望するための操作を行うと、第1ユーザ端末1aは、第1ユーザ希望要求を情報処理装置2に送信する。取得部231が第1ユーザU1から第1ユーザ希望要求を取得すると、通知部237は、通信部21を介して、第1ユーザ希望要求に基づく希望メッセージを第2ユーザU2の第2ユーザ端末1bに通知する。
【0071】
通知部237は、選択サービスに複数の第2ユーザU2が関連付けられている場合、複数の第2ユーザの中から、第1ユーザU1が選択した第2ユーザU2に希望メッセージを通知してもよい。具体的には、まず、提示部236は、複数の第2ユーザU2に関する情報と地域サービスに関する情報とを第1ユーザU1に提示する。そして、取得部231が、複数の第2ユーザU2の中から第1ユーザU1によって選択された第2ユーザU2に対応するユーザ識別情報を含む第1ユーザ希望要求を取得すると、通知部237は、第1ユーザ希望要求に含まれるユーザ識別情報が示す第2ユーザU2に希望メッセージを通知する。通知部237は、第1ユーザU1の身元の確認の有無を示す情報を含む希望メッセージを通知してもよい。
【0072】
なお、第1ユーザU1は、複数の第2ユーザU2の中から複数の第2ユーザU2を選択してもよい。この場合、通知部237は、第1ユーザU1が選択した複数の第2ユーザU2それぞれに対して、希望メッセージを通知する。
【0073】
通知部237は、希望メッセージを第2ユーザU2に通知した後に、当該第2ユーザU2が第1ユーザU1と選択サービスを利用することを承諾した場合に、選択サービスを利用するための利用案内を、第1ユーザU1及び第2ユーザU2に通知する。
【0074】
図5は、専用アプリの表示画面の一例を示す図である。
図5に示す表示画面は、利用案内が表示された利用案内画面である。利用案内画面は、例えば、第2ユーザU2が第1ユーザU1と選択サービスを利用することを承諾した場合に作成されるページである。利用案内画面は、例えば、ユーザUが設定した言語で表示される。
図5に示すように、利用案内画面には、地域サービスを利用するまでに実施するタスクの一覧が表示された表示欄F1と、タスクを実施するためのメッセージが表示された表示欄F2とが表示されている。
【0075】
表示欄F2においては、第1ユーザU1と第2ユーザU2との間でメッセージをやり取りすることができる。この場合におけるメッセージは、第1ユーザU1と第2ユーザU2とに会話等が可能な共通の言語がある場合、当該共通の言語で表示され、共通の言語が無い場合、各ユーザUが会話可能な言語に翻訳して表示される。
図5に示すように、表示欄F1には、各タスクが完了又は未完了であるかが認識可能な態様で表示されている。各ユーザUは、
図5に示すような利用案内画面に表示された情報を確認して、地域サービスを利用するためのタスクを実施することができる。例えば、利用案内画面において、店舗予約のタスクが実施可能な状態になった場合、地域サービスを利用するための予約を行うことが可能であるユーザU(第1ユーザU1及び第2ユーザU2のうちのいずれか一方のユーザU、又は両方のユーザU)に対して、地域サービスの予約を行うためのメッセージ(例えば、「予約手続きをしてください」というメッセージ)が表示される。また、各ユーザUがユーザ端末1を用いて撮像した撮像画像が、利用案内画面で共有されてもよい。
【0076】
なお、通知部237は、第1ユーザU1に対して、選択サービスに関する情報を加えた新たな予定情報を通知してもよい。選択サービスに関する情報は、例えば、選択サービスの利用日時、利用場所、利用料金、支払方法、予約の要否及び予約が必要である場合において第1ユーザU1及び第2ユーザU2のどちらが予約を行う担当者であるかを示す情報等を含む。
【0077】
図2に戻り、通知部237は、第2ユーザU2が第1ユーザU1と選択サービスを利用することを承諾した場合、当該選択サービスの利用希望を取り消すこと(第2ユーザU2と選択サービスとの関連付けを解除すること)を示す希望取消メッセージを通知してもよい。このようにすることで、同じ地域サービスを複数回利用する事態を回避することができる。
【0078】
情報処理装置2は、第2ユーザU2に希望メッセージを通知した後に、第1ユーザU1に利用させる車両を予約してもよい。車両は、旅客を輸送する車両であり、例えばタクシーである。具体的には、まず、取得部231は、通知部237が第2ユーザU2に希望メッセージを通知した後に、第1ユーザU1及び第2ユーザU2が待ち合わせる待合場所及び待合日時を示すための情報を取得する。待合場所は、選択サービスが提供される提供場所であってもよいし、当該提供場所以外の場所であってもよい。そして、通知部237は、旅客を輸送する輸送サービスに対して、空白期間の直前の行事が行われる行事場所である乗車場所と、待合場所である目的地と、出発時刻とを含み、第1ユーザU1の輸送を予約するための予約要求を通知する。出発時刻は、行事場所から待合場所までの経路と待合日時とに基づいて定められる時刻である。
【0079】
図6は、専用アプリの表示画面の一例を示す図である。
図6に示す表示画面は、利用案内が表示された利用案内画面である。
図6に示すように、利用案内画面には、車両を予約するための情報が表示された表示欄F3が表示されている。表示欄F3の各項目には、情報処理装置2から取得した情報が予め表示されてもよい。例えば、乗車場所には、空白期間の直前の行事に対応する行事場所が表示され、目的地には、第1ユーザU1と第2ユーザU2との待合場所が表示され、出発時刻には、乗車場所から目的地までの経路と待合日時とに応じて定まる時刻が表示され、出発時刻には、待合日時に基づく時刻(例えば待合日時の10分前の時刻等)が表示されている。
【0080】
ユーザU(第1ユーザU1)が、利用案内画面において、乗車場所等を確認してボタンB2を押下すると、ユーザ端末1(第1ユーザ端末1a)は、乗車場所等を示す情報を情報処理装置2に送信する。なお、ユーザUが、乗車場所等を入力してもよい。取得部231が上記のような情報を取得すると、通知部237は、乗車場所と、目的地と、出発時刻と、到着時刻とを含む予約要求を輸送サービスに送信する。
図6に示すように、予約要求には、第1ユーザU1が会話可能な言語がさらに含まれてもよい。このようにすることで、情報処理装置2は、第1ユーザU1と会話可能な言語が共通するドライバーの車両の予約を要求することができる。
【0081】
通知部237は、例えば、提示部236が、各移動手段と、各移動手段における合計時間とを含む選択サービスに関する情報を、いずれかの移動手段を選択可能な態様で第1ユーザU1に提示した場合において、第1ユーザU1が移動手段としてタクシーを選択した場合に、第1ユーザU1に利用させる車両を予約してもよい。また、通知部237は、例えば、第1ユーザU1が移動手段としてタクシー以外の移動手段(例えば電車又はバス)を選択した場合、電車又はバスの利用を含み、出発地点から目的地までの経路を第1ユーザU1に提示してもよい。
【0082】
情報処理装置2は、第2ユーザU2が第1ユーザU1と選択サービスを利用することを承諾した場合、選択サービスの利用に関するスケジュールを登録してもよい。情報処理装置2は、例えば、第1ユーザU1に対して、複数の移動手段の中から1つの移動手段が選択された場合、選択された移動手段と、当該移動手段の移動時間と、選択サービスの利用時間とを含むスケジュールを第1ユーザU1に関連付けて登録する。また、情報処理装置2は、例えば、第2ユーザU2に対して、選択サービスの利用時間を含むスケジュールを第1ユーザU1に関連付けて登録する。各ユーザUは、登録されたスケジュールを、専用アプリの表示画面において確認することができる。
【0083】
通知部237は、第1ユーザU1による選択サービスの利用が決まった場合(例えば、地域サービスの利用を予約したとき)、地域サービスに関する情報(例えば、提供場所、及び地域サービスの店舗の電話番号等)を旅行管理装置に通知してもよい。地域サービスの利用を予約したことを示す情報は、当該地域サービスを提供するサービス提供者によって入力されてもよいし、予約したユーザUによって入力されてもよい。このようにすることで、旅行会社は、空白期間における第1ユーザU1の行動を把握することができる。
【0084】
また、通知部237は、第1ユーザU1による選択サービスの利用状態(例えば、選択サービスの利用開始、及び選択サービスの利用終了)を、旅行管理装置に通知してもよい。例えば、専用アプリの表示画面に表示されたQRコード(登録商標)が、地域サービスの利用開始時と利用終了時とに読み取られる場合において、当該QRコードが読み取られると、通知部237は、読み取られた内容に応じた選択サービスの利用状態を旅行管理装置に通知する。また、選択サービスの料金の支払いが専用アプリを用いて行われる場合において、当該料金の支払いが完了すると、通知部237は、地域サービスの利用状態として、選択サービスの利用が終了した旨のメッセージを旅行管理装置に通知してもよい。このようにすることで、旅行会社は、第1ユーザU1が選択サービスを利用しているか否かを把握することができる。
【0085】
[情報処理システムSの処理]
続いて、情報処理システムSの処理の流れについて説明する。
図7は、情報処理システムSの処理の流れを示すシーケンス図である。本処理は、サービス登録部232が、サービス提供者によるサービス登録要求に基づいてサービス情報を登録したことを契機として開始する(S1)。
【0086】
第1ユーザU1が、専用アプリのユーザ登録画面において第1ユーザU1の名前等を含む第1ユーザ情報を入力し、当該第1ユーザ情報を登録するための操作を行うと、第1ユーザ端末1aは、第1ユーザ情報を含むユーザ登録要求を情報処理装置2に送信する(S2)。ユーザ登録部233は、取得部231が第1ユーザU1からユーザ登録要求を取得すると、ユーザ登録要求に基づいて、当該ユーザ登録要求に含まれる第1ユーザ情報を登録する(S3)。
【0087】
第2ユーザU2が、専用アプリのユーザ登録画面において第2ユーザU2の名前等を含む第2ユーザ情報を入力し、当該第2ユーザ情報を登録するための操作を行うと、第2ユーザ端末1bは、第2ユーザ情報を含むユーザ登録要求を情報処理装置2に送信する(S4)。ユーザ登録部233は、取得部231が第2ユーザU2からユーザ登録要求を取得すると、ユーザ登録要求に基づいて、当該ユーザ登録要求に含まれる第2ユーザ情報を登録する(S5)。
【0088】
第2ユーザU2が、専用アプリの表示画面において、地域サービスの利用を希望するための操作を行うと、第2ユーザ端末1bは、第2ユーザ希望要求を情報処理装置2に送信する(S6)。関連付部234は、取得部231が第2ユーザU2から第2ユーザ希望要求を取得すると、第2ユーザU2と、地域サービスとを関連付けて記憶部22に記憶させる(S7)。
【0089】
取得部231は、第1ユーザU1の予定情報を第1ユーザ端末1aから取得する(S8)。サービス選択部235は、第2ユーザU2が関連付けられている複数の地域サービスの中から、予定情報において第1ユーザU1が行動する予定が無い期間である空白期間に利用可能な地域サービスを選択する(S9)。
【0090】
提示部236は、サービス選択部235が選択した地域サービスである選択サービスに関する情報と、選択サービスに関連付けられている第2ユーザU2に関する情報とを第1ユーザU1に提示する(S10)。第1ユーザU1が、専用アプリの表示画面において第2ユーザU2と選択サービスを利用することを希望するための操作を行うと、第1ユーザ希望要求を情報処理装置2に送信する(S11)。そして、通知部237は、取得部231が第1ユーザU1から第1ユーザ希望要求を取得すると、当該第1ユーザ希望要求に基づいて、第1ユーザU1と選択サービスの利用を希望することを示す希望メッセージを第2ユーザU2に通知する(S12)。
【0091】
[変形例]
上記において、情報処理装置2が、第1ユーザU1の予定情報に含まれる空白期間に利用可能な地域サービスを第1ユーザU1に提示する例を説明したが、これに限らない。例えば、情報処理装置2は、第1ユーザU1の予定情報及び第2ユーザU2の予定情報それぞれに含まれる空白期間に利用可能な地域サービスを第1ユーザU1及び第2ユーザU2に提示してもよい。
【0092】
例えば、まず、取得部231は、第1ユーザU1の予定情報である第1予定情報と、第2ユーザU2の予定情報である第2予定情報とを取得する。第1予定情報によって示される旅行計画と、第2予定情報よって示される旅行計画とは、同じツアーであってもよいし、それぞれ異なるツアーであってもよい。第1予定情報に含まれる第1空白期間と、第2予定情報に含まれる第2空白期間とは、少なくとも一部が重複している。
【0093】
サービス選択部235は、複数の地域サービスの中から、第1空白期間及び第2空白期間が重複する重複期間に利用可能な地域サービスを選択する。具体的には、サービス選択部235は、第1空白期間の少なくとも一部が重複する空白期間が含まれる第2ユーザU2の第2予定情報を特定し、第1空白期間と、特定した第2予定情報とに対応する重複期間に利用可能な地域サービスを選択する。
【0094】
そして、提示部236は、選択サービスに関する情報と、第2ユーザU2に関する情報とを第1ユーザU1に提示し、選択サービスに関する情報と、第1ユーザU1に関する情報とを第2ユーザU2に提示する。その後、第1ユーザU1及び第2ユーザU2が、地域サービスの利用を承諾した場合に、通知部237は、当該地域サービスの利用案内を第1ユーザU1及び第2ユーザU2に通知する。
【0095】
[本実施の形態における効果]
以上説明したとおり、情報処理装置2は、第1ユーザU1の予定情報に含まれる空白期間に利用可能な地域サービスを選択し、選択した地域サービスに関する情報と、当該地域サービスに関連付けられている第2ユーザU2に関する情報とを第1ユーザU1に提示する。そして、情報処理装置2は、第1ユーザU1が第2ユーザU2と地域サービスを利用することを希望する場合に、第1ユーザU1と地域サービスの利用を希望するための希望メッセージを第2ユーザU2に通知する。このようにすることで、第1ユーザU1は、空白期間にどのような地域サービスが利用できるかを把握することができる。これにより、情報処理装置2は、空白期間に利用可能な地域サービスを探す第1ユーザU1の負担を軽減させることができる。また、情報処理装置2が、第1ユーザU1及び第2ユーザU2に地域サービスを利用させることにより、第1ユーザU1は、地域サービスが提供される所定の地域の言語を話せなかったり当該言語の文字を読めなかったりする場合であっても、所定の地域を在住地とする第2ユーザU2から地域サービスの利用に対する支援を受けることができる。その結果、情報処理装置2は、第1ユーザU1による地域サービスの利用を支援することができる。
【0096】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【符号の説明】
【0097】
1 ユーザ端末
2 情報処理装置
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
231 取得部
232 サービス登録部
233 ユーザ登録部
234 関連付部
235 サービス選択部
236 提示部
237 通知部
S 情報処理システム
U ユーザ
【要約】 (修正有)
【課題】ユーザによるサービスの利用を支援する情報処理装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置2は、サービス提供者によって所定の地域で提供されるサービスに関する情報を登録するサービス登録部232と、第1ユーザの第1ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、第1ユーザ情報を登録し、第2ユーザの第2ユーザ情報を含む登録要求に基づいて、第2ユーザ情報を登録するユーザ登録部233と、第2ユーザの希望要求に基づいて、第2ユーザの希望要求が示すサービスと第2ユーザとを関連付ける関連付部234と、第2ユーザが関連付けられているサービスを特定するサービス選択部235と、サービス選択部235が特定したサービスである特定サービスに関する情報と、第2ユーザに関する情報とを第1ユーザに提示する提示部236と、第1ユーザの希望要求に基づいて、希望メッセージを第2ユーザに通知する通知部237と、を有する。
【選択図】
図2