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特許7001816リモートコントロール入力デバイスおよびセットトップボックスを介したテレビ上のマルチメディアバレットスクリーン
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  • 特許-リモートコントロール入力デバイスおよびセットトップボックスを介したテレビ上のマルチメディアバレットスクリーン 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-28
(45)【発行日】2022-01-20
(54)【発明の名称】リモートコントロール入力デバイスおよびセットトップボックスを介したテレビ上のマルチメディアバレットスクリーン
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/472 20110101AFI20220113BHJP
   H04N 21/435 20110101ALI20220113BHJP
   H04N 21/439 20110101ALI20220113BHJP
   H04N 21/235 20110101ALI20220113BHJP
   H04N 21/258 20110101ALI20220113BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20220113BHJP
【FI】
H04N21/472
H04N21/435
H04N21/439
H04N21/235
H04N21/258
G06F3/16 650
G06F3/16 620
G06F3/16 610
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2020511958
(86)(22)【出願日】2017-09-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-11-19
(86)【国際出願番号】 CN2017102097
(87)【国際公開番号】W WO2019051837
(87)【国際公開日】2019-03-21
【審査請求日】2020-02-27
(73)【特許権者】
【識別番号】514188564
【氏名又は名称】アリス エンタープライジズ エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】ARRIS ENTERPRISES LLC
【住所又は居所原語表記】3871 Lakefield Drive, Suwanee, GA 30024, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】フェン、ハイティン
(72)【発明者】
【氏名】リュー、ビャオ
(72)【発明者】
【氏名】チャオ、シューウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ファン、チャン
【審査官】富樫 明
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2003/0182663(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0124564(US,A1)
【文献】米国特許第08032383(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0282949(US,A1)
【文献】特表2013-509008(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/858
G06F 3/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムであって、
ケーブルテレビネットワークに結合されたメディアサーバと、前記メディアサーバは、ケーブルテレビネットワークを介してコンテンツを配信するように構成されており、
前記メディアサーバに結合され、前記ケーブルテレビネットワークを介して前記メディアサーバからコンテンツを受信するセットトップボックスと、前記セットトップボックスは、無線周波数トランシーバ、プロセッサ、およびメモリを含み、前記メモリは、前記プロセッサにより実行可能なコンピュータプログラミングを格納しており、前記プロセッサは、前記メディアサーバから配信されたコンテンツを処理するように構成されており、
前記セットトップボックスに結合されたディスプレイデバイスと、前記ディスプレイデバイスは、前記ケーブルテレビネットワークを介して前記メディアサーバから前記セットトップボックスに配信されるコンテンツをプレゼンテーションし、
オーディオ入力デバイス、触覚入力デバイス、無線トランシーバを含む無線リモートコントロール入力デバイスと、を備え、
前記セットトップボックスは、
前記ディスプレイデバイスと、前記無線リモートコントロール入力デバイスと、前記ケーブルテレビネットワークを介してメディアサーバと結合されており、
前記セットトップボックスの前記メモリに格納されたコンピュータプログラミングの前記セットトップボックスの前記プロセッサによる実行時に機能を実行するように構成されており、前記機能は、
前記メディアサーバからグラフィカルコンテンツのストリームを受信し、
プレゼンテーションのためにストリーミンググラフィカルコンテンツを前記ディスプレイデバイスに提供し、
前記無線リモートコントロール入力デバイスからコメント関連入力を受信し、前記コメント関連入力は、プレゼンテーションされる前記ストリーミンググラフィカルコンテンツに関連しており、
前記コメント関連入力の受信に応答して、受信した前記コメント関連入力に基づいてコメントを生成し、
生成された前記コメントを前記メディアサーバに送信することを含み
前記メディアサーバは、
前記セットトップボックスから受信した生成された前記コメントからテキストコンテンツを生成し、前記テキストコンテンツは、前記ディスプレイデバイスによる表示に適したものとなるように生成され、
前記テキストコンテンツを前記ストリーミンググラフィカルコンテンツと共に前記セットトップボックスに送信するように構成され、
前記セットトップボックスは、
生成された前記コメントに基づいて、前記メディアサーバから前記ストリーミンググラフィカルコンテンツと共に前記テキストコンテンツを受信し、
前記ストリーミンググラフィカルコンテンツおよび前記テキストコンテンツをプレゼンテーションのために前記ディスプレイデバイスに提供するように構成され、プレゼンテーションされる前記テキストコンテンツは、前記ストリーミンググラフィカルコンテンツと同時に前記ディスプレイデバイス上にテキストとして示される、システム。
【請求項2】
前記セットトップボックスの前記プロセッサは、
前記無線リモートコントロール入力デバイスから受信した前記コメント関連入力が、テキストで表される情報を含むテキスト入力であるかどうかを判定し、
受信した前記コメント関連入力がテキスト入力であることを示す判定に応答して、テキスト入力情報を生成されたコメントとして前記メディアサーバに転送するようにさらに構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記セットトップボックスの前記プロセッサは、
前記無線リモートコントロール入力デバイスから受信した前記コメント関連入力が音声情報を含む音声入力であるかどうかを判定し、
受信した前記コメント関連入力が音声情報を含む音声入力であるという判定に応答して、音声入力からの前記音声情報を代表テキストに変換し、前記代表テキストは音声情報をテキストとして表し、
前記代表テキストを生成された前記コメントとして前記セットトップボックスへの配信のために前記メディアサーバに転送するようにさらに構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記音声情報を前記代表テキストに変換する場合に、前記セットトップボックスの前記プロセッサは、
前記セットトップボックスの前記メモリに格納されている音声テキスト変換プログラムを実行し、
実行された前記音声テキスト変換プログラムの結果として、実行している前記音声テキスト変換プログラムから前記音声情報に対応する前記代表テキストを出力するようにさらに構成されている、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記音声情報を前記代表テキストに変換する場合に、前記セットトップボックスの前記プロセッサは、
前記音声情報をネットワークベースのテキスト音声変換サービスに送信し、
前記ネットワークベースの前記テキスト音声変換サービスから、前記音声情報に対応する前記代表テキストを受信するようにさらに構成されている、請求項3に記載のシステム。
【請求項6】
前記メディアサーバは、
前記ストリーミンググラフィカルコンテンツおよび前記テキストコンテンツを、前記メディアサーバに結合された複数の他のセットトップボックスに同期して配信するようにさらに構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記セットトップボックスは、
生成された前記コメントを前記メディアサーバに送信する前に、拡張マークアップ言語(XML)、ジャバスクリプトオブジェクト表記(JSON)、またはハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)と互換性のある他の形式を使用して、個々のセットトップボックスによって生成された前記コメントをフォーマット化するようにさらに構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記システムは、
前記ケーブルテレビネットワークの前記メディアサーバに結合された複数の他のセットトップボックスをさらに備え、前記複数の他のセットトップボックスの各々は、
前記メディアサーバから前記ケーブルテレビネットワークを介して同時に配信される前記ストリーミンググラフィカルコンテンツおよび前記テキストコンテンツを受信するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記複数の他のセットトップボックスの個々の1つは、前記複数の他のセットトップボックスの個々の1つに結合された個々のリモートコントロールから受信した個々のコメント関連入力に基づいて、個々のコメントを提供するように構成される、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
方法であって、
セットトップボックスにおいてメディアサーバからストリーミンググラフィカルコンテンツを受信するステップと、
前記セットトップボックスに結合されたディスプレイデバイス上にストリーミンググラフィカルコンテンツをプレゼンテーションするステップと、
前記セットトップボックスが、前記セットトップボックスに結合されたリモートコントロール入力デバイスから受信したコメント関連入力を受信するステップと、
前記コメント関連入力の受信に応答して、前記セットトップボックスが、受信した入力に基づいてコメントを生成するステップと、
前記セットトップボックスが、生成された前記コメントを前記メディアサーバに送信するステップと、
前記メディアサーバが、前記セットトップボックスから受信した生成された前記コメントからテキストコンテンツを生成するステップと、前記テキストコンテンツは、前記ディスプレイデバイスによる表示に適したものとなるように生成され、
前記メディアサーバが、前記テキストコンテンツを前記ストリーミンググラフィカルコンテンツと共に前記セットトップボックスに送信するステップと、
前記メディアサーバから、前記セットトップボックスによって前記メディアサーバに送信された生成された前記コメントに基づく前記テキストコンテンツを前記ストリーミンググラフィカルコンテンツと共に受信するステップと、
ディスプレイデバイス上に前記ストリーミンググラフィカルコンテンツを前記テキストコンテンツと共にプレゼンテーションするステップとを含み、生成された前記コメントを表す前記テキストコンテンツが前記ディスプレイデバイス上にテキストとしてプレゼンテーションされる、方法。
【請求項11】
前記リモートコントロール入力デバイスから受信した前記コメント関連入力が、テキストで表される情報を含むテキスト入力であるかどうかを判定するステップと、
受信した前記コメント関連入力がテキスト入力であることを示す判定に応答して、テキスト入力情報を生成されたコメントとして前記メディアサーバに転送するステップとをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記リモートコントロール入力デバイスから受信した前記コメント関連入力が、音声情報を含む音声入力であるかどうかを判定するステップと、
受信した前記コメント関連入力が音声情報を含む音声入力であるという判定に応答して、音声入力からの前記音声情報を代表テキストに変換するステップと、前記代表テキストは音声情報をテキストとして表し、
前記代表テキストを生成された前記コメントとして前記メディアサーバに転送するステップとをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記音声情報を前記代表テキストに変換するステップは、
前記セットトップボックスのメモリに格納されている音声テキスト変換プログラムを実行するステップと、
実行された前記音声テキスト変換プログラムの結果として、前記音声テキスト変換プログラムの実行から前記音声情報に対応する前記代表テキストを出力するステップとを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記音声情報を前記代表テキストに変換するステップは、
ネットワークベースの音声テキスト変換サービスに前記音声情報を送信するステップと、前記音声情報は前記ネットワークベースの音声テキスト変換サービスに入力され、
前記ネットワークベースの音声テキスト変換サービスから前記音声情報に対応する前記代表テキストを受信するステップとを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記メディアサーバが、前記ストリーミンググラフィカルコンテンツおよび前記テキストコンテンツを、ケーブルテレビネットワーク内の前記メディアサーバに結合された複数の他のセットトップボックスに送信するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
生成された前記コメントをメディアサーバに送信する前に、拡張マークアップ言語(XML)、ジャバスクリプトオブジェクト表記(JSON)、またはハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)と互換性のある他の形式を使用して、個々のセットトップボックスによって生成された前記コメントをフォーマット化するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記ストリーミンググラフィカルコンテンツと共に前記テキストコンテンツを前記セットトップボックスに配信することは、
前記ストリーミンググラフィカルコンテンツと共に前記テキストコンテンツが前記セットトップボックスに配信されるのと実質的に同時に、前記ストリーミンググラフィカルコンテンツと共に前記テキストコンテンツを複数のセットトップボックスの他のセットトップボックスに配信するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項18】
プロセッサに機能を実行させるための命令を具体化する非一時的有形機械可読媒体であって、前記機能は、
メディアサーバからグラフィカルコンテンツのストリームを受信し、
プレゼンテーションのためにストリーミンググラフィカルコンテンツをディスプレイデバイスに提供し、
リモートコントロール入力デバイスからコメント関連入力を受信し、前記コメント関連入力は、プレゼンテーションされる前記ストリーミンググラフィカルコンテンツに関連しており、
前記コメント関連入力の受信に応答して、受信した前記コメント関連入力に基づいてコメントを生成し、
生成された前記コメントを前記メディアサーバに送信し、
生成された前記コメントに基づいて、前記メディアサーバから前記ストリーミンググラフィカルコンテンツと共にテキストコンテンツを受信し、
前記ストリーミンググラフィカルコンテンツおよび前記テキストコンテンツをプレゼンテーションのために前記ディスプレイデバイスに提供する機能を含み、プレゼンテーションされる前記テキストコンテンツは、前記ストリーミンググラフィカルコンテンツと同時に前記ディスプレイデバイス上にテキストとして示され、
受信した前記テキストコンテンツは、前記メディアサーバによって、受信した生成された前記コメントに基づいて、前記ディスプレイデバイスによる表示に適したものとなるように生成される、非一時的有形機械可読媒体。
【請求項19】
前記プロセッサに機能を実行させる命令をさらに具体化し、前記機能は、
前記リモートコントロール入力デバイスから受信した前記コメント関連入力が、テキストで表される情報を含むテキスト入力であるかどうかを判定し、
受信した前記コメント関連入力がテキスト入力であることを示す判定に応答して、テキスト入力情報を生成されたコメントとして前記メディアサーバに転送する機能を含む、請求項18に記載の非一時的有形機械可読媒体。
【請求項20】
前記プロセッサに機能を実行させる命令をさらに具体化し、前記機能は、
前記リモートコントロール入力デバイスから受信した前記コメント関連入力が音声情報を含む音声入力であるかどうかを判定し、
受信した前記コメント関連入力が音声情報を含む音声入力であるという判定に応答して、音声入力からの前記音声情報を代表テキストに変換し、前記代表テキストは音声情報をテキストとして表し、
前記代表テキストを生成された前記コメントとしてセットトップボックスへの配信のために前記メディアサーバに転送する機能を含む、請求項18に記載の非一時的有形機械可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本主題は、ユーザのセットトップボックス(STB)に結合されたリモートコントロール(RC)入力デバイスからの音声入力またはテキスト入力を進行中のビデオプレゼンテーションに入力することを可能にするマルチメディアコメントスクリーン(即ち、「バレットスクリーン(bullet screen)」)を提供する技術および機器に関する。
【背景技術】
【0002】
ソーシャルメディアは、人々が、ニュース記事、フィットネス、ファッション、小売、技術、またはその他などの様々なビデオコンテンツに関してコメントを投稿することを可能にした。通常、コメントは、視認可能なコンテンツの下または横に投稿される。このコメント機能は、実質的にリアルタイムであり、かつコンテンツのすべての視聴者が、投稿されたコメントのディスカッションに参加することを可能にする(視聴者のデバイスが参加可能である場合)。しかしながら、コメントのプレゼンテーションがコンテンツのプレゼンテーションとは異なる領域であるため、ユーザがコンテンツに集中してコメントを読むことは困難である。
【0003】
映画または連続番組などのビデオ、ゲーム、アニメーション、またはその他などのストリーミンググラフィカルコンテンツのなどのコンテンツは、ユーザが視聴するためにディスプレイデバイス上にプレゼンテーションされる。コンテンツはリアルタイムで変化するため、他のユーザ/視聴者が読んだり、フォローアップコメントで応答したりするコメントをユーザが入力することは困難である。このような問題に対処するために、視聴者/ユーザがコンテンツと多数のコメントを同時に視聴することが可能となるように、コメントをコンテンツの「上方」または「上部」の小さな領域に投稿することが提案されている。これらの種類のプレゼンテーションは、「バレットスクリーン」と呼称されている。
【0004】
「バレットスクリーン」は、ユーザ/視聴者のコメントおよび他の視聴者のコメントをディスプレイデバイス上にテキストの「箇条書き」の形式でプレゼンテーションするディスプレイデバイス上のコンテンツのプレゼンテーションである。ユーザは、コメントが関連するコンテンツの視聴と同時に、「箇条書き」またはコメントでコンテンツを確認することが可能である。そのような「バレット」スクリーンは、様々な形式で提供され得る。例えば、2つの別個のインターネットプロトコル(IP)ブラウザを使用することにより1つの形式のバレットスクリーンが提供され、1つのブラウザはコンテンツを提供し、他のブラウザは「バレット」スクリーンを提供する。別個のブラウザの各々の出力は、ディスプレイデバイスにおいて合成される。「バレット」スクリーンブラウザへのテキスト入力は、スマートフォンを介して提供される。
【0005】
しかしながら、現在のシステムは、スマートフォンのみを使用すること、および個々のIPブラウザを介してテキスト入力を受信することに限定されている。ユーザのコメントの入力の容易さを改善し、ユーザの住宅などの宅内の一般的な視聴エリアにおいてよりアクセスしやすいシステムおよび方法が提供されれば、有利である。
【発明の概要】
【0006】
本明細書で開示される概念は、例えば、ストリーミングコンテンツとして含ませるための、例えば、表示されたビデオコンテンツとのプレゼンテーションのためのユーザコメントの入力を容易にするリモートコントロール入力デバイスに結合されたセットトップボックスを含むシステムの例を提供する。
【0007】
システムの例は、セットトップボックス、ディスプレイデバイス、リモートコントロール入力ユニット、およびケーブルテレビネットワークに結合されたメディアサーバを含む。セットトップボックスはケーブルテレビネットワークに結合され、セットトップボックスは無線周波数トランシーバ、プロセッサ、およびメモリを含む。メモリは、プロセッサによって実行可能なコンピュータプログラミングを格納する。ディスプレイデバイスが、メディアサーバからケーブルテレビネットワークを介して配信されたコンテンツをセットトップボックスに表示するためにセットトップボックスに結合される。システムは、オーディオ入力デバイス、触覚入力デバイス、および無線トランシーバを備えた無線リモートコントロール入力デバイスをも含む。ケーブルテレビネットワークに結合されたメディアサーバは、コンテンツをケーブルテレビネットワークを介してケーブルテレビネットワーク内のセットトップボックスに配信するように構成されている。セットトップボックスは、ディスプレイデバイスと、無線リモートコントロール入力デバイスと、ケーブルテレビネットワークを介してメディアサーバとに結合されている。セットトップボックスは、セットトップボックスのメモリに格納されたコンピュータプログラミングのセットトップボックスのプロセッサによる実行時に機能を実行するように構成されている。機能は、メディアサーバからグラフィカルコンテンツのストリームを受信することを含む。ストリーミンググラフィカルコンテンツは、ストリーミンググラフィカルコンテンツのプレゼンテーションのためにディスプレイデバイスに提供される。コメント関連入力は、リモートコントロール入力デバイスから受信される。コメント関連入力は、ディスプレイデバイス上にプレゼンテーションされるストリーミンググラフィカルコンテンツに関連している。コメント関連入力の受信に応用して、受信したコメント関連入力に基づいてコメントが生成される。生成されたコメントはメディアサーバに送信される。生成されたコメントに基づいて、メディアサーバからストリーミンググラフィカルコンテンツと共にテキストコンテンツが受信される。ストリーミンググラフィカルコンテンツおよびテキストコンテンツがディスプレイデバイス上にプレゼンテーションされる。プレゼンテーションされるテキストコンテンツは、ストリーミンググラフィカルコンテンツと同時にディスプレイデバイスによってテキストとして示される。
【0008】
セットトップボックスがメディアサーバからセットトップボックスにおいてストリーミンググラフィカルコンテンツを受信する方法の例も提供される。ストリーミンググラフィカルコンテンツは、セットトップボックスに結合されたディスプレイデバイス上にプレゼンテーションされる。セットトップボックスは、セットトップボックスに結合されたリモートコントロール入力デバイスから受信したコメント関連入力を受信する。コメント関連入力の受信に応答して、セットトップボックスは受信した入力に基づいてコメントを生成する。セットトップボックスは、生成されたコメントをメディアサーバに送信する。セットトップボックスは、ストリーミンググラフィカルコンテンツと共にテキストコンテンツを受信する。テキストコンテンツは、セットトップボックスによってメディアサーバに送信された生成されたコメントに基づいている。ストリーミンググラフィカルコンテンツと共にテキストコンテンツがディスプレイデバイス上にプレゼンテーションされる。生成されたコメントを表すテキストコンテンツは、ディスプレイデバイス上にテキストとしてプレゼンテーションされる。
【0009】
プロセッサに機能を実行させる命令を具体化する非一時的有形コンピュータ可読媒体の例も提供される。非一時的有形コンピュータ可読媒体によって提供される機能は、メディアサーバからグラフィカルコンテンツのストリームを受信することを含む。ストリーミンググラフィカルコンテンツは、ストリーミンググラフィカルコンテンツのプレゼンテーションのためにディスプレイデバイスに提供される。コメント関連入力は、リモートコントロール入力デバイスから受信される。コメント関連入力は、プレゼンテーションされるストリーミンググラフィカルコンテンツに関連する。コメント関連入力を受信に応答して、受信したコメント関連入力に基づいてコメントが生成される。生成されたコメントはメディアサーバに送信される。生成されたコメントに基づいて、メディアサーバからストリーミンググラフィカルコンテンツと共にテキストコンテンツが受信される。ストリーミンググラフィカルコンテンツおよびテキストコンテンツは、プレゼンテーションのためにディスプレイデバイスに提供される。プレゼンテーションされるテキストコンテンツは、ストリーミンググラフィカルコンテンツと同時にディスプレイデバイス上にテキストとして示される。
【0010】
事例のさらなる目的、利点および新規な特徴は、以下の説明に部分的に記載され、一部は、以下および添付の図面を検討することによって当業者に明らかになるか、または事例の製品または処理によって学習し得る。本主題の目的および利点は、添付の特許請求の範囲で特に指摘されている方法、手段および組合せによって実現および達成され得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図面の図は、限定としてではなく、例示のみを目的として、本発明の概念に従って1つまたは複数の実施形態を示している。図面において、同様の参照番号は同じまたは類似の構成要素を参照する。
図1】本明細書で説明される事例によって提供されるように同時にプレゼンテーションされるテキストコンテンツとしてのユーザコメントおよびグラフィカルコンテンツを含むバレットスクリーンの形態でのコンテンツのプレゼンテーションの例のグラフィック表現を示す図である。
図2A】顧客宅内にバレットスクリーン機能を提供するための例示的なプロセスを実施するケーブルテレビシステムの高レベルブロック図の例を示す。
図2B図1、2Aおよび3~5を参照して説明される例に示されるようなシステムによって実行される例示的なプロセスのフローチャートである。
図3図2AのSTB210などのセットトップボックス(STB)の一例をより詳細に示すブロック図である。
図4A図1~3および5の例で使用可能なリモートコントロールの一例を示す高レベルブロック図である。
図4B図1~3および5の例で使用可能なリモートコントロールの一例を示す高レベルブロック図である。
図5図2Aで提供されるようなケーブルテレビシステムのより詳細な例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下の詳細な説明では、関連する教示の完全な理解を提供するために、多くの特定の詳細が例として示されている。しかしながら、本教示はそのような詳細なしで実施され得ることは明らかである。他の例では、周知の方法、手順、構成要素、および/または回路は、本教示の態様を不必要に不明瞭にすることを避けるために、詳細なしに、比較的高レベルで記載されている。
【0013】
ケーブルネットワークが提供するセットトップボックスと、セットトップボックスと無線通信するリモートコントロール入力デバイスとを利用して、ユーザが自宅からコメントを入力することが可能になると有益である。
【0014】
代替または追加の利点は、ユーザがコメントを迅速に入力できるように、リモートコントロール入力デバイスが音声入力を可能にすることである。音声入力を提供する機能は、多くのケーブルネットワークが提供するリモートコントロール入力デバイスが、典型的なクワーティ(QWERTY)キーボードまたは簡単な操作のキーパッドを有さずに、プレゼンテーションされるグラフィカルコンテンツと共にほぼリアルタイムで提供されるコメントの迅速な入力を可能にするため、有利である。このように、コメントの音声入力を可能にし、かつ映画、ビデオ、ゲームなどのストリーミンググラフィカルコンテンツにコメントを含ませるために、ケーブルネットワークシステムへの追加のテキストコメントの供給を可能にするシステムが必要である。
【0015】
図1は、本明細書に記載される例によって提供されるような、ユーザコメントおよびグラフィカルコンテンツを含むバレットスクリーンの例のグラフィック表現を示す。
「バレットスクリーン」という用語は、テレビ、コンピュータのモニタなどのディスプレイデバイス上のテキストコンテンツ(本明細書では「コメント」としても呼称される)と同時に、ビデオまたはアニメーションなどのストリーミンググラフィカルコンテンツが表示されたプレゼンテーションに関する専門用語である。図1のバレットスクリーン100は、ユーザのディスプレイデバイス110上にプレゼンテーションされ得るグラフィカルコンテンツ115の例である。グラフィカルコンテンツ115は、ケーブルテレビシステムプロバイダおよび/またはコンテンツプロバイダによって提供される任意の形式のグラフィックス、ビデオ、複数の静止画像、アニメーションなどであり得る。一例では、ストリーミンググラフィカルコンテンツは、連続的に更新される。他の例では、ストリーミングコンテンツは定期的または断続的に更新され得る。グラフィカルコンテンツ115のプレゼンテーションに加えて、バレットスクリーン100は、視聴者がテキストコメント120を視聴することができるように、コンテンツ115上に重ね合わされるテキストコメント120もプレゼンテーションする。例えば、新たなコメントがバレットスクリーン100上にプレゼンテーションされると、コメント121および129は、バレットスクリーン100を横断するようにスクロールし得る。コメント120は、コメントが個々のSTBまたはメディアサーバ(両方とも図2Aおよび2Bを参照して詳細に説明される)によって受信されると直ちに投稿され得ない。コメント120は、ユーザのコメントを含む他の視聴者のコメントによって置き換えられる前に、所定の時間の間、プレゼンテーションされる。バレットスクリーン100上に最初にプレゼンテーションされたときのコメント121は、コメント129が現在占有しているバレットスクリーン100上の場所に出現し得る。追加のコメントがバレットスクリーン100上にプレゼンテーションされると、以前にプレゼンテーションされたコメントは最終的に「離脱」し、図2AのDD1-nなどのディスプレイデバイス上にはプレゼンテーションされなくなる。
【0016】
「ユーザ」は、図2A~4Bの例を参照して説明するシステム(単数または複数)を使用してコメントを入力している人である。ユーザは視聴者でもあり、視聴者はグラフィカルコンテンツと共に自分のコメントを視聴したり、他の視聴者のコメント120を視聴し得る。他の視聴者は、コメント120を入力するために、本明細書で説明したものと同じシステムを使用しても、使用しなくてもよい。例えば、一部の他の視聴者はセットトップボックスおよびリモートコントロールを使用してコメントを入力し得、他の視聴者はモバイルデバイスを使用してコメントを入力する。
【0017】
バレットスクリーン100、グラフィカルコンテンツ115、およびコメント120は、図2Aの例に示されるシステムなどのシステムによって提供される。図2Aは、顧客宅内にバレットスクリーン機能を提供する例示的なプロセスを実施するためのケーブルテレビシステムの高レベルのブロック図の例を示している。
【0018】
システム200は、ケーブルテレビネットワーク250の一部である。システム200は、ユーザのセットトップボックス(STB:set top box)210、無線周波数リモートコントロール入力デバイス220、ユーザディスプレイデバイス(DDU:user display device)212、メディアサーバ230、およびヘッドエンド240を含む。ヘッドエンド240は、セットトップボックス1-n(STB1-n)などの顧客宅内機器(CPE:customer premises equipment)にコンテンツおよびサービスを供給する。STB1-nは、個々の顧客宅内における個々のディスプレイデバイス(DD:display device)1-nに結合されている。DD1-nは、バレットスクリーンを形成するビデオおよびテキスト、およびバレットスクリーンのコンテンツに関連付けられた任意のオーディオ出力、および/またはバレットスクリーン内にプレゼンテーションされるコメントをプレゼンテーションするように構成されている。
【0019】
一例では、システム200におけるSTB210およびSTB1-nは、テレビジョン信号を受信し、ネットワーク100との間でオーディオ情報を送受信するように構成される。ユーザのSTB210は、ヘッドエンド240内に示されているSTB1-nと類似している。従って、STB1-nの詳細な説明は行わない。STB210は、標準のアナログまたはデジタルテレビジョン信号または高精細テレビジョン(HDTV)信号を受信および表示するように構成される。STB210はまた、無線リモートコントロール入力デバイス220から無線(例えば、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))および/または赤外線)制御信号を受信するように構成されている。STB210の詳細は、図3の例を参照してより詳細に説明される。
【0020】
無線リモートコントロール入力デバイス220は、275などの音声入力、および/または278などのテキスト入力、ならびに処理および/または制御目的でSTB210に提供される専用機能入力(この例には示されていない)を受け入れるように構成されたブルートゥースリモートコントロール入力デバイスであり得る。例えば、この例には示されていないが、無線リモートコントロール入力デバイス220は、オーディオ入力デバイス、触覚(tactile)入力デバイスまたは力覚(haptic)入力デバイス(キーボード、プッシュボタン、タッチスクリーンなど)、およびブルートゥーストランシーバ、赤外線トランシーバ、Wi-Fiトランシーバ、ジグビー(Zigbee)トランシーバなどの1つまたは複数の無線トランシーバを含み得る。無線リモートコントロール入力デバイス220(「リモートコントロール」とも呼称される)は、図4Aおよび4Bの例を参照してより詳細に説明される。
【0021】
ディスプレイデバイス212は、テレビ、コンピュータモニタなどであり得る。一例では、STB210およびディスプレイデバイス212の便利なリモート操作のために、リモートコントロール入力デバイス220が提供される。以下に説明するように、リモートコントロール220は、従来の技術を使用してSTB210およびディスプレイデバイス212と通信して、例えば、ディスプレイデバイス212の音量、表示されるチャネルなどを調節することができる。
【0022】
図2Aの例では、ユーザSTB210は、250などのケーブルテレビネットワークおよびディスプレイデバイスDDU212に結合されている。
メディアサーバ230は、インターネットプロトコルテレビ(IPTV)サーバであり得、グラフィックコンテンツおよび/またはテキストコンテンツなどのコンテンツを、アマゾン(Amazon)登録商標)、ディズニー(Disney)(登録商標)、ネットフリックス(Netflix)(登録商標)、コムキャスト(Comcast)(登録商標)、およびその他のコンテンツプロバイダからシステム200に提供するように構成され得る。メディアサーバ230は、ケーブルテレビネットワーク250にも結合されている。メディアサーバ250は、いくつかの例では、ケーブルテレビネットワークを介してコンテンツをケーブルテレビネットワーク250内のセットトップボックスに配信するように構成される。上述のように、図1の115などのグラフィカルコンテンツは、グラフィックス、ビデオ、複数の静止画像、アニメーション、またはその他の任意の形式であり得る。特に、115および120などの配信されるコンテンツは、ビデオコンテンツであり得るストリーミンググラフィカルコンテンツ、アニメーション、一連の静止画像、またはその他などの一連のグラフィカル画像、および/またはディスプレイデバイス上に単独でプレゼンテーションされるテキストなどのテキストコンテンツ、またはストリーミンググラフィカルコンテンツと共にプレゼンテーションされるテキストであり得る。
【0023】
図2Aの例では、DDU212はユーザSTB210に結合され、かつメディアサーバ230からケーブルテレビネットワーク250を介してSTB212に配信されたコンテンツをプレゼンテーションする。この時点で、図2Bに示されている例示的なプロセスを参照して、例示的なシステム200の動作を説明することが適切である。
【0024】
図2Bは、図2Aを参照して説明された例、ならびに図1および図3~5に示された例に示されているようなシステムによって実行される例示的なプロセスのフローチャートである。
【0025】
上述したように、100などのバレットスクリーンは、メディアサーバ230を介して有効化され得る。コメントがメディアサーバ230によって受信されると、コメントを含むメッセージは、そのコメントがどのプログラムに関連するかについての識別子を有し得、メディアサーバ230は、その識別子を使用して、ストリーミンググラフィカルコンテンツと共にコメントを、ストリーミンググラフィカルコンテンツを受信するように調整された図2AのSTB1-nおよび210などの全てのSTBに配信し得る。無線リモートコントロール入力デバイスは、個々のセットトップボックスに結合されている。
【0026】
図2Bのフローチャートにおいて、プロセス290は、多数のセットトップボックス(例えば、図2Aの210およびSTB1-n)のうちの210などのセットトップボックスの視点で、ステップ291において開始され、個々のセットトップボックスが、115などのストリーミンググラフィカルコンテンツを受信する。多数のセットトップボックスの各々は、同じストリーミンググラフィカルコンテンツを受信するように構成されている。ストリーミンググラフィカルコンテンツは、例えば、メディアサーバから受信され得る。ステップ292において、ストリーミンググラフィカルコンテンツは、DD1-nおよび/またはDDU212などの個々のディスプレイデバイス上にプレゼンテーションされる。個々のディスプレイデバイス(例えば、DDU212)は、多数のセットトップボックス(STB1-nおよび210)の個々のセットトップボックス210に結合される。個々のセットトップボックスは、コメント関連入力(comment-related input)を、220などの無線リモートコントロール入力デバイスを介して受信する(ステップ293)。受信されたコメント関連入力は、音声入力またはテキスト入力であり得る。
【0027】
例えば、220などの無線リモートコントロール入力デバイスは、コメント関連入力を音声入力またはテキスト入力として受信するように構成され得る。図4Aおよび4Bの例を参照してより詳細に説明するように、無線リモートコントロール入力デバイスは、ユーザがストリーミンググラフィカルコンテンツに含ませるためのコメントを入力するときに、個々のセットトップボックスに指示するように構成され得る。例えば、無線リモートコントロール入力デバイスは、リモートコントロール入力デバイス上に専用のユーザインタフェースデバイス(例えば、ボタン、スイッチ、タッチスクリーンの領域、またはその他)、またはユーザインタフェースデバイスの組み合わせ(例えば、複数のボタン、複数のスイッチ、タッチスクリーンの複数の領域、またはその他)を有し得る。無線リモートコントロール入力デバイスは、ユーザがコメントを入力する意図を示すユーザ入力の受信に応答して、マイクロフォンおよび関連回路などのオーディオ入力デバイス、またはテキスト入力を受信するキーボード、英数字キーパッドまたはタッチスクリーンのような触覚/力覚ユーザインタフェースを有効化するように構成され得る。ユーザが音声入力を介してコメント関連入力を入力する意図を示した場合、無線リモートコントロール入力デバイスは、ユーザの発話を検出し、検出された発話を、個々のセットトップボックスのプロセッサによる処理のためのオーディオ情報に変換するオーディオ入力デバイスを備えるように構成され得る。テキスト入力の場合、無線リモートコントロール入力デバイスは、キーボード、英数字キーパッド、またはタッチスクリーンからのテキスト入力を受け入れ得る。テキスト入力は、絵文字、アイコン、記号(例えば、ハッシュタグ、句読点、中国語、日本語、アラビア語、英語、キリル文字、またはその他などの異なる言語の文字)、ユニフォームリソースロケータ(URL)、ハイパーリンク、またはその他を含み得ることに留意されたい。
【0028】
プロセス290に戻ると、ステップ294において、個々のセットトップボックスのプロセッサは、リモートコントロール入力デバイスからのコメント関連入力が音声入力であるか、またはテキスト入力であるかを判定し得る。
【0029】
コメント関連入力が音声入力であるというステップ294における判定に応答して、プロセス290はステップ295に進み、個々のセットトップボックスのプロセッサは、音声入力からの音声情報を音声情報に対応する変換済みの音声テキストファイルに変換し得る。プロセッサは、変換済みの音声テキストファイルを使用してコメントを生成するようにさらに構成される。音声情報のテキストへの変換は、様々な方法で実行され得る。例えば、セットトップボックスのプロセッサは、セットトップボックスのメモリに記憶された、音声テキスト変換プログラム(voice-to-text program)を実行するように構成され得る。実行された音声テキスト変換プログラムの結果として、テキストはプロセッサによって代表テキスト(representative text)として出力され得る。代表テキストは、音声入力を表す。
【0030】
代替的に、セットトップボックスのプロセッサは、音声情報をネットワークベースのテキスト音声変換サービス(network-based text-to-voice service)に送信するように構成されてもよい。音声情報の送信に応答して、プロセッサは、ネットワークベースのテキスト音声変換サービスからの音声情報を表すテキスト、例えば、変換済みのテキストを受信し得る。プロセッサは、ネットワークベースのテキスト音声変換サービスから受信したテキストに基づいて、受信したテキストを代表テキストとして出力する。
【0031】
ステップ295において、音声入力からの音声情報がセットトップボックスのプロセッサによって変換されるか、またはネットワークベースのテキスト音声変換サービスによって変換されるかにかかわらず、プロセス290はステップ296に進む。
【0032】
代わりに、ステップ294において、受信したコメント関連入力がテキストで表されるテキスト入力情報を含むテキスト入力であるという判定に応答して、プロセス290は、ステップ296に進み、個々のセットトップボックスのプロセッサは、テキスト入力情報を使用して、コメントを生成する。
【0033】
ステップ296において、セットトップボックスのプロセッサは、コメント関連入力の受信に応答して、受信した入力に基づく音声からテキストへの変換の代表テキスト、またはコメント関連入力を介して提供されたテキストを使用してコメントを生成し得る。例えば、代表テキストは、無線リモートコントロール入力デバイスからコメント関連入力として入力されたテキスト、またはコメント関連入力として入力された音声の変換からのテキストのいずれかであり得る。
【0034】
296において受信した入力に基づいてコメントを生成した後、プロセス290はステップ297に進む。ステップ297において、個々のセットトップボックスは、生成されたコメントをメディアサーバに送信する。生成されたコメントは、生成されたコメントをメディアサーバに送信する前に、個々のセットトップボックスによってフォーマット化され得る。個々のセットトップボックスは、拡張マークアップ言語(XML)、ジャバスクリプト(JavaScript(登録商標))オブジェクト表記(JSON)、またはハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)と互換性のある他の形式に従って、生成されたコメントをフォーマット化し得る。
【0035】
メディアサーバは、生成されたコメントを処理して、ディスプレイデバイス上でのプレゼンテーションに適したテキストコンテンツを生成するように構成され得る。298において、メディアサーバは、個々のセットトップボックスから送信された生成されたコメントに基づくテキストコンテンツをストリーミンググラフィカルコンテンツと共に、個々のセットトップボックスのみならず、ストリーミンググラフィックコンテンツを受信している多数の他のセットトップボックスに配信する。
【0036】
ユーザは、ストリーミンググラフィカルコンテンツと共に生成されたコメントに基づいて、追加されたテキストコンテンツの受信を選択するか、または受信を選択しないようにしてもよいことに留意されたい。例えば、一部のユーザは、ストリーミンググラフィカルコンテンツおよびテキストコンテンツのバレットスクリーンのプレゼンテーションを視聴することを所望しない可能性があるため、これらのユーザは、テキストコンテンツの受信を選択しなくてもよい。選択しなかった場合、ストリーミンググラフィカルコンテンツのみがユーザのディスプレイデバイス上にプレゼンテーションされる。例えば、これらのユーザは、バレットスクリーンのプレゼンテーションを選択するか、または選択しないようにセットトップボックス設定の設定メニューにおいて選択し得る。
【0037】
図2Bの例に戻ると、個々のセットトップボックスは、メディアサーバからストリーミングコンテンツと共にテキストコンテンツを受信すると、ステップ299において、個々のセットトップボックスに結合されたディスプレイデバイス上にテキストコンテンツと共にストリーミンググラフィカルコンテンツをプレゼンテーションする。生成されたコメントを表すテキストコンテンツは、ディスプレイデバイス上にテキストとしてプレゼンテーションされる。
【0038】
上記の説明は、コメント関連入力を受信し、かつストリーミンググラフィカルコンテンツと共にプレゼンテーションするためのテキストコンテンツも受信する個々のセットトップボックスを参照したが、メディアサーバは、ストリーミンググラフィカルコンテンツおよびテキストコンテンツを、図2Aの250などのケーブルテレビネットワーク内の図2Aの230などのメディアサーバに結合された、図2AのSTB1-nなどの多数の他のセットトップボックスに送信し得る。
【0039】
例えば、プロセス290は、メディアサーバがグラフィカルコンテンツと共に生成されたコメントをセットトップボックスに配信しているときに、グラフィカルコンテンツと共にテキストコンテンツを、グラフィカルコンテンツと共にテキスト通信がセットトップボックスに配信されるのと実質的に同時に、複数のセットトップボックスの他のセットトップボックスに配信するステップをも含んでもよい。
【0040】
ステップ294および295における別の代替例において、受信された入力が音声入力であると判定されると、音声情報は、220などの無線リモートコントロール入力デバイスに対する275などのユーザの元の音声入力に対応する音声情報として維持され得る。元の音声入力は、生成されたコメントとして230などのメディアサーバに送信され得る。メディアサーバ230は、ヘッドエンド240に送信され、かつSTB1~nに配信されるメディアストリーム内のオーディオとして元の音声入力を転送し得る。
【0041】
図3は、図2Aおよび図2Bの例における使用に適した例示的なセットトップボックス(STB)の高レベルブロック図を示している。STB311は、1つまたは複数の無線トランシーバ、プロセッサ、入力/出力端末、およびメモリを含む。
【0042】
例示的なSTB311は、データを処理するための、例えば、MPEGまたはHEVCビデオストリームを復号化して、ディスプレイデバイス316上に表示するためのビジュアルコンテンツを出力し、かつディスプレイデバイス316および/またはオーディオレシーバ318にオーディオコンテンツをストリーミングするためのオーディオビデオインタフェース302を含む。STB311はまた、消費者宅内機器(CPE)デバイスとのローカル通信のためのインタフェースを含み、この例では、そのインタフェースは、有線/光通信ポート並びにWiFiトランシーバ324、ブルートゥーストランシーバ326、NFCトランシーバ328、およびジグビー(Zigbee)RF4CEトランシーバなどのRFトランシーバ(「RF XFR」とラベル付けされている)への無線ポートを含むローカルネットワークアダプタ306の形態をとる。この例では、WiFiトランシーバ324は、WiFiアクセスポイントであり得る。有線/光ネットワーク接続313は、ローカルネットワークアダプタ306に結合され得る。
【0043】
STB311は、エッジサービングオフィス(ESO:edge serving office)(図示せず)からプログラミングおよびインターネットプロトコル(IP)パケットを受信するためのケーブルインタフェース304をも含む。ESOは、ケーブル、衛星、電話会社などの多重サービスプロバイダ(MSO:multiple service provider)390のヘッドエンドまたはセントラルオフィスであり得る。IPパケットは、例えば、HEVCストリーム、カプセル化されたMPEGトランスポートストリーム、ウィンドウズメディア(Windows Media(登録商標))ストリーム、またはその他のオーディオ/ビデオストリーミングデータを含み得る。STB311によって受信および処理されるビデオデータは、まとめてビデオストリームとして本明細書において呼称される。これらのストリームは、ケーブルインタフェース304からのMPEGトランスポートストリーム、MSO390のESOからのIPカプセル化されたMPEGまたはHEVCトランスポートストリーム、HEVCビデオストリーム、ウィンドウズメディアビデオストリーム、または他のストリーミングビデオデータを含む。オーディオビデオインタフェース302の回路は、選択されたビデオストリームを復号化して、復号化されたビデオデータをディスプレイデバイス316に送信する回路を含み得る。
【0044】
MSOネットワーク390は、STB311のケーブル入力ライン328に結合され得る。MSO390がスポーツチャンネル、料理番組チャンネル、歴史関連チャンネル、プレミアムムービーチャンネル、公共サービスチャンネル、従来のテレビネットワークチャンネルおよびその他などの多数のコンテンツチャンネルを配信する場合、視聴者/ユーザは、STB311の第1のソースI/O端子322を介して異なるチャンネルを視聴するために選択し得る。ケーブルインタフェース304は、ESO関連サーバ(図示せず)および/またはコンテンツサーバ(図示せず)とMSOネットワーク390を介してデータを送受信して、ESOサーバからストリーミンググラフィカルコンテンツ、場合によってはメタデータファイルまたはメタデータ関連命令などのメディアコンテンツを取得し得る。MSOネットワーク390のコンテンツソースに加えて、他のコンテンツソースは、外部デバイス342、有線/光接続213を介して接続されたソース、コンピュータ325、またはケーブル入力ライン328を介して利用可能な他のコンテンツソースなどを含む。例えば、オーディオ/ビデオコンテンツは、ケーブルテレビ会社などのオーディオおよびビデオコンテンツプロバイダ、インターネットビデオおよびオーディオサービス(ネットフリックス(Netflix(登録商標))、ロク(Roku(登録商標))、フールー(Hulu(登録商標))、シービーエス・オールアクセス(CBS All Access(登録商標))、アマゾン(Amazon(登録商標))、およびその他など)、ストリーミングオーディオサービス(パンドラ(Pandora(登録商標))、アイハートラジオ(iHeart radio(登録商標))、およびその他など)、ゲームソース(エックスボックス(Xbox(登録商標)、プレイステーション(PlayStation(登録商標))、ウィー(Wii(登録商標))など)、インターネットソース、並びにDVDプレーヤ、CDプレーヤ、カメラ、コンピュータ、オーディオ/ビデオポータブルデバイス(例えば、アイポッド(iPod(登録商標))およびスマートフォン)、および類似のデバイスおよびサービスによってSTB311に提供され得る。
【0045】
STB311はまた、図2Aを参照して説明したような、ユーザ入力および制御機能に関連するプログラミングのみならず、ボリューム設定アプリケーションのための処理を行うためのプログラミング命令を実行することを含む、STB311の動作を制御するためのCPU308およびメモリ310を実現するための1つまたは複数のプロセッサを形成する回路をも含む。例示的なSTB311は、例えば、ボリューム設定アプリケーションのユーザ嗜好情報、ボリューム設定のセットなどのボリューム設定に関連する情報、MSOネットワーク390を介してダウンロードされたメディアコンテンツおよびメタデータファイル、およびその他などのデータを記憶するために、ネットワーク接続ストレージ(NAS:network attached storage)デバイス314に接続される。メモリ310は、例えば、CPU308により実行可能な命令を記憶するための1つまたは複数のメモリおよび/または他のプログラムおよびデータストレージデバイスを含み得る。メモリ320は、プロセッサCPU308により実行可能なコンピュータプログラミングを記憶する。メモリ310は、コンピュータアプリケーション(Apps)341などのプログラム命令、ユーザ嗜好情報、関連するモバイルデバイス情報、図2Aおよび2Bを参照して上記したコメント関連入力、音声からテキストへの変換、および/または他の機能に関するその他の情報を含み得る。例えば、コメント関連入力および/または音声からテキストへの変換に関連する機能は、アプリ341の1つとしてメモリ320に記憶され得る。
【0046】
例示的なSTB311は、ユーザI/Oインタフェース322をも含む。ユーザI/Oインタフェース322は、ディスプレイデバイス316を見ているユーザに情報を表示するためのエレクトロルミネセンス(EL)、液晶デバイス(LCD)、または発光ダイオード(LED)ディスプレイデバイスを含み得る。また、ユーザI/Oインタフェース322は、ユーザのリモートコントロール(図示せず)からの指示を受信するための赤外線(IR)レシーバを含み得る。詳細には示されていないが、このIRレシーバは、IRトランシーバとして実装され、STB311と、ディスプレイデバイス212、デバイス321または323、外部デバイス342、またはその他などの1つまたは複数のCPEデバイスとの間で短距離光通信を送受信するための通信チャネルを提供し得る。
【0047】
図4Aは、図1~3および5の例で使用可能な例示的なリモートコントロールの高レベル図を示している。図4Aを参照すると、概略ブロック図は、本発明の一例によるリモートコントロール406の物理的コンポーネントを示している。リモートコントロール406は、リモートコントロール406の様々なコンポーネント間でデジタル信号を転送するように構成されたバス410を含み得る。
【0048】
さらに、CPU416は、バス410に結合され、RAM414および/またはROM412内のソフトウェア命令を実行するように提供され得る。CPU416は、標準マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または特定用途向け集積回路(ASIC)などの任意の既知のタイプのものであり得る。
【0049】
リモートコントロール406は、リモートコントロール406内に永続的に記憶されるデータを含む読み取り専用メモリ(ROM)412をも含み得る。例えば、ROM412は、リモートコントロール406の動作を制御するオペレーティングシステム(OS)を含み得る。OSは、ウィンドウズ・シーイー(Windows CE(登録商標))、リナックス(Linux(登録商標))、またはその他など、一般的に使用可能なタイプのものである。ROM412は、1つまたは複数のプログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM)モジュール、電気的に消去可能なPROM(EEPROM)モジュール、またはその他などの形態を取り得る。
【0050】
さらに、リモートコントロール406は、好ましくは、一時データを格納するためのランダムアクセスメモリ(RAM)414を含む。RAM414は、例えば、電子番組ガイド、デフォルト設定、ペアレンタル設定、ユーザ嗜好、および/またはリモートコントロール406の動作に関連する他の情報のためのデータを記憶し得る。
【0051】
オーディオ入力回路417は、一実施形態においてオーディオ入力回路417の動作を切り替える図4Bのマイクロフォンボタン486と電気通信し得る。リモートコントロール406は、例えば、図2AのSTB210およびディスプレイデバイス212の様々な機能を制御するための追加のボタンをさらに含み得る。本明細書で使用される「ボタン」という用語は、スイッチおよびその他などの他のタイプの制御を企図している。さらに、複数のボタンまたはコントロールが、オーディオ入力回路417をアクティブおよび非アクティブにするために設けられてもよい。
【0052】
図示の実施形態では、リモートコントロール406は、無線周波数(RF)送信機412および受信機402をさらに含む。さらなる実施形態では、別の送信機404は、赤外線(IR)、マイクロ波、VHF、UHF、またはRF送信機412のRF周波数とは異なる電磁スペクトルに沿った他の周波数を使用するように構成され得る。
【0053】
一例によれば、RF送信機412は、リモート204のメインプリント回路基板上にエッチングされた(線形またはその他の構成の)一体型RFアンテナを備え得る。アンテナをリモートコントロールの回路基板に一体化することにより、製造のコンパクト化および効率化が実現される。
【0054】
一例では、RF送信機412は、オーディオ入力回路417と電気通信して、捕捉されたオーディオ情報を受信する。オーディオ入力回路417は、例えば、発話者またはスピーカなどの別のオーディオソースからの発話関連オーディオ入力を検出するオーディオコーダ(図示せず)を備えたマイクロフォンを含み得る。オーディオ入力回路417は、発話関連オーディオ入力から生成された音声情報をプロセッサ416および/またはRF送信機412に提供し得る。
【0055】
RF送信機412は、好ましくは、当該技術分野で周知の技術を使用して、音声情報を搬送周波数で変調して、STB210への音声情報の送信を可能にする。例えば、RF送信機412は、IEEE802.11aまたは802.11b無線ネットワーキング標準、「ブルートゥース」標準に従って、または他の標準または独自の無線技術に従って動作し得る。変調技術は、スペクトル拡散、周波数シフトキーイング、マルチキャリア、または当技術分野で既知の他の技術を含み得る。
【0056】
図2Aの例では、STB210とリモートコントロール入力デバイス220は、ブルートゥース仕様に従って共にペアリングされ得る。従って、リモートコントロール入力デバイス220がリモートコントロール入力デバイス406のように構成される場合、リモートコントロール406は、STB210とペアリングするように同様に構成され得る。
【0057】
変調および送信を達成するために、RF送信機412は、特に図示されていないが当技術分野で周知の様々な追加のコンポーネントを含み得る。例えば、RF送信機412は、必要な帯域幅の量を低減するためのソースエンコーダと、オーディオ情報を搬送波で変調するためのチャネルエンコーダと、および指向性または無指向性送信アンテナとを含み得る。RF送信機412は、送信信号強度を適切な電力レベルまで増加させる増幅器をさらに含み得る。好ましくは、RF送信機412は、リアルタイムでオーディオ情報をSTB210に送信することが可能な高帯域幅送信機である。一例では、RF送信機412は、周波数帯域にわたる広帯域周波数変調を使用して、リモートコントロール406から例えばSTB210への一方向オーディオリンクを提供し得る。例えば、周波数帯域は、890-960MHz範囲(GSM)、1990-2110MHz範囲、2400-2500MHz範囲、またはFCC規則で承認されている他の周波数範囲内にあり得る。リモートコントロール入力デバイス406とSTB102との間の一方向オーディオリンクは、この実施形態によれば双方向オーディオリンクが必要とされないため、製造の効率化も提供する。別の実施形態では、RF送信機412は、いくつかのデータストリームを同時に送信するために周波数分割多重化(FDM)技術を利用する。これらのストリームは、符号化されたオーディオ情報を取得するために、STB210で再構成される。関連するSTB技術で既知であるように、マルチメディア送信において高帯域幅を提供するための様々な他の技術も使用され得る。
【0058】
一例では、RF送信機412は、デジタル信号をブロードキャストするように構成される。このため、RF送信機412は、オーディオ入力回路417からの音声情報を含むアナログオーディオ信号をデジタル情報に変換するアナログデジタル変換器(ADC)を含み得る。これらの例では、リモートコントロール406からのアナログ送信とデジタル送信との両方が使用され得る。
【0059】
プロセッサ416は、メモリに格納されたプログラミング命令を実行すると、機能を実行するようにリモートコントロール入力デバイス406を構成する。機能は、オーディオ入力回路417が、オーディオコーダ(図示せず)によって、受信したオーディオ入力に応答して音声情報を生成することを可能にすることを含む。音声情報は、符号化データであってもよく、符号化データは、符号化データを認識するための音声テキスト変換プログラムまたはサービスへの入力、および音声情報に対応する代表テキストとしての出力のためにRF送信機を介して210などのSTBに転送される。
【0060】
本明細書で説明されるオーディオ入力回路417は、可聴発話入力を可能にするタイプの1つまたは複数のオーディオ/電気変換器を含み得る。このようなオーディオ入力回路417により、ユーザは、機械可読コードを実行して入力を処理するリモートコントロール406への発話入力を行うことが可能となり、機械がSTBに送信するための処理結果を出力することが可能となる。特定の例では、入力は通常、発話ベースの入力であり得る。オーディオ入力回路417の一部として使用され得るマイクロフォンの例には、デジタル/アナログタイプの微小電気機械システム(MEMS)、コンデンサ、光学マイクロフォン、またはその他などが含まれる。例示のオーディオ入力回路417は、上述したように、オーディオコーダまたはプロセッサ(図示せず)を含み得る。例えば、オーディオ入力回路417は、マイクロフォンからのオーディオ応答アナログ信号をデジタル形式に変換し、デジタルオーディオを処理のためにCPU416に、かつ/または一時記憶のためにメモリ414に供給し得る。オーディオ入力回路417は、オーディオ調整およびノイズキャンセルなどのタスクを実行するように構成され得る。「発話」は、人間のコミュニケーションのための発話/言語情報を含むアナログオーディオサウンドである。
【0061】
リモートコントロール入力デバイス406は、オプションのディスプレイスクリーン450の動作を制御するために提供され得るオプションのディスプレイコントローラ418を含み得る。従って、ディスプレイコントローラ418は、ディスプレイ信号をディスプレイスクリーン450が使用可能な信号に変換して視覚出力を生成することが可能なグラフィックスハードウェアを含み得る。ディスプレイコントローラ418は、必要に応じて、単色またはカラーディスプレイを提供するように適合され得る。
【0062】
リモートコントロール406は、英数字ボタン482、マイクロフォンボタン486、コメントボタン488、検索、記録、お気に入りチャンネル、チャンネルアップ/ダウン、またはその他などの機能ボタン487を含むユーザコントロール420も有し得る。リモートコントロール406のユーザコントロール420は、追加のボタン、スライダ、スイッチ、タッチパッド、シャトル、またはリモートコントロール406のユーザ操作を容易にする他のデバイスも含み得る。当該技術分野で既知であるように、電源、ユーザコントロール420用のバックライト、またはその他などの他のコンポーネントも含まれ得る。
【0063】
図4Bは、図4Aのリモートコントロール入力デバイスのブロック図の外観図を提供する。リモートコントロール入力デバイス406は、IR送信機ウィンドウ484、マイクロフォンロボタン486、ディスプレイ450、オーディオ入力開口部489、コメントボタン488、および機能ボタン487を含む。当業者は、リモートコントロール406の様々なコンポーネントが、利便性および人間工学のために個別の場所に配置され得ることを認識するであろう。
【0064】
示された事例では、リモートコントロール406は、オーディオ入力回路417を有効化し得るマイクロフォンボタン486を含む。オーディオ入力開口部489は、オーディオ入力回路417が音波を捕捉し、音声情報を含むアナログまたはデジタルオーディオ信号を生成することを可能にする。
【0065】
様々な例において、リモートコントロール406は、リモートコントロール406のボタンのユーザの操作を感知し、STBへ210および/またはディスプレイデバイス212への送信のための適切なコマンド信号をそれらの動作を制御するために生成するプロセッサ(図4Aの416など)とも電気通信する。例えば、ユーザがディスプレイデバイス212に表示されているストリーミンググラフィカル入力に関連するコメントを入力することを所望する場合、ユーザはコメントボタン488を作動させ得る。コメントボタン488の作動は、マイクロフォンボタン、オーディオ入力回路417、または英数字ボタン482からの入力を受信するようにCPU416を準備し得る。
【0066】
英数字ボタン482を使用して、コメントボタン488の作動に応答してテキストを挿入し、ストリーミンググラフィカルコンテンツを提供しているSTBのチャネルを制御し、コンテンツ、またはその他の検索を実行し得る。同様に、機能ボタン487は、作動に応答して、検索クエリメニュー、デジタルビデオレコーダ操作、番組ガイドのプレゼンテーション、STBおよび/またはディスプレイデバイスの設定選択、またはその他を可能にし得る。
【0067】
ディスプレイ450は、ディスプレイコントローラ418およびCPU416に結合され得る。ディスプレイ450は、ユーザによる検証および/または確認のためのユーザの入力されたコメント、番組ガイド情報、またはその他のステータス情報を提供し得る。
【0068】
IR送信機ウィンドウ484は、リモートコントロール入力デバイス406が結合されるSTBまたはディスプレイデバイスを制御するために、リモートコントロール406から出力される赤外線制御信号の送信を可能にする。
【0069】
上記のSTB、ディスプレイデバイスおよびリモートコントロール入力デバイスは、図1図4Bの例で説明した。250などのケーブルテレビネットワークの例を、図5を参照してより詳細に説明する。
【0070】
図5は、ヘッドエンド設備(HEF:headend facility)510、複数のハブ520A~520M、および各ハブに関連付けられた複数のノード530A~530P(集合的に「530」として参照する)、複数の顧客560A1~560ANおよび560P1~560PN(集合的に「560」として参照する)を含む例示的なケーブルテレビネットワーク500を示す。HEF510またはハブ520A~Mは、ケーブルモデム終端システム(CMTS:cable modem termination system)525を有し得る。ノード530A~Pの各々は、1つまたは複数の対応するアクセスポイントを有し、顧客560の各々は、セットトップボックスなどの1つまたは複数の対応するネットワーク要素562A1~562PNを有する。1つまたは複数の対応するネットワーク要素562A1~562PNは、「ネットワーク要素562」として集合的に参照され得る。
【0071】
ノード530の単一ノードは、562A1~562PNなどの数百のネットワーク要素に接続され得る。ネットワーク要素の例には、セットトップゲートウェイ(図示せず)、セットトップボックス(図2Aに示す)、セットトップボックスを装備したテレビ(図示せず)、データオーバーケーブルサービスインタフェース仕様(DOCSIS:data over cable service interface specification)端末デバイス(図示せず)、メディアターミナルアダプタ(MTA:media terminal adapters)(図示せず)、その他が含まれる。
【0072】
ケーブルテレビシステム500は、任意の地理的エリア内の一つまたは複数の顧客位置560(即ち、エンドユーザ)に対して、一つまたは複数の商用TVサービス、インターネットデータサービス、および音声サービス、例えばボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)を提供する。これらのサービスを提供するために、図5に示される例示的なケーブルテレビシステム500におけるHEF510は、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)515を介して多数のコンテンツプロバイダ505、IPTVサーバ516、公衆交換電話網(PSTN)517、および1つまたは複数のアプリケーションサーバ518に結合される。
【0073】
コンテンツ配信ネットワーク515は、グローバルブロードバンドネットワーク(例えば、インターネット)および/または全同軸、ハイブリッドファイバ/同軸(HFC)ネットワーク、受動光ネットワーク(PON)、または無線周波数オーバーグラス(RFoG)ネットワークなどのケーブルデータネットワークであり得る。当然ながら、xDSL(例えば、ADSL、ADLS2、ADSL2+、VDSL、およびVDSL2)および衛星システムなどの他のブロードバンドアクセスネットワークも使用され得る。コンテンツ配信ネットワーク515は、例えば、ケーブルデータネットワーク、HFCネットワーク、PON、RFoGネットワーク、その他を用いて、IPTVサーバ516(例えば、メディアサーバ230)からクライアント560A1~560ANおよび560P1~560PNにIPパケットまたはデータ要素を配信することができるパケット交換型ネットワークを含む。コンテンツ配信ネットワーク515の例は、例えば、管理されたオリジンサーバおよびエッジサーバまたはエッジキャッシュ/ストリーミングサーバを含むネットワークを含む。
【0074】
コンテンツ配信サーバ515は、1つまたは複数の有線および/または無線通信ネットワークを介してコンテンツをユーザ560A1~560ANおよび560P1~560PNに配信する。例示的な事例では、コンテンツ配信ネットワーク515は、例えば、接続されたクライアントデバイス560A1~560ANおよび560P1~560PNとデータを交換し、コンテンツをダウンストリーム配信するために、各配信ノードおよび/またはコンテンツ配信サーバを一つまたは複数のクライアントデバイスに接続する通信リンク550を含む。通信リンクは、例えば、光ファイバ、同軸ケーブルなどの伝送媒体、または他の適切な伝送媒体または無線通信を含み得る。
【0075】
ケーブルネットワークシステム500の通信リンク550は、ハイブリッドファイバ同軸(HFC)ネットワークとして実施され得る。一般的なHFCネットワークは、ヘッドエンドとノードとの間の通信に光ファイバを使用し、ノードとエンドユーザネットワーク要素との間の通信に同軸ケーブルを使用する。光ファイバを介したダウンストリーム(フォワードパスとも呼称される)光通信は、通常、ノードにおいて同軸ケーブルを介した伝送のためにRF通信に変換される。逆に、ネットワーク要素からのアップストリーム(リターンパスとも呼称される)RF通信は、同軸ケーブルを介して提供され、かつ、通常、ノードにおいて光ファイバを介した伝送のために光通信に変換される。リターンパスの光リンク(HFCネットワーク内の光学コンポーネント、例えば、送信レーザ、光レシーバ、および光ファイバ)は、HFCネットワークのパフォーマンスに寄与する。このHFCネットワーク550の例では、ノード530は、光ファイバを介してハブ520と通信し、同軸ケーブルを介して顧客宅内560と通信する。PONまたはRFoGなどの他のネットワークは、ノード530と顧客宅内560との間の光接続を採用し得る。
【0076】
HEF510及び/又はハブ520は、CMTS525を介してインターネット及び電話サービス(例えば、顧客560A1~560PNとの間の)を提供するために、CDN515、例えば、インターネットを介してIPTVサーバ516、PSTN515、及び/又はアプリケーションサーバ518に結合することができる。CMTS525は、一例として、ダウンストリームデジタルデータを変調RF信号に変換する汎用コンピューティングデバイスまたは特定用途向け集積回路(ASIC)であり、変調RF信号は、HFCネットワーク550内のファイバおよび同軸線を介して、一つまたは複数の顧客位置560に伝送される。通信インタフェースは、HFCネットワーク550とインターネットネットワーク、IPネットワーク515、PSTN、および/またはコンテンツプロバイダ505との間でトラフィックをルーティングするために、CMTS525をコンテンツ配信ネットワーク515に接続し得る。例えば、様々なコンテンツプロバイダ505は、メディアコンテンツ(例えば、映画、テレビチャンネルなど)のソースであり得る。
【0077】
統合物理(PHY)層を備えたCMTS、分散PHYを備えたCMTS、またはQAMがエッジQAMに配置されるコンバージドケーブルアクセスプラットフォーム(CCAP)アーキテクチャなどのCMTSアーキテクチャの複数の実施形態があることに留意されたい。図1では、エッジQAM512がヘッドエンド510に示されているが、エッジQAM512はCMTS525のダウンストリームに配置され得る。CMTS525は、ダウンストリームポートとアップストリームポートをホストし得、柔軟性のためにダウンストリーム通信およびアップストリーム通信用の別々のFコネクタを使用し得る。いくつかの例では、例えば、ダウンストリームチャネル1~4を利用する通信インタフェースは、HFCネットワーク550を介して通信するためにCMTS525をHFCネットワーク550の一部に接続する。
【0078】
顧客のPCまたはラップトップ、ならびにタブレット、スマートフォン、またはホームルータなどの他の関連デバイスは、顧客宅内機器(CPE)と呼ばれる。一例として、ケーブルモデムネットワーク要素は、HEFおよび/またはCMTSから変調信号を受信するために顧客の宅内に配置され得る。ケーブルモデムは、ハイブリッドファイバ同軸プラント(HFC)やRFoGインフラストラクチャなど、ケーブルテレビネットワーク上の無線周波数チャネルを介して双方向データ通信を提供するネットワークブリッジおよびモデムの一種である。例えば、ケーブルモデムは、テレビセットにインターネットアクセス用のチャンネルを提供するセットトップボックスに追加または統合される。ケーブルモデムは、HFCまたはRFoGネットワークの高帯域幅を利用して、ケーブルインターネットの形態でブロードバンドインターネットアクセスを提供する。ケーブルモデムは、インターネットプロトコル(IP)を使用してビデオサービスを配信することもできる。例えば、ケーブルモデム562は、IPTV受信機またはCPEの他のアイテムに接続され得る。
【0079】
ネットワーク要素、例えば、ケーブルモデム562は、ネットワーク550を介してCMTS525に接続される。ケーブルモデムは、CMTS525から受信した信号を、ネットワーク内のファイバおよび/または同軸線を介して伝送する。ケーブルモデム562は、アップストリーム送信用にデジタルデータを変調RF信号に変換し、ダウンストリームRF信号をデジタル形式に変換する。従って、変換は、加入者の施設で行われる。ケーブルモデム562は、ダウンストリームRF信号を復調し、例えば、デジタルデータをCPEまたはIPTVに供給する。リターンパスでは、デジタルデータがケーブルモデムに供給され(例えば、CPEにおける関連PCから)、ケーブルモデムがデジタルデータを変調されたRF信号に変換する。CMTS525は、アップストリームRF信号を受信すると、それを復調し、デジタルデータを最終的な宛先に送信する。従って、ケーブルモデム562は、ケーブルシステムを、ユーザへのビデオ、音声およびデータ通信サービスのプロバイダに変換するのに有用である。
【0080】
ケーブルテレビネットワーク500は、開示されたOFDM技術を実施し得る。事例において、ケーブルテレビネットワーク500は、データオーバーケーブルサービスインタフェース仕様(DOCSIS(登録商標))プロトコルに準拠している。DOCSISは、ケーブルテレビネットワーク500などの既存のケーブルテレビ(CATV)ネットワークへの高速データ転送の追加を許可する国際電気通信規格である。DOCSISプロトコルは、ハブ520またはヘッドエンド設備510とケーブルモデム562との間でデジタルビデオおよびデータを送信するために使用されるプロトコルである。DOCSISは、CMTS525とケーブルモデム562との間で、パケット化されたデジタルビデオだけでなく、インターネットまたはその他のパケットベースのネットワーク情報を伝達するために使用される。DOCSISは、既存のネットワークインフラストラクチャ(例えば、ハイブリッドファイバ同軸(HFC)インフラストラクチャ、PONアーキテクチャなど)を介してインターネットアクセスを提供するために、多くのケーブルテレビ事業者に採用されている。実施形態はDOCSISを参照して開示されているが、OFDMの実施形態は他のネットワークまたはシステムに適用されてもよい。例えば、開示された技術は、OFDMベースのプロファイルを使用する他のシステムに適用され得る。
【0081】
典型的なDOCSISアーキテクチャは、図5に示される例示的なケーブルテレビネットワーク500のように、顧客宅内560に配置されたケーブルモデム562、およびCATVヘッドエンド510に配置されたCMTS525を含む。一例では、CMTS525またはエッジQAM512のメモリなどのヘッドエンド510内のメモリ(図示せず)は、DOCSIS仕様を具体化するDOCSISプログラムを含み得る。
【0082】
上記で概説した例示的なシステム、装置、および方法の態様は、プログラミング、例えば、セットトップボックス、リモートコントロール入力デバイス、ユーザコンピュータシステム、メディアサーバなどのサーバコンピュータ、またはその他のプログラム可能なデバイスによって実行可能なソフトウェア、ファームウェア、またはマイクロコードの形式で具現化され得る。この技術のプログラム態様は、典型的には、あるタイプの機械可読媒体上で搬送されるか、または具体化される実行可能コードおよび/または関連データの形式で、「製造物」または「製品」と考えることができる。「ストレージ」タイプの媒体は、コンピュータ、プロセッサ等の有形のメモリ、または例えば、種々の半導体メモリ、テープドライブ、ディスクドライブ等のその関連モジュールのいずれかまたはすべてを含み、これらは、ソフトウェアプログラミングのための非一時的ストレージを何時でも提供することができる。ソフトウェアのすべてまたは一部は、インターネットまたは様々な他の通信ネットワークを介して通信され得る。このような通信は、例えば、あるコンピュータまたはプロセッサから別のコンピュータまたはプロセッサへの、例えば、管理サーバまたはホストプロセッサからセットトップボックス311のメモリ320への、コメント関連入力および/または音声テキスト変換アプリケーションなどのソフトウェアのロードを可能にし得る。従って、ソフトウェア要素を担持することができる別のタイプの媒体には、ローカル装置間の物理的インタフェースに亘って、有線および光地上回線ネットワークを介して、かつ種々のエアリンクを介して使用されるような、光、電気および電磁波が含まれる。有線または無線リンク、光リンク、またはその他のそのような波を搬送する物理要素も、ソフトウェアを担持する媒体と見なすことができる。本明細書で使用する場合、「非一時的」、「有形」または「ストレージ」媒体の1つまたは複数に制限されない限り、コンピュータまたは機械「可読媒体」などの用語は、実行のためにプロセッサに命令を提供することに関与する任意の媒体を指す。
【0083】
従って、機械可読媒体は、有形記憶媒体、搬送波媒体または物理的伝送媒体を含むが、これらに限定されない、多くの形態をとり得る。非一時的記憶媒体は、例えば、任意のコンピュータ(単数または複数)、またはその他における任意のストレージデバイスなどの光学ディスクまたは磁気ディスクを含む。非一時的記憶媒体は、動的メモリ、例えば、機械またはコンピュータプラットフォームのメインメモリなどのストレージ媒体も含まれ得る。有形伝送媒体は、同軸ケーブル、コンピュータシステム内のバスを構成するワイヤを含む、銅線および光ファイバを含む。搬送波伝送媒体は、電気信号または電磁信号、または無線周波数(RF)および光ベースのデータ通信中に生成されるような音響波または光波の形態をとることができる。従って、コンピュータ可読媒体の一般的な形態は、例えば、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、任意の他の磁気媒体、CD-ROM、DVD又はDVD-ROM、任意の他の光学媒体、パンチカード紙テープ、穴のパターンを有する任意の他の物理的記憶媒体、RAM、PROM及びEPROM、FLASH-EPROM、任意の他のメモリチップ又はカートリッジ、データ又は命令を搬送する搬送波、そのような搬送波を搬送するケーブル又はリンク、又はコンピュータがプログラミングコード及び/又はデータを読み取ることができる任意の他の媒体を含む。コンピュータ可読媒体のこれらの形式の多くは、実行のためにプロセッサに1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを搬送することに関与し得る。
【0084】
プログラム命令は、任意の所望の言語でエンコードされたソフトウェアまたはファームウェア実装を含み得る。プログラミング命令は、コンピュータシステムまたはデバイスのプロセッサにアクセス可能な機械可読媒体において具体化される場合、コンピュータシステムまたはデバイスを、プログラムで指定された処理を実行するようにカスタマイズされた特殊目的機械にレンダリングする。
【0085】
本明細書で使用される用語および表現は、特定の意味が本明細書に別途記載されている場合を除き、調査および研究の対応する個々の分野に関して、そのような用語および表現に与えられるような通常の意味を有することが理解されるであろう。第1および第2などの関係用語は、1つのエンティティまたは動作を別のエンティティまたは動作から区別するためにのみ使用することができ、必ずしもそのようなエンティティまたは動作間の実際のそのような関係または順序を必要とすることも暗示することもない。用語「備える」、「備えている」、「含む」、「含んでいる」、またはその任意の他の変形は、非排他的包含をカバーするように意図され、その結果、要素のリストを含むプロセス、方法、物品、または装置は、それらの要素のみを含むのではなく、そのようなプロセス、方法、物品、または装置に明示的にリストされていない、または固有ではない他の要素を含み得る。「a」または「an」が前に付いた要素は、さらなる制約なしには、その要素を含むプロセス、方法、物品、または装置において、追加の同一または類似の要素の存在を排除しない。
【0086】
本明細書で使用される「結合」という用語は、あるシステム要素によって生成された信号が別の「結合」要素に与えられる任意の論理的、物理的または電気的接続、リンク、またはその他を指す。特に説明しない限り、結合された要素またはデバイスは、必ずしも互いに直接接続されているとは限らず、信号を変更、操作または搬送することができる中間コンポーネント、要素または通信媒体によって分離され得る。様々な結合の各々は、個別の通信チャネルと見なし得る。
【0087】
上記したことは、最良のモードおよび/または他の実施形態であると考えられるものを説明したが、様々な修正をそこで行うことができ、本明細書に開示された主題は、様々な形態および実施形態で実施することができ、それらは、多くの用途に適用することができ、そのうちのいくつかのみが本明細書に記載されている。添付の特許請求の範囲は、本概念の真の範囲内にあるありとあらゆる修正および変更を請求することを意図している。
図1
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5