(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-04
(45)【発行日】2022-01-20
(54)【発明の名称】サービス要求を処理するためのデバイスおよび方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/30 20120101AFI20220113BHJP
【FI】
G06Q50/30
(21)【出願番号】P 2020549051
(86)(22)【出願日】2019-03-14
(86)【国際出願番号】 CN2019078166
(87)【国際公開番号】W WO2019174620
(87)【国際公開日】2019-09-19
【審査請求日】2020-11-06
(31)【優先権主張番号】201810209735.3
(32)【優先日】2018-03-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516317573
【氏名又は名称】ベイジン ディディ インフィニティ テクノロジー アンド ディベロップメント カンパニー リミティッド
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【氏名又は名称】林 一好
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100185269
【氏名又は名称】小菅 一弘
(72)【発明者】
【氏名】チャン ベイベイ
【審査官】石川 正二
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第107272866(CN,A)
【文献】特開2012-242174(JP,A)
【文献】特開2004-046309(JP,A)
【文献】国際公開第2007/018305(WO,A1)
【文献】特開2015-162013(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンライン・ツー・オフラインサービス用のコンピューティング・デバイスであって、
サービス要求を処理するための一連の命令を含む少なくとも1つの記憶デバイスと、
前記少なくとも1つの記憶デバイスと通信する少なくとも1つのプロセッサであって、一連の命令を実行すると、前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1のユーザーデバイスから、ネットワークを介して、サービス要求および第1のユーザーデバイスの電力量を受信するように命令され、サービス要求は、出発地および目的地を含み、第1のユーザーデバイスの電力量は、閾値以下であり;
ネットワークを介して、サービス要求を少なくとも1つのプロバイダ端末に送信するように命令され;
ネットワークを介して、前記少なくとも1つのプロバイダ端末のプロバイダ端末からオーダー応答を受信するように命令され;
前記プロバイダ端末のオーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成するように命令され;
オーダー受付情報を第1のユーザーデバイスおよび第1のユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに、ネットワークを介して、送信するように命令される、
少なくとも1つのプロセッサと、
を含む、コンピューティング・デバイス。
【請求項2】
請求項1に記載のコンピューティング・デバイスであって、前記少なくとも1つのプロバイダ端末の前記プロバイダ端末を決定するように、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのプロバイダ端末からあるプロバイダ端末を、ランダムに、またはサービス要求と前記少なくとも1つのプロバイダ端末のそれぞれとの間の一致度に基づいて、選択するように、
選択されたあるプロバイダ端末を前記プロバイダ端末として指定するように、
命令される、コンピューティング・デバイス。
【請求項3】
請求項
1または請求項2に記載のコンピューティング・デバイスであって、第1のユーザーデバイスのアカウントと第2のユーザーデバイスのアカウントは、関連付けられる、コンピューティング・デバイス。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載のコンピューティング・デバイスであって、第2のユーザーデバイスは、第1のユーザーデバイスのユーザーによって事前に指定される、コンピューティング・デバイス。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載のコンピューティング・デバイスであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
第2のユーザーデバイスが代金を支払うように、サービス要求が完了した後に、サービス要求の代金を第2のユーザーデバイスに送信するように、
さらに命令される、コンピューティング・デバイス。
【請求項6】
請求項
5に記載のコンピューティング・デバイスであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1のユーザーデバイスが代金を確認するように、サービス要求が完了した後に、サービス要求の代金を第1のユーザーデバイスに送信するように;および
第1のユーザーデバイスから代金確認を受信した後に、第2のユーザーデバイスが代金を支払うように、サービス要求の代金を第2のユーザーデバイスに送信するように、
さらに命令される、コンピューティング・デバイス。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載のコンピューティング・デバイスであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1のユーザーデバイスと処理デバイスとの間の相互作用の数を低減するように、および
第2のユーザーデバイスに前記プロバイダ端末とリアルタイムで通信させるように、
さらに命令される、コンピューティング・デバイス。
【請求項8】
オンライン・ツー・オフラインサービス用のユーザーデバイスであって、
サービス要求を送信するための一連の命令を含む少なくとも1つの記憶デバイスと、
前記少なくとも1つの記憶デバイスと通信する少なくとも1つのプロセッサであって、一連の命令を実行すると、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ユーザーデバイスの電力量を取得するように;
出発地および目的地に基づいてサービス要求を決定するように;
前記ユーザーデバイスの電力量が閾値以下の場合、サービス要求および前記ユーザーデバイスの前記量をコンピューティング・デバイスに送信するように;
オーダー受付情報を前記コンピューティング・デバイスから受信するように、
命令される、少なくとも1つのプロセッサと、
を含む、ユーザーデバイス。
【請求項9】
請求項8に記載のユーザーデバイスであって、オーダー受付情報は、プロバイダ端末からのオーダー応答に基づいて生成される、ユーザーデバイス。
【請求項10】
請求項
8または請求項9に記載のユーザーデバイスであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ユーザーデバイスによって指定された第2のユーザーデバイスを取得するように;および
前記コンピューティング・デバイスが前記ユーザーデバイスと第2のユーザーデバイスを相互に関連付けるように、第2のユーザーデバイスを前記コンピューティング・デバイスに接続するように、
さらに命令される、ユーザーデバイス。
【請求項11】
請求項
10に記載のユーザーデバイスであって、前記コンピューティング・デバイスは、前記ユーザーデバイスのアカウントと第2のユーザーデバイスのアカウントを相互に関連付ける、ユーザーデバイス。
【請求項12】
請求項
10から11のいずれか1項に記載のユーザーデバイスであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記コンピューティング・デバイスからサービス要求の代金を受信するようにさらに命令され、
前記コンピューティング・デバイスがサービス要求の代金を第2のユーザーデバイスに送信するように、代金確認を前記コンピューティング・デバイスに送信するようにさらに命令され、第2のユーザーデバイスは、代金を支払うように構成されている、
ユーザーデバイス。
【請求項13】
請求項10から12のいずれか1項に記載のユーザーデバイスであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1のユーザーデバイスと処理デバイスとの間の相互作用の数を低減するように、および
第2のユーザーデバイスにプロバイダ端末とリアルタイムで通信させるように、
さらに命令される、コンピューティング・デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年3月14日に出願された中国出願番号第201810209735.3からの優先権を主張する。その内容全体が引用することにより本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、一般に、オンライン・ツー・オフライン(O2O)サービスに関し、特に、ユーザーデバイスが低電力であるときにユーザーデバイスによって送信されるサービス要求を処理するためのデバイスおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
オンライン・ツー・オフライン(O2O)サービス(例えば、カーヘイリング(配車)サービス等)は、日常生活においてますます一般的になっている。ユーザーは、自分のユーザーデバイスを介してサーバにサービス要求(またはカーヘイリングオーダー)を送ることによって、カーヘイリングサービスを開始する。サーバは、サービスプロバイダ端末にサービス要求を送信してよい。サービスプロバイダ端末に関連付けられたドライバーがサービス要求を受け付けると、サーバはオーダー受付情報をユーザーデバイスに送信してよい。ユーザーデバイスの電力量が十分である場合、ユーザーデバイスは、リアルタイムのオーダー情報(例えば、リアルタイムの代金、リアルタイムの走行距離)を取得するために、リアルタイムでサーバと通信するのに使用することができる。カーヘイリングサービスが終了すると、ユーザーデバイスは、カーヘイリングサービスの代金を支払うのに使用することができる。しかしながら、ユーザーデバイスの電力量が低い場合、ユーザーデバイスとサーバとの間の相互作用を低減して電力を節約することが望ましい。この場合、サービス要求を完了する仕方は、考慮する価値がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の一態様では、カーヘイリングオーダー処理方法が提供される。カーヘイリングオーダー処理方法は、第1のユーザーデバイスによって送信されるカーヘイリングオーダーと、第1のユーザーデバイスの電力量とを受信することを含んでよい。カーヘイリングオーダーは、出発地および目的地を含んでよい。第1のユーザーデバイスの電力量は、所定の閾値以下であり得る。カーヘイリングオーダー処理方法は、カーヘイリングオーダーをドライバー端末に送信し、ドライバー端末からオーダー応答を受信することも含んでよい。カーヘイリングオーダー処理方法は、オーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成し、オーダー受付情報を第1のユーザーデバイスおよび第1のユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信することを、さらに含んでよい。
【0005】
いくつかの実施形態では、カーヘイリングオーダー処理方法は、カーヘイリングオーダーが完了した後に、カーヘイリングオーダーの代金を第2のユーザーデバイスに送信することを、含んでよい。
【0006】
いくつかの実施形態では、カーヘイリングオーダー処理方法は、カーヘイリングオーダーの代金を第1のユーザーデバイスに送信し、第1のユーザーデバイスによって送信された代金確認を受信することを、さらに含んでよい。カーヘイリングオーダー処理方法は、第2のユーザーデバイスが支払要求に基づいて代金を支払うように、カーヘイリングオーダーの支払要求を第2のユーザーデバイスに送信することを、さらに含んでよい。
【0007】
本開示の別の態様では、カーヘイリング方法が提供される。カーヘイリング方法は、出発地、目的地、およびユーザーデバイスの電力量を取得し、出発地および目的地に基づいてカーヘイリングオーダーを生成することを、含んでよい。カーヘイリング方法は、ユーザーデバイスの電力量が所定の閾値以下である場合、ユーザーデバイスの電力量およびカーヘイリングオーダーをサーバに送信することも、含んでよい。
【0008】
いくつかの実施形態では、ユーザーデバイスの電力量およびカーヘイリングオーダーをサーバに送信した後に、カーヘイリング方法は、サーバによって送信されたカーヘイリングオーダーのオーダー受付情報を受信することを、さらに含んでよい。カーヘイリング方法は、サーバが、カーヘイリングオーダーの支払要求を、ユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信するように、サーバによって送信されたカーヘイリングオーダーの代金を受信し、代金確認をサーバに送信することを、さらに含んでよい。第2のユーザーデバイスは、支払要求に基づいて代金を支払うように構成されてよい。
【0009】
いくつかの実施形態では、サーバによって送信されたカーヘイリングオーダーの代金を受信し、代金確認をサーバに送信する前に、カーヘイリング方法は、サーバがユーザーデバイスと第2のユーザーデバイスを事前に相互に関連付けるように、ユーザーデバイスのユーザーによって示された第2のユーザーデバイスを取得し、第2のユーザーデバイスをサーバに接続することを、さらに含んでよい。
【0010】
本開示のさらに別の態様では、カーヘイリングオーダー処理デバイスが提供される。カーヘイリングオーダー処理デバイスは、サーバに適用可能であってよい。カーヘイリングオーダー処理デバイスは、第1のユーザーデバイスによって送信されるカーヘイリングオーダーと、第1のユーザーデバイスの電力量とを受信するように構成された第1の受信モジュールを、含んでよい。カーヘイリングオーダーは、出発地および目的地を含んでよい。第1のユーザーデバイスの電力量は、所定の閾値以下であり得る。カーヘイリングオーダー処理デバイスは、カーヘイリングオーダーをドライバー端末に送信し、ドライバー端末からオーダー応答を受信するように構成された第1の送信モジュールも含んでよい。第1の送信モジュールは、オーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成し、オーダー受付情報を第1のユーザーデバイスおよび第1のユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信するようにも構成されてよい。
【0011】
本開示のさらに別の態様では、カーヘイリングデバイスが提供される。カーヘイリングデバイスは、ユーザーデバイスに適用可能であってよい。カーヘイリングデバイスは、出発地、目的地、およびユーザーデバイスの電力量を取得し、出発地および目的地に基づいてカーヘイリングオーダーを生成するように構成された生成モジュールを、含んでよい。カーヘイリングデバイスは、ユーザーデバイスの電力量が所定の閾値以下である場合、ユーザーデバイスの電力量およびカーヘイリングオーダーをサーバに送信するように構成された第5の送信モジュールも、含んでよい。
【0012】
本開示のさらに別の態様では、オンライン・ツー・オフラインサービス用のコンピューティング・デバイスが提供される。コンピューティング・デバイスは、少なくとも1つの記憶デバイスと、少なくとも1つの記憶デバイスと通信する少なくとも1つのプロセッサとを含んでよい。少なくとも1つの記憶デバイスは、サービス要求を処理するための一連の命令を含んでよい。一連の命令を実行すると、少なくとも1つのプロセッサは、第1のユーザーデバイスから、ネットワークを介してサービス要求および第1のユーザーデバイスの電力量を受信するよう命令されてよい。サービス要求は、出発地および目的地を含んでよい。第1のユーザーデバイスの電力量は、閾値以下であり得る。少なくとも1つのプロセッサは、ネットワークを介してサービス要求を少なくとも1つのプロバイダ端末に送信し、ネットワークを介して少なくとも1つのプロバイダ端末のプロバイダ端末からオーダー応答を受信するようにも命令されてよい。少なくとも1つのプロセッサは、プロバイダ端末のオーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成し、オーダー受付情報を第1のユーザーデバイスおよび第1のユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスにネットワークを介して送信するように、さらに命令されてよい。
【0013】
本開示のさらに別の態様では、オンライン・ツー・オフライン用のユーザーデバイスが提供される。ユーザーデバイスは、少なくとも1つの記憶デバイスと、少なくとも1つの記憶デバイスと通信する少なくとも1つのプロセッサとを含んでよい。少なくとも1つの記載デバイスは、サービス要求を送信するための一連の命令を含んでよい。一連の命令を実行すると、少なくとも1つのプロセッサは、ユーザーデバイスの電力量を取得し、出発地および目的地に基づいてサービス要求を決定するよう命令されてよい。少なくとも1つのプロセッサは、ユーザーデバイスの電力量が閾値以下の場合、サービス要求およびユーザーデバイスのその量をコンピューティング・デバイスに送信し、オーダー受付情報をコンピューティング・デバイスから受信するようにも命令されてよい。
【0014】
本開示のさらに別の態様では、方法が提供される。方法は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの記憶媒体、およびネットワークに接続された通信プラットフォームを有するコンピューティング・デバイス上で実施されてよい。方法は、第1のユーザーデバイスから、ネットワークを介して、サービス要求および第1のユーザーデバイスの電力量を受信することを、含んでよい。サービス要求は、出発地および目的地を含んでよい。第1のユーザーデバイスの電力量は、閾値以下であり得る。方法は、ネットワークを介してサービス要求を少なくとも1つのプロバイダ端末に送信し、ネットワークを介して少なくとも1つのプロバイダ端末のプロバイダ端末からオーダー応答を受信することも、含んでよい。方法は、プロバイダ端末のオーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成し、オーダー受付情報を第1のユーザーデバイスおよび第1のユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスにネットワークを介して送信することを、さらに含んでよい。
【0015】
本開示のさらに別の態様では、方法が提供される。方法は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの記憶媒体、およびネットワークに接続された通信プラットフォームを有するコンピューティング・デバイス上で実施されてよい。方法は、ユーザーデバイスの電力量を取得し、出発地および目的地に基づいてサービス要求を決定することを、含んでよい。方法は、ユーザーデバイスの電力量が閾値以下の場合、サービス要求およびユーザーデバイスのその量をコンピューティング・デバイスに送信し、オーダー受付情報をコンピューティング・デバイスから受信することも、含んでよい。
【0016】
本開示のさらに別の態様では、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供される。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラム製品を具現化してよい。コンピュータプログラム製品は、第1のユーザーデバイスから、ネットワークを介して、コンピューティング・デバイスがサービス要求および第1のユーザーデバイスの電力量を受信するように構成された命令を、含んでよい。サービス要求は、出発地および目的地を含んでよい。第1のユーザーデバイスの電力量は、閾値以下であり得る。コンピュータプログラム製品は、コンピューティング・デバイスが、ネットワークを介してサービス要求を少なくとも1つのプロバイダ端末に送信し、ネットワークを介して少なくとも1つのプロバイダ端末のプロバイダ端末からオーダー応答を受信するように、構成された命令も含んでよい。コンピュータプログラム製品は、コンピューティング・デバイスが、プロバイダ端末のオーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成し、オーダー受付情報を第1のユーザーデバイスおよび第1のユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信するように、構成された命令も含んでよい。
【0017】
本開示のさらに別の態様では、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供される。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラム製品を具現化してよい。コンピュータプログラム製品は、コンピューティング・デバイスが、ユーザーデバイスの電力量を取得し、出発地および目的地に基づいてサービス要求を決定するように、構成された命令を含んでよい。コンピュータプログラム製品は、コンピューティング・デバイスが、ユーザーデバイスの電力量が閾値以下の場合、サービス要求およびユーザーデバイスのその量をコンピューティング・デバイスに送信し、オーダー受付情報をコンピューティング・デバイスから受信するように、構成された命令も含んでよい。
【0018】
本開示は、例示的実施形態に関してさらに記載される。例示的実施形態は、図面に関連して詳細に記載される。これらの実施形態は、非限定的例示的実施形態であり、同様の参照符号は、図面のいくつかの図にわたって類似の構造を表す。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本開示のいくつかの実施形態による例示的なオンライン・ツー・オフライン(O2O)サービスを示す概略図である。
【
図2】本開示のいくつかの実施形態によるコンピューティング・デバイスの例示的なハードウェアおよびソフトウェア構成要素を示す概略図である。
【
図3】本開示のいくつかの実施形態による端末が実施され得るモバイルデバイスの例示的なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素を示す概略図である。
【
図4】本開示のいくつかの実施形態によるカーヘイリングオーダー処理のための例示的なプロセスを示すフローチャートである。
【
図5】本開示のいくつかの実施形態によるカーヘイリングのための例示的なプロセスを示すフローチャートである。
【
図6】本開示のいくつかの実施形態によるカーヘイリングオーダー処理のための例示的なデバイスを示す概略図である。
【
図7】本開示のいくつかの実施形態によるカーヘイリングのための例示的なデバイスを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下の詳細な説明では、関連する開示の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が例として記載される。しかしながら、本開示がそのような詳細なしに実施され得ることは、当業者には明らかであるはずである。他の事例では、本開示の態様を不必要に曖昧にすることを回避するために、周知の方法、手順、システム、構成要素、および/または回路が、詳細なしに、比較的高レベルで説明されている。開示された実施形態に対する様々な変更は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般的な原理は、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、他の実施形態および用途に適用されてよい。従って、本開示は、示された実施形態に限定されず、特許請求項の範囲と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
【0021】
本明細書で使用される用語は、特定の例の実施形態を説明するためだけのものであり、限定することを意図するものではない。本明細書で使用されるように、単数形“a,”“an,”および“the”は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、複数形も同様に含むことが意図され得る。「備える(comprise)」、「備える(comprises)」、および/または「備えている(comprising)」、「含む(include)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(including)」という用語は、本明細書で使用される場合には、記載された特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を明記するが、その1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはグループの存在を排除しないことが、さらに理解される。
【0022】
本明細書で使用される「システム」、「エンジン」、「ユニット」、「モジュール」、および/または「ブロック」という用語は、昇順で異なるレベルの異なる構成要素、要素、部分、セクションまたはアセンブリを区別する1つの方法であることを、理解されたい。ただし、用語は、同じ目的を達成する場合に別の表現に置き換えられてよい。
【0023】
一般に、本明細書で使用される「モジュール」、「ユニット」、または「ブロック」という語は、ハードウェアまたはファームウェアで実施される論理、またはソフトウェア命令の収集を指す。本明細書に記載されるモジュール、ユニット、またはブロックは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアとして実施されてよく、任意のタイプの非一時的コンピュータ可読媒体または他の記憶デバイスに記憶されてよい。いくつかの実施形態では、ソフトウェアモジュール/ユニット/ブロックは、コンパイルされ、実行可能プログラムにリンクされてよい。ソフトウェアモジュールは、他のモジュール/ユニット/ブロックからまたはそれ自体から呼び出すことができ、および/または検出されたイベントまたは割込みに応答して呼び出されてよいことが、理解されるであろう。コンピューティング・デバイス上で実行するように構成されたソフトウェアモジュール/ユニット/ブロックは、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、フラッシュドライブ、磁気ディスク、または他の任意の有形媒体などの、コンピュータ可読媒体上に、またはデジタルダウンロードとして提供されてよい(および、実行前に、インストール、解凍、または復号化を必要とする圧縮またはインストール可能なフォーマットで元々記憶されることができる)。そのようなソフトウェアコードは、部分的にまたは完全に、コンピューティング・デバイスによる実行のために、実行中のコンピューティング・デバイスの記憶デバイスに記憶されてよい。ソフトウェア命令は、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)などの、ファームウェアに埋め込まれてよい。ハードウェアモジュール/ユニット/ブロックは、ゲートおよびフリップフロップなどの接続されたロジックコンポーネントに含まれてよく、および/またはプログラマブルゲートアレイまたはプロセッサなどのプログラマブルユニットに含まれることができることが、さらに理解されるであろう。本明細書に記載されるモジュール/ユニット/ブロックまたはコンピューティング・デバイスの機能性は、ソフトウェアモジュール/ユニット/ブロックとして実施されてよいが、ハードウェアまたはファームウェアで表されてもよい。一般に、本明細書に記載されるモジュール/ユニット/ブロックは、他のモジュール/ユニット/ブロックと組み合わせることができる、またはそれらの物理的な編成または記憶にもかかわらずサブモジュール/サブユニット/サブブロックに分割することができる、論理モジュール/ユニット/ブロックを指す。説明は、システム、エンジン、またはそれらの部分に適用可能であり得る。
【0024】
ユニット、エンジン、モジュール、またはブロックが、別のユニット、エンジン、モジュール、またはブロックに「オンになっている」、「接続されている」、または「連結されている」と言及される場合、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、それは、他のユニット、エンジン、モジュール、またはブロックに直接オンになっている、接続または連結されている、または他のユニット、エンジン、モジュール、またはブロックと通信することができる、あるいは介在するユニット、エンジン、モジュール、またはブロックが存在することができることを、理解されたい。本明細書で使用されるように、「および/または」という用語は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上の任意の組み合わせおよび全ての組み合わせを含む。
【0025】
本開示のこれらおよび他の特性、および特徴、ならびに構造の関連する要素の機能および動作方法および部品の組み合わせおよび製造の経済性は、その全てが本開示の一部を形成する添付の図面を参照して以下の説明を考慮すると、より明らかになり得る。しかしながら、図面は、例示および説明のみを目的とするものであり、本開示の範囲を限定することを意図するものではないことを、明確に理解されたい。図は確な縮尺率ではないことが、理解される。
【0026】
本開示で使用されるフローチャートは、本開示のいくつかの実施形態に従ってシステムが実施する動作を示す。フローチャートの動作は、順序通りではなく実施されてよいことを、明確に理解されたい。逆に、動作は、逆の順序で、または同時に実施されてよい。さらに、1つ以上の他の動作がフローチャートに追加されてもよい。1つ以上の動作をフローチャートから削除することができる。
【0027】
本開示の実施形態は、陸上輸送、海上輸送、航空輸送、宇宙輸送または同様のもの、またはそれらの組み合わせを含むがそれに限定されない、異なる輸送システムに適用することができる。輸送システムの車両は、人力車、トラベルツール、タクシー、運転手付きの車、ヒッチ、バス、鉄道輸送(例えば、電車、新幹線、高速鉄道、および地下鉄)、船舶、飛行機、宇宙船、ホットエアバルーン、無人の車両、または同様のもの、またはそれらの任意の組み合わせを、含むことができる。輸送システムは、管理および/または分配を適用する任意の輸送システム、例えば、速達を送るおよび/受け取るためのシステムも含んでよい。
【0028】
本開示の異なる実施形態のアプリケーションシナリオは、1つ以上のウェブページ、ブラウザプラグインおよび/またはエクステンション、クライアント端末、カスタムシステム、社内分析システム、人工知能ロボット、または同様のもの、またはそれらの任意の組合せを含むことができるが、それらに限定されない。本明細書で開示されるシステムおよび方法のアプリケーションシナリオは、いくつかの例または実施形態にすぎないことを、理解されたい。当業者は、さらなる創造的な活動なしに、これらの図面を他のアプリケーションシナリオに適用することができる。例えば、他の類似サーバなどである。
【0029】
本開示における「乗客」、「要求者(requester)」、「要求元(requestor)」、「サービス要求者(requester)」、「サービス要求元(requestor)」、および「顧客」という用語は、サービスを要求または注文し得る個人、エンティティ、またはツールを指すために言い換え可能で使用される。また、本開示における「ドライバー」、「プロバイダ」、「サービスプロバイダ」、および「サプライヤ」という用語は、サービスを提供し得る、またはサービスの提供を容易にし得る、個人、エンティティ、またはツールを指すために言い換え可能で使用される。本開示における「ユーザー」という用語は、サービスを要求し得る、サービスを注文し得る、サービスを提供し得る、またはサービスの提供を容易にし得る、個人、エンティティ、またはツールを指すことができる。例えば、ユーザーは、要求者、乗客、ドライバー、オペレータなど、またはそれらの任意の組み合わせであってよい。本開示では、「要求者」および「要求者端末」は、言い換え可能で使用されてよく、「プロバイダ」および「プロバイダ端末」は、言い換え可能で使用されてよい。
【0030】
本開示における「要求」、「サービス」、「サービス要求」、および「オーダー」という用語は、乗客、要求者、サービス要求者、顧客、ドライバー、プロバイダ、サービスプロバイダ、サプライヤなど、またはそれらの任意の組み合わせによって開始され得る要求を指すために言い換え可能で使用される。サービス要求は、乗客、要求者、サービス要求者、顧客、ドライバー、プロバイダ、サービスプロバイダ、またはサプライヤのいずれかによって受け付けられ得る。サービス要求は、課金可能または無料であってよい。
【0031】
本開示の態様は、サービス要求を処理するためのデバイスおよび方法を提供する。第1のユーザーデバイスからネットワークを介して、本願のデバイスおよび方法を使用して、サービス要求および第1のユーザーデバイスの電力量が、受信されてよい。サービス要求は、出発地および目的地を含んでよい。第1のユーザーデバイスの電力量は、閾値以下であり得る(例えば、全電池容量の5%)。サービス要求は、少なくとも1つのプロバイダ端末に送信されてよく、少なくとも1つのプロバイダ端末のプロバイダ端末からのオーダー応答は、ネットワークを介して受信されてよい。そのデバイスおよび方法を用いて、オーダー受付情報が、プロバイダ端末のオーダー応答に基づいて生成されてよく、オーダー受付情報が、ネットワークを介して第1のユーザーデバイスおよび第1のユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信されてよい。
【0032】
本開示の別の態様は、サービス要求を送信するためのデバイスおよび方法を提供する。デバイスおよび方法を用いて、ユーザーデバイスの電力量が取得されてよく、サービス要求は、出発地および目的地に基づいて決定されてよい。ユーザーデバイスの電力量が閾値以下である(例えば、全電池容量の5%)場合、サービス要求およびユーザーデバイスのその量がコンピューティング・デバイスに送信されてよい。デバイスおよび方法を用いて、オーダー受付情報がコンピューティング・デバイスから受信されてよい。
【0033】
図1は、本開示のいくつかの実施形態による例示的なO2Oサービスシステム100を示すブロック図である。例えば、O2Oサービスシステム100は、輸送サービス用のオンライン輸送サービスプラットフォームであってよい。O2Oサービスシステム100は、サーバ110、ネットワーク120、要求者端末130、プロバイダ端末140、車両150、記載デバイス160、およびナビゲーションシステム170を含んでよい。
【0034】
O2Oサービスシステム100は、複数のサービスを提供してよい。例示的なサービスは、タクシー配車サービス、運転代行、急行車サービス、カープールサービス、バスサービス、ドライバー雇用サービス、およびシャトルサービスを含み得る。いくつかの実施形態では、O2Oサービスは、食事の予約、ショッピング、または同様のもの、またはそれらの任意の組合せなど、任意のオンラインサービスであってよい。
【0035】
いくつかの実施形態では、サーバ110は、単一サーバまたはサーバ群であってよい。サーバ群は、集中型、または分散型であってよい(例えば、サーバ110は、分散型システムであってよい)。いくつかの実施形態では、サーバ110は、ローカルまたはリモートであってよい。例えば、サーバ110は、ネットワーク120を介して、要求者端末130、プロバイダ端末140、および/または記憶デバイス160に記憶された情報および/またはデータにアクセスし得る。別の例として、サーバ110は、記憶された情報および/またはデータにアクセスするために、要求者端末130、プロバイダ端末140、および/または記憶デバイス160に直接接続されてよい。いくつかの実施形態では、サーバ110は、クラウドプラットフォーム上で実施されてよい。単なる例として、クラウドプラットフォームは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッド型クラウド、コミュニティクラウド、分散クラウド、インタークラウド、マルチクラウド、または同様のもの、またはそれらの任意の組合せを含んでよい。いくつかの実施形態では、サーバ110は、本開示において
図2に示される1つ以上の構成要素を有するコンピューティング・デバイス200上で実施されてよい。
【0036】
いくつかの実施形態では、サーバ110は、処理デバイス112を含んでよい。いくつかの実施形態では、処理デバイス112は、1つ以上の処理エンジン(例えば、シングルコア処理エンジンまたはマルチコアプロセッサ)を含んでよい。単なる例として、処理デバイス112は、中央処理ユニット(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け命令セットプロセッサ(ASIP)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、物理処理ユニット(PPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、マイクロコントローラユニット、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、マイクロプロセッサ、または同様のもの、またはそれらの任意の組合せを含んでよい。
【0037】
いくつかの実施形態では、処理デバイス112は、サービス要求を処理するように構成されてよい。具体的には、処理デバイス112は、ネットワーク120を介して第1のユーザーデバイスから第1のユーザーデバイス(例えば、要求者端末130)のサービス要求および電力量を受信してよい。サービス要求は、出発地および目的地を含んでよい。いくつかの実施形態では、出発地および/または目的地は、座標(例えば、緯度-経度座標)によって、または建物の名称もしくは通りの名称、または同様のもの、によって表されてよい。いくつかの実施形態では、サービス要求は、出発時刻、乗客数、車両タイプ、サービスタイプ、相乗りを受け入れるかどうか、または同様のもの、などの他の情報も含んでよい。第1のユーザーデバイスの電力量は、閾値以下であり得る。閾値は、第1のユーザーデバイスの全電池容量に対する特定の値を指してよい。例えば、閾値は、第1のユーザーデバイスの全電池容量の、3%、5%、7%、10%、12%等であってよい。処理デバイス112は、ネットワーク120を介して少なくとも1つのプロバイダ端末(例えば、プロバイダ端末140)にサービス要求を送信してよく、ネットワーク120を介して少なくとも1つのプロバイダ端末のプロバイダ端末のオーダー応答を受信してよい。いくつかの実施形態では、処理デバイス112は、プロバイダ端末のオーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成してよい。いくつかの実施形態では、2つ以上のドライバー端末が配車オーダーに応答し、処理デバイス112は、2つ以上のドライバー端末の中から1つを選択してよく、選択されたドライバー端末のオーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成してよい。処理デバイス112は、その後、オーダー受付情報を第1のユーザーデバイスおよび第1のユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信してよい。第1のユーザーデバイスのアカウントと第2のユーザーデバイスのアカウントは、処理デバイス112によって事前に相互に関連付けられてよい。いくつかの実施形態では、処理デバイス112は、第2のユーザーデバイスが代金を支払うように、サービス要求が完了した後に、サービス要求の代金を第2のユーザーデバイスに送信してよい。あるいは、処理デバイス112は、第1のユーザーデバイスが代金を確認するように、サービス要求が完了した後に、サービス要求の代金を第1のユーザーデバイスに送信してよい。第1のユーザーデバイスから代金確認を受信した後に、処理デバイス112は、第2のユーザーデバイスが代金を支払うように、サービス要求の代金を第2のユーザーデバイスに送信してよい。サービス要求(配車オーダーとも称される)の処理のさらなる説明は、本開示の他の部分(例えば、
図4およびその説明)に見られ得る。
【0038】
ネットワーク120は、情報および/またはデータの交換を容易にし得る。いくつかの実施形態では、O2Oサービスシステム100の1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、要求者端末130、プロバイダ端末140、車両150、記載デバイス160、およびナビゲーションシステム170)は、情報および/またはデータをO2Oサービスシステム100の他の構成要素にネットワーク120を介して送信してよい。例えば、サーバ110は、サービス要求を要求者端末130からネットワーク120を介して受信してよい。いくつかの実施形態では、ネットワーク120は、任意のタイプの有線または無線ネットワーク、あるいはそれらの組み合わせであってよい。単なる例として、ネットワーク120は、ケーブルネットワーク、有線ネットワーク、光ファイバーネットワーク、電気通信ネットワーク、イントラネット、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆電話交換網(PSTN)、Bluetoothネットワーク、ZigBeeネットワーク、近距離無線通信(NFC)ネットワーク、または同様のもの、またはそれらの組み合わせを含んでよい。いくつかの実施形態では、ネットワーク120は、1つ以上のネットワークアクセスポイントを含んでよい。例えば、ネットワーク120は、基地局および/またはインターネット交換ポイント120-1、120-2などの有線または無線ネットワークアクセスポイントを含んでよく、それを通じて、O2Oサービスシステム100の1つ以上の構成要素がネットワーク120に接続されてよく、データおよび/または情報を交換する。
【0039】
いくつかの実施形態では、乗客は、要求者端末130の所有者であってよい。いくつかの実施形態では、要求者端末130の所有者は、乗客以外であってよい。例えば、要求者端末130の所有者Aは、乗客Bについてのサービス要求を送信する、またはサーバ110からサービス確認および/または情報または命令を受信するように、要求者端末130を使用してよい。いくつかの実施形態では、サービスプロバイダは、プロバイダ端末140のユーザーであってよい。いくつかの実施形態では、プロバイダ端末140のユーザーは、サービスプロバイダ以外であってよい。例えば、プロバイダ端末140のユーザーCは、サービスプロバイダDについてのサービス要求、および/またはサーバ110からの情報または命令を受信するように、プロバイダ端末140を使用してよい。いくつかの実施形態では、「乗客」および「乗客端末」は、言い換え可能で使用されてよく、「サービスプロバイダ」および「プロバイダ端末」は、言い換え可能で使用されてよい。いくつかの実施形態では、プロバイダ端末は、1つ以上のサービスプロバイダ(例えば、ナイトシフトサービスプロバイダ、またはデイシフトサービスプロバイダ)に関連付けられてよい。
【0040】
いくつかの実施形態では、要求者端末130は、モバイルデバイス130-1、タブレットコンピュータ130-2、ラップトップコンピュータ130-3、車両内のビルトインデバイス130-4、または同様のもの、またはそれらの任意の組合せを含んでよい。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス130-1は、スマートホーム・デバイス、ウェアラブル・デバイス、スマートモバイル・デバイス、バーチャルリアリティ・デバイス、拡張現実デバイス、または同様のもの、またはそれらの任意の組み合わせを含んでよい。いくつかの実施形態では、スマートホーム・デバイスは、スマート照明デバイス、インテリジェント電気装置の制御デバイス、スマート監視デバイス、スマートテレビ、スマートビデオカメラ、インターフォン、または同様のもの、またはそれらの任意の組み合わせを含んでよい。いくつかの実施形態では、ウェアラブル・デバイスは、スマートブレスレット、スマートフットギア、スマートメガネ、スマートヘルメット、スマートウォッチ、スマート衣類、スマートバックパック、スマートアクセサリ、または同様のもの、またはそれらの任意の組み合わせを含んでよい。いくつかの実施形態では、スマートモバイル・デバイスは、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタンス(PDA)、ゲーム装置、ナビゲーションデバイス、販売時点(POS)デバイス、または同様のもの、またはそれらの任意の組み合わせを含んでよい。いくつかの実施形態では、仮想現実デバイスおよび/または拡張現実デバイスは、仮想現実ヘルメット、仮想現実ガラス、仮想現実パッチ、拡張現実ヘルメット、拡張現実ガラス、拡張現実パッチ、または同様のもの、またはそれらの任意の組合せを含んでよい。例えば、仮想現実デバイスおよび/または拡張現実デバイスは、Google(登録商標)Glasses、Oculus Rift、HoloLens、Gear VRなどを含んでよい。いくつかの実施形態では、車両内のビルトインデバイス130-4は、車載コンピュータ、車載テレビなどを含んでよい。いくつかの実施形態では、要求者端末130は、乗客および/または要求者端末130の位置を示す測位技術を有するデバイスであってよい。
【0041】
いくつかの実施形態では、要求者端末130は、ユーザーデバイスとも称され得る。ユーザーデバイス(すなわち、要求者端末130)は、第2の処理デバイス132を含んでよい。いくつかの実施形態では、第2の処理デバイス132は、1つ以上の処理デバイス(例えば、シングルコア処理エンジンまたはマルチコアプロセッサ)を含んでよい。単なる例として、第2の処理デバイス132は、中央処理ユニット(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け命令セットプロセッサ(ASIP)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、物理処理ユニット(PPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、マイクロコントローラユニット、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、マイクロプロセッサ、または同様のもの、またはそれらの任意の組み合わせを含んでよい。
【0042】
いくつかの実施形態では、第2の処理デバイス132は、ユーザーデバイス(例えば、要求者端末130)の電力量が低いときに、サービス要求を送信するように構成されてよい。特に、第2の処理デバイス132は、ユーザーデバイス(例えば、要求者端末130)の電力量を取得してよい。第2の処理デバイス132は、出発地および目的地に基づいてサービス要求を決定してよい。いくつかの実施形態では、出発地および/または目的地は、ユーザーデバイスの文字入力デバイス(例えば、キーボード、タッチスクリーン)、またはユーザーデバイスのマイクロフォンを介して入力されてよい。いくつかの実施形態では、出発地は、ユーザーデバイスにインストールされたGPS(例えば、ナビゲーションシステム170)によって自動的に決定されてよい。ユーザーデバイスの電力量が閾値以下である場合、第2の処理デバイス132は、サービス要求およびユーザーデバイスのその量をコンピューティング・デバイス(例えば、サーバ110)に送信し、コンピューティング・デバイスからオーダー受付情報を受信してよい。いくつかの実施形態では、第2の処理デバイス132は、ユーザーデバイスによって指定された第2のユーザーデバイスを取得してよい。「ユーザーデバイスによって指定された」とは、ユーザーデバイスのユーザーによって指定されることを指し得る。いくつかの実施形態では、第2のユーザーデバイスは、ユーザーデバイスに似ていてよい、またはユーザーデバイスと同じ機能を有してよい。第2のユーザーデバイスのユーザーは、ユーザーデバイスのユーザーに関連してよい。第2の処理デバイス132は、コンピューティング・デバイスがユーザーデバイスと第2のユーザーデバイスを相互に関連付けるように、第2のユーザーデバイスをコンピューティング・デバイスに接続してよい。例えば、コンピューティング・デバイスは、ユーザーデバイスのアカウントと第2のユーザーデバイスのアカウントを相互に関連付けてよい。いくつかの実施形態では、第2の処理デバイス132は、コンピューティング・デバイスがサービス要求の代金を第2のユーザーデバイスに送信するように、コンピューティング・デバイスからサービス要求の代金を受信し、代金確認をコンピューティング・デバイスに送信してよい。第2のユーザーデバイスは、代金を支払うように構成されてよい。サービス要求(カーヘイリングとも称される)を送信することのさらなる説明は、本開示の他の部分(例えば、
図5およびその説明)に見られ得る。
【0043】
プロバイダ端末140は、複数のプロバイダ端末140-1、140-2、・・・、140-nを含んでよい。いくつかの実施形態では、プロバイダ端末140は、要求者端末130と似ていてよい、または要求者端末130と同じデバイスであってよい。いくつかの実施形態では、プロバイダ端末140は、O2Oサービス100を実施できるようにカスタマイズされてよい。いくつかの実施形態では、プロバイダ端末140は、サービスプロバイダ、プロバイダ端末140、および/またはプロバイダ端末140と関連付けられた車両150を示す測位技術を有するデバイスであってよい。いくつかの実施形態では、要求者端末130および/またはプロバイダ端末140は、乗客、要求者端末130、サービスプロバイダ、および/またはプロバイダ端末140の位置を決定するように、別の位置決めデバイスと通信してよい。いくつかの実施形態では、要求者端末130および/またはプロバイダ端末140は、位置情報を周期的にサーバ110に送信してよい。いくつかの実施形態では、プロバイダ端末140は、可用性状態もサーバ110に周期的に送信してよい。可用性状態は、プロバイダ端末140に関連付けられた車両150が乗客を運ぶのに利用可能であるかどうかを示してよい。例えば、要求者端末130および/またはプロバイダ端末140は、位置情報および可用性状態を30分ごとにサーバ110に送信してよい。別の例として、要求者端末130および/またはプロバイダ端末140は、ユーザーがO2O輸送サービス100に関連付けられたモバイルアプリケーションにログインするたびに、位置情報および可用性状態をサーバ110に送信してよい。
【0044】
いくつかの実施形態では、プロバイダ端末140は、1つ以上の車両150に対応してよい。車両150は、乗客を運び、目的地まで赴いてよい。車両150は、複数の車両150-1、150-2、・・・、150-nを含んでよい。1つの車両は、1つのタイプのサービス(例えば、タクシー配車サービス、運転代行、急行車サービス、カープールサービス、バスサービス、ドライバー雇用サービス、またはシャトルサービス)に対応してよい。
【0045】
記憶デバイス160は、データおよび/または命令を記憶してよい。いくつかの実施形態では、記憶デバイス160は、要求者端末130および/またはプロバイダ端末140から取得されたデータを記憶してよい。いくつかの実施形態では、記憶デバイス160は、サーバ110が本開示で説明される例示的な方法を行うように実行または使用し得るデータおよび/または命令を記憶してよい。いくつかの実施形態では、記憶デバイス160は、大容量ストレージ、リムーバブルストレージ、揮発性読み出し書き込みメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、または同様のもの、またはそれらの任意の組み合わせを含んでよい。例示的な大容量ストレージは、磁気ディスク、光ディスク、ソリッドステートドライブなどを含んでよい。例示的なリムーバブルストレージは、フラッシュドライブ、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、メモリカード、ジップディスク、磁気テープなどを含んでよい。例示的な揮発性読み出し書き込みメモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよい。例示的なRAMは、動的RAM(DRAM)、ダブルデートレート同期動的RAM(DDR SDRAM)、静的RAM(SRAM)、サイリスタRAM(T-RAM)、およびゼロコンデンサRAM(Z-RAM)などを含んでよい。例示的なROMは、マスクROM(MROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、コンパクトディスクROM (CD-ROM)、およびデジタル多用途ディスクROMなどを含んでよい。いくつかの実施形態では、記憶デバイス160は、クラウドプラットフォーム上で実施されてよい。単なる例として、クラウドプラットフォームは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッド型クラウド、コミュニティクラウド、分散クラウド、インタークラウド、マルチクラウド、または同様のもの、またはそれらの任意の組み合わせを含んでよい。
【0046】
いくつかの実施形態では、記憶デバイス160は、O2Oサービスシステム100の1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、要求者端末130、またはプロバイダ端末140)と通信するようにネットワーク120に接続されてよい。O2Oサービスシステム100の1つ以上の構成要素は、ネットワーク120を介して記憶デバイス160に記憶されたデータまたは命令にアクセスしてよい。いくつかの実施形態では、記憶デバイス160は、O2Oサービスシステム100の1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、要求者端末130、プロバイダ端末140)に直接接続されてよい、またはそれと通信してよい。いくつかの実施形態では、記憶デバイス160は、サーバ110の一部であってよい。
【0047】
ナビゲーションシステム170は、対象、例えば、要求者端末130、プロバイダ端末140、車両150などのうちの1つ以上、に関連する情報を決定してよい。いくつかの実施形態では、ナビゲーションシステム170は、全地球測位システム(GPS)、全地球航法衛星システム(GLONASS)、コンパスナビゲーションシステム(COMPASS)、北東航法衛星システム、ガリレオ測位システム、準天頂衛星システム(QZSS)などであってよい。情報は、対象の場所、高度、速度、または加速度、あるいは現在時刻を含んでよい。ナビゲーションシステム170は、1つ以上の衛星、例えば、衛星170-1、衛星170-2、および衛星170-3を含んでよい。衛星170-1から170-3は、独立して、または共同して、上述の情報を決定してよい。衛星ナビゲーションシステム170は、無線接続を介して、ネットワーク120、要求者端末130、プロバイダ端末140、または車両150に上述の情報を送信してよい。
【0048】
いくつかの実施形態では、O2Oサービスシステム100の1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、要求者端末130、プロバイダ端末140)は、記憶デバイス160にアクセスする許可を得てよい。いくつかの実施形態では、O2Oサービスシステム100の1つ以上の構成要素は、1つ以上の条件が満たされた場合、乗客、サービスプロバイダ、および/または公衆に関する情報を読み取ってよい、および/または修正してよい。例えば、サーバ110は、サービスが完了した後に、1人以上の乗客の情報を読み取ってよい、および/または変更してよい。別の例として、サーバ110は、サービスが完了した後に、1つ以上のサービスプロバイダの情報を読み取ってよい、および/または変更してよい。
【0049】
当業者は、O2Oサービスシステム100の要素(または構成要素)が実行するときに、その要素が電気信号および/または電磁信号を通じて実行してよいことを、理解するであろう。例えば、要求者端末130がサーバ110にサービス要求を送出するときに、要求者端末130のプロセッサは、その要求を符号化する電気信号を生成してよい。要求者端末130のプロセッサは、次に、電気信号を出力ポートに送信してよい。要求者端末130が有線ネットワークを介してサーバ110と通信する場合、出力ポートはケーブルに物理的に接続されてよく、ケーブルはさらに電気信号をサーバ110の入力ポートに送信してよい。要求者端末130が無線ネットワークを介してサーバ110と通信する場合、要求者端末130の出力ポートは、電気信号を電磁信号に変換する1つ以上のアンテナであってよい。同様に、プロバイダ端末130は、電気信号または電磁信号を介してサーバ110から命令および/またはサービス要求を受信してよい。要求者端末130、プロバイダ端末140、および/またはサーバ110などの電子デバイス内で、それらのプロセッサが命令を処理し、命令を送出し、および/または動作を実行するとき、命令および/または動作は、電気信号を介して行われる。例えば、プロセッサが記憶媒体からデータを読み出す、または保存するときに、それは、記憶媒体の読み取り/書き込みデバイスに電気信号を送出してよく、読み取り/書き込みデバイスは、記憶媒体内の構造化データを読み取ってよい、または書き込んでよい。構造化データは、電子デバイスのバスを介して電気信号の形態でプロセッサに送信されてよい。ここで、電気信号とは、1つの電気信号、一連の電気信号、および/または複数の別個の電気信号を指し得る。
【0050】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による例示的なコンピューティング・デバイスの概略図を示す。コンピューティング・デバイスは、本開示のいくつかの実施形態による任意の特定のシステムを実施するように構成された、
図1のサーバ110などのコンピュータ、および/または特定の機能を有するコンピュータ、であってよい。コンピューティング・デバイス200は、本開示で開示される1つ以上の機能を実行する任意の構成要素を実施するように構成されてよい。例えば、サーバ110は、ハードウェアデバイス、ソフトウェアプログラム、ファームウェア、またはコンピューティング・デバイス200のようなコンピュータのそれら任意の組み合わせで実施されてよい。簡潔にするために、
図2は、1つのコンピューティング・デバイスのみを示す。いくつかの実施形態では、推奨するピックアップ箇所が必要とし得る機能を提供するコンピューティング・デバイスの機能は、システムの処理負荷を分散させるために、分散モードの同様のプラットフォームのグループによって実施されてよい。
【0051】
コンピューティング・デバイス200は、データ通信を実施し得るネットワークと接続し得る通信端末250を含んでよい。コンピューティング・デバイス200は、プロセッサ220も含んでよく、プロセッサ220は、命令を実行するように構成され、1つ以上のプロセッサを含む。概略的なコンピュータ・プラットフォームは、内部通信バス210、異なるタイプのプログラム記憶ユニットおよびデータ記憶ユニット(例えば、ハードディスク270、読み取り専用メモリ(ROM)230、ランダムアクセスメモリ(RAM)240)、コンピュータ処理および/または通信に適用可能な様々なデータファイル、およびプロセッサ220によって実行される可能性のあるいくつかのプログラム命令を、含んでよい。コンピューティング・デバイス200は、I/Oデバイス260も含んでよく、I/Oデバイス260は、コンピューティング・デバイス200と他の構成要素との間のデータフローの入力および出力をサポートし得る。さらに、コンピューティング・デバイス200は、通信網を介してプログラムおよびデータを受信してよい。
【0052】
図3は、本開示のいくつかの実施形態に従って端末が実施され得る例示的なモバイルデバイスの例示的なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素を示す概略図である。
図3に示されるように、モバイルデバイス300は、通信プラットフォーム310、ディスプレイ320、グラフィック処理ユニット(GPU)330、中央処理ユニット(CPU)340、I/O350、メモリ360、モバイルオペレーティングシステム(OS)370、ストレージ390を、含んでよい。いくつかの実施形態では、システムバスまたはコントローラ(図示せず)を含むがこれらに限定されない、任意の他の適切な構成要素も、モバイルデバイス300に含まれてよい。
【0053】
いくつかの実施形態では、モバイルオペレーティングシステム370(例えば、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Windows Phone(登録商標)など)および1つ以上のアプリケーション380が、CPU340によって実行されるためにストレージ390からメモリ360にロードされてよい。アプリケーション380は、O2Oサービスシステム100から画像処理に関する情報または他の情報を受信およびレンダリングするためのブラウザまたは任意の他の適切なモバイルアプリケーションを、含んでよい。情報ストリームとのユーザーインターアクションは、I/O350を介して実現されてよく、データベース130、サーバ105、および/またはO2Oサービスシステム100の他の構成要素に提供されてよい。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス300は、要求者端末130またはプロバイダ端末140に対応する例示的な実施形態であってよい。
【0054】
本開示で説明される様々なモジュール、ユニット、およびそれらの機能を実施するために、コンピュータハードウェアプラットフォームは、本明細書で説明される要素のうちの1つ以上のためのハードウェアプラットフォームとして使用されてよい。ユーザーインターフェース要素を有するコンピュータは、パーソナルコンピュータ(PC)または任意の他のタイプのワークステーションまたは端末デバイスを実施するのに使用されてよい。コンピュータは、適切にプログラムされていれば、システムとしての機能を果たしてもよい。
【0055】
図4は、本開示のいくつかの実施形態によるカーヘイリングオーダー処理のための例示的なプロセスを示すフローチャートである。いくつかの実施形態では、プロセス400の1つ以上の動作は、
図1に示すようなO2Oサービスシステム100、または
図2に示すようなコンピューティング・デバイス200、または
図3に示すようなモバイルデバイス300上で実施されてよい。例えば、プロセス400の1つ以上の動作は、命令の形態として記憶デバイス150および/またはストレージ(例えば、ROM230、RAM240など)に記憶され、サーバ110(例えば、サーバ110内の処理デバイス112、またはサーバ110内の処理デバイス112のプロセッサ220)によって起動および/または実行されてよい。いくつかの実施形態では、命令は、電子電流または電気信号の形態で送信されてよい。例示のみを目的として、処理デバイス112は、プロセス400を実行する対象として説明されてよい。
【0056】
410で、処理デバイス112は、第1のユーザーデバイスによって送信されるカーヘイリングオーダーと、第1のユーザーデバイスの電力量とを受信し得る。いくつかの実施形態では、カーヘイリングオーダーは、サービス要求とも称され得る。カーヘイリングオーダーは、出発地および目的地を含んでよい。第1のユーザーデバイスの電力量は、所定の閾値以下であり得る。
【0057】
いくつかの実施形態では、出発地および/または目的地は、座標(例えば、緯度-経度座標)によって表されてよい。あるいは、出発地および/または目的地は、コミュニティの名前(例えば、ユーザの自宅の住所)、会社の名前(例えば、ユーザの会社の住所)、市場の名前、病院の名前、バス停の名前、地下鉄の駅の名前、駅の名前、ホテルの名前、フードプラザの名称、景観地の名称、通りの名称、または同様のもの、によって表されてよい。いくつかの実施形態では、出発地および/または目的地は、ユーザーによって、第1のユーザーデバイスの文字入力デバイス(例えば、キーボード、タッチスクリーン)または第1のユーザーデバイスのマイクロフォンを介して、入力されてよい。いくつかの実施形態では、出発地は、第1のユーザーデバイスにインストールされたGPSによって自動的に決定されてよい。いくつかの実施形態では、第1のユーザーデバイスは、要求者端末130であってよく、ラップトップコンピュータ、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタンス(PDA)、ナビゲーションデバイス、または同様のものを含んでよい。
【0058】
いくつかの実施形態では、カーヘイリングオーダー(またはサービス要求)は、出発時刻、乗客数、車両タイプ、サービスタイプ、相乗りを受け入れるかどうか、または同様のもの、またはそれらの組み合わせも含んでよい。いくつかの実施形態では、車両タイプは、セダン、長距離バス、スポーツ用多目的車(SUV)、多目的車両(MPV)、スポーツカー、コンバーチブル、または同様のもの、またはそれらの組み合わせを含んでよい。サービスタイプは、急行車、ヒッチハイキング、タクシー、特別車、または同様のもの、またはそれらの組み合わせを含んでよい。
【0059】
いくつかの実施形態では、所定の閾値は、第1のユーザーデバイスの全電池容量に対する特定の値であってよい。好ましくは、所定の閾値は、第1のユーザーデバイスの全電池容量の5%であってよい。所定の閾値は、第1のユーザーデバイスの全電池容量の他の割合(例えば、3%、7%、10%、15%)であってもよいことに、留意されたい。いくつかの実施形態では、所定の閾値は、デフォルト値またはO2Oサービスシステム100に関連する経験値であってよい。あるいは、所定の閾値は、異なる状況下で異なる値に設定されてよい。例えば、冬季において、所定の閾値は、第1のユーザーデバイスの全電池容量の10%に設定されてよく、夏季において、所定の閾値は、第1のユーザーデバイスの全電池容量の5%に設定されてよい。
【0060】
420で、処理デバイス112は、カーヘイリングオーダーをドライバー端末に送信してよく、ドライバー端末からのオーダー応答を受信してよい。処理デバイス112は、オーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成してよい。処理デバイス112は、第1のユーザーデバイスおよび第1のユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスにオーダー受付情報を送信してよい。
【0061】
いくつかの実施形態では、第2のユーザーデバイスのユーザーは、第1のユーザーデバイスのユーザーに関連してよい。処理デバイス112は、第1のユーザーデバイスのアカウントと第2のユーザーデバイスのアカウントを事前に相互に関連付けてよい。
【0062】
いくつかの実施形態では、ドライバー端末は、プロバイダ端末140であってよく、ラップトップコンピュータ、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタンス(PDA)、ナビゲーションデバイス、車両内のビルトインデバイス、または同様のものを含んでよい。いくつかの実施形態では、処理デバイス112は、カーヘイリングオーダーを複数のドライバー端末に送信してよい。1つのドライバー端末のみがカーヘイリングオーダーに応答する場合、処理デバイス112は、オーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成してよい。2つ以上のドライバー端末がカーヘイリングオーダーに応答する場合、処理デバイス112は、2つ以上のドライバー端末の中から1つのドライバー端末を選択してよく、選択したドライバー端末のオーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成してよい。処理デバイス112は、ドライバー端末を、ランダムに、またはカーヘイリングオーダーとドライバー端末との間の一致度(ドライバー端末とカーヘイリングオーダーの出発地との間の距離、車両タイプ、サービスタイプなど)に基づいて、選択してよい。いくつかの実施形態では、処理デバイス112は、カーヘイリングオーダーをドライバー端末に直接割り当てて、オーダー受付情報を決定してよい。
【0063】
いくつかの実施形態では、処理デバイス112は、第2のユーザーデバイスが代金を支払うように、カーヘイリングオーダーが完了した後に、カーヘイリングオーダーの代金を第2のユーザーデバイスに送信してよい。あるいは、処理デバイス112は、カーヘイリングオーダーの代金を第1のユーザーデバイスに送信してよく、第1のユーザーデバイスによって送信された代金確認を受信してよい。処理デバイス112は、次に、第2のユーザーデバイスが支払要求に基づいて代金を支払うように、カーヘイリングオーダーの支払要求を第2のユーザーデバイスに送信してよい。単なる例として、第2のユーザーデバイスは、支払いアプリケーション(例えば、Alipay(登録商標)、WeChat(登録商標)、E-bank)を接続する、パスワードを入力する、支払いを行う、支払いを終了する、オーダー内容ページにジャンプする、または同様のこと、という動作を実行することによって、代金を支払ってよい。
【0064】
いくつかの実施形態では、第1のユーザーデバイスによって送信された代金確認を受信した後に、処理デバイス112は、第1のユーザーデバイスが支払要求に基づいて代金を支払うように、第1のユーザーデバイスにカーヘイリングオーダーの支払要求を送信してよい。
【0065】
第1のユーザーデバイスによって送信された代金確認を受信した後に、第2のユーザーデバイスが代金を支払うように、カーヘイリングオーダーの支払要求が第2のユーザーデバイスに送信されてよいことが、理解され得る。この場合、ドライバー端末のドライバーが第1のユーザーデバイスのユーザーをピックアップした後に(または、カーヘイリングオーダーが完了した後に)、第1のユーザーデバイスは、カーヘイリングオーダーの代金を受信し、カーヘイリングオーダーの代金を確認するだけでよい。第1のユーザーデバイスは、代金を支払う必要がなくてよく、これは、第1のユーザーデバイスの電力量を節約し得る。
【0066】
本開示におけるカーヘイリングオーダー処理のプロセス400は、サーバ(例えば、サーバ110)に適用可能であり得る。第1のユーザーデバイスの電力量が所定の閾値以下である場合、カーヘイリングオーダーおよび第1のユーザーデバイスの電力量がサーバによって受信されてよい。カーヘイリングオーダーは、サーバによってドライバー端末に送信されてよく、オーダー応答は、ドライバー端末からサーバによって受信されてよい。オーダー受付情報は、オーダー応答に基づいてサーバによって生成されてよい。オーダー受付情報は、サーバによって、第1のユーザーデバイスおよび第1のユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信されてよく、第2のユーザーデバイスが、カーヘイリングオーダーの代金を支払い、それによって、第1のユーザーデバイスの電力量を節約するようになっている。サーバと第1のユーザーデバイス、第2のユーザーデバイス、またはドライバー端末との間の通信は、ネットワーク(たとえば、ネットワーク120)を介して実現され得ることに、留意されたい。
【0067】
プロセス400に関する上記の説明は、単に例示の目的で提供されたものであり、本開示の範囲を限定することを意図したものではないことに、留意されたい。当技術において通常の技能を有する者については、複数の変形および修正が、本開示の教示の下に行われてよい。しかしながら、これらの変形および修正は、本開示の範囲から逸脱しない。いくつかの実施形態では、第1のユーザーデバイスの電力量が所定の閾値よりも大きい場合、処理デバイス112は、第2のユーザーデバイスが代金を支払うように、カーヘイリングオーダーが完了した後に、カーヘイリングオーダーの代金を第2のユーザーデバイスにも送信してよい。
【0068】
図5は、本開示のいくつかの実施形態によるカーヘイリングのための例示的なプロセスを示すフローチャートである。いくつかの実施形態では、プロセス500の1つ以上の動作は、
図1に示すようなO2Oサービスシステム100、または
図2に示すようなコンピューティング・デバイス200、または
図3に示すようなモバイルデバイス300上で実施されてよい。例えば、プロセス500の1つ以上の動作は、命令の形態として記憶デバイス150および/またはストレージ(例えば、ROM230、RAM240など)に記憶され、要求者端末130(例えば、要求者端末130内の第2の処理デバイス132)によって起動および/または実行されてよい。いくつかの実施形態では、命令は、電子電流または電気信号の形態で送信されてよい。例示のみを目的として、第2の処理デバイス132は、プロセス500を実行する対象として説明されてよい。
【0069】
510で、第2の処理デバイス132は、出発地、目的地、およびユーザーデバイスの電力量を取得してよい。第2の処理デバイス132は、出発地および目的地に基づいてカーヘイリングオーダーを生成してよい。カーヘイリングオーダーは、サービス要求とも称され得る。
【0070】
いくつかの実施形態では、本開示におけるカーヘイリングオーダーのプロセス500は、ユーザーによって運ばれるユーザーデバイスに適用可能であり得る。
【0071】
いくつかの実施形態では、出発地および/または目的地は、座標(例えば、緯度-経度座標)によって、または建物の名称もしくは通りの名称などによって表されてよい。いくつかの実施形態では、出発地および/または目的地は、ユーザーによって、ユーザーデバイスの文字入力デバイス(例えば、キーボード、タッチスクリーン)またはユーザーデバイスのマイクロフォンを介して、入力されてよい。いくつかの実施形態では、出発地は、ユーザーデバイスにインストールされたGPSによって自動的に決定されてよい。いくつかの実施形態では、カーヘイリングオーダー(またはサービス要求)は、出発時刻、乗客数、車両タイプ、サービスタイプ、相乗りを受け入れるかどうか、または同様のもの、またはそれらの組み合わせも含んでよい。
【0072】
いくつかの実施形態では、所定の閾値は、ユーザーデバイスの全電池容量に対する特定の値であってよい。好ましくは、所定の閾値は、ユーザーデバイスの全電池容量の5%であってよい。所定の閾値は、ユーザーデバイスの全電池容量の他の割合(例えば、3%、7%、10%、15%)であってもよいことに、留意されたい。所定の閾値のさらなる説明は、本開示の他の部分(例えば、プロセス400の動作410およびその関連する説明)に見られ得る。
【0073】
520で、第2の処理デバイス132は、ユーザーデバイスの電力量が所定の閾値以下である場合、ユーザーデバイスの電力量およびカーヘイリングオーダーをサーバに送信してよい。
【0074】
いくつかの実施形態では、第2の処理デバイス132は、サーバによって送信されたカーヘイリングオーダーのオーダー受付情報をさらに受信してよい。第2の処理デバイス132は、サーバによって送信されたカーヘイリングオーダーの代金を受信してもよく、サーバがカーヘイリングオーダーの支払要求をユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信するように、代金確認をサーバに送信してもよい。第2のユーザーデバイスは、支払要求に基づいて代金を支払うように構成されてよい。
【0075】
ユーザーデバイスは、カーヘイリングオーダーのオーダー受付情報のみを表示してよく、リアルタイムでサーバと通信する必要がなくてよく、これは、ユーザーデバイスの電力量を節約し得ることを、理解されたい。オーダー受付情報は、静的キャッシュページであってよく、カーヘイリングオーダーが成功し、ドライバーを待っていることを示す。第2のユーザーデバイスは、リアルタイムでドライバー端末を介してドライバーと通信し得る。
【0076】
いくつかの実施形態では、第2のユーザーデバイスは、支払いアプリケーション(例えば、Alipay(登録商標)、WeChat(登録商標)、E-bank)を接続する、パスワードを入力する、支払いを行う、支払いを終了する、オーダー内容ページにジャンプする、または同様のこと、という動作を実行することによって、代金を支払ってよい。
【0077】
いくつかの実施形態では、代金確認をサーバに送信した後に、第2の処理デバイス132は、サーバからカーヘイリングオーダーの支払要求を受信し、支払要求に基づいて代金を支払ってもよい。
【0078】
第2の処理デバイス132は、サーバによって送信されたカーヘイリングオーダーの代金を受信してよく、サーバがカーヘイリングオーダーの支払要求をユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信するように、代金確認をサーバに送信してよいことが、理解され得る。第2のユーザーデバイスは、支払要求に基づいて代金を支払ってよい。この場合、ドライバー端末のドライバーがユーザーデバイスのユーザーをピックアップした後に(または、カーヘイリングオーダーが完了した後に)、ユーザーデバイスは、カーヘイリングオーダーの代金を受信し、カーヘイリングオーダーの代金を確認するだけでよい。ユーザーデバイスは、代金を支払う必要がなくてよく、これは、ユーザーデバイスの電力量を節約し得る。
【0079】
いくつかの実施形態では、サーバによって送信されたカーヘイリングオーダーの代金を受信し、代金確認をサーバに送信する前に、第2の処理デバイス132は、ユーザーデバイスのユーザーによって指定された第2のユーザーデバイスを取得し、サーバがユーザーデバイスと第2のユーザーデバイスを事前に相互に関連付けるように、第2のユーザーデバイスをサーバに接続してよい。
【0080】
いくつかの実施形態では、第2のユーザーデバイスのユーザーは、ユーザーデバイスのユーザーに関連してよい。第2の処理デバイス132は、ユーザーデバイスのアカウントと第2のユーザーデバイスのアカウントを事前に相互に関連付けてよい。
【0081】
本開示におけるカーヘイリングのデバイス(またはカーヘイリングデバイス700)は、ユーザーデバイスに適用可能であり得る。ユーザーデバイスの電力量が所定の閾値以下である場合、ユーザーデバイスとサーバとの間の相互作用が低減されてよく、呼び出されるアプリケーションの数も低減されてよい。ユーザーデバイスは、出発地、目的地、および代金確認のみを提供してよい。ユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスは、リアルタイム情報(例えば、リアルタイム代金)を表示するように、およびカーヘイリングオーダーが完了したときに代金を支払うように、サーバと通信してよい。従って、ユーザーデバイスの電力量が所定の閾値以下である場合、第2のユーザーデバイスは、カーヘイリング注文に対する代金を支払ってよく、これは、ユーザーデバイスの電力量を節約し得る。
【0082】
プロセス500に関する上記の説明は、単に例示の目的で提供されたものであり、本開示の範囲を限定することを意図したものではないことに、留意されたい。当技術において通常の技能を有する者については、複数の変形および修正が、本開示の教示の下に行われてよい。しかしながら、これらの変形および修正は、本開示の範囲から逸脱しない。いくつかの実施形態では、ユーザーデバイスの電力量が所定の閾値よりも大きいかどうかに関わりなく、第2の処理デバイス132は、ユーザーデバイスの電力量およびカーヘイリングオーダーをサーバに送信してよい。
【0083】
図6は、本開示のいくつかの実施形態によるカーヘイリングオーダー処理のための例示的なデバイスを示すブロック図である。デバイス600(カーヘイリングオーダー処理デバイス600とも称される)は、サーバに適用可能であり得る。
図6に示されるように、カーヘイリングオーダー処理デバイス600は、第1の受信モジュール601、第1の送信モジュール603、第2の送信モジュール605、第3の送信モジュール607、および第4の送信モジュール609を含んでよい。
【0084】
いくつかの実施形態では、デバイス600のモジュールは、処理デバイス112の全部または一部のハードウェア回路であってよい。デバイス600のモジュールは、処理デバイス112によって読み出されて実行されるアプリケーションまたはセットの命令としても実施されてよい。さらに、モジュールは、ハードウェア回路とアプリケーション/命令との組み合わせであってよい。例えば、モジュールは、処理デバイス112がアプリケーション/セットの命令を実行しているときに、処理デバイス112の一部であってよい。
【0085】
第1の受信モジュール601は、第1のユーザーデバイスによって送信されるカーヘイリングオーダーと、第1のユーザーデバイスの電力量とを受信するように構成されてよい。カーヘイリングオーダーは、出発地および目的地を含んでよい。第1のユーザーデバイスの電力量は、所定の閾値以下であり得る。
【0086】
第1の送信モジュール603は、カーヘイリングオーダーをドライバー端末に送信し、ドライバー端末からオーダー応答を受信するように、構成されてよい。第1の送信モジュール603は、オーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成し、オーダー受付情報を第1のユーザーデバイスおよび第1のユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信するようにも、構成されてよい。
【0087】
具体的には、第1の受信モジュール601は、第1のユーザーデバイスによって送信されたカーヘイリングオーダーと、第1のユーザーデバイスの電力量とを受信してよい。カーヘイリングオーダーは、出発地および目的地を含んでよい。第1のユーザーデバイスの電力量は、所定の閾値以下であり得る。第1の送信モジュール603は、カーヘイリングオーダーをドライバー端末に送信し、ドライバー端末からオーダー応答を受信してよい。第1の送信モジュール603は、オーダー応答に基づいてオーダー受付情報を生成し、オーダー受付情報を第1のユーザーデバイスおよび第1のユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信してもよい。
【0088】
いくつかの実施形態では、、出発地および/または目的地は、座標(例えば、緯度-経度座標)によって表されてよい。
【0089】
好ましくは、所定の閾値は、第1のユーザーデバイスの全電池容量の5%であってよい。所定の閾値は、第1のユーザーデバイスの全電池容量の他の割合(例えば、3%、7%、10%、15%)であってもよいことに、留意されたい。
【0090】
第2の送信モジュール605は、カーヘイリングオーダーが完了した後に、カーヘイリングオーダーの代金を第2のユーザーデバイスに送信するように構成されてよい。
【0091】
第3の送信モジュール607は、カーヘイリングオーダーの代金を第1のユーザーデバイスに送信するように構成されてよい。
【0092】
第4の送信モジュール609は、第1のユーザーデバイスによって送信された代金確認を受信し、処理デバイス112は、第2のユーザーデバイスが支払要求に基づいて代金を支払うように、第2のユーザーデバイスにカーヘイリングオーダーの支払要求を送信するように構成されてよい。
【0093】
いくつかの実施形態では、第2のユーザーデバイスは、支払いアプリケーション(例えば、Alipay(登録商標)、WeChat(登録商標)、E-bank)を接続する、パスワードを入力する、支払いを行う、支払いを終了する、オーダー内容ページにジャンプする、または同様のこと、という動作を実行することによって、代金を支払ってよい。
【0094】
いくつかの実施形態では、第1のユーザーデバイスによって送信された代金確認を受信した後に、第4の送信モジュール609は、第1のユーザーデバイスが支払要求に基づいて代金を支払うように、第1のユーザーデバイスにカーヘイリングオーダーの支払要求を送信してよい。
【0095】
第1のユーザーデバイスによって送信された代金確認を受信した後に、第2のユーザーデバイスが代金を支払うように、第4の送信モジュール609は、カーヘイリングオーダーの支払要求を第2のユーザーデバイスに送信してよいことが、理解され得る。この場合、ドライバー端末のドライバーが第1のユーザーデバイスのユーザーをピックアップした後に(または、カーヘイリングオーダーが完了した後に)、第1のユーザーデバイスは、カーヘイリングオーダーの代金を受信し、カーヘイリングオーダーの代金を確認するだけでよい。第1のユーザーデバイスは、代金を支払う必要がなくてよく、これは、第1のユーザーデバイスの電力量を節約し得る。
【0096】
本開示におけるカーヘイリングオーダー処理のデバイス(またはカーヘイリングオーダー処理デバイス600)は、サーバ(例えば、サーバ110)に適用可能であり得る。第1のユーザーデバイスの電力量が所定の閾値以下である場合、第2のユーザーデバイスは、カーヘイリングオーダーの代金を支払ってよく、これは、第1のユーザーデバイスの電力量を節約し得る。
【0097】
本開示におけるカーヘイリングオーダー処理のデバイス(またはカーヘイリングオーダー処理デバイス600)は、
図4で説明したプロセス400の1つ以上の動作を実行するのに使用されてよい。デバイス600の実施原理および技術的効果は、プロセス400と類似であってよく、それは、
図4の説明を参照することができ、本明細書では繰り返されない。
【0098】
図7は、本開示のいくつかの実施形態によるカーヘイリングのための例示的なデバイスを示すブロック図である。デバイス700(カーヘイリングオーダー処理デバイス600とも称される)は、ユーザーデバイスに適用可能であり得る。
図7に示されるように、カーヘイリングデバイス600は、生成モジュール701、第5の送信モジュール703、第2の受信モジュール705、決定モジュール707、および第6の送信モジュール709を含んでよい。
【0099】
いくつかの実施形態では、デバイス700のモジュールは、第2の処理デバイス132の全部または一部のハードウェア回路であってよい。デバイス700のモジュールは、第2の処理デバイス132によって読み出されて実行されるアプリケーションまたはセットの命令としても実施されてよい。さらに、モジュールは、ハードウェア回路とアプリケーション/命令との組み合わせであってよい。例えば、モジュールは、第2の処理デバイス132がアプリケーション/セットの命令を実行しているときに、第2の処理デバイス132の一部であってよい。
【0100】
生成モジュール701は、出発地、目的地、およびユーザーデバイスの電力量を取得するように構成されてよい。生成モジュール701は、出発地および目的地に基づいてカーヘイリングオーダーを生成するようにも構成されてよい。
【0101】
第5の送信モジュール703は、ユーザーデバイスの電力量が所定の閾値以下である場合、ユーザーデバイスの電力量およびカーヘイリングオーダーをサーバに送信するように構成されてよい。
【0102】
具体的には、生成モジュール701は、出発地、目的地、およびユーザーデバイスの電力量を取得し、出発地および目的地に基づいてカーヘイリングオーダーを生成してよい。第5の送信モジュール703は、ユーザーデバイスの電力量が所定の閾値以下である場合、ユーザーデバイスの電力量およびカーヘイリングオーダーをサーバに送信してよい。
【0103】
いくつかの実施形態では、出発地および/または目的地は、座標(例えば、緯度-経度座標)によって表されてよい。
【0104】
好ましくは、所定の閾値は、ユーザーデバイスの全電池容量の5%であってよい。所定の閾値は、ユーザーデバイスの全電池容量の他の割合(例えば、3%、7%、10%、15%)であってもよいことに、留意されたい。
【0105】
第2の受信モジュール705は、サーバによって送信されたカーヘイリングオーダーのオーダー受付情報を受信するように構成されてよい。
【0106】
決定モジュール707は、サーバによって送信されたカーヘイリングオーダーの代金を受信し、サーバがカーヘイリングオーダーの支払要求をユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信するように、代金確認をサーバに送信するように構成されてよい。第2のユーザーデバイスは、支払要求に基づいて代金を支払うように構成されてよい。
【0107】
ユーザーデバイスは、カーヘイリングオーダーのオーダー受付情報のみを表示してよく、リアルタイムでサーバと通信する必要がなくてよく、これは、ユーザーデバイスの電力量を節約し得ることを、理解されたい。オーダー受付情報は、静的キャッシュページであってよく、カーヘイリングオーダーが成功し、ドライバーを待っていることを示す。第2のユーザーデバイスは、リアルタイムでドライバー端末を介してドライバーと通信し得る。
【0108】
いくつかの実施形態では、第2のユーザーデバイスは、支払いアプリケーション(例えば、Alipay(登録商標)、WeChat(登録商標)、E-bank)を接続する、パスワードを入力する、支払いを行う、支払いを終了する、オーダー内容ページにジャンプする、または同様のこと、という動作を実行することによって、代金を支払ってよい。
【0109】
いくつかの実施形態では、代金確認をサーバに送信した後に、決定モジュール707は、サーバからカーヘイリングオーダーの支払要求を受信し、支払要求に基づいて代金を支払ってもよい。
【0110】
決定モジュール707は、サーバによって送信されたカーヘイリングオーダーの代金を受信してよく、サーバがカーヘイリングオーダーの支払要求をユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスに送信するように、代金確認をサーバに送信してよいことが、理解され得る。第2のユーザーデバイスは、支払要求に基づいて代金を支払ってよい。この場合、ドライバー端末のドライバーがユーザーデバイスのユーザーをピックアップした後に(または、カーヘイリングオーダーが完了した後に)、ユーザーデバイスは、カーヘイリングオーダーの代金を受信し、カーヘイリングオーダーの代金を確認するだけでよい。ユーザーデバイスは、代金を支払う必要がなくてよく、これは、ユーザーデバイスの電力量を節約し得る。
【0111】
第6の送信モジュール709は、ユーザーデバイスのユーザーによって指定された第2のユーザーデバイスを取得し、サーバがユーザーデバイスと第2のユーザーデバイスを事前に相互に関連付けるように、第2のユーザーデバイスをサーバに接続するように構成されてよい。
【0112】
本開示におけるカーヘイリングのデバイス(またはカーヘイリングデバイス700)は、ユーザーデバイスに適用可能であり得る。ユーザーデバイスの電力量が所定の閾値以下である場合、ユーザーデバイスとサーバとの間の相互作用が低減されてよく、呼び出されるアプリケーションの数も低減されてよい。ユーザーデバイスは、出発地、目的地、および代金確認のみを提供してよい。ユーザーデバイスに関連付けられた第2のユーザーデバイスは、リアルタイム情報(例えば、リアルタイム代金)を表示するように、およびカーヘイリングオーダーが完了したときに代金を支払うように、サーバと通信してよい。従って、ユーザーデバイスの電力量が所定の閾値以下である場合、第2のユーザーデバイスは、カーヘイリング注文に対する代金を支払ってよく、これは、ユーザーデバイスの電力量を節約し得る。
【0113】
本開示におけるカーヘイリングのデバイス(またはカーヘイリングデバイス700)は、
図5で説明したプロセス500の1つ以上の動作を実行するのに使用されてよい。デバイス700の実施原理および技術的効果は、プロセス500と類似であってよく、それは、
図5の説明を参照することができ、本明細書では繰り返されない。
【0114】
このように基本概念を説明してきたが、当業者にはこの詳細な開示を読んだ後に、前述の詳細な開示は、単に例として提示されることが意図され、限定するものではないことが、むしろ明らかになり得る。本明細書では明示的に述べられていないが、当業者には、様々な変更、改良、および変形例が、考えられて意図されている。これらの変更、改良、および修正は、本開示によって示唆されることが意図され、本開示の例示的な実施形態の趣旨および範囲内である。
【0115】
さらに、特定の用語が、本開示の実施形態を説明するのに使用されている。例えば、「一実施形態」、「実施形態」、および/または「いくつかの実施形態」という用語は、実施形態に関連して説明された特定の特徴、構造または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。従って、本明細書の様々な部分における「実施形態」、「一実施形態」、または「代替的な実施形態」に対する2つ以上の言及は、必ずしも全てが同じ実施形態に言及しているわけではないことが、強調され、理解されるべきである。さらに、特定の特徴、構造または特性は、本開示の1つ以上の実施形態において適切なものとして組み合わせられてよい。
【0116】
さらに、当業者には、本開示の態様が、任意の新規で有用なプロセス、機械、製造、または物質の組成、あるいはそれらの任意の新規で有用な改良を含む、いくつかの特許性のあるクラスまたは文脈のうちの任意のもので、本明細書に図示および説明され得ることが、理解される。従って、本開示の態様は、完全にハードウェア、完全にソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)で、または、本明細書では全て一般に「ブロック」、「モジュール」、「エンジン」、「ユニット」、「コンポーネント」、または「システム」と称され得るソフトウェアおよびハードウェア実装を組み合わせて、実施されてよい。さらに、本開示の態様は、組み込まれたコンピュータ可読プログラムコードを有する1つ以上のコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム製品の形態をとり得る。
【0117】
コンピュータ可読信号媒体は、例えば、ベースバンドで、または搬送波の一部として、コンピュータ可読プログラムコードが組み込まれた伝搬データ信号を含み得る。そのような伝搬信号は、電磁、光学、または同様のもの、またはそれらの任意の適切な組合せを含む、様々な形態のうちの任意のものをとり得る。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体ではない、命令実行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれらに関連して、使用するために、プログラムを通信、伝播、またはトランスポートし得る、任意のコンピュータ可読媒体であってよい。コンピュータ可読信号媒体に組み込まれたプログラムコードは、無線、有線、光ファイバケーブル、RF、または同様のもの、または前述のものの任意の適切な組合せを含む、任意の適切な媒体を使用して送信されてよい。
【0118】
本開示の態様の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Java、Scala、Smalltalk、Eiffel、JADE、Emerald、C++、C#、VB.NET、Python、または同様のものなどの、オブジェクト指向プログラミング言語、「C」プログラミング言語、Visual Basic、Fortran 1703、Perl、COBOL 1702、PHP、ABAPなどの、従来の手続き型プログラミング言語、Python、Ruby、Groovyなどの、動的プログラミング言語、または他のプログラミング言語、を含む、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれ得る。プログラムコードは、完全にユーザーのコンピュータ上で、部分的にユーザーのコンピュータ上で、スタンドアロン・ソフトウェア・パッケージとして、部分的にユーザーのコンピュータ上でおよび部分的にリモートコンピュータ上でまたは完全にリモートコンピュータ上でまたはサーバ上で、実行されてよい。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザーのコンピュータに接続されてよい、あるいは、接続は、外部コンピュータに対して(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用するインターネットを介して)、またはクラウドコンピューティング環境において、なされてよい、またはサービス(SaaS)としてのソフトウェアのようなサービスとして提供されてよい。
【0119】
さらに、処理要素またはシーケンスの列挙された順序、または数字、文字、または他の名称の使用は、従って、特許請求の範囲で指定され得る場合を除いて、特許請求の範囲に記載されたプロセスおよび方法を任意の順序に限定することを意図しない。上記の開示は、様々な例を通して、本開示の様々な有用な実施形態であると現在考えられているものを論じているが、そのような詳細は、その目的のためだけであり、添付の「特許請求の範囲」は、開示された実施形態に限定されず、反対に、開示された実施形態の趣旨および範囲内にある改良および同等の配置をカバーすることが意図されることを理解されたい。例えば、上述の様々な構成要素の実施は、ハードウェアデバイスで実現されてよいが、ソフトウェアのみの解決策、例えば、既存のサーバまたはモバイルデバイスへのインストール、として実施されてもよい。
【0120】
同様に、本開示の実施形態の前述の説明では、様々な実施形態のうちの1つ以上の理解に役立つ開示を合理化する目的で、様々な特徴が、単一の実施形態、図、またはそれらの説明に共にグループ化されることがあることを、理解されたい。しかしながら、この開示方法は、特許請求される主題が、各請求項において明示的に列挙されるよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものとして解釈されるべきではない。むしろ、特許請求される主題は、前述の単一の開示された実施形態の全ての特徴よりも少ない特徴に存在し得る。