(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-05
(45)【発行日】2022-01-20
(54)【発明の名称】歯ブラシ
(51)【国際特許分類】
A46B 5/00 20060101AFI20220113BHJP
A46B 17/08 20060101ALI20220113BHJP
A46B 15/00 20060101ALI20220113BHJP
A46B 9/04 20060101ALI20220113BHJP
【FI】
A46B5/00 B
A46B17/08
A46B15/00 K
A46B9/04
(21)【出願番号】P 2021105670
(22)【出願日】2021-06-25
【審査請求日】2021-06-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521280637
【氏名又は名称】佐田 康太朗
(74)【代理人】
【識別番号】100121418
【氏名又は名称】河野 修
(72)【発明者】
【氏名】佐田 清光
(72)【発明者】
【氏名】佐田 美佐子
【審査官】柿沼 善一
(56)【参考文献】
【文献】実開昭58-013142(JP,U)
【文献】実開平02-130233(JP,U)
【文献】実開昭49-115167(JP,U)
【文献】特開2015-085171(JP,A)
【文献】特開2020-011017(JP,A)
【文献】登録実用新案第3193636(JP,U)
【文献】実開平05-029424(JP,U)
【文献】実開昭61-075734(JP,U)
【文献】特許第6159039(JP,B1)
【文献】登録実用新案第3053005(JP,U)
【文献】実開昭60-014735(JP,U)
【文献】特開平06-090822(JP,A)
【文献】特開平06-090823(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A46B 5/00
A46B 17/08
A46B 15/00
A46B 9/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端から植毛部、頚部および把柄部を有する歯ブラシにおいて、頚部に、歯磨き液が植毛部から前記把柄部側へ流れるのを阻止する円板状の凸条が一体に突設されており、更に、略筒状で横断面形が円状の歯磨き液受具を備え、該歯磨き液受具は、その内部に当該歯ブラシの把柄部および頚部が挿通可能であり、且つ当該歯ブラシの凸条に対して係脱自在に当接する構造となされ、該歯磨き液受具の内周面を当該歯ブラシの凸条の外周面に当接させることで、歯磨き液の液溜空間が形成されるようになされており、且つ前記歯磨き液受具が、その下端側から上端側に向かって、外形が広がった拡開状となされ、前記凸条の外周面が、歯磨き液受具の拡開状に対応するテーパー状となされていることを特徴とする、歯ブラシ。
【請求項2】
歯磨き液受具が略有底筒状であって、その底部に、歯ブラシの把柄部および頚部が挿通される挿通用開口が形成され且つ該挿通用開口の周縁部分に内向きフランジが形成され、該内向きフランジの上面が凸条の下面に当接して前記歯磨き液受具が前記凸条に対して係脱自在な構造となされている、請求項
1記載の歯ブラシ。
【請求項3】
歯磨き液受具が略筒状であって、その上縁に当該歯ブラシの凸条に掛け止められる屈曲縁が形成されている、請求項
2記載の歯ブラシ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯磨きを行う際に、歯ブラシの植毛部から把柄部側に向かって、歯磨き剤と唾液が混ざった歯磨き液が流下しないようにした歯ブラシに関する。
【背景技術】
【0002】
歯磨きには、歯と歯茎の境界部分に斜め(約45度の角度)に歯ブラシを当てて、左右に振動させるバス法や歯ブラシを軽く歯に当てて、細かく振動させることによって、歯の隙間の汚れを落とすスクラッビング法、或いは歯ブラシを歯茎から歯に向かって回転させるように動かすローリング法等、種々の磨き方があり、また使用する歯ブラシは通常、先端から植毛部(ヘッド)、頚部(ネック)、把柄部(ハンドル)の3つの部分で構成されている。
【0003】
そして、歯磨きを行う場合、一般に予め歯ブラシの前記植毛部にペースト状の歯磨き剤を付けて、前記把柄部を手で握って前述した種々の歯磨き法を用いて歯のブラッシングを行う。
【0004】
前述した要領で歯磨きを行っていると、口腔内で歯磨き剤と唾液とが混ざった歯磨き液が溜まると共に該歯磨き液が歯ブラシの植毛部から頚部、更には把柄部へと流れ落ちる。そして、この際、歯ブラシを持っている手よりも肘を上げていない前記歯磨き液が手から前腕へと流れ落ち、また更には歯磨きを行っている人が着用しているパジャマ等の衣服にも流下して該衣服を汚してしまうという不都合がある。また、歯磨き液が流れ落ちた前述の前腕には歯磨き液の白い筋状の汚れが付着することから、歯磨き後においては手や前腕を水やお湯で洗浄して前記汚れを洗い落さければならず、このような不都合によって歯磨きに煩わしさを感ずることも少なくないのが実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
また、前述したような問題に対処するために、歯ブラシの頚部(ネック)に小さな容器状のものを取り付けた歯ブラシも開発されている。具体的には、全体が略中空球状の環状貯留筒を備え、その基部に歯ブラシの把柄部に装着される管部が設けられ、先端部には歯磨き液が流入する環状開口部が形成されたものが知られている。
【0007】
しかしながら、このような全体が一つの容器状となっている環状貯留筒の場合、歯磨き後に前記環状貯留筒の内部に溜まった歯磨き液を完全に排出するのが困難である上、前記環状貯留筒内を十分に清掃することができないことから、前記環状貯留筒内にカビが繁殖し易く、不衛生であるという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、歯磨き中に歯ブラシの植毛部から把柄部側へ流れ落ちる歯磨き液を受けると共に、歯磨き後に歯磨き液を簡単に排除することができる歯ブラシを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1記載の本発明は、先端から植毛部、頚部および把柄部を有する歯ブラシにおいて、頚部に、歯磨き液が植毛部から前記把柄部側へ流れるのを阻止する凸条が一体に突設されていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載の歯ブラシについて、凸条が円板状となされていることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の本発明は、前記請求項1または請求項2記載の歯ブラシについて、更に、略筒状の歯磨き液受具を備え、該歯磨き液受具は、その内部に当該歯ブラシの把柄部および頚部が挿通可能であり、且つ当該歯ブラシの凸条に対して係脱自在に当接する構造となされ、該歯磨き液受具を当該歯ブラシの凸条に当接させることで、歯磨き液の液溜空間が形成されるようになされているものである。
【0012】
請求項4記載の本発明は、前記請求項3記載の歯ブラシについて、歯磨き液受具が略有底筒状であって、その底部に、歯ブラシの把柄部および頚部が挿通される挿通用開口が形成され且つ該挿通用開口の周縁部分に内向きフランジが形成され、該内向きフランジの上面が凸条の下面に当接して前記歯磨き液受具が前記凸条に対して係脱自在な構造となされていることを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の本発明は、前記請求項3記載の歯ブラシについて、歯磨き液受具が略筒状であって、その上縁に当該歯ブラシの凸条に掛け止められる屈曲縁が形成されていることを特徴とする。
【0014】
請求項6記載の本発明は、前記請求項3~請求項5のうちのいずれか一項記載の歯ブラシについて、歯磨き液受具の横断面形が円状となされたものである。
【0015】
請求項7記載の本発明は、前記請求項3~請求項6のうちのいずれか一項記載の歯ブラシについて、歯磨き液受具が、その下端側から上端側に向かって、外形が広がった拡開状となされていることを特徴とする。また、請求項8記載の本発明は、前記請求項7記載の歯ブラシについて、凸条の外周面が、歯磨き液受具の拡開状に対応するテーパー状となされているものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る歯ブラシは、先端から植毛部、頚部および把柄部を有する歯ブラシにおいて、前記頚部に、歯磨き液が植毛部から把柄部側へ流れるのを阻止する凸条が一体に突設されているため、歯磨き時に、歯磨き液が植毛部から把柄部側へ流下することがなく、したがって、歯磨き時に手や衣服が歯磨き液の流下によって汚れることがない。
【0017】
また、本発明に係る歯ブラシは、前述した通り、歯ブラシの頚部に歯磨き液が把柄部側へ流れるのを阻止する凸条が一体に突設された構造であるため、従来の歯ブラシにおける略中空球状の環状貯留筒のような清掃の困難性がなく、歯ブラシの頚部その他の全体を十分に清掃することができ、カビの発生を確実に防止して衛生性が確保され得る。
【0018】
更に、略筒状の歯磨き液受具を備え、該歯磨き液受具は、その内部に当該歯ブラシの把柄部および頚部が挿通可能であり、且つ当該歯ブラシの凸条に対して係脱自在に当接する構造となされ、該歯磨き液受具を当該歯ブラシの凸条に当接させることで、歯磨き液の液溜空間が形成されるようになされた本発明に係る歯ブラシによれば、当該歯ブラシの使用者は、歯磨き時に、歯ブラシ頚部の凸条に前記歯磨き液受具を当接させた状態で、使用者の中指と薬指と小指の三本の指で当該歯ブラシの把柄部を握ると共に、使用者の親指と人差し指で前記歯磨き液受具を摘まんでブラッシングすることにより、前記凸条と歯磨き液受具と歯ブラシ頚部とによって形成される液溜空間に歯磨き液が溜まることとなり、そのため、植毛部から把柄部側への歯磨き液の流下がいっそう十分に阻止され得るという効果を奏する。また、歯磨き後においては、歯磨き液受具を歯ブラシの頚部から把柄部基端側へ移動させて歯磨き液受具を把柄部から外して歯磨き液を廃棄すると共に、取り外した歯磨き液受具と歯ブラシをそれぞれ水道水で洗うだけで、当該歯ブラシおよび歯磨き液受具に付着した歯磨き液を簡単に洗い流すことができるため、当該歯ブラシの使用後の衛生性が容易に確保され、また当該歯ブラシおよび歯磨き液受具は、次の使用時までに自然乾燥されるため、従来品のようなカビの発生も確実に防止されるという格別の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の実施形態に係る歯ブラシ単体の斜視図である。
【
図3】
図1の歯ブラシの把柄部に歯磨き液受具を挿通させた状態の斜視図である。
【
図4】
図1の歯ブラシの把柄部から頚部に歯磨き液受具を摺動させて歯ブラシの頚部に突設されている凸条に歯磨き液受具を当接させた状態の斜視図である。
【
図5】同実施形態に係る歯ブラシの腰部縦断面図である。
【
図6】歯磨き受具の他の実施形態に係る斜視図である。
【
図7】同実施形態に係る歯ブラシの腰部縦断面図であって、歯磨き液受具を歯ブラシの凸条に当接させた状態を示す。
【
図8】同実施形態に係る歯ブラシの腰部縦断面図であって、歯磨き液受具上縁の屈曲縁を歯ブラシの凸条に掛け止めた状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
【0021】
図1に示すように、本実施形態に係る歯ブラシ1は、先端から植毛部2、頚部3および把柄部4を有する歯ブラシにおいて、前記頚部3に、歯磨き液が前記把柄部4側へ流れるのを阻止する凸条5が一体に突設されているものである。そして、本実施形態においては、前記凸条5は円板状となされているが、方形板状等の他の形状とする場合もある。
【0022】
前述した実施形態に係る歯ブラシ1で、歯磨き剤を使って歯のブラッシングを行った場合、頚部3に突設された凸条5の存在によって、歯磨き液が植毛部側から把柄部4側へ流下することが阻止されるため、把柄部4を握っている使用者の手が歯磨き液で汚れることがない。
【0023】
図2~
図5に示すように、本発明に係る歯ブラシ1は、前述した通り、その把柄部4に凸条5が一体に設けられた単体のものとして使用しても該凸条5によって、歯磨き液が植毛部側から把柄部4側へ流下することが阻止される(せき止められる)が、後述する歯磨き液受具6を使用すれば、歯磨き液が該歯磨き液受具6によって、当該歯ブラシ1の頚部3に溜まるため、当該歯ブラシ1の利便性が更に向上する。
【0024】
すなわち、前記歯磨き液受具6は、全体形状が略有底円筒状であって、その底部6aに、歯ブラシ1の把柄部4および頚部3が挿通される円形の挿通用開口8が形成され且つ該挿通用開口8の周縁部分に内向きフランジ9が形成され、該内向きフランジ9の上面が凸条5の下面に当接して前記歯磨き液受具6が前記凸条5に対して係脱自在な構造となされているものである。
【0025】
より詳細には、本実施形態では、前記歯磨き液受具6の挿通用開口8の直径を、歯ブラシ1の把柄部4および頚部3の外形より若干大きくし且つ前記凸条5の外径よりも小さくすることで、歯磨き液受具6の挿通用開口8内に歯ブラシ1の把柄部4および頚部3が挿通されると共に、歯磨き液受具6の内向きフランジ9の上面が凸条5の下面に当接する構造としている。
【0026】
本実施形態では、歯磨き液受具6は、前述した通り、円板状の凸条5に対応させて、略有底円筒状としたが、凸条5を方形板状等の他の形態とする場合には、これに合わせて歯磨き液受具6の形態も変更される。
【0027】
次に、以上述べた本実施形態に係る歯ブラシ1の使用方法について説明すると、本実施形態の冒頭で述べた頚部3に凸条5が一体形成された本発明に係る歯ブラシ1単体の場合には(
図1参照)、通常の一般的な歯ブラシと同様、その把柄部4を使用者が手で握ってブラッシングするだけで、歯磨き剤と使用者の唾液が混ざった歯磨き液が前記凸条5によって、せき止められて、歯磨き液が植毛部2側から把柄部4側へ流下することが阻止される。
【0028】
また、
図2~
図5に示すように、前記歯磨き液受具6を使用する場合には、歯ブラシ1の把柄部4の基端部4a側から当該歯ブラシ1を、前記歯磨き液受具6の底部6aの挿通用開口8に挿通させて、歯磨き液受具6の内向きフランジ9の上面を歯ブラシ1の凸条5下面に当接させ、この状態で、使用者は、自分の手Hの中指F3と薬指F4と小指(図示せず)の三本の指で当該歯ブラシ1の把柄部4を握ると共に、親指F1と人差し指F2で前記歯磨き液受具6を摘まんでブラッシングすることにより、前記凸条5と歯磨き液受具6と歯ブラシ頚部3とによって形成される液溜空間11に歯磨き液が溜まることとなり、そのため、歯ブラシ1の植毛部2側から把柄部4側への歯磨き液の流下がいっそう十分に阻止され得る。また、歯磨き後においては、歯磨き液受具6を、歯ブラシ1の頚部3から把柄部4基端側へ移動させて歯磨き液受具6を歯ブラシ把柄部4から外して歯磨き液を廃棄すると共に、取り外した歯磨き液受具6と歯ブラシ1をそれぞれ水道水で洗うだけで、歯ブラシ1および歯磨き液受具6に付着した歯磨き液を簡単に洗い流すことができるため、当該歯ブラシ1の使用後の衛生性が容易に確保され、従来品のようなカビの発生も確実に防止されるのである。
【0029】
なお、本実施形態に係る歯ブラシ1に装着される歯磨き液受具6は、その下端側のフランジ9側から上端側に向かって外形が広がった拡開状となされて、歯磨き液がより受け易い形態となされている。また、このような歯磨き液受具6の形態に対応させて当該歯ブラシ1の凸条5の外周面5aをテーパー状とする場合もある。
【0030】
しかしながら、本発明の歯磨き液受具の構成は、これに限定されず、その下端側から上端側に向かって同外形としても良い。
【0031】
図6、
図7および
図8に示すように、前記歯ブラシ1の歯磨き液受具6は、他の構造に変更される場合があり、例えば、歯磨き液受具26は、全体形状が略円筒状であって、前記歯磨き液受具6と同様に、その下端側から上端側に向かって、外形が広がった拡開状となされ、且つその上縁には当該歯ブラシ1の凸条5に掛け止められる屈曲縁27が形成されている。また、歯ブラシ1の凸条5の外周面5aは、本実施形態では、前記拡開状の歯磨き液受具26の形態に対応させて、テーパー状となされている。
【0032】
前述した歯磨き液受具26を有する歯ブラシ1の場合、使用時には、
図7の通り、歯磨き液受具26を歯ブラシ1の凸条5の外周面に5aに当接させることで、形成された液溜空間11に歯磨き液を受けることができる。また、歯ブラシ1の使用後においては、
図8の通り、歯磨き液受具26の屈曲縁27を、歯ブラシ1の凸条5に掛け止めておくことができる。この状態で、前記溜まった歯磨き液を排出することができ、また歯ブラシ1および歯磨き液受具26を洗浄することができる。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明に係る歯ブラシによれば、前述した通り、歯磨き時に、歯磨き液が歯ブラシの植毛部側から把柄部側へ流下することが阻止されると共に、当該歯ブラシの使用後においては、歯ブラシおよび歯磨き液受具を分離して簡単に洗うことができ、衛生性が確実に担保されるため、幅広い利用が期待できる。
【符号の説明】
【0034】
1 歯ブラシ
2 植毛部
3 頚部
4 把柄部
5 凸条
6 歯磨き液受具
【要約】
【課題】 歯磨き中に歯ブラシの植毛部から把柄部側へ流れ落ちる歯磨き液を受けると共に、歯磨き後に歯磨き液を簡単に排除することができるようにする。
【解決手段】 先端から植毛部2、頚部3および把柄部4を有する歯ブラシにおいて、前記頚部3に、歯磨き液が前記把柄部4側へ流れるのを阻止する凸条5が一体に突設されており、また更に全体形状が略有底筒状の歯磨き液受具6を備え、その底部6aに、歯ブラシ1の把柄部4および頚部3が挿通される円形の挿通用開口8が形成され且つ該挿通用開口8の周縁部分に内向きフランジ9が形成され、該内向きフランジ9の上面が凸条5の下面に当接して前記歯磨き液受具6が前記凸条5に対して係脱自在な構造となされているものである。
【選択図】
図4