(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-05
(45)【発行日】2022-02-04
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 8/02 20060101AFI20220128BHJP
F21V 21/00 20060101ALI20220128BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20220128BHJP
F21V 21/04 20060101ALI20220128BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220128BHJP
【FI】
F21S8/02 420
F21V21/00 110
F21V21/00 130
F21S2/00 230
F21V21/04 200
F21Y115:10
(21)【出願番号】P 2019235253
(22)【出願日】2019-12-25
(62)【分割の表示】P 2016115339の分割
【原出願日】2016-06-09
【審査請求日】2019-12-25
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002491
【氏名又は名称】溝井国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】大屋 智嗣
【審査官】野木 新治
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-142063(JP,A)
【文献】特開2013-062163(JP,A)
【文献】特開2016-051652(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 8/02
F21V 21/00
F21S 2/00
F21V 21/04
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
取付部に取り付けられる照明装置において、
貫通孔が形成された底面部を有する凹部を備えた器具本体と、
先端に第2のコネクタを有する電線が接続された電源部を備え、前記電源部が前記底面部と対向した状態で、前記凹部の開口を塞ぐように前記器具本体に取り付けられた光源ユニットと、
一対の長辺部と一対の短辺部とを有する長方形の枠形状を成し、前記取付部に取り付けられる取付具を前記一対の長辺部の各長辺部に有し、前記器具本体が固定される固定部を前記一対の短辺部の各短辺部に有
し、電源ケーブルが接続される端子台であって先端に第1のコネクタを有する電線が接続された端子台が取り付けられた枠部と
を備え、
前記器具本体を前記固定部に接続する接続手段は、前記凹部の内側に設けられて
おり、
前記器具本体は、
前記第1のコネクタが前記貫通孔を介して前記凹部の内部に挿入されており、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが、前記凹部の内部で接続されている照明装置。
【請求項2】
前記固定部は、前記一対の短辺部の各短辺部から前記枠部の内側に突き出ている請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記取付部は、システム天井を形成する天井バーである請求項1または請求項2に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、システム天井用の照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、システム天井用の蛍光灯照明が開示されている。
従来のシステム天井用の蛍光灯照明器具では、蛍光灯を外すと、その裏面に取り付けられたネジを操作することが可能であった。そのため、このネジを操作することで、容易に反射板を取り外すことができ、作業者が天井裏の確認などを行うことができた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、光源一体形の光源ユニットを用いた照明装置では、光源ユニットや器具本体を外すと、光源ユニットや器具本体に取り付けられた電源や端子台といった電装部品も引き出されることになる。このため、特に、端子台に接続されたFケーブルによって、器具本体を天井から外すことができず、Fケーブルに器具本体が繋がった状態で、作業者が天井裏を確認する必要があり、作業者の作業中、器具本体が邪魔になるという課題があった。
【0005】
本発明は、Fケーブルと端子台を接続した状態で、器具本体をシステム天井から取り外すことができる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る照明装置は、取付部に取り付けられる照明装置において、底面部を有する凹部を備えた器具本体と、前記凹部の開口を塞ぐように、前記器具本体に取り付けられた光源ユニットと、前記取付部に取り付けられ、前記器具本体が固定される固定部を有する枠部とを備え、前記器具本体を前記固定部に接続する接続手段は、前記凹部の内側に設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る照明装置は、取付部に取り付けられる枠部が、器具本体が固定される固定部を有する。器具本体を固定部に接続する接続手段は、凹部の内側に設けられている。よって、本発明に係る照明装置によれば、器具本体を固定部に固定し易い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施の形態1に係る照明装置10を斜め下方から見た斜視図。
【
図2】実施の形態1に係る照明装置10から光源ユニット140を取り外した斜視図。
【
図3】実施の形態1に係る照明装置10の分解斜視図。
【
図4】実施の形態1に係る照明装置10の5面図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は一方の端面図、(e)は他方の端面図。
【
図5】実施の形態1に係る光源ユニット140を斜め上方から見た斜視図。
【
図6】実施の形態1に係る端子台設置部150を下方から見た斜視図。
【
図7】実施の形態1に係る端子台斜視
図150の4面図であり、(a)は底面図、(b)は端子台側の側面図、(c)は平面図、(d)は端面図、(e)は電線止め部157の別例の図。
【
図8】
図2の状態において、端子台151と電源部142との接続、及び、器具本体120を枠部110から取り外す方法を説明する図。
【
図9】
図3の状態において、端子台151と電源部142との接続、及び、器具本体120を枠部110から取り外す方法を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。また、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった配置または向きは、説明の便宜上、そのように記しているだけであって、装置、器具、部品等の配置または向きを限定するものではない。装置、器具、部品等の構成について、材質、形状、大きさ等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
【0010】
実施の形態1.
***構成の説明***
図1から
図4を参照して、本実施の形態に係る照明装置10の構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係る照明装置10を斜め下方から見た斜視図である。
図2は、本実施の形態に係る照明装置10から光源ユニット140を取り外した斜視図である。
図3は、本実施の形態に係る照明装置10の分解斜視図である。
図4は、本実施の形態に係る照明装置10の5面図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は一方の端面図、(e)は他方の端面図である。
【0011】
なお、本実施の形態の説明において、「上方」、「下方」、「側方」、「前方」、「後方」、「斜め上方」、「斜め下方」といった方向は、照明装置10が天井に取り付けられているときの方向を示している。「上方」を取付側、取付方向ともいう。また、「下方」を照射側、照射方向ともいう。本実施の形態では、照明装置10は、例えば、システム天井を形成する天井バー20のような取付部に取り付けられる。天井バー20は、例えば、Tバーである。しかし、システム天井以外の天井に取り付けられてもよいし、壁等、天井以外を取付部として取り付けられてもよい。
図1に示すように、照明装置10は、照明器具130と、光源ユニット140と、端子台設置部150とを備える。照明器具130は、枠部110と、器具本体120とを備える。
【0012】
<枠部110>
枠部110は、
図4において点線で示すような天井バー20に取り付けられる。
図3に示すように、枠部110は、長手方向に長い長方形をなす枠形状であり、長手方向の一対の長辺部111と、短手方向の一対の短辺部112とを有する。すなわち、枠部110は、長辺部111と短辺部112とを有する長方形であり、システム天井において天井バー20により形成された枠と略同一形状の長方形である。長辺部111の長手方向両端部には、天井バー20に固定される取付具113が設けられる。
図3に示すように、1つの枠部110は、少なくとも4つの取付具113が設けられている。
【0013】
また、枠部110には、器具本体120が固定される。
枠部110は、短辺部112から内側に突き出し、後述する器具本体120の底面部125を固定する固定部114を備えている。
図3に示すように、固定部114は、枠部110の照射側の開口面より取付側に引っ込んだ位置に形成される。よって、
図1及び
図2に示すように枠部110の内部に器具本体120の取付側の一部が入り込むような形で、底面部125が固定部114に固定される。固定部114に底面部125を固定する方法については、後述する。
【0014】
<器具本体120>
図2に示すように、器具本体120は、凹部122と、反射部121とを備える。凹部122は、貫通孔124が形成された底面部125を有する。
凹部122は、長手方向に延びた溝形状である。底面部125は、長手方向に延びた長方形をなす。貫通孔124は、底面部125の長手方向の略中央部に形成される。貫通孔124は、底面部125の裏面側、すなわち底面部125の取付側に配置された端子台151から、凹部122の内部に、端子台151に接続された電線を通す穴である。
底面部125の長手方向両端部には、光源ユニット140を取り付ける取付バネ123が設けられる。
【0015】
また、器具本体120は、凹部122の開口の長手方向に延びた両縁部から、照射側に向かって広がるように形成された反射部121を備える。反射部121は、光源ユニット140から発せられる光を反射する。
【0016】
ここで、枠部110に器具本体120を固定する方法について説明する。
上述したように、枠部110は、枠部110の照射側の開口面より取付側に引っ込んだ位置に固定部114が形成されている。この固定部114の照射側の面と底面部125の裏側の面とを当接させて、ネジ止めすることにより、枠部110に器具本体120が固定される。具体的には、固定部114と底面部125との各々にネジ穴が形成され、底面部125の側から固定ネジで固定部114と底面部125とを重ねて固定する。よって、
図1及び
図2に示すように、枠部110の内部に器具本体120の取付側の一部が入り込む形で、底面部125が固定部114に固定される。なお、固定方法は、ネジ止め以外でもよく、ビス止め、あるいはフックのような係合部材を用いてもよい。
また、
図3では、固定部114にはネジ穴114aが1つ形成され、固定部114の1箇所で底面部125と固定されている。しかし、固定部114にネジ穴を2箇所以上形成し、固定部114の2箇所以上で底面部125と固定されていてもよい。また、固定部114は、短辺部112からだけでなく、長辺部111から内側に突き出るように形成され、底面部125と固定されてもよい。
【0017】
<光源ユニット140>
図5は、本実施の形態に係る光源ユニット140を斜め上方から見た斜視図である。
光源ユニット140は、光源部に電力を供給する電源部142を有する。
図2に示すように、光源ユニット140は、電源部142が底面部125と対向した状態で凹部122に取り付けられる。
図5に示すように、光源ユニット140は、長手方向に延びた長方形のフレーム部143を備える。図示はないが、フレーム部143の照射側の面には、光源部として、LEDなどの発光素子が実装された発光基板が取り付けられている。また、光源ユニット140は、フレーム部143の照射側の面に取り付けられた光源部を覆うようにフレーム部143に取り付けられたカバー141を備える。
【0018】
また、光源ユニット140は、フレーム部143の取付側の面に、光源部に電力を供給する電源部142を備える。電源部142は、外部電源から供給された電力を適切な電力に変換し、光源部に供給する。
電源部142は、電線142aと、電線142aの先端部に設けられたコネクタ142bとを有する。コネクタ142bは、後述する端子台151のコネクタ151bと接続される。
【0019】
また、光源ユニット140は、フレーム部143の取付側の面の長手方向両端部に、凹部122の底面部125に設けられた取付バネ123と係合する取付部材144が設けられる。取付バネ123と取付部材144とが係合することにより、光源ユニット140が器具本体120の凹部122に取り付けられる。光源ユニット140が凹部122に取り付けられると、フレーム部143の取付側の面は凹部122の底面部125に対向した状態となり、電源部142の少なくとも一部は凹部122の内部に収納される。
【0020】
<端子台設置部150>
図6は、本実施の形態に係る端子台設置部150を下方から見た斜視図である。
図7は、本実施の形態に係る端子台設置部150の4面図であり、(a)は底面図、(b)は端子台側の側面図、(c)は平面図、(d)は端面図、(e)は電線止め部157の別例の図である。
端子台設置部150は、端子台151を備える。
図2に示すように、端子台設置部150は、底面部125において電源部142と対向した面の裏面側、すなわち底面部125の取付側(外側)に配置された状態で枠部110に設置されている。
【0021】
端子台設置部150は、端子台151を収納する箱形状である。端子台設置部150は、取付側の面が開口した開口部158を有する金属製の箱である。端子台設置部150は、上面部154と、枠部110の短手方向に沿う一対の第1側面部152と、枠部110の長手方向に沿う一対の第2側面部153とを備える。端子台設置部150は、第2側面部153の幅が、第1側面部152の幅よりも小さい直方体をなしている。
【0022】
第2側面部153の下端部には、枠部110の長辺部111に固定される枠固定部155が形成される。枠固定部155にはネジ穴155aが形成される。枠固定部155は、
図7の(b)に示すように、L字状に形成され、枠部110の長辺部111の上面及び側面と当接してネジ止めされる。
図4の(a)に示すように、枠固定部155のネジ穴155aは、枠部110の長辺部111の上面のネジ穴111aとネジ止めされる。
図4の(a)に示すように、端子台設置部150は、枠部110の長手方向において、底面部125の貫通孔124の真上の位置に形成されることが好ましい。しかし、天井の取付環境に応じて、枠部110の長手方向の複数位置に取り付けられるように、長辺部111の上面に複数のネジ穴111aを設けておくことが好ましい。
【0023】
端子台設置部150は、一対の第1側面部152のうちの一方の第1側面部152に、内部に取り付けられた端子台151が露出する開口152aが形成される。端子台151は、Fケーブルが接続される面が開口152aから露出するように一方の第1側面部152にネジ156によりネジ止めされる。
【0024】
また、
図6及び
図7(a)に示すように、端子台151は、端子台151に接続された電線151aと、電線151aの先端に設けられたコネクタ151bとを備える。上面部154の内側の面には、端子台151に接続された電線151aを止める電線止め部157と、接地のための接地部159とが設けられる。電線止め部157は、作業者により電線151aが引っ張られた場合に、電線151aが端子台151から抜けるのを防止する。電線止め部157は、
図7(a)に示すようなフックに電線151aを巻き付けて使用する構成でもよいし、
図7(e)に示すような電線151aを締めて固定する結束バンドのようなものでもよい。
【0025】
<端子台151と電源部142との接続について>
図8及び
図9を用いて、端子台151と電源部142との接続について説明する。
端子台151に接続された電線151aは、貫通孔124を介して凹部122の内部に挿入される。そして、凹部122の内部に挿入された電線151aは、凹部122の内部で電源部142に接続される。具体的には、端子台151の電線151aは、貫通孔124を通って凹部122の内部に挿入され、端子台151の電線151aのコネクタ151bと電源部142の電線142aのコネクタ142bとが凹部122の内部で接続されている。
作業者が光源ユニット140を器具本体120に取り付ける際は、例えば、以下のような手順で取り付ける。
(1)取付バネ123を伸ばして、取付部材144と係合させる。このとき、光源ユニット140と器具本体120とは、取付バネ123及び取付部材144が係合した状態で、作業者が手を挿入できる程度の間隔を空けることができる。
(2)(1)の状態で、電線151aのコネクタ151bと電線142aのコネクタ142bとを接続する。
(3)その後、光源ユニット140を押し上げることにより、取付バネ123が取付部材144を引き上げ、光源ユニット140が器具本体120に取り付けられる。
【0026】
<天井裏等の確認作業の手順について>
次に、
図8及び
図9を用いて、作業者が器具本体120を枠部110から取り外し、天井裏等の確認作業を行う手順について説明する。
(1)作業者は、光源ユニット140を下方に引っ張り、光源ユニット140と器具本体120との間に手を挿入できる程度の間隔を空ける。本実施の形態に係る照明装置10の取付バネ123及び取付部材144によれば、光源ユニット140を下方に引っ張り、取付バネ123を伸ばすことにより、取付バネ123及び取付部材144が係合した状態で、手を挿入できる程度の間隔を空けることができる。
(2)作業者は、光源ユニット140と器具本体120との間から、電線151aのコネクタ151bと電線142aのコネクタ142bとの結合を解除する。
(3)光源ユニット140を器具本体120から取り外す。
(4)次に、凹部122の底面部125の長手方向両端部の固定ネジを取り外すことにより、枠部110に取り付けられた器具本体120のみを取り外す。このとき、
図9に示すように、電線151aは、貫通孔124から抜けるので、端子台151にFケーブルが接続されたままで、容易に器具本体120を枠部110から取り外すことができる。
【0027】
***他の構成***
本実施の形態の発光素子は、LED以外の光源を用いてもよい。具体的には、光源として、有機EL、レーザダイオード等、他の種類の固体発光素子が用いられてもよい。
また、本実施の形態では、照明装置10は、取付具113をシステム天井の天井バーに引っ掛けることで、システム天井に取り付けられるが、ボルト等の固定具によりシステム天井以外の取付部に取り付けられてもよい。
【0028】
また、
図9に示すように、端子台151が設置された端子台設置部150と枠部110とを合わせてフレーム160ともいう。なお、フレーム160における端子台151の位置は、端子台設置部150のみではなく、枠部110などフレーム160のいずれかの位置であればよい。また、本実施の形態では、端子台設置部150は、枠部110の短手方向に跨って設置された直方体の箱形状であるものとしたが、端子台151をフレーム160に配置することができれば、円柱、角柱、アームを有する形状等、その他の形状でもよい。また、端子台設置部150は、枠部110の短手方向に跨って設置されたものでなくてもよく、枠部110の長手方向に跨って設置されてもよい。また、端子台設置部150は、短手方向あるいは長手方向ではなく、長辺部111から短辺部112に跨っていてもよい。また、端子台設置部150は、ひとつの長辺部111のみ、あるいはひとつの短辺部112のみに取り付けられていてもよい。
以上のように、本実施の形態に係るフレーム160は、器具本体120の底面部125の裏面側に端子台151を配置することができれば、どのような構成であっても構わない。
【0029】
***本実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る照明装置10によれば、端子台を底面部の外側の枠部に配置する端子台設置部を備えるので、端子台に接続された電線を貫通孔を介して凹部にの内部に挿入することができる。よって、Fケーブルと端子台を接続した状態で、器具本体をシステム天井から取り外すことができる。
【0030】
また、本実施の形態に係る照明装置10によれば、端子台に接続された電線が凹部の内部で電源部に接続されているので、端子台が凹部の外側に配置されていても、作業者は容易に端子台と電源部との接続を解除することができる。
【0031】
また、本実施の形態に係る照明装置10によれば、端子台設置部が端子台を収納する箱形状であり、枠部の短手方向に跨って枠部に取り付けられているので、天井側の取付環境に応じて、容易に端子台の位置を移動させることができる。
【0032】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この実施の形態のうち、複数の部分を組み合わせて実施してもよい。或いは、この実施の形態のうち、1つの部分を実施してもよい。その他、この実施の形態の内容を、全体として或いは部分的に、どのように組合せて実施しても構わない。
なお、上記の実施の形態は、本質的に好ましい例示であり、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。上記の実施の形態は、本手法の理解を助けるためのものであって、発明を限定するためのものではない。
【符号の説明】
【0033】
10 照明装置、20 天井バー、110 枠部、111 長辺部、111a ネジ穴、112 短辺部、113 取付具、114 固定部、114a ネジ穴、120 器具本体、121 反射部、122 凹部、123 取付バネ、124 貫通孔、125 底面部、130 照明器具、140 光源ユニット、141 カバー、142 電源部、142a 電線、142b コネクタ、143 フレーム部、144 取付部材、150 端子台設置部、151 端子台、151a 電線、151b コネクタ、152 第1側面部、152a 開口、153 第2側面部、154 上面部、155 枠固定部、155a ネジ穴、156 ネジ、157 電線止め部、158 開口部、159 接地部、160 フレーム。