(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-06
(45)【発行日】2022-01-21
(54)【発明の名称】公共福祉活動の可視化のための方法および装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20220114BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2020536505
(86)(22)【出願日】2018-12-26
(86)【国際出願番号】 CN2018123795
(87)【国際公開番号】W WO2019137212
(87)【国際公開日】2019-07-18
【審査請求日】2020-08-04
(31)【優先権主張番号】201810019829.4
(32)【優先日】2018-01-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520015461
【氏名又は名称】アドバンスド ニュー テクノロジーズ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(72)【発明者】
【氏名】ファン・ファン
(72)【発明者】
【氏名】ハン・リ
【審査官】萩島 豪
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3206847(JP,U)
【文献】特開2017-120487(JP,A)
【文献】特開2003-256684(JP,A)
【文献】特開2014-007532(JP,A)
【文献】特開2009-133645(JP,A)
【文献】特開2005-339459(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0244320(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第106779123(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
公共福祉活動の可視化を実施するための方法であって、
公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象の地理的領域の公共福祉マップを前記対象ユーザに表示するステップであり、前記公共福祉マップは、前記公共福祉活動が行われたことを示す第1のアイコンと、前記公共福祉活動を行うことができることを示す第2のアイコンとを含む、ステップと、
前記公共福祉マップ上の前記第2のアイコンに関する前記対象ユーザの選択操作に応答して、選択された前記第2のアイコンを第1のアイコンになるように更新するステップと
、
前記対象ユーザのライブビューイング操作に応答して、前記対象ユーザに、前記対象の地理的領域の衛星画像を表示するステップであって、前記衛星画像は、現在のライブ衛星画像、および前記公共福祉活動が行われる前の前記対象の地理的領域の衛星画像を含む、ステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記公共福祉マップ上で前記公共福祉活動を行った公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報を決定するステップと、
前記ユーザ情報に基づいて、前記公共福祉活動参加ユーザと前記対象ユーザとの間に指定されたユーザ関係が存在するかどうかを決定するステップと、
前記公共福祉活動参加ユーザと前記対象ユーザとの間に前記指定されたユーザ関係が存在する場合、前記公共福祉マップ上に、前記公共福祉活動参加ユーザの前記ユーザ情報、および前記公共福祉活動参加ユーザによって行われた前記公共福祉活動の公共福祉情報を表示するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記公共福祉マップ上での前記公共福祉活動参加ユーザに関する前記対象ユーザの選択操作に応答して、前記公共福祉活動参加ユーザに向けたセッションインターフェースを表示するステップ
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記セッションインターフェースは、
前記公共福祉活動参加ユーザにインスタントセッションメッセージを送信すること、前記公共福祉活動参加ユーザによって行われた前記公共福祉活動を評価すること、および前記公共福祉活動参加ユーザによって行われた前記公共福祉活動をフォローすること
の1つまたは複数の機能を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記対象ユーザに、対象の地理的領域の公共福祉マップを表示する前に、前記方法は、
前記公共福祉活動を行うための前記領域に関する前記対象ユーザの前記選択操作に応答して、前記対象ユーザに、前記公共福祉活動を行うことができる複数の地理的領域の縮小サイズ画像を表示するステップと、
前記縮小サイズ画像上での前記対象ユーザの選択操作に応答して、前記縮小サイズ画像に対応する選択された地理的領域を前記対象の地理的領域として決定し、前記対象ユーザに、前記対象の地理的領域の公共福祉マップを表示する操作を実行するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
地理的領域ごとに、各々前記対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有し、前記地理的領域において前記公共福祉活動を行った公共福祉活動参加ユーザを決定するステップと、
前記公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報をまとめるステップと、
前記まとめられたユーザ情報を、表示用の前記地理的領域の前記縮小サイズ画像に関連付けるステップと、
をさらに含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
公共福祉活動の可視化を実施するための装置であって、
公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象の地理的領域の公共福祉マップを前記対象ユーザに表示するように構成されたマップ表示ユニットであり、前記公共福祉マップは、前記公共福祉活動が行われたことを示す第1のアイコンと、前記公共福祉活動を行うことができることを示す第2のアイコンとを含む、マップ表示ユニットと、
前記公共福祉マップ上の前記第2のアイコンに関する前記対象ユーザの選択操作に応答して、選択された前記第2のアイコンを第1のアイコンになるように更新するように構成されたサイト選択操作ユニットと
、
前記対象ユーザのライブビューイング操作に応答して、前記対象ユーザに、前記対象の地理的領域の衛星画像を表示するように構成されたライブシーン表示ユニットであって、前記衛星画像は、現在のライブ衛星画像、および前記公共福祉活動が行われる前の前記対象の地理的領域の衛星画像を含む、ライブシーン表示ユニットと、
を含む装置。
【請求項8】
前記マップ表示ユニットが、前記公共福祉マップ上で前記公共福祉活動を行った公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報を決定し、前記ユーザ情報に基づいて、前記公共福祉活動参加ユーザと前記対象ユーザとの間に指定されたユーザ関係が存在するかどうかを決定し、前記公共福祉活動参加ユーザと前記対象ユーザとの間に前記指定されたユーザ関係が存在する場合、前記公共福祉マップ上に、前記公共福祉活動参加ユーザの前記ユーザ情報、および前記公共福祉活動参加ユーザによって行われた前記公共福祉活動の公共福祉情報を表示する
ようにさらに構成されている、請求項
7に記載の装置。
【請求項9】
前記公共福祉マップ上での前記公共福祉活動参加ユーザに関する前記対象ユーザの選択操作に応答して、前記公共福祉活動参加ユーザに向けたセッションインターフェースを表示するように構成されたセッション実装ユニット
をさらに含む、請求項
8に記載の装置。
【請求項10】
前記セッションインターフェースは、
前記公共福祉活動参加ユーザにインスタントセッションメッセージを送信すること、前記公共福祉活動参加ユーザによって行われた前記公共福祉活動を評価すること、および前記公共福祉活動参加ユーザによって行われた前記公共福祉活動をフォローすること
の1つまたは複数の機能を含む、請求項
9に記載の装置。
【請求項11】
前記対象ユーザに、対象の地理的領域の公共福祉マップを表示する前に、前記マップ表示ユニットは、前記公共福祉活動を行うための前記領域に関する前記対象ユーザの前記選択操作に応答して、前記対象ユーザに、前記公共福祉活動を行うことができる複数の地理的領域の縮小サイズ画像を表示し、前記縮小サイズ画像上での前記対象ユーザの選択操作に応答して、前記縮小サイズ画像に対応する選択された地理的領域を前記対象の地理的領域として決定し、前記対象ユーザに、前記対象の地理的領域の公共福祉マップを表示する操作を実行するようにさらに構成されている、
請求項
7に記載の装置。
【請求項12】
前記マップ表示ユニットは、地理的領域ごとに、各々前記対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有し、前記地理的領域において前記公共福祉活動を行った公共福祉活動参加ユーザを決定し、前記公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報をまとめ、前記まとめられたユーザ情報を、表示用の前記地理的領域の前記縮小サイズ画像に関連付けるようにさらに構成されている、
請求項
11に記載の装置。
【請求項13】
プロセッサと、
機械実行可能命令を記憶するように構成されたメモリとを含み、
公共福祉活動の可視化を実施するためのロジックに対応する前記メモリに記憶されている前記機械実行可能命令を読み取り、実行することによって、前記プロセッサに、
公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象の地理的領域の公共福祉マップを前記対象ユーザに表示させ、前記公共福祉マップは、前記公共福祉活動が行われたことを示す第1のアイコンと、前記公共福祉活動を行うことができることを示す第2のアイコンとを含み、
前記公共福祉マップ上の前記第2のアイコンに関する前記対象ユーザの選択操作に応答して、選択された前記第2のアイコンを第1のアイコンになるように更新させ
、
前記対象ユーザのライブビューイング操作に応答して、前記対象ユーザに、前記対象の地理的領域の衛星画像を表示させ、前記衛星画像は、現在のライブ衛星画像、および前記公共福祉活動が行われる前の前記対象の地理的領域の衛星画像を含む、
公共福祉活動の可視化を実施するための装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、インターネット技術の分野に関し、特に、公共福祉活動の可視化を実施するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット技術の急速な発展に伴い、ますます多くの公共福祉活動がインターネットを介して行われている。オンライン公共福祉活動は、他の人や社会を助けるために公共福祉行動を行うことに加えて、公共福祉活動の開始者がユーザを獲得し、ユーザトラフィックを増やすのにさらに役立ち得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、現在のオンライン公共福祉活動は、現実感が比較的乏しく、ユーザは、公共福祉活動に参加したことを真に感じることができないことが多い。したがって、現実感がより強いオンライン公共福祉活動を行う際に、より効果的な解決策を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記に鑑みて、本明細書は、公共福祉活動の可視化を実施するための方法および装置を提供する。
【0005】
たとえば、本明細書は、以下の技術的解決策を使用することによって実装される。
【0006】
公共福祉活動の可視化を実施するための方法が提供され、方法は、
公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象の地理的領域の公共福祉マップを対象ユーザに表示するステップであり、公共福祉マップは、公共福祉活動が行われたことを示す第1のアイコンと、公共福祉活動を行うことができることを示す第2のアイコンとを含む、ステップと、
公共福祉マップ上の第2のアイコンに関する対象ユーザの選択操作に応答して、選択された第2のアイコンを第1のアイコンになるように更新するステップとを含む。
【0007】
公共福祉活動の可視化を実施するための装置が提供され、装置は、
公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象の地理的領域の公共福祉マップを対象ユーザに表示するように構成されたマップ表示ユニットであり、公共福祉マップは、公共福祉活動が行われたことを示す第1のアイコンと、公共福祉活動を行うことができることを示す第2のアイコンとを含む、マップ表示ユニットと、
公共福祉マップ上の第2のアイコンに関する対象ユーザの選択操作に応答して、選択された第2のアイコンを第1のアイコンになるように更新するように構成されたサイト選択操作ユニットとを含む。
【0008】
公共福祉活動の可視化を実施するための装置が提供され、装置は、
プロセッサと、
機械実行可能命令を記憶するように構成されたメモリとを含み、
公共福祉活動の可視化を実施するためのロジックに対応するメモリに記憶されている機械実行可能命令を読み取り、実行することによって、プロセッサに、
公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象の地理的領域の公共福祉マップを対象ユーザに表示させ、公共福祉マップは、公共福祉活動が行われたことを示す第1のアイコンと、公共福祉活動を行うことができることを示す第2のアイコンとを含み、
公共福祉マップ上の第2のアイコンに関する対象ユーザの選択操作に応答して、選択された第2のアイコンを第1のアイコンになるように更新させる。
【0009】
以上の説明から、本明細書は、公共福祉マップをユーザに表示し、ユーザは、公共福祉マップを介して公共福祉活動のサイトを選択し、それによって、オンライン公共福祉活動に参加するユーザの現実感を高め、ユーザのオンライン公共福祉体験を向上させ得ることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本明細書の例示的な実施形態による、公共福祉活動の可視化を実施するための方法の概略的なフローチャートである。
【
図2】本明細書の例示的な実施形態による、地理的領域の縮小サイズ画像の表示ページの概略図である。
【
図3】本明細書の例示的な実施形態による、地理的領域の別の縮小サイズ画像の表示ページの概略図である。
【
図4】本明細書の例示的な実施形態による、公共福祉マップの表示ページの概略図である。
【
図5】本明細書の例示的な実施形態による、別の公共福祉マップの表示ページの概略図である。
【
図6】本明細書の例示的な実施形態による、公共福祉活動の可視化を実施するための装置の概略的な構造図である。
【
図7】本明細書の例示的な実施形態による、公共福祉活動の可視化を実施するための装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
例示的な実施形態は、以下に詳細に説明され、その例は、添付の図面に示されている。以下の説明が添付の図面を参照するとき、別段の指示がない限り、異なる添付の図面内の同じ番号は、同じまたは同様の要素を示す。以下の例示的な実施形態で説明される実装方式は、本明細書と一致するすべての実装方式を表すものではない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に詳細に記載されている、本明細書のいくつかの態様と一致する装置および方法の単なる例である。
【0012】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、明細書を限定することを意図していない。本明細書および添付の特許請求の範囲において使用される場合、単数形「a」、「the」、および「said」は、文脈に明確に示されていない限り、複数形も含むものとする。本明細書で使用される「および/または」という用語は、1つまたは複数の列挙された関連する項目のありとあらゆる可能な組合せを指し、それらを含むことをさらに諒解されたい。
【0013】
本明細書では、第1、第2、第3などの用語を使用して様々な情報を説明することができるが、情報は、これらの用語に限定されないことを諒解されたい。これらの用語は、同じタイプの情報を互いに区別するためにのみ使用される。たとえば、本明細書の範囲から逸脱することなく、第1の情報を第2の情報と呼ぶこともでき、同様に、第2の情報を第1の情報と呼ぶこともできる。文脈に応じて、本明細書で使用される「場合」という単語は、「~のとき」、「~とき」、または「決定に応じて」と解釈され得る。
【0014】
本明細書は、公共福祉活動の可視化を実施するための解決策を提供する。ユーザは、公共福祉マップを介して公共福祉活動のサイトを選択することができ、したがって、オンライン公共福祉活動に参加するユーザの現実感を高め、ユーザのオンライン公共福祉体験が向上する。
【0015】
図1は、本明細書の例示的な実施形態による、公共福祉活動の可視化を実施するための方法の概略的なフローチャートである。
【0016】
公共福祉活動の可視化を実施するための解決策は、たとえば、携帯電話、タブレットコンピュータ、またはPCなど、表示画面を備えたインテリジェントデバイスなどの端末デバイスに適用可能である。公共福祉活動の可視化を実施するための解決策は、サーバにも適用可能であり得、サーバは、表示画面を備えた端末デバイスと通信し、さらに、関連する指示を端末デバイスに送信することができ、その結果それに応じて端末デバイスは、表示画面を介して表示を実行する。しかしながら、本明細書はこれに限定されない。
【0017】
図1を参照すると、公共福祉活動の可視化を実施するための方法は、以下のステップを含み得る。
【0018】
ステップ102、公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象の地理的領域の公共福祉マップを対象ユーザに表示するステップであり、公共福祉マップは、公共福祉活動が行われたことを示す第1のアイコンと、公共福祉活動を行うことができることを示す第2のアイコンとを含む。
【0019】
この実施形態では、対象の地理的領域は、対象ユーザによって設定され得る。第1のアイコンは、第2のアイコンとは異なる。第1のアイコンは、公共福祉活動が行われた地理的位置を示すために使用され得、第2のアイコンは、公共福祉活動を行うことができる地理的位置を示すために使用され得る。言い換えれば、第2のアイコンに対応する地理的位置では、公共福祉活動は行われていない。もちろん、第1のアイコンによって表される意味と第2のアイコンによって表される意味は、交換可能である。本明細書はこれに限定されない。
【0020】
上記の地理的位置は、経度および緯度の座標の対に対応する位置など、現実世界の地理的位置を表し得る。任意選択で、上述の地理的位置は、長方形または円形の位置領域など、現実世界の地理的位置領域、または別の形状の位置領域を表し得る。
【0021】
ステップ104、公共福祉マップ上の第2のアイコンに関する対象ユーザの選択操作に応答して、選択された第2のアイコンを第1のアイコンになるように更新する。
【0022】
この実施形態では、対象ユーザは、対象ユーザが公共福祉活動を行う予定である公共福祉マップ上の第2のアイコンを選択し得る。第2のアイコンが対象ユーザによって選択されると、第2のアイコンは、第1のアイコンになるように更新され得、したがって、サイト選択が成功することを対象ユーザに促す。
【0023】
対象ユーザによって選択された第2のアイコンに基づいて、公共福祉活動提供者は、第2のアイコンに対応する地理的位置または地理的位置領域で対応する公共福祉活動を行い得る。
【0024】
上記に鑑みて、公共福祉マップがユーザに表示され、ユーザは、公共福祉マップを介して公共福祉活動のサイトを選択し、それによって、オンライン公共福祉活動に参加するユーザの現実感を高め、ユーザのオンライン公共福祉体験を向上させ得る。
【0025】
以下で公共福祉活動の一例として植樹を取り上げて、本明細書で提供される技術的解決策を、対象の地理的領域を選択すること、および植樹領域を選択することの2つの側面から詳細に説明する。
【0026】
1.対象の地理的領域を選択すること
この実施形態では、区別を容易にするために、植樹公共福祉活動を行うサイトを選択しようとするユーザを対象ユーザと呼び、植樹公共福祉活動を行うサイトを選択したユーザを公共福祉活動参加ユーザと呼び得る。
【0027】
対象ユーザは、端末デバイスにロードされた関連するクライアントソフトウェアを使用することによって、植樹領域選択操作を開始し得る。たとえば、対象ユーザは、「サイトを選択」ボタンなどをクリックすることによって、植樹領域選択操作などを開始してもよい。
【0028】
上記の植樹領域選択操作が受信された後、植樹活動を実行することができる複数の地理的領域の縮小サイズ画像が、対象ユーザに対して、表示画面上に表示される。植樹公共福祉活動の提供者は、地理的領域を分割するための分割ルールをあらかじめ設定してもよい。たとえば、提供者は、植樹行動を行うことができる実際の領域を複数の地理的領域に分割してもよい。
【0029】
図2に示される地理的領域の縮小サイズ画像を参照すると、縮小サイズ画像は、それぞれ地理的領域A、地理的領域B、および地理的領域Cの3つの地理的領域を含む。対象ユーザは、縮小サイズ画像においてユーザアイコンを移動させることによって、地理的領域のうちの1つを選択してもよい。
【0030】
対象ユーザがユーザアイコンを地理的領域Aに移動させ、確認ボタン(図示せず)をクリックすると仮定すると、地理的領域Aは対象の地理的領域であると判定される。
【0031】
任意選択で、別の例では、地理的領域の縮小サイズ画像が表示されると、地理的領域ごとに、各々が対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有し、地理的領域において公共福祉活動を行った公共福祉活動参加ユーザの数がさらに決定されてもよく、公共福祉活動参加ユーザの数のユーザ情報がまとめられ、まとめられたユーザ情報が、表示用の地理的領域の縮小サイズ画像に関連付けられる。
【0032】
地理的領域Aを一例にとると、まず、地理的領域Aで植樹行動を行った公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報が取得され得る。次いで、ユーザ情報に基づいて、公共福祉活動参加ユーザが、交友関係、フォロワーフォロー関係、または資金取引関係など、対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有するかどうかが判定される。次いで、対象ユーザとの指定されたユーザ関係を各々有する公共福祉活動参加ユーザの数がカウントされ、数は、表示用の地理的領域Aに関連付けられてもよく、したがって、対象ユーザは、対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有するユーザの植樹サイト選択状況を学ぶ。
【0033】
以下では、指定されたユーザ関係の一例として交友関係を取り上げる。地理的領域Aで公共福祉活動に参加した25人の公共福祉活動参加ユーザが対象ユーザと友好関係を有し、地理的領域Bで公共福祉活動に参加した5人の公共福祉活動参加ユーザが対象ユーザと友好関係を有し、地理的領域Cで公共福祉活動に参加した8人の公共福祉活動参加ユーザが対象ユーザと友好関係を有すると仮定すると、
図3に示すように、縮小サイズ画像が対象ユーザに表示され得る。
【0034】
図3に示される縮小サイズ画像に基づいて、対象ユーザは、友人の植樹サイト選択状況を視覚的に見て、比較的多い友人に関連付けられた地理的領域または比較的少ない友人に関連付けられた地理的領域を、対象の地理的領域として選択し得る。
【0035】
当然、実際の適用例では、対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有する公共福祉活動参加ユーザの数に加えて、表示用の地理的領域の縮小サイズ画像に関連付けられたユーザ情報は、公共福祉活動参加ユーザのプロフィール写真など、他のユーザ情報をさらに含み得る。本明細書はこれに限定されない。
【0036】
この例では、対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有する公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報が、表示用の地理的領域の縮小サイズ画像に関連付けられ、それによって、オンライン公共福祉行動のサイト選択プロセス中に他のユーザとの対象ユーザの対話が強化され、対象ユーザのサイト選択体験を向上させる。
【0037】
別の例では、対象ユーザは、地理的領域のリストなどを使用することによって対象の地理的領域を選択することもできることに留意されたい。当然、地理的領域が1つある場合、対象ユーザは、選択を行う必要はない。植樹公共福祉活動の提供者は、実際の状況に基づいて選択を構成し得る。本明細書はこれに限定されない。
【0038】
2.植樹領域を選択すること
この実施形態では、対象の地理的領域が決定された後、対象の地理的領域の公共福祉マップが対象ユーザに表示され得る。たとえば、公共福祉マップの表示は、対象の地理的領域を拡大する、ページリダイレクトするなどによって実施され得る。本明細書はこれに限定されない。
【0039】
植樹活動が行われた位置および植樹活動を行うことができる位置は、異なるアイコンを使用することによって、公共福祉マップ上にマークされてもよい。より確かな体験のために、各アイコンの各々は、物理的な植樹位置のうちの1つに対応し得る。
【0040】
たとえば、
図4を参照すると、
図4の影付きアイコンは、第1のアイコンと呼ばれてもよく、これは、第1のアイコンに対応する位置に植樹されたことを示すために使用され、
図4の影なしアイコンは、第2のアイコンと呼ばれてもよく、これは、第2のアイコンに対応する位置に植樹することができることを示すために使用される。
図4のカーソルによって囲まれた第1のアイコンは、システムによって対象ユーザに対してデフォルトで選択された植樹位置を表す。
【0041】
対象ユーザは、カーソルを移動させることによって植樹位置を選択してもよい。たとえば、対象ユーザは、表示画面上をスライド(指)する、方向ボタン(図示せず)をクリックするなどによって、カーソルを第2のアイコンに移動させてもよい。
【0042】
植樹のための第2のアイコンを選択した後、対象ユーザは、OKボタン(図示せず)を使用して選択操作を入力してもよい。選択操作を受信した後、対象ユーザによって選択された第2のアイコンを第1のアイコンになるように更新して、植樹サイト選択が成功することを対象ユーザに促し得る。
【0043】
任意選択で、アイコンの更新前に、確認プロンプトボックスが対象ユーザに出力されてもよく、対象ユーザが選択された位置および環境保護マニフェストなど何らかの関連情報を確認できるようにする。本明細書はこれに限定されない。
【0044】
別の例では、地理的領域の表示と同様に、公共福祉マップ上で公共福祉活動を行った複数の公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報をさらに決定することができ、次いで、各々が対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有する公共福祉活動参加ユーザの数が決定され、次いで、公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報、および公共福祉活動参加ユーザによって行われた公共福祉活動の公共福祉情報は、第1のアイコンに表示され、これは、公共福祉活動参加ユーザが植樹した位置に対応する。
【0045】
ユーザ情報は、ユーザプロフィール写真、ユーザニックネームなどを含み得る。公共福祉情報は、植樹マニフェスト、植樹位置の経度および緯度の座標などを含み得る。
【0046】
図5を参照すると、システムが対象ユーザに対してデフォルトで植樹位置を選択し、植樹位置の北の木を植える人がXiaobaiと呼ばれる対象ユーザの友人であると仮定すると、Xiaobaiのプロフィール写真、植樹マニフェスト、および植樹位置の経度および緯度の座標が、Xiaobaiの植樹を示す第1のアイコンに関連付けて表示され得る。
【0047】
図5に示された公共福祉マップに基づいて、対象ユーザは、友人の植樹位置を視覚的に見ることができ、したがって、対象ユーザは、友人の樹の近くまたは遠くに植樹することを選択してもよい。
【0048】
実際の適用例では、対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有していない公共福祉活動参加ユーザについて、公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報および公共福祉情報も公共福祉マップに表示される場合がある。当然、対象ユーザのサイト選択に過剰な情報を表示することによってもたらされる干渉を回避するために、対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有していない公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報および公共福祉情報は、デフォルトで非表示にされてもよい。対象ユーザが第1のアイコンをクリックすると、第1のアイコンに対応する公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報および公共福祉情報が表示される。本明細書はこれに限定されない。
【0049】
任意選択で、別の例では、対象ユーザが、表示されたコンテンツから、公共福祉活動参加ユーザまたは公共福祉活動参加ユーザに対応する上記の関連情報を選択すると、公共福祉活動参加ユーザに向けたセッションインターフェースが表示され得る。
【0050】
セッションインターフェースは、インスタント通信セッションボックスであり得、それを介して、対象ユーザは、インスタントセッション情報を公共福祉活動参加ユーザに送信し得る。
【0051】
セッションインターフェースは、さらに、公共福祉活動参加ユーザの植樹行動に関するコメントセッションボックスであり得、それを介して、対象ユーザは、公共福祉活動参加ユーザの植樹行動についてコメントし得る。
【0052】
セッションインターフェースは、公共福祉活動参加ユーザの植樹行動において、いいね!ボタンまたはトップに設定ボタンなど、操作を実行するためのボタンをさらに含み得る。本明細書はこれに限定されない。
【0053】
上記の説明から、この実施形態のユーザは、公共福祉マップ上で、実際の植樹シーンに対応する植樹サイトを選択することができ、それによって、オンライン植樹活動に参加するユーザの現実感を大幅に高め、ユーザのオンライン公共福祉体験を向上させることがわかり得る。
【0054】
任意選択で、別の例では、植樹公共福祉行動を依然として一例として取り上げ、対象ユーザは、関連するクライアントソフトウェアを使用することによって、植樹領域のライブ衛星画像を閲覧することができる。
【0055】
たとえば、対象ユーザは、「ライブシーン」ボタンなどをクリックすることによって、ライブビューの指示を送信してもよく、対象ユーザが対象の地理的領域の実際の状態を閲覧することができるように、対象の地理的領域の現在のライブ衛星画像が、指示に基づいて対象ユーザに表示されてもよい。
【0056】
この例では、現在のライブ衛星画像を表示することに加えて、植樹が対象の地理的領域にもたらす可能性のある変化を対象ユーザが視覚的に学習できるようにするために、植樹活動が行われる前の対象の地理的領域の衛星画像が対象ユーザにさらに表示されてもよい。2つの衛星画像を比較して表示することによって、本明細書では、対象ユーザが、対象ユーザの公共福祉行動が対象の地理的領域にもたらす可能性のある変化を視覚的に学習でき、それによって、対象ユーザの公共福祉への関心が高まる。
【0057】
公共福祉活動の可視化を実施するための方法実施形態によれば、本明細書は、公共福祉活動の可視化を実施するための装置実施形態をさらに提供する。
【0058】
本明細書における公共福祉活動の可視化を実施するための装置実施形態は、端末デバイスまたはサーバに適用可能であり得る。装置実施形態は、ソフトウェアによって、ハードウェアによって、またはソフトウェアとハードウェアの組合せを介して実装され得る。ソフトウェアの実装を一例にとると、論理的な意味での装置は、装置が配置された端末デバイスまたはサーバのプロセッサが、不揮発性メモリ内の対応するコンピュータプログラム命令をメモリに読み込み、コンピュータプログラム命令を実行することによって形成される。ハードウェアに関しては、
図6は、本明細書における公共福祉活動の可視化を実施するための装置が配置された端末デバイスまたはサーバのハードウェア構造の図である。
図6に示されるプロセッサ、メモリ、ネットワークインターフェース、および不揮発性メモリに加えて、この実施形態において装置が配置される端末デバイスまたはサーバは、本明細書では詳細に説明されない、端末デバイスまたはサーバの実際の機能による他のハードウェアをさらに含み得る。
【0059】
図7は、本明細書の例示的な実施形態による、公共福祉活動の可視化を実施するための装置のブロック図である。
【0060】
図7を参照すると、公共福祉活動の可視化を実施するための装置600は、
図6に示される端末デバイスまたはサーバに適用可能であり、地図表示ユニット601、サイト選択操作ユニット602、セッション実施ユニット603、およびライブシーン表示ユニット604を含む。
【0061】
マップ表示ユニット601は、公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象の地理的領域の公共福祉マップを対象ユーザに表示するように構成されており、公共福祉マップは、公共福祉活動が行われたことを示す第1のアイコンと、公共福祉活動を行うことができることを示す第2のアイコンとを含む。
【0062】
サイト選択操作ユニット602は、公共福祉マップ上の第2のアイコンに関する対象ユーザの選択操作に応答して、選択された第2のアイコンを第1のアイコンになるように更新するように構成されている。
【0063】
任意選択で、マップ表示ユニット601は、公共福祉マップ上で公共福祉活動を行った公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報を決定し、ユーザ情報に基づいて、公共福祉活動参加ユーザが対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有するかどうかを決定し、公共福祉活動参加ユーザが対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有する場合、公共福祉マップ上に、公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報、および公共福祉活動参加ユーザによって行われた公共福祉活動の公共福祉情報を表示するようにさらに構成されている。
【0064】
セッション実施ユニット603は、公共福祉マップ上での公共福祉活動参加ユーザに関する対象ユーザの選択操作に応答して、公共福祉活動参加ユーザに向けたセッションインターフェースを表示するように構成されている。
【0065】
任意選択で、セッションインターフェースは、
公共福祉活動参加ユーザにインスタントセッションメッセージを送信すること、公共福祉活動参加ユーザによって行われた公共福祉活動を評価すること、および公共福祉活動参加ユーザによって行われた公共福祉活動をフォローすることの1つまたは複数の機能を含み得る。
【0066】
ライブシーン表示ユニット604は、対象ユーザのライブビューイング操作に応答して、対象ユーザに、対象の地理的領域の衛星画像を表示するように構成されている。
【0067】
任意選択で、衛星画像は、現在のライブ衛星画像、および公共福祉活動が行われる前の対象の地理的領域の衛星画像を含み得る。
【0068】
任意選択で、対象ユーザに、対象の地理的領域の公共福祉マップを表示する前に、マップ表示ユニット601は、さらに、公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象ユーザに、公共福祉活動を行うことができる複数の地理的領域の縮小サイズ画像を表示し、縮小サイズ画像上での対象ユーザの選択操作に応答して、縮小サイズ画像に対応する選択された地理的領域を対象の地理的領域として決定し、対象ユーザに、対象の地理的領域の公共福祉マップを表示する操作を実行するように構成されている。
【0069】
任意選択で、マップ表示ユニット601は、地理的領域ごとに、各々対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有し、地理的領域において公共福祉活動を行った公共福祉活動参加ユーザを決定し、公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報をまとめ、まとめられたユーザ情報を、表示用の地理的領域の縮小サイズ画像に関連付けるようにさらに構成されている。
【0070】
上記の装置におけるユニットの機能および役割の実装プロセスの詳細については、上記の方法における対応するステップの実装プロセスを参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明しない。
【0071】
装置実施形態は、基本的に、方法実施形態に対応する。したがって、関連するコンテンツについては、方法実施形態の説明のいくつかを参照することができる。上述の装置実施形態は、単なる例示である。別々の構成要素として記載されているユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして示されている構成要素は、物理ユニットであってもなくてもよく、すなわち、一箇所に配置されていてもよく、または複数のネットワークユニットに分散されていてもよい。そのモジュールの一部またはすべては、本明細書の解決策の目的を達成するための実際のニーズに従って選択することができる。当業者は、創造的な努力なしに本明細書を理解し、実施することができる。
【0072】
上述の実施形態に示されたシステム、装置、モジュール、またはユニットは、コンピュータチップまたはエンティティによって、またはいくつかの機能を備えた製品によって実装され得る。典型的な実装デバイスは、コンピュータである。たとえば、コンピュータは、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、カメラ付き携帯電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント、メディアプレーヤ、ナビゲーションデバイス、電子メール送受信デバイス、ゲーム機、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、またはこれらのデバイスのうちの任意のものの組合せとすることができる。
【0073】
公共福祉活動の可視化を実施するための上記方法実施形態によれば、本明細書は、公共福祉活動の可視化を実施するための装置をさらに提供する。公共福祉活動の可視化を実施するための装置は、プロセッサ、および機械実行可能命令を記憶するように構成されたメモリを含む。プロセッサおよびメモリは、通常、内部バスを使用して相互接続される。他の可能な実装方法では、デバイスは、他のデバイスまたは構成要素と通信するための外部インターフェースをさらに含み得る。
【0074】
この実施形態では、公共福祉活動の可視化を実施するためのロジックに対応するメモリに記憶されている機械実行可能命令を読み取り、実行することによって、プロセッサに、
公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象の地理的領域の公共福祉マップを対象ユーザに表示させ、公共福祉マップは、公共福祉活動が行われたことを示す第1のアイコンと、公共福祉活動を行うことができることを示す第2のアイコンとを含み、
公共福祉マップ上の第2のアイコンに関する対象ユーザの選択操作に応答して、選択された第2のアイコンを第1のアイコンになるように更新させる。
【0075】
任意選択で、公共福祉活動の可視化を実施するためのロジックに対応するメモリに記憶されている機械実行可能命令を読み取り、実行することによって、プロセッサに、さらに、
公共福祉マップ上で公共福祉活動を行った公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報を決定させ、
ユーザ情報に基づいて、公共福祉活動参加ユーザが対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有するかどうかを決定させ、
公共福祉活動参加ユーザが対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有する場合、公共福祉マップ上に、公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報、および公共福祉活動参加ユーザによって行われた公共福祉活動の公共福祉情報を表示させる。
【0076】
任意選択で、公共福祉活動の可視化を実施するためのロジックに対応するメモリに記憶されている機械実行可能命令を読み取り、実行することによって、プロセッサに、さらに、
公共福祉マップ上での公共福祉活動参加ユーザに関する対象ユーザの選択操作に応答して、公共福祉活動に参加したユーザに向けたセッションインターフェースを表示させる。
【0077】
任意選択で、セッションインターフェースは、
公共福祉活動参加ユーザにインスタントセッションメッセージを送信すること、公共福祉活動参加ユーザによって行われた公共福祉活動を評価すること、および公共福祉活動参加ユーザによって行われた公共福祉活動をフォローすることの1つまたは複数の機能を含み得る。
【0078】
任意選択で、公共福祉活動の可視化を実施するためのロジックに対応するメモリに記憶されている機械実行可能命令を読み取り、実行することによって、プロセッサに、さらに、
対象ユーザのライブビューイング操作に応答して、対象ユーザに、対象の地理的領域の衛星画像を表示させる。
【0079】
任意選択で、衛星画像は、現在のライブ衛星画像、および公共福祉活動が行われる前の対象の地理的領域の衛星画像を含み得る。
【0080】
任意選択で、公共福祉活動の可視化を実施するためのロジックに対応するメモリに記憶されている機械実行可能命令を読み取り、実行することによって、プロセッサに、さらに、
対象の地理的領域の公共福祉マップを対象ユーザに表示する前に、公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象ユーザに、公共福祉活動を行うことができる複数の地理的領域の縮小サイズ画像を表示させ、
縮小サイズ画像上での対象ユーザの選択操作に応答して、縮小サイズ画像に対応する選択された地理的領域を対象の地理的領域として決定させ、対象ユーザに、対象の地理的領域の公共福祉マップを表示する操作を実行させる。
【0081】
任意選択で、公共福祉活動の可視化を実施するためのロジックに対応するメモリに記憶されている機械実行可能命令を読み取り、実行することによって、プロセッサに、さらに、
地理的領域ごとに、各々対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有し、地理的領域において公共福祉活動を行った公共福祉活動参加ユーザを決定させ、
公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報をまとめさせ、
まとめられたユーザ情報を、表示用の地理的領域の縮小サイズ画像に関連付けさせる。
【0082】
公共福祉活動の可視化を実施するための上記の方法実施形態によれば、本明細書は、プロセッサによって実行されると、
公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象の地理的領域の公共福祉マップを対象ユーザに表示するステップであり、公共福祉マップは、公共福祉活動が行われたことを示す第1のアイコンと、公共福祉活動を行うことができることを示す第2のアイコンとを含む、ステップと、
公共福祉マップ上の第2のアイコンに関する対象ユーザの選択操作に応答して、選択された第2のアイコンを第1のアイコンになるように更新するステップと
を実施するコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0083】
任意選択で、ステップは、
公共福祉マップ上で公共福祉活動を行った公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報を決定するステップと、
ユーザ情報に基づいて、公共福祉活動参加ユーザが対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有するかどうかを決定するステップと、
公共福祉活動参加ユーザが対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有する場合、公共福祉マップ上に、公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報、および公共福祉活動参加ユーザによって行われた公共福祉活動の公共福祉情報を表示するステップとをさらに含む。
【0084】
任意選択で、ステップは、
公共福祉マップ上での公共福祉活動参加ユーザに関する対象ユーザの選択操作に応答して、公共福祉活動参加ユーザに向けたセッションインターフェースを表示するステップをさらに含む。
【0085】
任意選択で、セッションインターフェースは、
公共福祉活動参加ユーザにインスタントセッションメッセージを送信すること、公共福祉活動参加ユーザによって行われた公共福祉活動を評価すること、および公共福祉活動参加ユーザによって行われた公共福祉活動をフォローすることの1つまたは複数の機能を含み得る。
【0086】
任意選択で、ステップは、
対象ユーザのライブビューイング操作に応答して、対象ユーザに、対象の地理的領域の衛星画像を表示するステップをさらに含む。
【0087】
任意選択で、衛星画像は、現在のライブ衛星画像、および公共福祉活動が行われる前の対象の地理的領域の衛星画像を含み得る。
【0088】
任意選択で、対象ユーザに、対象の地理的領域の公共福祉マップを表示する前に、ステップは、
公共福祉活動を行うための領域に関する対象ユーザの選択操作に応答して、対象ユーザに、公共福祉活動を行うことができる複数の地理的領域の縮小サイズ画像を表示するステップと、
縮小サイズ画像上での対象ユーザの選択操作に応答して、縮小サイズ画像に対応する選択された地理的領域を対象の地理的領域として決定し、対象ユーザに、対象の地理的領域の公共福祉マップを表示する操作を実行するステップとをさらに含む。
【0089】
任意選択で、ステップは、
地理的領域ごとに、各々対象ユーザとの指定されたユーザ関係を有し、地理的領域において公共福祉活動を行った公共福祉活動参加ユーザを決定するステップと、
公共福祉活動参加ユーザのユーザ情報をまとめるステップと、
まとめられたユーザ情報を、表示用の地理的領域の縮小サイズ画像に関連付けるステップとをさらに含む。
【0090】
本明細書のいくつかの実施形態は、上記で説明されている。他の実施形態は、添付の特許請求の範囲内にある。いくつかの実施形態では、特許請求の範囲に記録されたアクションまたはステップは、実施形態のものとは異なる順序で実行されてもよく、所望の結果を依然として達成することができる。加えて、図面に記載されたプロセスが必ずしも例示されたまたは連続した順序で実行されない場合でも、所望の結果を依然として達成することができる。いくつかの実施形態では、マルチタスクおよび並列処理も実行可能であるか、または有利であり得る。
【0091】
上記の実施形態は、本明細書のいくつかの実施形態であり、本明細書を限定することを意図していない。本明細書の趣旨および原理内で行われる任意の変更、等価の置換、改良などは、本明細書の保護範囲内に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0092】
600 装置
601 地図表示ユニット
602 サイト選択操作ユニット
603 セッション実施ユニット
604 ライブシーン表示ユニット