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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-07
(45)【発行日】2022-02-04
(54)【発明の名称】調光器及び照明システム
(51)【国際特許分類】
   F21V 23/00 20150101AFI20220128BHJP
   H05B 45/325 20200101ALI20220128BHJP
   H05B 47/175 20200101ALI20220128BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20220128BHJP
【FI】
F21V23/00 140
F21V23/00 120
F21V23/00 200
H05B45/325
H05B47/175
F21Y115:10
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020205579
(22)【出願日】2020-12-11
(62)【分割の表示】P 2016215358の分割
【原出願日】2016-11-02
(65)【公開番号】P2021039957
(43)【公開日】2021-03-11
【審査請求日】2020-12-11
(73)【特許権者】
【識別番号】390005038
【氏名又は名称】神保電器株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101867
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 寿武
(72)【発明者】
【氏名】松野 達夫
(72)【発明者】
【氏名】藤田 昌宏
(72)【発明者】
【氏名】内藤 勝広
【審査官】山崎 晶
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-3408(JP,A)
【文献】実開平01-086098(JP,U)
【文献】特開2006-236892(JP,A)
【文献】特開平7-6658(JP,A)
【文献】特開2004-104269(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 23/00
H05B 45/325
H05B 47/175
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明器具の調光レベルを調節するための第1の調光操作手段と、
前記第1の調光操作手段の操作に応じて照明器具の調光レベルを制御する調光制御信号を発生させる第1の調光制御回路と、
照明器具の調光レベルを調節するための第2の調光操作手段と、
前記第2の調光操作手段の操作に応じて照明器具の調光レベルを制御する調光制御信号を発生させる第2の調光制御回路と、
商用電源から供給された電力を、前記第1,第2の各調光制御回路を動作させる電力に変換して当該各調光制御回路へ出力する電源回路と、
JISで規格化された配線器具の取付枠に収まる大きさに形成され、前記第1,第2の各調光制御回路及び前記電源回路を内部に収納するとともに、前記第1,第2の調光操作手段が組み込まれたケース本体と、を備え、
前記第1,第2の各調光操作手段は、2個の可変抵抗を同軸状に設けた2本の回転軸をもって各々操作する構成の2軸2連型可変抵抗器と、この2軸2連型可変抵抗器の一方の回転軸に装着した第1の操作つまみと、前記2軸2連型可変抵抗器の他方の回転軸に装着され前記第1の操作つまみと軸方向に並べて配置した第2の操作つまみと、を含む構成とし、
前記ケース本体は、一端面が開口し内部に前記第1,第2の各調光制御回路及び電源回路の収納空間を有する筐体と、この筐体の開口面に装着される蓋体とを含み、
前記2軸2連型可変抵抗器は、前記蓋体に固定する構成とし、
さらに、前記ケース本体の筐体内に収納される制御基板と、
前記電源回路を搭載して前記ケース本体の筐体内に収納される電源基板と、
前記2軸2連型可変抵抗器に実装され当該2軸2連型可変抵抗器のインタフェースを構成する可変抵抗器実装基板と、を備え、
前記可変抵抗器実装基板は、前記2軸2連型可変抵抗器の回転軸と平行な抵抗器本体側面に配置したことを特徴とする調光器。
【請求項2】
前記制御基板は、前記第1,第2の各調光制御回路の中心となるマイコンを搭載して前記ケース本体の筐体内に収納される構成であることを特徴とする請求項1に記載の調光器。
【請求項3】
前記制御基板と前記可変抵抗器実装基板は、可撓性を有する接続ケーブルによって電気的に接続される構成である請求項の調光器において、
前記可変抵抗器実装基板には、前記接続ケーブルの一端側が前記抵抗器本体の側面近傍でかつ当該側面と平行な方向から差し込み接続されるケーブル接続部を設け、
前記制御基板には、前記接続ケーブルの他端側が当該制御基板の表面近傍でかつ当該表面と平行な方向から差し込み接続されるケーブル接続部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の調光器。
【請求項4】
前記ケース本体は、JISで規格化された配線器具の取付枠に収まる2個モジュール分に対応する大きさに形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の調光器。
【請求項5】
前記調光制御信号に応じて光源を調光制御する照明器具と、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の調光器と、を含むことを特徴とする照明システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、照明器具の調光レベルを制御するための調光器と、同調光器を用いた調光システムに関する。
【背景技術】
【0002】
オフィスや商業ビルなど業務用途の主照明にあっては、明るい外光が入射する日中であっても照明を消灯することは不体裁であり、節電のために間引き点灯(照明を部分的に消灯)することも受け入れ難い。
このような使途の主照明として高周波点灯型蛍光灯器具(インバータ蛍光灯器具)が用いられる場合、PWM信号(パルス幅変調信号)等の調光信号制御により、照明器具の発光出力を適宜抑制して適切な照度を確保するとともに、照明器具の消費する電力を抑制する調光システムが存在する。
近年、LED(発光ダイオード)を光源とする照明器具の需要増加に伴い、PWM信号等の調光制御信号により当該照明器具の調光レベルを制御することが容易となり、省エネに対する需要の増加も相俟って、上記PWM信号方式の調光器が各種提案されている。従来のこの種の調光器は、オフィスビル等の広い空間に施設された多数の照明器具の調光レベルを制御するための用途に用いられており、そのため比較的大形の構造をしたものが一般的であった。
【0003】
これに対し、特許文献1に開示された調光器は、JISで規格化された配線器具用の取付枠(JIS C 8375)と略等しい大きさに形成された取付枠に3個まで取着可能な単位寸法の2個分の大きさ(2個モジュール寸法)に形成されたケース(同文献1の段落「0026」参照)に収められており、家庭用の照明器具を調光する用途に好適な寸法構造となっている。
【0004】
しかし、特許文献1に開示された調光器は、単一の調光制御信号を出力できるのみであり、共通に制御可能な同一系統に含まれる照明器具しか調光できない。したがって、複数系統の照明器具を別々に調光するには、当該系統の数に応じた個数の調光器を用意する必要があり、それら複数の調光器を設置するためにスペースを広く確保する必要が生じるという課題があった。
【0005】
また、複数系統に区分けされた各照明器具であっても、同じ調光レベル(例えば、同じ明るさ)に制御したいこともある。例えば、各系統の照明空間がともに同じ用途に使われる場合(例えば、ともにオフィス空間である場合)には、一般に同じ調光レベルに調整される。しかし、別系統に区分けされた照明器具には、それぞれ別個の調光器が割り当てられているため、同じ調光レベルに制御するには、各調光器を同じ調整量とするための細かな操作が必要となり困難性を伴うという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特許第5244033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、家庭用の照明器具を調光する用途にも好適な大きさであって、2系統の照明器具に対して調光レベルを別々に制御することができ、しかも各系統の照明器具を極めて容易な操作で同じ調光レベルに制御することもできる調光器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の調光器は、
照明器具の調光レベルを調節するための第1の調光操作手段と、
第1の調光操作手段の操作に応じて照明器具の調光レベルを制御する調光制御信号を発生させる第1の調光制御回路と、
照明器具の調光レベルを調節するための第2の調光操作手段と、
第2の調光操作手段の操作に応じて照明器具の調光レベルを制御する調光制御信号を発生させる第2の調光制御回路と、
商用電源から供給された電力を、第1,第2の各調光制御回路を動作させる電力に変換して当該各調光制御回路へ出力する電源回路と、
JISで規格化された配線器具の取付枠に収まる大きさに形成され、第1,第2の各調光制御回路及び電源回路を内部に収納するとともに、第1,第2の調光操作手段が組み込まれたケース本体と、を備え、
第1,第2の各調光操作手段は、2個の可変抵抗を同軸状に設けた2本の回転軸をもって各々操作する構成の2軸2連型可変抵抗器と、この2軸2連型可変抵抗器の一方の回転軸に装着した第1の操作つまみと、2軸2連型可変抵抗器の他方の回転軸に装着され第1の操作つまみと軸方向に並べて配置した第2の操作つまみと、を含む構成としたことを特徴とする。
【0009】
上述したように、本発明の調光器は、ケース本体がJISで規格化された配線器具の取付枠に収まる大きさに形成されているため、小形で家庭用の照明器具を調光する用途にも好適である。
【0010】
しかも、第1,第2の各調光制御回路からそれぞれ調光制御信号が出力されるので、各調光制御信号により2系統の照明器具に対して調光レベルを別々に制御することができる。これら第1,第2の各調光制御回路は、共通の電源回路から電力を得て動作する。このように電源回路を共通化することで小形化を実現することができる。
【0011】
さらに、2軸2連型可変抵抗器に内蔵された2個の可変抵抗を、第1,第2の各操作つまみによってそれぞれ操作する構成とし、かつこれら第1,第2の各操作つまみを軸方向に並べて配置することで、各操作つまみを一緒に回転操作するだけの極めて容易な操作をもって、第1,第2の各調光制御回路から同じ調光制御信号が出力され、各系統の照明器具を同じ調光レベルに制御することが可能となる。
もちろん、各操作つまみを別々に回転操作して、各系統の照明器具をそれぞれ異なった調光レベルに制御することもできる。
【0012】
また、本発明は、第1,第2の各操作つまみは、一方の操作つまみに対し座金を介して他方の操作つまみを押し当てることで相互間の位置決めがされる構成である調光器において、
第1,第2の各操作つまみの対向部位に、一方の操作つまみには凹部を形成し、他方の操作つまみには凸部を形成するとともに、
第1,第2の各操作つまみの対向部位の間に座金が配置されているときは、凹部への凸部の入り込みが当該座金に阻まれ、
第1,第2の各操作つまみの対向部位の間に座金が配置されていないときには、第1,第2の各操作つまみを相対的に押圧回転させたとき、凹部へ凸部が入り込む構成とすることが好ましい。
【0013】
軸方向に並べて配置される第1,第2の各操作つまみは、一方の操作つまみに他方の操作つまみを押し当てることで、容易に相互間の位置決めをすることができ、組み立て作業性が向上する。ここで、各操作つまみを円滑に回転動作させるために、各操作つまみの間には座金を配置することが好ましい。しかし、組み立て作業において、この座金を配置し忘れることもある。そこで、上述のように構成することで、第1,第2の各操作つまみを相対的に押圧回転させるだけで、座金の有無を容易に検査することが可能となる。
すなわち、座金が配置されていないときには、第1,第2の各操作つまみを相対的に押圧回転させたとき、凹部へ凸部が入り込むので引っ掛かりが生じる。一方、座金が配置されているときは、凹部への凸部の入り込みが当該座金に阻まれるので、引っ掛かりが生じることなく、円滑に回転させることができる。この違いによって、座金の有無を容易に検査することができる。
【0014】
また、2軸2連型可変抵抗器には、一方の回転軸に第1の操作つまみを180゜異なる2つの角度位置で装着でき、そのうち一方の角度位置が第1の操作つまみの正規の装着位置となっている構成のものが多い。
かかる構成の2軸2連型可変抵抗器を用いるときは、第1の操作つまみに対するストッパを設けることが好ましい。
当該ストッパは、
一方の回転軸に第1の操作つまみが正規の装着位置で装着されているときは、当該第1の操作つまみの回転範囲を規制することなく、2軸2連型可変抵抗器の規定範囲を当該第1の操作つまみが回転し、
一方の回転軸に第1の操作つまみが正規の装着位置で装着されていないときは、当該第1の操作つまみの回転範囲を規制して、2軸2連型可変抵抗器の規定範囲を当該第1の操作つまみが回転できない構成とする。
【0015】
このように構成することで、組み立て作業後に第1の操作つまみを回転させて、2軸2連型可変抵抗器の規定範囲を第1の操作つまみが回転できるか否かを確認するだけで、第1の操作つまみが正規の装着位置に装着されているか否かを容易に検査することができる。
【0016】
また、ケース本体は、一端面が開口し内部に第1,第2の各調光制御回路及び電源回路の収納空間を有する筐体と、この筐体の開口面に装着される蓋体とを含む構成として、2軸2連型可変抵抗器は、蓋体に固定する構成とすることが好ましい。
2軸2連型可変抵抗器は、後述する可変抵抗器実装基板に固定することもできるが、その場合は組み立て誤差に伴い、回転軸の蓋体からの突き出し量にばらつきを生じるおそれがあり、当該回転軸に装着される第1,第2の各操作つまみの位置も不安定となる。
そこで、上述した構成とすることで、蓋体を基準に2軸2連型可変抵抗器の回転軸を位置決めすることができ、さらに当該回転軸に装着される第1,第2の各操作つまみも蓋体を基準に安定して位置決めすることができる。
【0017】
また、本発明の調光器は、
第1,第2の各調光制御回路の中心となるマイコンを搭載してケース本体の筐体内に収納される制御基板と、
電源回路を搭載してケース本体の筐体内に収納される電源基板と、
2軸2連型可変抵抗器に実装され当該2軸2連型可変抵抗器のインタフェースを構成する可変抵抗器実装基板と、を備えた構成とし、
可変抵抗器実装基板は、2軸2連型可変抵抗器の回転軸と平行な抵抗器本体側面に配置ることが好ましい。
【0018】
2軸2連型可変抵抗器は、一般に2個の可変抵抗を軸方向に連設した構成となっているものが多い。かかる構成の場合、回転軸と平行な抵抗器本体側面の寸法が軸方向に延びて大きくなる。そこで、軸方向に大きくなった抵抗器本体の側面に可変抵抗器実装基板を配置することで、可変抵抗器実装基板の抵抗器本体からの突き出し量を抑制できるので、ケース本体内のスペースへ無駄なく効率的に可変抵抗器実装基板を配置することが可能となる。
【0019】
さらに、制御基板と可変抵抗器実装基板を、可撓性を有する接続ケーブルによって電気的に接続する構成とした場合は、
可変抵抗器実装基板には、接続ケーブルの一端側が抵抗器本体の側面近傍でかつ当該側面と平行な方向から差し込み接続されるケーブル接続部を設けてある。また、制御基板には、接続ケーブルの他端側が当該制御基板の表面近傍でかつ当該表面と平行な方向から差し込み接続されるケーブル接続部を設けた構成とすることが好ましい。
【0020】
可変抵抗器実装基板のケーブル接続部を上述した構成とすることで、2軸2連型可変抵抗器の側面近傍に沿って、ケース本体内のスペースへ無駄なく効率的に当該ケーブル接続部を配置することが可能となる。さらに、制御基板のケーブル接続部を上述した構成とすることで、制御基板の表面に沿って、ケース本体内のスペースへ無駄なく効率的に当該ケーブル接続部を配置することが可能となる。
【0021】
また、本発明の照明システムは、調光制御信号に応じて光源を調光制御する照明器具と、上述した構成の調光器と、を含むことを特徴とする。かかる照明システムは、調光器が小形であり、家庭用の照明器具を調光する用途にも好適である。
【発明の効果】
【0022】
以上説明したように、本発明の調光器によれば、家庭用の照明器具を調光する用途にも好適な大きさであって、2系統の照明器具に対して調光レベルを別々に制御することができるので、複数系統の照明器具の調光レベルを制御する調光システムを構築するにあたり、必要となる調光器の個数を減らして設置スペースの狭小化が実現可能となる。
しかも、第1,第2の各操作つまみを軸方向に並べて配置することで、各操作つまみを一緒に回転操作するだけの極めて容易な操作をもって、第1,第2の各調光制御回路から同じ調光制御信号が出力され、各系統の照明器具を同じ調光レベルに制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の実施形態に係る照明システムの概要を示す配線図である。
図2】本発明の実施形態に係る調光器の構造を示す分解斜視図である。
図3】本発明の実施形態に係る調光器の外観を示す斜視図である。
図4】本発明の実施形態に係る調光器の構造を示す縦断面図である。
図5】(a)は本発明の実施形態に係る調光器の制御基板を示す平面図、(b)は裏面図である。
図6】(a)は本発明の実施形態に係る調光器の電源基板を示す平面図、(b)は裏面図である。
図7】(a)は本発明の実施形態に係る調光器の2軸2連型可変抵抗器を示す平面図、(b)は正面図である。
図8】本発明の実施形態に係る調光器の第1,第2の操作つまみとその周辺構造を分解して示す正面断面図である。
図9】本発明の実施形態に係る調光器の第1,第2の操作つまみを、2軸2連型可変抵抗器の第1,第2の回転軸へ装着した状態を示す正面断面図である。
図10】(a)は本発明の実施形態に係る調光器の第2の操作つまみに形成した凸部を示す底面図、(b)は同じく第1の操作つまみに形成し凹部を示す平面図である。
図11】本発明の実施形態に係る調光器の第1,第2の操作つまみに形成した凹部と凸部の作用を説明するための正面断面図である。
図12】本発明の実施形態に係る調光器の第1の操作つまみに対するストッパの作用を説明するための正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る照明システムは、図1に示すように、商用電源100と、複数の照明器具200と、各照明器具200を調光する調光器1とを含んでいる。複数の照明器具200は、電源線300を介して商用電源100に並列に接続され、当該商用電源100から交流100Vの電力を供給されて点灯する。なお、電源線300には、照明器具200及び調光器1への電源供給をオン・オフするための切替スイッチ500が直列に接続してある。
複数の照明器具200は、共通に調光レベルが制御される照明器具200が同じ系統にまとめて管理される。例えば、図1では、照明器具200a,200bを同じ系統(第1の系統200A)として一括して制御するようにしてある。同様に、照明器具200c,200dを同じ系統(第2の系統200B)として一括して制御するようにしている。
【0025】
調光器1は、電源線300を介して商用電源100に接続され、当該商用電源100から交流100Vの電力を供給されて動作する。そして、照明器具200の調光レベルを制御する調光制御信号を、電源線300とは別に配線した信号線400を介して照明器具200へ出力する。
照明器具200には、LED(発光ダイオード)等の光源と、この光源の調光レベルを調光制御信号に応じて変化させる制御回路とが組み込まれている。制御回路は、調光器1から調光制御信号を入力し、当該調光制御信号に応じて、光源の明るさや色合い等の調光レベルを変更する。
【0026】
調光制御信号を用いた調光方式の代表例としては、PWM信号(パルス幅変調信号)を調光制御信号とするPWM信号制御方式がある。同方式を採用した場合は、調光器1から出力されたPWM信号のデューティ比に応じて、照明器具200に組み込まれた制御回路が、光源の調光レベルを変化させる。
なお、本実施形態の照明システムと調光器1が採用可能な調光方式としては、PWM信号制御方式に限定されるものではない。
【0027】
本実施形態の調光器1は、2つの調光制御信号を出力する機能を備えており、一方の調光制御信号により第1の系統200Aに含まれる照明器具200a,200bの調光レベルを制御するとともに、他方の調光制御信号により第2の系統200Bに含まれる照明器具200c,200dの調光レベルを制御する。このように、1個の調光器1で2つの系統に含まれる照明器具200の調光レベルを制御することができるので、省スペース化を図ることができる。なお、制御対象となる照明器具200を3つ以上の系統に区分けするときは、さらに調光器1を増設する必要があるものの、必要個数は従来の半分で済む。
【0028】
次に、本実施形態に係る調光器1について詳細に説明する。
本実施形態の調光器1は、図2図4に示すように、ケース本体10によって外観を形成し、その内部に制御基板20と電源基板30を収納してある。
ケース本体10は、合成樹脂製の筐体11と蓋体12を含んでいる。筐体11は、一端面が開口し、内部に制御基板20と電源基板30の収納空間を有している。この筐体11の開口面に、図2(a)に示すねじ等の締結具41をもって蓋体12が装着される。
ケース本体10は、屋内配線器具の取付枠42に取り付けられるか、又は蓋体12が取付枠42と一体成形される。この取付枠42は、JISで規格化された配線器具の取付枠である(JIS C 8375)。ケース本体10は、この取付枠42に3個まで取り付け可能な配線器具の2個分(すなわち、2個モジュール分)の大きさに形成してあり、この取付枠42に収まる。
なお、図2(a)に示す取付枠42には、表面に金属製の放熱枠43が配置してある。
また、取付枠42の表面側には、合成樹脂製の化粧カバー44が装着される。
【0029】
第1,第2の各調光制御回路及び電源回路を構成する各種電子部品は、制御基板20及び電源基板30に搭載してある。すなわち、制御基板20は、図5に示すように、第1,第2の各調光制御回路の中心となるマイコン21をはじめとした各種電子部品を搭載している。
電源基板30は、図6に示すように、電源回路を構成するAC/DCコンバータ31を中心とした各種電子部品を搭載してある。電源回路は、商用電源100から供給された電力を、第1,第2の各調光制御回路を動作させる電力に変換する機能を有している。
また、電源基板30には、第1,第2の各調光制御回路の一部を構成するゲートドライバIC32が搭載してあり、このゲートドライバIC32で生成したパルス信号を、制御基板20に搭載したマイコン21で制御して調光制御信号を生成する構成となっている。
【0030】
ここで、第1,第2の各調光制御回路は、照明器具200の調光レベルを制御するためのPWM信号等の調光制御信号を発生する電子回路である。本実施形態では、第1の調光制御回路で発生させた調光制御信号を、図1に示した第1の系統200Aに含まれる照明器具200a,200bに出力して、それらの照明器具200a,200bの調光レベルを制御する。同様に、第2の調光制御回路で発生させた調光制御信号を、図1に示した第2の系統200Bに含まれる照明器具200c,200dに出力して、それらの照明器具200c,200dの調光レベルを制御する。
【0031】
図4に示すように、制御基板20は筐体11の開口面に近い側に収納配置され、電源基板30は筐体11の底部に近い側に収納配置される。電源基板30の表面には、図6(a)に示すように、接続ケーブル25の一端側を接続するケーブル接続部33が設けてあり、制御基板20の裏面には、図5(b)に示すように、接続ケーブル25の他端側を接続するケーブル接続部26が設けてある。これら各ケーブル接続部33,26に可撓性を有する接続ケーブル25が接続されて、制御基板20に搭載した電子部品と電源基板30に搭載した電子部品との間が電気的に接続される。
【0032】
電源基板30の裏面には、図6(b)に示すように、調光制御信号を外部へ出力するためのインターフェースとなる2対の信号出力用外部端子34が設けてあり、これらの信号出力用外部端子34に図1に示した信号線400が接続されて、調光制御信号が各照明器具200へ出力される。信号出力用外部端子34は、図4に示すように、筐体11の底部から外部へ露出して配置される。
また、筐体11の底部には、図2に示す押えばね35、金属端子36、解除ボタン37で構成される周知の電源線接続端子38(速結端子)が設けてある。電源線接続端子38は電源回路と電気的に接続されており、図1に示した電源線300がこの電源線接続端子38に接続されて、商用電源100からの電力が電源回路へ供給される。
【0033】
ケース本体10の蓋体12には、図2及び図4に示すように、2軸2連型可変抵抗器50が組み込まれている。2軸2連型可変抵抗器50は、内蔵する2個の可変抵抗を、同軸状に設けた2本の回転軸をもって各々操作する構成のボリュームである。
本実施形態で用いる2軸2連型可変抵抗器50は、図7に示すような外観構成をしており、立方体形状の抵抗器本体51のボス面から第1の回転軸52と第2の回転軸53が同軸状に突き出している。抵抗器本体51の側面51aは、これら各回転軸52,53と平行に配置されている。
【0034】
抵抗器本体51には、2個の可変抵抗が軸方向に並べて内蔵してある。したがって、2軸2連型可変抵抗器50は、同じタイプで1個の可変抵抗を内蔵する1軸単連型可変抵抗器よりも、抵抗器本体51の側面51aが軸方向に延びて大きくなる。
この抵抗器本体51の側面51aには、2軸2連型可変抵抗器50のインタフェースを構成する可変抵抗器実装基板60が配設してある。
このように、軸方向に大きくなった抵抗器本体51の側面51aに可変抵抗器実装基板60を配置することで、可変抵抗器実装基板60の抵抗器本体51からの突き出し量を抑制できるので、ケース本体10内のスペースへ無駄なく効率的に可変抵抗器実装基板60を配置することが可能となる。
【0035】
2軸2連型可変抵抗器50とともに可変抵抗器実装基板60もケース本体10の蓋体12に固定されるので、ケース本体10の筐体11内へ収納される制御基板20とは物理的に離れている。そこで、図2(b)に拡大して示すように、可変抵抗器実装基板60と制御基板20は、可撓性を有する接続ケーブル61を介して電気的に接続する構成としてある。
【0036】
ここで、可変抵抗器実装基板60には、接続ケーブル61の一端側が抵抗器本体51の側面51a近傍でかつ当該側面51aと平行な方向から差し込み接続されるケーブル接続部62を設けてある。このように構成することで、2軸2連型可変抵抗器50の側面51aに沿って、ケース本体10内のスペースへ無駄なく効率的に当該ケーブル接続部62を配置することが可能となる。
【0037】
また、制御基板20には、接続ケーブル61の他端側が当該制御基板20の表面近傍でかつ当該表面と平行な方向から差し込み接続されるケーブル接続部27を設けてある。このように構成することで、制御基板20の表面に沿って、ケース本体10内のスペースへ無駄なく効率的に当該ケーブル接続部27を配置することが可能となる。
【0038】
図8及び図9に示すように、2軸2連型可変抵抗器50の第1の回転軸52には第1の操作つまみ70が装着され、第2の回転軸53には第2の操作つまみ80が装着される。
すなわち、2軸2連型可変抵抗器50の第1の回転軸52には、先端部で周方向に180゜離れた2箇所(すなわち、中心軸を挟む対向位置)に位置決め用の縦溝52aが形成してある。第1の操作つまみ70には、内部壁71の下面から円筒状の嵌合部72が軸方向に突出して形成してあり、さらにこの嵌合部72における内周面の2箇所(周方向に180゜離れた2箇所)に、縦溝52aへ係合する突条72aが形成してある。第1の操作つまみ70は、突条72aを縦溝52aに係合させながら、円筒状の嵌合部72に第1の回転軸52に外周面を嵌め込むことで、第1の回転軸52に装着される。
このとき、縦溝52aへ突条72aを係合させることで、2軸2連型可変抵抗器50にあらかじめ設定された第1の回転軸52に対する回転動作の原点と、第1の操作つまみ70にあらかじめ設定された回転操作の原点とを、自動的に合致させることができるように構成されている。
【0039】
一方、2軸2連型可変抵抗器50の第2の回転軸53には、先端部の一部に位置決め用の切欠き53aが形成してあり、これにより同回転軸の先端部は横断面がD字形状に形成されている。第2の操作つまみ80には、内底部から装着部81が軸方向に突出しており、この装着部81に横断面がD字形状をした嵌合中空部82が軸方向に延びるように形成されている。この嵌合中空部82には、内壁に沿ってばね部材83が圧入される。そして、第2の操作つまみ80は、嵌合中空部82に第2の回転軸53の先端部を嵌め込むことで、第2の回転軸53に装着される。このとき、ばね部材83のばね力によって、第2の回転軸53の先端部は嵌合中空部82でがたつき無く固定される。
2軸2連型可変抵抗器50にあらかじめ設定された第2の回転軸53に対する回転動作の原点と、第2の操作つまみ80にあらかじめ設定された回転操作の原点とは、横断面がD字形状に形成された第2の回転軸53の先端部を、同じく横断面がD字形状に形成された第2の操作つまみ80の嵌合中空部82に合わせることで、自動的に合致させることができる。
【0040】
また、第1の操作つまみ70は、上面から軸方向に窪み空間73が形成してあり、この窪み空間73内に第2の操作つまみ80の装着部81が挿入配置される。このとき、第2の操作つまみ80における装着部81の先端面と、第1の操作つまみ70における窪み空間73内にある内部壁71の上面とが対向し、それら対向部位の間に円盤状の座金90が配置される。
【0041】
第1の操作つまみ70は、2軸2連型可変抵抗器50とともに、照明器具200の調光レベルを調節するための第1の調光操作手段を構成する。既述した第1の調光制御回路は、この第1の調光操作手段の操作(具体的には、第1の操作つまみ70の操作)に応じた調光制御信号を発生させる。例えば、第1の調光制御回路が調光制御信号としてPWM信号を発生させる構成のときは、第1の調光操作手段の操作に応じて、PWM信号のデューティー比を変化させる。
【0042】
同様に、第2の操作つまみ80は、2軸2連型可変抵抗器50とともに、照明器具200の調光レベルを調節するための第2の調光操作手段を構成する。既述した第2の調光制御回路は、この第2の調光操作手段の操作(具体的には、第2の操作つまみ80の操作)に応じた調光制御信号を発生させる。例えば、第2の調光制御回路が調光制御信号としてPWM信号を発生させる構成のときは、第2の調光操作手段の操作に応じて、PWM信号のデューティー比を変化させる。
【0043】
図9及び図3に示すように、第1,第2の各操作つまみ70,80を軸方向に並べて配置することで、各操作つまみ70,80を一緒に回転操作することができる。この回転操作により、第1,第2の各調光制御回路は同じ調光制御信号を発生するので、図1に示した各系統200A,200Bの照明器具200を、同じ調光制御信号によって同じ調光レベルに制御することが可能となる。
もちろん、各操作つまみ70,80を別々に回転操作して、各系統200A,200Bの照明器具200をそれぞれ異なった調光レベルに制御することもできる。
【0044】
図8及び図9に示すように、第1,第2の各操作つまみ70,80は、一方の操作つまみに対し座金90を介して他方の操作つまみを押し当てることで相互間の位置決めがされる構成としてある。このように、一方の操作つまみに他方の操作つまみを押し当てることで、容易に相互間の位置決めをすることができ、組み立て作業性が向上する。しかも、このように位置決めすることで、第1,第2の各操作つまみ70,80の相互間に大きな隙間が生じて操作性を低下させるおそれがなくなる。
【0045】
座金90は、第1,第2の各操作つまみ70,80を個々に回転操作する際の摩擦抵抗を低減し、円滑な操作性を確保するために必要な部品である。しかし、この座金90は小さく、調光器1の組立作業において、取付けを忘れてしまう可能性がある。かかる作業ミスが生じても、2軸2連型可変抵抗器50の各回転軸52,53に各操作つまみ70,80を装着した後は、各操作つまみ70,80の間に座金90が無いことを外部から視覚的に確認することができない。
【0046】
そこで、図10に示すように、第1,第2の各操作つまみ70,80の対向部位に、それぞれ凹部74と凸部84が形成してある。具体的には、第2の操作つまみ80における装着部81の先端面に、3個の凸部84を周方向にほぼ120゜の間隔をおいて形成してあり、一方、第1の操作つまみ70における窪み空間73内にある内部壁71の上面であって、第2の操作つまみ80における装着部81の先端面と対向する部位に、凹部74を周方向に3分割して形成してある。
これら凹部74と凸部84が形成された対向部位(すなわち、第1,第2の各操作つまみ70,80の対向部位)の間には、上述したとおり座金90が配置される。
【0047】
凹部74と凸部84は、第1,第2の各操作つまみ70,80の対向部位の間に座金90が配置されているときは、凹部74への凸部84の入り込みが座金90によって阻まれる(図11(a)参照)。一方、第1,第2の各操作つまみ70,80の対向部位の間に座金90が配置されていないときには、第1,第2の各操作つまみ70,80を相対的に押圧回転させたとき、凹部74へ凸部84が入り込む(図11(b)参照)。
【0048】
上述のように構成することで、第1,第2の各操作つまみ70,80を相対的に押圧回転させるだけで、座金90の有無を容易に検査することが可能となる。
すなわち、座金90が配置されていないときには、第1,第2の各操作つまみ70,80を相対的に押圧回転させたとき、凹部74へ凸部84が入り込むので引っ掛かりが生じる(図11(b)参照)。一方、座金90が配置されているときは、凹部74への凸部84の入り込みが当該座金90に阻まれるので、引っ掛かりが生じることなく、円滑に回転させることができる(図11(a)参照)。この違いによって、座金90の有無を容易に検査することができる。
【0049】
なお、凸部84は周方向にほぼ120゜の間隔をおいて3個形成する構成に限定されず、凹部74は周方向に3分割して形成する構成に限定されるものではない。また、第1の操作つまみ70に凸部84を形成し、第2の操作つまみ80に凹部74を形成することもできる。
【0050】
上述したように、第1の操作つまみ70は、周方向に180゜離れた2箇所に形成した突条72aを、第1の回転軸52における先端部で周方向に180゜離れた2箇所(すなわち、中心軸を挟む対向位置)に形成した位置決め用の縦溝52aに係合させることで、2軸2連型可変抵抗器50にあらかじめ設定された第1の回転軸52に対する回転動作の原点と、第1の操作つまみ70にあらかじめ設定された回転操作の原点とを、自動的に合致させることができるように構成されている。
【0051】
ところが、縦溝52aと突条72aとは、第1の回転軸52に対して第1の操作つまみ70を180゜異なる2つの角度位置で係合させることができてしまう。
第1の回転軸52に対して第1の操作つまみ70を正規の角度位置で装着した場合は、第1の操作つまみ70に設けられた目盛り75の位置が、第1の回転軸52の回転に伴い変化する可変抵抗の抵抗値の大きさに対応して移動する。一方、第1の回転軸52に対して第1の操作つまみ70を正規の角度位置から180゜ずれた状態で装着した場合は、第1の操作つまみ70に設けられた目盛り75が、第1の回転軸52の回転に伴い変化する可変抵抗の抵抗値の大きさ示す位置からずれた状態で移動することになる。
【0052】
そこで、第1の操作つまみ70に対するストッパを設けることで、第1の操作つまみ70が正規の装着位置に装着されているか否かを容易に検査できるようにしている。
図8及び図2に示すように、本実施形態では調光器1を装着する取付枠42の表面側に化粧カバー44が装着される。そこで、本実施形態ではこの化粧カバー44に係止部44aを形成するとともに、第1の操作つまみ70から被係止部76を径方向に突き出して形成し、これら係止部44aと被係止部76とでストッパを構成してある。
なお、係止部44aの形成箇所は化粧カバー44に限定されず、例えば、取付枠42や調光器1のケース本体10であってもよい。
【0053】
ストッパは、第1の回転軸52に第1の操作つまみ70が正規の装着位置で装着されているときは、第1の操作つまみ70の回転範囲を規制することなく、2軸2連型可変抵抗器50の規定範囲(角度αの範囲)を第1の操作つまみ70が回転するように、係止部44aと被係止部76の形成位置を調整してある(図12(a)参照)。一方、第1の回転軸52に第1の操作つまみ70が正規の装着位置で装着されていないときは、係止部44aに被係止部76が当接して、第1の操作つまみ70の回転範囲が規制され、2軸2連型可変抵抗器50の規定範囲(角度αの範囲)よりも小さい回転角度範囲βとなるように、係止部44aと被係止部76の形成位置を調整してある(図12(b)参照)。
【0054】
このように構成することで、組み立て作業後に第1の操作つまみ70を回転させて、2軸2連型可変抵抗器50の規定範囲を第1の操作つまみ70が回転できるか否かを確認するだけで、第1の操作つまみ70が正規の装着位置に装着されているか否かを容易に検査することができる。
【0055】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変形実施や応用実施が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0056】
100:商用電源、200:照明器具、200A:第1の系統、200B:第2の系統、300:電源線、400:信号線、500:切替スイッチ、
1:調光器、10:ケース本体、11:筐体、12:蓋体、
20:制御基板、21:マイコン、25:接続ケーブル、26:ケーブル接続部、27:ケーブル接続部、
30:電源基板、31:AC/DCコンバータ、32:ゲートドライバIC、33:ケーブル接続部、34:信号出力用外部端子、35:押えばね、36:金属端子、37:解除ボタン、38:電源線接続端子、
41:締結具、42:取付枠、43:放熱枠、44:化粧カバー、44a:係止部、
50:2軸2連型可変抵抗器、51:抵抗器本体、51a:側面、52:第1の回転軸、
52a:縦溝、53:第2の回転軸、53a:切欠き、
60:可変抵抗器実装基板、61:接続ケーブル、62:ケーブル接続部、
70:第1の操作つまみ、71:内部壁、72:嵌合部、72a:突条、73:窪み空間、74:凹部、75:目盛り、76:被係止部、
80:第2の操作つまみ、81:装着部、82:嵌合中空部、83:ばね部材、84:凸部、
90:座金、
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12