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特許7005091仮想オブジェクトを操縦する方法、装置およびコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-07
(45)【発行日】2022-02-04
(54)【発明の名称】仮想オブジェクトを操縦する方法、装置およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0488 20220101AFI20220128BHJP
   A63F 13/426 20140101ALI20220128BHJP
   A63F 13/2145 20140101ALI20220128BHJP
   A63F 13/533 20140101ALI20220128BHJP
   A63F 13/55 20140101ALI20220128BHJP
   A63F 13/803 20140101ALN20220128BHJP
【FI】
G06F3/0488
A63F13/426
A63F13/2145
A63F13/533
A63F13/55
A63F13/803
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020514997
(86)(22)【出願日】2018-08-30
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-11-19
(86)【国際出願番号】 CN2018103174
(87)【国際公開番号】W WO2019052340
(87)【国際公開日】2019-03-21
【審査請求日】2020-04-01
(31)【優先権主張番号】201710817237.2
(32)【優先日】2017-09-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 晶
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲麗▼
(72)【発明者】
【氏名】汪 涛
【審査官】木内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-153949(JP,A)
【文献】特開2012-234331(JP,A)
【文献】特表2010-515978(JP,A)
【文献】特開2010-029711(JP,A)
【文献】特開2013-229854(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106502563(CN,A)
【文献】特開2016-076017(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0117075(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/048 - 3/0489
A63F 13/426
A63F 13/2145
A63F 13/533
A63F 13/55
A63F 13/803
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスに適用される、仮想オブジェクトを操縦する方法であって、
前記端末デバイスが、
仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースが前記端末デバイスのスクリーンにおいてそれぞれ対応するスクリーンエリアを取得することと、
前記左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、及び、前記右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出することと、
前記左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアと前記右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアでプリセットジェスチャー操作を検出した場合、
前記仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御することと、を含み、
前記左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアと前記右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアでプリセットジェスチャー操作を検出した場合、
前記仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御することは、
前記左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアと前記右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで、同様な、上向きまたは下向きにスライドする、第1スライドジェスチャーと第2スライドジェスチャーをそれぞれ検出した場合、前記第1スライドジェスチャーの開始点が前記スクリーンに対応する第1指の落下点と、前記第2スライドジェスチャーの開始点が前記スクリーンに対応する第2指の落下点とを特定することと、
前記第1指の落下点と前記第2指の落下点がそれぞれスクリーンの中軸に投影された高さの差に基づいて、前記仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがドリフトするように制御することとを含むことを特徴とする、仮想オブジェクトを操縦する方法。
【請求項2】
前記第1指の落下点と前記第2指の落下点がそれぞれスクリーンの中軸に投影された高さの差に基づいて、前記仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがドリフトするように制御することは、
前記第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、前記第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得することと、
前記第1高さと前記第2高さとの差が第2プリセット値より大きかった場合、前記仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがドリフトするように制御することは、更に、前記第1高さが前記第2高さより大きかった場合、前記仮想オブジェクトが右向きへドリフトするように制御し、前記第2高さが前記第1高さより大きかった場合、前記仮想オブジェクトが左向きへドリフトするように制御することとを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項3】
端末デバイスに適用される、仮想オブジェクトを操縦する方法であって、
前記端末デバイスが、
仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースが前記端末デバイスのスクリーンにおいてそれぞれ対応するスクリーンエリアを取得することと、
前記左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、及び、前記右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出することと、
前記左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアと前記右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアでプリセットジェスチャー操作を検出した場合、前記仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御することと、を含み、
前記左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアと前記右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアでプリセットジェスチャー操作を検出した場合、前記仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御することは、
前記左仮想サブインターフェースと前記右仮想サブインターフェースにおいて、片方でスライドジェスチャーを検出し、もう片方で押圧ジェスチャーを検出した場合、且つ、前記スライドジェスチャーの開始点が前記スクリーンに対応する指の落下点と、前記押圧ジェスチャーの指の落下点が前記スクリーンの中軸に投影された高さの値の差が第3プリセット値より大きかった場合、前記仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが、前記左仮想サブインターフェースと前記右仮想サブインターフェースのうち、指の落下点の低いほうのジェスチャーが所在するほうの仮想サブインターフェースの方向へ移動するように制御することを含み、
前記左仮想サブインターフェースと前記右仮想サブインターフェースにおいて、片方でスライドジェスチャーを検出し、もう片方で押圧ジェスチャーを検出した場合、且つ、前記スライドジェスチャーの開始点が前記スクリーンに対応する指の落下点と、前記押圧ジェスチャーの指の落下点が前記スクリーンの中軸に投影された高さの値の差が第3プリセット値より大きかった場合、前記仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが、前記左仮想サブインターフェースと前記右仮想サブインターフェースのうち、指の落下点の低いほうのジェスチャーが所在するほうの仮想サブインターフェースの方向へ移動するように制御することは、
前記左仮想サブインターフェースで上向きまたは下向きにスライドするジェスチャーを検出し、且つ、前記右仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーを検出した場合、あるいは、前記右仮想サブインターフェースで上向きまたは下向きにスライドするジェスチャーを検出し、また、前記左仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーを検出した場合、前記スライドジェスチャーの開始点が前記スクリーンに対応する第1指の落下点と、前記押圧ジェスチャーの前記スクリーンにおける第2指の落下点とを特定することと、
前記第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、前記第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得することと、
前記第1高さと前記第2高さとの差が前記第3プリセット値より大きかった場合、前記仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御することは、更に、前記第1高さが前記第2高さより大きかった場合、前記仮想オブジェクトが、前記左仮想サブインターフェースと前記右仮想サブインターフェースのうち、前記スライドジェスチャーが所在するほうの仮想サブインターフェースの反対方向へ移動するように制御し、前記第2高さが前記第1高さより大きかった場合、前記仮想オブジェクトが、前記左仮想サブインターフェースと前記右仮想サブインターフェースのうち、前記スライドジェスチャーが所在するほうの仮想サブインターフェースの方向へ移動するように制御することとを含むことを特徴とする、仮想オブジェクトを操縦する方法。
【請求項4】
仮想オブジェクトを操縦する装置であって、プロセッサとメモリとを備え、前記メモリにコンピュータ読み取り可能な命令が記憶され、前記命令は、前記プロセッサに請求項1~のいずれか一項に記載の方法を実行させることを特徴とする仮想オブジェクトを操縦する装置。
【請求項5】
仮想オブジェクトを操縦する装置のコンピュータに、請求項1~のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2017年09月12日に中国特許局に提出された、出願番号が201710817237.2であり、出願名称が「仮想オブジェクトを操縦する方法および装置」である中国特許出願の優先権を主張し、そのすべての内容が、参照することにより本願に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
本願は、モバイル端末の技術分野に属し、特に、仮想オブジェクトを操縦する方法、装置および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ネットワークおよび端末技術の発展に伴い、さまざまなモバイルゲーム(Mobile games)の開発が急速に進んでいる。モバイルゲームとは、携帯電話で実行されるゲームソフトウェアのことである。モバイルゲームの中で、レーシングゲームは経典的なゲームの1つである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する方法は、
仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得することと、
前記左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、及び、前記右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出することと、
前記左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアと前記右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで、プリセットジェスチャー操作が検出された場合、前記仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御することと、を含む。
【0005】
本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する装置は、プロセッサとメモリとを備え、前記メモリにコンピュータ読み取り可能な命令が記憶され、前記命令が、
仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得することと、
前記左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、及び、前記右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出することと、
前記左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアと前記右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで、プリセットジェスチャー操作が検出された場合、前記仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御することと、を前記プロセッサに実行させる。
【0006】
本願の実施例は、また、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にコンピュータ読み取り可能な命令が記憶され、前記コンピュータ読み取り可能な命令がプロセッサによって実行される場合、プロセッサに上記の方法を実行させる。
【0007】
本願の実施例または先行技術における技術的解決策をより明確に説明するために、以下では、実施例または先行技術の説明において必要とされる図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における図面は、本願のいくつかの実施例にすぎず、当業者にとっては、創造的な労働を行わない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1A】本願の実施例に係るシステムアーキテクチャの概略図である。
図1B】本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する方法の概略フローチャートである。
図2】本願の実施例における仮想インターフェースの概略図である。
図3】本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する方法の概略フローチャートである。
図4】本願の実施例おける左手の下向きにスライドするジェスチャーと右手の上向きにスライドするジェスチャーによって仮想オブジェクトが左へドリフトするように制御することの概略図である。
図5】本願の実施例おける右手の下向きにスライドするジェスチャーと左手の上向きにスライドするジェスチャーによって仮想オブジェクトが右へドリフトするように制御することの概略図である。
図6】本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する方法の概略フローチャートである。
図7】本願の実施例における第1指の落下点が中軸に投影された高さが第2指の落下点が中軸に投影された高さより高い仮想インターフェースの概略図である。
図8】本願の実施例における第1指の落下点が中軸に投影された高さが第2指の落下点が中軸に投影された高さより低い仮想インターフェースの概略図である。
図9】本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する方法の概略フローチャートである。
図10】本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する方法の概略フローチャートである。
図11】本願の実施例に係る仮想オブジェクトのステアリングを操縦する仮想インターフェースの概略図である。
図12】本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する装置の構成概略図である。
図13】本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する装置の構成概略図である。
図14】本願の実施例により提供されるデバイス構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本願の目的、特徴、利点をより明白かつ理解しやすくするために、以下、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術的解決策を明確かつ完全に説明する。明らかに、説明されている実施例は、全ての実施例ではなく、本願の一部の実施例にすぎない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしない前提で取得する他のすべての実施例は、本願の保護範囲に属するものである。
【0010】
以下の本願の各実施例のアプリケーションシナリオは、例えばモバイル端末101のような端末デバイスでゲーム類アプリケーションプログラム102が実行されることであり、さらに、アプリケーションシナリオは、モバイル端末101でレーシング類ゲームアプリケーションプログラムが実行されることである。アプリケーションプログラムの実行中にスクリーンに表示されるゲーム画面で、即ち、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれで、簡単なプリセットジェスチャー操作を行うことで、例えばドリフト、ステアリングなどの移動動作を正確に完成することができる。しかし、本願の実施例は、レーシング類ゲームに限定されず、ゲームの実行中に横滑りをトリガする必要があるすべてのゲームが、本願の実施例の保護範囲内にあるものである。具体的な技術的解決策に対する説明について、以下の各実施例を参照する。
【0011】
説明すべきものとして、本願の各実施例における方向、位置は、仮想インターフェースの中心点に従って特定されるものである。具体的には、仮想インターフェースの中心点を座標の原点として平面の直交座標系を確立し、平面の直交座標系の第一象限と第四象限に対応する仮想インターフェースを右仮想サブインターフェースとし、第二象限と第三象限に対応する仮想インターフェースを左仮想サブインターフェースとする。上向きにスライドすることは、y軸の正の方向に沿ってスライドすることであり、下向きにスライドすることは、y軸の負の方向に沿ってスライドすることであり、右向きにスライドすることは、x軸の正の方向に沿ってスライドすることであり、左向きにスライドすることは、x軸の負の方向に沿ってスライドすることである。
【0012】
図1Bを参照して、図1Bは、本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する方法の概略フローチャートであり、仮想オブジェクトを操縦するこの方法は、タッチスクリーンを有するモバイル端末に適用することができ、このモバイル端末が、携帯電話、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドゲーム機などを含むようにしてもよい。本願の実施例では、アプリケーションプログラムがレーシングゲームであることを例として説明を行う。この方法は、以下のステップを含む。
【0013】
S101で、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得し、
レーシングゲームのアプリケーションプログラムの実行中に、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するモバイル端末のスクリーンエリアのパラメータ情報をロードして、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得する。
【0014】
図2に示すように、仮想インターフェースとは、レーシングゲームの実行中にスクリーンに表示されるゲーム画面のことである。ユーザがゲームをプレイする時に直面するスクリーンの中軸を境界として、この仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェース、すなわち、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに分ける。スクリーンの中軸は、ユーザがゲームをプレイする時に横向きのスクリーンまたは縦向きのスクリーンのどちらを必要とするかに応じて、横向きの中軸であってもよく、縦向きの中軸であってもよい。
【0015】
S102で、この左仮想サブインターフェースとこの右仮想サブインターフェースにおけるジェスチャー操作をそれぞれ検出し、
具体的には、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、及び、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出する。
【0016】
S103で、プリセットジェスチャー操作が検出された場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御し、
この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアとこの右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで、プリセットジェスチャー操作が検出された場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御する。
【0017】
この仮想オブジェクトとは、プリセット動作を行うゲームにおけるオブジェクトのことであり、例えば、ゲーム画面におけるレーシングカーである。
【0018】
このプリセット動作は、この仮想オブジェクトのドリフト動作であってもよく、この仮想オブジェクトのステアリング動作であってもよい。ドリフト動作とは、オーバーステアリングによる仮想オブジェクトの横滑りのことである。
【0019】
このプリセットジェスチャー操作は、予め設定された押圧ジェスチャー、スライドジェスチャーなどであってもよい。
【0020】
本願の実施例では、仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェースに分割し、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、プリセットジェスチャー操作が検出された場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御し、これにより、より低い操作コストで仮想オブジェクトを迅速かつ正確に操縦することを実現でき、且つ、操作のフォールトトレランスの範囲が比較的大きいため、クリックープレス操作の方向誤差による誤操作の確率を低減することができる。
【0021】
図3を参照して、図3は、本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する方法であり、前記方法がモバイル端末に適用することができ、以下のステップを含む。
【0022】
S201で、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得し、
レーシングゲームのアプリケーションプログラムの実行中に、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するモバイル端末のスクリーンエリアのパラメータ情報をロードして、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得する。
【0023】
仮想インターフェースとは、レーシングゲームの実行中にスクリーンに表示されるゲーム画面のことである。ユーザがゲームをプレイする時に直面するスクリーンの中軸を境界として、この仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェース、すなわち、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに分ける。
【0024】
S202で、この左仮想サブインターフェースとこの右仮想サブインターフェースにおけるジェスチャー操作をそれぞれ検出し、
具体的には、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、及び、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出する。
【0025】
S203で、2つの仮想サブインターフェースでスライドジェスチャーがそれぞれ検出され、且つ、2つのスライドジェスチャーの方向がそれぞれ上向きと下向きである場合、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがこの下向きにスライドするジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向へ移動するように制御する。
【0026】
即ち、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで、上向きまたは下向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで、このジェスチャーと逆方向となる下向きまたは上向きにスライドするジェスチャーが検出された場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、移動の方向は、下向きにスライドしたジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向である。具体的には、下向きにスライドするジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースが左仮想サブインターフェースである場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが左向きへ移動するように制御し、下向きにスライドするジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースが右仮想サブインターフェースである場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが右向きへ移動するように制御する。
【0027】
具体的には、移動はドリフトであってよいし、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで、下向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで、上向きにスライドするジェスチャーが検出された場合、図4に示すように、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが左向きへドリフトするように制御する。
【0028】
この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで、上向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで、下向きにスライドするジェスチャーが検出された場合、図5に示すように、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが右向きへドリフトするように制御する。
【0029】
ここで、下向きにスライドするジェスチャーと上向きにスライドするジェスチャーが同時に検出されたことがあってもよく、プリセットの時間間隔、例えば0.5秒の間隔があってもよい。
【0030】
図4を参照して、左手のジェスチャースライド方向は下向きであり、右手のジェスチャースライド方向は上向きである。図5を参照して、左手のジェスチャースライド方向は上向きであり、右手のジェスチャースライド方向は下向きである。
【0031】
本願の実施例では、仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェースに分割し、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで上向きまたは下向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアでこのジェスチャーと逆方向となる下向きまたは上向きにスライドするジェスチャーが検出された場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御する。スライドジェスチャーでステアリングホイールの操作をシミュレートすることは、ユーザーの体験を向上させることができ、且つ、両手で逆方向のスライドジェスチャーを行うことは、仮想オブジェクトを迅速かつ正確に操縦することができ、また、クリック-プレス操作の方向誤差による誤操作の確率を低減することができる。
【0032】
図6を参照して、図6は、本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する方法であり、前記方法がモバイル端末に適用することができ、以下のステップを含む。
【0033】
S301で、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得し、
レーシングゲームのアプリケーションプログラムの実行中に、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するモバイル端末のスクリーンエリアのパラメータ情報をロードして、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得する。
【0034】
仮想インターフェースとは、レーシングゲームの実行中にスクリーンに表示されるゲーム画面のことである。ユーザがゲームをプレイする時に直面するスクリーンの中軸を境界として、この仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェース、すなわち、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに分ける。
【0035】
S302で、この左仮想サブインターフェースとこの右仮想サブインターフェースにおけるジェスチャー操作をそれぞれ検出し、
具体的には、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、及び、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出する。
【0036】
S303で、2つの仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーがそれぞれ検出され、且つ、2つの押圧ジェスチャーの指の落下点が中軸に投影された高さの値の差が第1プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが指の落下点の低いほうのジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向へ移動するように制御する。
【0037】
具体的には、左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアと右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで第1押圧ジェスチャーと第2押圧ジェスチャーがそれぞれ検出された場合、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアに基づいて、第1押圧ジェスチャーのモバイル端末のスクリーンにおける第1指の落下点、即ち、指の押圧領域と、第2押圧ジェスチャーのこのスクリーンにおける第2指の落下点とを特定する。
【0038】
この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得し、この第1高さとこの第2高さとの差が第1プリセット値より大きかった場合、この第1プリセット値は20画素点、または例えば15画素点、25画素点などの他のプリセット画素点であってよく、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第1高さがこの第2高さより大きかった場合、図7に示すように、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが右向きへ移動するように制御し、この第2高さがこの第1高さより大きかった場合、図8に示すように、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが左向きへ移動するように制御する。
【0039】
すなわち、この仮想オブジェクトが第1指の落下点と第2指の落下点がそれぞれ中軸に投影されて形成された2つの高さの値のうち、高さの値が小さい指の落下点に対応する方向へ移動するように制御する。
【0040】
本願の実施例では、仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェースに分割し、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、この左仮想サブインターフェースとこの右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアのいずれかに押圧ジェスチャーが検出され、且つ、2つの押圧ジェスチャーの指の落下点が中軸に投影された高さの値の差が第1プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、両手の異なる位置、異なる高さでの押圧ジェスチャーにより、仮想オブジェクトを迅速かつ正確に操縦することができ、また、クリックープレス操作の方向誤差による誤操作の確率を低減することができる。
【0041】
図9を参照して、図9は、本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する方法であり、前記方法がモバイル端末に適用することができ、以下のステップを含む。
S401で、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得し、
【0042】
レーシングゲームのアプリケーションプログラムの実行中に、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するモバイル端末のスクリーンエリアのパラメータ情報をロードして、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得する。
【0043】
仮想インターフェースとは、レーシングゲームの実行中にスクリーンに表示されるゲーム画面のことである。ユーザがゲームをプレイする時に直面するスクリーンの中軸を境界として、この仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェース、すなわち、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに分ける。
【0044】
S402で、この左仮想サブインターフェースとこの右仮想サブインターフェースにおけるジェスチャー操作をそれぞれ検出し、
具体的には、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンで行われたジェスチャー操作を検出し、及び、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンで行われたジェスチャー操作を検出する。
【0045】
S403で、2つの仮想サブインターフェースで同方向のスライドジェスチャーがそれぞれ検出され、且つ、2つのスライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する指の落下点が中軸に投影された高さの値の差は第2プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが指の落下点の低いほうのジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向へ移動するように制御する。
【0046】
この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアとこの右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで、同様な、上向きまたは下向きにスライドする、第1スライドジェスチャーと第2スライドジェスチャーがそれぞれ検出された場合、即ち、第1スライドジェスチャーと第2スライドジェスチャーが同時に上向きまたは下向きにスライドした場合、第1スライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する第1指の落下点と、第2スライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する第2指の落下点とを特定する。
【0047】
この第2プリセット値は20画素点、または例えば15画素点、25画素点などの他のプリセット画素点であってよい。
【0048】
さらに、この第1指の落下点とこの第2指の落下点のそれぞれがスクリーンの中軸に投影された高さの差に基づいて、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、具体的に、この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得し、この第1高さとこの第2高さとの差が第2プリセット値より大きかった場合、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第1高さがこの第2高さより大きかった場合、図7を参照して、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが右向きへ移動するように制御し、この第2高さがこの第1高さより大きかった場合、図8を参照して、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが左向きへ移動するように制御する。この第1高さとこの第2高さとの差がこの第2プリセット値以下である場合、仮想オブジェクトの移動がトリガされず、現在の動作を継続する。
【0049】
本願の実施例では、仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェースに分割し、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、この左仮想サブインターフェースとこの右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで同方向のスライドジェスチャーが検出され、且つ、2つのスライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する指の落下点が中軸に投影された高さの差が第2プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、両手の異なる位置、異なる高さでの同方向のスライドジェスチャーにより、仮想オブジェクトを迅速かつ正確に操縦することができ、また、クリックープレス操作の方向誤差による誤操作の確率を低減することができる。
【0050】
図10を参照して、図10は、本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する方法であり、前記方法がモバイル端末に適用することができ、以下のステップを含む。
【0051】
S501で、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得し、
レーシングゲームのアプリケーションプログラムの実行中に、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するモバイル端末のスクリーンエリアのパラメータ情報をロードして、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得する。
【0052】
仮想インターフェースとは、レーシングゲームの実行中にスクリーンに表示されるゲーム画面のことである。ユーザがゲームをプレイする時に直面するスクリーンの中軸を境界として、この仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェース、すなわち、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに分ける。
【0053】
S502で、この左仮想サブインターフェースとこの右仮想サブインターフェースにおけるジェスチャー操作をそれぞれ検出し、
具体的には、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、及び、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出する。
【0054】
S503で、1つの仮想サブインターフェースでスライドジェスチャーが検出され、ほかの1つの仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出され、且つ、前記スライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する指の落下点と前記押圧ジェスチャーの指の落下点とが中軸上に投影された高さの値の差が第3プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが指の落下点の低いほうのジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向へ移動するように制御する。
【0055】
具体的には、左仮想サブインターフェースで上向きまたは下向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、右仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出された場合、あるいは、右仮想サブインターフェースで上向きまたは下向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、左仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出された場合、スライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する第1指の落下点と、押圧ジェスチャーのスクリーンにおける第2指の落下点とを特定する。
【0056】
この第1指の落下点とこの第2指の落下点のそれぞれがスクリーンの中軸に投影された高さの差に基づいて、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、具体的には、この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得し、この第1高さとこの第2高さとの差が第3プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第1高さがこの第2高さより大きかった場合、この仮想オブジェクトがスライドジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの反対方向へ移動するように制御し、この第2高さがこの第1高さより大きかった場合、この仮想オブジェクトがスライドジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向へ移動するように制御する。この第1高さとこの第2高さとの差が第3プリセット値以下である場合、仮想オブジェクトの移動がトリガされず、現在の動作を継続する。
【0057】
この第3プリセット値は20画素点、または例えば15画素点、25画素点などの他のプリセット画素点であってよい。
【0058】
より具体的には、本実施例では、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースでプリセットジェスチャー操作が検出された場合、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御し、以下の4つのケースが含まれる。
【0059】
第1ケースで、左仮想サブインターフェースで上向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、右仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出された場合、
スライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する第1指の落下点と、押圧ジェスチャーのスクリーンにおける第2指の落下点とを特定し、この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得する。
【0060】
この第1高さとこの第2高さとの差が第3プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第1高さがこの第2高さより大きかった場合、この仮想オブジェクトがスライドジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの反対方向へ移動するように制御し、即ち、左仮想サブインターフェースの反対方向へ移動し、つまり、右側へ移動する。この第1高さとこの第2高さとの差がこのプリセット値以下である場合、仮想オブジェクトの移動がトリガされず、現在の動作を継続する。
【0061】
第2ケースで、左仮想サブインターフェースで下向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、右仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出された場合、
スライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する第1指の落下点と、押圧ジェスチャーのスクリーンにおける第2指の落下点とを特定し、この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得する。
【0062】
この第1高さとこの第2高さとの差が第3プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第2高さがこの第1高さより大きかった場合、この仮想オブジェクトがスライドジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向へ移動するように制御し、即ち、左仮想サブインターフェースの方向へ移動し、つまり、左側へ移動する。
【0063】
この第1高さとこの第2高さとの差がこの第3プリセット値以下である場合、仮想オブジェクトの移動がトリガされず、現在の動作を継続する。
【0064】
第3ケースで、右仮想サブインターフェースで上向きにスライドするジェスチャーが検出され、左仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出された場合、
スライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する第1指の落下点と、押圧ジェスチャーのスクリーンにおける第2指の落下点とを特定し、この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得する。
【0065】
この第1高さとこの第2高さとの差が第3プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第1高さがこの第2高さより大きかった場合、この仮想オブジェクトがスライドジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの反対方向へ移動するように制御し、即ち、この仮想オブジェクトが右仮想サブインターフェースの反対方向へ移動し、つまり、左側へ移動するように制御する。
【0066】
この第1高さとこの第2高さとの差がこの第3プリセット値以下である場合、仮想オブジェクトの移動がトリガされず、現在の動作を継続する。
【0067】
第4ケースで、右仮想サブインターフェースで下向きにスライドするジェスチャーが検出され、左仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出されると、
スライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する第1指の落下点と、押圧ジェスチャーのスクリーンにおける第2指の落下点とを特定し、この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得する。
【0068】
この第1高さとこの第2高さとの差が第3プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第2高さがこの第1高さより大きかった場合、この仮想オブジェクトがスライドジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向へ移動するように制御し、即ち、この仮想オブジェクトが右仮想サブインターフェースの方向へ移動し、つまり、右側へ移動するように制御する。
【0069】
この第1高さとこの第2高さとの差がこの第3プリセット値以下である場合、仮想オブジェクトの移動がトリガされず、現在の動作を継続する。
【0070】
説明すべきものとして、スライドジェスチャーと押圧ジェスチャーが同時に検出されてもよく、プリセットの時間間隔で検出されてもよい。このプリセットの時間を超えて、押圧ジェスチャーや他のプリセットジェスチャーがまだ検出されていない場合、ユーザが片手でゲームを操作していると考えられ、そうすると、検出された上向きまたは下向きにスライドするジェスチャーに基づいて、仮想オブジェクトが移動するように制御することがトリガされ、移動の方向は、下向きにスライドしたジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向、または上向きにスライドしたジェスチャーの反対の仮想サブインターフェースの方向である。例えば、このプリセットの時間は1秒で、右仮想サブインターフェースで上向きにスライドするジェスチャーが検出されたが、1秒以内に左仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーやプリセットのスライドジェスチャー(すなわち、上向きまたは下向きにスライドするジェスチャー)が検出されていない場合、仮想オブジェクトが左向きへ移動するように制御する。さらに、このプリセットの時間は0.5秒で、左仮想サブインターフェースで下向きにスライドするジェスチャーが検出されたが、0.5秒以内に右仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーやスライドジェスチャーが検出されていない場合、仮想オブジェクトが左向きへ移動するように制御する。
【0071】
本願の実施例では、仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェースに分割し、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、この左仮想サブインターフェースとこの右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアでスライドジェスチャーと押圧ジェスチャーがそれぞれ検出され、且つ、スライドジェスチャーと押圧ジェスチャーの指の落下点が中軸に投影された高さの値の差が第3プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、両手の異なる位置、異なる高さでのスライドジェスチャーと押圧ジェスチャーにより、仮想オブジェクトを迅速かつ正確に操縦することができ、また、クリックープレス操作の方向誤差による誤操作の確率を低減することができる。
【0072】
さらに説明すべきものとして、仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェースに分割して、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出することは、クリック(クリックープレス)操作を検出してもよいし、図11に示すように、非常に簡潔に、左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンにおけるクリック操作が検出された場合、仮想オブジェクトが左へステアリングするように制御して、右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンにおけるクリック操作が検出された場合、仮想オブジェクトが右へステアリングするように制御する。また、左仮想サブインターフェースでアイテムボタンに対応するスクリーンエリアにおけるクリック操作が検出された場合、アイテムボタンに対応するアイテム機能を実行する。両手の左と右の2つの仮想サブインターフェースにおける簡単なクリック操作により、仮想オブジェクトがステアリングするように迅速かつ正確に操縦することができる。
【0073】
図12を参照して、図12は本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する装置であり、説明を容易にするために、本願明の実施例に関する部分のみを示す。この装置はモバイル端末に内蔵することができ、この装置は、
取得モジュール601と、検出モジュール602と、制御モジュール603とを備える。
【0074】
ここで、取得モジュール601は、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得し、
レーシングゲームのアプリケーションプログラムの実行中に、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するモバイル端末のスクリーンエリアのパラメータ情報をロードして、取得モジュール601は、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得する。
【0075】
検出モジュール602は、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、及び、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出する。
【0076】
制御モジュール603は、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアとこの右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアでプリセットジェスチャー操作が検出された場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御する。
【0077】
この仮想オブジェクトとは、プリセット動作を行うゲームにおけるオブジェクトのことであり、例えば、ゲーム画面におけるレーシングカーである。
【0078】
このプリセット動作は、この仮想オブジェクトのドリフト動作であってもよく、この仮想オブジェクトのステアリング動作であってもよい。ドリフト動作とは、オーバーステアリングによる仮想オブジェクトの横滑りのことである。
【0079】
このプリセットジェスチャー操作は、予め設定された押圧ジェスチャー、スライドジェスチャーなどであってもよい。
【0080】
本願の実施例における装置は、上記の図1Bに示す実施例の方法を実行するために用いられ、説明されていない技術的詳細は、上記の図1Bに示す実施例と同様であり、ここでは再度説明されていない。
【0081】
本願の実施例では、仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェースに分割し、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、プリセットジェスチャー操作が検出された場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御し、これにより、より低い操作コストで仮想オブジェクトを迅速かつ正確に操縦することを実現でき、且つ、操作のフォールトトレランスの範囲が比較的大きいため、クリックープレス操作の方向誤差による誤操作の確率を低減することができる。
【0082】
図13を参照して、図13は本願の実施例により提供される、仮想オブジェクトを操縦する装置であり、説明を容易にするために、本願の実施例に関する部分のみを示す。この装置はモバイル端末に内蔵することができ、この装置は、
取得モジュール701と、検出モジュール702と、制御モジュール703とを備える。
【0083】
ここで、取得モジュール701は、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得し、
レーシングゲームのアプリケーションプログラムの実行中に、仮想インターフェースにおける左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するモバイル端末のスクリーンエリアのパラメータ情報をロードして、取得モジュール701は、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースのそれぞれに対応するスクリーンエリアを取得する。
【0084】
検出モジュール702は、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、及び、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出する。
【0085】
制御モジュール703は、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアとこの右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアでプリセットジェスチャー操作が検出された場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御する。
【0086】
この仮想オブジェクトとは、プリセット動作を行うゲームにおけるオブジェクトのことであり、例えば、ゲーム画面におけるレーシングカーである。
【0087】
このプリセット動作は、この仮想オブジェクトのドリフト動作であってもよく、この仮想オブジェクトのステアリング動作であってもよい。ドリフト動作とは、オーバーステアリングによる仮想オブジェクトの横滑りのことである。
【0088】
このプリセットジェスチャー操作は、予め設定された押圧ジェスチャー、スライドジェスチャーなどであってもよい。
【0089】
制御モジュール703は、さらに、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで上向きまたは下向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアでこのジェスチャーと逆方向となる下向きまたは上向きにスライドするジェスチャーが検出された場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、移動の方向は、下向きにスライドしたジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向である。
【0090】
即ち、下向きにスライドするジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースが左仮想サブインターフェースである場合、制御モジュール703は、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが左向きへ移動するように制御し、下向きにスライドするジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースが右仮想サブインターフェースである場合、制御モジュール703は、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが右向きへ移動するように制御する。
【0091】
具体的には、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで下向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで上向きにスライドするジェスチャーが検出された場合、制御モジュール703は、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが左向きへ移動するように制御する。
【0092】
この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで上向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、この右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで下向きにスライドするジェスチャーが検出された場合、制御モジュール703は、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが右向きへ移動するように制御する。
【0093】
図4を参照して、左手のジェスチャースライド方向は下向きであり、右手のジェスチャースライド方向は上向きである。図5を参照して、左手のジェスチャースライド方向は上向きであり、右手のジェスチャースライド方向は下向きである。
【0094】
さらに、制御モジュール703は、また、
この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアとこの右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで第1押圧ジェスチャーと第2押圧ジェスチャーがそれぞれ検出された場合、この第1押圧ジェスチャーのこのスクリーンにおける第1指の落下点と、この第2押圧ジェスチャーのこのスクリーンにおける第2指の落下点とを特定する特定サブモジュール7031と、
この第1指の落下点とこの第2指の落下点のそれぞれがスクリーンの中軸に投影された高さの差に基づいて、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御する制御サブモジュール7032と、
この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得する取得サブモジュール7033とを備え、
制御サブモジュール7032は、また、この第1高さとこの第2高さとの差が第1プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第1高さがこの第2高さより大きかった場合、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが右向きへ移動するように制御し、この第2高さがこの第1高さより大きかった場合、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが左向きへ移動するように制御する。この第1高さとこの第2高さとの差がこの第1プリセット値以下である場合、仮想オブジェクトの移動がトリガされず、現在の動作を継続する。
【0095】
この第1プリセット値は20画素点、または例えば15画素点、25画素点などの他のプリセット画素点であってよい。
【0096】
さらに、特定サブモジュール7031は、また、この左仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアとこの右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで、同様な、上向きまたは下向きにスライドする、第1スライドジェスチャーと第2スライドジェスチャーがそれぞれ検出された場合、この第1スライドジェスチャーの開始点のこのスクリーンに対応する第1指の落下点と、この第2スライドジェスチャーの開始点のこのスクリーンに対応する第2指の落下点とを特定する。
【0097】
取得サブモジュール7033は、また、この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得する。
【0098】
制御サブモジュール7032は、また、この第1高さとこの第2高さとの差が第2プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第1高さがこの第2高さより大きかった場合、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが右向きへ移動するように制御し、この第2高さがこの第1高さより大きかった場合、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが左向きへ移動するように制御する。
【0099】
この第1プリセット値は20画素点、または例えば15画素点、25画素点などの他のプリセット画素点であってよい。
【0100】
さらに、特定サブモジュール7031は、また、この左仮想サブインターフェースで上向きまたは下向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、この右仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出された場合、あるいは、この右仮想サブインターフェースで上向きまたは下向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、この左仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出された場合、スライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する第1指の落下点と、押圧ジェスチャーのスクリーンにおける第2指の落下点とを特定する。
【0101】
取得サブモジュール7033は、また、この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影する第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影する第2高さとを取得する。
【0102】
制御サブモジュール7032は、また、この第1高さとこの第2高さとの差が第3プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第1高さがこの第2高さより大きかった場合、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがこのスライドジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの反対方向へ移動するように制御し、この第2高さがこの第1高さより大きかった場合、仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがこのスライドジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向へ移動するように制御する。
【0103】
具体的には、特定サブモジュール7が031は、また、左仮想サブインターフェースで上向きにスライドするジェスチャー検出され、且つ、右仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出された場合、スライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する第1指の落下点と、押圧ジェスチャーのスクリーンにおける第2指の落下点とを特定する。
【0104】
取得サブモジュール7033は、また、この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得する。
【0105】
制御サブモジュール7032は、また、この第1高さとこの第2高さとの差が第3プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第1高さがこの第2高さより大きかった場合、スライドジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの反対方向へ移動し、即ち、左仮想サブインターフェースの反対方向へ移動し、つまり、右側へ移動する。
【0106】
特定サブモジュール7031は、また、左仮想サブインターフェースで下向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、右仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出された場合、スライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する第1指の落下点と、押圧ジェスチャーのスクリーンにおける第2指の落下点とを特定する。
【0107】
取得サブモジュール7033は、また、この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得する。
【0108】
制御サブモジュール7032は、また、この第1高さとこの第2高さとの差が第3プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第2高さがこの第1高さより大きかった場合、スライドジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向へ移動し、即ち、左仮想サブインターフェースの方向へ移動し、つまり、左側へ移動する。
【0109】
特定サブモジュール7031は、また、右仮想サブインターフェースで上向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、左仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出された場合、スライドジェスチャーの開始点がスクリーンに対応する第1指の落下点と、押圧ジェスチャーのスクリーンにおける第2指の落下点とを特定する。
【0110】
取得サブモジュール7033は、また、この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得する。
【0111】
制御サブモジュール7032は、また、この第1高さとこの第2高さとの差が第3プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第1高さがこの第2高さより大きかった場合、スライドジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの反対方向へ移動し、即ち、右仮想サブインターフェースの反対方向へ移動し、つまり、左側へ移動する。
【0112】
特定サブモジュール7031は、また、右仮想サブインターフェースで下向きにスライドするジェスチャーが検出され、且つ、左仮想サブインターフェースで押圧ジェスチャーが検出された場合、スライドジェスチャーの開始点のスクリーンにおける第1指の落下点と、押圧ジェスチャーのスクリーンにおける第2指の落下点とを特定する。
【0113】
取得サブモジュール7033は、また、この第1指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第1高さと、この第2指の落下点がスクリーンの中軸に投影された第2高さとを取得する。
【0114】
制御サブモジュール7032は、また、この第1高さとこの第2高さとの差が第3プリセット値より大きかった場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトが移動するように制御し、ここで、この第2高さがこの第1高さより大きかった場合、スライドジェスチャーが所在する仮想サブインターフェースの方向へ移動し、即ち、右仮想サブインターフェースの方向へ移動し、つまり、右側へ移動する。
【0115】
この第3プリセット値は20画素点、または例えば15画素点、25画素点などの他のプリセット画素点であってよい。
【0116】
本願の実施例に説明されていない技術的詳細は、上記の図3図12に示す各実施例と同様であり、ここでは再度説明されていない。
【0117】
本願の実施例では、仮想インターフェースを左と右の2つの仮想サブインターフェースに分割し、左仮想サブインターフェースと右仮想サブインターフェースに対応するスクリーンエリアで行われたジェスチャー操作を検出し、プリセットジェスチャー操作が検出された場合、この仮想インターフェースにおける仮想オブジェクトがプリセット動作を行うように制御し、これにより、より低い操作コストで仮想オブジェクトを迅速かつ正確に操縦することを実現でき、且つ、操作のフォールトトレランスの範囲が比較的大きいため、クリックープレス操作の方向誤差による誤操作の確率を低減することができる。
【0118】
図14は本願の実施例におけるコンピュータデバイスの内部構成図である。
【0119】
図14に示すように、コンピュータデバイス1400は、システムバスを介して接続されたプロセッサ1401と、不揮発性記憶媒体1402と、メモリ記憶装置1403と、ネットワークインターフェース1404と、ディスプレイ1405とを備える。ここで、このコンピュータデバイス1400の不揮発性記憶媒体1402は、オペレーティングシステム1406およびコンピュータ読み取り可能な命令1407を記憶することができて、このコンピュータ読み取り可能な命令1407が実行される場合、プロセッサ1401に仮想オブジェクトを操縦する方法を実行させることができる。このプロセッサ1401は、コンピュータデバイスの全体の動作をサポートする計算および制御能力を提供する。このメモリ記憶装置1403は、コンピュータ読み取り可能な命令1407を記憶することができ、このコンピュータ読み取り可能な命令1407が前記プロセッサ1401によって実行される場合、前記プロセッサ1401に仮想オブジェクトを操縦する方法を実行させることができる。ネットワークインターフェース1404は、サーバとネットワーク通信を行うためのものであり、例えば、連携動作認証要求をサーバに送信したり、サーバから返信される認証応答を受信したりするなど。コンピュータデバイス1400のディスプレイは、液晶ディスプレイや電子インクディスプレイなどであってもよい。このコンピュータデバイス1400は携帯電話、タブレット、またはパーソナルデジタルアシスタントやウェアラブルデバイスなどであってもよい。当業者であれば、図14に示す構成は、本願の解決策に関連する部分構成のブロック図だけであり、本願の解決策が適用されるコンピュータデバイスの限定を構成するものではない。具体的なコンピュータデバイスは、図に示すものよりも多くまたはよりも少ない部品を含み、またはいくつかの部品を組み合わせたり、あるいは異なる構成要素を有していてもよいことを理解されたい。
【0120】
本願の実施例は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にコンピュータ読み取り可能な命令が記憶され、このコンピュータ読み取り可能な命令がプロセッサによって実行される場合、プロセッサに上記の方法のうちのいずれかの実施例を実行させる。
【0121】
本願により提供される複数の実施例では、開示された方法および装置は、他の方法で実現されてもよいことが理解される。例えば、上記の装置の実施例は単に概略的なものであり、例えば、前記モジュールの区分は、論理機能の区分にすぎず、実際に実装される場合に、他の区分があってもよく、例えば、複数のモジュールまたはコンポーネントは、結合されてもよく、または別のシステムに統合されてもよいし、あるいは一部の特徴が無視されてもよく、または実行されなくてもよい。また、表示または検討された相互間の結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェース、装置またはモジュールを介する間接結合または通信接続であってもよく、電気的、機械的または他の形態であってもよい。
【0122】
前記分離部材として説明されたモジュールは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、モジュールとして表示された部材は、物理モジュールである場合とそうでない場合があり、即ち、一箇所に位置してもよく、あるいは複数のネットワークモジュールに分布されてもよい。本実施例の解決策の目的を、実際の必要に応じて、その中の一部または全部のモジュールを選択して実現することができる。
【0123】
また、本願の各実施例における各機能モジュールは、1つの処理モジュールに統合されてもよく、各モジュールが個別に物理的に存在してもよいし、2つ以上のモジュールが1つのモジュールに統合されてもよい。上記の統合されたモジュールは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
【0124】
前記統合されたモジュールは、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現され、且つ、独立した製品として販売または使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策について、本質的なものまたは既存の技術に寄与する部分または該技術的解決策の全部または一部が、ソフトウェア製品として具現化されることができ、このコンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなど)に本願の各実施例に係る方法の全部または一部のステップを実行させるための若干の命令を含む。上記の記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM:Read-Onlyメモリ)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスクまたは光ディスクなど、プログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0125】
説明すべきものとして、上記の各方法の実施例について、簡単に説明するために、それらを一連の動作の組み合わせとして表現するが、本願により、あるステップが他の順序でまたは同時に実施されてもよいので、本願は説明された動作の順序によって制限されないことを当業者が理解される。次に、本明細書に記載された実施例は、いずれも好ましい実施例であり、関連する動作およびモジュールは、必ずしも本願に必須ではないことを当業者が理解される。
【0126】
上記の実施例では、各実施例の説明にはそれぞれ重点があり、ある実施例では詳細に述べられていない部分は、他の実施例の関連した説明を参照してもよい。
【0127】
以上は、本願により提供される、仮想オブジェクトを操作する方法及び仮想オブジェクトを操作する装置への説明であり、当業者にとっては、本願の実施例の思想により、具体的な実施形態及び適用範囲のいずれかに変化が生じ、上記のように、本明細書の内容は本願に対する制限と理解されるべきではない。
【符号の説明】
【0128】
101 モバイル端末
102 ゲーム類アプリケーションプログラム
601 取得モジュール
602 検出モジュール
603 制御モジュール
701 取得モジュール
702 検出モジュール
703 制御モジュール
1400 コンピュータデバイス
1401 プロセッサ
1402 不揮発性記憶媒体
1403 メモリ記憶装置
1404 ネットワークインターフェース
1405 ディスプレイ
1406 オペレーティングシステム
1407 コンピュータ読み取り可能な命令
7031 特定サブモジュール
7032 制御サブモジュール
7033 取得サブモジュール
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14