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特許7005586接続装置における又は接続装置に関する改良
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-07
(45)【発行日】2022-01-21
(54)【発明の名称】接続装置における又は接続装置に関する改良
(51)【国際特許分類】
   F16B 2/06 20060101AFI20220114BHJP
   F16B 7/04 20060101ALI20220114BHJP
   F16B 7/14 20060101ALI20220114BHJP
【FI】
F16B2/06 A
F16B7/04 301V
F16B7/04 301U
F16B7/14 E
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2019501505
(86)(22)【出願日】2017-07-06
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-07-25
(86)【国際出願番号】 GB2017000104
(87)【国際公開番号】W WO2018011533
(87)【国際公開日】2018-01-18
【審査請求日】2020-05-28
(31)【優先権主張番号】1612234.3
(32)【優先日】2016-07-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(73)【特許権者】
【識別番号】598107622
【氏名又は名称】グリップル・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】GRIPPLE LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】ヘップワース、ロバート
【審査官】鵜飼 博人
(56)【参考文献】
【文献】実開平04-078710(JP,U)
【文献】仏国特許出願公開第02846398(FR,A1)
【文献】米国特許出願公開第2003/0185643(US,A1)
【文献】特開2008-258363(JP,A)
【文献】特開2013-104536(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B 7/04
F16B 21/04
F16B 21/02
F16B 37/04
F16B 5/10
F16B 2/06
F16B 7/10
F16B 7/14
F16G 11/10
F21V 21/16
F21V 21/00
F16L 3/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続装置(10)を第1の物品(14)に取り付けるための取り付け構成(26)であって、
前記取り付け構成(26)は、
前記第1の物品(14)中の開口部(22)を通して収容可能な取り付け部材(27)と、
前記接続装置(10)を前記第1の物品(14)にロックするためのロック構成(40)と、前記ロック構成(40)は、前記第1の物品(14)中の前記開口部によって収容されるように構成されている戻り止め構造(42)を備えるものであり、
を備え、
ここにおいて、前記戻り止め構造(42)は、弾性部材を備え、前記弾性部材は、前記第1の物品(14)中の前記開口部中に収容可能であり、前記弾性部材は、実質的にV字型であり、前記V字を形成する対向アーム(48,50)を有するものにおいて、
前記ロック構成(40)は、前記ロック構成(40)を前記取り付け構成(26)上に据え付けるための据え付け部材(52)を含み、前記据え付け部材(52)は、前記アーム(48)のうちの一方に取り付けられ、
前記取り付け構成(26)は、前記取り付け構成(26)を固定構成(25)に締結するための締結要素(30)を有し、前記据え付け部材(52)は、前記締結要素(30)が、前記ロック構成(40)を前記取り付け構成(26)上に据え付けるように通して伸長する、穴(54)及び対向補助穴(56)を備え
前記ロック構成(40)は、前記アーム(48,50)を互いに対して動かすことを促進するように、前記アーム(50)のうちの他方に取り付けられている解放タブ(44)をさらに含み、
前記取り付け構成(26)は、取り付け部材(27)を備え、前記取り付け部材(27)の上面には前記対向補助穴(56)に収容される突起(38)を有し、
前記取り付け部材(27)は、前記第1の物品(14)を係合するための第1の突出部(28)と前記第1の物品(14)の前記開口部(22)を通した挿入のための第2の突出部(32)とを備え、それにより、前記第2の突出部(32)が前記第1の物品(14)の前記開口部(22)を通して挿入されるとき、前記第1の物品(14)の領域は、前記第1及び第2の突出部(28,32)間に収容されることができ、それによって、前記接続装置(10)を前記第1の物品(14)に取り付ける、
取り付け構成(26)。
【請求項2】
前記取り付け構成(26)は、前記接続装置(10)を前記第1の物品(14)に取り付けるために、前記第1の物品(14)に対して取り付け位置に回転可能であり、
前記取り付け構成(26)が前記取り付け位置に動かされるとき、前記据え付け部材(52)に取り付けられている前記アーム(48)は、弾性的変形位置から非変形位置に移動可能であり、
前記変形位置から前記非変形位置への前記アーム(48)の移動は、変形位置から非変形位置への前記弾性部材の移動である、請求項1に記載の取り付け構成(26)。
【請求項3】
前記締結要素(30)は、前記第1の突出部(28)と前記固定構成(25)との間に伸長し、前記第1の突出部(28)は、前記第1の物品(14)の前記領域の第1の面に係合し、前記第2の突出部(32)は、前記第1の物品(14)の前記領域の対向する第2の面に係合する、請求項1又は2に記載の取り付け構成(26)。
【請求項4】
前記取り付け構成(26)は、前記第1及び第2の突出部(28,32)を通して伸長する回転軸(R)を有し、
前記取り付け構成(26)は、前記接続装置(10)を前記第1の物品(14)に取り付けるために、前記軸の周りを、取り付け位置に回転可能であり、
それにより、前記取り付け構成(26)が前記回転軸(R)の周りを回転するとき、前記戻り止め構造(42)は、前記開口部内に収容され、
前記取り付け構成(26)がこのように回転するとき、前記第1の物品(14)の領域は、前記第1及び第2の突出部(28,32)間に収容されることができる、請求項1から3のいずれか1項に記載の取り付け構成(26)。
【請求項5】
前記取り付け構成(26)が前記取り付け位置にあるとき、前記第2の突出部(32)は、前記第1の物品(14)を係合するための取り付け面を有する、請求項4に記載の取り付け構成(26)。
【請求項6】
前記取り付け部材(27)は、前記第1及び第2の突出部(28,32)の間に伸長するスペーサ部(34)と、前記第1及び第2の突出部(28,32)の間に規定される間隙(36)をさらに含み、前記間隙(36)は、前記取り付け面でよりも先端面においてより大きく、前記先端面は、前記取り付け面に向かって先細である、請求項5に記載の取り付け構成(26)。
【請求項7】
前記第1及び第2の突出部(28,32)は、前記締結要素(30)から外側に伸長し、
前記第2の突出部(32)は、前記スペーサ部(34)から前記スペーサ部(34)を基準として互いに反対方向である両方向へ伸長する、請求項6に記載の取り付け構成(26)。
【請求項8】
前記第1の突出部(28)は、前記締結要素(30)から半径方向に伸長し、実質的に円形であり、
前記第2の突出部(32)は、その長さよりも長い幅を有する実質的に長方形である、請求項7に記載の取り付け構成(26)。
【請求項9】
第1の物品(14)を細長い第2の物品(80)に接続するための接続装置(10)であって、
前記接続装置(10)は、前記細長い第2の物品(80)に固定するための固定構成(25)と、請求項1から8のうちのいずれか1項に記載された取り付け構成(26)と
を備える、接続装置(10)。
【請求項10】
接続装置(10)と第1の物品(14)を備える接続構成(12)であって、
前記接続装置(10)は、
前記接続装置(10)を細長い第2の物品(80)に固定するための固定構成(25)と、請求項1から8のうちのいずれか1項に記載された取り付け構成(26)と
を備える、接続構成(12)。
【請求項11】
第1の物品(14)を細長い第2の物品(80)に接続し、前記第1の物品(14)および前記第2の物品(80)を互いから解放する方法であって、
前記方法は、
請求項10に記載されている接続構成(12)を提供することと、
前記第1の物品(14)中の開口部を通して前記取り付け構成(26)を挿入することと、
前記接続装置(10)を前記第1の物品(14)にロックするために、前記第1の物品(14)中の前記開口部中に前記戻り止め構造(42)を構成することと、を備え、
ここにおいて、前記方法は、弾性部材が収容されている前記開口部から前記弾性部材を解放するために、そこに取り付けられている前記アーム(50)を非変形位置から変形位置に動かすための前記タブ(44)を操作することを備える、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接続装置に関する。本発明はまた、接続装置及びキャリアを備える接続構成に関する。排他的ではないが、より具体的には、本発明は、物品を支持体から吊り下げるための接続装置に関する。
【背景技術】
【0002】
天井又は屋根からキャリアを吊り下げることが必要であることが多い。ワイヤ又はケーブルの一端を、屋根の適切な固定ポイントに固定でき、対向端を接続装置に固定できる。接続装置は、キャリアに取り付けられる。接続装置は、キャリアに対してねじれる傾向を有し、結局はそれ自体を緩めることがある。
【0003】
本発明の1つの態様にしたがうと、接続装置を第1の物品に取り付けるための取り付け構成が提供され、取り付け構成は、第1の物品中の開口部を通して収容可能であり、取り付け構成は、接続装置を第1の物品にロックするためのロック構成を備え、ロック構成は、第1の物品中の開口部によって収容されるように構成されている戻り止め構造を備える。
【0004】
本発明のさらなる態様にしたがうと、第1の物品を細長い第2の物品に接続するための接続装置が提供され、接続装置は、装置を細長い第2の物品に固定するための固定構成と、接続装置を第1の物品に取り付けるための取り付け構成とを備え、取り付け構成は、第1の物品中の開口部を通して収容可能であり、取り付け構成は、接続装置を第1の物品にロックするためのロック構成を備え、ロック構成は、第1の物品中の開口部によって収容されるように構成されている戻り止め構造を備える。
【0005】
本発明の別の態様にしたがうと、接続装置と第1の物品を備える接続構成が提供され、接続装置は、接続装置を細長い第2の物品に固定するための固定構成と、接続装置を第1の物品に取り付けるための取り付け構成とを備え、取り付け構成は、第1の物品中の開口部を通して収容可能であり、取り付け構成は、接続装置を第1の物品にロックするためのロック構成を備え、ロック構成は、第1の物品中の開口部によって収容されるように構成されている戻り止め構造を備える。
【0006】
本発明の別の態様にしたがうと、第1の物品を細長い第2の物品に接続する方法が提供され、方法は、上記で説明した接続構成を提供することと、第1の物品中の開口部を通して前記取り付け構成を挿入することと、接続装置を第1の物品にロックするために、第1の物品中の開口部中に戻り止め構造を構成することとを備える。
【0007】
第1の物品は、キャリアを備えていてよい。1つの実施形態において、キャリアは、細長くてよい支持体を備えていてよい。キャリアは、細長いストラットを備えていてよい。細長い第2の物品は、ケーブル、ワイヤ、又は、他の類似する物品を備えていてよい。
【0008】
取り付け構成は、接続装置を第1の物品に取り付けるために、第1の物品に対して取り付け位置に回転可能であってよい。取り付け構成がこのように回転するとき、戻り止め構造は、開口部中に収容可能であってよい。方法は、第1の物品に対する取り付け構成を回転されることを備えていてよく、戻り止め構造は、第1の物品中の開口部中に収容される。
【0009】
戻り止め構造は、弾性部材を備えてよい。弾性部材は、第1の物品中の開口部中に収容可能であってよい。
【0010】
弾性部材は、実質的にV字形であってよい。弾性部材は、V字を形成する対向アームを有していてよい。アームは、互いから離れて、及び、互いに対して、弾性的に変形可能であってよい。
【0011】
ロック構成は、ロック構成を取り付け構成上に据え付けるための据え付け部材を含んでいてよい。据え付け部材は、アームのうちの一方に取り付けられていてよい。
【0012】
取り付け構成が取り付け位置に動かされるとき、据え付け部材に取り付けられているアームは、弾性的変形位置から非変形位置に動かされてよい。変形位置から非変形位置への前記アームの移動は、変形位置から非変形位置への前記弾性部材の移動であってよい。
【0013】
据え付け部材は、取り付け構成の一部分が伸長できる穴を規定してよい。取り付け構成は、取り付け構成を固定構成に締結するための締結要素を有していてよい。締結要素は、ロック構成を取り付け構成上に据え付けるように、穴を通して伸長してよい。
【0014】
ロック構成は、アームを互いに向けて動かすことを促進するように、前記アームの他方に取り付けられている解放タブをさらに含んでいてよい。方法は、弾性部材が収容されている開口部から弾性部材を解放するために、そこに取り付けられている前記アームを非変形位置から変形位置に動かすための前記タブを操作することを備えていてよい。
【0015】
弾性部材が挿入される開口部は、取り付け構成が収容される開口部と同じであってよい。代替的に、弾性部材が挿入される開口部は、取り付け構成が収容される開口部と異なってよい。
【0016】
取り付け構成は、取り付け部材を備えていてよい。取り付け部材は、第1の物品を係合するための第1の突出部と第1の物品を通した挿入のための第2の突出部とを備えていてよい。第2の突出部が第1の物品を通して挿入されるとき、第1の物品の領域は、第1及び第2の突出部間に収容されることができ、それによって、接続装置を第1の物品に取り付ける。
【0017】
第1の突出部は、第1の物品の前記領域の第1の面を係合してよい。第2の突出部は、第1の物品の前記領域の対向する第2の面を係合してよい。
【0018】
開口部を規定する第1の物品と共に使用するための接続装置の1つの実施形態では、第2の突出部は、使用する際に開口部を通して挿入されてよい。
【0019】
第1の物品は、開口部を規定してよい主要部を備えてよい。第2の突出部は、開口部を通して挿入されてよく、第2の突出部が前記開口部を通して挿入されるとき、第1の物品の領域は、第1及び第2の突出部の間に収容されることができ、それにより、接続装置を第1の物品に取り付ける。
【0020】
接続構成は、第1の物品に取り付けられることができる複数の接続装置を備えてよい。
【0021】
第2の突出部が第1の物品を通して挿入されるとき、第1の物品の前述の領域は、取り付け構成が取り付け位置へと回転すると、第1及び第2の突出部の間に収容されてよい。第2の突出部は、第1の突出部にわたって伸長してよい。
【0022】
取り付け部材は、第1及び第2の突出部の間に伸長するスペーサ部をさらに含んでよい。間隙は、第1及び第2の突出部の間に規定されてよい。
【0023】
取り付け構成は、第1及び第2の突出部を通して伸長する回転軸の周りを、取り付け位置に回転してよい。取り付け構成が回転軸の周りを回転するとき、第1の物品の領域は第1及び第2の突出部の間に収容されてよい。取り付け構成の回転は、前述の回転軸の周りを接続装置が回転することによってもたらされてよい。
【0024】
取り付け部材は、取り付け構成を固定構成に締結するための締結要素を有してよい。締結要素は、第1の突出部と固定構成との間に伸長してよい。締結要素は、固定構成上の対応するねじと協同するようにねじ留めされてよい。
【0025】
第1の突出部は、締結要素から外側に伸長してよい。第2の突出部は、スペーサ部から外側に伸長してよい。第2の突出部は、それに対して反対方向にスペーサ部から伸長してよい。
【0026】
第2の突出部は、先端面と固定領域を有してよい。取り付け構成が取り付け位置に回転されるとき、先端面は、第1の物品の前述の領域を横切るための第2の突出部の第1の領域であってよい。取り付け構成が取り付け位置にあるとき、第2の突出部は、第1の物品を係合するための取り付け面を有してよい。
【0027】
間隙は、取り付け面においてよりも、先端面において、より大きくてよい。先端面は、取り付け面に向かって先細になってよい。
【0028】
第1の突出部は、締結要素から放射状に伸長し、実質的に円形であってよい。第2の突出部は、その長さよりも長い幅を有する実質的に長方形であってよい。
【0029】
第1の物品における開口部は、細長く、第2の突出部の長さよりも長い長さを有してよい。第1の物品中の開口部の幅は、第2の突出部の幅よりも長くてよい。
第2の突出部の長さは、開口部の幅よりも長くてよい。
【0030】
スペーサ部は、取り付け構成の一方向への回転を防止するための停止構造を有してよい。停止構造は、取り付け構成が前述の方向に回転するとき、第1の物品を係合するように構成されているスペーサ部の領域を備えてよい。停止構造は、スペーサ部の対角線上に対向する領域を備えてよく、前記領域間の距離は、開口部の幅よりも長い。
【0031】
スペーサ部は、第1の物品に対する取り付け構成の回転を可能にするための曲がった縁部を有してよい。スペーサ部は、直径に対向する曲がった縁部を有してよく、曲がった縁部間の直径距離は、第1の物品における開口部の幅よりも短い。
【0032】
固定構成は、物品を接続装置に固定するための任意の適切な固定構成を備えてよい。
【0033】
本発明の少なくともの実施形態を、添付の図面を参照して、単なる一例として、これから説明する。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1図1は、接続装置の正面図である。
図2図2は、図1中に示す接続装置の側面図である。
図3図3は、図1中に示す接続装置の斜視側面図である。
図4A図4Aは、接続構成を形成するために、接続装置を第1の物品に取り付けるステップを示す平面図である。
図4B図4Bは、接続構成を形成するために、接続装置を第1の物品に取り付けるステップを示す平面図である。
図4C図4Cは、接続構成を形成するために、接続装置を第1の物品に取り付けるステップを示す平面図である。
図5A図5Aは、図4A中の線A-Aに沿った図である。
図5B図5Bは、図4B中の線B-Bに沿った図である。
図5C図5Cは、図4C中の線C-Cに沿った図である。
図6図6は、取り付け部材上に据え付けられているロック構成を示す取り付け構成の側面図である。
図7図7は、取り付け構成の一部分である、ロック構成の斜視図である。
図8図8は、ロック構成のさらなる側面図である。
図9図9は、取り付け構成の一部分である、取り付け部材の斜視図である。
図10図10は、取り付け部材の側面図である。
図11図11は、接続装置の断面側面図である。
図12図12は、2本のケーブルによって吊り下げられる支持体を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
図1から3は、接続構成12(図4Aから4C、5Aから5C参照)の一部として使用するための接続装置10を示している。接続構成12は、接続装置10と、細長い支持体14を備えるキャリアの形態の第1の物品とを備えている。
【0036】
支持体14は、細長い中央ストリップ18の形態の主要部16と中央ストリップ18の対向縁から伸長する2つの細長い実質的に平行な横ストリップ20とを備える、細長いストラットの形態であり、したがって、支持体14は実質的にU字形の端部プロフィールを有する。
【0037】
細長いスロット22の形態の開口部は、横ストリップ20中及び中央ストリップ18中に規定される。支持体14は、建物の屋根又は天井から吊下げられることができ、アイテムを、例えばパイプをそこに取り付けることができる。
【0038】
接続装置10は、ケーブル24の形態で、細長い第2の物品を支持体14に接続するために設けられ、ケーブル24を接続装置10に固定するための固定構成25と、接続装置10を支持体に取り付けるための取り付け構成26とを備えている。固定構成25は任意の適切な固定構成であることができ、1つの例を以下でより詳細に説明する。
【0039】
取り付け構成26は、上面28Aとともに第1の突出部28を有する取り付け部材27を備えている。取り付け構成26は、第1の突出部28の上面28Aから固定構成25に伸長するねじ締結要素30(図6、9、及び10参照)をさらに含んでいる。
【0040】
ねじ締結要素30は、固定構成25中の対応するねじ凹部31にねじ留めされ、それにより、固定構成25を取り付け部材27に固定する。
【0041】
第1の突出部28は、直さL(図6参照)を有し、これは、支持体14中のスロット22の幅Aよりも長い。したがって、以下で説明するように、取り付け部材27がその取り付け位置にあるとき、第1の突出部は、スロット22の対抗縁を超えて突出する。
【0042】
取り付け部材27は、第2の突出部32と、第1及び第2の突出部28、32の間にスペーサ部34とをさらに含み、これにより、スペーサ部34の各側上で、第1及び第2の突出部28、32の間に間隙36が規定される。各間隙36のサイズは、実質的に、中央ストリップ18及び横ストリップ20の厚さに等しく、又はこれより大きく、これにより、支持体14の領域を間隙36中に収容できるようにする。
【0043】
第2の突出部32は、実質的に長方形であり、第1の突出部28にわたるその対向する側のスペーサ部34から突出している。第2の突出部32は、支持体14中の細長いスロット22の幅Aよりも短い幅B(図2参照)を有し、長さC(図1参照)は、支持体14中の細長いスロット22の幅Aよりも長い。
【0044】
取り付け部材27は、第1の突出部28の上面28Aに直立する突起38をさらに含んでいる。突起38の目的を以下で説明する。
【0045】
取り付け構成26は、接続装置10を支持体14にロックするためのロック構成40(図7及び8参照)をさらに含んでいる。ロック構成40は、戻り止め構造42と支持体14からロック構成14を解放するための解放タブ44を備えている。戻り止め構造42は、V字型の弾性部材の形態である。接続構成10が開口部22のうちの1つにおける取り付け位置にあるとき、戻り止め構造42は、同じ開口部22中に収容される。
【0046】
戻り止め構造42は、V字を形成する対向アーム48、50を備えている。アームのうちの1つ48は、据え付け部材52に取り付けられる。他のアーム50は、解放タブ44に取り付けられる。据え付け部材52は、取り付け構成26上のロック構成40に据え付けるように提供される。
【0047】
据え付け部材52は、実質的に平らであり、取り付け構成26上の締結要素30が収容される実質的に楕円の主穴54を規定する。据え付け部材は、対向補助穴56のペアも規定して、突起38を収容し、これにより、締結要素30が主穴54中に収容されるとき、据え付け部材を第1の突出部28上に位置付ける。したがって、取り付け構成26を固定構成に締結するために、締結要素30がねじ凹部31にねじ留めされるとき、据え付け部材52は、固定構成25と取り付け構成26との間に保持される。これは、ロック構成40を取り付け構成26上に固く据え付ける。
【0048】
使用する際に、取り付け構成26は、細長いスロット22のうちの1つに、例えば、支持体14の横ストリップ20のうちの1つに挿入され、第1及び第2の突出部28、32は、横ストリップ20の対向する側に配置される(図4Aと5Aを参照)。この位置において、スペーサ部34はスロット22を通して伸長し、第2の突出部32は、図4A及び5A中に示すように、細長いスロット22と平行して伸長する。この位置において、ロック構成40の弾性部材42は、横ストリップ20の最上面を係合し、アーム48は、図5A中に示すように、上方向に変形される。
【0049】
固定装置25は、取り付け位置へと、矢印29によって示した方向に、回転軸Rの周りを回転する(図4C及び5C参照)。固定構成25は、締結要素30によって取り付け構成26上に固定的に据え付けられている。したがって、軸Rの周りを固定装置25が回転することは、取り付け位置へと同じ方向に、取り付け構成26も回転させる。取り付け位置において、第2の突出部32は、スロット22に渡って配置され、スロット22の縁を超えて突出する。
【0050】
接続装置10が上記で説明したように回転するとき、第2の突出部32は、図4C及び5C中に示すように、細長いスロット22へとそれが直角に伸長する位置に動かされる。接続装置10の回転の間、V字型の弾性部材42は、それがスロット22中に収容される、図4C及び5C中に示す位置に動かされる。
【0051】
図4C及び5C中に示す位置において、弾性部材42がスロット22中に収容されると、V字型の弾性部材42は、非変形位置に動く。弾性部材42の非変形位置は、図2中に示されている。接続装置10は、スロット22の縁を係合するV字型の弾性部材によりさらなる回転を防ぎ、これにより、取り付け構成26の支持体14からの偶然の解放を防ぐ。
【0052】
スロット22から取り付け構成26を解放することを望む場合、ユーザは、タブ44を係合し、図5A中に示すように、弾性部材42をその変形位置に動かすことができ、これにより、弾性部材42をスロット22から取り除く。接続装置10は、その後、スロット22から取り付け構成26を取り除くように回転できる。
【0053】
図11は、固定構成25の例をより詳細に示す、接続装置10の断面図である。固定構成25は、第1の貫通孔62を規定する本体60を備えている。取り付け部材27は、図11中に示すように、取り付け構成27が固定構成25に締結されるとき、第1の貫通孔62と並ぶ第2の貫通孔54を規定する。
【0054】
固定装置25は、ボール68の形態の複数のクランプ部材を運ぶキャリッジ66を備えるクランプメカニズムをさらに含んでいる。本体は、第1の貫通孔62の周りに伸長する肩70をさらに含んでいる。クランプメカニズムは、キャリッジを矢印74で示す方向に付勢するように、肩からキャリッジに伸長するばね72を含んでいる。第1の貫通孔62は、テーパリング領域76において内側にテーパリングする。したがって、キャリッジを矢印74で示す方向に付勢することは、ボール68を互いに付勢する。
【0055】
ケーブル80は、矢印74と反対方向に、第1の貫通孔62を通して挿入されることができる。ケーブル80は、ボール68を係合し、キャリッジ66を矢印74と反対方向に押し、これにより、ボール68を互いに離れて動かす。最終的に、キャリッジは、ケーブル80がボール68を押しのけ、第1の貫通孔62を通し、第2の貫通孔64を通した位置に達する。ケーブル80を矢印74の方向に引くことは、キャリッジ66を矢印74の方向に付勢させ、これにより、ケーブル80をクランプするように、ボール68を互いに向かって内側に付勢させる。ケーブル80は、したがって、固定構成25に固定される。
【0056】
キャリッジ66は、矢印74と反対方向に内側に押されるボタン部を含んでおり、これにより、キャリッジ66を矢印74の反対方向に動かす。これは、ボール68をケーブルから解放し、固定構成25内のケーブル80の位置を調整することを可能にする。
【0057】
接続装置と取り付け構成26に取り付けされている支持体14とを吊り下げるために、ケーブル80は、建物の屋根の適切な固定ポイントに取り付けられることができる。
【0058】
上記で説明したメカニズムに類似したクランプメカニズムは、特許明細書番号US5417400A中に開示されている。
【0059】
図12は、2本のケーブル80によって吊り下げられる支持体14の例を示している。ケーブル80は、(示していない)建物の屋根中の適切な固定ポイントへのその上端に、取り付けられることができる。
【0060】
ケーブル80の下端領域は、上記で説明した方法で、それぞれの接続装置10の固定構成25に固定される。接続装置10のそれぞれは、支持体14に取り付けられる。各取り付け構成26の第2の突出部32は、スロット22のうちのそれぞれ1つを通して収容され、戻り止め構造42は、スロット22中に収容され、これにより、接続装置10を図12中に示す位置にある支持体14にロックする。
【0061】
配管又は他の適切な装置を支持体14に取り付けることができる。
【0062】
したがって、支持体14に取り付けられ、建物の屋根から吊り下げられることができる取り付け構成26を有する接続装置10があり、接続装置10は、ロック構成26によって支持体14への取り付けにロックされる。
【0063】
本発明の範囲から逸脱することなく、さまざまな修正を行うことができる。
例えば、他の適切なタイプの固定構成を固定構成25の代わりに使用できる。

以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載の事項を、付記する。
[1] 接続装置を第1の物品に取り付けるための取り付け構成であって、
前記取り付け構成は、前記第1の物品中の開口部を通して収容可能であり、
前記取り付け構成は、前記接続装置を前記第1の物品にロックするためのロック構成を備え、
前記ロック構成は、前記第1の物品中の開口部によって収容されるように構成されている戻り止め構造を備える、取り付け構成。
[2] 前記戻り止め構造は、弾性部材を備え、
前記弾性部材は、前記第1の物品中の開口部中に収容可能である、[1]に記載の取り付け構成。
[3] 前記弾性部材は、実質的にV字型であり、前記V字を形成する対向アームを有する、[2]に記載の取り付け構成。
[4] 前記アームは、互いから離れて、及び、互いに対して、弾性的に変形可能である、[3]に記載の取り付け構成。
[5] 前記ロック構成は、前記ロック構成を前記取り付け構成上に据え付けるための据え付け部材を含み、
前記据え付け部材は、前記アームのうちの一方に取り付けられている、[3]又は[4]に記載の取り付け構成。
[6] 前記取り付け構成が前記取り付け位置に動かされるとき、前記据え付け部材に取り付けられている前記アームは、弾性的変形位置から非変形位置に移動可能であり、
前記変形位置から前記非変形位置への前記アームの移動は、変形位置から非変形位置への前記弾性部材の移動である、[5]に記載の取り付け構成。
[7] 前記ロック構成は、前記アームを互いに対して動かすことを促進するように、前記アームのうちの他方に取り付けられている解放タブをさらに含む、[5]又は[6]に記載の取り付け構成。
[8] 前記据え付け部材は、前記取り付け構成の一部分が伸長できる穴を規定し、
前記取り付け構成は、前記取り付け構成を固定構成に締結するための締結要素を有し、 前記締結要素は、前記ロック構成を前記取り付け構成上に据え付けるように、前記穴を通して伸長する、[5]、[6]、又は[7]に記載の取り付け構成。
[9] 前記取り付け構成は、取り付け部材を備え、
前記取り付け部材は、前記第1の物品を係合するための第1の突出部と前記第1の物品を通した挿入のための第2の突出部とを備え、
それにより、前記第2の突出部が前記第1の物品を通して挿入されるとき、前記第1の物品の領域は、前記第1及び第2の突出部間に収容されることができ、それによって、前記接続装置を前記第1の物品に取り付ける、[8]に記載の取り付け構成。
[10] 前記締結要素は、前記第1の突出部と前記固定構成との間に伸長する、[9]に記載の取り付け構成。
[11] 前記締結要素は、前記固定構成上の対応するねじと協同するようにねじ留めされる、[10]に記載の取り付け構成。
[12] 前記第1の突出部は、前記第1の物品の前記領域の第1の面を係合し、
前記第2の突出部は、前記第1の物品の前記領域の対向する第2の面を係合する、[9]、[10]、又は、[11]に記載の取り付け構成。
[13] 前記取り付け構成は、前記第1及び第2の突出部を通して伸長する回転軸を有し、
前記取り付け構成は、前記接続装置を前記第1の物品に取り付けるために、前記軸の周りを、取り付け位置に回転可能であり、
それにより、前記取り付け構成が前記回転軸の周りを回転するとき、前記戻り止め構造は、前記開口部内に収容され、
前記取り付け構成がこのように回転するとき、前記第1の物品の領域は、前記第1及び第2の突出部間に収容されることができる、[9]から[12]のうちのいずれか1項に記載の取り付け構成。
[14] 前記第2の突出部は、先端面と固定領域を有し、
前記取り付け構成が前記取り付け位置に回転されるとき、前記先端面は、前記第1の物品の前述の領域を横切るための前記第2の突出部の第1の領域であり、
前記取り付け構成が前記取り付け位置にあるとき、前記第2の突出部は、前記第1の物品を係合するための取り付け面を有する、[13]に記載の取り付け構成。
[15] 前記取り付け部材は、前記第1及び第2の突出部の間に伸長するスペーサ部と、前記第1及び第2の突出部の間に規定される間隙をさらに含む、[14]に記載の取り付け構成。
[16] 前記第1及び第2の突出部は、前記締結要素から外側に伸長し、
前記第2の突出部は、それに対して反対方向に前記スペーサ部から伸長する、[15]に記載の取り付け構成。
[17] 前記第1の突出部は、前記締結要素から放射状に伸長し、実質的に円形であり、
前記第2の突出部は、その長さよりも長い幅を有する実質的に長方形である、[16]に記載の取り付け構成。
[18] 前記スペーサ部は、前記取り付け構成の一方向への回転を防止するための停止構造を有する、[15]から[17]のうちのいずれか1項に記載の取り付け構成。
[19] 前記取り付け構成が前述の方向に回転するとき、前記停止構造は、前記第1の物品を係合するように構成されている前記スペーサ部の領域を備える、[18]に記載の取り付け構成。
[20] 前記停止構造は、前記スペーサ部の対角線上に対向する領域を備え、
前記領域間の距離は、開口部の幅よりも長い、[19]に記載の取り付け構成。
[21] 前記スペーサ部は、前記第1の物品に対する前記取り付け構成の回転を可能にするための曲がった縁部を有し、
前記スペーサ部は、直径に対向する曲がった縁部を有し、
前記曲がった縁部間の直径距離は、前記第1の物品における前記開口部の幅よりも短い、[15]から[20]のうちのいずれか1項に記載の取り付け構成。
[22] 第1の物品を細長い第2の物品に接続するための接続装置であって、
前記接続装置は、
前記接続装置を前記細長い第2の物品に固定するための固定構成と、
前記接続装置を前記第1の物品に取り付けるための取り付け構成とを備え、
前記取り付け構成は、前記第1の物品中の開口部を通して収容可能であり、
前記取り付け構成は、前記接続装置を前記第1の物品にロックするためのロック構成を備え、
前記ロック構成は、前記第1の物品中の開口部によって収容されるように構成されている戻り止め構造を備える、接続装置。
[23] 前記取り付け構成は、[1]から[21]のうちのいずれか1項に記載されているものである、[22]に記載の接続装置。
[24] 接続装置と第1の物品を備える接続構成であって、
前記接続装置は、
前記接続装置を細長い第2の物品に固定するための固定構成と、
前記接続装置を前記第1の物品に取り付けるための取り付け構成とを備え、
前記取り付け構成は、前記第1の物品中の開口部を通して収容可能であり、
前記取り付け構成は、前記接続装置を前記第1の物品にロックするためのロック構成を備え、
前記ロック構成は、前記第1の物品中の開口部によって収容されるように構成されている戻り止め構造を備える、接続構成。
[25] 前記第1の物品に取り付けられることができる、複数の接続装置を備える、[24]に記載の接続構成。
[26] 前記第1の物品は、細長い支持体を備える、[24]又は[25]に記載の接続構成。
[27] 前記戻り止め構造は、弾性部材を備え、
前記弾性部材は、前記第1の物品中の開口部中に収容可能である、[24]、[25]、又は、[26]に記載の接続構成。
[28] 前記弾性部材は、実質的にV字型であり、前記V字を形成する対向アームを有する、[27]に記載の接続構成。
[29] 前記アームは、互いから離れて、及び、互いに対して、弾性的に変形可能である、[28]に記載の接続構成。
[30] 前記ロック構成は、前記ロック構成を前記取り付け構成上に据え付けるための据え付け部材を含み、
前記据え付け部材は、前記アームのうちの一方に取り付けられている、[28]又は[29]に記載の接続構成。
[31] 前記取り付け構成が前記取り付け位置に動かされるとき、前記据え付け部材に取り付けられている前記アームは、弾性的変形位置から非変形位置に移動可能であり、
前記変形位置から前記非変形位置への前記アームの移動は、変形位置から非変形位置への前記弾性部材の移動である、[30]に記載の接続構成。
[32] 前記ロック構成は、前記アームを互いに対して動かすことを促進するように、前記アームのうちの他方に取り付けられている解放タブをさらに含む、[30]又は[31]に記載の接続構成。
[33] 前記据え付け部材は、前記取り付け構成の一部分が伸長できる穴を規定し、
前記取り付け構成は、前記取り付け構成を固定構成に締結するための締結要素を有し、 前記締結要素は、前記ロック構成を前記取り付け構成上に据え付けるように、前記穴を通して伸長する、[30]、[31]、又は[32]に記載の接続構成。
[34] 前記取り付け構成は、取り付け部材を備え、
前記取り付け部材は、前記第1の物品を係合するための第1の突出部と前記第1の物品を通した挿入のための第2の突出部とを備え、
それにより、前記第2の突出部が前記第1の物品に挿入されるとき、前記第1の物品の領域は、前記第1及び第2の突出部間に収容されることができ、それによって、前記接続装置を前記第1の物品に取り付ける、[33]に記載の接続構成。
[35] 前記締結要素は、前記第1の突出部と前記固定構成との間に伸長する、[34]に記載の接続構成。
[36] 前記締結要素は、前記固定構成上の対応するねじと協同するようにねじ留めされる、[35]に記載の接続構成。
[37] 前記第1の突出部は、前記第1の物品の前記領域の第1の面を係合し、
前記第2の突出部は、前記第1の物品の前記領域の対向する第2の面を係合する、[34]、[35]、又は、[36]に記載の接続構成。
[38] 前記取り付け構成は、前記第1及び第2の突出部を通して伸長する回転軸を有し、
前記取り付け構成は、前記接続装置を前記第1の物品に取り付けるために、前記軸の周りを、取り付け位置に回転可能であり、
それにより、前記取り付け構成が前記回転軸の周りを回転するとき、前記戻り止め構造は、前記開口部内に収容され、
前記取り付け構成がこのように回転するとき、前記第1の物品の領域は、前記第1及び第2の突出部間に収容されることができる、[34]から[37]のうちのいずれか1項に記載の接続構成。
[39] 前記第2の突出部は、使用する際に、前記開口部を通して挿入されてよい、[34]から[38]のうちのいずれか1項に記載の接続構成。
[40] 前記第1の物品は、開口部を規定する主要部を備え、
前記第2の突出部は、前記開口部を通して挿入可能であり、
前記第2の突出部が前記開口部を通して挿入されるとき、前記第1の物品の領域は、前記第1及び第2の突出部の間に収容され、
それにより、前記接続装置を前記第1の物品に取り付ける、[34]から[39]のうちのいずれか1項に記載の接続構成。
[41] 前記第2の突出部が前記第1の物品を通して挿入されるとき、前記第1の物品の前述の領域は、前記取り付け構成が前記取り付け位置へと回転すると、前記第1及び第2の突出部の間に収容される、[34]から[40]のうちのいずれか1項に記載の接続構成。
[42] 前記第2の突出部は、前記第1の突出部にわたって伸長する、[34]から[41]のうちのいずれか1項に記載の接続構成。
[43] 前記取り付け構成は、前記第1及び第2の突出部を通して伸長する回転軸の周りを、前記取り付け位置に回転でき、それによって、前記取り付け構成が前記回転軸の周りを回転するとき、前記第1の物品の領域は第1及び第2の突出部の間に収容される、[34]から[42]のうちのいずれか1項に記載の接続構成。
[44] 前記取り付け構成の回転は、前述の回転軸の周りを接続装置が回転することによってもたらすことができる、[43]に記載の接続構成。
[45] 前記第2の突出部は、先端面と固定領域を有し、
前記取り付け構成が前記取り付け位置に回転されるとき、前記先端面は、前記第1の物品の前述の領域を横切るための前記第2の突出部の第1の領域であり、
前記取り付け構成が前記取り付け位置にあるとき、前記第2の突出部は、前記第1の物品を係合するための取り付け面を有する、[34]から[44]のうちのいずれか1項に記載の接続構成。
[46] 前記取り付け部材は、前記第1及び第2の突出部の間に伸長するスペーサ部と、前記第1及び第2の突出部の間に規定される間隙をさらに含む、[45]に記載の接続構成。
[47] 前記第1及び第2の突出部は、前記締結要素から外側に伸長し、
前記第2の突出部は、それに対して反対方向に前記スペーサ部から伸長する、[46]に記載の接続構成。
[48] 前記第1の突出部は、前記締結要素から放射状に伸長し、実質的に円形であり、
前記第2の突出部は、その長さよりも長い幅を有する実質的に長方形である、
[47]に記載の接続構成。
[49] 前記スペーサ部は、前記取り付け構成の一方向への回転を防止するための停止構造を有する、[46]から[48]のうちのいずれか1項に記載の接続構成。
[50] 前記停止構造は、前記取り付け構成が前述の方向に回転するとき、前記第1の物品を係合するように構成されている前記スペーサ部の領域を備える、[49]に記載の接続構成。
[51] 前記停止構造は、前記スペーサ部の対角線上に対向する領域を備え、
前記領域間の距離は、開口部の幅よりも長い、[50]に記載の接続構成。
[52] 前記スペーサ部は、前記第1の物品に対する前記取り付け構成の回転を可能にするための曲がった縁部を有し、
前記スペーサ部は、直径に対向する曲がった縁部を有し、
前記曲がった縁部間の直径距離は、前記第1の物品における前記開口部の幅よりも短い、[46]から[51]のうちのいずれか1項に記載の接続構成。
[53] 前記間隙は、前記取り付け面においてよりも、前記先端面においてより大きく、前記先端面は、前記取り付け面に向かって先細になる、[46]から[52]のうちのいずれか1項に記載の接続構成。
[54] 前記第1の物品における前記開口部は、細長く、前記第2の突出部の長さよりも長い長さを有し、
前記第1の物品中の前記開口部の幅は、前記第2の突出部の幅よりも長く、
前記第2の突出部の長さは、前記開口部の幅よりも長い、[34]から[53]のうちのいずれか1項に記載の接続構成。
[55] 第1の物品を細長い第2の物品に接続する方法であって、
前記方法は、
[24]に記載されている接続構成を提供することと、
前記第1の物品中の開口部を通して前記取り付け構成を挿入することと、
前記接続装置を前記第1の物品にロックするために、前記第1の物品中の開口部中に前記戻り止め構造を構成することとを備える、方法。
[56] 前記取り付け構成は、前記接続装置を前記第1の物品に取り付けるために、前記第1の物品に対して取り付け位置に回転可能であり、
前記取り付け構成がこのように回転するとき、前記戻り止め構造は、前記開口部中に収容可能であり、
前記方法は、前記戻り止め構造が前記第1の物品中の前記開口部中に収容されるように、前記取り付け構成を前記第1の物品に対して回転させることを備える、[55]に記載の方法。
[57] 前記ロック構成は、アームを互いに向けて動かすことを促進するように、前記アームの他方に取り付けられている解放タブをさらに含み、
前記方法は、弾性部材が収容されている前記開口部から前記弾性部材を解放するために、そこに取り付けられている前記アームを非変形位置から変形位置に動かすための前記タブを操作することを備える、[55]又は[56]に記載の方法。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5A
図5B
図5C
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12