IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ シーエスピー テクノロジーズ,インコーポレイティドの特許一覧

特許7005602内部親指タブを有する容器および関連組立体
<>
  • 特許-内部親指タブを有する容器および関連組立体 図1
  • 特許-内部親指タブを有する容器および関連組立体 図2
  • 特許-内部親指タブを有する容器および関連組立体 図3
  • 特許-内部親指タブを有する容器および関連組立体 図4
  • 特許-内部親指タブを有する容器および関連組立体 図5
  • 特許-内部親指タブを有する容器および関連組立体 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-07
(45)【発行日】2022-02-04
(54)【発明の名称】内部親指タブを有する容器および関連組立体
(51)【国際特許分類】
   B65D 43/16 20060101AFI20220128BHJP
   A45C 5/00 20060101ALI20220128BHJP
   A45C 9/00 20060101ALI20220128BHJP
   B65D 25/20 20060101ALI20220128BHJP
   A61J 1/00 20060101ALN20220128BHJP
【FI】
B65D43/16
A45C5/00 B
A45C9/00 Z
B65D25/20 V
A61J1/00 370Z
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2019514111
(86)(22)【出願日】2017-09-15
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-10-24
(86)【国際出願番号】 US2017051896
(87)【国際公開番号】W WO2018053342
(87)【国際公開日】2018-03-22
【審査請求日】2020-09-15
(31)【優先権主張番号】62/395,671
(32)【優先日】2016-09-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】501014005
【氏名又は名称】シーエスピー テクノロジーズ,インコーポレイティド
【住所又は居所原語表記】960 West Veterans Boulevard, Auburn, Alabama 36832 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110000523
【氏名又は名称】アクシス国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム・エイブラムス
(72)【発明者】
【氏名】ケイシー・マイヤーズ
(72)【発明者】
【氏名】イーサン・ロス・パーデュー
【審査官】武内 大志
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-338260(JP,A)
【文献】実開昭59-95907(JP,U)
【文献】実開昭56-115333(JP,U)
【文献】特表2011-520716(JP,A)
【文献】特開平9-58724(JP,A)
【文献】特開2010-275001(JP,A)
【文献】特開2004-231245(JP,A)
【文献】実開昭48-42942(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 35/44-35/54
B65D 39/00-55/16
A45C 5/00
A45C 9/00
B65D 25/20
A61J 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基部、そこから延在する側壁、および前記側壁から延在する本体延長部を有する容器本体であって、前記本体延長部は本体延長外面で終了し、前記基部および前記側壁は、少なくとも1つの製品を収納するように構成された製品空間を含む内部を画定し、前記容器本体は前記内部に繋がる開口をさらに有する、容器本体と、
ヒンジにより前記容器本体に連結され、蓋が前記開口を覆う閉位置と、前記開口が露出する開位置との間を容器が動くように、前記容器本体に対して前記ヒンジを中心に枢動可能な前記蓋であって、前記蓋は、前記容器が前記閉位置にあるときに前記開口を覆うように構成されたカバー部を含み、前記蓋は、前記カバー部から延在し、蓋延長外面で終了する蓋延長部をさらに含み、前記蓋延長部は、前記容器が前記閉位置にあるときに前記閉位置から前記開位置に前記容器が動くように、使用者がその上に圧力を上方に掛けるように構成された裏側を有する、蓋とを含み、
前記本体延長外面および前記蓋延長外面は、前記容器が前記閉位置にあるときに互いに概ね同一平面にあり、
前記本体延長部は、前記容器が前記閉位置にあるときに前記閉位置から前記開位置に前記容器が動くように、使用者が前記蓋延長部の前記裏側に圧力を上方に掛けることができるために、前記蓋延長部の前記裏側に接近させるように構成された窓を有する、容器。
【請求項2】
前記本体延長部は、第1の壁部、第2の壁部、および第3の壁部を含み、前記第1の壁部および前記第2の壁部はそれぞれが前記容器本体の前記側壁から延在し、前記第3の壁部は前記第1の壁部および前記第2の壁部から延在し、前記容器本体の前記側壁から離間し、前記窓は前記第1の壁部、前記第2の壁部、および前記第3の壁部を通って延在する、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記第1の壁部は前記側壁および前記第2の壁部に垂直に配置され、前記第3の壁部は前記本体延長外面を含み、前記第3の壁部は前記第1の壁部および前記第2の壁部に垂直に配置される、請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記第3の壁部は第1の長さを有し、前記側壁は前記第1の長さと実質的に同じ第2の長さを有する、請求項2に記載の容器。
【請求項5】
前記容器本体は、それぞれが前記内部から離れて前記基部から延在する複数の脚をさらに有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の容器。
【請求項6】
前記複数の脚のそれぞれは、第1の壁、および前記第1の壁から延在し、前記第1の壁に概ね垂直に配置される第2の壁を含み、前記第1の壁は前記容器本体の前記基部から延在する、請求項5に記載の容器。
【請求項7】
前記複数の脚は第1の脚および第2の脚を含み、前記第1の脚の前記第2の壁は、前記第1の脚の前記第1の壁から前記第2の脚の前記第2の壁に向かって延在し、前記第2の脚の前記第2の壁は、前記第2の脚の前記第1の壁から前記第1の脚の前記第2の壁に向かって延在する、請求項6に記載の容器。
【請求項8】
前記閉位置において、前記蓋の前記カバー部は前記容器本体と湿密シールを生成する、請求項1~7のいずれか一項に記載の容器。
【請求項9】
前記湿密シールは、蓋シール面を本体シール面と係合することによって形成される、請求項8に記載の容器。
【請求項10】
前記容器は1片の材料から作られた単一構成要素である、請求項1~9のいずれか一項に記載の容器。
【請求項11】
前記基部は、前記蓋が前記開口を覆うときに前記カバー部に平行に配置されない、請求項1~10のいずれか一項に記載の容器。
【請求項12】
前記製品空間内に診断試験ストリップを保存するための請求項1~11のいずれか一項に記載の前記容器の使用。
【請求項13】
請求項1~12のいずれか一項に記載の前記容器と、
前記容器に結合された装置とを含む、容器組立体。
【請求項14】
前記容器本体は、それぞれが前記内部から離れて前記基部から延在する複数の脚をさらに有し、前記装置は複数の溝を有し、前記複数の脚のそれぞれは、前記複数の溝の対応する1つの中に配置される、請求項13に記載の容器組立体。
【請求項15】
前記装置は試験ストリップメータおよび携帯電話ケースからなる群から選択される、請求項13または14のいずれか一項に記載の容器組立体。
【請求項16】
容器組立体を作成するための方法であって、
a.請求項1~12のいずれか一項に記載の容器を提供することであって、前記容器は、装置にモジュラー接続をするように構成された接続機構を含む、提供することと、
b.装置を提供することであって、前記装置は、前記容器にモジュラー接続をするように構成された接続機構を含む、提供することと、
c.前記容器を前記装置にモジュラー接続を達成させるために、前記容器および前記装置の前記それぞれの接続機構を利用することとを含む、方法。
【請求項17】
前記装置は試験ストリップメータまたは携帯電話ケースである請求項16に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示された概念は、容器、例えばこれに限定されないが、医薬品または診断品を保存するために使用される容器などに関する。また開示された概念は、容器および容器に結合された装置を含む容器組立体にも関する。
【背景技術】
【0002】
容器は、一般に医薬品または診断品、例えば薬剤もしくは試験ストリップなどを保存するために利用される。フリップトップ容器は、例えば典型的には医薬品または診断品を収納する容器本体、およびヒンジにより容器本体に連結される蓋を含む。このようなフリップトップ容器は、典型的には蓋の本体から外方に延在する突起を含む。この突起は「親指タブ」と呼ばれることが多く、容器の開口を促進する(例えば患者が握るか、または別法により突起に力を上方に掛けて蓋を開けることができる)。しかしこの特徴は、例えばハンドバッグまたは同種のものに入れて運んでいるときに、突起が物体に引っかかる可能性があるという点において、使用者に問題を起こすことがある。これは、容器が偶発的に開くことがある危険を示す。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
開示された概念の一態様として、容器は基部、そこから延在する側壁、および側壁から延在する本体延長部を有する容器本体を含み、本体延長部は本体延長外面で終了し、基部および側壁は、少なくとも1つの製品を収納するように構成された製品空間を含む内部を画定し、本体は内部に繋がる開口をさらに有する。容器は、ヒンジにより容器本体に連結され、蓋が開口を覆う閉位置と、開口が露出する開位置との間を容器が動くように、容器本体に対してヒンジを中心に枢動可能な蓋をさらに含み、蓋は、容器が閉位置にあるときに開口を覆うように構成されたカバー部を含み、蓋は、カバー部から延在して蓋延長外面で終了する蓋延長部をさらに含み、蓋延長部は、容器が閉位置にあるときに閉位置から開位置に容器が動くように、使用者がその上に圧力を上方に掛けるように構成された裏側を有する。本体延長外面および蓋延長外面は、容器が閉位置にあるときに互いに概ね同一平面にある。本体延長部は、容器が閉位置にあるときに、閉位置から開位置に容器が動くように使用者が蓋延長部の裏側に圧力を上方に掛けることができるように、蓋延長部の裏側に接近させるように構成された窓を有する。
【0004】
開示された概念の別の態様として、容器組立体は前述の容器および容器に結合された装置を含む。一例示的実施形態では、装置は血糖計または携帯電話ケースである。
【0005】
本開示された概念の例示的実施形態は、以下のように添付図面に示されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】開示された概念の一非限定的実施形態による、閉位置にある容器を備えて示された容器組立体の正面等角図である。
図2】閉位置に示された、図1の容器の正面等角図である。
図3】閉位置に示された、図2の容器の背面等角図である。
図4】開位置に示された、図3の容器の正面等角図である。
図5】開位置に示された、図4の容器の別の正面等角図である。
図6図1の容器の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書で利用される場合、2つ以上の部品または構成要素が互いに「係合する」という記述は、部品が互いに対して直接または1つもしくは複数の仲介部品もしくは構成要素を通して力を及ぼすことを意味するものとする。本明細書で利用される場合、用語「数」は1または2以上の整数を意味するものとする。
【0008】
図1は、開示された概念の一非限定的実施形態による、容器組立体1の正面等角図である。容器組立体1は、容器2および容器2に結合された装置100(破線図で単純な形に示されている)を含む。容器2は医薬品または診断品、例えばこれに限定されないが、薬剤または(例えば患者の血糖値を試験するための)診断試験ストリップなどを保存するために利用されてもよい。一例示的実施形態では、装置100は、容器2内に保存された診断試験ストリップ上に提供された標本サンプルを読み取るように適合された試験ストリップメータである。別の例示的実施形態では、装置100は容器2に結合するように適合された携帯電話ケースである。容器2は、容器本体10およびヒンジ80により容器本体10に連結される蓋40を含む。一例示的実施形態では、容器2は一片の材料から作られた単一構成要素である。以下により詳細に論じるように、容器2は、蓋40が不注意に開く可能性を実質的に最小にするために新規の機構を提供する。
【0009】
図1~3および6は閉位置における容器2を示し、図4および5は開位置における容器2を示す。容器本体10は基部12、基部12から延在する側壁14、および側壁14から外方に延在する本体延長部16を有する。側壁14は、本体延長部16とヒンジ80との間に概ね配置される。図4および5に示されたように、基部12および側壁14は、薬剤および/または試験ストリップなどの少なくとも1つの製品を収納するように構成された製品空間を含む、内部20を画定する。容器本体10は、本体シール面25を有する末端部23をさらに有する。本体シール面25は内部20に繋がる開口22を有する。図4および5に示されたように、本体シール面25は、部分的に円形状の末端部を備えた、部分的に長方形状の中間部から概ね構成される。しかし適切な代替の本体シール面(図示せず)が、開示された概念の範囲から逸脱することなく、あらゆる公知のまたは適切な代替形状(例えばこれに限定されないが、楕円形状)を有してもよいことが認識されよう。
【0010】
本体延長部16は窓24(すなわちそれを通って接近させるための貫通孔)および複数の壁部26、28、30を有する。壁部26、28はそれぞれが側壁14から延在し、壁部26は側壁14および壁部28に垂直である。図1に示されたように、壁部28、30はそれぞれが第1の長さ31を有し、側壁14は第1の長さ31と実質的に同じ第2の長さ15を有する。装置100が容器2に結合されるとき、実質的に同じである第1および第2の長さ31、15を有することは、壁部28、30と装置100との間の連結部付近で比較的滑らかな移行が可能であることが認識されよう。壁部30は壁部26、28から延在し、壁部26、28に概ね垂直に配向される。壁部30は側壁14から離間され、本体延長外面18を有する。さらに図4および5に最も明確に示されたように、窓24は好ましくは壁部26、28、30のそれぞれを通って延在する。窓24の機能は以下により詳細に論じられる。
【0011】
蓋40は、カバー部42およびカバー部42から延在する蓋延長部44を有する。カバー部42は、概して蓋延長部44とヒンジ80との間に配置される。蓋延長部44は蓋延長外面46で終了し、さらに蓋延長外面46から延在して蓋延長外面46に概ね垂直に置かれた裏側48を有する。一例示的実施形態では、蓋40が開口22を覆うとき、基部12はカバー部42に平行に配向されない。この方法で、異なる長さの試験ストリップが内部20内に収納され、内部20に繋がる開口22付近に同じ高さに置かれた個々の上部を有することができる。別法として、試験ストリップが均一の長さである場合、この構成は、使用者が列から1つのストリップをより容易に引き抜く助けになるために、列内の選択された試験ストリップを列内の隣接したストリップよりわずかに高いまたは低い高さに突起させることができる。その上、以下に論じるように、裏側48は、容器2が閉位置にあるときに閉位置から開位置に容器2が動くように、使用者がその上に圧力を上方に掛けるように構成される。
【0012】
閉位置において、蓋40のカバー部42は容器本体10と湿密シールを生成する。より具体的には、カバー部42は本体シール面25と実質的に同じ形状の蓋シール面50を有する。湿密シールは、蓋シール面50を本体シール面25と係合することによって形成される(例えば図6参照)。このようなシール構成は、その全体が本明細書に参照により組み込まれる、Bucholtzらによる米国特許出願公開第20110127269号明細書に開示された構成を組み込んでもよい。任意選択でシール構成はスナップ嵌合閉鎖部を提供する。湿密は、「相対湿度80%および22.2℃で1日当たり1000マイクログラム未満の湿度進入速度を有する容器」と定義されている。したがって湿度進入はいくつかの範囲の1つの中に収まってもよい。このような範囲の1つは、1日当たり25~1000マイクログラムである。別のこのような範囲は、1日当たり50~1000マイクログラムである。さらなるこのような範囲は、1日当たり100~1000マイクログラムである。
【0013】
蓋40は、さらに蓋40が開口22を覆う閉位置(図1~3および6)と開口22が露出する開位置との間を容器2が動くように、容器本体10に対してヒンジ80を中心に枢動可能である。容器2が閉位置にあるときに、カバー部42は開口22を覆う。
【0014】
次に本体延長部16および蓋延長部44の機能について詳細に論じる。図1に最も明瞭に示されたように、本体延長外面18および蓋延長外面46は、それぞれがヒンジ80の反対側に遠位に配置される。さらに延長外面18、46は、容器2が閉位置にあるときに互いに概ね同一平面にある。加えて窓24は、容器2が閉位置にあるときに蓋延長部44の裏側48に接近させる。これにより使用者は、閉位置から開位置に容器2が動くように蓋延長部44の裏側48に圧力を上方に掛けることができる。この方法で、容器2は好都合なことに比較的容易に開き、不注意に開くことを防ぐ新規の機構を含む。より具体的には本体および蓋の延長外面18、46の同一平面の位置合わせは、典型的には使用者が握って蓋を開けることができるために突起(例えば親指タブ)を含む、一般的な先行技術のフリップトップ容器(図示せず)の位置合わせとは異なる。開示された概念から認識できるように、窓24は、それによって使用者が容器2を開けるために概して本体延長部16および蓋延長部44に対して内部に届かなければならない機構を提供する。これは、同一平面で、平坦で、かつ/または平滑な延長外面18、46と組み合わせて、好都合なことに容器2が不注意に開く可能性を最小にするために1つの機構を提供する。結果として容器2は依然として容易に開けることができるが、概して使用者が蓋延長部44の裏側48を係合して持ち上げるために、意図的に窓24の中に届いたときだけ開けることができる。本質的に、開示された概念の独自の構成は内部親指タブを提供する。
【0015】
再度図1を参照すると、容器本体10は、それぞれが内部20から離れて基部12から延在する(図4および5)複数の脚32、36をさらに任意選択で有する。脚32、36は、それぞれが基部12から延在する対応する第1の壁33、37、および対応する第1の壁33、37から延在し、対応する第1の壁33、37に概ね垂直に置かれた対応する第2の壁34、38を含んでもよい。示されたように、壁34は壁33から壁38に向かって延在し、壁38は壁37から壁34に向かって延在する。脚32、36は1つの非制限的機構を提供し、その機構によって容器2は装置100に結合される。より具体的には、示されたように、装置100は複数の溝102、104を有し、脚32、36は容器2を装置100に結合させるために溝102、104の対応する1つの中にそれぞれが置かれる。適切な代替の脚構成が開示された概念によって企図されることが認識されよう。溝102、104および脚32、36は、開示された概念に従って使用してもよい様々な型の接続機構の1つであることを理解されたい。容器および装置のそれぞれの接続機構の特定の構造的構成に関わらず、機構は容器の装置へのモジュラー接続を達成するように構成することができる。
【0016】
それに応じて開示された概念は、改良された(例えばこれに限定されないが、不注意な開口をより良好に保護し、より滑らかな)容器組立体1およびそのための容器2を提供し、容器2において本体および蓋の延長外面18、46は、使用者が不注意で蓋40を開ける可能性を最小にするために互いに概ね同一平面にあることが認識されよう。
【0017】
任意選択で例えばスリーブの形の挿入部が、容器本体10の内部20内に提供されてもよい。このような挿入部は、ベースポリマ(構造用)、乾燥剤および任意選択でチャネリング剤を含む、乾燥剤混入ポリマ製剤を含んでもよい。これらの型の挿入部および挿入部を作成し組み立てる方法は、例えば本出願人の米国特許第5,911,937号明細書、同第6,214,255号明細書、同第6,130,263号明細書、同第6,080,350号明細書、同第6,174,952号明細書、同第6,124,006号明細書および同第6,221,446号明細書、ならびに米国特許出願公開第2011/0127269号明細書に開示されており、それらのすべては全体が本明細書に参照により組み込まれる。
【0018】
本開示された概念は、指定された機能の実施およびその関係を示す機能構築ブロックを用いて上に説明された。これらの機能構築ブロックの境界は、説明の便宜のために本明細書に恣意的に画定された。指定された機能およびその関係が適切に実行される限り、代替の境界を画定することができる。
【0019】
特定の実施形態の前述の説明は、開示された概念の一般的性質を完全に明らかにするので、他者が当技術分野の技能の範囲内の知識を適用することにより、必要以上の実験をすることなく、本開示された概念の一般的概念から逸脱することなく、このような特定の実施形態の様々な適用に対して容易に修正し、かつ/または適合させることができる。したがってこのような適用および修正は、本明細書に提示された教示および指針に基づいて、開示された実施形態の等価物の意味および範囲内であることを意図し、本明細書における表現方法または用語は、説明目的であり限定を目的としないことが理解されるべきであるので、本明細書の用語または表現方法は教示および指針を考慮して当業者によって解釈されるべきである。
【0020】
本開示された概念の広さおよび範囲は、上記のいかなる例示的実施形態によっても限定されるべきではなく、以下の特許請求の範囲およびそれらの等価物によってのみ画定されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6