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  • 特許-物品搬送設備 図1
  • 特許-物品搬送設備 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-11
(45)【発行日】2022-01-24
(54)【発明の名称】物品搬送設備
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/04 20060101AFI20220117BHJP
   B66C 7/04 20060101ALI20220117BHJP
   B65G 1/00 20060101ALI20220117BHJP
【FI】
B65G1/04 551Z
B66C7/04
B65G1/00 501C
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2019018984
(22)【出願日】2019-02-05
(65)【公開番号】P2020125190
(43)【公開日】2020-08-20
【審査請求日】2021-02-05
(73)【特許権者】
【識別番号】000003643
【氏名又は名称】株式会社ダイフク
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】瀬邉 高弘
【審査官】板澤 敏明
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-077463(JP,A)
【文献】登録実用新案第3031974(JP,U)
【文献】欧州特許出願公開第00656312(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 1/00-1/133
B66C 7/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
天井に吊り下げられた支持部材と、前記支持部材に支持され、物品搬送車が走行するレールと、を備え、
前記支持部材は、水平方向に沿う姿勢で設置され、前記レールを支持する枠材と、前記天井と前記枠材とを連結するように上下方向に沿う姿勢で設置される連結部材と、固定機構と、を備え、
前記固定機構は、前記枠材の長手方向の両端部に設けられた一対の押付部と、一対の前記押付部の間隔を変更する間隔変更部と、を備え、
前記枠材は、建屋の固定構造物における互いに対向する被押付面に対して一対の前記押付部が押し付けられた状態で固定されている、物品搬送設備。
【請求項2】
前記レールと前記枠材とは、前記上下方向に沿う上下方向視で交差するように配置され、
一対の前記連結部材が、前記レールを挟んで前記枠材の前記長手方向の両側に配置されている、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項3】
前記レールを、第1レールとし、前記物品搬送車を、第1物品搬送車として、
前記枠材より上方の位置で且つ前記上下方向に沿う上下方向視で前記第1物品搬送車の走行軌跡と重なる位置に設置されると共に第2物品搬送車が走行する第2レールを更に備えている、請求項1又は2に記載の物品搬送設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品搬送車が走行するレールを備えた物品搬送設備に関する。
【背景技術】
【0002】
このような物品搬送設備として、例えば、特許第5339167号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。以下、背景技術の説明において、かっこ書きの符号又は名称は、先行技術文献における符号又は名称とする。この特許文献1に記載の物品搬送設備は、天井に吊り下げられた支持部材(吊り下げ部材9等)と、支持部材に支持されたレール(高位置の案内レール4a又は低位置の案内レール4b)と、を備えている。このような物品搬送設備では、支持部材の上下方向の長さに応じて、レールの設置高さが設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第5339167号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した物品搬送設備では、支持部材の上下方向の長さを長くしたことで、レールを天井から離れた比較的低い位置に設置している。しかし、支持部材の上下方向の長さが長いことにより、支持部材が天井との連結部を中心として揺動した場合における支持部材の先端の揺れ幅が大きくなり易く、このような支持部材に支持されているレールの揺れ幅も大きくなり易いという問題があった。
【0005】
そこで、天井から吊り下げられたレールの揺れを小さく抑えることができる物品搬送設備の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記に鑑みた、物品搬送設備の特徴構成は、天井に吊り下げられた支持部材と、前記支持部材に支持され、物品搬送車が走行するレールと、を備え、前記支持部材は、水平方向に沿う姿勢で設置され、前記レールを支持する枠材と、前記天井と前記枠材とを連結するように上下方向に沿う姿勢で設置される連結部材と、固定機構と、を備え、前記固定機構は、前記枠材の長手方向の両端部に設けられた一対の押付部と、一対の前記押付部の間隔を変更する間隔変更部と、を備え、前記枠材は、建屋の固定構造物における互いに対向する被押付面に対して一対の前記押付部が押し付けられた状態で固定されている点にある。
【0007】
この特徴構成によれば、間隔変更部によって、一対の押付部の間隔を固定構造物の一対の被押付面の間隔に応じて変更することで、一対の押付部を一対の被押付面に押し付けることができる。このように、一対の押付面を一対の被押付面に押し付けることで、押付部を備えている枠材を固定構造物に固定することができる。そして、枠材を固定構造物に固定することで、支持部材の揺れを小さく抑えることができ、これにより、支持部材に支持されているレールの揺れも小さく抑えることができる。また、一対の押付部を一対の被押付面に押し付けることで枠材を固定構造物に固定することができるため、ボルト等の締結部材を用いて枠材を固定構造物に固定する場合のように固定構造物に対して加工を行う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】物品搬送設備の正面図
図2】物品搬送設備の側面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.実施形態
物品搬送設備の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、物品搬送設備は、天井Cに吊り下げられた支持部材1と、支持部材1に支持され、物品搬送車2が走行するレール3と、を備えている。本実施形態では、レール3を、第1レール3Aとし、第1レール3Aを走行する物品搬送車2を第1物品搬送車2Aとして、物品搬送設備は、第1物品搬送車2Aが走行する第1レール3Aに加えて、第2物品搬送車2Bが走行する第2レール3Bを更に備えている。上下方向視で第1レール3Aが沿う方向を第1方向Xと称し、上下方向視で第1方向Xに対して直交する方向を第2方向Yと称する。本例では、図1に示すように、第1レール3Aは、第2方向Yに一定の間隔を空けて配置された一対のレール部5を有している。同様に、第2レール3Bは、第2方向Yに一定の間隔を空けて配置された一対のレール部5を有している。
【0010】
また、本実施形態では、物品搬送設備は、同じ高さに配置された2つの第1レール3Aを備えると共に、同じ高さに配置された2つの第2レール3Bを備えている。支持部材1は、2つの第1レール3Aを支持している。2つの第1レール3Aは、第1物品搬送車2Aが2つの第1レール3Aの双方を走行できるように、互いに連続するように接続されていてもよく、2つの第1レール3Aのそれぞれを異なる第1物品搬送車2Aが走行するように、互いに接続されていなくてもよい。また、2つの第2レール3Bも同様に、互いに接続されていてもよく、互いに接続されていなくてもよい。更に、第1レール3Aと第2レール3Bとも、互いに接続されていてもよく、互いに接続されていていなくてもよい。尚、第1レール3Aと第2レール3Bとが互いに接続されている場合、同じ物品搬送車が第1レール3Aと第2レール3Bとの双方を走行することができる。この場合、当該物品搬送車は、第1レール3Aを走行する場合は第1物品搬送車2Aとなり、第2レール3Bを走行する場合は第2物品搬送車2Bとなる。
【0011】
第2レール3Bは、第1レール3Aより上方の位置に設置されている。そして、第2レール3Bを走行する第2物品搬送車2Bの走行軌跡である第2移動軌跡4Bは、第1レール3A及び第1走行軌跡4Aより上方に位置している。第2レール3Bは、上下方向Zに沿う上下方向視で第1物品搬送車2Aの走行軌跡である第1走行軌跡4Aと重なる位置に設置されている。本実施形態では、第2レール3Bは、上下方向視で第1レール3Aと重なる位置に設置されている。ここで、走行軌跡又はレールが上下方向視で重なるとは、一方の走行軌跡又はレールの延在方向における全領域のうちの少なくとも一部に、他方の走行軌跡又はレールと上下方向視で重なる領域が存在することを指す。本例では、少なくとも図1に示す断面において、第2レール3Bは第1走行軌跡4A及び第1レール3Aと重なるように設定されている。なお上記のように、第1レール3A及び第2レール3Bは、互いに間隔を空けた状態で第2方向Yに並ぶ一対のレール部5によって構成されている。そして、本例では、第2レール3Bを構成する一対のレール部5は、上下方向視で第1レール3Aを構成する一対のレール部5と重なる位置に配置されている。
【0012】
一対のレール部5は、連結材6によって互いに連結されている。また、一対のレール部5の夫々は、一対の支持材7の下端部に連結されている。第1レール3Aは、一対の支持材7の上端部を支持部材1に連結することで、一対の支持材7と支持部材1とを介して天井Cに吊り下げ支持されている。また、第2レール3Bは、一対の支持材7の上端部を天井Cに連結することで、支持部材1を介さずに一対の支持材7を介して天井Cに吊り下げ支持されている。
【0013】
次に、支持部材1について説明する。支持部材1は、水平方向に沿う姿勢で設置され、第1レール3Aを支持する枠材11と、天井Cと枠材11とを連結するように上下方向Zに沿う姿勢で設置される連結部材12と、固定機構13と、を備えている。枠材11には、支持材7の上端部が連結されており、枠材11は、一対の支持材7を介して第1レール3Aを支持している。また、枠材11は、第2物品搬送車2Bの第2移動軌跡4Bより下方に設置されている。本実施形態では、枠材11は、アルミニウム材の押し出し成型によって棒状に形成されている。連結部材12は、吊りボルトによって構成されている。
【0014】
第1レール3Aと枠材11とは、上下方向視で交差するように配置されている。本実施形態では、第1レール3Aは第1方向Xに沿って配置され、枠材11は、第2方向Yに沿って配置されている。つまり、第1レール3Aと枠材11とは、上下方向視で直交するように配置されている。支持部材1は、一対の第1レール3Aの夫々に対して連結部材12を一対備えており、これら一対の連結部材12は、第1レール3Aを挟んで第2方向Y(枠材11の長手方向)の両側に配置されている。また、これら一対の連結部材12は、第2レール3Bを挟んで第2方向Yの両側に配置されている。本実施形態では、支持部材1は、合計で二対の連結部材12を備えており、二対の連結部材12の夫々が、対応する第1レール3A及び第2レール3Bを挟んで第2方向Yの両側に配置されている。
【0015】
固定機構13は、枠材11の長手方向の両端部に設けられた一対の押付部15と、一対の押付部15の間隔を変更する間隔変更部16と、を備えている。本実施形態では、間隔変更部16は、枠材11と押付部15との間に配置され、これら枠材11と押付部15とを連結するように備えられている。本例では、間隔変更部16は、枠材11の長手方向の端部に固定された第1雄ねじ部16Aと、押付部15に固定された第2雄ねじ部16Bと、第1雄ねじ部16Aと第2雄ねじ部16Bとのそれぞれに螺合する一対の雌ねじ部が形成された操作部16Cと、を備えている。ここで、第1雄ねじ部16Aと第2雄ねじ部16Bとは一方が右ねじで他方が左ねじとされている。そして、操作部16Cを一方向に回転させることで、枠材11と押付部15との第2方向Yの間隔を広げ、操作部16Cを他方向に回転させることで、枠材11と押付部15との第2方向Yの間隔を狭めることができるように構成されている。なお、枠材11と操作部16Cとの間、及び、操作部16Cと押付部15との間のいずれか一方が、ねじ部に代えて、第2方向Yの移動が規制されていると共に第2方向Yに沿う軸周りに自由に回転可能な連結部とされていてもよい。このような構成であっても、同様に、操作部16Cを回転させることで、枠材11と押付部15との間隔が変更される。間隔変更部16は、このように枠材11と押付部15との間隔を変更することで、一対の押付部15の第2方向Yの間隔を変更する。
【0016】
固定機構13は、一対の押付部15の間隔を変更して、物品搬送設備が設置されている建屋の固定構造物18における互いに対向する被押付面Fに一対の押付部15を押し付ける。本実施形態では、建屋の柱や壁を固定構造物18としている。枠材11は、建屋の固定構造物18における互いに対向する被押付面Fに対して一対の押付部15が押し付けられた状態で固定されている。
【0017】
このように、天井Cに吊り下げられて第1レール3Aを支持する支持部材1を、建屋の固定構造物18における互いに対向する被押付面Fに押し付けた状態で固定することで、第1レール3Aの揺れを小さく抑えることができる。また、支持部材1を被押付面Fに押し付けることで固定できるため、固定構造物18に対して、例えば孔あけ等の加工を行うことなく、支持部材1を固定することができる。
【0018】
2.その他の実施形態
次に、物品搬送設備のその他の実施形態について説明する。
【0019】
(1)上記の実施形態では、第1レール3Aに加えて第2レール3Bを備えた構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されない。例えば、第1レール3Aと第2レール3Bとのうちの第1レール3Aのみを備える構成としてもよく、第1レール3Aと第2レール3Bとに加えて、これらのレールとは異なる高さに第3レールを備える構成としてもよい。
【0020】
(2)上記の実施形態では、物品搬送設備が、2つの第1レール3Aと、2つの第2レール3Bとを備えた構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されない。例えば、物品搬送設備が、第1レール3Aと第2レール3Bとを1つずつ備えた構成であってもよい。また、第1レール3Aと第2レール3Bとの数を異ならせてもよく、例えば、物品搬送設備が、第1レール3Aを4つ備え、第2レール3Bを3つ備えた構成であってもよい。
【0021】
(3)上記の実施形態では、第2レール3Bを、上下方向視で第1走行軌跡4Aと重なる位置に設置した構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、第2レール3Bを、上下方向視で第1走行軌跡4Aと重ならない位置に設置してもよい。
【0022】
(4)上記の実施形態では、レール3と枠材11とを、上下方向視で交差するように配置した構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、レール3と枠材11とを、上下方向視で同じ方向に沿うように設置してもよい。
【0023】
(5)上記の実施形態では、支持部材1が、第2方向Yに並ぶ状態で連結部材12を一対備え、その一対の連結部材12を、第1レール3Aを挟んで第2方向Yの両側に設置した構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、連結部材12を、第1レール3Aに対して第2方向Yの一方側にのみ設置した構成としてもよい。また、単数又は複数の連結部材12を、上下方向視で第1レール3Aと重なる位置に設置した構成としてもよい。
【0024】
(6)上記の実施形態では、間隔変更部16が、枠材11と押付部15との間隔を変更することで、一対の押付部15の間隔を変更する構成である場合を例に説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、枠材11を、その長手方向に2分割構成とし、2分割構成した枠材11を連結するように間隔変更部16を備え、間隔変更部16によって2分割構成した枠材11の間隔を変更することで一対の押付部15の間隔を変更する構成としてもよい。
【0025】
(7)上記の実施形態では、間隔変更部16が、雄ねじと雌ねじの螺合深さに応じて一対の押付部15の間隔を変更する構成である場合を例として説明した。しかし、間隔変更部16の構成は、このようなものに限定されない。例えば、カム機構やリンク機構を利用して、一対の押付部15の間隔を変更する構成とされていてもよい。
【0026】
(8)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
【0027】
3.上記実施形態の概要
以下、上記において説明した物品搬送設備の概要について説明する。
【0028】
物品搬送設備は、天井に吊り下げられた支持部材と、前記支持部材に支持され、物品搬送車が走行するレールと、を備え、前記支持部材は、水平方向に沿う姿勢で設置され、前記レールを支持する枠材と、前記天井と前記枠材とを連結するように上下方向に沿う姿勢で設置される連結部材と、固定機構と、を備え、前記固定機構は、前記枠材の長手方向の両端部に設けられた一対の押付部と、一対の前記押付部の間隔を変更する間隔変更部と、を備え、前記枠材は、建屋の固定構造物における互いに対向する被押付面に対して一対の前記押付部が押し付けられた状態で固定されている。
【0029】
本構成によれば、間隔変更部によって、一対の押付部の間隔を固定構造物の一対の被押付面の間隔に応じて変更することで、一対の押付部を一対の被押付面に押し付けることができる。このように、一対の押付面を一対の被押付面に押し付けることで、押付部を備えている枠材を固定構造物に固定することができる。そして、枠材を固定構造物に固定することで、支持部材の揺れを小さく抑えることができ、これにより、支持部材に支持されているレールの揺れも小さく抑えることができる。また、一対の押付部を一対の被押付面に押し付けることで枠材を固定構造物に固定することができるため、ボルト等の締結部材を用いて枠材を固定構造物に固定する場合のように固定構造物に対して加工を行う必要がない。
【0030】
ここで、前記レールと前記枠材とは、前記上下方向に沿う上下方向視で交差するように配置され、一対の前記連結部材が、前記レールを挟んで前記枠材の前記長手方向の両側に配置されていると好適である。
【0031】
本構成によれば、一対の連結部材によって枠材の長手方向の両側においてレールを吊り下げ支持することができると共に、枠材の長手方向の移動が押付部と被押付面とによって規制されているため、枠材の長手方向におけるレールの揺れを更に小さく抑えることができる。
【0032】
また、前記レールを、第1レールとし、前記物品搬送車を、第1物品搬送車として、前記枠材より上方の位置で且つ前記上下方向に沿う上下方向視で前記第1物品搬送車の走行軌跡と重なる位置に設置されると共に第2物品搬送車が走行する第2レールを更に備えていると好適である。
【0033】
本構成によれば、第1レール部は、第2レール部よりも下方に設置されることになるため、支持部材の上下方向の長さが長くなり易く、第1レールの揺れ幅が大きくなり易い。しかしながら、上記のように、支持部材が固定機構によって建屋の被押付面に対して押し付けられた状態で固定された構成とすることで、第1レールの揺れを小さく抑えることができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本開示に係る技術は、物品搬送車が走行するレールを備えた物品搬送設備に利用することができる。
【符号の説明】
【0035】
1:支持部材
2:物品搬送車
2A:第1物品搬送車
2B:第2物品搬送車
3:レール
3A:第1レール
3B:第2レール
4A:第1走行軌跡(走行軌跡)
11:枠材
12:連結部材
13:固定機構
15:押付部
16:間隔変更部
18:固定構造物
C:天井
F:被押付面
Z:上下方向
図1
図2