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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-11
(45)【発行日】2022-02-10
(54)【発明の名称】湯水抜きバルブ
(51)【国際特許分類】
   E03B 7/10 20060101AFI20220203BHJP
   F16K 3/26 20060101ALN20220203BHJP
   F16K 11/07 20060101ALN20220203BHJP
【FI】
E03B7/10 V
E03B7/10 D
F16K3/26 A
F16K11/07 K
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2018131297
(22)【出願日】2018-07-11
(65)【公開番号】P2020008125
(43)【公開日】2020-01-16
【審査請求日】2020-10-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000241935
【氏名又は名称】北海道水道機材株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104330
【弁理士】
【氏名又は名称】杉山 誠二
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 孝宏
(72)【発明者】
【氏名】伏見 仁宏
【審査官】加藤 昌人
(56)【参考文献】
【文献】実開昭62-200870(JP,U)
【文献】実公昭62-9393(JP,Y2)
【文献】特開平10-140627(JP,A)
【文献】実公平2-34261(JP,Y2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03B 7/10
F16K 3/00- 3/36
F16K 11/00-11/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部の側方の一方の側に配置された流入口、前記側方の他方の側に配置された流出口、下端に配置された排出口、及び上方部の側面に設けられた横穴を有する筒状本体と、
前記筒状本体内に収容されたピストンと、
前記筒状本体の前記横穴を被覆するように筒状本体に配置され、排湯口部分を有する横穴取付体と
逆流防止機構とを備え、
前記ピストンが、長さ方向に延び、下端で開放した縦穴、及び略中央部に設けられ、前記縦穴と連通するように側方に延び側面で開放した横穴を有し、
前記逆流防止機構が、前記ピストンの前記縦穴の最下部に設けられた拡径穴と、前記拡径穴内に収容される逆止弁ボールと、前記ピストンを下降させると上端が前記ピストンの下端に当接する円筒体と、前記筒状本体の側面の前記円筒体の下端よりも上方に設けられた空気穴とを有し、
前記ピストンを昇降させて、前記流入口と前記流出口とを連通させ、かつ、前記排湯口部分と前記ピストンの前記横穴との連通を遮断させる給水状態と、前記ピストンを昇降させて、前記流入口と前記流出口との連通を遮断させ、かつ、前記排湯口部分と前記ピストンの前記横穴とを連通させる湯水抜き状態とを選定できるように構成されていることを特徴とする湯水抜きバルブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に、湯水抜きバルブに関する。より詳細には、本発明は、排水及び排湯用の配管系を簡潔にし、1つの排出口で水と湯の両方の排出を可能にする湯水抜きバルブに関する。
【背景技術】
【0002】
寒冷地の高層住宅や一般住宅では、冬期間や長期不在時などに給水・給湯配管が凍結する場合がある。そこで、このような場合でも、凍結しないように、湯水抜きバルブを操作して室内の給水・給湯配管の水や湯をドレン受け(いわゆるホッパー)に排出するように構成されたシステムが設けられている。
【0003】
図8及び図9は、このようなシステムの一例を示したものである。図8及び図9のシステムでは、給水配管に湯水抜きバルブが接続され、湯水抜きバルブの排湯出口に排湯管が接続されている。そして、給水時に、水は湯水抜きバルブを経て各所に供給され、湯は給湯機を介して各所に供給される(図8(a)参照)。一方、湯水抜きバルブで湯水抜きすると、給水は停止し、湯水抜きバルブ以降の水は湯水抜きバルブに戻り、湯水抜きバルブの下端から排水管を通ってドレン受けに排出される(図8(b)参照)。これと同時に、給湯配管の湯も湯水抜きバルブを通過し排湯管を通って前記ドレン受けに排出される。このような型式の湯水抜きバルブとして、水が供給される流入口、水を各所に供給する流出口、及び水を排出する排出口を有する筒状本体と、給湯配管が接続された排湯入口及び排湯出口を有する湯抜き取付体と、筒状本体内に配置され、ハンドル操作により昇降するピストンとを備え、ピストンの昇降により水抜きと湯抜きを同時に行う湯水抜きバルブが知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の型式の湯水抜きバルブでは、排水用と排湯用の両方の配管系を敷設しなければならないため、配管敷設の作業時間が増大するという課題がある。また、配管系が複雑になり、排水配管か排湯配管かを判別しにくい場合があるという課題もある。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みて開発されたものであって、排水及び排湯用の配管系を簡潔にし、1つの排出口で水と湯の両方の排出を可能にする湯水抜きバルブを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願請求項1に記載の湯水抜きバルブは、下部の側方の一方の側に配置された流入口、前記側方の他方の側に配置された流出口、下端に配置された排出口、及び上方部の側面に設けられた横穴を有する筒状本体と、前記筒状本体内に収容されたピストンと、前記筒状本体の前記横穴を被覆するように筒状本体に配置され、排湯口部分を有する横穴取付体と、逆流防止機構とを備え、前記ピストンが、長さ方向に延び、下端で開放した縦穴、及び略中央部に設けられ、前記縦穴と連通するように側方に延び側面で開放した横穴を有し、前記逆流防止機構が、前記ピストンの前記縦穴の最下部に設けられた拡径穴と、前記拡径穴内に収容される逆止弁ボールと、前記ピストンを下降させると上端が前記ピストンの下端に当接する円筒体と、前記筒状本体の側面の前記円筒体の下端よりも上方に設けられた空気穴とを有し、前記ピストンを昇降させて、前記流入口と前記流出口とを連通させ、かつ、前記排湯口部分と前記ピストンの前記横穴との連通を遮断させる給水状態と、前記ピストンを昇降させて、前記流入口と前記流出口との連通を遮断させ、かつ、前記排湯口部分と前記ピストンの前記横穴とを連通させる湯水抜き状態とを選定できるように構成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の湯水抜きバルブによれば、排湯管を設ける必要がないので、配管系が簡単になり、配管の敷設時間が短縮されるとともに、排水管か排湯管かの判別が不要になる。また、本発明の湯水抜きバルブに逆流防止機構を設けることにより、給水配管・給湯配管の設置高さにかかわらず湯水抜き時に湯水が逆流するおそれが解消される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】給水時における第1の実施形態に係る湯水抜きバルブを示した断面図である。
図2】湯水抜き時における第1の実施形態に係る湯水抜きバルブを示した断面図である。
図3】第1の実施形態に係る湯水抜きバルブを設置した配管系の一例を示した模式図である。
図4図4(a)は、給水時における第2の実施形態に係る湯水抜きバルブを示した断面図、図4(b)は、湯水抜き時における第2の実施形態に係る湯水抜きバルブを示した断面図である。
図5図5(a)は、湯水抜き時において水抜きが先行する場合を示した第2の実施形態に係る湯水抜きバルブの断面図、図5(b)は、湯水抜き時において湯抜きが先行する場合を示した第2の実施形態に係る湯水抜きバルブの断面図ある。
図6図6(a)は、給水時における第3の実施形態に係る湯水抜きバルブを示した断面図、図6(b)は、湯水抜き時における第3の実施形態に係る湯水抜きバルブを示した断面図である。
図7図7(a)は、湯水抜き時において水抜きが先行する場合を示した第3の実施形態に係る湯水抜きバルブの断面図、図7(b)は、湯水抜き時において湯抜きが先行する場合を示した第3の実施形態に係る湯水抜きバルブの断面図ある。
図8図8(a)は、給水時における従来の湯水抜きバルブを示した断面図、図8(b)は、湯水抜き時における従来の湯水抜きバルブを示した断面図である。
図9図8の湯水抜きバルブを設置した配管系の一例を示した模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(第1の実施形態)
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る湯水抜きバルブについて詳細に説明する。図1は、給水時における本発明の第1の実施形態に係る湯水抜きバルブを示した断面図、図2は、湯水抜き時における本発明の第1の実施形態に係る湯水抜きバルブを示した断面図である。図1および図2において全体として参照符号10で示される本発明の第1の実施形態に係る湯水抜きバルブは、筒状本体12と、筒状本体12の上端にねじ接合された上部本体14とを備えている。
【0012】
筒状本体12は、上端と下端が開放し、全体として略円筒形の形状を有しており、下部の側方の一方の側に流入口12a、下部の側方の他方の側に流出口12bがそれぞれ設けられている。流入口12aには、水道管(図示せず)がねじ接合されており、流出口12bには、建物内の各所に至る給水配管(図示せず)がねじ接合されている。
【0013】
筒状本体12の開放した下端は、排水口12cを形成している。また、筒状本体12の上方部の側面には、横穴12dが設けられている。
【0014】
筒状本体12内には、ピストン16が収容されている。ピストン16は、全体として略円柱状の形状を有している。ピストン16は、長さ方向に延び、ピストン16の下端で開放した縦穴16aと、ピストン16の略中央部に設けられ、縦穴16aと連通するように側方に延び側面で開放した横穴16bとを有している。
【0015】
ピストン16には、下方部分に第1縮径部16cが形成され、上方部分に第2縮径部16dが形成されている。ピストン16には、その下端と第1縮径部16cとの間に位置する第1同径部16eと、第1縮径部16cと横穴16bとの間に位置する第2同径部16fと、横穴16bと第2縮径部16dとの間に位置する第3同径部16gと、第2縮径部16dと上端との間に位置する第4同径部16hとを有している。ここで、縮径部とは、他の部分よりも直径が小さい部分を意味し、同径部とは、筒状本体12の内径と実質的に同じ外径を有する部分を意味する。なお、各同径部16e、16f、16g、16hには、環状パッキン16iがそれぞれ装着されている。
【0016】
湯水抜きバルブ10はまた、筒状本体12の横穴12dを被覆するように筒状本体12に配置された横穴取付体18を備えている。横穴取付体18は、円筒形の本体部分18aと、本体部分18aと連通するように本体部分18aの側面に取り付けられた排湯口部分18bとを有している。排湯口部分18bには、給湯配管(図示せず)がねじ接合されている。
【0017】
湯水抜きバルブ10はさらに、ピストン16の上端に連結され、上部本体14によって支持されたスピンドル20を備えており、スピンドル20の上端にハンドル22が取り付けられている。そして、ハンドル22を左右に回転させることにより、ピストン16を筒状本体12内で昇降させるようになっている。
【0018】
湯水抜きバルブ10の作動について説明する。給水時には、図1に示されるように、ピストン16の第1縮径部16cが筒状本体12の流入口12a及び流出口12bの高さのところに位置するとともに、ピストン16の第2縮径部16dが筒状本体12の横穴12dの高さのところに位置する。この状態では、流入口12aと流出口12bは連通し、排湯口部分18bとピストン16の横穴16bとの連通が遮断している。したがって、水が水道管から流入口12a及び流出口12bを経て給水配管に流れ、建物内の各所に給水されるとともに、湯が排湯口部分18bから横穴16bに流れないので、排湯されることなく、建物内の各所に給湯される。
【0019】
一方、湯水抜き時には、図2に示されるように、ハンドル22を回転させてピストン16を下降させる。すると、流入口12aと流出口12bとの連通が遮断され、かつ、流出口12bと排水口12cとが連通するとともに、排湯口部分18bとピストン16の横穴16bとが連通する。したがって、水道管からの水の流れが遮断されるとともに、建物内の給水配管から流出口12b次いで排水口12cを介して排水され、建物内の給湯配管から排湯口部分18b、横穴12d、横穴16b、縦穴16a次いで排水口12cを介して排湯される。
【0020】
(第2の実施形態)
図4(a)は、給水時における本発明の第2の実施形態に係る湯水抜きバルブを示した断面図、図4(b)は、湯水抜き時における本発明の第2の実施形態に係る湯水抜きバルブを示した断面図である。給水配管・給湯配管の設置高さによっては湯水抜き時に湯水が逆流するおそれがある。第2の実施形態に係る湯水抜きバルブ30は、湯水抜きバルブ10に逆流防止機構を付加したものである。
【0021】
湯水抜きバルブ30の逆流防止機構は、ピストン36の縦穴36aの最下部に設けられた拡径穴36a1と、拡径穴36a1内に収容される逆止弁ボール36a2と、筒状本体32の下部に配置された水側逆止弁44とを備えている。拡径穴36a1および逆止弁ボール36a2は、湯側逆止弁となる。水側逆止弁44は、弁室44aと、弁室44a内に収容される逆止弁ボール44bとを有し、弁室44aの上端には、流出口32bと連通する穴44a1が設けられ、弁室44aの下端は、排水口32cに開放している。
【0022】
図5は、逆流防止機構の作動を示した図である。すなわち、湯水抜き時において水抜きが先行する場合(図5(a)参照)には、建物内の給水配管から流出口32b次いで水側逆止弁44の弁室44aの穴44a1から弁室44a内に水が流入する。すると、水圧により逆止弁ボール44bが穴44a1から離れて水側逆止弁44が開放状態になり、水が排水口32cから排出されるとともに、弁室44aから流出した水の水圧により逆止弁ボール36a2が上昇して縦穴36aを閉じ、湯側逆止弁が閉鎖状態になる。水抜きが完了し又は完了に近い状態になると、逆止弁ボール36aに作用する水圧がなくなるので、湯側逆止弁が開放状態になり、湯が排湯口部分38bから横穴32d、横穴36b、縦穴36aを介して排水口32cから排出される。一方、湯水抜き時において湯抜きが先行する場合(図5(b)参照)には、建物内の給湯配管から排湯口部分38b、横穴32d、横穴36b、縦穴36aに湯が流入する。すると、水圧により逆止弁ボール36a2が拡径穴36a1から離れて湯側逆止弁が開放状態になり、湯が排水口32cから排出されるとともに、流出した湯の水圧により逆止弁ボール44bが上昇して水側逆止弁44が閉鎖状態になる。湯抜きが完了し又は完了に近い状態になると、逆止弁ボール44bに作用する水圧がなくなるので、水側逆止弁44が開放状態になり、水が流出口32b次いで水側逆止弁44の弁室44aの穴44a1から弁室44aに流入し、排水口32cから排出される。以上により、湯水抜き時において水抜きが先行する場合であっても湯抜きが先行する場合であっても、逆流せずに湯水抜きが行われる。
【0023】
湯水抜きバルブ30は、逆流防止機構以外については、湯水抜きバルブ10と実質的に同一の構成を有している。すなわち、湯水抜きバルブ30は、筒状本体32と、上部本体34と、ピストン36と、横穴取付体38と、スピンドル40と、ハンドル42とを備えている。
【0024】
(第3の実施形態)
図6(a)は、給水時における本発明の第3の実施形態に係る湯水抜きバルブを示した断面図、図6(b)は、湯水抜き時における本発明の第3の実施形態に係る湯水抜きバルブを示した断面図である。第3の実施形態に係る湯水抜きバルブ50は、湯水抜きバルブ10に別の逆流防止機構を付加したものである。
【0025】
湯水抜きバルブ50の逆流防止機構は、ピストン56の縦穴56aの最下部に設けられた拡径穴56a1と、拡径穴56a1内に収容される逆止弁ボール56a2と、ピストン56を下降させると上端がピストン56の下端に当接する円筒体52eと、筒状本体52の側面の円筒体52eの下端よりも上方に設けられた空気穴52fとを有している。
【0026】
図7は、逆流防止機構の作動を示した図である。湯水抜き時にはピストン56を下降させるので、ピストン56の下端が円筒体52eの上端に当接して、ピストン56の縦穴56aが円筒体52eの下端まで延長された状態になる。湯水抜き時において水抜きが先行する場合(図7(a)参照)には、建物内の給水配管から流出口52bを経て筒状本体52の下部に水が流入する。すると、水が排水口52cから排出されるとともに、水圧により逆止弁ボール56a2が上昇して縦穴56aを閉じ、湯側逆止弁が閉鎖状態になる。水抜きが完了し又は完了に近い状態になると、逆止弁ボール56a2に作用する水圧がなくなるので、湯側逆止弁が開放状態になり、湯が排湯口部分58bから横穴52d、横穴56b、縦穴56aを介して排水口52cから排出される。なお、排出される水量が多い場合には、その一部が空気穴52fから排出される。一方、湯水抜き時において湯抜きが先行する場合(図7(b)参照)には、建物内の給湯配管から排湯口部分58b、横穴52d、横穴56b、縦穴56aに湯が流入する。すると、水圧により逆止弁ボール56a2が拡径穴56a1から離れて湯側逆止弁が開放状態になり、湯が排水口52cから排出される。この際、排出される湯量が多い場合には、その一部が空気穴52fから排出されるので、湯が逆流することはない。以上により、湯水抜き時において水抜きが先行する場合であっても湯抜きが先行する場合であっても、逆流せずに湯水抜きが行われる。
【0027】
湯水抜きバルブ50は、逆流防止機構以外については、湯水抜きバルブ10と実質的に同一の構成を有している。すなわち、湯水抜きバルブ50は、筒状本体52と、上部本体54と、ピストン56と、横穴取付体58と、スピンドル60と、ハンドル62とを備えている。
【0028】
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0029】
たとえば、図示した構成要素(筒状本体、上部本体、ピストン、横穴取付体など)の細部の形状や寸法等は、単なる例示的なものにすぎず、図示した以外の形状や寸法等を採用してもよい。
【符号の説明】
【0030】
10、30、50 湯水抜きバルブ
12、32、52 筒状本体
12a、32a、52a 流入口
12b、32b、52b 流出口
12c、32c、52c 排水口
12d、32d、52d 横穴
52e 円筒体
52f 空気穴
14、34、54 上部本体
16、36、56 ピストン
16a、36a、56a 縦穴
36a1、56a1 拡径穴
36a2、56a2 逆止弁ボール
16b、36b、56b 横穴
16c、36c、56c 第1縮径部
16d、36d、56d 第2縮径部
16e、36e、56e 第1同径部
16f、36f、56f 第2同径部
16g、36g、56g 第3同径部
16h、36h、56h 第4同径部
16i、36i、56i 環状パッキン
18、38、58 横穴取付体
18a、38a、58a 本体部分
18b、38b、58b 排湯口部分
20、40、60 スピンドル
22、42、62 ハンドル
44 水側逆止弁
44a 弁室
44a1 穴
44b 逆止弁ボール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9