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特許7006965ガス式模擬銃におけるピストンとシリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置
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  • 特許-ガス式模擬銃におけるピストンとシリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-11
(45)【発行日】2022-01-24
(54)【発明の名称】ガス式模擬銃におけるピストンとシリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置
(51)【国際特許分類】
   F41B 11/50 20130101AFI20220117BHJP
   F41B 11/73 20130101ALI20220117BHJP
   F41B 11/89 20130101ALI20220117BHJP
【FI】
F41B11/50
F41B11/73
F41B11/89
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2019551813
(86)(22)【出願日】2017-11-08
(86)【国際出願番号】 JP2017040318
(87)【国際公開番号】W WO2019092820
(87)【国際公開日】2019-05-16
【審査請求日】2020-10-30
(73)【特許権者】
【識別番号】592153584
【氏名又は名称】株式会社東京マルイ
(74)【代理人】
【識別番号】110002011
【氏名又は名称】特許業務法人井澤国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100072039
【弁理士】
【氏名又は名称】井澤 洵
(74)【代理人】
【識別番号】100123722
【弁理士】
【氏名又は名称】井澤 幹
(74)【代理人】
【識別番号】100157738
【弁理士】
【氏名又は名称】茂木 康彦
(72)【発明者】
【氏名】岩澤 巌
【審査官】川村 健一
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-205053(JP,A)
【文献】特開2003-302196(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F41B 11/50
F41B 11/73
F41B 11/89
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスが流入し、次弾を装てんさせるために後退移動するピストンと、
前記ピストンを移動可能に収納するシリンダと、
前記ピストンに、回転可能に配置されたピストン転動体と、を有し、
前記ピストン転動体は、水平方向に配置された回転可能な車軸部と、
その両端に配置された車輪部と、を有し、
前記車輪部における前記シリンダに接する面は、前記シリンダの内周面に倣うように曲面状を呈し、
前記ピストンが、後退移動する際に、前記ピストンに回転可能に配置された前記ピストン転動体が、前記シリンダの内部に接することで、前記ピストン転動体が回転する前記ピストンと前記シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置。
【請求項2】
ガスが流入し、次弾を装てんさせるために後退移動するピストンと、
前記ピストンを移動可能に収納するシリンダと、
前記ピストンに、回転可能に配置されたピストン転動体と、を有し、
前記ピストン転動体は、水平方向に配置され、軸となる第2車軸部と、
前記第2車軸部に配置した第2車輪部と、を有し、
前記第2車輪部における前記シリンダに接する面は、前記シリンダの内周面に倣うように曲面状を呈し、
前記ピストンが、後退移動する際に、前記ピストンに回転可能に配置された前記ピストン転動体が、前記シリンダの内部に接することで、前記ピストン転動体が回転する前記ピストンと前記シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置。
【請求項3】
ガスが流入し、次弾を装てんさせるために後退移動するピストンと、
前記ピストンと一体に結合されているスライダと、
前記ピストンを移動可能に収納するシリンダと、
前記スライダに、回転可能に配置されたスライダ転動体と、を有し、
前記スライダ転動体は、水平方向に配置された回転可能なスライダ車軸部と、
その両端に配置されたスライダ車輪部と、を有し、
前記スライダ車輪部は、前記シリンダに接するスライダ車輪面を有し、
前記スライダ車輪面は、曲面状を呈し、
前記前記スライダ車輪面は、前記スライダの外周面に接し、
前記ピストンが、後退移動し、前記ピストンと一体に結合されている前記スライダが後退移動する際に、前記スライダに回転可能に配置された前記スライダ転動体が、前記シリンダの外部に接することで、前記スライダ転動体が回転すると共に前記スライダと一体に結合されている前記ピストンと前記シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置。
【請求項4】
ガスが流入し、次弾を装てんさせるために後退移動するピストンと、
前記ピストンと一体に結合されているスライダと、
前記ピストンを移動可能に収納するシリンダと、
前記スライダに、回転可能に配置されたスライダ転動体と、を有し、
前記スライダ転動体は、水平方向に配置され、軸となる第2スライダ車軸部と、
前記第2スライダ車軸部に配置した第2スライダ車輪部と、を有し、
前記第2スライダ車輪部の中心にその軸となる前記第2スライダ車軸部を配置し、
前記第2スライダ車輪部は、その第2スライダ車輪部における第3シリンダに接する面である、第2スライダ車輪面と、を有し、
前記第2スライダ車輪面は、曲面状を呈し、
前記ピストンが、後退移動し、前記ピストンと一体に結合されている前記スライダが後退移動する際に、前記スライダに回転可能に配置された前記スライダ転動体が、前記シリンダの外部に接することで、前記スライダ転動体が回転すると共に前記スライダと一体に結合されている前記ピストンと前記シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置。
【請求項5】
前記請求項1または2項記載の前記ピストンと前記シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置と、を有するブローバックするガス式模擬銃。
【請求項6】
前記請求項3または4項記載の前記ピストンと前記シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置と、を有するブローバックするガス式模擬銃。
【請求項7】
前記請求項1または2項記載の前記ピストンと前記シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置と、前記請求項3または4項記載の前記ピストンと前記シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置と、を有するブローバックするガス式模擬銃。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス式模擬銃におけるピストンとシリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の模擬銃においては、ボンベ入りの圧縮ガスを銃本体に充填しそれを弾丸に噴射することで弾丸を発射するいわゆるガス銃が存在する。さらにその際に実銃を模した動きをさせるため弾丸の発射と共に次弾を装填させるために、スライドを後方に移動させるいわゆるブローバックさせる模擬銃が存在する。
【0003】
たとえば、特開2014-240722号公報によると、遊戯用のブローバックガスガンにおいて、ピストンがスライドに固定された状態でシリンダの内部を摺動する際、シリンダとピストンパッキンの軸芯を一致させることにより圧縮ガスの漏洩を防止し、ブローバックの後退動作を迅速に行うことができるようにしたブローバックガスガンが開示されている。これは、弾丸を発射する際、ピストンの前方のシリンダ内に供給された圧縮ガスの圧力によって、スライドに固定したピストンがシリンダの内周に沿って後退するようにした遊戯用ブローバックガスガンにおいて、シリンダの内周にクリアランスをあけて収納したピストンの前端に軸部を突出形成し、該軸部の外周にクリアランスをあけてカラーを装着し、該カラーの外周に形成した環状溝に弾性のピストンパッキンを嵌合し、さらにピストンの軸部の前端にピストン頭部を結合することによって、軸部の周りのクリアランスだけカラーを周方向に移動可能としたことにより、シリンダ内を摺動するピストンパッキンの軸芯がシリンダの軸芯と一致するようにしたものである。
【0004】
しかしながら、上記発明では、シリンダとピストンの隙間を適正化するいわゆる芯ずれを防止すると言うよりも、圧縮ガスの漏洩を防止するというものである。従って、それらのずれを防止することができず、特に長年の使用によりガス式模擬銃において、次弾を装てんさせるために後退移動するピストンと、そのピストンと接するシリンダとの間で摩擦が生じ、シリンダが磨耗する場合がある。とくに、シリンダが合成樹脂製であることから、その傾向がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2014-240722号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前記の実情に鑑みてなされたもので、その課題は、ピストンと、シリンダとの間の摩擦を軽減することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1観点におけるピストンと、シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置は、ガスが流入し、次弾を装てんさせるために後退移動するピストンと、ピストンを移動可能に収納するシリンダと、ピストンに、回転可能に配置されたピストン転動体と、を有し、ピストンが、後退移動する際に、ピストンに回転可能に配置されたピストン転動体が、シリンダの内部に接することで、ピストン転動体が回転するというものである。
【0008】
第2観点におけるピストンと、シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置は、第1観点において、ピストン転動体は、水平方向に配置された回転可能な車軸部と、その両端に配置された車輪部と、を有するものである。
【0009】
第3観点におけるピストンと、シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置は、第1観点において、ピストン転動体は、水平方向に配置され、軸となる第2車軸部と、第2車軸部に配置した第2車輪部と、を有し、第2車輪部の中心にその軸となる第2車軸部を配置したというものである。
【0010】
第4観点におけるピストンと、シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置は、ガスが流入し、次弾を装てんさせるために後退移動するピストンと、ピストンと一体に結合されているスライダと、ピストンを移動可能に収納するシリンダと、スライダに、回転可能に配置されたスライダ転動体と、を有し、ピストンが、後退移動し、ピストンと一体に結合されているスライダが後退移動する際に、スライダに回転可能に配置された前記スライダ転動体が、前記シリンダの外部に接することで、スライダ転動体が回転すると共にスライダと一体に結合されているピストンとシリンダとの間の摩擦を軽減するというものである。
【0011】
第5観点におけるピストンと、シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置は、第4観点において、スライダ転動体は、水平方向に配置された回転可能なスライダ車軸部と、その両端に配置されたスライダ車輪部と、を有するというものである。
【0012】
第6観点におけるピストンと、シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置は、第4観点において、スライダ転動体は、水平方向に配置され、軸となる第2スライダ車軸部と、第2スライダ車軸部に配置した第2スライダ車輪部と、を有し、第2スライダ車輪部の中心にその軸となる第2スライダ車軸部を配置したというものである。
【0013】
第7観点におけるブローバックするガス式模擬銃は、第1観点から第3観点のピストンとシリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置と、を有するというものである。
【0014】
第8観点におけるブローバックするガス式模擬銃は、第4観点から第6観点のピストンと、シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置と、を有するというものである。
【0015】
第9観点におけるブローバックするガス式模擬銃は、第1観点から第3観点のピストンと、シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置と、第4観点から第6観点のピストンと、シリンダとの間の摩擦を軽減する摩擦軽減装置と、を有するというものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明は以上のように構成され、かつ、作用するものであるから、ピストンと、シリンダとの間の摩擦を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】第1の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の全体断面図。
図2】Aは、第1の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の部分拡大図。Bは、Aの2B線部分断面図。
図3】Aは、弾丸が銃身内を移動する状態の第1の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の全体断面図。Bは、Aの状態の第1の実施例における摩擦軽減装置の拡大断面図。
図4】Aは、弾丸を発射した状態の第1の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の全体断面図。Bは、Aの状態の第1の実施例における摩擦軽減装置の拡大断面図。
図5】Aは、弾丸を発射し、ピストンが後方に移動した状態の第1の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の全体断面図。Bは、Aの状態の第1の実施例における摩擦軽減装置の拡大断面図。
図6】Aは、次弾が配置された状態の第1の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の全体断面図。Bは、Aの状態の第1の実施例における摩擦軽減装置の拡大断面図。
図7】Aは、第2の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の部分拡大図。Bは、Aの7B線部分断面図。
図8】Aは、第3の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の部分拡大図。Bは、Aの8B線部分断面図。
図9】Aは、弾丸が銃身内を移動する状態の第3の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の全体断面図。Bは、Aの状態における第3の実施例の摩擦軽減装置の拡大断面図。
図10】Aは、弾丸を発射した状態の第3の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の全体断面図。Bは、Aの状態における第3の実施例の摩擦軽減装置の拡大断面図。
図11】Aは、弾丸を発射し、ピストンが後方に移動した状態の第3の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の全体断面図。Bは、Aの状態における第3の実施例の摩擦軽減装置の拡大断面図。
図12】Aは、次弾が配置された状態の第3の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の全体断面図。Bは、Aの状態における3の実施例の摩擦軽減装置の拡大断面図。
図13】Aは、第4の実施例における摩擦軽減装置を有するガス式模擬銃の部分拡大図。Bは、Aの13B線部分断面図。
【0018】
以下図示の実施形態を参照して第1の実施例における摩擦軽減装置について説明する。第1実施例における摩擦軽減装置10Aは、ブローバックするガス式模擬銃100に配置されているもので、圧縮ガスが流入し、次弾を装てんするために後退する方向に移動するピストン20と、そのピストン20を移動可能に収納するシリンダ30と、ピストン20に回転可能に配置されたピストン転動体40と、を有する。このピストン転動体40が回転することによって、ピストン20とシリンダ30との間の摩擦を軽減させ、それによりシリンダ30の磨耗を軽減させるためのものである。すなわち、弾丸Bを有するマガジンをガス式模擬銃100に装てんするとシリンダ30は上方に押圧されるものの、ピストン20は、押圧されないのでピストン20の下部20aが相対的にシリンダ30と接近し、ピストン20とシリンダ30との隙間が狭まるという問題が生じるものの、上記ピストン転動体40を有することで、ピストン20とシリンダ30との隙間を適正化する、いわゆるピストン20とシリンダ30との間の芯ずれをも解決することで、上記のとおり、ピストン20とシリンダ30との間の摩擦を軽減させ、それによりシリンダ30の磨耗を軽減させるためのものである。ここで、ブローバックとは、発射した弾丸Bの次に発射をする弾丸B1の装填を自動的に行うというものであり、実銃において行われている動作である。なお、ガス式模擬銃100においても、実銃とその構成は異なるものの外見上の動作と次に発射をする弾丸である次弾を装てんするという効果を模擬的に実現したものである。
【0019】
ここで、ガス式模擬銃100について、詳細は後述するが、いわゆる圧縮ガスを放出することによって弾丸Bを銃口110から発射する、いわゆるガスガンと呼ばれる模擬銃である。
【0020】
摩擦軽減装置10Aについて説明すると、ピストン20は後述するとおり圧縮ガスの圧力を受けて後退移動(図1において図面右方向に移動することをいう)可能にシリンダ30内に配置されている。また、ピストン20は、ピストン本体21と、その先端に配置され弾性を有し、かつ、リング状を呈するピストンパッキン22と、そのピストンパッキン22をピストン本体21に固定している螺子部23を有する。このピストンパッキン22によって、ピストン20とシリンダ30との気密を確保している。さらに、ピストン転動体40を回転可能に保持するピストン転動体保持部24と、そのピストン転動体保持部24をピストン本体21に固定するための固定部25を有する。なお、固定部25は螺子を使用することができる。
【0021】
シリンダ30の内部は、筒状を呈するものである。また、後述する流路123内に排出されたガスが、シリンダ30内に流入することによって、その内部に収納されたピストン20を後退する方向に移動させるものである。
【0022】
ピストン転動体40は、上記のとおりピストン20の移動に応じて回転するものであり、言わば列車の車輪のように水平方向に配置された回転可能な車軸部41とその両端に配置された車輪部42、42とを有し、上記ピストン転動体保持部24に回転可能にピストン本体21に固定されている。また車輪部42、42におけるシリンダ30に接する面43、43は、シリンダ30の内周面に倣うように曲面状を呈している。従って、車輪部42、42は、シリンダ30の内周面に面で接している(図2A、B参照)。
【0023】
ここで、ガス式模擬銃100の動作と、上記構成の摩擦軽減装置10Aの動作について併せて説明する。図2の状態から、いわゆるコッキング動作をすることにより、最初に発射をする弾丸Bを、係合部127に係合させる。次に、トリガー120を、引くことにより、図示しない部材により、閉じられていた第1開閉弁122が移動することで、タンク121内にあらかじめ充填されていた液化ガスが気化し、そのガスが、その第1開閉弁122から流路123に排出される。
【0024】
バネ124は、第2開閉弁125を、銃口110とは反対の方向(図面右方向)に付勢している。すなわち、その第2開閉弁125が開く状態に付勢している。この状態において、流路123に排出されたガスが、その開いた状態の第2開閉弁125を通過し、ノズル126内を通り、係合部127に係合している弾丸Bに噴射する。なお、係合部127は弾性を有するものである。
【0025】
ガスが噴射された弾丸Bは、筒状構造を有し弾丸Bを発射させるための銃身128内を急速に移動する。なお、その時点においては、ピストン20は、シリンダ30内に配置され、そのピストン20は、シリンダ30内において、図面左方向に配置されている(図3A、B参照)。
【0026】
ガスが噴射された弾丸Bは、筒状構造を有し弾丸Bを発射させるための銃身128を通過し、銃口110からその弾丸Bが発射される。なお、上記のとおり、流路123に排出されたガスが、その開いた状態の第2開閉弁125を通過する時点でガス流にのって第2開閉弁125がバネ124の付勢力に反して、銃口110の方向に移動する。弾丸Bが銃口110から離れるタイミングで第2開閉弁125が閉じられるように調整されているので、銃口110からその弾丸Bが発射されるときに第2開閉弁125が閉じられる。従って、第2開閉弁125が閉じられているので、銃身128内にガスは流入することはなく、今度はシリンダ30内にガスが流入することになる。
【0027】
シリンダ30内にガスが流入することによって、ピストン20は、図面右方向に移動する(図4A、B参照)。そのピストン20の移動に伴って、ピストン転動体40が回転する。
【0028】
さらに、シリンダ30内にガスが流入することによって、ピストン20は、図面右方向に移動する(図5A、B参照)。そのピストン20の移動に伴って、ピストン転動体40がさらに回転する。ピストン20はその最大後退時にシリンダ30の後端開口31よりもさらに後退(図面右方向に移動)する。なお、ピストン20とスライダ130とはその後部で一体に結合されている。従って、ピストン20と同様にスライダ130も後退する。またそれと同時にスライダ130と一体に結合されている銃本体150が後退することにより、本体バネ151が圧縮される。また、スライダ130と一体に結合されているノズル126も後退する(図5A、B参照)。
【0029】
そのときに弾丸開口部140が開き、弾丸バネ141によって上昇するように付勢された複数の弾丸Bのうち最上部に位置し、次に発射され次弾となる弾丸B1がさらに上昇する。
【0030】
圧縮された本体バネ151が、自然長に復元するに従い、スライダ130が前方(図面左方向)すなわち銃口110の方向に移動すると共に、ピストン転動体40も逆回転し、ピストン20が、図面左方向に移動する(図6A、B参照)。そのときに複数の弾丸Bのうち最上部に位置する弾丸B1がノズル126の銃口110方向の移動により、そのノズル126に弾丸B1が突き動かされ、係合部127にその弾丸B1が係合する。このように、いわゆるブローバックすることで次弾である弾丸B1が装てんされる。このように弾丸Bを発射するたびごとに上記動作が繰り返される。
【0031】
ここで上記動作は、弾丸Bの発射のたびに繰り返され、その動作は瞬間的なものであるために、本実施例における摩擦軽減装置10Aは、ピストン転動体40が回転することによりピストン20とシリンダ30との間に生じる摩擦を可及的に軽減することができ、それによる磨耗を防止することができる。なお、上記のとおり、ピストン転動体40を有することで、ピストン20とシリンダ30とのいわゆる芯ずれを防止することは言うまでもない。
【0032】
つぎに第2実施例における摩擦軽減装置10Bについて説明する。なお、摩擦軽減装置10B以外のガス式模擬銃100の構成は上記と同様であるのでその説明は省略する。摩擦軽減装置10Bは、ブローバックさせるための第2ピストン200と第2シリンダ300との間に回転する第2ピストン転動体400を配置することによって、第2ピストン200と第2シリンダ300との間の摩擦を軽減させるためのものである。すなわち、弾丸Bを有するマガジンをガス式模擬銃100に装てんすると第2シリンダ300は上方に押圧されるものの、第2ピストン200は、押圧されないので第2ピストン200の下部200aが相対的に第2シリンダ300と接近し、第2ピストン200と第2シリンダ300との隙間が狭まるという問題が生じるものの、上記第2ピストン転動体400を有することで、第2ピストン200と第2シリンダ300との隙間を適正化する、いわゆる第2ピストン200と第2シリンダ300との間の芯ずれをも解決することで、上記のとおり、第2ピストン200と第2シリンダ300との間の摩擦を軽減させ、それにより第2シリンダ300の磨耗を軽減させるためのものである。
【0033】
摩擦軽減装置10Bについて説明すると、第2ピストン200は上記のピストン20と同様に圧縮ガスの圧力を受けて後退する方向(図7Aにおいて図面右方向)に移動可能に第2シリンダ300内に配置される。また、第2ピストン200は、第2ピストン本体210と、その先端に配置され弾性を有し、かつ、圧縮ガスを受けとめるためのリング状を呈する第2ピストンパッキン220と、その第2ピストンパッキン220をピストン第2本体210に固定している第2螺子部230を有する。さらに、第2ピストン転動体400を回転可能に保持するための第2ピストン転動体保持部240と、その第2ピストン転動体保持部240を第2ピストン本体210に固定するための第2固定部250を有する。なお、第2固定部250は螺子を使用することができる。
【0034】
また、第2シリンダ300は、摩擦軽減装置10Aにおけるシリンダ30と同様であるが念のため説明すると、筒状を呈し、後述する流路123内に排出されたガスが、第2シリンダ300内に流入することによって、第2ピストン200を後退する方向に移動させるものである。
【0035】
第2ピストン転動体400は、上記のとおり第2ピストン200の移動に応じて回転するものであり、言わば1輪車の車輪のように水平方向に配置され、軸となる第2車軸部410と、その第2車軸部410に配置され、かつ、それと共に回転するほぼ円形の第2車輪部420と、を有するものである。もっとも、軸となる第2車軸部410と第2車輪部420とは、共に回転せず、それぞれが独立して回転するものであっても良い。また、ほぼ円形の第2車輪部420の中心にその軸となる第2車軸部410が配置された状態を呈しており、第2車輪部420が水平方向に配置されたその第2車軸部410に対して第2ピストン転動体保持部240が、図7Bに記載しているように回転可能に配置されている。
【0036】
上記第2ピストン転動体保持部240は、第2ピストン転動体固定部250によって、第2車輪部420が回転可能に第2ピストン本体210に固定されている。また、第2車輪部420における第2シリンダ300に接する面430は、その第2シリンダ300の内周面に倣うように曲面状を呈している(図7B参照)。従って、第2車輪部420は、第2シリンダ300の内周面にその曲面状の面で接している。
【0037】
上記構成の第2実施例における摩擦軽減装置10Bは、第2ピストン転動体400が回転することにより第2ピストン200と第2シリンダ300との間に生じる摩擦を可及的に軽減することができ、それによる磨耗を防止することができる。また、これについても、上記のとおり、第2ピストン転動体400を有することで、第2ピストン200と第2シリンダ300とのいわゆる芯ずれを防止することは言うまでもない。
【0038】
また、第3の実施例における摩擦軽減装置10Cについて説明する。第3実施例における摩擦軽減装置10Cは、他のガス式模擬銃101に配置されているもので、圧縮ガスが流入し、次に発射をする弾丸である次弾を装てんするために後退する方向に移動する第3ピストン500と、その第3ピストン500と後部で一体に結合されその第3ピストン500の後退方向の移動に従って後退する第3スライダ600と、第3ピストン500を移動可能に収納する第3シリンダ700と、その第3スライダ600と第3シリンダ700との間に回転するスライダ転動体800を配置することによって、第3スライダ600と一体に結合されている第3ピストン500と、第3シリンダ700と、の摩擦を軽減させ、それにより第3シリンダ700の磨耗を軽減させるためのものである。すなわち、弾丸Bを有するマガジンを他のガス式模擬銃101に装てんすると第3シリンダ700は上方に押圧されるものの、第3ピストン500は、押圧されないので第3ピストン500の第3下部500aが相対的に第3シリンダ700と接近し、第3ピストン500と第3シリンダ700との隙間が狭まるという問題が生じる。しかしながら、上記第3スライダ600と第3シリンダ700との間に回転するスライダ転動体800を有することで、第3スライダ600と第3シリンダ700との間の隙間を適正化し、また、その第3スライダ600と一体に結合されている第3ピストン500と第3シリンダ700との隙間を適正化するいわゆる芯ずれをも解決することで、上記のとおり、第3ピストン500と第3シリンダ700との間の摩擦を軽減させ、それにより第3シリンダ700の磨耗を軽減させるためのものである。なお、ブローバックについては上記のとおりである。また、他のガス式模擬銃101についてもガス式模擬銃100との相違は、第1の実施例における摩擦軽減装置10Aではなく、第3の実施例における摩擦軽減装置10Cを有している点である。
【0039】
さらに、摩擦軽減装置10Cについて説明すると、第3ピストン500は後述するとおり圧縮ガスの圧力を受けて後退移動(図8Aにおいて図面右方向に移動することをいう)するように第3シリンダ700内に配置されている。また、第3ピストン500は、第3ピストン本体501と、その先端に配置され弾性を有し、かつ、リング状を呈する第3ピストンパッキン502と、その第3ピストンパッキン502を第3ピストン本体501に固定している第3螺子部503を有する。この第3ピストンパッキン502によって、第3シリンダ700との気密を確保している。さらに、スライダ転動体800を回転可能に保持するスライダ転動体保持部804を有する(図8B参照)。
【0040】
第3シリンダ700の内部は、筒状を呈するものである。また、後述する流路123内に排出されたガスが、第3シリンダ700内に流入することによって、その内部に収納された第3ピストン500を後退する方向に移動させるものである。
【0041】
第3スライダ600は、上述の第3ピストン500とその後部において一体に結合され、第3ピストン500の後部方向の移動によりその第3スライダ600も後部方向に移動するものである。また、上記のとおり、第3スライダ600と、第3ピストン500とその後部において一体に結合されていると共に、その前部では、第3シリンダ700を、第3ピストン500と第3スライダ600で上下に挟むように構成されている。
【0042】
スライダ転動体800は、上記のとおり第3ピストン500の移動に応じて回転するものであり、言わば列車の車輪のように水平方向に配置された回転可能なスライダ車軸部801とその両端に配置されたスライダ車輪部802、802とを有し、上記スライダ転動体800は、スライダ転動体保持部804に回転可能に第3スライダ600に固定されている。また、スライダ車輪部802、802における第3シリンダ700に接するスライダ車輪面803、803は、曲面状を呈している。従って、スライダ車輪部802、802におけるスライダ車輪面803、803は、第3シリンダ700の外周面に面で接している(図8A、B参照)。
【0043】
ここで、他のガス式模擬銃101の動作と第3の実施例における摩擦軽減装置10Cの動作について併せて説明する。なお、上述のガス式模擬銃100と同様の部分については同じ符号を付して説明する。図8の状態から、いわゆるコッキング動作をすることにより、最初に発射をする弾丸Bを、係合部127に係合させる。
【0044】
次に、トリガー120を、引くことにより、図示しない部材により、閉じられていた第1開閉弁122が移動することで、タンク121内にあらかじめ充填されていた液化ガスが気化し、そのガスが、その第1開閉弁122から流路123に排出される。
【0045】
バネ124は、第2開閉弁125を、銃口110とは反対の方向(図9Aにおける図面右方向)に付勢している。すなわち、その第2開閉弁125が開く状態に付勢している。この状態において、流路123に排出されたガスが、その開いた状態の第2開閉弁125を通過し、ノズル126内を通り、係合部127に係合している弾丸Bに噴射する。なお、係合部127は弾性を有するものである。
【0046】
ガスが噴射された弾丸Bは、筒状構造を有し弾丸Bを発射させるための銃身128内を急速に移動する。なお、その時点においては、第3ピストン500は、第3シリンダ700内に配置され、その第3ピストン500は、第3シリンダ700内において、図面左方向に配置されている(図9A、B参照)。
【0047】

ガスが噴射された弾丸Bは、筒状構造を有し弾丸Bを発射させるための銃身128を通過し、銃口110からその弾丸Bが発射される。なお、上記のとおり、流路123に排出されたガスが、その開いた状態の第2開閉弁125を通過する時点でガス流にのって第2開閉弁125がバネ124の付勢力に反して、銃口110の方向に移動する。弾丸Bが銃口110から離れるタイミングで第2開閉弁125が閉じられるように調整されているので、銃口110からその弾丸Bが発射されるときに第2開閉弁125が閉じられる。従って、第2開閉弁125が閉じられているので、銃身128内にガスは流入することはなく、今度は第3シリンダ700内にガスが流入することになる。
【0048】
第3シリンダ700内にガスが流入することによって、第3ピストン500は、図面右方向に移動する(図10A、B参照)。その第3ピストン500に移動に伴って、スライダ転動体800が回転する。
【0049】
さらに、第3シリンダ700内にガスが流入することによって、第3ピストン500は、図面右方向に移動する(図11A、B参照)。その第3ピストン500の移動に伴って、第3スライダ600に配置されたスライダ転動体800がさらに回転する。第3ピストン500はその最大後退時に第3シリンダ700の第3後端開口701よりもさらに後退する。なお、上述のとおり第3ピストン500と第3スライダ600とはその後部で一体に結合されているので、第3ピストン500と同様に第3スライダ600も後退する。またそれと同時に第3スライダ600と一体に結合されている銃本体150が後退することにより、本体バネ151が圧縮される。また、第3スライダ600と一体に結合されているノズル126も後退する。
【0050】
そのときに弾丸開口部140が開き、弾丸バネ141によって上昇するように付勢された複数の弾丸Bのうち最上部に位置する次に発射され、次弾となる弾丸B1がさらに上昇する。
【0051】
圧縮された本体バネ151が、自然長に復元するに従い、第3スライダ600が銃口110の方向に移動すると共に、第3スライダ600に配置されたスライダ転動体800も逆回転し、第3ピストン500が、図面左方向に移動する(図12A、B参照)。そのときに複数の弾丸Bのうち最上部に位置する弾丸B1がノズル126の銃口110方向の移動により、そのノズル126に弾丸B1が突き動かされ、係合部127にその弾丸B1が係合する。このように、いわゆるブローバックすることで次弾である弾丸B1が装てんされる。このように弾丸Bを発射するたびごとに上記動作が繰り返される。
【0052】
ここで上記動作は、弾丸Bの発射のたびに繰り返され、その動作は瞬間的なものであるために、従来であれば第3ピストン500と第3スライダ600との間に生じる摩擦をスライダ転動体800が回転することにより可及的に軽減することができ、それによる磨耗を、防止することができる。また、これについても、上記のとおり、スライダ転動体800を有することで、第3スライダ600と第3シリンダ700との間の隙間を適正化し、その第3スライダ600と一体に結合されている第3ピストン500と、第3シリンダ700と、の間の隙間を適正化する、いわゆる芯ずれを防止することは言うまでもない。
【0053】
つぎに第4実施例における摩擦軽減装置10Dについて説明する。なお、第3実施例における摩擦軽減装置10C以外の他のガス式模擬銃101の構成は上記と同様であるのでその説明は省略する。第4実施例における摩擦軽減装置10Dと、第3実施例における摩擦軽減装置10Cとの相違は、スライダ転動体800と第2スライダ転動体900との構成の相違である。従って、ブローバックさせるための第3ピストン500とその後部で一体に結合されている第3スライダ600と、第3シリンダ700との間に回転する第2スライダ転動体900を配置することによって、第3スライダ600と、第3シリンダ700との間の摩擦を軽減させるためのものである点は、同様である。
【0054】
第2スライダ転動体900は、上記のとおり第3スライダ600の移動に応じて回転するものであり、言わば1輪車の車輪のように水平方向に配置され、軸となる第2スライダ車軸部910に配置され、かつ、それと共に回転するほぼ円形の第2スライダ車輪部920と、を有するものである。もっとも、軸となる第2スライダ車軸部910と第2スライダ車輪部920とは、共に回転せず、それぞれが独立して回転するものであっても良い。また、ほぼ円形の第2スライダ車輪部920の中心にその軸となる第2スライダ車軸部910が配置されており、第2スライダ車輪部920が、水平方向に配置されたその第2スライダ車軸部910に対して第2スライダ転動体保持部940が、図13Bに記載しているように回転可能に配置されている。
【0055】
上記第2スライダ転動体保持部940によって、第2スライダ転動体900が回転可能に第3スライダ600に固定されている。また、第2スライダ車輪部920における第3シリンダ700に接する面である、第2スライダ車輪面930は、曲面状を呈している(図13B参照)。
【0056】
上記の第3ピストン500は、圧縮ガスの圧力を受けて後退する方向(図13Aにおいて図面右方向)に移動可能に第3シリンダ700内に配置される。また、第3シリンダ700は、摩擦軽減装置10Aにおけるシリンダ30と同様であるが念のため説明すると、筒状を呈し、後述する流路123内に排出されたガスが、第2シリンダ300内に流入することによって、第3ピストン500を後退する方向に移動させるものである。
【0057】
このような構成の摩擦軽減装置10Dについては、弾丸Bの発射のたびに繰り返され、その動作は瞬間的なものであるために、従来であれば第3ピストン500と第3スライダ600との間に生じる摩擦を第2スライダ転動体900が回転することにより可及的に軽減することができ、それによる磨耗を、防止することができる。これについても、上記のとおり、第2スライダ転動体900を有することで、第3スライダ600と第3シリンダ700との間の位置を適正化し、その第3スライダ600と一体に結合されている第3ピストン500と第3シリンダ700と間の隙間を適正化することでいわゆる芯ずれを防止することは言うまでもない。
【0058】
また、第1の実施例における摩擦軽減装置10Aと、第2の実施例における摩擦軽減装置10Bとのいずれかをガス式模擬銃100に有することもできる。また、第3の実施例における摩擦軽減装置10Cと、第4の実施例における摩擦軽減装置10Dとのいずれかをガス式模擬銃101に有することもできる。さらに、第1の実施例における摩擦軽減装置10Aと、第2の実施例における摩擦軽減装置10Bとのいずれかと、第3の実施例における摩擦軽減装置10Cと、第4の実施例における摩擦軽減装置10Dとのいずれかを同時にガス式模擬銃に配置することもできる(図示せず)。
【符号の説明】
【0059】
10A 第1の実施例における摩擦軽減装置
10B 第2の実施例における摩擦軽減装置
10C 第3の実施例における摩擦軽減装置
10D 第4の実施例における摩擦軽減装置
20 ピストン
30 シリンダ
40 ピストン転動体
41 車軸部
42 車輪部
100 ガス式模擬銃
101 他のガス式模擬銃
200 第2ピストン
300 第2シリンダ
400 第2ピストン転動体
410 第2車軸部
420 第2車輪部
500 第3ピストン
600 第3スライダ
700 第3シリンダ
800 スライダ転動体
801 スライダ車軸部
802 スライダ車輪部
900 第2スライダ転動体
910 第2スライダ車軸部
920 第2スライダ車輪部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13