(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-11
(45)【発行日】2022-01-24
(54)【発明の名称】参照信号を取得する方法及び装置、並びにコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20220117BHJP
H04L 27/26 20060101ALI20220117BHJP
【FI】
H04W72/04 136
H04L27/26 113
H04L27/26 114
H04W72/04 134
(21)【出願番号】P 2020529792
(86)(22)【出願日】2018-07-17
(86)【国際出願番号】 CN2018095881
(87)【国際公開番号】W WO2019029325
(87)【国際公開日】2019-02-14
【審査請求日】2020-03-12
(31)【優先権主張番号】201710687455.9
(32)【優先日】2017-08-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】シュエ、リシア
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、シュ
(72)【発明者】
【氏名】チョウ、ユンシン
【審査官】田畑 利幸
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-509218(JP,A)
【文献】LG Electronics,"Remaining details on wider bandwidth operation",3GPP TSG-RAN WG1 NR Adhoc 1706 R1-1710352,[online],2017年06月17日,pages 1-9,https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1706/Docs/R1-1710352.zip,[検索日 2021.03.16]
【文献】MediaTek Inc.,"Discussion on PBCH design",3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #89 R1-1707816,[online],2017年05月07日,pages 1-7,https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1707816.zip,[検索日 2021.03.16]
【文献】NTT DOCOMO, INC.,"Remaing issues on wider bandwidth operations for NR",3GPP TSG-RAN WG1 NR Adhoc 1706 R1-1711131,[online],2017年06月16日,pages 1-6,https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1706/Docs/R1-1711131.zip,[検索日 2021.03.16]
【文献】Huawei, HiSilicon,"Discussion and TP on mapping to physical resources for DMRS for PDCCH",3GPP TSG-RAN WG1 NR Adhoc 1801 R1-1800819,[online],2018年01月13日,pages 1-7,https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1801/Docs/R1-1800819.zip,[検索日 2021.03.16] 本願の優先日の後に公開された文献
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
H04L 27/00-27/38
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダウンリンク制御情報を取得する方法であって、
端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階であって、前記位置オフセット情報は第1位置及び第1オフセットを含み、前記第1位置は物理リソースブロックの数
に対応し、その物理リソースブロックの数だけ、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅
部分の最小サブキャリアが周波数領域参照点からオフセットしており、前記第1オフセットは物理リソースブロックの数
に対応し、その物理リソースブロックの数だけ、前記制御チャネルリソース集合
の最小サブキャリアが、前記制御チャネルリソース集合を含む前記帯域幅
部分内の前記最小サブキャリアからオフセットしている、段階と、
前記端末デバイスが前記位置オフセット情報に基づいて、
復調参照信号シーケンスを取得する段階であって、前記
復調参照信号シーケンスは参照信号シーケンスの部分集合である、段階と、
前記端末デバイスが前記
復調参照信号シーケンスを用いて、前記制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を復調し、ダウンリンク制御情報を取得する段階と
を備える方法。
【請求項2】
前記周波数領域参照点の物理リソースブロック番号が0であり、前記周波数領域参照点は残りの最小システム情報RMSIにより通知される、又は前記周波数領域参照点はチャネルラスターの候補位置である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1位置は上位層シグナリングにより示され、前記上位層シグナリングは
無線リソース制御RRCシグナリングを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1オフセットは、上位層シグナリングに含まれる構成情報に基づいて求められ、前記上位層シグナリングは無線リソース制御RRCシグナリングを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記周波数領域参照点は、残りの最小システム情報RMSIにより示される、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
ダウンリンク制御情報を取得する方法であって、
ネットワークデバイスが位置オフセット情報
に対応する復調参照信号シーケンスを取得する段階であって、前記位置オフセット情報は第1位置及び第1オフセットを含み、前記第1位置は物理リソースブロックの数
に対応し、その物理リソースブロックの数だけ、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅
部分の最小サブキャリアが周波数領域参照点からオフセットしており、前記第1オフセットは物理リソースブロックの数
に対応し、その物理リソースブロックの数だけ、前記制御チャネルリソース集合
の最小サブキャリアが、前記制御チャネルリソース集合を含む前記帯域幅
部分内の前記最小サブキャリアからオフセットして
おり、
前記復調参照信号シーケンスは参照信号シーケンスの部分集合である、段階と、
前記ネットワークデバイスが、
前記制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに前記
復調参照信号シーケンスをマッピングする段階と
、
前記ネットワークデバイスが、前記復調参照信号シーケンスに対応する復調参照信号を送信する段階と、
を備える方法。
【請求項7】
前記周波数領域参照点の物理リソースブロック番号が0であり、前記周波数領域参照点は残りの最小システム情報RMSIにより通知される、又は
前記周波数領域参照点はチャネルラスターの候補位置である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1位置は上位層シグナリングにより示され、前記上位層シグナリングが無線リソース制御RRCシグナリングを含む、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1オフセットは上位層シグナリングに含まれる構成情報に基づいて求められ、前記上位層シグナリングはRRCシグナリングを含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワークデバイスが、残りの最小システム情報RMSIを送信する段階をさらに備え、前記RMSIは前記周波数領域参照点を示す、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
通信装置であって、前記
通信装置はメモリと少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記メモリは前記少なくとも1つのプロセッサと連結され、前記メモリは、前記
通信装置が必要とするプログラム命令及びデータを格納し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
位置オフセット情報を取得することであって、前記位置オフセット情報は第1位置及び第1オフセットを含み、前記第1位置は物理リソースブロックの数
に対応し、その物理リソースブロックの数だけ、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅
部分の最小サブキャリアが周波数領域参照点からオフセットしており、前記第1オフセットは物理リソースブロックの数
に対応し、その物理リソースブロックの数だけ、前記制御チャネルリソース集合
の最小サブキャリアが、前記制御チャネルリソース集合を含む前記帯域幅
部分内の前記最小サブキャリアからオフセットしている、取得することと、
前記位置オフセット情報に基づいて
復調参照信号シーケンスを
取得することであって、前記
復調参照信号シーケンスは
参照信号シーケンスの部分集合である、取得することと、
前記
復調参照信号シーケンスを用いて、前記制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を復調し、ダウンリンク制御情報を取得することと
を行うように構成される、
通信装置。
【請求項12】
前記周波数領域参照点の物理リソースブロック番号が0であり、前記周波数領域参照点は残りの最小システム情報RMSIにより通知される、又は
前記周波数領域参照点はチャネルラスターの候補位置である、請求項11に記載の
通信装置。
【請求項13】
前記第1位置は上位層シグナリングにより示され、前記上位層シグナリングは無線リソース制御RRCシグナリングを含む、請求項11又は12に記載の
通信装置。
【請求項14】
前記第1オフセットは、上位層シグナリングに含まれる構成情報に基づいて求められ、前記上位層シグナリングはRRCシグナリングを含む、請求項11から13のいずれか一項に記載の
通信装置。
【請求項15】
前記周波数領域参照点は、残りの最小システム情報RMSIによって示される、請求項12に記載の通信装置。
【請求項16】
通信装置であって、前記
通信装置はメモリと少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記メモリは前記少なくとも1つのプロセッサと連結され、前記メモリは、前記
通信装置が必要とするプログラム命令及びデータを格納し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
位置オフセット情報
に対応する復調参照信号シーケンスを取得することであって、前記位置オフセット情報は第1位置及び第1オフセットを含み、前記第1位置は物理リソースブロックの数
に対応し、その物理リソースブロックの数だけ、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅
部分の最小サブキャリアが周波数領域参照点からオフセットしており、前記第1オフセットは物理リソースブロックの数
に対応し、その物理リソースブロックの数だけ、前記制御チャネルリソース集合
の最小サブキャリアが
、前記制御チャネルリソース集合を含む前記帯域幅
部分内の前記最小サブキャリアからオフセットして
おり、
前記復調参照信号シーケンスは、参照信号シーケンスの部分集合である、取得することと、
前記制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに前記
復調参照信号シーケンスをマッピングすることと、
前記復調参照信号シーケンスに対応する復調参照信号を送信することと、
を行うように構成される、
通信装置。
【請求項17】
前記周波数領域参照点の物理リソースブロック番号が0であり、前記周波数領域参照点は残りの最小システム情報RMSIにより通知される、又は
前記周波数領域参照点はチャネルラスターの候補位置である、請求項16に記載の
通信装置。
【請求項18】
前記第1位置は上位層シグナリングにより示され、前記上位層シグナリングは無線リソース制御RRCシグナリングを含む、請求項16又は17に記載の
通信装置。
【請求項19】
前記第1オフセットは、上位層シグナリングに含まれる構成情報に基づいて求められ、前記上位層シグナリングはRRCシグナリングを含む、請求項16から18のいずれか一項に記載の
通信装置。
【請求項20】
残りの最小システム情報RMSIを送信するよう構成された送信機をさらに備え、前記RMSIは前記周波数領域参照点を示す、請求項17に記載の通信装置。
【請求項21】
請求項1から5
および6から10のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるための、プログラム。
【請求項22】
請求項
21に記載のプログラム
を格納したコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項23】
請求項6から10のいずれか一項に記載の方法を実行する、通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2017年8月11日に中国特許庁に出願された「参照信号を取得する方法及び装置、並びにコンピュータ可読記憶媒体(METHOD AND APPARATUS FOR OBTAINING REFERENCE SIGNAL, AND COMPUTER READABLE STORAGE MEDIUM)と題する中国特許出願第201710687455.9号に基づく優先権を主張し、当該中国特許出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本願は移動体通信分野に関し、具体的には、無線通信システムにおいて参照信号を取得する技術に関する。
【背景技術】
【0003】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)ネットワークでは、基地局が通常、システム帯域幅領域の一部を特定の端末デバイスに割り当てる。すなわち、特定の時間内に、特定の周波数領域のリソースが端末デバイスに割り当てられる。この場合、端末デバイスのサービス品質が十分に確保されるように、基地局が特定の周波数領域のリソースのうち高品質のリソースを端末デバイスに優先的に割り当てる場合、参照信号がこの処理のリソーススケジューリングの際に参照を基地局に提供してよい。
【0004】
それと同時に、複数のブロードキャストチャネルの参照点が、周波数分割モードに共存する。ブロードキャストチャネルの参照点に対応する第1シーケンスを生成する方法については、LTEにおいて端末デバイス固有の参照信号を生成する方法を参照されたい。あるOFDMシンボルにおいて、1つの制御チャネルリソース集合のリソースが、別の制御チャネルリソース集合のリソースと重複し、重複した時間-周波数リソースのREGに含まれる参照信号リソースの第1シーケンスが異なる。
【0005】
複数の制御チャネルリソース集合が時間-周波数リソースにおいて互いに重複し、異なる参照信号シーケンスの初期値が異なるため、重複リソースの大きさが参照シーケンスのコンフィグレーションモードに影響を与えない。したがって、重複リソースにマッピングされる参照信号シーケンスが異なり、重複リソース領域における複数の参照信号の符号分割直交性が実装できず、MU-MIMOの伝送性能が限定される。
【発明の概要】
【0006】
本明細書では、参照信号を取得する方法及び装置、並びにシステムが、MU-MIMOの伝送性能を向上させるために説明される。
【0007】
第1態様によれば、本願の一実施形態が、参照信号を取得する方法を提供する。本方法は、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階と、位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する段階と、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を、第1シーケンスを用いて復調し、ダウンリンク制御情報を取得する段階とを含む。
【0008】
実現可能な設計例において、本方法は、端末デバイスが参照信号シーケンスを生成する段階と、位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを参照信号シーケンスから取得する段階であって、第1シーケンスは参照信号シーケンスの部分集合であり、オフセット位置情報は参照信号シーケンス内の第1シーケンスの少なくとも1つの値の位置である、段階とを含む。
【0009】
実現可能な設計例において、本方法はさらに、ネットワークデバイスにより送信されるマスター情報ブロックMIBを端末デバイスが受信する段階であって、MIBは第1相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報と第2相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報とを含み、第1相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、第2相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置である、段階と、第1相対位置のインジケーション情報により示される第1相対位置と第2相対位置のインジケーション情報により示される第2相対位置とに従って、位置オフセット情報を求める段階とを含む。
【0010】
本解決手段によれば、複数のブロードキャストチャネルの参照点が異なる周波数領域位置において送信される場合、異なるブロードキャストチャネルの参照点のために構成された制御チャネルリソースにより用いられる参照信号が、同じシーケンスから選択される。さらに、複数の制御チャネルリソースが互いに重複したとしても、重複領域における第1シーケンスが同じであり、さらに、複数のユーザによるリソース再利用、例えば直交MU-MIMOが、重複リソース領域において実施され得る。さらに、MIBは制御チャネルリソースの位置オフセット情報を含む。これは上位互換性に有利であり、隣接セルにより制御チャネルリソースで送信される信号からの干渉を柔軟に回避することができる。
【0011】
実現可能な設計例において、本方法はさらに、ネットワークデバイスにより送信されるマスター信号ブロックMIBを端末デバイスが受信する段階であって、MIBは第3相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、第3相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置である、段階を含み、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、第3相対位置のインジケーション情報により示される第3相対位置と第4相対位置とに従って、端末デバイスが位置オフセット情報を求める段階であって、第4相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置であり、第4相対位置は構成されるか又は事前設定される、段階を含む。
【0012】
本解決手段によれば、複数のブロードキャストチャネルの参照点が異なる周波数領域位置において送信される場合、異なるブロードキャストチャネルの参照点のために構成された制御チャネルリソースにより用いられる参照信号が、同じシーケンスから選択される。さらに、複数の制御チャネルリソースが互いに重複したとしても、重複領域における第1シーケンスが同じであり、さらに、複数のユーザによるリソース再利用、例えば直交MU-MIMOが、重複リソース領域において実施され得る。
【0013】
実現可能な設計例において、本方法はさらに、端末デバイスがマスター情報ブロックMIBを受信する段階であって、MIBは、周波数領域参照点に対する制御チャネルリソース集合の第8相対位置情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む、段階を含み、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、第8相対位置のインジケーション情報により示される第8相対位置に従って、端末デバイスが位置オフセット情報を求める段階を含む。
【0014】
複数のブロードキャストチャネルが異なる周波数領域位置に送信されてよい場合、本解決手段が用いられるならば、同じ周波数領域参照点が、取得された第1シーケンスにより参照されてよい。したがって、重複した複数の制御チャネルリソースが同じ参照信号シーケンスを共有することができ、さらに、複数のユーザによるリソース再利用、例えば直交MU-MIMOが実施され得る。さらに、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルの相対位置情報と、周波数領域参照点に対するブロードキャストチャネルの参照点の相対位置情報とが、共に符号化されて示され得る。これにより、コーディング効率が向上し、インジケーションシグナリングオーバヘッドが減少する。
【0015】
実現可能な設計例において、本方法はさらに、端末デバイスが帯域幅の構成情報を受信する段階であって、帯域幅はシステム帯域幅の一部であり、構成情報は第5相対位置のインジケーション情報を含み、第5相対位置は、周波数領域参照点に対する、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置である、段階を含み、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、第5相対位置のインジケーション情報により示される第5相対位置に従って、端末デバイスが位置オフセット情報を求める段階を含む。
【0016】
本解決手段によれば、帯域幅の構成情報は、MIB以外のRMSIで搬送されてよい。したがって、MIBのインジケーションシグナリングオーバヘッドが減少する。さらに、RMSIはより多くのビット情報を搬送してよく、さらに、周波数領域における帯域幅サブバンドのオフセットがより柔軟であってよく、すなわち、周波数領域におけるオフセット粒度がより小さくてよい。したがって、帯域幅サブバンドのオフセットはより柔軟であり、リソース利用率が向上し得る。
【0017】
実現可能な設計例において、本方法はさらに、端末デバイスが帯域幅の構成情報を受信する段階を含み、帯域幅はシステム帯域幅の一部であり、構成情報は第6相対位置のインジケーション情報と第7相対位置のインジケーション情報とを含み、第6相対位置は、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置であり、第7相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、第6相対位置のインジケーション情報により示される第6相対位置と第7相対位置のインジケーション情報により示される第7相対位置とに従って、位置オフセット情報を求める段階を含む。
【0018】
本解決手段によれば、帯域幅の構成情報は、MIB以外のRMSIで搬送されてよい。したがって、MIBのインジケーションシグナリングオーバヘッドが減少する。さらに、システム情報(RMSI)はより多くのビット情報を搬送してよく、さらに、周波数領域における帯域幅サブバンドのオフセットがより柔軟であってよく、すなわち、周波数領域におけるオフセット粒度がより小さくてよい。したがって、帯域幅サブバンドのオフセットはより柔軟であり、リソース利用率が向上し得る。
【0019】
実現可能な設計例において、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、端末デバイスが制御チャネルリソース集合の構成情報を受信する段階を含み、制御チャネルリソース集合の構成情報は、位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。
【0020】
本解決手段によれば、制御チャネルリソース集合の時間-周波数リソースを構成する場合、ネットワークデバイスが時間-周波数リソース上の重複リソース領域を取得し、重複リソース領域に従って位置オフセット情報を求め、制御チャネルリソース集合を構成する場合に、制御チャネル参照信号により用いられる第1シーケンスの位置オフセット情報を構成するので、複数の制御チャネルの参照信号シーケンスが重複領域において同じである。したがって、複数のユーザによる直交再利用、すなわち、直交MU-MIMOが可能になる。さらに、同じ参照信号リソース上で複数の異なるシーケンスによりもたらされるシーケンス間の非直交干渉を減少させることができる。
【0021】
例えば、位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報は、制御チャネルリソース集合の物理リソースブロック番号を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、物理リソースブロック番号により示される物理リソースブロックに従って、端末デバイスが位置オフセット情報を求める段階を含む。
【0022】
本解決手段によれば、全ての制御チャネルリソースが同じ物理リソースブロック番号を用い、物理リソースブロック番号の参照点がMIB又はRMSIにより通知されてよく、さらに、端末デバイスは、同じ周波数領域参照点に従って、統一された物理リソースブロック番号を周波数領域において取得する。したがって、同じ物理リソースブロック番号を含む制御チャネルリソース集合用に決定された第1シーケンスが同じであり、その結果、重複リソースを有する制御チャネルリソース集合の第1シーケンスが同じである。したがって、複数のユーザによる直交再利用、すなわち、直交MU-MIMOが可能になる。
【0023】
実現可能な設計例において、本方法はさらに、ネットワークデバイスにより送信されるマスター情報ブロックMIBを端末デバイスが受信する段階であって、MIBは、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する、制御チャネルリソース集合の第11相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含む、段階と、端末デバイスが第11相対位置に従って参照信号シーケンスから第2シーケンスを取得する段階であって、第2シーケンスは参照信号シーケンスの部分集合であり、第8相対位置は、参照信号シーケンス内の第2シーケンスの少なくとも1つの値の位置である、段階とを含む。本方法において、MIBは、周波数領域参照点のインジケーション情報を搬送する必要はない。したがって、MIBのインジケーションオーバヘッドが減少する。さらに、周波数領域参照点は、より多くのリソースを有するRMSIにより示される。したがって、帯域幅構成がより柔軟になり、使用されている帯域幅のフラグメントが減少し、スペクトル利用率が向上する。第2シーケンスは、MIBにより構成される第1制御チャネルリソース集合に含まれる参照信号に用いられ、第1制御チャネルリソース集合は制御チャネルの共通探索空間を含み、RMSIをスケジューリングするための制御情報を主に搬送する。前述の第1シーケンスは、RRCにより構成される制御チャネルリソース集合に用いられ、第1制御チャネルリソース集合は、制御チャネルの共通探索空間及び/又は制御チャネルのユーザ固有の探索空間を含み、データをスケジューリングするための制御情報を主に搬送する。
【0024】
第2態様によれば、本願の一実施形態が、参照信号を取得する方法を提供する。本方法は、ネットワークデバイスが位置オフセット情報を取得する段階と、位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する段階と、参照信号を搬送する制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに第1シーケンスをマッピングする段階とを含む。
【0025】
実現可能な設計例において、本方法は、ネットワークデバイスが参照信号シーケンスを生成する段階と、参照信号シーケンスから位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する段階であって、第1シーケンスは参照信号シーケンスの部分集合であり、オフセット位置情報は参照信号シーケンス内の第1シーケンスの少なくとも1つの値の位置である、段階とを含む。
【0026】
実現可能な設計例において、本方法は、ネットワークデバイスがMIBを端末デバイスに送信する段階を含む。MIBは第1相対位置のインジケーション情報と第2相対位置のインジケーション情報とを含み、第1相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、第2相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置であり、第1相対位置のインジケーション情報と第2相対位置のインジケーション情報とは、位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0027】
実現可能な設計例において、本方法は、ネットワークデバイスにより送信されるマスター信号ブロックMIBを端末デバイスが受信する段階を含む。MIBは第3相対位置のインジケーション情報を含み、第3相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、第3相対位置のインジケーション情報は、位置オフセット情報を示すのに第4相対位置と共に用いられ、第4相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置であり、第4相対位置は構成されるか又は事前設定される。
【0028】
実現可能な設計例において、本方法は、ネットワークデバイスがマスター情報ブロックMIBを端末デバイスに送信する段階を含む。MIBは、周波数領域参照点に対する制御チャネルリソース集合の第8相対位置情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、第8相対位置情報のインジケーション情報は位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0029】
実現可能な設計例において、本方法は、ネットワークデバイスが帯域幅の構成情報を端末デバイスに送信する段階を含む。帯域幅はシステム帯域幅の一部であり、構成情報は第5相対位置のインジケーション情報を含み、第5相対位置は、周波数領域参照点に対する、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置であり、第5相対位置のインジケーション情報は位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0030】
実現可能な設計例において、本方法は、ネットワークデバイスが帯域幅の構成情報を端末デバイスに送信する段階を含む。帯域幅はシステム帯域幅の一部であり、構成情報は第6相対位置のインジケーション情報と第7相対位置のインジケーション情報とを含み、第6相対位置は、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの周波数領域位置の参照点に対する、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置であり、第7相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、第6相対位置のインジケーション情報と第7相対位置のインジケーション情報とは、位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0031】
実現可能な設計例において、本方法は、ネットワークデバイスが制御チャネルリソース集合の構成情報を端末デバイスに送信する段階を含み、制御チャネルリソース集合の構成情報は、位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報は、制御チャネルリソース集合の物理リソースブロック番号を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。
【0032】
実現可能な設計例において、本方法は、ネットワークデバイスがマスター情報ブロックMIBを送信する段階を含み、MIBは、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の第11相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。
【0033】
第3態様によれば、本願の一実施形態が、参照信号を取得する装置を提供する。本装置は、前述の方法の設計例における端末デバイスの動作を実装するための機能を有する。この機能は、ハードウェアにより実装されてもよく、対応するソフトウェアがハードウェアにより実行されることで実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。このモジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであってよい。
【0034】
実現可能な設計例において、端末デバイスの構造がプロセッサを含み、プロセッサは、位置オフセット情報を取得して、位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得し、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を、第1シーケンスを用いて復調し、ダウンリンク制御情報を取得するように構成される。
【0035】
第4態様によれば、本願の一実施形態が、参照信号を取得する装置を提供する。本装置は、前述の方法の設計例におけるネットワークデバイスの動作を実装するための機能を有する。この機能は、ハードウェアにより実装されてもよく、対応するソフトウェアがハードウェアにより実行されることで実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
【0036】
実現可能な設計例において、本装置の構造がプロセッサを含み、プロセッサは、前述の方法における対応する機能を実行する際に、ネットワークデバイスをサポートするように構成される。ネットワークデバイスはさらに、メモリを含んでよい。メモリは、プロセッサと連結される。メモリは、ネットワークデバイスが必要とするプログラム命令及びデータを格納する。
【0037】
実現可能な設計例において、第1態様から第4態様の任意の方法では、制御チャネルリソース集合の構成情報は、ランダムアクセス応答RAR及び無線リソース制御RRCシグナリングのうちの少なくとも1つを含み、制御チャネルリソース集合は、タイプ1の共通探索空間CSS及び/又は端末固有の探索空間USSを含む。
【0038】
第1態様から第4態様のうちのいずれか1つにおいて、周波数領域参照点は、システムキャリア帯域幅境界若しくは中心周波数領域位置であるか、又はチャネルラスターの候補位置であり、チャネルラスターの候補位置はシステムキャリア帯域幅内の候補サブキャリア位置であり、候補サブキャリア位置は予め定められた位置である。また、ブロードキャストチャネルの参照点は、ブロードキャストチャネルの参照点が位置しているリソースの中心周波数領域位置又は境界である。
【0039】
第5態様によれば、本願の一実施形態が、参照信号を取得する方法を提供する。本方法は、第1シーケンスを生成するための初期値又は第1シーケンスの長さ情報を端末デバイスが取得する段階と、初期値又は第1シーケンスの長さ情報に基づいて第1シーケンスを生成する段階と、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を、第1シーケンスを用いて復調し、ダウンリンク制御情報を取得する段階とを含む。
【0040】
実現可能な設計例において、本方法は、端末デバイスがMIBを受信する段階であって、MIBは、制御チャネルリソース集合により占有される時間-周波数リソースを示すのに用いられる情報を含む、段階と、制御チャネルリソース集合により占有される時間-周波数リソースに関する情報に従って、第1シーケンスの長さを求める段階とを含む。
【0041】
実現可能な設計例において、第1シーケンスを生成するための初期値を端末デバイスが取得する段階は、第1シーケンスを生成するための初期値を含む同期信号、ブロードキャストチャネルスクランブルシーケンス、ブロードキャストチャネル参照信号、又はブロードキャスト情報のうちの1つ又は複数を端末デバイスが取得する段階を含む。
【0042】
第5態様により提供される解決手段によれば、MIBは周波数領域参照点のインジケーション情報を含まないので、MIBのインジケーションシグナリングオーバヘッドを減少させることができる。したがって、端末デバイスは、周波数領域参照に対する位置を取得することができず、参照信号シーケンスを直接生成するか、又は参照信号シーケンスの中心位置から第1シーケンスを省略することしかできない。初期アクセス帯域幅の大きさが制限されているため、周波数領域における異なる周波数帯で送信される制御チャネルリソース集合が周波数領域において互いに重複する可能性は低い。したがって、複数のユーザによる再利用が不可能である。しかしながら、RMSIを受信する端末デバイスが、RMSIにより構成される参照周波数に従って、第1シーケンスを取得することができ、複数のユーザによる直交再利用、すなわちMU-MIMOを、複数の制御チャネルリソース集合間の重複リソース領域で実施することができる。
【0043】
第6態様によれば、本願の一実施形態が、参照信号を取得する方法を提供する。本方法は、第1シーケンスを生成するための初期値又は第1シーケンスの長さ情報をネットワークデバイスが取得する段階と、初期値又は第1シーケンスの長さ情報に基づいて第1シーケンスを生成する段階と、参照信号を搬送する制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに第1シーケンスをマッピングする段階とを含む。
【0044】
実現可能な設計例において、本方法は、ネットワークデバイスがMIBを端末デバイスに送信する段階を含み、MIBは、制御チャネルリソース集合により占有される時間-周波数リソース情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。
【0045】
実現可能な設計例において、本方法は、第1シーケンスを生成するための初期値を含む同期信号、ブロードキャストチャネルスクランブルシーケンス、ブロードキャストチャネル参照信号、又はブロードキャスト情報のうちの1つ又は複数を、ネットワークデバイスが端末デバイスに送信する段階を含む。
【0046】
第7態様によれば、本願の一実施形態が、参照信号を取得する装置を提供する。本装置は、前述の方法の設計例における端末デバイスの動作を実装するための機能を有する。この機能は、ハードウェアにより実装されてもよく、対応するソフトウェアがハードウェアにより実行されることで実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。このモジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであってよい。
【0047】
実現可能な設計例において、端末デバイスは、第1シーケンスを生成するための初期値又は第1シーケンスの長さ情報を取得し、初期値又は第1シーケンスの長さ情報に基づいて第1シーケンスを生成し、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を、第1シーケンスを用いて復調し、ダウンリンク制御情報を取得するように構成されるプロセッサを含む。
【0048】
第8態様によれば、本願の一実施形態が、参照信号を取得する装置を提供する。本装置は、前述の方法の設計例におけるネットワークデバイスの動作を実装するための機能を有する。この機能は、ハードウェアにより実装されてもよく、対応するソフトウェアがハードウェアにより実行されることで実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
【0049】
実現可能な設計例において、基地局の構造がプロセッサと送信機とを含み、プロセッサは、前述の方法における対応する機能を実行する際に、ネットワークデバイスをサポートするように構成される。ネットワークデバイスはさらに、メモリを含んでよい。メモリは、プロセッサと連結される。メモリは、基地局が必要とするプログラム命令及びデータを格納する。
【0050】
第9態様によれば、本願の一実施形態がコンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体は、端末デバイスにより用いられるコンピュータソフトウェア命令を格納し、本命令は、第1態様において設計されたプログラムを実行するのに用いられる。
【0051】
第10態様によれば、本願の一実施形態が可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体はネットワークデバイスの命令を格納し、本命令は、第2態様において設計されたプログラムを実行するのに用いられる。
【0052】
第11態様によれば、本願の一実施形態がコンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体は端末デバイスの命令を格納し、本命令は、第5態様において設計されたプログラムを実行するのに用いられる。
【0053】
第12態様によれば、本願の一実施形態が可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体はネットワークデバイスの命令を格納し、本命令は、第6態様において設計されたプログラムを実行するのに用いられる。
【0054】
第13態様によれば、本願の一実施形態が通信装置を提供する。本装置は、メモリであって、当該メモリはコンピュータによって実行可能なプログラムコードを格納するように構成される、メモリと、プロセッサであって、当該プロセッサが命令を実行すると、本装置は第1態様による方法を実施するように構成される、プロセッサとを含む。
【0055】
第14態様によれば、本願の一実施形態が通信装置を提供する。本装置は、メモリであって、当該メモリはコンピュータによって実行可能なプログラムコードを格納するように構成される、メモリと、プロセッサであって、当該プロセッサが命令を実行すると、本装置は第2態様による方法を実施するように構成される、プロセッサとを含む。
【0056】
第15態様によれば、本願の一実施形態が、メモリを含む通信装置を提供する。本願の一実施形態が通信装置を提供し、本装置は、メモリであって、当該メモリはコンピュータによって実行可能なプログラムコードを格納するように構成される、メモリと、プロセッサであって、当該プロセッサが命令を実行すると、本装置は第5態様による方法を実施するように構成される、プロセッサとを含む。
【0057】
第16態様によれば、本願の一実施形態が通信装置を提供する。本装置は、コンピュータによって実行可能なプログラムコードを格納するように構成されたメモリと、プロセッサであって、当該プロセッサが命令を実行すると、本装置は第6態様による方法を実施するように構成される、プロセッサとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【
図1】本願の一実施形態による通信ネットワークのネットワークアーキテクチャの概略図である。
【0059】
【
図2】本発明の一実施形態による、参照信号を取得する方法の概略フローチャートである。
【0060】
【
図3】本発明の一実施形態による、方式1における第1相対位置とブロードキャストチャネルの参照点との対応関係の概略図である。
【0061】
【
図4】本発明の一実施形態による。方式1における第2相対位置と制御チャネルリソース集合との対応関係の概略図である。
【0062】
【
図5】本発明の一実施形態による、方式1における第1相対位置と第2相対位置との対応関係の概略図である。
【0063】
【
図6】本発明の一実施形態による、方式2における制御チャネルリソース集合と第4相対位置との対応関係の概略図である。
【0064】
【
図7】本発明の一実施形態による、方式2における第3相対位置と第4相対位置との対応関係を示すための概略図である。
【0065】
【
図8】本発明の一実施形態による、方式3におけるオフセット位置4と制御チャネルリソース集合との対応関係の概略図である。
【0066】
【
図9】本発明の一実施形態による、方式4における帯域幅と第5相対位置との対応関係の概略図である。
【0067】
【
図10】本発明の一実施形態による、方式4における帯域幅と第5相対位置との別の対応関係の概略図である。
【0068】
【
図11】本発明の一実施形態による、方式4における帯域幅と第5相対位置との別の対応関係の概略図である。
【0069】
【
図12】本発明の一実施形態による、方式4における帯域幅と第5相対位置との別の対応関係の概略図である。
【0070】
【
図13】本発明の一実施形態による、方式5におけるブロードキャストチャネルの参照点と第7相対位置との対応関係の概略図である。
【0071】
【
図14】本発明の一実施形態による、方式5における第6相対位置と第7相対位置との対応関係の概略図である。
【0072】
【
図15】本発明の一実施形態による、方式6における制御チャネルリソース集合と物理リソースブロック番号との対応関係の概略図である。
【0073】
【
図16】本発明の一実施形態による、方式6における制御チャネルリソース集合と物理リソースブロック番号との別の対応関係の概略図である。
【0074】
【
図17】本発明の一実施形態による、参照シーケンスを取得する別の方法の概略フローチャートである。
【0075】
【
図18】本発明の一実施形態による、参照シーケンスを取得する別の方法の概略フローチャートである。
【0076】
【
図19】本発明の一実施形態による、参照信号を取得する別の方法の概略フローチャートである。
【0077】
【
図20】ブロードキャストチャネルの参照点の参照信号シーケンスから省略されたシーケンスの概略図である。
【0078】
【
図21】本願の一実施形態による参照シーケンスマッピングの概略図である。
【0079】
【
図22】本願の一実施形態による参照シーケンスマッピングの別の概略図である。
【0080】
【
図23】本願の一実施形態による、参照信号を取得する装置である。
【0081】
【
図24】本願の一実施形態による、参照信号を取得する別の装置である。
【0082】
【
図25】本願の一実施形態による、参照信号を取得する別の装置である。
【0083】
【
図26】本願の一実施形態による、参照信号を取得する別の装置である。
【0084】
【
図27】本願の一実施形態による、参照信号を取得する別の装置である。
【発明を実施するための形態】
【0085】
本願の目的、技術的解決手段、及び利点をより明確にするために、以下では、本発明の実施形態の技術的解決手段を、実施形態及び添付図面を参照してより詳細に説明する。
【0086】
本願の実施形態による技術的解決手段は、添付図面を参照して以下に明確且つ十分に説明される。説明される実施形態は、本願の実施形態の一部でしかなく、全てではないことは明らかである。本願の実施形態に基づいて当業者が創造的努力をせずに取得する他のあらゆる実施形態は、本願の保護範囲に含まれることになる。
【0087】
本願の実施形態において説明されるネットワークアーキテクチャ及び応用シナリオは、本願の実施形態の技術的解決手段をより明確に説明することが意図されており、本願の実施形態により提供される技術的解決手段にいかなる限定も設けない。当業者であれば、ネットワークアーキテクチャの進化及び新たなサービスシナリオの出現があっても、本願の実施形態により提供される技術的解決手段は、同様の技術的課題にも適用可能であることを認識しているであろう。
【0088】
本願の技術的解決手段は、非直交多元接続技術、例えば、スパース符号多元接続(sparse code multiple access、SCMA)システム及び低密度シグネチャ(low density signature、LDS)システムに基づく様々な通信システムに適用されてよい。もちろん、SCMAシステム及びLDSシステムは、他の名称でも呼ばれることがある。さらに、本願の実施形態の技術的解決手段は、非直交多元接続技術を用いたマルチキャリア伝送システム、例えば、非直交多元接続技術、直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multicarrier、FBMC)、一般化した周波数分割多重化(generalized frequency division multiplexing、GFDM)、又はフィルタ処理された直交周波数分割多重化(filtered-OFDM、F-OFDM)を用いたシステムに適用されてよい。
【0089】
本願における端末デバイスが、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、又はユーザ装置であってもよい。アクセス端末は、セルラ方式電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)ステーション、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、無線モデムに接続された別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末デバイス、又は将来の進化した公衆陸上移動体ネットワーク(public land mobile network、PLMN)における端末デバイスなどであってもよい。これについては、本願の実施形態において限定されない。
【0090】
本願におけるネットワークデバイスが、端末デバイスと通信するデバイスであってよい。ネットワークデバイスは、移動体通信用グローバルシステム(global system for mobile communications、GSM(登録商標))システム若しくは符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システムにおけるベーストランシーバ基地局(base transceiver station、BTS)であってもよく、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA(登録商標))システムにおけるNodeB(NodeB、NB)であってもよく、LTEシステムにおける進化型NodeB(evolved NodeB、eNB、又はeNodeB)であってもよく、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)シナリオにおける無線コントローラであってもよい。あるいは、ネットワークデバイスは、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、又は将来の進化したPLMNネットワークにおけるネットワークデバイスなどであってもよい。これについては、本願の実施形態において限定されない。
【0091】
図1を参照すると、
図1は、本願の一実施形態による通信ネットワークのネットワークアーキテクチャの概略図である。
図1に示すように、通信システムは、端末デバイス10とネットワークデバイス20とを含んでよい。ネットワークデバイス20は、通信サービスを端末デバイス10に提供し、コアネットワークにアクセスするように構成される。端末デバイス10は、ネットワークデバイス20により送信される同期信号又はブロードキャスト信号などを探索してネットワークにアクセスし、ネットワークデバイスと通信する。
図1に示す矢印が、端末デバイス10とネットワークデバイス20との間のセルラリンクを用いて行われるアップリンク伝送及び/又はダウンリンク伝送を示し得る。説明しやすいように、
図1の説明の一例として、端末デバイスが1つだけ用いられている。しかしながら、ネットワークアーキテクチャは、限定されないが、1つの端末デバイスを含む。
【0092】
本願では、用語「シンボル」は、限定されないが、直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボル、スパース符号多元接続技術(sparse code multiplexing access、SCMA)シンボル、フィルタ処理された直交周波数分割多重化(filtered orthogonal frequency division multiplexing、F-OFDM)シンボル、又は非直交多元接続(non-orthogonal multiple access、NOMA)シンボルを含み、これについては、実際の場面に従って決定されてよい。詳細は、ここで説明しない。
【0093】
本願では、用語「サブフレーム」は、周波数領域においてシステム帯域幅全体を占有する時間-周波数リソース、又は時間領域における固定期間(例えば、1ミリ秒)の時間-周波数リソースエレメントである。
【0094】
本願では、用語「タイムスロット」は、基本的な時間-周波数リソースエレメントであり、時間領域において7個又は14個の連続したOFDMシンボルを占有する。
【0095】
本願では、用語「サブキャリア幅」は、周波数領域における最小粒度である。例えば、LTEでは、サブキャリアのサブキャリア幅が15kHzであり、5Gでは、サブキャリア幅が15kHz、30kHz、又は60kHzであってもよい。
【0096】
本願では、用語「物理リソースブロック」は、周波数領域において占有されるP個の連続したサブキャリアであり、時間領域において占有されるリソースが、Q個の連続したOFDMシンボルである。P及びQは、1より大きい又は1と等しい自然数である。例えば、物理リソースブロックが周波数領域において12個の連続したサブキャリアを占有してもよく、また時間領域において7個の連続したOFDMシンボルを占有してもよい(P=12、Q=7)。又は、P=12且つQ=14でも、P=12且つQ=1でもよい。
【0097】
本願における物理リソースブロック番号とは、次のとおりであり、物理リソースブロック番号が、実際の物理リソースブロックの周波数領域位置に対応する。例えば、物理リソースブロック番号がnであるならば、周波数領域における、対応する12個の連続したサブキャリア番号の集合は{n,n+1,n+2,n+3,n+4,n+5,n+6,n+7,n+8,n+9,n+10,n+11}である。物理リソースブロック番号は、システムキャリア帯域幅に含まれる物理リソースブロックの番号であってもよく、物理リソースブロック番号は、システムキャリア帯域幅内のサブバンドにおける物理リソースブロックの番号である。
【0098】
本願では、用語「リソースエレメントグループ」は、周波数領域において占有されるP個の連続したサブキャリアであり、時間領域において占有されるリソースが、1つの連続したOFDMシンボルである。Pは、1より大きい自然数である。例えば、リソースエレメントグループが、周波数領域において12個の連続したサブキャリアを占有してよい。具体的には、P=12である。
【0099】
本願では、用語「制御チャネルエレメント」は複数のリソースエレメントグループに対応し、制御チャネルエレメントに対応するリソースエレメントグループの数が固定されている(例えば、6個である)。
【0100】
本願では、用語「制御チャネルリソース集合」は、制御チャネルを搬送する時間-周波数リソースであり、時間領域及び/又は周波数領域において、1つ又は複数の連続した若しくは離散した時間-周波数リソースブロックを含む。
【0101】
本願では、用語「位置オフセット情報」は、参照点に対する物理チャネルのオフセットを求めるのに用いられるインジケーション情報である。具体的には、物理チャネルが位置している時間-周波数リソースの、参照点に対するオフセットが、位置オフセット情報に基づいて取得されてよく、オフセットの単位が、物理リソースブロックの数、サブキャリアの数、又はREGの数などであってもよい。
【0102】
本願では、「第1」、「第2」、「第3」、「第4」、「第5」、「第6」、「第7」、「第8」、及び「第9」などの序数が、複数の対象物のシーケンス、時間シーケンス、優先順位、又は重要度などを限定するのではなく、複数の対象物を区別するのに用いられる。
【0103】
本願では、「周波数領域参照点」が、システムキャリア帯域幅境界又は中心周波数領域位置(例えば、中心周波数)、例えば、システムキャリア帯域幅内の最小サブキャリア、システムキャリア帯域幅内の最大サブキャリア、又はシステムキャリア帯域幅内の中心サブキャリアであってもよく、周波数領域参照点がチャネルラスターの候補位置であってもよく、チャネルラスターの候補位置はシステム帯域幅内のチャネルラスターのサブキャリア位置に対応し、チャネルラスターのサブキャリア位置は予め定められた位置である。例えば、システムキャリア帯域幅には、1つのチャネルラスターのサブキャリア位置が300kHzの間隔で含まれる。
【0104】
本願では、「ブロードキャストチャネルの参照点」が、ブロードキャストチャネルが位置しているリソースの中心周波数領域位置又は境界であってもよく、ブロードキャストチャネルが位置しているリソースの中心周波数領域位置又は境界、例えば、ブロードキャストチャネルが位置しているリソースの最小サブキャリア、ブロードキャストチャネルが位置しているリソースの最大サブキャリア、又はブロードキャストチャネルの参照点が位置しているリソースの中心サブキャリアであってもよい。
【0105】
本願では、「ブロードキャストチャネルの参照点又は周波数領域参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置」が、ブロードキャストチャネルの参照点又は周波数領域参照点に対する制御チャネルリソース集合の周波数領域境界の位置又は周波数領域中心位置を含む。周波数領域境界は、制御チャネルリソース集合における最小サブキャリア又は最大サブキャリアを含む。
【0106】
「ブロードキャストチャネルの参照点又は周波数領域参照点に対する帯域幅の相対位置」は、ブロードキャストチャネルの参照点又は周波数領域参照点に対する、帯域幅の周波数領域境界の位置又は周波数領域中心位置を含む。周波数領域境界は、制御チャネルリソース集合における最小サブキャリア又は最大サブキャリアを含む。
【0107】
図2は、本発明の一実施形態による、参照信号を取得する方法の概略フローチャートである。
図2に示すように、本方法は以下に挙げる要素を含む。
【0108】
要素201:ネットワークデバイスが位置オフセット情報を取得する。
【0109】
要素202:ネットワークデバイスは、位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する。
【0110】
一例において、ネットワークデバイスが位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する段階は、ネットワークデバイスが位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する段階、又はネットワークデバイスが位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを生成する段階を含む。
【0111】
別の例において、本方法はさらに、ネットワークデバイスが参照信号シーケンスを生成する段階を含む。参照信号シーケンスを生成する段階と要素201との間に順序は存在しないことを特に強調しておきたい。具体的には、参照信号シーケンスが最初に生成されてよく、次いで、位置オフセット情報が取得されるか、又は、位置オフセット情報が最初に取得され、次いで、参照信号シーケンスが生成される。
【0112】
ネットワークデバイスが位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する段階は、ネットワークデバイスが位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを参照信号シーケンスから取得する段階を含み、第1シーケンスは参照信号シーケンスの部分集合であり、位置オフセット情報は、参照信号シーケンス内の第1シーケンスの少なくとも1つの値の位置である。
【0113】
別の例において、ネットワークデバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、ネットワークデバイスが、第1シーケンスをマッピングするために、リソースエレメントの位置に従って位置オフセット情報を求め得る段階を含む。制御チャネルリソース集合は、リソースエレメントを含む。
【0114】
要素203:ネットワークデバイスは、参照信号を搬送する制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに、第1シーケンスをマッピングする。
【0115】
一例において、ネットワークデバイスはMIBを端末デバイスに送信し、MIBは第1相対位置のインジケーション情報と第2相対位置のインジケーション情報とを含み、第1相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、第2相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置であり、第1相対位置のインジケーション情報と第2相対位置のインジケーション情報とは、位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0116】
別の例において、端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信されるマスター信号ブロックMIBを受信し、MIBは第3相対位置のインジケーション情報を含み、第3相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、第3相対位置のインジケーション情報は、位置オフセット情報を示すのに第4相対位置と共に用いられ、第4相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置であり、第4相対位置は構成されるか又は事前設定される。
【0117】
別の例において、ネットワークデバイスはマスター情報ブロックMIBを端末デバイスに送信し、MIBは、周波数領域参照点に対する制御チャネルリソース集合の第8相対位置情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、第8相対位置情報のインジケーション情報は位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0118】
別の例において、ネットワークデバイスは帯域幅の構成情報を端末デバイスに送信し、構成情報は第5相対位置のインジケーション情報を含み、第5相対位置は、周波数領域参照点に対する、制御チャネルリソース集合のシステム帯域幅部分集合の相対位置であり、第5相対位置のインジケーション情報は位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0119】
別の例において、ネットワークデバイスは帯域幅の構成情報を端末デバイスに送信する。構成情報は第6相対位置のインジケーション情報と第7相対位置のインジケーション情報とを含み、第6相対位置は、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの周波数領域位置の参照点に対する、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置であり、第7相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、第6相対位置のインジケーション情報と第7相対位置のインジケーション情報とは、位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0120】
別の例において、ネットワークデバイスは制御チャネルリソース集合の構成情報を端末デバイスに送信し、制御チャネルリソース集合の構成情報は、位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。例えば、位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報は、制御チャネルリソース集合の物理リソースブロック番号を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。
【0121】
別の例において、ネットワークデバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、第1シーケンスをマッピングするために、リソースエレメントの位置に従って位置オフセット情報を求める段階を含み、制御チャネルリソース集合は第1シーケンスのリソースエレメントを含む。
【0122】
別の例において、第1シーケンスに対応する複素数値変調シンボルが、第1シーケンスに従って取得される。ネットワークデバイスは、複素数値変調シンボルを、予め定められた制御チャネル参照信号リソースエレメントにマッピングし、制御チャネルを送信する。
【0123】
要素204:端末デバイスが位置オフセット情報を取得する。
【0124】
一例において、端末デバイスが、以下に挙げる方式のうちのいずれか1つで、位置オフセット情報を取得してよい。
【0125】
方式1:端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信されるマスター情報ブロックMIBを受信する。MIBは第1相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報と第2相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報とを含み、第1相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、第2相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置である。また、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、端末デバイスが、第1相対位置のインジケーション情報により示される第1相対位置と第2相対位置のインジケーション情報により示される第2相対位置とに従って、位置オフセット情報を求める段階を含む。
【0126】
方式1において提供される解決手段によれば、複数のブロードキャストチャネルの参照点が異なる周波数領域位置において送信される場合、異なるブロードキャストチャネルの参照点のために構成された制御チャネルリソースにより用いられる参照信号が、同じシーケンスから選択される。さらに、複数の制御チャネルリソースが互いに重複したとしても、重複領域における第1シーケンスが同じであり、さらに、複数のユーザによるリソース再利用、例えば直交MU-MIMOが、重複リソース領域において実施され得る。さらに、MIBは制御チャネルリソースの位置オフセット情報を含む。これは上位互換性に有利であり、隣接セルにより制御チャネルリソースで送信される信号からの干渉を柔軟に回避することができる。
【0127】
図3は、方式1における第1相対位置とブロードキャストチャネルの参照点との対応関係の概略図である。
図3に示すように、各ブロードキャストチャネルの参照点が第1相対位置に対応する。
【0128】
例えば、第1相対位置は、周波数領域参照点に対するブロードキャストチャネルの参照点の、物理リソースブロックの単位数のオフセットであってよい。本実施形態では、オフセット物理リソースブロックの数のみが、オフセットを示すのに一例として用いられている。実際のオフセットが、他のリソース単位として予め定められてよく、本明細書では限定されない。
【0129】
方式1では、端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信されるマスター信号ブロックMIBを受信し、MIBは、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の第1相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。例えば、第1相対位置の値については、表1を参照されたい。例えば、ブロードキャストチャネルの参照点2に対応するインジケーション情報が001であり、第1相対位置2は{+N
Offset
RB}である。
【表1】
【0130】
例えば、MIBに含まれるブロードキャストチャネルの参照点1のインジケーション情報が{011}であり、ブロードキャストチャネルの参照点と、インジケーション情報と、第1相対位置との対応関係に従って、ブロードキャストチャネルの参照点に対応する第1相対位置2が{-NOffset
RB}であると判定されてよい。同様に、ブロードキャストチャネルの参照点2のインジケーション情報が{001}であり、第1相対位置4が{+NOffset
RB}であり、ブロードキャストチャネルの参照点3に対応するインジケーション情報が{100}であり、第1相対位置1が{-2NOffset
RB}であり、ブロードキャストチャネルの参照点4に対応するインジケーション情報が{010}であり、第1相対位置5が{+2NOffset
RB}であり、ブロードキャストチャネルの参照点0に対応するインジケーション情報が{000}であり、第1相対位置5が{0}である。
【0131】
例えば、ブロードキャストチャネルの参照点と、インジケーション情報と、第1相対位置との対応関係は、ネットワークデバイス及び端末デバイスにより予め定められてもよく、プロトコルにより指定されてもよく、予め構成されてもよい。これについては、本願において具体的に限定されず、ブロードキャストチャネルの参照点と、インジケーション情報と、第1相対位置との対応関係が反映され得る限り、本願の保護範囲に含まれることになる。
【0132】
例えば、ネットワークデバイスにより送信され、端末デバイスにより受信されるマスター信号ブロックMIBはさらに、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の第2相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。
図4は、方式1における制御チャネルリソース集合と第2相対位置との対応関係の概略図である。
図4に示すように、ブロードキャストチャネルの参照点0の中心サブキャリアが中心周波数に位置しており、第2相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点0に対する制御チャネルリソース集合の相対位置である。
【0133】
表2に示すように、MIBに含まれる制御チャネルリソース集合0に対応するインジケーション情報が000であり、第2相対位置が{-2N
CORESET_offset
RB}である。MIBに含まれる制御チャネルリソース集合1に対応するインジケーション情報が001であり、第2相対位置が{
-N
CORESET_offset
RB
}である。ブロードキャストチャネルの参照点と、インジケーション情報と、第2相対位置との対応関係に基づいて、ブロードキャストチャネルの参照点の中心位置に対する制御チャネルリソース集合のリソース位置オフセットが、インジケーション情報に従って求められてよい。
【表2】
【0134】
図5は、方式1における第1相対位置と第2相対位置との対応関係の概略図である。
図5に示すように、制御チャネルリソース集合4の位置オフセット情報が、第1相対位置4及び第2相対位置4に従って求められ、第1相対位置4は{+N
Offset
RB}であり、第2相対位置4は{+2N
CORESET_offset
RB}である。したがって、制御チャネルリソース集合4のオフセット位置が{N
Offset
RB+2N
CORESET_offset
RB}である。
【0135】
位置オフセット情報は、第1相対位置及び第2相対位置に従って、以下に挙げる方法のうちのいずれか1つを用いて取得されてよく、その方法とは、例えば、第1相対位置及び第2相対位置に対して、加法処理、差引処理、乗法処理、又は除法処理のうちの1つ又は複数を行って位置オフセット情報を求めることであることを特に強調しておきたい。
【0136】
さらに、端末デバイスは、オフセット位置(NOffset
RB+2NCORESET_offset
RB)に基づいて第1シーケンスを取得する。
【0137】
例えば、端末デバイスが位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する段階は、以下に挙げることを含む。
【0138】
A:端末デバイスは、式(1)を用いて参照信号シーケンスを生成してよい。
【数1】
ここで、N
max,DL
RBは、システムキャリア帯域幅に含まれる物理リソースブロックの最大値を示し、n
RB
REは、各物理リソースブロックに含まれるリソースエレメントの数であり、参照チャネルをマッピングするのに用いられる。
【0139】
B:端末デバイスは、位置オフセット情報に基づいて、第1シーケンスを参照信号シーケンスから取得する。
【0140】
例えば、オフセット位置における第1シーケンスの長さNRSに従って、第1シーケンスの値範囲がk=0,1,2,...,NRS-1であり、取得された第1シーケンスはr(k+オフセット位置)であってよく、オフセット位置により示されるオフセットが{NOffset
RB+2NCORESET_offset
RB}である。具体的には、位置オフセット情報={NOffset
RB+2NCORESET_offset
RB}である。
【0141】
例えば、ブロードキャストチャネルの参照点と、インジケーション情報と、第1相対位置又は第2相対位置との対応関係は、ネットワークデバイス及び端末デバイスにより予め定められてもよく、プロトコルにより指定されてもよく、予め構成されてもよい。これについては、本願において具体的に限定されず、ブロードキャストチャネルの参照点と、インジケーション情報と、第1相対位置との対応関係が反映され得る限り、本願の保護範囲に含まれることになる。
【0142】
方式2:端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信されるマスター信号ブロックMIBを受信し、MIBは第3相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、第3相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置である。また、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、第3相対位置のインジケーション情報により示される第3相対位置と第4相対位置とに従って、端末デバイスが位置オフセット情報を求める段階を含み、第4相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置であり、第4相対位置は構成されるか又は事前設定される。
【0143】
方式2の解決手段によれば、複数のブロードキャストチャネルの参照点が異なる周波数領域位置において送信される場合、異なるブロードキャストチャネルの参照点のために構成された制御チャネルリソースにより用いられる参照信号が、同じシーケンスから選択される。さらに、複数の制御チャネルリソースが互いに重複したとしても、重複領域における第1シーケンスが同じであり、さらに、複数のユーザによるリソース再利用、例えば直交MU-MIMOが、重複リソース領域において実施され得る。
【0144】
方式2において第3相対位置を示す方式については、方式1において第3相対位置を示す方式を参照できることに特に留意されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0145】
位置オフセット情報は、第3相対位置及び第4相対位置に従って、以下に挙げる方法のうちのいずれか1つを用いて取得されてよく、その方法とは、例えば、第3相対位置及び第4相対位置に対して、加法処理、差引処理、乗法処理、又は除法処理のうちの1つ又は複数を行って位置オフセット情報を求めることであることを特に強調しておきたい。
【0146】
図6は、方式2における制御チャネルリソース集合と第4相対位置との対応関係の概略図である。
図6に示すように、第4相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点0に対する制御チャネルリソース集合の相対位置である。例えば、制御チャネルリソース集合のリソースの中心サブキャリアの位置が、ブロードキャストチャネルの参照点の中心サブキャリアの位置と同じである。さらに、第4相対位置は構成されるか又は事前設定される。
【0147】
ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の位置は、方式2では固定されているが、制御チャネルリソース集合に含まれる時間-周波数リソースの大きさが可変であるかどうかは限定されないことに特に留意されたい。
【0148】
図7は、方式2における第3相対位置と事前設定された第4相対位置とを示す概略図である。
図7に示すように、制御チャネルリソース集合4の位置オフセット情報が、第3相対位置4及び第4相対位置4に従って求められる。MIBに含まれるインジケーション情報が001であると仮定すると、方式1の表1によれば、第3相対位置4が{+N
Offset
RB}であることが分かり、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合のリソース位置が予め定められ、0である。すなわち、第4相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点の中心位置として予め定められる。したがって、制御チャネルリソース集合0の位置オフセット情報が{+N
Offset
RB}である。
【0149】
位置オフセット情報(+NOffset
RB)に基づいて端末デバイスが第1シーケンスを取得する方式については、方式1において位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する方式を参照されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0150】
方式3:端末デバイスはマスター情報ブロックMIBを受信し、MIBは、周波数領域参照点に対する制御チャネルリソース集合の第8相対位置情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、第8相対位置のインジケーション情報に対応する第8相対位置に従って、端末デバイスが位置オフセット情報を求める段階を含む。
【0151】
方式3において提供される解決手段によれば、複数のブロードキャストチャネルの参照点が異なる周波数領域位置において送信される場合、異なるブロードキャストチャネルの参照点のために構成された制御チャネルリソースにより用いられる参照信号が、同じシーケンスから選択される。さらに、複数の制御チャネルリソースが互いに重複したとしても、重複領域における第1シーケンスが同じであり、さらに、複数のユーザによるリソース再利用、例えば直交MU-MIMOが、重複リソース領域において実施され得る。さらに、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルの参照位置と、周波数領域参照点に対するブロードキャストチャネルの参照点の位置情報とが、共に符号化され得る。これにより、コーディング効率が向上し、インジケーションシグナリングオーバヘッドが減少する。
【0152】
例えば、端末デバイスは、周波数領域参照点に対する制御チャネルリソース集合の第8相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を受信する。例えば、インジケーション情報は、表3に示すように011であり、インジケーション情報001は、制御チャネルリソース集合0のオフセット位置4が{+N
CORESET_offset
RB}であることを表す。
【表3】
【0153】
図8は、方式3におけるオフセット位置4の情報の概略構造図である。
図8に示すように、表
3によれば、制御チャネルリソース集合3に対応する第8相対位置が{+N
CORESET_offset
RB}であることが分かる。
【0154】
端末デバイスは、第8相対位置に従って、位置オフセット情報が{+NCORESET_offset
RB}であると判定する。位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する方式については、方式1において位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する方式を参照されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0155】
例えば、制御チャネルリソース集合と、インジケーション情報と、第8相対位置との対応関係は、ネットワークデバイス及び端末デバイスにより予め定められてもよく、プロトコルにより指定されてもよく、予め構成されてもよい。これについては、本願において具体的に限定されず、制御チャネルリソース集合と、インジケーション情報と、第8相対位置との対応関係が反映され得る限り、本願の保護範囲に含まれることになる。
【0156】
方式4:端末デバイスは帯域幅の構成情報を受信し、構成情報は第5相対位置のインジケーション情報を含み、第5相対位置は、周波数領域参照点に対する、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置であり、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、端末デバイスが、第5相対位置のインジケーション情報により示される第5相対位置に従って、位置オフセット情報を求める段階を含む。
【0157】
方式4において提供される解決手段によれば、帯域幅の構成情報は、MIB以外のRMSIで搬送されてよい。したがって、MIBのインジケーションシグナリングオーバヘッドが減少する。さらに、RMSIはより多くのビット情報を搬送してよく、さらに、周波数領域における帯域幅サブバンドのオフセットがより柔軟であってよく、すなわち、周波数領域におけるオフセット粒度がより小さくてよい。したがって、帯域幅サブバンドのオフセットはより柔軟であり、リソース利用率が向上し得る。
【0158】
例えば、ネットワークデバイスは上位層シグナリングを端末デバイスに送信し、上位層シグナリングはシステム帯域幅の構成情報を含み、上位層シグナリングは、RRCシグナリング、システム情報、又はRMSI情報などのうちの少なくとも1つを含む。
【0159】
中心周波数に対する帯域幅の中心周波数のオフセットが、以下のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0160】
例えば、上位層シグナリングは、明示的なシグナリングを用いて、第5相対位置が値集合内の少なくとも1つの値であり得ることを示してよい。
図9に示すように、値集合は予め定められてよい。例えば、値集合は、{-2N
Offset_BP
RB,-N
Offset_BP
RB,0,+N
Offset_BP
RB,+2N
Offset_BP
RB}であってよい。
図9に示すように、帯域幅0の第5相対位置1が{-2N
Offset_BP
RB}であり、帯域幅1の第
5相対位置2が{-N
Offset_BP
RB}であり、帯域幅2の第5相対位置3が{0}であり、帯域幅3の第5相対位置
4が{+N
Offset_BP
RB}であり、帯域幅4の第5相対位置
5が{+2N
Offset_BP
RB}である。
【0161】
予め定められた値集合内の少なくとも1つの値が、システム帯域幅サブバンドに含まれる制御チャネルリソース集合に対応することに特に留意されたい。予め定められた値集合は、予め定められてもよく、プロトコルで指定されてもよく、予め構成されてもよい。これについては、本願において具体的に限定されない。
【0162】
別の例では、ネットワークデバイスにより端末デバイスに送信される上位層シグナリングは、帯域幅の数と共に帯域幅の構成情報を含み、各サブバンドにより占有される周波数領域リソースの大きさが等しい。上位層シグナリングは、システム情報、RMSI(Remaining minimum system information)、又はRRCシグナリングなどを含む。
【0163】
別の例では、表4に示すように、端末デバイスは、帯域幅の数と部分集合の番号とに基づいて、第4オフセット位置情報を求めてよい。
【表4】
【0164】
図10に示すように、システムキャリア帯域幅は、上位層シグナリングを用いて構成される2つの部分集合(帯域幅0及び帯域幅1)を含む。周波数領域においてダウンリンクシステムキャリア帯域幅に含まれる物理リソースブロックの最大数がN
max
DLである、又はダウンリンクシステムキャリア帯域幅に含まれるサブバンド帯域幅内の物理リソースブロックの数がN
max_BP
DLであり、N
max_BP
DL又はN
max
DLの値が、システムにより予め定められる値である。第5相対位置の値が、含まれる帯域幅の数に基づいて求められてよい。例えば、帯域幅の数が2個の場合、第5相対位置は{-N
max
DL/4,+N
max
DL/4}である。この場合、制御チャネルリソース集合の帯域幅0に対応する第5相対位置が{-N
max
DL/4}又は{+N
max
DL/4}であることが示される。
【0165】
図11に示すように、システムキャリア帯域幅は、表5に示すような、上位層シグナリングを用いて構成される3つの帯域幅(帯域幅0、帯域幅1、及び帯域幅2)を含む。
【表5】
【0166】
周波数領域においてダウンリンクシステムキャリア帯域幅に含まれる物理リソースブロックの最大数が、Nmax
DLである。この場合、含まれる帯域幅の数に基づいて、第5相対位置の値が{-Nmax
DL/3,0,+Nmax
DL/3}であることが求められてよい。制御チャネルリソース集合が帯域幅0の範囲内にあることが示される場合、第5相対位置0が{-Nmax
DL/3}であるが、第5相対位置1が{0}であり、第5相対位置2が{+Nmax
DL/3}である。
【0167】
例えば、帯域幅と、インジケーション情報と、第5相対位置との対応関係は、ネットワークデバイス及び端末デバイスにより予め定められてもよく、プロトコルで指定されてもよく、予め構成されてもよい。これについては、本願において具体的に限定されず、帯域幅と、インジケーション情報と、第5相対位置との対応関係が反映され得る限り、本願の保護範囲に含まれることになる。
【0168】
例えば、帯域幅構成方法はさらに、LTEのリソース割り当てタイプ2Type2と同様の方法を含む。詳細は、ここで説明しない。
【0169】
例えば、制御チャネルリソース集合は帯域幅の範囲内にある。帯域幅の中心又は境界に対する制御チャネルリソース集合の位置情報が、上位層シグナリングに含まれる構成情報により求められ、上位層シグナリングはRRCシグナリング又はRARシグナリングなどを含む。
【0170】
例えば、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の位置が、表6に示すように、オフセット位置0として表示されてよい。
【表6】
【0171】
図12に示すように、端末デバイスは、第5相対位置及びオフセット位置0に従って、オフセット位置を求める。
【0172】
例えば、制御チャネルリソース集合は帯域幅の範囲内にある。帯域幅の中心又は境界に対する制御チャネルリソース集合のオフセット位置0は、上位層シグナリングに含まれる構成情報により求められ、上位層シグナリングはRRCシグナリング又はRARシグナリングなどを含む。
【0173】
端末デバイスが位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する方式については、方式1において位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する方式を参照されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0174】
例えば、制御チャネルリソース集合と、インジケーション情報と、オフセット位置0との対応関係は、ネットワークデバイス及び端末デバイスにより予め定められてもよく、プロトコルにより指定されてもよく、予め構成されてもよい。これについては、本願において具体的に限定されず、制御チャネルリソース集合と、インジケーション情報と、オフセット位置0との対応関係が反映され得る限り、本願の保護範囲に含まれることになる。
【0175】
方式5:端末デバイスは帯域幅の構成情報を受信し、構成情報は、第6相対位置のインジケーション情報及び第7相対位置のインジケーション情報を含み、第6相対位置は、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置であり、第7相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階は、第6相対位置のインジケーション情報により示される第6相対位置と第7相対位置のインジケーション情報により示される第7相対位置とに従って、位置オフセット情報を求める段階を含む。
【0176】
位置オフセット情報は、第6相対位置及び第7相対位置に従って、以下に挙げる方法のうちのいずれか1つを用いて取得されてよく、その方法とは、例えば、第6相対位置及び第7相対位置に対して、加法処理、差引処理、乗法処理、又は除法処理のうちの1つ又は複数を行って位置オフセット情報を求めることであることを特に強調しておきたい。
【0177】
方式5において提供される解決手段によれば、帯域幅の構成情報は、MIB以外のRMSIで搬送されてよい。したがって、MIBのインジケーションシグナリングオーバヘッドが減少する。さらに、RMSIはより多くのビット情報を搬送してよく、さらに、周波数領域における帯域幅のオフセットがより柔軟であってよく、すなわち、周波数領域におけるオフセット粒度がより小さくてよい。したがって、帯域幅のオフセットはより柔軟であり、リソース利用率が向上し得る。
【0178】
方式5における第6相対位置の実装例が、以下のとおりであってよい。すなわち、第6相対位置の値集合{-2NOffset_BP
RB,-NOffset_BP
RB,0,+NOffset_BP
RB,+2NOffset_BP
RB}を予め定め、帯域幅に対応する第6相対位置の値を構成する。
【0179】
方式5における第7相対位置の実装例が、以下のとおりであってよい。すなわち、表
7に示すように、ブロードキャストチャネルの参照点0に対応するインジケーション情報が000であり、第7相対位置1が{0}であり、またブロードキャストチャネルの参照点2に対応するインジケーション情報が001であり、第7相対位置2が{+N
Offset
RB}である。
【表7】
【0180】
表7における第7相対位置の値が、周波数領域参照点に対するブロードキャストチャネルの参照点の、物理リソースブロックの単位数のオフセットを示す。本実施形態では、オフセット物理リソースブロックの数のみが、予め定められたオフセットの値を示すのに一例として用いられていることに留意されたい。実際に予め定められたオフセットが、他のリソース単位として予め定められてよく、本明細書では限定されない。
【0181】
図13に示すように、ブロードキャストチャネルの参照点1のインジケーション情報が{011}であり、第7相対位置2が{-N
Offset
RB}であり、ブロードキャストチャネルの参照点2のインジケーション情報が{001}であり、第7相対位置4が{+N
Offset
RB}であり、ブロードキャストチャネルの参照点3に対応するインジケーション情報が{100}であり、第7相対位置1が{-2N
Offset
RB}でありブロードキャストチャネルの参照点4に対応するインジケーション情報が{010}であり、第7相対位置5が{+2N
Offset
RB}であり、ブロードキャストチャネルの参照点0に対応するインジケーション情報が{
000}であり、第7相対位置
3が{0}である。
【0182】
図14は、第6相対位置と第7相対位置との対応関係の概略図である。
図14に示すように、第6相対位置0は{-N
Offset_BP
RB}であるが、第7相対位置1は{+2N
Offset_BP
RB}である。この場合、オフセット位置は{-N
Offset_BP
RB+2N
Offset_BP
RB}である。
【0183】
端末デバイスが位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する方式については、方式1において位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する方式を参照されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0184】
例えば、ブロードキャストチャネルの参照点と、インジケーション情報と、第7相対位置との対応関係は、ネットワークデバイス及び端末デバイスにより予め定められてもよく、プロトコルにより指定されてもよく、予め構成されてもよい。これについては、本願において具体的に限定されず、ブロードキャストチャネルの参照点と、インジケーション情報と、第7相対位置との対応関係が反映され得る限り、本願の保護範囲に含まれることになる。
【0185】
方式6:端末デバイスがオフセット位置情報を取得する段階は、端末デバイスが制御チャネルリソース集合の構成情報を受信する段階を含み、制御チャネルリソース集合の構成情報は、位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。
【0186】
方式6において提供される解決手段によれば、制御チャネルリソース集合の時間-周波数リソースを構成する場合、ネットワークデバイスは、時間-周波数リソース上の重複リソース領域を取得し、重複リソース領域に従って位置オフセット情報を求め、制御チャネルリソース集合を構成する場合に、制御チャネル参照信号により用いられる第1シーケンスの位置オフセット情報を構成するので、複数の制御チャネルの参照信号シーケンスが重複領域において同じである。したがって、複数のユーザによる直交再利用、すなわち、直交MU-MIMOが可能になる。さらに、同じ参照信号リソース上で複数の異なるシーケンスによりもたらされるシーケンス間の非直交干渉を減少させることができる。
【0187】
例えば、位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報は、制御チャネルリソース集合の物理リソースブロック番号を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、本方法はさらに、物理リソースブロック番号により示される物理リソースブロックに従って、端末デバイスが位置オフセット情報を求める段階を含む。本解決手段によれば、全ての制御チャネルリソースが同じ物理リソースブロック番号を用い、物理リソースブロック番号の参照点がMIB又はRMSIにより通知されてよく、さらに、端末デバイスは、同じ周波数領域参照点に従って、統一された物理リソースブロック番号を周波数領域において取得する。したがって、同じ物理リソースブロック番号を含む制御チャネルリソース集合用に決定された第1シーケンスが同じであり、その結果、重複リソースを有する制御チャネルリソース集合の第1シーケンスが同じである。したがって、複数のユーザによる直交再利用、すなわち、直交MU-MIMOが可能になる。
【0188】
例えば、物理リソースブロック番号のインジケーション情報は、システム帯域幅全体に存在する統一された物理リソースブロック番号であってよい。
図15に示すように、中心周波数が番号0に位置しているため、制御チャネルリソース集合に対応する物理リソースブロック番号が{n
CORESET,n
CORESET,...,N
CORESET
RB-1}であって、N
CORESET
RBが制御チャネルリソース集合に含まれる物理リソースブロックの合計数であるという場合、位置オフセット情報は、n
CORESETを用いて求められてよい。
図16に示すように、N
CORESET
RB=5であり、n
CORESET=2である。この場合、物理リソース集合に含まれる物理リソースブロック番号の集合が{2,3,4,5,6}であり、位置オフセット情報が2である。
【0189】
物理リソースブロックの数をオフセットとして用いることは、本願の本実施形態では単なる一例にすぎないことを特に強調しておきたい。本願はこれを含むが、これに限定されない。他の均等物を用いても、中心周波数に対するオフセットが取得され得る限り、本願の保護範囲に含まれることになる。
【0190】
周波数領域参照点がシステムキャリア帯域幅の境界である場合、周波数領域参照点に対応する物理リソースブロック番号は0であり、オフセット位置はnCORESETである。
【0191】
端末デバイスが位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する方式については、方式1において位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する方式を参照されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0192】
別の例では、オフセット位置に基づいて第1シーケンスを取得する方法はさらに、オフセット位置に基づいて第1シーケンスを生成する段階を含む。
【0193】
実行可能な実装方法において、取得されたオフセット位置はn
offsetであり、第1シーケンスは、式(2)を用いて生成されてよい。
【数2】
【0194】
式(2)において、N
CORESET
RBが、制御チャネルリソースにより占有される物理リソースブロックの数に対応し、各物理リソースブロックに含まれ、参照チャネルをマッピングするのに用いられるリソースエレメントの数がn
RB
REであり、c(n)は、式(3)を用いて求められ得る。
【数3】
【0195】
式(3)において、NC=1600+noffsetである。
【0196】
前述の方法は、単一シンボルの制御チャネルリソース集合だけでなく、複数のシンボルの制御チャネルリソース集合にも適用可能である。詳細は、ここで説明しない。
【0197】
本実施形態は、複数の制御チャネルリソース集合が時間-周波数リソース上で互いに重複する場合、重複する時間-周波数リソースにマッピングされる参照信号に対して、直交符号分割多重化を確実に実施することができる。
【0198】
別の例では、端末デバイスは参照信号シーケンスを生成する。端末デバイスがオフセット位置に基づいて第1シーケンスを取得する段階205は、端末デバイスが位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを参照信号シーケンスから取得する段階を含み、第1シーケンスは参照信号シーケンスの部分集合であり、オフセット位置は、参照信号シーケンス内の第1シーケンスの少なくとも1つの値の位置である。
【0199】
例えば、参照信号シーケンスは疑似ランダム非周期シーケンスであり、参照信号シーケンスは式(4)に従って生成されてよい。
【数4】
ここで、N
max,DL
RBは、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックの最大値である。本実施形態では、制御チャネルリソース集合は時間領域において1つのOFDMシンボルを占有し、制御チャネルリソース集合内の各REGは、参照信号をマッピングするのに用いられる4つのリソースエレメントを含む。
【0200】
要素205:端末デバイスは、位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する。
【0201】
要素206:端末デバイスは、第1シーケンスを用いて、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を復調し、ダウンリンク制御情報を取得する。
【0202】
一例において、端末デバイスは、以下に挙げる方式でダウンリンク制御情報を取得してよい。
【0203】
端末デバイスは、制御チャネルリソース集合の制御チャネルを検出し、受信した制御チャネル参照信号に対して第1シーケンスを用いて関連処理を行い、制御チャネルが位置している時間-周波数リソースのチャネル状態情報を推定し、受信された制御チャネル信号をチャネル状態情報に従って復調して復号し、ダウンリンク制御情報を取得する。
【0204】
図2に示す実施形態の要素201から要素203は、一実施形態として用いられてよいことに特に留意されたい。要素204から要素206は、別の実施形態として別々に用いられてよい。さらに、
図2に示す実施形態の要素201から要素206を行う順序は、別の順序であってもよい。これについては、本発明において具体的に限定されない。
【0205】
例えば、前述の方式4、方式5、及び方式6に基づいて、本方法はさらに要素207を含んでよい。要素207において、端末デバイスはネットワークデバイスにより送信されるマスター情報ブロックMIBを受信し、MIBは、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する、制御チャネルリソース集合の第11相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、また端末デバイスは、第11相対位置に従って第2シーケンスを参照信号シーケンスから取得し、第2シーケンスは参照信号シーケンスの部分集合であり、第8相対位置は、参照信号シーケンス内の第2シーケンスの少なくとも1つの値の位置である。
【0206】
第11位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置である。
【0207】
要素207は、
図2に示す実施形態の要素204から要素206と組み合わせて用いられてよいことに特に留意されたい。これについては、本発明において具体的に限定されない。具体的な実行順序が、柔軟に決定されてよい。例えば、要素207が最初に実行されてもよく、要素204から要素206のうちの1つの前に実行されてもよい。
【0208】
本方法において、MIBは、周波数領域参照点のインジケーション情報を搬送する必要はない。したがって、MIBのインジケーションオーバヘッドが減少する。さらに、周波数領域参照点は、より多くのリソースを有するRMSIにより示される。したがって、帯域幅構成がより柔軟になり、使用されている帯域幅のフラグメントが減少し、スペクトル利用率が向上する。
【0209】
第2シーケンスは、MIBにより構成される第1制御チャネルリソース集合に含まれる参照信号に用いられ、第1制御チャネルリソース集合は制御チャネルの共通探索空間を含み、RMSIをスケジューリングするための制御情報を主に搬送する。前述の第1シーケンスは、RRCにより構成される制御チャネルリソース集合に用いられ、第1制御チャネルリソース集合は、制御チャネルの共通探索空間及び/又は制御チャネルのユーザ固有の探索空間を含み、データをスケジューリングするための制御情報を主に搬送する。
【0210】
図17は、本発明の一実施形態による、参照シーケンスを取得する別の方法である。本方法は、以下に挙げる要素を含む。
【0211】
要素301:ネットワークデバイスは、第1シーケンスを生成するための初期値又は第1シーケンスの長さ情報を取得する。
【0212】
要素302:ネットワークデバイスは、初期値又は第1シーケンスの長さ情報に基づいて第1シーケンスを生成する。
【0213】
要素303:ネットワークデバイスは、参照信号を搬送する制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに、第1シーケンスをマッピングする。
【0214】
一例において、ネットワークデバイスはMIBを端末デバイスに送信し、MIBは、制御チャネルリソース集合により占有される時間-周波数リソースを示すのに用いられる情報を含む。
【0215】
一例において、ネットワークデバイスは、第1シーケンスを生成するための初期値を含む同期信号、ブロードキャストチャネルスクランブルシーケンス、ブロードキャストチャネル参照信号、又はブロードキャスト情報のうちの1つ又は複数を端末デバイスに送信する。
【0216】
ネットワークデバイスが、参照信号を搬送する制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに、第1シーケンスをどのようにマッピングするかについては、
図2に示す実施形態が参照され得ることに特に留意されたい。
【0217】
図17に示す解決手段によれば、MIBは周波数領域参照点のインジケーション情報を含まないので、MIBのインジケーションシグナリングオーバヘッドを減少させることができる。したがって、端末デバイスは、周波数領域参照に対する位置を取得することができず、参照信号シーケンスを直接生成するか、又は参照信号シーケンスの中心位置から第1シーケンスを省略することしかできない。初期アクセス帯域幅の大きさが制限されているため、周波数領域における異なる周波数帯で送信される制御チャネルリソース集合が周波数領域において互いに重複する可能性は低い。したがって、複数のユーザによる再利用が不可能である。しかしながら、RMSIを受信する端末デバイスが、RMSIにより構成される参照周波数に従って、第1シーケンスを取得することができ、複数のユーザによる直交再利用、すなわちMU-MIMOを、複数の制御チャネルリソース集合間の重複リソース領域で実施することができる。
【0218】
図18は、本発明の一実施形態による、参照シーケンスを取得する別の方法である。本方法は、以下に挙げる要素を含む。
【0219】
要素401:端末デバイスは、第1シーケンスを生成するための初期値又は第1シーケンスの長さ情報を取得する。
【0220】
要素402:端末デバイスは、初期値又は第1シーケンスの長さ情報に基づいて第1シーケンスを生成する。
【0221】
要素403:端末デバイスは、第1シーケンスを用いて、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を復調し、ダウンリンク制御情報を取得する。
【0222】
一例において、本方法はさらに、端末デバイスがMIBを受信する段階を含み、MIBは、制御チャネルリソース集合により占有される時間-周波数リソースを示すのに用いられる情報を含み、端末デバイスが第1シーケンスの長さ情報を取得する段階は、制御チャネルリソース集合により占有される時間-周波数リソースに関する情報に従って、第1シーケンスの長さを求める段階を含む。
【0223】
一例において、端末デバイスが、第1シーケンスを生成するための初期値を取得する段階は、端末デバイスが、第1シーケンスを生成するための初期値を含む同期信号、ブロードキャストチャネルスクランブルシーケンス、ブロードキャストチャネル参照信号、又はブロードキャスト情報のうちの1つ又は複数を取得する段階を含む。
【0224】
図17に示す実施形態は、
図18に示す実施形態と組み合わせて用いられてよいことに留意されたい。組み合わされた処理における一連の段階が、
図17及び
図18の各段階の順序に従ってもよく、
図17及び
図18の各段階の順序に従わなくてもよい。これについては、限定されない。
【0225】
端末がどのようにして、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を第1シーケンスを用いて復調し、ダウンリンク制御情報を取得するかについては、
図2に示す実施形態を参照できることに特に留意されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0226】
一例において、端末デバイスが段階401において第1シーケンスの長さ情報を取得することは、端末デバイスが第1シーケンスを生成することを含んでよく、第1シーケンスの長さはMIBで示される。
【0227】
別の例において、端末デバイスは、同期信号、ブロードキャストチャネルスクランブルシーケンス、ブロードキャストチャネル参照信号、又はブロードキャスト情報のうちの1つ又は複数の構成を用いて、第1シーケンスの初期値を生成してよい。これにより、制御チャネルリソース集合において用いられる参照信号シーケンスのランダム性が確保され、制御チャネルリソース集合内の参照信号に対して別のセルにより引き起こされる干渉を回避することができる。
【0228】
例えば、第1シーケンスの初期値は、式(5)を用いて求められてよい。
【数5】
ここで、n
IDはMIBで搬送されるインジケーション情報で構成されるが、n
CSS
IDは予め定められた値である。又は、n
CSS
IDはブロードキャスト情報で搬送されるインジケーション情報で構成されてよいが、n
IDは予め定められた値である。
【0229】
例えば、MIBは、制御チャネルリソース集合により占有される時間-周波数リソースを示すのに用いられる情報、及び/又は、制御チャネルリソース集合に含まれる参照信号リソースの構成情報を含む。
【0230】
例えば、端末デバイスは、制御チャネルリソース集合により占有されMIBに含まれる、時間-周波数リソースの大きさに従って、第1シーケンスの長さを求めてよい。
【0231】
例えば、周波数領域において制御チャネルリソース集合に含まれ、MIBで構成される、物理リソースブロックの数がNCORESET
RBであり、時間領域に含まれるOFDMシンボルがMCORESET
osであり、システムは、各REGに含まれる参照信号により占有されるリソースの数がNREG
RSであると予め定める。この場合、第1シーケンスの長さは、NREG
RS×NCORESET
RB×MCORESET
osである。
【0232】
別の例では、表8に示すように、例えば、構成情報は、REGに含まれ、参照信号をマッピングするのに用いられるリソースエレメントの数が3個であることを示し、周波数領域において制御チャネルリソース集合に含まれる物理リソースブロックの数N
CORESET
RBと、時間領域に含まれるOFDMシンボルM
CORESET
osとに基づいて、第1シーケンスの長さが、3×N
CORESET
RB×M
CORESET
osであることが求められる。
【表8】
【0233】
本解決手段によれば、MIBは周波数領域参照点のインジケーション情報を含まないので、MIBのインジケーションシグナリングオーバヘッドを減少させることができる。したがって、端末デバイスは、周波数領域参照に対する位置を取得することができず、参照信号シーケンスを直接生成するか、又は参照信号シーケンスの中心位置から第1シーケンスを省略することしかできない。初期アクセス帯域幅の大きさが制限されているため、周波数領域における異なる周波数帯で送信される制御チャネルリソース集合が周波数領域において互いに重複する可能性は低い。したがって、複数のユーザによる再利用が不可能である。しかしながら、RMSIを受信するユーザ機器が、RMSIにより構成される参照周波数に従って、第1シーケンスを取得することができ、複数のユーザによる直交再利用、すなわちMU-MIMOを、複数の制御チャネルリソース集合間の重複リソース領域で実施することができる。
【0234】
例えば、インジケーション情報と参照信号のREの数との対応関係は、ネットワークデバイス及び端末デバイスにより予め定められてもよく、プロトコルで指定されてもよく、予め構成されてもよい。これについては、本願において具体的に限定されず、ブロードキャストチャネル内のインジケーション情報と参照信号のREの数との対応関係が反映され得る限り、本願の保護範囲に含まれることになる。
【0235】
図19は、本願の一実施形態による、参照信号を取得する別の方法である。本方法は、以下に挙げる要素を含む。
【0236】
要素501:端末デバイスは、ブロードキャストチャネル参照信号シーケンスを生成する。
【0237】
例えば、端末デバイスは、式(6)を用いてブロードキャストチャネル参照信号シーケンスを生成してよい。
【数6】
ここで、N
max,DL
RBは、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックの最大値を示す。ブロードキャストチャネルにより占有されるOFDMシンボルの数が2個(連続しても離散してもよい)であるため、
図20に示すように、参照信号シーケンスは、周波数優先順位の順序で第1OFDMシンボル及び第2OFDMシンボルにマッピングされる。
【0238】
ブロードキャストチャネル参照信号の時間-周波数リソース位置は、本願の本実施形態を理解するための、単なる一例にすぎないことに特に留意されたい。本願はこれを含むが、これに限定されない。換言すれば、ブロードキャストチャネル参照信号がマッピングされるリソース位置を説明するのに、5Gでは他の方式が用いられてよい。
【0239】
要素502:ネットワークデバイスがブロードキャストチャネル参照信号を端末デバイスに送信する。ブロードキャストチャネル参照信号は、ブロードキャストチャネル参照信号シーケンスを搬送する部分集合を含む。
【0240】
例えば、参照信号シーケンスの部分集合と第9相対位置との対応関係が、表9に示すように予め定められる。ブロードキャスト参照信号シーケンスは、異なる参照信号シーケンスの部分集合と異なる相対位置情報との対応関係に従って求められる。
【表9】
【0241】
例えば、
図20は、ブロードキャストチャネル2に含まれるブロードキャストチャネル参照信号シーケンスから省略されたシーケンスを提供する。第1OFDMシンボル上のブロードキャストチャネル参照信号に含まれる参照信号シーケンス番号が、{2N
max,DL
RB-2N
PBCH
RB+N
Offset
RB,...,2N
max,DL
RB+2N
PBCH
RB+N
Offset
RB-1}であり、第2OFDMシンボルに含まれる参照信号シーケンス番号が、{6N
max,DL
RB-2N
PBCH
RB+N
Offset
RB,...,6N
max,DL
RB+2N
PBCH
RB+N
Offset
RB-1}である。
【0242】
例えば、参照信号シーケンスの部分集合と第9相対位置との対応関係は、ネットワークデバイス及び端末デバイスにより予め定められてもよく、プロトコルにより指定されてもよく、予め構成されてもよい。これについては、本願において具体的に限定されず、参照信号シーケンスの部分集合と第9相対位置との対応関係が反映され得る限り、本願の保護範囲に含まれることになる。
【0243】
例えば、周波数領域参照点はまた、周波数領域においてシステム帯域幅内の最小周波数であっても、周波数領域においてシステム帯域幅内の最大周波数であってもよい。詳細は、ここで説明しない。
【0244】
例えば、端末デバイスは、参照信号シーケンスをブラインド検出することで、受信されたブロードキャストチャネルの周波数領域位置を求めるか、又は、周波数領域におけるシステム帯域幅の参照位置に対する、ブロードキャストチャネルの周波数領域オフセット情報を求める。
【0245】
要素503:端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信されるブロードキャストチャネル参照信号を受信する。ブロードキャストチャネル参照信号は、ブロードキャストチャネル参照信号シーケンスを搬送する部分集合を含む。
【0246】
要素504:ネットワークデバイスはMIBを端末デバイスに送信する。MIBは、ブロードキャストチャネルに対する制御チャネルリソース集合の第10相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。
【0247】
要素505:端末デバイスはMIBを受信する。
【0248】
要素506:端末デバイスは、ブロードキャストチャネル参照信号シーケンスを搬送する部分集合に対応する第9相対位置と、第10相対位置のインジケーション情報により示される第10相対位置とに基づいて、位置オフセット情報を取得する。
【0249】
要素507:端末デバイスは、位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する。
【0250】
例えば、第1シーケンスは、制御チャネル参照シーケンスの部分集合である。
【0251】
例えば、制御チャネル参照シーケンスは疑似ランダム非周期シーケンスであり、式(7)に従って求められてよい。
【数7】
ここで、N
max,DL
RBは、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックの最大値である。本実施形態では、制御チャネルリソース集合は時間領域において1つのOFDMシンボルを占有し、制御チャネルリソース集合内の各REGは、参照信号をマッピングするのに用いられる4つのリソースエレメントを含む。REGは、制御情報のリソースエレメントと、参照信号のリソースエレメントとを含む。
【0252】
別の例では、制御チャネル参照シーケンスは、周期的な疑似周期シーケンスであり、式(8)に従って求められてよい。
【数8】
【0253】
制御チャネル参照シーケンスの長さがN
Ref
RBのみを含み、N
Ref
RB<N
max,DL
RBであり、N
max,DL
RBは、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックの最大値である。しかしながら、制御チャネル参照シーケンスは、
図21に示すように、反復方式でキャリア全体にマッピングされてよい。
【0254】
要素508:端末デバイスは、第1シーケンスを用いて、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネルを復調して復号し、制御情報を取得する。
【0255】
復調して復号し制御情報を取得する具体的な方法については、LTEにおいて復調して復号し制御情報を取得する方法を参照されたい。詳細は、本発明において繰り返し説明しない。
【0256】
前述においては、本発明の実施形態により提供される解決手段を、ネットワークエレメント間のやり取りの観点から説明した。前述の機能を実装するために、各ネットワークエレメント(例えば、UE、基地局、又はコアネットワークエンティティ)は、各機能を実行するための、対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解されるであろう。当業者であれば、本明細書において開示された実施形態で説明された例と組み合わせて、各ユニット、各アルゴリズム段階が、ハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせで実装され得ることを、容易に認識するはずである。ある機能がハードウェアで実行されるのか、コンピュータソフトウェアで動かされるハードウェアで実行されるのかは、技術的解決手段の特定の用途及び設計上の制約条件で決まる。当業者であれば、異なる方法を用いて、説明した機能を特定の用途ごとに実装することができるが、その実装例が本発明の範囲を越えているとみなされるべきではない。
【0257】
本発明の一実施形態が、端末デバイスを提供する。本装置は、端末デバイスの動作を制御して管理し、
図2に示す実施形態の端末デバイスにより実行される処理を行うように構成された、例えば、位置オフセット情報を取得し、位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得し、第1シーケンスを用いて、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を復調し、ダウンリンク制御情報を取得するように構成された、プロセッサ601を含む。
【0258】
例えば、プロセッサはさらに、参照信号シーケンスを生成するように構成され、プロセッサは具体的には、位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを参照信号シーケンスから取得するように構成され、第1シーケンスは参照信号シーケンスの部分集合であり、位置オフセット情報は参照信号シーケンス内の第1シーケンスの少なくとも1つの値の位置である。
【0259】
例えば、
図22に示すように、端末デバイスはさらに、ネットワークデバイスにより送信されるマスター情報ブロックMIBを受信するように構成された受信機602を含み、MIBは、第1相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報と第2相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報とを含み、第1相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、第2相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置である。またプロセッサは具体的には、受信モジュール602により受信される、第1相対位置のインジケーション情報により示される第1相対位置と第2相対位置のインジケーション情報により示される第2相対位置とに従って、位置オフセット情報を求めるように構成される。
【0260】
例えば、端末デバイスはさらに、ネットワークデバイスにより送信されるマスター信号ブロックMIBを受信するように構成された受信機602を含み、MIBは第3相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、第3相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置である。またプロセッサは具体的には、受信機により受信される第3相対位置のインジケーション情報により示される第3相対位置と、第4相対位置とに従って、位置オフセット情報を求めるように構成され、第4相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置であり、第4相対位置は構成されるか又は事前設定される。
【0261】
例えば、プロセッサはさらに、ネットワークデバイスにより送信されるマスター信号ブロックMIBを受信するようプロセッサ602に命令するように構成され、MIBは、周波数領域参照点に対する制御チャネルリソース集合の第8相対位置情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。またプロセッサは具体的には、第8相対位置のインジケーション情報により示される第8相対位置に従って、位置オフセット情報を求めるように構成される。
【0262】
例えば、端末デバイスはさらに、システム帯域幅部分集合の構成情報を受信するように構成された受信機602を含み、部分集合の構成情報は第5相対位置のインジケーション情報を含み、第5相対位置は、周波数領域参照点に対する制御チャネルリソース集合のシステム帯域幅部分集合の相対位置である。またプロセッサは具体的には、受信機により受信される第5相対位置のインジケーション情報により示される第5相対位置に従って、位置オフセット情報を求めるように構成される。
【0263】
例えば、端末デバイスはさらに、システム帯域幅部分集合の構成情報を受信するように構成された受信機602を含み、部分集合の構成情報は、第6相対位置のインジケーション情報と第7相対位置のインジケーション情報とを含み、第6相対位置は、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する、制御チャネルリソース集合のシステム帯域幅部分集合の相対位置であり、第7相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置である。またプロセッサは具体的には、受信機により受信される、第6相対位置のインジケーション情報により示される第6相対位置と第7相対位置のインジケーション情報により示される第7相対位置とに従って、位置オフセット情報を求めるように構成される。
【0264】
例えば、プロセッサはさらに、制御チャネルリソース集合の構成情報を受信するよう受信機に命令するように構成され、制御チャネルリソース集合の構成情報は、位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。
【0265】
例えば、プロセッサは具体的には、位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報が制御チャネルリソース集合の物理リソースブロック番号を示すのに用いられるインジケーション情報を含む場合、物理リソースブロック番号により示される物理リソースブロックに従って、位置オフセット情報を求めるように構成される。
【0266】
例えば、制御チャネルリソース集合の構成情報は、ランダムアクセス応答RAR及び無線リソース制御RRCシグナリングのうちの少なくとも1つを含み、制御チャネルリソース集合は、タイプ1共通探索空間CSS及び/又は端末固有の探索空間USSを含む。
【0267】
端末デバイスはさらに、ネットワークデバイスにより送信されるマスター情報ブロックMIBを受信するように構成された受信機602を含み、MIBは、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の第11相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。またプロセッサ601は具体的には、第11相対位置に従って、第2シーケンスを参照信号シーケンスから取得するように構成され、第2シーケンスは参照信号シーケンスの部分集合であり、第8相対位置は、参照信号シーケンス内の第2シーケンスの少なくとも1つの値の位置である。
【0268】
例えば、端末デバイスはさらに、端末デバイスのプログラムコード及びデータを格納するように構成されたメモリ603を含んでよい。
【0269】
例えば、端末デバイスはさらに、送信機604及びモデムプロセッサ605を含んでよい。送信機604は、出力サンプルを調整し(例えば、アナログ変換、フィルタリング、増幅、及びアップコンバージョンを行い)、アップリンク信号を生成するように構成され、アップリンク信号は、アンテナを用いて、前述の実施形態のネットワークデバイスに送信される。ダウンリンクでは、アンテナは、前述の実施形態の基地局により送信されるダウンリンク信号を受信する。受信機602は、アンテナから受信される信号を調整し(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバージョン、及びデジタル化を行い)、入力サンプルを提供する。モデムプロセッサ605では、符号化器が、アップリンクで送信されるサービスデータ及びシグナリングメッセージを受信し、サービスデータ及びシグナリングメッセージに対して処理(例えば、フォーマット化、符号化、及びインタリーブ)を行う。変調器がさらに、符号化されたサービスデータ及びシグナリングメッセージを処理し(例えば、シンボルマッピング及び変調を行い)、出力サンプルを提供する。復調器が入力サンプルを処理し(例えば、復調し)、シンボル推定を提供する。復号器がシンボル推定を処理し(例えば、デインタリーブして復号し)、復号されて端末デバイスに送信されるデータ及びシグナリングメッセージを提供する。符号化器、変調器、復調器、及び復号器は、複合モデムプロセッサ605により実装されてよい。これらのユニットは、無線アクセスネットワークにより用いられる無線アクセス技術(例えば、LTE及び他の進化型システムのアクセス技術)に基づいて処理を行う。
【0270】
本実施形態の有益な効果については、
図2に示す方法の実施形態を参照してよいことに特に留意されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0271】
本発明の一実施形態がさらにネットワークデバイスを提供し、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスの動作を制御して管理し、
図2に示す実施形態のネットワークデバイスにより実行される処理を行うように構成されたプロセッサ701を含む。例えば、プロセッサは、位置オフセット情報を取得し、位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得し、参照信号を搬送する制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに第1シーケンスをマッピングするように構成される。
【0272】
例えば、プロセッサは、参照信号シーケンスを生成し、位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを参照信号シーケンスから取得するように構成され、第1シーケンスは参照信号シーケンスの部分集合であり、位置オフセット情報は、参照信号シーケンス内の第1シーケンスの少なくとも1つの値の位置である。
【0273】
例えば、
図23に示すように、ネットワークデバイスはさらに、マスター信号ブロックMIBを端末デバイスに送信するように構成された送信機702を含み、MIBは第1相対位置のインジケーション情報と第2相対位置のインジケーション情報とを含み、第1相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、第2相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置であり、第1相対位置のインジケーション情報と第2相対位置のインジケーション情報とは、位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0274】
例えば、ネットワークデバイスはさらに、MIBを端末デバイスに送信するように構成された送信機702を含み、MIBは第3相対位置のインジケーション情報を含み、第3相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、第3相対位置のインジケーション情報は、位置オフセット情報を示すのに第4相対位置と共に用いられ、第4相対位置は、ブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の相対位置であり、第4相対位置は構成されるか又は事前設定される。
【0275】
例えば、ネットワークデバイスはさらに、マスター情報ブロックMIBを端末デバイスに送信するように構成された送信機702を含み、MIBは、周波数領域参照点に対する制御チャネルリソース集合の第8相対位置情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、第8相対位置情報のインジケーション情報は位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0276】
例えば、ネットワークデバイスはさらに、システム帯域幅部分集合の構成情報を端末デバイスに送信するように構成された送信機702を含み、部分集合の構成情報は第5相対位置のインジケーション情報を含み、第5相対位置は、周波数領域参照点に対する、制御チャネルリソース集合のシステム帯域幅部分集合の相対位置であり、第5相対位置のインジケーション情報は位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0277】
例えば、ネットワークデバイスはさらに、システム帯域幅部分集合の構成情報を端末デバイスに送信するように構成された送信機702を含み、部分集合の構成情報は第6相対位置のインジケーション情報と第7相対位置のインジケーション情報とを含み、第6相対位置は、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの周波数領域位置の参照点に対する、制御チャネルリソース集合のシステム帯域幅部分集合の相対位置であり、第7相対位置は、周波数領域参照点に対する、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、第6相対位置のインジケーション情報と第7相対位置のインジケーション情報とは、位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0278】
例えば、ネットワークデバイスはさらに、制御チャネルリソース集合の構成情報を端末デバイスに送信するように構成された送信機702を含み、制御チャネルリソース集合の構成情報は、位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。
【0279】
位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報は、制御チャネルリソース集合の物理リソースブロック番号を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。
【0280】
例えば、ネットワークデバイスはさらに、マスター情報ブロックMIBを送信するように構成された送信機702を含み、MIBは、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する制御チャネルリソース集合の第11相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含む。
【0281】
例えば、制御チャネルリソース集合の構成情報は、ランダムアクセス応答RAR及び無線リソース制御RRCシグナリングのうちの少なくとも1つを含み、制御チャネルリソース集合は、タイプ1共通探索空間CSS及び/又は端末固有の探索空間USSを含む。
【0282】
図23はネットワークデバイスの簡略設計のみを示していることが、理解されるであろう。実際に適用する際には、ネットワークデバイスは任意の数の送信機、受信機、プロセッサ、コントローラ、メモリ、及び通信ユニットなどを含んでよく、本発明を実施できるネットワークデバイスは全て、本発明の保護範囲に含まれることになる。
【0283】
本実施形態の有益な効果については、
図2に示す方法の実施形態を参照してよいことに特に留意されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0284】
本発明の一実施形態がさらに端末デバイスを提供する。端末デバイスは、端末デバイスの動作を制御して管理し、
図18に示す実施形態の端末デバイスにより実行される処理を行うように構成された、例えば、第1シーケンスを生成するための初期値又は第1シーケンスの長さ情報を取得し、初期値又は第1シーケンスの長さ情報に基づいて第1シーケンスを生成し、第1シーケンスを用いて、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を復調し、ダウンリンク制御情報を取得するように構成された、プロセッサ801を含む。
【0285】
例えば、
図24に示すように、端末デバイスはさらに、MIBを受信するように構成された受信機802を含み、MIBは、制御チャネルリソース集合により占有される時間-周波数リソースを示すのに用いられる情報を含む。またプロセッサは具体的には、制御チャネルリソース集合により占有される時間-周波数リソースに関する情報に従って、第1シーケンスの長さを求めるように構成される。
【0286】
例えば、プロセッサは具体的には、第1シーケンスを生成するための初期値を含む同期信号、ブロードキャストチャネルスクランブルシーケンス、参照信号、又はブロードキャスト情報のうちの1つ又は複数を取得するように構成される。
【0287】
例えば、端末デバイスはさらに、端末デバイスのプログラムコード及びデータを格納するように構成されたメモリ803を含んでよい。
【0288】
例えば、端末デバイスはさらに、送信機804及びモデムプロセッサ805を含んでよい。送信機804は、出力サンプルを調整し(例えば、アナログ変換、フィルタリング、増幅、及びアップコンバージョンを行い)、アップリンク信号を生成するように構成され、アップリンク信号は、アンテナを用いて、前述の実施形態のネットワークデバイスに送信される。ダウンリンクでは、アンテナは、前述の実施形態の基地局により送信されるダウンリンク信号を受信する。受信機802は、アンテナから受信される信号を調整し(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバージョン、及びデジタル化を行い)、入力サンプルを提供する。モデムプロセッサ805では、符号化器が、アップリンクで送信されるサービスデータ及びシグナリングメッセージを受信し、サービスデータ及びシグナリングメッセージに対して処理(例えば、フォーマット化、符号化、及びインタリーブ)を行う。変調器がさらに、符号化されたサービスデータ及びシグナリングメッセージを処理し(例えば、シンボルマッピング及び変調を行い)、出力サンプルを提供する。復調器が入力サンプルを処理し(例えば、復調し)、シンボル推定を提供する。復号器がシンボル推定を処理し(例えば、デインタリーブして復号し)、復号されて端末デバイスに送信されるデータ及びシグナリングメッセージを提供する。符号化器、変調器、復調器、及び復号器は、複合モデムプロセッサ805により実装されてよい。これらのユニットは、無線アクセスネットワークにより用いられる無線アクセス技術(例えば、LTE及び他の進化型システムのアクセス技術)に基づいて処理を行う。
【0289】
本実施形態の有益な効果については、
図17に示す方法の実施形態を参照してよいことに特に留意されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0290】
本発明の一実施形態がさらに、ネットワークデバイスを提供する。本装置は、ネットワークデバイスの動作を制御して管理し、
図17に示す実施形態のネットワークデバイスにより実行される処理を行うように構成されたプロセッサ901を含む。例えば、プロセッサは、第1シーケンスの初期値又は第1シーケンスの長さ情報を生成し、第1シーケンスの初期値又は長さ情報に基づいて第1シーケンスを生成し、参照信号を搬送する制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに第1シーケンスをマッピングするように構成される。
【0291】
例えば、
図25に示すように、ネットワークデバイスはさらに、MIBを端末デバイスに送信するように構成された受信機902を含み、MIBは、制御チャネルリソース集合により占有される時間-周波数リソースを示すのに用いられる情報を含む。
【0292】
例えば、本装置はさらに、第1シーケンスを生成するための初期値を含む同期信号、ブロードキャストチャネルスクランブルシーケンス、ブロードキャストチャネル参照信号、又はブロードキャスト情報のうちの1つ又は複数を端末デバイスに送信するように構成された送信機を含む。
【0293】
図25はネットワークデバイスの簡略設計のみを示していることが、理解されるであろう。実際に適用する際には、ネットワークデバイスは任意の数の送信機、受信機、プロセッサ、コントローラ、メモリ、及び通信ユニットなどを含んでよく、本発明を実施できるネットワークデバイスは全て、本発明の保護範囲に含まれることになる。
【0294】
本実施形態の有益な効果については、
図18に示す方法の実施形態を参照してよいことに特に留意されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0295】
図26は、前述の実施形態に用いられたネットワークデバイスを示す。本装置は、
図19に示す実施形態のネットワークデバイスにより実行される処理を行うように構成される。本装置は、プロセッサ1001と送信機1002とを含む。
【0296】
プロセッサ1001は、ブロードキャストチャネル参照信号を生成するように構成され、ブロードキャストチャネル参照信号は、ブロードキャストチャネル参照信号シーケンスを搬送する部分集合を含む。
【0297】
送信機1002は、プロセッサにより生成されるブロードキャストチャネル参照信号を端末デバイスに送信し、MIBを端末デバイスに送信するように構成され、MIBは、ブロードキャストチャネルに対する制御チャネルリソース集合の第10相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、ブロードキャストチャネル参照信号シーケンスの部分集合と第10相対位置のインジケーション情報とは、位置オフセット情報を示すのに用いられる。
【0298】
図26はネットワークデバイスの簡略設計のみを示していることが、理解されるであろう。実際に適用する際には、ネットワークデバイスは任意の数の送信機、受信機、プロセッサ、コントローラ、メモリ、及び通信ユニットなどを含んでよく、本発明を実施できるネットワークデバイスは全て、本発明の保護範囲に含まれることになる。
【0299】
本実施形態の有益な効果については、
図19に示す方法の実施形態を参照してよいことに特に留意されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0300】
図27は、前述の実施形態に用いられた端末デバイスを示す。本装置は、
図19に示す実施形態の端末デバイスにより実行される処理を行うように構成される。本装置は、プロセッサ1101と受信機1102とを含む。
【0301】
プロセッサ1101は、ブロードキャストチャネル参照信号シーケンスを生成するように構成される。
【0302】
受信機1102は、ネットワークデバイスにより送信されるブロードキャストチャネル参照信号を受信することであって、ブロードキャストチャネル参照信号は、ブロードキャストチャネル参照信号シーケンスを搬送する部分集合を含む、受信することと、ネットワークデバイスにより送信されるMIBを受信することであって、MIBは、ブロードキャストチャネルに対する制御チャネルリソース集合の第10相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含む、受信することとを行うように構成される。
【0303】
処理モジュールは、受信機1101により受信されるブロードキャストチャネル参照信号シーケンスの部分集合に対応する第9相対位置と、第10相対位置のインジケーション情報により示される第10相対位置とに基づいて、位置オフセット情報を取得し、第1シーケンスを用いて、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネルを復調して復号し、制御情報を取得するように構成される。
【0304】
例えば、端末デバイスはさらに、端末デバイスのプログラムコード及びデータを格納するように構成されたメモリ1103を含んでよい。
【0305】
例えば、端末デバイスはさらに、送信機1104及びモデムプロセッサ1105を含んでよい。送信機1104は、出力サンプルを調整し(例えば、アナログ変換、フィルタリング、増幅、及びアップコンバージョンを行い)、アップリンク信号を生成するように構成され、アップリンク信号は、アンテナを用いて、前述の実施形態のネットワークデバイスに送信される。ダウンリンクでは、アンテナは、前述の実施形態の基地局により送信されるダウンリンク信号を受信する。受信機1102は、アンテナから受信される信号を調整し(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバージョン、及びデジタル化を行い)、入力サンプルを提供する。モデムプロセッサ1105では、符号化器が、アップリンクで送信されるサービスデータ及びシグナリングメッセージを受信し、サービスデータ及びシグナリングメッセージに対して処理(例えば、フォーマット化、符号化、及びインタリーブ)を行う。変調器がさらに、符号化されたサービスデータ及びシグナリングメッセージを処理し(例えば、シンボルマッピング及び変調を行い)、出力サンプルを提供する。復調器が入力サンプルを処理し(例えば、復調し)、シンボル推定を提供する。復号器がシンボル推定を処理し(例えば、デインタリーブして復号し)、復号されて端末デバイスに送信されるデータ及びシグナリングメッセージを提供する。符号化器、変調器、復調器、及び復号器は、複合モデムプロセッサ1105により実装されてよい。これらのユニットは、無線アクセスネットワークにより用いられる無線アクセス技術(例えば、LTE及び他の進化型システムのアクセス技術)に基づいて処理を行う。
【0306】
本実施形態の有益な効果については、
図19に示す方法の実施形態を参照してよいことに特に留意されたい。詳細は、再度ここで説明しない。
【0307】
本願の一実施形態が通信装置を提供する。本装置は、コンピュータによって実行可能なプログラムコードを格納するように構成されたメモリと、通信インタフェースと、プロセッサとを含む。プロセッサは、メモリ及び通信インタフェースと連結される。メモリに格納されるプログラムコードは命令を含み、プロセッサが命令を実行すると、通信装置は、
図2に示す方法の実施形態の端末デバイスの動作を実行する機能を有する。
【0308】
本願の一実施形態が通信装置を提供する。本装置は、コンピュータによって実行可能なプログラムコードを格納するように構成されたメモリと、通信インタフェースと、プロセッサとを含む。プロセッサは、メモリ及び通信インタフェースと連結される。メモリに格納されるプログラムコードは命令を含み、プロセッサが命令を実行すると、通信装置は、
図2に示す方法の実施形態のネットワークデバイスの動作を実行する機能を有する。
【0309】
本願の一実施形態が通信装置を提供する。本装置は、コンピュータによって実行可能なプログラムコードを格納するように構成されたメモリと、通信インタフェースと、プロセッサとを含む。プロセッサは、メモリ及び通信インタフェースと連結される。メモリに格納されるプログラムコードは命令を含み、プロセッサが命令を実行すると、通信装置は、
図17に示す方法の実施形態のネットワークデバイスの動作を実行する機能を有する。
【0310】
本願の一実施形態が通信装置を提供する。本装置は、コンピュータによって実行可能なプログラムコードを格納するように構成されたメモリと、通信インタフェースと、プロセッサとを含む。プロセッサは、メモリ及び通信インタフェースと連結される。メモリに格納されるプログラムコードは命令を含み、プロセッサが命令を実行すると、通信装置は、
図18に示す方法の実施形態の端末デバイスの動作を実行する機能を有する。
【0311】
本願の一実施形態が通信装置を提供する。本装置は、コンピュータによって実行可能なプログラムコードを格納するように構成されたメモリと、通信インタフェースと、プロセッサとを含む。プロセッサは、メモリ及び通信インタフェースと連結される。メモリに格納されるプログラムコードは命令を含み、プロセッサが命令を実行すると、通信装置は、
図19に示す方法の実施形態の端末デバイスの動作を実行する機能を有する。
【0312】
本願の一実施形態が通信装置を提供する。本装置は、コンピュータによって実行可能なプログラムコードを格納するように構成されたメモリと、通信インタフェースと、プロセッサとを含む。プロセッサは、メモリ及び通信インタフェースと連結される。メモリに格納されるプログラムコードは命令を含み、プロセッサが命令を実行すると、通信装置は、
図19の実施形態のネットワークデバイスの動作を実行する機能を有する。
【0313】
本願の一実施形態がコンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、コンピュータが命令を実行すると、コンピュータは、
図2に示す方法の実施形態のネットワークデバイスの動作を実行する機能を有する。
【0314】
本願の一実施形態がコンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、コンピュータが命令を実行すると、コンピュータは、
図2に示す方法の実施形態の端末デバイスの動作を実行する機能を有する。
【0315】
本願の一実施形態がコンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、コンピュータが命令を実行すると、コンピュータは、
図18に示す方法の実施形態の端末デバイスの動作を実行する機能を有する。
【0316】
本願の一実施形態がコンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、コンピュータが命令を実行すると、コンピュータは、
図17に示す方法の実施形態のネットワークデバイスの動作を実行する機能を有する。
【0317】
本願の一実施形態がコンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、コンピュータが命令を実行すると、コンピュータは、
図19に示す方法の実施形態の端末デバイスの動作を実行する機能を有する。
【0318】
本願の一実施形態がコンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、コンピュータが命令を実行すると、コンピュータは、
図19に示す方法の実施形態のネットワークデバイスの動作を実行する機能を有する。
【0319】
本発明においてネットワークデバイス及び端末デバイスの機能を実行するように構成されたコントローラ又はプロセッサは、中央演算処理装置(CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは別のプログラム可能型論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェアコンポーネント、又はこれらの任意の組み合わせであってもよい。コントローラ/プロセッサは、本発明で開示した内容を参照して説明された、様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。あるいは、プロセッサは、コンピューティング機能を実装するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つ又は複数のマイクロプロセッサの組み合わせであっても、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせであってもよい。
【0320】
本発明で開示した内容と組み合わせて説明された方法又はアルゴリズム段階が、ハードウェアで実装されてもよく、プロセッサがソフトウェア命令を実行することで実装されてもよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールにより形成されてよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、着脱可能型磁気ディスク、CD-ROM、又は当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体に位置し得る。例えば、記憶媒体はプロセッサに連結されるので、プロセッサは記憶媒体から情報を読み出すこと、又は情報を記憶媒体に書き込むことができる。もちろん、記憶媒体は、プロセッサの構成要素であってよい。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに位置してよい。さらに、ASICは、端末デバイスに位置してよい。もちろん、プロセッサ及び記憶媒体は、ディスクリート部品として端末デバイスに存在してもよい。
【0321】
当業者であれば、前述の1つ又は複数の例において、本発明で説明された機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせで実装され得ることを認識しているはずである。本発明がソフトウェアで実装される場合、前述の機能は、コンピュータ可読媒体に格納されてもよく、コンピュータ可読媒体内の1つ又は複数の命令又はコードとして送信されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体とを含み、通信媒体は、コンピュータプログラムをある場所から別の場所に送信できるようにする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータ又は専用コンピュータにとってアクセス可能な、任意の利用可能な媒体であってよい。
【0322】
本発明の目的、技術的解決手段、及び有益な効果はさらに、前述の具体的な実施形態において詳細に説明されている。前述の説明は、単に本発明の具体的な実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定する意図はないことを理解されたい。本発明の技術的解決手段に基づいて行われる、あらゆる修正、均等物による置換、又は改善などは、本発明の保護範囲に含まれることになる。
(項目1)
参照信号を取得する方法であって、
端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階であって、上記位置オフセット情報は第5相対位置及び位置オフセット0を含み、上記第5相対位置は物理リソースブロックの数であり、その物理リソースブロックの数だけ、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅内の最小サブキャリアが周波数領域参照点からオフセットしており、上記位置オフセット0は物理リソースブロックの数であり、その物理リソースブロックの数だけ、上記制御チャネルリソース集合内の最小サブキャリアが、上記制御チャネルリソース集合を含む上記帯域幅内の上記最小サブキャリアからオフセットしている、段階と、
上記端末デバイスが上記位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを参照信号シーケンスから取得する段階であって、上記第1シーケンスは上記参照信号シーケンスの部分集合である、段階と、
上記端末デバイスが上記第1シーケンスを用いて、上記制御チャネルリソース集合で搬送される上記制御チャネル信号を復調し、ダウンリンク制御情報を取得する段階と
を備える方法。
(項目2)
上記周波数領域参照点に対応する物理リソースブロック番号が0であり、上記周波数領域参照点は残りの最小システム情報RMSIにより通知される、又は上記周波数領域参照点はチャネルラスターの候補位置である、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記第5相対位置は上位層シグナリングにより示され、上記上位層シグナリングはRRCシグナリングを含む、項目1又は2に記載の方法。
(項目4)
上記オフセット位置0は、上位層シグナリングに含まれる構成情報に基づいて求められ、上記上位層シグナリングは無線リソース制御RRCシグナリングを含む、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
上記第1シーケンスは、参照信号を搬送する上記制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントにマッピングされる、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
参照信号を取得する方法であって、
ネットワークデバイスが位置オフセット情報を取得する段階であって、上記位置オフセット情報は第5相対位置及び位置オフセット0を含み、上記第5相対位置は物理リソースブロックの数であり、その物理リソースブロックの数だけ、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅内の最小サブキャリアが周波数領域参照点からオフセットしており、上記位置オフセット0は物理リソースブロックの数であり、その物理リソースブロックの数だけ、上記制御チャネルリソース集合内の最小サブキャリアが、上記制御チャネルリソース集合を含む上記帯域幅内の上記最小サブキャリアからオフセットしている、段階と、
上記ネットワークデバイスが上記位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを参照信号シーケンスから取得する段階であって、上記第1シーケンスは上記参照信号シーケンスの部分集合である、段階と、
上記ネットワークデバイスが、上記参照信号を搬送する上記制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに上記第1シーケンスをマッピングする段階と
を備える方法。
(項目7)
上記周波数領域参照点に対応する物理リソースブロック番号が0であり、上記周波数領域参照点は残りの最小システム情報RMSIにより通知される、又は
上記周波数領域参照点はチャネルラスターの候補位置である、項目6に記載の方法。
(項目8)
上記方法はさらに、
上記第5相対位置が上位層シグナリングにより示され、上記上位層シグナリングが無線リソース制御RRCシグナリングを含むことを備える、項目6又は7に記載の方法。
(項目9)
上記方法はさらに、
上記オフセット位置0が、上位層シグナリングに含まれる構成情報に基づいて求められ、上記上位層シグナリングがRRCシグナリングを含むことを備える、項目6から8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
上記方法はさらに、
上記参照信号を搬送する上記制御チャネルリソース集合内の上記リソースエレメントに上記第1シーケンスがマッピングされることを備える、項目6から9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
参照信号を取得する装置であって、上記装置はメモリとプロセッサとを備え、
上記メモリは上記プロセッサと連結され、上記メモリは、上記装置が必要とするプログラム命令及びデータを格納し、
上記プロセッサは位置オフセット情報を取得するように構成され、上記位置オフセット情報は第5相対位置及び位置オフセット0を含み、上記第5相対位置は物理リソースブロックの数であり、その物理リソースブロックの数だけ、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅内の最小サブキャリアが周波数領域参照点からオフセットしており、上記位置オフセット0は物理リソースブロックの数であり、その物理リソースブロックの数だけ、上記制御チャネルリソース集合内の最小サブキャリアが、上記制御チャネルリソース集合を含む上記帯域幅内の上記最小サブキャリアからオフセットしており、
上記プロセッサは、上記位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを参照信号シーケンスから取得するように構成され、上記第1シーケンスは上記参照信号シーケンスの部分集合であり、
上記プロセッサはさらに、上記第1シーケンスを用いて、上記制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を復調し、ダウンリンク制御情報を取得するように構成される、装置。
(項目12)
上記周波数領域参照点に対応する物理リソースブロック番号が0であり、上記周波数領域参照点は残りの最小システム情報RMSIにより通知される、又は
上記周波数領域参照点はチャネルラスターの候補位置である、項目11に記載の装置。
(項目13)
上記第5相対位置は上位層シグナリングにより示され、上記上位層シグナリングは無線リソース制御RRCシグナリングを含む、項目11又は12に記載の装置。
(項目14)
上記オフセット位置0は、上位層シグナリングに含まれる構成情報に基づいて求められ、上記上位層シグナリングはRRCシグナリングを含む、項目11から13のいずれか一項に記載の装置。
(項目15)
上記第1シーケンスは、参照信号を搬送する上記制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントにマッピングされる、項目11から14のいずれか一項に記載の装置。
(項目16)
参照信号を取得する装置であって、上記装置はメモリとプロセッサとを備え、
上記メモリは上記プロセッサと連結され、上記メモリは、上記装置が必要とするプログラム命令及びデータを格納し、
上記処理モジュールは位置オフセット情報を取得するように構成され、上記位置オフセット情報は第5相対位置及び位置オフセット0を含み、上記第5相対位置は物理リソースブロックの数であり、その物理リソースブロックの数だけ、制御チャネルリソース集合を含む帯域幅内の最小サブキャリアが周波数領域参照点からオフセットしており、上記位置オフセット0は物理リソースブロックの数であり、その物理リソースブロックの数だけ、上記制御チャネルリソース集合内の最小サブキャリアが上記制御チャネルリソース集合を含む上記帯域幅内の上記最小サブキャリアからオフセットしており、
上記処理モジュールは、上記オフセット位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを参照信号シーケンスから取得するように構成され、上記第1シーケンスは上記参照信号シーケンスの部分集合であり、
上記処理モジュールは、上記参照信号を搬送する上記制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに上記第1シーケンスをマッピングするように構成される、装置。
(項目17)
上記周波数領域参照点に対応する物理リソースブロック番号が0であり、上記周波数領域参照点は残りの最小システム情報RMSIにより通知される、又は
上記周波数領域参照点はチャネルラスターの候補位置である、項目16に記載の装置。
(項目18)
上記第5相対位置は上位層シグナリングにより示され、上記上位層シグナリングは無線リソース制御RRCシグナリングを含む、項目16又は17に記載の装置。
(項目19)
上記オフセット位置0は、上位層シグナリングに含まれる構成情報に基づいて求められ、上記上位層シグナリングはRRCシグナリングを含む、項目16から18のいずれか一項に記載の装置。
(項目20)
上記第1シーケンスは、上記参照信号を搬送する上記制御チャネルリソース集合内の上記リソースエレメントにマッピングされる、項目16から19のいずれか一項に記載の装置。
(項目21)
参照信号を取得する方法であって、
端末デバイスが位置オフセット情報を取得する段階と、
上記端末デバイスが上記位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する段階と、
上記端末デバイスが上記第1シーケンスを用いて、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を復調し、ダウンリンク制御情報を取得する段階と
を備える方法。
(項目22)
上記方法はさらに、
参照信号シーケンスを生成する段階を備え、
上記端末デバイスが上記位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する上記段階は、
上記端末デバイスが、上記位置オフセット情報に基づいて上記第1シーケンスを上記参照信号シーケンスから取得する段階であって、上記第1シーケンスは上記参照信号シーケンスの部分集合であり、上記位置オフセット情報は、上記参照信号シーケンス内の上記第1シーケンスの少なくとも1つの値の位置である、段階を有する、項目21に記載の方法。
(項目23)
上記方法はさらに、
上記端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信されるマスター情報ブロックMIBを受信する段階であって、上記MIBは、第1相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報と第2相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報とを含み、上記第1相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、上記第2相対位置は、上記ブロードキャストチャネルの上記参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の相対位置である、段階を備え、
端末デバイスが位置オフセット情報を取得する上記段階は、
上記端末デバイスが、上記第1相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第1相対位置と、上記第2相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第2相対位置とに従って、上記位置オフセット情報を求める段階を有する、項目22に記載の方法。
(項目24)
上記方法はさらに、
上記端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信されるマスター信号ブロックMIBを受信する段階であって、上記MIBは第3相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、上記第3相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置である、段階を備え、
端末デバイスが位置オフセット情報を取得する上記段階は、
上記端末デバイスが、上記第3相対位置及び第4相対位置に従って上記位置オフセット情報を求める段階であって、上記第4相対位置は、上記ブロードキャストチャネルの上記参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の相対位置であり、上記第4相対位置は構成されるか又は事前設定される、段階を有する、項目22に記載の方法。
(項目25)
上記方法はさらに、
上記端末デバイスがマスター情報ブロックMIBを受信する段階であって、上記MIBは、周波数領域参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の第8相対位置情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む、段階を備え、
端末デバイスが位置オフセット情報を取得する上記段階は、
上記端末デバイスが、上記第8相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第8相対位置に従って、上記位置オフセット情報を求める段階を有する、項目22に記載の方法。
(項目26)
上記方法はさらに、
上記端末デバイスが帯域幅の構成情報を受信する段階であって、上記帯域幅はシステム帯域幅の一部であり、上記構成情報は第5相対位置のインジケーション情報を含み、上記第5相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置である、段階を備え、
端末デバイスが位置オフセット情報を取得する上記段階は、
上記端末デバイスが、上記第5相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第5相対位置に従って、上記位置オフセット情報を求める段階を有する、項目22に記載の方法。
(項目27)
上記方法はさらに、
上記端末デバイスが帯域幅の構成情報を受信する段階であって、上記帯域幅はシステム帯域幅の一部であり、上記構成情報は第6相対位置のインジケーション情報と第7相対位置のインジケーション情報とを含み、上記第6相対位置は、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する、上記制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置であり、上記第7相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記MIBを搬送する上記ブロードキャストチャネルの上記参照点の位置である、段階を備え、
端末デバイスが位置オフセット情報を取得する上記段階は、
上記第6相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第6相対位置と上記第7相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第7相対位置とに従って、上記位置オフセット情報を求める段階を有する、項目22に記載の方法。
(項目28)
端末デバイスが位置オフセット情報を取得する上記段階は、
上記端末デバイスが上記制御チャネルリソース集合の構成情報を受信する段階であって、上記制御チャネルリソース集合の上記構成情報は、上記位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む、段階を有する、項目22に記載の方法。
(項目29)
上記位置オフセット情報を示すのに用いられる上記インジケーション情報は、上記制御チャネルリソース集合の物理リソースブロック番号を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、端末デバイスが位置オフセット情報を取得する上記段階は、
上記端末デバイスが、上記物理リソースブロック番号により示される物理リソースブロックに従って、上記位置オフセット情報を求める段階を有する、項目28に記載の方法。
(項目30)
上記方法はさらに、
上記端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信されるマスター情報ブロックMIBを受信する段階であって、上記MIBは、上記MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する、上記制御チャネルリソース集合の第11相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含む、段階と、
上記端末デバイスが、上記第11相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第11相対位置に従って、上記第2シーケンスを上記参照信号シーケンスから取得する段階であって、上記第2シーケンスは上記参照信号シーケンスの部分集合であり、上記第11相対位置は、上記参照信号シーケンス内の上記第2シーケンスの少なくとも1つの値の位置である、段階と
を備える、項目26から29のいずれか一項に記載の方法。
(項目31)
参照信号を取得する方法であって、
ネットワークデバイスが位置オフセット情報を取得する段階と、
上記ネットワークデバイスが上記位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する段階と、
上記ネットワークデバイスが、参照信号を搬送する制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに上記第1シーケンスをマッピングする段階と
を備える方法。
(項目32)
上記方法はさらに、
上記ネットワークデバイスが参照信号シーケンスを生成する段階を備え、
上記ネットワークデバイスが上記位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得する上記段階は、
上記ネットワークデバイスが、上記位置オフセット情報に基づいて上記第1シーケンスを上記参照信号シーケンスから取得する段階であって、上記第1シーケンスは上記参照信号シーケンスの部分集合であり、上記位置オフセット情報は、上記参照信号シーケンス内の上記第1シーケンスの少なくとも1つの値の位置である、段階を有する、項目31に記載の方法。
(項目33)
上記方法はさらに、
上記ネットワークデバイスがマスター情報ブロックMIBを端末デバイスに送信する段階であって、上記MIBは第1相対位置のインジケーション情報と第2相対位置のインジケーション情報とを含み、上記第1相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、上記第2相対位置は、上記ブロードキャストチャネルの上記参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の相対位置であり、上記第1相対位置の上記インジケーション情報と上記第2相対位置の上記インジケーション情報とは、上記位置オフセット情報を示すのに用いられる、段階を備える、項目32に記載の方法。
(項目34)
上記方法はさらに、
上記端末デバイスがネットワークデバイスにより送信されるマスター信号ブロックMIBを受信する段階であって、上記MIBは第3相対位置のインジケーション情報を含み、上記第3相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、上記第3相対位置の上記インジケーション情報は、上記位置オフセット情報を示すのに第4相対位置と共に用いられ、上記第4相対位置は、上記ブロードキャストチャネルの上記参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の相対位置であり、上記第4相対位置は構成されるか又は事前設定される、段階を備える、項目32に記載の方法。
(項目35)
上記方法はさらに、
上記ネットワークデバイスがマスター情報ブロックMIBを端末デバイスに送信する段階であって、上記MIBは、周波数領域参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の第8相対位置情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、上記第8相対位置情報の上記インジケーション情報は上記位置オフセット情報を示すのに用いられる、段階を備える、項目32に記載の方法。
(項目36)
上記方法はさらに、
上記ネットワークデバイスが帯域幅の構成情報を端末デバイスに送信する段階であって、上記帯域幅はシステム帯域幅の一部であり、上記構成情報は第5相対位置のインジケーション情報を含み、上記第5相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置であり、上記第5相対位置の上記インジケーション情報は上記位置オフセット情報を示すのに用いられる、段階を備える、項目32に記載の方法。
(項目37)
上記方法はさらに、
上記ネットワークデバイスが帯域幅の構成情報を端末デバイスに送信する段階であって、上記構成情報は第6相対位置のインジケーション情報と第7相対位置のインジケーション情報とを含み、上記第6相対位置は、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点周波数領域位置に対する、上記制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置であり、上記第7相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記MIBを搬送する上記ブロードキャストチャネルの上記参照点の位置であり、上記第6相対位置の上記インジケーション情報と上記第7相対位置の上記インジケーション情報とは、上記位置オフセット情報を示すのに用いられる、段階を備える、項目32に記載の方法。
(項目38)
上記方法はさらに、
上記ネットワークデバイスが上記制御チャネルリソース集合の構成情報を上記端末デバイスに送信する段階であって、上記制御チャネルリソース集合の上記構成情報は、上記位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む、段階を備える、項目32に記載の方法。
(項目39)
上記位置オフセット情報を示すのに用いられる上記インジケーション情報は、上記制御チャネルリソース集合の物理リソースブロック番号を示すのに用いられるインジケーション情報を含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
上記方法はさらに、
上記ネットワークデバイスがマスター情報ブロックMIBを送信する段階であって、上記MIBは、上記MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の第11相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含む、段階を備える、項目36から39のいずれか一項に記載の方法。
(項目41)
位置オフセット情報を取得し、上記位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得するように構成されたプロセッサを備える端末デバイスであって、
上記プロセッサはさらに、制御チャネルリソース集合で搬送される制御チャネル信号を上記第1シーケンスを用いて復調し、ダウンリンク制御情報を取得するように構成される、端末デバイス。
(項目42)
上記プロセッサはさらに、参照信号シーケンスを生成するように構成され、
上記プロセッサは具体的には、上記位置オフセット情報に基づいて上記第1シーケンスを上記参照信号シーケンスから取得するように構成され、上記第1シーケンスは上記参照信号シーケンスの部分集合であり、上記位置オフセット情報は、上記参照信号シーケンス内の上記第1シーケンスの少なくとも1つの値の位置である、項目41に記載の端末デバイス。
(項目43)
上記端末デバイスはさらに、
ネットワークデバイスにより送信されるマスター情報ブロックMIBを受信するように構成された受信機を備え、上記MIBは、第1相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報と第2相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報とを含み、上記第1相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、上記第2相対位置は、上記ブロードキャストチャネルの上記参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の相対位置であり、
上記プロセッサは具体的には、上記受信機により受信される、上記第1相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第1相対位置と上記第2相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第2相対位置とに従って、上記位置オフセット情報を求めるように構成される、項目42に記載の端末デバイス。
(項目44)
上記端末デバイスはさらに、
ネットワークデバイスにより送信されるマスター信号ブロックMIBを受信するように構成された受信機を備え、上記MIBは第3相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、上記第3相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、
上記プロセッサは具体的には、上記受信機により受信される上記第3相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第3相対位置と、第4相対位置とに従って、上記位置オフセット情報を求めるように構成され、上記第4相対位置は、上記ブロードキャストチャネルの上記参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の相対位置であり、上記第4相対位置は構成されるか又は事前設定される、項目42に記載の端末デバイス。
(項目45)
上記端末デバイスはさらに、
ネットワークデバイスにより送信されるマスター信号ブロックMIBを受信するように構成された受信機を備え、上記MIBは、周波数領域参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の第8相対位置情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、
上記プロセッサは具体的には、上記第8相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第8相対位置に従って、上記位置オフセット情報を求めるように構成される、項目42に記載の端末デバイス。
(項目46)
上記端末デバイスはさらに、
帯域幅の構成情報を受信するように構成された受信機を備え、上記帯域幅はシステム帯域幅の一部であり、上記構成情報は第5相対位置のインジケーション情報を含み、上記第5相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置であり、
上記プロセッサは具体的には、上記受信機により受信される上記第5相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第5相対位置に従って、上記位置オフセット情報を求めるように構成される、項目42に記載の端末デバイス。
(項目47)
上記端末デバイスはさらに、
帯域幅の構成情報を受信するように構成された受信機を備え、上記帯域幅はシステム帯域幅の一部であり、上記構成情報は、第6相対位置のインジケーション情報と第7相対位置のインジケーション情報とを含み、上記第6相対位置は、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する、上記制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置であり、上記第7相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記MIBを搬送する上記ブロードキャストチャネルの上記参照点の位置であり、
上記プロセッサは具体的には、上記受信機により受信される、上記第6相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第6相対位置と上記第7相対位置の上記インジケーション情報により示される上記第7相対位置とに従って、上記位置オフセット情報を求めるように構成される、項目42に記載の端末デバイス。
(項目48)
上記プロセッサはさらに、上記制御チャネルリソース集合の構成情報を受信するよう受信機に命令するように構成され、上記制御チャネルリソース集合の上記構成情報は、上記位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む、項目42に記載の端末デバイス。
(項目49)
上記プロセッサは具体的には、上記位置オフセット情報を示すのに用いられる上記インジケーション情報が、上記制御チャネルリソース集合の物理リソースブロック番号を示すのに用いられるインジケーション情報を含む場合、上記物理リソースブロック番号により示される物理リソースブロックに従って、上記位置オフセット情報を求めるように構成される、項目48に記載の端末デバイス。
(項目50)
上記端末デバイスはさらに、
ネットワークデバイスにより送信されるマスター情報ブロックMIBを受信するように構成された上記受信機を備え、上記MIBは、上記MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の第11相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、
上記プロセッサは具体的には、上記第11相対位置に従って、上記第2シーケンスを上記参照信号シーケンスから取得するように構成され、上記第2シーケンスは上記参照信号シーケンスの部分集合であり、上記第8相対位置は上記参照信号シーケンス内の上記第2シーケンスの少なくとも1つの値の位置である、項目46から49のいずれか一項に記載の端末デバイス。
(項目51)
位置オフセット情報を取得し、上記位置オフセット情報に基づいて第1シーケンスを取得するように構成されたプロセッサを備えるネットワークデバイスであって、
上記プロセッサは、参照信号を搬送する制御チャネルリソース集合内のリソースエレメントに上記第1シーケンスをマッピングするように構成される、ネットワークデバイス。
(項目52)
上記プロセッサはさらに、参照信号シーケンスを生成するように構成され、
上記プロセッサは具体的には、上記位置オフセット情報に基づいて上記第1シーケンスを上記参照信号シーケンスから取得するように構成され、上記第1シーケンスは上記参照信号シーケンスの部分集合であり、上記位置オフセット情報は、上記参照信号シーケンス内の上記第1シーケンスの少なくとも1つの値の位置である、項目51に記載のネットワークデバイス。
(項目53)
上記ネットワークデバイスはさらに、
マスター信号ブロックMIBを端末デバイスに送信するように構成された送信機を備え、上記MIBは第1相対位置のインジケーション情報と第2相対位置のインジケーション情報とを含み、上記第1相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、上記第2相対位置は、上記ブロードキャストチャネルの上記参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の相対位置であり、上記第1相対位置の上記インジケーション情報と上記第2相対位置の上記インジケーション情報とは、上記位置オフセット情報を示すのに用いられる、項目52に記載のネットワークデバイス。
(項目54)
上記ネットワークデバイスはさらに、
MIBを端末デバイスに送信するように構成された送信機を備え、上記MIBは第3相対位置のインジケーション情報を含み、上記第3相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点の位置であり、上記第3相対位置の上記インジケーション情報は、上記位置オフセット情報を示すのに第4相対位置と共に用いられ、上記第4相対位置は、上記ブロードキャストチャネルの上記参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の相対位置であり、上記第4相対位置は構成されるか又は事前設定される、項目52に記載のネットワークデバイス。
(項目55)
上記ネットワークデバイスはさらに、
マスター情報ブロックMIBを端末デバイスに送信するように構成された送信機を備え、上記MIBは、周波数領域参照点に対する上記制御チャネルリソース集合の第8相対位置情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含み、上記第8相対位置情報の上記インジケーション情報は上記位置オフセット情報を示すのに用いられる、項目52に記載のネットワークデバイス。
(項目56)
上記ネットワークデバイスはさらに、
帯域幅の構成情報を端末デバイスに送信するように構成された送信機を備え、上記帯域幅はシステム帯域幅の一部であり、上記構成情報は第5相対位置のインジケーション情報を含み、上記第5相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記制御チャネルリソース集合を含む帯域幅の相対位置であり、上記第5相対位置の上記インジケーション情報は上記位置オフセット情報を示すのに用いられる、項目52に記載のネットワークデバイス。
(項目57)
上記ネットワークデバイスはさらに、
帯域幅の構成情報を端末デバイスに送信するように構成された送信機を備え、上記帯域幅はシステム帯域幅の一部であり、上記構成情報は第6相対位置のインジケーション情報と第7相対位置のインジケーション情報とを含み、上記第6相対位置は、MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点周波数領域位置に対する、上記制御チャネルリソース集合のシステムの相対位置であり、上記第7相対位置は、周波数領域参照点に対する、上記MIBを搬送する上記ブロードキャストチャネルの上記参照点の位置であり、上記第6相対位置の上記インジケーション情報と上記第7相対位置の上記インジケーション情報とは、上記位置オフセット情報を示すのに用いられる、項目52に記載のネットワークデバイス。
(項目58)
上記ネットワークデバイスはさらに、
上記制御チャネルリソース集合の構成情報を上記端末デバイスに送信するように構成された送信機を備え、上記制御チャネルリソース集合の上記構成情報は、上記位置オフセット情報を示すのに用いられるインジケーション情報を含む、項目52に記載のネットワークデバイス。
(項目59)
上記プロセッサは具体的には、上記位置オフセット情報を示すのに用いられる上記インジケーション情報が、上記制御チャネルリソース集合の物理リソースブロック番号を示すのに用いられるインジケーション情報を含むように構成される、項目58に記載のネットワークデバイス。
(項目60)
上記制御チャネルリソース集合の上記構成情報は、ランダムアクセス応答RAR及び無線リソース制御RRCシグナリングのうちの少なくとも1つを含み、上記制御チャネルリソース集合はタイプ1共通探索空間CSS及び/又は端末固有の探索空間USSを含む、参照信号を取得するための項目28若しくは29、又は38若しくは39に記載の方法、項目48又は49に記載の端末デバイス、及び項目58又は59に記載のネットワークデバイス。
(項目61)
上記方法はさらに、
マスター情報ブロックMIBを送信するように構成された上記送信機を備え、上記MIBは、上記MIBを搬送するブロードキャストチャネルの参照点に対する、上記制御チャネルリソース集合の第11相対位置を示すのに用いられるインジケーション情報を含む、項目53から60のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
(項目62)
上記周波数領域参照点は、システムキャリア帯域幅境界若しくは中心周波数領域位置であるか、又はチャネルラスターの候補位置であり、上記チャネルラスターの上記候補位置は上記システムキャリア帯域幅内の候補サブキャリア位置であり、上記候補サブキャリア位置は予め定められた位置であり、
上記ブロードキャストチャネルの上記参照点は、上記ブロードキャストチャネルの上記参照点が位置しているリソースの中心周波数領域位置又は境界である、参照信号を取得するための項目21から30及び60のいずれか一項に記載の方法、又は参照信号を取得するための項目31から40及び60のいずれか一項に記載の方法、又は項目41から50及び60のいずれか一項に記載の端末デバイス、又は項目51から61のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
(項目63)
コンピュータによって実行可能なプログラムコードを格納するように構成されたメモリと、プロセッサとを備える通信装置であって、上記プロセッサが上記命令を実行すると、上記装置は、項目1から5、21から30,及び62のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成される、通信装置。
(項目64)
コンピュータによって実行可能なプログラムコードを格納するように構成されたメモリと、プロセッサとを備える通信装置であって、上記プロセッサが上記命令を実行すると、上記装置は、項目6から10、31から40,及び62のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成される、通信装置。
(項目65)
コンピュータ可読記憶媒体であって、上記コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、コンピュータが上記命令を実行すると、上記コンピュータは、項目1から5、21から30、及び62のいずれか一項に記載の方法を行う、コンピュータ可読記憶媒体。
(項目66)
コンピュータ可読記憶媒体であって、上記コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、コンピュータが上記命令を実行すると、上記コンピュータは、項目6から10、31から40、及び62のいずれか一項に記載の方法を行う、コンピュータ可読記憶媒体。