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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-11
(45)【発行日】2022-01-24
(54)【発明の名称】設置フリースイッチ装置
(51)【国際特許分類】
   H01H 9/54 20060101AFI20220117BHJP
【FI】
H01H9/54 B
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2018000022
(22)【出願日】2018-01-03
(65)【公開番号】P2019121504
(43)【公開日】2019-07-22
【審査請求日】2020-12-29
(73)【特許権者】
【識別番号】714002774
【氏名又は名称】中尾 崇
(72)【発明者】
【氏名】中尾 崇
【審査官】北岡 信恭
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-224531(JP,A)
【文献】特開2006-134841(JP,A)
【文献】特許第5876613(JP,B1)
【文献】特開2017-126533(JP,A)
【文献】実開昭61-009798(JP,U)
【文献】特開2015-088378(JP,A)
【文献】特開2009-016045(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 9/54- 9/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源と負荷と、該負荷を制御するように接続された継電器の回路に置いて、前記継電器は、3路スイッチを使用した前記回路に置いては、2つの該3路スイッチの0端子に接続され、該継電器と無線受信機と、該無線受信機の信号を信号処理して該継電器を制御する信号処理部とを該回路の制御装置とし、送信機とスイッチに更には受信装置も組込んだスイッチ装置を自在な場所に設置して該回路を制御でき、該制御装置と該スイッチ装置の個数に制限は無く、該スイッチ装置と該制御装置には更には時間制御機能、表示器、照明又はセンサーの少なくともいずれか一も搭載した、設置フリースイッチ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発振器を備えたセンサーやスイッチを設置場所や設置個数に制限なく設置して、無線で受信した信号により電気回路に挿入した継電器を操作して、電気回路を制御するシステムである。
【背景技術】
【0002】
電気回路の制御には通常、電気回路に接続されたスイッチやセンサーで制御をする、或はリモコンにより制御をする。本発明は、設置個数にも制限なく、また電気回路を完全に、多彩にコントロールする、リモコンによるオンオフとは一線を画すシステムである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第5876613号
【文献】特願2017-234398
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気負荷の制御にはスイッチやセンサー或は、リモコンやIOTで制御するが、それとは別にスイッチや人感センサーの設置場所や設置個数の制限無しに、且つ電気負荷を高度にコントロールしたい。
本発明では、受発振器とスイッチ又はセンサー、又は表示器や照明等を組合せたものを(以下、スイッチ・センサー無線装置と呼ぶ)シールのように必要な所に設置して、電気回路に接続された継電器と継電器の制御器と無線の受発振器や表示器、センサー等(それらを以下、制御装置と呼ぶ)でその信号を受信し、或はスイッチ・センサー無線装置に発信をして、電気回路を自在に高度に制御する。
電気回路の従来の制約を失くす。
【0005】
スイッチ・センサー無線装置の数にも制限は無く、スイッチ・センサー無線装置には必要な機能のスイッチやセンサー、その他の能動又は受動部品を使用しても良く、更にはスイッチやセンサーそのものの機能を制御装置から操作しても良い。制御装置の数にも制限は無く、また、夫々の信号にIDを追加することで、細かな制御も可能になる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
スイッチ・センサー無線装置と制御装置で構成する。
基本の構成としては、スイッチに発振器を付けた装置と電気回路に挿入した継電器と、その継電器を受信信号により操作する信号処理部で構成する。それらの数量に制限は無く、スイッチ・センサー無線装置は設置場所にも制限は無い。尚、電気回路には従来のスイッチは残して、活かす事も可能にした。
【0007】
継電器は、電気回路に直列に挿入、電気回路の2路スイッチに並列に、3路回路では2つの3路スイッチの0端子に、またはスイッチ間の2本の配線間に、等の結線方法があるが、
別の方法として、3路スイッチの1と3端子を短絡して、4路スイッチでも同じか、2と4端子を短絡すると、常時電気が流れる状態になるが、スイッチ操作の際に瞬間的な電気的開放が発生するので、それを回路に挿入されてる制御装置が捉えてスイッチ操作として信号処理をすれば良い。2路スイッチを使用してる場合は、3路スイッチ又は4路スイッチに置き換えれば同様にできる。詰まり、これによりスイッチが挿入されてる回路に置いても、負荷の完全な制御を可能にした。
【0008】
スイッチ・センサー無線装置のスイッチは、従来の電気回路を制御するスイッチと同じ機能を持たせても良いし、別の機能、例えば、一定時間動作のスイッチとしても良い。
センサーは、湿度や照度、臭気等各種あるが、必要な位置に必要な個数を設置できる。また、距離センサーでの検知やジェスチャー検知、画像認識での検知等の方法も考えられる。
【0009】
スイッチ・センサー無線装置からの信号を制御装置が受信した際に、電気回路が閉の状態であれば開に、開であれば閉にする事で複数のスイッチに対応できる。勿論、スイッチ・センサー無線装置からの信号を開や閉に利用するとは限らず、一定時間動作や通過電流の可変でも、内蔵した表示器や照明への制御としても良く、その他必要に合わせて使う。
【0010】
制御装置もからもスイッチ・センサー無線装置に発信を可能にし、スイッチ・センサー無線装置のセンサーの感度を変えたり、内蔵の照明を点灯させたり等の操作が可能。また、制御装置を結線により、負荷を限定しての操作も可能だが、夫々の信号にIDを追加することで、複数の負荷や複数のスイッチにも夫々対応でき、細かな制御も可能になる。
【0011】
制御装置は、電気回路上に設置、負荷に内蔵、スイッチに内蔵、ソケットやアダプター式での接続等の方法がある。また時間での制御機能を持たせても良く、それはスイッチ・センサー無線装置も同様である。
【発明の効果】
【0012】
照明や換気扇等を配線に制限されずに制御が可能。しかも複数のスイッチも使用可能。複数の照明や換気扇に対しても夫々に制御も可能になる。
【0013】
必要な所に必要なだけ配置できる。複数の負荷に対しても夫々に制御も可能。また、スイッチ・センサー無線装置や制御装置には時計機能を使用しての制御も可能。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例1)
図2図2は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例2)
図3図3は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
図4図4は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例4)
図5図5は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例5)
図6図6は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例6)
図7図7は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例7)
図8図8は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例8)
図9図9は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例9)
図10図10は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例10)
図11図11は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例11)
図12図12は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例12)
図13図13は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例13)
図14図14は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例14)
図15図15は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例15)
図16図16は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例16)
図17図17は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例17)
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0015】
図1は、本発明の1実施例で、電気回路電源11、負荷14を制御装置16で制御をする。電気回路の電気回路電源11は交流でも直流でも良い。制御装置16に内蔵されてる受信機でスイッチ・センサー無線装置1からの信号により負荷14を制御する、それ以外に押釦スイッチ2で負荷14のオンオフ、或は一定時間動作やそのリセット等も可能。センサー類6の信号を利用しても良い。センサー類6は人感センサーでも、モーションセンサーでも距離センサーでも、照度、湿度、臭気センサー棟も考えられる。
【0016】
押釦スイッチ2で負荷14をオンオフさせる場合、スイッチ・センサー無線装置1からの信号もあるし、それも複数のスイッチ・センサー無線装置1の場合もあるが、一例として、負荷がオンの状態であったらオフにさせ、オフの状態であったらオンさせれば良い。これが本発明の特徴の1つでもある。
【実施例2】
【0017】
図2は、本発明の1実施例で、制御装置内蔵負荷12した。内蔵ではなくアダプターやソケットで電気負荷14に接続しても同様である。
【実施例3】
【0018】
図3は、本発明の1実施例で、図1に2路スイッチ15を挿入した回路で、このスイッチと制御装置16の両方で負荷14を制御可能としてる。また、2路スイッチ15はオンしたままにして置けば、図1と同様になる。
2路スイッチに限らず3路スイッチを使用しても、これと同様の回路にできる。
【実施例4】
【0019】
図4は、本発明の1実施例で、本来は2路スイッチを使う回路だが3路スイッチ13の1端子と3端子を短絡して使用することで、制御装置内蔵負荷12に常時通電して制御装置内蔵負荷12が制御を担当する。勿論、3路スイッチ13を操作すれば電気的開放が生まれるので、それはスイッチの操作として制御装置内蔵負荷12の制御装置が判断して信号処理をする。3路スイッチ13の代わりに4路スイッチの1端子と3端子を短絡するか、2端子と4端子を短絡しても置き換えが可能である。
【実施例5】
【0020】
図5は、本発明の1実施例で、2路スイッチ15に並列に制御装置16を接続した。2路スイッチ15がオフの間は制御装置16が有効になる。電気的には制御装置16に内蔵の継電器だけ、この配線にすれば良いのだが、制御装置16の動作電源を線路から抽出する場合は、抽出回路の結線を追加する場合もある。
【実施例6】
【0021】
図6は、本発明の1実施例で、図5の3路スイッチ回路の場合になる。この場合も、電気的には制御装置16に内蔵の継電器だけ、この配線にすれば良いのだが、制御装置16の動作電源を線路から抽出する場合は、抽出回路の結線を追加する場合もある。
【実施例7】
【0022】
図7は、本発明の1実施例で、3路スイッチ13による回路がオフの間は制御装置16が有効になる。この場合も、電気的には制御装置16に内蔵の継電器だけ、この配線にすれば良いのだが、制御装置16の動作電源を線路から抽出する場合は、抽出回路の結線を追加する場合もある。
【実施例8】
【0023】
図8は、本発明の1実施例で、3路スイッチ13を使用した回路であるが1端子と3端子を短絡して使用することで、制御装置16に常時通電して制御装置16が制御を担当する。勿論、3路スイッチ13を操作すれば電気的開放が生まれるので、それはスイッチの操作として制御装置16の制御装置が判断して信号処理をする。また、制御装置16の設置位置は回路内であれば、何処でも良い、それはこの図に限らない。
【実施例9】
【0024】
図9は、本発明の1実施例で、スイッチ・センサー無線装置1の内部の状態を書いた図である。受発振器3により表示器や照明4を操作したり、押釦スイッチ2の操作を制御装置16に発信したりする。電源5はバッテリーに限らず、ソーラーパネルを使用しても、また無線を利用しての電源抽出や、押釦スイッチ2の操作から発生させる事も考えられる。
【実施例10】
【0025】
図10は、本発明の1実施例で、スイッチ・センサー無線装置1の内部の状態を書いた図である。センサー類6の信号を受発振器3により制御装置16に発信したり、受発振器3からの信号でセンサー類6の機能を操作したりする、例えばセンサーの感度を変えたり、センサーの機能を停止したりできる。電源5に付いては図9の説明と同じであるが、この場合センサー類6にソーラーパネルを使用して照度センサーにした場合は、その発生電気を利用できる可能性もある。
【実施例11】
【0026】
図11は、本発明の1実施例で、図10に2路スイッチを追加している。この2路スイッチは通常の回路に設置されて、負荷をオンオフしてるスイッチと同様の機能としても良い。
【実施例12】
【0027】
図12は、本発明の1実施例で、スイッチ・センサー無線装置1の外観である。
【実施例13】
【0028】
図13は、本発明の1実施例で、建物を横から見た図で建物の壁10と階段9と階段の照明8は、複数あるスイッチ・センサー無線装置1で制御される。最下段のスイッチ・センサー無線装置1には小さい照明があり、押釦スイッチ2を押して階段の照明8を点灯消灯が可能。一定時間点灯にしても良い。最上段のスイッチ・センサー無線装置1はセンサー類6にて照明8を自動点灯する。中段のスイッチ・センサー無線装置1は、最上段のに押釦スイッチ2が付いてるので消灯操作も可能となる。どちらにしても、階段での死角を失くす事が可能で、スイッチ・センサー無線装置1の個数に制限は無い。
【0029】
3つのスイッチ・センサー無線装置1の信号は、点灯してる時は消灯に、消灯してる時は点灯に制限すれば良い。この図では明示してないが、照明8と電気回路電源11の回路に接続された制御装置16が受信して制御する。或は制御装置16は照明8に内蔵しても良いし、ソケットやアダプターで照明8と接続しても良い。又、制御装置16は夫々の照明8に設置しても良い。
【実施例14】
【0030】
図14は、本発明の1実施例で、制御装置16を負荷ではなくスイッチに内蔵しても良いので、ここでは3路スイッチ13に内蔵した。内蔵ではなく、ソケットやアダプターでスイッチと接続しても良い。
【実施例15】
【0031】
図15は、本発明の1実施例で、電気回路の2路スイッチ15と制御装置16の接続例。
【実施例16】
【0032】
図16は、本発明の1実施例で、夫々の送受信信号にIDを割当てた制御装置内蔵負荷12a,b,cである。当然、スイッチ・センサー無線装置1の送受信信号にもa,b,cのIDを割当て、夫々に制御する事が可能である。制御装置内蔵負荷12やスイッチ・センサー無線装置1の数量にも制限は無い。
【実施例17】
【0033】
図17は、本発明の1実施例で、制御装置16とスイッチ・センサー無線装置1の夫々の送受信信号にIDを割当てそれをa,b,cと表記した。スイッチ・センサー無線装置1の数にも制限がないので、ここではスイッチ・センサー無線装置1aが2つある。
【符号の説明】
【0034】
1 スイッチ・センサー無線装置
1a,b,c 夫々にIDを割当てたスイッチ・センサー無線装置
2 押釦スイッチ
3 受発振器
4 表示器や照明
5 電源
6 センサー類
7 2路スイッチ
8 照明
9 階段
10 建物の壁
11 電気回路電源
12 制御装置内蔵負荷(制御装置16を内蔵した負荷)
12a,b,c 夫々にIDを割当てた制御装置内蔵負荷
13 3路スイッチ
14 電気負荷
15 電気回路の2路スイッチ
16 制御装置
16a,b,c 夫々にIDを割当てた制御装置
17 4路スイッチ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17