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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-11
(45)【発行日】2022-01-24
(54)【発明の名称】加湿清浄装置
(51)【国際特許分類】
   F24F 6/00 20060101AFI20220117BHJP
   F24F 8/133 20210101ALI20220117BHJP
   F24F 8/125 20210101ALI20220117BHJP
   F24F 13/20 20060101ALI20220117BHJP
   F24F 6/04 20060101ALI20220117BHJP
   F24F 8/80 20210101ALI20220117BHJP
   F24F 8/108 20210101ALI20220117BHJP
【FI】
F24F6/00 A
F24F8/133
F24F8/125
F24F6/00 B
F24F13/20
F24F6/04
F24F8/80 400
F24F8/80 200
F24F8/80 100
F24F8/108 110
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2018521848
(86)(22)【出願日】2016-10-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2018-11-01
(86)【国際出願番号】 KR2016012321
(87)【国際公開番号】W WO2017074136
(87)【国際公開日】2017-05-04
【審査請求日】2019-10-21
(31)【優先権主張番号】62/248,463
(32)【優先日】2015-10-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】10-2015-0156254
(32)【優先日】2015-11-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2015-0185856
(32)【優先日】2015-12-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2016-0037235
(32)【優先日】2016-03-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】62/355,118
(32)【優先日】2016-06-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】10-2016-0129312
(32)【優先日】2016-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】リ,クンヤン
(72)【発明者】
【氏名】キム,テヨン
(72)【発明者】
【氏名】リ,ジョンス
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジユン
(72)【発明者】
【氏名】サン,サンヒュク
(72)【発明者】
【氏名】リ,キョンホ
【審査官】伊藤 紀史
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-307327(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0153058(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第104964380(CN,A)
【文献】国際公開第2012/091369(WO,A2)
【文献】中国特許出願公開第102878630(CN,A)
【文献】中国実用新案第202149561(CN,U)
【文献】中国実用新案第202133055(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第104990137(CN,A)
【文献】特開2015-127613(JP,A)
【文献】実開平02-058637(JP,U)
【文献】特開2005-274041(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第104566738(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0234166(US,A1)
【文献】特開2004-154535(JP,A)
【文献】特開2012-207863(JP,A)
【文献】特開2003-130404(JP,A)
【文献】特開2014-020708(JP,A)
【文献】実開昭59-113137(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 6/00
F24F 7/003
F24F 13/20
F24F 6/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加湿清浄装置であって、
下側に吸入流路を備え、上側へ延びるベースボディと、
底面と、前記底面から上側へ延びる側面とを、備える水槽と、
前記水槽は、前記ベースボディの上部に分離可能に配置され、
前記ベースボディの上部に、及び、前記水槽の外側に、配置された連結流路と、
前記吸入流路を介して入った空気を前記連結流路に流動する送風ユニットと、
前記水槽に結合され、前記水槽の前記側面の上端の上に配置され、及び、上側へ延びるビジュアルボディと、
前記水槽の前記側面の前記上端と前記ビジュアルボディの下端との間に配置され、及び、前記水槽の外側と前記ビジュアルボディの内側とを連通するエアーウォッシュ流入口と、を備えてなり、
前記水槽が前記ベースボディに据え置かれるとき、前記エアーウォッシュ流入口は、前記連結流路に結合される、加湿清浄装置。
【請求項2】
前記ベースボディは、前記水槽の少なくとも一部が挿入される水槽挿入空間を備え、
前記連結流路は、前記水槽挿入空間の外側に配置される、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項3】
前記ビジュアルボディは透明な材質で形成される、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項4】
前記ベースボディは、前記連結流路の少なくとも一部を形成するエアーガイドを更に備え、
前記水槽が前記ベースボディに据え置かれるとき、
前記エアーガイドは、前記エアーウォッシュ流入口の外側に配置され、前記エアーウォッシュ流入口を囲み、前記連結流路の空気を前記エアーウォッシュ流入口に案内する、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項5】
前記エアーウォッシュ流入口は、前記水槽に対して360度全方向に形成され、
前記エアーガイドは、前記エアーウォッシュ流入口の360度全方向を囲むように形成され、
前記エアーガイドにより案内された空気は、前記エアーウォッシュ流入口の360度全方向を介して前記水槽の内部に流動する、請求項4に記載の加湿清浄装置。
【請求項6】
前記吸入流路を介して吸入された空気をろ過し、及び、前記ベースボディに配置されるフィルタアセンブリを更に備え、
前記フィルタアセンブリは前記ベースボディから分離可能に配置される、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項7】
前記送風ユニットは、前記フィルタアセンブリの上側に配置され、前記フィルタアセンブリの濾過された空気を前記連結流路に送風する、請求項6に記載の加湿清浄装置。
【請求項8】
前記ベースボディは、
下側に形成された前記吸入流路を備えたロアボディと、及び
前記ロアボディの上側に配置され、前記ロアボディと結合され、そこに形成された前記連結流路を備えたアッパーボディと、を更に備え、
前記加湿清浄装置は、
前記ロアボディ内に配置され、前記吸入流路を介して吸入された空気を濾過するフィルタアセンブリと、
前記連結流路の少なくとも一部を形成するエアーガイドと、を更に備えてなり、並びに、
前記水槽が前記ベースボディに据え置かれるとき、
前記エアーガイドは、前記エアーウォッシュ流入口の外側に配置され、前記エアーウォッシュ流入口を囲み、前記連結流路の空気を前記エアーウォッシュ流入口に案内する、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項9】
水槽加湿媒体を更に備え、
前記水槽加湿媒体は、前記エアーウォッシュ流入口を囲み、
前記エアーウォッシュ流入口を通過する空気に水分を提供する、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項10】
前記水槽に配置されたウォータリングユニットを更に備え、
前記ウォータリングユニットは、前記水槽において回転し、及び、前記水槽において水を噴射することにより前記水槽加湿媒体を濡らす、請求項9に記載の加湿清浄装置。
【請求項11】
前記水槽加湿媒体は、前記水槽に保存された水と離間される、請求項10に記載の加湿清浄装置。
【請求項12】
前記ウォータリングユニットは、前記水槽に配置され、上側へ延びるウォータリングハウジングを備え、
前記ウォータリングハウジングは、前記水槽内において回転し、前記水槽内部の水を吸入し、吸入した水を上側に揚水し、前記揚水された水を半径方向外側に噴射する、請求項10に記載の加湿清浄装置。
【請求項13】
前記ビジュアルボディの上側に分離可能に配置され、吐出流路を備えるトップカバーを更に備える、請求項1に記載の加湿清浄装置。
【請求項14】
吐出加湿媒体を更に備え、
前記吐出加湿媒体は、前記吐出流路を囲み、前記吐出流路を通過する空気に水分を提供する、請求項13に記載の加湿清浄装置。
【請求項15】
前記水槽の上側から内側に供給された水を案内する給水流路を更に備え、
前記給水流路は、前記トップカバーアセンブリに配置される、請求項13に記載の加湿清浄装置。
【請求項16】
前記給水流路は前記吐出流路から分離される、請求項15に記載の加湿清浄装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加湿清浄装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
空気調和装置は、空気の温度を制御するエアコン、空気の異物を除去して清浄度を維持させる空気清浄器、空気中に水分を提供する加湿器、空気中の水分を除去する除湿機などがある。
【0003】
従来の加湿器は、振動板で水を霧化させて空気中に吐出する振動式及び加湿フィルタで自然蒸発させる自然蒸発式に区分される。
【0004】
前記自然蒸発式加湿器は、駆動力を利用してディスクを回転させ、空気中のディスク表面で水が自然蒸発されるディスク式加湿器と、水で濡らした加湿媒体において流動する空気により自然蒸発される加湿フィルタ式加湿器とに区分される。
【0005】
従来の加湿器は、加湿過程で流動する空気のうちの一部がフィルタでろ過された。
【0006】
しかし、従来の加湿器は、湿度の低い季節にのみ使用され、空気清浄器は、加湿機能がないため、2つの製品を備えなければならないという問題点があった。
【0007】
また、従来の加湿器は、加湿機能が主な機能であり、空気を浄化する空気清浄機能は、付加的な機能であるため、空気清浄機能が微弱な問題点があった。また、従来の加湿器または空気清浄器は、加湿または空気清浄を区分して別に作動させることができないという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、加湿機能及び空気清浄機能を独立的に作動させることができる加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0009】
本発明は、加湿流路に結ばれた水滴をユーザが目で確認し、加湿がなされる状態を直観的に確認できる加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0010】
本発明は、空気清浄がなされるベースボディから加湿がなされる水槽が分離可能に据え置かれ、前記水槽がベースボディに据え置かれるとき、初めて連結流路を介してろ過空気を水槽内部に供給できる加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0011】
本発明は、吸入された空気が吐出されるまで空気のろ過及び加湿がなされ、空気の流動方向が最小化された加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0012】
本発明は、ろ過された空気が加湿されるとき、360度全方向にろ過空気が供給されて流量を十分確保できる加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0013】
本発明は、加湿流路の入口に配置された水槽加湿媒体を通過しつつろ過空気が加湿され、加湿流路の出口に配置された吐出加湿媒体を通過しつつろ過空気の加湿がさらに加湿される加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0014】
本発明は、加湿媒体が濡らされるとき、飛散した水滴によりろ過空気が洗われる加湿清浄装置を提供することにその目的がある。
【0015】
本発明は、加湿媒体が水槽の水と離間して配置され、加湿モードで作動されないときには、乾燥状態を維持できる加湿清浄装置を提供することにその目的がある。本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されていないさらに他の課題は、下記の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明に係る加湿清浄装置は、ろ過された空気を飛散した水滴を介して再度洗い落とすことができる。
【0017】
本発明に係る加湿清浄装置は、ベースボディから水槽を簡便に分離することができる。
【0018】
本発明に係る加湿清浄装置は、ビジュアルボディ内部でレインビューを実現し、レインビューを介して加湿媒体を濡らすことができる。
【0019】
本発明に係る加湿清浄装置は、加湿がなされる過程でも水を給水することができる。
【0020】
本発明に係る加湿清浄装置は、空気清浄がなされるエアークリーンモジュールで加湿がなされるエアーウォッシュモジュールを分離でき、連結流路を介してエアークリーンモジュールのろ過空気をエアーウォッシュモジュールに供給して加湿することができる。
【0021】
本発明に係る加湿清浄装置は、下側に吸入流路が形成され、上側にクリーン連結流路が形成され、前記吸入流路を介して吸入された空気を前記クリーン連結流路に吐出させるベースボディと、水が保存され、前記ベースボディ上側に据え置かれ、前記ベースボディに対して分離可能な水槽と、前記水槽外側に形成され、前記水槽の外部空気を水槽の内部に案内する加湿連結流路とを備え、前記水槽が前記ベースボディに据え置かれるとき、前記加湿連結流路及びクリーン連結流路が連通される。
【0022】
前記ベースボディは、前記水槽の少なくとも一部が挿入される水槽挿入空間をさらに備え、前記水槽が前記ベースボディに据え置かれるとき、前記水槽が前記水槽挿入空間に挿入され、前記クリーン連結流路及び加湿連結流路が互いに連通されることができる。
【0023】
前記水槽に形成されたエアーウォッシュ流入口をさらに備え、前記エアーウォッシュ流入口は、前記加湿連結流路及び水槽の内部を連通させ、前記クリーン連結流路から供給された空気を前記水槽内部に案内することができる。
【0024】
前記水槽と結合されるビジュアルボディをさらに備え、前記ビジュアルボディは、前記水槽の上側に配置され、前記水槽とともに前記ベースボディから分離可能であり、外部から内部を透視して見ることができる材質で形成されることができる。
【0025】
前記ビジュアルボディに形成されたエアーウォッシュ流入口をさらに備え、前記エアーウォッシュ流入口は、前記加湿連結流路及びビジュアルボディの内部を連通させ、前記クリーン連結流路から供給された空気を前記ビジュアルボディ内部に案内することができる。
【0026】
前記水槽及びビジュアルボディ間に配置されたエアーウォッシュ流入口をさらに備え、前記エアーウォッシュ流入口は、前記加湿連結流路及び水槽の内部を連通させ、前記クリーン連結流路から供給された空気を前記水槽内部に案内することができる。
【0027】
前記水槽またはビジュアルボディのうち、少なくともいずれか1つに配置されたエアーウォッシュ流入口をさらに備え、前記エアーウォッシュ流入口は、前記加湿連結流路及び水槽の内部を連通させ、前記クリーン連結流路から供給された空気を前記水槽内部に案内することができる。
【0028】
前記ベースボディは、前記クリーン連結流路の少なくとも一部を形成するエアーガイドをさらに備え、前記水槽が前記ベースボディに据え置かれるとき、前記エアーガイドは、前記エアーウォッシュ流入口の外側に配置され、前記エアーウォッシュ流入口を囲むように形成され、前記クリーン連結流路の空気を前記エアーウォッシュ流入口に案内することができる。
【0029】
前記エアーウォッシュ流入口は、前記水槽に対して360度全方向に形成され、前記エアーガイドは、前記エアーウォッシュ流入口の360度全方向を囲むように形成され、前記エアーガイドにより案内された空気は、前記エアーウォッシュ流入口の360度全方向を介して前記水槽の内部に流動することができる。
【0030】
前記ベースボディは、前記吸入流路を介して吸入された空気をろ過させるフィルタアセンブリをさらに備え、前記フィルタアセンブリは、前記ベースボディに対して分離可能に配置されることができる。
【0031】
前記ベースボディは、前記吸入流路を介して吸入された空気を前記クリーン連結流路側に流動させる送風ユニットをさらに備え、前記送風ユニットは、前記フィルタアセンブリの上側に配置され、前記フィルタアセンブリのろ過空気を前記クリーン連結流路に送風させることができる。
【0032】
前記ベースボディは、下側に前記吸入流路が形成されたロアボディと、前記ロアボディの上側に位置し、前記ロアボディと結合され、前記クリーン連結流路が形成されるアッパーボディとをさらに備え、前記ロアボディは、内部に前記吸入流路を介して吸入された空気をろ過させるフィルタアセンブリが配置されたロアボディと、前記吸入流路を介して吸入された空気を前記クリーン連結流路側に流動させる送風ユニットとをさらに備え、前記アッパーボディは、前記クリーン連結流路の少なくとも一部を形成するエアーガイドをさらに備え、前記水槽が前記ベースボディに据え置かれるとき、前記エアーガイドは、前記エアーウォッシュ流入口の外側に配置され、前記エアーウォッシュ流入口を囲むように形成され、前記クリーン連結流路の空気を前記加湿連結流路に案内することができる。
【0033】
前記水槽と結合されるビジュアルボディをさらに備え、前記ビジュアルボディは、前記水槽の上側に配置され、前記水槽とともに前記ベースボディから分離可能であり、外部から内部を透視して見ることができる材質で形成され、前記加湿連結流路は、前記水槽またはビジュアルボディのうち、少なくともいずれか1つの外側に配置されることができる。
【0034】
前記水槽またはビジュアルボディのうち、少なくともいずれか1つに配置されるビジュアルボディをさらに備え、前記ビジュアルボディは、前記加湿連結流路及び水槽の内部を連通させ、前記クリーン連結流路から供給された空気を前記水槽内部に案内することができる。
【0035】
前記水槽の内部に配置された水槽加湿媒体をさらに備え、前記水槽加湿媒体は、前記水槽の保存された水と離間し、前記水槽の保存された水の供給を受けて濡らされ、前記エアーウォッシュ流入口をカバーし、前記エアーウォッシュ流入口を通過する空気に水分を提供できる。
【0036】
前記ビジュアルボディの上部に分離可能に据え置かれるトップカバーアセンブリをさらに備え、前記トップカバーアセンブリまたはビジュアルボディのうち、少なくともいずれか1つに吐出流路が形成され得る。
【0037】
前記ビジュアルボディの上部に分離可能に据え置かれるトップカバーアセンブリをさらに備え、前記トップカバーアセンブリまたはビジュアルボディ間に吐出流路が形成され得る。
【0038】
前記吐出流路に配置される吐出加湿媒体をさらに備え、前記吐出加湿媒体は、前記水槽の保存された水と離間し、前記水槽の保存された水の供給を受けて濡らされ、前記吐出流路をカバーし、前記吐出流路を通過する空気に水分を提供できる。
【0039】
上部から給水された水を前記水槽の内部に案内する給水流路をさらに備え、前記給水流路は、前記トップカバーアセンブリに配置されることができる。前記給水流路及び吐出流路は、分離されて配置されることができる。
【発明の効果】
【0040】
本発明に係る加湿清浄装置は、次のような効果が1つあるいはそれ以上ある。
【0041】
第1に、水が保存される水槽にベースボディで生成されたろ過空気を供給してろ過及び加湿を行うことができ、ユーザが所望する場合、水槽をベースボディから分離できるという長所がある。
【0042】
第2に、飛散した水滴が加湿流路を通過する空気を洗い落とすという長所がある。
【0043】
第3に、水槽が据え置かれるアッパーボディにエアーガイドを配置し、前記エアーガイドを介して空気の転流角を最小化し、空気の流動抵抗を最小化できるという長所がある。
【0044】
第4に、空気をろ過するエアークリーンモジュールと空気を加湿するエアーウォッシュモジュールとを分離可能に構成し、水と接触されるエアーウォッシュモジュールだけを分離して掃除することができるという長所がある。
【0045】
第5に、ビジュアルボディに結ばれた水滴をユーザが目で確認することができ、これにより加湿がなされていることを直観的に認知できるという長所がある。
【0046】
第6に、吸入流路、ろ過流路、加湿流路、及び吐出流路は、空気の流動方向が略直線で形成され、連結流路では、空気の流動方向切換を最小化して空気の流動抵抗を最小化させることができるという長所がある。
【0047】
第7に、ろ過空気を加湿する加湿媒体を水と離間させて配置し、加湿モードに使用されないときには、加湿媒体を乾燥状態に維持できるという長所がある。
【0048】
第8に、加湿流路の入口及び出口に各々加湿媒体を配置し、ろ過空気が各加湿媒体を通過するようにして加湿量を十分確保できるという長所がある。
【0049】
第9に、加湿流路の360度全方向にろ過空気が供給されるので、空気の流量を十分確保できるという長所がある。
【0050】
第10に、ウォータリングユニットが作動されるとき、ビジュアルボディに雨が降るようなレインビュー効果が実現され、前記レインビュー効果をユーザが目で直接確認できるという長所がある。
【0051】
第11に、レインビュー効果が実現されるとき、実際に雨が降るような音を生成させることで、心身を安定させるという効果がある。
【0052】
第12に、トップカバーアセンブリに吐出流路と給水流路とが分離されて配置されるので、加湿がなされる過程でも水を給水でき、吐出空気とともに水が外へ飛散することを防止するという長所がある。本発明の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は、請求の範囲の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0053】
図1】本発明の第1の実施形態に係る加湿清浄装置の斜視図である。
図2図1の分解斜視図である。
図3図1の分解正面図である。
図4図3の分解断面図である。
図5】本発明の第1の実施形態に係る加湿清浄装置の空気流れが示された例示図である。
図6図4に示された加湿清浄装置の空気流れが示された例示図である。
図7図6に示されたロアボディの空気流れが示された例示図である。
図8図6に示された据え置きボディの空気流れが示された例示図である。
図9図6に示されたエアーウォッシュモジュールの空気流れが示された例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0054】
本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付される図面とともに詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になるであろう。しかし、本発明は、以下において開示される実施形態等に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で実現されることができ、ただし、本実施形態等は、本発明の開示が完全なようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇により定義されるだけである。明細書全体にわたって同一参照符号は、同一構成要素を指す。
【0055】
以下、本発明の実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0056】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る加湿清浄装置の斜視図であり、図2は、図1の分解斜視図であり、図3は、図1の分解正面図であり、図4は、図3の分解断面図である。
【0057】
本実施形態に係る加湿清浄装置は、エアークリーンモジュール100及び前記エアークリーンモジュール100上側に据え置かれるエアーウォッシュモジュール200を備える。
【0058】
前記エアークリーンモジュール100は、外部空気を吸入した後にろ過し、ろ過空気を前記エアーウォッシュモジュール200に提供する。前記エアーウォッシュモジュール200は、前記ろ過空気の供給を受けて水分を提供する加湿を行い、加湿空気を外部に吐出する。
【0059】
前記エアーウォッシュモジュール200は、水が保存される水槽300を備える。前記水槽300は、前記エアーウォッシュモジュール200が分離されるとき、前記エアークリーンモジュール100から分離可能である。前記エアーウォッシュモジュール200は、エアークリーンモジュール100上に据え置かれる。
【0060】
ユーザは、前記エアーウォッシュモジュール200をエアークリーンモジュール100から分離することができ、分離されたエアーウォッシュモジュール200を掃除することができる。ユーザは、エアーウォッシュモジュール200が分離されたエアークリーンモジュール100内部を掃除することもできる。前記エアーウォッシュモジュール200が分離された場合、前記エアークリーンモジュール100の上面がユーザに開放される。
【0061】
前記エアークリーンモジュール100は、後述するフィルタアセンブリ10を備え、ベースボディ110からフィルタアセンブリ10を分離した後、掃除することができる。
【0062】
ユーザは、前記エアーウォッシュモジュール200に水を供給できる。前記エアーウォッシュモジュール200には、外部から前記水槽300へ水を供給できる給水流路109が形成される。
【0063】
前記給水流路109は、空気が吐出される吐出流路107と分離されて構成される。前記給水流路109は、いつでも前記水槽に水を供給できるように構成される。例えば、前記エアーウォッシュモジュール200が作動中であるときにも給水流路を介して水を供給できる。例えば、前記エアーウォッシュモジュール200がエアークリーンモジュール100に結合された状態でも給水流路を介して水を供給できる。例えば、前記エアーウォッシュモジュール200がエアークリーンモジュール100から分離される状態であるときにも給水流路を介して水を供給できる。
【0064】
前記エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200は、連結流路103を介して連結される。前記エアーウォッシュモジュール200が分離可能であるため、前記連結流路103は、エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200に分散されて配置される。前記エアーウォッシュモジュール200がエアークリーンモジュール100に据え置かれるとき、初めてエアーウォッシュモジュール200の流路とエアークリーンモジュール100の流路とが連結流路103を介して互いに連通される。
【0065】
前記エアークリーンモジュール100に形成された連結流路をクリーン連結流路104と定義し、前記エアーウォッシュモジュール200に形成された連結流路を加湿連結流路105と定義する。
【0066】
前記エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200を通過する空気の流動は、より詳細に後述する。
【0067】
以下、エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200についてより詳細に説明する。
【0068】
前記エアークリーンモジュール100は、ベースボディ110と、前記ベースボディ110に配置され、空気をろ過させるフィルタアセンブリ10と、前記ベースボディ110に配置され、空気を流動させる送風ユニット20とを備える。
【0069】
前記エアーウォッシュモジュール200は、加湿のための水が保存され、前記エアークリーンモジュール100に分離可能に据え置かれる水槽300と、前記水槽300に配置され、前記水槽300内部に配置され、前記水槽の水を噴射するウォータリングユニット400と、前記ウォータリングユニット400から噴射された水により濡らされ、流動する空気に水分を提供する加湿媒体50と、前記水槽300に結合され、内部を見ることができる材質で形成されたビジュアルボディ210と、前記ビジュアルボディ210に分離可能に据え置かれ、空気が吐出される吐出流路107及び水が供給される給水流路109が形成されたトップカバーアセンブリ230とを備える。
【0070】
前記エアークリーンモジュール100には、吸入流路101、ろ過流路102、送風流路108、クリーン連結流路104が配置される。前記吸入流路101を介して吸入された空気は、ろ過流路102、送風流路108を経てクリーン流路104に流動する。
【0071】
前記エアーウォッシュモジュール200は、加湿連結流路105、加湿流路106、吐出流路107、及び給水流路109が配置される。
【0072】
前記エアークリーンモジュール100のクリーン連結流路104及びエアーウォッシュモジュール200の加湿連結流路105は、エアーウォッシュモジュール200がエアークリーンモジュール100に据え置かれるとき、初めて連結される。
【0073】
前記エアーウォッシュモジュール200の加湿連結流路105を介して供給されたろ過空気は、加湿流路106及び吐出流路107を経て室内に吐出される。前記給水流路109は、加湿流路106と連通されるが、空気は吐出させず、水のみ給水され得る構造で製作される。
【0074】
まず、エアークリーンモジュール100の各構成について説明する。
【0075】
前記ベースボディ110は、アッパーボディ120及びロアボディ130で構成される。前記ロアボディ130上側に前記アッパーボディ120が積層され、前記アッパーボディ120及びロアボディ130は組み立てられる。
【0076】
前記ベースボディ110内部に空気が流動する。
【0077】
前記ロアボディ130に吸入流路101、ろ過流路102、及び送風流路108が配置され、前記吸入流路101、ろ過流路102、及び送風流路108を形成させる構造物等が配置される。
【0078】
前記アッパーボディ120に連結流路103の一部が配置され、ろ過された空気を前記エアーウォッシュモジュール200に案内するための構造物等及びエアーウォッシュモジュール200を据え置くための構造物等が配置される。
【0079】
前記ベースボディ110は、外形を形成し、下側面に吸入口111が形成されたロアボディ130と、外形を形成し、前記ロアボディ130上側に結合されるアッパーボディ120とを備える。
【0080】
前記フィルタアセンブリ10は、前記ベースボディ110から脱着可能に組み立てられる。
【0081】
前記フィルタアセンブリ10は、ろ過流路102を提供し、外部空気に対してフィルタリングを行う。前記フィルタアセンブリ10は、前記ベースボディ110に対して水平方向に脱着可能な構造である。前記フィルタアセンブリ10は、垂直方向を逆らって流動する空気の流動方向に対して交差するように配置される。前記フィルタアセンブリ10は、水平方向にスライド移動され、垂直方向上側に流動する空気に対してろ過を行う。前記フィルタアセンブリ10は、水平に配置され、上下方向にろ過流路102を形成する。
【0082】
前記フィルタアセンブリ10は、前記ベースボディ110に対して水平方向に摺動されることができる。
【0083】
前記フィルタアセンブリ10は、前記ロアボディ130内部に配置され、ろ過流路102を形成するフィルタハウジング11と、前記フィルタハウジング11に分離可能に結合され、前記ろ過流路102を通過する空気に対してろ過を行うフィルタ14とを備える。
【0084】
前記フィルタハウジング12は、下側が吸入流路101と連通され、上側が送風流路108と連通される。前記吸入流路101を介して吸入された空気は、ろ過流路102を経て送風流路108に流動する。
【0085】
前記フィルタハウジング12は、前記ろ過流路102と交差する方向に一側が開口する。前記フィルタハウジング12の開口面を介して前記フィルタ14が分離可能に結合され得る。前記フィルタハウジング12の開口面は、側方向に形成される。前記フィルタハウジング12の開口面は、ロアボディ130の外側面に配置される。これにより、前記フィルタ14は、前記ロアボディ130の側面を介して挿入され、フィルタハウジング12内部に位置する。前記フィルタ14は、前記ろ過流路102と交差するように配置され、前記ろ過流路102を通過する空気に対してろ過を行う。
【0086】
前記フィルタ14は、印加された電源を帯電させて空気中の異物を捕集する電気集塵フィルタでありうる。前記フィルタ14は、ろ過材を介して空気中の異物を捕集する材質で形成されることができる。前記フィルタ14は、様々な構造が配置され得る。前記フィルタ14のろ過方式またはフィルタのろ過材によって本発明の権利が制限されない。
【0087】
前記ろ過流路102は、加湿清浄装置の主な流動方向と同じ方向に配置される。本実施形態において前記ろ過流路102は、上下方向に配置され、重力反対方向に空気を流動させる。すなわち、前記加湿清浄装置の主な流動方向は、下側から上側に向かうように形成される。
【0088】
前記フィルタハウジング12の上側に送風ユニット20が配置される。
【0089】
前記フィルタハウジング12の上側面は、開口して形成され、前記ろ過流路102を通過した空気は、前記送風ユニット20に流動する。
【0090】
前記送風ユニット20は、空気の流動を生成させる。前記送風ユニット20は、前記ベースボディ110内部に配置され、下側から上側に空気を流動させる。
【0091】
前記送風ユニット20は、送風ハウジング150、送風モータ22、及び送風ファン24で構成される。本実施形態において前記送風モータ22が上側に配置され、送風ファン24が下側に配置される。前記送風モータ22のモータ軸が下方に向かって設けられ、前記送風ファン24と組み立てられる。
【0092】
前記送風ハウジング150は、前記ベースボディ110内部に配置される。前記送風ハウジング150は、流動する空気の流路を提供する。前記送風ハウジング150に前記送風モータ22及び送風ファン24が配置される。
【0093】
前記送風ハウジング150は、前記フィルタアセンブリ10上側に配置され、前記アッパーボディ120下側に配置される。
【0094】
前記送風ハウジング150は、内部に送風流路108を形成させる。前記送風流路108に前記送風ファン24が配置される。前記送風流路108は、ろ過流路102及びクリーン連結流路104を連結させる。
【0095】
前記送風ファン24は、遠心ファンであって、下側で空気を吸入した後、半径方向外側に空気を吐出させる。前記送風ファン24は、半径方向外側及び上側に空気を吐出させる。前記送風ファン24は、外側端が半径方向上側に向かうように形成される。
【0096】
前記送風モータ22は、流動する空気との接触を最小化させるために、前記送風ファン24の上側に配置される。前記送風モータ22は、送風ファン24により囲まれて設けられる。前記送風モータ22は、前記送風ファン24による空気流路上に位置せず、送風ファン24により流動する空気と抵抗を発生させない。
【0097】
前記アッパーボディ120は、ベースボディ110の外形を形成し、ロアボディ130と結合されるアッパーアウターボディ128と、前記アッパーアウターボディ128の内側に配置され、前記水槽300が挿入され、連結流路103を提供するアッパーインナーボディ140と、前記アッパーインナーボディ140及びアッパーアウターボディ128を結合させ、空気を前記水槽300に案内するエアーガイド170とを備える。
【0098】
前記アッパーボディ120は、連結流路及び水槽挿入空間を分離して配置するので、水槽300の水が連結流路に流入することを最小化できる。特に、アッパーインナーボディを介して仕切られて連結流路が水が保存される空間の外側に配置されるので、水が連結流路に流入することを抑制できる。
【0099】
前記アッパーインナーボディ140は、上側が開口して形成され、前記水槽300が挿入される。前記アッパーインナーボディ140は、ろ過空気が流入するクリーン連結流路104のうちの一部を形成する。
【0100】
前記アッパーインナーボディ140は、エアーウォッシュ流入口31と対応するアッパー流入口121が形成される。前記アッパー流入口121は、必須構成要素ではない。アッパーボディ120が前記エアーウォッシュ流入口31を連結流路103に露出させる形状であれば、それで十分である。
【0101】
前記エアーガイド170は、クリーン連結流路104を介して供給された空気を前記アッパー流入口121に案内する。前記エアーガイド170は、ベースボディ110の外側に沿って上昇された空気を内側に集める。前記エアーガイド170は、下側から上側に流動する空気の流動方向を切り換える。ただし、前記エアーガイド170は、空気の流動方向を切り換えるものの、その角度を最小化させて空気の流動抵抗を最小化させる。
【0102】
前記エアーガイド170は、アッパーインナーボディ140の外側を360度囲むように形成される。前記エアーガイド170は、360度全方向に対して空気を前記水槽300に案内する。前記エアーガイド170は、ロアボディ130の外側に沿って案内された空気を内側に集めて水槽300に供給する。このような構造により前記水槽300に供給される空気の流量を十分確保できる。
【0103】
これにより、前記エアーガイド170は、空気の流動方向に形成された案内部172と、前記案内部172と連結され、案内された空気の流動方向を切り換える切換部174とを備える。
【0104】
前記エアーガイド170は、連結流路103を形成する。
【0105】
前記案内部172は、ろ過流路102と略同じ方向に形成され、本実施形態では、上下方向に形成される。前記切換部174は、前記ろ過流路102と交差する方向に形成され、本実施形態では、略水平方向に形成される。
【0106】
前記切換部174は、エアーガイド170の上側に形成される。前記切換部172は、案内部172と曲面に連結されることが好ましい。
【0107】
前記切換部174が水平方向に形成されても、前記連結流路103を通過する空気は、略傾斜した上側方向に流動する。前記連結流路103及びろ過流路102の転流角を直進方向と類似して形成し、空気の流動抵抗を低減できる。
【0108】
前記案内部172の下端が前記アッパーアウターボディ128に固定される。前記切換部174の上側端が前記アッパーインナーボディ140に固定される。
【0109】
前記アッパーインナーボディ140外側に前記クリーン連結流路104のうちの一部が形成される。前記エアーガイド170がクリーン連結流路104のうちの一部を形成する。前記クリーン連結流路104を通過した空気は、アッパー流入口121及びエアーウォッシュ流入口31を介して水槽300内部に流動する。
【0110】
前記アッパーインナーボディ140は、全体的にバスケット状である。前記アッパーインナーボディ140は、平断面が円形に形成され、前記クリーン連結流路104は、360度全方向に形成される。
【0111】
前記エアーガイド170は、ろ過空気を前記クリーン連結流路104に案内するための構成であり、実施形態によって含まれないこともある。前記エアーガイド170は、アッパーインナーボディ140またはアッパーアウターボディ128を結合させる。
【0112】
前記エアーガイド170は、前記アッパーインナーボディ140を囲むように形成される。特に、前記エアーガイド170は、アッパー流入口121を囲むように形成され、前記アッパー流入口121にろ過空気を案内する。平面から見るとき、前記エアーガイド170は、ドーナッツ状である。
【0113】
本実施形態において前記エアーガイド170の上端は、前記アッパーインナーボディ140の上端に密着される。
【0114】
平面から見るとき、前記エアーガイド170の上側面と前記アッパーインナーボディ140の上側面とが一致する。本実施形態において前記アッパーインナーボディ140の上端には、前記エアーガイド170と結合または密着されるアッパーインナーボディリング126が形成される。
【0115】
前記アッパーインナーボディ140及びアッパーインナーボディリング126を連結するインナーボディ延長部148が形成される。前記インナーボディ延長部148は、複数個が配置される。前記インナーボディ延長部148及びアッパーインナーボディリング126間にアッパー流入口121が形成される。
【0116】
前記インナーボディ延長部148は、水槽ボディ延長部380と対応する。前記水槽300の据え置きの際、前記インナーボディ延長部148の内側に水槽ボディ延長部380が位置する。前記インナーボディ延長部148及び水槽ボディ延長部380は、内外に重なる。
【0117】
前記エアーガイド170の上端は、前記アッパーインナーボディリング126と密着または結合される。前記エアーガイド170の下端は、アッパーアウターボディ128と密着または結合される。
【0118】
これにより、前記アッパーインナーボディ140及びアッパーアウターボディ128間のクリーン連結流路104を介して流動する空気は、アッパー流入口121に案内される。
【0119】
前記アッパーインナーボディリング126の直径と前記エアーガイド170上端の直径とが一致するか、類似している。前記エアーガイド170及びアッパーインナーボディリング126が密着されてろ過空気の漏れを防止する。前記アッパーインナーボディリング126は、エアーガイド170の内側に配置される。
【0120】
前記アッパーアウターボディ128に取っ手129が形成され得る。前記アッパーボディ120にエアーウォッシュモジュール200が据え置かれるところ、前記取っ手129を介して加湿清浄装置全体を持ち上げることができる。
【0121】
前記アッパーインナーボディ140は、水槽300が挿入され得るように内部に水槽挿入空間125が形成される。
【0122】
前記アッパー流入口121を基準に外側にクリーン連結流路104が配置され、内側に水槽挿入空間125が配置される。前記クリーン連結流路104に沿って流動した空気は、アッパー流入口121を通過する。前記水槽300が水槽挿入空間125に据え置かれた場合、前記アッパー流入口121を通過したろ過空気は、水槽300内部に流入する。
【0123】
一方、アッパーボディ120の上側にアウタービジュアルボディ214が結合される。
【0124】
前記アウタービジュアルボディ214は、ビジュアルボディ210の構成であるが、本実施形態では、アッパーボディ120に固定される。本実施形態とは異なり、前記アウタービジュアルボディ214は、エアーウォッシュモジュール200に固定されても構わない。本実施形態とは異なり、前記アウタービジュアルボディ214は、削除可能な構成である。
【0125】
前記アウタービジュアルボディ214は、アッパーボディ120に固定される。本実施形態において前記アウタービジュアルボディ214は、アッパーアウターボディ128に結合される。前記アウタービジュアルボディ214は、アッパーアウターボディ128の外側面が連続した面を形成する。
【0126】
アウタービジュアルボディ214は、内部を透視できる材質で形成される。前記アウタービジュアルボディ214は、透明であるか、半透明な材質で形成され得る。
【0127】
前記エアークリーンモジュール100またはエアーウォッシュモジュール200のうち、少なくともいずれか1つに作動状態をユーザに表示するディスプレイモジュール160が配置され得る。本実施形態では、前記ベースボディ110に加湿清浄装置の作動状態をユーザに表示するディスプレイモジュール160が設けられる。
【0128】
前記アウタービジュアルボディ214内側にディスプレイモジュール160が配置される。前記ディスプレイモジュール160は、アウタービジュアルボディ214の内側面に密着されるように配置される。前記ディスプレイモジュール160は、平面から見るとき、ドーナッツ状である。前記ディスプレイモジュール160の内側に前記水槽300が挿入される。
【0129】
前記ディスプレイモジュール160は、アウタービジュアルボディ214に支持される。前記ディスプレイモジュール160の内側縁は、アッパーインナーボディリング126に支持される。前記ディスプレイモジュール160は、エアーガイド170上側に位置する。前記ディスプレイモジュール160は、コネクタ260と一体に製作されることができる。
【0130】
前記ディスプレイモジュール160は、エアーガイド170上側に位置する。前記ディスプレイモジュール160は、アッパーアウターボディ128及びアッパーインナーボディ140間に配置されることができる。前記ディスプレイモジュール160は、ユーザがアッパーアウターボディ128及びアッパーインナーボディ140間を見ることができないようにカバーする。特に、前記アッパーアウターボディ128及びアッパーインナーボディ140間に水が浸透することを遮断するために、前記ディスプレイモジュール160の内側及び外側はシーリングされることが好ましい。
【0131】
前記ディスプレイモジュール160の内側は、アッパーインナーボディ140に支持され、外側は、アウタービジュアルボディ218に支持される。
【0132】
本実施形態において前記ディスプレイモジュール160はリング形状に形成される。本実施形態とは異なり、前記ディスプレイモジュール160は、弧形状に形成されることができる。前記ディスプレイモジュール160の表面は、光を反射できる材質で形成されるか、光を反射できる材質がコーティングされる。
【0133】
これにより、前記ビジュアルボディ210に水が結ばれる場合、ビジュアルボディ210に結ばれた水がディスプレイモジュール160表面に投影されたり、反射されることができる。前記ビジュアルボディ210で結ばれた水が流れ落ちる場合、前記ディスプレイモジュール160にも同じ効果が表れる。
【0134】
このような効果は、ユーザに視覚的な刺激を与え、加湿がなされていることをユーザが直観的に認知できる。前記ディスプレイモジュール160に投影された水滴イメージは、ユーザに清涼感を与える感性的効果だけでなく、加湿状態を分かることができる機能的効果もある。
【0135】
前記ディスプレイモジュール160の上側面は、傾斜して形成される。前記ディスプレイモジュール160は、ユーザ側に傾斜して形成される。これにより、内側が高く、外側が低く形成される。
【0136】
次に、エアーウォッシュモジュール200の各構成について説明する。
【0137】
前記エアーウォッシュモジュール200は、ろ過空気に対して加湿を提供する。前記エアーウォッシュモジュール200は、加湿流路106でレインビューを実現することができる。前記エアーウォッシュモジュール200は、水槽300の水を噴射し、これを循環させる。前記エアーウォッシュモジュール200は、水を小さな大きさの液滴に変換させ、飛散した液滴を介してろ過空気を再度洗い落とす。飛散した水滴を介してろ過空気をウォッシング(washing)するとき、加湿及びろ過が再度なされる。
【0138】
前記エアーウォッシュモジュール200は、加湿連結流路105、加湿流路106、吐出流路107、及び給水流路109を備える。
【0139】
前記エアーウォッシュモジュール200は、水槽300、ウォータリングユニット400、加湿媒体50、ビジュアルボディ210、トップカバーアセンブリ230、及びハンドル180を備える。
【0140】
前記ハンドル180は、ビジュアルボディ210に結合され、前記ビジュアルボディ210で回転され、前記ビジュアルボディ210に収納される。前記ハンドル180を介してエアーウォッシュモジュール200のみを簡便に持ち上げることができ、前記エアークリーンモジュール100から分離することができる。
【0141】
前記加湿連結流路105は、水槽300の外側に配置され、前記水槽300の内部に空気を案内することができる。前記加湿連結流路105は、ビジュアルボディ210の外側に配置され、前記ビジュアルボディ210の内部に空気を案内することができる。
【0142】
前記加湿連結流路105は、水槽300またはビジュアルボディ210のうち、少なくともいずれか1つの外側に配置され、水槽300またはビジュアルボディ210のうち、いずれか1つの内部に空気を案内することができる。
【0143】
前記吐出流路107は、トップカバーアセンブリ230及びビジュアルボディ210の間に配置されることができる。前記吐出流路107は、トップカバーアセンブリ230またはビジュアルボディ210のうち、少なくともいずれか1つに配置されることができる。
【0144】
本実施形態では、トップカバーアセンブリ230の外側縁に吐出流路107が形成され、前記トップカバーアセンブリ230の内側中央に給水流路109が配置される。
【0145】
本実施形態に係る加湿清浄装置は、前記エアークリーンモジュール100に電源が連結され、前記エアーウォッシュモジュール200は、前記エアークリーンモジュール100を介して電源の供給を受ける。
【0146】
前記エアーウォッシュモジュール200が前記エアークリーンモジュール100に対して分離可能な構造であるから、前記エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200は、分離可能な電源供給構造が備えられる。
【0147】
前記エアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200は、前記アッパーボディ120を介して分離可能に組み立てられるので、前記アッパーボディ120には、前記エアーウォッシュモジュール200に電源を提供するコネクタ260が配置される。
【0148】
前記エアーウォッシュモジュール200のトップカバーアセンブリ230は、電源を必要とする操作部及びディスプレイが配置される。前記エアーウォッシュモジュール200には、前記コネクタ260と分離可能に連結されるトップコネクタ270が配置される。前記トップコネクタ270は、トップカバーアセンブリ230に配置される。
【0149】
本実施形態では、前記トップカバーアセンブリ230を分離できるので、ビジュアルボディ210の内側面または水槽300の内側面を簡便に掃除することができる。
【0150】
前記トップカバーアセンブリ230は、内側に給水流路109が形成され、ビジュアルボディ210との間に吐出流路107を形成させる。前記トップカバーアセンブリ230は、前記ビジュアルボディ210に対して分離可能に設けられる。前記トップカバーアセンブリ230は、コネクタ260と電気的に連結されるトップコネクタ270が配置される。
【0151】
前記トップカバーアセンブリ230が据え置かれるとき、トップコネクタ270がコネクタ260上側に据え置かれる。前記トップカバーアセンブリ230は、前記トップコネクタ270を介して前記コネクタ260から電気の供給を受ける。
【0152】
前記給水流路109の周りには、前記水槽300の水位を表示する水位表示部(図示せず)が配置される。これにより、ユーザは、水を給水するとき、見えない水槽300の水位がある程度満たされたかを確認することができる。このように、ユーザが水を給水する動線上に水位表示部を配置することにより、ユーザが水を過度に供給することを防止でき、水槽300から水が溢れることを防止できる。
【0153】
前記水位表示部は、前記トップカバーアセンブリ230に配置される。前記トップコネクタ270及びコネクタ260の分離可能な電源供給構造は、上部給水を効果的に構成できるようにする。
【0154】
前記水槽300は、前記アッパーボディ120に分離可能に据え置かれる。前記ウォータリングユニット400は、前記水槽300内部に配置され、前記水槽300内部で回転される。
【0155】
前記水槽300は、水が保存される水槽ボディ320と、前記水槽ボディ320の側面に形成されたエアーウォッシュ流入口31と、前記水槽ボディ320から上側へ延びて形成され、前記ビジュアルボディ210に結合される水槽ボディ延長部380とを備える。
【0156】
本実施形態において前記水槽ボディ320は、上側が開口した円筒形に形成される。本実施形態とは異なり、前記水槽ボディ320は、様々な形状に形成されることができる。
【0157】
前記水槽ボディ延長部380は、前記水槽300から上側へ延びて形成される。前記水槽ボディ延長部380は、前記エアーウォッシュ流入口31を形成させる。前記水槽ボディ延長部380間に前記エアーウォッシュ流入口31が形成される。
【0158】
前記エアーウォッシュ流入口31は、水槽ボディ320の側面に形成される。前記エアーウォッシュ流入口31は、水槽ボディ320に対して360度全方向に形成される。前記エアーウォッシュ流入口31は、加湿連結流路105と連通される。
【0159】
前記水槽ボディ延長部380は、前記ビジュアルボディ210の内側面から流れ落ちる水を前記水槽300内部に案内する。前記ビジュアルボディ210から流れ落ちる水を案内することによって落水騷音を最小化することができる。
【0160】
前記水槽ボディ延長部380は、ビジュアルボディ210の下端に締め付けられる。
【0161】
本実施形態では、前記水槽ボディ320の構成を介してエアーウォッシュ流入口31が形成される。本実施形態とは異なり、前記ビジュアルボディ210に水槽ボディ延長部380を配置してエアーウォッシュ流入口31を形成させることもできる。また、本実施形態とは異なり、複数個の水槽ボディ延長部380のうちの一部は水槽300に配置し、複数個の水槽ボディ延長部380のうちの残りはビジュアルボディ210に配置して、エアーウォッシュ流入口31を構成することができる。また、本実施形態とは異なり、ビジュアルボディ210及び水槽300と区分される別の構成にエアーウォッシュ流入口31を形成させることができる。また、本実施形態とは異なり、ビジュアルボディ210に開口面を形成してエアーウォッシュ流入口31を形成させ、水槽300にも開口面を形成してエアーウォッシュ流入口31を形成させることができる。
【0162】
すなわち、前記エアーウォッシュ流入口31は、水槽300またはビジュアルボディ210のうち、少なくともいずれか1つに配置されることができる。前記エアーウォッシュ流入口31は、水槽300及びビジュアルボディ210の結合によって形成されることができる。前記エアーウォッシュ流入口31を水槽300及びビジュアルボディ210と区分される別の構成に配置した後、これを水槽300及びビジュアルボディ210間に配置することができる。前記エアーウォッシュ流入口31は、前記水槽300及びビジュアルボディ210の結合によって形成されることができる。
【0163】
前記エアーウォッシュ流入口31は、エアーウォッシュモジュール200の側部に配置され、加湿流路106と連結される。前記エアーウォッシュ流入口31は、加湿連結流路105と連通または連結されることができる。
【0164】
前記ウォータリングユニット400は、加湿媒体50に水を供給する機能がある。前記ウォータリングユニット400は、加湿過程を視角化する機能がある。前記ウォータリングユニット400は、エアーウォッシュモジュール200内部にレインビューを実現する機能がある。
【0165】
前記ウォータリングユニット400は、ウォータリングハウジング800を回転させて前記水槽内部の水を吸入し、吸入された水を上側に揚水し、揚水された水を半径方向外側に噴射する。前記ウォータリングユニット400は、水を内部に吸入し、吸入された水を上側に揚水した後、半径方向外側に噴射させるウォータリングハウジング800を備える。
【0166】
本実施形態では、水を噴射させるために、ウォータリングハウジング800を回転させる。本実施形態とは異なり、前記ウォータリングハウジング800の代わりに、ノズルを使用して水を噴射しても構わない。ノズルで水を噴射して加湿媒体50に水を供給でき、レインビューも同様に実現することができる。実施形態によって、ノズルで水を噴射し、ノズルを回転させることもできる。
【0167】
前記ウォータリングハウジング800から噴射された水が前記加湿媒体50を濡らす。前記ウォータリングハウジング800から噴射された水は、前記ビジュアルボディ210または加湿媒体50のうち、少なくともいずれか1つに向かって噴射されることができる。
【0168】
ビジュアルボディ210に向かって噴射される水は、レインビューを実現することができる。加湿媒体50に向かって噴射される水は、ろ過空気を加湿するのに用いられる。ビジュアルボディ210に向かって水を噴射してレインビューを実現した後、ビジュアルボディ210から流れ落ちた水が加湿媒体50を濡らすように実現することができる。
【0169】
本実施形態では、ウォータリングハウジング800に高さの異なる複数個の噴射口を配置する。いずれか1つの噴射口から吐出された水がビジュアルボディ210の内側面に液滴を形成してレインビューを実現し、残りの1つの噴射口から吐出された水が加湿媒体50を濡らして加湿に用いられる。
【0170】
前記ウォータリングハウジング800は、前記ビジュアルボディ210の内側面に向かって水を噴射し、噴射された水は、前記ビジュアルボディ210の内側面に沿って下方へ流れ落ちる。前記ビジュアルボディ210の内側面には、水滴形態で結ばれた液滴が形成され、ユーザは、前記ビジュアルボディ210を介して前記液滴を見ることができる。
【0171】
特に、ビジュアルボディ210から流れ落ちた水は、加湿媒体50を濡らして加湿に用いられる。前記加湿媒体50は、ウォータリングハウジング800から噴射された水及びビジュアルボディから流れ落ちた水により濡らされることができる。
【0172】
前記ビジュアルボディ210は、前記水槽300と結合され、前記水槽300の上側に位置する。前記ビジュアルボディ210の少なくとも一部は、内部を透視できる材質で形成される。
【0173】
前記ビジュアルボディ210の外側にディスプレイモジュール160が配置され得る。前記ディスプレイモジュール160は、ビジュアルボディ210またはアッパーボディ120のうち、いずれか1つに結合されることができる。
【0174】
前記ディスプレイモジュール160は、レインビューを観察できる視線上に配置される。本実施形態において前記ディスプレイモジュール160は、前記アッパーボディ120に配置される。
【0175】
前記エアーウォッシュモジュール200が据え置かれるとき、前記ビジュアルボディ210の外側面が前記ディスプレイモジュール160に密着される。前記ディスプレイモジュール160の表面のうち、少なくとも一部は、光を反射する材質で形成されるか、コーティングされることができる。
【0176】
前記ビジュアルボディ210に結ばれた液滴は、前記ディスプレイモジュール160の表面にも投影される。これにより、ユーザは、前記ビジュアルボディ210及びディスプレイモジュール160の2ヶ所で液滴の動きを観察できる。
【0177】
前記水槽300には、空気が通じるエアーウォッシュ流入口31が形成される。前記エアーウォッシュ流入口31は、連結流路103及び加湿流路106間に位置する。前記エアーウォッシュ流入口31は、連結流路103の出口であり、加湿流路106の入口である。
【0178】
前記エアークリーンモジュール100から供給されたろ過空気は、前記エアーウォッシュ流入口31を介して前記エアーウォッシュモジュール200内部に流動する。
【0179】
前記加湿媒体50は、加湿流路106入口に配置される水槽加湿媒体51及び加湿流路106出口に配置される吐出加湿媒体55を備える。前記加湿流路106の出口と吐出流路107の入口とは、互いに連結される。これにより、前記吐出加湿媒体55が吐出流路107に配置されても構わない。
【0180】
前記連結流路103、加湿流路106、及び吐出流路107はダクトなどのような構造物を介して形成されるものではないため、その境界を明確に区分し難い。ただし、加湿がなされる加湿流路106を水槽加湿媒体51及び吐出加湿媒体55間と定義する場合、連結流路103及び吐出流路107が自然に定義される。
【0181】
前記連結流路103は、送風ハウジング150及び水槽加湿媒体51間と定義される。前記吐出流路107は、吐出加湿媒体55以後と定義される。
【0182】
本実施形態において前記水槽加湿媒体51は、水槽300のエアーウォッシュ流入口31に配置される。
【0183】
前記水槽加湿媒体51は、エアーウォッシュ流入口31と同一平面上、外側、または内側のうち、少なくともいずれか1つに位置し得る。前記水槽加湿媒体51は、加湿のために水が濡らされるので、前記エアーウォッシュ流入口31の内側に位置することが好ましい。
【0184】
前記水槽加湿媒体51を濡らした後、流れ落ちた水は、前記水槽300に保存されることが好ましい。前記水槽加湿媒体51を濡らした後、流れ落ちた水が前記水槽300外部に流れ落ちないように配置されることが好ましい。
【0185】
これにより、前記水槽加湿媒体51は、前記エアーウォッシュ流入口31を通過するろ過空気に対して加湿を提供する。
【0186】
前記加湿媒体50で自然蒸発された水によりろ過空気が加湿される。前記自然蒸発は、別の熱を加えなかった状態で水が蒸発されることをいう。空気との接触が増加するほど、空気の流速が速くなるほど、空気中の圧力が低くなるほど、自然蒸発が促進される。前記自然蒸発を自然気化と指すこともある。
【0187】
前記加湿媒体50は、水の自然蒸発を促進させる。本実施形態において前記加湿媒体50は、水に濡らされるが、水槽300には浸らない。
【0188】
前記水槽300に保存された水と離間し、分離されて配置されるので、水槽300に保存された水があっても水槽加湿媒体51及び吐出加湿媒体55は、常に濡らされた状態ではない。すなわち、加湿モードで作動されるときにのみ水槽加湿媒体51及び吐出加湿媒体55が濡らされた状態であり、空気清浄モードで作動されるときには、水槽加湿媒体51及び吐出加湿媒体55が乾燥された状態で維持されることができる。
【0189】
前記水槽加湿媒体51は、前記エアーウォッシュ流入口31をカバーし、空気は、前記水槽加湿媒体51を貫通して前記水槽300内部に流動する。
【0190】
前記吐出加湿媒体55は、加湿流路106の出口または吐出流路107入口に配置されることができる。
【0191】
本実施形態において前記吐出加湿媒体55は、ビジュアルボディ210の上部をカバーするように配置される。前記吐出加湿媒体55は、ビジュアルボディ210に据え置かれる。本実施形態とは異なり、吐出加湿媒体55は、トップカバーアセンブリ230の底面に結合されることができる。
【0192】
前記吐出加湿媒体55は、前記吐出流路107をカバーし、加湿空気は、前記吐出加湿媒体55を貫通した後、吐出流路107に流動する。
【0193】
以下、図面を参照して空気の流動について説明する。
【0194】
送風ユニット20が作動されれば、外部空気は、ベースボディ110の下側面に形成された吸入流路101を介してベースボディ110内部に流入する。前記吸入流路101を介して吸入された空気は、上側に移動されつつエアークリーンモジュール100及びエアーウォッシュモジュール200を順に通過し、エアーウォッシュモジュール200の上側に形成された吐出流路107を介して外部に吐出される。
【0195】
前記吸入流路101に吸入された空気は、フィルタアセンブリ10のろ過流路102を通過し、前記フィルタアセンブリ102は、外部空気をろ過する。
【0196】
前記ろ過流路102を通過した空気は、送風ユニット20を介して連結流路103に流動する。前記ろ過流路102を通過した空気は、送風流路108に流入する。
【0197】
前記ろ過空気は、送風流路108で送風ファン24により加圧された後、クリーン連結流路104に流動する。
【0198】
前記送風ユニット20は、ろ過流路102の次に配置されるので、ろ過空気を加圧して送風するようになる。フィルタアセンブリ10及び送風ユニット20の先後関係配置を介して前記送風ファン24に埃などのような異物が付着されることを最小化させることができる。
【0199】
前記送風ユニット20がろ過流路102前に配置される場合、外部空気が送風ファン24と先に接触され、このため、送風ファン24に異物が付着される蓋然性が高まる。送風ファン24が異物に汚染される場合、ユーザが周期的に掃除しなければならず、送風ファン24を掃除するための構造を提供しなければならない。
【0200】
本実施形態に係る送風ユニット20は、空気中の異物が分離されたろ過空気を送風させるために、別の掃除を行わなくても構わない。
【0201】
また、送風ユニット20は、加湿流路106前に配置されるので、送風ファン24表面に水分が付着されることを最小化できる。送風ファン24表面に加湿された水分が付着される場合、異物がからみつくか、かびなどが生じる蓋然性が大きい。
【0202】
前記送風ユニット20は、ろ過流路102後及び加湿流路106前に配置されるので、送風ユニット20の汚染を最小化できる。
【0203】
前記連結流路103は、エアークリーンモジュール100に形成されたクリーン連結流路104及びエアーウォッシュモジュール200に形成された加湿連結流路105で構成される。
【0204】
前記エアーウォッシュモジュール200がアッパーボディ120に据え置かれた状態であるとき、前記クリーン連結流路104及び加湿連結流路105が連結される。前記エアーウォッシュモジュール200が分離された状態であるとき、前記クリーン連結流路104及び加湿連結流路105は、外部に露出する。
【0205】
前記クリーン連結流路104は、アッパーボディ120に形成され、加湿連結流路105は、エアーウォッシュモジュール200に形成され得る。
【0206】
前記クリーン連結流路104及び加湿連結流路105は、ダクト形態で形成されて明確な流路を形成することもできる。本実施形態では、連結流路103をアッパーボディ120の構造物及び水槽300の構造物に分散配置する。
【0207】
ダクトのような構成によって連結流路103を形成させることもできる。しかし、ダクトのような構造物によって水槽300内部に空気を供給する場合、ダクトによる流動抵抗が大きく発生し、流量を十分確保し難い。水槽300に供給される流量が制限される場合、送風ファン24のRPMを増加させなければならず、これによる消費電力及び騷音が増加される。
【0208】
本実施形態では、連結流路103が360度全方向に前記水槽300に空気を提供し、これにより十分な流量を確保することができる。
【0209】
送風流路108を通過したろ過空気は、アッパーボディ120に形成されたクリーン連結流路104に流動する。前記アッパーボディ120のクリーン連結流路104には、ろ過空気の流動方向切換を最小化させるエアーガイド170が配置され、前記エアーガイド170は、流動するろ過空気の転流角を最小化させる。
【0210】
本実施形態では、アッパーボディ120に水槽挿入空間125を刑成させるアッパーインナーボディ140が配置されるので、クリーン連結流路104とエアーウォッシュ流入口31とが直接連結される。
【0211】
本実施形態とは異なり、前記アッパーインナーボディ140の高さが短かったり、無い場合、水槽300の外側壁が加湿連結流路105を提供する。すなわち、アッパーインナーボディ140の底141のみあり、側壁がない場合、水槽300の側壁外側が加湿連結流路105を提供し、エアーガイド170の内側がクリーン連結流路104を提供し、前記水槽300が底141に据え置かれるとき、初めて連結流路103が連結される。
【0212】
本実施形態では、クリーン連結流路104のろ過空気がアッパー流入口121及びエアーウォッシュ流入口31を順に通過した後、水槽加湿媒体51を通過し、加湿流路106に流動する。
【0213】
前記加湿流路106は、ろ過空気に水分が供給される区間である。本実施形態において前記加湿流路106は、水槽加湿媒体51から吐出加湿媒体55までの流路または空間である。
【0214】
前記加湿流路106では、様々な経路を介して加湿がなされる。
【0215】
第1に、ろ過空気が水槽加湿媒体51を通過する過程で水槽加湿媒体51の水分が自然蒸発され、ろ過空気に水分が供給され得る。
【0216】
第2に、前記ウォータリングユニット400で飛散した水滴によりろ過空気に水分が供給され得る。
【0217】
第3に、前記水槽300で蒸発された水分により加湿がなされ得る。
【0218】
第4に、ろ過空気が吐出加湿媒体55を通過する過程でも吐出加湿媒体55に濡らされた水が自然蒸発され、ろ過空気に水分が供給され得る。
【0219】
このように、ろ過空気は、加湿流路106を通過するとき、様々な経路を介して水分の供給を受けることができる。
【0220】
そして、前記吐出加湿媒体55を通過した空気は、吐出流路107を介して外部に露出する。
【0221】
前記吐出流路107を介してろ過及び加湿がなされた空気が吐出される。前記吐出流路107は、上側及び傾斜した方向に対して360度全方向に空気を吐出する。
【0222】
以上では、本発明の好ましい実施形態について図示し説明したが、本発明は、上述した特定の実施形態に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱せず、当該発明の属する技術分野における通常の知識を有する者により様々な変形実施が可能であることはもちろんであり、このような変形実施等は、本発明の技術的思想や展望から個別的に理解されてはならないであろう。
図1
図2
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図4
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