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特許7007661仮設トイレ用目隠しユニット、仮設トイレ用目隠しユニットの取付方法及び仮設トイレ用目隠しユニットの運搬方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-12
(45)【発行日】2022-01-24
(54)【発明の名称】仮設トイレ用目隠しユニット、仮設トイレ用目隠しユニットの取付方法及び仮設トイレ用目隠しユニットの運搬方法
(51)【国際特許分類】
   E04H 1/12 20060101AFI20220117BHJP
   E04G 21/32 20060101ALI20220117BHJP
【FI】
E04H1/12 301
E04G21/32 B
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2018008216
(22)【出願日】2018-01-22
(65)【公開番号】P2019127700
(43)【公開日】2019-08-01
【審査請求日】2020-10-21
(73)【特許権者】
【識別番号】518024655
【氏名又は名称】日本機電西日本販売株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100136250
【弁理士】
【氏名又は名称】立石 博臣
(72)【発明者】
【氏名】辻 憲吾
【審査官】伊藤 昭治
(56)【参考文献】
【文献】特許第6096366(JP,B1)
【文献】特許第6224863(JP,B1)
【文献】特開平07-317341(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 1/12
E04G 21/32
A47K 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮設トイレ用目隠しユニットであって、
支柱ユニットと、
前記支柱ユニットに対して取り外し可能に構成される囲いユニットと、
を備え、
前記支柱ユニットは、
底板と、
前記底板から上方に延びる一対の支柱と、
を有し、
前記囲いユニットは、
前記支柱ユニットに取り付けられた状態において、仮設トイレの入口側に空間を隔てて対向する正面板と、
前記正面板の左右端から前記仮設トイレに向かって略垂直に延びる左右の側板と、
を有し、
前記正面板の上下方向の長さは前記一対の支柱の上下方向の長さよりも短く、
前記左右の側板の上下方向の長さは前記正面板の上下方向の長さよりも短く、
前記囲いユニットが前記支柱ユニットに取り付けられた状態において、前記正面板の上端は前記一対の支柱の上端と略同じ位置にある一方、前記正面板の下端は前記一対の支柱の下端よりも高い位置にあり、前記左右の側板の上端は前記正面板の上端と略同じ位置にある一方、前記左右の側板の下端は前記正面板の下端よりも高い位置にあり、
前記支柱ユニットは、前記底板の上面に前記仮設トイレが載置されて固定され、
前記囲いユニットは、前記左右の側板のうち前記正面板とは反対側の各端部が前記一対の支柱に装着されて前記支柱ユニットに取り付けられることを特徴とする仮設トイレ用目隠しユニット。
【請求項2】
前記底板は2枚に分かれており、
前記一対の支柱は、各底板から上方に延びることを特徴とする請求項1に記載の仮設トイレ用目隠しユニット。
【請求項3】
前記囲いユニットが前記支柱ユニットに取り付けられた状態において、前記正面板の上下方向の長さは、前記囲いユニットの内側に存在する利用者を正面から見た場合に前記利用者の少なくとも上半身を遮蔽することが可能な長さを有し、前記左右の側板の上方方向の長さは、当該利用者を左右側方から見た場合に前記利用者の少なくとも胸部から上側を遮蔽することが可能な長さを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の仮設トイレ用目隠しユニット。
【請求項4】
前記左右の側板の下方には、目隠し用シートが設けられ、
前記目隠し用シートの上端は、前記左右の側板の下端に対して前記目隠し用シートが揺動可能になるように接続され、
前記目隠し用シートの下端は、前記正面板の下端と略同じ位置にあり、
前記目隠し用シートの下端には、前記目隠し用シートを張った状態に保つためのおもりが設けられていることを特徴とする請求項1から3のうち何れかに記載の仮設トイレ用目隠しユニット。
【請求項5】
前記目隠し用シートには、上下方向のスリットが少なくとも1つ形成されていることを特徴とする請求項4に記載の仮設トイレ用目隠しユニット。
【請求項6】
前記正面板及び前記左右の側板は、穴が形成されたメッシュ構造を有することを特徴とする請求項1から5のうち何れかに記載の仮設トイレ用目隠しユニット。
【請求項7】
前記一対の支柱の上端側と前記仮設トイレ用目隠しユニットの外部に位置する固定位置とを連結するワイヤーと、
前記ワイヤーの長さ又は張力を調整する調整部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のうち何れかに記載の仮設トイレ用目隠しユニット。
【請求項8】
請求項1から7のうち何れかに記載の仮設トイレ用目隠しユニットを仮設トイレに取り付ける、仮設トイレ用目隠しユニットの取付方法であって、
前記支柱ユニットが設置場所に配置され、
前記仮設トイレが前記底板の上面に載置され且つ前記一対の支柱の間に配置され、
前記左右の側板のうち前記正面板とは反対側の各端部が前記一対の支柱に装着されて取り付けられることを特徴とする、仮設トイレ用目隠しユニットの取付方法。
【請求項9】
請求項1から7のうち何れかに記載の仮設トイレ用目隠しユニットを仮設トイレとともに運搬する、仮設トイレ用目隠しユニットの運搬方法であって、
前記囲いユニットが取り付けられていない状態の前記支柱ユニットが運搬台に載置され、
前記仮設トイレが前記支柱ユニットの前記底板の上面に載置され、
前記支柱ユニットに取り付けられる状態とは上下逆転した状態の前記囲いユニットが前記仮設トイレの外側に配置されて運搬されることを特徴とする、仮設トイレ用目隠しユニットの運搬方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、仮設トイレの技術分野に関し、より詳細には、仮設トイレの入口付近を目隠しするための仮設トイレ用目隠しユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建設現場においては、作業者等によって使用される仮設トイレが広く利用されている(特許文献1参照)。
【0003】
また、近年、建設現場を男女ともに働きやすい環境とする取り組みが国土交通省の主導で進められている。その一環として、男女ともに快適に使用できる仮設トイレを「快適トイレ」と総称し、平成28年10月1日以降に入札手続きを開始する土木工事から導入されている。
【0004】
これに関連して「快適トイレ」の標準仕様が国土交通省によって示されている。標準仕様を満たしたトイレは「快適トイレ」として認められる。標準仕様では、「快適トイレ」のみならず、「快適トイレ」の付属品(付帯設備)についても仕様が策定されている。その中の1つに「入口の目隠しの設置(男女別トイレ間も含め入口が直接見えないような配置等)」という仕様がある。かかる仕様によれば、「快適トイレ」として認められるためには、仮設トイレの入口が直接見えないように目隠しすることが求められる。
【0005】
仮設トイレの入口を目隠しする技術としては、目隠し機能を備えた仮設トイレ設備が提案されている(特許文献2参照)。特許文献2においては、独立パネル(122)が仮設トイレ(10)の正面方向にスライドし(特許文献2の図1参照)、仮設トイレ(10)の使用時において目隠しとして機能することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2012-57384号公報
【文献】特許第6224863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献2に記載の発明では、仮設トイレを正面から見た場合には当該仮設トイレの入口が目隠し可能であるものの、正面に対して左側方から見た場合には入口が丸見えの状態になり(特許文献2の図1参照)、目隠し機能としては必ずしも十分でない。
【0008】
また、仮設トイレは様々な場所で用いられるため、十分な設置スペースを常に確保できるとは限らない。例えば、図10に示すように、車道9の側方の限られたスペース10に仮設トイレを配置しなければならない状況が想定される。図10の例では、スペース10は車道と立ち並ぶ木々との間の比較的狭い領域であり、仮設トイレの設置スペースが限定される。
【0009】
この点、特許文献2に記載の発明では、独立パネル(122)を正面方向にスライドさせるため、仮設トイレの正面方向(奥行き方向)に所定の長さを要する。したがって、設置環境(例えば狭小場所)によっては仮設トイレを設置できない可能性もある。
【0010】
そこで本発明は、仮設トイレの入口を見る方向に依存することなく目隠ししつつ、仮設トイレの設置環境に応じて全体の大きさを調整することが可能な仮設トイレ用目隠しユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明は、仮設トイレ用目隠しユニットであって、支柱ユニットと、前記支柱ユニットに対して取り外し可能に構成される囲いユニットとを備え、前記支柱ユニットは、底板と、前記底板から上方に延びる一対の支柱とを有し、前記囲いユニットは、前記支柱ユニットに取り付けられた状態において、仮設トイレの入口側に空間を隔てて対向する正面板と、前記正面板の左右端から前記仮設トレイに向かって略垂直に延びる左右の側板とを有し、前記正面板の上下方向の長さは前記一対の支柱の上下方向の長さよりも短く、前記左右の側板の上下方向の長さは前記正面板の上下方向の長さよりも短く、前記囲いユニットが前記支柱ユニットに取り付けられた状態において、前記正面板の上端は前記一対の支柱の上端と略同じ位置にある一方、前記正面板の下端は前記一対の支柱の下端よりも高い位置にあり、前記左右の側板の上端は前記正面板の上端と略同じ位置にある一方、前記左右の側板の下端は前記正面板の下端よりも高い位置にあり、前記支柱ユニットは、前記底板の上面に前記仮設トイレが載置されて固定され、前記囲いユニットは、前記左右の側板のうち前記正面板とは反対側の各端部が前記一対の支柱に装着されて前記支柱ユニットに取り付けられることを特徴とする仮設トイレ用目隠しユニットを提供している。
【0012】
また、前記底板は2枚に分かれており、前記一対の支柱は、各底板から上方に延びるのが好ましい。
【0013】
また、前記囲いユニットが前記支柱ユニットに取り付けられた状態において、前記正面板の上下方向の長さは、前記囲いユニットの内側に存在する利用者を正面から見た場合に前記利用者の少なくとも上半身を遮蔽することが可能な長さを有し、前記左右の側板の上方方向の長さは、当該利用者を左右側方から見た場合に前記利用者の少なくとも胸部から上側を遮蔽することが可能な長さを有するのが好ましい。
【0014】
また、前記左右の側板の下方には、目隠し用シートが設けられ、前記目隠し用シートの上端は、前記左右の側板の下端に対して前記目隠し用シートが揺動可能になるように接続され、前記目隠し用シートの下端は、前記正面板の下端と略同じ位置にあり、前記目隠し用シートの下端には、前記目隠し用シートを張った状態に保つためのおもりが設けられているのが好ましい。
【0015】
また、前記目隠し用シートには、上下方向のスリットが少なくとも1つ形成されているのが好ましい。
【0016】
また、前記正面板及び前記左右の側板は、穴が形成されたメッシュ構造を有するのが好ましい。
【0017】
また、前記一対の支柱の上端側と前記仮設トイレ用目隠しユニットの外部に位置する固定位置とを連結するワイヤーと、前記ワイヤーの長さ又は張力を調整する調整部とをさらに備えるのが好ましい。
【0018】
また、本発明は、仮設トイレ用目隠しユニットを仮設トイレに取り付ける、仮設トイレ用目隠しユニットの取付方法であって、前記支柱ユニットが設置場所に配置され、前記仮設トイレが前記底板の上面に載置され且つ前記一対の支柱の間に配置され、前記左右の側板のうち前記正面板とは反対側の各端部が前記一対の支柱に装着されて取り付けられることを特徴とする、仮設トイレ用目隠しユニットの取付方法を更に提供している。
【0019】
また、本発明は、仮設トイレ用目隠しユニットを仮設トイレとともに運搬する、仮設トイレ用目隠しユニットの運搬方法であって、前記囲いユニットが取り付けられていない状態の前記支柱ユニットが運搬台に載置され、前記仮設トイレが前記支柱ユニットの前記底板の上面に載置され、前記支柱ユニットに取り付けられる状態とは上下逆転した状態の前記囲いユニットが前記仮設トイレの外側に配置されて運搬されることを特徴とする、仮設トイレ用目隠しユニットの運搬方法を更に提供している。
【発明の効果】
【0020】
請求項1に記載の発明によれば、囲いユニットが正面板と左右の側板との三面を有するため、仮設トイレの入口を見る方向に依存することなく目隠しすることが可能である。また、支柱ユニットと囲いユニットとの2つのユニットに分かれているため、全体の大きさを左右する支柱ユニットの位置調整が一体型のものに比べて容易である。よって、仮設トイレの設置環境に応じて仮設トイレ用目隠しユニットを含む全体の大きさを調整することも可能である。
【0021】
請求項2に記載の発明によれば、底板が2枚に分かれており、一対の支柱が各底板にそれぞれ立設されるため、長尺な1枚の底板を用いる場合に比べて、軽量化され持ち運びが容易であり、設置における自由度も増す。
【0022】
請求項3に記載の発明によれば、囲いユニットの内側に存在する利用者をどの方向から視認した場合にも当該利用者の少なくとも胸部から上側を目隠しすることが可能である。また、利用者は、左右の側板の下側から無理のない体勢で仮設トイレに出入りすることも可能である。
【0023】
請求項4に記載の発明によれば、左右の側板の下方に目隠し用シートが設けられるため、仮設トイレの入口を側方から視認した場合にも確実に目隠しすることが可能である。また、目隠し用シートは左右の側板の下端に対して揺動可能に接続されているため、利用者は、当該目隠し用シートを押しながら左右の側板の下側をくぐって仮設トイレに出入りすることが可能である。
【0024】
請求項5に記載の発明によれば、上下方向のスリットが目隠し用シートに少なくとも1つ形成されているため、風によって目隠し用シートが受ける負荷を効率的に逃がすことが可能である。
【0025】
請求項6に記載の発明によれば、仮設トイレの入口を目隠ししつつ、正面板及び左右の側板に投影される人影によって囲いユニットの内側に利用者が存在することを外部から認識することが可能である。
【0026】
請求項7に記載の発明によれば、一対の支柱の上端側と仮設トイレ用目隠しユニットの外部に位置する固定位置とがワイヤーで連結されるため、仮設トイレ用目隠しユニットの安定性が向上し、転倒をより確実に防止することが可能である。
【0027】
請求項8に記載の発明によれば、仮設トイレを設置する際に、仮設トイレ用目隠しユニットを含む全体の大きさを調整することができるため、比較的狭小なスペースであっても仮設トイレを設置することが可能である。
【0028】
請求項9に記載の発明によれば、仮設トイレ用目隠しユニットを仮設トイレとともに簡易かつコンパクトに運搬することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本発明の仮設トイレ用目隠しユニットが仮設トイレに設置された状態を示す図。
図2図1のII矢視図。
図3図2のIII矢視図。
図4図2のIV矢視図。
図5】仮設トイレが支柱ユニットの底板に載置された状態を示す図。
図6】仮設トイレ用目隠しユニットの運搬方法を説明するための図。
図7】変形例に係る仮設トイレ用目隠しユニット示す図。
図8】変形例に係る仮設トイレ用目隠しユニットの設置状況を示す図。
図9】変形例に係るワイヤー及びターンバックルを説明するための図。
図10】仮設トイレを設置する設置場所の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0030】
<1.構成>
【0031】
本発明の実施形態による仮設トイレ用目隠しユニットについて図1乃至図7に基づき説明する。仮設トイレ用目隠しユニットは、仮設トイレの入口付近を外部から視認できないように目隠し(遮蔽)するための付帯設備(付属品)である。
【0032】
図1においては、仮設トイレ用目隠しユニット1が仮設トイレ4に設置された状態が示されている。以下では、仮設トイレ4の入口4Eの側を正面として説明する。
【0033】
図1に示されるように、仮設トイレ用目隠しユニット1は、支柱ユニット2と、支柱ユニット2に対して取り外し可能な囲いユニット3とを備えて構成される。仮設トイレ用目隠しユニット1が仮設トイレ4に設置されると、囲いユニット3は仮設トイレ4の入口4E付近を外部から視認できないように遮蔽(目隠し)する。これにより、囲いユニット3の内側に存在する利用者を外部から認識し辛くなり、当該利用者のプライバシーが保護される。
【0034】
まず、図1図2及び図4を参照しつつ、支柱ユニット2について説明する。図1に示されるように、支柱ユニット2は、底板21と、底板21に立設する支柱23と、支柱23を支持する支持棒25とを備えて構成される。
【0035】
より詳細には、図2に示されるように、支柱ユニット2は、一対の支柱ユニット2L,2Rとして構成される。左側に配置される支柱ユニット2Lは、底板21Lと支柱23Lと支持棒25Lとを備えて構成され、右側に配置される支柱ユニット2Rは、底板21Rと支柱23Rと支持棒25Rとを備えて構成される。
【0036】
なお、説明簡略化の都合上、一対の支柱ユニット2L,2Rについては、一方のみを説明し、もう一方の説明を省略する箇所がある。
【0037】
図1に示されるように、底板21は、矩形状の平らな鉄板によって構成され、支柱ユニット2全体を支持する。
【0038】
詳細には、底板21の下面は、地面等の仮設トイレ4を設置する場所の設置面に接して支柱ユニット2全体を支持する。また、底板21の上面には、支柱23の下端が溶接されるとともに、支持棒25の下端が溶接されている。
【0039】
後に詳述するように、底板21の上面には仮設トイレ4が載置されることから、底板21は、仮設トイレ4を載置可能な大きさ(面積)を有している。
【0040】
支柱23は、底板21の上面から上方に向けて仮設トイレ4と略同じ高さまで延びる角柱の部材である。支柱23は、仮設トイレ4と略同じ高さ(ここでは約175cm)を有している。
【0041】
また、図4に示されるように、支柱23(23R)には、挿通孔231(231R)が上下方向の中央よりもやや上側に形成され、挿通孔233(233R)が上端近傍に形成されている。なお、図示は省略するが、もう一方の支柱23Lにも、同じ位置に2箇所の挿通孔(不図示)が形成されている。
【0042】
挿通孔231R,233Rには、後に詳述するように、囲いユニット3の右側板3Rに設けられた被挿通部材31R,33Rが挿通される。同様に、支柱23Lに形成された2箇所の挿通孔(不図示)には、囲いユニット3の左側板3Lに設けられた2つの被挿通部材(不図示)が挿通されている。
【0043】
支持棒25は、底板21と支柱23とを接続して支柱23を支持するための鉄製の棒状部材である。支持棒25の下端は底板21に溶接され、支持棒25の上端は支柱23に溶接されている。
【0044】
続いて、図1乃至図4を参照しながら、囲いユニット3について説明する。図1に示されるように、囲いユニット3は、正面板3Fと、正面板3Fの左右端から仮設トイレ4に向かって略垂直に延びる左右の側板3L,3Rとを備えて構成される。図3に示されるように、囲いユニット3は、正面板3F及び左右の側板3L,3Rの三面によって上面視コの字形状を有している。
【0045】
図1に示されるように、正面板3Fは、支柱ユニット2に取り付けられた状態において、仮設トイレ4の入口4E側に空間を隔てて対向する板部材である。
【0046】
正面板3Fの高さ(上下方向の長さ)は、支柱ユニット2L,2Rの高さ(上下方向の長さ)よりも短い。
【0047】
図2に示されるように、正面板3Fの上端は支柱ユニット2L,2Rの上端と略同じ位置にある一方、正面板3Fの下端は支柱ユニット2L,2Rの下端よりも高い位置にある。ここでは、正面板3Fの下端が約65cmの高さに位置し、正面板3Fの上端が約175cmの高さに位置するものとする。このため、正面板3Fの上下方向の長さは、囲いユニット3の内側に存在する利用者を正面から見た場合に、当該利用者の少なくとも上半身を遮蔽することが可能な長さを有している。ここで、利用者は、一般的な日本人の成人男女を想定している。
【0048】
また、正面板3Fには、上下方向の中央よりもやや下側において2箇所の持ち手33が設けられている。持ち手33は、正面板3Fが単体で持ち運ばれる場合に作業者によって把持される部分である。
【0049】
次に、左右の側板3L,3Rについて説明する。左右の側板3L,3Rは、正面板3Fの左右端から仮設トイレ4に向かって略垂直に延びる一対の板部材であり、ここでは、左右対称に構成されている。
【0050】
左右の側板3L,3Rの高さ(上下方向の長さ)は、正面板3Fの高さ(上下方向の長さ)よりも短い。
【0051】
図4に示されるように、左右の側板3L,3Rの上端は正面板3Fの上端と略同じ位置にある一方、左右の側板3L,3Rの下端は正面板3Fの下端よりも高い位置にある。ここでは、左右の側板3L,3Rの下端が設置面から約113cmの高さに位置し、左右の側板3L,3Rの上端が約175cmの高さに位置するものとする。このため、左右の側板3L,3Rの上下方向の長さは、囲いユニット3の内側に存在する利用者を側方から視認した場合に、当該利用者の少なくとも胸部から上方を遮蔽することが可能な長さを有している。なお、上述のとおり、利用者は、一般的な日本人の成人男女を想定している。
【0052】
また、図4に示されるように、右側板3Rには、円柱状の被挿通部材31R,33Rが上下2箇所に設けられている。具体的には、被挿通部材31R,33Rは、右側板3Rのうち正面板3Fとは反対側の端部から正面板3Fから離れる側に突出している。
【0053】
囲いユニット3を支柱ユニット2に装着する際に、被挿通部材31R,33Rは、それぞれ、支柱23Rに形成された挿通孔231R,233Rに挿通されて固定される。詳細には、上側の被挿通部材33Rが挿通孔233Rに挿通した状態で抜け止め部材5が装着され固定される。
【0054】
ここでは、図4に示されるように、抜け止め部材5として2本の抜け止めピンが用いられている。ただし、これに限定されず、抜け止め部材5としてワイヤー等の別の部材を用いて固定してもよい。
【0055】
なお、詳細な説明は省略するが、反対側の左側板3Lにも被挿通部材(不図示)が上下2箇所に設けられており、反対側の支柱23Lの挿通孔(不図示)に挿通され、抜け止め部材(不図示)によって固定される。
【0056】
また、本実施形態では、図1に示されるように、正面板3F及び左右の側板3L,3Rは、穴が形成されたメッシュ構造を有している。そのため、仮設トイレ4の入口を目隠ししつつ、正面板3F及び左右の側板3L,3Rに投影される人影によって囲いユニット3の内側に存在する利用者を外部から認識することが可能である。また、メッシュ構造によって、囲いユニット3が軽量化されると共に、囲いユニット3の内側領域への採光としても機能する。
【0057】
以上のような仮設トレイ用目隠しユニット1によれば、囲いユニット3が正面板3Fと左右の側板3L,3Rとの三面を有するため、仮設トイレ4の入口4Eを見る方向に依存することなく目隠しすることが可能である。
【0058】
また、仮設トレイ用目隠しユニット1が支柱ユニット2と囲いユニット3との2つのユニットに分かれているため、全体の大きさを左右する支柱ユニット2の位置調整が一体型のものに比べて容易である。よって、仮設トイレ4の設置環境に応じて仮設トイレ用目隠しユニット1を含む全体の大きさを調整することが可能である。
【0059】
特に、仮設トイレ4の設置スペースが限定される狭小場所であっても、支柱ユニット2の位置を調整し、囲いユニット3の正面側からの突出を抑えることにより、仮設トイレ4及び仮設トイレ用目隠しユニット1を狭小場所に設置することが可能である。
【0060】
また、底板21L,21Rが2枚に分かれており、一対の支柱23L,23Rが各底板21L,21Rにそれぞれ立設されるため、長尺な1枚の底板を用いる場合に比べて、軽量化されて持ち運びが容易になり、設置における自由度も増す。
【0061】
また、囲いユニット3の内側に存在する利用者をどの方向から視認した場合であっても当該利用者の少なくとも胸部から上側を目隠ししつつ、利用者は左右の側板3L,3Rの下側から無理のない体勢で仮設トイレ4に出入りすることが可能である。
【0062】
<2.仮設トイレ用目隠しユニットの取付方法>
【0063】
次に、仮設トイレ用目隠しユニット1を仮設トイレ4に取り付ける、仮設トイレ用目隠しユニット1の取付方法について説明する。
【0064】
まず、作業者は、仮設トイレ4を設置する場所の設置スペースを確認した上で、支柱ユニット2の配置位置を決定し、支柱ユニット2を配置する。
【0065】
図1に示されるように、一対の支柱ユニット2L,2Rが仮設トイレ4の入口4E側に近い位置に配置された場合、支柱ユニット2に装着される囲いユニット3が正面から比較的大きく突出する。一方、支柱ユニット2が図1の状態よりも仮設トイレ4の背面側に寄った位置に配置されると、囲いユニット3の突出度合いが低減される。
【0066】
そのため、仮設トイレ4を比較的広い場所に配置する場合は、図1に示されるように囲いユニット3を正面から大きく突出させるべく、支柱ユニット2が仮設トイレ4の入口4E側に近い位置に配置される。これにより、設置場所に余裕がある場合には、囲いユニット3の内側の領域を大きく確保することができる。
【0067】
一方で、仮設トイレ4を比較的狭い場所(狭小スペース)に配置する場合は、囲いユニット3の突出度合いを低減すべく、支柱ユニット2が仮設トイレ4の入口4E側よりも背面側に寄った位置に配置される。これにより、囲いユニット3の内側の領域が狭くなるものの、狭小スペースに全体を収めることが可能である。
【0068】
支柱ユニット2L,2Rが配置されると、図5に示されるように仮設トレイ4を底板21L,21Rに載置しつつ、支柱23L,23Rの間に配置する。仮設トイレ4が底板21L,21Rに載置されることにより、支柱ユニット2L,2Rは仮設トイレ4の自重によって固定される。
【0069】
最後に、囲いユニット3が支柱ユニット2に装着されて取り付けられる。具体的には、右側板3Rの被挿通部材31R,33Rが支柱23Rに形成された挿通孔231R,233Rに挿通され、抜け止め部材5が施される。同様に、左側板3Lの被挿通部材(不図示)が支柱23Lに形成された挿通孔(不図示)に挿通され、抜け止め部材(不図示)が施される。
【0070】
このような仮設トイレ用目隠しユニット1の取付方法によれば、仮設トイレ4を設置する際に、仮設トイレ用目隠しユニット1を含む全体の大きさを調整することができるため、比較的狭小なスペースであっても仮設トイレ4を設置することが可能である。
【0071】
<3.仮設トイレ用目隠しユニットの運搬方法>
【0072】
続いて、仮設トイレ用目隠しユニット1を仮設トイレ4とともに運搬する、仮設トイレ用目隠しユニット1の運搬方法について説明する。なお、仮設トイレ用目隠しユニット1の運搬方法には2つの方法がある。以下、2つの方法について順次に説明する。
【0073】
1つ目は、「支柱ユニット2、囲いユニット3、仮設トイレ4」の順序で運搬台に載置して運搬する方法である。まず、囲いユニット3が支柱ユニット2L,2Rに取り付けられている場合は、囲いユニット3が支柱ユニット2L,2Rから取り外される。
【0074】
続いて、囲いユニット3が取り外された(囲いユニット3が取り付けられていない状態の)支柱ユニット2L,2Rが運搬台に載置される。その際、支柱ユニット2L,2Rは、囲いユニット3及び仮設トイレ4を支柱23Lと支柱23Rとの2本の間に配置できる程度に離した状態で載置される。
【0075】
次に、支柱ユニット2に取り付けられる状態とは上下逆転した状態の囲いユニット3が支柱23Lと支柱23Rとの間に配置されるように運搬台に載置される。
【0076】
最後に、仮設トイレ4が囲いユニット3の内側に載置されるように、仮設トレイ4が支柱ユニット2L,2Rの底板21L,21Rの上面に載置される。その結果、支柱ユニット2、囲いユニット3及び仮設トイレ4は、図6に示す運搬可能な状態となる。
【0077】
2つ目は、「支柱ユニット2、仮設トイレ4、囲いユニット3」の順序で運搬台に載置して運搬する方法である。1つ目の方法とは、仮設トイレ4を囲いユニット3よりも先に載置する点において相違する。
【0078】
最初は、1つ目の方法と同様に、囲いユニット3が取り付けられていない状態の支柱ユニット2L,2Rが運搬台に載置される。
【0079】
次に、仮設トイレ4が底板21L,21Rの上面に載置される。
【0080】
最後に、支柱ユニット2に取り付けられる状態とは上下逆転した状態の囲いユニット3が仮設トイレ4の外側かつ支柱23Lと支柱23Rとの間に配置されるように運搬台に載置される。その結果、支柱ユニット2、囲いユニット3及び仮設トイレ4は、図6に示す運搬可能な状態となる。
【0081】
このような仮設トイレ用目隠しユニット1の運搬方法によれば、2つの方法のいずれを採用した場合も、仮設トイレ用目隠しユニット1を仮設トイレ4とともに簡易かつコンパクトに運搬することが可能である。
【0082】
<4.変形例>
【0083】
本発明による仮設トイレ用目隠しユニットは上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
【0084】
例えば、上記実施形態では、左右の側板3L,3Rの下方に何も設けられない場合を例示したが(図4参照)、これに限定されず、図7に示されるように目隠し用シート6が設けられるようにしてもよい。
【0085】
以下、図7を参照しながら、左右の側板3L,3Rの下方に目隠し用シート6が設けられる変形例について詳細に説明する。
【0086】
目隠し用シート6の上端は、右側板3Rの下端に対して目隠し用シート6が揺動可能になるように接続される。また、目隠し用シート6は、上下方向に関し、下端が正面板3Fの下端と略同じ位置になる長さを有している。
【0087】
目隠し用シート6の下端には、目隠し用シート6を張った状態に保つための棒状のおもり61(破線)が設けられている。また、目隠し用シート6には上下方向のスリット63が2箇所に形成されており、目隠し用シート6が3分割されている。なお、図7では、説明の都合上、3分割された目隠し用シート6のうち左側部分のみ図示しているが、実際には、目隠し用シート6は中央部分及び右側部分にも存在する。
【0088】
また、この変形例では、スリット63が目隠し用シート6に2箇所に形成されている場合を例示したが、これに限定されず、1箇所あるいは3箇所以上形成されるようにしてもよい。
【0089】
なお、目隠し用シート6としては、メッシュシート1類が用いられる。メッシュシート1類は、ポリエステル素材のシートであり、そのシートのみで落下物や飛散物を受け止める強度を有するものである。
【0090】
上記の変形例によれば、仮設トイレ4の入口4E(図1)を側方から視認した場合であっても、左右の側板3L,3R及びその下方に設けられた目隠し用シート6によって、入口4E付近をより確実に目隠しすることが可能である。
【0091】
また、目隠し用シート6は左右の側板3L,3Rの下端に対して揺動可能に接続されているため、仮設トイレ4の利用者は、目隠し用シート6を手で押しながら左右の側板3L,3Rの下側をくぐって仮設トイレ4に出入りすることが可能である。
【0092】
さらに、目隠し用シート6に上下方向のスリットが2箇所形成されているため、風によって目隠し用シート6が受ける負荷を効率的に逃がすことが可能である。
【0093】
また、上記実施形態では、仮設トイレ用目隠しユニット1を含む仮設トレイ4を地面に設置する場合を例示したが、これに限定されない。
【0094】
例えば、図8に示すように、仮設トイレ用目隠しユニット1を含む仮設トレイ4を軽トラック等の荷台に設置することも可能である。この場合も、上記実施形態と同様に、支柱ユニット2の配置位置を調整することによって囲いユニット3の突出度合いを調整することが可能である。
【0095】
ただし、図8及び図9に示されるように、支柱ユニット2の支柱23の上端に設けられた挿通用金具235と、軽トラック7のあおり71に設けられたフック710とが被覆ワイヤー2Wを用いて連結される点においては上記実施形態と相違する。
【0096】
図9に示されるように、被覆ワイヤー2Wは、挿通用金具235に挿通され且つフック710に掛けられ、両端部がターンバックル2Tによって連結される。
【0097】
被覆ワイヤー2Wの各端部は、いずれも折り返された状態でワイヤークリップ2Cによって固定される。このため、被覆ワイヤー2Wの各端部をターンバックル2Tのフックに掛けることができる。
【0098】
ここでは、ターンバックル2Tは、被覆ワイヤー2Wの長さ(張力)を調節するための公知の器具で構成されている。金属製の胴の両端にネジ山が切られており、一方は右ネジ、もう一方は左ネジ(逆ネジ)で構成されている。この胴を回転させることで両端に取り付けられたボルトが締め込まれたり、緩められたりし、被覆ワイヤー2Wの長さ(張力)が調節される。
【0099】
上述のように、図8の上下図で示されるように、仮設トイレ4を設置する設置環境(路肩に設置する場合は路肩スペース等)に応じて支柱ユニット2の配置位置が調整される。支柱ユニット2の配置位置が変更されると、挿通用金具235(図9)からフック710(図9)までの長さも変わる。その際、ターンバックル2Tを用いれば、被覆ワイヤー2Wの長さを調整できる。
【0100】
このように、本変形例によれば、支柱ユニット2と軽トラック7とが被覆ワイヤー2Wにより連結されるため、仮設トイレ4に装着される仮設トイレ用目隠しユニット1の安定性が向上し、転倒をより確実に防止することが可能である。
【0101】
また、被覆ワイヤー2Wの両端がターンバックル2Tにより接続されるため、支柱ユニット2の支柱23の位置が変更されたとしても、被覆ワイヤー2Wの長さ(張力)を調整し、被覆ワイヤー2Wを常に張った状態に保つことが可能である。
【0102】
なお、本変形例では、請求項7にかかる固定位置の一例として、軽トラック7のあおり71に設けられるフック710を例示したが、これに限定されない。仮設トイレ用目隠しユニット1の外部であり、かつ、被覆ワイヤー2Wを掛けられる位置であれば、その他の場所を固定位置としてもよい。
【0103】
また、上記実施形態では、囲いユニット3を支柱ユニット2に装着する際に、抜け止め部材5によって囲いユニット3及び支柱ユニット2が固定される場合を例示したが、抜け止め部材5による固定は必ずしも必須ではない。
【0104】
例えば、抜け止め部材5を設けずに、右側板3Rの被挿通部材31R,33Rを支柱23Rに形成された挿通孔231R,233Rに挿通させ、かつ、左側板3Lの被挿通部材(不図示)を支柱23Lに形成された挿通孔(不図示)に挿通させるだけでもよい。この場合も、囲いユニット3は自重によって支柱ユニット2に密着した状態を維持するため、囲いユニット3を支柱ユニット2に装着して取り付けることができる。ただし、上記実施形態のように抜け止め部材5を用いて両者を固定するのがより安全であることは言うまでもない。
【0105】
また、上記実施形態では、正面板3F及び左右の側板3L,3Rがメッシュ構造を有する場合を例示したが、これに限定されず、穴が形成されていない板部材として構成するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0106】
以上のように本発明にかかる仮設トイレ用目隠しユニットは、仮設トイレを目隠しするための付帯設備に適している。
【符号の説明】
【0107】
1 仮設トイレ用目隠しユニット、2L,2R 支柱ユニット、3 囲いユニット、
3F 正面版、3L,3R 左右の側板、4 仮設トイレ、4E 入口、
5 抜け止め部材、6 目隠し用シート、21L,21R 底板、
23L,23R 支柱、25L,25R 支持棒、31R,33R 被挿通部材、
33 持ち手、61 おもり、63 スリット、231R,233R 挿通孔
図1
図2
図3
図4
図5
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図8
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図10