(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-12
(45)【発行日】2022-01-25
(54)【発明の名称】濃縮物からの溶液の生産
(51)【国際特許分類】
B01F 35/00 20220101AFI20220117BHJP
B01F 27/00 20220101ALI20220117BHJP
B01F 35/71 20220101ALI20220117BHJP
B01F 35/83 20220101ALI20220117BHJP
B01F 27/808 20220101ALI20220117BHJP
B01F 27/806 20220101ALI20220117BHJP
B01F 27/91 20220101ALI20220117BHJP
【FI】
B01F15/00 C
B01F7/00 B
B01F15/02 A
B01F15/04 D
B01F15/00 Z
B01F7/16 E
B01F7/16 D
B01F7/22
(21)【出願番号】P 2018555444
(86)(22)【出願日】2017-01-12
(86)【国際出願番号】 US2017013182
(87)【国際公開番号】W WO2017123751
(87)【国際公開日】2017-07-20
【審査請求日】2020-01-07
(32)【優先日】2016-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518247678
【氏名又は名称】サドセンス, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】グニア, ニコラス アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】グニア, マシュー カール
(72)【発明者】
【氏名】グニア, マーク カート
(72)【発明者】
【氏名】シャルティエ, ジョエル レイモンド
(72)【発明者】
【氏名】ミューサー, アンドリュー ポール
(72)【発明者】
【氏名】バージン, マシュー ウィリアム
(72)【発明者】
【氏名】ドナヒュー, ライアン キャロル
(72)【発明者】
【氏名】ビエラ, ジェイソン リー
(72)【発明者】
【氏名】ロジンスキー, ジェラルド ジョセフ
(72)【発明者】
【氏名】ストロベル, トッド アラン
【審査官】北村 一
(56)【参考文献】
【文献】特開平08-119348(JP,A)
【文献】特開2004-123193(JP,A)
【文献】特開2018-070194(JP,A)
【文献】特表2008-516862(JP,A)
【文献】特表2007-525259(JP,A)
【文献】特開平09-294542(JP,A)
【文献】特開平02-045396(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0161481(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0291426(US,A1)
【文献】特開2006-127138(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0319034(US,A1)
【文献】特開2004-010059(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B67D 1/00- 3/04
B67D 7/00-99/00
B01F 7/00- 7/32
B01F 15/00-15/08
A47J 31/00-31/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットであって、
混合コンテナであって、前記混合コンテナは、前記混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して前記混合コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含み、前記混合コンテナは、開口部を前記混合コンテナの縮径部に含み、前記縮径部は、1つまたは複数の分注閉鎖部またはシステムに係合するように構成される、混合コンテナと、
前記濃縮物ポッドを可撤性に受容するように構成されるポッドドックであって、前記ポッドドックは、
ドック出口であって、前記濃縮物ポッドは、前記ドック出口内に位置付けられ、前記ドック出口を通して延在するように構成されるシール可能注ぎ口部分を含み、前記シール可能注ぎ口部分は、濃縮物を前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中に放出するように構成される、ドック出口と、
開放位置と閉鎖位置との間で回転可能な押出部であって、前記押出部は、前記閉鎖位置において押出式チャンバを画定し、使用中に、前記閉鎖位置において、前記混合コンテナの前記縮径部は、前記1つまたは複数の分注閉鎖部またはシステムに係合される、押出部と、
前記押出式チャンバ内に延在するポッドフックであって、前記ポッドフックは、前記押出式チャンバ内に前記
濃縮物ポッドを吊架するように、前記
濃縮物ポッドの開口を通って延在するように構成される、ポッドフックと
を含む、ポッドドックと、
前記ポッドドックに結合されたコンテナドックであって、前記コンテナドックは、ベース流体源から流動するベース流体および前記濃縮物ポッドから前記濃縮物ポッドの前記シール可能注ぎ口部分を通して放出される濃縮物のうちの1つまたは複数の分配の間、前記混合コンテナの前記縮径部が前記1つまたは複数の分注閉鎖部またはシステムに係合された状態で、前記混合コンテナを可撤性に受容し、前記混合コンテナに係合するように構成され、前記コンテナドックは、前記ベース流体および前記濃縮物の混合の間、前記混合コンテナを保定するように構成され、前記コンテナドックは、アクチュエータおよび前記アクチュエータに接続される回転可能カップリングを含み、前記回転可能カップリングは、前記インペラシャフトを回転可能に作動させ、前記混合コンテナの前記混合インペラを回転させるように構成される、コンテナドックと、
前記アクチュエータおよび前記ベース流体源に通信可能に結合されるコントローラであって、前記コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成され、前記コントローラは、前記混合インペラが前記ベース流体の分配によって含浸された後、前記アクチュエータを回転させ、前記濃縮物の分配に先立って、渦を前記混合コンテナ内に発生させ、前記選択された混合プロファイルに基づいて、前記ベース流体および前記濃縮物を混合するように構成される、コントローラと
を備える、現場用溶液生産ユニット。
【請求項2】
前記ポッドドックは、前記ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドを圧搾し、前記濃縮物を前記濃縮物ポッドから排出するように、前記ポッドドックの別の表面に対して移動し、前記ポッドドック内の容積を変化させるように構成される1つまたは複数の表面を含む、請求項1に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項3】
前記ポッドドックは、前記ポッドドック内で移動し、前記ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドを圧搾し、前記濃縮物を前記濃縮物ポッドから排出するように構成される少なくとも1つのローラを含む、請求項1に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項4】
前記溶液識別を提供する入力を受信するように構成されるユーザインターフェースをさらに備える、請求項1に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項5】
前記コントローラは、前記溶液識別に基づいて、混合速度を変動させるように構成される、請求項1に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項6】
前記ポッドドックと前記コンテナドックとの間の距離を調節するために前記ポッドドックを前記コンテナドックに結合する高さ調節可能プラットフォームをさらに備える、請求項1に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項7】
前記コントローラは、前記コンテナドック内に位置付けられる前記混合コンテナの高さに基づいて、前記高さ調節可能プラットフォームを調節するように構成される、請求項6に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項8】
前記コントローラは、前記溶液識別に基づいて、前記ベース流体の流体温度、前記ベース流体の流体量、前記ベース流体の流速、および混合持続時間のうちの少なくとも1つを制御するように構成される、請求項1に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項9】
前記ベース流体を加熱するように構成される加熱要素をさらに備える、請求項1に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項10】
前記濃縮物ポッド上のコードを走査するように構成される、前記ポッドドック内のスキャナをさらに備える、請求項1に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項11】
前記濃縮物ポッドは、前記溶液識別を提供する電子タグを含む、請求項1に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項12】
前記濃縮物ポッド上の電子タグを検出するように構成される、前記ポッドドック内の電子タグ検出ユニットをさらに備える、請求項11に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項13】
前記流体源は、前記ポッドドックに結合される流体リザーバを含み、前記流体リザーバは、前記ベース流体を前記流体リザーバから前記混合コンテナに圧送するように構成されるポンプに結合される、請求項1に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項14】
1つまたは複数の添加剤チャンバ内に位置付けられる添加剤を前記混合コンテナの中に分注するように構成される1つまたは複数の添加剤チャンバをさらに備える、請求項1に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項15】
前記コントローラは、前記1つまたは複数の添加剤チャンバに、前記1つまたは複数の添加剤チャンバ内に位置付けられる複数の添加剤から選択された少なくとも1つの添加剤を前記混合コンテナの中に放出させるように構成される、請求項14に記載の現場用溶液生産ユニット。
【請求項16】
溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットであって、
混合コンテナであって、前記混合コンテナは、前記混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して前記混合コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含み、前記混合コンテナは、開口部を前記混合コンテナの縮径部に含み、前記縮径部は、1つまたは複数の分注閉鎖部またはシステムに係合するように構成されている、混合コンテナと、
前記濃縮物ポッドを可撤性に受容するように構成されるポッドドックであって、前記ポッドドックは、
ドック出口であって、前記濃縮物ポッドは、前記ドック出口内に位置付けられ、前記ドック出口を通して延在するように構成されるシール可能注ぎ口部分を含み、前記シール可能注ぎ口部分は、濃縮物を前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中に放出するように構成される、ドック出口と、
開放位置と閉鎖位置との間で回転可能な押出部であって、前記押出部は、前記閉鎖位置において押出式チャンバを画定し、使用中に、前記閉鎖位置において、前記混合コンテナの前記縮径部は、前記1つまたは複数の分注閉鎖部またはシステムに係合される、押出部と、
前記押出式チャンバ内に延在するポッドフックであって、前記ポッドフックは、前記押出式チャンバ内に前記
濃縮物ポッドを吊架するように、前記
濃縮物ポッドの開口を通って延在するように構成される、ポッドフックと
を含む、ポッドドックと、
前記ポッドドックに結合されたコンテナドックであって、前記コンテナドックは、ベース流体源から流動するベース流体および前記濃縮物ポッドから前記濃縮物ポッドの前記シール可能注ぎ口部分を通して放出される濃縮物のうちの1つまたは複数の分配の間、前記混合コンテナの前記縮径部が前記1つまたは複数の分注閉鎖部またはシステムに係合された状態で、前記混合コンテナを可撤性に受容し、前記混合コンテナに係合するように構成され、前記コンテナドックは、前記ベース流体および前記濃縮物の混合の間、前記混合コンテナを保定するように構成され、前記コンテナドックは、アクチュエータおよび前記アクチュエータに接続される回転可能カップリングを含み、前記回転可能カップリングは、前記インペラシャフトを回転可能に作動させ、前記混合インペラを回転させるように構成される、コンテナドックと、
前記アクチュエータおよび前記ベース流体源に通信可能に結合されるコントローラであって、前記コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成され、前記コントローラは、前記アクチュエータに前記混合インペラを回転させ、前記選択された混合プロファイルに基づいて、前記ベース流体および前記濃縮物を混合するための渦を発生させるように構成される、コントローラと
を備える、現場用溶液生産ユニット。
【請求項17】
前記ポッドドックおよび前記コンテナドックのうちの少なくとも1つは、前記シール可能注ぎ口部分を前記混合コンテナの縮径部における前記開口部の中に位置付け、前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中への前記濃縮物の直接移送を可能にするように、相互に対して移動するように構成される、請求項16に記載の現場用溶液生産ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の引用
本願は、米国仮特許出願第62/277,642号(2016年1月12日出願、発明の名称「PRODUCING SOLUTIONS FROM CONCENTRATES」)に対する優先権を主張する。この米国仮特許出願は、その全体が本明細書中に参考として援用される。
【0002】
技術分野
本開示は、溶液を濃縮物から生産するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
家庭用洗浄剤およびパーソナルケア製品は、概して、使い捨て包装内の完成製品として購入される。これらの完成製品の多くは、主に、ある場合には90パーセントを上回る、水と、比較的に小パーセンテージの活性成分とから成る。したがって、これは、消費者が、工場から市場まで水を輸送するコストを含め、水に対して有意なコストを支払っていることを意味する。これは、言うまでもなく、水の輸送と関連付けられた温室効果ガス放出の環境コストである。加えて、消費者はまた、瓶、キャップ、およびトリガ式噴霧器ならびにポンプのような分注システム等の使い捨て包装材料に対しても支払っており、これは、典型的には、埋め立てられるか、または最良の場合のシナリオのように、リサイクルされるかのいずれかとなる。いくつかの完成製品は、現在、可撓性包装内にパッケージ化されており、概して、剛性包装と比較して、より低いコストおよびより小さい環境占有面積を有するが、そのような完成製品は、依然として、主に、水から成る。
【0004】
関連して留意すべきこととして、主に水から成る、完成製品は、本質的に嵩張り、したがって、小売環境内の棚上、または住居もしくは商業用ビル内の貯蔵庫内であるかどうかにかかわらず、大量の空間を占有する。同一体積の完成製品を生産するために必要な濃縮物は、はるかに嵩張らず、それによって、有意義な輸送、売買、および貯蔵効率をもたらす。
【0005】
さらに、既存の完成製品溶液市場は、概して、製造業者によって大量生産され、殆どまたは全く、個人化およびカスタム化のオプションをもたらさない、特定の製品オプションに消費者を限定する。消費者選択肢はさらに、小売業在庫によっても限定される。消費者が、特定の香り、濃度、または他の製品パラメータもしくは成分に関する個人選好を持つ場合、それらの選好は、ある製品に対して利用不可能な場合がある、または好ましい香り、成分、もしくは他のパラメータは、完成製品製造業者に応じて広く変動し得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
要旨
本開示は、溶液を濃縮物ポッドから現場で生産するシステムおよび方法を説明する。本明細書で使用されるように、用語「溶液」は、液体、ゲル、ペースト、およびクリーム、ならびに混合された物質のうちの1つまたはそれを上回るものが完全に溶解されない、乳剤等の同種および異種混合物の両方を含む、種々の物理的状態を包含し得る。
【0007】
これらのシステムおよび方法のいくつかの実施形態は、需要に応じて、濃縮物ポッドから溶液を生産するための現場用溶液生産ユニットを提供する。生産ユニットは、混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して混合コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含む、混合コンテナを含む。混合コンテナは、開口部を混合コンテナの縮径部に含む。生産ユニットは、濃縮物ポッドを可撤性に受容するように構成される、ポッドドックを含む。ポッドドックは、ドック出口を含む。濃縮物ポッドは、ドック出口内に位置付けられ、ドック出口を通して延在するように構成される、シール可能注ぎ口部分を含む。シール可能注ぎ口部分は、濃縮物を濃縮物ポッドから混合コンテナの中に放出するように構成される。生産ユニットは、ベース流体源から流動するベース流体および濃縮物ポッドから濃縮物ポッドのシール可能注ぎ口部分を通して放出される濃縮物のうちの1つまたはそれを上回るものの分配の間、混合コンテナを可撤性に受容し、それに係合するように構成される、ポッドドックに結合されたコンテナドックを含む。コンテナドックは、ベース流体および濃縮物の混合の間、混合コンテナを保定するように構成される。コンテナドックは、アクチュエータと、アクチュエータに接続される回転可能カップリングとを含む。回転可能カップリングは、インペラシャフトを回転可能に作動させ、混合コンテナの混合インペラを回転させるように構成される。生産ユニットは、アクチュエータおよびベース流体源に通信可能に結合される、コントローラを含む。コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成される。コントローラは、インペラがベース流体の分配によって含浸された後、アクチュエータを回転させ、濃縮物の分配に先立って、渦を混合コンテナ内に発生させ、選択された混合プロファイルに基づいて、ベース流体および濃縮物を混合するように構成される。
【0008】
いくつかの実装では、ポッドドックは、ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドを圧搾し、濃縮物を濃縮物ポッドから排出するように、ポッドドックの別の表面に対して移動し、ポッドドック内の容積を変化させるように構成される、1つまたはそれを上回る表面を含む。
【0009】
いくつかの実装では、ポッドドックは、ポッドドック内で移動し、ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドを圧搾し、濃縮物を濃縮物ポッドから排出するように構成される、少なくとも1つのローラを含む。
【0010】
いくつかの実装では、生産ユニットは、ポッドドック内を摺動し、濃縮物を濃縮物ポッドから押出するように構成される、プランジャを含む。
【0011】
いくつかの実装では、生産ユニットは、溶液識別を提供する入力を受信するように構成される、ユーザインターフェースを含む。
【0012】
いくつかの実装では、コントローラは、溶液識別に基づいて、混合速度を変動させるように構成される。
【0013】
いくつかの実装では、生産ユニットは、ポッドドックとコンテナドックとの間の距離を調節するためにポッドドックをコンテナドックに結合する、高さ調節可能プラットフォームを含む。
【0014】
いくつかの実装では、コントローラは、コンテナドック内に位置付けられる混合コンテナの高さに基づいて、高さ調節可能プラットフォームを調節するように構成される。
【0015】
いくつかの実装では、ポッドドックは、濃縮物ポッドから混合コンテナの中への濃縮物の直接移送のために、濃縮物ポッドのシール可能注ぎ口部分を混合コンテナの縮径部における開口部の中に移動させるように構成される。
【0016】
いくつかの実装では、コントローラは、溶液識別に基づいて、ベース流体の流体温度、ベース流体の流体量、および混合持続時間のうちの少なくとも1つを制御するように構成される。混合持続時間は、最小混合時間を含むことができる。
【0017】
いくつかの実装では、生産ユニットは、ベース流体を加熱するように構成される、加熱要素を含む。
【0018】
いくつかの実装では、生産ユニットは、濃縮物ポッド上のコードを走査するように構成される、ポッドドック内のスキャナを含む。
【0019】
いくつかの実装では、濃縮物ポッドは、溶液識別を提供する電子タグを含む。
【0020】
いくつかの実装では、生産ユニットは、濃縮物ポッド上の電子タグを検出するように構成される、ポッドドック内の電子タグ検出ユニットを含む。
【0021】
いくつかの実装では、流体源は、ポッドドックに結合される、流体リザーバを含む。
【0022】
いくつかの実装では、生産ユニットは、流体リザーバに結合される、ポンプを含む。
【0023】
いくつかの実装では、生産ユニットは、添加剤チャンバ内に位置付けられる添加剤を混合コンテナの中に分注するように構成される、1つまたはそれを上回る添加剤チャンバを含む。
【0024】
いくつかの実装では、コントローラは、添加剤チャンバに、1つまたはそれを上回る添加剤チャンバ内に位置付けられる複数の添加剤から選択された少なくとも1つの添加剤を混合コンテナの中に放出させるように構成される。
【0025】
種々の実施形態は、需要に応じて、濃縮物ポッドを使用して、溶液を現場で生産する方法を提供する。本方法は、現場用溶液生産ユニットのポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッド内に含有される濃縮物と関連付けられた溶液を識別するステップを含む。本方法は、識別された溶液に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するステップを含む。本方法は、ベース流体を、ベース流体源から、ポッドドックに結合されるコンテナドック内にドッキングされた混合コンテナの中に、混合コンテナの縮径部における開口部を通して分散させるステップを含む。混合コンテナは、混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して混合コンテナに回転可能に結合される、混合インペラを含む。本方法は、インペラがベース流体によって含浸された後、コントローラを介してコンテナドック内のアクチュエータを回転させ、混合インペラを回転させるステップを含むことができる。本方法は、インペラが回転した後、濃縮物を濃縮物ポッドから混合コンテナの中に分散させるステップを含むことができる。本方法は、インペラを介して、選択された混合プロファイルに基づいて、ベース流体および濃縮物を混合するステップを含む。
【0026】
いくつかの実装では、本方法は、少なくとも1つの検出器を介した、混合コンテナ上に位置付けられるタグの識別の検出に基づいて、溶液を識別するステップを含み、検出器は、コントローラに通信可能に結合される。
【0027】
いくつかの実装では、本方法は、コントローラに通信可能に結合されるユーザインターフェースにおけるユーザ入力の受信に基づいて、溶液を識別するステップを含む。
【0028】
いくつかの実装では、本方法は、濃縮物ポッド上のコードの読取に基づいて、溶液を識別するステップを含む。
【0029】
いくつかの実装では、混合速度、ベース流体の流体温度、ベース流体の流体量、および混合持続時間のうちの1つまたはそれを上回るものは、溶液識別に基づいて判定される。
【0030】
いくつかの実装では、本方法は、少なくとも1つの添加剤物質を混合コンテナの中に分注するステップを含む。
【0031】
いくつかの実装では、本方法は、少なくとも1つの検出器を介した、ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドの識別に基づいて、溶液を識別するステップを含み、検出器は、コントローラに通信可能に結合される。
【0032】
いくつかの実装では、溶液を識別するステップは、ユーザ選択をコントローラに通信可能に結合されるモバイル電子デバイス上で動作するアプリケーションから受信するステップを含む。ユーザ選択は、アプリケーションを介してモバイル電子デバイス上に生成されるユーザインターフェースを介して選択される。ユーザ選択は、アプリケーションによって識別される複数のオプションの中から選択される。
【0033】
いくつかの実装では、複数のオプションは、ポッドドック内に位置付けられるポッドの識別に基づいて識別される。
【0034】
いくつかの実装では、本方法は、添加剤選択をコントローラにおいて受信するステップを含む。添加剤選択は、モバイル電子デバイス上に生成されたユーザインターフェースを介して、アプリケーションからの複数の添加剤オプションから選択される。
【0035】
いくつかの実装では、本方法は、モバイル電子デバイス上に生成されたユーザインターフェースを介して、混合コンテナに添加するための1つまたはそれを上回る添加剤を選択するステップを含む。選択された1つまたはそれを上回る添加剤は、混合コンテナの中に分注するために、コントローラに伝送される。
【0036】
いくつかの実施形態は、需要に応じて、濃縮物ポッドから溶液を生産するための現場用溶液生産ユニットを提供する。生産ユニットは、混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して混合コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含む、混合コンテナを含む。混合コンテナは、開口部を混合コンテナの縮径部に含む。生産ユニットは、濃縮物ポッドを可撤性に受容するように構成される、ポッドドックを含み、ポッドドックは、ドック出口を含む。濃縮物ポッドは、ドック出口内に位置付けられ、ドック出口を通して延在するように構成される、シール可能注ぎ口部分を含む。シール可能注ぎ口部分は、濃縮物を濃縮物ポッドから混合コンテナの中に放出するように構成される。生産ユニットは、ベース流体源から流動するベース流体および濃縮物ポッドから濃縮物ポッドのシール可能注ぎ口部分を通して放出される濃縮物のうちの1つまたはそれを上回るものの分配の間、混合コンテナを可撤性に受容し、それに係合するように構成される、ポッドドックに結合されたコンテナドックを含む。コンテナドックは、ベース流体および濃縮物の混合の間、混合コンテナを保定するように構成される。コンテナドックは、アクチュエータと、アクチュエータに接続される回転可能カップリングとを含む。回転可能カップリングは、インペラシャフトを回転可能に作動させ、混合インペラを回転させるように構成される。生産ユニットは、アクチュエータおよびベース流体源に通信可能に結合される、コントローラを含む。コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成される。コントローラは、アクチュエータにインペラを回転させ、選択された混合プロファイルに基づいて、ベース流体および濃縮物を混合するための渦を発生させるように構成される。
【0037】
いくつかの実装では、ポッドドックおよびコンテナドックのうちの少なくとも1つは、シール可能注ぎ口部分を混合コンテナの縮径部における開口部の中に位置付けるように、相互に対して移動するように構成される。
【0038】
いくつかの実施形態は、溶液を生産するための現場用溶液生産ユニットを提供する。生産ユニットは、混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して混合コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含む、混合コンテナを含む。混合コンテナは、開口部を混合コンテナの縮径部に含む。生産ユニットは、濃縮物コンテナを含む。生産ユニットは、濃縮物コンテナに結合される、濃縮物注ぎ口を含む。濃縮物注ぎ口は、濃縮物を濃縮物コンテナから混合コンテナの中に放出するように構成される。生産ユニットは、ベース流体源から流動するベース流体および濃縮物コンテナから放出される濃縮物のうちの1つまたはそれを上回るものの分配の間、混合コンテナを可撤性に受容し、混合コンテナに係合するように構成される、濃縮物コンテナに結合されるコンテナドックを含む。コンテナドックは、ベース流体および濃縮物の混合の間、混合コンテナを保定するように構成される。コンテナドックは、アクチュエータと、アクチュエータに接続される回転可能カップリングとを含む。回転可能カップリングは、インペラシャフトを回転可能に作動させ、混合インペラを回転させるように構成される。生産ユニットは、アクチュエータおよびベース流体源に通信可能に結合される、コントローラを含む。コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成される。コントローラは、アクチュエータにインペラを回転させ、選択された混合プロファイルに基づいて、ベース流体および濃縮物を混合するための渦を発生させるように構成される。
【0039】
種々の実施形態は、現場用溶液生産ユニット上での使用のためのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ使用可能媒体上に記憶されるコンピュータ可読プログラムコードを有する、コンピュータ使用可能媒体を含む。コンピュータ可読プログラムコードは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルから選択するためのプログラムコードを含む。コンピュータ可読プログラムコードは、現場用溶液生産ユニットに、選択された混合プロファイルに基づいて、ベース流体および濃縮物を混合コンテナの中に分散させるためのプログラムコードを含む。コンピュータ可読プログラムコードは、現場用溶液生産ユニットに、選択された混合プロファイルに基づいて、ベース流体および濃縮物を混合させるためのプログラムコードを含む。
【0040】
これらのシステムおよび方法の1つまたはそれを上回る実施形態の詳細は、付随の図面および以下の説明に記載される。これらのシステムおよび方法の他の特徴、目的、ならびに利点は、説明および図面から、ならびに請求項から明白となるであろう。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットであって、
混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して前記コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含む、混合コンテナであって、開口部を前記コンテナの縮径部に含む、混合コンテナと、
前記濃縮物ポッドを可撤性に受容するように構成される、ポッドドックであって、前記ポッドドックは、ドック出口を含み、前記濃縮物ポッドは、前記ドック出口内に位置付けられ、前記ドック出口を通して延在するように構成される、シール可能注ぎ口部分を含み、前記シール可能注ぎ口部分は、濃縮物を前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中に放出するように構成される、ポッドドックと、
ベース流体源から流動するベース流体および前記濃縮物ポッドから前記濃縮物ポッドの前記シール可能注ぎ口部分を通して放出される濃縮物のうちの1つまたはそれを上回るものの分配の間、前記混合コンテナを可撤性に受容し、それに係合するように構成される、前記ポッドドックに結合されたコンテナドックであって、前記コンテナドックは、前記ベース流体および前記濃縮物の混合の間、前記混合コンテナを保定するように構成され、前記コンテナドックは、アクチュエータおよび前記アクチュエータに接続される回転可能カップリングを含み、前記回転可能カップリングは、前記インペラシャフトを回転可能に作動させ、前記混合コンテナの混合インペラを回転させるように構成される、コンテナドックと、
前記アクチュエータおよび前記ベース流体源に通信可能に結合される、コントローラであって、前記コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成され、前記コントローラは、前記インペラが前記ベース流体の分配によって含浸された後、前記アクチュエータを回転させ、前記濃縮物の分配に先立って、渦を前記混合コンテナ内に発生させ、前記選択された混合プロファイルに基づいて、前記ベース流体および前記濃縮物を混合するように構成される、コントローラと、
を備える、現場用溶液生産ユニット。
(項目2)
前記ポッドドックは、前記ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドを圧搾し、前記濃縮物を前記濃縮物ポッドから排出するように、前記ポッドドックの別の表面に対して移動し、前記ポッドドック内の容積を変化させるように構成される、1つまたはそれを上回る表面を含む、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目3)
前記ポッドドックは、前記ポッドドック内で移動し、前記ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドを圧搾し、前記濃縮物を前記濃縮物ポッドから排出するように構成される、少なくとも1つのローラを含む、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目4)
前記ポッドドック内を摺動し、前記濃縮物を前記濃縮物ポッドから押出するように構成される、プランジャをさらに備える、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目5)
前記溶液識別を提供する入力を受信するように構成される、ユーザインターフェースをさらに備える、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目6)
前記コントローラは、前記溶液識別に基づいて、混合速度を変動させるように構成される、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目7)
前記ポッドドックと前記コンテナドックとの間の距離を調節するために前記ポッドドックを前記コンテナドックに結合する、高さ調節可能プラットフォームをさらに備える、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目8)
前記コントローラは、前記コンテナドック内に位置付けられる前記混合コンテナの高さに基づいて、前記高さ調節可能プラットフォームを調節するように構成される、項目7に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目9)
前記ポッドドックは、前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中への前記濃縮物の直接移送のために、前記濃縮物ポッドのシール可能注ぎ口部分を前記混合コンテナの縮径部における開口部の中に移動させるように構成される、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目10)
前記コントローラは、前記溶液識別に基づいて、前記ベース流体の流体温度、前記ベース流体の流体量、前記ベース流体の流速、および混合持続時間のうちの少なくとも1つを制御するように構成される、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目11)
前記ベース流体を加熱するように構成される、加熱要素をさらに備える、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目12)
前記濃縮物ポッド上のコードを走査するように構成される、前記ポッドドック内のスキャナをさらに備える、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目13)
前記濃縮物ポッドは、前記溶液識別を提供する電子タグを含む、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目14)
前記濃縮物ポッド上の電子タグを検出するように構成される、前記ポッドドック内の電子タグ検出ユニットをさらに備える、項目13に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目15)
前記流体源は、前記ポッドドックに結合される、流体リザーバを含み、前記流体リザーバは、前記ベース流体を前記流体リザーバから前記混合コンテナに圧送するように構成される、ポンプに結合される、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目16)
1つまたはそれを上回る添加剤チャンバ内に位置付けられる添加剤を前記混合コンテナの中に分注するように構成される、1つまたはそれを上回る添加剤チャンバをさらに備える、項目1に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目17)
前記コントローラは、前記1つまたはそれを上回る添加剤チャンバに、前記1つまたはそれを上回る添加剤チャンバ内に位置付けられる複数の添加剤から選択された少なくとも1つの添加剤を前記混合コンテナの中に放出させるように構成される、項目16に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目18)
需要に応じて、濃縮物ポッドを使用して、溶液を現場で生産する方法であって、
現場用溶液生産ユニットのポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッド内に含有される濃縮物と関連付けられた溶液を識別するステップと、
前記識別された溶液に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するステップと、
ベース流体を、ベース流体源から、前記ポッドドックに結合されたコンテナドック内にドッキングされた混合コンテナの中に、前記混合コンテナの縮径部における開口部を通して分散させるステップであって、前記混合コンテナは、前記混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して前記混合コンテナに回転可能に結合される、混合インペラを含む、ステップと、
前記インペラが前記ベース流体によって含浸された後、コントローラを介して前記コンテナドック内のアクチュエータを回転させ、前記混合インペラを回転させるステップと、
前記インペラが回転した後、濃縮物を前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中に分散させるステップと、
前記インペラを介して、前記選択された混合プロファイルに基づいて、前記ベース流体および前記濃縮物を混合するステップと、
を含む、方法。
(項目19)
少なくとも1つの検出器を介した、前記混合コンテナ上に位置付けられるタグの識別の検出に基づいて、前記溶液を識別するステップをさらに含み、前記検出器は、前記コントローラに通信可能に結合される、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記コントローラに通信可能に結合されるユーザインターフェースにおけるユーザ入力の受信に基づいて、前記溶液を識別するステップをさらに含む、項目18に記載の方法。
(項目21)
混合速度、前記ベース流体の流体温度、前記ベース流体の前記ベース流体の流体量、および混合持続時間のうちの1つまたはそれを上回るものが、前記溶液識別に基づいて判定される、項目18に記載の方法。
(項目22)
少なくとも1つの添加剤を前記混合コンテナの中に分注するステップをさらに含む、項目18に記載の方法。
(項目23)
少なくとも1つの検出器を介した、前記ポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッドの識別に基づいて、前記溶液を識別するステップをさらに含み、前記検出器は、前記コントローラに通信可能に結合される、項目18に記載の方法。
(項目24)
前記溶液を識別するステップは、ユーザ選択を前記コントローラに通信可能に結合されるモバイル電子デバイス上で動作するアプリケーションから受信するステップを含み、前記ユーザ選択は、前記アプリケーションを介して前記モバイル電子デバイス上に生成されるユーザインターフェースを介して選択され、前記ユーザ選択は、前記アプリケーションによって識別される複数のオプションの中から選択される、項目18に記載の方法。
(項目25)
前記複数のオプションは、前記ポッドドック内に位置付けられるポッドの識別に基づいて識別される、項目24に記載の方法。
(項目26)
添加剤選択を前記コントローラにおいて受信するステップをさらに含み、前記添加剤選択は、前記モバイル電子デバイス上に生成された前記ユーザインターフェースを介して、前記アプリケーションからの複数の添加剤オプションから選択される、項目24に記載の方法。
(項目27)
溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットであって、
混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して前記混合コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含む、混合コンテナであって、開口部を前記混合コンテナの縮径部に含む、混合コンテナと、
前記濃縮物ポッドを可撤性に受容するように構成される、ポッドドックであって、前記ポッドドックは、ドック出口を含み、前記濃縮物ポッドは、前記ドック出口内に位置付けられ、前記ドック出口を通して延在するように構成される、シール可能注ぎ口部分を含み、前記シール可能注ぎ口部分は、濃縮物を前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中に放出するように構成される、ポッドドックと、
ベース流体源から流動するベース流体および前記濃縮物ポッドから前記濃縮物ポッドの前記シール可能注ぎ口部分を通して放出される濃縮物のうちの1つまたはそれを上回るものの分配の間、前記混合コンテナを可撤性に受容し、それに係合するように構成される、前記ポッドドックに結合されたコンテナドックであって、前記コンテナドックは、前記ベース流体および前記濃縮物の混合の間、前記混合コンテナを保定するように構成され、前記コンテナドックは、アクチュエータおよび前記アクチュエータに接続される回転可能カップリングを含み、前記回転可能カップリングは、前記インペラシャフトを回転可能に作動させ、前記混合インペラを回転させるように構成される、コンテナドックと、
前記アクチュエータおよび前記ベース流体源に通信可能に結合される、コントローラであって、前記コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成され、前記コントローラは、前記アクチュエータに前記インペラを回転させ、前記選択された混合プロファイルに基づいて、前記ベース流体および前記濃縮物を混合するための渦を発生させるように構成される、コントローラと、を備える、現場用溶液生産ユニット。
(項目28)
前記ポッドドックおよび前記コンテナドックのうちの少なくとも1つは、前記シール可能注ぎ口部分を前記混合コンテナの縮径部における開口部の中に位置付け、前記濃縮物ポッドから前記混合コンテナの中への前記濃縮物の直接移送を可能にするように、相互に対して移動するように構成される、項目27に記載の現場用溶液生産ユニット。
(項目29)
溶液を生産するための現場用溶液生産ユニットであって、
混合コンテナの基部から延在するインペラシャフトを介して前記混合コンテナに回転可能に結合される混合インペラを含む、混合コンテナであって、開口部を前記混合コンテナの縮径部に含む、混合コンテナと、
濃縮物コンテナと、
前記濃縮物コンテナに結合される、濃縮物注ぎ口であって、濃縮物を前記濃縮物コンテナから前記混合コンテナの中に放出するように構成される、濃縮物注ぎ口と、
ベース流体源から流動するベース流体および濃縮物コンテナから放出される濃縮物のうちの1つまたはそれを上回るものの分配の間、前記混合コンテナを可撤性に受容し、前記混合コンテナに係合するように構成される、前記濃縮物コンテナに結合されるコンテナドックであって、前記コンテナドックは、前記ベース流体および前記濃縮物の混合の間、前記混合コンテナを保定するように構成され、前記コンテナドックは、アクチュエータおよび前記アクチュエータに接続される回転可能カップリングを含み、前記回転可能カップリングは、前記インペラシャフトを回転可能に作動させ、前記混合インペラを回転させるように構成される、コンテナドックと、
前記アクチュエータおよび前記ベース流体源に通信可能に結合される、コントローラであって、前記コントローラは、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルの中から選択するように構成され、前記コントローラは、前記アクチュエータに前記インペラを回転させ、前記選択された混合プロファイルに基づいて、前記ベース流体および前記濃縮物を混合するための渦を発生させるように構成される、コントローラと、を備える、現場用溶液生産ユニット。
(項目30)
前記濃縮物を前記濃縮物コンテナから前記濃縮物注ぎ口を通して圧送するように、前記濃縮物コンテナに結合されるポンプをさらに備える、項目29に記載の現場用溶液生産ユニット。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【
図1A】
図1Aは、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【
図2A】
図2Aは、
図1Aの現場用溶液生産ユニットの斜視図であって、濃縮物ポッドおよび混合コンテナがその中にドッキングされている。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【
図3A】
図3Aおよび3Bは、
図1Aの現場用溶液生産ユニットの斜視図であって、添加剤チャンバを含み、濃縮物ポッドがそこからドッキング解除され、混合コンテナがその中にドッキングされている。
【
図3B】
図3Aおよび3Bは、
図1Aの現場用溶液生産ユニットの斜視図であって、添加剤チャンバを含み、濃縮物ポッドがそこからドッキング解除され、混合コンテナがその中にドッキングされている。
【0056】
【
図4A】
図4Aおよび4Bは、種々の実施形態による、スナップ弁シールを伴う濃縮物ポッドの分解図である。
【
図4B】
図4Aおよび4Bは、種々の実施形態による、スナップ弁シールを伴う濃縮物ポッドの分解図である。
【0057】
【
図5】
図5A~5Cは、種々の実施形態による、濃縮物ポッドの正面図である。
【0058】
【
図6A】
図6A~6Dは、押出式ポッドドックを含む、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【
図6B】
図6A~6Dは、押出式ポッドドックを含む、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【
図6C】
図6A~6Dは、押出式ポッドドックを含む、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【
図6D】
図6A~6Dは、押出式ポッドドックを含む、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【0059】
【0060】
【0061】
【
図7A】
図7A~7Cは、転動式ポッドドックを含む、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【
図7B】
図7A~7Cは、転動式ポッドドックを含む、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【
図7C】
図7A~7Cは、転動式ポッドドックを含む、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【0062】
【0063】
【0064】
【
図8A】
図8Aは、転動式ポッドドックを含む、溶液を濃縮物ポッドから生産するための別の現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【0065】
【0066】
【0067】
【
図9A】
図9Aは、種々の実施形態による、濃縮物ポッドの正面分解図である。
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】
【0093】
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】
【0106】
【
図17】
図17は、種々の実施形態による、混合コンテナ群を図示する。
【0107】
【
図18A】
図18A~18Dは、溶液を多回投与式濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【
図18B】
図18A~18Dは、溶液を多回投与式濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【
図18C】
図18A~18Dは、溶液を多回投与式濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【
図18D】
図18A~18Dは、溶液を多回投与式濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【0108】
【
図19】
図19Aおよび19Bは、種々の実施形態による、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの外側シェルを図示する。
【0109】
【0110】
【0111】
【0112】
【
図21】
図21は、需要に応じて濃縮物ポッドから溶液を生産するための現場用溶液生産ユニットの動作を図示する、フロー図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0113】
図面は、主に、例証目的であって、本開示に説明されるシステムおよび方法の範囲を限定することを意図するものではない。図面は、必ずしも、正確な縮尺ではない。いくつかの事例では、本開示に説明されるシステムおよび方法の種々の側面は、異なる特徴の理解を促進するために、図面において誇張または拡大され得る。図面では、同様の参照文字は、概して、同様の特徴(例えば、機能的に類似および/または構造的に類似要素)を指す。
【0114】
本明細書に開示されるシステムおよび方法の特徴ならびに利点は、図面と関連して検討されることによって、以下に記載される詳細な説明からより明白となるであろう。
【0115】
詳細な説明
以下は、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用生産ユニットの本発明のシステム、方法、および構成要素に関連する種々の概念ならびにその例示的実施形態のより詳細な説明である。いくつかの実装では、現場用溶液生産ユニットは、濃縮物ポッド内に含有される濃縮物と関連付けられた溶液を識別し、識別された溶液に基づいて選択された混合プロファイルを使用して、濃縮物とベース流体(例えば、水)を混合する。これらのシステムおよび方法は、限定ではないが、食器用洗剤、多目的洗浄剤、浴室洗浄剤、ガラスクリーナー、木製フロアクリーナー、芳香剤、車用洗浄液、洗濯洗剤、および柔軟剤を含む、家庭用洗浄剤製品を生産するために使用されることができる。これらのシステムおよび方法はまた、限定ではないが、手洗い用石鹸、シャンプー、コンディショナー、身体用洗浄剤、顔用洗浄剤、入浴剤、ボディーローション、化粧品、クリーム、および美容液を含む、パーソナルケア製品を生産するためにも使用されることができる。
【0116】
図1Aは、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【0117】
現場用溶液生産ユニット100は、濃縮物ポッド内に含有される濃縮物から、ユニットの外側で使用されることが意図される完成製品(例えば、家庭用洗浄剤製品、パーソナルケア製品、化粧品製品、または別の溶液)を混合するために実装される。現場用溶液生産ユニット100は、濃縮物ポッドを格納するように構成される、ポッドドックを含む。現場用溶液生産ユニット100は、液体保持容器またはリザーバ105と、ベース流体をリザーバ105から圧送するように構成される、ポンプ107とを含む。リザーバ105から圧送されるベース流体は、水注ぎ口113を通して混合コンテナの中に圧送される。ある実施形態では、水注ぎ口113は、混合コンテナを充填するための充填位置から、例えば濃縮物ポッドから混合コンテナ(例えば、
図2Aに示される混合コンテナ203)の中への濃縮物の分注の間、後退される、後退位置に移動するように構成される、移動可能な水注ぎ口である。現場用溶液生産ユニット100のポッドドック103は、本明細書にさらに詳細に議論されるように、濃縮物ポッドを受容し、濃縮物ポッドを再位付けするように構成可能である。ポッドドック103は、濃縮物を濃縮物ポッドから排出するためのポッドプランジャ102を含む。ポッドドック103は、プランジャ102を作動させるためのプランジャスライド101を含む。ポッドドック103は、コンテナドック110に結合され、スライドシャフト104上に位置付けられ、コンテナドック110に対してポッドドック103の高さを調節する。フレーム117は、コンテナドック110をポッドスライドシャフト104およびポッドドック103に結合する。スライド駆動モータ114は、ポッドスライド106を介して、スライドシャフト104上のポッドドック103を駆動させる。ポッドドック103は、ポッドドック103の高さが調節されるにつれて、ポッドドック103を混合コンテナ上に適切に位置付けるように構成される、ドッキング出口シュラウドを含む。ある実施形態では、生産ユニット100は、混合コンテナの高さを検出し、それに基づいて、ポッドドック103の高さを調節するように構成される。
【0118】
ある実施形態では、生産ユニット100は、混合コンテナの基部等の混合コンテナの一部上に位置付けられ、コンテナドック110内の検出ユニット118によって検出される、走査される、または読み取られる、コード、タグ、または他の印(例えば、
図10Dに示されるタグ1010)を介して、混合コンテナの高さおよび/または容積を検出するように構成される。タグ(すなわち、タグ1010)は、その中に混合されるべき溶液の識別、またはそこから読み取られ、混合を誘導し得る、他の一意の識別情報等、他の情報も提供することができる。いったん混合コンテナの高さが、検出ユニット118から判定されると、1つまたはそれを上回るコントローラ115は、スライド駆動モータ114を作動させ、コンテナドック110に対してポッドドック103の高さを調節することができる。ある実施形態では、生産ユニット100は、混合コンテナの高さを感知するための1つまたはそれを上回る光学センサを含む。生産ユニット100は、ポッドドック出口を中心として位置付けられ、ポッドドック103の高さが調節されるにつれて、ポッドドック103を混合コンテナ上に適切に位置付ける、容量タッチセンサまたは圧力センサ等の1つまたはそれを上回るセンサを含むことができる。そのようなセンサは、混合コンテナの具体的高さを検出せずに、混合コンテナに対するポッドドック103の適切な位置付けを確実にし得る。生産ユニット100は、濃縮物ポッドの注ぎ口部分を直接混合コンテナの縮径部内の開口部の中に位置付けるように、ポッドドック103の高さを調節する。そのような位置付けは、濃縮物ポッドが、濃縮物ポッド内に含有される内容物がポッドドックまたは機械の他の部分に接触せずに、直接混合コンテナの中に空けられることを可能にする。濃縮物の本無接触展開は、清掃を低減または排除し、異なる濃縮物ポッドが連続して使用されるとき、濃縮物内容物の交互汚染を防止する。
【0119】
ある実施形態では、ポッドドックはまた、電子タグを検出する、または濃縮物ポッド上のコードを読み取るために、1つまたはそれを上回る検出器、スキャナ、もしくは読取機116をポッドドック103内に含むことができる。コードは、例えば、濃縮物ポッドを用いて生産され得る、1つまたはそれを上回る溶液を示すことができる。検出器は、バーコードスキャナを含むことができる。しかしながら、いくつかのシステムは、例えば、QRコード(登録商標)スキャナ、RFIDタグ検出ユニット、または濃縮物ポッド上に含有される識別子に基づいて、少なくとも1つの溶液識別を判定するように構成される、別のデバイス等、他の識別デバイスを含む。
【0120】
コンテナドック110は、アクチュエータ、すなわち、インペラ駆動ベルト111を介して、インペラ駆動部112に結合される、インペラ駆動モータ109を含む。ある実施形態では、インペラ駆動モータ109は、シャフトまたは他の回転可能カップリング(磁場カップリングを含むことができる)を介して、インペラ駆動部112に接続されることができ、直接、インペラ駆動部112を駆動することができる。コンテナドック110の駆動モータ109は、生産ユニットの1つまたはそれを上回るコントローラ115によって制御される。コントローラ115は、駆動モータ109およびポンプ107に結合される、1つまたはそれを上回るプロセッサを含む。コントローラ115は、混合プロファイルをメモリデバイス内に記憶される複数の混合プロファイルの中からように選択するように構成される。コントローラ115は、溶液識別に基づいて、混合プロファイルを選択する。溶液は、生産ユニット100のグラフィカルユーザインターフェース等のユーザインターフェースを介して、ユーザによって識別されることができる。現場用溶液生産ユニット100は、種々の構成要素を格納するための機械筐体(
図19Aおよび19Bに示される外側シェル1900aならびに1900b等)を含む。機械筐体は、制御パネルを提供する、ユーザインターフェースを含むことができる。制御パネルは、触知感知式ディスプレイ部分等のディスプレイ部分を含み得る、LEDディスプレイ画面(LEDディスプレイ画面等)の形態であることができる。制御パネルは、LEDディスプレイ画面に加え、ボタン、ダイヤル、またはノブ等の1つまたはそれを上回る制御を有し、混合されるべき適用可能な製品、プロセスにおける混合サイクル、残りの混合時間、および濃縮物ポッドについての他の適用可能な情報、選択された混合プロファイル、または最終溶液について、情報をユーザから/へ受信または通信してもよい。
【0121】
溶液はまた、コントローラに通信可能に結合される濃縮物ポッド上のタグまたはコード(例えば、タグ410、910)を読み取る、ポッドドック103内の検出デバイス116または読取機を介して、識別されることができる。溶液は、コンピュータアプリケーションを起動する、電子デバイス(携帯電話、タブレット、P.C.、またはユニット100に無線接続可能な他の遠隔コンピューティングデバイス等)上に生成されたユーザインターフェースを通して遠隔ユーザによって識別されることができる。遠隔電子デバイス上のユーザインターフェースは、コントローラ115に無線でかつ通信可能に結合される、遠隔電子デバイスの通信構成要素および無線プロトコルを介して、コントローラ115に送信するためのコマンドを生成する。
【0122】
選択された混合プロファイルは、濃縮物ポッドまたはユーザ選択によって識別される特定の溶液を生産するための混合命令を含む。混合プロファイルは、例えば、希釈パーセンテージおよびアクティブ混合または撹拌特性、例えば、最小混合持続時間、混合速度、または撹拌のための周波数(例えば、RPM)のうちの1つまたはそれを上回るものを含む。例えば、混合プロファイルは、特定の溶液を生産するために、水温80~100度F、水体積472ml、および混合周期90~120秒にわたる混合速度800~1000RPMを識別することができる。混合命令は、例えば、1つまたはそれを上回るベース流体の識別、リザーバ105から分注されるべきベース流体の量、そのような流体が加熱される、冷却される、または室温であるかどうか、そのような流体の流速、混合シャフトの混合サイクル/速度もしくは周波数、または混合持続時間を含むことができる。流体温度および流体流速等の流体性質は、少なくとも部分的に、水注ぎ口113の上流の温度または流速調整器のうちの1つもしくはそれを上回るものによって、制御されてもよい。流体流速はまた、流体路の断面積を含み得る、濃縮物ポッドを通る流体路の物理的特性によって制御されてもよい。混合プロファイルはまた、濃縮物を撹拌されるベースの中に分注する特定の時間周期および/または濃縮物を導入する特定の流速を示してもよい。
【0123】
コントローラ115は、選択された混合プロファイルに従って、駆動モータ109を回転させ、混合コンテナのインペラを駆動させるように構成される。本明細書に議論されるように、ある実施形態では、コントローラ115は、インペラがベース流体の分配によって含浸された後、駆動モータを作動させ、ミキサコンテのインペラを回転させるように構成されることができる。インペラの含浸は、1つまたはそれを上回るセンサ(インペラの高さおよび/または混合コンテナ内の流体のレベルを判定するように構成される、1つまたはそれを上回る光学センサ等)によって、または特定の混合コンテナのインペラを実質的に含浸させるために要求される流体の量の計算または判定に基づいて、判定されることができる。例えば、分注される総ベース流体のあるパーセンテージ(または25~50%等の範囲)が混合コンテナの中に分注された後である。混合コンテナは、検出を通して(例えば、混合コンテナ上または混合コンテナの基部上の印もしくは電子タグを介して)、または手動で、例えば、ユーザによってユーザインターフェースを介して、識別されることができる。
【0124】
ある実施形態では、インペラの含浸は、接点間の導体として作用するベース流体を通る、インペラ上に位置付けられる電気接点と混合コンテナの基部内の電気接点との間の閉鎖された回路によって判定されることができ、それによって、信号が、発生され、コントローラ115に伝送される。低電圧バッテリ電池が、混合コンテナの基部内に位置付けられ、信号を基部内の1つの接点からインペラ上の接点に伝送してもよい(例えば、
図10Eに示されるように)。ベース流体を介した接点間の閉鎖された回路は、限定された持続時間にわたって、または混合コンテナがドッキングされるときのみ、接点のうちの1つに接続される低コスト受動無線送信機をアクティブ化させ、信号をコントローラ115にサブミットさせ、それによって、駆動モータ109をアクティブ化させることができる。含浸後の混合コンテナのインペラの作動は、濃縮物の分配に先立って、混合コンテナ内における渦の発生を通して、混合を最適化することに役立つ。混合コンテナ基部および本体は、そのような実施形態では、流体を越えた伝導を防止するであろう、絶縁体から成ることができる。
【0125】
ある実施形態では、ベース流体によるインペラの含浸は、インペラの色の検出可能変化、流体がインペラに到達することに応じて、ベース流体によって屈曲、遮断、または歪曲される、光信号(可視または非可視スペクトル内)等、インペラを通して伝送される信号の伝送の限定または変化等、インペラのある他の検出可能変化を生じさせる、ベース流体によって判定されることができる。
【0126】
ある実施形態では、ベース流体によるインペラの含浸は、浮動係止部を流体があるレベルを上回るとき解放させ、インペラの作動を可能にすることができる。
【0127】
いくつかの実施形態では、コントローラ115は、ベース流体の事前に規定された体積が分注された後、駆動モータ109を作動させ、混合コンテナのインペラを回転させるように構成されることができる。コントローラ115は、選択された混合プロファイルに基づいて、最小持続時間にわたって、混合コンテナのインペラを作動させ続け、ベース流体および濃縮物を混合する。混合プロファイルは、混合速度、ベース流体の流体温度(例えば、加熱器コントローラ108によって制御される、リザーバ105または水注ぎ口内の加熱要素によって制御される)、ベース流体の流体量、および混合持続時間のうちの1つまたはそれを上回るものを識別する。本明細書にさらに議論されるように、コントローラ115はまた、溶液への1つまたはそれを上回る添加剤の分注を制御するために使用されることができる。コントローラ115は、含まれる添加剤を制御することができ、コントローラ115は、規定された溶液を生産するために選択された混合プロファイルに基づいて、任意のそのような添加剤が分注されるときを制御することができる。添加剤は、外観、稠度/粘度、香りまたは他の溶液性質もしくは機能を制御し、溶液の個人化を可能にすることができる。
【0128】
ベース流体は、典型的には、水である、またはそれを含む。リザーバ105は、可撤性水リザーバであって、リザーバを充填するための開口部を定位置に含む、または除去されるとそのようにするために含む。ある実施形態では、リザーバ105は、水を直接リザーバ105に供給する水道を介して、直接、水源に結合されることができる。そのような事例では、リザーバ105は、リザーバ105内の水レベルが特定のレベルを下回るとき、付加的水を受容するために、開放および閉鎖するように動作可能な弁を含むことができる。いくつかのシステムは、水以外に、または水に加え、ベース流体を使用する。これらのシステムは、複数のリザーバを含んでもよい。ある実施形態では、水リザーバは、水処理システムを含む、またはそれに結合される、もしくはベース流体から汚染物質を除去するための1つまたはそれを上回る水フィルタを含んでもよい。
【0129】
【0130】
図1Cは、
図1Aの現場用溶液生産ユニットの第1の側面図である。
【0131】
【0132】
図1Eは、
図1Aの現場用溶液生産ユニットの第2の側面図である。
【0133】
【0134】
【0135】
図2Aは、
図1Aの現場用溶液生産ユニットの斜視図であって、濃縮物ポッドおよび混合コンテナがその中にドッキングされている。
図2Aに示されるように、混合コンテナ203は、コンテナ基部206を介して、混合コンテナドック110上にドッキングされる。混合コンテナ基部206は、インペラ駆動部112(
図1Aに示される)に噛合係合するように構成される、回転可能カップリング(例えば、
図10Dに示されるカップリング1007)を含む。混合コンテナ203は、混合基部206に回転可能に結合され、混合インペラ204を回転させるように構成される、インペラシャフト205を含む。インペラシャフト205は、インペラ基部208から延在し、インペラシャフト205は、インペラ駆動部112によって作動され、インペラシャフト205およびインペラ204を回転させると、混合基部206内で回転する、カップリング1007(
図10Dに示される)に結合される。混合コンテナ203は、開口部207を混合コンテナ203の縮径部202内に含む。生産ユニット100は、ポッドドック103内に位置付けられる、濃縮物ポッド201を含む。本明細書にさらに詳細に議論されるように、濃縮物ポッド201は、シールされ得、混合コンテナ203の縮径部202内の開口部207の中への直接挿入のために、ポッドドック103内の開口部を通して延在する、注ぎ口部分を含む。
図2Aに示されるように、縮径部202は、溶液を混合コンテナ203から抽出および分注するために使用される1つまたはそれを上回る分注閉鎖部またはシステムを可撤性に受容するために螺刻されることができる。濃縮物ポッド201は、ある実施形態では、剛性ポッドを含むことができ、ある実施形態では、可撓性ポッドを含むことができる。可撓性ポッドは、圧搾、歪曲、または押出させるために構成されることができる一方、剛性ポッドは、一気に投入するために構成されることができる。
【0136】
【0137】
図2Cは、
図2Aの現場用溶液生産ユニットの第1の側面図である。
【0138】
【0139】
図2Eは、
図2Aの現場用溶液生産ユニットの第2の側面図である。
【0140】
【0141】
【0142】
図3Aおよび3Bは、
図1Aの現場用溶液生産ユニットの斜視図であって、添加剤チャンバを含み、濃縮物ポッドがそこからドッキング解除され、混合コンテナがその中にドッキングされている。現場用溶液生産ユニット100は、
図3Aに図示され、1つまたはそれを上回る添加剤または補助物質を溶液の中に添加するために使用され得る、添加剤チャンバ301を伴う。添加剤は、限定ではないが、香料、着色剤、乳化剤、可溶化剤、粘度を改変するためのレオロジー修正剤、乳白剤および真珠光沢剤、植物性抽出物および油、ビタミン、抗菌剤および他の機能または活性成分、ならびにそのような添加剤のうちの1つまたはそれを上回るものの混合物/混成物を含むことができる。添加剤チャンバ301は、
図3Bでは、添加剤を混合コンテナ203の開口部207の中に分注するために再位置付けされて示される。添加剤チャンバ301は、添加剤チャンバ301からの特定の添加剤の分注のために、回転する、または別様に位置付けられるように構成されることができる。位置は、ユーザ選択に基づいて、かつ添加剤チャンバ内に位置付けられる1つまたはそれを上回る添加剤の判定に基づいて、コントローラ115によって、判定されることができる。ある実施形態では、水注ぎ口113は、流体を添加剤チャンバの導管を通して分注し、添加剤チャンバからの添加剤を分注する。ある実施形態では、添加剤は、カートリッジ内にパッケージ化される、または水可溶性フィルム内にカプセル化されてもよい。添加剤チャンバは、添加剤カートリッジ上の電子タグまたは印を読み取るように構成される、1つまたはそれを上回るセンサもしくは検出器を含むことができる。1つまたはそれを上回るセンサは、コントローラが、ユーザ選択に基づいて、適切な添加剤を添加剤チャンバから分注させ得るように、コントローラ115に通信可能に結合されることができる。
【0143】
図4Aおよび4Bは、種々の実施形態による、スナップ弁シールを伴う濃縮物ポッドの分解図である。濃縮物ポッド400は、摺動可能ピストン401を受容するように構成される、剛性カートリッジシリンダ402を含む。摺動可能ピストン401は、シリンダ402内を摺動し、濃縮物内容物をポッド400から排出する。濃縮物ポッド400は、ポッド400からの濃縮物の流動を塞き止めるためのシリコン弁等の弁403を含む。弁403は、カラー404を用いて、剛性ポッドシリンダにスナップ式に結合され、弁を定位置に保持してもよい。ある実施形態では、カラー404は、ポッドドック103内への挿入の前に、ユーザによってカラー404からスナップ式に除去され得る、オーバーキャップによって被覆される。弁403は、力が存在しないとき、濃縮物がポッド400から流動しないように防止するために十分な抵抗を提供するが、プランジャ102による作動に応答してピストン401がシリンダ402内を摺動すると、シリンダ402内の圧力の増加に応答して開放する、受動弁であることができる。
図4Bに示されるように、ピストン401は、ピストン401が濃縮物の実質的に全てをポッド400から排出し得るように、シリンダ402と同一テーパを伴うテーパ状であることができる。濃縮物ポッド400は、ポッド400がポッドドック103内に位置付けられると、検出デバイス116によって検出される、読み取られる、または識別され得る、RFIDタグ、走査可能コード、もしくは他の印等のタグ410を含むことができる。
【0144】
図5A~5Cは、種々の実施形態による、濃縮物ポッドの正面図である。濃縮物ポッド500は、そこに一体的に接続される注ぎ口501を有する、可撓性パウチ本体を含むことができる。注ぎ口501は、ポッド500内に含有される濃縮物のための出口を提供する、開口504を含む。開口504は、1つの状態では、カラー502のカバー503を介して被覆されることができる。
図5Bは、開口504をシールするための第1の位置におけるカラー502を示す。
図5Cは、開口504をシール解除するための第2の位置におけるカラー502を示す。カラー502は、ポッドドックの高さがコンテナドックに対して調節されると、ポッドドックがカラー502を混合コンテナの縮径部上に圧接することによって、摺動可能に作動されることができる。ポッド500は、ポッドドック内へのポッド500の懸架のために、吊架用開口505を含む。
【0145】
図6A~6Dは、押出式ポッドドックを含む、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。現場用溶液生産ユニット600は、現場用溶液生産ユニット100に実質的に類似するが、明確に異なるポッドドック603を含む。ポッドドック603は、ポッドドック103のように剛性シリンダポッドから一気に投入するのではなく、ポッド500等の可撓性パウチポッドを押出するように構成される。ポッドドック603は、押出式チャンバ601と、押出部602と、ポッドフック604と、ポッド出口605とを含む。
図6Bに示されるように、ポッド500は、開口505を通して延在するポッドフック604を介して、押出式チャンバ601内に吊架される。剛性管を含み得る、注ぎ口501は、注ぎ口カラー502および開口504がポッドドック603の外側に位置付けられるように、ドック出口605を通して延在する。
図6Cに示されるように、ポッド押出部602は、閉鎖され、
図6Dに示されるように、ポッド押出部602は、混合コンテナ203の縮径部202に圧接されながら、注ぎ口カラー502が注ぎ口501上を摺動可能に移動されると、濃縮物が開口504を介してポッド500から退出するように、ポッドドック603内を摺動し、ポッド500を押出または圧搾する。
【0146】
図6Eおよび6Gは、
図6A~6Dの現場用溶液生産ユニットの側面図である。水注ぎ口613は、
図6Eに示される。
【0147】
図6Fは、
図6A~6Dの現場用溶液生産ユニットの正面図である。
【0148】
図7A~7Cは、転動式ポッドドックを含む、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
【0149】
現場用溶液生産ユニット700は、現場用溶液生産ユニット100に実質的に類似するが、明確に異なるポッドドック703を含む。ポッドドック703は、ローラ702を介して、ポッド500等のポッドを押出するように構成される。ポッドドック703は、ポッドフック704を含む。
図7Bに示されるように、ポッド500は、開口505を通して延在するポッドフック704を介して、ポッドドック703内に吊架される。剛性管を含み得る、注ぎ口501は、カラー502および開口504がポッドドック703の外側に位置付けられるように、ドック出口705を通して延在する。
図7Cに示されるように、ポッドローラ702は、ポッド500の上部に位置付けられ、
図7Dに示されるように、ポッドローラ702は、混合コンテナ203の縮径部202に対して圧接されながら、カラー502が注ぎ口501上を摺動可能に移動されると、濃縮物が開口504を介してポッド500から退出するように、ポッド500を辿って転動するにつれて、ポッドドック703内を転動し、ポッド500を押出または圧搾する。溶液生産ユニット700は、ベース流体を混合コンテナの中に分注するための水注ぎ口713を含む。水注ぎ口713は、濃縮物ポッドからの濃縮物の分注の間、後退するように構成されることができるが、ポッドドックの高さが異なるサイズの混合コンテナを収容するように調節されるとき、ポッドドック703とともに移動するように構成されることができる。
【0150】
図7Dおよび7Fは、
図7A~7Cの現場用溶液生産ユニットの側面図である。
【0151】
図7Eは、
図7A~7Cの現場用溶液生産ユニットの正面図である。
【0152】
図8Aは、転動式ポッドドックを含む、溶液を濃縮物ポッドから生産するための別の現場用溶液生産ユニットの斜視図である。
図8Aおよび8Bは、ポッドフック804および814aならびに814bを介してポッド900を上部および底部に保持するように構成される、ポッドドック803を示す。
【0153】
図8Bおよび8Dは、
図8Aの現場用溶液生産ユニットの側面図である。
【0154】
【0155】
図9Aは、種々の実施形態による、濃縮物ポッドの正面分解図である。濃縮物ポッド900は、パウチ500と異なる幾何学的形状を有する、パウチ部分を含み、また、懸架用開口905および915aならびに915bをパウチ900の上部および底部部分に含む。加えて、ポッド900は、ポッド縮径部902に螺合係合するように構成される、ねじを注ぎ口付属品903上に含む。注ぎ口付属品903上のねじは、ポッド出口開口906を含む、ポッド注ぎ口905に一体的に接続される。注ぎ口カラー904は、ポッド注ぎ口905に摺動可能に係合し、ポッド開口906をシールまたは露見させる。濃縮物ポッド900は、ポッド900がポッドドック内に位置付けられると、検出デバイスによって検出される、読み取られる、または識別され得る、RFIDタグ、走査可能コード、または他の印等のタグ910を含むことができる。
【0156】
【0157】
【0158】
【0159】
【0160】
図10Aは、種々の実施形態による、そこに取り付けられるスプレー分注器を含む、混合コンテナ1000の組立図である。混合コンテナ203は、混合コンテナの縮径部202に結合される、スプレー分注器1001を含む。スプレー分注器1001は、トリガ式噴霧器であって、溶液を混合コンテナ203から浸漬管1002を介して抽出する。混合コンテナは、混合コンテナ基部206を含む。ある実施形態では、浸漬管は、インペラ内の開口部および混合シャフトと係合するように構成されることができ、混合シャフトは、溶液がシャフトの底部から抽出され得るように、浸漬管の延在部を形成するように中空部分を含む。ある実施形態では、浸漬管1002は、
図10Aに示されるように、可撓性であって、管の屈曲を可能にし、インペラとの接触を回避することができる。
【0161】
図10Cは、
図10Aの混合コンテナの側面図であって、スプレー分注器が除去されている。
【0162】
図10Dは、
図10Aの混合コンテナの底面図であって、スプレー分注器が除去されている。
図10Dに示されるように、混合基部206は、インペラ駆動部(すなわち、インペラ駆動部112)と噛合係合するように構成される、回転可能カップリング1007を含む。
【0163】
図10Eは、
図10Aの混合コンテナの分解図である。
図10Eに示されるように、混合コンテナ基部206は、基部206と螺合係合されるねじ山付き基部1004を介して、混合コンテナ本体1005に可撤性に結合される。基部ガスケット1003は、インペラ基部部分1006とコンテナ本体1005との間に位置付けられ、シールをその間に提供する。特に、ガスケット1003は、インペラ基部部分1006が基部206内に着座されると、インペラシャフト205に取り付けられるインペラ基部部分1006と混合コンテナ本体1005との間にシールされる。
図10Eに図示されるように、ある実施形態では、インペラおよび基部部分1006は、それぞれ、コントローラ115に、インペラがベース流体内に含浸されたことを信号伝達するために、ベース流体が両方に接触すると、回路を閉鎖するように構成される、電気接点1008および1009を含むことができる。接点1008および1009のうちの少なくとも1つは、ベース流体によって閉鎖されている2つの接点1008と1009との間の回路によってアクティブ化される、信号送信機に電気的に結合されることができる。
図10Eに図示されるように、ある実施形態では、混合コンテナ1000は、混合コンテナ1000の基部206内に位置付けられ得る、タグ1010を含む。タグ1010は、混合コンテナ1000の高さ、混合コンテナの容積、または混合コンテナ1000内で混合されるべき溶液もしくは混合コンテナ内で混合された溶液の識別等の他の情報等の情報を提供することができる。ある実施形態では、タグ1010は、電子タグであるが、他の実施形態では、タグ1010は、印刷または機械可読コードを含んでもよい。
【0164】
図10Bは、
図10Aの混合コンテナの上面図であって、スプレー分注器が除去されている。
【0165】
図11Aは、種々の実施形態による、混合コンテナの組立図である。混合コンテナ1100は、混合コンテナ1000の本体1005に実質的に類似し、同一基部部分206に係合される、本体部分1105を含む。混合コンテナ1100は、石鹸等の溶液を分注するために使用され得る、ポンプ分注器1101を含む。
【0166】
図11Bは、
図11Aの混合コンテナの上面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
【0167】
図11Cは、
図11Aの混合コンテナの側面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
【0168】
図11Dは、
図11Aの混合コンテナの底面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
図11Dに示されるように、混合基部206は、インペラ駆動部(すなわち、インペラ駆動部112)と噛合係合するように構成される、回転可能カップリング1007を含む。
【0169】
【0170】
図12Aは、種々の実施形態による、混合コンテナの組立図である。混合コンテナ1200は、それぞれ、混合コンテナ1000および1100の本体1005および1105に実質的に類似し、同一基部部分206に係合される、本体部分1205を含む。混合コンテナ1200は、発泡性石鹸等の溶液を分注するために使用され得る、発泡式ポンプ分注器1201を含む。
【0171】
図12Bは、
図12Aの混合コンテナの上面図であって、発泡式ポンプ分注器が除去されている。
【0172】
図12Cは、
図12Aの混合コンテナの側面図であって、発泡式ポンプ分注器が除去されている。
【0173】
図12Dは、
図12Aの混合コンテナの底面図であって、発泡式ポンプ分注器が除去されている。
図12Dに示されるように、混合基部206は、インペラ駆動部(すなわち、インペラ駆動部112)と噛合係合するように構成される、回転可能カップリング1007を含む。
【0174】
【0175】
図13Aは、種々の実施形態による、混合コンテナの組立図である。混合コンテナ1300は、混合コンテナ1000の本体1005より高いが、同一基部部分206に係合される、伸長本体部分1305を含む。混合コンテナ1300は、石鹸または洗濯洗剤等の溶液を分注するために使用され得る、ポンプ分注器を含む。
【0176】
図13Bは、
図13Aの混合コンテナの上面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
【0177】
図13Cは、
図13Aの混合コンテナの側面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
【0178】
図13Dは、
図13Aの混合コンテナの底面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
図13Dに示されるように、混合基部206は、インペラ駆動部(すなわち、インペラ駆動部112)と噛合係合するように構成される、回転可能カップリング1007を含む。
【0179】
【0180】
図14Aは、種々の実施形態による、混合コンテナの組立図である。混合コンテナ1400は、混合コンテナ1000の本体1005に対して幅広基部および幅広上部を伴う、本体部分1405を含む。混合コンテナ1400は、テーパ状底部ではなく、フレア状を有する、幅広基部部分1406を含む。混合コンテナ1400は、より大きい体積において溶液を保定および分注するために使用されることができる。
【0181】
図14Bは、
図14Aの混合コンテナの上面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
【0182】
図14Cは、
図14Aの混合コンテナの側面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
【0183】
図14Dは、
図14Aの混合コンテナの底面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
図14Dに示されるように、混合基部1406は、インペラ駆動部(すなわち、インペラ駆動部112)と噛合係合するように構成される、回転可能カップリング1007を含む。
【0184】
【0185】
図15Aは、種々の実施形態による、混合コンテナの組立図である。混合コンテナ1500は、幅広基部を伴うが、コンテナ1400より狭い上部部分を伴う、本体部分1505を含む。混合コンテナ1500は、混合コンテナ1400と同一基部部分1406と噛合係合されることができる。
【0186】
図15Bは、
図15Aの混合コンテナの上面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
【0187】
図15Cは、
図15Aの混合コンテナの側面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
【0188】
図15Dは、
図15Aの混合コンテナの底面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
図15Dに示されるように、混合基部1406は、インペラ駆動部(すなわち、インペラ駆動部112)と噛合係合するように構成される、回転可能カップリング1007を含む。
【0189】
【0190】
図16Aは、種々の実施形態による、混合コンテナの組立図である。混合コンテナ1600は、幅広基部を伴うが、コンテナ1400より狭い上部部分を伴う、本体部分1605を含む(コンテナ1500に類似する様式において)が、混合コンテナ1600は、基部部分206より広い基部部分1606と噛合係合されるが、基部部分1406の底部においてフレア状ではなく、底部においてテーパ状である。
【0191】
図16Bは、
図16Aの混合コンテナの上面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
【0192】
図16Cは、
図16Aの混合コンテナの側面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
【0193】
図16Dは、
図16Aの混合コンテナの底面図であって、ポンプ分注器が除去されている。
図16Dに示されるように、混合基部1606は、インペラ駆動部(すなわち、インペラ駆動部112)と噛合係合するように構成される、回転可能カップリング1007を含む。
【0194】
【0195】
図17は、種々の実施形態による、混合コンテナ群を図示する。
図17に示されるように、混合コンテナ群は、同一基部1706に結合するために構成され、かつ1つまたはそれを上回る異なる分注器1701a~1701gに結合するために構成される、複数の異なるコンテナ本体1705a~1705gを含んでもよい。
【0196】
図18A~18Dは、溶液を多回投与式濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの斜視図である。現場用溶液生産ユニット1800は、現場用溶液生産ユニット100に類似するが、1つまたはそれを上回る拡大濃縮物ポッド1805、すなわち、濃縮物の複数用量(濃縮物ポッドの前の実施形態において示されるような濃縮物の単一用量ではなく)を含有する、濃縮物コンテナと、リザーバの必要性を排除する、直接水道接続部1804とを含む。生産ユニット1800は、測定された量の濃縮物を拡大濃縮物ポッド1805から濃縮物分注器ポンプ1802によって濃縮物出口1803を通して投与するために制御されることができる。生産ユニット1800は、自宅またはオフィス等の私的場所ではなく、小売場所等の公共場所におけるキオスクシステム内に位置付けられることができる。
【0197】
図18C~Dに示されるように、生産ユニット1800は、添加剤チャンバ1806を含むことができる。ある実施形態では、添加剤チャンバ1806は、1つまたはそれを上回る添加剤カートリッジから成ることができる。そのような添加剤カートリッジ内に含有される添加剤は、管類を通して、添加剤カートリッジから、直接、混合コンテナの中に圧送されることができる。
【0198】
ある実施形態では、現場用溶液生産ユニット1800は、より大きいバッチの溶液を対応してより大きい混合コンテナ内で混合するために、商業用または施設用設備において使用するために構成されることができる。これらの実施形態では、必要濃縮物体積は、より大量となり、より大量の量は、濃縮物分注器ポンプ1802によって調整されてもよい。
【0199】
図19Aおよび19Bは、種々の実施形態による、溶液を濃縮物ポッドから生産するための現場用溶液生産ユニットの外側シェルを図示する。外側シェル1900aまたは1900bは、
図20A~20Cに一例として実証されるように、本明細書に説明される現場用生産ユニット100、600、700、および800の実施形態を格納するために使用されることができる。外側シェル1900aおよび1900bは、それぞれ、ポッドドックが特定の混合コンテナの高さを調節するときに生じ得る、潜在的挟込点に対する安全保護のために、安全遮蔽体1901aおよび1901bを含む。ユーザインターフェース1902aおよび1902bは、外側遮蔽体1901aおよび1901bの中に統合されることができる。
【0200】
図20Aは、
図19Aの外側シェル内に格納される現場用溶液生産ユニットの正面透明図である。
【0201】
図20Bは、
図18Aの外側シェル内に格納される現場用溶液生産ユニットの側面透明図である。
【0202】
図20Cは、
図18Aの外側シェル内に格納される現場用溶液生産ユニットの上面透明図である。
【0203】
図21は、需要に応じて濃縮物ポッドから溶液を生産するための現場用溶液生産ユニットの動作を図示する、フロー図を示す。動作2100は、現場用生産ユニットに電気的に結合される1つまたはそれを上回るコントローラもしくはプロセッサを介して、制御されてもよい。2101では、コントローラは、溶液を識別する。本明細書に議論されるように、溶液の識別は、現場用溶液生産ユニットのポッドドック内に位置付けられる濃縮物ポッド内に含有される、濃縮物ポッドと関連付けられた識別子から得られることができる。溶液の識別は、インターネット等のサーバを経由して、または無線電波伝送(Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi等)を介して、コントローラに無線で伝送されることができる。溶液の識別はまた、現場用溶液生産ユニットのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)(例えば、
図19Aおよび19Bに示されるように、外側シェル上のGUI)を介して、受信されることができる。コントローラは、ポッド識別デバイス(ポッドドック内の検出器、スキャナ、または読取機116等)を介して、特性を識別する。2102では、コントローラは、識別された溶液に基づいて、混合プロファイルを複数の混合プロファイルおよび特定の溶液を生産するために要求される関連付けられた混合プロファイルの中から選択する。2103では、コントローラは、選択された混合プロファイルに基づいて、現場用生産ユニットに、ベース流体を混合コンテナの中に分注させ、ベース流体の撹拌を生じさせる。2104では、コントローラは、濃縮物を混合コンテナの中に分散させる。コントローラは、混合プロファイルに基づいて、特定の撹拌スキーム(すなわち、混合持続時間/混合時間)を実装させるように構成され、混合プロファイルに基づいて、限定ではないが、流体温度、ベース流体の流速および/または量、濃縮物の流速および/または量、ならびに添加剤の分注を含む、1つまたはそれを上回る他のパラメータを制御してもよい。本撹拌スキームは、濃縮物が分散される前、かつ特定の量のベース流体が分散された後に開始することができる。ある実施形態では、コントローラは、生産された溶液、そのような生産と関連付けられた時間または日付、使用される濃縮物ポッドまたは添加剤、および生産ユニットの動作に関する他の情報に関する情報を記憶することができる。本情報は、遠隔サーバに伝送され、分析され、ユーザ消費データを監視し、ユーザとの通信を最適化し、再注文の容易性を提供することができる。
【0204】
本明細書に説明される主題および動作の実装は、デジタル電子回路によって、または本明細書に開示される構造およびその構造的均等物を含む、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはハードウェアを介して、またはそれらのうちの1つもしくはそれを上回るものの組み合わせにおいて、実装されることができる。本明細書に説明される主題の実装は、1つまたはそれを上回るコンピュータプログラム、すなわち、データ処理装置による実行のために、またはその動作を制御するためにコンピュータ記憶媒体上でエンコードされる、コンピュータプログラム命令の1つまたはそれを上回るモジュールとして実装されることができる。
【0205】
コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読記憶デバイス、コンピュータ可読記憶基板、ランダムもしくはシリアルアクセスメモリアレイもしくはデバイス、またはそれらのうちの1つもしくはそれを上回るものの組み合わせである、またはその中に含まれることができる。さらに、コンピュータ記憶媒体は、伝搬信号ではないが、コンピュータ記憶媒体は、人為的に生成された伝搬信号内でエンコードされる、コンピュータプログラム命令のソースまたは宛先であり得る。コンピュータ記憶媒体はまた、1つまたはそれを上回る別個の物理的コンポーネントもしくは媒体(例えば、複数のCD、ディスク、または他の記憶デバイス)である、またはその中に含まれることができる。
【0206】
本明細書に説明される動作は、1つまたはそれを上回るコンピュータ可読記憶デバイス上に記憶される、または他のソースから受容されるデータに対して、データ処理装置によって実施される動作として実装されることができる。
【0207】
用語「データ処理装置」は、実施例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、チップ上のシステム、または前述のものの複数のものもしくは組み合わせを含む、データを処理するための全ての種類の装置、デバイス、およびマシンを包含する。本装置は、専用論理回路、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定アプリケーション向け集積回路)を含むことができる。本装置はまた、ハードウェアに加えて、当該コンピュータプログラムのための実行環境を作成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、クロスプラットフォームランタイム環境、仮想マシン、またはそれらの1つもしくはそれを上回るものの組み合わせを構成するコードを含むことができる。本装置および実行環境は、ウェブサービス、分散コンピューティング、およびグリッドコンピューティングインフラストラクチャ等、種々の異なるコンピューティングモデルインフラストラクチャを実現することができる。
【0208】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても公知である)が、コンパイルもしくは解釈される言語、宣言型または手続型言語を含む、任意の形態のプログラミング言語において書き込まれることができ、これは、スタンドアローンのプログラムとして、またはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、オブジェクト、もしくはコンピューティング環境における使用のために好適な他のユニットとして含まれる、任意の形態において展開されることができる。コンピュータプログラムは、必要ではないが、ファイルシステム内のファイルに対応し得る。プログラムは、当該プログラムの専用である単一ファイル内に、または複数の連携ファイル(例えば、1つまたはそれを上回るモジュール、サブプログラム、もしくはコードの一部を記憶するファイル)内に、他のプログラムまたはデータ(例えば、マークアップ言語document内に記憶される1つまたはそれを上回るスクリプト)を保持するファイルの一部内に記憶されることができる。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で、または1つの場所に位置する、もしくは複数の場所を横断して分散され、通信ネットワークによって相互接続される、複数のコンピュータ上で実行されるように展開されることができる。
【0209】
本明細書に説明されるプロセスおよび論理フローは、入力データ上で動作し、出力を生成することによってアクションを実施する1つまたはそれを上回るコンピュータプログラムを実行する、1つまたはそれを上回るプログラマブルプロセッサによって実施されることができる。本プロセスおよび論理フローはまた、専用論理回路、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定アプリケーション向け集積回路)によって実施されることができ、装置はまた、そのようなものとして実装されることができる。
【0210】
コンピュータプログラムの実行のために好適なプロセッサは、実施例として、汎用マイクロプロセッサおよび専用マイクロプロセッサの両方と、任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたはそれを上回るプロセッサとを含む。概して、プロセッサは、読取専用メモリまたはランダムアクセスメモリまたは両方から、命令およびデータを受容するであろう。コンピュータの不可欠な要素は、命令に従ってアクションを実施するためのプロセッサならびに命令およびデータを記憶するための1つまたはそれを上回るメモリデバイスである。概して、コンピュータはまた、データを記憶するための1つまたはそれを上回る大容量記憶デバイス、例えば、磁気、光磁気ディスク、もしくは光ディスクを含む、またはそれらからデータを受容する、もしくはそれらにデータを伝達する、もしくはその両方を行うように動作可能に結合されるであろう。しかしながら、コンピュータは、そのようなデバイスを有する必要はない。さらに、コンピュータは、別のデバイス、例えば、いくつか例を挙げると、モバイル電話、携帯情報端末(PDA)、モバイルオーディオもしくはビデオプレーヤ、ゲームコンソール、全地球測位システム(GPS)受容機、またはポータブル記憶デバイス(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)フラッシュドライブ)内に内蔵されることができる。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するために好適なデバイスは、実施例として、半導体メモリデバイス、例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内蔵ハードディスクもしくは可撤性ディスク、光磁気ディスク、ならびにCD ROMおよびDVD ROMディスクを含む、全ての形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補完される、またはその中に組み込まれることができる。
【0211】
ユーザとの相互作用を提供するために、本明細書に説明される主題の実装は、情報をユーザに表示するためのディスプレイデバイス、例えば、CRT(ブラウン管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタと、それによってユーザが入力をコンピュータに提供し得る、キーボードおよびポインティングデバイス、例えば、マウスまたはトラックボールとを有するコンピュータ上に実装されることができる。他の種類のデバイスもまた同様に、ユーザとの相互作用を提供するために使用されることができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック、例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックであり得、ユーザからの入力は、音響、音声、または触覚入力を含む任意の形態において受容されることができる。加えて、コンピュータは、ユーザによって使用されるデバイスにdocumentsを送信し、それからdocumentsを受容することによって、例えば、ウェブブラウザから受容された要求に応答して、ウェブページをユーザのユーザデバイス上のウェブブラウザに送信することによって、ユーザと相互作用することができる。
【0212】
本明細書に説明される主題の実装は、バックエンドコンポーネント(例えば、データサーバとして)を含む、またはミドルウェアコンポーネント、例えば、アプリケーションサーバを含む、またはフロントエンドコンポーネント、例えば、それを通してユーザが本明細書に説明される主題の実装と相互作用し得る、グラフィカルディスプレイまたはウェブブラウザを有するユーザコンピュータを含む、または1つもしくはそれを上回るそのようなバックエンド、ミドルウェア、もしくはフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含む、コンピューティングシステム内に実装されることができる。本システムのコンポーネントは、デジタルデータ通信、例えば、通信ネットワークの任意の形態または媒体によって、相互接続されることができる。通信ネットワークの実施例は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、インターネットワーク(例えば、インターネット)、およびピアツーピアネットワーク(例えば、アドホックピアツーピアネットワーク)を含む。
【0213】
コンピューティングシステムは、ユーザと、サーバとを含むことができる。ユーザおよびサーバは、概して、相互に遠隔にあり、典型的には、通信ネットワークを通して相互作用する。ユーザおよびサーバの関係は、個別のコンピュータ上で起動し、相互にユーザ-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって生じる。いくつかの実装では、サーバは、データ(例えば、HTMLページ)をユーザデバイスに(例えば、ユーザデバイスと相互作用するユーザにデータを表示し、それからユーザ入力を受容することを目的として)伝送する。ユーザデバイスにおいて(例えば、ユーザの相互作用の結果)生成されたデータは、サーバにおけるユーザデバイスから受容されることができる。
【0214】
本明細書は、多くの具体的実装詳細を含有するが、これらは、任意の発明または請求され得るものの範囲に対する限定として解釈されるべきではなく、むしろ、特定の発明の特定の実装に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実装の文脈において本明細書に説明されるある特徴はまた、単一の実装における組み合わせにおいて実装されることもできる。逆に、単一の実装の文脈において説明される種々の特徴もまた、複数の実装において別個に、または任意の好適な副次的組み合わせにおいて実装されることができる。さらに、特徴がある組み合わせにおいて作用するものとして上記に説明され、さらに、そのようなものとして最初に請求され得るが、請求される組み合わせからの1つまたはそれを上回る特徴は、いくつかの場合では、組み合わせから削除されることができ、請求される組み合わせは、副次的組み合わせまたは副次的組み合わせの変形例も対象とし得る。
【0215】
本開示の目的のために、用語「結合される」とは、直接または間接的に、2つの部材を相互に継合することを意味する。そのような継合は、本質的に、定常または移動可能であってもよい。そのような継合は、2つの部材もしくは2つの部材と相互に単一一体型本体として一体的に形成される任意の付加的中間部材を用いて、または2つの部材もしくは2つの部材と相互に取り付けられる任意の付加的中間部材を用いて、達成されてもよい。そのような継合は、本質的に、恒久的であってもよい、または本質的に、可撤性もしくは解放可能であってもよい。
【0216】
種々の要素の配向は、他の例示的実装において異なってもよく、そのような変形例は、本開示によって包含されることが意図されることに留意されたい。開示される実装の特徴は、他の開示される実装の中に組み込まれることができることを認識されたい。
【0217】
本発明の種々の実装が、本明細書に説明および図示されたが、当業者は、本明細書に説明される機能を行う、および/または結果ならびに/もしくは利点のうちの1つまたはそれを上回るものを得るための種々の他の手段および/または構造を容易に想起するであろうし、そのような変形例および/または修正はそれぞれ、本明細書に説明される本発明の実装の範囲内であると見なされる。より一般的には、当業者は、本明細書に説明される全てのパラメータ、寸法、材料、および構成が、例示的であることを意味し、実際のパラメータ、寸法、材料、および/または構成が、具体的用途もしくは本発明の教示が使用される用途に依存するであろうことを容易に理解するであろう。当業者は、慣用的にすぎない実験を使用して、本明細書に説明される具体的本発明の実装の多くの均等物を認識する、または確認可能であろう。したがって、前述の実装は、一例としてのみ提示され、添付の請求項およびその均等物の範囲内であって、本発明の実装は、具体的に説明および請求されるものと別様に実践されてもよいことを理解されたい。本開示の発明の実装は、本明細書に説明される各個々の特徴、システム、物品、材料、キット、および/または方法を対象とする。加えて、2つまたはそれを上回るそのような特徴、システム、物品、材料、キット、および/または方法の任意の組み合わせも、そのような特徴、システム、物品、材料、キット、および/または方法が相互に矛盾しない場合、本開示の発明の範囲内に含まれる。
【0218】
また、本明細書に説明される技術は、方法として具現化されてもよく、その少なくとも一実施例が、提供されている。方法の一部として行われる行為は、任意の好適な方法で順序付けられてもよい。故に、行為が図示されるものと異なる順序で行われる実装が、構築されてもよく、これは、例証的実装における順次行為として示される場合でも、いくつかの行為を同時に行うことを含んでもよい。
【0219】
請求項は、その旨が述べられない限り、説明される順序または要素に限定されるものとして読み取られるべきではない。形態および詳細における種々の変更が、添付の請求項の精神および範囲から逸脱することなく、当業者によって行われてもよいことを理解されたい。以下の請求項およびその均等物の精神ならびに範囲内にある、全ての実装が、請求される。