(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-13
(45)【発行日】2022-02-10
(54)【発明の名称】後処理装置及び後処理システム
(51)【国際特許分類】
B41J 29/00 20060101AFI20220203BHJP
B42F 21/02 20060101ALI20220203BHJP
B41J 25/20 20060101ALI20220203BHJP
G06F 3/12 20060101ALI20220203BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20220203BHJP
B41F 19/08 20060101ALN20220203BHJP
【FI】
B41J29/00 H
B42F21/02 B
B41J25/20
G06F3/12 303
G06F3/12 350
G06F3/12 364
G06F3/12 382
H04N1/00 C
B41F19/08 C
(21)【出願番号】P 2017194590
(22)【出願日】2017-10-04
【審査請求日】2020-07-31
(31)【優先権主張番号】P 2017131693
(32)【優先日】2017-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】391063352
【氏名又は名称】グラドコジャパン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100081709
【氏名又は名称】鶴若 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】土屋 博志
【審査官】佐藤 孝幸
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-175725(JP,A)
【文献】特開2010-079620(JP,A)
【文献】特開2011-148619(JP,A)
【文献】特開2001-273558(JP,A)
【文献】特開2006-120107(JP,A)
【文献】実開平03-019071(JP,U)
【文献】特開平05-306062(JP,A)
【文献】特開平06-286931(JP,A)
【文献】特開2008-272994(JP,A)
【文献】特開2005-022035(JP,A)
【文献】特開2002-072775(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 29/00
B42F 21/02
B41J 25/20
G06F 3/12
H04N 1/00
B41F 19/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートに見出しを印刷する印刷部と、
見出しを印刷したシートにタブを作成するタブ作成部と、
前記印刷部と前記タブ作成部を制御する制御手段と、を備え、
前記印刷部は、
文書に付される見出しスタイル情報に応じてシートに見出しを印刷し、
前記タブ作成部は、
折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開け、前記切り込みにより形成された折り返しタブを折り返して前記シート端部に設ける折り返しタブ作成手段を備え、
前記折り返しタブ作成手段は、
折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段と、を有し、
前記パンチ刃は、台部に対応して配置され、
前記台部と前記パンチ刃の間に、前記シート端部を挿入する挿入口が形成され、
前記折り返し手段は、
曲げレバーと作動レバーを有し、
前記曲げレバーは、前記パンチ刃に設けた支持軸に回動可能に設けられ、
前記作動レバーは、
前記パンチ刃に設けた駆動軸に回動可能に設けられ、
前記作動レバーの基部と、前記曲げレバーの基部は当接して、前記作動レバーの回転により、前記作動レバーの基部が、前記曲げレバーの基部を押すことで、前記曲げレバーが同じ方向へ回転する構成であり、
前記パンチ刃が前記挿入口の上方に位置する初期状態では、
前記曲げレバーの先端部が、前記パンチ刃の内部に収納され、
前記作動レバーの先端部が、前記台部の受型の上方位置まで突出しており、
前記パンチ刃が切り込みをシート端部に開けるとき
に下方へ移動すると、前記作動レバー
の先端部が、前記台部の受型に当接して回転し、
前記作動レバーの回転により、前記作動レバーの基部が、前記曲げレバーの基部を押すことで、前記曲げレバーが同じ方向へ回転し、
前記曲げレバーの先端部が、前記パンチ刃の内部から突出するように上方へ移動し、前記パンチ刃の切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し、
見出しを印刷したタブを作成することを特徴とする後処理装置。
【請求項2】
見出しスタイルを設定する設定操作部を備え、
前記設定操作部は、
選択により前記見出しスタイル設定に優先して見出しスタイルを設定し、
前記印刷部は、
前記設定操作部の見出しスタイルの設定に基づき、
シートのタブに見出しを印刷することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
【請求項3】
前記設定操作部は、
製本するシートに目次の印刷を設定するとともに、シート毎のタブに目次の印刷を設定することを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
【請求項4】
インデックスシートを含むシート束を綴じる製本部を備え、
前記製本部は、
前記シート束の片側を綴じて製本、またはシート束の中綴じ製本する構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の後処理装置。
【請求項5】
前記シート束の中綴じ製本では、
シート束に含まれる複数のインデックスシートは、見出しを印刷したタブの先端位置を一致させて揃える構成であることを特徴とする請求項4に記載の後処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する後処理装置及び後処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数枚のシートの束を製本する際には、シートの束にパンチ孔を開けて綴じるもの、また綴じ針で綴じるもの、用紙束の中央を綴じる中綴じ、用紙束の背を接着剤で塗布する糊付け、製本テープで綴じるものなどいくつかの製本が存在する。
【0003】
また、例えば、特許文献1や特許文献2には、タブ紙のインデックスシートを給紙するとともに、文書シートの間に挿入するインサート機構を設けることが記載されている。また、特許文献3には、シート端部に切り込みを入れ、これを折り返してタブとすることが記載されている。
【文献】特開2002-152442号公報
【文献】特開2003-40517号公報
【文献】特開平9-175725号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、種々の綴じ方法で製本するものがあるが、文書に付される見出しスタイル情報に応じてタブに見出しを印刷してインデックスシートを作成し、このインデックスシートを挿入して製本するものはなかった。また、単に、インデックスシートを挿入するものがあるが、単にインデックスシートを挿入してシートの種分けをするだけであった。
【0005】
この発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、インデックスシートを作成可能である後処理装置及び文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する後処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0007】
請求項1に記載の発明は、シートに見出しを印刷する印刷部と、
見出しを印刷したシートにタブを作成するタブ作成部と、
前記印刷部と前記タブ作成部を制御する制御手段と、を備え、
前記印刷部は、
文書に付される見出しスタイル情報に応じてシートに見出しを印刷し、
前記タブ作成部は、
折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開け、前記切り込みにより形成された折り返しタブを折り返して前記シート端部に設ける折り返しタブ作成手段を備え、
前記折り返しタブ作成手段は、
折り返しタブの外縁を形成する切り込みを前記シート端部に開けるパンチ刃と、
切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段と、を有し、
前記パンチ刃は、台部に対応して配置され、
前記台部と前記パンチ刃の間に、前記シート端部を挿入する挿入口が形成され、
前記折り返し手段は、
曲げレバーと作動レバーを有し、
前記曲げレバーは、前記パンチ刃に設けた支持軸に回動可能に設けられ、
前記作動レバーは、前記パンチ刃に設けた駆動軸に回動可能に設けられ、
前記作動レバーの基部と、前記曲げレバーの基部は当接して、前記作動レバーの回転により、前記作動レバーの基部が、前記曲げレバーの基部を押すことで、前記曲げレバーが同じ方向へ回転する構成であり、
前記パンチ刃が前記挿入口の上方に位置する初期状態では、
前記曲げレバーの先端部が、前記パンチ刃の内部に収納され、
前記作動レバーの先端部が、前記台部の受型の上方位置まで突出しており、
前記パンチ刃が切り込みをシート端部に開けるときに下方へ移動すると、前記作動レバーの先端部が、前記台部の受型に当接して回転し、
前記作動レバーの回転により、前記作動レバーの基部が、前記曲げレバーの基部を押すことで、前記曲げレバーが同じ方向へ回転し、
前記曲げレバーの先端部が、前記パンチ刃の内部から突出するように上方へ移動し、前記パンチ刃の切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し、
見出しを印刷したタブを作成することを特徴とする後処理装置である。
【0010】
請求項2に記載の発明は、見出しスタイルを設定する設定操作部を備え、
前記設定操作部は、
選択により前記見出しスタイル設定に優先して見出しスタイルを設定し、
前記印刷部は、
前記設定操作部の見出しスタイルの設定に基づき、
シートのタブに見出しを印刷することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置である。
【0012】
請求項3に記載の発明は、前記設定操作部は、
製本するシートに目次の印刷を設定するとともに、シート毎のタブに目次の印刷を設定することを特徴とする請求項2に記載の後処理装置である。
【0019】
請求項4に記載の発明は、インデックスシートを含むシート束を綴じる製本部を備え、
前記製本部は、
前記シート束の片側を綴じて製本、
またはシート束の中綴じ製本する構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の後処理装置である。
【0020】
請求項5に記載の発明は、前記シート束の中綴じ製本では、
シート束に含まれる複数のインデックスシートは、見出しを印刷したタブの先端位置を一致させて揃える構成であることを特徴とする請求項4に記載の後処理装置である。
【発明の効果】
【0026】
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
【0027】
請求項1乃至請求項5に記載の発明では、文書に付される見出しスタイル情報に応じて、インデックスシートのタブに見出しを印刷することで、インデックスシートのタブに対応して見出しを印刷することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図5】目次と目次に沿って文章の印刷を示す図である。
【
図6】インデックスシートの見出し印刷を示す図である。
【
図9】折り返しタブ作成部の内部構造を示す図である。
【
図10】線状の折り返し基準となる折り目の実施例1を示す図である。
【
図11】点状の折り返し基準となる折り目の実施例2を示す図である。
【
図12】折り返しタブ作成装置の概略構成図である。
【
図14】インラインの後処理システムを示す図である。
【
図15】オフラインの後処理システムを示す図である。
【
図16】オフラインの後処理システムを示す図である。
【
図17】インデックスシートを含むシート束を綴じる製本を示す図である。
【
図18】製本のページ割り付けを説明する図である。
【
図19】インデックスシートの作成を説明する図である。
【
図20】インデックスシートの作成装置を示す図である。
【
図21】インデックスシートのタブ位置修正を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、この発明の後処理装置及び後処理システムの実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
【0031】
(第1の形態の後処理装置)
第1の形態の後処理装置を、
図1に基づいて説明する。
図1は後処理装置の概略構成図である。この実施の形態の後処理装置1は、インデックスシート作成装置500を備え、インデックスシート作成装置500は、例えばオフィス環境のような周辺機を持たない小型のプリンタで構成され、シートに見出しを印刷する印刷部501を有する。印刷部501は、文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、文書に付される見出しスタイル情報に応じてシートIDに見出しAを印刷し、インデックスシートを作成可能に構成される。例えば、市販のインデックスシートのタブに見出しスタイル情報に応じて見出しAを印刷し、インデックスシートを作成可能にする(
図1(a))。また、例えば、普通紙に見出しスタイル情報に応じて見出しAを印刷し(
図1(b))、図示しないタブ作成装置により見出しAを囲む切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブを、折り返してシート端部に設けるようにしてもよい。
【0032】
(第2の形態の後処理装置)
第2の形態の後処理装置を、
図2に基づいて説明する。
図5は後処理装置の概略構成図である。この実施の形態の後処理装置1は、インデックスシート作成装置510を備える。インデックスシート作成装置510は、シートに見出しを印刷する印刷部501と、見出しを印刷したシートにタブを作成するタブ作成部511と、を有する。印刷部501は、文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、文書に付される見出しスタイル情報に応じてシートに見出しAを印刷し、タブ作成部511は、見出しAを印刷したシートにタブを作成する。タブ作成部511は、後記する折り返しタブ作成装置のように構成される。
【0033】
印刷部501は、見出しAを囲みかつ折り返しタブを形成するための切り込み印となるガイドラインBを印刷し、タブ作成部511は、ガイドラインBに沿って折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設ける。
【0034】
この実施の形態は、ユーザがシートIDをセットするが、シートIDにガイドラインBを印刷することで、ガイドラインBに合わせて正確な位置決めし、ガイドラインBに沿って折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設けることができる。
【0035】
このように、シートIDに見出しAと、見出しAを囲みかつ折り返しタブを形成するための切り込み印となるガイドラインBを印刷することで、例えば文房具の卓上インデックスマーカーを使用してガイドラインBに沿って折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、容易にインデックスシートIDを成形することができる。
【0036】
第1の形態及び第2の形態の後処理装置1では、パソコン12のディスプレイ装置に映された文書作成ソフトは、見出しスタイル設定機能を有し、制御手段60は、文書作成ソフトの見出しスタイル設定機能、または設定操作部80による見出しスタイルの設定に基づき、印刷部501を制御し、見出しを印刷する構成である。
【0037】
(後処理装置の構成)
この実施の形態の後処理装置を、
図3乃至
図7に基づいて説明する。
図3は後処理装置の概略図、
図4は製本の構成を示す図、
図5は目次と目次に沿って文章の印刷を示す図、
図6はインデックスシートの見出し印刷を示す図、
図7は市販のインデックスシートを示す図である。
【0038】
この実施の形態の後処理装置1は、例えば画像形成装置10に接続され、シート搬送部20と、インデックスシート供給部30と、見出し印刷部40と、製本部50とを備え、制御手段60の制御により複数枚のシートの間にインデックスシートを挿入して製本し、シートの冊子70を得る。
【0039】
画像形成装置10は、例えばプリンタ11を含み、プリンタ11とパソコン12を接続し、パソコン12のディスプレイ装置に映された文書作成ソフトから印刷を実施し、画像が印刷されたシートP1を製本装置1に送る。
【0040】
シート搬送部20は、搬送ローラ、搬送ガイドなどを有し、プリンタ11において文書作成ソフトにより画像が印刷されたシートP1を搬送し、製本部50に送る。シート搬送部20には、シート検出手段S1が配置され、シート検出情報を制御手段60に送る。制御手段60は、シート検出情報に基づきシート搬送部20、インデックスシート供給部30、見出し印刷部40及び製本部50を制御する。
【0041】
インデックスシート供給部30は、タブを有するインデックスシートP2を見出し印刷部40に供給する。見出し印刷部40では、インデックスシートP2のタブに見出しを印刷し、製本部50に供給する。
【0042】
製本部50では、
図4に示すように、複数枚のシートP1の間にインデックスシートP2を挿入して製本し、シートの冊子70を得る。この製本には、テープ製本、ステープル針綴じ製本、リング製本、くるみ製本、糊付け製本、孔あけのみ製本などがある。
【0043】
パソコン12のディスプレイ装置に映された文書作成ソフトは、見出しスタイル設定機能を有する。制御手段60は、文書作成ソフトの見出しスタイル設定機能、または設定操作部80による見出しスタイルの設定に基づき、見出し印刷部40を制御し、インデックスシートP2のタブに見出しを印刷する。
【0044】
文書作成ソフトの見出しスタイル設定機能は、
図5に示すように、文書作成ソフトから印刷する文章に、例えば見出しスタイルを付して(1)~(4)の自動連番を記載し、自動連番により製本するシートに目次の印刷を設定するとともに、インデックスシート毎のタブに見出しスタイルの印刷を設定する。この実施の形態では、シートの目次と見出しスタイルが同じであるが、異なるように設定してもよい。
【0045】
プリンタ11は、見出しスタイル設定機能に基づき、製本するシートP1に目次を印刷し(
図5(a))、目次に沿ってタイトルをつけて文章を印刷する(
図5(b))。見出し印刷部40は、
図6に示すように、文書に付される見出しスタイル情報に応じて、インデックスシートP2のタブに見出しを印刷する。
【0046】
このように、文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、文書に付される見出しスタイル情報に応じて、インデックスシートP2のタブに見出しを印刷することで、ユーザはマニュアル作業での挿入ページ設定、インデックス位置設定、見出し文字の入力が不要で、自動的にインデックスシートP2のタブに対応して見出しを印刷して製本することが可能である。
【0047】
設定操作部80は、キーボードやマウスを有し、選択により見出しスタイル設定機能に優先して見出しスタイルを設定することができる。見出しスタイルの設定は、挿入ページ設定、インデックス位置設定、見出し文字の入力等である。ユーザは、マニュアル作業によって設定操作部80からの見出しスタイルの設定を行い、この設定に基づき見出し印刷部40によりインデックスシートP2のタブに見出しを印刷する。
【0048】
(インデックスシート供給部の形態)
インデックスシート供給部30は、
図7に示すように、予めタブが異なる位置に形成された市販のインデックスシートP2を収納し、市販のインデックスシートP2を供給する構成でもよい。文書作成ソフトが有する見出しスタイル設定機能に基づき、文書に付される見出しスタイル情報に応じて、インデックスシートP2を選択して供給してタブに見出しを印刷する。
【0049】
インデックスシート供給部30は、
図8乃至
図13に示すように、折り返しタブ作成部90を備え、折り返しタブ作成部90により作成されたインデックスシートP2を供給する構成でもよい。折り返しタブ作成部90は、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシートの端部に開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返して前記シートの端部に設けてタブを有するインデックスシートとする。
【0050】
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態の折り返しタブ作成部を、
図8乃至
図11に基づいて説明する。
図8は折り返しタブ作成部の概略図、
図9は折り返しタブ作成部の内部構造を示す図、
図10は線状の折り返し基準となる折り目の実施例1を示す図、
図11は点状の折り返し基準となる折り目の実施例2を示す図である。
【0051】
図8(a)はカバーした状態の右側から見た斜視図、
図8(b)はカバーを外した状態の右側から見た斜視図、
図8(c)はカバーを外した状態の左側から見た斜視図である。この実施の形態の折り返しタブ作成部90は、装置本体910に、折り返しタブを形成するシートのセット位置を決める位置決めバー920と、シート端部を挿入する挿入口930と、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に固着する折り返しタブ作成手段940とを備える。
【0052】
装置本体910は、ベースプレート911と、本体カバー912を有し、ベースプレート911に折り返しタブ作成手段940を設置し、本体カバー912で覆う構成である。本体カバー912には、位置決めバー920がシートのサイズや折り返しタブを形成する位置に応じて移動可能に設けられ、挿入口930に折り返しタブを形成するシートを挿入し、位置決めバー920の位置決め部920aにシートの端部を当接することでセットされる。
【0053】
図9(a)は内部構造の右側面図、
図9(b)は内部構造の左側面図、
図9(c)は内部構造の概略断面図である。
図10(a)は実施例1を示す機構の斜視図、
図10(b)は機構の拡大図、
図10(c)は折り返しタブを示す図、
図11(a)は実施例2を示す機構の斜視図、
図11(b)は機構の拡大図、
図11(c)は折り返しタブを示す図である。
【0054】
折り返しタブ作成手段940は、折り返しタブを形成する折り返し基準となる折り目Xをシート端部Paに形成する折り目形成手段946と、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部Paに開けるパンチ刃941と、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す折り返し手段942とを有する。折り返し手段942は、折り目形成手段946により形成された折り返しタブを折り目Xを基準として折り返す。
【0055】
折り目形成手段946は、折り目Xを形成する型946a1を有するアーム946aと、受型946eと、アーム946aを駆動する駆動手段946bと、駆動手段946bを制御する制御手段946cと、シートが所定位置にセットされたことを検知する検知手段946dを有する。受型946eにシート端部Paを位置させ、アーム946aの型946a1を押圧することで、シート端部Paに折り目Xを形成する構成である。
【0056】
検知手段946dは、シートが所定位置にセットされたことを検知すると検知情報を制御手段946cに送り、制御手段946cは、検知情報に基づいて駆動手段946bを制御し、駆動手段946bを介してアーム946aを駆動し、アーム946aの型946a1が折り返しタブを形成する折り返し基準となる折り目Xをシート端部Paに形成する。
【0057】
折り目の実施例1は、
図10に示すように、折り目を形成する型946a1が線状に形成され、線状の折り返し基準となる折り目Xである。また、折り目の実施例2は、
図11に示すように、折り目を形成する型946a1が点状に形成され、点状の折り返し基準となる折り目Xである。
【0058】
パンチ刃941は、駆動軸241aに支持され、台部244に対応して配置され、台部244とパンチ刃941の間に挿入口930が形成されている。駆動軸241aの両端は、シートホルダー241bのガイド孔241b1に挿通して移動可能に設けられ、駆動軸241aの両側端部は、両側に配置された駆動リンク241cにそれぞれ連結されている。駆動リンク241cにはカム溝241c1が形成され、カム溝241c1にはカムピン241dが係合され、カムピン241dは駆動ギヤ241eに固定されている。駆動ギヤ241eは、駆動ギヤ241fを介して手動レバー947を含む駆動源に連結されている。手動レバー947を駆動すると、駆動力が駆動ギヤ241fを介して駆動ギヤ241eに伝達され、駆動ギヤ241eが回転する。駆動ギヤ241eの回転によりカムピン241dがカム溝241c1を移動し、駆動リンク241cは支持軸241hを支点にして搖動する。駆動リンク241cの作動により駆動軸241aがガイド孔241b1にガイドされて移動し、パンチ刃941を作動させて、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部に開ける。
【0059】
折り返し手段942は、曲げレバー242aと作動レバー242bを有する。曲げレバー242aは、パンチ刃941に設けた支持軸242a1に回動可能に設けられ、作動レバー242bは、駆動軸241aに回動可能に設けられている。折り返し手段942は、パンチ刃941と連動して移動し、パンチ刃941が切り込みをシート端部に開けるときに、作動レバー242bが受型946eに当接して回転し、曲げレバー242aが切り込みにより形成された折り返しタブを折り返す構成である。
【0060】
この実施の形態では、折り返しタブの外縁を形成する切り込みをシート端部Paに開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部Paに設けることで、作業の容易化を、複雑な装置や特別な用紙を用いることなく達成させることが可能である。特に、折り返しタブを形成する折り返し基準となる折り目Xをシート端部Paに形成し、折り返しタブを折り目Xを基準として折り返すことで、折り返しタブが位置ずれしたり、浮き上がることなどの不具合がなく、折り返しタブを正確に形成することができる。
【0061】
また、この実施の形態では、折り返しタブ作成手段940は、手動レバー947を含む駆動源により駆動される構成であるが、モータを含む駆動源により駆動される構成としてもよい。
【0062】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態の折り返しタブ作成部を、
図12及び
図13に基づいて説明する。
図12は折り返しタブ作成部の概略構成図、
図13は折り返しタブの作成を説明する図である。第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同様に構成され、折り返しタブを形成する折り返し基準となる折り目Xをシート端部Paに形成する折り目形成手段946を備える。
【0063】
そして、この実施の形態では、折り返しタブ作成手段940は、係止開口形成手段948aと、パンチ刃941と、折り返し手段948bとを有する。係止開口形成手段948aは、刃948aAを有し、刃948aAにより折り返しタブの一部折り返しを挿通させて係止するための係止開口Yをシート端部Paに開ける。パンチ刃941は、刃941A及び刃941Bを有し、刃941Aおよび刃941Bにより折り返しタブの外縁を形成する切り込み及び一部折り返しの外縁をシート端部Paに開ける。折り返し手段948bは、アーム948bA及びアーム948bBを有し、アーム948bAにより切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し、アーム948bBにより一部折り返しを係止開口Yに係止させる。
【0064】
この実施の形態では、アーム946aの型946a1により折り返しタブを形成する折り返し基準となる折り目Xをシート端部Paに形成し(
図13(a))、刃948aAにより折り返しタブの一部折り返しを挿通させて係止するための係止開口Yをシート端部Paに開けるとともに、刃941Aおよび刃941Bにより折り返しタブの外縁を形成する切り込み及び一部折り返しの外縁Z1、Z2をシート端部Paに開ける(
図13(b))。次いで、アーム948bAにより切り込みにより形成された折り返しタブを折り返し(
図13(c))、その後アーム948bBにより一部折り返しZ3を係止開口Yに係止させる(
図13(d))。
【0065】
(第1の形態の後処理システムの構成)
図14はインラインの後処理システムを示し、後処理システム100は、インラインにおいて、インデックスシートを文書と別データで作成し、文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する構成であり、この実施の形態では、インデックスシートを挿入してシートの冊子を製本する。
【0066】
パソコン110は、文書ファイル111、インデックスシート用印刷文書ファイル112、見出し情報データ113、インデックスシート挿入位置データ114を有し、文書ファイル111は、コンピュータで作成・記録された冊子を構成するシートに印刷する文書ファイルである。インデックスシート用印刷文書ファイル112は、コンピュータで作成・記録されたインデックスシートに印刷する文書ファイルである。見出し情報データ113は、インデックスシートに印刷する見出しと、印刷する位置を設定するデータである。インデックスシート挿入位置データ114は、シートの冊子に挿入するインデックスシートと、インデックスシートの挿入位置を設定するデータである。
【0067】
プリンタ120は、見出し印刷121と、文書印刷122を実行する。見出し印刷121は、インデックスシート用印刷文書ファイル112に基づいてインデックスシートに、設定された見出しを設定された位置に印刷する。文書印刷122は、文書ファイル111に基づいて文書を複数枚のシートに印刷する。見出し印刷121は、文書印刷122より先に実行され、印刷したインデックスシートをインデックスシート作成装置130に送られ、印刷したシートを後処理装置140に送る。
【0068】
インデックスシート作成装置130は、プリンタ120から送られるインデックスシートにタブを形成する。このインデックス形成131は、例えば、インデックスシートに設定された見出しが設定された位置に印刷されており、この位置に折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設ける。
【0069】
後処理装置140は、トレイ141と、インサート処理部142と、製本部143と、を有する。トレイ141は、インデックスシート作成装置130から送られる見出しが形成されたインデックスシートを集積し、インサート処理部142は、プリンタ120から送られる文書が印刷されたシートの設定された位置にインデックスシートを挿入する。製本部143では、インサート処理部142で処理されたインデックスシートが挿入された複数枚のシートを受け取り製本する。例えば、製本としては、シートの束にパンチ孔を開けて綴じるもの、また綴じ針で綴じるもの、用紙束の背を接着剤で塗布する糊付け、製本テープで綴じるものなどの製本が用いられる。
【0070】
(第2の形態の後処理システムの構成)
図15はオフラインの後処理システムを示し、後処理システム100は、オフラインにおいて、インデックスシートをインデックスシート作成装置130で作成し、文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する構成である。この実施の形態では、インデックスシートを挿入し製本する。
【0071】
オフラインにおいて、インデックスシート作成装置130は、小型プリンタを内蔵しており、見出し情報データ113に基づきインデックスシートに見出しを印刷し、例えば、印刷された位置に折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブを折り返してシート端部に設ける。
【0072】
後処理装置140は、トレイ141にインデックスシート作成装置130から送られる見出しが形成されたインデックスシートを集積し、インサート処理部142では、プリンタ120から送られる文書が印刷されたシートの設定された位置にインデックスシートを挿入し、インサート処理部142で処理されたインデックスシートが挿入された複数枚のシートを受け取り製本する。
【0073】
(第3の形態の後処理システムの構成)
図16はオフラインの後処理システムを示し、後処理システム100は、オフラインにおいて、別のプリンタ150でインデックスシートに見出しを印刷し、この印刷されたインデックスシートをインデックスシート作成装置130に送り、インデックスシート作成装置130でインデックスシートを作成し、後処理装置140で文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する構成であり、この実施の形態では、インデックスシートを挿入して製本する。
【0074】
(製本部)
この実施の形態の処理装置及び後処理システムは、インデックスシートを含むシート束を綴じる製本部50,143を備える。この製本部50,143は、
図17(a)に示すように、シートの片側にタブを作成してインデックスシートとし、複数枚のシートP1の間にインデックスシートP2を挿入して製本し、シートの冊子70を得る構成である。この製本は、シートの片側にタブを作成して、そのままの形態で製本であり、テープ製本、ステープル針綴じ製本、リング製本、くるみ製本、糊付け製本、孔あけのみ製本などがある。
【0075】
この製本部50,143は、
図17(b)に示すように、例えば、A3サイズのシートの両側にタブを作成してインデックスシートP2とし、複数枚のA3サイズのシートP1の間にインデックスシートP2を挿入して中綴じ製本し、中綴じ製本した後に折り曲げてA4サイズのシートP1の冊子70を得る構成である。この中綴じは、例えば、ステープル針綴じなどで製本する。
【0076】
この中綴じ製本を、
図18乃至
図22に基づいて説明する。
図18は製本のページ割り付けを説明する図、
図19はインデックスシートの作成を説明する図、
図20はインデックスシートの作成装置を示す図、
図21はインデックスシートのタブ位置修正を説明する図、
図22は製本した冊子を示す図である。
【0077】
この実施の形態では、文書ファイル111により、例えばA3サイズのシートP1に1ページから16ページの冊子の製本を行う場合に、ページ割り付けを行い、それぞれのページに印刷する。1枚目のシートP1は、1ページと16ページで内折り、2枚目のシートP1は、115ページと2ページで外折り、3枚目のシートP1は、3ページと14ページで内折り・・・8枚目のシートP1は、9ページと8ページで外折りで、ページ順になるように重ねて製本する。
【0078】
見出し情報データ113は、シートに印刷する見出しと、印刷する位置を設定し、例えばA3サイズのシートに、インデックスシート用印刷文書ファイル112によりシートに見出し印刷してインデックスシートP2を作成し、見出し情報データ113により文書が印刷されたシートP1の設定された位置にインデックスシートP2を挿入して中綴じ製本し、中綴じ製本した後に折り曲げてA4サイズのシートP1の冊子70を得る。
【0079】
インデックスシートP2は、
図19に示すように作成される。
図19(a)の形態では、例えばA3サイズのシートの右側に見出しを印刷し、この位置に折り返しタブの外縁を形成する切り込みを開け、切り込みにより形成された折り返しタブをシートの下側に折り返し、タブをシート端部に設ける。このインデックスシートP2をシートP1の設定された位置に挿入し、中綴じ製本した後に折り曲げてA4サイズのシートP1の冊子70を得る。見出しは、シートの表側に印刷して冊子70にした場合に見えるようにする。
【0080】
図19(b)の形態では、
図19(a)の形態と同様に、タブをシート端部に設けるが、この実施の形態では、シートの左側にタブを設ける。このインデックスシートP2をシートP1の設定された位置に挿入し、中綴じ製本した後に折り曲げてA4サイズのシートP1の冊子70を得るため、見出しは、シートの裏側に印刷して冊子70にした場合に見えるようにする。
【0081】
図19(c)の形態では、
図19(a)及び
図19(b)の形態と同様に、タブをシート端部に設けるが、この実施の形態では、シートの右側と左側にタブを設ける。このインデックスシートP2をシートP1の設定された位置に挿入し、中綴じ製本した後に折り曲げてA4サイズのシートP1の冊子70を得るため、見出しは、シートの表側と裏側に印刷して冊子70にした場合に見えるようにする。
【0082】
インデックスシートの作成は、切り込みにより形成された折り返しタブを、例えばシートの下側に折り返し、タブをシート端部に設け、抜き曲げ方向(シートの下側)を統一すると、
図19(c)の形態に示すように、中綴じ曲げ後は統一されない。
図20(a)の実施の形態では、処理装置にシート反転機構800を搭載し、タブ作成機構801によりシートの片側にタブを形成し、このシートを反転して反対側にタブを形成し、中綴じ曲げ後統一することができる。
【0083】
図20(b)の実施の形態では、処理装置に上下方向が反対の複数個のタブ作成機構810,タブ作成機構811を搭載し、タブをシート端部に設けることで、中綴じ曲げ後統一することができる。
【0084】
このように、インデックスシートを含むシート束を綴じる製本部を備え、製本部は、シート束の片側を綴じて製本、またはシート束の中綴じ製本する構成であり、タブ作成機構を搭載する。例えば、別途作成したインデックスシートを用いる場合には、インデックスシートがシステム内にある状態でシステムがジャム等によって停止した場合、その復帰のためには、使えなくなったインデックスシートと同じタブ位置・同じ色のものを再度準備しなければならないが、タブ作成機構を搭載することで、普通紙のシートからそれぞれのタブ位置・色のインデックスシートを新規に作成することができ、その様な手間と用紙の無駄がない。
【0085】
インデックスシートのタブ位置修正を、
図21及び
図22に基づいて説明する。インデックスシート作成装置130は、プリンタ120から送られるシートにタブを形成し、見出し情報データ113により文書が印刷されたシートP1の設定された位置にインデックスシートP2を挿入して中綴じ製本し、中綴じ製本した後に折り曲げてA4サイズのシートP1の冊子70を得る。冊子70は、中綴じ製本した後に折り曲げることによって、外側のシートより中側のシートが折り曲げ厚み分ずれて突出る。
【0086】
例えば、A3サイズから折り込んでA4サイズの中綴じ製本を行う場合、
図22(a)に示すように、冊子70の外側に位置するインデックスシートP2と内側に位置するインデックスシートP2は、タブの位置が異なり、内側に位置するインデックスシートP2のタブが突出して不揃いになる。
【0087】
この実施の形態では、インデックスシート挿入位置データ114に応じて、インデックスシート用印刷文書ファイル112に基づき、プリンタ120による見出し印刷の位置を補正し、さらにインデックスシート作成装置130は、折り返しタブの位置を補正し、インデックスシートP21,P22を作成する。
【0088】
このインデックスシートP21,P22を用いて製本することで、
図22(b)に示すように、冊子70の外側に位置するインデックスシートP2と内側に位置するインデックスシートP2は、タブの位置が一致し、内側に位置するインデックスシートP2のタブが突出して不揃いになる不具合が解消される。
【0089】
この実施の形態では、インデックスシート挿入位置データ114に応じて、インデックスシート用印刷文書ファイル112に基づき、プリンタ120による見出し印刷の位置を補正してタブの位置が一致するようにしているが、中綴じ製本した後に折り曲げてA4サイズのシートP1の冊子70を得た後に、タブが突出して不揃いの場合には、タブの位置が一致するように切断して揃えるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0090】
この発明は、文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成する後処理装置及び後処理システムに適用可能であり、見出しスタイル設定機能に基づき、インデックスシートを作成可能であり、また文書が印刷されたシートとタブを形成したインデックスシートを含むシート束を作成することが可能である。
【符号の説明】
【0091】
1 製本装置
10 画像形成装置
11 プリンタ
12 パソコン
20 シート搬送部
30 インデックスシート供給部
40 印刷部
50 製本部
60 制御手段
70 シートの冊子
80 設定操作部
90 折り返しタブ作成部
S1 シート検出手段
P1 シート
P2 インデックスシート
100 製本システム
110 パソコン
111 文書ファイル
112 インデックスシート用印刷文書ファイル
113 見出し情報データ
114 インデックスシート挿入位置データ
120 プリンタ
121 見出し印刷
122 文書印刷
130 インデックスシート作成装置
140 シートを後処理装置
141 トレイ
142 インサート処理部
500 インデックスシート作成装置
501 印刷部
510 タブ作成部