(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-13
(45)【発行日】2022-01-25
(54)【発明の名称】電話番号の変更をチェックする方法、装置、及びシステム
(51)【国際特許分類】
H04M 3/42 20060101AFI20220118BHJP
【FI】
H04M3/42 Z
(21)【出願番号】P 2018551268
(86)(22)【出願日】2017-03-21
(86)【国際出願番号】 CN2017077494
(87)【国際公開番号】W WO2017167068
(87)【国際公開日】2017-10-05
【審査請求日】2020-03-11
(31)【優先権主張番号】201610191007.5
(32)【優先日】2016-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510330264
【氏名又は名称】アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ALIBABA GROUP HOLDING LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ルオ ユングアン
【審査官】山田 倍司
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2013/0138738(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第102821142(CN,A)
【文献】特開2011-205506(JP,A)
【文献】特開平08-331244(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0217365(US,A1)
【文献】特開2005-328278(JP,A)
【文献】特開平08-191342(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00
1/24- 3/00
3/16- 3/20
3/38- 3/58
7/00- 7/16
11/00-11/10
99/00
H04Q 3/58- 3/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電話番号の変更をチェックする方法であって、
第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出することと、
前記第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることを検出したときに、前記第1のユーザの前記電話番号の検出された変更の総数を累算によって得ることと、
前記検出された変更の前記総数が、チェック閾値を超えると判断することに応じて、前記第1のユーザの前記電話番号
が変更されていることが正確であると判断することと、
を含む、前記方法。
【請求項2】
前記第1の住所録内の前記1人または複数のユーザの前記電話番号が変更されているかどうかを検出することの前に、
前記第1の住所録にアクセスするための許可を取得することと、
前記第1の住所録内の前記1人または複数のユーザの前記電話番号を、前記第1の住所録をスキャンすることによって取得することと、
前記第1の住所録内の前記1人または複数のユーザの前記電話番号を番号ライブラリと同期させることと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の住所録内の前記1人または複数のユーザの前記電話番号が変更されているかどうかを前記検出することが、
前記第1の住所録内の前記1人または複数のユーザの前記電話番号を、前記番号ライブラリ内に予め記憶されたユーザの電話番号と逐次的に照合することと、
前記第1の住所録内の前記第1のユーザが、前記番号ライブラリ内に存在し、かつ前記番号ライブラリ内に予め記憶された前記第1のユーザの電話番号が、前記第1の住所録内の前記第1のユーザの前記電話番号とは異なると判断することに応じて、前記第1のユーザの前記電話番号が変更されたと判断することと、
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のユーザの前記電話番号の
前記検出された変更の前記総数を累算によって前記得ることが、
前記第1のユーザの前記電話番号の変更履歴の数を読み出すことを含み、前記読み出すことが、
別の住所録に記録された前記第1のユーザの前記電話番号が変更されていることを検出するたびに、前記第1のユーザの前記電話番号の前記変更の数を1ずつ増加させて、前記変更履歴の数を得ることと、
前記第1の住所録に記録された前記第1のユーザの前記電話番号が変更されていることを検出したときに、前記変更履歴の数を1ずつ増加させて、前記第1のユーザの前記電話番号の前記検出された変更の前記総数を得ることと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の住所録内の前記1人または複数のユーザの前記電話番号が変更されているかどうかを前記検出することの前に、
無効な電話番号が、前記第1の住所録内に存在するかどうかを検出することをさらに含む、請求項1~4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記無効な電話番号が、前記第1の住所録内に存在するかどうかを前記検出することが、
電話シミュレータを使用することにより、前記第1の住所録内の前記1人または複数のユーザの前記電話番号を抽出することであって、前記電話シミュレータが、それぞれの電話番号をシミュレートして、以下の、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することを含む、クライアント端末動作のうちのいずれかを実行する、前記抽出することと、
前記電話シミュレータによってシミュレートされる前記それぞれの電話番号が、前記クライアント端末動作のいずれ
かを実行できないと判断することに応じて、前記クライアント端末動作ができない前記それぞれの電話番号が、前記無効な電話番号であると判断することと、
を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記無効な電話番号が、前記第1の住所録内に存在するかどうかを前記検出することの後に、
前記第1の住所録から前記無効な電話番号を削除して、少なくとも1つの有効な電話番号を得ることと、
前記少なくとも1つの有効な電話番号の変更を検出することと、
をさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のユーザの前記電話番号
が変更されていることが正確であると前記判断すること、及び/または前記無効な電話番号が前記第1の住所録内に存在すると判断することの後に、
表示端末のインタフェースにプロンプト情報を表示することをさらに含み、前記プロンプト情報が、以下の情報、
前記第1のユーザの前記電話番号を検証するかどうか、
前記第1のユーザの前記電話番号を置換するかどうか、
前記第1のユーザの電話番号を作成するかどうか、及び
前記第1のユーザの電話番号の履歴を削除するかどうか、
のうちのいずれかを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のユーザの前記電話番号
が変更されていることが正確であると前記判断することの後に、
前記第1のユーザの前記電話番号が変更された後、前記第1のユーザの変更済み電話番号を読み出すことと、
前記第1のユーザの前記変更済み電話番号を前記第1の住所録に返して、前記第1の住所録に以前記憶された前記第1のユーザの前記電話番号を更新するか、または前記第1のユーザの前記変更済み電話番号を前記第1の住所録に追加することと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のユーザの前記変更済み電話番号を前記読み出すことの前に、
前記第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いを検証することであって、前記第1の住所録が、前記第2のユーザによって保持される通信端末に記憶される、前記検証することと、
前記第1のユーザと前記第2のユーザとの間の前記親密性の度合いが、所定の閾値を超えると判断することに応じて、前記第1のユーザの前記変更済み電話番号を前記第1の住所録に直接更新することを許可することと、
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のユーザの前記変更済み電話番号を前記読み出すことの前に、
前記第1のユーザによって保持される通信端末への検証要求を、以下の方式、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかにおいて開始することと、
前記第1のユーザにより保持される前記通信端末によって返される応答情報を受信した後で、前記第1のユーザの前記変更済み電話番号の読み出しを実行するように進行することであって、
前記応答情報が、前記第1のユーザの前記電話番号が変更されたことを確認するため、及び/または前記第1のユーザの前記変更済み電話番号が、正確な番号であることを確認するための確認情報を含む、前記進行することと、
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
電話番号の変更をチェックするシステムであって、
第1の住所録を記憶するように構成されるモバイル端末であって、前記第1の住所録が、1人または複数のユーザの電話番号を記録する、前記モバイル端末と、
前記第1の住所録内の1人または複数のユーザの前記電話番号が変更されているかどうかを検出し、前記第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることを検出したときに、前記第1のユーザの前記電話番号の検出された変更の総数を累算によって得て、
前記検出された変更の前記総数が、チェック閾値を超えると判断することに応じて、前記第1のユーザの前記電話番号
が変更されていることが正確であると判断するように構成される、前記モバイル端末と通信関係を有するクラウドサーバと、
を備える、前記システム。
【請求項13】
前記第1の住所録をスキャンし、前記第1の住所録内の前記1人または複数のユーザの前記電話番号を、前記クラウドサーバ内の番号ライブラリと同期させるように構成され、前記モバイル端末と前記クラウドサーバとの間に接続されるスキャナをさらに備え、
前記第1の住所録内の前記第1のユーザが、前記番号ライブラリ内に存在し、かつ前記番号ライブラリ内に予め記憶された前記第1のユーザの電話番号が、前記第1の住所録内の前記第1のユーザの前記電話番号とは異なる場合に、前記第1のユーザの前記電話番号が変更されたと判断される、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記クラウドサーバが、
前記第1の住所録内の前記1人または複数のユーザの前記電話番号をシミュレートして、以下のクライアント端末動作、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかを実行するように構成される、電話シミュレータを含み、
前記電話シミュレータによってシミュレートされる電話番号が、前記クライアント端末動作のいずれ
かを実行できない場合に、前記クライアント端末動作ができない前記電話番号が無効な電話番号であると、前記電話シミュレータが判断する、請求項12または13に記載のシステム。
【請求項15】
電話番号の変更をチェックする装置であって、
第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出するように構成される、検出モジュールと、
前記第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることを検出したときに、前記第1のユーザの前記電話番号の検出された変更の総数を累算によって得るように構成される、累算モジュールと、
前記検出された変更の前記総数が、チェック閾値を超えると判断することに応じて、前記第1のユーザの前記電話番号
が変更されていることが正確であると判断するように構成される、判断モジュールと、
を備える、前記装置。
【請求項16】
前記検出モジュールが、
前記第1の住所録内の前記1人または複数のユーザの前記電話番号を、番号ライブラリ内に予め記憶されたユーザの電話番号と逐次的に照合するように構成される、照合モジュールと、
前記第1の住所録内の前記第1のユーザが、前記番号ライブラリ内に存在し、かつ前記番号ライブラリ内に予め記憶された前記第1のユーザの電話番号が、前記第1の住所録内の前記第1のユーザの前記電話番号とは異なると判断することに応じて、前記第1のユーザの前記電話番号が変更されたと判断するように構成される、判断サブモジュールと、
を含む、請求項15に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理の分野に関し、特に、電話番号の変更をチェックする方法、装置、及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
情報交換が進化している現代において、電話番号は、依然として人々が互いに通信するための重要な手段である。ユーザは、通常、電話番号を携帯電話、または任意のモバイル端末上にローカルに記憶させている。ユーザが、携帯電話またはモバイル端末を変更するとき、ユーザは、電話番号をネットワーク端末に記憶させ、次いで、新たな携帯電話またはモバイル端末を使う必要があり電話番号をダウンロードする。したがって、多数のユーザが、電話番号の住所録をネットワーク端末に記憶させている。
【0003】
しかしながら、ネットワークユーザの携帯電話番号は非常に頻繁に変更され、これにより、ユーザの住所録において、多くの携帯電話番号が変更されているか、または利用不可能となっており、使用することができない。したがって、現在の住所録内の電話番号によって対応するユーザを見つけることは困難である。
【0004】
住所録内の電話番号に対する頻繁な変更によって生じる、ユーザの住所録に記録された電話番号の不正確さの技術的問題に対して、有効な解決策は、現在のところまだ提案されていない。
【発明の概要】
【0005】
本発明の例としての実施形態は、住所録内の電話番号に対する頻繁な変更によって生じる、ユーザの住所録に記録された電話番号の不正確さの技術的問題を少なくとも解決するように、電話番号の変更をチェックする方法、装置、及びシステムを提供する。
【0006】
本発明の例としての実施形態の態様によれば、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出することと、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることを検出したときに、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を累算によって得ることと、総数がチェック閾値を超える場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断することと、を含む、電話番号の変更をチェックする方法が提供される。
【0007】
本発明の例としての実施形態の別の態様によれば、第1の住所録を記憶するように構成されるモバイル端末であって、第1の住所録が、1人または複数のユーザの電話番号を記録する、モバイル端末と、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出し、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることを検出したときに、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を累算によって得て、総数がチェック閾値を超える場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断するように構成される、モバイル端末と通信関係を有するクラウドサーバと、を含む、電話番号の変更をチェックするシステムが、さらに提供される。
【0008】
本発明の例としての実施形態のさらに別の態様によれば、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出するように構成される、検出モジュールと、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるときに、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を累算によって得るように構成される、累算モジュールと、総数がチェック閾値を超える場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断するように構成される、判断モジュールと、を含む、電話番号の変更をチェックする装置が、さらに提供される。
【0009】
第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出するステップを実行する時点は、本出願において具体的に限定されないことに、ここで留意すべきである。ステップは、ユーザが要求を送信するときに実行されてもよく、または予め設定された周期に従って、周期に到達するときに実行されてもよい。ユーザが、住所録内で変化した電話番号を適時に知り得るように、ユーザの住所録内の電話番号が、ユーザの要求に従って、またはある周期に従って検出されてもよい。
【0010】
本出願において提供される解決策は、第1のユーザの電話番号の変更の数が、予め設定された数を超えることを検出するときに、ユーザの電話番号が変更されていることを確認することに、ここで留意すべきである。したがって、本発明の技術は、ユーザの電話番号の不正確な検出または不正確な記憶に起因する、変更がないのに電話番号の変更を確認する誤りを回避する。
【0011】
上記から示されるように、本出願において提供される電話番号の変更をチェックする解決策によれば、第1の住所録内の電話番号の変更がチェックされる。一方、住所録内の任意の電話番号が変更されているかどうかを判断する際に、複数の住所録内の電話番号の変更の総数を使用することによって、または予め設定された周期による異なる時点における検出を通して得られる、1つの住所録内に記録された電話番号の変更の数を使用することによって、判断が行われる。結果として、ユーザの住所録内の電話番号の変更が高感度に検出され、検出された電話番号の変更の正確性もまた、保証され得る。
【0012】
したがって、本出願で提供される例としての実施形態における解決策は、住所録内の電話番号に対する頻繁な変更によって生じる、ユーザの住所録に記録された電話番号の不正確さの技術的問題を解決する。
【0013】
ここで説明される添付図面は、本発明をさらに理解するため、及び本出願の一部を構成するために提供される。本発明の例としての実施形態、及び例としての実施形態の記述は、本発明を説明するために使用され、本発明に対するいかなる不適当な限定も提起しない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の例としての実施形態による、電話番号の変更をチェックする方法のコンピュータ端末のハードウェアの概略ブロック図である。
【
図2】本出願の例としての実施形態1による、電話番号の変更をチェックする方法のフローチャートである。
【
図3】本出願の例としての実施形態1による、電話番号の変更をチェックする任意選択方法のフローチャートである。
【
図4】本出願の例としての実施形態1による、電話番号の変更をチェックする方法の情報インタラクション図である。
【
図5】本出願の例としての実施形態1による、電話番号の変更をチェックするシステムの構造図である。
【
図6】本出願の例としての実施形態2による、電話番号の変更をチェックする装置の構造図である。
【
図7】本出願の例としての実施形態3による、電話番号の変更をチェックする任意選択装置の構造図である。
【
図8】本出願の例としての実施形態3による、電話番号の変更をチェックする任意選択装置の構造図である。
【
図9】本出願の例としての実施形態3による、電話番号の変更をチェックする任意選択装置の構造図である。
【
図10】本出願の例としての実施形態3による、電話番号の変更をチェックする任意選択装置の構造図である。
【
図11】本出願の例としての実施形態3による、電話番号の変更をチェックする任意選択装置の構造図である。
【
図12】本出願の例としての実施形態3による、電話番号の変更をチェックする任意選択装置の構造図である。
【
図13】本出願の例としての実施形態3による、電話番号の変更をチェックする任意選択装置の構造図である。
【
図14】本出願の例としての実施形態3による、電話番号の変更をチェックする装置の構造図である。
【
図15】本出願の例としての実施形態3による、電話番号の変更をチェックする任意選択装置の構造図である。
【
図16】本出願の例としての実施形態4による、コンピュータ端末の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
当業者に本発明の解決策をよりよく理解させるために、本発明の例としての実施形態における技術的解決策が、本発明の例としての実施形態において添付図面を参照して以下で明確かつ十分に説明される。説明される例としての実施形態が、本発明の例としての実施形態の全てではなく一部のみであることは、明らかである。当業者により、本発明の例としての実施形態に基づいて創造的努力なしに導き出される全ての他の例としての実施形態は、本発明の保護範囲内に入るべきである。
【0016】
本発明の明細書、特許請求の範囲、及び図面における「第1の」及び「第2の」などの用語は、類似の対象物を区別するために使用され、必ずしも特定の順序またはシーケンスを説明するために使用されないことに留意すべきである。ここで説明される本発明の例としての実施形態が、ここに図示され、または説明されるもの以外の順序で実施され得るように、このようにして使用されるデータは、適当な状況下で交換されてもよいと理解されるべきである。さらに、「備える/含む」及び「有する」という用語、ならびにそれらの任意の変化形は、非排他的包含を含むように意図される。例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスは、明確に列挙されるステップまたはユニットに必ずしも限定されず、明確に列挙されない、またはプロセス、方法、システム、製品、もしくはデバイスに固有の、他のステップまたはユニットを含んでもよい。
【0017】
まず初めに、本出願の例としての実施形態についての説明中に現れるいくつかの専門用語または用語は、以下の解釈に適用する。
【0018】
ビッグデータ:ビッグデータ(メガデータ)は、より強固な意思決定力、洞察力、及びプロセス最適化ケイパビリティを新たな処理モードでのみ有し得る、高い増加率の大規模かつ多様化された情報リソースを言う。
【0019】
無効な番号:無効な番号は、空番号、期限切れの番号、または休止中の番号などの、利用不可能になっている番号を示す。
【0020】
例としての実施形態1
本発明のこの例としての実施形態によれば、電話番号の変更をチェックする方法の、方法の例としての実施形態が、さらに提供される。図面のフローチャートに示されるステップは、コンピュータ実行可能命令のセットのコンピュータシステムなどにおいて実行されてもよく、フローチャートには、ロジックの順序が示されているが、いくつかの場合において、図示される、または説明されるステップは、ここでの順序と異なる順序で実行されてもよいことに留意すべきである。
【0021】
本出願の例としての実施形態1において提供される方法の例としての実施形態は、モバイル端末、コンピュータ端末、または類似の演算デバイスにおいて実行され得る。例えば、方法は、コンピュータ端末上で動作する。
図1は、本発明の例としての実施形態による、電話番号の変更をチェックする方法のコンピュータ端末のハードウェアの概略ブロック図である。
図1に示されるように、コンピュータ端末10は、1つまたは複数の(図面には1つだけが示される)プロセッサ102(プロセッサ102は、マイクロプロセッサMCU、またはプログラム可能論理デバイスFPGAなどの処理装置を含み得るが、これらに限定されない)と、データを記憶するように構成されるメモリ104と、通信機能を有する伝送モジュール106と、を含み得る。当業者は、
図1に示される構造が例示の目的のためだけであり、上記電子デバイスの構造を限定するものではないと、理解し得る。例えば、コンピュータ端末10は、
図1に示されるものよりも多くの、もしくは少ないコンポーネントをさらに含んでもよく、または
図1に示されるものとは異なる構成を有してもよい。
【0022】
メモリ104は、ソフトウェアプログラム及びアプリケーションのモジュール、例えば、本発明の例としての実施形態における電話番号の変更をチェックする方法に対応するプログラム命令/モジュールを、記憶するように構成され得る。プロセッサ102は、メモリ104に記憶されるソフトウェアプログラム及びモジュールを動作させて、多様な機能アプリケーションを実施し、かつデータ処理を実行し、即ち、アプリケーションの電話番号の変更をチェックする方法を実施する。メモリ104は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば、1つまたは複数の磁気記憶デバイス、フラッシュメモリ、または他の不揮発性ソリッドステートメモリなども含んでもよい。いくつかの例では、メモリ104は、プロセッサ102に対してリモートに配置されるメモリをさらに含んでもよく、これらのリモートメモリは、ネットワークを通してコンピュータ端末10に接続されてもよい。ネットワークの実施例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、またはそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0023】
伝送モジュール106は、ネットワークを介してデータを受信または送信するように構成される。例えば、ネットワークは、具体的には、コンピュータ端末10の通信プロバイダによって提供されるワイヤレスネットワークを含んでもよい。実施例において、伝送モジュール106は、ネットワークインタフェースコントローラ(NIC)を含み、ネットワークインタフェースコントローラ(NIC)は、インターネットと通信することが可能であるように、別のネットワークデバイスに基地局を通して接続されてもよい。実施例において、伝送モジュール106は、無線周波数(RF)モジュールであってもよく、無線周波数(RF)モジュールは、インターネットとワイヤレス方式で通信するように構成される。
【0024】
上記動作環境において、本出願は、
図2に示されるような電話番号の変更をチェックする方法を提供する。方法は、クラウドサーバにおいて実施されてもよい。
図2は、本発明の例としての実施形態1による、電話番号の変更をチェックする方法のフローチャートである。
【0025】
ステップS21:第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出する。
【0026】
上記ステップにおいて、第1の住所録は、任意のユーザの住所録である。1人または複数のユーザの電話番号は、任意のユーザの住所録に記録される、1つまたは複数の電話番号である。ユーザの電話番号が変更されているということは、少なくとも以下の状況、現在の住所録に記憶された電話番号が利用不可能となるように、住所録内の任意のユーザが電話番号を変更している、住所録内の任意のユーザが支払を行わないため、またはその他の理由によって、電話番号が休止中である、及び、電話番号が空番号になっている、ということを含む。
【0027】
ステップS23:第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるときに、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数が累算によって得られる。
【0028】
上記ステップにおいて、第1のユーザは、電話番号が変更されている、第1の住所録内の任意のユーザである。
【0029】
第1のユーザの電話番号の変更の総数は、複数の住所録において検出及びカウントされる、第1のユーザの電話番号の変更の総数を示すために使用されることに、ここで留意すべきである。第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるとき、第1のユーザの電話番号の変更の数は、元の数を基礎として1ずつ増加されるべきである。
【0030】
ステップS25:総数がチェック閾値を超える場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断する。
【0031】
図3は、本出願の例としての実施形態1による、電話番号の変更をチェックする任意選択方法のフローチャートである。
図3に示される実施例を参照すると、本発明のクラウドサーバは、任意のモバイル端末に記録された第1の住所録を取得し、第1の住所録内の全てのユーザの電話番号を読み出し得る。次いで、クラウドサーバは、電話番号を予めローカルに記憶された複数のユーザの電話番号と照合して、第1の住所録内のユーザの電話番号が、変更されているかどうかを判断する。例えば、クラウドサーバは、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されているかどうかを判断してもよい。第1のユーザの電話番号が変更されたと判断する場合、クラウドサーバは、第1のユーザの電話番号の変更の数を累算によって得て、第1のユーザの電話番号の変更の総数が、予め設定されたチェック閾値を超えるかどうかを、さらに判断する。この実施例では、予め設定されたチェック閾値は、2である。即ち、第1のユーザの電話番号の変更の総数が2以上のとき、第1のユーザの電話番号が変更されたことが確認される。
【0032】
任意選択の例としての実施形態では、クラウドサーバは、複数の住所録を読み出してもよく、1つまたは複数の住所録内の同一の第1のユーザの電話番号が変更されていることを検出した場合に、各住所録内の第1のユーザの電話番号の変更の数を累算によって得てもよいことに、ここで留意すべきである。別の例としての実施形態では、クラウドサーバは、また、予め設定された間隔に従って(例えば、2週間おきに)、第1の住所録を検出してもよく、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることをクラウドサーバが検出するたびに、変更の数を1ずつ増加させてもよい。
【0033】
第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出するステップを実行する時点は、本出願において具体的に限定されないことに、ここでさらに留意すべきである。ステップは、ユーザが要求を送信するときに実行されてもよく、または予め設定された周期に従って、周期時間に到達するときに実行されてもよい。ユーザが、住所録内で変化した電話番号を適時に知り得るように、ユーザの住所録内の電話番号は、ユーザの要求に従って、またはある周期に従って検出される。
【0034】
上記例としての実施形態において提供される方法は、第1のユーザの電話番号の変更の数が予め設定された数を超えることが検出されるときにのみ、ユーザの電話番号が変更されていることを確認するので、ユーザが電話番号を変更していないときに、ユーザの電話番号の不正確な検出または不正確な記憶に起因して、ユーザの電話番号が変更されているものとして確認されるのが回避され得ることに、ここで留意すべきである。
【0035】
上記から知り得るように、本出願の上記例としての実施形態において提供される電話番号の変更をチェックする解決策によれば、第1の住所録内の電話番号の変更がチェックされる。住所録内の任意の電話番号が変更されているかどうかが判断される際に、複数の住所録内の電話番号の変更の総数を使用することによって、または予め設定された周期による異なる時点における検出を通して得られる、1つの住所録内に記録された電話番号の変更の数を使用することによって、判断が行われる。結果として、ユーザの住所録内の電話番号の変更が高感度に検出され、検出された電話番号の変更の正確性もまた、保証され得る。
【0036】
したがって、本出願で提供される例としての実施形態1における解決策は、住所録内の電話番号に対する頻繁な変更によって生じる、ユーザの住所録に記録された電話番号の不正確さの技術的問題を解決する。
【0037】
本出願の上記例としての実施形態では、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出するステップS21の前に、方法は、以下のステップをさらに含む。
【0038】
ステップS27:第1の住所録にアクセスするための許可が取得される。
【0039】
上記ステップにおいて、第1の住所録は、ユーザモバイル端末にローカルに位置される住所録であってもよい。
【0040】
任意選択の例としての実施形態では、例えば、クラウドサーバは、第1の住所録にアクセスするための許可を取得する。ユーザは、クラウドサーバが、ユーザの住所録をデフォルトで常に取得し得ること、及び、次いで、クラウドサーバが、ユーザの住所録を定期的に取得し得ることを考慮する。別の任意選択の例としての実施形態では、例えば、クラウドサーバは、第1の住所録にアクセスするための許可をやはり取得する。クラウドサーバが住所録にアクセスするたびに、クラウドサーバは、住所録にアクセスするためのアクセス許可を取得する必要がある。例えば、クラウドサーバが、ユーザの住所録にアクセスする必要があるとき、クラウドサーバは、住所録にアクセスするためのアクセス要求をユーザに提出してもよい。
【0041】
さらに別の任意選択の例としての実施形態では、ユーザの住所録は、ラベル付けされた住所録である。例えば、ユーザの住所録は、同僚、友人、クラスメート、及び他のグループを含む。住所録にアクセスするためのアクセス許可が取得されるとき、ユーザは、クラウドサーバが、全住所録内の1つまたは複数のグループの住所録にアクセスする許可を有しているが、残りのグループの住所録にアクセスする許可は有していないということを設定してもよく、これによって、ユーザのプライバシーを侵害することなく、ユーザの住所録にアクセスすることの技術的効果を達成する。
【0042】
ステップS29:第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が、第1の住所録をスキャンすることによって取得される。
【0043】
ステップS31:第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が、番号ライブラリと同期される。
【0044】
上記ステップでは、番号ライブラリは、クラウドサーバに記憶されるデータサーバであってもよく、スキャンすることによって得られる電話番号を記憶するために使用される。
【0045】
図3に示される実施例を参照すると、任意選択の例としての実施形態では、ユーザAを例に挙げると、まず初めに、ユーザAの住所録の番号クリーン度をスキャンするステップが実行される。このステップにおいて、ユーザAの住所録にアクセスするための許可が取得され、次いで、ユーザAの住所録内の電話番号がスキャンされ、スキャン結果が、クラウド番号ライブラリにアップロードされる。
【0046】
本出願の上記例としての実施形態では、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出するステップS21は、以下のステップを含む。
【0047】
ステップS211:第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が、番号ライブラリ内に予め記憶されたユーザの電話番号と逐次的に照合される。第1の住所録内の第1のユーザが、番号ライブラリ内に存在し、かつ番号ライブラリ内に予め記憶された第1のユーザの電話番号が、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号とは異なる場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断される。
【0048】
図3に示される実施例を参照すると、任意選択の例としての実施形態において、やはりユーザAを例に挙げると、ビッグデータ計算が、番号ライブラリを通して行われる。計算プロセスでは、ユーザAの住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が、番号ライブラリ内に予め記憶されたユーザの電話番号と逐次的に照合され得る。ユーザの電話番号は、番号ライブラリ内に予め記憶されている。ユーザAの住所録内の電話番号が、クラウドデータベースと同期された後、予め記憶された電話番号が、ユーザAの住所録内の電話番号と照合される。照合基準は、電話番号に対応するユーザ名が同一であることなどであってもよい。照合方法は、ユーザAの住所録内の任意のユーザの電話番号を選択することと、ユーザAの電話番号について、番号ライブラリに予め記憶された番号を検索することであってもよい。ユーザAの番号が、予め記憶された番号内に存在する場合、2つの番号が照合される。照合が成功の場合、ユーザAの電話番号は、変更されていないと考えられ得る。照合が失敗の場合、ユーザAの電話番号は、変更されていると考えられ得る。
【0049】
ユーザAの住所録は複数の電話番号を含むことに、ここで留意すべきである。照合プロセスにおいて、電話番号は、ユーザAの住所録内の元の配列順序に従ってスキャンされてもよく、または、ユーザAの住所録内の電話番号が、予め設定された配列ルールに従って再配列されてもよく、そのときは、配列後の新たな順序に従って照合が行われる。
【0050】
本出願の上記例としての実施形態において、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を累算によって得るステップS23は、以下のステップを含む。
【0051】
ステップS231:第1のユーザの電話番号の変更履歴の数が、読み出される。別の住所録に記録された第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるたびに、第1のユーザの電話番号の変更の数が1ずつ増加されて、変更履歴の数を得る。
【0052】
上記ステップでは、変更履歴の数は、現在時点の前に検出された第1のユーザの電話番号の変更の数である。
【0053】
第1のユーザの電話番号の変更履歴の数は、現在検出されている住所録ではなく他の住所録に記録された第1のユーザの電話番号の変更の数であることに、ここで留意すべきである。
【0054】
ステップS233:第1の住所録に記録された第1のユーザの電話番号が変更されていることが現在検出されている場合、第1のユーザの電話番号の変更の数は、変更履歴の数を基にして再び1ずつ増加されて、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を得る。
【0055】
上記ステップでは、現在の第1の住所録に対する検出完了時に、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることが得られるとき、現在の状況下における第1のユーザの電話番号の変更履歴の数は、第1のユーザの電話番号の変更の総数に1を追加することによって得られる。
【0056】
本出願の上記ステップにおいて、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出するステップS21の前に、方法は、以下のステップをさらに含む。
【0057】
ステップS33:無効な電話番号が第1の住所録に存在するかどうかが、検出される。
【0058】
上記ステップにおいて、無効な電話番号は、期限切れで、休止中で、かつ正常に使用できない電話番号であってもよい。
【0059】
本出願の上記ステップにおいて、無効な電話番号が第1の住所録に存在するかどうかを検出するステップS33は、以下のステップを含む。
【0060】
ステップS31:第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が、電話シミュレータを使用することによって抽出される。
【0061】
上記ステップでは、電話シミュレータは、電話によって実施され得る多様な機能を実施し得るが、電話本体を有しない。電話シミュレータは、電話機能を実施し、ソフトウェアアプリケーションプログラムの特定の設定を通して電話に類似の機能を実施する、ソフトウェアアプリケーションプログラムであってもよい。電話シミュレータによって抽出される電話番号は、電話シミュレータによって無効な電話番号であるかどうかが現在検出されている電話番号である。
【0062】
ステップS33:電話シミュレータは、1人または複数のユーザの電話番号をシミュレートして、以下のクライアント端末動作、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかを実行する。電話シミュレータが、任意のユーザの電話番号をシミュレートするが、クライアント端末動作を実行できない場合、クライアント端末動作が成功しない電話番号が、無効な電話番号であると判断される。
【0063】
任意選択の例としての実施形態では、例えば、電話シミュレータは、1つまたは複数の電話番号に電話をかける。電話シミュレータは、任意の電話番号に電話をかける。通話が成功して行われ、かつ回線がビジーであるとき、電話番号は、有効な電話番号であると考えられる。電話番号をダイアルすることによって得られるフィードバック情報が、番号が空番号であること、番号が休止中であることなどを示すとき、電話番号は無効な番号であると考えられる。電話番号がダイアルされるときに電源オフが発生する場合、電話番号についての判断結果が保持され、電話番号は、確認のために所定時間内にリダイアルされる。電話番号が複数回ダイアルされるときに電源オフが常に発生する場合、電話番号は、デフォルトで無効な電話番号と考えられる。
【0064】
電話シミュレータによって実行される動作は、上記動作のうちのいずれかであってもよいが、それらに限定されないことに、ここで留意すべきである。電話シミュレータによって実行され得る、かつ電話番号が無効な電話番号かどうかを確認するために使用され得る任意の動作は、上記ステップにおける動作であってもよい。
【0065】
本出願の上記ステップにおいて、無効な電話番号が第1の住所録に存在するかどうかを検出するステップS33の後、方法は、以下のステップをさらに含む。
【0066】
ステップS35:無効な電話番号が第1の住所録から削除されて、少なくとも1つの有効な電話番号を得る。
【0067】
ステップS37:少なくとも1つの有効な電話番号の変更が、検出される。
【0068】
本出願の上記例としての実施形態では、無効な電話番号における変化をチェックしても意味がない。上記ステップでは、無効な電話番号が、第1の住所録から削除され、これによって、変更が検出される電話番号の数が減少し、よって、コンピューティングリソースの浪費を減少させ、ユーザの住所録から冗長なデータを除去する。
【0069】
本出願の上記ステップでは、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断するステップ、及び/または無効な電話番号が第1の住所録に存在すると判断するステップの後に、方法は、表示端末のインタフェースにプロンプト情報を表示することをさらに含み、プロンプト情報は、以下の情報、第1のユーザの電話番号を検証するかどうか、第1のユーザの電話番号を置換するかどうか、第1のユーザの電話番号を作成するかどうか、及び第1のユーザの電話番号の履歴を削除するかどうか、のうちのいずれかを含む。
【0070】
任意選択の例としての実施形態では、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることを検出するとき、クラウドサーバは、第1の住所録のユーザに、第1のユーザの電話番号を更新するかどうかのプロンプト情報を送信する。プロンプト情報は、第1の住所録のユーザのモバイル端末上に表示される。第1の住所録のユーザは、自分自身の必要性に従って、第1の住所録内の第1のユーザの現在の電話番号を第1のユーザの新たな電話番号と置換するように、または第1のユーザの電話番号を別個に記憶するように、選択してもよい。
【0071】
図3に示される実施例を参照すると、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断されるとき、ユーザは、上記ステップにおいて提供される任意の方式で第1のユーザの電話番号を更新するように案内される。
【0072】
プロンプトは、無効と判断された電話番号についてユーザに提供され、さらなる動作が、ユーザのプロンプトに従って実行される。別の任意選択の例としての実施形態では、クラウドサーバは、ユーザの第1の住所録内のどの番号が無効な電話番号であるかをユーザにやはりプロンプトし、上記の無効な電話番号を削除するかどうかをユーザに問い合わせる。
【0073】
図3に示される実施例を参照すると、第1の住所録内の電話番号に対する検出が完了された後、検出結果が、ユーザにフィードバックされる。検出結果は、テキストメッセージによって、ソーシャルソフトウェアまたは任意の他の方式によって、フィードバックされてもよい。第1のユーザの電話番号が変更されていないとき、動作は完了する。第1のユーザの電話番号が変更されている場合、ユーザは、上記ステップにおいて提供される任意の方式で第1のユーザの電話番号を更新するように案内される。
【0074】
第1の住所録のユーザの表示端末がプロンプト情報を表示するとき、本出願は、表示インタフェースを特に限定しないことに、ここで留意すべきである。任意選択の例としての実施形態では、表示インタフェースは、第1のユーザの変更済み電話番号を置換し、または無効な電話番号を削除するようにユーザに案内する、動的可視化インタフェースであってもよい。
【0075】
本出願の上記ステップでは、第1のユーザの電話番号が変更されたことを判断するステップS27の後で、方法は、以下のステップをさらに含む。
【0076】
ステップS271:第1のユーザの変更済み電話番号が読み出される。
【0077】
ステップS273:第1のユーザの変更済み電話番号が、第1の住所録に返されて、第1の住所録に以前記憶された第1のユーザの電話番号を更新するか、または第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に追加する。
【0078】
第1のユーザの電話番号が変更されたことが確認された後、任意選択の例としての実施形態において、第1のユーザの変更済み電話番号が読み出された後、第1のユーザの変更済み電話番号が、第1の住所録に返され、第1の住所録に返された第1のユーザの電話番号が、ユーザの指示に従って記憶される。第1のユーザの電話番号が記憶されるとき、第1のユーザの元の電話番号が置換されてもよく、または第1のユーザの変更済み電話番号が、元の電話番号を処理することなく追加される。
【0079】
本出願の上記ステップでは、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出すステップS271の前に、方法は、以下のステップをさらに含む。
【0080】
ステップS275:第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いが検証され、第1の住所録が、第2のユーザによって保持される通信端末に記憶される。
【0081】
任意選択の例としての実施形態では、第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いが、第1のユーザ及び第2のユーザの双方によって設定され得る。第1のユーザ及び第2のユーザによって設定された親密性の度合いが等しいとき、親密性の度合いが有効であることが確認される。別の任意選択の例としての実施形態では、第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いが、第1のユーザと第2のユーザとの間の通話継続時間、及び/または通話頻度、SMS頻度、及びソーシャルソフトウェア通信頻度を取得することによって判断されてもよく、次いで、計算された親密性の度合いが、第1のユーザ及び第2のユーザに送信され、第1のユーザ及び第2のユーザが、親密性の度合いを確認した後、親密性の度合いが有効となる。
【0082】
ステップS277:第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いが、所定の閾値を超える場合、第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に直接更新することが許可されてもよい。
【0083】
本出願の上記ステップでは、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出すステップS271の前に、方法は、以下のステップをさらに含む。
【0084】
ステップS270:検証要求は、第1のユーザによって保持される通信端末に対して、以下の方式、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかにおいて開始される。
【0085】
ステップS2710:第1のユーザにより保持される通信端末によって返される応答情報が受信された後で、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出すステップが、実行される。応答情報は、第1のユーザの電話番号が変更されたことを確認するため、及び/または第1のユーザの変更済み電話番号が、正確な番号であることを確認するための確認情報を含む。
【0086】
任意選択の例としての実施形態では、第1のユーザの電話番号が変更されたことが確認された後、メッセージが、ソーシャルソフトウェアを用いて第1のユーザに送信される。メッセージは、ユーザの電話番号が変更されているかどうかをユーザに確認するもの、または変更済み電話番号が正しいかどうかを第1のユーザに確認するものであってもよい。第1のユーザの確認メッセージにおいて電話番号が正しいことが得られるとき、第1のユーザの正しい変更済み電話番号が取得される。そうでない場合、正しい電話番号を取得するためのメッセージが、第1のユーザに送信される。
【0087】
図4における例示を参照すると、本出願の解決策がモバイル端末上の電話番号の変更をチェックすることに適用される適用シナリオによって実施される機能が、以下で詳細に説明される。
【0088】
図4は、本出願の例としての実施形態1による、電話番号の変更をチェックする方法の情報インタラクション図である。
図4に示されるように、方法は、以下のステップを含む。
【0089】
ステップS402:スキャナは、モバイル端末に記憶された第1の住所録をスキャンする。
【0090】
ステップS404:スキャナは、スキャンによって得られる第1の住所録をクラウドサーバと同期させる。
【0091】
上記ステップにおいて、第1の住所録内の第1のユーザが、番号ライブラリ内に存在し、かつ番号ライブラリ内に予め記憶された第1のユーザの電話番号が、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号とは異なる場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断される。
【0092】
ステップS406:第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかが検出され、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるときに、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数が、累算によって得られ、総数がチェック閾値を超える場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断される。
【0093】
上記ステップにおいて、クラウドサーバ内に含まれる電話シミュレータは、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号をシミュレートして、以下のクライアント端末動作、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかを実行する。電話シミュレータが、任意のユーザの電話番号をシミュレートするが、クライアント端末動作を実行できない場合、クライアント端末動作が成功しない電話番号が、無効な電話番号であると判断される。
【0094】
説明を容易にするために、前述の方法の例としての実施形態は、一連の動作の組み合わせとして全て説明されることに留意すべきである。一方、当業者は、あるステップが、本発明によれば、別のシーケンスで、または同時に実行され得るため、本発明の例としての実施形態が、説明される動作のシーケンスに限定されないと理解すべきである。さらに、当業者は、本明細書において説明される例としての実施形態全てが、好適な例としての実施形態に属し、関係する動作及びモジュールが、必ずしも本発明に必須ではないということも、理解すべきである。
【0095】
上述の実施方式の説明を通して、当業者は、前述の例としての実施形態による方法が、ソフトウェア及び必要なハードウェアプラットフォームによって実施されてもよく、もちろんハードウェアによっても実施されてもよいと、明確に理解し得る。しかしながら、多くの場合、前者の方が良い実施方式である。そのような理解に基づいて、本発明の技術的解決策は本質的に、または先行技術に寄与する部分は、ソフトウェア製品の形態で具現化され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(ROM/RAM、磁気ディスク、または光ディスクなど)に記憶され、(モバイルフォン、コンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであり得る)端末デバイスが、本発明の例としての実施形態における方法を実行することを可能にするための複数の命令を含む。
【0096】
例としての実施形態2
本発明のこの例としての実施形態によれば、電話番号の変更をチェックするシステムが、さらに提供され、システムは、電話番号の変更をチェックする方法を実施するように構成される。
図5に示されるように、システムは、モバイル端末50、及びクラウドサーバ52を含む。
【0097】
モバイル端末50は、第1の住所録を記憶するように構成され、第1の住所録は、1人または複数のユーザの電話番号を記録する。
【0098】
クラウドサーバ52は、モバイル端末と通信関係を有し、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出し、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることを検出したときに、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を累算によって得て、総数がチェック閾値を超える場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断するように構成される。
【0099】
図3に示される実施例を参照すると、ローカル番号と合致するデータが変更されているかどうかを判断することによって、第1のユーザの電話番号が変更されているかどうかが判断される。第1のユーザの電話番号が変更されているとき、第1のユーザの電話番号の変更の総数が、予め設定されたチェック閾値を超えるかどうかが判断される。実施例では、予め設定されたチェック閾値は2である。即ち、第1のユーザの電話番号の変更の総数が2以上のとき、第1のユーザの電話番号が変更されたことが確認される。
【0100】
第1のユーザの電話番号の変更の総数は、複数の住所録において検出及びカウントされる、第1のユーザの電話番号の変更の総数を示すために使用されることに、ここで留意すべきである。第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることがモニタリングされるとき、第1のユーザの電話番号の検出される変更の数は、元の数を基礎として1ずつ増加されるべきである。
【0101】
クラウドサーバが、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出する時点は、本出願において具体的に限定されないことに、ここで留意すべきである。クラウドサーバは、ユーザが要求を送信するときに検出を実行してもよく、または予め設定された周期に従って、周期時間に到達するときに検出を実行してもよい。ユーザが、住所録内で変化した電話番号を適時に知り得るように、ユーザの住所録内の電話番号は、ユーザの要求に従って、またはある周期に従って検出される。
【0102】
任意選択の例としての実施形態では、クラウドサーバは、複数の住所録を読み出してもよく、1つまたは複数の住所録内の同一の第1のユーザの電話番号が変更されていることを検出した場合に、各住所録内の第1のユーザの電話番号の変更の数を累算によって得てもよいことに、ここで留意すべきである。別の例としての実施形態では、クラウドサーバは、また、予め設定された間隔に従って(例えば、2週間おきに)、第1の住所録を検出してもよく、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることをクラウドサーバが検出するたびに、変更の数を1ずつ増加させてもよい。
【0103】
上記例としての実施形態において提供される解決策は、第1のユーザの電話番号の変更の数が予め設定された数を超えることが検出されるときにのみ、ユーザの電話番号が変更されていることを確認するので、ユーザが電話番号を変更していないときに、ユーザの電話番号の不正確な検出または不正確な記憶に起因して、ユーザの電話番号が変更されているものとして確認されるのが回避され得ることに、ここで留意すべきである。
【0104】
本出願の上記例としての実施形態において提供される電話番号の変更をチェックする解決策に従って、第1の住所録内の電話番号の変更がチェックされることが、上記から知られ得る。住所録内の任意の電話番号が変更されているかどうかが判断される際に、複数の住所録内の電話番号の変更の総数を使用することによって、または予め設定された周期による異なる時点における検出を通して得られる、1つの住所録内に記録された電話番号の変更の数を使用することによって、判断が行われる。結果として、ユーザの住所録内の電話番号の変更が高感度に検出され、検出された電話番号の変更の正確性もまた、保証され得る
【0105】
したがって、本出願で提供される例としての実施形態1における解決策は、住所録内の電話番号に対する頻繁な変更によって生じる、ユーザの住所録に記録された電話番号の不正確さの技術的問題を解決する。
【0106】
本出願の上記例としての実施形態では、システムは、第1の住所録をスキャンし、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を、クラウドサーバ内の番号ライブラリと同期させるように構成され、モバイル端末とクラウドサーバとの間に接続されるスキャナ54をさらに含み、第1の住所録内の第1のユーザが、番号ライブラリ内に存在し、かつ番号ライブラリ内に予め記憶された第1のユーザの電話番号が、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号とは異なる場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断される。
【0107】
本出願の上記例としての実施形態では、クラウドサーバは、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を番号ライブラリ内に予め記憶されたユーザの電話番号と逐次的に照合して、第1の住所内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出するように、さらに構成される。
【0108】
本出願の上記例としての実施形態では、クラウドサーバは、第1のユーザの電話番号の変更履歴の数を読み出し、別の住所録に記録された第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるたびに、第1のユーザの電話番号の変更の数が1ずつ増加されて変更履歴の数を得て、第1の住所録に記録された第1のユーザの電話番号が変更されていることが現在検出されている場合に、第1のユーザの電話番号の変更の数を変更履歴の数を基にして再び1ずつ増加させて、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を得るように、さらに構成される。
【0109】
本出願の上記例としての実施形態では、クラウドサーバは、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号をシミュレートして、以下のクライアント端末動作、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかを実行するように構成される、電話シミュレータを含み、電話シミュレータが、任意のユーザの電話番号をシミュレートするが、クライアント端末動作を実行できない場合に、クライアント端末動作が成功しない電話番号が、無効な電話番号であると判断される。
【0110】
本出願の上記例としての実施形態では、クラウドサーバは、無効な電話番号が、第1の住所録に存在するかどうかを検出した後で、第1の住所録から無効な電話番号を削除して少なくとも1つの有効な電話番号を得て、少なくとも1つの有効な電話番号の変更を検出するように、さらに構成される。
【0111】
本出願の上記例としての実施形態では、システムは、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断された後、及び/または無効な電話番号が第1の住所録に存在すると判断された後に、プロンプト情報を表示するように構成される表示端末であって、プロンプト情報が、以下の情報、第1のユーザの電話番号を検証するかどうか、第1のユーザの電話番号を置換するかどうか、第1のユーザの電話番号を作成するかどうか、及び第1のユーザの電話番号の履歴を削除するかどうか、のうちのいずれかを含む、表示端末をさらに含む。
【0112】
本出願の上記例としての実施形態では、クラウドサーバは、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断された後で、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出し、第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に返して、第1の住所録に以前記憶された第1のユーザの電話番号を更新するか、または第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に追加するように、さらに構成される。
【0113】
本出願の上記例としての実施形態では、クラウドサーバは、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出す前に、第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いを検証し、第1の住所録が、第2のユーザによって保持される通信端末に記憶され、第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いが、所定の閾値を超える場合に、第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に直接更新することを許可するように、さらに構成される。
【0114】
本出願の上記例としての実施形態では、クラウドサーバは、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出す前に、第1のユーザによって保持される通信端末に対する検証要求を、以下の方式、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかにおいて開始するように、さらに構成される。第1のユーザにより保持される通信端末によって返される応答情報が受信された後で、クラウドサーバは、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出すステップを実行するように進行し、応答情報は、第1のユーザの電話番号が変更されたことを確認するため、及び/または第1のユーザの変更済み電話番号が、正確な番号であることを確認するための確認情報を含む。
【0115】
例としての実施形態3
本発明のこの例としての実施形態によれば、電話番号の変更をチェックする装置が、さらに提供され、装置は、電話番号の変更をチェックする方法を実施するように構成される。
図6に示されるように、装置は、第1の検出モジュール60、累算モジュール62、及び判断モジュール64を含む。
【0116】
第1の検出モジュール60は、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出するように構成される。
【0117】
累算モジュール62は、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるときに、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を累算によって得るように構成される。
【0118】
判断モジュール64は、総数がチェック閾値を超える場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断するように構成される。
【0119】
上記装置において、第1の住所録は、任意のユーザの住所録である。1人または複数のユーザの電話番号は、任意のユーザの住所録に記録される、1つまたは複数の電話番号である。ユーザの電話番号が変更されたということは、少なくとも以下の状況、現在の住所録に記憶された電話番号が利用不可能となるように、住所録内の任意のユーザが電話番号を変更している、住所録内の任意のユーザが支払を行わないため、またはその他の理由によって、電話番号が休止中である、及び、電話番号が空番号になっている、ということを含む。
【0120】
上記装置において、第1のユーザは、電話番号が変更されている、第1の住所録内の任意のユーザである。
【0121】
第1のユーザの電話番号の変更の総数は、複数の住所録において検出及びカウントされる、第1のユーザの電話番号の変更の総数を示すために使用されることに、ここで留意すべきである。第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることがモニタリングされるとき、第1のユーザの電話番号の検出される変更の数は、元の数を基礎として1ずつ増加されるべきである。
【0122】
任意選択の例としての実施形態では、クラウドサーバは、複数の住所録を読み出してもよく、1つまたは複数の住所録内の同一の第1のユーザの電話番号が変更されていることを検出した場合に、各住所録内の第1のユーザの電話番号の変更の数を累算によって得てもよいことに、ここで留意すべきである。別の例としての実施形態では、クラウドサーバは、また、予め設定された間隔に従って(例えば、2週間おきに)、第1の住所録を検出してもよく、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることをクラウドサーバが検出するたびに、変更の数を1ずつ増加させてもよい。
【0123】
上記例としての実施形態において提供される解決策は、第1のユーザの電話番号の変更の数が予め設定された数を超えることが検出されるときにのみ、ユーザの電話番号が変更されていることを確認するので、ユーザが電話番号を変更していないときに、ユーザの電話番号の不正確な検出または不正確な記憶に起因して、ユーザの電話番号が変更されているものとして確認されるのが回避され得ることに、ここで留意すべきである。
【0124】
上記から知り得るように、本出願の上記例としての実施形態において提供される電話番号の変更をチェックする解決策によれば、第1の住所録内の電話番号の変更がチェックされる。住所録内の任意の電話番号が変更されているかどうかが判断される際に、複数の住所録内の電話番号の変更の総数を使用することによって、または予め設定された周期による異なる時点における検出を通して得られる、1つの住所録内に記録された電話番号の変更の数を使用することによって、判断が行われる。結果として、ユーザの住所録内の電話番号の変更が高感度に検出され、検出された電話番号の変更の正確性もまた、保証され得る。
【0125】
したがって、本出願で提供される例としての実施形態1における解決策は、住所録内の電話番号に対する頻繁な変更によって生じる、ユーザの住所録に記録された電話番号の不正確さの技術的問題を解決する。
【0126】
第1の検出モジュール60、累算モジュール62、及び判断モジュール64は、例としての実施形態1におけるステップS21~ステップS25に対応することに、ここで留意すべきである。2つのモジュールによって実施される実施例及び適用シナリオは、対応するステップによって実施されるものと同一であるが、モジュールは、上記例としての実施形態1において開示される内容に限定されない。モジュールは、装置の一部として、例としての実施形態1で提供されるコンピュータ端末10において動作し得ることに留意すべきである。
【0127】
本発明のこの例としての実施形態によれば、
図7における例示を参照すると、装置は、第1の住所録にアクセスするための許可を取得するように構成される、第1の取得モジュール70と、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を、第1の住所録をスキャンすることによって取得するように構成される、第2の取得モジュール72と、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を番号ライブラリと同期させるように構成される、同期モジュール74と、をさらに含む。
【0128】
第1の取得モジュール70、第2の取得モジュール72、及び同期モジュール74は、例としての実施形態1におけるステップS27~ステップS31に対応することに、ここで留意すべきである。2つのモジュールによって実施される実施例及び適用シナリオは、対応するステップによって実施されるものと同一であるが、モジュールは、上記例としての実施形態1において開示される内容に限定されない。モジュールは、装置の一部として、例としての実施形態1で提供されるコンピュータ端末10において動作し得ることに留意すべきである。
【0129】
本出願の上記例としての実施形態において、
図8における例示を参照すると、第1の検出モジュール60は、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を、番号ライブラリ内に予め記憶されたユーザの電話番号と逐次的に照合するように構成される、照合モジュール80を含み、第1の住所録内の第1のユーザが、番号ライブラリ内に存在し、かつ番号ライブラリ内に予め記憶された第1のユーザの電話番号が、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号とは異なる場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断される。
【0130】
照合モジュール80が、例としての実施形態1におけるステップS2111に対応することに、ここで留意すべきである。2つのモジュールによって実施される実施例及び適用シナリオは、対応するステップによって実施されるものと同一であるが、モジュールは、上記例としての実施形態1において開示される内容に限定されない。モジュールは、装置の一部として、例としての実施形態1で提供されるコンピュータ端末10において動作し得ることに留意すべきである。
【0131】
本出願の上記例としての実施形態において、
図9における例示を参照すると、累算モジュール62は、第1のユーザの電話番号の変更履歴の数を読み出すように構成される、第1の読み出しモジュール90であって、別の住所録に記録された第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるたびに、第1のユーザの電話番号の変更の数が1ずつ増加されて、変更履歴の数を得る、第1の読み出しモジュール90と、第1の住所録に記録された第1のユーザの電話番号が変更されていることが現在検出されている場合に、第1のユーザの電話番号の変更の数を変更履歴の数を基にして再び1ずつ増加させて、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を得るように構成される、累算サブモジュール92と、を含む。
【0132】
第1の読み出しモジュール90、及び累算サブモジュール92は、例としての実施形態1におけるステップS231~ステップS233に対応することに、ここで留意すべきである。2つのモジュールによって実施される実施例及び適用シナリオは、対応するステップによって実施されるものと同一であるが、モジュールは、上記例としての実施形態1において開示される内容に限定されない。モジュールは、装置の一部として、例としての実施形態1で提供されるコンピュータ端末10において動作し得ることに留意すべきである。
【0133】
本出願の上記例としての実施形態において、
図10における例示を参照すると、装置は、無効な電話番号が第1の住所録に存在するかどうかを検出するように構成される、第2の検出モジュール100をさらに含む。
【0134】
第2の検出モジュール100が、例としての実施形態1におけるステップS231~ステップS33に対応することに、ここで留意すべきである。2つのモジュールによって実施される実施例及び適用シナリオは、対応するステップによって実施されるものと同一であるが、モジュールは、上記例としての実施形態1において開示される内容に限定されない。モジュールは、装置の一部として、例としての実施形態1で提供されるコンピュータ端末10において動作し得ることに留意すべきである。
【0135】
本出願の上記例としての実施形態において、
図11における例示を参照すると、第2の検出モジュール100は、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を、電話シミュレータを使用することにより抽出するように構成される、抽出モジュール110と、電話シミュレータを使用することにより、1人または複数のユーザの電話番号をシミュレートして、以下のクライアント端末動作、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかを実行するように構成される、実行モジュール112と、を含み、電話シミュレータが、任意のユーザの電話番号をシミュレートするが、クライアント端末動作を実行できない場合、クライアント端末動作が成功しない電話番号が、無効な電話番号であると判断される。
【0136】
抽出モジュール110、及び実行モジュール112は、例としての実施形態1におけるステップS31~ステップS33に対応することに、ここで留意すべきである。2つのモジュールによって実施される実施例及び適用シナリオは、対応するステップによって実施されるものと同一であるが、モジュールは、上記例としての実施形態1において開示される内容に限定されない。モジュールは、装置の一部として、例としての実施形態1で提供されるコンピュータ端末10において動作し得ることに留意すべきである。
【0137】
本出願の上記例としての実施形態において、
図12における例示を参照すると、装置は、第1の住所録から無効な電話番号を削除して、少なくとも1つの有効な電話番号を得るように構成される、第3の取得モジュール120と、少なくとも1つの有効な電話番号の変更を検出するように構成される、第3の検出モジュール122と、をさらに含む。
【0138】
第3の取得モジュール120、及び第3の検出モジュール122は、例としての実施形態1におけるステップS35~ステップS37に対応することに、ここで留意すべきである。2つのモジュールによって実施される実施例及び適用シナリオは、対応するステップによって実施されるものと同一であるが、モジュールは、上記例としての実施形態1において開示される内容に限定されない。モジュールは、装置の一部として、例としての実施形態1で提供されるコンピュータ端末10において動作し得ることに留意すべきである。
【0139】
本出願の上記例としての実施形態では、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断するステップ、及び/または無効な電話番号が第1の住所録に存在すると判断するステップの後に、方法は、表示端末のインタフェースにプロンプト情報を表示することをさらに含み、プロンプト情報は、以下の情報、第1のユーザの電話番号を検証するかどうか、第1のユーザの電話番号を置換するかどうか、第1のユーザの電話番号を作成するかどうか、及び第1のユーザの電話番号の履歴を削除するかどうか、のうちのいずれかを含む。
【0140】
本出願の上記例としての実施形態において、
図13における例示を参照すると、装置は、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出すように構成される、第2の読み出しモジュール130と、第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に返して、第1の住所録に以前記憶された第1のユーザの電話番号を更新するか、または第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に追加するように構成される、リターンモジュール132と、をさらに含む。
【0141】
第2の読み出しモジュール130、及びリターンモジュール132は、例としての実施形態1におけるステップS271~ステップS273に対応することに、ここで留意すべきである。2つのモジュールによって実施される実施例及び適用シナリオは、対応するステップによって実施されるものと同一であるが、モジュールは、上記例としての実施形態1において開示される内容に限定されない。モジュールは、装置の一部として、例としての実施形態1で提供されるコンピュータ端末10において動作し得ることに留意すべきである。
【0142】
本出願の上記例としての実施形態において、
図14における例示を参照すると、装置は、第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いを検証するように構成される、検証モジュール140であって、第1の住所録が、第2のユーザによって保持される通信端末に記憶される、検証モジュール140と、第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いが、所定の閾値を超える場合に、第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に直接更新することを許可するように構成される、許可モジュール142と、をさらに含む。
【0143】
検証モジュール140、及び許可モジュール142は、例としての実施形態1におけるステップS273~ステップS275に対応することに、ここで留意すべきである。2つのモジュールによって実施される実施例及び適用シナリオは、対応するステップによって実施されるものと同一であるが、モジュールは、上記例としての実施形態1において開示される内容に限定されない。モジュールは、装置の一部として、例としての実施形態1で提供されるコンピュータ端末10において動作し得ることに留意すべきである。
【0144】
本出願の上記例としての実施形態において、
図15における例示を参照すると、装置は、第1のユーザによって保持される通信端末への検証要求を、以下の方式、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかにおいて開始するように構成される、要求モジュール150と、第1のユーザにより保持される通信端末によって返される応答情報が受信された後で、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出すステップを実行するように進行するように構成される、進行モジュール152と、をさらに含み、応答情報は、第1のユーザの電話番号が変更されたことを確認するため、及び/または第1のユーザの変更済み電話番号が、正確な番号であることを確認するための確認情報を含む。
【0145】
要求モジュール150、及び進行モジュール152は、例としての実施形態1におけるステップS277~ステップS279に対応することに、ここで留意すべきである。2つのモジュールによって実施される実施例及び適用シナリオは、対応するステップによって実施されるものと同一であるが、モジュールは、上記例としての実施形態1において開示される内容に限定されない。モジュールは、装置の一部として、例としての実施形態1で提供されるコンピュータ端末10において動作し得ることに留意すべきである。
【0146】
例としての実施形態4
本発明のこの例としての実施形態は、コンピュータ端末を提供し得る。コンピュータ端末は、コンピュータ端末群内の任意のコンピュータ端末デバイスであってもよい。任意選択で、この例としての実施形態では、コンピュータ端末は、また、モバイル端末などの端末デバイスと置き換えられてもよい。
【0147】
任意選択で、この例としての実施形態では、コンピュータ端末は、コンピュータネットワーク内に位置する複数のネットワークデバイスのうちの少なくとも1つのネットワークデバイスであってもよい。
【0148】
この例としての実施形態では、コンピュータ端末は、電話番号の変更をチェックする方法における以下のステップ、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出するステップと、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるときに、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を累算によって得るステップと、総数がチェック閾値を超える場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断するステップのプログラムコードを実行し得る。
【0149】
任意選択で、
図16は、本出願の例としての実施形態4による、コンピュータ端末の概略ブロック図である。
図16に示されるように、コンピュータ端末1600は、モバイル端末50、1つまたは複数の(図面には1つだけが示されている)プロセッサ1602、メモリ1604、及び伝送装置1606を含み得る。
【0150】
メモリは、ソフトウェアプログラム、及びアプリケーションソフトウェアのモジュール、例えば、本発明のこの例としての実施形態における電話番号の変更をチェックする方法及び装置に対応するプログラム命令/モジュールを、記憶するように構成され得る。プロセッサは、メモリに記憶されるソフトウェアプログラム及びモジュールを動作させて、多様な機能アプリケーションを実施し、かつデータ処理を実行し、即ち、電話番号の変更をチェックする方法を実施し得る。メモリは、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、1つまたは複数の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、または他の不揮発性ソリッドステートメモリなどの不揮発性メモリをさらに含んでもよい。いくつかの実施例では、メモリは、プロセッサに対してリモートに配置されるメモリをさらに含んでもよい。リモートメモリは、端末1600とネットワークを通して接続されてもよい。ネットワークの実施例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0151】
プロセッサは、以下のステップ、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出するステップと、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるときに、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を累算によって得るステップと、総数がチェック閾値を超える場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断するステップと、を実行するように、伝送装置を通して、メモリに記憶されている情報及びアプリケーションプログラムを呼び出し得る。
【0152】
任意選択で、プロセッサは、以下のステップ、第1の住所録にアクセスするための許可を取得するステップと、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を、第1の住所録をスキャンすることによって取得するステップと、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を番号ライブラリと同期させるステップのプログラムコードをさらに実行してもよい。
【0153】
任意選択で、プロセッサは、以下のステップ、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を、番号ライブラリ内に予め記憶されたユーザの電話番号と逐次的に照合するステップの、第1の住所録内の第1のユーザが番号ライブラリ内に存在し、かつ番号ライブラリ内に予め記憶された第1のユーザの電話番号が、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号とは異なる場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断される、プログラムコードをさらに実行してもよい。
【0154】
任意選択で、プロセッサは、以下のステップ、第1のユーザの電話番号の変更履歴の数を読み出すステップであって、別の住所録に記録された第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるたびに、第1のユーザの電話番号の変更の数が1ずつ増加されて、変更履歴の数を得る、読み出すステップと、第1の住所録に記録された第1のユーザの電話番号が変更されていることが現在検出されている場合、第1のユーザの電話番号の変更の数を変更履歴の数を基にして再び1ずつ増加させて、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を得るステップのプログラムコードをさらに実行してもよい。
【0155】
任意選択で、プロセッサは、以下のステップ、無効な電話番号が第1の住所録に存在するかどうかを検出するステップのプログラムコードをさらに実行してもよい。
【0156】
任意選択で、プロセッサは、以下のステップ、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を、電話シミュレータを使用することにより抽出するステップと、電話シミュレータによって、1人または複数のユーザの電話番号をシミュレートして、以下のクライアント端末動作、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかを実行するステップの、電話シミュレータが、任意のユーザの電話番号をシミュレートするが、クライアント端末動作を実行できない場合、クライアント端末動作が成功しない電話番号が、無効な電話番号であると判断される、プログラムコードをさらに実行してもよい。
【0157】
任意選択で、プロセッサは、以下のステップ、第1の住所録から無効な電話番号を削除して、少なくとも1つの有効な電話番号を得るステップと、少なくとも1つの有効な電話番号の変更を検出するステップのプログラムコードをさらに実行してもよい。
【0158】
任意選択で、プロセッサは、以下のステップ、表示端末のインタフェースにプロンプト情報を表示するステップの、プロンプト情報が、以下の情報、第1のユーザの電話番号を検証するかどうか、第1のユーザの電話番号を置換するかどうか、第1のユーザの電話番号を作成するかどうか、及び第1のユーザの電話番号の履歴を削除するかどうか、のうちのいずれかを含む、プログラムコードをさらに実行してもよい。
【0159】
任意選択で、プロセッサは、以下のステップ、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出すステップと、第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に返して、第1の住所録に以前記憶された第1のユーザの電話番号を更新するか、または第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に追加するステップのプログラムコードをさらに実行してもよい。
【0160】
任意選択で、プロセッサは、以下のステップ、第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いを検証するステップであって、第1の住所録が、第2のユーザによって保持される通信端末に記憶される、検証するステップと、第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いが、所定の閾値を超える場合に、第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に直接更新することを許可するステップのプログラムコードをさらに実行してもよい。
【0161】
任意選択で、プロセッサは、以下のステップ、第1のユーザによって保持される通信端末への検証要求を、以下の方式、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかにおいて開始するステップと、第1のユーザにより保持される通信端末によって返される応答情報が受信された後で、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出すステップを実行するように進行するステップの、応答情報は、第1のユーザの電話番号が変更されたことを確認するため、及び/または第1のユーザの変更済み電話番号が、正確な番号であることを確認するための確認情報を含む、プログラムコードをさらに実行してもよい。
【0162】
本発明の例としての実施形態によれば、電話番号の変更をチェックする解決策が提供される。第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかが検出され、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるときに、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数が累算によって得られ、総数がチェック閾値を超える場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断される。このようにして、住所録内の変更済み電話番号をユーザに適時に知らせる目的が達成され、したがって、住所録内の電話番号に対する頻繁な変更によって生じる、ユーザの住所録に記録された電話番号の不正確さの技術的問題を解決する。
【0163】
当業者は、
図16に示される構造が単なる実施例であると理解し得る。コンピュータ端末は、また、スマートフォン(Androidフォン、iOSフォンなど)、タブレットコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(MID)、またはPADなどの端末デバイスであってもよい。
図16は、前述の電子装置の構造を限定するものではない。例えば、コンピュータ端末10は、
図16に示されるものよりも多くの、もしくは少ないコンポーネント(ネットワークインタフェース、表示装置など)をさらに含んでもよく、または
図16に示されるものとは異なる構成を有する。
【0164】
当業者は、前述の例としての実施形態における方法の全ての、またはいくつかのステップが、端末デバイスの関連ハードウェアに命令するプログラムによって完結されてもよいと、理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。記憶媒体は、フラッシュディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク、光ディスクなどを含み得る。
【0165】
例としての実施形態5
本発明の例としての実施形態は、記憶媒体をさらに提供する。任意選択で、この例としての実施形態において、記憶媒体は、例としての実施形態1において提供される電話番号の変更をチェックする方法によって実行されるプログラムコードを記憶するように構成されてもよい。
【0166】
任意選択で、この例としての実施形態では、記憶媒体は、コンピュータネットワークにおけるコンピュータ端末群内の任意のコンピュータ端末に位置してもよく、またはモバイル端末群内の任意のモバイル端末に位置してもよい。
【0167】
任意選択で、この例としての実施形態では、記憶媒体が、以下のステップを実行するためのプログラムコードを記憶するように構成される。プロセッサは、以下のステップ、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号が変更されているかどうかを検出するステップと、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるときに、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を累算によって得るステップと、総数がチェック閾値を超える場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断するステップと、を実行するように、伝送装置を通して、メモリに記憶されている情報及びアプリケーションプログラムを呼び出し得る。
【0168】
任意選択で、この例としての実施形態では、記憶媒体が、以下のステップ、第1の住所録にアクセスするための許可を取得するステップと、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を、第1の住所録をスキャンすることによって取得するステップと、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を番号ライブラリと同期させるステップと、を実行するためのプログラムコードを記憶するように構成される。
【0169】
任意選択で、この例としての実施形態では、記憶媒体が、以下のステップ、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を、番号ライブラリ内に予め記憶されたユーザの電話番号と逐次的に照合するステップで、第1の住所録内の第1のユーザが、番号ライブラリ内に存在し、かつ番号ライブラリ内に予め記憶された第1のユーザの電話番号が、第1の住所録内の第1のユーザの電話番号とは異なる場合に、第1のユーザの電話番号が変更されたと判断されるステップを実行するためのプログラムコードを記憶するように構成される。
【0170】
任意選択で、この例としての実施形態では、記憶媒体が、以下のステップ、第1のユーザの電話番号の変更履歴の数を読み出すステップであって、別の住所録に記録された第1のユーザの電話番号が変更されていることが検出されるたびに、第1のユーザの電話番号の変更の数が1ずつ増加されて、変更履歴の数を得る、読み出すステップと、第1の住所録に記録された第1のユーザの電話番号が変更されていることが現在検出されている場合、第1のユーザの電話番号の変更の数を変更履歴の数を基にして再び1ずつ増加させて、第1のユーザの電話番号の検出された変更の総数を得るステップと、を実行するためのプログラムコードを記憶するように構成される。
【0171】
任意選択で、この例としての実施形態では、記憶媒体が、以下のステップ、無効な電話番号が第1の住所録に存在するかどうかを検出するステップを実行するためのプログラムコードを記憶するように構成される。
【0172】
任意選択で、この例としての実施形態では、記憶媒体が、以下のステップ、第1の住所録内の1人または複数のユーザの電話番号を、電話シミュレータを使用することにより抽出するステップと、電話シミュレータによって、1人または複数のユーザの電話番号をシミュレートして、以下のクライアント端末動作、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかを実行するステップで、電話シミュレータが、任意のユーザの電話番号をシミュレートするが、クライアント端末動作を実行できない場合、クライアント端末動作が成功しない電話番号が、無効な電話番号であると判断されるステップを実行するためのプログラムコードを記憶するように構成される。
【0173】
任意選択で、この例としての実施形態では、記憶媒体が、以下のステップ、第1の住所録から無効な電話番号を削除して、少なくとも1つの有効な電話番号を得るステップと、少なくとも1つの有効な電話番号の変更を検出するステップと、を実行するためのプログラムコードを記憶するように構成される。
【0174】
任意選択で、この例としての実施形態では、記憶媒体が、以下のステップ、表示端末のインタフェースにプロンプト情報を表示するステップで、プロンプト情報は、以下の情報、第1のユーザの電話番号を検証するかどうか、第1のユーザの電話番号を置換するかどうか、第1のユーザの電話番号を作成するかどうか、及び第1のユーザの電話番号の履歴を削除するかどうか、のうちのいずれかを含むステップを実行するためのプログラムコードを記憶するように構成される。
【0175】
任意選択で、この例としての実施形態では、記憶媒体が、以下のステップ、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出すステップと、第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に返して、第1の住所録に以前記憶された第1のユーザの電話番号を更新するか、または第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に追加するステップと、を実行するためのプログラムコードを記憶するように構成される。
【0176】
任意選択で、この例としての実施形態では、記憶媒体が、以下のステップ、第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いを検証するステップであって、第1の住所録が、第2のユーザによって保持される通信端末に記憶される、検証するステップと、第1のユーザと第2のユーザとの間の親密性の度合いが、所定の閾値を超える場合に、第1のユーザの変更済み電話番号を第1の住所録に直接更新することを許可するステップと、を実行するためのプログラムコードを記憶するように構成される。
【0177】
任意選択で、この例としての実施形態では、記憶媒体が、以下のステップ、第1のユーザによって保持される通信端末への検証要求を、以下の方式、電話をかけること、テキストメッセージを送信すること、及びソーシャルソフトウェアを用いてメッセージを送信することのうちのいずれかにおいて開始するステップと、第1のユーザにより保持される通信端末によって返される応答情報が受信された後で、第1のユーザの変更済み電話番号を読み出すステップを実行するように進行するステップで、応答情報は、第1のユーザの電話番号が変更されたことを確認するため、及び/または第1のユーザの変更済み電話番号が、正確な番号であることを確認するための確認情報を含むステップを実行するためのプログラムコードを記憶するように構成される。
【0178】
本発明の前述の例としての実施形態の連続番号は、単に説明のために使用され、例としての実施形態間の優先順位を示唆するものではない。
【0179】
本発明の前述の例としての実施形態では、各例としての実施形態の説明が、それぞれの焦点を有する。例としての実施形態において詳細に説明されていない部分について、他の例としての実施形態における関連する説明に対して参照が行われてもよい。
【0180】
本出願において提供されるいくつかの例としての実施形態では、開示された技術内容が、他の方式で実施されてもよいと理解されるべきである。上述した装置の例としての実施形態は、単に概略的なものである。例えば、ユニット分割は、単なる論理的機能の分割であり、実際の実施においては、他の分割方式が存在してもよい。例えば、複数のユニットもしくはコンポーネントが、別のシステムに結合され、もしくは統合されてもよく、または、いくつかの特徴が、無視され、もしくは実行されなくともよい。さらに、表示され、または説明される相互連結または直接連結もしくは通信接続は、いくつかのインタフェースを使用して実施されてもよい。ユニットまたはモジュール間の間接連結または通信接続は、電子的形態または他の形態で実施されてもよい。
【0181】
個別の部品として説明されたユニットは、物理的に別々であってなくてもよく、ユニットとして表示された部品は、物理的なユニットであってもなくてもよい。それらは、同一の場所に位置してもよく、または複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。例としての実施形態の解決策の目的は、実際の要件に従って、ユニットのうちのいくつか、または全てを選択することにより、実施されてもよい。
【0182】
さらに、本発明の例としての実施形態における機能ユニットは、処理ユニットに統合されてもよく、または、ユニットはまた、物理的に別々に存在してもよく、または、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットが、ハードウェアの形態で、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実施されてもよい。
【0183】
統合されたユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、かつ独立した製品として販売または使用されるとき、統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本発明の技術的解決策は、本質的には、または先行技術に寄与する部分は、または技術的解決策のうちのいくつかもしくは全ては、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶されてもよく、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであってもよい)に、本発明の例としての実施形態の方法の全ての、またはいくつかのステップを実行するように命令するための複数の命令を含んでもよい。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、モバイルハードディスクドライブ、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶し得る任意の媒体を含む。
【0184】
上述したものは、単なる本発明の好適な実施方式である。当業者は、本発明の原理から逸脱することなくいくつかの改善または修正をさらに行ってもよく、これらの改善及び修正もまた、本発明の保護範囲として構成されるべきであることに留意すべきである。