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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-13
(45)【発行日】2022-01-25
(54)【発明の名称】玩具部品及び人形玩具
(51)【国際特許分類】
   A63H 3/36 20060101AFI20220118BHJP
   A63H 3/04 20060101ALI20220118BHJP
【FI】
A63H3/36 D
A63H3/04 Z
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020106377
(22)【出願日】2020-06-19
(65)【公開番号】P2022001102
(43)【公開日】2022-01-06
【審査請求日】2020-06-19
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】特許業務法人大塚国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳
(74)【代理人】
【識別番号】100115071
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康弘
(74)【代理人】
【識別番号】100112508
【弁理士】
【氏名又は名称】高柳 司郎
(74)【代理人】
【識別番号】100116894
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 秀二
(74)【代理人】
【識別番号】100130409
【弁理士】
【氏名又は名称】下山 治
(72)【発明者】
【氏名】小林 大介
【審査官】岸 智史
(56)【参考文献】
【文献】特開平08-243259(JP,A)
【文献】特開平08-243260(JP,A)
【文献】特開2020-000949(JP,A)
【文献】特開昭57-037418(JP,A)
【文献】米国特許第07163430(US,B1)
【文献】特開2011-140096(JP,A)
【文献】特開2020-089398(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00-37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人形玩具の玩具部品であって、
回動部品が表面に配置された胸部と、
前記胸部に対して、前記人形玩具の前後方向に回動可能に接続された腹部と、
を有し、
前記回動部品は、第1の突起部と、第2の突起部とを有し、
前記腹部は、前記腹部の前記回動に応じて、前記第1の突起部を押圧して前記第2の突起部を回動軸として前記回動部品を回動させることにより、前記回動部品の下側を前記胸部の外側に突出させる構造体を含む、
ことを特徴とする玩具部品。
【請求項2】
前記構造体は、
前記腹部の前記回動により、前記腹部が前記人形玩具の前方に回動することにより、前記腹部の上側が前記腹部の下側よりも前記人形玩具の前方に位置することになる場合に、前記回動部品のうち前記胸部の前面に配置された回動部品の前記第1の突起部を前記構造体が押圧することにより、前記回動部品を前記第2の突起部を回動軸として回動させて前記前面に配置された回動部品の下側を前記胸部の前方向に突出させ、
前記腹部の回動により、前記腹部が前記人形玩具の後方に回動することにより、前記腹部の上側が前記腹部の下側よりも前記人形玩具の後方に位置することになる場合に、前記回動部品のうち前記胸部の背面に配置された回動部品の前記第1の突起部を前記構造体が押圧することにより、前記第2の突起部を回動軸として回動させて前記背面に配置された回動部品の下側を前記胸部の後ろ方向に突出させる
ことを特徴とする請求項1に記載の玩具部品。
【請求項3】
前記回動部品は、
前記構造体による押圧を受ける前記第1の突起部を有する第1の部材と、
前記第1の部材が有する孔と結合する第の突起部と、前記胸部と結合する前記の突起部とを有し、前記第1の突起部が前記押圧を受けることに応じて、前記第の突起部を軸として前記第1の部材を回動させると共に前記第の突起部を軸として回動する第2の部材と、
前記第1の部材が有する第4の突起部と結合し、前記第2の部材に収容された第3の部材であって、前記第1の部材の回動に応じて前記第2の部材から突出する第3の部材と
を含むように構成される請求項1または2に記載の玩具部品。
【請求項4】
前記第1の部材と前記第2の部材には、それぞれカバー部材が装着され、
前記第3の部材は、
前記第2の部材に収容された状態においては前記カバー部材の端部の内側に位置し、
前記第2の部材から突出されると、少なくとも一部が前記カバー部材の端部の外側に位置する、請求項3に記載の玩具部品。
【請求項5】
前記胸部は、前記第1の突起部の移動範囲を規制する長孔を含み、
前記第1の突起部は、前記押圧を受けて、前記長孔の一方の端部から他方の端部へ移動する、請求項3または4に記載の玩具部品。
【請求項6】
前記回動部品は、前記玩具部品の前面と背面にそれぞれ2つずつ配置される、請求項1から5のいずれか1項に記載の玩具部品。
【請求項7】
前記構造体は、前記腹部の回動に応じて、前記玩具部品の前面または背面に配置された2つの回動部品の前記第1の部材のそれぞれを同時に押圧する請求項3から5のいずれか1項に記載の玩具部品。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の玩具部品を有する人形玩具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、玩具部品及び人形玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、人形玩具の胴体部、腕部、脚部等の各部位に関節構造を設けることが記載されている。ユーザは、このような人形玩具を所望の姿勢にすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実開平1-138492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、玩具部品の回動部品を、玩具部品の構成部品の位置関係を変化させるのに応じて回動させることを可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、人形玩具の玩具部品であって、
回動部品が表面に配置された胸部と、
前記胸部に対して回動可能に接続された腹部と、
を有し、
前記腹部は、前記腹部の回動に応じて前記回動部品を前記胸部の外側方向に回動させる構造体を含む。
また、本発明は、人形玩具の玩具部品であって、
回動部品が表面に配置された胸部と、
前記胸部に対して、前記人形玩具の前後方向に回動可能に接続された腹部と、
を有し、
前記回動部品は、第1の突起部と、第2の突起部とを有し、
前記腹部は、前記腹部の前記回動に応じて、前記第1の突起部を押圧して前記第2の突起部を回動軸として前記回動部品を回動させることにより、前記回動部品の下側を前記胸部の外側に突出させる構造体を含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、玩具部品の回動部品を、玩具部品の構成部品の位置関係を変化させるのに応じて回動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施形態に対応する人形玩具の一例を示す図。
図2】実施形態に対応する人形玩具の胸部と胴体部とを含む玩具部品の斜視図。
図3】実施形態に対応する人形玩具の胸部と胴体部とを含む玩具部品の概略側面図。
図4】実施形態に対応する人形玩具の胸部と胴体部とを含む玩具部品の内部構造の一例を示す図。
図5】実施形態に対応する人形玩具の胸部と胴体部とを含む玩具部品の内部構造の変化の一例を示す図。
図6】実施形態に対応する玩具部品の回動部品の構造の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴うち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。また、各図において、紙面に対する上下左右表裏方向を、本実施形態における部品(またはパーツ)の上下左右表裏方向として、本文中の説明の際に用いることとする。
【0009】
まず、本実施形態に対応する人形玩具の外観の一例を図1に示す。図1は、実施形態に係る人形玩具100を示す模式図である。人形玩具100は、頭部110、胸部111、腹部112、腰部113および腕部114を備える。個々の部位110~114は、隣接する部位に対して回動(或いは揺動)可能に支持される。例えば、頭部110は胸部111に対して回動可能に支持され、腹部112は胸部111に対して回動可能に支持され、腹部112は腰部113に対して回動可能に支持され、また、腕部114は胸部111に対して回動可能に支持される。また、詳細については後述とするが、腹部112の胸部111に対する回動に応じて胸部の表面に配置された回動部品が回動可能に構成される。
【0010】
このようにして人形玩具100の各部位には関節構造が設けられており、ユーザ(例えば、人形玩具100の所有者)は、このような人形玩具100を、例えば左右に屈曲した姿勢等、所望の姿勢(ポーズ)にすることができる。
【0011】
尚、本明細書においては、各部位の位置関係を説明するのに際して、前(前方)、後(後方)、左(左側方)、右(右側方)、上(上方)、下(下方)等と記載する場合があるが、これらの表現は人形玩具1を基準とした相対的なものである。例えば、前は人形玩具100正面側に対応し、後は人形玩具100背面側に対応する。
【0012】
次に図2を参照して、胸部111及び腹部112の外観構造の一例を示す。本実施形態において、胸部111には回動部品であるバーニアユニット201が前方左右に2か所、後方左右に2か所配置されている。バーニアとは、噴射装置全般の通称として用いられ、特には宇宙飛行体の姿勢制御用補助装置のことをいう。バーニアユニット201は回動部品であるので、腹部112を人形玩具100の前後に回動させる(胸部111を腹部112に対して後方または前方に回動させる)ことで、前面のバーニアユニット201は前方向に、背面のバーニアユニット201は後ろ方向にそれぞれ回動することができる。このようにして、手動で回動させなくても、腹部112を回動させることでバーニアユニット201を回動させることが可能となる。
【0013】
なお、本実施形態においては、バーニアユニット201は胸部111の前面と背面に2つずつ配置する場合を説明するが、配置されるバーニアユニット201の数はこれに限定されるものではなく、1つしか配置されない場合、或いは、5つ以上配置される場合も含みうる。また、配置位置は、胸部の前面や背面でなくてもよく、側面であってもよい。更には、胸部に対して腹部を回動させる方向も限定されるものではない。いずれの場合であっても、以下に説明する構造を用いて、胸部に対して腹部を回動させることによりバーニアユニット201が回動するように構成される。
【0014】
次に図3を参照して、腹部112を胸部111に対して回動させた場合の動作の一例を説明する。図3は、図2に示した胸部111及び腹部112の外観構造を簡略化して示した左側面図であり、図3(A)は腹部112を回動させる前の状態を示す。図3(A)に示すように、各バーニアユニット201は、外側カバー301、内側外カバー302、内側内カバー303、バーニア304を有するように構成されている。
【0015】
図3(B)は、腹部112を矢印311の方向(人形玩具100の前方向)に回動させた場合の状態を示す。腹部112が矢印311の方向に回動すると、胸部111は、腹部112に対して相対的に後方に回動することとなる。このとき、バーニアユニット201が矢印312の方向に回動し前方に(すなわち、胸部111の外側方向に)つき出ると共に、バーニアユニット201の構成部品である内側内カバー303が後方に開き、バーニア304が矢印313の方向に突き出す。これにより、内側外カバー302と内側内カバー303とで隠されていたバーニア304の少なくとも一部分(先端部分)が、当該カバーの外側に露出する。
【0016】
図3(C)は、図3(B)の状態で腹部112を矢印321の方向(人形玩具100の後ろ方向)に更に回動させた場合の状態を示す。腹部112を矢印321の方向に更に回動させると、胸部111は、腹部112に対して相対的に前方に回動することとなる。このとき、バーニアユニット201が矢印322の方向に回動し後方に(すなわち、胸部111の外側方向に)つき出ると共に、バーニアユニット201の構成部品である内側内カバー303が開き、バーニア304が矢印323の方向に突き出す。これにより、内側外カバー302と内側内カバー303とで隠されていたバーニア304の少なくとも一部分(先端部分)が、当該カバーの端部よりも外側に露出する。
【0017】
このように、腹部112を胸部111に対して前後に回動させることにより(別言すれば、胸部111を腹部112に対して後方または前方に回動させることにより)、人形玩具100の前面と背面に配置された4つのバーニアユニット201を上方に回動させ、内側内カバー303が開くように回動させ、かつ、バーニア304の先端がカバー303、304から露出するように突出させる、という3つの動作がほぼ同時に行われることになる。これにより、個々のバーニアユニットを手動で回動させる必要がなくなる。
【0018】
次に、図4を参照して、胸部111及び腹部112の内部構造について説明する。図4(A)は、胸部111及び腹部112の分解左側面図である。図4(A)では、人形玩具100の右半身の胸部111、腹部112の内部構造を示している。当該内部構造は、主に部材401から404と、バーニアユニット201から構成される。図4(B)は部材401を示し、図4(C)は部材402を示し、図4(D)は部材403を示し、図4(E)は部材404を示し、図4(F)はバーニアユニット201を示す。
【0019】
部材401は、突起411、突起412、及び、突起413を有し、図4(B)の表裏で対照構造となっている。即ち、部材401は表側、裏側のそれぞれに突起411、突起412、及び、突起413を有するように構成されている。突起411は、部材401が突起412を軸として回動した場合に、バーニアユニット201の部材451を押圧して、バーニアユニット201を上方に回動させるように動作する。突起412は、部材402の孔421を介して部材403の孔431と結合し、これにより、部材401は突起412を軸として、人形玩具100の前後方向に回動することができる。その際、部材401の突起413と部材403の孔432とが結合することで、部材401と部材403とが一体で回動することができる。これにより、胸部111に対して腹部112を回動させる(逆に言えば、腹部112に対して胸部111を回動させる)ことができる。
【0020】
部材402は、突起412が貫通する孔421を有し、また、バーニアユニット201の突起451が貫通する長孔422を有する。長孔422は、突起451の移動の方向及び範囲を規制する。部材402は、人形玩具100の左半身と右半身とにそれぞれ1つずつ、部材401を左右から挟み込むように配置される。また、図4(C)の部材402の裏面には、バーニアユニット201の突起452と結合する孔を有する。
【0021】
部材403は、突起412と結合する孔431、突起413と結合する孔432を有し、部材401と共に、胸部111に対して人形玩具100の前後方向に回動する。逆に言えば、胸部111は部材401、部材403に対し前方または後方に回動する。
【0022】
部材404は、図4(A)には直接に示されていないが、図4(C)の部材402の裏側に位置し、バーニアユニット201の突起452と結合する孔441を有する。バーニアユニット201は図4(F)で示す構成の表裏に突起452をそれぞれ有しており、部材402の裏側の孔と、部材404の孔441とにより挟み込まれ、回動可能に支持される。
【0023】
図4(F)に示す個々のバーニアユニット201は、突起451と突起452を有する。突起451は、部材401の突起411により押圧されると、突起452を軸として回動し、人形玩具100の斜め上方にバーニアユニット201が突き出す。なお、バーニアユニット201の個数を増やす場合には、部材401、402及び403を更に追加することができる。
【0024】
次に、図5を参照して、部材401の回動動作を説明する。図5(A)から(C)は、図4に示した部材401とバーニアユニット201との関係を示すための概略図である。図5(A)は、部材401が人形玩具100の前後方向に回動する前の状態を示す。このときバーニアユニット201は本体下向きに閉じた状態にある。図5(B)は、部材401が人形玩具100の前方向に回動したとき(すなわち、胸部111が部材401に対して後方に回動したとき)の状態を示す。部材401は突起412を軸として前方に回動し、突起411がバーニアユニット201の突起451と係合して、突起451を人形玩具100の前方に押し出す。このとき、突起451の移動は長孔422により規制され、突起451は長孔422の一方の端部から他方の端部へ移動する。
【0025】
次に図5(C)は、部材401が人形玩具100の後ろ方向に回動したとき(すなわち、胸部111が部材401に対して前方に回動したとき)の状態を示す。部材401は突起412を軸として後方に回動し、突起411がバーニアユニット201の突起451と係合して、突起451を人形玩具100の後方に押し出す。このときも突起451の移動は長孔422により規制され、突起451は長孔422の一方の端部から他方の端部へ移動する。
【0026】
次に、図6を参照して、バーニアユニット201自体の動作を説明する。図6(A)はバーニアユニットの内部構造の一例を示す図であり、図4(A)の右側(人形玩具100の後部右側)に位置するバーニアユニット201を、図4(A)と同じ方向から見た図である。バーニアユニット201は、部材601から603が結合して構成される。図6(B)は、図6(A)の断面図であり、部材601と部材602との結合状態、及び、部材601と部材603との結合状態を示す。図6(C)は、部材601を図6(A)を正面として斜め後方から示した図であり、図6(D)は、部材602を図6(A)を正面として斜め前方から示した図であり、図6(E)は、部材603を図6(A)を正面として斜め前方から示した図である。以下、これらの図を参照して説明する。
【0027】
部材601は、突起451を有しており、部材401からの押圧に応じて突起611の軸回りに回動する。突起611は部材602を構成し、突起611は部材601の孔612を貫通するように結合される。部材601が回動すると、突起451が矢印Aの方向に移動する。このとき、突起451の移動と共に、部材602が突起452を軸として矢印Bの方向に回動することにより、バーニアユニット201が斜め上方に回動する。
【0028】
また、部材601の裏面に配置された突起部613と部材603の孔616とが結合しており、突起451が矢印Aの方向に移動するのに応じて部材601が矢印Cの方向に突起611周りに回動することにより、部材603は矢印Dに示す下方向に移動する。これにより、バーニア304が下側に突出する。部材602には、収容孔614が設けられており、部材603の上側の突起部615が収容孔614に収容されている。ここで、上記のように部材603が矢印Dに示す下方向に移動すると、部材603も収容孔614に収容された状態から、収容孔614から突出した状態に変化する。
【0029】
部材601には、係合部621が設けられ、部材602には係合部622と623が設けられている。これらは図3で示した内側内カバー303と内側外カバー302とが係合するための突起である。これにより、内側内カバー303は、部材601の矢印Cの方向への回動により、人形玩具100の本体内側に開かれ、内側外カバー302は部材602と共に本体外側に回動する。
【0030】
このように、本実施形態によれば、人形模型の胸部と腹部との構造体により、腹部を前後に回動させることにより(別言すれば、胸部を腹部に対して前方または後方に回動させることにより)胸部に設けられた複数の回動機構を同時に回動させることができるので、回動機構を手動で回動させることなく、容易に人形模型を変形することができる。
【0031】
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6