(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-14
(45)【発行日】2022-01-25
(54)【発明の名称】スイッチング電源システム及びスイッチング電源のMOSFETゲート駆動方法
(51)【国際特許分類】
H02M 3/28 20060101AFI20220118BHJP
H02M 1/08 20060101ALI20220118BHJP
【FI】
H02M3/28 E
H02M3/28 S
H02M1/08 A
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2015223302
(22)【出願日】2015-11-13
【審査請求日】2018-11-07
【審判番号】
【審判請求日】2021-02-08
(32)【優先日】2014-11-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】505436014
【氏名又は名称】ケースレー・インスツルメンツ・エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Keithley Instruments,LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110001209
【氏名又は名称】特許業務法人山口国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ウェイン・シー・ゴーク
【合議体】
【審判長】篠原 功一
【審判官】山澤 宏
【審判官】山崎 慎一
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-177853(JP,A)
【文献】特開2003-188699(JP,A)
【文献】特表2008-519529(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M 1/00-1/44
H02M 3/00-3/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのMOSFETと、
上記少なくとも1つのMOSFETそれぞれのゲートを駆動するゲート駆動電圧波形であって、上記少なくとも1つのMOSFETのそれぞれをオフへ遷移させる可能性のある上記ゲートの最大しきい値電圧と最小しきい値電圧とを横断して高速に電圧が変化する高速スルー領域と、該高速スルー領域の後に続き、上記高速スルー領域よりも電圧の変化が低速な低速スルー領域とを有する上記ゲート駆動電圧波形を生成するよう構成される少なくとも1つの波形発生装置と、
上記少なくとも1つのMOSFETの
電圧又は電流を測定することによって、上記MOSFETがオフになる時間を測定するよう構成される測定装置と
を具え、
上記測定装置の測定結果を利用して、上記MOSFETをオフにする上記ゲートの実際のしきい値電圧を上記低速スルー領域で横断するように、上記波形発生装置が生成する上記ゲート駆動電圧波形のバイアスを調整するスイッチング電源システム。
【請求項2】
スイッチング電源の少なくとも1つのMOSFETのゲートを駆動する方法であって、
上記少なくとも1つのMOSFETのそれぞれをオフへ遷移させる可能性のある上記ゲートの最大しきい値電圧と最小しきい値電圧とを横断して高速に電圧が変化する高速スルー領域と、該高速スルー領域の後に続き、上記高速スルー領域よりも電圧の変化が低速な低速スルー領域とを有するゲート駆動電圧波形を生成する処理と、
上記少なくとも1つのMOSFETの
電圧又は電流を測定装置で測定することによって、上記MOSFETがオフになる時間を測定する処理と、
上記測定装置の測定結果を利用して、上記MOSFETをオフにする上記ゲートの実際のしきい値電圧を上記低速スルー領域で横断するように、上記ゲート駆動電圧波形のバイアスを調整する処理と
を具えるスイッチング電源のMOSFETゲート駆動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して電源に関し、特に、低ノイズのスイッチング電源システム及びスイッチング電源のMOSFETのゲートを駆動する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
低ノイズ電源は、一般にその電圧及び電流の両方をソフトにスイッチングする必要がある。ゼロ電圧スイッチング(ZVS)のようなテクニックによれば、典型的には、電圧の遷移を制御されたスルー・レートにするのを可能にする。
図1は、ZVSを用いたプッシュプル直流入力直流出力(DC to DC)電源100の例を示している。この例では、電源100には、2つの(ここでは、MOSFET1とMOSFET2)と、負荷における出力電圧(V
out)とがある
【0003】
電流をソフトにオフにスイッチングするには、通常、電流をランプ・ダウン(傾斜で減少)させる程度に充分に大きく、しかし、電流のスルー・レートが許容できないレベルのノイズが生じるほどには大きくない直列インピーダンスを加える必要がある。こうした直列インピーダンスを加えるために、一般に認められた手法の1つには、MOSFETのゲートを、そのしきい値電圧を通過するのに、低速に駆動するというものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第5321758号公報
【文献】特許第4338334号公報
【文献】実用新案登録第3066074号公報
【文献】特開2012-088318号公報
【非特許文献】
【0005】
【文献】「MOSFET」の記事、[online]、Wikipedia、[2015年11月13日検索]、インターネット<URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/MOSFET>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
全てではないが、ほとんどのパワーMOSFETには、個体毎で数ボルト電圧変化すると共に、温度でも変化することがあるしきい値電圧がある。低速なゲード駆動電圧の遷移は、通常、そのしきい値と交差した時点で大きな変化を生じさせることになろう。ゲード駆動電圧は、あり得る全てのしきい値電圧を合理的な長さの時間内で振幅(スウィング)するのではあろうが、結果としては、MOSFETに、電流をずっと高速にスイッチングさせ、そして、もっとたくさんのノイズを発生させる。
【0007】
図2は、ゲート駆動電圧波形200をグラフで表したもので、典型的なスイッチング電源のスイッチングのタイミングにおけるばらつきについて、低速ゲート駆動電圧202と高速ゲート駆動電圧204とが持ち得る影響を説明している。高速ゲート駆動電圧204は、低速ゲート駆動電圧202よりも、(例えば、最大しきい値206と最小しきい値208の間の)タイミングにおいて、より小さいばらつきという結果になることが、直ちに確認できるであろう。
【0008】
そこで、改善された低ノイズのスイッチング電源についてのニーズが残っている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態は、概して、スイッチング電源に関し、このとき、プライマリ・パワーMOSFETは、正及び/又は負の傾斜(スロープ)について、高速スルー・レート領域及び低速スルー・レート領域の両方を有するゲート駆動電圧波形を用いて、オン及び/又はオフに駆動される。電源の最初のオンの後、ゲート駆動電圧波形のオフセット又は形状は、各MOSFETのしきい値を、そのゲート駆動電圧波形の低速スルー・レート領域で、制御された時点において横切るように、各MOSFETについて独立に調整しても良い。
【0010】
本発明は、種々の概念から表現することができる。例えば、本発明の概念1は、スイッチング電源であって、
少なくとも1つの金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)と、
上記少なくとも1つのMOSFETのそれぞれのオフ遷移(off transition)が、低速スルー領域(Slewing Region:変化領域)が後に続く高速スルー領域を有する形状となるように、上記少なくとも1つのMOSFETそれぞれのゲートを駆動するよう構成される少なくとも1つの波形発生装置と、
上記少なくとも1つのMOSFETのそれぞれがオフになる時間を検出するよう構成される検出部(detection component)と
を具えている。
【0011】
本発明の概念2は、上記概念1のスイッチング電源であって、このとき、上記少なくとも1つのMOSFETを、上記高速スルー領域中にオフにするように構成される。
【0012】
本発明の概念3は、上記概念1のスイッチング電源であって、このとき、上記少なくとも1つの波形発生装置が、上記ゲート駆動電圧波形に対する可変バイアスを、上記少なくとも1つのMOSFETに供給するよう更に構成されている。
【0013】
本発明の概念4は、上記概念3のスイッチング電源であって、このとき、上記少なくとも1つのMOSFETを、調整された上記ゲート駆動電圧波形の低速スルー領域の間にオフにするよう構成されている。
【0014】
本発明の概念5は、上記概念1のスイッチング電源であって、このとき、上記スルー領域は、少なくとも1つのMOSFETをオフにするよう構成される方向にある。
【0015】
本発明の概念6は、上記概念1のスイッチング電源であって、このとき、上記少なくとも1つのMOSFETとしては、nチャネルMOSFETがある。
【0016】
本発明の概念7は、上記概念6のスイッチング電源であって、このとき、上記ゲート駆動電圧は、上記nチャネルMOSFETをオフにするように負方向に変化(slew)する。
【0017】
本発明の概念8は、上記概念1のスイッチング電源であって、このとき、上記少なくとも1つのMOSFETとしては、pチャネルMOSFETがある。
【0018】
本発明の概念9は、上記概念8のスイッチング電源であって、このとき、上記ゲート駆動電圧は、上記pチャネルMOSFETをオフにするように正方向に変化(slew)する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】
図1は、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)を用いたプッシュプル直流入力直流出力電源の例を示している。
【
図2】
図2は、ゲート駆動電圧波形の例をグラフで表したもので、典型的なスイッチング電源のスイッチングのタイミングにおけるばらつきついて、低速及び高速ゲート駆動電圧が持ち得る影響を説明している。
【
図3】
図3は、ゲート駆動電圧波形をグラフで表したもので、本発明のある実施に関するスイッチング時間について、初期及び
上昇ゲート駆動電圧が持ち得る影響を説明している。
【
図4】
図4は、本発明の実施に関する初期ゲート駆動電圧波形の例をグラフで表したものである。
【
図5】
図5は、本発明の実施に関する
上昇ゲート駆動電圧波形の例をグラフで表したものである。
【
図6】
図6は、本発明のある実施形態に従って調整する前に、抵抗器を通してオシロスコープで測定されたコモン・モード・ノイズの例をグラフで表したものである。
【
図7】
図7は、本発明のある実施形態に従って調整した後に、抵抗器を通してオシロスコープで測定されたコモン・モード・ノイズの例をグラフで表したものである。
【
図8】
図8は、MOSFETがオフになり、続いてオンに戻るという本発明のある実施形態に従った例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施形態は、少なくとも1つのMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)と、上記少なくとも1つのMOSFETそれぞれのオフへの遷移が、最初は、低速なスルー領域へと続く、より高速なスルー領域を有する形状を持つように、上記少なくとも1つのMOSFETそれぞれのゲートを駆動するように構成される少なくとも1つの波形発生装置と、上記少なくとも1つのMOSFETそれぞれがオフになる時点を検出するように構成される検出部とを含んでいても良い。
【0021】
上記少なくとも1つのMOSFETとしては、nチャネルMOSFETがあり、これにおいて、ゲート駆動電圧は、MOSFETをオフにするために負方向(ネガティブ)に変化(Slew:急激な変化)する。別の実施形態では、上記少なくとも1つのMOSFETとしては、pチャネルMOSFETがあり、これにおいて、ゲート駆動電圧は、MOSFETをオフにするために正方向(ポジティブ)に変化(Slew)する。
【0022】
今日の電源の信号高速ゲート駆動電圧とは異なって、本発明の実施としては、大雑把に言えば、低速エッジが後に続く高速なエッジ(例えば、あり得る全てのしきい値を比較的短い長さの時間で横断できる高速なエッジのような)を有する形状のゲート駆動電圧を含む。
図3は、ゲート駆動電圧波形300の例をグラフで表したもので、本発明のある実施に関するスイッチング時間について、初期ゲート駆動電圧302と
上昇(raised:持ち上げ
た)ゲート駆動電圧304とが持ち得る影響を説明している。この例では、開始
変形ゲート駆動電圧又は初期ゲート駆動電圧302には高速エッジがあって、これは、最大しきい値306及び最小しきい値308の両方を横切るが、最大しきい値306及び最小しきい値308間の全てのあり得るしきい値を完全に横切った後になって初めて、低速エッジが後に続く。
【0023】
一度、電源が動作すると、ゲート駆動電圧波形に関して、いつMOSFETがオフになるかの測定を行うことができる。ゲート駆動電圧波形を上昇させる(Rise)と、MOSFETを、より遅れてオフにすることになろう。このように、ゲート駆動電圧波形は、実際のしきい値310を横切ることで示されるように、上昇させた波形304の低速エッジ中でMOSFETがオフになる限り、上昇させた(Raised)波形304とすることができる。この状況において、MOSFETは、今や低速レートで電流をオフにしており、結果として、発生するノイズは、効果的に減少するであろう。
【0024】
図4は、本発明の実施に関する初期ゲート駆動電圧波形400の例をグラフで表したものである。この例では、初期ゲート駆動電圧電圧(V
G1及びV
G2)は、全てのあり得るしきい値(例えば、1から3ボルト)を急速に通過している。そのドレイン電流(I
D1(ここでは、~13μs)及びI
D2(ここでは、~38μs)は、急速にオフになっている(「μs」は、マイクロ秒を意味し、「~」は大凡等しいを意味する)。ドレイン電流がオフ(つまり、MOSFETがオフ)になり次第、MOSFET1及びMOSFET2のドレイン電圧(それぞれV
D1及びV
D2)は、それぞれ~15μs及び~40μsで電圧を反転させる。これによって、約ゼロ・ボルトでオンにするべきゼロ・ボルトに近いドレインが、それを横切る(つまり、ZVS)。ここで、MOSFET2は、~24μsでオンになり、MOSFET1は、~49μsでオンになる。
【0025】
図5は、本発明の実施に関する
上昇ゲート駆動電圧波形500の例をグラフで表したものである。(例えば、ゲート駆動電圧波形を
上昇させることによって)調整後、ゲート駆動電圧(V
G1及びV
G2)は、MOSFETのしきい値(ここでは、~2V)を低速で通過し、ドレイン電流(I
D1及びI
D2)は、より低速にオフになる。
【0026】
図6は、本発明のある実施形態に従ったゲート駆動電圧を調整する前に、抵抗器を通してオシロスコープで測定されたコモン・モード・ノイズの例600をグラフで表したものである。この例では、抵抗器は、電源のプライマリ・グラウンドとセカンダリ・グラウンドの間に接続された2キロ・オームの抵抗器である(ここでは、2mV=>1μA)。図において、スコープのCH2は、複数のドレイン電圧の1つを測定している。ゲート駆動電圧が調整される前では、プローブ電圧(CH1)602は、~0.8*2mVの測定レンジを有し、これは、0.8μAのピーク・トゥ・ピークと解釈される。
【0027】
図7は、(例えば、
図6において測定を行った後)本発明のある実施形態に従って調整した後に、抵抗器を通してオシロスコープで測定されたコモン・モード・ノイズの例700をグラフで表したものである。この例では、調整が完了した後、プローブ電圧(CH1)702は、今や、~0.2*2mVの測定レンジを有し、これは、0.2μAのピーク・トゥ・ピークと解釈され、これは、
図6で行われた測定に対して、(約)4倍の改善を表す。
【0028】
図8は、MOSFETがオフになり、続いてオンに戻るという本発明のある実施形態に従った例800を示している。この例では、開始
変形ゲート駆動電圧又は初期ゲート駆動電圧802には高速エッジがあり、これは、最大のあり得るしきい値806及び最小のあり得るしきい値808の両方を横切るが、最小のあり得るしきい値808を完全に横切って初めて低速エッジが後に続く。ゲート駆動電圧波形は、実際のしきい値810を横切ることで示されるように、MOSFETが
上昇させた波形804の低速エッジ中でオフになる
まで、
波形804
を上昇させることができる。
【0029】
ここで、初期ゲート駆動電圧802及び上昇波形804の両方は、実際のしきい値810を2回横切ることで示されるように、MOSFETが上昇波形804の後方の低速エッジ中でオンに戻るように、おおよそ上記初期のものに対応する上方向の低速及び高速エッジと、下方向の低速及び高速エッジをそれぞれ有している。
【0030】
以下の説明は、本発明の実施形態を実現できる適切なマシーンの簡潔で一般的な説明の提供を意図するものである。本願で用いられるように、用語「マシーン」は、単一のマシーン又は通信可能に結合された一緒に動作する複数のマシーン若しくは装置からなるシステムを広く網羅する。代表的なマシーンとしては、パソコン、ワークステーション、サーバ、ポータブル・コンピュータ、ハンドヘルド・デバイス、タブレット・デバイスなどがある。
【0031】
典型的には、マシーンは、システム・バスを含み、これに、プロセッサ、メモリ(ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリー・メモリ(ROM)、そして、その他の状態保持メディアなど)、ビデオ・インターフェース、そして、入力/出力インターフェース・ポートが取り付けられる。また、マシーンは、プログラマブル又はノン・プログラマブル・ロジック・デバイス又はアレー(FPGAなど)、ASIC(特定用途向け集積回路)、組込み型コンピュータ、スマート・カードなどのような組込み型コントローラ(embedded controller)でも良い。マシーンは、少なくとも一部分は、キーボード、マウスなどの従来の入力デバイスからの入力によって制御されても良く、加えて、別のマシーンから受けた指示、バーチャル・リアリティ(VR)環境を用いるインタラクティブな処理、生体フィードバック、又は、他の適切な入力によって制御されても良い。
【0032】
マシーンは、ネットワーク・インターフェース、モデム、他の通信による結合を介するなど、1つ以上の接続を用いて1つ以上の遠隔装置に接続されても良い。複数のマシーンが、イントラネット、インターネット、LAN、WANなどのような物理的又は論理的なネットワークにより、相互接続されていても良い。当業者であれば、ネットワーク通信には、無線周波数(RF)、衛星、マイクロ波、IEEE545.11、Bluetooth(登録商標)、光通信、赤外線、ケーブル、レーザなどといった、種々の有線及び/又は無線の短距離又は長距離のキャリアやプロトコルを用いて良いことが理解できよう。
【0033】
図示した実施形態を参照しながら、本発明の原理を記述し、特徴を説明してきたが、こうした原理から離れることなく、説明した実施形態の構成や細部を変更したり、望ましい形態に組み合わせても良いことが理解できよう。先の説明では、特定の実施形態に絞って説明しているが、別の構成も考えられる。
【0034】
特に、「本発明の実施形態によると」といった表現を本願では用いているが、こうした言い回しは、大まかに言って実施形態として可能であることを意味し、特定の実施形態の構成に限定することを意図するものではない。本願で用いているように、これら用語は、別の実施形態に組み合わせ可能な同じ又は異なる実施形態に言及するものである。
【0035】
従って、本願で説明した実施形態は、幅広い種々の変更の観点から、この詳細な説明や添付の資料は、単に説明の都合によるものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものと考えるべきではない。
【符号の説明】
【0036】
300 ゲート駆動電圧波形
302 初期変形ゲート駆動電圧
304 上昇変形ゲート駆動電圧
306 最大しきい値
308 最小しきい値
310 実際のしきい値
602 プローブ電圧
702 プローブ電圧
802 初期変形ゲート駆動電圧
804 上昇変形ゲート駆動電圧
806 最大しきい値
808 最小しきい値
810 実際のしきい値