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特許7009443メディア・コンテンツ・アイテムを管理するためのシステムおよび方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-14
(45)【発行日】2022-01-25
(54)【発明の名称】メディア・コンテンツ・アイテムを管理するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/02 20220101AFI20220118BHJP
   G06Q 50/00 20120101ALI20220118BHJP
【FI】
H04L67/02
G06Q50/00 300
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2019505218
(86)(22)【出願日】2017-02-03
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-09-05
(86)【国際出願番号】 US2017016572
(87)【国際公開番号】W WO2018026394
(87)【国際公開日】2018-02-08
【審査請求日】2019-11-12
(31)【優先権主張番号】62/369,632
(32)【優先日】2016-08-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/421,413
(32)【優先日】2017-01-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508178054
【氏名又は名称】メタ プラットフォームズ, インク.
(74)【代理人】
【識別番号】110002974
【氏名又は名称】特許業務法人World IP
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】チョイ、クリスティン
(72)【発明者】
【氏名】シャープ、ネイサン アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】ベイリー、ウィリアム サミュエル
(72)【発明者】
【氏名】チャクラバーティ、アショク ケイ.
(72)【発明者】
【氏名】ディケンズ、ジョシュア バートン
(72)【発明者】
【氏名】ニーマンツバードリート、ジョイ-ビンセント
【審査官】岩田 玲彦
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2014/0282096(US,A1)
【文献】特開2016-004396(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 29/06
G06Q 50/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューティング・システムが、ユーザに提示可能なインタフェース内で第1の要素を提供する工程であって、当該第1の要素を介して、ユーザは、選択された期間、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能であり、前記第1の要素は、前記複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた複数のコンテンツ・プロバイダの識別子を含むリストである、第1の要素を提供する工程と、
前記コンピューティング・システムが、前記インタフェース内で第2の要素を提供する工程であって、当該第2の要素を介して、ユーザは、複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能であり、前記第2の要素は、前記複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含むリストである、第2の要素を提供する工程と、
前記コンピューティング・システムが、メディア・コンテンツ・アイテムが非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムであるとのコンテンツ・プロバイダによる指定を受信する工程と、
前記コンピューティング・システムが、前記メディア・コンテンツ・アイテムを、前記指定に基づいて、前記インタフェース内の前記第2の要素における提示のために提供する工程と、
を備える、コンピュータ実装方法。
【請求項2】
メディア・コンテンツ・アイテムがエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムであるとのコンテンツ・プロバイダによる指定を受信する工程と、
前記コンテンツ・プロバイダの識別子を、前記指定に基づいて、前記第1の要素における潜在的提示のために提供する工程と、
をさらに備える、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項3】
前記第1の要素は、前記複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた複数のコンテンツ・プロバイダの識別子を含む第1のスクロール可能アレイであり、前記第2の要素は、前記複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含む第2のスクロール可能アレイである、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項4】
前記第1の要素および前記第2の要素は、異なる方向にスクロール可能である、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項5】
前記複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのうちの1つ以上のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのタイプを、前記第1の要素内で示す工程をさらに備える、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項6】
システムであって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記システムに、
ユーザに提示可能なインタフェース内で第1の要素を提供する工程であって、当該第1の要素を介して、ユーザは、選択された期間、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能であり、前記第1の要素は、前記複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた複数のコンテンツ・プロバイダの識別子を含むリストである、第1の要素を提供する工程と、
前記インタフェース内で第2の要素を提供する工程であって、当該第2の要素を介して、ユーザは、複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能であり、前記第2の要素は、前記複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含むリストである、第2の要素を提供する工程と、
メディア・コンテンツ・アイテムが非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムであるとのコンテンツ・プロバイダによる指定を受信する工程と、
前記メディア・コンテンツ・アイテムを、前記指定に基づいて、前記インタフェース内の前記第2の要素における提示のために提供する工程と、
を実行させる命令を記憶するメモリと、
を備える、システム。
【請求項7】
メディア・コンテンツ・アイテムがエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムであるとのコンテンツ・プロバイダによる指定を受信する工程と、
前記コンテンツ・プロバイダの識別子を、前記指定に基づいて、前記第1の要素における潜在的提示のために提供する工程と、
をさらに備える、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記第1の要素は、前記複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた複数のコンテンツ・プロバイダの識別子を含む第1のスクロール可能アレイであり、前記第2の要素は、前記複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含む第2のスクロール可能アレイである、請求項6に記載のシステム。
【請求項9】
前記第1の要素および前記第2の要素は、異なる方向にスクロール可能である、請求項6に記載のシステム。
【請求項10】
前記複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのうちの1つ以上のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのタイプを、前記第1の要素内で示す工程をさらに備える、請求項6に記載のシステム。
【請求項11】
コンピューティング・システムの少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記コンピューティング・システムに、
ユーザに提示可能なインタフェース内で第1の要素を提供する工程であって、当該第1の要素を介して、ユーザは、選択された期間、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能であり、前記第1の要素は、前記複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた複数のコンテンツ・プロバイダの識別子を含むリストである、第1の要素を提供する工程と、
前記インタフェース内で第2の要素を提供する工程であって、当該第2の要素を介して、ユーザは、複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能であり、前記第2の要素は、前記複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含むリストである、第2の要素を提供する工程と、
メディア・コンテンツ・アイテムが非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムであるとのコンテンツ・プロバイダによる指定を受信する工程と、
前記メディア・コンテンツ・アイテムを、前記指定に基づいて、前記インタフェース内の前記第2の要素における提示のために提供する工程と、
を備える方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
メディア・コンテンツ・アイテムがエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムであるとのコンテンツ・プロバイダによる指定を受信する工程と、
前記コンテンツ・プロバイダの識別子を、前記指定に基づいて、前記第1の要素における潜在的提示のために提供する工程と、
をさらに備える、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
前記第1の要素は、前記複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた複数のコンテンツ・プロバイダの識別子を含む第1のスクロール可能アレイであり、前記第2の要素は、前記複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含む第2のスクロール可能アレイである、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
前記第1の要素および前記第2の要素は、異なる方向にスクロール可能である、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、メディア・コンテンツ・アイテムに関する。より詳細には、本技術は、ソーシャル・ネットワーキング・システムのメンバーによって提供されたメディア・コンテンツ・アイテムを管理するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザは、多様な目的のためにコンピューティング・デバイスをしばしば利用する。ユーザは、自らのコンピューティング・デバイスを使用して、たとえば、互いに対話し、メディア・コンテンツにアクセスし、メディア・コンテンツを共有し、メディア・コンテンツを作成することができる。場合により、メディア・コンテンツは、ソーシャル・ネットワークのメンバーが提供することができる。メディア・コンテンツは、テキスト、画像、ビデオ、およびオーディオのうちの1つまたはそれらの組み合わせを含むことができる。メディア・コンテンツは、他者による利用のためにソーシャル・ネットワークに公開され得る。
【0003】
従来の手法の下では、ソーシャル・ネットワークのメンバーによって提供されるメディア・コンテンツを、ソーシャル・ネットワーク上のメンバーのプロフィールに含むことができる。他の例では、メンバーによって投稿されたメディア・コンテンツは、ソーシャル・ネットワークの他のメンバーの各メディア・コンテンツ・フィード内に出現することができる。他のメンバーは、メディア・コンテンツを提供したメンバーのつながりとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1】本技術の一実施形態に係る、例示的なメディア・コンテンツ管理モジュールを含むシステムを示す図。
図2】本技術の一実施形態に係る、例示的なエフェメラリティ管理モジュールを示す図。
図3A】本技術の一実施形態に係る、例示的なランク付けモジュールを示す図。
図3B】本技術の一実施形態に係る、例示的な選択的アクセス・モジュールを示す図。
図3C】本技術の一実施形態に係る、例示的なコンテナ・モジュールを示す図。
図3D】本技術の一実施形態に係る、例示的な通信モジュールを示す図。
図4A】本技術の一実施形態に係る、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能である第1のフィードと非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの第2のフィードとを提示するための例示的なインタフェースを示す図。
図4B】本技術の一実施形態に係る、第1のフィードおよび第2のフィードのスクロールを可能にするための例示的なインタフェースを示す図。
図4C】本技術の一実施形態に係る、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを選択的に拒否するための例示的なインタフェースを示す図。
図4D】本技術の一実施形態に係る、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関する通知を選択的に阻止するための例示的なインタフェースを示す図。
図4E】本技術の一実施形態に係る、コンテナを管理するための例示的なインタフェースを示す図。
図4F】本技術の一実施形態に係る、第1のフィード内でコラボレーションを反映するコンテナを提示するための例示的なインタフェースを示す図。
図5A】本技術の一実施形態に係る、第1の要素と第2の要素とを介してメディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを管理するための例示的な方法を示す図。
図5B】本技術の一実施形態に係る、メディア・コンテンツ・アイテムの指定を受信するための例示的な方法を示す図。
図5C】本技術の一実施形態に係る、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムをランク付けするための例示的な方法を示す図。
図5D】本技術の一実施形態に係る、要素を介してメディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを選択的に制御するための例示的な方法を示す図。
図5E】本技術の一実施形態に係る、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのコンテナを管理するための例示的な方法を示す図。
図5F】本技術の一実施形態に係る、コンテナに対するコラボレーションを提供するための例示的な方法を示す図。
図5G】本技術の一実施形態に係る、メッセージ送信を制御するための例示的な方法を示す図。
図6】本開示の一実施形態に係る、さまざまなシナリオにおいて利用できる例示的なソーシャル・ネットワーキング・システムを含む例示的なシステムのネットワーク図を示す図。
図7】本開示の一実施形態に係る、さまざまなシナリオにおいて利用できるコンピュータ・システムまたはコンピューティング・デバイスの実施例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0005】
本技術のさまざまな実施形態は、選択された期間、複数のエフェメラル(一時的な)・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能である、ユーザに提示可能なインタフェース内で第1の要素を提供するように構成されたシステム、方法、および非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができる。複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能であるインタフェース内で第2の要素が提供される。
【0006】
一実施形態では、第1の要素は、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた複数のコンテンツ・プロバイダの識別子を含むリストであり、第2の要素は、複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含むリストである。
【0007】
一実施形態では、メディア・コンテンツ・アイテムがエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムであるとのコンテンツ・プロバイダによる指定が受信される。コンテンツ・プロバイダの識別子は、指定に基づいて、第1の要素における潜在的提示のために提供される。
【0008】
一実施形態では、メディア・コンテンツ・アイテムが非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムであるとのコンテンツ・プロバイダによる指定が受信される。メディア・コンテンツ・アイテムは、指定に基づいて、第2の要素における潜在的な提示のために提供される。
【0009】
一実施形態では、第1の要素は、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた複数のコンテンツ・プロバイダの識別子を含む第1のスクロール可能アレイであり、第2の要素は、複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含む第2のスクロール可能アレイである。
【0010】
一実施形態では、第1の要素および第2の要素は、異なる方向にスクロール可能である。
一実施形態では、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのうちの1つ以上のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのタイプは、第1の要素内で示される。
【0011】
本技術のさまざまな実施形態は、ランク付け信号に基づいて、複数のコンテンツ・プロバイダに関連付けられた複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの、ユーザに対する関連性のレベルを決定するように構成されたシステム、方法、および非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができ、ユーザは、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能である。複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのランク順序は、関連性のレベルに基づいて決定される。複数のコンテンツ・プロバイダのランク順序は、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのランク順序に基づいて決定される。ユーザに提示可能なインタフェース内の要素は、複数のコンテンツ・プロバイダのランク順序に基づいて提供される。
【0012】
一実施形態では、ランク付け信号は、ユーザと複数のコンテンツ・プロバイダとの間のソーシャル・ネットワーキング・システム上の関係に基づく。
一実施形態では、ユーザとソーシャル・ネットワーキング・システム上の複数のコンテンツ・プロバイダのうちのコンテンツ・プロバイダとの間のようなランク付け信号は、ユーザがコンテンツ・プロバイダによって行われるアクションに関する通知に登録しているか否かに関する第1の信号、コンテンツ・プロバイダのメディア・コンテンツ・アイテムのユーザによる「いいね!」の数に関する第2の信号、およびユーザとコンテンツ・プロバイダとが互いに相互にフォローしているか否かに関する第3の信号のうちの少なくとも1つを含む。
【0013】
一実施形態では、関連性のレベルは、複数のスコアによって示され、複数のスコアのうちの各スコアは、ランク付け信号に関連付けられた構成要素に基づく。
一実施形態では、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのうちの1つ以上は、選択された期間、要素を介してアクセス可能である。
【0014】
一実施形態では、ユーザがアクセス可能な新たなエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムが受信される。複数のコンテンツ・プロバイダの新たなランク順序は、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムと新たなエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとに基づいて決定される。
【0015】
一実施形態では、複数のコンテンツ・プロバイダの新たなランク順序は、閾値数の新たなエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがユーザに対してアクセス可能となった後に決定される。
【0016】
本技術のさまざまな実施形態は、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能である、ユーザに提示可能なインタフェース内で要素を提供するように構成されたシステム、方法、および非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができる。ユーザの選択は、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのユーザ・アクセスを拒否するために、コンテンツ・プロバイダから受信される。コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスは、ユーザに対して拒否される。コンテンツ・プロバイダの識別子は、要素内で提示されない。
【0017】
一実施形態では、コンテンツ・プロバイダは、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを有するユーザのリストを提供され、ユーザのリストはユーザを含む。ユーザのリストの提供に応答して、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのユーザ・アクセス拒否に関連付けられたコンテンツ・プロバイダからの1つ以上の入力が、受信される。
【0018】
一実施形態では、ユーザのリストは、コンテンツ・プロバイダの少なくとも1つのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに以前にアクセスしたユーザを含む。
一実施形態では、コンテンツ・プロバイダの識別子は、ユーザによって実行される検索に応答する検索結果に提示されない。エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムおよびコンテンツ・プロバイダの識別子は、潜在的関心のメディア・コンテンツ・アイテムがユーザに提供されるエクスプローラ・モードでは提示されない。
【0019】
一実施形態では、通知が望まれていないエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた第2のコンテンツ・プロバイダの選択が、ユーザから受信される。第2のコンテンツ・プロバイダの識別子は、要素内で提示されない。
【0020】
一実施形態では、通知が望まれていないエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた第2のコンテンツ・プロバイダの選択が、ユーザから受信される。第2のコンテンツ・プロバイダの識別子は、要素から除去される。
【0021】
一実施形態では、ユーザは、第2のコンテンツ・プロバイダの識別子を要素の外にドラッグするための、インタフェースに対する1つ以上のタッチ・ジェスチャを提供することができる。
【0022】
本技術のさまざまな実施形態は、関連するエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられたコンテナを生成するように構成されたシステム、方法、および非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができる。コンテナは、ユーザが複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能である、ユーザに提示可能なインタフェースの要素内で提供される。コンテナへのユーザによるアクセスは、期限切れとなる。コンテナは、コンテナへのユーザによるアクセスの期限が切れると、要素内で提示されない。
【0023】
一実施形態では、コンテナは、パラメータに関連付けられている。エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがパラメータを満たすときに、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、自動的にコンテナに割り当てられる。
【0024】
一実施形態では、パラメータは、時刻情報および位置情報のうちの少なくとも1つに関連する。
一実施形態では、割り当てられたエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、コンテナを作成したコンテンツ・プロバイダによってキャプチャされる。
【0025】
一実施形態では、コンテナへのユーザによるアクセスの期限切れは、コンテナが作成された時点から計測された選択された期間後のコンテナへのアクセスの期限切れ、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがコンテナに割り当てられた時点から計測された選択された期間後の、コンテナに関連付けられたエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスの期限切れ、および、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムが最初にアクセス可能になった時点から計測された選択された期間後の、コンテナに関連付けられたエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスの期限切れ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0026】
一実施形態では、コンテナは、関連するエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられたコンテンツ・プロバイダのプロフィールからアクセス可能である。
一実施形態では、コンテナは、アイコン、コンテンツ・プロバイダの識別子、およびコンテナに関連付けられたエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのうちの少なくとも1つによって要素内で表される。
【0027】
本技術のさまざまな実施形態は、少なくともコンテンツ・プロバイダとコラボレータとによるコラボレーションを反映するコンテナを生成するように構成されたシステム、方法、および非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができる。コンテンツ・プロバイダによってキャプチャされた第1のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、コンテナに割り当てられる。コラボレータによってキャプチャされた第2のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、コンテナに割り当てられる。コンテナは、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能である、ユーザに提示可能なインタフェースの要素内で提供される。
【0028】
一実施形態では、コンテナへのユーザによるアクセスが期限切れとなる。コンテナは、コンテナへのユーザによるアクセスの期限が切れると、要素内で提示されない。
一実施形態では、コラボレータの選択は、コンテンツ・プロバイダから受信される。
【0029】
一実施形態では、第2のコラボレータの選択は、コラボレータから受信される。第2のコラボレータによってキャプチャされる第3のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、コンテナに割り当てられる。
【0030】
一実施形態では、コラボレータは、コンテンツ・プロバイダからの入力に基づいて、コンテナに関連したコラボレーションから除去される。
一実施形態では、コラボレータは、コラボレータからの入力に基づいて、コンテナに関連したコラボレーションから除去される。
【0031】
一実施形態では、コンテナは、コンテンツ・プロバイダの識別子、コラボレータの識別子、およびコンテナに割り当てられたエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのサムネイルのうちの少なくとも1つによって要素内で表される。
【0032】
本技術のさまざまな実施形態は、ユーザにコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを提供するように構成されたシステム、方法、および非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができる。コンテンツ・プロバイダがソーシャル・ネットワーキング・システム上でユーザのフォロワーであるか否かが決定される。フォロワーは、コンテンツ・プロバイダがユーザのフォロワーであるとの決定に基づいて、ソーシャル・ネットワーキング・システム上でコンテンツ・プロバイダにダイレクト・メッセージを送信することを許可される。
【0033】
一実施形態では、コンテンツ・プロバイダがユーザのフォロワーであるか否かの決定は、コンテンツ・プロバイダがユーザのフォロワーであると決定することを含む。
一実施形態では、コンテンツ・プロバイダがユーザのフォロワーであるか否かの決定は、コンテンツ・プロバイダがユーザのフォロワーではないと決定することを含む。
【0034】
一実施形態では、フォロワーは、ソーシャル・ネットワーキング・システム上でコンテンツ・プロバイダにダイレクト・メッセージを送信することを阻止される。
一実施形態では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを提示するインタフェースへのユーザからのスワイプに関連する入力が受信される。ユーザの受信ボックスは、入力の受信に応答して提示される。
【0035】
一実施形態では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを提示するインタフェースへのコンテンツ・プロバイダからのスワイプに関連する入力が受信される。コンテンツ・プロバイダの受信ボックスは、入力の受信に応答して提示される。
【0036】
一実施形態では、コンテンツ・プロバイダがソーシャル・ネットワーキング・システム上でユーザのフォロワーであるか否かは、コンテンツ・プロバイダへのダイレクト・メッセージを制御するためにコンテンツ・プロバイダが選択可能なオプションに関連付けられる条件である。
【0037】
当然のことながら、開示される技術の多くの他の特徴、アプリケーション、実施形態、および/または変形が、添付の図面および以下の詳細な説明から明らかになる。本明細書で説明する構造、システム、非一時的コンピュータ可読媒体および方法の追加および/または別の実施態様を、開示される技術の原理から逸脱せずに採用することができる。
【0038】
図面は、説明のみを目的として開示される技術の種々の実施形態を示しており、同様の要素の識別には、同様の符号を使用している。以下の記述から、当業者には、本明細書に記載の開示される技術の原理から逸脱することなく、図面に示す構造および方法の代替の実施形態を採用可能であることが容易に認識されよう。当然のことながら、本明細書のすべての実施例は、説明の目的で提供されており、開示される技術に関連する多くの変形または他の可能性が可能である。
【0039】
メディア・コンテンツ・アイテムの管理
上述したように、ユーザはしばしば、多様な目的のためにコンピューティング・デバイスを利用する。ユーザは、自らのコンピューティング・デバイスを使用して、たとえば、互いに対話し、メディア・コンテンツにアクセスし、メディア・コンテンツを共有し、メディア・コンテンツを作成することができる。いくつかの場合では、メディア・コンテンツ・アイテムは、ソーシャル・ネットワークなどのオンライン・コミュニティまたはプラットフォームのメンバーからの投稿を含むことができる。投稿は、テキスト、画像、ビデオ、およびオーディオのうちの1つまたはそれらの組み合わせを含み得る。投稿は、他者による利用のためにソーシャル・ネットワークに公開され得る。従来のアプローチの下では、メンバーによって投稿されたメディア・コンテンツ・アイテムを、ソーシャル・ネットワーク上のメンバーのプロフィールに含むことができる。他の例では、メンバーによって投稿されたメディア・コンテンツ・アイテムは、ソーシャル・ネットワークのメンバーである他のユーザのそれぞれのメディア・コンテンツ・フィード内に出現することができる。他のユーザは、メディア・コンテンツ・アイテムを投稿したメンバーのつながりとすることができる。
【0040】
ソーシャル・ネットワークはしばしば、ソーシャル・ネットワークに提供されるメディア・コンテンツ・アイテムの管理におけるさまざまな課題に直面する可能性がある。いくつかの課題は、メディア・コンテンツ・アイテムのコンテンツ・プロバイダのユーザ体験に関連付けられる問題に関連する可能性がある。このようなコンテンツ・プロバイダは、メディア・コンテンツ・アイテムの作成者を含むことができる。たとえば、コンテンツ・プロバイダは、ソーシャル・ネットワーク向けにかなりの量のメディア・コンテンツ・アイテムを作成して提供することを動機付けされる可能性がある。ソーシャル・ネットワークは、無期限に他のユーザにメディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを提供し得る。しかし、一定の考慮事項は、このような長期間にわたっていくつかのメディア・コンテンツ・アイテムを共有しないように、とのコンテンツ・プロバイダの願望を反映する可能性がある。たとえば、コンテンツ・プロバイダは、いくつかのメディア・コンテンツ・アイテムには短時間しか関連性がないと信じている場合がある。別の例として、コンテンツ・プロバイダは、メディア・コンテンツ・アイテムが、コンテンツ・プロバイダのオンライン上の架空の人物の反映ではないとみなされる場合、またはコンテンツ・プロバイダのプロフィールに保持される他のメディア・コンテンツ・アイテムと一致していない場合に、過度に長い時間にわたるいくつかのメディア・コンテンツ・アイテムの公開を回避することを望み得る。一方、コンテンツ・プロバイダは、このような考慮事項が当てはまらない場合に、無期限に他のメディア・コンテンツ・アイテムを共有することを望み得る。ソーシャル・ネットワークにより採用される従来の技術はしばしば、コンテンツ・プロバイダのこれらの二重の関心に対応することができない。したがって、コンテンツ・プロバイダのユーザ体験には弱点があり、コンテンツ・プロバイダに、ソーシャル・ネットワーク上でのメディア・コンテンツ・アイテムの共有を思いとどまらせる可能性がある。
【0041】
コンピュータ技術に根ざした改善アプローチは、特にコンピュータ技術の分野で生じる従来のアプローチに関連した上記および他の欠点を克服する。本技術のシステム、方法、およびコンピュータ可読媒体は、コンテンツ・プロバイダが、あるメディア・コンテンツ・アイテムをエフェメラル・コンテンツ・アイテムまたは非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとして指定できるようにすることができる。エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、一時的な期間についてソーシャル・ネットワーキング・システムの選択されたユーザにソーシャル・ネットワーキング・システム上でアクセス可能とすることができる。いくつかの例では、ユーザは、関連付けられたコンピューティング・デバイス上でユーザに提示されるコンピュータ・インタフェースを介してエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムおよび非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセスすることができる。メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスは、インタフェース内で提示される異なる要素またはチャンネルにわたって分散させることができる。たとえば、第1の要素は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを提供することができ、第2の要素は、非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを提供することができる。いくつかの例では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられたコンテンツ・プロバイダを、さまざまなランク付け信号に基づいてソートまたはランク付けすることができる。ランク順序における選択された数のコンテンツ・プロバイダは、ユーザがコンテンツ・プロバイダの関連付けられたエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへアクセスできるよう、第1の要素内で反映されることができる。いくつかの例では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへの選択的なアクセスを、コンテンツ・プロバイダとユーザとの両方によって決定することができる。コンテンツ・プロバイダは、自身のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへの選択されたユーザのアクセスを拒否することができる。加えて、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを提供されたユーザは、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムについての通知を受信しないように選択することができる。いくつかの例では、コンテンツ・プロバイダは、コンテナに関連付けられている関連するエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのコレクションを作成することができる。コンテンツ・プロバイダは、コンテナに対する名前を決定することができる。コンテナの作成後、コンテンツ・プロバイダによってキャプチャされるエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを、自動的にコンテナに割り当てることができる。コンテナには適していない新たなエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがキャプチャされると、コンテンツ・プロバイダは、新たなエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムについて新たなコンテナを作成することができる。いくつかの例では、コンテナを作成するコンテンツ・プロバイダは、他のコンテンツ・プロバイダを招待して、彼らのコンピューティング・デバイスでキャプチャしたエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムをコンテナに共同で割り当てることができる。いくつかの例では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの視聴者は、ユーザとコンテンツ・プロバイダとが一定の関係を有する場合に、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられたコンテンツ・プロバイダに直接、メッセージを送信することができる。本技術の機能は、コンテンツ・プロバイダとユーザとに提示される適切なコンピュータ・インタフェースに少なくとも部分的に基づいて実施される。本技術に関するさらなる詳細は、本明細書に記載されている。
【0042】
図1は、本技術の一実施形態に係る、メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを選択的に管理および制御するように構成された例示的なメディア・コンテンツ管理モジュール102を含む例示的なシステム100を示す。メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスの管理および制御は、コンピューティング・デバイス上のメンバーに提示されるコンピュータ・インタフェースに適用される適切な入力およびコマンドに基づいて、ソーシャル・ネットワーキング・システムの、コンテンツ・プロバイダまたはユーザなどのメンバーによって行うことができる。たとえば、コンピュータ・インタフェースは、コンピューティング・デバイスのタッチスクリーンを介して提供することができる。コンピュータ・インタフェースは、ソーシャル・ネットワーキング・システムによって提供されるソフトウェア・アプリケーションなどのユーティリティによって提供することができる。アクセスを管理および制御可能なメディア・コンテンツ・アイテムは、以下でより詳細に記載されるように、エフェメラルであるメディア・コンテンツ・アイテム(すなわちエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテム)およびエフェメラルでないメディア・コンテンツ・アイテム(すなわち非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテム)を含むことができる。本明細書でより詳細に議論されるように、メディア・コンテンツ管理モジュール102は、メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを、それらのエフェメラリティに少なくとも部分的に基づいて管理および制御することができる。
【0043】
メディア・コンテンツ管理モジュール102は、エフェメラリティ管理モジュール104、ランク付けモジュール106、選択的アクセス・モジュール108、コンテナ・モジュール110、および通信モジュール112を含むことができる。エフェメラリティ管理モジュール104は、コンテンツ・プロバイダが、関連付けられたメディア・コンテンツ・アイテムをエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムまたは非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとして指定できるようにすることができる。エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムおよび非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのユーザによるアクセスは、ユーザに関連付けられたコンピューティング・デバイス上に提示されるコンピュータ・インタフェースの異なる(別々の)要素またはチャンネルを介して提供することができる。インタフェースは、ソーシャル・ネットワーキング・システムに関連付けられたソフトウェア・アプリケーションによって提供することができる。インタフェース内で提示可能な第1の要素は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを提供することができる一方、インタフェース内で提示可能な第2の要素は、非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを提供することができる。エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスは、選択した期間後に期限切れ(または終了)とすることができる。ランク付けモジュール106は、ユーザがアクセス可能なエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた複数のコンテンツ・プロバイダをソートおよびランク付けすることができる。コンテンツ・プロバイダのランク順序は、多様なランク付け信号に基づくことができる。コンテンツ・プロバイダのランク順序は、インタフェースの第1の要素内で反映されることができる。選択的アクセス・モジュール108は、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへの選択されたユーザのアクセスをコンテンツ・プロバイダが拒否できるようにすることができる。加えて、選択的アクセス・モジュール108は、選択したコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムについての通知をユーザが受信しないようにすることを可能にすることができる。コンテナ・モジュール110は、あるエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムが自動的に割り当てられるコンテナをコンテンツ・プロバイダが作成できるようにすることができる。コンテナ・モジュール110はまた、コンテンツ・プロバイダが他のコンテンツ・プロバイダを招待して、コンテンツ・プロバイダの関連するエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを共同してコンテナに投稿できるようにすることができる。通信モジュール112は、コンテンツ・プロバイダがユーザと一定の関係を有する場合に、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを視聴しているユーザが、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられたコンテンツ・プロバイダとの直接通信を開始できるようにすることができる。本技術の機能は、コンテンツ・プロバイダおよびユーザのコンピューティング・デバイス上に提示される適切なコンピュータ・インタフェース、ならびに、コンピュータ・インタフェースへの入力などのコンテンツ・プロバイダおよびユーザのコンピュータ・インタフェースとの対話に少なくとも部分的に基づいて実装される。メディア・コンテンツ管理モジュール102は、本明細書でより詳細に記載されている。
【0044】
本明細書におけるこの図およびすべての図に示される構成要素(たとえば、モジュール、要素、ステップ、ブロック等)は、例示のみであり、他の実施態様は、追加の、より少ない、統合された、または異なる構成要素を含み得る。関連する詳細を不明瞭にしないように、一部の構成要素が示されない場合がある。さまざまな実施形態では、メディア・コンテンツ管理モジュール102に関連して説明した機能のうちの1つ以上を、任意の適切な組み合わせで実装することができる。
【0045】
本明細書に出てくる用語は、柔軟に使用され、文脈で理解されるべきである。本明細書で使用される場合、「メディア・コンテンツ・アイテム」は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムおよび非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの両方を含むことができる。本明細書で使用する場合、「エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテム」は、一時的な選択された期間の間だけ、選択されたユーザがアクセス可能であって、その後は自動的にそのユーザについてアクセスが期限切れとなるメディア・コンテンツ・アイテムを指す。本明細書で使用する場合、「ストーリ」は、1つ以上の関連するエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含むことができる。ストーリは、さまざまなユーザおよびストーリのコンテンツ・プロバイダに提示されるエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのフィードなどの、コンピュータ・インタフェースのうちの1つ以上の要素内に出現することができる。本明細書で使用される場合、「非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテム」(または「投稿」)は、アクセスが自動的に期限切れとならないメディア・コンテンツ・アイテムを指す。非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、さまざまなユーザと非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのコンテンツ・プロバイダとに提示される非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの1つ以上のフィードにおける潜在的出現について「投稿」されることができる。投稿の際に、非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムはまた、コンテンツ・プロバイダのプロフィールまたはアーカイブ上でコンテンツ・プロバイダとそのフォロワーとに可視とすることができる。本明細書で使用される場合、メディア・コンテンツ・アイテムの「コンテンツ・プロバイダ」は、他者による潜在的アクセスのための、ソーシャル・ネットワーキング・システムなどのオンライン・サービスまたはプラットフォームにメディア・コンテンツ・アイテムを提供したエンティティを含むことができる。コンテンツ・プロバイダは、たとえば、メディア・コンテンツ・アイテムの作成者(たとえば、キャプチャした者)、メディア・コンテンツ・アイテムの所有者、またはメディア・コンテンツ・アイテムのライセンシーを含むことができる。本明細書においてその中に用語が出てくる文脈は、その文脈での用語の意味を教示するであろう。
【0046】
いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ管理モジュール102は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組み合わせとして、部分的にまたは全体的に実装される。一般に、本明細書で説明するモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組み合わせに関連付けることができる。いくつかの実施態様では、モジュールの1つ以上の機能、タスク、および/または動作を、ソフトウェア・ルーチン、ソフトウェア・プロセス、ハードウェア、および/またはそれらの任意の組み合わせによって行うことができ、あるいは、実行することができる。いくつかの場合では、メディア・コンテンツ管理モジュール102は、サーバまたはクライアント・コンピューティング・デバイス上などの、1つ以上のコンピューティング・デバイスまたはシステム上で動作するソフトウェアとして、部分的にまたは全体的に実装することができる。たとえば、メディア・コンテンツ管理モジュール102は、部分的にまたは全体的に、図6のソーシャル・ネットワーキング・システム630などのソーシャル・ネットワーキング・システム(またはサービス)内に実装される、またはそれと一緒に動作または一体化するように構成されることができる。別の例として、メディア・コンテンツ管理モジュール102は、専用アプリケーション(たとえば、アプリ)、プログラム、またはユーザ・コンピューティング・デバイスまたはクライアント・コンピューティング・システム上で実行されるアプレットとして、またはそれらの内部で実装することができる。いくつかの例では、メディア・コンテンツ管理モジュール102は、部分的にまたは全体的に、図6のユーザ・デバイス610などのクライアント・コンピューティング・デバイス内に実装される、または、それと一緒に動作もしくは一体化するように構成されることができる。多くの変形が可能であることが理解されるべきである。
【0047】
システム100は、メディア・コンテンツ管理モジュール102のサポートおよび動作に関連するデータなどの各種データを記憶して保持するように構成されたデータ・ストア114を含むことができる。データ・ストア114はまた、ソーシャル・ネットワーキング・システムに関連付けられた他の情報を保持することができる。ソーシャル・ネットワーキング・システムに関連付けられた情報は、ユーザに関するデータ、ソーシャルつながり、ソーシャル対話、位置、ジオフェンス・エリア、地図、場所、イベント、グループ、投稿、通信、コンテンツ、アカウント設定、プライバシー設定、およびソーシャル・グラフを含むことができる。ソーシャル・グラフは、すべてのソーシャル・ネットワーキング・システムのエンティティおよびそれらの対話を反映することができる。例示的なシステム100に示されるように、メディア・コンテンツ管理モジュール102は、データ・ストア114と通信および/または動作するように構成することができる。
【0048】
図2は、本技術の一実施形態に係る、例示的なエフェメラリティ管理モジュール202を示す。いくつかの実施形態では、図1のエフェメラリティ管理モジュール104は、エフェメラリティ管理モジュール202を用いて実装される。エフェメラリティ管理モジュール202は、エフェメラリティ指定モジュール204、アクセス取扱モジュール206、およびチャンネル・モジュール208を含むことができる。
【0049】
エフェメラリティ指定モジュール204は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムまたは非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとしてのメディア・コンテンツ・アイテムの指定を受信することができる。いくつかの実施形態において、コンテンツ・プロバイダは、メディア・コンテンツ・アイテムをキャプチャするためのカメラ・モードに入るように、インタフェースに沿ったスワイプなどの適切なインタフェースへの入力またはタッチ・ジェスチャを適用することができる。いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられたコンテンツ・プロバイダは、メディア・コンテンツ・アイテムがエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムまたは非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのいずれとして管理されるべきかを決定することができる。エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、選択されたユーザについて比較的短い時間の後にアクセスが自動的に期限切れとなるメディア・コンテンツ・アイテムである。選択されたユーザによるエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスは、選択された期間、保持することができる。本明細書でより詳細に議論されるように、選択されたユーザは、コンテンツ・プロバイダによって少なくとも部分的に決定することができる。選択された期間の後、選択されたユーザによるエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスは、自動的に期限切れとなる。期限切れの後、選択されたユーザは、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセスできなくなる。選択された期間は、24時間、または他の時間期間(たとえば、1週間、2週間、1ヶ月、1年等)などの任意の所望の時間期間とすることができる。いくつかの実施形態では、選択された期間は、ソーシャル・ネットワーキング・システム、コンテンツ・プロバイダ、またはその両方の管理者が決定することができる。いくつかの実施形態では、選択された期間は、選択されたユーザにメディア・コンテンツ・アイテムが最初にアクセス可能にされた時点から測定することができる。さまざまな実施形態では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセスできる選択された期間は、さまざまな時間期間とすることができる。たとえば、第1のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスは、第1の選択された期間後に期限切れとすることができ、第2のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、第1の選択された期間とは異なる第2の選択された期間後に期限切れとすることができる。いくつかの実施形態では、特定の時間期間を、さまざまな考慮事項に基づいてエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムについて選択された期間として選択することができる。考慮事項はたとえば、関連付けられたコンテンツ・プロバイダまたはソーシャル・ネットワーキング・システムの嗜好、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを提供されるユーザ、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられたタイプまたは分類等を含むことができる。いくつかの実施形態において、自身のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのコンテンツ・プロバイダによるアクセスは、選択された期間後に期限切れになることはない。むしろ、いくつかの実施形態では、自身のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのコンテンツ・プロバイダによるアクセスは、無期限に保持することができる。
【0050】
エフェメラリティ指定モジュール204は、コンテンツ・プロバイダが自身のメディア・コンテンツ・アイテムをエフェメラル・コンテンツ・アイテムまたは非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとして指定(またはラベル付け)するためのオプションを提示することができる。エフェメラリティ指定モジュール204は、適切なインタフェースを介してオプションを提示することができる。いくつかの実施形態では、メディア・コンテンツ・アイテムがインタフェースを介してコンテンツ・プロバイダに提示される場合、オプションは、コンテンツ・プロバイダによって選択可能なインタフェースにおける1つ以上の要素として提示することができる。いくつかの実施形態では、デフォルトでメディア・コンテンツ・アイテムを非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとして指定することができる。この点において、インタフェース上に提示された要素の選択時に、コンテンツ・プロバイダは、メディア・コンテンツ・アイテムをエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとするように指定することができる。他の実施形態では、デフォルトでメディア・コンテンツ・アイテムをエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとして指定することができる。この点において、要素の選択時に、コンテンツ・プロバイダは、メディア・コンテンツ・アイテムを非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとするように指定することができる。
【0051】
エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムまたは非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとするメディア・コンテンツ・アイテムの指定に基づいて、アクセス取扱モジュール206は、メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを管理することができる。いくつかの実施形態では、アクセス取扱モジュール206は、コンテンツ・プロバイダに自身のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへの無期限アクセスを提供することができる一方、選択されたユーザにはエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへの一時的なアクセスを提供する。いくつかの実施形態では、コンテンツ・プロバイダが、自身のメディア・コンテンツ・アイテムのプロフィールまたはアーカイブにアクセスできるように、コンテンツ・プロバイダにインタフェースを提示することができる。いくつかの実施形態では、プロフィールまたはアーカイブ内のメディア・コンテンツ・アイテムを、エフェメラルまたは非エフェメラルとしてラベル付けまたは分類することができる。たとえば、プロフィールまたはアーカイブを、非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含む第1の部分とエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含む第2の部分とに区分することができる。さまざまな実施形態では、プロフィールまたはアーカイブ、およびその中のメディア・コンテンツ・アイテムは、公開または非公開とすることができる。インタフェースは、以前には他者にアクセス可能であったがもはやそうではないエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含む、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテム(および非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテム)をコンテンツ・プロバイダがナビゲートおよびブラウズできるようにすることができる。
【0052】
アクセス取扱モジュール206は、ソーシャル・ネットワーキング・システムの選択されたユーザがアクセス可能なメディア・コンテンツ・アイテムの可用性に関する通知を提供することができる。いくつかの実施形態では、選択されたユーザは、メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられるコンテンツ・プロバイダの一部またはすべてのフォロワーを含むことができる。いくつかの実施形態では、アクセス取扱モジュール206は、ユーザに提示される適切なインタフェースの第1の要素を介してエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの可用性に関する通知を提供することができると同時に、インタフェースの第2の要素を介して非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを提供することができる。いくつかの実施形態では、本明細書でより詳細に論じるように、第1の要素および第2の要素は、別個の別々のフィードとすることができる。さまざまな実施形態では、アクセス取扱モジュール206は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを有するユーザが行うメディア・コンテンツ・アイテムの検索に応答して、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを提供することができる。さまざまな実施形態では、アクセス取扱モジュール206は、潜在的な関心のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがユーザに提供されるエクスプローラ・モードを通じてエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを提供することができる。いくつかの実施形態では、アクセス取扱モジュール206は、ユーザと、たとえばエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられているコンテンツ・プロバイダとの間の直接通信において、ユーザにエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを提供することができる。多くの変形が可能である。
【0053】
コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、適切なインタフェースを介して、選択されたユーザに提示することができる。インタフェースは、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのチャンネルを構成することができる。いくつかの実施形態では、ユーザがアクセスを提供されているコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの選択時に、コンテンツ・プロバイダに関連付けられたエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを、ユーザはチャンネルとして視聴することができる。いくつかの例では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテム(たとえば、ビデオ、オーディオ、画像)を、メディア・コンテンツ・アイテムのスライドショーとしてユーザに自動的に提示または再生することができる。いくつかの例では、ユーザは、1つのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムから次のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに進めるために、インタフェースにタップなどのタッチ・ジェスチャを適用することができる。いくつかの実施形態では、広告主からのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを、コンテンツ・プロバイダに関連付けられたチャンネル内のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの中に含むことができる。さまざまな実施形態では、ソーシャル・ネットワーキング・システムは、ソーシャル・ネットワーキング・システム上で企業体などの他のエンティティとの新たなつながりを形成するようユーザを奨励するために、チャンネル内の他のコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含むことができる。
【0054】
いくつかの実施形態では、1つ以上のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへの1人以上のユーザによるアクセスが期限切れとなった後に、コンテンツ・プロバイダは、別の一時的な選択された期間、ユーザまたは他のユーザがアクセスできるようにエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを再選択することができる。この点において、コンテンツ・プロバイダは、以前にはユーザがアクセス可能であったがもはやそうではない1つ以上のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを選択することができる。エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、コンテンツ・プロバイダのプロフィールまたはアーカイブ内に出現することができる。いくつかの例では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、それらが以前にアクセス可能であったことを示すためにラベル付けすることができる。適切なインタフェースを介して、コンテンツ・プロバイダは、別の選択された期間、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとして同じユーザまたは異なるユーザにエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを提供することができる。
【0055】
いくつかの実施形態において、コンテンツ・プロバイダは、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムと非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとの組み合わせを共有することができる。以下でより詳細に説明するように、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能である第1の要素内で提示されたことがあり得、非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの第2の要素内で提示されたことがあり得る。適切なインタフェースを介して、コンテンツ・プロバイダは、非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとして再び共有されるよう、以前にアクセス可能であったエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを選択することができる。いくつかの例では、選択されたエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを、1つ以上の他の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムと組み合わせて、個別にまたは非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのコレクション(またはアルバム)として共有することができる。以下でより詳細に説明するように、共有メディア・コンテンツ・アイテムを、コンテンツ・プロバイダおよびソーシャル・ネットワーキング・システムの他のユーザに提示された非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのフィード内で公開することができる。共有メディア・コンテンツ・アイテムがコレクションを構成する場合、共有メディア・コンテンツ・アイテムを、コンテンツ・プロバイダのプロフィールまたはアーカイブ内で、コレクションとして保持することができる。
【0056】
アクセス取扱モジュール206は、選択された期間の期限が切れると、選択されたユーザによるエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを拒否することができる。アクセスの拒否は、コンテンツ・プロバイダまたはユーザからの介入または他のアクションなしで自動的に発生させることができる。各エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムについて、アクセス取扱モジュール206は、選択された期間が測定される開始時刻を決定することができる。各エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムについて、アクセス取扱モジュール206はまた、選択されたユーザによるエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスがその後に期限切れとなる、選択された期間を関連付けることができる。いくつかの実施形態では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムについての開始時刻は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムが最初に任意のユーザに対してアクセス可能となる時間とすることができる。本明細書で説明するように、異なるエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがその後に期限切れとなる、さまざまな選択された期間に関連付けることができる。いくつかの実施形態では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた開始時刻から選択された期間が経過した後、アクセス取扱モジュール206は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを有していたすべての選択されたユーザの、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを拒否することができる。
【0057】
チャンネル・モジュール208は、別個のチャンネルにおいて、選択されたユーザにコンテンツ・プロバイダのメディア・コンテンツ・アイテムを提示することができる。いくつかの実施形態では、説明したように、チャンネル・モジュール208は、ユーザに提示されるインタフェースの第1の要素内でユーザがアクセス可能なエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを提供することができると同時に、インタフェースの第2の要素内でユーザがアクセス可能な非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを提供することができる。いくつかの実施形態では、要素は、メディア・コンテンツ・アイテムを提示するためのフィード(またはチャンネル)とすることができる。たとえば、第1の要素を第1のフィードとすることができ、第2の要素を第2のフィードとすることができる。いくつかの実施形態では、第1のフィードを、ユーザがアクセス可能であるエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを提供したコンテンツ・プロバイダの識別子のリスト(またはアレイ)として提示することができる。コンテンツ・プロバイダの識別子は、画像、プロフィール写真、シンボル、アバター、または各コンテンツ・プロバイダの他の表現とすることができる。いくつかの場合において、第1のフィードは、各コンテンツ・プロバイダのアクセス可能なエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関する情報を提示することができる。たとえば、第1のフィードは、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのタイプを示すことができる。ある場合では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのタイプは、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにおいて反映される主題がライブ(リアルタイムまたはほぼリアルタイム)で発生しているか否かを示すことができる。第1のフィードに反映されるコンテンツ・プロバイダは、本明細書でより詳細に論じるように、ランク順序において提示することができる。ユーザは、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセスするためのコンテンツ・プロバイダの識別子に、インタフェースを介してタッチ・ジェスチャなどの入力を適用することができる。入力に応答して、インタフェースは、ユーザがアクセス可能な、コンテンツ・プロバイダの1つ以上のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを提示することができる。複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを進めていくために、ユーザは、適切なタッチ・ジェスチャ(たとえば、タップ)をインタフェースに適用することができる。いくつかの実施形態では、ユーザがアクセス可能であるコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのすべてがユーザによってアクセスされた場合、インタフェースは、このようなアクセスを反映するようにコンテンツ・プロバイダの識別子を提示することができる。一例では、コンテンツ・プロバイダについての識別子は、そのアクセス可能なエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがユーザによってすべてアクセスされてはいない別のコンテンツ・プロバイダの識別子とは異なって出現することができる。たとえば、そのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがユーザによってすべてアクセスされたコンテンツ・プロバイダの識別子は、第1のフィード内でグレーアウトまたはぼかし状態とすることができる。いくつかの実施形態では、そのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがもはやユーザに対してアクセス可能ではないコンテンツ・プロバイダの識別子は、ユーザの第1のフィードから除去することができる。たとえば、コンテンツ・プロバイダの識別子は、コンテンツ・プロバイダのすべてのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスの期限が切れると、第1のフィードから除去することができる。いくつかの実施形態では、第2のフィードは、ユーザに関連すると決定された非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのリスト(またはアレイ)とすることができる。いくつかの実施形態では、第1のフィードおよび第2のフィードは、ユーザによってスクロール可能とすることができる。いくつかの場合には、第1のフィードは、第1の方向にスクロール可能とすることができ、第2のフィードは、第1の方向とは異なる第2の方向(たとえば、直交する方向)にスクロール可能とすることができる。たとえば、第1のフィードは、水平方向にスクロール可能とすることができ、第2のフィードは、垂直方向にスクロール可能とすることができる。いくつかの実施形態では、本明細書でより詳細に論じるように、メディア・コンテンツ・アイテムのコンテナは、第1のフィードからアクセス可能とすることができる。
【0058】
図3Aは、本技術の一実施形態に係る、例示的なランク付けモジュール302を示す。ランク付けモジュール302は、ユーザに提示されるインタフェースの第1の要素に反映されるコンテンツ・プロバイダのランク順序を生成することができる。いくつかの実施形態では、図1のランク付けモジュール106は、ランク付けモジュール302を用いて実装される。ランク付けモジュール302は、信号決定モジュール304、スコア付けモジュール306、および順序付けモジュール308を含むことができる。
【0059】
信号決定モジュール304は、ユーザがアクセス可能なエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた複数のコンテンツ・プロバイダの選択されたユーザへの提示に優先順位を付けるために、1つ以上の信号を得ることができる。信号は、ユーザが最も関連するかまたは関心のあるエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの識別に関連する任意の適切な考慮事項を含むことができる。いくつかの実施形態では、信号は、ユーザと、そのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがユーザに対してアクセス可能であるコンテンツ・プロバイダとの間の関係に基づくものとすることができる。いくつかの実施形態では、信号は、ユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム上でコンテンツ・プロバイダが実行したアクションに関する通知に登録しているか否かに基づくことができる。たとえば、アクションは、ソーシャル・ネットワーキング・システム上でのコンテンツ・プロバイダによるメディア・コンテンツ・アイテムの管理および提供に関連することができる。ユーザが登録した通知に関連付けられたコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、ユーザにとって比較的関連性が高いものとすることができる。いくつかの実施形態では、信号は、「いいね!」の数またはコンテンツ・プロバイダのメディア・コンテンツ・アイテムに関するユーザによる承認の他の表現に基づくことができる。コンテンツ・プロバイダの、ユーザから多数の「いいね!」を得ているエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、ユーザにとって比較的関連性が高いものとすることができる。いくつかの実施形態では、信号は、ユーザがコンテンツ・プロバイダのフォロワーであり、コンテンツ・プロバイダがユーザのフォロワーである(すなわち、相互フォロー)か否かに基づくことができる。フォローの相互関係をユーザが有するコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、ユーザにとって比較的関連性が高いものとすることができる。
【0060】
他の実施形態では、追加の信号が関連し得る。たとえば、信号は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがアクセス可能になったタイミングに基づくことができる。別の例として、信号は、ユーザとコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとの間の対話のレベルに基づくことができる。対話のレベルは、ユーザが、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセスして該アイテムを消費する程度または頻度に関連することができる。さらに別の例として、信号は、ユーザとコンテンツ・プロバイダとの間のつながり状態に基づくことができる。信号決定モジュール304は、ユーザにエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの関連性の決定を知らせる他の信号を得ることができる。
【0061】
スコア付けモジュール306は、信号決定モジュール304によって決定される信号に基づいてユーザにエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの関連性のレベルを示す関連性スコアを生成することができる。いくつかの実施形態では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムについて、スコア付けモジュール306は、信号の強さを反映した各信号について定量値を割り当てることができる。スコア付けモジュール306は、各信号に関連付けられる重みを決定することができる。重みは、ユーザに対するエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの関連性の決定において信号の相対的な重要性を反映することができる。構成要素スコアを生成するために、重みを、関連付けられた信号の定量値に適用(たとえば、乗算)することができる。すべての信号に関連付けられた構成要素スコアを、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムについの関連性スコアを生成するために集約(たとえば、合計)することができる。エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムについての関連性スコアを決定するための他の技術も可能である。
【0062】
順序付けモジュール308は、複数のコンテンツ・プロバイダに関連付けられたエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムをソートすることができる。いくつかの実施形態では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを、それらの関連性スコアに基づいてランク順序でソートすることができる。エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた複数のコンテンツ・プロバイダは、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのランク順序と一致している複数のコンテンツ・プロバイダのランク順序でソートすることができる。たとえば、第1のコンテンツ・プロバイダに関連付けられた第1のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムが第2のコンテンツ・プロバイダに関連付けられた第2のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムよりも高くランク付けされている場合、第1のコンテンツ・プロバイダは、第2のコンテンツ・プロバイダよりも高くランク付けされる。いくつかの実施形態では、閾値を満たす複数のコンテンツ・プロバイダのランク順序における複数のコンテンツ・プロバイダの数を、ユーザに提示することができる。たとえば、ランク順序における複数のコンテンツ・プロバイダのカウント値が閾値よりも大きい場合、複数のコンテンツ・プロバイダの閾値に等しい数だけが、ユーザに提示される。論じたように、ランク順序におけるコンテンツ・プロバイダの識別子を、適切なインタフェースの第1の要素を介してユーザに提示するために提供することができる。いくつかの実施形態では、追加のまたは新たなエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがユーザに対してアクセス可能になると、ランク付けモジュール302は、新たなエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムおよび以前のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含むエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの新たなランク付けを行って、複数のコンテンツ・プロバイダのランク順序を更新することができる。新たなランク付けは、任意の適切な時点で行うことができる。たとえば、閾値数の新たなエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがユーザに利用可能にされた後、または選択された時間間隔で、新たなランク付けを行うことができる。
【0063】
図3Bは、本技術の一実施形態に係る、例示的な選択的アクセス・モジュール312を示す。選択的アクセス・モジュール312は、コンテンツ・プロバイダが自身のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへの選択されたユーザによるアクセスを制御できるようにすることができる。選択的アクセス・モジュール312は、ユーザが、ユーザへのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの提示を制御できるようにすることができる。いくつかの実施形態では、図1の選択的アクセス・モジュール108は、選択的アクセス・モジュール312を用いて実装される。選択的アクセス・モジュール312は、コンテンツ・プロバイダ制御モジュール314とユーザ制御モジュール316とを含むことができる。
【0064】
コンテンツ・プロバイダ制御モジュール314は、コンテンツ・プロバイダが、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのユーザによるアクセスを制御できるようにすることができる。コンテンツ・プロバイダ制御モジュール314は、コンテンツ・プロバイダが、適切なインタフェースを介して、自身のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを許可されていない1人以上のユーザを選択できるようにすることができる。いくつかの実施形態では、コンテンツ・プロバイダ制御モジュール314は、コンテンツ・プロバイダのコンテンツ・アイテムにアクセスできるユーザのリストを提供することができる。リストは、インタフェースを介して提示される。リストは、リスト内の各ユーザについてのアバターまたは他の識別子を含むことができる。リストは、各ユーザについて、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのユーザのアクセスを拒否するための、コンテンツ・プロバイダについてのオプションを含むことができる。たとえば、オプションを、選択時にアクセス許可およびアクセス拒否の間で変更させるトグルまたはボタンを介して提供することができる。さまざまな実施形態では、コンテンツ・プロバイダ制御モジュール314は、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスが拒否されるべきユーザをコンテンツ・プロバイダが検索できるようにする検索ツールを提供することができる。検索に応答してユーザがインタフェースに提示されると、コンテンツ・プロバイダは、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのユーザ・アクセスを拒否するためにインタフェース内の要素を選択することができる。
【0065】
いくつかの実施形態では、コンテンツ・プロバイダは、ユーザによるコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスの前および後に、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのユーザのアクセスを制御することができる。コンテンツ・プロバイダは、ユーザがコンテンツ・プロバイダの1つ以上のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセスした後に、選択されたユーザに対してアクセスを拒否することができる。この点において、コンテンツ・プロバイダ制御モジュール314は、適切なインタフェースを介して、以前にコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセスしたユーザのリスト(視聴者リスト)をコンテンツ・プロバイダに提示することができる。たとえば、ユーザのリストを、ユーザのアバターとして提示することができる。インタフェースは、リスト内のユーザによるコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのさらなるアクセスを拒否するための1つ以上の入力を、コンテンツ・プロバイダが提供できるようにすることができる。たとえば、ユーザに関連付けられたアバターへのタッチ・ジェスチャの適用は、コンテンツ・プロバイダが、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのユーザのさらなるアクセスを拒否(または非表示と)できるようにすることができる。いくつかの実施形態では、多数のフォロワーを有するコンテンツ・プロバイダ(たとえば、有名人)について、コンテンツ・プロバイダをフォローする者の数とコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの閲覧数とに関する統計を、ユーザのリストの代わりにコンテンツ・プロバイダに提示することができる。いくつかの実施形態では、ユーザがコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを拒否された場合、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、さまざまな方法でユーザに提示されない。たとえば、コンテンツ・プロバイダの識別子を、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにそこからアクセス可能であるユーザの第1の要素(または第1のフィード)から省略することができ、またはそれに提示されないようにすることができる。別の例として、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、コンテンツ・プロバイダのプロフィールまたはアーカイブでユーザに提示されない。さらに別の例として、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、検索に応答して返された検索結果において、または潜在的関心のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがユーザに提供されるエクスプローラ・モードにおいて提示されない。いくつかの実施形態では、コンテンツ・プロバイダは、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを自身のフォロワーにのみアクセス可能とするオプションを選択することができる。コンテンツ・プロバイダが自身のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを制御する能力は、ソーシャル・ネットワーキング・システム上でコンテンツ・プロバイダが共有する場合の快適さに寄与することができ、これによって、より多くの共有が奨励される。
【0066】
ユーザ制御モジュール316は、ユーザが、コンテンツ・プロバイダに関連付けられたアクセス可能なエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムについてユーザに提供される表示または通知を制御できるようにすることができる。ユーザ制御モジュール316は、ユーザが通知を所望しないことについて、アクセス可能なエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられた1つ以上のコンテンツ・プロバイダをユーザが選択できるようにすることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ制御モジュール316は、ユーザがアクセス可能なエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを伴ったコンテンツ・プロバイダの識別子を表示する第1の要素内で、選択されたコンテンツ・プロバイダが提示されることを防止(またはミュート)することができる。たとえば、ユーザは、適切なインタフェースを介して、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの可用性に関する通知をもはや提示すべきでない、選択されたコンテンツ・プロバイダのアバターを、長押しして、第1の要素からドラッグして消すかまたは第1の要素の外にドラッグすることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ制御モジュール316は、インタフェースを介して、ユーザが潜在的アクセスを有するエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを有するコンテンツ・プロバイダのリストを提供することができる。ユーザは、選択されたコンテンツ・プロバイダをリストから識別し、第1の要素におけるそれらの潜在的出現を除去するためのインタフェースへの入力を提供することができる。このようなコンテンツ・プロバイダの提示制御は、コンテンツ・プロバイダの潜在的フォロー解除またはブロッキングへの代替策とすることができる。
【0067】
図3Cは、本技術の一実施形態に係る、例示的なコンテナ・モジュール322を示す。コンテナ・モジュール322は、コンテンツ・プロバイダとコラボレータとが、コンテナ(またはリール)内に関連するメディア・コンテンツ・アイテムを編成できるようにすることができる。いくつかの実施形態では、図1のコンテナ・モジュール110は、コンテナ・モジュール322を用いて実装される。コンテナ・モジュール322は、作成モジュール324とコラボレーション・モジュール326とを含むことができる。
【0068】
作成モジュール324は、コンテンツ・プロバイダが、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含む関連メディア・コンテンツ・アイテムについてのコンテナを作成できるようにすることができる。コンテナを、別個のイベント、カテゴリ、関心、主題、または他の特性に関連付けることができる。関連メディア・コンテンツ・アイテムを、コンテナの特性へのそれらの関連性に基づいてコンテナに割り当てることができる。異なるコンテナは、メディア・コンテンツ・アイテムの多作公開者を含むコンテンツ・プロバイダについてのさまざまなメディア・チャンネルとして機能することができる。いくつかの実施形態では、画像、ビデオ、またはオーディオなどのメディア・コンテンツ・アイテムのキャプチャ後に、作成モジュール324は、適切なインタフェースを介して、コンテナを作成するオプションをユーザに提示することができる。オプションを選択すると、ユーザは、コンテナについての名前(またはタイトル)を入力することができる。名前は、コンテナに関連付けられるかまたはコンテナの特性に別様に関連するようにメディア・コンテンツ・アイテムを記述することができる。たとえば、あるイベントに関連するメディア・コンテンツ・アイテムにコンテナが関連付けられるべきである場合、名前は、イベントを識別または記述することができる。名前の作成後、作成モジュール324は、コンテナにメディア・コンテンツ・アイテムを割り当てる。さらに、作成モジュール324は、コンテナに関連するコンテンツ・プロバイダによって続いてキャプチャされるメディア・コンテンツ・アイテムを、コンテナに自動的に割り当てることができる。いくつかの実施形態では、作成モジュール324は、時間、位置、およびコンテナに関連付けられた他のパラメータを受信することができる。メディア・コンテンツ・アイテムがパラメータを満たす場合、メディア・コンテンツ・アイテムを、コンテナに自動的に割り当てることができる。メディア・コンテンツ・アイテムがパラメータを満たさない場合、メディア・コンテンツ・アイテムは、コンテナに自動的に割り当てられない。たとえば、コンテンツ・プロバイダは、コンテナに関連付けられたイベントについての時間期間および地理的位置に関連するパラメータを提供することができる。この例では、作成モジュール324は、コンテンツ・プロバイダのコンピューティング・デバイスによってキャプチャされた各メディア・コンテンツ・アイテムについての時刻情報および位置情報を取得することができる。時刻情報および位置情報は、コンピューティング・デバイスの機能またはコンピューティング・デバイス上で実行されるソフトウェア・アプリケーションを介して利用可能とすることができる。コンテンツ・プロバイダによってキャプチャされたメディア・コンテンツ・アイテムについての時刻情報と位置情報とがパラメータ内に収まる場合、メディア・コンテンツ・アイテムを、コンテンツ・プロバイダからのさらなる入力なしにコンテナに自動的に割り当てることができる。メディア・コンテンツ・アイテムについての時刻情報と位置情報とがパラメータ内に収まらない場合、メディア・コンテンツ・アイテムは、コンテナに自動的に割り当てられない。作成モジュール324は、コンテンツ・プロバイダが、コンテンツ・プロバイダの既存のコンテナを編集、または1つ以上の新たなコンテナを作成できるようにすることができる。
【0069】
コンテナおよび関連付けられたメディア・コンテンツ・アイテムは、一時的な選択された期間、選択されたユーザに対してアクセス可能とすることができる。いくつかの実施形態では、コンテナは、その関連付けられているエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関係なく、選択された期間、アクセス可能とすることができる。コンテナは、コンテナの作成などのあるアクションの後に、選択された時間、アクセス可能とすることができる。たとえば、コンテナが、異なる時間にコンテナに割り当てられている複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられている場合、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスが、コンテナが作成された時点から計測された選択された期間が経過した後に期限切れとなるであろう。この点において、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスの期限切れは、メディア・コンテンツ・アイテムがユーザに対してアクセス可能となった時点、またはメディア・コンテンツ・アイテムがコンテナに追加された時点には依存しない。さまざまな実施形態では、コンテナ内のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセシビリティは、コンテナが作成された時点にかかわらず、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに固有の選択された期間の経過に基づいて期限切れとすることができる。たとえば、コンテナ内のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセシビリティは、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがコンテナに割り当てられた時点から計測された選択された期間後に期限切れとすることができる。この点において、コンテナは、1回目にコンテナに割り当てられた第1のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムと、1回目の後に2回目にコンテナに割り当てられた第2のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムとを有することができる。この例では、コンテナ内の第1のエフェメラル・メディア・コンテンツへのアクセスは、第1のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがコンテナに追加された時点から選択された期間後に期限切れとすることができる。このような期限切れの後、第2のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、第2のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがコンテナに追加された時点から計測された選択された期間が経過するまで、コンテナ内で依然としてアクセス可能とすることができる。別の例として、コンテナ内のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスは、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムが他の選択されたユーザに対して最初にアクセス可能にされた時点から計測された選択された期間後に期限切れとすることができる。この例では、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスの期限切れの後、そのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムは、コンテナ内に存在しない。したがって、選択されたユーザに対して異なる時間に最初にアクセス可能とされたエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスは、異なる時間に期限切れとなるであろう。いくつかの実施形態では、コンテナには、コンテンツ・プロバイダのプロフィールまたはアーカイブからアクセスすることができる。たとえば、コンテナは、プロフィールまたはアーカイブを提示するのに適したインタフェース内で、選択可能なアイコン(またはサムネイル)で表すことができる。いくつかの実施形態では、コンテナは、本明細書で説明するように、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能である第1の要素内で、選択されたユーザによってアクセス可能とすることができる。いくつかの実施形態では、コンテナは、コンテナへのアクセスが期限切れではない限り、またはコンテナの少なくとも1つのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがアクセス可能のままである限り、第1の要素内で提示可能とすることができる。さまざまな実施形態において、コンテナは、コンテナに割り当てられた1つ以上のメディア・コンテンツ・アイテムに適用された本明細書に記載のランク付け技術などのランク付け技術に基づいて、第1の要素内で提示することができる。いくつかの実施形態では、コンテンツ・プロバイダに関連付けられたコンテナは、コンテナのアイコン、コンテンツ・プロバイダの識別子、またはコンテナに割り当てられたメディア・コンテンツ・アイテムによって第1の要素内で表すことができる。コンテナまたはコンテナのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのすべてへのアクセスの期限が切れると、コンテナを除去することができるか、またはユーザの第1の要素内でコンテナが提示されないようにすることができる。
【0070】
コラボレーション・モジュール326は、コンテンツ・プロバイダが、コンテンツ・プロバイダによって作成されたコンテナに、コラボレータからの、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含むメディア・コンテンツ・アイテムの寄稿を招くようにすることができる。コンテンツ・プロバイダおよび選択されたコラボレータは、共通のイベントに参加しているか、または別様に共通の興味または特性を共有することができる。いくつかの実施形態では、コラボレーション・モジュール326は、協調または共同作業においてコンテナへのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの寄稿ができる1人以上のコラボレータをコンテンツ・プロバイダが選択できるようにする、適切なインタフェースを提示することができる。コンテナは、論じたように関連メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けることができる。コンテンツ・プロバイダは、コンテナについての管理者としての役割を果たすことができる。いくつかの実施形態では、コラボレーション・モジュール326は、インタフェースを介してフォロワーまたはコンテンツ・プロバイダの他のつながりの選択を提示することができる。コンテンツ・プロバイダは、コンテナについてのコラボレータとして、あるつながりを選択することができる。いくつかの実施形態では、コラボレータは、コンテナへのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの投稿のために、他のコラボレータを招待することができる。インタフェースへの入力に基づいて、コンテンツ・プロバイダは、コンテナに関連するコラボレーションから1人以上のコラボレータを削除することができる。いくつかの実施形態では、インタフェースへの入力に基づいて、コンテナに投稿するために別のコラボレータを招待したコラボレータは、コンテナに関連するさらなるコラボレーションから他のコラボレータを削除することができる。インタフェースへの入力に基づいて、コラボレータは、コンテナに関連するそのコラボレーションを終了することを選択し得る。
【0071】
コンテンツ・プロバイダとコラボレータとが投稿していたコンテナは、コンテンツ・プロバイダとコラボレータとが、自身のそれぞれのプロフィールまたはアーカイブ上でアクセス可能とすることができる。いくつかの実施形態では、コラボレーション・モジュール326は、適切なインタフェースへの入力を介して、コンテナへのすべての投稿者の識別情報をコンテンツ・プロバイダに提示することができる。いくつかの実施形態では、コンテンツ・プロバイダとコラボレータとによるコラボレーションを反映するコンテナへのアクセスを有するユーザは、コンテンツ・プロバイダのフォロワーとコラボレータのフォロワーとを含むことができる。いくつかの実施形態では、コンテンツ・プロバイダとコラボレータとのコラボレーションを反映するコンテナは、説明したように、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能である第1のフィードなどのインタフェースの要素内で提示することができる。たとえば、コラボレーションを反映するコンテナは、コンテンツ・プロバイダ、コラボレータ、およびコンテンツ・プロバイダとコラボレータとのフォロワーの第1のフィード内で提示することができる。いくつかの実施形態では、コラボレーションを反映するコンテナは、コンテナならびに関連付けられたコンテンツ・プロバイダおよびコラボレータのアバターなどの識別子に関連付けられた、メディア・コンテンツ・アイテムのサムネイルにより、第1の要素内で表すことができる。たとえば、コンテンツ・プロバイダとコラボレータとの識別子のスタックは、コンテナに割り当てられた第1のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのサムネイルの出現に対して固定された位置にまたはそれに隣接して出現することができる。いくつかの実施形態では、コラボレーションを反映する複数のコンテナにコンテンツ・プロバイダまたはコラボレータが関連付けられている場合、複数のコンテナは、コンテナへのアクセスを有するユーザの第1の要素内で別個のアイテムとして提示することができる。コラボレーションを反映するコンテナおよびそのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの期限切れは、コンテンツ・プロバイダが単独で投稿することができるコンテナに関連して上述したとおりに説明される。
【0072】
図3Dは、本技術の一実施形態に係る、例示的な通信モジュール332を示す。通信モジュール332は、ソーシャル・ネットワーキング・システムのメンバーが、コンテンツ・プロバイダによって設定された制御対象のメディア・コンテンツ・アイテムについて通信できるようにすることができる。いくつかの実施形態では、図1の通信モジュール112は、通信モジュール332を用いて実装される。通信モジュール332は、メッセージ送信モジュール334と対話制御モジュール336とを含むことができる。
【0073】
メッセージ送信モジュール334は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのコンテンツ・プロバイダおよびエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセスするユーザなどのソーシャル・ネットワーキング・システムのメンバーのためのメッセージ送信機能を提供することができる。いくつかの実施形態では、メッセージ送信モジュール334は、適切なインタフェースを介して、ユーザおよびコンテンツ・プロバイダがダイレクト・メッセージ(たとえば、インスタント・メッセージ)をやりとりできるようにすることができる。いくつかの実施形態では、ユーザがインタフェースを介してコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを視聴しているときに、ユーザは、コンテンツ・プロバイダへのメッセージを開始および送信するために、インタフェースに1つ以上の入力を提供することができる。メッセージは、コンテンツ・プロバイダの受信ボックス宛てとすることができる。コンテンツ・プロバイダは、受信ボックスにアクセスし、メッセージを確認し、メッセージに応答するために、インタフェースに入力を提供することができる。コンテンツ・プロバイダも同様に、ユーザにメッセージを送信することができる。いくつかの実施形態では、ソーシャル・ネットワーキング・システムのメンバーがコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを視聴しているときに、メンバーは、メンバーの受信ボックスにアクセスするために第1の方向(たとえば、左、右、上、下)にスワイプすることができる。この例では、メンバーは、別のコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに進むために、(たとえば、第1の方向とは反対の)第2の方向にスワイプすることができる。多くの変形が可能である。
【0074】
対話制御モジュール336は、コンテンツ・プロバイダに送信されるメッセージを選択的に制御することができる。対話制御モジュール336は、コンテンツ・プロバイダに提供されるメッセージを制御するために、コンテンツ・プロバイダによって選択可能な適切なインタフェース内で1つ以上のオプションを提供することができる。いくつかの実施形態では、コンテンツ・プロバイダは、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセスしたユーザに対して、1つ以上の条件を課されるコンテンツ・プロバイダにメッセージを送信することを許可するオプションを選択することができる。たとえば、条件は、コンテンツ・プロバイダがユーザのフォロワーであるか否かに関連することができる。この例では、コンテンツ・プロバイダは、オプションを選択することができ、それにより、コンテンツ・プロバイダがユーザのフォロワーである場合、ユーザは、コンテンツ・プロバイダにメッセージを送信することを許可される。コンテンツ・プロバイダがユーザのフォロワーではない場合、ユーザは、コンテンツ・プロバイダにメッセージを送信することを許可されない。このオプションは、人気のあるコンテンツ・プロバイダ(たとえば、有名人)が、彼らに宛てられるメッセージの量を制御するために役立つ場合がある。
【0075】
図4Aは、本技術の一実施形態に係る、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能である第1の要素と非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの第2の要素とを提示するための例示的なインタフェース402を示す。示されるように、第1の要素は、第1のフィード404であり、第2の要素は、第2のフィード406である。インタフェース402は、ソーシャル・ネットワーキング・システムのユーザに関連付けられたコンピューティング・デバイス上に提示されるコンピュータ・インタフェースとすることができる。インタフェース402は、コンピューティング・デバイスのタッチスクリーンを介して提示することができる。インタフェース402は、ソーシャル・ネットワーキング・システムによって提供されるコンピューティング・デバイス上で実行されるソフトウェア・アプリケーションなどのユーティリティによって提供することができる。第1のフィード404は、リストまたはアレイとして提示される複数のアイテムを含むことができる。複数のアイテムは、ユーザがアクセス可能であるエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを有するコンテンツ・プロバイダの識別子とすることができる。示されるように、コンテンツ・プロバイダの各識別子は、コンテンツ・プロバイダの名前(たとえば、ユーザ名)およびコンテンツ・プロバイダのアバターを含むことができる。たとえば、識別子408は、「サミ(Sami)」という名前の特定のコンテンツ・プロバイダに関連付けられている。第1のフィード404は、識別子408に関連付けられたエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのタイプの表示を含むことができる。示すように、表示は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがライブであることを伝える。第2のフィード406は、リストまたはアレイとして提示される複数のアイテムを含むことができる。第2のフィード406の複数のアイテムは、非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテム、および、コンテンツ・プロバイダの識別情報、「いいね!」の数、コメントなどの、関連付けられたメタデータとすることができる。
【0076】
図4Bは、本技術の一実施形態に係る、第1のフィード404および第2のフィード406のスクロールを可能にするための例示的なインタフェース402を示す。インタフェース402は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能である第1のフィード404と非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの第2のフィード406とを提示することができる。示されるように、第1のフィード404は、水平方向にスクロール可能であり、第2のフィード406は、垂直方向にスクロール可能である。さらに示されるように、第1のフィード404は、左にスクロールされて、その結果として、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの別のコンテンツ・プロバイダの識別子412が、インタフェース402内に新たに出現している。コンテンツ・プロバイダの識別子410は、コンテンツ・プロバイダのすべてのアクセス可能なエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムがユーザによってアクセスされたことを示すようにグレーアウトされている。示されるように、第2のフィード406は上にスクロールされ、その結果として、新たな非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテム414がそこに出現している。
【0077】
図4Cは、本技術の一実施形態に係る、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを選択的に拒否するための例示的なインタフェース422を示す。インタフェース422は、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへの潜在的アクセスを有するユーザのリスト424を含む。ユーザのリスト424は、ソーシャル・ネットワーキング・システム上のコンテンツ・プロバイダのフォロワーを含むことができる。示されるように、ユーザのリスト424は、各ユーザに関連付けられたボタンを含むことができる。コンテンツ・プロバイダがボタンを選択することで、関連付けられたユーザの、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを拒否することができる。インタフェース422はまた、検索ツール426を含む。検索ツール426は、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを拒否されるべき1人以上のユーザをコンテンツ・プロバイダが検索できるようにすることができる。
【0078】
図4Dは、本技術の一実施形態に係る、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関する通知を選択的に阻止するための例示的なインタフェース402を示す。インタフェース402は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能である第1のフィード404と非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの第2のフィード406とを提示することができる。第1のフィード404は、そのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能であるコンテンツ・プロバイダの複数の識別子を含むことができる。ユーザは、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能である第1のフィード404内で表示(または通知)を停止するために、インタフェース402に1つ以上の入力を提供することができる。示されているように、ユーザは、第1のフィード404内でコンテンツ・プロバイダの識別子430を選択し(たとえば、押し)、第1のフィード404外に識別子430を移動している。識別子430が第1のフィード404から除去された後、ユーザは、関連するコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能であることの表示を、第1のフィード404内で受信しなくなるであろう。
【0079】
図4Eは、本技術の一実施形態に係る、コンテンツ・プロバイダがコンテナを管理することを可能にするための例示的なインタフェース442を示す。インタフェース442は、コンテンツ・プロバイダによって使用されて、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを含む関連メディア・コンテンツ・アイテムの既存のコンテナを編集するか、または、新たなコンテナを作成することができる。インタフェース442は、既存のコンテナを編集するためのセクション444を含むことができる。セクション444は、既存のコンテナ(たとえば、「マンハッタン・スカイライン・ゴージャス」)の名前を示すことができる。セクション444は、選択時にコンテンツ・プロバイダがコンテナを編集できるようにすることができるボタン446を含むことができる。コンテナの編集は、たとえば、コンテナの名前を変更すること、コンテナに関連付けられたパラメータを変更すること、コンテナにコラボレータを追加すること、コラボレータを削除すること等を含むことができる。インタフェース442はまた、コンテンツ・プロバイダが新たなコンテナを作成できるようにするセクション448を含むことができる。セクション448を選択すると、コンテンツ・プロバイダは、新たなコンテナについての名前およびコンテナのセットアップに関する他の情報を提供することを促されることができる。
【0080】
図4Fは、本技術の一実施形態に係る、第1のフィード404におけるコラボレーションを反映するコンテナ452をユーザに提示するための例示的なインタフェース402を示す。インタフェース402は、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能である第1のフィード404と非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの第2のフィード406とを提示することができる。コンテナ452は、そのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能であるコンテンツ・プロバイダの識別子と一緒に第1のフィード404内に出現することができる。示されるように、コンテナ452は、コンテナのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテム454と、コンテナ452へのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに投稿したコンテンツ・プロバイダおよびコラボレータの識別子456とのスタック提示とによって、第1のフィード404内に表される。
【0081】
図5Aは、本技術の一実施形態に係る、第1の要素と第2の要素とを介してメディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを管理するための例示的な方法500を示す。同様のまたは代替の順序で、または並行して実行される、特に断らない限り本明細書に説明する種々の実施形態および特徴に係る、追加の、より少ない、または代替のステップが存在することができることを理解すべきである。
【0082】
ブロック502において、方法500は、選択された期間、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能である、ユーザに提示可能なインタフェース内で第1の要素を提供することができる。ブロック504において、方法500は、複数の非エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能であるインタフェース内で第2の要素を提供することができる。本技術のさまざまな特徴および実施形態を組み込んだ他の適切な技術が可能である。
【0083】
図5Bは、本技術の一実施形態に係る、メディア・コンテンツ・アイテムの指定を受信するための例示的な方法510を示す。同様のまたは代替の順序で、または並行して実行される、特に断らない限り本明細書に説明する種々の実施形態および特徴に係る、追加の、より少ない、または代替のステップが存在することができることを理解すべきである。
【0084】
ブロック512において、方法510は、メディア・コンテンツ・アイテムがエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムであることの、コンテンツ・プロバイダによる指定を受信することができる。ブロック514において、方法510は、指定に基づいて、第1の要素の潜在的提示についてコンテンツ・プロバイダの識別子を提供することができる。本技術のさまざまな特徴および実施形態を組み込んだ他の適切な技術が可能である。
【0085】
図5Cは、本技術の一実施形態に係る、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムをランク付けするための例示的な方法520を示す。同様のまたは代替の順序で、または並行して実行される、特に断らない限り本明細書に説明する種々の実施形態および特徴に係る、追加の、より少ない、または代替のステップが存在することができることを理解すべきである。
【0086】
ブロック522において、方法520は、ランク付け信号に基づいて、複数のコンテンツ・プロバイダに関連付けられた複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムの、ユーザに対する関連性のレベルを決定することができ、ユーザは、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにアクセス可能である。ブロック524で、方法520は、関連性のレベルに基づいて複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのランク順序を決定することができる。ブロック526において、方法520は、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのランク順序に基づいて、複数のコンテンツ・プロバイダのランク順序を決定することができる。ブロック528では、方法520は、複数のコンテンツ・プロバイダのランク順序に基づいて、ユーザに提示可能なインタフェース内で要素を提供することができる。本技術のさまざまな特徴および実施形態を組み込んだ他の適切な技術が可能である。
【0087】
図5Dは、本技術の一実施形態に係る、要素を介してメディア・コンテンツ・アイテムへのアクセスを選択的に制御するための例示的な方法530を示す。同様のまたは代替の順序で、または並行して実行される、特に断らない限り本明細書に説明する種々の実施形態および特徴に係る、追加の、より少ない、または代替のステップが存在することができることを理解すべきである。
【0088】
ブロック532において、方法530は、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能である、ユーザに提示可能なインタフェース内で要素を提供することができる。ブロック534では、方法530は、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのユーザ・アクセスを拒否するために、コンテンツ・プロバイダからユーザの選択を受信することができる。ブロック536では、方法530は、コンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムへのユーザ・アクセスを拒否することができる。ブロック538では、方法530は、要素内にコンテンツ・プロバイダの識別子を提示することができない。本技術のさまざまな特徴および実施形態を組み込んだ他の適切な技術が可能である。
【0089】
図5Eは、本技術の一実施形態に係る、エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムのコンテナを管理するための例示的な方法540を示す。同様のまたは代替の順序で、または並行して実行される、特に断らない限り本明細書に説明する種々の実施形態および特徴に係る、追加の、より少ない、または代替のステップが存在することができることを理解すべきである。
【0090】
ブロック542において、方法540は、関連エフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムに関連付けられたコンテナを生成することができる。ブロック544では、方法540は、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能である、ユーザに提示可能なインタフェースの要素内でコンテナを提供することができる。ブロック546では、方法540は、コンテナへのユーザによるアクセスを期限切れにすることができる。ブロック548では、方法540は、コンテナへのユーザによるアクセスの期限が切れると、要素内でコンテナを提示することができない。本技術のさまざまな特徴および実施形態を組み込んだ他の適切な技術が可能である。
【0091】
図5Fは、本技術の一実施形態に係る、コンテナに対してコラボレーションを提供するための例示的な方法550を示す。同様のまたは代替の順序で、または並行して実行される、特に断らない限り本明細書に説明する種々の実施形態および特徴に係る、追加の、より少ない、または代替のステップが存在することができることを理解すべきである。
【0092】
ブロック552において、方法550は、少なくともコンテンツ・プロバイダとコラボレータとによるコラボレーションを反映するコンテナを生成することができる。ブロック554では、方法550は、コンテンツ・プロバイダによってキャプチャされた第1のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムをコンテナに割り当てることができる。ブロック556では、方法550は、コラボレータによってキャプチャされた第2のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムをコンテナに割り当てることができる。ブロック558では、方法550は、複数のエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムにユーザがアクセス可能である、ユーザに提示可能なインタフェースの要素内でコンテナを提供することができる。本技術のさまざまな特徴および実施形態を組み込んだ他の適切な技術が可能である。
【0093】
図5Gは、本技術の一実施形態に係る、メッセージ送信を制御するための例示的な方法560を示す。同様のまたは代替の順序で、または並行して実行される、特に断らない限り本明細書に説明する種々の実施形態および特徴に係る、追加の、より少ない、または代替のステップが存在することができることを理解すべきである。
【0094】
ブロック562において、方法560は、ユーザにコンテンツ・プロバイダのエフェメラル・メディア・コンテンツ・アイテムを提供することができる。ブロック564では、方法560は、コンテンツ・プロバイダがソーシャル・ネットワーキング・システム上でユーザのフォロワーであるか否かを決定することができる。ブロック566では、方法560は、コンテンツ・プロバイダがユーザのフォロワーであるとの決定に基づいて、フォロワーがソーシャル・ネットワーキング・システム上でコンテンツ・プロバイダにダイレクト・メッセージを送信することを許可することができる。本技術のさまざまな特徴および実施形態を組み込んだ他の適切な技術が可能である。
【0095】
本技術の種々実施形態に関連する多くの他の利用、アプリケーション、特徴、可能性および変形が可能であることが想定される。たとえば、ユーザは、場合により、提示される技術を利用するようオプトインするか否かを選択することができる。提示される技術は、さまざまなプライバシー設定、好みおよび構成が維持されることも確保することができ、個人情報の漏洩を防止することができる。別の実施例では、本技術の種々実施形態は、長期的に学習し、改善し、および精度を上げることができる。
【0096】
ソーシャル・ネットワーキング・システム‐例示的な実施態様
図6は、本技術の一実施形態に係る、さまざまなシナリオにおいて利用できる例示的なシステム600のネットワーク図を示す。システム600は、1つまたは複数のユーザ・デバイス610、1つまたは複数の外部システム620、ソーシャル・ネットワーキング・システム(またはサービス)630、およびネットワーク655を含む。一実施形態において、上述の実施形態に関連して説明したソーシャル・ネットワーキング・サービス、プロバイダ、および/またはシステムは、ソーシャル・ネットワーキング・システム630として実装されていてもよい。説明のために、図6に示すシステム600の実施形態には、単一の外部システム620および単一のユーザ・デバイス610を含む。ただし、他の実施形態において、システム600は、より多くのユーザ・デバイス610および/またはより多くの外部システム620を含んでいてもよい。特定の実施形態においては、ソーシャル・ネットワーキング・システム630がソーシャル・ネットワーク・プロバイダにより運用されるのに対して、外部システム620は、異なるエンティティにより運用可能である点において、ソーシャル・ネットワーキング・システム630から分離されている。ただし、種々実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム630および外部システム620は、協調して動作することにより、ソーシャル・ネットワーキング・システム630のユーザ(またはメンバー)にソーシャル・ネットワーキング・サービスを提供する。この意味において、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、プラットフォームまたはバックボーンを提供し、これを外部システム620等の他のシステムが利用して、インターネット全体でソーシャル・ネットワーキング・サービスおよび機能をユーザに提供するようにしてもよい。
【0097】
ユーザ・デバイス610は、ユーザからの入力を受け付けるとともにネットワーク655を介してデータを送受信可能な1つまたは複数のコンピューティング・デバイスを備える。一実施形態において、ユーザ・デバイス610は、たとえば、Microsoft Windows(登録商標)互換オペレーティング・システム(OS)、Apple OS X、および/またはLinux(登録商標)ディストリビューションを実行する従来のコンピュータ・システムである。別の実施形態において、ユーザ・デバイス610としては、スマートフォン、タブレット、携帯情報端末(PDA)、携帯電話等、コンピュータ機能を有するデバイスが可能である。ユーザ・デバイス610は、ネットワーク650を介して通信を行うように構成されている。ユーザ・デバイス610は、そのユーザ・デバイス610のユーザによるソーシャル・ネットワーキング・システム630との相互作用を可能にするブラウザ・アプリケーション等のアプリケーションを実行可能である。別の実施形態において、ユーザ・デバイス610は、iOSおよびANDROID(登録商標)等、ユーザ・デバイス610のネイティブオペレーティング・システムが提供するアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を通して、ソーシャル・ネットワーキング・システム630と相互作用する。ユーザ・デバイス610は、有線および/または無線通信システムの両方または一方を用いることにより、ローカルエリアおよび/またはワイドエリア・ネットワークの任意の組み合わせを含み得るネットワーク655を介して、外部システム620およびソーシャル・ネットワーキング・システム630と通信するように構成されている。
【0098】
一実施形態において、ネットワーク655は、標準的な通信技術およびプロトコルを使用する。このため、ネットワーク655には、イーサネット(登録商標)、802.11、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、3G、4G、CDMA(Code Division Multiple Access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、LTE(Long Term Evolution)、デジタル・サブスクライバ・ライン(DSL)等の技術を用いたリンクを含み得る。同様に、ネットワーク655で用いられるネットワーキング・プロトコルとしては、マルチ・プロトコル・ラベル・スイッチング(MPLS)、伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP:Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、ユーザ・データグラム・プロトコル(UDP)、ハイパー・テキスト転送プロトコル(HTTP:Hypertext Transport Protocol)、簡易メール転送プロトコル(SMTP:Simple Mail Transfer Protocol)、ファイル転送プロトコル(FTP:File Transfer Protocol)等が挙げられる。ネットワーク655上で交換されるデータは、ハイパー・テキスト・マークアップ言語(HTML:Hypertext Markup Language)および拡張マークアップ言語(XML:Extensible Markup Language)を含む技術および/または形式を用いて表すことができる。また、全部または一部のリンクは、セキュアソケットレイヤ(SSL:Secure Sockets Layer)、トランスポートレイヤセキュリティ(TLS:Transport Layer Security)、およびインターネット・プロトコル・セキュリティ(Ipsec:Internet Protocol security)等の従来の暗号化技術を用いて暗号化可能である。
【0099】
一実施形態において、ユーザ・デバイス610は、外部システム620およびソーシャル・ネットワーキング・システム630から受信したマークアップ言語ドキュメント614をブラウザ・アプリケーション612で処理することにより、外部システム620からの、および/またはソーシャル・ネットワーキング・システム630からのコンテンツを表示するようにしてもよい。マークアップ言語ドキュメント614は、コンテンツおよびそのコンテンツの書式設定または体裁を記述した1つまたは複数の命令を識別する。マークアップ言語ドキュメント614に含まれる命令を実行することにより、ブラウザ・アプリケーション612は、マークアップ言語ドキュメント614により記述された形式または体裁で識別コンテンツを表示する。たとえば、マークアップ言語ドキュメント614には、外部システム620およびソーシャル・ネットワーキング・システム630から読み出されたテキストおよび/または画像データを含む複数のフレームを有するウェブ・ページを生成および表示する命令を含む。種々実施形態において、マークアップ言語ドキュメント614は、拡張マークアップ言語(XML)データ、拡張ハイパー・テキスト・マークアップ言語(XHTML:Extensible Hypertext Markup Language)データ等のマークアップ言語データを含むデータ・ファイルを備える。また、マークアップ言語ドキュメント614は、JSON(JavaScript(登録商標)Object Notation)データ、JSONP(JSON with padding)、およびJavaScriptデータを含むことにより、外部システム620とユーザ・デバイス610との間のデータ交換を容易化するようにしてもよい。ユーザ・デバイス610上のブラウザ・アプリケーション612は、JavaScriptコンパイラを用いて、マークアップ言語ドキュメント614を復号化するようにしてもよい。
【0100】
また、マークアップ言語ドキュメント614は、FLASH(商標)またはUnity(商標)アプリケーション、Silverlight(商標)アプリケーション・フレームワーク等のアプリケーションまたはアプリケーション・フレームワークを含んでいてもよいし、これらとリンクしていてもよい。
【0101】
また、一実施形態において、ユーザ・デバイス610は、そのユーザ・デバイス610のユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム630にログインしたか否かを示すデータを含む1つまたは複数のクッキー616を含むことにより、ソーシャル・ネットワーキング・システム630からユーザ・デバイス610に伝達されたデータの変更ができるようになっていてもよい。
【0102】
外部システム620は、ネットワーク655を用いてユーザ・デバイス610に伝達される1つまたは複数のウェブ・ページ622a、622bを含む1つまたは複数のウェブ・サーバを含む。また、外部システム620は、ソーシャル・ネットワーキング・システム630から分離されている。たとえば、外部システム620が第1のドメインと関連付けられる一方、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、別個のソーシャル・ネットワーキング・ドメインと関連付けられている。外部システム620に含まれるウェブ・ページ622a、622bは、コンテンツを識別するとともにその識別コンテンツの書式設定または体裁を指定する命令を含むマークアップ言語ドキュメント614を含む。
【0103】
ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、複数のユーザを含み、ソーシャル・ネットワークのユーザに対してそのソーシャル・ネットワークの他のユーザと通信および相互作用する能力を提供する、そのソーシャル・ネットワーク用の1つまたは複数のコンピューティング・デバイスを含む。場合によっては、グラフ、すなわちエッジおよびノードを含むデータ構造により、ソーシャル・ネットワークを表すことができる。ソーシャル・ネットワークは、データベース、オブジェクト、クラス、メタ要素、ファイル、またはその他任意のデータ構造等、他のデータ構造を用いて表すこともできるが、これらに限定されない。ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、オペレータにより運営、管理、または制御されるようになっていてもよい。ソーシャル・ネットワーキング・システム630のオペレータは、人間、自動化アプリケーション、またはコンテンツの管理、ポリシーの調整、ソーシャル・ネットワーキング・システム630内の利用状況総計値の収集を行う一連のアプリケーションであってもよい。オペレータは、任意の種類が用いられるようになっていてもよい。
【0104】
ユーザは、ソーシャル・ネットワーキング・システム630に参加した後、ソーシャル・ネットワーキング・システム630のつながりたい任意数の他のユーザとのつながりを追加するようにしてもよい。本明細書において、用語「友達」は、ユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム630を介して、つながり、関連性、または関係を形成した、ソーシャル・ネットワーキング・システム630のその他任意のユーザを表す。たとえば、一実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム630のユーザがソーシャル・グラフのノードとして表される場合、用語「友達」は、2つのユーザ・ノード間に形成され、これら2つのユーザ・ノードを直接つなげるエッジを表し得る。
【0105】
つながりは、ユーザの共通特性(たとえば、同じ教育機関の同窓生であるユーザ)に基づいて、ユーザが明示的に追加してもよいし、ソーシャル・ネットワーキング・システム630が自動的に作成するようにしてもよい。たとえば、第1のユーザは、友達となる特定の他のユーザを具体的に選択する。ソーシャル・ネットワーキング・システム630におけるつながりは通例、両方向であるが、これは必須ではないため、用語「ユーザ」および「友達」は、枠組みによって決まる。ソーシャル・ネットワーキング・システム630のユーザ間のつながりは通例、双方向(「2方向」)すなわち「相互」であるが、単方向すなわち「1方向」であってもよい。たとえば、ボブ(Bob)およびジョー(Joe)がともにソーシャル・ネットワーキング・システム630のユーザであり、互いにつながっている場合、ボブおよびジョーは、互いのつながりである。一方、ボブがジョーとつながって、ジョーによりソーシャル・ネットワーキング・システム630に伝達されたデータを見たいものの、ジョーが相互のつながりを形成したくない場合は、単方向のつながりが確立されるようになっていてもよい。ユーザ間のつながりは、直接的なつながりであってもよい。ただし、ソーシャル・ネットワーキング・システム630のいくつかの実施形態によれば、つながりは、1つまたは複数のつながりレベルまたは分離度によって、間接的にすることができる。
【0106】
ユーザ間のつながりの確立および維持ならびにユーザ間の相互作用の許可に加えて、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、そのソーシャル・ネットワーキング・システム630によりサポートされたさまざまな種類のアイテムに対するアクションをユーザが起こせるようにする。これらのアイテムには、ソーシャル・ネットワーキング・システム630のユーザが属し得るグループまたはネットワーク(すなわち、人々、エンティティ、および概念のソーシャル・ネットワーク)、ユーザが関心を示す可能性があるイベントまたはカレンダ・エントリ、ユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム630を介して使用可能なコンピュータ・ベースのアプリケーション、ソーシャル・ネットワーキング・システム630が提供するサービスまたはソーシャル・ネットワーキング・システム630を通してユーザがアイテムの売買を行える取引、およびユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム630上またはソーシャル・ネットワーキング・システム630外で実行可能な広告との相互作用、を含んでいてもよい。これらは、ユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム630上で行うことができるアイテムのわずかな例に過ぎず、その他多くが可能である。ユーザは、ソーシャル・ネットワーキング・システム630もしくは外部システム620にて表し得るあらゆるもの、ソーシャル・ネットワーキング・システム630とは別個のあらゆるもの、またはネットワーク655を介してソーシャル・ネットワーキング・システム630に結合されたあらゆるものと相互作用可能である。
【0107】
また、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、多様なエンティティをリンク可能である。たとえば、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、API、ウェブサービス、または他の通信チャンネルを通して、ユーザの互いの相互作用および外部システム620または他のエンティティとの相互作用を可能にする。ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、複数のエッジにより相互につなげられた複数のノードを含む「ソーシャル・グラフ」を生成して保持する。ソーシャル・グラフの各ノードは、別のノードに作用可能なエンティティおよび/または別のノードが作用し得るエンティティを表していてもよい。ソーシャル・グラフは、さまざまな種類のノードを含んでいてもよい。ノードの種類の例としては、ユーザ、人間以外のエンティティ、コンテンツ・アイテム、ウェブ・ページ、グループ、アクティビティ、メッセージ、概念、およびソーシャル・ネットワーキング・システム630のオブジェクトにより表し得るその他任意の事物が挙げられる。ソーシャル・グラフの2つのノード間のエッジは、ノード関係または一方のノードが他方のノードに対して行ったアクションに由来し得る2つのノード間の特定種類のつながりすなわち関連性を表していてもよい。場合により、ノード間のエッジは、重み付け可能である。エッジの重みは、ノード間のつながりすなわち関連性の強度等、エッジと関連付けられた属性を表し得る。エッジの種類が異なれば、異なる重みが可能である。たとえば、あるユーザが別のユーザに「いいね!」をした場合に作成されるエッジにある重みが与えられる一方、ユーザが別のユーザと友達になった場合に作成されるエッジには、異なる重みが与えられるようになっていてもよい。
【0108】
一例として、第1のユーザが第2のユーザを友達として識別した場合は、第1のユーザを表すノードと第2のユーザを表す第2のノードとをつなげるソーシャル・グラフのエッジが生成される。さまざまなノードが互いに関連または相互作用すると、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、そのさまざまなノードをつなげるエッジを修正して、上記関係および相互作用を反映する。
【0109】
また、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、そのソーシャル・ネットワーキング・システム630とのユーザの相互作用を増進させるユーザ生成コンテンツを含む。ユーザ生成コンテンツには、ユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム630に追加、アップロード、送信、または「投稿」可能なあらゆるものを含み得る。たとえば、ユーザは、ユーザ・デバイス610からソーシャル・ネットワーキング・システム630に投稿を伝達する。投稿には、近況等の文字情報、ロケーション情報、写真等の画像、映像、リンク、音楽、またはその他類似のデータおよび/または媒体等のデータを含んでいてもよい。また、コンテンツは、第三者によってソーシャル・ネットワーキング・システム630に追加されるようになっていてもよい。コンテンツ「アイテム」は、ソーシャル・ネットワーキング・システム630のオブジェクトとして表される。このように、ソーシャル・ネットワーキング・システム630のユーザは、さまざまな通信チャンネルを通して、さまざまな種類の媒体の文字およびコンテンツ・アイテムを投稿することにより、互いの通信が行われる。このような通信では、ユーザの互いの相互作用が増大するとともに、ユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム630と相互作用する頻度が高くなる。
【0110】
ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、ウェブ・サーバ632、API要求サーバ634、ユーザ・プロフィール・ストア636、つながりストア638、アクション・ロガー640、アクティビティ・ログ642、および承認サーバ644を含む。本発明の一実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、さまざまなアプリケーションを対象として、追加の構成要素、より少ない構成要素、または異なる構成要素を含んでいてもよい。ネットワーク・インタフェース、セキュリティ機構、ロード・バランサ、フェイルオーバ・サーバ、管理・ネットワーク運用コンソール等の他の構成要素については、システムの細部が分かり難くならないように、図示していない。
【0111】
ユーザ・プロフィール・ストア636は、略歴、人口統計学的情報、およびユーザによる申告またはソーシャル・ネットワーキング・システム630による推察が行われた職歴、学歴、趣味または好み、ロケーション等の他の種類の記述的情報等、ユーザ・アカウントに関する情報を保持する。この情報は、各ユーザが一意に識別されるように、ユーザ・プロフィール・ストア636に記憶される。また、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、異なるユーザ間の1つまたは複数のつながりを記述したデータをつながりストア638に記憶する。つながり情報は、職歴、グループ・メンバーシップ、趣味、または学歴が類似または共通するユーザを示していてもよい。また、ソーシャル・ネットワーキング・システム630には、ユーザによる他のユーザとの関係の指定を可能にする異なるユーザ間のユーザ定義のつながりを含む。たとえば、ユーザ定義のつながりによれば、ユーザは、友達、同僚、パートナー等、ユーザの実生活の関係と似た他のユーザとの関係を生成可能である。ユーザは、所定の種類のつながりから選択を行うようにしてもよいし、必要に応じて、自身のつながりの種類を規定するようにしてもよい。人間以外のエンティティ、バケット、クラスタセンタ、画像、関心、ページ、外部システム、概念等、ソーシャル・ネットワーキング・システム630の他のノードとのつながりについても、つながりストア638に記憶される。
【0112】
ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、ユーザが相互作用可能なオブジェクトに関するデータを保持する。このデータを保持するため、ユーザ・プロフィール・ストア636およびつながりストア638は、ソーシャル・ネットワーキング・システム630により保持された対応する種類のオブジェクトのインスタンスを記憶する。各オブジェクト種類は、オブジェクトの種類に相応しい情報を記憶するのに適した情報フィールドを有する。たとえば、ユーザ・プロフィール・ストア636は、ユーザのアカウントおよびユーザのアカウントに関する情報の記述に適したフィールドを備えたデータ構造を含む。特定種類の新たなオブジェクトが作成された場合、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、対応する種類の新たなデータ構造を初期化し、一意のオブジェクト識別子を割り当てるとともに、必要に応じて、オブジェクトへのデータの追加を開始する。これは、たとえばユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム630のユーザとなり、ソーシャル・ネットワーキング・システム630がユーザ・プロフィール・ストア636のユーザ・プロフィールの新たなインスタンスを生成し、一意の識別子をユーザ・アカウントに割り当て、ユーザが提供する情報のユーザ・アカウントのフィールドへの入力を開始した場合に起こる可能性がある。
【0113】
つながりストア638は、ユーザの他のユーザとのつながり、外部システム620とのつながり、または他のエンティティとのつながりを記述するのに適したデータ構造を含む。また、つながりストア638は、ユーザに関する情報へのアクセスを調整するユーザのプライバシー設定と併せて使用可能なユーザのつながりに対して、つながりの種類を関連付けるようにしてもよい。本発明の一実施形態において、ユーザ・プロフィール・ストア636およびつながりストア638は、連合データベースとして実装されていてもよい。
【0114】
つながりストア638、ユーザ・プロフィール・ストア636、およびアクティビティ・ログ642に記憶されたデータによれば、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、ノードを用いてさまざまなオブジェクトを識別するとともに、ノードをつなげるエッジを用いて異なるオブジェクト間の関係を識別するソーシャル・グラフを生成することができる。たとえば、ソーシャル・ネットワーキング・システム630において、第1のユーザが第2のユーザとのつながりを確立した場合は、ユーザ・プロフィール・ストア636からの第1のユーザおよび第2のユーザのユーザ・アカウントがソーシャル・グラフのノードとして作用するようになっていてもよい。つながりストア638が記憶する第1のユーザと第2のユーザとの間のつながりは、第1のユーザおよび第2のユーザと関連付けられたノード間のエッジである。この例を続けて、第2のユーザは、ソーシャル・ネットワーキング・システム630において、第1のユーザにメッセージを送信するようにしてもよい。記憶可能なメッセージを送信するアクションは、第1のユーザおよび第2のユーザを表すソーシャル・グラフの2つのノード間の別のエッジである。また、メッセージ自体は、第1のユーザおよび第2のユーザを表すノードとつながった別のノードとして、ソーシャル・グラフにおいて識別されるとともに含まれていてもよい。
【0115】
別の例において、第1のユーザは、ソーシャル・ネットワーキング・システム630により保持された画像(または、ソーシャル・ネットワーキング・システム630の外部の別のシステムにより保持された画像)において、第2のユーザにタグを付けるようにしてもよい。画像自体は、ソーシャル・ネットワーキング・システム630のノードとして表されていてもよい。このタグ付けアクションによって、第1のユーザと第2のユーザとの間にエッジを作成するとともに、ユーザそれぞれと画像(これもソーシャル・グラフのノードである)との間にエッジを作成するようにしてもよい。さらに別の例において、ユーザがイベントへの出席を確認した場合は、ユーザおよびイベントは、ユーザ・プロフィール・ストア636から得られるノードであり、イベントへの出席は、アクティビティ・ログ642から読み出し可能なノード間のエッジである。ソーシャル・グラフを生成して保持することにより、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、さまざまな種類のオブジェクトならびにこれらオブジェクト間の相互作用およびつながりを記述したデータを含み、社会的な関連情報の宝庫となる。
【0116】
ウェブ・サーバ632は、ネットワーク655を介して、ソーシャル・ネットワーキング・システム630を1つもしくは複数のユーザ・デバイス610および/または1つもしくは複数の外部システム620にリンクさせる。また、ウェブ・サーバ632は、ウェブ・ページのほか、Java(登録商標)、JavaScript、Flash、XML等の他のウェブ関連コンテンツを提供する。ウェブ・サーバ632は、ソーシャル・ネットワーキング・システム630と1つまたは複数のユーザ・デバイス610との間でメッセージの受信およびルーティングを行うメール・サーバ等のメッセージング機能を含んでいてもよい。メッセージとしては、インスタント・メッセージ、待ち行列型メッセージ(たとえば、電子メール)、テキストおよびSMSメッセージ、またはその他任意の適当なメッセージング形式が可能である。
【0117】
API要求サーバ634によれば、1つまたは複数の外部システム620およびユーザ・デバイス610は、1つまたは複数のAPI機能を呼び出すことによって、ソーシャル・ネットワーキング・システム630からのアクセス情報を呼び出すことができる。また、API要求サーバ634によれば、外部システム620は、APIを呼び出すことによって、ソーシャル・ネットワーキング・システム630に情報を送ることができる。一実施形態において、外部システム620は、ネットワーク655を介して、API要求をソーシャル・ネットワーキング・システム630に送信し、API要求サーバ634は、このAPI要求を受信する。API要求サーバ634は、このAPI要求と関連付けられたAPIを呼び出して要求を処理することにより、適当な応答を生成し、これをAPI要求サーバ634が、ネットワーク655を介して外部システム620に伝達する。たとえば、API要求に応答して、API要求サーバ634は、外部システム620にログインしたユーザのつながり等、ユーザと関連付けられたデータを収集し、この収集データを外部システム620に伝達する。別の実施形態において、ユーザ・デバイス610は、外部システム620と同じ様態で、APIを介してソーシャル・ネットワーキング・システム630と通信する。
【0118】
アクション・ロガー640は、ソーシャル・ネットワーキング・システム630上および/またはソーシャル・ネットワーキング・システム630外でのユーザ・アクションに関するウェブ・サーバ632からの通信を受信可能である。また、アクション・ロガー640は、ユーザ・アクションに関する情報をアクティビティ・ログ642に入力することによって、ソーシャル・ネットワーキング・システム630のユーザがそのソーシャル・ネットワーキング・システム630内外で起こしたさまざまなアクションをそのソーシャル・ネットワーキング・システム630が発見できるようにする。ソーシャル・ネットワーキング・システム630上の別のノードに関して特定のユーザが起こした如何なるアクションも、アクティビティ・ログ642または類似のデータベース等のデータ・リポジトリに保持された情報によって、各ユーザのアカウントと関連付け可能である。ソーシャル・ネットワーキング・システム630においてユーザが起こす識別および記憶対象のアクションの例としては、たとえば別のユーザへのつながりの追加、別のユーザへのメッセージの送信、別のユーザからのメッセージを読むこと、別のユーザと関連付けられたコンテンツの閲覧、別のユーザが投稿したイベントへの出席、画像の投稿、画像の投稿の試行、または別のユーザもしくは別のオブジェクトと相互作用するその他のアクションが挙げられる。ユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム630においてアクションを起こすと、そのアクションがアクティビティ・ログ642に記録される。一実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、エントリのデータベースとしてアクティビティ・ログ642を維持する。ソーシャル・ネットワーキング・システム630においてアクションが起こされると、そのアクションのエントリがアクティビティ・ログ642に追加される。アクティビティ・ログ642は、アクション・ログと称する場合もある。
【0119】
また、ユーザ・アクションは、ソーシャル・ネットワーキング・システム630とは別個の外部システム620等、ソーシャル・ネットワーキング・システム630の外部のエンティティ内で起こる概念およびアクションと関連付けられていてもよい。たとえば、アクション・ロガー640は、外部システム620とのユーザの相互作用を記述したデータをウェブ・サーバ632から受信するようにしてもよい。この例において、外部システム620は、ソーシャル・グラフの構造化されたアクションおよびオブジェクトに従って、ユーザの相互作用を報告する。
【0120】
ユーザが外部システム620と相互作用するアクションの他の例としては、外部システム620または別のエンティティに対する関心をユーザが示すこと、外部システム620または外部システム620内のウェブ・ページ622aに関するコメントをユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム630に投稿すること、ユニフォーム・リソース・ロケータ(URL)または外部システム620と関連付けられた他の識別子をユーザがソーシャル・ネットワーキング・システム630に投稿すること、外部システム620と関連付けられたイベントにユーザが出席すること、または外部システム620に関するユーザによるその他任意のアクションが挙げられる。このように、アクティビティ・ログ642には、ソーシャル・ネットワーキング・システム630のユーザとソーシャル・ネットワーキング・システム630とは別個の外部システム620との間の相互作用を記述したアクションを含んでいてもよい。
【0121】
承認サーバ644は、ソーシャル・ネットワーキング・システム630のユーザの1つまたは複数のプライバシー設定を強制する。ユーザのプライバシー設定は、ユーザと関連付けられた特定の情報がどのように共有可能であるかを決定する。プライバシー設定には、ユーザと関連付けられた特定の情報の仕様、および情報を共有可能な1つまたは複数のエンティティの仕様を含む。情報を共有可能なエンティティの例としては、他のユーザ、アプリケーション、外部システム620、または潜在的に情報にアクセス可能な任意のエンティティが挙げられる。ユーザが共有可能な情報には、プロフィール写真、ユーザと関連付けられた電話番号、ユーザのつながり、つながりの追加やユーザ・プロフィール情報の変更等、ユーザが起こしたアクション等のユーザ・アカウント情報を含む。
【0122】
プライバシー設定の仕様は、さまざまな粒度レベルで提供されていてもよい。たとえば、プライバシー設定は、他のユーザと共有される特定の情報を識別していてもよく、勤務先の電話番号またはプロフィール写真、自宅の電話番号、およびステータスを含む個人情報等の特定の関連情報集合を識別する。または、プライバシー設定は、ユーザと関連付けられたすべての情報に適用可能である。特定の情報にアクセス可能なエンティティ集合の仕様についても、さまざまな粒度レベルで指定可能である。情報を共有できるさまざまなエンティティ集合としては、たとえばユーザのすべての友達、友達のすべての友達、すべてのアプリケーション、またはすべての外部システム620が挙げられる。一実施形態によれば、エンティティ集合の仕様には、エンティティ一覧を含むことができる。たとえば、ユーザは、特定の情報へのアクセスが許可された外部システム620の一覧を提供するようにしてもよい。別の実施形態によれば、仕様には、情報へのアクセスが許可されていない例外と併せてエンティティ集合を含むことができる。たとえば、ユーザは、その勤務先情報にすべての外部システム620がアクセスすることを許可するが、その勤務先情報へのアクセスが許可されていない外部システム620の一覧を指定するようにしてもよい。特定の実施形態では、特定の情報へのアクセスが許可されていない例外の一覧を「ブロック・リスト」と称する。ユーザが指定するブロック・リストに属する外部システム620は、プライバシー設定に指定された情報へのアクセスがブロックされる。情報の仕様の粒度および情報が共有されるエンティティの仕様の粒度は、さまざまな組み合わせが可能である。たとえば、すべての個人情報が友達と共有される一方、すべての勤務先情報が友達の友達と共有されるようになっていてもよい。
【0123】
承認サーバ644は、ユーザと関連付けられた特定の情報にユーザの友達、外部システム620、ならびに/または他のアプリケーションおよびエンティティがアクセス可能であるか否かを判定するロジックを含む。外部システム620は、ユーザの勤務先の電話番号等、ユーザのより私的かつ繊細な情報にアクセスするため、承認サーバ644の認可が必要となる場合がある。ユーザのプライバシー設定に基づいて、承認サーバ644は、ユーザが起こすアクションに関する情報等、ユーザと関連付けられた情報に対して、別のユーザ、外部システム620、アプリケーション、または別のエンティティがアクセス可能であるか否かを判定する。
【0124】
いくつかの実施形態において、ソーシャル・ネットワーキング・システム630は、メディア・コンテンツ管理モジュール646を含むことができる。メディア・コンテンツ管理モジュール646は、本明細書でより詳細に記載したように、メディア・コンテンツ管理モジュール102として実装される。いくつかの実施形態において、メディア・コンテンツ管理モジュール646の1つ以上の機能は、ユーザ・デバイス610において実施されることができる。
【0125】
ハードウェアの実装態様
上記プロセスおよび特徴は、多種多様なネットワークおよびコンピューティング環境において、多種多様なマシンおよびコンピュータ・システム・アーキテクチャにより実装可能である。図7は、本発明の一実施形態に係る、本明細書に記載の実施形態のうちの1つまたは複数の実装に使用可能なコンピュータ・システム700の一例を示す。コンピュータ・システム700には、本明細書に記載のプロセスおよび特徴をそのコンピュータ・システム700に実行させる命令セットを含む。コンピュータ・システム700は、他のマシンにつなげられていてもよい(たとえば、ネットワーク化されていてもよい)。ネットワーク配置において、コンピュータ・システム700は、クライアント‐サーバ・ネットワーク環境におけるサーバ・マシンもしくはクライアント・マシンまたはピア・ツー・ピア(または分散)ネットワーク環境におけるピア・マシンとして動作するようになっていてもよい。本発明の一実施形態において、コンピュータ・システム700は、ソーシャル・ネットワーキング・システム630、ユーザ・デバイス610、および外部システム720、またはその構成要素であってもよい。本発明の一実施形態において、コンピュータ・システム700は、ソーシャル・ネットワーキング・システム630の全部または一部を構成する多くのサーバのうちの1つであってもよい。
【0126】
コンピュータ・システム700は、プロセッサ702、キャッシュ704、ならびにコンピュータ可読媒体に記憶され、本明細書に記載のプロセスおよび特徴を対象とした1つまたは複数の実行可能なモジュールおよびドライバを含む。また、コンピュータ・システム700は、高性能入出力(I/O)バス706および標準I/Oバス708を含む。ホスト・ブリッジ710がプロセッサ702を高性能I/Oバス706に結合させる一方、I/Oバス・ブリッジ712が2つのバス706および708を互いに結合させる。高性能I/Oバス706には、システム・メモリ714および1つまたは複数のネットワーク・インタフェース716が結合されている。コンピュータ・システム700は、ビデオメモリおよびそのビデオメモリに結合された表示装置をさらに含んでいてもよい(図示せず)。標準I/Oバス708には、マス・ストレージ718およびI/Oポート720が結合されている。コンピュータ・システム700は、任意選択として、標準I/Oバス708に結合されたキーボードおよびポインティング・デバイス、表示装置等の入出力デバイス(図示せず)を含んでいてもよい。これらの要素は総じて、カリフォルニア州サンタクララのインテル・コーポレーション社(Intel Corporation)が製造するx86互換プロセッサ、カリフォルニア州サニーベールのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)社(Advanced Micro Devices (AMD),Inc.)が製造するx86互換プロセッサ、およびその他任意の適当なプロセッサに基づくコンピュータ・システム等、広範囲のコンピュータ・ハードウェア・システムを表すことを意図しているが、これらに限定されない。
【0127】
ソフトウェア・アプリケーション(図示せず)に対するデータの入出力等、コンピュータ・システム700の動作は、オペレーティング・システムが管理および制御する。オペレーティング・システムは、システム上で実行されるソフトウェア・アプリケーションとシステムのハードウェア構成要素との間のインタフェースを提供する。LINUXオペレーティング・システム、カリフォルニア州クパチーノのアップル・コンピュータ・インコーポレイテッド社(Apple Computer Inc.)から入手可能なApple Macintosh オペレーティング・システム、UNIX(登録商標)オペレーティング・システム、Microsoft(登録商標) Windows(登録商標)オペレーティング・システム、BSDオペレーティング・システム等、任意の適切なオペレーティング・システムを使用可能である。他の実施態様も可能である。
【0128】
以下、コンピュータ・システム700の要素について、より詳しく説明する。特に、ネットワーク・インタフェース716は、コンピュータ・システム700とイーサネット(たとえば、IEEE 802.3)ネットワーク、バックプレーン等の広範なネットワークのいずれかとの間の通信を提供する。マス・ストレージ718は、上記識別された各コンピューティング・システムにより実装される上記プロセスおよび特徴を実行するデータおよびプログラミング命令の記憶を提供する。一方、システム・メモリ714(たとえば、DRAM)は、プロセッサ702により実行される場合のデータおよびプログラミング命令の一時的な記憶を提供する。I/Oポート720は、コンピュータ・システム700に結合し得る付加的な周辺機器間の通信を提供する1つもしくは複数のシリアルおよび/またはパラレル通信ポートであってもよい。
【0129】
コンピュータ・システム700は、多様なシステム・アーキテクチャを含んでいてもよく、コンピュータ・システム700のさまざまな構成要素が再配置されるようになっていてもよい。たとえば、キャッシュ704は、プロセッサ702とともにオンチップであってもよい。または、キャッシュ704およびプロセッサ702は、一体的に「プロセッサ・モジュール」としてパッケージングされていてもよく、プロセッサ702は「プロセッサ・コア」と称する。さらに、本発明の特定の実施形態においては、上記構成要素がすべて不要であってもよいし、すべて含んでいなくてもよい。たとえば、高性能I/Oバス706には、標準I/Oバス708に結合された周辺機器が結合されていてもよい。また、いくつかの実施形態においては、バスが1つだけ存在し、コンピュータ・システム700の構成要素がこの単一バスに結合されていてもよい。さらに、コンピュータ・システム700は、付加的なプロセッサ、記憶装置、またはメモリ等、付加的な構成要素を含んでいてもよい。
【0130】
一般的に、本明細書に記載のプロセスおよび特徴は、オペレーティング・システムまたは特定のアプリケーション、コンポーネント、プログラム、オブジェクト、モジュール、もしくは「プログラム」と称する一連の命令の一部として実装されていてもよい。たとえば、本明細書に記載の特定のプロセスは、1つまたは複数のプログラムを用いて実行してもよい。プログラムは通常、1つまたは複数のプロセッサにより読み出されて実行された場合に、本明細書に記載のプロセスおよび特徴を実行する演算をコンピュータ・システム700に行わせる1つまたは複数の命令をコンピュータ・システム700のさまざまなメモリおよび記憶装置に含む。本明細書に記載のプロセスおよび特徴は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア(たとえば、特定用途向け集積回路)、またはこれらの任意の組み合わせに実装されていてもよい。
【0131】
一実施態様において、本明細書に記載のプロセスおよび特徴は、分散コンピューティング環境において個別または一括に、コンピュータ・システム700が動作させる一連の実行可能モジュールとして実装されていてもよい。上記モジュールは、ハードウェア、コンピュータ可読媒体(または、機械可読媒体)に記憶された実行可能モジュール、または両者の組み合わせによって実現されるようになっていてもよい。たとえば、これらのモジュールは、プロセッサ702等、ハードウェア・システムのプロセッサにより実行される複数の命令または一連の命令を含んでいてもよい。最初は、マス・ストレージ718等の記憶装置に一連の命令が記憶されていてもよい。ただし、一連の命令は、任意適当なコンピュータ可読記憶媒体に記憶可能である。さらに、一連の命令は、ローカルに記憶する必要はなく、ネットワーク・インタフェース716を介して、ネットワーク上のサーバ等のリモート記憶装置から受信することも可能である。命令は、マス・ストレージ718等の記憶装置からシステム・メモリ714へのコピーの後、プロセッサ702がアクセスして実行する。種々実施態様においては、並列処理環境における複数のサーバ等、1つまたは複数のロケーションの1つまたは複数のプロセッサによって、1つまたは複数のモジュールを実行可能である。
【0132】
コンピュータ可読媒体の例としては、揮発性および不揮発性メモリ・デバイス等の記録可能な種類の媒体、ソリッド・ステート・メモリ、フロッピー(登録商標)等の取り外し可能なディスク、ハード・ディスク・ドライブ、磁気媒体、光ディスク(たとえば、コンパクト・ディスク・リード・オンリー・メモリ(CD ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD))、その他類似する非一時的(または、一時的)の有形(または、無形)記憶媒体、またはコンピュータ・システム700による実行によって、本明細書に記載のプロセスおよび特徴のうちのいずれか1つもしくは複数を実行する一連の命令の記憶、符号化、または伝達に適した任意の種類の媒体が挙げられるが、これらに限定されない。
【0133】
説明の便宜上、本明細書の十分な理解が得られるように、多くの具体的詳細を示した。ただし、当業者には、これらの具体的詳細がなくても、本開示の実施形態を実現可能であることが明らかとなろう。場合により、モジュール、構造、プロセス、特徴、およびデバイスをブロック図の形態で示すことによって、説明が分かり難くならないようにしている。他の例では、機能ブロック図およびフロー図を示すことにより、データおよび論理の流れを表している。ブロック図およびフロー図の構成要素(たとえば、モジュール、ブロック、構造、デバイス、特徴等)は、本明細書における明示的な説明および図示以外の様態でのさまざまな組み合わせ、分離、除去、並び替え、および置き換えがなされていてもよい。
【0134】
本明細書における「一実施形態」、「他の実施形態」、「一連の実施形態」、「いくつかの実施形態」、「種々実施形態」等の言及は、その実施形態に関連して説明した特定の特徴、設計、構造、または特性が本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書のさまざまな箇所における表現「一実施形態において」等の出現は、必ずしもすべてが同じ実施形態を表してはおらず、相互に他の実施形態を除外する別個または別の実施形態でもない。さらには、「実施形態」等の明示的な言及の有無に関わらず、いくつかの実施形態においてはさまざまに組み合わせて包含可能であり、他の実施形態においてはさまざまに省略も可能である種々特徴を記載している。同様に、いくつかの実施形態では選好または要件となり得るが、他の実施形態ではなり得ない種々特徴を記載している。
【0135】
本明細書において使用する言語は、主として読み易さおよび教示の便宜上から選択しており、本発明に係る主題を描写または限定するようには選択していない場合がある。したがって、本発明の範囲は、この詳細な説明ではなく、これに基づく用途に由来する任意の請求項によって限定されるものとする。以上から、本発明の実施形態に関する開示は、以下の特許請求の範囲に示す本発明の範囲の例示であり、何ら限定的なものではない。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図5F
図5G
図6
図7