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特許7009596両面を指圧面として有する頚椎矯正機 矯正機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-14
(45)【発行日】2022-01-25
(54)【発明の名称】両面を指圧面として有する頚椎矯正機 矯正機
(51)【国際特許分類】
   A61H 39/04 20060101AFI20220118BHJP
【FI】
A61H39/04 H
A61H39/04 X
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020197908
(22)【出願日】2020-11-30
【審査請求日】2020-11-30
(73)【特許権者】
【識別番号】520332760
【氏名又は名称】エスピーケア インク
(74)【代理人】
【識別番号】100083138
【弁理士】
【氏名又は名称】相田 伸二
(74)【代理人】
【識別番号】100189625
【弁理士】
【氏名又は名称】鄭 元基
(74)【代理人】
【識別番号】100196139
【弁理士】
【氏名又は名称】相田 京子
(72)【発明者】
【氏名】ジャン デション
【審査官】小野田 達志
(56)【参考文献】
【文献】実開昭63-114645(JP,U)
【文献】中国実用新案第211933538(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 39/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
頚椎を指圧するための頚椎矯正機において、
中央は凹んで、両側部が上方に傾斜した形状に備えられるが、中央にはユーザの頚椎を指圧するように突出した複数の第1頚椎指圧突起が形成された第1指圧面;及び
前記第1指圧面の反対側に構成され、前記第1指圧面に対応して中央は凸で、両側部が下方に傾斜した形状に備えられるが、中央にはユーザの頚椎を指圧するように突出した複数の第2頚椎指圧突起が形成された第2指圧面;
前記第1指圧面をユーザーの頚椎を指圧するために使用する場合には、前記第2頚椎指圧突起が支えの役割をし、前記第2指圧面をユーザの後頭部、頚椎及び肩のラインを指圧するために使用する場合には、前記第1指圧面の両側部が支えの役割をするように構成されたことを特徴とする両面を指圧面として有する頚椎矯正機。
【請求項2】
前記第1指圧面の一側に形成される収容溝に装着されたUSBポート;
前記第1指圧面の内側に備えられ、前記USBポートと連結されて供給される電気が充電される充電器;
前記第1指圧面の内側で前記充電器と電気的に連結されるように備えられ、温度と時間を制御する温熱制御部;
前記第1指圧面の外部面に備えられ、前記温熱制御部の作動により電気の供給を受けて発熱する発熱シート;及び
前記第1指圧面の一側に形成されて前記温熱制御部を作動させる作動ボタン;を含む温熱部が構成されることを特徴とする、請求項1に記載の頚椎矯正機。
【請求項3】
前記第2指圧面の両側部には、それぞれユーザの後頭部と胸椎の押えを防止するために、前記第2指圧面の内側に掘られた押え防止溝が形成されたことを特徴とする両面を指圧面として有する、請求項1に記載の頚椎矯正機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、両面指圧部のすべてを活用して矯正機のサイズをスリムにしながらも、効果的な指圧効果が可能な頚椎矯正機に関するものである。
【0002】
より詳しくは、頚椎矯正機の二つの面をすべて活用して頚椎を指圧すると共に温熱機能も含まれた頚椎矯正機に関するものである。
【背景技術】
【0003】
一般的に、人体において脊椎の一番上部に位置する頚椎は、約10kg程度の重さを有する頭部を支え、身体上部の荷重を分散させて、人体の直立構造を無理なく維持できるようにし、そのために、正常のカーブ角度が約63度ほどを維持する緩やかな半円形(C型)成すようになる。
【0004】
前記のようにC字曲線がある頚椎は、誤った生活習慣と外傷によって頚椎のC字曲線が変形すれば、 首椎間板ヘルニア首椎間板ヘルニアが生じる可能性が大きくなる。
【0005】
首椎間板ヘルニアは、頚椎の間の椎間板がはみ出したり、骨組織が異常に成長して首に通過する頚椎神経を圧迫して痛みが発生する疾患であって、首の後ろの痛みからしびれ、感覚鈍化などの症状が徐々に現れるため、患者自身が疾患を自覚することは容易ではなく、適切な治療時期を逃す場合が多く、重症に発展する場合、中枢神経麻痺による呼吸困難、全身麻痺などの致命的な症状を起こすこともある。
【0006】
頚椎変形の代表的な例としては、カメ首であって、これは首椎間板ヘルニアの主な原因であり、首椎間板ヘルニアと最も多く混同する疾患であり、頭部の荷重が首に集中して頚椎の椎間板の老化を加速させて、首椎間板ヘルニアを誘発するようになる。
【0007】
これは、最近のコンピュータを用いる作業が多くなるに従って、モニターを見るとき顎を前方に出すという誤った習慣が繰り返されたり、首をまっすぐ伸ばした姿勢で長時間以上立っているなどの日常生活の中でよく現われる間違った姿勢に起因する。
【0008】
頚椎のC字曲線は、ばねばねのように衝撃を分散させる役割をするので、カメ首になると、衝撃緩和能力が著しく落ちて、外部衝撃が脊椎と頭部にそのまま渡されるという問題点が発生するようになり、また、頚椎の間でクッションの役割をする椎間板も持続的な圧迫を受けてぺしゃんこにつぶれるので、カメ首を放置すれば、首椎間板ヘルニアが生じたり、頚椎に退行性疾患が起こる危険性がある。さらに、スマートフォンの使用の増加に伴い、頚椎の疾患に関わる患者が増加しているのが実情である。
【0009】
このような問題を解決するために、様々な形態の頚椎矯正機が市場に発売された。
【0010】
図1は、従来の頚椎矯正機の一例に関する図である。
【0011】
従来の一般的な頚椎矯正機の形状は、示されたように、カメ首または一字首を管理するために頚椎全体に対するバランスの取れた指圧はもちろん、後頭部から肩のラインまでカーブを形成するために製品の面積が大きくなるという問題点がある。
【0012】
このように面積の大きい頚椎矯正機は、携帯や保管が容易でなく、また、デザイン的な面で制約を受けざるを得ない構造的な問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【文献】大韓民国大韓民国公開特許公報 第10-2019-0026144号(公開日:2019.03.13)
【文献】大韓民国大韓民国公開特許公報 第10-2019-0068704号(公開日:2019.06.19)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
前述した問題点を解決するために、本発明は、頚椎矯正機の両面を使用するようにし、製品のサイズをコンパクトなサイズに製作しながら携帯しやすいように構成された頚椎矯正機を提供することを目的とする。
【0015】
また、本発明は、両面指圧部を備えた頚椎矯正機により、コンパクトなサイズにもかかわらず、首の周りだけでなく、後頭部から肩のラインまで効果的な指圧が可能でありながら洗練されたデザインが実現可能な頚椎矯正機を提供することを目的とする。
【0016】
また、本発明は、温熱機能が備えられた頚椎矯正機を提供して、頚椎矯正だけでなく、首周辺の筋肉を効果的に弛緩させるように構成された頚椎矯正機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
前述した目的を達成するために、本発明の頚椎矯正器機は、中央は凹んで、両側部が上方に傾斜した形状に備えられるが、中央にはユーザの頚椎を指圧するように突出した複数の第1頚椎指圧突起が形成された第1指圧面;及び前記第1指圧面の反対側に構成され、前記第1指圧面に対応して中央は凸で、両側部が下方に傾斜した形状に備えられるが、中央にはユーザの頚椎を指圧するように突出した複数の第2頚椎指圧突起が形成された第2指圧面;が構成される。
【0018】
本発明の頚椎矯正機において、前記第1指圧面をユーザの頚椎を指圧するために使用する場合には、前記第2頚椎指圧突起が支えの役割をし、前記第2指圧面をユーザの後頭部、頚椎及び肩のラインを指圧するために使用する場合には、前記第1指圧面の両側部が支えの役割をするように構成される。
【0019】
また、本発明の頚椎矯正機には温熱部が構成されるが、前記温熱部には、前記第1指圧面の一側に形成される収容溝に装着されたUSBポート;前記第1指圧面の内側に備えられ、前記USBポートと連結されて供給される電気が充電される充電器;前記第1指圧面の内側で前記充電器と電気的に連結されるように備えられ、温度と時間を制御する温熱制御部;前記第1指圧面の外部面に備えられ、前記温熱制御部の作動により電気の供給を受けて発熱する発熱シート;及び前記第1指圧面の一側に形成されて前記温熱制御部を作動させる作動ボタン;を含んで構成される。
【0020】
前記第1指圧面の上部には、熱伝導のための軟性材質のカバーが構成され得る。前記第2指圧面の両側部には、それぞれユーザの後頭部と胸椎の押えを防止するために、前記第2指圧面の内側に掘られた押え防止溝が形成され得る。
【0021】
前記第1頚椎指圧突起及び第2頚椎指圧突起は、シリコン材質またはゴム材質で形成され得る。
【発明の効果】
【0022】
前述した構成による本発明の実施によって発生する効果は以下の通りである。
【0023】
まず、本発明の実施により、両面を指圧面として活用してコンパクトなサイズに製作ができて、携帯や保管が容易であり、小さいサイズにも関わらず両面指圧により、頚椎を含めて希望する後頭部から肩のラインまで広い範囲の指圧が可能な頚椎矯正機を提供することができる。
【0024】
また、本発明の実施により、温熱機能が備えられた頚椎矯正機を提供して、頚椎矯正だけでなく頚椎周辺の筋肉を効果的に弛緩させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】従来の頚椎矯正機における一例に関する図である。
図2】本発明の一実施例に使用する頚椎矯正機の一側面に構成された第1指圧部を示す斜視図である。
図3】本発明の一実施例に使用する頚椎矯正機の他の側面に構成された第2指圧部を示す斜視図である。
図4】本発明の一実施例に係る頚椎矯正機の使用状態図である。
図5】本発明の一実施例に係る頚椎矯正機の使用状態図である。
図6】本発明の一実施例に係る頚椎矯正機の分解斜視図である。
図7】本発明のまた他の一実施例に係る頚椎矯正機の斜視図である。
図8】本発明のまた他の一実施例に係る頚椎矯正機の斜視図である。
【発明を実施のための形態】
【0026】
本発明の利点及び特徴、並びにそれらを達成する方法は、添付される図面と共に後述されている実施例を参照すると明確になるはずである。しかし、本発明は、以下で開示される実施例に限定されるわけではなく、互いに異なる多様な形態で実現され得、単に実施例は、本発明の開示が完全であるようにし、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に対して発明の範疇を知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるのみである。
【0027】
以下、本発明の両面を指圧面として有する頚椎矯正機について、添付の図面を参照して説明する。
【0028】
図2は、本発明の一実施例に使用する頚椎矯正機の一側面に構成された第1指圧部を示す斜視図であり、図3は、本発明の一実施例に使用する頚椎矯正機の他の側面に構成された第2指圧部を示す斜視図である。
【0029】
本発明の実施例による頚椎矯正機10は、両面を活用した頚椎矯正機であって、従来の頚椎矯正機のすべての機能を有しながらも、コンパクトなサイズで実現が可能である。
【0030】
本発明の頚椎矯正機10は、一面は凹に反り、反対側の他面はこれに対応して凸に反った形状に形成され、一種の下に凹に反ったインゲン豆またはパンの形状に形成される。
【0031】
図2に示されたことを参照すれば、本発明の頚椎矯正機10の第1指圧面100を示しており、第1指圧面100の中央は凹んで、両側部120が上方に傾斜した形状に備えられる。
【0032】
第1指圧面100の中央には、ユーザの頚椎を指圧するように突出した第1頚椎指圧突起140が形成されている。
【0033】
第1指圧面100に形成される第1頚椎指圧突起140の個数は、複数に形成され得、好ましくは二つに形成され得る。
【0034】
また、本発明の頚椎矯正機10の第1指圧面100の反対側には、第2指圧面が構成される。つまり、頚椎矯正機10の一面に第1指圧面100が構成され、第1指圧面と180度反対側面に第2指圧面200が構成される。
【0035】
頚椎矯正機10の第2指圧面200は、前記第1指圧面100の凹んだ形状に対応して、中央は凸であり、両側部240が下方に傾斜し形状に備えられる。
【0036】
第2指圧面200の中央には、ユーザーの頚椎を指圧するように突出した複数の第2頚椎指圧突起220が形成される。
【0037】
同様に、第2指圧面200に形成される第2頚椎指圧突起220の個数は、複数に形成され得、好ましくは二つに形成され得る。
【0038】
第1指圧部100及び第2指圧部200の材質は、シリコン、ABSプラスチック樹脂及びゴム材質など多様な材質から自由に選択できるが、一般的には、ある程度の剛性を有するABSプラスチック樹脂で構成される。
【0039】
また、第1指圧面100に形成される第1頚椎指圧突起140と第2指圧面200に形成される第2頚椎指圧突起220は、シリコン材質またはゴム材質で形成される。
【0040】
図4、5は、本発明の一実施例に係る頚椎矯正機の使用状態図である。
【0041】
図4に示されたことを参照すれば、第1指圧面100をユーザーの頚椎を指圧するために使用する場合を示したものであって、ユーザーは、床面に横方向に位置する頚椎矯正機10の第1指圧面100に首を当てて横になった状態で使用するようになる。
【0042】
この場合に、ユーザーの頚椎を第1指圧面100の第1頚椎指圧突起140が指圧しながら矯正するようになり、床面の第2指圧面200の第2頚椎指圧突起220が 支えの役割をしながら頚椎矯正機10を支持するようになる。
【0043】
頚椎矯正機10を横方向に置いて第1指圧面100を使用すると、ユーザーの頭板状筋(splenius capitis)、頚板状筋(splenius cervicis)と後頭部(occiput)の部位を刺激するようになる。
【0044】
また、図5に示されたことを参照すれば、第2指圧面100をユーザーの後頭部、頚椎、胸椎と肩のラインを指圧するために使用する場合を示したものであって、頚椎矯正機10を縦方向に床面に位置した状態で横になって使用される。
【0045】
この場合に、ユーザーの頚椎を第2頚椎指圧突起220が指圧しながら矯正するようになり、床面と接した第1指圧面100の両側部120が支えの役割をしながら頚椎矯正機10を支持するようになる。
【0046】
頚椎矯正機10を安定的に固定させるために、床面と接する第1指圧面100の両側部120の先端部は、床面と平行な面を有するように形成され得る。
【0047】
即ち、第1指圧面100に形成される第1頚椎指圧突起140と第2指圧面200に形成される第2頚椎指圧突起220は、シリコン材質またはゴム材質で形成されるので、床に位置した底部頚椎矯正機10が滑らないように支持する役割をするようになる。
【0048】
ユーザーが頚椎矯正機10を縦方向に置いて横になって、第2指圧面200を使用すると、第2指圧面の両側部140にそれぞれユーザーの後頭部と胸椎が位置するようになり、第2指圧面の中央部にユーザーの頚椎が位置しながら第2指圧面200の形状に沿って頚椎がC字型に矯正され、同時に第1頚椎指圧突起140は、ユーザーの頚椎を指圧するようになる。
【0049】
図6は、本発明の一実施形態に係る頚椎矯正機の分解斜視図である。
【0050】
示されたことを参照すれば、本発明の頚椎矯正機10には、ユーザーの首の周りを温熱するための温熱部300が構成される。
【0051】
温熱部300は、第1指圧面100の外部面と内側に構成され、USB電源端子20を介して電源の供給を受けて動作するようになる。第1指圧面100の外部面の一側が掘られながらUSBポート収容溝160が形成されるが、USBポート収容溝160の外側には、開閉可能な開きキャップ180が形成される。
【0052】
本発明の頚椎矯正機10の温熱部300の構成は、次の通りである。
【0053】
前記USBポート収容溝160に含まれるUSBポート310が構成され、開きキャップ180をオープンしながらUSB電源端子20と連結させて電源の供給を受けるようになる。
【0054】
また、第1指圧面100の内側には、USBポート310と連結されて供給される電気が充電される充電器330が構成される。
【0055】
また、第1指圧面100の内側で充電器330と電気的に連結され、温度と時間を制御する温熱制御部320が構成される。好ましくは、温熱制御部320は、2段以上の温度設定及びタイマー機能を含んで構成される。
【0056】
温熱制御部320は、PCB基板に多様なセンサとプログラムなどを内蔵させて構成することができる。
【0057】
また、第1指圧面100の外部面に発熱シート340が構成され、温熱制御部320の作動により電気の供給を受けて発熱するようになる。
【0058】
発熱シート340は、第1指圧面100の二つの第1頚椎指圧突起140との間に位置付着または装着され得、フィルムヒーターや発熱パッドなどで多様に&#8203;構成され得る。
【0059】
また、第1指圧面100の一側には、作動ボタン350が形成されるが、作動ボタン350は、温熱制御部320を作動させるボタンであって、電源ボタンと、温度調節ボタン及び時間調節ボタンなどで多様に構成することができる。
【0060】
また、第1指圧面100の上部には、軟性材質のカバー190が構成され得るが、カバー190は、シリコンや伝導性軟性材質で構成され、発熱シート340から発散される熱が第1指圧面100全体に伝導されるようにすると共に、発熱シート340を外部に露出しないように覆う役割をするようになる。
【0061】
このような構成により、第1指圧部100によってユーザーの頚椎を指圧する過程で温熱部300から発散される熱による一種の湿布効果を期待することができる。
【0062】
このような発熱部300を用いた本発明の実施は、前述した第2指圧部200を用いて、頚椎を矯正する場合にも利用できることはもちろんである。
【0063】
図7図8は、本発明のまた他の一実施形例に係る頚椎矯正の斜視図である。
【0064】
本発明を実施例においては、前述した本発明の構成に添付された図7及び図8のように、第2指圧部200の両側部にそれぞれユーザーの後頭部と胸椎が押されないように、第2指圧部200の内側に凹んだ二つの押え防止溝240がさらに形成され得る。
【0065】
言い換えれば、第2指圧部200の材質は、ABSプラスチック樹脂であって、ユーザーの後頭部や胸椎が触れ合いながら動くと、痛みが発生することがある。
【0066】
これにより、第2指圧部200に形成された押え防止溝240は、ユーザーの後頭部と胸椎が内側に入って安着されるように構成することにより、ユーザーの後頭部及び胸椎が押されないだけでなく、後頭部及び胸椎が第2指圧部200で動きながら発生する痛みを解消することができるようになる。
【0067】
以上により、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲と発明の詳細な説明及び添付した図面の範囲内で様々に変形して実施することが可能であり、これもまた、本発明の範囲に属することは当然である。
【符号の説明】
【0068】
10:頚椎矯正機 20:USB電源端子
100:第1指圧面 120:第1指圧面側部
140:第1頚椎指圧突起 160:USBポート収容溝
180:開きキャップ 190:カバー
200:第2指圧面 220:第2頚椎指圧突起
240:押え防止溝
300:発熱部 310:USBポート
320:温熱制御部 330:充電器
340:発熱シート 350:作動ボタン
【要約】      (修正有)
【課題】コンパクトなサイズにもかかわらず、首の周りだけでなく、後頭部から肩のラインまで効果的な指圧が可能な頚椎矯正機を提供する。
【解決手段】頚椎矯正機10において、中央は凹んで、両側部が上方に傾斜した形状に備えられるが、中央にはユーザの頚椎を指圧するように突出した複数の第1頚椎指圧突起が形成された第1指圧面100、及び第1指圧面の反対側に構成され、第1指圧面に対応して中央は凸で、両側部が下方に傾斜した形状に備えられるが、中央にはユーザの頚椎を指圧するように突出した複数の第2頚椎指圧突起が形成された第2指圧面、第1指圧面をユーザーの頚椎を指圧するために使用する場合には、第2頚椎指圧突起が支えの役割をし、第2指圧面をユーザの後頭部、頚椎及び肩のラインを指圧するために使用する場合には、第1指圧面の両側部が頚椎の役割をするように構成されたことを特徴とする両面を指圧面として有する。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8