(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-17
(45)【発行日】2022-01-26
(54)【発明の名称】音響機器
(51)【国際特許分類】
G10K 15/04 20060101AFI20220119BHJP
G10H 1/053 20060101ALI20220119BHJP
G10H 1/24 20060101ALI20220119BHJP
【FI】
G10K15/04 302F
G10H1/053 C
G10H1/24
(21)【出願番号】P 2020503203
(86)(22)【出願日】2018-03-01
(86)【国際出願番号】 JP2018007728
(87)【国際公開番号】W WO2019167217
(87)【国際公開日】2019-09-06
【審査請求日】2020-08-31
(73)【特許権者】
【識別番号】315017409
【氏名又は名称】AlphaTheta株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000637
【氏名又は名称】特許業務法人樹之下知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】大西 健司
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 満宣
(72)【発明者】
【氏名】阿曽 慎平
【審査官】辻 勇貴
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/119115(WO,A1)
【文献】特開2000-047664(JP,A)
【文献】特開2014-204258(JP,A)
【文献】特開2002-328768(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0123961(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 15/04
G10H 1/053
G10H 1/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部機器で再生中の楽曲データに対して、特殊操作または効果付与処理を行う音響機器であって、
前記楽曲データに対する特殊操作または効果付与
に関する奏法データを含む操作制御信号群を記憶する操作制御信号群記憶部と、
前記操作制御信号群記憶部に記憶された操作制御信号群を、操作者の操作によるタイミングで呼び出す操作制御信号群呼び出し部と、
前記操作制御信号群呼び出し部により呼び出された操作制御信号群を外部に出力する操作制御信号群出力部と、を備えることを特徴とする音響機器。
【請求項2】
請求項1に記載の音響機器において、
前記楽曲データのテンポ情報を取得するテンポ情報取得部を備え、
前記操作制御信号群出力部は、前記テンポ情報取得部により取得された前記楽曲データのテンポ情報に基づいて、操作制御信号群を外部に出力することを特徴とする音響機器。
【請求項3】
請求項2に記載の音響機器において、
前記操作制御信号群出力部は、呼び出された前記操作制御信号群の前記奏法データをMIDIコード化し、時間間隔をおいて複数回にわたって前記MIDIコード化された前記奏法データを外部に出力することを特徴とする音響機器。
【請求項4】
請求項3に記載の音響機器において、
前記操作制御信号群は、前記奏法データを開始する時間情報を含み、
前記操作制御信号群出力部は、前記テンポ情報と、前記時間情報の先頭データとによって前記時間間隔を算出することを特徴とする音響機器。
【請求項5】
請求項1
から請求項
4のいずれか一項に記載の音響機器において、
前記操作制御信号群は、スクラッチ操作、エコー効果、回転操作子の高速回転操作、およびループ再生操作のうち、少なくともいずれか
に関する前記奏法データを
含むことを特徴とする音響機器。
【請求項6】
再生中の楽曲データに対して、特殊操作または効果付与処理を行う音響機器であって、
前記楽曲データの再生処理を行う再生処理部と、
前記楽曲データに対する特殊操作または効果付与
に関する奏法データを含む操作制御信号群を記憶する操作制御信号群記憶部と、
前記操作制御信号群記憶部に記憶された操作制御信号群を、操作者の操作によるタイミングで呼び出す操作制御信号群呼び出し部と、
前記操作制御信号群呼び出し部により呼び出された操作制御信号群を外部に出力する操作制御信号群出力部と、を備えることを特徴とする音響機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音響機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、MIDI音源装置は、パーソナルコンピュータやシーケンサ等の機器に接続して使用するものが多く、外部への持ち出し等が困難であることが知られている。
このため、特許文献1には、パーソナルコンピュータにより作成された音データを記憶するメモリと、操作者の操作により記憶された音データをアナログオーディオ信号に変換して出力するメモリデータ再生手段を備えた音源装置が開示されている。
【0003】
ところで、DJ機器の業界では、さまざまなDJパフォーマンスが演じられ、DJパフォーマーのスクラッチ操作、エコー効果付与、ループ再生操作等の高度な技術を手近に演じて見たいという要望が強くなってきている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術では、単にMIDIデータで作成された音データをその通りに再生するだけであり、DJ業界が要望する高度な技術を演じることはできないという課題がある。
【0006】
本発明の目的は、高度なDJパフォーマンスを再現することのできる音響機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の音響機器は、外部機器で再生中の楽曲データに対して、特殊操作または効果付与処理を行う音響機器であって、前記楽曲データに対する特殊操作または効果付与を指令する操作制御信号群を記憶する操作制御信号群記憶部と、前記操作制御信号群記憶部に記憶された操作制御信号群を、操作者の操作によるタイミングで呼び出す操作制御信号群呼び出し部と、前記操作制御信号群呼び出し部により呼び出された操作制御信号群を外部に出力する操作制御信号群出力部と、を備えていることを特徴とする。
【0008】
本発明の音響機器は、再生中の楽曲データに対して、特殊操作または効果付与処理を行う音響機器であって、前記楽曲データの再生処理を行う再生処理部と、前記楽曲データに対する特殊操作または効果付与を指令する操作制御信号群を記憶する操作制御信号群記憶部と、前記操作制御信号群記憶部に記憶された操作制御信号群を、操作者の操作によるタイミングで呼び出す操作制御信号群呼び出し部と、前記操作制御信号群呼び出し部により呼び出された操作制御信号群を外部に出力する操作制御信号群出力部と、を備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の第1の実施の形態に係る音響機器を含む楽曲データ再生制御システムを示す模式図。
【
図2】前記実施の形態における音響機器の構成を示す機能ブロック図。
【
図4】本発明の第2の実施の形態における音響機器の構成を示す機能ブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[1]楽曲データ再生制御システム1の全体構成
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る楽曲データ再生制御システム1が示されている。楽曲データ再生制御システム1は、コンピュータ2と、このコンピュータ2にUSBケーブル3を介して接続されるDJコントローラ4とを備える。
【0011】
コンピュータ2は、CPUおよびハードディスク等の記憶装置を備え、記憶装置内に記憶されたMP3等の楽曲データの再生処理を行う。楽曲データの再生は、CPU上で実行される楽曲再生アプリケーションソフトウェアによって行われ、再生された楽曲データは、USBケーブル3を介して、DJコントローラ4に出力される。また、USBケーブル3には、DJコントローラ4のミキサー部41、デッキ部42L、42Rを操作することにより生成された再生制御信号が出力され、コンピュータ2に入力される。コンピュータ2では、DJコントローラ4から出力された再生制御信号に基づいて、再生中の楽曲データに種々の特殊操作処理を行ったり、音響効果付与処理を行う。
【0012】
音響機器として例示されるDJコントローラ4は、中央に配置されるミキサー部41と、ミキサー部41の左右に配置されるデッキ部42L、42Rとを備える。なお、本発明にいう音響機器は、本実施の形態のように、音響再生制御装置だけでなく、楽曲データを再生する音響再生装置も含む概念である。
ミキサー部41は、コンピュータ2から出力されたオーディオデータの切り替え、各チャンネルの音量調整、音響効果を付与する部分であり、第1チャンネル調整部411から第4チャンネル調整部414、およびマイク調整部415を備える。
【0013】
ミキサー部41の右下には、エフェクト部41Eが設けられている。エフェクト部41Eは、再生楽曲に対してエフェクトを付与するために設けられている。エフェクト部41Eは、詳しくは後述するが、エフェクト選択スイッチ416、チャンネル選択スイッチ417、エフェクト量調整スイッチ418、エフェクト付与スイッチ419、およびビート変更スイッチ420を備える。
【0014】
デッキ部42L、42Rは、操作者が操作をすることにより、コンピュータ2から出力された楽曲データに様々な効果を付与する指令を与える部分であり、ジョグダイヤル421、テンポスライダー422、パフォーマンスパッド423、CUEボタン424、プレイ/ポーズボタン425、ループボタン426、デッキセレクトボタン427、およびロードボタン428を備える。
【0015】
回転操作子として例示されるジョグダイヤル421は、デッキ部42L、42Rの機器本体に回転可能に設けられ、操作者がジョグダイヤル421の回転操作をすることにより、再生される楽曲データの早送り再生指令や、逆転再生指令を行うことができる。
ジョグダイヤル421の中央には、液晶表示装置から構成される表示部43が設けられている。表示部43には、再生中の楽曲データのBPM(Beats Per Minute)値、経過時間、進行状況、拍位置、および再生中の楽曲データの進行に合わせたLPレコードの33RPMによる回転状態が表示され、操作者に楽曲データの再生進行を視認させている。
【0016】
テンポスライダー422は、再生される楽曲データのテンポを調整するスイッチである。パフォーマンスパッド423は、再生中の楽曲データへの効果を切り替えるボタンであり、操作者がパッドを押すと、再生中の楽曲データに対して、瞬間的にループ、キュー、キーシフト、サンプラー等の効果を付与することができる。
CUEボタン424は、再生する楽曲の頭出しを行うボタンである。
プレイ/ポーズボタン425は、楽曲データの再生開始、再生中の楽曲データのポーズを行うボタンである。ループボタン426は、再生中の楽曲データのループ再生を行うボタンである。
【0017】
デッキセレクトボタン427は、ミキサー部41の第1チャンネル調整部411から第4チャンネル調整部414のうち、どのチャンネルで再生中の楽曲データを操作するかを選択するボタンである。本実施の形態では、左側のデッキ部42Lで第1チャンネル調整部411と第3チャンネル調整部413との切り替えを行い、右側のデッキ部42Rで第2チャンネル調整部412と第4チャンネル調整部414との切り替えを行うことができる。
【0018】
ロードボタン428は、コンピュータ2から楽曲データをロードするボタンであり、コンピュータ2上で再生する楽曲データが選択された後、このロードボタン428を押すと、楽曲データが第1チャンネル調整部411から第4チャンネル調整部414のいずれかのチャンネルにロードされる。
【0019】
[2]DJコントローラ4の機能ブロック構成
図2には、本実施の形態に係るDJコントローラ4の機能ブロック構成が示されている。DJコントローラ4の各デッキ42L、42Rは、メモリ51およびCPU(Central Processing Unit)52を備え、DJパフォーマーがデッキ部42L、42Rを操作したジョグダイヤル421、パフォーマンスパッド423、エフェクト部41E等の操作に応じた特殊操作、効果付与を実行する。メモリ51は、操作制御信号群記憶部511を備える。CPU52は、操作制御信号群呼び出し部521、テンポ情報取得部522、および操作制御信号群出力部523を備える。
【0020】
操作制御信号群記憶部511には、特定の個人の奏法データを備えた操作制御信号群が記憶されている。操作制御信号群は、デッキ42L、42Rで行ったスクラッチ、ループ操作、エフェクト部41Eの設定による効果付与等の奏法データ、および各奏法データを開始する時間情報から構成される。
具体的には、操作制御信号群記憶部511には、著名なDJが演奏したジョグダイヤル421をスクラッチ操作等の特殊操作、通過させる楽曲データの周波数領域を高域方向または低域方向に向かって絞っていくエコー効果、ループ再生操作等の楽曲データの一部の再生を繰り返す効果、ジョグダイヤル421を思い切り回転させた高速回転操作といったものが、記憶されている。
【0021】
操作制御信号群呼び出し部521は、操作制御信号群記憶部511に記憶された操作制御信号群を、操作者の操作によるタイミングで呼び出す。具体的には、たとえば、パフォーマンスパッド423の8つのパッドにそれぞれ異なるDJ奏者の操作制御信号群を割り付けておき、操作者がいずれかのパフォーマンスパッド423を叩くと、操作制御信号群呼び出し部521は、そのDJ奏者の操作制御信号群を、メモリ51からCPU52上に呼び出してくる。操作制御信号群呼び出し部521は、呼び出した操作制御信号群を、操作制御信号群出力部523に出力する。
【0022】
テンポ情報取得部522は、再生中の楽曲データのテンポ情報を取得する。具体的には、テンポ情報取得部522は、コンピュータ2内で実行される楽曲データ解析プログラムで解析されたBPM(Beat Per Minute)値、拍位置等からテンポ情報を取得する。なお、本実施の形態では、コンピュータ2内で実行されるプログラム上で解析されたテンポ情報を取得しているが、これに限られない。テンポ情報取得部522が、自身で入力された再生中の楽曲データを解析して、テンポ情報を取得してもよい。テンポ情報取得部522は、取得したテンポ情報を操作制御信号群出力部523に出力する。
【0023】
操作制御信号群出力部523は、操作制御信号群呼び出し部521により呼び出された操作制御信号群を、USBケーブル3を介して、外部機器であるコンピュータ2に出力する。具体的には、操作制御信号群出力部523は、呼び出された操作制御信号群の先頭データをMIDIコード化し、コンピュータ2に対して送信する。
このとき操作制御信号群出力部523は、テンポ情報取得部522により取得された再生中の楽曲データのテンポ情報と、操作制御信号群の時間情報の先頭データとによって、次回のMIDIコードを出力するまでの時間間隔を算出する。
【0024】
[3]本実施の形態の作用および効果
次に、本発明の作用および効果を、
図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
操作制御信号群呼び出し部521は、デッキ42L、42Rのパフォーマンスパッド423が操作されたか否かを監視する(手順S1)。
操作者が、パフォーマンスパッド423を操作したら、操作制御信号群呼び出し部521は、処理を開始して、操作されたパフォーマンスパッド423のパッドに応じたDJパフォーマーの操作制御信号群を、操作制御信号群記憶部511から呼び出す(手順S2)。
【0025】
テンポ情報取得部522は、コンピュータ2から入力される楽曲データのテンポ情報を取得する(手順S3)。
操作制御信号群出力部523は、呼び出された操作制御信号群の奏法データをMIDIコード化し、USBケーブル3を介してコンピュータ2に出力する(手順S4)。
操作制御信号群出力部523は、取得されたテンポ情報と、操作制御信号を構成する時間情報の先頭データに基づいて、次回のMIDIコードを出力するまでの時間間隔を算出する(手順S5)。
【0026】
操作制御信号群出力部523は、算出された次回MIDIコード出力の時間間隔に応じて、次回のMIDI化された奏法データを出力する(手順S6)。
次々回についても時間間隔を算出するとともに(手順S7)、その時間が経過したら、MIDI化された奏法データを出力する(手順S8)。以後、これらを繰り返す。
コンピュータ2では、再生中の楽曲データに対して、デッキ42L、42Rから出力された奏法データに基づいて、楽曲データの特殊再生、音響効果付与を行って、アナログ処理を行って音声出力する。
【0027】
このような本実施の形態では、著名なDJパフォーマーの奏法データを、パフォーマンスパッド423で選択するだけで、DJコントローラ4上で実現することができる。したがって、高度なDJパフォーマンスを再現できる。
テンポ情報取得部522を備えていることにより、再生中の楽曲データのBPM値等のテンポ情報に基づいて、操作者が選択した奏法データのテンポを同期させることができる。したがって、再生中の楽曲データに合わせた奏法データを演奏することができるため、違和感のない、高度なDJパフォーマンスを再現することができる。
【0028】
[4]第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付して説明を省略する。
前述した第1の実施の形態では、コンピュータ2で再生処理を行った楽曲データに対して、操作制御信号群記憶部511に記憶された操作制御信号群を、操作者の操作によるタイミングで操作制御信号群呼び出し部521が呼び出すようになっていた。
【0029】
これに対して、本実施の形態では、
図4に示すように、音響機器としてのDJプレーヤー4Aが、再生処理部50を備え、再生処理部50により再生中の楽曲データに対して、操作制御信号群記憶部511に記憶された操作制御信号群を、操作者の操作によるタイミングで操作制御信号群呼び出し部521が呼び出している点が相違する。
DJプレーヤー4Aは、第1の実施の形態の
図1と同様の外観構成を有し、デッキ部42R、42Lに相当する部分に再生処理部50が設けられている。
【0030】
再生処理部50は、第1の実施の形態におけるデッキ部42L、42Rに相当する部分に設けられ、USBメモリ、CD、DVD等の光学ディスクに記憶された楽曲データの再生処理を行う。
操作制御信号群呼び出し部521は、操作者の操作によるタイミングで操作制御信号群を呼び出す。
操作制御信号群出力部523は、呼び出された操作制御信号群の先頭データをMIDIコード化して、再生処理部50に出力する。
このような本実施の形態によっても、前述と同様の作用および効果を享受できる。
【0031】
[5]実施の形態の変形
なお、本発明は、前述した実施の形態に限らず、以下に示すような変形をも含むものである。
前述の実施の形態では、楽曲データの再生は、コンピュータ2で行われていたが、本発明はこれに限られない。音響機器が、楽曲データが再生可能な再生処理または楽曲再生プログラムを備え、自己の再生楽曲データに、操作制御信号群を付与するようなものであってもよい。
その他、本発明の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
【符号の説明】
【0032】
1…楽曲データ再生制御システム、2…コンピュータ、3…USBケーブル、4…DJコントローラ、4A…DJプレーヤー、41…ミキサー部、41E…エフェクト部、42L…デッキ部、42L…デッキ、42R…デッキ、43…表示部、50…再生処理部、51…メモリ、52…CPU、411…第1チャンネル調整部、412…第2チャンネル調整部、413…第3チャンネル調整部、414…第4チャンネル調整部、415…マイク調整部、416…エフェクト選択スイッチ、417…チャンネル選択スイッチ、418…エフェクト量調整スイッチ、419…エフェクト付与スイッチ、420…ビート変更スイッチ、421…ジョグダイヤル、422…テンポスライダー、423…パフォーマンスパッド、424…CUEボタン、425…ポーズボタン、426…ループボタン、427…デッキセレクトボタン、428…ロードボタン、511…操作制御信号群記憶部、521…操作制御信号群呼び出し部、522…テンポ情報取得部、523…操作制御信号群出力部、S1…手順、S2…手順、S3…手順、S4…手順、S5…手順、S6…手順、S7…手順、S8…手順。