(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-17
(45)【発行日】2022-01-26
(54)【発明の名称】灯火設置支援装置および灯火設置支援システム
(51)【国際特許分類】
B64F 1/18 20060101AFI20220119BHJP
E01F 3/00 20060101ALI20220119BHJP
【FI】
B64F1/18
E01F3/00
(21)【出願番号】P 2021150282
(22)【出願日】2021-09-15
【審査請求日】2021-09-27
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521407463
【氏名又は名称】日笠 克己
(73)【特許権者】
【識別番号】521407474
【氏名又は名称】田頭 雅史
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】特許業務法人創成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】日笠 克己
(72)【発明者】
【氏名】田頭 雅史
【審査官】諸星 圭祐
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-94836(JP,A)
【文献】登録実用新案第3215426(JP,U)
【文献】特開2008-33071(JP,A)
【文献】日清医療食品株式会社,ヘリポートの夜間照明の開発について,[online],日清医療食品株式会社,2020年03月13日,インターネッ ト<URL:https://www.nifs.co.jp/csr/csr_man agement/engagement/hexagon/ <https://www.nifs.co.jp/c sr/csr_management/engagement/hexagon/>>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B64F 1/18
E01F 3/00
G03B 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
設置者による灯火の設置を支援するための灯火設置支援装置であって、
所定の地面領域より高い位置にある状態で、飛行体の離着陸領域の境界を示す境界灯の設置箇所を示す第1標識が前記所定の地面領域に表示されるように、前記飛行体の離着陸領域の境界の少なくとも一部に対して第1標識光を照射する第1投光器を有している投光装置により構成されている
灯火設置支援装置。
【請求項2】
請求項1記載の灯火設置支援装置において、
前記投光装置は、
前記飛行体が前記離着陸領域に対する進入方向および離脱方向のうち少なくとも一方を示す境界誘導灯の設置箇所を示す第2標識が前記所定の地面領域に表示されるように、前記離着陸領域の周囲に対して第2標識光を照射する第2投光器を有している
灯火設置支援装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の灯火設置支援装置において、
前記投光装置は、
前記飛行体が前記離着陸領域の付近における風向きを示す風向灯の設置箇所を示す第3標識が前記所定の地面領域に表示されるように、前記離着陸領域の周囲に対して第3標識光を照射する第3投光器を有している
灯火設置支援装置。
【請求項4】
請求項1~3のうちいずれか1項に記載の灯火設置支援装置において、
投光制御装置を備え、
前記投光制御装置が、
前記投光装置の位置および姿勢を認識する位置姿勢測定要素を備え、
前記位置姿勢測定要素により認識された前記投光装置の位置および姿勢に基づき、前記投光装置による標識光の照射方向を制御する
灯火設置支援装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘリコプター等の航空機の離着陸場において灯火の設置を支援するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ヘリポート用の灯火の整備において、可搬型ヘリポート灯火が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【文献】日清医療食品株式会社,“ヘリポート夜間照明の開発について”,[online],令和2年3月13日,日清医療食品株式会社[令和3年07月13日検索],インターネット<URL:https://www.nifs.co.jp/csr/csr_management/engagement/hexagon/ <https://www.nifs.co.jp/csr/csr_management/engagement/hexagon/>>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の可搬型ヘリポート灯火は、作業者(特に設置についての専門知識を持ってない者)が当該灯火の設置位置を把握することが困難であるため、灯火設置作業の効率が低くなる。また、灯火が的確に設置されないと、当該灯火を目印および/または指標とするヘリコプターの着陸に支障をきたす可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、作業者による灯火の設置作業効率の向上を図りうる灯火設置支援装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る作業者による灯火の設置を支援するための灯火設置支援装置は、
所定の地面領域より高い位置にある状態で、飛行体の離着陸領域の境界を示す境界灯の設置箇所を示す第1標識が前記所定の地面領域に表示されるように、前記飛行体の離着陸領域の境界の少なくとも一部に対して第1標識光を照射する第1投光器を有している投光装置により構成されている。
【0007】
当該構成の灯火設置支援装置によれば、所定の地面領域より高い位置にある状態の投光装置を構成する第1投光器により、当該所定の地面領域における飛行体の離着陸領域の境界の少なくとも一部に対して第1標識光が照射される。これにより、所定の地面領域において第1標識光が照射された箇所、すなわち、当該離着陸領域の境界の少なくとも一部に第1標識が表示される。
【0008】
投光装置が、所定の地面領域よりも高い位置において支持部材により支持されていてもよく、空中停止機能またはホバリング機能を有する無人飛行機に搭載されていることにより所定の地面領域よりも高い位置に維持されていてもよい。標識光が可視光であって、当該可視光が所定の地面領域に反射されることにより、当該標識が視認可能に表示されてもよい。標識光が非可視光(例えば、赤外光)であって、所定の地面領域に散布された感光材が当該非可視光に応じて可視光を発することにより、当該標識が視認可能に表示されてもよい。
【0009】
よって、作業者に(特に、作業者が灯火設置に関する専門的知識を有しない者であっても)、第1標識が表示された箇所(第1指定箇所)を境界灯の設置箇所として容易に視認させることができ、ひいては当該箇所に境界灯を設置させることができる。これにより、作業者による境界灯を飛行体の離着陸領域の境界に設置する作業効率の向上が図られる。
【0010】
前記灯火設置支援装置において、
前記投光装置は、
前記飛行体が前記離着陸領域に対する進入方向および離脱方向のうち少なくとも一方を示す境界誘導灯の設置箇所を示す第2標識が前記所定の地面領域に表示されるように、前記離着陸領域の周囲に対して第2標識光を照射する第2投光器を有していることが好ましい。
【0011】
当該構成の灯火設置支援装置によれば、所定の地面領域より高い位置にある状態の投光装置を構成する第2投光器により、当該所定の地面領域における飛行体の離着陸領域の周囲に対して第2標識光が照射される。これにより、所定の地面領域において第2標識光が照射された箇所(第2指定箇所)、すなわち、当該離着陸領域の周囲に第2標識が表示される。所定の地面領域における第2標識の表示形態は、第1標識の表示形態と相違していることが好ましい。
【0012】
よって、作業者に、第2標識が表示された箇所を境界誘導灯の設置箇所として容易に視認させることができ、ひいては当該箇所に境界誘導灯を設置させることができる。これにより、作業者による境界誘導灯を飛行体の離着陸領域の周囲に設置する作業効率の向上が図られる。
【0013】
前記灯火設置支援装置において、
前記投光装置は、
前記飛行体が前記離着陸領域の付近における風向きを示す風向灯の設置箇所を示す第3標識が前記所定の地面領域に表示されるように、前記離着陸領域の周囲に対して第3標識光を照射する第3投光器を有していることが好ましい。
【0014】
当該構成の灯火設置支援装置によれば、所定の地面領域より高い位置にある状態の投光装置を構成する第3投光器により、当該所定の地面領域における飛行体の離着陸領域の周囲に対して第3標識光が照射される。これにより、所定の地面領域において第3標識光が照射された箇所(第3指定箇所)、すなわち、当該離着陸領域の周囲に第3標識が表示される。所定の地面領域における第3標識の表示形態は、第1標識および/または第2標識の表示形態と相違していることが好ましい。
【0015】
よって、作業者に、第2標識が表示された箇所を風向灯の設置箇所として容易に視認させることができ、ひいては当該箇所に風向灯を設置させることができる。これにより、作業者による風向灯を飛行体の離着陸領域の周囲に設置する作業効率の向上が図られる。
【0016】
前記灯火設置支援装置において、
投光制御装置を備え、
前記投光制御装置が、
前記投光装置の位置および姿勢を認識する位置姿勢測定要素を備え、
前記位置姿勢測定要素により認識された前記投光装置の位置および姿勢に基づき、前記投光装置による標識光の照射方向を制御することが好ましい。
【0017】
当該構成の灯火設置支援装置によれば、投光装置が任意の位置および姿勢にある状態でも、当該投光装置により所定の地面領域における的確な箇所に標識光が照射されうる。これにより投光装置の配置自由度の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の一実施形態としての灯火設置支援装置の構成説明図。
【
図2】投光装置による標識光の第1照射形態に関する説明図。
【
図3】投光装置による標識光の第1照射形態に関する説明図。
【
図5】投光装置による標識光の第2照射形態に関する説明図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
(構成)
本発明の一実施形態としての灯火設置支援装置は、
図1に示されているように投光装置10により構成されている。投光装置10は、第1投光器11、第2投光器12および第3投光器13、ならびに、投光制御装置14を備えている。投光制御装置14は、位置姿勢測定要素142を備えている。
【0020】
図2に示されているように、投光装置10のハウジング101が複数の(または一の)支持部材102により、飛行体の離着陸領域を包含する所定の地面領域を基準とした高さ位置に支持されている。ハウジング101は、略円柱状の外形を有しているが、その形状は任意に変更されてもよい。本実施形態では、
図3に示されているように、投光装置10は、上方から見て飛行体(例えば、ヘリコプター)の略矩形状の離着陸領域Sの略中央に設置されている。
【0021】
支持部材102の高さ調整機構によって、所定の地面領域を基準とした投光装置10のハウジング101の高さ位置が調整されてもよい。例えば、投光装置10のハウジング101が、鉛直方向に延在する支持部材102に沿ってラチェット機構等により構成されている高さ調整機構によって上下方向に変位されたうえで定位されるように構成されていてもよい。当該支持部材102には、その下端部(支持部材102の下端部が当接している地面)を基準とした、投光装置10のハウジング101の高さ位置および/または後述するように標識光が照射される箇所までの水平距離を表わす目盛りが設けられていてもよい。
【0022】
ハウジング101には、第1投光器11、第2投光器12および第3投光器13、ならびに、投光制御装置14が収容されている。投光装置10が空中停止機能またはホバリング機能を有する無人飛行機に搭載され、当該無人飛行機によって投光装置10の所定の地面領域を基準とした高さ位置が維持かつ/または調整されていてもよい。
【0023】
第1投光器11、第2投光器12および第3投光器13のそれぞれは、例えば、可視光レーザー投光器により構成されている。第1投光器11、第2投光器12および第3投光器13のうち少なくとも1つが、レーザーポインタのように可視光レーザー光によって地面または物体表面に図形を描画する機能を有していてもよい。第1投光器11、第2投光器12および第3投光器13のそれぞれから照射される光の波長、照射光の点滅パターンおよび/または可視光レーザー光により地面に描画される図形の形状・模様が相違するように構成されているまたは制御される。
【0024】
第1投光器11は、
図2および
図3に一点鎖線矢印で示されているように第1標識光L1を、所定の地面領域において
図3に示されている着陸領域Sの境界の少なくとも一部に対して照射するように構成されている。本実施形態では、
図3に示されている離着陸領域Sの境界における4つの角および4つの辺の中点のそれぞれに相当する8つの箇所P11~P18のそれぞれに対して、第1標識光L1(一点鎖線矢印参照)が照射される。8つの第1投光器11のそれぞれから当該8つの箇所P11~P18のそれぞれに対して定常的に第1標識光L1が照射されてもよい。8つよりも少ない(例えば単一の)第1投光器11の光照射方向が投光制御装置14によって変更される過程で、当該8つの箇所P11~P18のそれぞれに対して間欠的に第1標識光L1が照射されてもよい。所定の地面領域における第1標識光L1の照射箇所の数および配置態様、さらには必要に応じて第1投光器11の数は変更されてもよい。
【0025】
第2投光器12は、
図2および
図3に二点鎖線矢印で示されているように第2標識光L2を、所定の地面領域において
図3に示されている離着陸領域Sの周囲または外側に対して照射するように構成されている。本実施形態では、
図3に示されている離着陸領域Sの対向する一対の辺のそれぞれの中点付近であって当該離着陸領域Sの外側における6つの箇所P210~P212およびP220~222のそれぞれに対して、第2標識光L2(二点鎖線矢印参照)が照射される。6つの第2投光器12のそれぞれから当該6つの箇所P210~P212およびP220~222のそれぞれに対して定常的に第1標識光L1が照射されてもよい。6つよりも少ない(例えば2つの)第2投光器12の光照射方向が投光制御装置14によって変更される過程で、当該6つの箇所P210~P212およびP220~222のそれぞれに対して間欠的に第2標識光L2が照射されてもよい。所定の地面領域における第2標識光L2の照射箇所の数および配置態様、さらには必要に応じて第2投光器12の数は変更されてもよい。
【0026】
第3投光器13は、
図2および
図3に破線矢印で示されているように第3標識光L3を、所定の地面領域において
図3に示されている離着陸領域Sの周囲または外側に対して照射するように構成されている。本実施形態では、
図3に示されている離着陸領域Sの外側における1つの箇所P3に対して、第3標識光L3(破線矢印参照)が照射される。所定の地面領域における第3標識光L3の照射箇所の数および配置態様、さらには必要に応じて第3投光器13の数は変更されてもよい。
【0027】
投光制御装置14は、演算処理装置(CPUおよび/またはコアプロセッサなど)および記憶装置(HDD、SSDおよび/または)メモリなど)により構成されている。演算処理装置が、記憶装置から必要なソフトウェアおよびデータを読み出し、当該データに対して当該ソフトウェアにしたがった演算処理を実行する。投光制御装置14は、第1投光器11、第2投光器12および第3投光器13のそれぞれの動作(光照射の開始および停止動作など)を制御するように構成されている。
【0028】
位置姿勢測定要素142は、投光装置10の位置および姿勢を測定する。投光装置10の緯度および経度は、GPSまたはGNSSなどの測位システムを用いて測定される。所定の地面領域を基準とした投光装置10の高さ位置は、投光装置10を基準とした所定の地面領域の距離として測距計により測定される。投光装置10の緯線または経線を基準とした姿勢を表わす方位角は、方位計またはジャイロスコープを用いて測定される。投光装置10の鉛直線または水平面を基準とした姿勢を表わす仰角は、ジャイロスコープを用いて測定される。
【0029】
投光制御装置14は、位置姿勢測定要素142により測定された投光装置10の位置および姿勢、さらには記憶装置に記憶されている離着陸領域Sの形状およびサイズ、さらには必要に応じてその境界線の座標値(緯度、経度)に基づき、前記のように指定箇所に指定標識光が照射されるように、第1投光器11、第2投光器12および/または第3投光器13のそれぞれの姿勢または光軸方向を制御するように構成されている。
【0030】
(作用効果)
前記構成の灯火設置支援装置、ひいてはこれを構成する投光装置10によれば、所定の地面領域より高い位置にある状態の投光装置10を構成する第1投光器11により、当該所定の地面領域における飛行体の離着陸領域Sの境界の少なくとも一部に対して第1標識光L1が照射される(
図2および
図3参照)。また、投光装置10を構成する第2投光器12により、当該所定の地面領域における飛行体の離着陸領域Sの周囲に対して第2標識光L2が照射される(
図2および
図3参照)。さらに、投光装置10を構成する第3投光器13により、当該所定の地面領域における飛行体の離着陸領域Sの周囲に対して第3標識光L3が照射される(
図2および
図3参照)。
【0031】
これらの結果、所定の地面領域において第1標識光L1が照射された箇所、すなわち、当該離着陸領域Sの境界の少なくとも一部(
図3の第1指定箇所P11~P18参照)に第1標識が表示される。また、所定の地面領域において第2標識光L2が照射された箇所、すなわち、当該離着陸領域Sの周囲(
図3の第2指定箇所P210~P212、P220~P222参照)に第2標識が表示される。さらに、所定の地面領域において第3標識光L3が照射された箇所、すなわち、当該離着陸領域Sの周囲(
図3の第3指定箇所P23参照)に第3標識が表示される。
【0032】
第1標識、第2標識および第3標識の色彩、明滅パターン、形状、模様および/またはサイズが相互に差異化されている。よって、作業者に(特に、作業者が灯火設置に関する専門的知識を有しない者であっても)、第1標識が表示された箇所を境界灯Q1の設置箇所として容易に視認させることができ、ひいては
図4に示されているように当該箇所に境界灯Q1i(i=1~8)を設置させることができる。また、作業者に、第2標識が表示された箇所を境界誘導灯Q2の設置箇所として容易に視認させることができ、ひいては
図4に示されているように当該箇所に境界誘導灯Q2j(j=10~12、20~22)を設置させることができる。さらに、作業者に、第3標識が表示された箇所を風向灯Q3の設置箇所として容易に視認させることができ、ひいては
図4に示されているように当該箇所に風向灯Q3を設置させることができる。これにより、作業者による灯火(境界灯、境界誘導灯、風向灯)を飛行体の離着陸領域Sの周囲に設置する作業効率の向上が図られる。
【0033】
投光装置10が任意の位置および姿勢にある状態でも、当該投光装置10により所定の地面領域における的確な箇所に標識光L1、L2、L3が照射されうる。これにより投光装置10の配置自由度の向上が図られる。
【0034】
例えば、
図5に示されているように、投光装置10が離着陸領域Sの外側であって、かつ、離着陸領域Sからみて飛行体の進入方向および離脱方向とは異なる方位に配置されていてもよい。この場合、当該配置箇所の位置および姿勢が位置姿勢測定要素142により測定され、当該測定結果に応じて第1投光器11、第2投光器12および/または第3投光器13のそれぞれの姿勢または光軸方向が調整される。これにより、
図5に一点鎖線、二点鎖線および破線のそれぞれで示されているように、所定の地面領域における指定箇所に対して第1標識光L1、第2標識光L2および第3標識光L3のそれぞれが照射される。よって、前記実施形態と同様に、当該照射箇所に表示される標識に応じて、作業者による灯火(境界灯、境界誘導灯、風向灯)を飛行体の離着陸領域Sの周囲に設置する作業効率の向上が図られる。
【0035】
(本発明の他の実施形態)
投光装置10において、第1投光器11、第2投光器12および/または第3投光器13が省略されていてもよい。
【0036】
投光制御装置14において、位置姿勢測定要素142が省略されていてもよい。
【符号の説明】
【0037】
10…投光装置(灯火設置支援装置)、11…第1投光器、12…第2投光器、13…第3投光器、14…投光制御装置、142…位置姿勢測定要素、Q1…第1灯火、Q2…第2灯火、Q3…第3灯火。
【要約】
【課題】作業者による灯火の設置作業効率の向上を図りうる灯火設置支援装置等を提供する。
【解決手段】所定の地面領域より高い位置にある状態の投光装置10を構成する第1投光器11により、当該所定の地面領域における飛行体の離着陸領域Sの境界の少なくとも一部に対して第1標識光L1が照射される(
図2および
図3参照)。また、投光装置10を構成する第2投光器12により、当該所定の地面領域における飛行体の離着陸領域Sの周囲に対して第2標識光L2が照射される。さらに、投光装置10を構成する第3投光器13により、当該所定の地面領域における飛行体の離着陸領域Sの周囲に対して第3標識光L3が照射される。
【選択図】
図3