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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-18
(45)【発行日】2022-01-26
(54)【発明の名称】遊技用装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20220119BHJP
【FI】
A63F5/04 681
A63F5/04 682
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2017206545
(22)【出願日】2017-10-25
(65)【公開番号】P2019076492
(43)【公開日】2019-05-23
【審査請求日】2020-09-25
(73)【特許権者】
【識別番号】591142507
【氏名又は名称】株式会社北電子
(74)【代理人】
【識別番号】110002354
【氏名又は名称】特許業務法人平和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】飯田 瑞祥
【審査官】鶴岡 直樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-014645(JP,A)
【文献】特開2008-129963(JP,A)
【文献】特開2002-102534(JP,A)
【文献】特開2010-115411(JP,A)
【文献】特開2006-212286(JP,A)
【文献】特開2009-195639(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1設定値よりも第2設定値を設定された方が遊技者に有利な遊技状態に制御され易い遊技機が複数配置された遊技場に関して、所定の情報を表示可能な遊技用装置において、
第1位置に前記第2設定値が設定された遊技機が配置されていることを示す第1配置パターン及び第2位置に前記第2設定値が設定された遊技機が配置されていることを示す第2配置パターンを記憶可能な配置パターン記憶手段と、
前記遊技場における前記第2設定値が設定された遊技機が、前記配置パターン記憶手段に記憶された前記第1配置パターン及び前記第2配置パターンの何れかに該当するか否かを判定可能な判定手段と、
前記判定手段による前記第1配置パターン及び前記第2配置パターンの判定結果に関する情報を同時に表示可能な表示手段と、
を備えることを特徴とする遊技用装置。
【請求項2】
前記表示手段は、
稼働率が相対的に高い優良店における前記判定手段による判定結果に関する情報と、稼働率が相対的に低い改善店における前記判定手段による判定結果に関する情報とを同時に表示可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技用装置。
【請求項3】
前記判定結果は、
前記第2設定値が設定された遊技機の総和に対する前記判定手段により該当すると判定された遊技機の占める比率である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技用装置。
【請求項4】
前記第1配置パターンは、
遊技島の端に前記第2設定値が設定された遊技機が配置される配置パターンであり、
前記第2配置パターンは、
前記第2設定値が設定された遊技機が連なって配置される配置パターンである
ことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の遊技用装置。
【請求項5】
第1設定値よりも第2設定値を設定された方が遊技者に有利な遊技状態に制御され易い遊技機が複数配置された遊技場に関して、所定の情報を表示可能な遊技用装置のコンピュータを、
第1位置に前記第2設定値が設定された遊技機が配置されていることを示す第1配置パターン及び第2位置に前記第2設定値が設定された遊技機が配置されていることを示す第2配置パターンを記憶可能な配置パターン記憶手段、
前記遊技場における前記第2設定値が設定された遊技機が、前記配置パターン記憶手段に記憶された前記第1配置パターン及び前記第2配置パターンの何れかに該当するか否かを判定可能な判定手段、及び
前記判定手段による前記第1配置パターン及び前記第2配置パターンの判定結果に関する情報を同時に表示可能な表示手段、
として実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高設定値に設定された遊技機の配置に関する情報を表示する遊技用装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
遊技場では、遊技場に配置されている遊技機の機種毎に設定値情報を集計して管理する遊技情報管理システムが構築されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2010-115411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の遊技情報管理システムには、改良すべき余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の遊技用装置は、第1設定値よりも第2設定値を設定された方が遊技者に有利な遊技状態に制御され易い遊技機が複数配置された遊技場に関して、所定の情報を表示可能な遊技用装置において、第1位置に前記第2設定値が設定された遊技機が配置されていることを示す第1配置パターン及び第2位置に前記第2設定値が設定された遊技機が配置されていることを示す第2配置パターンを記憶可能な配置パターン記憶手段と、前記遊技場における前記第2設定値が設定された遊技機が、前記配置パターン記憶手段に記憶された前記第1配置パターン及び前記第2配置パターンの何れかに該当するか否かを判定可能な判定手段と、前記判定手段による前記第1配置パターン及び前記第2配置パターンの判定結果に関する情報を同時に表示可能な表示手段と、を備える構成としてある。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明の一実施形態に係る遊技場における遊技機の配置例を示すレイアウト図である。
図2】本発明の遊技用装置の制御構成を示すブロック図である。
図3】本発明の遊技用装置の記憶部に記憶されている情報であり、(a)は、遊技機情報、(b)は、遊技場情報をそれぞれ示す図である。
図4】本発明の一実施形態に係る配置パターンを示す説明図であり、(a)は、遊技場における遊技機の配置を概略化したレイアウト図、(b)は、配置パターンを示した表である。
図5】本発明の遊技用装置の一連の処理を示すフローチャートである。
図6】(a)は、遊技場における遊技機の配置を概略化したレイアウト図、(b)は、配置パターン毎の比率を示した表、(c)は、配置パターン毎の割合を示した表である。
図7】所定の遊技場における判定結果を表示した画面を示す図である。
図8】優良店と改善店における判定結果を表示した画面を示す図である。
図9】本発明の一実施形態に係る配置パターンの提供システムを示す図である。
図10】配置パターンの提供システムのクラウドサーバの制御構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の好ましい実施形態について、各図を参照して説明する。
【0008】
[遊技場]
図1は、本発明の一実施形態に係る遊技場1における遊技機5の配置例を示す配置レイアウト図である。
図1に示すように、遊技場1には、パチンコ機やスロットマシンなどの複数の遊技機5が所定の台数ごとに配置されている。
具体的には、遊技機5は、機種ごとでまとめられ遊技島2と呼ばれる複数のグループごとに配置されている。
この遊技島2は、片側のみに遊技機5を並べた片島2aと呼ばれる配置構成と、背中合わせに片島同士を並べた両島2b、2cと呼ばれる配置構成がある。
また、遊技島間などには、従業員や遊技者が通行できるように中央通路3や通路4が設けられている。
【0009】
以下、遊技機5としてスロットマシンを適用した場合について説明する。
スロットマシンは、遊技者がメダルなどの遊技媒体を投入してスタートレバーを押下することにより、所定の図柄を表示した複数のリールが回転を開始し、各リールに対応した複数のストップボタンを任意のタイミングで押下げることで回転するリールが停止し、停止したリールの図柄の配列に応じて所定数の遊技媒体が払い出されるという遊技機5である。
【0010】
このスロットマシンは、遊技状態として、遊技媒体を所定の割合で費やす通常遊技状態と、通常遊技状態より遊技媒体の増加が期待でき遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態などがある。
特別遊技状態には、ビックボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)などがあり、これらに内部当選した後、入賞すると、例えば、百枚以上の大量の遊技媒体が払い出されるようにゲームが制御される。
【0011】
また、スロットマシンは、内部当選の確率の異なる通常1~6の6段階の設定値を設定することができる。
この1~6の設定値の何れかを設定することで、その日のスロットマシンのビックボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)などの内部当選の確率が決定される。
1~6の設定値のうち、通常、設定値が大きい方(本発明の第2設定値)が、ビックボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)などに当選しやすく、逆に、設定値が小さい方(本発明の第1設定値)が当選しにくいこととなる。
本実施形態では、設定値が1~4を低設定値、設定値が5、6を高設定値(図1では、黒く塗りつぶして示す)とし、低設定値を第1設定値、高設定値を第2設定値とする。
なお、設定値1~3を低設定値、設定値4~6を高設定値とするなど適宜、低設定値及び高設定値に該当する範囲を変更することもできる。
【0012】
[遊技用装置]
本発明の遊技用装置6は、プログラムに従って動作する情報処理装置であり、遊技場内の高設定の遊技機5の配置構成が予め定めた配置パターンの何れに該当するかを判定し、その判定結果を表示可能な装置である。
この遊技用装置6は、例えば、公知のホールコンピュータなどであって、通常、遊技場1の管理者が操作可能な場所、例えば、カウンター奥の管理室などに設置されている。
このホールコンピュータは、遊技場1に配置されている全遊技機5の遊技に関する情報(遊技情報、機種情報など)を記憶、管理及び分析し、この他にも遊技場1における営業情報なども管理することができる。
このような遊技用装置6は、図2に示すように通信部61と、記憶部62と、操作部63と、表示部64と、制御部65から構成されている。
【0013】
通信部61は、例えば、遊技用装置6がホールコンピュータとして機能する場合、図示しない中継装置(台コンピュータ、島コンピュータなど)を介して、複数の遊技機5と接続されアウト信号、セーフ信号などの遊技信号を受信することができる。
また、所定の公衆回線100(例えば、インターネット回線)を介して、後記クラウドサーバ8と通信可能に接続することもできる。
【0014】
記憶部62は、遊技用装置6の各種機能を実行するためのプログラムやデータを記憶可能な記憶媒体(例えば、ROM、RAM、ハードディスクなど)で構成される。
記憶部62は、遊技機設置情報、遊技場情報11などを記憶する。
遊技機設置情報は、各遊技機5を識別可能な遊技機情報10、遊技場内の遊技機5の配置レイアウトなどを含む情報である。
【0015】
遊技機情報10は、図3(a)に示すように各遊技機5の台番号、遊技機5の位置情報としての配置レイアウト上の座標データ、機種名、島情報、遊技機サイズ及び遊技機5の設定値などを含む遊技機5に関する情報である。
【0016】
配置レイアウトは、主に新規オープン時や追加工事が行われたときにシステム管理者などにより設定される遊技機5の位置情報であり、X、Y座標で表すことができる。
本実施形態では、X座標側を遊技島2の長手方向として複数の遊技機5を並列配置したときの座標を示すものとする。
また、遊技機5の大きさは、X方向、Y方向ともに「1」とする。このため、例えば、(X,Y)=(1,1)の遊技機5と、(X,Y)=(2,1)の遊技機5は、互いに隣接していることを示す。
また、通路4の大きさは「1」とし、通路4より幅広な中央通路3の大きさは「2」以上としている。
【0017】
また、記憶部62は、配置パターン記憶手段として、高設定値が設定された遊技機5に関する配置パターンを記憶することができる。
図4(a)は、本実施形態で用いられる高設定の遊技機5に関する配置パターンを説明するため、遊技場1における遊技機5の配置を概略化したレイアウト図である。
図4(a)に示すレイアウト図には、通路4を挟んで5台ずつ計10台の遊技機5が一直線上に並列に配置された遊技機5を示しており、例えば、配置レイアウト上の座標は、上段の左端に配置された台番号「1」の遊技機5を(1,1)としたとき、台番号「2」は(2,1)、台番号「3」は(3,1)、台番号「4」は(4,1)、台番号「5」は(5,1)としている。
また、レイアウト図の下段の左端に配置された台番号「6」の遊技機5は、大きさが「1」である通路4を挟んで対面して配置されていることから通路4と遊技機5の大きさをそれぞれY座標に加えた(1,3)とし、台番号「7」は(2,3)、台番号「8」は(3,3)、台番号「9」は(4,3)、台番号「10」は(5,3)としている。
【0018】
図4(b)は、図4(a)の配置レイアウトにおける高設定の遊技機5の配置パターンの例図である。
図4(b)に示すように、高設定の遊技機5の配置パターンは、該当する遊技機5の数である「カウント数」に対応づけて記憶することができる。
【0019】
このうち、「単独」は、「連続」、「隔台」、「角台」、「対面」の何れにも該当しない高設定の遊技機5が該当する配置パターンである。
具体的には、図4(b)に示すように、台番号(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)を構成要素とする配置パターンを、カウント数「1」と対応付けて記憶することができる。
例えば、(2)は、台番号「2」に高設定の遊技機5が配置されていることを示している。
【0020】
「連続」は、高設定の遊技機5が連なって配置される配置パターンである。
具体的には、図4(b)の「連続」に示すように、台番号(1,2)、(2,3)、(3,4)、(4,5)(6,7)、(7,8)、(8,9)、(9,10)を構成要素とする配置パターンをカウント数「2」と、台番号(1,2,3)、(2,3,4)、(3,4,5)、(6,7,8)、(7,8,9)、(8,9,10)を構成要素とする配置パターンをカウント数「3」と、台番号(1,2,3,4)、(2,3,4,5)、(6,7,8,9)、(7,8,9,10)を構成要素とする配置パターンをカウント数「4」と、台番号(1,2,3,4,5)、(6,7,8,9,10)を構成要素とする配置パターンをカウント数「5」とそれぞれ対応付けて記憶することができる。
例えば、(1,2)は、台番号「1」と台番号「2」に高設定の遊技機5が配置されていることを示している。
なお、カウント数が「1」のときは、「連続」する配置構成にならないので配置パターンはないことになる。
【0021】
「隔台」は、高設定の遊技機5が一台おきに配置される配置パターンである。
具体的には、図4(b)の「隔台」に示すように、台番号(1,3)、(2,4)、(3,5)、(6,8)、(7,9)、(8,10)、(1,3,5)、(6,8,10)を構成要素とする配置パターンをカウント数「2」と、台番号(1,3,5)、(6,8,10)を構成要素とする配置パターンをカウント数「3」とそれぞれ対応付けて記憶することができる。
例えば、(1,3)は、台番号「1」と台番号「3」に高設定の遊技機5が配置されていることを示している。
なお、カウント数が「1」のときは、「隔台」の配置構成にならないので配置パターンはないことになる。
【0022】
「角台」は、遊技島2の端に高設定の遊技機5が配置される配置パターンである。
具体的には、図4(b)の「角台」に示すように、台番号(1)、(5)、(6)、(10)を構成要素とする配置パターンをカウント数「1」と対応付けて記憶することができる。
例えば、(1)は、台番号「1」に高設定の遊技機5が配置されていることを示している。
【0023】
「対面」は、異なる遊技島間で対向して高設定の遊技機5が配置される配置パターンである。
具体的には、図4(b)の「対面」に示すように、台番号(1,6)、(2,7)、(3,8)、(4,9)、(5,10)を構成要素とする配置パターンをカウント数「2」と対応付けて記憶することができる。
例えば、(1,6)は、台番号「1」と台番号「6」に高設定の遊技機5が配置されていることを示している。
なお、カウント数が「1」のときは、「対面」の配置構成にならないので配置パターンはないことになる。
以上のように、記憶部62は、配置パターン記憶手段として、第1位置(例えば、「単独」)に高設定値が設定された遊技機5が配置されていることを示す第1配置パターンや第2位置(例えば、「連続」)に高設定値が設定された遊技機5が配置されていることを示す第2配置パターンなど複数の配置パターンを記憶することができる。
なお、第1位置や第2位置は、上記に限らず、「単独」、「連続」、「隔台」、「角台」、「対面」の何れかを任意に適用できる。
【0024】
また、記憶部62に記憶する高設定の遊技機5に関する配置パターンは、配置レイアウト座標として記憶するほか、台番号から作成することもできる。
なお、配置パターンは、所定のプログラム(ROMに記憶)を制御部65が実行して自動作成されるようにしてもよい。
【0025】
遊技場情報11は、図3(b)に示すように遊技場1の店舗名、店舗グループ名及び遊技用装置6のIPアドレスなどといった遊技場固有の情報である。
なお、本実施形態では、自店舗を一の遊技場1とし、他店舗を他の遊技場1とする。
以上が、本発明の遊技用装置6の記憶部62についての説明である。
【0026】
操作部63は、例えば、キーボードやマウスなどで構成されており、遊技場1の管理者や従業員が操作することにより、所定のデータや指示、命令などを選択、入力できるようになっている。
本発明の遊技用装置6は、遊技機5を一直線上に並べた配置構成を想定して高設定の遊技機5の配置パターンを自動判定することから、弧を描くように配置されるR島や円島などでは配置パターンを誤って自動判定してしまう恐れがある。
このような場合に表示部64で確認して、配置パターンの自動判定に誤りが見つかったときには、操作部63により手動で配置パターンの編集を行うこととなる。
【0027】
表示部64は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示手段であり、遊技場1の従業員が操作部63を操作することにより、所定の情報を表示する。
表示する情報には、配置レイアウトや、後記判定手段による判定結果に関する情報(例えば、配置パターン毎の台数、比率及び割合)などがある。
【0028】
制御部65は、CPUなどで構成されており、記憶部62に記憶されているプログラムを読み込んで実行することにより、遊技用装置6の動作制御を行う。
制御部65は、判定手段として機能することで、遊技場における高設定値が設定された遊技機5が、所定の配置パターンに該当するか否かを判定することができる。
具体的には、予め記憶部62に記憶された配置パターンをもとに、高設定の遊技機5の配置構成が配置パターンの何れに該当するかを判定する。
そして、制御部65は、判定手段による判定結果を記憶部62に記憶したり、表示部64に表示させることができる。
【0029】
このような構成からなる本実施形態の遊技用装置6の一連の処理について、図5に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0030】
まず、高設定の遊技機5の配置レイアウト情報を取得する(S100)。
具体的には、制御部65が高設定の遊技機5の遊技機情報10に含まれる台番号を取得し、メモリ上に保持する。
例えば、図6(a)は、通路4を挟んで5台ずつ計10台の遊技機5が一直線上に並列配置された遊技機5のレイアウト図であり、「高」と記載されたところは、高設定の遊技機5を示している。
このため、制御部65は、高設定の遊技機5の配置レイアウト情報として、台番号「1」、「3」、「4」、「5」、「7」、「10」を取得する。
なお、図4(b)で示した配置パターン及び遊技場情報11は、予め取得しているものとする。
【0031】
次に、配置パターンの自動判定処理を行う(S101)。
具体的には、制御部65が取得した高設定の遊技機5の配置レイアウト情報に基づき、各遊技機5が「単独」、「連続」、「隔台」「角台」、「対面」で示す配置パターンの何れに該当するか判定する。
図6(a)において、台番号「1」、「3」、「4」、「5」、「7」、「10」が高設定の遊技機5であるため、配置パターン(図4(b))を参照すると、台番号(7)は「単独」、台番号(3,4,5)は「連続」、台番号(1,3)は「隔台」、台番号(1,5)、台番号(10)は「角台」、台番号(5,10)は「対面」にそれぞれ該当すると判定される。
【0032】
なお、本実施形態では、台番号「1」は、台番号「3」が1台おきに配置されているため「隔台」に該当するとともに、遊技島2の左端に位置するため「角台」にも該当することになる。
このように、配置パターンが重複した場合、該当する配置パターンをそれぞれカウントするため、1台の遊技機5が複数の配置パターンに該当することもある。
なお、配置パターンが重複した場合に、何れか一方の配置パターンのみを該当すると判定することもできる。
【0033】
このように、制御部65は、遊技場1に配置された高設定の遊技機5が、第1配置パターン(例えば、「単独」)に該当するか否かを第1判定手段として機能することができる。
また、制御部65は、遊技場1に配置された高設定の遊技機5が、第2配置パターン(例えば、「連続」)に該当するか否かを第2判定手段として機能することができる。
なお、第1配置パターンや第2配置パターンは、上記に限らず、「単独」、「連続」、「隔台」、「角台」、「対面」の何れかを任意に適用できる。
また、本実施形態で示した配置パターン以外でも、例えば、同一の遊技島内で対面して高設定の遊技機5が配置される構成(異なる片島間(図1の片島2aと片島2b)の「対面」だけでなく、同一の遊技島間(図1の片島2bと片島2c)のような「対面」)なども配置パターンの1つに加えるなど、適宜選択した配置パターンを採用することもできる。
また、自動判定は、遊技機5の識別が可能な遊技機情報10を用いて行われることから機種ごとの判別も可能なため、遊技場1ごとだけでなく特定の機種ごとの配置パターンの自動判定もできる。
【0034】
次に、S101において判定した配置パターン毎の台数、比率及び割合を算出する(S102)。
具体的には、制御部65は、第1計数手段として、「単独」(第1配置パターン)として判定された場合、「単独」(第1配置パターン)に該当する遊技機5の総和(数)を計数することができる。
これにより、図6(a)において「単独」の総和は、台番号「7」のみなので、「1台」と計数される。
また、制御部65は、第2計数手段として、「連続」(第2配置パターン)として判定された場合、「連続」に該当する遊技機5の総和(数)を計数することができる。
これにより、図6(a)において「連続」の総和は、台番号「3」、「4」、「5」なので、「3台」と計数される。
なお、図4(b)に示す配置パターンに対応する「カウント数」を取り出し、これらの総和を計数して求めることもできる。
また、制御部65は、第3計数手段として、遊技場において高設定値が設定された遊技機5の総和(数)を計数することができる。
これにより、図6(a)において高設定の遊技機5の総和は、台番号「1」、「3」、「4」、「5」、「7」、「10」なので、「6台」と計数される。
【0035】
次に、配置パターン毎の遊技機5の比率及び各配置パターンの割合の算出方法を説明する。
図6(b)は、高設定の遊技機5の総和に対し配置パターン毎の遊技機5の台数が占める比率(以下、「比率」という)を表に表したものであり、図6(c)は、各配置パターンの遊技機5の総数に占める配置パターン毎の遊技機5の割合(以下、「割合」という)を表に表したものであり、いずれも図6(a)に示す高設定の遊技機5のレイアウトに対応した情報である。
【0036】
「比率」は、下記の式で求めることができる。
「比率」(%)=(配置パターン毎の遊技機5の台数÷高設定の遊技機5の総和)×100
例えば、図6(a)において、「単独」と判定された遊技機5の台数は「1台」であり、高設定の遊技機5の総和は「6台」であるため、「単独」の「比率」は、「16%」(=[1/6]×100)と求めることができる。
また、「隔台」と判定された遊技機5の台数は「2台」であり、高設定の遊技機5の総和は「6台」であるため、「隔台」の「比率」は、「33%」(=[2/6]×100)と求めることができる。
【0037】
「割合」は、下記の式で求めることができる。
「割合」(%)=(配置パターン毎の遊技機5の台数÷各配置パターンの遊技機5の総和)×100
例えば、図6(a)において、各配置パターンの遊技機5の総和は「11台」(=1台(単独)+3台(連続)+2台(隔台)+3台(角台)+2台(対面))である。
このため、「単独」(=1台)の「割合」は、「9%」(=[1/11]×100)と求めることができ、「隔台」(=2台)の「割合」は、「18%」(=[2/11]×100)と求めることができる。
なお、制御部65は、このように判定、算出した結果を記憶部62に保存することができる。
例えば、配置パターンの判定、算出結果は、毎日蓄積して保存することができる。
このように、「日ごと」に保存することで、後に説明する図7の「配置パターンの集計期間60a」に示すように、最短1日から年単位の長期にわたり集計が可能になるため、過去に遡って必要なときの配置パターンの分析を行うことができる。
【0038】
そして、判定、算出した結果を表示部64に表示することができる(S103)。
例えば、図6(a)に示すように、遊技機5ごとに、当該遊技機5が、「単独」、「連続」、「隔台」、「角台」、「対面」のいずれかに該当するかを視認可能に表示することができる。
また、図6(b)や図6(c)に示すように、「比率」や「割合」を表示することができる。
すなわち、表示部64は、第1判定手段による判定結果に関する第1情報(例えば、「単独」に該当する遊技機5に関する情報など)を表示することができ、第2判定手段による判定結果に関する第2情報(例えば、「連続」に該当する遊技機5に関する情報など)を表示することができる。
【0039】
図7は、遊技場内に総台数2000台の遊技機5が配置され、そのうち高設定の遊技機5が100台であるときの判定、算出結果を含む表示例である。
図7の比率60cに示すように、「比率」を数値やグラフを用いて視認し易いように表示することができる。
同図においては、「単独」の比率が15%(=15台/100台)であり、「連続」の比率が30%(=30台/100台)であり、「隔台」の比率が15%(=15台/100台)であり、「角台」の比率が25%(=25台/100台)であり、「対面」の比率が50%(=50台/100台)であることを表示している(比率60c参照)。
また、図7の割合60dに示すように、「割合」を数値やグラフを用いて視認し易いように表示することができる。
なお、ここでは、各配置パターンの遊技機5の総和は「135台」(=15台(単独)+30台(連続)+15台(隔台)+25台(角台)+50台(対面))であるため、「単独」の割合は11%(=15台/135台)であり、「連続」の割合は22%(=30台/135台)であり、「隔台」の割合は11%(=15台/135台)であり、「角台」の割合は18%(=25台/135台)であり、「対面」の割合が37%(=50台/135台)であることを表示している。
また、図7の高設定割合60bに示すように、遊技場内に配置された遊技機5の総台数に占める高設定の遊技機5の割合(5.0%=100台/200台)を数値やグラフを用いて視認し易いように表示することもできる。
【0040】
また、図7の配置パターンの集計期間60aに示すように、集計期間を、例えば、1日、1週、1ヶ月、3ヶ月、1年、2年、3年、最長の中から選択し、集計結果を保存することができる。
このため、新台入替などのイベント時、平日、休日だけのような比較的短期間だけの情報が欲しいときや信頼性の高い長期間の情報が欲しいときなど使用用途に応じて高設定の遊技機5の配置パターン情報を把握することができる。
例えば、遊技場1の稼働率が高いときの配置パターンを特定することができ、特定した配置パターンに基づいて高設定の遊技機5を配置することで稼働率の向上が期待できる。
また、遊技用装置6は、遊技場内に設置された全遊技機5を対象とするだけでなく、特定の機種に限定した配置パターンも判定できるため、機種ごとの稼働率の向上も期待できる。
また、複数店舗(一の遊技場と他の遊技場)における上記情報を比較可能に表示することもできる。
【0041】
図8は、優良店と改善店における判定、算出結果を比較した画面の一例である。
具体的には、図8は、優良店と改善店ともに総台数「2000台」の遊技機5が配置され、そのうち高設定の遊技機5が優良店では「100台」、改善店では「80台」であるときの判定結果を比較可能に表示した画面である。
同図には、優良店に関する情報は二重丸の記号に対応付けて示し、改善点に関する情報は三角形の記号に対応付けて示している。
なお、本実施形態において、優良店とは、遊技場全体又は特定機種の稼働率が高い遊技場1(店舗)のことをいい、反対に改善店とは、遊技場全体又は特定機種の稼働率が低い遊技場1(店舗)のことをいう。
【0042】
また、説明の便宜上、図8において、優良店に関する情報は図7に示す情報を用い、改善点に関する情報は、以下のようにして求められたものとする。
・高設定割合90b:4.0%=80台/2000台
・比率90c(=配置パターン毎の遊技機5の台数/高設定の遊技機5の総和)
「単独」:25%=20台/80台
「連続」:12%=10台/80台
「隔台」:25%=20台/80台
「角台」:25%=20台/80台
「対面」:25%=20台/80台
・割合90d(=配置パターン毎の遊技機5の台数/各配置パターンの遊技機5の総和)
「単独」:22%=20台/90台
「連続」:11%=10台/90台
「隔台」:22%=20台/90台
「角台」:22%=20台/90台
「対面」:22%=20台/90台
【0043】
図8に示すように、優良店と改善店における「高設定割合90b」、「比率90c」、「割合90d」などを比較可能に表示することができる。
例えば、「比率90c」を見ると、「連続」の比率が、優良店では「30%」であるのに対し、改善店では「12%」であるため、改善店における「連続」の比率が、優良店と比べ低いことがわかる。
また、「対面」の比率が、優良店では「50%」であるのに対し、改善店では「25%」であるため、改善店における「対面」の比率が、優良店と比べ低いことがわかる。
反対に、「単独」、「隔台」の比率が、優良店では「15%」であるのに対し、改善店では「25%」であるため、改善店における「単独」、「隔台」の比率が、優良店と比べ高いことがわかる。
以上から、改善店では、「連続」、「対面」の比率を上げ、「単独」、「隔台」の比率を下げることで稼働率の向上が期待できる。
【0044】
また、「割合90d」を見ると、「連続」の割合が、優良店では「22%」であるのに対し、改善店では「11%」であるため、改善店における「連続」の割合が、優良店と比べ低いことがわかる。
また、「対面」の「割合90d」が、優良店では「37%」であるのに対し、改善店では「22%」であるため、改善店における「対面」の割合が、優良店と比べ低いことがわかる。
反対に、「単独」、「隔台」の「割合90d」が、優良店では「11%」であるのに対し、改善店では「22%」であるため、改善店における「単独」、「隔台」の割合が、優良店と比べ高いことがわかる。
また、「角台」の「割合90d」が優良店では、「18%」であるのに対し、改善店では、「22%」であるため、改善店における「角台」の割合が、優良店と比べ高いことがわかる。
以上から、改善店では、「連続」、「対面」の割合を上げ、「単独」、「隔台」、「角台」の割合を下げることで稼働率の向上が期待できる。
【0045】
このように表示部64は、第1情報として、第3計数手段による計数結果(高設定値が設定されている遊技機5の数)に対する第1計数手段による計数結果に関する情報(「単独」の遊技機5割合・比率)を表示することや、第2情報として、第3計数手段による計数結果(高設定値が設定されている遊技機5の数)に対する第2計数手段による計数結果(「連続」の遊技機5の割合・比率)を表示することができる。
なお、第1情報や第2情報は、上記に限らず、「単独」、「連続」、「隔台」、「角台」、「対面」の何れかを任意に適用することができる。
【0046】
このように、自店舗だけでなく他店舗と比較することで、自店舗における高設定の遊技機5の配置構成を客観的に把握することができるため、例えば、上述で説明したように改善店は、優良店の配置パターンを似せることで、より効果的に遊技者の集客力を高め稼働率の向上が期待できる。
【0047】
以上、本発明の遊技用装置6によれば、遊技場内の高設定の遊技機5がどのような配置パターンかを判定し、その判定結果(配置パターン毎の台数、比率及び割合など)を視認可能に表示することができる。
これにより、遊技場1の管理者は、遊技機5の配置パターンの傾向を即座に把握でき、効果的な高設定の遊技機5の配置を決定することができる。
例えば、高設定の遊技機5をどのように配置すれば遊技場全体又は特定の遊技機5の稼働率を向上させられるか把握することができる。
このため、今まであまり活用されていなかった遊技機5の配置パターン情報も今後の遊技場経営の重要な営業資料として用いることができる。
【0048】
[クラウドシステム]
次に、クラウドサーバ8を用いたときのシステムについて説明する。
図9は、複数の遊技場1に設置された遊技用装置6と、遊技場外に設置されたクラウドサーバ8と、複数のユーザ端末70A~Cにおけるシステム構成例を示した図である。
【0049】
クラウドサーバ8は、例えば、遊技機メーカー又は遊技場1のグループ店の統括管理部門などに設置され、各遊技場の遊技用装置6が管理する各種配置パターン情報の集計、編集、保存の一括管理を行う。
クラウドサーバ8は、プログラム制御により動作する情報処理装置であり、インターネット回線を介して予め契約をしたアクセス権のある複数のユーザに配置パターン情報の提供を行う。
つまり、多くの遊技場1の遊技用装置6で判定した配置パターン情報を有効活用することができる。
また、クラウドサーバ8は、遊技用装置6が判定した配置パターン情報を遊技場1ごと収集して管理しているため遊技場1ごとの配置パターン情報の表示ができるようになっている。
クラウドサーバ8は、図10に示すように通信部81と、記憶部82と、操作部83と、表示部84と、制御部85から構成されている。
【0050】
通信部81は、公衆回線100を介してパソコンやスマートフォンなどの情報通信端末との通信を行う。
具体的には、通信部81は、図示しないルータなどの中継装置を介してインターネット回線と接続され、さらにインターネット回線と移動体通信網との接続を介して、情報通信端末との通信ができる。
また、通信部81は、公衆回線100を介し、遊技用装置6から配置パターン情報、配置パターン情報に紐づけられた遊技機情報10、遊技場情報11などをそれぞれ受信し、ユーザ端末70A~Cにその情報を送信する。
【0051】
記憶部82は、クラウドサーバ8が備える各種機能を実行するためのプログラムやデータを記憶する。
記憶部82に記憶されるデータには、例えば、ユーザ情報、遊技場1(店舗)ごとの配置パターン情報などがある。
【0052】
操作部83は、キーボードやマウスなどの入力装置からなり、例えば、ユーザ情報、遊技場1(店舗)ごとの配置パターン情報の編集操作などを行う。
【0053】
表示部84は、液晶モニターなどの表示装置からなり、例えば、ユーザ情報、遊技場1(店舗)ごとの配置パターン情報(図7図8)などを表示する。
【0054】
制御部85は、CPUを備えるコンピュータで構成され、記憶部82に記憶されているプログラムを読み込むことで、クラウドサーバ8が備える各種機能(配置パターン情報の集計、編集、保存など)を実行する。
制御部85は、遊技場1の管理者が所有するパソコン、情報通信端末からの要求に応じ、ユーザ情報の登録を行い、登録したユーザのユーザ端末70A~Cに配置パターン情報を提供する。
【0055】
なお、ユーザ端末70A~Cは、予め契約をして登録したアクセス権のある各遊技場1の管理者などのユーザにより使用される端末であり、例えば、図で示すようにパソコンやスマートフォンなどの情報通信端末である。
また、クラウドサーバ8を用いたシステム構成にすることで複数のユーザ端末70A~Cは、同時に配置パターン情報の提供サイトにアクセスすることもでき、図7図8に示すようなWebページを受信して、ブラウザによりユーザ端末70A~Cの画面に表示される。
つまり、アクセス権のある各遊技場1の管理者は、ブラウザによって表示された図7図8に示すような画面を介して、所望の遊技場1の配置パターンに関する情報を閲覧することができる。
【0056】
このようなシステム構成によれば、複数の遊技場1におけるそれぞれの配置パターン情報をクラウドサーバ8が統括することができ、複数のユーザ端末70A~Cにより多くの有益な情報をリアルタイムに提供することができる。
【0057】
以上、本発明に好ましい実施形態について説明したが、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、2店舗を対象として、高設定の遊技機5の配置パターンに関する割合や比率等を対比可能に表示することについて説明したが、3店舗以上を対象とすることもできる。
また、「連続」、「隔台」、「角台」、「対面」以外を「単独」の配置パターンと判定することについて説明したが、「連続」以外を「単独」と判定・計数することもできる。
また、遊技機5の設定値が高設定か否かの判断として、パチスロ機の内部当選の確率が高確率か否かを判断の一例として説明したが、このような「コンピュータ制御」によるものだけでなく、パチンコ機の入賞口にパチンコ玉が入賞しやすいか否かなど釘調整による「機械的構造」によるものも高設定か否かの判断の対象とすることもできる。
また、設定値を設定可能なパチンコ機に本発明と適用することもできる。
また、遊技機5の設定値が1~6まであるスロットマシンにおいて、本発明の遊技用装置6では、設定値が5、6に設定された遊技機5を高設定とみなし、この高設定の遊技機5の配置パターンだけを判定したが、高設定の遊技機5だけを対象とするだけでなく、例えば、設定値1、2に設定された遊技機5を低設定、設定値5、6に設定された遊技機5を高設定とみなし、低設定の遊技機5の配置パターンも加えることでより詳細な情報を入手することもできる。
また、同一の片島内において同機種の遊技機5が所定台数以上(例えば、4台以上)、連続して配置されていることを配置パターン処理の実行条件として加えることもできる。
さらに、同機種の遊技機5が所定台数以上、連続して配置されていても、遊技機間にスペースが設けられて配置されている場合は、配置レイアウト上の座標と遊技機サイズをもとにバラエティコーナーと判断し、配置パターン処理を行わないなどの実行条件を加えることもできる。
【符号の説明】
【0058】
1 遊技場
5 遊技機
6 遊技用装置
61 通信部
62 記憶部
63 操作部
64 表示部
65 制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10