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▶ ジェイティー インターナショナル エス.エイ.の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-18
(45)【発行日】2022-01-26
(54)【発明の名称】電子タバコ
(51)【国際特許分類】
   A24F 47/00 20200101AFI20220119BHJP
   A24F 40/44 20200101ALI20220119BHJP
   A24F 40/46 20200101ALI20220119BHJP
【FI】
A24F47/00
A24F40/44
A24F40/46
【請求項の数】 36
(21)【出願番号】P 2018552202
(86)(22)【出願日】2017-04-03
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-05-30
(86)【国際出願番号】 NL2017050205
(87)【国際公開番号】W WO2017176111
(87)【国際公開日】2017-10-12
【審査請求日】2020-02-18
(31)【優先権主張番号】2016548
(32)【優先日】2016-04-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NL
(73)【特許権者】
【識別番号】516004949
【氏名又は名称】ジェイティー インターナショナル エス.エイ.
【氏名又は名称原語表記】JT INTERNATIONAL S.A.
【住所又は居所原語表記】8,rue Kazem Radjavi,1202 Geneva,SWITZERLAND
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100188329
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 義行
(74)【代理人】
【識別番号】100210398
【弁理士】
【氏名又は名称】横尾 太郎
(72)【発明者】
【氏名】フールマン ディック ポール
【審査官】杉浦 貴之
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0245659(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0073692(US,A1)
【文献】特表2015-505474(JP,A)
【文献】特表2015-519054(JP,A)
【文献】中国実用新案第204653778(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 47/00
A24F 40/44
A24F 40/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子タバコであって、
-液体を保持する液体部および電池を保持する電池部を有する筐体であって、前記液体部および前記電池部は、互いに結合するように構成される、筐体、
-前記液体を吸収する芯、および
-前記芯を加熱する加熱部材、
を備え、
-前記液体部は、前記芯に液体を供給する液体出口を備える液体槽と、前記芯に沿って空気出口まで空気流をもたらす空気導管と、第1の支持部材と、を備える第1の液体部分と前記電池の陰極に電気的に接続される第1の電気接触部材と、前記電池の陽極に電気的に接続される第2の電気接触部材と、前記空気導管の軸方向に沿って前記第1の支持部材に対向する第2の支持部材と、を備える第2の液体部分と、を含み、
-前記加熱部材および前記芯は、少なくとも部分的に導電性である外表面を有する組合せ構造を形成するために組み合わされ、
-前記組合わせ構造は、前記第1の液体部分および前記第2の液体部分とは独立の部材として構成され、前記第1の液体部分の前記第1の支持部材と、前記第2の液体部分の前記第2の支持部材とによって挟まれて固定位置に保持され、
前記第1の電気接触部材および前記第2の電気接触部材は、前記組合せ構造の前記外表面の導電部に取り付けられることなく前記導電部に接触している、電子タバコ。
【請求項2】
前記組合せ構造には、前記外表面から離れて延在する突出部がない、請求項1に記載の電子タバコ。
【請求項3】
前記組合せ構造全体は、実質的に直線に沿って延在する、請求項1または2に記載の電子タバコ。
【請求項4】
前記組合せ構造には、前記直線に直交して延在する突出部がない、請求項3に記載の電子タバコ。
【請求項5】
前記組合せ構造は、前記組合せ構造の長手方向軸に沿って延在する細長形状を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項6】
前記組合せ構造は、機械的な持上げおよび配置作業の間のような機械的に扱われるときに、形状を維持するような剛性を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項7】
前記組合せ構造は、重力を受けるときに、形状を維持するような剛性を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項8】
前記第1の電気接触部材および前記第2の電気接触部材は、前記組合せ構造の長手方向軸に沿って、互いにある距離に位置する、請求項1から7のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項9】
前記第1の電気接触部材および前記第2の電気接触部材は、前記第2の支持部材上に設けられる、請求項1から8のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項10】
前記組合せ構造は、前記第1の支持部材および前記第2の支持部材に取り付けられることなく、前記第1の支持部材および前記第2の支持部材に接触している、請求項のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項11】
前記組合せ構造には、前記電子タバコの他の部分との取付け接触が一切ない、請求項1から10のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項12】
前記組合せ構造の前記芯は、セラミック材料によって形成される、請求項1から11のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項13】
前記組合せ構造の前記芯は、繊維材料によって形成される、請求項1から11のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項14】
前記組合せ構造の前記加熱部材は、導電性ワイヤによって形成される、請求項1から13のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項15】
前記導電性ワイヤは、前記芯の全長に沿って延在する、請求項14に記載の電子タバコ。
【請求項16】
前記導電性ワイヤは、前記芯の周りにらせん形状に巻き付けられている、請求項14に記載の電子タバコ。
【請求項17】
前記加熱部材は、前記セラミック材料内に設けられる導電性添加剤によって形成される、請求項12に記載の電子タバコ。
【請求項18】
前記組合せ構造は、前記液体部内に位置する、請求項1から17のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項19】
前記液体出口は、前記組合せ構造に隣接して位置し、
-前記空気導管は、前記組合せ構造から前記空気出口まで延在し、
-前記第1の液体部分は第1の結合部材を備え、前記第2の液体部分は第2の結合部材を備え、前記第2の液体部分が結合位置に位置するように前記第2の液体部分を前記第1の液体部分に結合するために、前記第2の結合部材は、前記第1の結合部材と協働するように構成され、
-前記第1の電気接触部材および前記第2の電気接触部材は、前記第2の液体部分上に設けられる、請求項18に記載の電子タバコ。
【請求項20】
前記第2の液体部分は、前記第1の電気接触部材に電気的に接続される第3の電気接触部材、および前記第2の電気接触部材に電気的に接続される第4の電気接触部材を備え、前記第3の電気接触部材および前記第4の電気接触部材は、前記電池部を前記液体部に結合されるときに、前記電池と電気的に接続するように構成される、請求項19に記載の電子タバコ。
【請求項21】
-前記液体槽は、前記組合せ構造に隣接して位置するさらなる液体出口を備え、
-前記組合せ構造は、第1の構造端部、第2の構造端部、および前記第1の構造端部と前記第2の構造端部との間に位置する中間構造部を備え、
-前記第1の構造端部は、前記液体出口に位置し、前記第2の構造端部は、前記さらなる液体出口に位置し、前記空気導管は、前記中間構造部に位置する、請求項18~20のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項22】
-前記電池部は、第5の電気接触部材および第6の電気接触部材を備え、前記第5の電気接触部材および前記第6の電気接触部材は、前記電池の陰極および陽極とそれぞれ接触し、
-前記液体部および前記電池部は、前記液体部が前記電池部に結合されるときに、前記第3の電気接触部材および前記第4の電気接触部材を前記第5の電気接触部材および前記第6の電気接触部材とそれぞれ接触状態に置くように構成される、請求項20に記載の電子タバコ。
【請求項23】
前記第1の液体部分は、第1の単一部品として形成される、請求項1~22のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項24】
前記第1の液体部分は、射出成形によって形成される、請求項1~23のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項25】
前記第2の液体部分は、第2の単一部品として形成される、請求項1~24のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項26】
前記第2の液体部分は、射出成形によって導電性材料上に形成されるか、または、第1の製造ステップで射出成形によって、そして第2の製造ステップで導電性材料が配置されることによって形成される、請求項1~25のいずれか一項に記載の電子タバコ。
【請求項27】
電子タバコであって、
-液体を保持する液体部および電池を保持する電池部を有する筐体であって、前記液体部および前記電池部は、互いに結合するように構成される、筐体、
-前記液体を吸収する芯、および
-前記芯を加熱する加熱部材、
を備え、
-前記液体部は、前記芯に液体を供給する液体出口を備える液体槽と、前記芯に沿って空気出口まで空気流をもたらす空気導管とを備え、
-前記電池部は、前記電池と、前記電池の陰極に電気的に接続される第1の電気接触部材と、前記電池の陽極に電気的に接続される第2の電気接触部材と、第1の支持部材と、を備える第1の電池部分と、前記空気導管の軸方向に沿って前記第1の支持部材に対向する第2の支持部材を備える第2の電池部分と、を含み、
-前記加熱部材および前記芯は、少なくとも部分的に導電性である外表面を有する組合せ構造を形成するために組み合わされ、
-前記組合わせ構造は、前記第1の電池部分および前記第2の電池部分とは独立の部材として構成され、前記第1の電池部分の前記第1の支持部材と、前記第2の電池部分の前記第2の支持部材とによって挟まれて固定位置に保持され、
-前記第1の電気接触部材および前記第2の電気接触部材は、前記組合せ構造の前記外表面の導電部に取り付けられることなく前記導電部に接触している、電子タバコ。
【請求項28】
前記第1の電池部分は第1の結合部材を備え、前記第2の電池部分は第2の結合部材を備え、前記第2の電池部分が結合位置に位置するように前記第2の電池部分を前記第1の電池部分に結合するために、前記第2の結合部材は、前記第1の結合部材と協働するように構成され、
-前記第1の電気接触部材および前記第2の電気接触部材は、前記第1の電池部分上に設けられる、請求項27に記載の電子タバコ。
【請求項29】
請求項1~26のいずれか一項に記載の電子タバコの製造方法であって、
-前記組合せ構造を準備し、そして前記組合せ構造を前記液体部の上に配置するステップと、
-前記第1の電気接触部材および前記第2の電気接触部材を、前記組合せ構造に取り付ることなく、前記組合せ構造の前記外表面と接触状態に置くステップと、を含む、方法。
【請求項30】
請求項27または28に記載の電子タバコの製造方法であって、
-前記組合せ構造を準備し、そして前記組合せ構造を前記電池部の上に配置するステップと、
-前記第1の電気接触部材および前記第2の電気接触部材を、前記組合せ構造に取り付けることなく、前記組合せ構造の前記外表面と接触状態に置くステップと、を含む、方法。
【請求項31】
-前記組合せ構造を前記第1の支持部材上に置くステップと、
-前記組合せ構造が固定位置に保持されるように、前記第2の支持部材を前記組合せ構造と接触状態に置くステップと、を含む、請求項29または30に記載の方法。
【請求項32】
-前記組合せ構造が前記液体出口および前記空気導管に沿って延在するように、前記組合せ構造を前記第1の液体部分内に置くステップと、
-次に、前記第2の液体部分が前記結合位置に位置する一方で前記第1の電気接触部材および前記第2の電気接触部材が前記組合せ構造の外表面の導電部と接触するように、前記第2の液体部分を前記第1の液体部分に結合するステップと、
を含む、請求項29または請求項29を引用する請求項31に記載の方法。
【請求項33】
-前記組合せ構造を前記第1の電池部分内に置くステップと、
-次に、前記第2の電池部分が前記結合位置に位置する一方で前記第1の電気接触部材および前記第2の電気接触部材が前記組合せ構造の前記外表面の導電部と接触するように、前記第2の電池部分を前記第1の電池部分に結合するステップと、
を含む、請求項30または請求項30を引用する請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記組合せ構造を配置するステップ、および、前記第1の電気接触部材および前記第2の電気接触部材を前記組合せ構造と接触状態に置くステップは、機械的に実施される、請求項29~33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
前記液体部と前記電池部とを互いに結合するステップを含む、請求項29~34のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
前記液体部の前記第3の電気接触部材および前記第4の電気接触部材が、前記電池部の前記第5の電気接触部材および前記第6の電気接触部材と接触するように、前記液体部を前記電池部に結合するステップを含む、請求項22を引用する、請求項29、31、32、34および35のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸気を供給する電子タバコに関する。この蒸気は、人が吸入することができる。
【背景技術】
【0002】
公知の電子タバコは、液体部および電池部を有する筐体と、筐体内に位置する芯および加熱部材とを備える。電気ワイヤは、電池から電力を供給するために、加熱部材に取り付けられる。公知の電子タバコの欠点は、電子タバコを製造することが、特に機械的に製造することが、困難であることである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、改善されたまたは少なくとも代替的な電子タバコを提供する目的を有する。本発明による一態様によれば、目的は、より効率的に製造できる電子タバコを提供することである。本発明によるさらなる態様によれば、目的は、機械的に製造できる電子タバコを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明による電子タバコは、互いに結合するように構成した、液体を保持する液体部および電池を保持する電池部を有する筐体と、液体を吸収する芯と、芯を加熱する加熱部材とを備え、液体部は、液体を芯に供給する液体出口を備える液体槽と、芯に沿って空気出口に空気流をもたらす空気導管とを備え、加熱部材および芯を組み合わせて、少なくとも部分的に導電性である外表面を有する組合せ構造を形成し、電子タバコは、電池の陰極(アノード)に電気的に接続する第1の電気接触部材と、電池の陽極(カソード)に電気的に接続する第2の電気接触部材とを備え、第1の電気接触部材および第2の電気接触部材は、組合せ構造の外表面の導電部と接触しているが、導電部に取り付けられていない。
【0005】
芯および加熱部材は、組合せ構造を形成するため、芯および加熱部材は、製造工程の間に単一の加工ステップで供給することができる。公知の電子タバコでは、芯および発熱部材は、それぞれ個別の加工ステップで供給されている。このことにより、本発明による電子タバコをより効率的に製造し得ることを可能にする。このことは、特に、製造工程を機械的に実施し得ることを可能にする。
【0006】
電子タバコは、さらに、電池を芯および加熱部材の組合せ構造に電気的に接続することを可能にするが、電池は、(例えば溶接電気ワイヤを介して)組合せ構造に取り付けられていない。要素を電気的に取り付ける工程は、取付けの実施、特に機械的な実施が困難である。本発明による電子タバコにおいて、組合せ構造が第1の電気接触部材および第2の電気接触部材に電気的に接続しているが、第1の電気接触部材および第2の電気接触部材に取り付けられていないことにより、電子タバコをより単純に製造し得ることを可能にする。このために、電子タバコは、人の手ではなく、機械によって費用効率の高い様式で製造することができる。
【0007】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造には、外表面から離れて延在する突出部がない。
【0008】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造全体は、直線に沿って延在するか、または実質的に直線に沿って延在する。組合せ構造全体が直線に沿って延在することにより、組合せ構造に対する取扱いの可能性を増大し、電子タバコの機械的な製造を可能にする。
【0009】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造には、直線に直交して延在する突出部がない。
【0010】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造は、その長手方向軸に沿って延在する細長形状を有する。
【0011】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造は、重力を受けた際に形状を維持するような剛性を有する。
【0012】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造は、機械的な持上げおよび配置作業等の間、機械的に扱われた際に形状を維持するような剛性を有する。
【0013】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造は、長手方向軸に直交する断面を有し、この断面は、長手方向軸に沿って一定である。断面は、円、正方形、長方形または多角形の形状を有することができる。
【0014】
電子タバコの一実施形態では、第1の電気接触部材および第2の電気接触部材は、互いからある距離で、組合せ構造の長手方向軸に沿って位置する。
【0015】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造は、組合せ構造を固定位置で保持するように、第1の支持部材と、対向する第2の支持部材との間に位置する。
【0016】
電子タバコの一実施形態では、第1の電気接触部材および第2の電気接触部材は、第1の支持部材上に設けられる。第2の支持部材は、第1の電気接触部材に対向して位置する第1の導電部材、および第2の電気接触部材に対向して位置する第2の導電部材を備えることができる。
【0017】
電子タバコの一実施形態では、第1の電気接触部材および第2の電気接触部材は、第2の支持部材上に設けられる。第1の支持部材は、第1の電気接触部材に対向して位置する第1の導電部材、および第2の電気接触部材に対向して位置する第2の導電部材を備えることができる。
【0018】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造は、第1の支持部材および第2の支持部材と接触しているが、第1の支持部材および第2の支持部材に取り付けられていない。
【0019】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造には、電子タバコとの取付け接触が一切ない。組合せ構造は、液体部と接触させるだけでよく、液体部に取り付けられていない、または電池部と接触させるだけでよく、電池部に取り付けられていない、または液体部および電池部と接触させるだけでよく、液体部および電池部に取り付けられていない。
【0020】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造の芯は、セラミック材料によって形成される。セラミック材料は、多孔性構造を有することができる。
【0021】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造の芯は、繊維材料によって形成される。繊維材料は、繊維ロープとすることができる。
【0022】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造の加熱部材は、導電性ワイヤによって形成される。
【0023】
電子タバコの一実施形態では、導電性ワイヤは、芯の全長に沿って延在する。
【0024】
電子タバコの一実施形態では、導電性ワイヤは、芯の周りにらせん形状に巻き付けられている。
【0025】
電子タバコの一実施形態では、加熱部材は、セラミック材料内に供給する導電性添加剤によって形成される。
【0026】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造は、液体部内に位置する。
【0027】
電子タバコの一実施形態では、液体部は、第1の液体部分および第2の液体部分を備え、第1の液体部分は、液体槽および空気出口を備え、液体出口は、組合せ構造に隣接して位置し、空気導管は、組合せ構造から空気出口に延在し、第1の液体部分は、第1の結合部材を備え、第2の液体部分は、第2の結合部材を備え、第2の結合部材は、第1の結合部材と協働して、第2の液体部分を第1の液体部分に結合するように構成され、第2の液体部分が結合位置に位置するようにし、第1の電気接触部材および第2の電気接触部材は、第2の液体部分上に設けられる。
【0028】
電子タバコの一実施形態では、第2の液体部分は、第1の電気接触部材に電気的に接続する第3の電気接触部材、および第2の電気接触部材に電気的に接続する第4の電気接触部材を備え、第3の電気接触部材および第4の電気接触部材は、電池部を液体部に結合した際、電池と電気的に接続するように構成される。
【0029】
電子タバコの一実施形態では、第1の液体部分は、第1の支持部材を備え、第2の液体部分は、第2の支持部材を備える。
【0030】
電子タバコの一実施形態では、液体槽は、組合せ構造に隣接して位置するさらなる液体出口を備え、組合せ構造は、第1の構造端部、第2の構造端部、および第1の構造端部と第2の構造端部との間に位置する中間構造部を備え、第1の構造端部は、液体出口に位置し、第2の構造端部は、さらなる液体出口に位置し、空気導管は、中間構造部に位置する。
【0031】
電子タバコの一実施形態では、電池部は、第5の電気接触部材および第6の電気接触部材を備え、第5の電気接触部材および第6の電気接触部材はそれぞれ、電池の陰極および陽極と接触し、液体部および電池部は、液体部を電池部に結合した際、第3の電気接触部材および第4の電気接触部材を第5の電気接触部材および第6の電気接触部材のそれぞれと接触状態で置くように構成される。
【0032】
電子タバコの一実施形態では、第1の液体部分は、第1の単一部品として形成される。
【0033】
電子タバコの一実施形態では、第1の液体部分は、射出成形によって形成される。
【0034】
電子タバコの一実施形態では、第2の液体部分は、第2の単一部品として形成される。
【0035】
電子タバコの一実施形態では、第2の液体部分は、射出成形によって導電性材料上に形成されるか、または第2の液体部分は、第1の製造ステップで射出成形によって形成され、導電性材料を第2の製造ステップで配置される。
【0036】
電子タバコの一実施形態では、組合せ構造は、電池部内に位置する。
【0037】
電子タバコの一実施形態では、電池部は、第1の電池部分および第2の電池部分を備え、第1の電池部分は、電池を備え、第1の電池部分は、第1の結合部材を備え、第2の電池部分は、第2の結合部材を備え、第2の結合部材は、第1の結合部材と協働して、第2の電池部分を第1の電池部分に結合するように構成され、第2の電池部分が結合位置に位置するようにし、第1の電気接触部材および第2の電気接触部材は、第1の電池部分上に設けられる。
【0038】
電子タバコの一実施形態では、第1の電池部分は、第1の支持部材を備え、第2の電池部分は、第2の支持部材を備える。
【0039】
本発明は、電子タバコの製造方法にさらに関し、方法は、組合せ構造を準備するステップと、組合せ構造を液体部または電池部上に配置するステップと、第1の接触部材および第2の接触部材を、組合せ構造の外表面と接触状態で置くステップとを含み、第1の接触部材および第2の接触部材は、組合せ構造に取り付けられていない。
【0040】
一実施形態では、方法は、組合せ構造を第1の支持部材上に置くステップと、組合せ構造が固定位置で保持されるように、第2の支持部材を組合せ構造と接触状態で置くステップとを含む。
【0041】
一実施形態では、方法は、組合せ構造が液体出口および空気導管に沿って延在するように、組合せ構造を第1の液体部分内に置くステップと、次に、第2の液体部分が結合位置に位置する一方で、第1の電気接触部材および第2の電気接触部材が組合せ構造の外表面の導電部と接触するように、第2の液体部分を第1の液体部分に結合するステップとを含む。
【0042】
一実施形態では、方法は、組合せ構造を第1の電池部分内に置くステップと、次に、第2の電池部分が結合位置に位置する一方で、第1の電気接触部材および第2の電気接触部材が組合せ構造の外表面の導電部と接触するように、第2の電池部分を第1の電池部分に結合するステップとを含む。
【0043】
方法の一実施形態では、組合せ構造を置くステップ、および、第1の接触部材および第2の接触部材を組合せ構造と接触状態で置くステップは、機械的に実施される。
【0044】
一実施形態では、方法は、液体部および電池部を互いに結合するステップを含む。
【0045】
一実施形態では、方法は、液体部の第3の電気接触部材および第4の電気接触部材が、電池部の第5の電気接触部材および第6の電気接触部材と接触するように、液体部を電池部に結合するステップを含む。
【0046】
単に例として、添付の概略図を参照しながら電子タバコおよび電子タバコの製造方法の実施形態を説明する。概略図において、対応する参照符号は、対応する部品を示す。
【図面の簡単な説明】
【0047】
図1】本発明による電子タバコの第1の実施形態の概略斜視図である。
図2図1の電子タバコの平面IIに沿った概略断面図である。
図3図1の電子タバコの平面IIIに沿った概略断面図である。
図4A図1の電子タバコの概略斜視図である。
図4B図1の電子タバコの概略斜視図である。
図5図1の電子タバコの液体部の概略拡大斜視図である。
図6図5の液体部の平面VIに沿った概略断面図である。
図7図5の液体部の平面VIIに沿った概略断面図である。
図8図5の液体部の概略分解図である。
図9図5の液体部の第1の液体部分の概略斜視図である。
図10図5の液体部の第2の液体部分の概略斜視図である。
図11図5の液体部の組合せ構造の第1の実施形態の概略上面図である。
図12図5の液体部の組合せ構造の第2の実施形態の概略上面図である。
図13】電子タバコの製造方法の第1の実施形態の概略図である。
図14】電子タバコの製造方法の第1の実施形態の概略図である。
図15】電子タバコの製造方法の第1の実施形態の概略図である。
図16】電子タバコの製造方法の第1の実施形態の概略図である。
図17】本発明による電子タバコの第2の実施形態の概略断面図であり、断面図は、図2に示す断面図と同様である。
図18】電子タバコの第2の実施形態の概略断面図であり、断面図は、図3に示す断面図と同様である。
図19】第2の実施形態の概略斜視図であり、液体部は、電池部から分離している。
図20】第2の実施形態の概略斜視図であり、液体部は、電池部から分離している。
図21】第2の実施形態の概略分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
図1図4は、本発明による電子タバコ1の第1の実施形態を示す。図1および図4は、電子タバコ1の斜視図を示し、図2および図3は、断面図を示す。
【0049】
電子タバコ1は、液体を保持する液体部3、および電池5を保持する電池部4を有する筐体2を備える。液体部3および電池部4は、液体部3上に設けた第1の液体部-電池部結合部材26および電池部4上に設けた第2の液体部-電池部結合部材27を介して互いに結合するように構成される。液体を吸収する芯6および芯を加熱する加熱部材7を組み合わせて、外表面13を有する組合せ構造12を形成し、外表面13は、少なくとも部分的に導電性である。このことは、図11および図12に対しさらに詳細に説明する。
【0050】
液体部3は、芯6に液体を供給する液体出口9Aを備える液体槽8、および芯6に沿って空気出口11に空気流をもたらす空気導管10を備える。電子タバコ1は、電池5の陰極に電気的に接続する第1の電気接触部材14、および電池5の陽極に電気的に接続する第2の電気接触部材15を備える。第1の電気接触部材14および第2の電気接触部材15は、組合せ構造12の外表面13の導電部18A、18Bに接触しているが、導電部18A、18Bに取り付けられていない。
【0051】
電子タバコ1は、スイッチ30を制御する空気流センサ28を備え、空気流を検出すると、第1の電気接触部材14および第2の電気接触部材15を電池5の陰極および陽極に接続する電気回路29を閉鎖し、空気流を検出しない場合は電気回路29を開放するようにする。空気流は矢印によって示される。
【0052】
芯6および加熱部材7は、組合せ構造12を形成するため、芯6および加熱部材7は、製造工程の間に単一の加工ステップで供給することができる。公知の電子タバコでは、芯および発熱部材は、それぞれ個別の加工ステップで供給されている。このことにより、本発明による電子タバコ1をより効率的に製造することができる。このことは、特に、製造工程を機械的に実施し得ることを可能にする。
【0053】
電子タバコ1は、さらに、電池5を、芯6および加熱部材7の組合せ構造12に電気的に接続することを可能にするが、電池5は、組合せ構造12に(例えば溶接電気ワイヤを介して)取り付けられていない。要素を電気的に取り付ける工程は、取付けの実施、特に機械的な実施が困難である。本発明による電子タバコ1において、組合せ構造12が第1の電気接触部材14および第2の電気接触部材15に電気的に接続しているが、第1の電気接触部材14および第2の電気接触部材15に取り付けられていないことは、電子タバコ1をより単純に製造し得ることを可能にする。このために、電子タバコ1は、人の手ではなく、機械によって費用効率の高い様式で製造することができる。
【0054】
図5図7は、図1の電子タバコ1の液体部3の拡大図を示す。
【0055】
組合せ構造12全体は、実質的に直線に沿って延在する。組合せ構造12は、その長手方向軸20に沿って延在する細長形状を有する。組合せ構造12は、重力を受けた際にその形状を維持するような剛性を有する。こうした特性のそれぞれにより、組合せ構造12を機械的に扱い得ることを可能にする。
【0056】
公知の電子タバコでは、芯は、全体的に非常に曲がりやすく、重力を受けた際、または機械的な持上げおよび配置作業等、機械的に扱われた際にその形状を維持するものではない。したがって、公知の芯を機械的に扱うことは非常に困難である。また、公知の芯は、全体に異なる方向に延在する。公知の芯は、液体槽の内部に延在する第1の部分、および向首部材に沿って異なる方向で延在する第2の部分を有する。公知の芯は、異なる方向に延在するため、機械的な持上げおよび配置作業等、機械的に扱うことが困難である。
【0057】
組合せ構造12は、第1の支持部材21と、対向する第2の支持部材22との間に位置して、組合せ構造12を固定位置23で保持する。このことにより、組合せ構造12と第1の電気接触部材14および第2の電気接触部材15との間に連続接触部があることを保証する。
【0058】
第1の電気接触部材14および第2の電気接触部材15は、第2の支持部材22上に設けられる。第1の支持部材21は、第1の電気接触部材14に対向して位置する第1の導電部材47、および第2の電気接触部材15に対向して位置する第2の導電部材48を備える。第1の導電部材47および第2の導電部材48は、電子タバコ1の性能を向上させる。
【0059】
組合せ構造12は、第1の支持部材21および第2の支持部材22に接触しているが、第1の支持部材21および第2の支持部材22に取り付けられていない。組合せ構造12は、電子タバコ1との取付け接触が一切ない。このことにより、電子タバコ1を機械的に効率的に製造し得ることを可能にする。
【0060】
第1の電気接触部材14および第2の電気接触部材15は、距離Dで、組合せ構造12の長手方向軸20に沿って互いに位置する(図10も参照)。このことは、電流が組合せ構造を流れ得ることを保証する。
【0061】
電子タバコ1の組合せ構造12は、液体部3内に位置する。液体部3は、第1の液体部分31および第2の液体部分32を備える。第1の液体部分31は、液体槽8および空気出口11を備える。液体出口9Aは、組合せ構造12に隣接して位置する。空気導管10は、組合せ構造12から空気出口11に延在する。
【0062】
第1の液体部分31は、第1の結合部材33を備え、第2の液体部分32は、第2の結合部材34を備え、第2の結合部材34は、第1の結合部材33と協働して、第2の液体部分32を第1の液体部分31に結合するように構成され、それにより、第2の液体部分32が結合位置35内に位置する。第1の電気接触部材14および第2の電気接触部材15は、第2の液体部分32上に設けられる。
【0063】
第2の液体部分32は、第1の電気接触部材14に電気的に接続する第3の電気接触部材36、および第2の電気接触部材15に電気的に接続する第4の電気接触部材37を備え、第3の電気接触部材36および第4の電気接触部材37は、電池部4を液体部3に結合した際、電池5と電気的に接続するように構成される。
【0064】
図2および図4Bに示すように、電池部4は、第5の電気接触部材43および第6の電気接触部材44を備え、第5の電気接触部材43および第6の電気接触部材44はそれぞれ、電池5の陰極および陽極と接触する。液体部3および電池部4は、液体部3を電池部4に結合した際、第3の電気接触部材36および第4の電気接触部材37が第5の電気接触部材43および第6の電気接触部材44のそれぞれと接触する状態にするように構成される。
【0065】
第1の液体部分31は、第1の支持部材21を備え、第2の液体部分32は、第2の支持部材22を備える。
【0066】
液体槽8は、組合せ構造12に隣接して位置するさらなる液体出口9Bを備える。組合せ構造12は、第1の構造端部40、第2の構造端部41、および第1の構造端部40と第2の構造端部41との間に位置する中間構造部42を備える。第1の構造端部40は、液体出口9Aに位置し、第2の構造端部41は、さらなる液体出口9Bに位置し、空気導管10は、中間構造部42に位置する。
【0067】
第1の液体部分31は、第1の単一部品として、より詳細には射出成形によって形成される。このことは、第1の液体部分31を費用効率の高い様式で製造することを可能にする。
【0068】
第2の液体部分32は、第2の単一部品として形成される。第2の液体部分32は、射出成形によって導電性材料上に形成するか、または第1の製造ステップで射出成形によって形成し、導電性材料を第2の製造ステップで配置する。このことは、第2の液体部分32を費用効率の高い様式で製造することを可能にする。
【0069】
図8は、図5の液体部3の分解図である。第1の液体部分31および第2の液体部分32の異なる図は、図9および図10にそれぞれ示す。
【0070】
図11は、図5の液体部の組合せ構造12の第1の実施形態の上面図を示す。組合せ構造12の芯6は、繊維材料24によって形成される。繊維材料24は、繊維ロープである。組合せ構造12の加熱部材7は、導電性ワイヤ25によって形成される。導電性ワイヤ25は、芯の全長Lに沿って延在する。導電性ワイヤ25は、芯6周りにらせん形状に巻き付けられている。
【0071】
図12は、図5の液体部の組合せ構造12の第2の実施形態の上面図を示す。組合せ構造12の芯6は、セラミック材料45によって形成される。セラミック材料45は、多孔性構造を有する。加熱部材7は、セラミック材料45内に供給する導電性添加剤46によって形成する。導電性添加剤46は、組合せ構造12を通じてその外表面13に沿って導電性を供給する。
【0072】
図13図16は、電子タバコ1の製造方法の第1の実施形態を概略的に示す。方法は、組合せ構造12を準備するステップ、および組合せ構造12を液体部3上に配置するステップを含む(図13および図14を参照)。その後、第1の接触部材14および第2の接触部材15は、組合せ構造12の外表面13と接触状態で置かれるが、第1の接触部材14および第2の接触部材15は、組合せ構造12に取り付けられていない(図15および図16を参照)。このことにより、方法を機械的に効率的に製造することを可能にする。
【0073】
図示の方法では、組合せ構造12は、第1の支持部材21上に置かれ、第2の支持部材22は、組合せ構造12と接触状態で置かれ、それにより、組合せ構造12が固定位置23で保持される。
【0074】
組合せ構造12は、組合せ構造12が液体出口9A、9Bおよび空気導管10に沿って延在するように第1の液体部分31に置かれ、次に、第2の液体部分32は、第1の液体部分31に結合し、それにより、第2の液体部分32が結合位置35に位置する一方で、第1の電気接触部材14および第2の電気接触部材15が組合せ構造12の外表面13で導電部18A、18Bと接触する。
【0075】
方法は、液体部3と電池部4とを互いに結合することをさらに含む(図1を参照)。方法は、液体部3を電池部4に結合するステップを含み、それにより、液体部43の第3の電気接触部材36および第4の電気接触部材37が、電池部4の第5の電気接触部材43および第6の電気接触部材44と接触するようにする(図2を参照)。
【0076】
図17図21は、本発明による電子タバコ1の第2の実施形態を示す。第2の実施形態の筐体2の外側は、図1に示す第1の実施形態と同様に見える。組合せ構造12は、電池部4内に位置する。電池部4は、第1の電池部分51および第2の電池部分52を備える。第1の電池部分51は、電池5を備える。第1の電池部分51は、第1の結合部材33を備え、第2の電池部分52は、第2の結合部材34を備え、第2の結合部材34は、第1の結合部材33と協働して、第2の電池部分52を第1の電池部分51に結合するように構成され、それにより、第2の電池部分32が結合位置35に位置する。第1の電気接触部材14および第2の電気接触部材15は、第1の電池部分51上に設けられる。第1の電池部分51は、第1の支持部材21を備え、第2の電池部分52は、第2の支持部材22を備える。
【0077】
電子タバコ1の第2の実施形態の製造方法は、組合せ構造を準備するステップと、組合せ構造を電池部4上に配置するステップと、第1の接触部材14および第2の接触部材15を組合せ構造12の外表面13と接触状態で置くステップとを含み、第1の接触部材14および第2の接触部材15は、組合せ構造12に取り付けられていない。
【0078】
方法は、組合せ構造12を第1の電池部分51内に置くステップと、次に、第2の電池部分52を第1の電池部分51に結合するステップとをさらに含み、それにより、第2の電池部分52が結合位置35に位置する一方で、第1の電気接触部材14および第2の電気接触部材15が組合せ構造12の外表面13で導電部18A、18Bと接触するようにする。
【0079】
必要に応じて、本発明の詳細な実施形態を本明細書で開示している。しかし、開示する実施形態は、本発明の例にすぎず、様々な形態で実現し得ることは理解されよう。したがって、本明細書で開示する特定の構造および機能の詳細は、限定としてではなく、単に、特許請求の範囲に対する基礎、および当業者に教示し、事実上、任意の適切な詳細構造で本発明を様々に利用するための代表的な基礎として解釈すべきである。さらに、本明細書で使用する用語および句は、限定を意図するものではなく、本発明の理解可能な説明を提供するものである。
【0080】
本明細書で使用する用語「1つの(aまたはan)」は、1または1を超えるものとして定義する。本明細書で使用する用語「含む(including)および/または有する(having)」は、含む(comprising)として定義される(即ち、オープン・ランゲージであり、他の要素またはステップを除外するものではない)。特許請求の範囲内の任意の参照符号は、特許請求の範囲または本発明を限定するものとして解釈すべきではない。
【0081】
特許請求の範囲で定義する範囲から逸脱することなく図示のデバイスおよび方法を様々な修正を行い得ることは、当業者に明らかであろう。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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