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特許7011664一時労働者を管理するためのシステムおよびインターフェース
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-18
(45)【発行日】2022-01-26
(54)【発明の名称】一時労働者を管理するためのシステムおよびインターフェース
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/06 20120101AFI20220119BHJP
   G06Q 10/10 20120101ALI20220119BHJP
【FI】
G06Q10/06 302
G06Q10/10 322
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2019543770
(86)(22)【出願日】2018-02-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-03-26
(86)【国際出願番号】 US2018018028
(87)【国際公開番号】W WO2018148739
(87)【国際公開日】2018-08-16
【審査請求日】2021-02-12
(31)【優先権主張番号】62/458,528
(32)【優先日】2017-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516270740
【氏名又は名称】スカウト・エクスチェンジ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】SCOUT EXCHANGE LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チュアン,ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ラザラス,ケン
(72)【発明者】
【氏名】ビセグリア,ショーン
(72)【発明者】
【氏名】ラマニ,モウリ
【審査官】貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2013/0275323(US,A1)
【文献】国際公開第02/46884(WO,A2)
【文献】米国特許出願公開第2009/0094239(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
分散コンピュータシステムであって、
ネットワークインターフェースと、
データベースと、
前記ネットワークインターフェースを介して雇用者コンピュータシステムおよび人材派遣会社コンピュータシステムに結合されている交換構成要素とを備え、
前記交換構成要素は、
前記ネットワークインターフェースを介して前記雇用者コンピュータシステムからの求人にアクセスし、
前記ネットワークインターフェースを介して前記人材派遣会社コンピュータシステムからの前記求人に対する志望者の提出にアクセスし、
前記雇用者コンピュータシステムと前記人材派遣会社コンピュータシステムとの間で前記求人に対して前記志望者の紹介を同期させるよう構成され、前記交換構成要素はさらに、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記雇用者コンピュータシステムから、前記志望者が前記求人に雇用されたという第1の指示を受信し、
前記雇用者コンピュータシステムからの前記志望者が雇用されたという前記第1の指示の受信に応答して、前記ネットワークインターフェースを介して、前記志望者が雇用されたという第2の指示を前記人材派遣会社コンピュータシステムに送信するよう構成され、前記第2の指示の送信は前記人材派遣会社コンピュータシステムにおいて前記志望者のステータスの更新を引き起こし、前記交換構成要素はさらに、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記雇用者コンピュータシステムから前記求人への前記志望者の紹介が完了したという第3の指示を受信し、
前記志望者の前記紹介が完了したという前記第3の指示の受信に応答して、
前記データベース内に、前記雇用された志望者に関連付けられた労働者のレコードを記憶し、
前記データベース内に、前記雇用者コンピュータシステムのユーザに関連付けられた承認者のレコードを記憶するように構成され、
前記交換構成要素は、さらに、前記ネットワークインターフェースを介して、前記労働者に関連付けられるコンピュータシステムと前記承認者に関連付けられるコンピュータシステムとに結合され、前記交換構成要素はさらに、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記労働者に関連付けられるコンピュータシステムから前記労働者に関連付けられるタイムシートデータを受信し、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記承認者に関連付けられるコンピュータシステムに前記タイムシートデータを送信するように構成される、分散コンピュータシステム。
【請求項2】
前記交換構成要素は、前記雇用者コンピュータシステムによって使用される応募者追跡システム(ATS)内の前記志望者と関連付けられるステータスが雇用済みに変化していることに応答して、前記志望者が前記求人に対して雇用されたという前記第1の指示を受信するようにさらに構成される、請求項1に記載の分散コンピュータシステム。
【請求項3】
前記タイムシートデータは、クライアントシステムからの提出されたタイムシートの指示を含む、請求項1に記載の分散コンピュータシステム。
【請求項4】
前記交換構成要素は、前記提出されたタイムシートの指示を前記承認者に関係付けられるコンピュータシステムに送信するようにさらに構成される、請求項3に記載の分散コンピュータシステム。
【請求項5】
前記交換構成要素は、
前記承認者による前記タイムシートの承認の指示を前記承認者に関連付けられるコンピュータシステムから受信し、
前記承認されたタイムシートを前記データベースに記憶するようにさらに構成される、請求項3に記載の分散コンピュータシステム。
【請求項6】
前記交換構成要素は、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記承認者に関連付けられるコンピュータシステムから、前記承認者による前記タイムシートの拒絶の指示を受信し、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記労働者に関連付けられるコンピュータシステムに、前記拒絶されたタイムシートの指示を送信するようにさらに構成される、請求項3に記載の分散コンピュータシステム。
【請求項7】
前記交換構成要素は、前記提出されたタイムシートに基づいて請求書を生成するようにさらに構成される、請求項3に記載の分散コンピュータシステム。
【請求項8】
前記交換構成要素は、前記ネットワークインターフェースを介して、前記雇用者コンピュータシステムによって使用される自動支払いシステムに前記請求書を送信するようにさらに構成される、請求項7に記載の分散コンピュータシステム。
【請求項9】
前記交換構成要素は、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記請求書の送信に応答して前記雇用者コンピュータシステムから支払いを受け取り、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記人材派遣会社コンピュータシステムに関連付けられている人材派遣会社の口座に送金するようにさらに構成される、請求項8に記載の分散コンピュータシステム。
【請求項10】
雇用者コンピュータシステムと人材派遣会社コンピュータシステムとを統合するコンピュータによって実施される方法であって、
ネットワークインターフェースを介して前記雇用者コンピュータシステムからの求人にアクセスすることと、
前記ネットワークインターフェースを介して前記人材派遣会社コンピュータシステムからの前記求人に対する志望者の提出にアクセスすることと、
前記雇用者コンピュータシステムと前記人材派遣会社コンピュータシステムとの間で前記求人に対して前記志望者の紹介を同期させることとを含み、前記同期させることは、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記雇用者コンピュータシステムから、志望者が前記求人に雇用されたという第1の指示を受信することと、
前記雇用者コンピュータシステムからの前記志望者が雇用されたという前記第1の指示の受信に応答して、前記ネットワークインターフェースを介して、前記志望者が雇用されたという第2の指示を前記人材派遣会社コンピュータシステムに送信することとを含み、前記第2の指示の送信は前記人材派遣会社コンピュータシステムにおいて前記志望者のステータスの更新を引き起こし、前記同期させることはさらに、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記雇用者コンピュータシステムから前記求人への前記志望者の紹介が完了したという第3の指示を受信することと、
前記志望者の前記紹介が完了したという前記指示の受信に応答して、
データベース内に、前記雇用された志望者に関連付けられた労働者のレコードを記憶することと、
前記データベース内に、前記雇用者コンピュータシステムのユーザに関連付けられた承認者のレコードを記憶することとを含み、前記方法はさらに、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記労働者に関連付けられるコンピュータシステムから前記労働者に関連付けられるタイムシートデータを受信することと、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記承認者に関連付けられるコンピュータシステムに前記タイムシートデータを送信することとを含む、方法。
【請求項11】
前記タイムシートデータを受信することは、前記ネットワークインターフェースを介して、前記労働者に関連付けられるコンピュータシステムから、提出されたタイムシートの指示を受信することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記タイムシートデータを送信することは、前記ネットワークインターフェースを介して、前記提出されたタイムシートの指示を前記承認者に関連付けられるコンピュータシステムに送信することを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ネットワークインターフェースを介して、前記承認者に関連付けられるコンピュータシステムから、前記承認者による前記タイムシートの承認の指示を受信することと、
前記承認されたタイムシートを前記データベース内に記憶することとをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記ネットワークインターフェースを介して、前記承認者に関連付けられるコンピュータシステムから、前記タイムシートの拒絶の指示を受信することと、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記雇用者に関連付けられるコンピュータシステムに、前記拒絶されたタイムシートの指示を送信することとをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記提出されたタイムシートに基づいて請求書を生成することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
前記ネットワークインターフェースを介して、前記雇用者コンピュータシステムによって使用される自動支払いシステムに前記請求書を送信することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ネットワークインターフェースを介して、前記請求書の送信に応答して前記雇用者コンピュータシステムから支払いを受信することと、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記人材派遣会社コンピュータシステムに関連付けられている人材派遣会社の口座に送金することとをさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
コンピュータシステム上で実行するための命令を含むコンピュータ可読プログラムであって、前記命令は、実行されると、方法を実施し、前記方法は、
ネットワークインターフェースを介して雇用者コンピュータシステムからの求人にアクセスすることと、
前記ネットワークインターフェースを介して人材派遣会社コンピュータシステムからの前記求人に対する志望者の提出にアクセスすることと、
前記雇用者コンピュータシステムと前記人材派遣会社コンピュータシステムとの間で前記求人に対して前記志望者の紹介を同期させることとを含み、前記同期させることは、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記雇用者コンピュータシステムから、志望者が前記求人に雇用されたという第1の指示を受信することと、
前記雇用者コンピュータシステムからの前記志望者が雇用されたという前記第1の指示の受信に応答して、前記ネットワークインターフェースを介して、前記志望者が雇用されたという第2の指示を前記人材派遣会社コンピュータシステムに送信することとを含み、前記第2の指示の送信は前記人材派遣会社コンピュータシステムにおいて前記志望者のステータスの更新を引き起こし、前記同期させることはさらに、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記雇用者コンピュータシステムから前記求人への前記志望者の紹介が完了したという第3の指示を受信することと、
前記志望者の前記紹介が完了したという前記指示の受信に応答して、
データベース内に、前記雇用された志望者に関連付けられた労働者のレコードを記憶することと、
前記データベース内に、前記雇用者コンピュータシステムのユーザに関連付けられた承認者のレコードを記憶することとを含み、前記方法はさらに、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記労働者に関連付けられるコンピュータシステムから前記労働者に関連付けられるタイムシートデータを受信することと、
前記ネットワークインターフェースを介して、前記承認者に関連付けられるコンピュータシステムに前記タイムシートデータを送信することとを含む、コンピュータ可読プログラム。
【請求項19】
前記タイムシートデータを受信することは、前記ネットワークインターフェースを介して、前記労働者に関連付けられるコンピュータシステムから、提出されたタイムシートの指示を受信することを含む、請求項18に記載のコンピュータ可読プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
著作権保護の対象となる資料の通知
本特許文書の資料の一部は、米国および他の国の著作権法の下で著作権保護の対象となる。著作権の所有者は、米国特許商標局が公開しているファイルまたは記録に表示される形での、特許文書または特許開示の何人かによる複写にも異論はないが、それ以外については何であれすべての著作権権利を留保する。著作権所有者は、本明細書によって、米国特許法施行規則第1条第14項に基づく権利を含むがこれに限定されない、本特許文書を秘密に保持する権利を放棄しない。
【0002】
関連出願
本出願は、「一時労働者を管理するためのシステムおよびインターフェース(SYSTEMS AND INTERFACES FOR MANAGING TEMPORARY WORKERS)」と題する、2017年2月13日に提出された米国特許出願第62/458,528号の暫定版(米国特許法第119条(e)項)の非暫定版である。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
雇用会社および人材派遣会社は、コンピュータシステムを利用して、求人の志望者および応募者を管理することができる。例えば、雇用会社は応募者追跡システム(ATS)を利用して、様々な採用活動を処理することができる。人材派遣会社は、別個の人材派遣プラットフォーム(例えば、別個のATS)を使用して、志望者および採用活動を管理することができる。さらに、志望者の紹介後、雇用会社および人材派遣会社は、志望者の職業紹介の一環として、他のやり取りを実行する場合がある。例えば、雇用会社は、労働者が雇用会社による雇用を開始した後、その労働者の給与の一定割合を人材派遣会社に支払う場合がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
概要
労働者の雇用、評価、給与およびパフォーマンスの管理に使用されるシステムおよびソフトウェアが存在する。また、採用担当者などの採用専門家によって、応募者を募集および追跡するシステムもある。しかし、1つの態様によれば、管理および追跡には複数の異なるコンピュータおよびソフトウェアシステム間の協調が含まれる可能性があるため、複数の異なる事業体にわたって労働者を管理および追跡する既存の能力では不十分であることが理解される。公募職への志望者の雇用に関連付けられる種々の当事者は、各々が別個のコンピュータシステム(複数可)および別個のソフトウェアアプリケーション(複数可)を使用する場合がある。様々なコンピュータシステムおよびソフトウェアアプリケーションは相互にやり取りすることができない。大量の求人、志望者、および労働者の記録が記憶、更新、および追跡されることを考えると、複数の異なるコンピュータシステムおよびソフトウェアアプリケーションがやり取りすることができないため、これらのコンピュータシステムおよびソフトウェアアプリケーションは、雇用活動と関連付けられるいくつかの機能を実行することができないままである。
【0005】
本発明者らは、志望者の紹介に関与する様々な事業体(例えば、雇用、人材派遣、およびクライアントコンピュータシステムおよび/またはデバイスなどの事業体)が、従来のシステムが実行することができない機能を実行するために組織的にやり取りすることを可能にするシステムおよび関連インターフェースの必要性を認識している。例えば、複数の雇用者および現場の間で一時労働者を紹介するための、複数のコンピュータシステム間を効果的に協調させるための様々な機能があり得ることが理解される。これらの機能は、例えば、労働者の紹介に関与する様々な事業体のシステムの同期、紹介および/または雇用プロセス中の一時労働者の効果的な追跡、一時労働者の支払いの追跡、および就職後の一時労働者のパフォーマンスの追跡、労働者の紹介に関与する当事者への支払いの分配を含み得る。この目的のために、他の新規のツール、インターフェースおよび機能の中でも特に、システム間のハンドシェイクプロセス、タイムシートの承認および処理、一時労働者に関する統合請求書の発行、カスタマイズされた分析および報告、一時労働者の派遣元のオンボーディング(onboarding)、および雇用後の追跡を可能にするシステムおよび方法が提供される。
【0006】
いくつかの実施形態によれば、システムは、雇用者、人材派遣会社、および様々なサービス提供コンサルタントによって使用されるコンピュータシステムおよび/またはソフトウェアアプリケーションによって実行される機能を統合する構成要素を含む。特定の構成要素は、他の機能および操作の中でも、クライアントへの労働者の紹介を実施し、必要なオンボーディング要件を満たし、タイムシートを処理し、請求書の発行および報告機能を実施するために、このような事業体間のワークフローを一体化および統合する。様々な態様によれば、ワークフローが最適化され、ステップ数が削減される。さらに、雇用者、人材派遣紹介会社のコンピュータシステムにまたがるシステムによって、一時労働者の報告および追跡能力を促進することができる。
【0007】
別の態様によれば、現在のシステムよりも優れた能力を有する、一時労働者およびオープンポジションのための市場を形成することができる。例えば、1人または複数の雇用者から複数の臨時の仕事を収集し、そうでなければ個別のコンピュータシステムおよびアプリケーションに存在し得る複数の人材派遣会社からの応募者を追跡するシステムを提供することができる。このシステムは、雇用者が、様々な人材派遣会社から紹介可能な人材を閲覧し、雇用者の現場で空きがある一時的なポジションに対する採用を可能にするために使用される雇用者インターフェースを含むことができる。雇用者には、雇用者が、他の機能の中でも、タイムシートの閲覧および承認し、報告の生成および検討し、請求書を検討し、人材派遣会社への支払いを追跡することを可能にする複数のツールが提供され得る。雇用者、採用担当者、および人材派遣代理店が使用するコンピュータシステム間の通信を促進する人材プラットフォーム交換システムによって、いくつかの態様を促進することができる。
【0008】
本発明の1つの態様によれば、分散コンピュータシステムが提供され、分散コンピュータシステムは、複数の人材派遣コンピュータシステムおよびクライアントベースの管理システムに機能的に結合された交換構成要素であって、交換構成要素は、複数の一時労働者レコードを維持するように構成されており、それらの労働者レコードの各々は紹介可能な一時労働者のプールからの1人の一時労働者と関連付けられる、交換構成要素と、クライアントベースの管理システムへのインターフェースであって、インターフェースは、識別されているクライアント向けの一時労働者の求人を示す求人レコードを受け入れ、求人レコードの受信に応答して、求人レコードの指示を複数の人材派遣コンピュータシステムに提出し、複数の人材派遣コンピュータシステムから複数の志望者レコードを受信し、クライアントベースの管理システムに対して、ユーザに表示されるべき複数の志望者レコードを識別し、ユーザから受信される指示に基づいて選択されている志望者の紹介を決定し、指示に応答して、交換構成要素によって、クライアントベースの管理システム内で選択されている志望者のオンボーディングを実行するように構成されている、インターフェースとを備える。
【0009】
1つの実施形態によれば、システムは、選択された志望者が紹介された後、紹介された志望者に関連付けられるタイムシートデータを記憶するように適合された構成要素をさらに備える。別の実施形態によれば、システムは、ユーザが、紹介された志望者に関連付けられる記憶されているタイムシートデータを検討することを可能にするように適合されたクライアントインターフェース構成要素をさらに備える。別の実施形態によれば、交換構成要素は、紹介された志望者に関連付けられたタイムシートデータを記憶する。
【0010】
別の実施形態によれば、クライアントベースの管理システムへのインターフェースは、被雇用者管理システム内に実装されたプログラムインターフェースである。別の実施形態によれば、交換構成要素は、記憶されているタイムシートデータに基づいてクライアントへの請求書を生成するように適合された構成要素をさらに備える。別の実施形態によれば、交換構成要素は、クライアントからの支払いの受領に応答して、紹介された志望者に関連付けられた人材派遣会社に自動的に支払うように適合された支払い構成要素を含む。
【0011】
別の実施形態によれば、交換構成要素はさらに、求人レコードと複数の一時労働者レコードのうちの少なくとも1つとの一致について一時労働者のプールの中で検索機能を実行するように構成される。別の実施形態によれば、交換構成要素は、プログラムインターフェースを通じて複数の人材派遣コンピュータシステムで求人レコードを作成するように適合されている。別の実施形態によれば、作成された求人レコードは、所定の期間にわたって、複数の人材派遣コンピュータシステムのうちの選択された数に対してアクティブである。
【0012】
別の実施形態によれば、システムは、ユーザが複数の一時労働者レコードを閲覧することを可能にするインターフェースをさらに備え、各レコードは、紹介可能な一時労働者のプールからの1人の一時労働者に関連付けられる。別の実施形態によれば、システムは、少なくとも1つの一時労働者レコードに関連付けられる採用担当者の指示をさらに含み、採用担当者の指示は、関連付けられる採用担当者の少なくとも1つのパフォーマンスパラメータを含む。
【0013】
別の実施形態によれば、記憶されているタイムシートデータに基づいてクライアントへの請求書を生成するように構成された構成要素は、制御入力の選択に応答してクライアントがデータを取り出すことを可能にする構成要素をさらに含む。別の実施形態によれば、制御入力は、請求書の表示内のリンクを含む。別の実施形態によれば、システムは、一時労働者紹介インターフェースをユーザが閲覧することを可能にするインターフェースをさらに備え、紹介インターフェースは、一時的なポジションおよび割り当てられる一時労働者の指示と関連付けられるパラメータを含む。
【0014】
本発明の別の態様によれば、コンピュータシステム上で実行するための命令によって符号化されている不揮発性コンピュータ可読媒体が提供され、命令は、実行されると、複数の人材派遣コンピュータシステムおよびクライアントベースの管理システムに機能的に結合された交換構成要素であって、交換構成要素は、複数の一時労働者レコードを維持するように構成されており、それらの労働者レコードの各々は紹介可能な一時労働者のプールからの1人の一時労働者と関連付けられる、交換構成要素と、クライアントベースの管理システムへのインターフェースであって、インターフェースは、識別されているクライアントの一時労働者の求人を示す求人レコードを受け入れ、求人レコードの受信に応答して、求人レコードの指示を複数の人材派遣コンピュータシステムに提出し、複数の人材派遣コンピュータシステムから複数の志望者レコードを受信し、クライアントベースの管理システムに対して、ユーザに表示されるべき複数の志望者レコードを識別し、ユーザから受信される指示に基づいて選択されている志望者の紹介を決定し、指示に応答して、交換構成要素によって、クライアントベースの管理システム内で選択されている志望者のオンボーディングを実行するように構成されている、インターフェースとを備えるシステムを提供する。
【0015】
1つの実施形態によれば、システムは、選択された志望者が紹介された後、紹介された志望者に関連付けられるタイムシートデータを記憶するように適合された構成要素をさらに備える。別の実施形態によれば、システムは、ユーザが、紹介された志望者に関連付けられる記憶されているタイムシートデータを検討することを可能にするように適合されたクライアントインターフェース構成要素をさらに備える。別の実施形態によれば、交換構成要素は、紹介された志望者に関連付けられたタイムシートデータを記憶する。
【0016】
別の実施形態によれば、クライアントベースの管理システムへのインターフェースは、被雇用者管理システム内に実装されたプログラムインターフェースである。別の実施形態によれば、交換構成要素は、記憶されているタイムシートデータに基づいてクライアントへの請求書を生成するように適合された構成要素をさらに備える。別の実施形態によれば、交換構成要素は、クライアントからの支払いの受領に応答して、紹介された志望者に関連付けられた人材派遣会社に自動的に支払うように適合された支払い構成要素を含む。
【0017】
別の実施形態によれば、交換構成要素はさらに、求人レコードと複数の一時労働者レコードのうちの少なくとも1つとの一致について一時労働者のプールの中で検索機能を実行するように構成される。別の実施形態によれば、交換構成要素は、プログラムインターフェースを通じて複数の人材派遣コンピュータシステムで求人レコードを作成するように適合されている。別の実施形態によれば、作成された求人レコードは、所定の期間にわたって、複数の人材派遣コンピュータシステムのうちの選択された数に対してアクティブである。
【0018】
別の実施形態によれば、システムは、ユーザが複数の一時労働者レコードを閲覧することを可能にするインターフェースをさらに備え、各レコードは、紹介可能な一時労働者のプールからの1人の一時労働者に関連付けられる。別の実施形態によれば、システムは、少なくとも1つの一時労働者レコードに関連付けられる採用担当者の指示をさらに備え、採用担当者の指示は、関連付けられる採用担当者の少なくとも1つのパフォーマンスパラメータを含む。
【0019】
別の実施形態によれば、記憶されているタイムシートデータに基づいてクライアントへの請求書を生成するように適合された構成要素は、制御入力の選択に応答してクライアントがタイムシートデータを取り出すことを可能にする構成要素をさらに含む。別の実施形態によれば、制御入力は、請求書の表現内にリンクを含む。別の実施形態によれば、システムは、一時労働者紹介インターフェースをユーザが閲覧することを可能にするインターフェースをさらに備え、紹介インターフェースは、一時的なポジションおよび割り当てられる一時労働者の指示と関連付けられるパラメータを含む。
【0020】
本発明の1つの態様によれば、分散コンピュータシステムが提供される。システムは、ネットワークインターフェースと、データベースと、ネットワークインターフェースを介して雇用者コンピュータシステムおよび人材派遣会社コンピュータシステムに結合されている交換構成要素とを備え、交換システムは、データベース内に、複数の求人レコードを記憶することであって、複数の求人レコードの各々は複数の求人のうちの1つと関連付けられている、記憶することと、複数の求人レコードを、雇用者コンピュータシステムによって記憶されている1つまたは複数の求人のデータセットと同期させることであって、同期させることは、雇用者コンピュータシステムによって記憶されている1つまたは複数の求人のデータセット内で、複数の求人に含まれない新しい求人を識別すること、および、データベース内に新しい求人レコードを生成することを含み、新しい求人レコードは新しい求人と関連付けられる、同期させることと、人材派遣会社コンピュータシステムに、新しい求人レコードへのアクセスを提供することと、データベース内で一時労働者レコードのプールを維持することであって、一時労働者レコードの各々は、志望者として紹介可能な複数の一時労働者のうちの1人に関連付けられている、維持することと、複数の一時労働者のうちの1人の一時労働者を、新しい求人と照合することとを行うように構成されている。
【0021】
1つの実施形態によれば、交換構成要素は、雇用者コンピュータシステムによって使用される応募追跡システム(ATS)に結合される。別の実施形態によれば、交換構成要素はさらに、一時労働者を新しい求人と照合することに応答して、一時労働者と関連付けられる複数の一時労働者レコードのそれぞれから、雇用者コンピュータシステムに一時労働者に関する情報を送信するように構成される。
【0022】
別の実施形態によれば、交換構成要素は、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから一時労働者が雇用されたという指示を受信するようにさらに構成される。1つの実施形態によれば、交換構成要素はさらに、雇用者コンピュータシステムからの一時労働者が雇用されたという指示の受信に応答して、ネットワークインターフェースを介して、人材派遣コンピュータシステムに、一時労働者が雇用されたことを示す指示を送信し、ネットワークインターフェースを介して人材派遣コンピュータシステムからの受け入れの指示を受信し、ネットワークインターフェースを介して人材派遣コンピュータシステムからの受け入れの指示を雇用者コンピュータシステムに送信し、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから雇用プロセスの完了の指示を受信し、データベース内に、求人への一時労働者の紹介を指定する情報を記憶するように構成されている。
【0023】
別の実施形態によれば、人材派遣コンピュータシステムに新しい求人レコードへのアクセスを提供することは、人材派遣コンピュータシステムのユーザが新しい求人に対し志望者を提出することを可能にするユーザインターフェースを生成することを含む。1つの実施形態によれば、交換構成要素は、ユーザインターフェースを介して、新しい求人への一時労働者の提出を受信し、この提出の受信に応答して一時労働者を新しい求人と照合するようにさらに構成される。1つの実施形態によれば、交換構成要素は、雇用者コンピュータシステムによって使用される応募者追跡システム(ATS)における志望者ステータスの変化に応答して、雇用者コンピュータシステムから志望者ステータスへの更新の指示を受信するようにさらに構成される。
【0024】
別の実施形態によれば、交換構成要素は、新しい求人の推薦先である1つまたは複数の人材派遣会社を決定することであって、1つまたは複数の人材派遣会社は人材派遣会社コンピュータシステムに関連付けられる人材派遣会社を含む、決定することと、1つまたは複数の人材派遣会社の決定に応答して、人材派遣会社コンピュータシステムに新しい求人の指示を送信することとを行うようにさらに構成されている。1つの実施形態によれば、交換構成要素は、ユーザが、新しい求人の推薦先である1つまたは複数の人材派遣会社を選択することを可能にするユーザインターフェースを生成し、ユーザインターフェースを介して1つまたは複数の人材派遣会社のユーザ選択を受信し、受信したユーザ選択に基づいて1つまたは複数の人材派遣会社を決定するようにさらに構成されている。
【0025】
別の実施形態によれば、交換構成要素は、データベース内で、一時労働者が新しい求人レコードに一致したときにその一時労働者に関連付けられた一時労働者レコードの志望者ステータスを維持するようにさらに構成される。1つの実施形態によれば、交換構成要素は、雇用者コンピュータシステムから志望者ステータスへの更新の指示を受信し、志望者ステータスへの更新の指示の受信に応答してデータベース内の一時労働者の志望者ステータスを更新するようにさらに構成される。
【0026】
本発明の別の態様によれば、雇用者コンピュータシステムと人材派遣会社コンピュータシステムを統合するためのコンピュータ実施方法が提供される。本方法は、データベース内に、複数の求人レコードを記憶することであって、複数の求人レコードの各々は複数の求人のうちの1つと関連付けられている、記憶することと、複数の求人レコードを、雇用者コンピュータシステムによって記憶されている1つまたは複数の求人のデータセットと同期させることであって、同期させることは、雇用者コンピュータシステムによって記憶されている1つまたは複数の求人のデータセット内で、複数の求人に含まれない新しい求人を識別すること、および、データベース内に新しい求人レコードを生成することを含み、新しい求人は新しい求人と関連付けられる、同期させることと、人材派遣会社コンピュータシステムに、新しい求人レコードへのアクセスを提供することと、データベース内で一時労働者レコードのプールを維持することであって、一時労働者レコードの各々は、志望者として紹介可能な一時労働者のうちの1人に関連付けられている、維持することと、複数の一時労働者のうちの1人の一時労働者を、新しい求人と照合することとを含む。
【0027】
別の実施形態によれば、方法は、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから一時労働者が雇用されたという指示を受信することをさらに含む。1つの実施形態によれば、方法は、雇用者コンピュータシステムからの一時労働者が雇用されたという指示の受信に応答して、ネットワークインターフェースを介して、人材派遣コンピュータシステムに、一時労働者が雇用されたことを示す指示を送信することと、ネットワークインターフェースを介して人材派遣コンピュータシステムからの受け入れの指示を受信することと、ネットワークインターフェースを介して人材派遣コンピュータシステムからの受け入れの指示を雇用者コンピュータシステムに送信することと、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから雇用プロセスの完了の指示を受信することと、データベース内に、求人への一時労働者の紹介を指定する情報を記憶することとをさらに含む。
【0028】
別の実施形態によれば、人材派遣コンピュータシステムに新しい求人レコードへのアクセスを提供することは、人材派遣コンピュータシステムのユーザが新しい求人に対し志望者を提出することを可能にするユーザインターフェースを生成することを含む。1つの実施形態によれば、方法は、ユーザインターフェースを介して、新しい求人への一時労働者の提出を受信することと、その提出の受信に応答して、複数の一時労働者のプールから一時労働者を照合することとをさらに含む。
【0029】
別の実施形態によれば、方法は、新しい求人の推薦先である1つまたは複数の人材派遣会社を決定することであって、1つまたは複数の人材派遣会社は人材派遣会社コンピュータシステムに関連付けられる人材派遣会社を含む、決定することと、1つまたは複数の人材派遣会社の決定に応答して、人材派遣会社コンピュータシステムに新しい求人の指示を送信することとをさらに含む。1つの実施形態によれば、方法は、ユーザが、新しい求人の推薦先である1つまたは複数の人材派遣会社を選択することを可能にするユーザインターフェースを生成することと、1つまたは複数の人材派遣会社のユーザ選択を受信することと、受信したユーザ選択に基づいて1つまたは複数の人材派遣会社を決定することとをさらに含む。
【0030】
本発明の別の態様によれば、コンピュータシステム上で実行するための命令によって符号化されている不揮発性コンピュータ可読媒体が提供される。命令は、コンピュータシステムによって実行されると、コンピュータシステムに方法を実施させ、本方法は、データベース内に、複数の求人レコードを記憶することであって、複数の求人レコードの各々は複数の求人のうちの1つと関連付けられている、記憶することと、複数の求人レコードを、雇用者コンピュータシステムによって記憶されている1つまたは複数の求人のデータセットと同期させることであって、同期させることは、雇用者コンピュータシステムによって記憶されている1つまたは複数の求人のデータセット内で、複数の求人に含まれない新しい求人を識別すること、および、データベース内に新しい求人レコードを生成することを含み、新しい求人は新しい求人と関連付けられる、同期させることと、人材派遣会社コンピュータシステムに、新しい求人レコードへのアクセスを提供することと、データベース内で一時労働者レコードのプールを維持することであって、一時労働者レコードの各々は、志望者として紹介可能な複数の一時労働者のうちの1人に関連付けられている、維持することと、複数の一時労働者のうちの1人の一時労働者を、新しい求人と照合することとを含む。
【0031】
1つの実施形態によれば、方法は、一時労働者を新しい求人と照合することに応答して、一時労働者と関連付けられる複数の一時労働者レコードのうちの1つから、雇用者コンピュータシステムに一時労働者に関する情報を送信することをさらに含む。
【0032】
本発明の1つの態様によれば、分散システムが提供される。分散コンピュータシステムは、ネットワークインターフェースと、データベースと、ネットワークインターフェースを介して雇用者コンピュータシステムおよび人材派遣会社コンピュータシステムに結合されている交換構成要素とを備え、交換構成要素はさらに、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから志望者が求人に雇用されたという第1の指示を受信し、雇用者コンピュータシステムからの志望者が求人に雇用されたという第1の指示の受信に応答して、ネットワークインターフェースを介して、志望者が雇用されたという第2の指示を人材派遣会社コンピュータシステムに送信し、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから求人への志望者の紹介が完了したという第3の指示を受信し、志望者の紹介が完了したという指示の受信に応答して、データベース内に、雇用された志望者に関連付けられた労働者のレコードを記憶し、データベース内に、雇用者コンピュータシステムのユーザに関連付けられた承認者のレコードを記憶するように構成されている。
【0033】
1つの実施形態によれば、交換構成要素は、雇用者コンピュータシステムによって使用される応募者追跡システム(ATS)内の志望者と関連付けられるステータスが雇用済みに変化していることに応答して、志望者が求人に雇用されたという第1の指示を受信するようにさらに構成される。
【0034】
別の実施形態によれば、交換構成要素は、ネットワークインターフェースを介して、雇用された志望者によって使用されるクライアントシステムにさらに結合される。1つの実施形態によれば、交換構成要素は、提出されたタイムシートの指示をクライアントシステムから受信するようにさらに構成される。1つの実施形態によれば、交換構成要素は、提出されたタイムシートの指示を雇用者コンピュータシステムのユーザに送信するようにさらに構成される。1つの実施形態によれば、交換構成要素は、雇用者コンピュータシステムのユーザによるタイムシートの承認の指示を雇用者コンピュータシステムから受信し、承認されたタイムシートをデータベースに記憶するようにさらに構成される。1つの実施形態によれば、交換構成要素は、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから雇用者コンピュータシステムのユーザによるタイムシートの拒絶の指示を受信し、ネットワークインターフェースを介して、雇用された志望者によって使用されるクライアントシステムに、拒絶されたタイムシートの指示を送信するようにさらに構成される。
【0035】
別の実施形態によれば、交換構成要素は、提出されたタイムシートに基づいて請求書を生成するようにさらに構成される。1つの実施形態によれば、交換構成要素は、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムによって使用される自動支払いシステムに請求書を送信するようにさらに構成される。1つの実施形態によれば、交換構成要素は、ネットワークインターフェースを介して、請求書の送信に応答して雇用者コンピュータシステムから支払いを受け取り、ネットワークインターフェースを介して、人材派遣会社コンピュータシステムに関連付けられている人材派遣会社の口座に送金するようにさらに構成される。
【0036】
本発明の別の態様によれば、雇用者コンピュータシステムと人材派遣会社コンピュータシステムを統合するコンピュータ実施方法が提供される。方法は、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから志望者が求人に雇用されたという第1の指示を受信することと、雇用者コンピュータシステムからの志望者が求人に雇用されたという第1の指示の受信に応答して、ネットワークインターフェースを介して、志望者が雇用されたという第2の指示を人材派遣会社コンピュータシステムに送信することと、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから求人への志望者の紹介が完了したという第3の指示を受信することと、志望者の紹介が完了したという指示の受信に応答して、データベース内に、雇用された志望者に関連付けられた労働者のレコードを記憶することと、データベース内に、雇用者コンピュータシステムのユーザに関連付けられた承認者のレコードを記憶することとを含む。
【0037】
別の実施形態によれば、方法は、ネットワークインターフェースを介して、雇用された志望者によって使用されるクライアントシステムから提出されたタイムシートの指示を受信することをさらに含む。1つの実施形態によれば、方法は、ネットワークインターフェースを介して、提出されたタイムシートの指示を雇用者コンピュータシステムのユーザに送信することをさらに含む。1つの実施形態によれば、方法は、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから雇用者コンピュータシステムのユーザによるタイムシートの承認の指示を受信することと、承認されたタイムシートをデータベース内に記憶することとをさらに含む。1つの実施形態によれば、方法は、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから雇用者コンピュータシステムのユーザによるタイムシートの拒絶の指示を受信することと、ネットワークインターフェースを介して、雇用された志望者によって使用されるクライアントシステムに、拒絶されたタイムシートの指示を送信することとをさらに含む。
【0038】
別の実施形態によれば、方法は、提出されたタイムシートに基づいて請求書を生成することをさらに含む。1つの実施形態によれば、方法は、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムによって使用される自動支払いシステムに請求書を送信することをさらに含む。1つの実施形態によれば、方法は、ネットワークインターフェースを介して、請求書の送信に応答して雇用者コンピュータシステムから支払いを受信することと、ネットワークインターフェースを介して、人材派遣会社コンピュータシステムに関連付けられている人材派遣会社の口座に送金することとをさらに含む。
【0039】
本発明の別の態様によれば、コンピュータシステム上で実行するための命令によって符号化されている不揮発性コンピュータ可読媒体が提供される。命令は、実行されると、コンピュータシステムに方法を実施させ、方法は、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから志望者が求人に雇用されたという第1の指示を受信することと、雇用者コンピュータシステムからの志望者が雇用されたという第1の指示の受信に応答して、ネットワークインターフェースを介して、志望者が雇用されたという第2の指示を人材派遣会社コンピュータシステムに送信することと、ネットワークインターフェースを介して、雇用者コンピュータシステムから求人への志望者の紹介が完了したという第3の指示を受信することと、志望者の紹介が完了したという指示の受信に応答して、データベース内に、雇用された志望者に関連付けられた労働者のレコードを記憶することと、データベース内に、雇用者コンピュータシステムのユーザに関連付けられた承認者のレコードを記憶することとを含む。
【0040】
別の実施形態によれば、方法は、ネットワークインターフェースを介して、雇用された志望者によって使用されるクライアントシステムから提出されたタイムシートの指示を受信することをさらに含む。
【0041】
これらの例示的な態様および例のさらに他の態様、例、および利点について、以下で詳細に説明する。さらに、前述の情報と以下の詳細な説明の両方は、様々な態様および例の単なる例示であり、特許請求される態様および例の性質および特徴を理解するための概要または枠組みを提供することを意図していることを理解されたい。本明細書に開示される任意の例は、本明細書に開示される目的、目標、および需要のうちの少なくとも1つと一致する任意の方法で任意の他の例と組み合わされてもよく、「一例」、「いくつかの例」、「代替的な例」、「様々な例、「1つの例」、「少なくとも1つの例」、「この例および他の例」などに対する参照は必ずしも相互に排他的ではなく、その例に関連して説明されている特定の特徴、構造、または特性が少なくとも1つの例に含まれ得ることを示すように意図されている。本明細書においてこのような用語が見られる場合、これらは必ずしもすべてが同じ例を参照しているとは限らない。
【0042】
少なくとも1つの例の様々な態様は、添付の図面を参照して以下で議論され、これらの図面は、縮尺通りに描かれることを意図していない。図面は、様々な態様および例の図解およびさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、その一部を構成するが、特定の例の限定の規定としては意図されていない。図面は、明細書の残りの部分とともに、説明および特許請求されている態様および例の原理および動作を説明するのに役立つ。図面において、様々な図面に示されている同一またはほぼ同一の各構成要素は、同様の符号で表されている。明確にするために、すべての構成要素がすべての図面でラベル付けされていない場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1】本発明の様々な態様を実施することができる分散コンピュータシステムのブロック図である。
図2】本発明の1つの実施形態による一時労働者を処理するための例示的なプロセスを示す図である。
図3A】本発明の1つの実施形態による一時労働者を管理するためのプロセスのより詳細なセットを示す図である。
図3B】本発明の1つの実施形態による一時労働者を管理するためのプロセスのより詳細なセットを示す図である。
図4A】本発明の様々な実施形態による、分散コンピュータシステムにおいて一時的な仕事を作成するための例示的なプロセスを示す図である。
図4B】本発明の様々な実施形態による、分散コンピュータシステムにおいて一時的な仕事を作成するための例示的なプロセスを示す図である。
図5A】本発明の1つの実施形態による、分散コンピュータシステムにおいて一時労働者を紹介するための例示的なプロセスを示す図である。
図5B】本発明の1つの実施形態による、分散コンピュータシステムにおいて一時労働者を紹介するための例示的なプロセスを示す図である。
図5C】本発明の1つの実施形態による、分散コンピュータシステムにおいて一時労働者を紹介するための例示的なプロセスを示す図である。
図6A】本発明の様々な態様による、複数のシステム間で紹介ハンドシェイクを実行するための別の例示的な詳細プロセスを示す図である。
図6B】本発明の様々な態様による、複数のシステム間で紹介ハンドシェイクを実行するための別の例示的な詳細プロセスを示す図である。
図7A】本発明の様々な態様による複数のシステム間でタイムシートを処理および承認するための例示的なプロセスを示す図である。
図7B】本発明の様々な態様による複数のシステム間でタイムシートを処理および承認するための例示的なプロセスを示す図である。
図8A】本発明の1つの実施形態による、一時労働者に関連して複数のシステム間で請求書発行および支払いを実行するための例示的なプロセスを示す図である。
図8B】本発明の1つの実施形態による、一時労働者に関連して複数のシステム間で請求書発行および支払いを実行するための例示的なプロセスを示す図である。
図9】本発明の様々な実施形態による、求人を提出するための例示的なユーザインターフェース画面を示す図である。
図10】本発明の様々な実施形態による、志望者を提出するための例示的なユーザインターフェース画面を示す図である。
図11A】本発明の様々な実施形態による、志望者提出を検討するための例示的なユーザインターフェース画面を示す図である。
図11B】本発明の様々な実施形態による、志望者提出を検討するための例示的なユーザインターフェース画面を示す図である。
図11C】本発明の様々な実施形態による、志望者提出を検討するための例示的なユーザインターフェース画面を示す図である。
図12A】本発明の様々な実施形態による、好ましい供給元を選択するための例示的なユーザインターフェース画面を示す図である。
図12B】本発明の様々な実施形態による、好ましい供給元を選択するための例示的なユーザインターフェース画面を示す図である。
図13A】本発明の様々な実施形態による、志望者に仕事を紹介するための例示的なユーザインターフェース画面を示す図である。
図13B】本発明の様々な実施形態による、志望者に仕事を紹介するための例示的なユーザインターフェース画面を示す図である。
図14A】本発明の様々な実施形態による、タイムシートを提出および承認するための例示的なユーザインターフェース画面を示す図である。
図14B】本発明の様々な実施形態による、タイムシートを提出および承認するための例示的なユーザインターフェース画面を示す図である。
図15】本明細書に開示されるプロセスおよび機能を実行するように特別に構成され得る例示的なコンピュータシステムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
詳細な説明
本明細書では、志望者の紹介に関与する複数の異なるコンピュータシステムを統合するシステムの実施形態を説明する。例えば、システムは、複数の異なる事業体(例えば、雇用会社、採用担当者)のコンピュータシステムが労働者データレコードにアクセスすることができるように、労働者データレコードの記憶を一元化することができる。労働者レコードは、例えば、労働者の識別情報、中央データベースにおける労働者の一意の識別子、労働者の資格、労働者の給与要件、労働者の希望勤務地、および労働者に関する他の情報を含み得る。
【0045】
いくつかの実施形態によれば、システムは、複数の異なるコンピュータシステムへのインターフェースを含むことができる。例えば、システムは、クライアントベースのコンピュータシステムへのインターフェースを含むことができ、それを介して、システムは、会社が労働者を必要とする仕事の求人レコードを受信することができる。このシステムは、人材派遣事業体(例えば、採用担当者、人材派遣会社)によって使用されるコンピュータシステムとのインターフェースをさらに含むことができる。クライアントコンピュータシステムからの求人レコードの受信に応答して、システムは、求人レコードの指示を人材派遣コンピュータシステムに提出することができる。システムは、例えば、インターフェースを介して人材派遣コンピュータシステムに求人レコードの指示を送信することができる。いくつかの実施形態では、システムはさらに、人材派遣コンピュータシステムから志望者レコードを受信することができる(例えば、人材派遣コンピュータシステムとのインターフェースを介して)。システムは、これらの志望者レコードへのアクセスを(例えば、1つまたは複数の雇用会社の)クライアントコンピュータシステムに提供することができる。いくつかの実施形態によれば、システムはさらに、クライアントコンピュータシステム(複数可)のユーザに表示する特定の志望者レコードを識別することができる。
【0046】
いくつかの実施形態によれば、システムはさらに、選択された志望者の紹介を決定することができる。例えば、システムは、クライアントベースのコンピュータシステムへのインターフェースを介して、志望者が求人に紹介されたという指示を受信することができる。システムは、システムの中央データベース内に、求人への志望者の紹介を記憶することができる。いくつかの実施形態では、指示の受信に応答して、システムはさらに、志望者の紹介に関連付けられたオンボーディング機能(複数可)を実行することができる。オンボーディング機能は、志望者のコンピュータシステム、会社の一員(管理者など)のコンピュータシステム、雇用会社のコンピュータシステム、および/または人材派遣会社コンピュータシステムの間のやり取りを伴い得る。いくつかの実施形態によれば、システムは、複数のコンピュータシステムとやり取りして、オンボーディング機能を実施または実施を促進することができる。これらのオンボーディング機能は、例えば、雇用会社、人材派遣事業体、および/または雇用された労働者の間の紹介ハンドシェイクの遂行を含むことができる。
【0047】
本発明者らは、まったく異なるソフトウェアアプリケーションを使用する複数の異なるコンピュータシステムにわたって志望者レコード、労働者レコード、および求人レコードを管理するための様々な技術的課題を認識および理解している。オープンジョブへの志望者の紹介に関与する種々の当事者は、各々が別個のコンピュータシステム(複数可)および別個のソフトウェアアプリケーション(複数可)を使用する場合がある。これらのシステムが相互にやり取りすることができないと、コンピュータシステムおよびソフトウェアアプリケーションは、志望者の紹介に関連付けられるいくつかの機能を実行することができない(例えば、紹介ハンドシェイクの遂行)。
【0048】
本発明者らは、雇用プロセスに関与する複数の事業体によって使用される従来のシステム(例えば、異なるコンピュータシステムおよび異なるソフトウェアアプリケーション)が互いにやり取りすることができないことを認識および理解している。1つの事例において、(1)オープンジョブを募集しようとする企業は、志望者レコードおよび求人レコードを管理するために、第1のソフトウェアアプリケーションを利用する雇用コンピュータシステムを使用する場合があり、(2)採用担当者は、志望者レコードおよび求人レコードを管理するために、第2のソフトウェアアプリケーションを利用する人材派遣コンピュータシステムを使用する場合があり、(3)求職者は、オープンジョブを検索しこれに応募するために、クライアントデバイスを使用する場合がある。オープンジョブへの労働者の紹介を管理するには、雇用プロセス全体にわたって、求人レコードおよび/または志望者レコード(複数可)を記憶、追跡、および更新するために、会社、採用担当者、および求職者のシステム間での協調が必要となり得る。さらに、労働者を求人に紹介するためには、すべてのシステムにわたって志望者紹介プロセスを更新するために、システムを協調させる必要がある場合がある。
【0049】
本発明者らは、様々なコンピュータシステムおよび/またはアプリケーションが互いにやり取りすることを可能にするシステムの必要性を認識および理解している。このようなやり取りを可能にすることによって、志望者の紹介に関与する事業体(例えば、会社、採用担当者、および/または求職者)が利用する従来のコンピュータシステムおよびアプリケーションでは以前は実行することができなかった機能を実行することが可能になり得る。そのようなシステムにより、採用担当者が、第1のコンピュータシステムとソフトウェアアプリケーションを使用して、雇用会社が使用する第2のコンピュータシステムおよびソフトウェアアプリケーションにおける求人に志望者を提出することが可能になり得る。システムはさらに、第1のコンピュータシステムおよび第2のコンピュータシステムによって実行することができないリアルタイム志望者追跡およびレコード更新を可能にすることができる。さらに、そのようなシステムは、複数の異なるシステムがハンドシェイクプロセスを遂行することを可能にすることにより、仕事への志望者の紹介を遂行することができる。
【0050】
本発明者らは、まったく異なるコンピュータシステムおよびソフトウェアアプリケーションの間のやり取りを可能にするシステムが、さらに、志望者が紹介された後の機能の実行を可能にし得ることを認識および理解している。例えば、雇用会社、労働者、および雇用会社に労働者を紹介する採用担当者は、様々な雇用後活動のためにやり取りする必要がある場合がある。そのような活動は、志望者紹介プロセスを完了するために当事者が使用する複数のコンピュータシステム間でハンドシェイクを実行することを含み得る。複数の事業体によって使用されるまったく異なるコンピュータシステムおよびソフトウェアアプリケーションを統合することにより、システムは紹介後機能を実行することを可能にすることができる。さらに、紹介後活動は、雇用者および/または労働者のコンピュータシステムから労働者のパフォーマンスに関連するデータを収集すること、ならびに、そのデータを使用して人材派遣会社(採用担当者など)に資金を自動的に分配することも含み得る。
【0051】
本発明者らはまた、複数の異なる事業体によって使用されるまったく異なるコンピュータシステムおよびソフトウェアアプリケーションが、各コンピュータシステム内の情報にアクセスし、その情報を追跡、および更新することができないことも認識している。例えば、雇用会社の各々は雇用会社のコンピュータシステムにおいて志望者に対する自社のレコードを管理する場合があり、一方で、採用担当者は採用担当者のコンピュータシステムにおいてその志望者の別個のレコードを管理する場合がある。従来のシステムは各々、志望者の紹介および仕事に関連付けられるデータレコードを別個に記憶、追跡、および更新し得るが、本発明者らは、コンピュータシステムを統合して、中央データセットを維持し、他のコンピュータシステム内のデータレコードをより迅速に更新および追跡することを可能にすることができるシステムの必要性を認識している。これにより、志望者レコード、仕事レコード、および他の情報をより正確に維持することができるコンピュータシステムが提供される。さらに、このシステムは、レコードを維持および更新するために人材派遣コンピュータシステムおよび雇用者コンピュータシステムの各々が必要とするストレージおよび計算の量を削減し得る。
【0052】
複数のまったく異なるコンピュータシステムを統合する交換システムの様々な実施形態を以下に説明する。交換システムは、志望者紹介および志望者紹介の完了に関連付けられる様々な機能の実行を可能にし、実行することができる。交換システムはさらに、まったく異なるコンピュータシステムが、他の方法ではコンピュータシステムにとって利用することができない情報にアクセスすることを可能にするストレージ能力を提供することができる。特定の実施形態が記載されているが、それらの実施形態は、本明細書に記載の原理の理解を助けるための例示であり、他の実施形態も可能であることを理解されたい。実施形態は、以下に示す例のいずれかに従って動作することに限定されない。
【0053】
1つの実施態様によれば、管理インターフェース内に事業体間の複雑な関係を記憶および提示することができるシステムが提供される。例えば、ネットワーク通信機器、サーバ、デスクトップ、アプリケーションおよび他の資産などの資産間には複雑な関係が存在する可能性があることが理解される。さらに、これらの特定の資産が提供する様々な機能的態様を記録および視覚化することが一助となる場合があることを理解されたい。
【0054】
いくつかの実施形態によれば、システムは、ネットワークインターフェース、データベース、および交換構成要素を含む分散コンピュータシステムを含むことができる。交換構成要素は、ネットワークインターフェースを介して1つまたは複数の雇用者コンピュータシステムおよび1つまたは複数の人材派遣コンピュータシステムに結合することができる。交換構成要素は、1つまたは複数のそれぞれの求人に関連付けられた1つまたは複数の求人レコードを記憶することができる。求人は、オープンジョブのポジションおよび/または労働者がポジションを補充する必要性を指定する情報を含むことができる。交換構成要素は、記憶されている求人レコードを、雇用者コンピュータシステムによって記憶されている求人のデータセットと同期させることができる。例えば、雇用者システムは、アプリケーション(例えば、ATS)を使用して、雇用者が補充する必要のある職位への求人を記憶することができる。交換構成要素は、記憶されている求人レコードを、雇用者コンピュータシステムのアプリケーションによって記憶されている求人と同期させることができる。
【0055】
いくつかの実施形態によれば、求人レコードを同期するために、交換構成要素は、交換構成要素が以前に求人レコードを記憶していない、雇用者コンピュータシステムによって記憶されている新しい求人を識別することができる。この場合、交換構成要素は、新しい求人に関連付けられるデータベース内に新しい求人レコードを生成することができる。交換構成要素は、新たに生成されたレコードに新しい求人に関する情報(例えば、技能要件情報、開始日、場所、給与、雇用の条件)を記憶することができる。交換構成要素はさらに、人材派遣コンピュータシステムが新しい求人レコードにアクセスすることができるようにすることができる。例えば、交換構成要素は、新しい求人レコードの人材派遣コンピュータシステムの指示を送信することができる。
【0056】
いくつかの実施形態では、交換構成要素は、システムのデータベース内に一時労働者レコードのプールを維持することができる。交換構成要素は、求人(例えば、新しい求人)の志望者として紹介可能な複数の一時労働者の各々の一時労働者レコードをプール内に維持することができる。交換構成要素は、一時労働者を新しい求人と照合することができる。交換構成要素が一時労働者と一致する場合、交換構成要素は、その労働者に関連付けられた一時労働者レコードからその労働者に関する情報を、雇用者コンピュータシステム(例えば、雇用者コンピュータシステムによって使用されるATS)に送信することができる。
【0057】
いくつかの実施形態では、交換構成要素は、人材派遣コンピュータシステムのユーザが、新しい求人レコードを閲覧し、新しい求人への志望者を提出することを可能にするユーザインターフェースを生成することができる。交換構成要素は、ユーザインターフェースを介して、新しい求人への一時労働者の提出を受信することができる。一部の実施形態では、交換構成要素は、人材派遣コンピュータシステムから一時労働者の提出が受信されたときに、一時労働者を新しい求人と照合することができる。
【0058】
いくつかの実施形態では、交換構成要素はさらに、新たな求人の推薦先である1つまたは複数の人材派遣会社を決定することができる。例えば、交換構成要素は、交換構成要素が結合されている人材派遣コンピュータシステムに関連付けられる人材派遣会社に新しい求人を推薦することを決定することができる。交換構成要素は、新しい求人の推薦先となる1つまたは複数の人材派遣会社を決定したときに、新しい求人の指示を人材派遣コンピュータシステムに送信することができる。いくつかの実施形態では、交換構成要素は、それを介してユーザが1つまたは複数の人材派遣会社を選択することができるユーザインターフェースを生成することができる。交換構成要素は、ユーザインターフェースを介して、選択された人材派遣会社のユーザ選択を受信する。交換構成要素は、受信したユーザ選択に基づいて、1つまたは複数の人材派遣会社に新しい求人を推薦することを決定することができる。
【0059】
いくつかの実施形態では、交換構成要素はさらに、雇用者コンピュータシステムとやり取りして、提出された志望者に関するステータス更新を受信することができる。1つの実施形態では、交換構成要素は、新しい求人向けに提出された一時労働者が雇用されたという指示を雇用者コンピュータシステムから(例えば、ATSから)受信することができる。いくつかの実施形態では、交換構成要素がそのような指示を受信すると、交換構成要素は、雇用者コンピュータシステムと人材派遣コンピュータシステムとの間で紹介プロセス(例えば、ハンドシェイク)を実行することができる。
【0060】
いくつかの実施形態によれば、システムは、付加的または代替的に、志望者の紹介後(例えば、雇用された志望者が雇用者の下で仕事を始めた後)の機能を実施するために、まったく異なるコンピュータシステム間のやり取りを可能にすることができる。いくつかの実施形態において、交換構成要素は、志望者が雇用されたという指示を雇用者コンピュータシステムから(例えば、雇用者コンピュータシステムによって使用されるATSから)受信することができる。それに応答して、交換構成要素は、志望者が雇用されたという指示を人材派遣コンピュータシステムに送信することができる。交換構成要素はさらに、志望者紹介が完了したことを示す雇用者コンピュータシステムから、指示を受信することができる。交換構成要素は、志望者紹介が完了したという指示を受信すると、データベース内に、(1)雇用された志望者に関連付けられた労働者のレコード、および(2)雇用者コンピュータシステムのユーザに関連付けられた承認者のレコードを記憶することができる。承認者は、例えば、監督者、雇用管理者、または雇用者に関連付けられる他のユーザである場合がある。
【0061】
いくつかの実施形態では、交換構成要素は、ネットワークインターフェースを介して、雇用された志望者によって使用されるクライアントコンピュータシステムにさらに結合することができる。交換構成要素は、クライアントコンピュータシステムから、雇用された志望者のタイムシート提出の指示を受信することができる。交換構成要素は、例えば、タイムシートデータを受信し、システムのデータベース内にタイムシートデータを記憶することができる。いくつかの実施形態では、交換構成要素は、雇用された志望者が雇用された志望者によって行われる労働に関する勤務時間、勤務日(複数可)、為された作業、および他の情報のレコードを入力することができるユーザインターフェースを生成することができる。ユーザインターフェースは、例えば、ユーザが情報を入力することができるタイムシートを含んでもよい。
【0062】
いくつかの実施形態では、交換構成要素が雇用された志望者(例えば、クライアントコンピュータシステムのユーザ)からタイムシート提出の指示を受信すると、交換構成要素は、提出されたタイムシートの指示を雇用者コンピュータシステムのユーザ(例えば、管理者)に送信することができる。交換構成要素により、雇用コンピュータシステムのユーザは、タイムシートを検討することが可能になり得る。例えば、交換構成要素は、それを介してユーザがタイムシートを承認し、タイムシートを拒絶し、および/または雇用された志望者がタイムシートを編集するように要求することができるユーザインターフェースを生成することができる。ある場合では、交換構成要素は、管理者がタイムシートを承認したという指示を受信する場合がある(例えば、ユーザインターフェースを介して)。この場合、交換構成要素は承認されたタイムシートを記憶することができる。別の場合では、交換構成要素はまた、管理者がタイムシートを拒絶したという指示を受信する場合もある。この場合、交換構成要素は、拒絶されたタイムシートの指示を、雇用された志望者が使用するクライアントコンピュータシステムに送信することができる。雇用された志望者は、その後、タイムシートを編集および/または再提出することができる。
【0063】
いくつかの実施形態では、交換構成要素はさらに、提出されたタイムシートに基づいて請求書を生成することができる。例えば、提出されたタイムシートが承認されてデータベースに記憶された後、交換構成要素はタイムシートからの情報を使用して請求書を生成することができる。いくつかの実施形態では、交換構成要素はさらに、生成された請求書を、雇用者コンピュータシステムによって使用される自動弁済(AR)システムに提出することができる。交換構成要素は、ARシステムへの請求書の提出に応答して、雇用者コンピュータシステムから支払いを受け取ることができる。次いで、交換構成要素は、人材派遣会社、および/または交換システムの管理者など、志望者の雇用に関与する1つまたは複数の他の事業体に送金することができる。いくつかの実施形態では、交換構成要素は、事業体(例えば、人材派遣会社)の銀行口座に自動的に送金することができる。
【0064】
図1は、本発明の様々な態様を実施することができる分散コンピュータシステム100のブロック図を示す。特に、分散システム100は、複数のまったく異なるコンピュータシステムを統合し、複数の異なるクライアント(例えば、クライアントA(110A)、クライアントB(110B)、クライアントC(110C))の間での労働者(例えば、一時労働者)の紹介、追跡および管理に関する管理機能を促進する交換システム101を含む。一般に、ユーザは、1つまたは複数のコンピュータシステム(CS111~118、CS130~139など)上で実行されるクライアントアプリケーションを通じて管理プログラムにアクセスすることができる。終端システムは、例えば、デスクトップコンピュータシステム、モバイルデバイス、タブレット、またはディスプレイを備えた任意の他のコンピュータシステムであり得る。
【0065】
実施形態のシステムおよび技法は、本明細書では一時労働者を参照して説明されているが、システムおよび技法はこれに関して限定されない。例えば、実施形態はこれに関して限定されないため、本システムおよび技法は、他のタイプの労働者での使用に適合させることができる。例えば、システムおよび技法は、正規雇用された労働者の紹介に適合させることができる。
【0066】
本発明の様々な態様は、分散コンピュータシステムと、それを通じてユーザがシステムとやり取りして一時労働者の紹介、追跡および支払いを容易にすることができるインターフェースとに関する。このために、クライアントアプリケーションは、ユーザがそれを通じて様々な機能を実行するために分散システムにアクセスする1つまたは複数のインターフェースを含むことができる。分散システムは、様々な管理機能を促進するために、複数のシステムの間に配置された構成要素を含む。
【0067】
いくつかの実施形態によれば、交換システム101は、ユーザのタイプに基づいてユーザに機能を提供することができる。交換システム101は、志望者紹介プロセスに関与する複数の異なる当事者(例えば、人材派遣会社、雇用会社、労働者)を統合するため、交換システム101によって提供される機能にアクセスする複数の異なるタイプのユーザが存在する。いくつかの異なるタイプのユーザとしては、例えば、雇用責任者、求職中の一時労働者、採用担当者、雇用された労働者、および他のタイプのユーザを含み得る。交換システム101は、異なるユーザに異なる能力(例えば、機能およびユーザインターフェース)を提供することができる。
【0068】
例えば、様々な役割に関連付けられたユーザが一時人材派遣機能を管理するために使用することができる複数の異なるタイプのインターフェースが存在し得る。例えば、1つまたは複数のインターフェースは、特定の会社に関連付けられた雇用管理者121などのクライアントによって操作可能であってもよい。いくつかの実施形態によれば、交換システム101は、一時労働者の紹介、管理および支払いに関連付けられるクライアント機能の管理に関連付けられる1つまたは複数のインターフェースを雇用管理者121に提供することができる。この目的のために、管理者(例えば、管理者121)などの1人または複数のユーザは、コンピュータシステムインターフェース(例えば、コンピュータシステム118)を操作して、他の機能の中でも、労働者の紹介、タイムシートの承認、請求書の支払いの検討および認可などの1つまたは複数の機能を実行することができる。別の例では、労働者は、コンピュータシステムインターフェース(例えば、コンピュータシステム111)を操作して、タイムシートの作成、タイムシートの編集、および/またはタイムシートの提出などの機能を実行することができる。
【0069】
タイムシートには、労働者が実行した労働の任意のレコードを含めることができる。例えば、タイムシートには、労働者が働いた時間、労働者が働いた日付、労働者の識別情報、および/または任意の他の情報を含めることができる。本明細書で使用される場合、タイムシートは、タイムカード、勤務記録、出勤票、作業日報、タイムチャート、または他の労働レコードを含むことができる。実施形態は、特定のタイプまたは形式の労働レコードに限定されない。本明細書で説明される実施形態は、異なるシステムによって使用される様々なタイプのレコードに適合させることができる。
【0070】
いくつかの実施形態では、交換システム101は、労働者データベース104などの1つまたは複数の要素を含むことができる。労働者データベース104は、求職者、雇用された労働者、および過去の労働者に関連するデータレコードを記憶することができる。いくつかの実施形態では、交換システム101はさらに、労働者レコードをデータベース104内の労働者のプールに編成することができる。例えば、交換システムは、データベース104内に、一時労働者プール102に関連付けられた複数の一時労働者レコード(例えば、労働者レコード103)を記憶することができる。いくつかの実施形態によれば、交換システム101は、複数の異なる事業体がデータベース104内の労働者レコードを作成、記憶、および/または更新することを可能にする。交換システム101は、異なる事業体に関連付けられたまったく異なるコンピュータシステムがデータベースにアクセスすることを可能にするインターフェースを含むことができる。例えば、一時労働者は、採用担当者、人材派遣会社、雇用会社、または一時労働者の管理に関連付けられる他の事業体を含むがこれらに限定されない1つまたは複数の事業体によってデータベース内で規定することができる。したがって、交換システム101は、労働者レコードを記憶することができる集中化されたロケーションを提供することができる。複数の人材派遣会社が、人材派遣会社のそれぞれの人材派遣プラットフォームを介してレコードにアクセスすることができる。このようなシステムがなければ、各事業体は、他の関係者(雇用会社など)に多くの労働者レコードへのアクセスを提供することなく、別個のシステムに労働者レコードを独立して記憶することになる。したがって、交換システム101は、様々な人材派遣コンピュータシステムに必要なストレージの量を減らすことができる。
【0071】
1つの実施形態によれば、交換システム101は複数の構成要素を含み、各構成要素は、一時労働者の管理に関連付けられる様々な機能の実行に関連付けられる。例えば、交換101は、ユーザインターフェース構成要素106、ワークフロー構成要素107、管理ツール108、および報告ツール109を含むことができる。説明されるように、ユーザインターフェース構成要素106は、(例えば、管理者の役割のための)一時労働者の紹介、管理、および補償に関連付けられる様々な役割に対して規定される1つまたは複数のユーザインターフェースを生成および/または含むことができる。ワークフロー構成要素107は、クライアントシステム、応募者追跡システム(ATS)、雇用プラットフォーム、または他のシステムなどの複数のコンピュータシステム間の通信を規定する1つまたは複数の規定のプロセスを含むことができる。管理ツール108は、交換101に関連付けられる様々なプロセスおよびパラメータを構成および制御するために使用される1つまたは複数のツールを含むことができる。報告ツール109は、他の報告機能の中でも、請求書の生成、一時労働者プールの閲覧、採用担当者および他の役割に関する報告の閲覧に使用される1つまたは複数の構成要素を含むことができる。
【0072】
いくつかの実施形態によれば、交換システム101はさらに、志望者の紹介に関与する異なる当事者に関連付けられる複数の異なるコンピュータシステムを統合することができる。いくつかの実施形態では、交換システム101は、複数の異なる人材派遣プラットフォーム(例えば、人材派遣プラットフォーム124、人材派遣プラットフォーム125など)、雇用プラットフォーム(例えば、雇用プラットフォーム128、雇用プラットフォーム129など)、および他のシステムに接続することができる。人材派遣プラットフォームは、それぞれの人材派遣会社(例えば、人材派遣会社122、人材派遣会社123)によって操作することができ、それぞれの人材派遣会社は、1つまたは複数のコンピュータシステム(例えば、コンピュータシステム130~135)が、交換システム101によって提供される労働者と関連付けられるレコード(例えば、一時労働者レコード)にアクセスすることを認可することができる。同様に、雇用会社およびそれらのユーザは、1つまたは複数のコンピュータシステム(例えば、コンピュータシステム136~139)を使用して交換システム101による機能を実行することもできる。
【0073】
いくつかの実施形態では、交換システム101は、記憶されている労働者のプール102からの労働者を仕事レコードと照合することができる。1つの実施形態では、人材派遣会社コンピュータシステム(例えば、人材派遣プラットフォーム124)のユーザは、仕事に対して志望者を提出することができる。仕事は、例えば、雇用プラットフォーム128を使用して雇用会社126によって提出されたものであってもよい。いくつかの実施形態では、仕事に対して提出された志望者は、労働者データベース104内の労働者プール102内に記憶されている労働者に対応することができる。人材派遣会社のユーザが志望者を仕事に対して提出すると、交換システム101は、記憶されている労働者を仕事に対して提出することができる。1つの実施形態では、交換システム101は、プール102内の労働者レコードを記憶されている仕事レコードと照合することができる。例えば、交換システム101は、交換システム101のデータベース内の仕事レコードへの労働者レコードのマッピングを記憶することができる。このようにして、交換システム101は、人材派遣会社コンピュータシステムが労働者データベース104を利用して志望者の提出を管理することを可能にし得る。
【0074】
いくつかの実施形態では、交換システム101は、労働者レコードのプールを人材派遣会社に関連付けることができる。例えば、交換システム101は、人材派遣会社122に一時労働者プール102を関連付けることができる。このとき、交換システム101は、プール102に記憶されている労働者レコードへのアクセスを人材派遣会社122に限定することができる。例えば、交換システム101は、人材派遣会社122に関連付けられた人材派遣会社プラットフォーム124のみに、労働者レコードを編集し、プール102内の労働者を仕事に対して提出し、労働者データベース104内の労働者を検索し、労働者プール102内の労働者に関連付けられる他の作業を実行することを許可することができる。このようにして、交換システム101は、人材派遣会社に関連付けられる労働者(例えば、以前に人材派遣会社によって提出された労働者)への人材派遣会社のアクセスを依然として分離しながら、複数の異なる人材派遣会社(例えば、人材派遣会社122~123)に関連付けられる労働者の労働者レコードを記憶することができる。
【0075】
本発明者らは、労働者データベース104および/または労働者レコードのプールを維持することにより、交換システム101が、志望者紹介プロセスを複数のコンピュータシステムにわたってより効率的に実行するようにすることができることを理解している。例えば、交換システム101は、志望者を人材派遣会社コンピュータシステムに提出するよう要求し、再び雇用者コンピュータシステムに提出するよう要求するのではなく、記憶されている労働者レコードを求人にマッピングすることができる。対照的に、従来のシステムは、複数の異なるコンピュータシステム(例えば、人材派遣コンピュータシステムおよび雇用者コンピュータシステム)において労働者または志望者を複数回提出し、複数のシステムにおいて提出された労働者を記憶することを必要とし得る。さらに、まったく異なるコンピュータシステムのいずれも、記憶されている労働者を別のシステムによって提出された求人と照合することができない。したがって、交換システム101は、従来のシステムとは異なり、複数の異なるコンピュータシステムを統合し、交換システム101による労働者および/または志望者の仕事への照合を可能にする。交換システム101は、労働者レコードを記憶するために複数の異なるコンピュータシステムにわたって必要とされるストレージの量を減らし、より効率的に労働者を求人と照合することができる。
【0076】
いくつかの実施形態によれば、交換システム101は、交換システムがやり取りする1つまたは複数のコンピュータシステムへのインターフェースを含むことができる。例えば、交換システム101は、人材派遣プラットフォーム(複数可)(例えば、人材派遣プラットフォーム124~125)、雇用プラットフォーム(例えば、採用プラットフォーム128~129)、およびクライアントシステム(複数可)(例えば、クライアントシステム110A~C)とのインターフェースを含み得る。1つの例では、関連するコンピュータシステムとのインターフェースは、アプリケーションプログラムインターフェース(API)を含んでもよい。APIは、交換システム101がコンピュータシステムとやり取りすることができるインターフェースを提供することができる。APIは、コンピュータシステムからのデータにアクセスするためのおよび/またはコンピュータシステムにデータを送信するためのソフトウェアコードを含み得る。ソフトウェアコードは、実行されると、コンピュータシステムからデータを収集し、および/またはコンピュータシステムにデータを送信する様々な機能を含み得る。APIは、コンピュータシステムによって実行されると、コンピュータシステムが交換システム101とやり取りすることを可能にし得るソフトウェアコードをさらに含み得る。例えば、人材派遣プラットフォームのためのAPIは、人材派遣プラットフォームを使用する採用担当者が、交換システム101によって記憶されている志望者のデータベースに志望者を提出することを可能にする機能を含み得る。同様に、雇用プラットフォームのためのAPI(例えば、ATS)は、雇用プラットフォームが交換システム101によって記憶されている情報(例えば、志望者レコード)にアクセスすることを可能にする機能を含むことができる。別の例では、交換システム101は、会社のクライアントコンピュータシステムとやり取りするためのAPIを含むことができる。APIは、実行されると、交換システム101がクライアントコンピュータシステムからデータを取り出す、および/または受信することを可能にするソフトウェアコードを含むことができる。同様に、APIは、実行されると、交換システム101がクライアントコンピュータシステムにデータを送信することを可能にするソフトウェアコードを含むことができる。
【0077】
さらに、いくつかの実施形態によれば、交換システム101は、労働者(例えば、一時労働者120)が労働者の立候補および紹介に関連付けられる1つまたは複数の行動を実行することができるようにする能力を提供することができる。例えば、紹介されると、クライアントA(110A)に関連付けられた一時労働者120は、タイムシートの閲覧、タイムシートの編集、支払い情報の閲覧、または労働者の一時雇用条件に関連付けられる他の行動を許可され得る。
【0078】
図2は、本発明の1つの実施形態による、志望者および/または労働者(例えば、一時労働者)を処理するための例示的なプロセス200を示す。プロセス200は、例えば、図1を参照して上述した交換システム101によって実行され得る。本明細書で説明される様々な実施形態によれば、交換は、交換可能にスカウト交換、または単にスカウトとして参照される場合がある。
【0079】
プロセス200はブロック201において始まり、雇用者が交換インターフェース内で(例えば、臨時の仕事の)求人を掲載する。いくつかの実施形態によれば、雇用者は、交換システムによって提供されるインターフェースにアクセスすることができる。雇用者は、例えば、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステム112)を使用して、雇用者に関連付けられるクライアントシステム(例えば、図1のクライアントA 110A)を通じて交換インターフェースにアクセスすることができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、雇用者コンピュータシステムによって使用される既存のソフトウェアアプリケーションシステム内にインターフェースを提供することができる。例えば、交換インターフェースは、それを介して雇用者が臨時の仕事を提出することができる、雇用者コンピュータシステムによって使用される応募追跡システム内のユーザインターフェースを含んでもよい。交換システムは、例えば、ユーザインターフェースを生成し、それを表示させることができる。雇用者は、例えば、雇用者のコンピュータシステム上のブラウザアプリケーションを通じて交換インターフェースにアクセスすることができる。
【0080】
図9は、交換が仕事リストを作成するために雇用者コンピュータシステムに提供することができる例示的なユーザインターフェース900を示している。いくつかの実施形態では、交換は、ユーザインターフェースを生成し、それを雇用者コンピュータシステムのディスプレイ内に提示することができる。いくつかの実施形態では、交換は、実行されると、雇用者コンピュータシステムのディスプレイ内にユーザインターフェースを表示させるコード(例えば、HTML、Javascript(登録商標)、CSS)を、雇用者コンピュータシステムに送信することができる。いくつかの実施形態では、雇用者は、求人タイプ(例えば、臨時、常勤、契約)、職名、勤務地、請求レート範囲、賃金レート範囲、目標開始日、目標終了日、雇用期間、補充すべきポジションの数、控除ステータス、および/または雇用管理者の識別情報(名前など)などの情報を入力することができる。いくつかの実施形態では、交換はさらに、交換が、職員および/または求職者が求人で指定されたものとは異なる請求レートまたは範囲を願い出ることを可能にすべきか否かを示す資格を雇用者に提供し得る。交換インターフェースはまた、雇用者が、仕事の緊急度、最低学歴要件、週あたりの予測時間数、そのポジションの上司、仕事に必要な技能、および/または仕事にとって望ましい技能など、他の情報を入力することを可能にすることもできる。交換は、雇用者が、選択(例えば、ドロップダウン選択(複数可)、チェックボックス、ラジオボタン)を介して、テキストの入力によって、またはインターフェースを介して情報を受信する他の適切な方法によって情報を入力することができるようにするインターフェースを生成することができる。
【0081】
本明細書では情報の例を説明するが、実施形態は、交換インターフェースに入力することができる情報のいかなる特定のタイプまたは形式にも限定されない。交換インターフェースは、雇用者コンピュータシステムから求人情報を受信するための異なる情報、フィールド、オプション、および他の要素を削除および/または追加するように適合することができる。
【0082】
次に、プロセス200はブロック202に進み、交換は、システム内で作成され得る臨時の仕事の求人を分析する。いくつかの実施形態によれば、交換は、雇用者によって交換インターフェースに入力された情報を受信し、交換のデータベース内に記憶レコードを生成することができる。いくつかの実施形態では、交換は、求人のための記憶ユニットを作成することができる。1つの例では、交換は、求人のデータベース内にエントリを作成することができる。別の例では、交換は、交換システムの非リレーショナルデータベース内に1つまたは複数のドキュメントを作成することができる。交換は、求人レコード内に仕事に関する詳細を記憶することができる。レコードは、例えば、雇用者コンピュータシステムによって提出された求人を使用して交換がデータ投入することができる1つまたは複数のフィールドを含むことができる。いくつかの実施形態では、交換は、交換インターフェースのフィールドをデータベース内に記憶されている求人レコードのフィールドにマッピングし、マッピングされたフィールドに情報を記憶することができる。
【0083】
いくつかの実施形態では、交換はさらに、有効性について求人を分析することができる。例えば、交換は、交換インターフェースのフィールドに入力された情報が有効(例えば、有効な文字)であるか否かを判定することができる。別の例では、交換は、求人に入力された日付が有効か否か(例えば過去のものではないか)を判定することができる。いくつかの実施形態では、交換はさらに、求人に一意の識別子を割り当てることができる。交換は、一意の識別子を求人レコードの一部として記憶することができる。
【0084】
次に、プロセス200はブロック203に進み、交換システムは、確定された求人を1つまたは複数の人材派遣代理店に提出する。これは、例えば、交換と人材派遣代理店コンピュータシステムプラットフォームとの間のプログラム接続を通じて実行することができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、それを介して交換システムが人材派遣プラットフォーム(例えば人材派遣コンピュータシステムおよび/またはソフトウェア)とやり取りすることができるAPIを含むことができる。いくつかの実施形態によれば、交換システムは、APIを介して人材派遣プラットフォームに求人レコードを送信する。例えば、交換システムは、求人の詳細に関連するデータを送信することができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、求人の記憶されているレコードからその求人のレコードを取り出すことができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、付加的または代替的に、交換インターフェース(例えば、ユーザインターフェース)を介して雇用者によって入力された求人に関する情報を取り出すことができる。交換システムは、交換システムが求人データを送信することができるようにするソフトウェアコードを実行することができる。1つの例では、交換システムは、求人に関する情報にアクセスするためのソフトウェアコードを実行することができる。コードは、実行されると、求人に関する記憶されている情報(例えば、求人レコード内)にアクセスし、その情報を人材派遣プラットフォームのストレージ(例えば、データベース)に送信することができる。
【0085】
いくつかの実施形態において、交換システムは、人材派遣事業体(例えば、人材派遣会社、採用担当者)が求人に対する志望者を提出することを可能にし得る。例えば、人材派遣代理店は、一時的な求人への1人または複数の志望者を提出することができる。1つの実施形態では、交換システムは、それを通じてユーザ(複数可)が求人を検討し、志望者を提出することができるインターフェース(複数可)を提供する。いくつかの実施形態によれば、交換システムは、人材派遣プラットフォームが交換システムのデータベース内に記憶されている求人にアクセスすることを可能にし得る。交換システムは、例えば、採用担当者が交換システムに記憶されている求人を閲覧することができるユーザインターフェースを生成することができる。採用担当者は特定の求人を選択することができ、それに応答して、交換システムは選択された求人に関するさらなる詳細を表示するユーザインターフェースを生成することができる。交換システムは、例えば、求人レコードからのデータにアクセスし、それをユーザインターフェースに提示することができる。
【0086】
図10は、人材派遣事業体(例えば、採用担当者)が特定の求人に対する志望者を提出することができる例示的なユーザインターフェース画面1000を示している。交換システムは、例えば、採用担当者(例えば、人材派遣プラットフォームを介して交換システムにアクセスする採用担当者)のコンピュータシステムのディスプレイ上にユーザインターフェースを生成し提示することができる。採用担当者は、志望者を提出するために、ユーザインターフェースの様々なフィールドに情報を入力し、ドキュメントを添付し、選択を行い、または任意の他の適切な方法で志望者に関する情報を入力することができる。交換システムは、(例えば、ユーザが志望者を提出するのに応答して)情報を受信することができる。その後、交換システムは、データベース内に志望者のレコードを記憶することができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、提出された志望者を、交換システムのデータベース内の求人の記憶されているレコードにさらにマッピングすることができる。1つの例では、交換システムは、求人に対して提出された志望者の識別情報(複数可)を求人レコードに記憶することができる。例えば、交換システムは、交換システムのデータベース内に求人に対する各志望者の一意の識別子のマッピングを記憶することができる。別の例では、交換システムは、交換システムのデータベースに記憶されている志望者レコードに、志望者が提出されている仕事の識別情報を記憶することができる。
【0087】
1つの実施形態によれば、各人材派遣代理店は、交換システム内で1人または複数の志望者を規定および保存することを許可される。このような志望者は、応募者追跡システムすなわちATSなどの別のシステム内で事前に規定することができる。例えば、人材派遣プラットフォームは、ユーザが志望者を作成および規定するために使用することができる特定のATSソフトウェアシステム(Brassringなど)を使用することができる。ATSは、識別情報(例えば、名前、年齢)、連絡先情報(例えば、電子メール、電話)、履歴書(複数可)、添え状(複数可)、および志望者に関する他の情報などの志望者に関する情報を記憶することができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、人材派遣プラットフォームによって使用されるATSから志望者を取り出すことができる。図1に関して上述したように、交換システムは、それを介して特定のATSからの情報にアクセスすることができるAPIを含むことができる。交換システムは、例えば、特定の志望者に関するデータを取り出すことができる。別の例では、人材派遣代理店は、人材派遣代理店が使用するATSからの志望者を交換システムに提出することができる(例えば、APIを介して)。人材派遣代理店は、APIを介して志望者に関するデータを送信することができる。交換システムは、データを受信し、交換システムのデータベース内に志望者の志望者レコードを作成することができる。
【0088】
いくつかの実施形態において、交換システムは、データベース(例えば、労働者データベース104)内の労働者プール(例えば、労働者プール102)に記憶されている労働者を、求人と照合することができる。交換システムは、例えば、データベースに記憶されている労働者レコードを求人と照合することができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、労働者が求人への志望者として提出されるのに応答して、労働者を求人と照合することができる。別の実施形態では、交換システムは、記憶されている労働者レコードを求人と自動的と照合することができる。交換システムは、それぞれの雇用者のために働いた労働者の過去の履歴、求人に関連する労働者の技能、および/または他の要因に基づいて、記憶されている労働者レコードを照合することができる。交換システムは、人材派遣会社のユーザが労働者レコードにアクセスし、求人に対して労働者を提出することができるように、労働者レコードを維持することができる。いくつかの実施形態によれば、交換システムの労働者データベースは、個々の人材派遣コンピュータシステムが労働者レコードを記憶する必要性を排除することができる。
【0089】
次に、プロセス200は204に進み、交換システムは、ユーザが特定の志望者をプレビューおよび処理することができるようにする。ユーザは、例えば、志望者が提出された求人を提出した雇用者の雇用管理者または人事部の被雇用者であってもよい。交換システムは、それを介してユーザが志望者に関する情報にアクセスすることができるユーザインターフェースを提供することができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、ユーザが使用するコンピュータシステム上で交換インターフェースにアクセスすることができる。ユーザは、例えば、ブラウザアプリケーションを使用してウェブサイトを通じて交換インターフェースにアクセスすることができる。別の実施形態では、ユーザは、雇用者コンピュータシステムによって使用されるATSソフトウェアアプリケーションを使用して、交換システムからの志望者情報にアクセスすることができる。交換システムは、例えば、提出された志望者に関する情報をATSに送信することができる(例えば、APIを介して)。別の例において、交換システムは、ATSが交換システムのデータベースから(例えば、APIを介して)情報を取り出すことを可能にし得る。
【0090】
図11A図11Cは、雇用者が1つまたは複数の求人に対して提出された志望者を検討することを可能にする例示的なユーザインターフェース画面を示す。例えば、図11Aは、雇用者が閲覧することができる雇用者が掲載した求人のリストを表示するユーザインターフェース画面1100を示している。リストは、例えば、保留中および/または期限切れの志望者、勤務地、職名、有効期限および他の情報など、各求人に関する情報を表示することができる。実施形態は、表示され得るいかなる特定のタイプの情報にも限定されない。交換システムは、交換システムのデータベースに記憶されている求人レコードからユーザインターフェースに情報をデータ投入することができる。ユーザは、特定の求人を選択して、選択した求人に対して提出されている志望者を閲覧することができる。図11Bは、所与の求人に対して提出されている志望者を示す例示的なユーザインターフェース画面1110を示している。交換システムは、交換システムのデータベースからの提出レコードにアクセスして、求人に対して提出された志望者に関するユーザインターフェース画面内の情報にデータ投入することができる。
【0091】
図11Cは、ユーザが(例えば、雇用のために)志望者を受け入れるために使用することができる例示的なユーザインターフェース画面1120を示している。ユーザは、例えば、図11Bに示されるユーザインターフェース画面から特定の志望者を選択することにより画面にアクセスすることができる。雇用者は、提出された志望者に関する追加の情報を検討することができる。交換システムは、提出された志望者のオプションを提供することができる。例えば、交換システムは、ユーザが、雇用者が関心がないことを示すためのオプションを提供することができる。交換システムは、付加的または代替的に、ユーザが、雇用者が志望者を受け入れたいと思っていることを示すためのオプションを提供することができる。ユーザインターフェース画面1120および1122に示されるように、雇用者は、志望者を受け入れることを選択することができる。交換システムは、ユーザインターフェース画面1122において雇用者が受け入れを確認することを要求することができる。交換システムはさらに、以下でさらに詳細に説明するように、志望者がすでにその仕事に対して提出されているか否か(例えば、別の採用担当者によって提示されており、管理者によって受け入れられているか否か)を判定することができる。この場合、交換システムは、例えば、志望者がすでにシステム内に存在していることを雇用者に示すユーザインターフェース画面1124を生成することができる。雇用者は、インターフェース画面1124に示すように、志望者をそれでも受け入れるまたはキャンセルすることを可能にされ得る。
【0092】
いくつかの実施形態では、ユーザが求人に対する志望者の受け入れを示すと、交換システムは、志望者をコンピュータシステム(例えば、雇用者コンピュータシステム)にエクスポートすることができる。1つの例では、雇用者コンピュータシステムは、ATS(例えば、Brassring)を使用することができる。ユーザが志望者を受け入れることに応答して、交換システムは、雇用者コンピュータシステムによって使用されるATSに志望者のレコードを送信することができる。交換システムは、例えば、雇用者ATSへのインターフェースを提供するAPIを介して志望者を送信することができる。いくつかの実施形態では、その後、志望者は、求人に対する志望者として雇用者コンピュータシステムに記憶され得る。
【0093】
いくつかの実施形態において、交換システムは、提出された志望者がコンピュータシステム(例えば、雇用者コンピュータシステム)内にすでに存在するか否かを判定することができる。交換システムは、志望者のデータレコードにアクセスして、志望者がそれぞれのコンピュータシステムにすでに提出されているか否かを判定することができる。例えば、交換システムは、求人および/または志望者レコード内で志望者が求人に対して受け入れられているという、記憶されているレコードを識別することができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、一意の識別(例えば、一意の英数字識別子)を用いて各志望者を識別することができる。交換システムは、例えば、識別子を有する志望者が雇用者コンピュータシステムに(例えば、ATSに)記憶されているか否か、および/または求人に関連付けられているか否かを判定することにより、志望者が提出されているか否かを判定することができる。別の例では、交換システムは、交換システムのデータベースに記憶されているレコードの求人に対して識別子が受け入れられているか否かを判定することができる。
【0094】
いくつかの実施形態によれば、志望者がコンピュータシステム内に存在することを交換システムが識別すると、交換システムは、志望者がコンピュータシステムにすでに記憶されていることをユーザに示す警告を生成することができる。例えば、図11Cに示されるように、システムは、志望者が雇用者コンピュータシステムのATSにすでに存在することをユーザに示す警告メッセージを生成することができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、志望者の受け入れおよび新しい応募の作成を継続するためのオプションをユーザに提供することができる。交換システムはさらに、受け入れをキャンセルするためのオプションを提供することができる。別の実施形態では、交換システムにより、ユーザは、志望者の既存のレコードを求人に関連付けることができる。
【0095】
志望者が仕事に対して提出された後、プロセス200はブロック205に進み、システムが、1人または複数のユーザが、その志望者が紹介されるまで、雇用プロセスを通じて志望者を追跡することを許可する。交換システムは、雇用者コンピュータシステムおよび/または人材派遣プラットフォームから受信される更新に基づいて、志望者に関連付けられたレコードおよび/または求人レコードを更新することができる。例えば、雇用管理者または人事担当者は、雇用プロセスの様々な段階(例えば、電話面接、最初の面接、2回目の面接、オファー、採用)において志望者のステータスを更新することができる。交換システムは、交換システムのデータベース内の志望者のレコードを自動的に更新することができる。いくつかの実施形態によれば、交換システムはさらに、他のコンピュータシステム内の志望者のステータスを更新することができる。例えば、雇用者コンピュータシステム(例えば、雇用者が使用するATS)内の更新に応答して、交換システムは、人材派遣プラットフォーム(例えば、人材派遣コンピュータシステムが使用するATS)内の志望者ステータスを自動的に更新することができる。このようにして、交換システムは、志望者の紹介に関係するすべての事業体にわたって志望者ステータスレコードを同期させることができる。
【0096】
求人に対する志望者の紹介後、プロセス200はブロック206に進み、システムが、紹介後の志望者の追跡を継続する。システムは、様々な実施形態に従って、ブロック206における雇用後追跡を可能にする。本発明者らは、従来のシステムでは、一般に、その志望者の紹介後に応募者を見ることができないことを理解している。例えば、志望者の紹介が完了した後、紹介後活動に関連付けられる任意の機能(例えば、請求、支払いの分配)は、従来のシステムでは実行することができない。
【0097】
いくつかの実施形態では、志望者の紹介後、交換システムは、この時点で労働者として参照される場合がある、紹介された志望者のステータスを追跡することができる。いくつかの実施形態では、労働者は、時間制限のある仕事(例えば、契約)のために雇用された一時労働者であり得る。交換システムは、例えば、労働者が働き始めたか否か、および/または労働者のオンボーディングステータスを追跡することができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、志望者の紹介を完了するために、人材派遣プラットフォームと雇用者コンピュータシステムとの間のハンドシェイクプロセスを実行することができる。そのようなハンドシェイクを完了するために交換システムが実行することができる例示的なプロセスが、図6A図6Bを参照して以下に説明される。
【0098】
様々な実施形態によれば、交換システムは、ブロック206において志望者を紹介した後のタイムシート管理機能を提供することができる。そのような実施形態では、志望者の紹介後、プロセス200はブロック207に進み、交換システムが、雇用者、人材派遣代理店、その被雇用者、および交換システム(例えば、スカウト(scout))によるものなどの様々なタイムシート機能を提供する。いくつかの実施形態では、交換システムは、タイムシートデータを追跡するために複数の事業体とやり取りすることができる。交換システムは、雇用者コンピュータシステム、人材派遣プラットフォーム、および労働者(例えば、被雇用者)によって使用されるコンピュータシステムとやり取りすることができる。1つの例では、交換システムは、クライアントコンピュータシステムを介して労働者によって提出されたタイムシートを受信し得る。交換システムは、タイムシートを記憶し、および/またはそれを雇用者コンピュータシステムに送信することができ、雇用者コンピュータシステムにおいて、ユーザ(例えば、管理者)がタイムシートを承認することができる。交換システムはさらに、タイムシートの承認を記憶することができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、タイムシートが管理者によって拒絶された場合にタイムシートを労働者コンピュータシステムに返送するか、またはタイムシートを修正するように労働者に要求することができる。
【0099】
いくつかの実施形態によれば、交換システムはさらに、記憶されているタイムシートデータを使用して請求書を生成することができる。本発明者らは、従来のシステムは、志望者の紹介に関与する支払い当事者への請求書を生成するために必要なデータ(例えば、タイムシートデータ)にアクセスすることができないため、志望者の紹介に関する請求書を自動的に生成することができないことを理解している。志望者紹介プロセスに関与する事業体の複数のコンピュータシステムとのインターフェースを含む交換システムは、この機能を提供するために複数の異なるシステムとやり取りすることができる。
【0100】
次に、プロセス200はブロック208に進み、いくつかの実施形態によれば、交換システムが、供給元のオンボーディング、ならびに請求書の作成および管理、ならびにシステム間の協調などの追加機能を実行し、これらすべての事業体間の効率を向上させることができる。いくつかの実施形態によれば、交換システムは、複数のコンピュータシステムとやり取りすること、複数のシステムからのデータにアクセスすること、および/または交換システムのデータベースに記憶されているデータにアクセスすることによって、請求書を生成することができる。請求書を生成するために複数のシステムとやり取りするために交換システムが実行することができる例示的なプロセスは、図3A図3Bを参照して以下で説明される。
【0101】
次に、プロセス200は続いて209に進み、交換システムが他の機能を実施することができる。いくつかの実施形態では、交換システム報告および分析機能。いくつかの実施形態において、交換システムは、志望者紹介に関与する事業体のコンピュータシステムからの情報(例えば、データ)にアクセスして、紹介プロセスに関する報告および分析を生成することができる。1つの例では、交換システムは、志望者および/または雇用された労働者の資格に関する統計など、雇用プロセスに関する統計を計算し、表示することができる。交換システムは、紹介プロセスに関するレポートをさらに生成することができる。レポートは、例えば、紹介に関与する人間(採用担当者、雇用管理者、雇用者、人材派遣代理店など)のアイデンティティをキャプチャすることができる。交換システムは、レポートを生成し、ユーザインターフェースにおいてユーザ(複数可)に提示することができる。
【0102】
図3A図3Bは、交換システム302(例えば、スカウト)と、(1)雇用者コンピュータシステム301、(2)人材派遣コンピュータシステム303、および(3)労働者コンピュータシステム304とのやり取り300を示す流れ図である。1つの例では、交換システムは、本発明の1つの実施形態に従って、一時労働者を管理するために、図3A図3Bに示されるやり取りを実行することができる。
【0103】
本明細書では、一時労働者を参照して例示的な実施形態を説明しているが、実施形態は、いかなる特定のタイプの労働者の管理にも限定されない。実施形態はこれに関して限定されないため、本明細書で説明されるプロセスは、他のタイプの労働者(例えば、パートタイム、常勤、フルタイム)について実施および/または適合させることができる。さらに、交換システムは、本明細書に図示または説明されていない他の機能およびやり取りを実行するように構成されてもよい。交換システムは、本明細書に図示または説明されていない他のシステムとやり取りすることもできる。
【0104】
志望者は、交換システムによって受信および記憶することができ、交換システムは、雇用者コンピュータシステムに、受信された志望者のショートリストを自動的に提供することができる。そのような情報は、応募者追跡システムに受信され、その志望者は特定の雇用者によって作成された求人掲載について雇用される可能性がある。雇用に応答して、交換システム内で志望者のステータスを更新することができ、その雇用された志望者を特定の人材派遣会社とリンクするレコードをその雇用された志望者に関連付けることができる。その後、紹介された志望者に関連付けられる操作を、その特定の人材派遣会社にリンクさせることができる。1つの例では、人材派遣会社はその特定の志望者によって行われた仕事に基づいて支払いを受けることができ、したがって、志望者が紹介された後に志望者に関連付けられる情報を追跡することが有用であり得る。
【0105】
1つの実施形態によれば、ブロック305に示されるように、雇用者は一時的な求人を作成することができ、対応する仕事エントリを交換システムに掲載することができる。いくつかの実施形態では、雇用者は、雇用者コンピュータシステム301内に求人を作成することができる。次に、ブロック306において、雇用者コンピュータシステム301は、交換システム302に求人を送信することができる。雇用者コンピュータシステム301は、例えば、図1および図2を参照して上述したように(例えば、交換システム302のAPIを介して)交換システムに求人を送信することができる。掲載に応答して、ブロック308において、交換システム302は仕事を分析することができる。交換システム302は、例えば、図2を参照して上述したように仕事を分析することができる。例えば、交換システム302は、仕事の1つまたは複数の属性(例えば、職名、開始日、終了日、給与、請求レート、必要な技能)を識別し、さらに交換システム302のデータベースに仕事のレコードを記憶することができる。交換システム302はさらに、有効性について(例えば、日付を検証するために)仕事をさらに分析することができる。いくつかの実施形態では、ブロック310に示されるように、交換システム302は、1つまたは複数の人材派遣会社に仕事を推薦することができる。いくつかの実施形態では、交換システム302は、求人レコードに関連するデータを人材派遣会社303に送信することができる。いくつかの実施形態では、交換システム302は、仕事を人材派遣コンピュータシステム(例えば人材派遣プラットフォーム)に送信することができる。交換システム302は、例えば、図2を参照して上述したように仕事情報を送信することができる。例えば、交換システム302は、交換システム302のAPIを介して人材派遣コンピュータシステム303と求人レコードを送信することができる。ブロック312において、人材派遣コンピュータシステム303のユーザ(例えば、採用担当者)は、(例えば、ユーザインターフェースビューにおいて)仕事にアクセスすることができる。いくつかの実施形態では、交換システム302は、仕事を人材派遣コンピュータシステムに定期的に提出することができる。人材派遣会社の被雇用者は、コンピュータインターフェースを通じて、志望者を紹介するための仕事を検索する(または、その特定の人材派遣代理店に関連付けられる新しい仕事の指示を受信する)ことができる。ブロック314において、採用担当者は、人材派遣コンピュータシステムを通じてプログラムにより1人または複数の志望者を提出することができる。いくつかの実施形態において、人材派遣コンピュータシステムは、求職者のレコードを維持するために応募追跡システム(ATS)を使用することができる。採用担当者は、ATSを通じて求人に対して志望者を提出することができる。交換システム302は、例えば、人材派遣コンピュータシステム303が使用するATSへのAPIを含むことができ、それを介して交換システム302は人材派遣コンピュータシステムから志望者を受信および/または志望者にアクセスすることができる。
【0106】
いくつかの実施形態では、採用担当者は、求人に対する志望者を交換システム302に提出することができる。交換システム302は、ブロック316に示されるように、志望者を検討し、志望者をショートリストに載せることができる。いくつかの実施形態では、交換システム302は、志望者をフィルタリングすることができる。交換システム302は、志望者の質および/またはアイデンティティに関連するデータによって志望者をフィルタリングし、志望者が所与の仕事レコードに適切であるか否かを判定することができる。1つの例では、交換システム302は、志望者が以前に(例えば、過去に別の採用担当者によってまたは同じ採用担当者によって)その仕事に対して提出されたか否かを判定することができる。交換システム302は、例えば、志望者に関連付けられた一意の識別子が交換システム302のデータベース内の求人に関連付けられるか否かを判定することができる。いくつかの実施形態では、交換システム302は、他の属性が仕事の要件(例えば、賃金レート、雇用時間)と一致するか否かを判定することができる。いくつかの実施形態では、交換システム302はさらに、ユーザ(例えば、交換エージェント)が志望者を検討することおよび/または志望者をフィルタリングすることを可能にし得る。
【0107】
いくつかの実施形態では、人材派遣コンピュータシステム303は、志望者を雇用者301に送信することができる。人材派遣コンピュータシステム303は、交換システム302を介して雇用者コンピュータシステム301に志望者を送信することができる。ユーザは、交換システム302に志望者を提出することができ、交換システム302は、提出された志望者を雇用者コンピュータシステム301に送信することができる。例えば、交換システム302は、人材派遣APIを介して人材派遣システム303(例えば、人材派遣ATS)から志望者を受信し、雇用者APIを介して雇用者コンピュータシステム301(例えば、雇用者ATS)に志望者を送信することができる。
【0108】
ブロック318において、雇用者301は、仕事に対して志望者を検討することができる。ブロック320において、雇用者は志望者を受け入れることができる。いくつかの実施形態では、雇用者は、雇用者コンピュータシステム301によって使用されるATSに志望者を受け入れることができる。例えば、志望者は、雇用者コンピュータシステム301によって使用されるATS内に仕事に対する志望者として記憶することができる。いくつかの実施形態では、ブロック322に示されるように、雇用者は志望者ステータスを更新することができる。雇用者は、志望者ステータス更新の指示を交換システム302に送信することができる。ブロック324において、交換システム302は、志望者のステータスを(例えば、交換システム302のデータベース内で)更新することができる。いくつかの実施形態では、交換システム302は、雇用者コンピュータシステム301からの指示の受信に応答して志望者ステータスを更新することができる。指示は、例えば、雇用プロセスにおける志望者のステータスに関する更新された情報に関連するデータを含むメッセージを含んでもよい。交換システム302は、交換システム302のデータベース内のメッセージ内の情報に基づいて志望者レコードを更新することができる。
【0109】
いくつかの実施形態によれば、ブロック326において、雇用者は、志望者のステータスを雇用済みに更新することができる。これは、志望者が雇用者に雇用されたことを示すことができる。いくつかの実施形態では、雇用者コンピュータシステム301は、志望者のステータスが雇用済みに更新されたという指示を交換システム302に送信することができる。交換システム302は、(例えば、交換システム302のデータベース内の)志望者ステータスも更新することができる。いくつかの実施形態では、交換システム302は、雇用者コンピュータシステム301からの指示の受信に応答して志望者ステータスを雇用済みに更新することができる。志望者のステータスが雇用済みに更新されると、雇用者はさらに、雇用された志望者を労働者326としてオンボーディングするための他のプロセスを実行することができる。
【0110】
本発明者らは、交換システム302が、複数の異なる事業体とやり取りすることにより、従来のシステムでは不可能な様式で複数の志望者の更新されたレコードを維持することができることを認識および理解している。従来の人材派遣システムと雇用者システムとはまったく異なり、切り離されているため、志望者情報の中央ストレージレコードは存在しない。その結果、まったく異なるシステムのデータベースは、多くの場合、志望者レコードの記憶に関して非同期で信頼性が低くなる。交換システム302は、志望者紹介の正確で効率的な最新の追跡を可能にする。
【0111】
雇用後、被雇用者をオンボーディングすることができ、そのために、雇用者システムおよび交換はプログラムによるオンボーディングプロセスを実行することができる。交換システムは、他のワークフローの中でも、顧客請求書の生成、人材派遣会社への支払い、支払いおよびプロセス調整の追跡など、複数の異なるワークフローにおいて1つまたは複数のコンピュータシステムとやり取りすることができる。分散システムは、人材派遣会社のソフトウェアプラットフォームまたは他のシステムなど、他のシステムとインターフェースする、および/または他のシステムに常駐する複数の他の構成要素も含むことができる。労働者には、1つまたは複数のワークフローに含まれる複数の異なるインターフェースおよび/または機能を提供することができる。例えば、労働者は、他の機能の中でも、タイムシートの作成および表示、承認を得るためのタイムシートの提出、拒絶されたタイムシートの編集と再提出を許可され得る。
【0112】
図2を参照して上述したように、交換システム302はさらに、タイムシートの管理に関連付けられる機能を有効にすることができる。労働者は、労働者コンピュータシステム304を介してタイムカードにアクセスすることができる。ブロック334および336において、労働者はタイムカードにアクセス、これを閲覧、作成し、および/または編集することができる。タイムシートには、労働者が実行した労働の記録を含めることができる。タイムシートには、例えば、1つまたは複数の作業に費やされた時間、勤務した時間の日付、取得した休暇時間、有給休暇、および/または他の情報に関する情報を含めることができる。ブロック338において、労働者はタイムシートを提出することができる。
【0113】
いくつかの実施形態では、労働者はタイムカードを交換システム302に提出することができる。例えば、タイムシートの提出に応答して、労働者コンピュータシステム304はタイムシートを交換システム302に送信することができる。いくつかの実施形態では、ブロック340に示されるように、交換システム302は、交換システム302のデータベースにタイムシートレコードを記憶することができる。いくつかの実施形態では、交換システム302は、提出されたタイムシートからデータを抽出および記憶することができる。例えば、交換システム302は、APIを介して雇用者コンピュータシステム304からタイムシートを受信することができる。それに応答して、交換システム302は、タイムシートからデータを抽出することができる。交換システム302は、交換システム302のデータベースに労働のレコード、および労働に費やされた時間を記憶することができる。
【0114】
いくつかの実施形態では、労働者はさらに、タイムシートを雇用者に(例えば、雇用者コンピュータシステム301に)提出することができる。労働者は、交換システム302を介して雇用者にタイムシートを提出することができる。例えば、労働者コンピュータシステム304はタイムシートを交換システム302に送信することができる。次に、交換システムは、タイムシートを記憶し、タイムシートを雇用者コンピュータシステム301に送信することができる。
【0115】
ブロック342において、雇用者は承認するために提出されたタイムシートを検討することができる。雇用者コンピュータシステム301は、自動検証を実行することができる。付加的または代替的に、雇用者コンピュータシステム301は、ユーザ(例えば、管理者)が提出されたタイムシートを検討することを可能にすることができる。ブロック344において、雇用者は提出されたタイムシートを承認または拒絶することができる。雇用者がブロック344においてタイムシートを承認する場合、雇用者コンピュータシステム301は、承認の指示を交換システム302に送信することができる。交換システム302は、(例えば、指示の受信に応答して)交換システム302のデータベース内のタイムシートデータのレコードを更新することができる。交換システム302は、例えば、提出されたタイムシートの承認を示すメッセージを、雇用者コンピュータシステム301からAPIを介して受信することができる。
【0116】
ブロック344において雇用者がタイムシートを拒絶する場合、雇用者コンピュータシステム301は、拒絶の指示を交換システム302に送信することができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、タイムシートの拒絶に関して、交換システム302のデータベース内のデータを更新することができる。交換システム302は、例えば、提出されたタイムシートの拒絶を示すメッセージを、雇用者コンピュータシステム301からAPIを介して受信することができる。いくつかの実施形態では、ブロック348に示されるように、交換システム302はさらに、拒絶の指示に対する異議を決定することができる。例えば、交換システム302は、拒絶されたにもかかわらず、タイムシートはまだ記憶されるべきデータを含むと判定することができる。
【0117】
いくつかの実施形態では、交換システム302はさらに、タイムシートおよび/またはタイムシートデータを人材派遣コンピュータシステム303に送信することができる。いくつかの実施形態では、交換システム302は、承認されたタイムシートを送信することができる。いくつかの実施形態では、交換システム302は、承認されたタイムシートおよび異議を唱えられているタイムシートを送信することができる。
【0118】
いくつかの実施形態では、タイムシートが承認されない場合、雇用者は編集および/または再提出のためにタイムシートを労働者に返信することができる。1つの実施形態では、雇用者コンピュータシステム301は、交換システム302を介してタイムシートを労働者コンピュータシステム304に返信することができる。交換システム302は、例えば、タイムシートを編集または再提出する必要性の指示を受信することができる。ブロック346において、労働者は、拒絶されたタイムシートを編集および/または再提出することができる。タイムカードの再提出に応答して、タイムシートは、上記のように承認を求めるために雇用者コンピュータシステム301に送信することができる。
【0119】
いくつかの実施形態では、ブロック354において、1つまたは複数のタイムシートが記憶された後、交換システム302は、記憶されているタイムシートデータを使用して請求書を生成することができる。交換システム302は、例えば、交換システム302のデータベースに記憶されているタイムシートデータを使用して、請求書を生成することができる。交換システム302は、例えば、志望者の紹介に関与する1つまたは複数の事業体(例えば、人材派遣会社、交換システムの管理者)に支払うための請求書を生成することができる。交換システム302はまた、タイムシートデータに加えて追加のデータを使用して、請求書を生成することもできる。
【0120】
ブロック356において、交換システム302は、生成された請求書を雇用者に送信する。いくつかの実施形態では、交換システム302は、請求書を雇用者コンピュータシステム301に送信することができる。交換システム302から請求書を受信すると、ブロック358において、雇用者は交換システム302(例えば、スカウト)に送金することができる。いくつかの実施形態では、雇用者コンピュータシステム302は、支払いを処理することができる交換システム302に電子支払いを送信することができる。いくつかの実施形態では、ブロック360に示されるように、交換システム302は、志望者の紹介に関与する人材派遣会社に支払いをすることができる。いくつかの実施形態では、交換システム302は、雇用者からの支払いの受信に応答して人材派遣会社に支払いを行うことができる。交換システム302は、例えば、人材派遣会社の口座に資金を自動的に分配することができる。いくつかの実施形態では、ブロック362に示されるように、交換システムは、支払いの追跡および調整の処理などの他の機能を実行することができる。例えば、交換システム302は、すべての当事者に正しい金額が支払われたことを確認することができる。別の例では、交換システム302は、(例えば、新しいおよび/または修正されたタイムシートに応答して)支払いを調整することができる。
【0121】
図4A図4Bは、本発明の様々な実施形態による分散コンピュータシステムにおいて仕事(例えば、求人)を作成するための例示的なプロセス400を示している。例えば、図4A図4Bは、応募者追跡システム(ATS)401、交換システム402(例えば、スカウト)、スカウトコンサルタントシステム403、および人材派遣会社システム404の間のやり取りを含むプロセスを示している。このようなプロセスは、複数の人材派遣会社内での仕事の作成および掲載に関係し得る。
【0122】
ブロック406において、ATSにおいて、ユーザは、インターフェース内で求人(例えば、臨時の求人)を作成することができる。インターフェースは、例えば、上記の図2および図9を参照して上述したように、交換システム402によって提供されてもよい。求人は、ATS401を使用して雇用者が記入すべき仕事の詳細を含むことができる。求人を作成した後、ブロック408において、求人をATS401(例えば、ATS401のストレージ)にプッシュすることができる。次に、ブロック410において、求人が掲載される。いくつかの実施形態では、ATSは、交換システム402に新しい求人を掲載することができる。掲載されると、ATSはデータ同期プロセスを使用して交換システム402に求人レコードを送ることができる。交換システムは、定期的に新しい求人を探し、交換コンサルタントシステムに情報を送ることができる。
【0123】
いくつかの実施形態では、ブロック412に示されるように、交換システム402は、ATS401とのデータ同期により求人を受信することができる。交換システム402は、例えば、ATS内で生成された1つまたは複数の新しい求人が交換システム402内で同期されるデータ同期プロセスを実行することができる。いくつかの実施形態では、交換システム402は、交換システム402がATS401とやり取り(例えば、通信)するために使用するAPIを介して、新しい求人に関連付けられるデータを受信することができる。いくつかの実施形態では、交換システム402は、定期的な時間間隔をおいて同期を実行することができる。いくつかの実施形態では、交換システム402は、ATS401からの新しい求人の指示の受信に応答して同期を実行することができる。
【0124】
ブロック414において、交換システム402は、求人が打ち切られたか否かを判定することができる。例えば、データ同期プロセス中に、求人に対し志望者が紹介された場合、交換システム402は、求人が打ち切られたという指示を受信することができる。これが事実であると交換システム402が判定した場合、交換システム402はブロック416に進むことができ、交換システム402は、オープン求人のリストから求人を削除する。例えば、交換システム402は、交換システム402のデータベース内の求人のステータスを変更することができる。さらに、交換システム402は、(例えば、採用担当者または人材派遣プラットフォームによる)求人へのアクセスを削除することができる。
【0125】
ブロック418において、交換システム402は、求人が新しい求人であるか否かを判定する。例えば、交換システム402は、交換システム402のデータベースに求人が存在するか否かをチェックして、求人が新しいものであるか否かを判定することができる。交換システム402は、求人が新しい求人であると判定した場合、ブロック420に進み、交換システム402が、交換システム402内に求人のリストを作成する。例えば、交換システム402は、人材派遣プラットフォームによって閲覧およびアクセスすることができるものとして、求人を含むことができる。
【0126】
いくつかの実施形態では、交換システム402内のリストを決定すると、交換システム402は、さらに、求人に関連付けられる追加のプロセスを開始することができる。例えば、交換システム402は、ユーザ403(例えば、コンサルタント)が求人に関連付けられる活動を実行することを可能にし得る。1つの実施形態では、交換コンサルタントは、掲載を検討し、交換システム402に応答して、仕事リストを送るための1つまたは複数の適切な人材派遣会社を決定する。例えば、コンサルタントは、ブロック422において、交換システム402からメッセージ(例えば、電子メール)を自動的に受信することができる。次いで、コンサルタントは、ブロック424において取り込みコールを実施し、ブロック426において仕事に関する追加の詳細を更新することができる。
【0127】
1つの実施形態によれば、交換システムは、特定の仕事の1つまたは複数の好ましい供給元を追跡し、好ましい供給元が所定の時間(例えば、48時間)にわたってこれらの紹介にアクセスすることができるようにすることができる。その後、人材派遣会社は、特定のリストを閲覧およびこれに応答することを許可され得る。ブロック428において、コンサルタント403は、選択された供給元セットのみが仕事にアクセスすべきか否かを判定する(例えば、人材派遣会社を選択する)ことができる。その場合、コンサルタントはブロック430において供給元を選択することができる。ブロック432において、交換システム402は、選択された供給元のための求人のリストを掲載することができる。1つの例では、交換システム402は、交換システム402のデータベース内の求人レコードにアクセスする許可を更新することができる。別の例では、交換システム402は、(例えば、特定のユーザ名が求人にアクセスすることができるようにすることにより)選択された特定の供給元のみが求人を利用することができるようにすることができる。
【0128】
図12A図12Bは、それを介してスカウトコンサルタント403が好ましい供給元を選択する(例えば、特定の人材派遣会社(複数可)および/または特定の採用担当者(複数可)を選択する)ことができる例示的なユーザインターフェース画面を示す。スカウトコンサルタント403は、例えば、1人または複数の特定の採用担当者を選択することができる。次に、スカウトコンサルタント403は、選択された供給元に仕事を掲載するためのオプションを選択することができる。図12Aは、それを介してコンサルタントが好ましい供給元を選択することができる例示的なユーザインターフェース画面1200を示している。例えば、採用担当者は、特定の人材派遣会社および/または人材派遣会社の特定の採用担当者を選択することが可能であり得る。図12Bは、それによってコンサルタントが仕事を交換に掲載するか、または好ましい供給元(例えば、画面1200で選択された供給元)のみに掲載することを選択することができる例示的なユーザインターフェース画面1210を示す。交換システム402は、採用担当者選択を受信し、その後、通知を送信し、ユーザアクセスを提供し、またはコンサルタント選択に基づく他の措置を実行することができる。
【0129】
ブロック434において、交換システム402は、人材派遣会社(複数可)404に通知を送信して、人材派遣会社に掲載された仕事を通知することができる。いくつかの実施形態では、掲載された仕事に対する人材派遣会社の選択に応答して、交換システム402は、人材派遣会社に関連付けられる1人または複数のユーザ(例えば、採用担当者)に通知を自動的に送信することができる。1つの例では、交換システム402は、求人掲載に関する電子メールを採用担当者(複数可)に送信することができる。いくつかの実施形態では、交換システム402は、付加的にかつ/または代替的に、人材派遣会社の人材派遣プラットフォームに仕事情報を送信することができる。例えば、交換システム402は、仕事に関する情報を記憶するデータレコードを人材派遣プラットフォームに送信することができる。データレコードは、データレコード内の情報によって人材派遣プラットフォームを更新することができる。
【0130】
ブロック436において、交換システム402は、人材派遣会社404が、交換システム402によって提供されるインターフェース内で仕事を閲覧することを可能にすることができる。いくつかの実施形態では、交換システム402は、それによって人材派遣会社が仕事を閲覧することができるインターフェースを提供することができる。交換システム402は、例えば、人材派遣会社404が閲覧することができる仕事を、人材派遣会社404がアクセス権を与えられた仕事に制限することができる。1つの実施形態では、交換システム402は、求人掲載の許可を記憶することができ、それに従って、交換システム402は、いずれのユーザ(例えば、いずれの人材派遣会社)が特定の仕事へのアクセス権を有するかを決定する。交換システム402は、記憶されている許可に基づいて、交換システム402によって提供されるインターフェースにおいて、人材派遣会社404(例えば人材派遣会社のユーザ)が見ることができるものを制限することができる。
【0131】
再びブロック428に戻り、コンサルタントが、選択された供給元セットのみが仕事にアクセスすべきか否かを判定する(例えば、人材派遣会社を選択する)ことができ、コンサルタント403が、仕事が好ましい供給元のセットに限定されないと判定した場合、ブロック442に示すように、交換システム402は、すべての供給元(例えば、人材派遣会社および/または採用担当者)に仕事を掲載することができる。いくつかの実施形態では、交換システム402は、仕事レコードを仕事レコードのリポジトリ(例えば、スカウトマーケットプレイス(Scout Marketplace))に送信することができる。例えば、交換システム402は、仕事レコードをスカウトマーケットプレイスに掲載することができる。
【0132】
ブロック444において、交換システム402は、スカウトマーケットプレイスに掲載された仕事を分析することができる。いくつかの実施形態では、交換システム402は、図2を参照して上述したように、スカウトマーケットプレイス内の仕事レコードに基づいて仕事に関する1つまたは複数の詳細を決定することができる。ブロック446において、いくつかの実施形態に従って、交換システム402は、仕事を共有すべき1つまたは複数の推薦供給元を決定することができる。いくつかの実施形態では、交換システム402は、仕事レコード444の分析に基づいて供給元(複数可)を決定することができる。例えば、交換システム402は、仕事が、1つまたは複数の供給元と頻繁に協働している雇用者に関連付けられると判定し得る。交換システム402は、1つまたは複数の供給元および/または雇用者の記憶されているやり取りのレコードにアクセスし、レコードに基づいて、供給元が雇用者と頻繁に協働していることを判定することができる。この場合、交換システム402は、供給元(複数可)を推薦供給元として決定することができる。実施形態は、これを行ういずれの特定の方法にも限定されないため、交換システム402は推薦供給元を決定する他の方法を使用することができる。例えば、交換システム402は、仕事の賃金率、場所、条件、必要な経験レベル、および/または仕事の他の詳細に基づいて、好ましい供給元を決定することができる。交換システム402は、仕事に関連付けられた記憶されている仕事レコードからそのような詳細にアクセスすることができる。
【0133】
ブロック438において、交換システム402は、人材派遣会社404に通知を送信して、掲載された仕事を人材派遣会社404に通知することができる。いくつかの実施形態では、掲載された仕事に対する推薦供給元(例えば、人材派遣会社)の選択に応答して、交換システム402は、人材派遣会社に関連付けられる1人または複数のユーザ(例えば、採用担当者)に通知を自動的に送信することができる。1つの例では、交換システム402は、求人掲載に関する電子メールを採用担当者(複数可)に送信することができる。いくつかの実施形態では、交換システム402は、付加的にかつ/または代替的に、人材派遣会社の人材派遣プラットフォームに仕事情報を送信することができる。例えば、交換システム402は、仕事に関する情報を記憶するデータレコードを人材派遣プラットフォームに送信することができる。データレコードは、データレコード内の情報によって人材派遣プラットフォームを更新することができる。いくつかの実施形態によれば、交換システム404はさらに、推薦される人材派遣会社404が、上述のようにブロック436において交換システム402によって提供されるインターフェース内で仕事を閲覧することを可能にし得る。
【0134】
図5A図5Cは、本発明の1つの実施形態による、分散コンピュータシステムにおいて労働者(例えば、一時労働者)を仕事(例えば、求人)に紹介するための例示的なプロセス500を示す。例えば、例として、図5A図5Cは、雇用者における応募者追跡システム(ATS)501、交換システム502(例えば、交換システム101)、スカウトコンサルタントシステム503、および人材派遣会社システム504(例えば、人材派遣プラットフォーム)の間のやり取りを含むプロセスを示している。
【0135】
ブロック506において、交換システム502は、仕事を1つまたは複数の人材派遣会社に掲載することができる。図2を参照して上述した通りである。いくつかの実施形態によれば、ブロック508において、交換システムは、それぞれの人材派遣会社(例えば人材派遣会社システム504を使用する)が好ましいまたは推薦される供給元(例えば人材派遣会社または採用担当者(複数可))であるか否かを判定することができる。1つの実施形態に従って、ブロック512において、人材派遣会社が好ましい供給元である場合、人材派遣会社には、図4を参照して上述したように、交換システム102における新しい仕事に関する通知が送られ得る。例えば、人材派遣システム504のユーザ(例えば、採用担当者)は、交換システム502内の新しい仕事についての電子メールを受信することができる。1つの実施形態に従って、供給元が好ましい供給元または推薦供給元ではない場合、供給元は交換システム502内で仕事を探すことができる。例えば、交換システムは、好ましいおよび/または推薦供給元専用に指定された期間が経過した後、好ましくないまたは推薦されていない供給元が仕事にアクセスすることを可能にすることができる。いくつかの実施形態では、交換システム502は、その仕事の仕事レコードを記憶する中央リポジトリを有することができる。例えば、交換システム502は、図1を参照して上述したように、仕事レコードを記憶するデータベースを有することができる。
【0136】
いくつかの実施形態では、交換システム502は、いずれのユーザ(複数可)が一定期間(例えば、1日、2日、1週間、1ヶ月など)にわたって仕事にアクセスすることができるかをさらに制限することができる。交換システム502は、好ましい供給元および/または推薦供給元に対しある期間にわたって仕事へのアクセスを制限し、その後、他の供給元へアクセスを許可することができる。例えば、交換システム502は、好ましい供給元および/または推薦供給元のユーザインターフェースに仕事を表示しながら、好ましくない供給元および/または推薦されていない供給元のユーザインターフェースに仕事が表示されないように制限することができる。いくつかの実施形態では、交換システム502は、交換システム502のデータベースに様々な供給元(例えば、人材派遣会社(複数可)、採用担当者(複数可))に対する許可を記憶することができる。交換システム502は、記憶されている許可を使用して、いずれの供給元が所与の仕事にアクセスすることができるかを決定することができる。1つの実施形態によれば、ブロック512において、ユーザは、一定期間後(例えば、2日後)に仕事を探すことができる。この期間は、例えば、排他的期間として参照される場合がある。
【0137】
その後、ブロック514~516において、人材派遣会社システム504のユーザは、その特定の仕事のリスト詳細を検討することができる。ユーザは、例えば、仕事を保存し、仕事の志望者の探索に取り組むことができる。いくつかの実施形態において、使用は、可能性のある志望者を求めて人材派遣システム504を検索することができる。人材派遣システム504は、志望者レコードを追跡するために使用される応募追跡システム(ATS)を備えることができる。ブロック518において、人材派遣会社は、考慮されるべき1人または複数の志望者を提出することもできる。いくつかの実施形態では、ブロック520において、人材派遣システム504が仕事に対する志望者を提出すると、交換コンサルタントはコンサルタントシステム503を介して新しいリストを検討することができる。1つの例では、コンサルタントシステム503は、ブロック522においてコンサルタントが履歴書を検討することを可能にし得る。交換システム502は、例えば、コンサルタント503に、履歴書を閲覧するためのユーザインターフェースを提供することができる。いくつかの実施形態では、コンサルタント503はさらに、ブロック524において、コンサルタントシステムを介して質問することができる。いくつかの実施形態では、コンサルタントシステム503は、スカウトコンサルタントシステム503を介して提出された質問を人材派遣会社システム504に送信することができる。ブロック525において、人材派遣会社(例えば、人材派遣会社の採用担当者)は、志望者について受信した質問に応答することができる。
【0138】
いくつかの実施形態では、交換システム502が志望者の提出を受信すると、交換システム502は、記憶されている労働者レコード(例えば、一時労働者レコード103)を仕事と照合することができる。例えば、交換システム502が以前の提出において志望者を受信したとき、または人材派遣会社のユーザが志望者に関する情報を入力してあったときに、交換システム502は、志望者に関連付けられる労働者レコードを以前に記憶している場合がある。交換システム502が現在の仕事に対し同じ志望者の提出を受信すると、交換システム502は、労働者の記憶されているプールからの労働者の提出を記憶することができる。記憶されている労働者のプールは、人材派遣会社504に関連付けられ得る。1つの事例において、提出された志望者の労働者レコードが存在しない場合、交換システム502は、労働者を他の仕事に対して後に提出するのに使用するために、労働者レコードを生成して交換システムのデータベース(例えば、労働者データベース104)に記憶することができる。さらに、交換システム502は、労働者レコードをプール(例えば、プール102)にさらに記憶することができる。いくつかの実施形態では、交換システム502は、そのプールを、プールに記憶されている労働者を提出した人材派遣会社に関連付けることができる。
【0139】
ブロック522において履歴書を審査した後、コンサルタントはさらに志望者526の処遇を決めることができる。いくつかの実施形態では、コンサルタントは、志望者がコンサルタントにとってその仕事に補充しようとする対象であるか否かを示すことにより志望者の処遇を決めることができる。志望者がコンサルタントにとって関心の対象である場合、またはそうでない場合にはポジションに関する認定または要件を満たす場合、交換コンサルタントはブロック528において志望者を交換システム502に提出することができる。しかし、志望者が仕事に対する関心の対象ではないことをコンサルタントが提出した場合、コンサルタントはブロック530において志望者を関心のないものとしてマークすることができる。いくつかの実施形態では、交換システム502は、志望者が特定の仕事に対して関心の対象ではないという指示を記憶するために、志望者に関連付けられた志望者レコードを更新することができる。いくつかの実施形態では、ブロック532において、人材派遣会社は、志望者が拒絶されたという指示を受信することができる。例えば、採用担当者(複数可)は、志望者が求人に対して拒絶されたことを示す電子メールを受信し得る。別の例では、交換システム502は、志望者が仕事に対する関心の対象ではないことを示すメッセージを人材派遣システム504に送信することができる。人材派遣会社システム504は、採用担当者(複数可)に対して、拒絶を示す警告を表示することができる。
【0140】
ブロック528において、コンサルタントは仕事に対する志望者を提出することができる。1つの実施形態では、交換は、システム内で規定された重複志望者があるか否かを判定することができる。いくつかの実施形態によれば、交換システム502は、ブロック534において、仕事に対して志望者が提出されるときに、重複する志望者が交換システム502に存在するか否かを判定することができる。オンライン雇用システムでは、複数の人材派遣会社(複数の採用担当者など)が仕事に対して同一の志望者を提出する場合がよくある。したがって、従来のシステムでは、いずれの採用担当者を志望者に関連付けるかを決定することができない。例えば、従来のシステムは、志望者に関していずれの採用担当者に連絡するか、および志望者が雇用された場合にいずれの採用担当者に支払うべきかを決定することができない。本発明の1つの態様によれば、特定の人材派遣会社のみが特定の紹介に対して支払われ得ると判定されるため、システムは重複志望者の可能性を排除する。1つの態様によれば、特定のポジションに対する志望者を掲載する最初の事業体が、金銭的利益を受ける。いくつかの実施形態によれば、交換システム502は、様々な仕事に対し提出された志望者の志望者レコードを維持する。交換システム502は、特定の採用担当者および/またはデータベース内の仕事レコードへの志望者のマッピングを記憶することができる。したがって、交換システム502は、交換システム502のデータベースに記憶されているマッピングをチェックすることにより、志望者が仕事に対する重複志望者であるか否かを判定することができる。
【0141】
ブロック534において、志望者が重複志望者ではないと交換システム502が判定した場合、交換システム502はブロック536に進み、システム502が、ブロック536において志望者を雇用者ATS501にインポートする。いくつかの実施形態では、交換システム502は、スカウトコンサルタントシステム503から志望者レコードを取り出し、雇用者ATS501に志望者レコードをインポートすることができる。ブロック534において、志望者が重複志望者であると交換システム502が判定した場合、交換システム502はブロック538に進み、システムが、雇用者ATS501において志望者を上書きすべきか否かを判定する。いくつかの実施形態では、交換システム502は、志望者が雇用者ATS501において上書きされるべきか否かに関する入力を提供するようコンサルタントに要求することができる。いくつかの実施形態では、交換インターフェース502は、志望者を上書きすべきか否かをコンサルタントがそれを介して入力することができるユーザインターフェース画面を生成することができる。ブロック538において、交換システム502がATS501において志望者を上書きすべきでないことを示す入力を受信した場合、志望者はブロック530において関心がないとしてマークされ、ブロック532において拒絶通知が採用担当者に送信されるか、または志望者が提出され得る。ブロック538において、交換システム502が、ATS501において志望者を上書きすべきであることを示す入力を受信した場合、ブロック536において志望者がインポートされ、システムに記憶されている既存の志望者に置き換わることができる。いくつかの実施形態では、交換システム502は、交換システム502のデータベースに記憶されている志望者レコードを、提出された志望者レコードの新しい志望者レコードに置き換えることができる。別の実施形態では、交換システム502は、志望者提出からの情報に基づいて志望者レコード内のフィールドを更新することができる。
【0142】
志望者が一意であると交換システム502が判定した場合、または交換システム502が既存の志望者を上書きする指示を受信した場合、交換システム502は、ブロック540において、コンサルタントが雇用者に連絡し、面接をスケジュールすることを許可することができる。本発明の1つの態様によれば、雇用者のATS501システムへの直接リンクが提供され、志望者を雇用者システム501内でブロック542においてATS501ワークフローを通じて移動することができる。雇用者ATSシステム501において志望者が雇用された場合、ATSシステム501は交換システム502に連絡して雇用を示すことができる。いくつかの実施形態では、交換システム502は、雇用者ATSシステム501から志望者が雇用されたことを示すメッセージを受信することができる。いくつかの実施形態では、指示の受信に応答して、交換システム502は、図6を参照して以下でさらに説明されるように、紹介ハンドシェイクを開始することができる。
【0143】
いくつかの実施形態では、ブロック548に示されるように、交換システム502は、紹介ハンドシェイクを開始するための指示を人材派遣会社に送信することができる。例えば、交換システム502は、ハンドシェイクを開始するために人材派遣会社システム504にメッセージを送信することができる。ブロック544において応募者が受け入れられない場合、志望者を拒絶されたものとして識別するための指示が人材派遣会社に送られる。いくつかの実施形態では、交換システム502は、ブロック550において、雇用者ATSシステム501から拒絶に関する指示(例えば、メッセージ)を受信することができる。それに応答して、交換システム502は、志望者が拒絶されたことを示すために、志望者の志望者レコードを更新することができる。例えば、交換システム502は、交換システム502のデータベースに記憶されている志望者レコードのフィールドを更新することができる。交換システム502はさらに、ブロック552において、志望者ステータスの変化に関する通知を人材派遣会社504に送信することができる。いくつかの実施形態では、交換システム502は、人材派遣会社システム504に送られる通知を自動的にトリガすることができる。いくつかの実施形態において、交換システム502は、付加的および/または代替的に、志望者ステータスについての電子メールをユーザ(例えば、採用担当者)に送信することができる。
【0144】
図13A図13Bは、志望者をポジションに紹介するための例示的なユーザインターフェースを示している。図13Aは、人材派遣会社(例えば、採用担当者)が求人に対する志望者を提出することができる例示的な画面1300を示している。人材派遣会社は、労働者の名前、会社名、電子メールアドレス、職名、求人ID、および他の情報など、労働者に関する情報を入力することができる。交換システムは、ユーザインターフェース画面1300を介して提出された情報を使用して志望者レコードを生成することができる。図13Bは、雇用者が労働者を検討するために使用することができる例示的なユーザインターフェース画面1310を示している。交換システムは、雇用者が志望者を検討し、紹介のために志望者を受け入れることを決定することを可能にするためのユーザインターフェース画面1310を生成することができる。
【0145】
図6図6A図6B)は、本発明の様々な態様による複数のシステム間で紹介ハンドシェイクを実行するための例示的なプロセス600を示している。特に、図6A図6Bは、雇用会社(例えば、志望者の雇用者)の応募者追跡システム(ATS)601、交換システム602(例えば、スカウト交換システム101)、スカウトコンサルタントシステム603、人材派遣会社システム604、および交換ファイナンスシステム605(例えば、スカウトファイナンス(scout finance))の間のやり取りを含むプロセスを示す。
【0146】
ATS内で、ブロック606において、雇用会社601は、志望者ステータスを雇用済みに更新することができ、その後、ATSシステム内のコネクタが、交換システム602と通信する。1つの実施形態では、ブロック608において、交換システム602は、雇用ハンドシェイクプロセスを開始するために、スカウトコンサルタントシステムに通知電子メールを送ることができる。いくつかの実施形態では、交換システム602は、雇用会社ATS601から更新された志望者雇用済みステータスを受信することに応答して、電子メールを送ることができる。いくつかの実施形態では、交換システム602は、ブロック610において、スカウトコンサルタントシステム603とハンドシェイクを実行し、スカウトコンサルタントシステムはその後、人材派遣会社システム604に志望者ステータス更新を送信することができる。いくつかの実施形態では、交換システム602は、志望者ステータスが雇用済みであることを示すために、人材派遣会社システム604内の志望者ステータスを更新することができ、ブロック614において紹介ハンドシェイクが開始される。例えば、人材派遣コンピュータシステムにおいて志望者ステータスが雇用済みに更新されるのに応答して、交換システム602は、ブロック614において紹介ハンドシェイクを自動的に開始することができる。
【0147】
ブロック616において、交換システム602は、人材派遣会社(例えば、人材派遣会社の採用担当者)に通知(例えば、電子メール)を送信することができる。いくつかの実施形態では、通知は紹介フォームを含むことができる。ブロック618~620において、人材派遣会社の採用担当者(SFR)は紹介フォームを編集し、検討を遂行する。いくつかの実施形態において、交換システム602は、ブロック622において、雇用会社(例えば、仕事の所有者)に通知(例えば、電子メール)を送る。いくつかの実施形態によれば、交換システム602は、SFRの検討完了のに応答して通知を送ることができる。その後、雇用会社はさらに、ブロック624において志望者紹介フォームを編集することができる。条件が変更されていない場合、検討は完了し、ハンドシェイクが完了する。ただし、条件のいずれかが変更されている場合は、条件の合意を調整するために通知が送受信される場合がある。
【0148】
いくつかの実施形態では、ブロック626において、雇用会社は条件に変更を加えることができる。紹介の条件に変更が加えられる場合、交換システム602は、ブロック628において変更の指示を受信することができる。それに応答して、交換システム602は、変更された条件の通知を人材派遣会社(例えば、採用担当者)に送信することができる。いくつかの実施形態では、交換システム602は、交換システム602によって採用担当者に提示されるユーザインターフェースにおいて採用担当者に警告通知を送信することができる。ブロック630において、変更された条件を受信すると、人材派遣会社は条件の変更を検討することができる。1つの態様によれば、システムは、エスカレーションのためにコンサルタントに連絡するための制御手段を含み得る。採用担当者はさらに、ブロック632において変更をエスカレーションすることを決定することができる。ブロック632において変更がエスカレーションされた場合、交換システム602は、エスカレーションの指示(例えば、メッセージ)を受信し、それに応答して、ブロック634においてエスカレーションするためにコンサルタントに通知(例えば、電子メール)を送信することができる。ブロック636において、コンサルタントはエスカレーションに対処することができる。いくつかの実施形態では、コンサルタントは、コンサルタントに提示される交換システム602のユーザインターフェースにおいてエスカレーションの通知を受信することができる。コンサルタントは、ユーザインターフェースを介してエスカレーションに対処することができる。
【0149】
コンサルタントがブロック636においてエスカレーションに対処した場合、交換システム602は、エスカレーションが対処されたという指示を受信することができる。いくつかの実施形態では、交換システム602は、コンサルタントが(例えば、ウェブページまたはアプリケーションの)ユーザインターフェースに情報を入力することに応答して指示を受信することができる。交換システム602は、ブロック638において、調整の通知(例えば、電子メール)を人材派遣会社の採用担当者に送信することができる。調整を受信すると、採用担当者はブロック642において検討を完了することができる。交換システムは、ブロック640において、付加的および/または代替的に、ブロック640において調整を確認する通知(例えば、電子メール)を仕事所有者に送信することができる。仕事所有者はさらに、ブロック662において検討を完了することができる。人材派遣会社と仕事所有者の両方が検討を完了すると、ブロック644において交換システムはハンドシェイクを完了することができる。
【0150】
ブロック632に再び戻って、人材派遣会社の採用担当者が、ブロック626において雇仕事所有者によって提供された変更をエスカレーションしないことを決定した場合、人材派遣会社の採用担当者は、ブロック641においてさらなる条件変更を行うことを決定することができる。ブロック641において採用担当者が条件にさらに変更を加えないと決定した場合、採用担当者はブロック642において採用担当者の検討を完了することができる。しかし、採用担当者がブロック641において条件に変更を加えることを決定した場合、交換システム602は、変更の通知を仕事所有者に送信することができる。例えば、交換システム602は、人材派遣会社から変更された条件の通知を受信することができる。それに応答して、交換システム602は、変更を検討するために、通知(例えば、電子メール)を仕事所有者に自動的に送信することができる。ブロック658において、仕事所有者は採用担当者によって提出された変更を検討することができる。ブロック660において、仕事所有者は、この問題をエスカレーションするか否かを判定することができる。仕事所有者がブロック660においてエスカレーションすることを決定した場合、プロセスはブロック634に進み、上述のエスカレーションプロセスを開始することができる。ただし、仕事所有者がブロック660でエスカレーションしないことを決定した場合、仕事所有者は662において検討を完了することができる。次いで、プロセスはブロック644に進み、交換システム602がハンドシェイクを完了する。
【0151】
交換システム602がハンドシェイクを完了するブロック644に再び戻ると、いくつかの実施形態によれば、交換システム602は、交換システム602のデータベースに記憶されているハンドシェイクステータスを更新することができる。いくつかの実施形態では、ハンドシェイクステータスの完了を受けて、交換システム602はさらに、紹介に関与する関係者に通知(例えば、電子メール)を送ることができる。いくつかの実施形態では、ブロック646~650に示されるように、交換システム602は、採用担当者(ブロック646)、仕事所有者(ブロック648)、ならびに/またはスカウトファイナンスおよびコンサルタント(ブロック650)に通知を送信することができる。いくつかの実施形態では、ハンドシェイクの完了時に、交換システム602は付加的に、支払いを検討およびセットアップするための通知をファイナンスシステム605に送信することができる。いくつかの実施形態では、ファイナンスシステムは、ファイナンス検討およびセットアッププロセスを管理および実行する、交換システム602の構成要素を備えることができる。条件が合意された場合、システムにおける志望者の最終的なファイナンス検討およびセットアップの連絡が行われ、認証サービス内で労働者ロールおよび承認者ロールが作成される。その後、労働者にはタイムシートを作成および編集することが許可され得、承認者は支払いのためにタイムシートを承認することが可能であり得る。いくつかの実施形態では、ブロック652に示されるように、交換システム602はさらに、認証サービスにおいて労働者および承認者を作成することができる。いくつかの実施形態では、交換システム602は、交換システム602のデータベースに新しい労働者および承認者のロールを記憶することができる。交換システム602は、例えば、労働者がタイムシートを作成および編集することを可能にし、承認者が例えば支払いのためにタイムシートを承認することを可能にすることができる。本明細書で説明される技術の実施形態による様々なシステム間の例示的なやり取りが、図7A図7Bを参照して以下で議論される。
【0152】
図7図7A~7B)は、本発明の様々な態様による複数のシステム間でタイムシートを処理および承認するための例示的なプロセス700を示している。特に、図7A図7Bは、雇用者システム701(例えば、雇用管理者または代理人によって操作される)、交換システム702(例えば、交換システム101)、スカウトコンサルタントシステム703、人材派遣会社システム704、および労働者システム705の間のやり取りを含むプロセスを示す。
【0153】
ブロック706において紹介が完了した後、交換システム702は、ブロック724においてタイムシートアプリケーション内で承認者を設定することができる。いくつかの実施形態では、交換システムは、新しいレコードを生成するか、または、データベース702内で承認者に関連付けられた既存のレコードにアクセスすることができる。交換システム702は、ユーザが承認者として割り当てられたことを反映するためにレコードを更新することができる。例えば、交換システム702は、ユーザに関連付けられたレコード内で「承認者」ロールをユーザに割り当てることができる。さらに、交換システム702は、ブロック708においてタイムシートアプリケーション内に労働者を設定することができる。いくつかの実施形態では、交換システム702は、労働者を設定するために、交換システム702のデータベース内の記憶されているレコードを更新することができる。例えば、交換システム702は、タイムシートにおいて労働者を設定するために、ユーザに関連付けられたレコード内で「労働者」ロールをユーザに割り当てることができる。
【0154】
いくつかの実施形態では、交換システム702は、承認者を設定する通知を雇用者システム701に送信することができる。いくつかの実施形態では、交換システム702は、通知(例えば、電子メール、インターフェース内の警告)を送信することができる。承認者(例えば、雇用管理者または代理人)が設定されると、承認者はブロック726においてタイムシートアプリケーションへのログイン情報(例えば、ユーザ名)を作成することができる。承認者は、雇用者システム701を介してタイムシートアプリケーションにアクセスすることができる。労働者は、ブロック726においてパスワードを作成し、タイムシートアプリケーションにログインすることもできる。ブロック728において、承認者はログイン情報を使用してタイムシートアプリケーションにサインインすることができる。
【0155】
いくつかの実施形態では、交換システム702はタイムシートアプリケーションを含むことができる。タイムシートアプリケーションは、例えば、交換システム702の構成要素を含むことができる。他の実施形態では、タイムシートアプリケーションは、別個のコンピュータシステム上で実行される別個のシステムを含んでもよい。
【0156】
いくつかの実施形態によれば、労働者は、設定されると、ブロック710においてタイムシートアプリケーションへのログイン情報(例えば、ユーザ名、パスワード)を作成することもできる。労働者は、ブロック710において作成されたログイン情報を使用して、ブロック712においてタイムシートアプリケーションにログインすることができる。ログインすると、労働者はブロック714において紹介を選択することができる。例えば、労働者が複数の仕事リストに紹介されている場合、労働者は特定の紹介を選択する選択肢を有することができる。ブロック716~720において、労働者は新しいタイムシートを作成し、それを編集し、交換システム702を通じて承認のために提出する。いくつかの実施形態によれば、交換システム702は、タイムシートの提出を受信すると、検討のために雇用者システム701にタイムシートを自動的に送信することができる。例えば、交換システム702は、タイムシートアプリケーションのユーザインターフェース(例えば、ウェブページ、アプリケーションの画面)を介してタイムシートの提出を受信することができる。それに応答して、交換システム702は、タイムシートを雇用者システム701に送信し、雇用者システム701がタイムシートアプリケーションのユーザインターフェースでタイムシートを閲覧することを可能にすることができる。いくつかの実施形態では、ブロック721に示されるように、交換システム702は、提出されたタイムシートの通知を送信することができる。例えば、タイムシート提出の受信に応答して、交換システム702は、承認者への電子メールおよび/または雇用者システム701への通知(例えば、ユーザインターフェースでの警告)を送信することができる。
【0157】
ブロック730において、承認者は提出されたタイムシートを検討することができる。例えば、承認者はタイムシートアプリケーションのユーザインターフェース内でタイムシートを閲覧することができる。ユーザインターフェースは、タイムシートを承認するオプションを提供することができる。ブロック732において、承認者が提出されたタイムシートを承認する場合、交換システム702は、ブロック734においてタイムシートを使用して請求プロセスを実行することができる。いくつかの実施形態では、タイムシートが承認されると、交換システム702は承認の通知を受信することができる。交換システム702は、それに応答して、提出されたタイムシートを使用して請求書発行のプロセスを実行することができる。ブロック732において承認者が提出されたタイムシートを拒絶した場合、労働者はブロック722において拒絶されたタイムシートを更新する必要があり得る。いくつかの実施形態では、交換システム702は、タイムシートが更新されるべきであることを労働者に知らせる通知を労働者システム705に送信することができる。例えば、交換システム702は、電子メールを労働者に送信し、および/またはタイムシートが更新されるべきであることを労働者に知らせる指示をタイムシートアプリケーションのユーザインターフェース内に生成することができる。次いで、労働者は、ブロック722においてタイムシートを更新し、次いで、上述のようにブロック720において承認のためにタイムシートを提出することができる。
【0158】
いくつかの実施形態では、交換システム702は、スカウトコンサルタントシステム703に様々な監視機能を提供することができる。コンサルタントはこの機能を使用して、タイムシートの提出、承認、および/または正確性を監視することができる。ブロック738において、コンサルタントはタイムシートキュー738を監視することができる。例えば、交換システム702は、コンサルタントシステム703に、労働者(複数可)によって提出されたタイムシートのキューを提示することができる。いくつかの実施形態では、コンサルタントシステム703はさらに、ブロック744に示されるように、未承認のタイムシートの通知を受信することができる。ブロック740において、コンサルタントは、雇用者ユーザ(例えば、雇用管理者)に未承認のタイムシートについて連絡することができる。いくつかの実施形態では、交換システム702は、コンサルタントに、未承認のタイムシートを雇用管理者に通知するオプションを提供することができる。ブロック746に示されるように、コンサルタントシステムは、タイムシートが提出されていないという通知を受信することができる。例えば、雇用者のために働き始めた後、労働者がタイムシートを提出していない場合がある。ブロック742において、コンサルタントは、労働者に関連付けられる人材派遣会社(例えば、採用担当者)に連絡することができる。コンサルタントは、例えば、タイムシートを提出させるように会社にリマインドすることができる。いくつかの実施形態では、交換システム702は、コンサルタントシステム703に、タイムシートが出ていないことを人材派遣システムに通知するオプションを提供することができる。
【0159】
図14A図14Bは、本明細書で説明する技術のいくつかの実施形態によるタイムシートアプリケーションの例示的なユーザインターフェース画面を示す。図14Aは、労働者が作成、アクセス、編集、および提出することができるユーザインターフェース画面1400を示す。労働者は、例えば、勤務時間、勤務日、出勤時刻、退勤時刻、および他の情報を入力することができる。次に、労働者は入力されたタイムシートを提出し、タイムシートは検討のために承認者に送られることができる。図14Bは、承認者が閲覧することができるユーザインターフェース画面1410を示している。承認者は、例えば、1人または複数の労働者によって提出された複数のタイムシート提出を見ることができる。承認者は、各タイムシート提出を拒絶または承認することを選択することができる。
【0160】
図8は、本発明の1つの実施形態による、労働者(例えば、一時労働者)に関連して複数のシステム間で請求書発行および支払いを実行するための例示的なプロセス800を示す。特に、図8A図8Bは、志望者の雇用者の雇用者システム801、交換システム802(例えば、スカウト)、スカウトコンサルタントシステム803、および人材派遣会社システム804の間のやり取りを含むプロセスを示す。
【0161】
プロセス800は、ブロック806において紹介ハンドシェイクが完了すると実行され得る。ハンドシェイクは、例えば、図6を参照して上述したように実行されてもよい。ブロック808において、交換システム802は、承認のために連絡されるファイナンスシステムに連絡することができる。ファイナンスシステムから承認を受信すると、交換システム802はタイムシート承認プロセス(例えば、図7を参照して上述したプロセス700)を開始することができる。その後、1つまたは複数のタイムシートがブロック812において入力および承認され得、1つまたは複数の請求書が作成され得る。
【0162】
いくつかの実施形態では、交換システム802は、タイムシートの提出から受信した情報を収集することができる。例えば、交換システム802は、タイムシートに基づいて給与情報を収集することができる。交換システム802は、給与情報をコンサルタントシステム803に送信することができる。コンサルタントシステム803は、ブロック814において、給与情報を収集し、人材派遣会社システム804に送ることができる。ブロック816において、人材派遣会社は給与情報を受信することができる。
【0163】
ブロック818において、交換システム802は、承認されたタイムシートを使用して請求書項目を生成することができる。請求書項目は、請求書の生成に使用されるべき情報(勤務時間、勤務日、および他の情報に関連するデータなど)を含み得る。ブロック820において、交換システム802は、請求書(複数可)を生成することができる。そのような請求書は、システム内に入力されている、承認されたタイムシートに基づいて、交換システム802によって定期的に作成されてもよい。例えば、特定の請求日に、交換システム802は請求書を生成することができる。ブロック826において、交換システム802は、処理のために生成された請求書を雇用者に送信することができる。例えば、交換システム802は、生成された請求書を自動支払い(AP)システムに送信することができる。雇用者は、ブロック828において支払いを処理し、次にブロック830において支払いを支給することができる。
【0164】
いくつかの実施形態によれば、ブロック830において支払いが支給れると、交換システム802は、支給された支払いの通知を受信することができる。いくつかの実施形態において、交換システム802は、ブロック824において、志望者の紹介に関係する1人または複数の当事者(例えば、人材派遣会社、採用担当者、交換システム管理者)に支払いを自動ルーティング(AR)することができる。いくつかの実施形態では、支払いが支給されると、交換システム802は、1つまたは複数の人材派遣会社に自動的に支払いを支給することができる。いくつかの実施形態では、ブロック832に示されるように、交換システム802は、人材派遣会社の支払い(複数可)の期日(複数可)を設定することができる。交換システム802は、現在の時刻が期日と一致するか否かを判定することができる。現在の時刻が期日と一致する場合、交換システム802は、ブロック834において人材派遣会社への支払いの送信をトリガすることができる。ブロック836において、人材派遣会社は支払いを受けることができる。1つの例では、交換システム802は、人材派遣会社の口座への送金を自動的に開始することができる。
【0165】
いくつかの実施形態では、交換システム803はさらに、コンサルタントが様々な機能を実行することを可能にし得る。例えば、交換コンサルタントは、ブロック840に示すように紹介エスカレーションを処理するなどの動作を実行することができる。コンサルタントは、例えば、紹介する当事者(例えば、雇用者と労働者)間の条件の不一致の結果として、紹介をエスカレーションすべきか否かを判定する場合がある。紹介後、コンサルタントはタイムシートの提出および承認を監視することができる。交換システム802は、例えば、(例えば、交換システム802によって生成されたユーザインターフェースにおいて)1人または複数の労働者から提出されたタイムシートのキューをユーザに提供することができる。交換システム802は、提出されたタイムシートのステータス(例えば、承認済み、未承認)、提示日、および/またはタイムシートに関する他の情報を表示するユーザインターフェースを生成することができる。いくつかの実施形態では、交換システム802は、ユーザの行動(例えば、労働者による提出および/または雇用管理者による承認)に応答して情報を更新することができる。コンサルタントはこの情報を使用して、タイムシートの承認および提出を監視することができる。
【0166】
本発明者らは、システム間の直接の連絡が事業体に支払いを通信するため、志望者の紹介に関与する1つまたは複数の事業体に支払いを分配するプロセスがより効率的になることを認識および理解している。例えば、図8を参照してプロセス800で上述したように、交換システムは、人材派遣会社に支払いを自動的に分配することができる。交換システムは、複数の事業体間のやり取りを統合することにより、タイムシートの提出、タイムシートの承認、および支払いの分配の管理が可能になる。さらに、交換システムにより、ユーザの行動に応答して様々な機能を即座に実行することができる。例えば、雇用者からの支払いの受領に応答して、人材派遣会社への支払い分配を実行することができる。
【0167】
スカウトコンサルタントシステムが上記の図4図8に別個に示されているが、実施形態はこのように限定されない。いくつかの実施形態によれば、スカウトコンサルタントシステムは、交換システムの構成要素を備えてもよい。他の実施形態では、スカウトコンサルタントシステムは、交換システムに通信可能に結合された別個のシステムを備えてもよい。
【0168】
本明細書で説明される様々な態様および機能は、1つまたは複数の専用コンピュータシステムで実行される専用ハードウェアまたはソフトウェア構成要素として実施され得る。特別にプログラムまたは特別に構成することができる、現在使用されているコンピュータシステムの多くの例がある。これらの例としては、とりわけ、ネットワークアプライアンス、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム、ネットワーククライアント、サーバ、メディアサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバ、およびウェブサーバが挙げられる。コンピュータシステムの他の例としては、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、および個人情報端末)およびネットワーク機器(例えば、ロードバランサ、ルータ、およびスイッチ)を含み得る。モバイルコンピューティングデバイスの特定のモデルの例としては、Appleから入手可能なiOSオペレーティングシステムを実行するiPhone(登録商標)、iPad(登録商標)、およびiPod(登録商標) Touch、Samsung Galaxyシリーズ、LG Nexus、およびMotorola Droid XなどのAndroidデバイス、Blackberry Limitedから入手可能なBlackberryデバイス、ならびにWindows(登録商標) Phoneデバイスが挙げられる。さらに、諸態様は、単一のコンピュータシステム上に配置されてもよく、または、1つまたは複数の通信ネットワークに接続された複数のコンピュータシステム間で分散されてもよい。
【0169】
例えば、様々な態様、機能、およびプロセスを、1つまたは複数のクライアントコンピュータにサービスを提供するように、または図15に示す分散コンピュータシステム1500などの分散システムの一部としてタスク全体を実行するように構成された、1つまたは複数のコンピュータシステムの間で分散させることができる。さらに、様々な機能を実行する1つまたは複数のサーバシステムに分散された構成要素を含む、クライアントサーバシステムまたは多層システム上で諸態様を実行することができる。したがって、実施形態は、特定のシステムまたはシステムのグループで実行することに限定されない。さらに、態様、機能、およびプロセスは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実施されてもよい。したがって、態様、機能、およびプロセスは、様々なハードウェアおよびソフトウェア構成を使用して、方法、行為、システム、システム要素、および構成要素内で実施することができ、例は任意の特定の分散アーキテクチャ、ネットワーク、または通信プロトコルに限定されない。
【0170】
図15を参照すると、様々な態様および機能が実践される分散コンピュータシステム1500のブロック図が示されている。示されるように、分散コンピュータシステム1500は、情報を交換する1つまたは複数のコンピュータシステムを含む。より具体的には、分散コンピュータシステム1500は、コンピュータシステム1502、1504、および1506を含む。示されるように、コンピュータシステム1502、1504、および1506は、通信ネットワーク1508によって相互接続され、通信ネットワーク1508を通じてデータを交換することができる。ネットワーク1508は、コンピュータシステムがデータを交換することができる任意の通信ネットワークを含むことができる。ネットワーク1508を使用してデータを交換するために、コンピュータシステム1502、1504、および1506ならびにネットワーク1508は、とりわけ、Fiber Channel、Token Ring、Ethernet(登録商標)、Wireless Ethernet、Bluetooth(登録商標)、IP、IPV6、TCP/IP、UDP、DTN、HTTP、FTP、SNMP、SMS、MMS、SS15、JSON、SOAP、CORBA、REST、およびウェブサービスを含む様々な方法、プロトコル、および規格を使用することができる。データ転送が安全であることを保証するために、コンピュータシステム1502、1504、および1506は、例えばSSLまたはVPN技術を含む様々なセキュリティ対策を使用してネットワーク1508を介してデータを送信することができる。分散コンピュータシステム1500は3つのネットワーク化されたコンピュータシステムを示すが、分散コンピュータシステム1500はそれに限定されず、任意の媒体および通信プロトコルを使用してネットワーク化された任意の数のコンピュータシステムおよびコンピューティングデバイスを含んでもよい。
【0171】
図15に示されるように、コンピュータシステム1502は、プロセッサ1510、メモリ1512、相互接続要素1514、インターフェース1516、およびデータ記憶要素1518を含む。本明細書で開示される態様、機能、およびプロセスの少なくともいくつかを実施するために、プロセッサ1510は、操作されたデータをもたらす一連の命令を実行する。プロセッサ1510は、任意のタイプのプロセッサ、マルチプロセッサまたはコントローラであり得る。例示的なプロセッサとしては、Intel Xeon、Itanium、Core、Celeron、もしくはPentium(登録商標)プロセッサ、AMD Opteronプロセッサ、Apple A4もしくはA5プロセッサ、Sun UltraSPARCプロセッサ、IBM Power5+プロセッサ、IBMメインフレームチップ、または量子コンピュータなどの市販のプロセッサを含んでもよい。プロセッサ1510は、相互接続要素1514によって、1つまたは複数のメモリデバイス1512を含む他のシステム構成要素に接続される。
【0172】
メモリ1512は、コンピュータシステム1502の動作中にプログラム(例えば、プロセッサ1510によって実行可能にコード化された命令のシーケンス)およびデータを記憶する。したがって、メモリ1512は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(「DRAM」)またはスタティックメモリ(「SRAM」)などの比較的高性能の揮発性ランダムアクセスメモリであり得る。しかしながら、メモリ1512は、ディスクドライブまたは他の不揮発性記憶デバイスなど、データを記憶するための任意のデバイスを含むことができる。様々な例は、メモリ1512を、本明細書で開示する機能を実行するために、特定の、場合によっては固有の構造に編成することができる。これらのデータ構造は、特定のデータの値およびデータのタイプを記憶するようにサイズ設定および編成することができる。
【0173】
コンピュータシステム1502の構成要素は、相互接続要素1514などの相互接続要素によって結合される。相互接続要素1514は、IDE、SCSI、PCI、およびInfiniBandなどの専用または標準のコンピューティングバス技術に準拠する1つまたは複数の物理バスなどのシステム構成要素間の任意の通信結合を含むことができる。相互接続要素1514は、命令およびデータを含む通信がコンピュータシステム1502のシステム構成要素間で交換されることを可能にする。
【0174】
コンピュータシステム1502はまた、入力デバイス、出力デバイス、および入力/出力の組み合わせデバイスなどの1つまたは複数のインターフェースデバイス1516を含む。インターフェースデバイスは、入力を受信するか、または出力を提供することができる。より詳細には、出力デバイスは外部提示のための情報をレンダリングすることができる。入力デバイスは、外部ソースからの情報を受け入れることができる。インターフェースデバイスの例としては、キーボード、マウスデバイス、トラックボール、マイクロフォン、タッチスクリーン、印刷デバイス、ディスプレイスクリーン、スピーカ、ネットワークインターフェースカードなどが挙げられる。インターフェースデバイスは、コンピュータシステム1502が情報を交換し、ユーザおよび他のシステムなどの外部エンティティと通信することができるようにする。
【0175】
データ記憶要素1518は、プロセッサ1510によって実行されるプログラムまたは他のオブジェクトを規定する命令が記憶される、コンピュータ読み取り可能および書き込み可能な不揮発性または非一時的なデータ記憶媒体を含む。データ記憶要素1518はまた、媒体上または媒体内に記録され、プログラムの実行中にプロセッサ1510によって処理される情報も含むことができる。より具体的には、情報は、ストレージスペースを節約するか、またはデータ交換パフォーマンスを向上させるように特に構成された1つまたは複数のデータ構造に記憶され得る。命令は、符号化された信号として永続的に記憶されてもよく、命令は、プロセッサ1510に、本明細書に記載された機能のいずれかを実行させてもよい。媒体は、例えば、とりわけ、光ディスク、磁気ディスクまたはフラッシュメモリであり得る。動作中、プロセッサ1510または他の何らかのコントローラは、データが不揮発性記録媒体からメモリ1512などの別のメモリに読み取られるようにし、これによって、プロセッサ1510による情報へのアクセスを、データ記憶要素1518に含まれる記憶媒体よりも高速にすることが可能である。メモリはデータ記憶要素1518またはメモリ1512に配置されてもよいが、プロセッサ1510は、メモリ内のデータを操作し、その後、処理が完了した後にデータ記憶要素1518に関連付けられた記憶媒体にデータをコピーする。様々な構成要素が、記憶媒体と他のメモリ要素との間のデータ移動を管理することができ、例は特定のデータ管理構成要素に限定されない。さらに、例は特定のメモリシステムまたはデータ記憶システムに限定されない。
【0176】
コンピュータシステム1502は、例として、様々な態様および機能を実施することができる1つのタイプのコンピュータシステムとして示されているが、態様および機能は、図15に示すようにコンピュータシステム1502上で実施されることに限定されない。図15に示すものとは異なるアーキテクチャまたは構成要素を有する1つまたは複数のコンピュータ上で、様々な態様および機能を実施することができる。例えば、コンピュータシステム1502は、本明細書で開示される特定の動作を実行するように調整された特定用途向け集積回路(「ASIC」)などの特別にプログラムされた専用ハードウェアを含み得る。一方、別の例は、Motorola PowerPCプロセッサを搭載したMAC OS System Xを実行するいくつかの汎用コンピューティングデバイスと、専用ハードウェアおよびオペレーティングシステムを実行するいくつかの専用コンピューティングデバイスのグリッドを使用して同じ機能を実行することができる。
【0177】
コンピュータシステム1502は、コンピュータシステム1502に含まれるハードウェア要素の少なくとも一部を管理するオペレーティングシステムを含むコンピュータシステムであってもよい。いくつかの例では、プロセッサ1510などのプロセッサまたはコントローラがオペレーティングシステムを実行する。実行可能な特定のオペレーティングシステムの例としては、Microsoft Corporationから入手可能なWindowsベースのオペレーティングシステムなどのWindowsベースのオペレーティングシステム、Apple Computerから入手可能なMAC OS System XオペレーティングシステムもしくはiOSオペレーティングシステム、例えば、Red Hat Inc.から入手可能なEnterprise Linux(登録商標)オペレーティングシステムなどの多くのLinux(登録商標)ベースのオペレーティングシステムディストリビューションの1つ、または様々なソースから入手可能なUNIX(登録商標)オペレーティングシステムが挙げられる。他の多くのオペレーティングシステムを使用することができ、例はいかなる特定のオペレーティングシステムにも限定されない。
【0178】
プロセッサ1510およびオペレーティングシステムは共に、高レベルプログラミング言語のアプリケーションプログラムが書かれるコンピュータプラットフォームを規定する。これらの構成要素アプリケーションは、例えばTCP/IPなどの通信プロトコルを使用して、例えばインターネットなどの通信ネットワークを介して通信する実行可能コード、中間コード、バイトコードまたはインタープリタコードであってもよい。同様に、諸態様は、.Net、Java(登録商標)、C++、C#(Cシャープ)、Python、またはJavaScrptなどのオブジェクト指向プログラミング言語を使用して実施することができる。他のオブジェクト指向プログラミング言語も使用することができる。代替的に、関数型、スクリプト型、または論理型のプログラミング言語を使用することもできる。
【0179】
さらに、様々な態様および機能が、非プログラム環境で実施されてもよい。例えば、HTML、XML、または他の形式で作成されたドキュメントは、ブラウザプログラムのウィンドウ内で表示されると、グラフィカルユーザインターフェースの態様をレンダリングし、または、他の機能を実行することができる。さらに、様々な例は、プログラム要素もしくは非プログラム要素、またはそれらの任意の組み合わせとして実施されてもよい。例えば、ウェブページはHTMLを使用して実施されてもよく、ウェブページ内から呼び出されるデータオブジェクトはC++で記述されてもよい。したがって、例は特定のプログラミング言語に限定されず、任意の適切なプログラミング言語を使用することができる。したがって、本明細書で開示される機能構成要素は、本明細書で説明される機能を実行するように構成された多種多様な要素(例えば、専用ハードウェア、実行可能コード、データ構造またはオブジェクト)を含み得る。
【0180】
いくつかの例では、本明細書で開示される構成要素は、構成要素によって実行される機能に影響を及ぼすパラメータを読み取ることができる。これらのパラメータは、揮発性メモリ(RAMなど)または不揮発性メモリ(磁気ハードドライブなど)を含む適切なメモリの任意の形式で物理的に記憶することができる。さらに、パラメータは、適切なデータ構造(ユーザ空間アプリケーションによって規定されたデータベースもしくはファイルなど)または一般的に共有されているデータ構造(オペレーティングシステムで規定されたアプリケーションレジストリなど)に論理的に記憶することができる。さらに、いくつかの例は、外部エンティティがパラメータを修正し、それによって構成要素の挙動を構成することを可能にするシステムインターフェースとユーザインターフェースの両方を提供する。
【0181】
このように、本発明の少なくとも1つの実施形態のいくつかの態様を説明したが、様々な変更、修正、および改善が当業者に容易に想起されることが理解されるべきである。そのような変更、修正、および改善は、本開示の一部であることが意図されており、本発明の精神および範囲内にあることが意図されている。したがって、前述の説明および図面は単なる例である。
【0182】
本開示の様々な特徴および態様は、単独で、2つ以上の任意の組み合わせにおいて、または前述の実施形態で具体的に議論されていない様々な構成で使用することができ、したがって、その適用において上記の説明に記載された、または図面に示された構成要素の詳細および構成に限定されない。例えば、1つの実施形態で説明されている態様は、他の実施形態で説明されている態様と任意の方法で組み合わせることができる。
【0183】
また、本明細書で開示される概念は方法として具体化されてもよく、その例が提供されている。方法の一部として実行される動作は、任意の適切な方法で順序付けられてもよい。したがって、例示的な実施形態では順次的な動作として示されていても、動作が図示されたものとは異なる順序で実行される実施形態を構成することができ、これはいくつかの動作を同時に実行することを含み得る。
【0184】
クレーム要素を修飾するための、特許請求の範囲内の「第1」、「第2」、「第3」などのような順序用語の使用は、それ自体では、あるクレーム要素の別の要素に対する優先順位、選好、もしくは順序、または、方法の動作が実施される時間的順序を意味するものではなく、クレーム要素を区別するために、特定の名称を有する1つのクレーム要素を同じ名称を有する(ただし、順序用語の使用を別として)別の要素と区別するためのラベルとしてのみ使用される。
【0185】
また、本明細書で使用されている表現および用語は説明を目的としており、限定と見なされるべきではない。本明細書における「含む(including)」、「備える(comprising)」、「有する(having)」、「包含する(containing)」、「伴う(involving)」、およびそれらの変形の使用は、その後にリストされるアイテムおよびその均等物ならびに追加のアイテムを包含することを意味する。
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図7A
図7B
図8A
図8B
図9
図10
図11A
図11B
図11C
図12A
図12B
図13A
図13B
図14A
図14B
図15