(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-18
(45)【発行日】2022-01-27
(54)【発明の名称】新規な物理ダウンリンク制御チャネルの設計
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20220119BHJP
H04W 28/06 20090101ALI20220119BHJP
【FI】
H04W72/04 131
H04W72/04 136
H04W28/06 110
(21)【出願番号】P 2020546124
(86)(22)【出願日】2020-01-02
(86)【国際出願番号】 FI2020050002
(87)【国際公開番号】W WO2020144401
(87)【国際公開日】2020-07-16
【審査請求日】2020-09-03
(32)【優先日】2019-01-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】315002955
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オーユー
(74)【代理人】
【識別番号】100127188
【氏名又は名称】川守田 光紀
(72)【発明者】
【氏名】ショーバー カロル
(72)【発明者】
【氏名】ホーリ カリ
(72)【発明者】
【氏名】ティーロラ エサ
(72)【発明者】
【氏名】ルンッティラ ティモ
【審査官】深津 始
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0339588(US,A1)
【文献】特表2021-516484(JP,A)
【文献】特開2019-050570(JP,A)
【文献】特開2021-57670(JP,A)
【文献】国際公開第2021/064839(WO,A1)
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,On DL signals and channels[online],3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1901 R1-1900348,2019年01月11日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1901/Docs/R1-1900348.zip>
【文献】Ericsson,DL signals and channels for NR-U[online],3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1901 R1-1900996,2019年01月12日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1901/Docs/R1-1900996.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 -H04B 7/26
H04W 4/00 -H04W 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークデバイスから少なくとも1つのダウンリンク制御信号を受信する手段であって、前記ダウンリンク制御信号は、現在のスロットフォーマットインジケータと、別のインジケータとを含み、前記現在のスロットフォーマットインジケータは、
スロットフォーマットの組合せを少なくとも1つ示し、前記別のインジケータは、
チャネル占有時間の終了点を示す終了標示
を含む、前記受信する手段と、
前記別のインジケータに基づいて、前記チャネル占有時間の終了を決定する手段と、
を備える、装置。
【請求項2】
前記チャネル占有時間の終了は、前記現在のスロットフォーマットインジケータによって示された最後のスロットとは異なる、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記別のインジケータは、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネルにおいて受信される、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記ダウンリンク制御信号は、ダウンリンク制御情報フォーマット2_0を含む、請求項1から3のいずれかに記載の装置。
【請求項5】
前記終了標示によって示された最後のスロットより後のスロットにおいて、前記ネットワークデバイスから、ダウンリンク制御情報の監視を中断する手段を更に備える、請求項1から4のいずれかに記載の装置。
【請求項6】
前記終了標示は、チャネル占有時間終了インジケータおよび/または次のスロットフォーマットインジケータの予約状態に関連付けられている、請求項1から5のいずれかに記載の装置。
【請求項7】
少なくとも1つのスロットフォーマット標示構成を取得する手段を更に備え、前記少なくとも1つの
スロットフォーマット標示構成は、前記ダウンリンク制御信号に関連付けられたRNTI、前記ダウンリンク制御信号に関連付けられた監視のタイミング、前記ダウンリンク制御信号に関連付けられた探索空間パラメータ、1つ以上のサービングセルに対する前記ダウンリンク制御信号の内容の内の1つ以上を示す、請求項
1から6のいずれかに記載の装置。
【請求項8】
前記別のインジケータは、
・ 前記少なくとも1つのダウンリンク制御信号が受信されたスロットに対する前記組み合わせの開始位置を示すオフセットと、
・ 前記現在のスロットフォーマットインジケータが適用されるスロットの数を示す適用性標示と、
の少なくともいずれかを含む、請求項1から7のいずれかに記載の装置。
【請求項9】
端末デバイスに対して少なくとも1つのダウンリンク制御信号を送信する手段を備える装置であって、
前記ダウンリンク制御信号は、現在のスロットフォーマットインジケータと、別のインジケータとを含み、前記現在のスロットフォーマットインジケータは、
スロットフォーマットの組合せを少なくとも1つ示し、前記別のインジケータは、
チャネル占有時間の終了点を示す終了標示
を含む、
装置。
【請求項10】
前記チャネル占有時間の終了は、前記現在のスロットフォーマットインジケータによって示された最後のスロットとは異なり、
前記別のインジケータは、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネルにおいて送信される、
請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記ダウンリンク制御信号は、ダウンリンク制御情報フォーマット2_0を含む、請求項9
又は10に記載の装置。
【請求項12】
少なくとも1つのスロットフォーマット標示構成を送信する手段を更に備え前記少なくとも1つのスロットフォーマット標示構成は、前記ダウンリンク制御信号に関連付けられたRNTI、前記ダウンリンク制御信号に関連付けられた監視のタイミング、前記ダウンリンク制御信号に関連付けられた探索空間パラメータ、1つ以上のサービングセルに対する前記ダウンリンク制御信号の内容の内の1つ以上を示す、請求項
9から11のいずれかに記載の装置。
【請求項13】
前記別のインジケータは、
・ 前記少なくとも1つのダウンリンク制御信号が受信されたスロットに対する前記組み合わせの開始位置を示すオフセットと、
・ 前記現在のスロットフォーマットインジケータが適用されるスロットの数を示す適用性標示と、
の少なくともいずれかを含む、請求項9から12のいずれかに記載の装置。
だ
【請求項14】
端末デバイスによって、ネットワークデバイスから少なくとも1つのダウンリンク制御信号を受信することであって、前記ダウンリンク制御信号は、現在のスロットフォーマットインジケータと、別のインジケータとを含み、前記現在のスロットフォーマットインジケータは、
スロットフォーマットの組合せを少なくとも1つ示し、前記別のインジケータは、
チャネル占有時間の終了点を示す終了標示
を含む、前記受信することと、
前記別のインジケータに基づいて、前記チャネル占有時間の終了を決定することと、
を含む方法。
【請求項15】
前記チャネル占有時間の終了は、前記現在のスロットフォーマットインジケータによって示された最後のスロットとは異なる、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記別のインジケータは、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネルにおいて受信される、請求項14または15に記載の方法。
【請求項17】
前記ダウンリンク制御信号は、ダウンリンク制御情報フォーマット2_0を含む、請求項14から16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
前記端末デバイスによって
、前記終了標示によって示された最後のスロットより後のスロットにおいて、前記ネットワークデバイスから、ダウンリンク制御情報の監視を中断することをさらに含む、請求項14から17のいずれかに記載の方法。
【請求項19】
前記終了標示は、チャネル占有時間終了インジケータおよび/または次のスロットフォーマットインジケータの予約状態に関連付けられている、請求項14から18のいずれかに記載の方法。
【請求項20】
前記端末デバイスによって、少なくとも1つのスロットフォーマット標示構成を取得することをさらに含
み、
前記少なくとも1つのスロットフォーマット標示構成は、前記ダウンリンク制御信号に関連付けられたRNTI、前記ダウンリンク制御信号に関連付けられた監視のタイミング、前記ダウンリンク制御信号に関連付けられた探索空間パラメータ、1つ以上のサービングセルに対する前記ダウンリンク制御信号の内容の内の1つ以上を示す、
請求項14から19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
前記別のインジケータは、
・ 前記少なくとも1つのダウンリンク制御信号が受信されたスロットに対する前記組み合わせの開始位置を示すオフセットと、
・ 前記現在のスロットフォーマットインジケータが適用されるスロットの数を示す適用性標示と、
の少なくともいずれかを含む、請求項14から20のいずれかに記載の方法。
【請求項22】
処理手段及び記憶手段を備える装置であって、前記記憶手段はプログラム命令を格納し、前記プログラム命令は、前記処理手段に実行されると、前記装置に、請求項14から
21のいずれかに記載の方法を遂行させるように構成される、装置。
【請求項23】
装置の処理手段に実行されると、前記装置に、請求項14から
21のいずれかに記載の方法を遂行させるように構成されるプログラム命令を備える、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、2019年1月10日に出願され、その全体が本明細書に引用により援用される米国特許仮出願第62/790825号(発明の名称「新無線アンライセンスドグループ共通物理ダウンリンク制御チャネルの設計(NEW RADIO UNLICENSED GROUP-COMMON PHYSICAL DOWNLINK CONTROL CHANNEL DESIGN)」)の利益を主張する。
【技術分野】
【0002】
特定の実施形態は、無線通信システムに関し得る。例えば、一部の実施形態は、改良されたスロットフォーマット標示に関し得る。
【背景】
【0003】
スロットフォーマットの使用により、効率的な新無線アンライセンスド(New Radio Unlicensed:NR-U)動作が実現され得る。例えば、NRリリース15(Rel-15)ライセンスドバンド動作において、スロットフォーマットは、グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(Group-Common Physical Downlink Control CHannel:GC-PDCCH)制御シグナリングに含まれ得る少なくとも1つのスロットフォーマット標示(Slot Format Indication:SFI)で、例えばダウンリンク制御情報(Downlink Control Information:DCI)フォーマット2_0に基づいて示される場合がある。
【0004】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)技術仕様書(Technical Specification:TS)38.213、V15.3.0、第11項によると、DCIフォーマット2_0は、1つ以上のサービングセルに対して、少なくとも1つのSFIを示し得る。DCIフォーマット2_0における各SFIインデックスは、単一スロットフォーマットの、上位層の事前に構成された組合せを示し得る。例えば、3GPP TS 38.331、V15.3.0では、対応するASN.1構成構造が、
図1に示すフォーマットと同様であり得る。3GPPでは、ネットワークエンティティはセルごとに、最大512の組合せを構成し得る。各組合せは、最大256スロットのスロットフォーマットを示す。
【0005】
さらに、単一スロットのスロットフォーマットは、
図2に示すような、8ビットエントリとして構成されてもよい。
図2において、「D」はダウンリンクシンボル、「U」はアップリンクシンボル、「F」はフレキシブルシンボルを示す。このフレキシブルシンボルは、ネットワークエンティティスケジューラの判断に応じて、送信および受信がないこと、少なくとも1つのダウンリンク/アップリンク切替え間隔、シンボルを確保しておくかを示すことができ、さらに/あるいはダウンリンクとアップリンクとの間の動的トラフィック調整をしやすくすることができる。
【摘要】
【0006】
概して、本開示の例示的実施形態は、ダウンリンク制御信号の送信/受信に関するソリューションを提供する。一部の実施形態では、ダウンリンク制御信号が、スロットフォーマットおよび/またはチャネル占有時間(Channel Occupancy Time:COT)構造の改良された標示を担う。
【0007】
第1の態様では、方法が提供される。当該方法は、例えば、ネットワークエンティティによって実施されてもよい。この方法は、端末デバイスに対して少なくとも1つのダウンリンク制御信号を送信することを含む。前記ダウンリンク制御信号は、現在のスロットフォーマットインジケータと、別のインジケータと、を含む。前記現在のスロットフォーマットインジケータは、スロットフォーマットの組合せを示す。前記別のインジケータは、前記スロットフォーマットの組合せの開始位置を示すオフセット、前記現在のスロットフォーマットインジケータが有効であるスロットを示す適用性標示、次のスロットフォーマットインジケータ、チャネル占有時間が終了する場所を示す終了標示の内の1つ以上を含む。
【0008】
本開示の第2の態様では、別の方法が提案される。当該方法は、端末デバイスによって実施されてもよく、ネットワークエンティティから少なくとも1つのダウンリンク制御信号を受信することを含む。前記ダウンリンク制御信号は、現在のスロットフォーマットインジケータと、別のインジケータと、を含む。前記現在のスロットフォーマットインジケータは、スロットフォーマットの組合せを示す。前記別のインジケータは、前記スロットフォーマットの組合せの開始位置を示すオフセット、前記現在のスロットフォーマットインジケータが有効であるスロットを示す適用性標示、次のスロットフォーマットインジケータ、チャネル占有時間が終了する場所を示す終了標示の内の1つ以上を含む。この方法は、前記現在のスロットフォーマットインジケータと前記別のインジケータとに基づいて、最初の有効なスロット、または前記現在のスロットフォーマットインジケータが適用されるように構成されている最初のスロットと、少なくとも1つの最後の有効なスロットフォーマットとを決定することをさらに含んでもよい。
【0009】
本開示の第3の態様では、装置が提供される。当該装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備えてもよい。前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサに実行されると、前記装置に、少なくとも第1の態様の方法、またはその変形を遂行させるように構成されている。
【0010】
本開示の第4の態様は、別の装置を提供する。当該装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備えてもよい。前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサに実行されると、前記装置に、少なくとも第2の態様の方法、またはその変形を遂行させるように構成されている。
【0011】
本開示の第5の態様は、第1の態様の方法、またはその変形を実施する手段を備える装置を提供する。
【0012】
本開示の第6の態様は、第2の態様の方法、またはその変形を実施する手段を備える装置を提供する。
【0013】
本開示の第7の態様または第8の態様によると、コンピュータプログラム製品は、装置によって実行されると、当該装置に、第1の態様の方法、第2の態様の方法、またはそれらの変形を含むプロセスを遂行させる命令を符号化してもよい。
【0014】
第9の態様または第10の態様によると、非一時的コンピュータ可読媒体は、装置によって実行されると、当該装置に、第1の態様の方法、第2の態様の方法、またはそれらの変形を含むプロセスを遂行させる命令を符号化してもよい。
【0015】
第11または第12の態様によると、コンピュータプログラムコードは、装置によって実行されると、当該装置に、第1の態様の方法、第2の態様の方法、またはそれらの変形を含むプロセスを遂行させる命令を含んでもよい。
【0016】
第13の態様および第14の態様によると、装置は、当該装置に、第1の態様の方法、第2の態様の方法、またはそれらの変形を含むプロセスを遂行させるように構成されている回路を含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本開示を正しく理解するために、下記の添付の図を参照されたい。
【
図2】通常サイクルプレフィクスのスロットフォーマットの例を示す。
【
図3】拡張ライセンス支援アクセスのチャネル占有時間構造標示の例を示す。
【
図4】同じDL/ULパターンの複数の短縮バージョンが必要な場合の例を示す。
【
図5】示されたスロットフォーマットインジケータの例を示す。
【
図8】特定の実施形態に係る信号フローチャートの例を示す。
【
図9】ユーザ機器によって実施される、一部の実施形態に係る方法の例を示す。
【
図10】ネットワークエンティティによって実施される、一部の実施形態に係る方法の例を示す。
【
図11】ユーザ機器によって実施される、一部の実施形態に係る方法の例を示す。
【
図12】特定の実施形態に係るシステムの例を示す。
【詳細説明】
【0018】
本開示に使用される用語の一部を以下に示す。
3GPP (3rd Generation Partnership Project)第3世代パートナーシッププロジェクト
4G (4th Generation Mobile Network)第4世代モバイルネットワーク
5G (5th Generation Mobile Network)第5世代モバイルネットワーク
BW (Bandwidth)帯域
BWP (Bandwidth part)帯域部
CG (Configured Grant)構成されたグラント
COT (Channel Occupancy Time)チャネル占有時間
DCI (Downlink Control Information)ダウンリンク制御情報
DL (Downlink)ダウンリンク
LAA (Licensed Assisted Access)ライセンス支援アクセス
eLAA (Enhanced Licensed Assisted Access)拡張ライセンス支援アクセス
LTE (Long Term Evolution)ロングタームエボリューション
eNB LTE基地局
GC-PDCCH (Group-Common Physical Downlink Control Channel)グループ共通物理ダウンリンク制御チャネル
gNB 新無線基地局
HARQ (Hybrid Automatic Repeat Request)ハイブリッド自動再送要求
IE (Information Element)情報要素
LBT (Listen-Before-Talk)リッスンビフォアトーク方式
MCS (Modulation and Coding Scheme)変調符号化方式
NDI (New Data Indicator)新データインジケータ
NE (Network Entity)ネットワークエンティティ
NR-U (New Radio Unlicensed)新無線アンライセンスド
PDCCH (Physical Downlink Control Channel)物理ダウンリンク制御チャネル
PDSCH (Physical Downlink Shared Channel)物理ダウンリンク共有チャネル
PRB (Physical Resource Block)物理リソースブロック
PUSCH (Physical Uplink Shared Channel)物理アップリンク共有チャネル
RIV (Resource Indication Value)リソース指示値
SFI (Slot Format Indicator)スロットフォーマットインジケータ
UE (User Equipment)ユーザ機器
UL (Uplink)アップリンク
【0019】
LTEリリース14では、eLAA(Enhanced Licensed Assisted Access)が、共通PDCCHに関連した制御シグナリングを示す。例えば、
図3に示すように、2つのフィールドが、LAAのサブフレーム構成を含むダウンリンク構造と、LAAのアップリンク構成を含むアップリンクサブフレーム構造とを示す。LAAのサブフレーム構成は、LTEの「現在および次のDLサブフレームフォーマット」の4ビットの組合せを、完全なダウンリンクサブフレームまたはダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)を有するサブフレームのいずれかとして示す。同様に、LAAのUL構成は、現在のサブフレームから数えたUL部の開始位置から、UL部の長さのオフセットの5ビットの組合せをサブフレーム単位で示してもよい。
【0020】
NRリリース15では、DCIフォーマットにより定期的に構成された信号がキャンセルされ得る、フレキシブルTDDを可能とするように、DCIフォーマット2_0が設計されている。さらに、示されたスロットフォーマットは、現在および後続のスロットに関連付けられてもよく、定期的に監視可能である。しかし、DCIフォーマット2_0は、限定が課される所定の制限があらゆる送信にかかるNR-U用途に最適化されていない。制限の例としては、連続送信スロット数が挙げられる。さらに、DCIフォーマット2_0なしで、NRライセンスドバンド状況下での動作を実行することもできる。しかし、NR-Uに対して、DCIフォーマット2_0は、強制的でない場合も動作の初期設定モードである。
【0021】
NR-Uでは、DCIフォーマット2_0は
、COTの最初に
おいて頻繁に監視され得る。gNB等のネットワークエンティティが全スロットでNRリリース15 GC-PDCCHを送信する場合、ネットワークエンティティは、同じDL/UL構造またはスロットの組合せを無用に複数バージョン構成する場合がある。
図4に示す例では、スロットフォーマットインジケータ#0から#4が、連続するスロットのフォーマット1、1、1、8、10、10のスロット組合せの異なるバージョンを示すように構成される。同様に、
図4に示すスロットフォーマットインジケータ#5から#9が、連続するスロットのフォーマット1、1、1、8、10のスロット組合せの異なるバージョンを示すように構成される。したがって、
図5に示すように、ユーザ機器は短縮なしで異なるスロットにおける後続のSFIにより示される。
【0022】
従来技術のさらなる欠点として、送信バーストの潜在的DL/UL構造組またはスロットフォーマットの組合せは限定され得るが、チャネルアクセスの競合により、送信バーストのタイミングが変わり得ることが挙げられる。NR SFIにより、絶対タイミングのような、NR SFIが受信されたセルのスロットタイミング(スロット番号)に対するスロットフォーマットの組合せが提供される。あるいは、NR-Uにおいて、ネットワークエンティティはスロットの途中等任意のスロットで、そのダウンリンクバーストを開始し得る。これにより、時間が経つとスロットフォーマットのタイミングのずれが生じる。したがって、送信バーストの可変タイミングに対応するため、ネットワークエンティティは、同じスロットフォーマットの組合せの異なるバージョンを複数設定することで、異なる複数の送信バースト開始時間に対応する必要がある。この場合、SFI構成数が膨大となり有限であるネットワーク資源が浪費され、過剰な構成オーバーヘッドが必要となる。
【0023】
NR-Uにおいて、DL/UL分割の異なる比率にネットワークエンティティが対応し得る。さらに、双方向スロットの異なる複数のバージョンを示しながら、この分割を臨機応変にも変化させ得る。あるいは、チャネル占有時間(COT)または送信機会(TxOP)のダウンリンクおよび/またはアップリンク部分が短縮され得る。一例として、NR-Uセルは多くの場合、関連付けられたセルのサイズが小さいことにより、送信バーストにおいて、少数のアクティブなユーザ機器にのみサービスを提供してもよい。送信バーストまたはCOT時に、ユーザ機器処理時間が短く、UL/DL切替点が多数であるため、ネットワークエンティティはHARQフィードバックを取得し、送信バーストまたはCOT時にさらなるHRQ再送が必要であるか判定してもよい。これにより、進行中の送信バーストの期間等、好ましいスロットフォーマットの組合せが影響を受け得る。
【0024】
本明細書に記載の特定の実施形態は、構成オーバーヘッドの大幅な増加と、従来のR-15DCIフォーマット2_0に関連した複雑さの防止に寄与し得る。したがって、特定の実施形態はコンピュータ関連技術の改良に関する。特に、ネットワーク内に配置されたネットワークエンティティおよび/またはユーザ機器の省資源および省電力消費に関する。さらに、特定の実施形態は、NRU COT構造要件を満たしながら、準静的RRCおよび動的オーバーヘッドを低く保ち得る。例えば、ネットワークエンティティが構造を複数回示したい場合があり得る。これは、一部のユーザ機器が、干渉により送信バースト開始を認識していない、NR-U COT開始時間が経時変化し得る、送信するデータがないまたはデータ送信が不要である場合にネットワークエンティティがCOTを短縮または延長する、さらに/あるいはネットワークエンティティが複数の切替点を示し得るためである。
【0025】
本明細書に記載の特定の実施形態は、COT構造の効率的標示を提供するため、DCIフォーマット2_0に1つ以上の追加フィールドを導入し得る。例えば、「現在のSFI」フィールドは、現在のスロットおよび/または後続のスロット内のスロット構造を示し得る。
さらに、「オフセット」インジケータは、DCIフォーマット2_0が受信されたスロット(これには現在のスロットが含まれる)に関連する、「SFIスタート」のオフセットを示しうる。ここで「SFIスタート」とは、現在のSFIが最初に有効化されたスロット、または現在のSFIの適用が見込まれていた最初のスロットのようなスロットである。これにより、事前に構成されたSFIの組合せの、ずれたバージョンのシグナリングを実現する。「適用性」標示は、現在のSFI
が有効であるスロットの数を示す。これは、例えば、GD-PDCCHが受信されたスロットまたは現在のSFIの開始から計測され得る
。これらは図6に示されている。ネットワークエンティティが送信するデータがない場合、COTのダウンリンクおよび/またはアップリンク部分を柔軟に短縮することが、適切なオフセット/シフトおよび適用性/短縮により可能となってもよい。さらに、事前に構成されたSFIの柔軟な連結により、COT内に複数のDL/UL切替点が使用される場合に、異なる複数のUL/DLパターンが実現され得る。
【0026】
一部の実施形態では、COTは欧州電気通信標準化機構(European Telecommunications Standards Institute:ETSI)の欧州標準、電気通信シリーズ(EN)301 893、V2.1.1と同様であってもよい。この場合、COTは、ネットワークエンティティ等の開始デバイスの1つ以上の送信と、ユーザ機器等の1つ以上の対応デバイスの0以上の送信から成る。特定の実施形態では、少なくとも1つのCOTの期間が限定され得る。
【0027】
任意で、「次のSFI」インジケータは、例えば複数切替点または連続COTの場合に、少なくとも1つの次回のDL/ULサイクルのフレキシブルな標示を可能とし得る。「次のSFI」標示は、現在のSFI終了後に発生し得る。これは現在のSFIの適用性に基づいて判断される。
【0028】
さらに、任意の「COT終了」インジケータが、次のSFIの1ビットおよび/または1シグナリング状態に関連付けられ、ネットワークエンティティがCOTの終了点を判断したことを示し得る。これにより、ユーザ機器がPDCCH監視を停止し、省電力が実現し得る。指示に応じて、ユーザ機器は最後のスロット後のスロット(複数可)内で、C-RNTIまたはその他のRNTIを監視しなくてもよい。これは「適用性」インジケータにより示される。
【0029】
図7に示す例では、ネットワークエンティティは3つのSFIの組合せを構成し得る。これをパターン1から3として示す。しかし、例えばRRCを介して、任意の数のパターンが構成され得る。したがって、
図7に示す3つのパターンは例示目的で示されているのみである。
図7の例において、「現在のSFI」および「次のSFI」の各フィールドのサイズは、DCIフォーマット2_0において2ビットであってもよい。ネットワークエンティティは、
図4および
図7に示す所望のパターンを実現するように構成され、さらに、
図7の下側に示すインジケータ値を示し得る。これらの値の内、「p2」はパターン2を示し、「p3」はパターン3を示す。これらはSFIスロットフォーマットの組合せに対応する。「適用性」インジケータは、示されたSFIスロットの組合せの開始から示されてもよい。一例として、現在のSFIおよび次のSFIは2+2ビットであり、オフセットおよび適用性インジケータは3+3ビットとなり得る。したがって、
ポーラ符号では、DCIフォーマット2_0の最小ペイロードは12ビットであり、2ビットがパディングされるか、その他のシグナリング用途に利用される。
【0030】
図8は、特定の実施形態に係る信号フローチャートの例を示す。システムは、
図12に示すネットワークエンティティ1210等の少なくとも1つのネットワークエンティティ830、および
図12に示すユーザ機器1220等のユーザ機器840の1つ以上を備えてもよい。
【0031】
ステップ801では、ネットワークエンティティ830は、UE840に対して、少なくとも1つのBWPに関する少なくとも1つのSFI構成を送信してもよい。最初のダウンリンク帯域部の構成は、MIBまたはSIBにおいてブロードキャストされてもよい。一部の実施形態では、前記少なくとも1つのSFI構成は、DCIフォーマット2_0に関連付けられた少なくとも1つのRNTI、DCIフォーマット2_0に関連付けられた少なくとも1つの監視タイミング、DCIフォーマット2_0に関連付けられた少なくとも1つの探索空間パラメータ、例えば、少なくとも1つの事前に構成されたスロットフォーマットの組合せを含む1つ以上のサービングセルに対する少なくとも1つのDCIフォーマット2_0の内容の内の1つ以上を含んでもよい。DCIフォーマット2_0の内容は、少なくとも1つの情報要素(Information Element:IE)と対応付けられていてもよい。
【0032】
ステップ803では、UE840は、少なくとも1つのGC-PDCCHに対して監視を行ってもよい。特定の実施形態では、この監視は、少なくとも1つの所定の周期によって、および/または少なくとも1つのダウンリンクバーストが検出された場合に限って、ネットワークエンティティ830のチャネル占有時間(COT)外で行われてもよい。これに加えて、またはこれに代えて、前記監視は、少なくとも1つのCOT構造に基づいて、ネットワークエンティティ830のCOTの少なくとも1つの部分的スロットにおいて行われてもよい。これに加えて、またはこれに代えて、前記監視は、少なくとも1つの構成に基づいて、ネットワークエンティティ830のCOTの少なくとも1つの完全なスロットにおいて行われてもよい。
【0033】
ステップ805では、UE840は、ネットワークエンティティ830から、少なくとも1つのDCIフォーマットを受信してもよい。このDCIフォーマットは例えば、スロットnについて、少なくとも1つのスロットフォーマットの組合せを示す現在のSFIs
c
、少なくとも1つのオフセットo(nに関連付けられていてもよい)、少なくとも1つの適用性α、少なくとも1つの次のSFIs
n
、COT終了の少なくとも1つの標示の内の1つ以上を有する、DCIフォーマット2_0である。一部の実施形態では、受信された少なくとも1つのDCIフォーマットは、1)ビットマップに基づく、またはリッスンビフォアトーク方式(Listen Before Talk:LBT)の手順に従ってBWPのサブバンドのいずれが前記ネットワークエンティティによって使用されるかを示し得るリソース標示値(Resource Indication Value:RIV)に基づく、周波数領域態様(例えば、20MHz帯域のアクティブなサブバンド)、2)示されている、または予定されているULリソースについて送信用チャネルにアクセスする際にユーザ機器が使用すべきチャネルアクセスの種類を示すチャネルアクセス関連情報、および/または3)TxOP/COTの少なくとも部分的スロットにおける追加のPDCCH監視タイミングを示す情報を含んでもよい。
【0034】
ステップ807では、UE840は、少なくとも1つのオフセットoを使用して、スロットnに適用可能な現在のSFIスロットの組合せにおける少なくとも1つの最初の有効なスロットフォーマットをsc(o)として決定してもよい。一部の実施形態では、少なくとも1つのオフセットoは、スロットnから現在のSFIの最初までと示されてもよい。一例として、少なくとも1つのオフセットoが負の値である場合、示されているSFIは次回のスロットからのみ有効である。これに加えて、またはこれに代えて、少なくとも1つのオフセットoは、SFIスロットの組合せの最初からスロットnまでと示されてもよい。一例として、少なくとも1つのオフセットoが正の値である場合、少なくとも1つの示されているSFIスロット構成は次回のスロットからのみ有効であってもよい。
【0035】
ステップ809では、UE840は、少なくとも1つの現在のSFIスロットの組合せにおける少なくとも1つの最後の有効なスロットフォーマットを決定してもよい。一部の実施形態では、この決定は、前記少なくとも1つの適用性αに基づいていてもよい。特定の実施形態では、前記少なくとも1つの適用性αは、少なくとも1つのスロットnから示されてもよい。各種実施形態において、前記少なくとも1つの適用性αは、
図7に示すような、現在のSFIスロットの組合せの最初のスロットを示してもよい。一部の実施形態では、少なくとも1つの適用性αは、現在のSFIの少なくとも1つの最後のスロットからの補足として示されてもよい。
【0036】
ステップ811では、UE840は、現在のSFIに対応する最初のスロットおよび最後のスロットを除く残りのスロットについての少なくとも1つのスロットフォーマットを決定してもよい。
【0037】
ステップ813では、UE840は、
少なくとも1つの最終のスロットフォーマット組合せを決定してもよい。この決定は、s
n
(次のSFI)が示されている場合は、当該s
n
と、シフトされ短縮されたスロットフォーマットの組合せs
c
(現在のSFI)とを組み合わせることにより行われる。一部の実施形態では、UE840は、当該スロットについて以前に示されていた少なくとも1つのスロットフォーマットに関係なく、
図6のスロット601のような、少なくとも1つの示されたスロットにおける少なくとも1つのスロットフォーマットをオーバーライドしてもよい。
【0038】
ステップ815では、UE840は、少なくとも1つのダウンリンクバーストの検出を行ってもよく、さらに/あるいはステップ809で決定された(COT終了が示されているか等)最後のスロットより後の少なくとも1つのスロットにおいてC-RNTIに関連付けられている少なくとも1つのDCIフォーマットの監視を中断してもよい。一部の実施形態では、COT終了標示は、少なくとも1つの次のSFIの少なくとも1つの予約状態に対応してもよい。
【0039】
図9は、
図12のUE1220等のUEによって実施される、一部の実施形態に係る方法の例を示す。ブロック901では、ユーザ機器は、少なくとも1つのBWPに関する少なくとも1つのSFI構成を受信してもよい。一部の実施形態では、前記少なくとも1つのSFI構成は、DCIフォーマット2_0に関連付けられた少なくとも1つのRNTI、DCIフォーマット2_0に関連付けられた少なくとも1つの監視タイミング、DCIフォーマット2_0に関連付けられた少なくとも1つの探索空間パラメータ、例えば、少なくとも1つの事前に構成されたスロットフォーマットの組合せを含む1つ以上のサービングセルに対する少なくとも1つのDCIフォーマット2_0の内容の内の1つ以上を含んでもよい。DCIフォーマット2_0の内容は、少なくとも1つのIEに対応付けられていてもよい。
【0040】
ブロック903では、前記ユーザ機器は、少なくとも1つのGC-PDCCHについて監視を行ってもよい。特定の実施形態では、この監視は、少なくとも1つの所定の周期によって、および/または少なくとも1つのダウンリンクバーストが検出された場合に限って、
図12のネットワークエンティティ1210等の少なくとも1つのネットワークエンティティのチャネル占有時間(COT)外で行われてもよい。これに加えて、またはこれに代えて、前記監視は、少なくとも1つのCOT構造に基づいて、ネットワークエンティティのCOTの少なくとも1つの部分的スロットにおいて行われてもよい。これに加えて、またはこれに代えて、前記監視は、少なくとも1つの構成に基づいて、ネットワークエンティティのCOTの少なくとも1つの完全なスロットにおいて行われてもよい。
【0041】
ブロック905では、前記ユーザ機器は、少なくとも1つのDCIフォーマットを受信してもよい。このDCIフォーマットは例えば、スロットnについて、少なくとも1つのスロットフォーマットの組合せを示す現在のSFIs
c
、少なくとも1つのオフセットo(nに関連付けられていてもよい)、少なくとも1つの適用性α、少なくとも1つの次のSFIs
n
、COT終了の少なくとも1つの標示の内の1つ以上を有する、DCIフォーマット2_0である。
【0042】
ブロック907では、前記ユーザ機器は、少なくとも1つのオフセットoを使用して、スロットnに適用可能な現在のSFIスロットの組合せにおける少なくとも1つの最初の有効なスロットフォーマットをsc(o)として決定してもよい。一部の実施形態では、少なくとも1つのオフセットoは、スロットnから現在のSFIの最初までと示されてもよく、さらに/あるいはオフセットoは、現在のSFIが適用される、または最初に適用されたスロットを示してもよい。一例として、少なくとも1つのオフセットoが負の値である場合、示されているSFIは次回のスロットからのみ有効である。これに加えて、またはこれに代えて、少なくとも1つのオフセットoは、SFIスロットの組合せの最初からスロットnまでと示されてもよい。一例として、少なくとも1つのオフセットoが正の値である場合、少なくとも1つの示されているSFIスロット構成は次回のスロットからのみ有効であってもよい。
【0043】
ブロック909では、前記ユーザ機器は、前記少なくとも1つの現在のSFIスロットの組合せにおける少なくとも1つの最後の有効なスロットフォーマットを決定してもよい。一部の実施形態では、この決定は、前記少なくとも1つの適用性αに基づいていてもよい。特定の実施形態では、前記少なくとも1つの適用性αは、少なくとも1つのスロットnから示されてもよい。各種実施形態において、前記少なくとも1つの適用性αは、
図7に示すような、現在のSFIスロットの組合せの最初のスロットを示してもよい。一部の実施形態では、前記少なくとも1つの適用性αは、現在のSFIの少なくとも1つの最後のスロットからの補足として示されてもよい。
【0044】
一部の実施形態では、前記ユーザ機器は、少なくとも1つの最初の有効なスロット、または現在のSFIの適用が見込まれていた最初のスロット、および/または少なくとも1つのオフセットoおよび/または少なくとも1つの適用性αの組合せにより一緒に、現在のSFIにおける少なくとも1つの最後の有効なスロットを受信してもよい。
【0045】
ブロック911では、前記ユーザ機器は、現在のSFIに対応する最初のスロットおよび最後のスロットを除く残りのスロットについての少なくとも1つのスロットフォーマットを決定してもよい。
【0046】
ブロック913では、前記ユーザ機器は、少なくとも1つの最終のスロットフォーマット組合せを決定してもよい。この決定は、s
n
(次のSFI)が示されている場合は、当該s
n
と、シフトされ短縮されたスロットフォーマットの組合せs
c
(現在のSFI)とを組み合わせることにより行われる。一部の実施形態では、ユーザ機器は、当該スロットについて以前に示されていた少なくとも1つのスロットフォーマットに関係なく、少なくとも1つの示されたスロットにおける少なくとも1つのスロットフォーマットをオーバーライドしてもよい。
【0047】
ブロック915では、前記ユーザ機器は、少なくとも1つのダウンリンクバーストの検出を行ってもよく、さらに/あるいは適用性によって示された(COT終了が示されているか等)最後のスロットより後の少なくとも1つのスロットにおいてC-RNTIに関連付けられている少なくとも1つのDCIフォーマットの監視を中断してもよい。特定の実施形態では、COT終了標示は、少なくとも1つの次のSFIの少なくとも1つの予約状態に対応してもよい。
【0048】
図10は、
図12のNE1210等のネットワークエンティティによって実施される、一部の実施形態に係る方法の例を示す。ブロック1001では、ネットワークエンティティは、少なくとも1つのBWPについての少なくとも1つのSFI構成を送信してもよい。一部の実施形態では、前記少なくとも1つのSFI構成は、DCIフォーマット2_0に関連付けられた少なくとも1つのRNTI、DCIフォーマット2_0に関連付けられた少なくとも1つの監視タイミング、DCIフォーマット2_0に関連付けられた少なくとも1つの探索空間パラメータ、例えば、少なくとも1つの事前に構成されたスロットフォーマットの組合せを含む、1つ以上のサービングセルに対する少なくとも1つのDCIフォーマット2_0の内容の内の1つ以上を含んでもよい。前記DCIフォーマット2_0の内容は、少なくとも1つのIEに関連付けられていてもよい。
【0049】
ステップ1003では、前記ネットワークエンティティは、少なくとも1つのDCIフォーマットを送信してもよい。このDCIフォーマットは例えば、スロットnについて、少なくとも1つのスロットフォーマットの組合せの少なくとも1つを示す現在のSFIs
c
、nに関連付けられうる少なくとも1つのオフセットo、少なくとも1つの適用性α、少なくとも1つの次のSFIs
n
、COT終了の少なくとも1つの標示の内の1つ以上を有する、DCIフォーマット2_0である。一部の実施形態では、送信された少なくとも1つのDCIフォーマットは、1)ビットマップに基づく、またはリッスンビフォアトーク方式(LBT)の手順に従ってBWPのサブバンドのいずれが前記ネットワークエンティティによって使用されるかを示し得るリソース標示値(RIV)に基づく、周波数領域態様(例えば、20MHz帯域のアクティブなサブバンド)、2)示されている、または予定されているULリソースについて送信用チャネルにアクセスする際にユーザ機器が使用すべきチャネルアクセスの種類を示すチャネルアクセス関連情報、および/または3)TxOP/COTの少なくとも部分的スロットにおける追加のPDCCH監視タイミングを示す情報を含んでもよい。
【0050】
提案されたDCIフォーマットに従ってスロットフォーマットの組合せを決定する例を以下に示す。この例では、DCIの「オフセット」フィールドは、
スロットフォーマットシーケンス内で、DCIが受信されるスロットから適用される
オフセットを示す。例えば、スロットフォーマットは、
図2に定義されるようなものであってもよい。SFI#1が1/1/1/8/10/10のスロットフォーマットシーケンスを示すように事前に定義/構成され、1/1/1/8/10/1/8/10/10のスロットフォーマットシーケンスがUEに示される場合、ネットワークエンティティは、スロット0からスロット8の各スロットについて、以下のような異なるオフセット
値および適用性値
と共に、SFI#1を提示することができる。
スロット0:SFI#1、オフセット0、適用性5→1
スロット1:SFI#1、オフセット1、適用性5→1
スロット2:SFI#1、オフセット2、適用性5→1
スロット3:SFI#1、オフセット3、適用性5→8
スロット4:SFI#1、オフセット4、適用性5→10
スロット5:SFI#1、オフセット2、適用性6→1
スロット6:SFI#1、オフセット3、適用性6→8
スロット7:SFI#1、オフセット4、適用性6→10
スロット8:SFI#1、オフセット5、適用性6→10
【0051】
この例では、現在のSFI#1が適用されるように構成されているスロットから示されている適用性5は、当該シーケンス内の最後のスロットフォーマット10の飛ばしを発生させる。これにより、現在のSFI#1内の最後の有効なスロットがさらに示される。スロット5内のオフセット2は、現在のSFI#1が適用されるように構成されているスロットを示し、シーケンス1/1/1/8/10/10内の最初の1/1の飛ばしが発生し、スロット5から始まる示されたスロットフォーマットは/1/8/10となる。
【0052】
図11は、
図12のUE1220等のUEによって実施される、一部の実施形態に係る方法の例を示す。ブロック1101では、ユーザ機器は、少なくとも1つのダウンリンク制御信号を受信してもよい。一部の実施形態では、ダウンリンク制御信号は、少なくとも1つのスロットフォーマットの組合せを示す少なくとも1つの現在のスロットフォーマットインジケータを含んでもよい。ダウンリンク制御信号は、少なくとも1つのオフセット、少なくとも1つの適用性標示、少なくとも1つの次のスロットフォーマットインジケータ、少なくとも1つのチャネル占有時間終了の少なくとも1つの標示の1つ以上を含み得る、少なくとも1つの追加のインジケータをさらに含んでもよい。前記少なくとも1つの追加のインジケータは、少なくとも1つのグループ共通物理ダウンリンク制御チャネルにおいて受信されてもよい。ブロック1103では、前記ユーザ機器は、前記現在のスロットフォーマットインジケータおよび前記少なくとも1つの追加のインジケータに基づいて、1)最初の有効なスロット、または前記現在のスロットフォーマットインジケータが適用されるように構成されている最初のスロットと、2)少なくとも1つの最後の有効なスロットフォーマットと、を決定してもよい。
【0053】
図12は、特定の実施形態に係るシステムの例を示す。一実施形態では、システムは、例えば、ネットワークエンティティ1210および/またはユーザ機器1220等の複数のデバイスを備えてもよい。
【0054】
ネットワークエンティティ1210は、発展型ノードB(evolved node B:eNB)または5Gすなわち新無線ノードB(New Radio node B:gNB)等の基地局、サービングゲートウェイ、サーバ、および/または任意の他のアクセスノード、またはこれらの組合せの内の1つ以上であってもよい。
【0055】
ユーザ機器1220は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)、タブレット、またはポータブルメディアプレイヤ等のモバイルデバイス、デジタルカメラ、ポケットビデオカメラ、ビデオゲーム機、全地球測位システム(Global Positioning System:GPS)デバイス等のナビゲーションユニット、デスクトップまたはノート型コンピュータ、センサまたはスマートメータ等の単一場所デバイス、またはこれらの任意の組合せの内の1つ以上を備えてもよい。ネットワークエンティティ1210は、ユーザ機器1220と同様であってもよい。さらに、ネットワークエンティティ1210および/またはユーザ機器1220は、市民ブロードバンド無線サービスデバイス(Citizens Broadband Radio Service Device:CBSD)の1つ以上であってもよい。
【0056】
さらに、一部の実施形態では、ネットワークエンティティ1210および/またはUE1220の機能が、無線リレーノード等の他のネットワークノードによって実装されてもよい。例えば、UE1220の機能が、IABノードのモバイルターミネーション(Mobile Termination:MT)要素によって実施されてもよい。
【0057】
これらのデバイスの1つ以上が、それぞれ1211、1221として示される少なくとも1つのプロセッサを備えてもよい。プロセッサ1211、1221は、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、またはこれらと同等のデバイス等の任意の計算またはデータ処理デバイスによって実施されてもよい。プロセッサは、単一のコントローラとして実装されてもよいし、複数のコントローラまたはプロセッサとして実装されてもよい。
【0058】
少なくとも1つのメモリは、1212、1222として示される1つ以上のデバイスに提供されていてもよい。メモリは、固定式でも、着脱式でもよい。メモリは、内部に格納されたコンピュータプログラム命令またはコンピュータコードを含んでもよい。メモリ1212、1222は、それぞれ独立して、非一時的コンピュータ可読媒体等の任意の記憶デバイスであってもよい。ハードディスクドライブ(HDD)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、その他の好適なメモリが使用されてもよい。これらのメモリは、プロセッサとして1つの集積回路に組み合わされてもよいし、1つ以上のプロセッサとは別に設けられてもよい。さらに、メモリに保存され、プロセッサによって処理され得るコンピュータプログラム命令は、任意の好適なプログラミング言語で記載された、コンパイルまたは統合されたコンピュータプログラム等の、任意のコンピュータプログラムコードの形式をとってもよい。メモリは、着脱式でも、非着脱式でもよい。
【0059】
プロセッサ1211、1221およびメモリ1212、1222、またはこれらのサブセットは、
図1から11の各ブロックに対応する手段を提供するように構成されてもよい。図示されていないが、デバイスはさらに、その位置を決定するために用いられる、GPSや微小電気機械システム(Micro Electrical Mechanical System:MEMS)ハードウェア等の測位ハードウェアを備えてもよい。さらに、他のセンサも設けられ、位置、高度、方位等を決定するために備えられてもよく、この例としては、気圧計、コンパス等が挙げられる。
【0060】
図12に示すとおり、送受信機1213、1223が設けられ、1つ以上のデバイスはさらに、それぞれ1214、1224として示される少なくとも1つのアンテナを備えてもよい。デバイスは、マルチ入力、マルチ出力(Multiple Input Multiple Output:MIMO)通信用に構成されたアンテナのアレイや、複数の無線アクセス技術用の複数のアンテナ等、多数のアンテナを有してもよい。例えば、これらのデバイスのその他の構成がさらに設けられてもよい。送受信機1213、1223は、送信機、受信機、送信機と受信機の両方、または送信用および受信用に構成され得るユニットやデバイスであってもよい。
【0061】
メモリおよびコンピュータプログラム命令は、個別のデバイス用のプロセッサによって、ユーザ機器等のハードウェア装置に、以下に記載のプロセス(例えば、
図1から
図11を参照)のいずれかを遂行させるように構成されていてもよい。したがって、特定の実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体が、ハードウェアにおいて実行されると、本明細書に記載のプロセスの1つ等のプロセスを実施するコンピュータ命令によって符号化されてもよい。あるいは、特定の実施形態は完全にハードウェア内で実施されてもよい。
【0062】
特定の実施形態では、装置は、
図1から
図11に示されたプロセスまたは機能のいずれかを実施するように構成された回路を備えてもよい。例えば、回路は、アナログおよび/またはデジタル回路等のハードウェアのみの回路実装であってもよい。別の例では、回路は、アナログおよび/またはデジタルハードウェア回路(複数可)とソフトウェアまたはファームウェアの組合せ、および/またはソフトウェア(デジタル信号プロセッサ(複数可)を含む)を備えるハードウェアプロセッサ(複数可)の任意の一部、ソフトウェアの任意の一部、装置に、各種プロセスまたは機能を遂行させるように協働する少なくとも1つのメモリの任意の一部等、ハードウェア回路とソフトウェアの組合せであってもよい。さらに別の例では、回路は、動作のためのファームウェア等のソフトウェアを含む、マイクロプロセッサ(複数可)またはマイクロプロセッサ(複数可)の一部等、ハードウェア回路(複数可)やプロセッサ(複数可)であってもよい。回路中のソフトウェアは、ハードウェアの動作に必要でないときは存在しなくてもよい。
【0063】
本明細書全体にわたって記載された特定の実施形態の特性、構造、特徴は、任意の好適な形で1つ以上の実施形態において組み合わされていてもよい。例えば、本明細書全体にわたって、「特定の実施形態」、「一部の実施形態」、「他の実施形態」、または同様の表現の使用によって、その実施形態に関連して記載されている特定の特性、構造、特徴は、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれ得るという事実を示している。したがって、本明細書全体にわたって、「特定の実施形態では」、「一部の実施形態では」、「別の実施形態では」、または同様の表現があることによって、同一の実施形態のグループを指しているわけでは必ずしもなく、記載された特性、構造、特徴は、任意の好適な形で1つ以上の実施形態において組み合わされていてもよい。
【0064】
当業者であれば、上述の特定の実施形態は、順序を入れ替えたステップで実施され得ること、さらに/あるいは開示されているものとは異なる構成内のハードウェア要素で実施され得ることを容易に理解するであろう。したがって、本開示の主旨および範囲から逸脱することなく、特定の変形例、変更例、代替の構造が明白であることは当業者にとっては自明であろう。したがって、本開示の範囲を定めるためには、添付の請求の範囲を参照されたい。
【0065】
本開示の第1の態様によると、方法は、ネットワークエンティティによって、ユーザ機器に対して少なくとも1つのダウンリンク制御信号を送信することを含む。前記ダウンリンク制御信号は、少なくとも1つのスロットフォーマットの組合せを示す少なくとも1つの現在のスロットフォーマットインジケータを含む。前記ダウンリンク制御信号は、少なくとも1つのオフセット、少なくとも1つの適用性標示、少なくとも1つの次のスロットフォーマットインジケータ、および少なくとも1つのチャネル占有時間終了の少なくとも1つの標示の内の1つ以上をさらに含む。
【0066】
一部の実施形態では、前記方法は、前記ネットワークエンティティによって、少なくとも1つのSFI構成を送信することをさらに含んでもよい。あるいは、一部の実施形態では、前記SFI構成は、端末デバイスに非明示的に示されてもよく、または事前に定義されていてもよく、その結果、前記SFI構成の送信を省略し得る。
【0067】
一部の実施形態では、前記ダウンリンク制御信号は、フォーマット2_0を含む。
【0068】
一部の実施形態では、前記方法は、前記ネットワークエンティティによって、1)最初の有効なスロット、または現在のスロットフォーマットインジケータが適用されるように構成されている最初のスロットと、2)少なくとも1つの最後の有効なスロットフォーマットと、を一緒になって示す少なくとも1つの標示を、前記少なくとも1つのオフセットおよび/または前記少なくとも1つの適用性インジケータの組合せによって送信することをさらに含む。
【0069】
一部の実施形態では、前記少なくとも1つのSFI構成は、DCIフォーマット2_0に関連付けられた少なくとも1つのRNTI、DCIフォーマット2_0に関連付けられた少なくとも1つの監視タイミング、DCIフォーマット2_0に関連付けられた少なくとも1つの探索空間パラメータ、例えば、少なくとも1つの事前に構成されたスロットフォーマットの組合せを含む1つ以上のサービングセルに対する少なくとも1つのDCIフォーマット2_0の内容の内の1つ以上を含んでもよい。
【0070】
一部の実施形態では、次のスロットフォーマットインジケータ(SFI)は、前記ネットワークエンティティによって取得された同一または異なるチャネル占有時間の、少なくとも1つの次回のダウンリンク/アップリンクサイクル部を示す。
【0071】
本開示の第2の態様によると、方法は、ユーザ機器によって、少なくとも1つのダウンリンク制御信号を受信することを含む。前記ダウンリンク制御信号は、少なくとも1つのスロットフォーマットの組合せを示す少なくとも1つの現在のスロットフォーマットインジケータを含む。前記ダウンリンク制御信号は、少なくとも1つのオフセット、少なくとも1つの適用性標示、少なくとも1つの次のスロットフォーマットインジケータ、少なくとも1つのチャネル占有時間終了の少なくとも1つの標示の内の1つ以上を含み得る少なくとも1つの追加のインジケータをさらに含む。前記少なくとも1つの追加のインジケータは、少なくとも1つのグループ共通物理ダウンリンク制御チャネルにおいて受信される。この方法は、前記ユーザ機器によって、前記現在のスロットフォーマットインジケータおよび前記少なくとも1つの追加のインジケータに基づいて、1)最初の有効なスロット、または前記現在のスロットフォーマットインジケータが適用されるように構成されている最初のスロットと、2)少なくとも1つの最後の有効なスロットフォーマットと、を決定することをさらに含む。
【0072】
一部の実施形態では、前記ダウンリンク制御信号は、フォーマット2_0を含む。
【0073】
一部の実施形態では、前記方法は、前記ユーザ機器によって、ダウンリンクバーストを検出し、さらに/あるいは少なくとも1つの標示によって示された最後のスロットより後のスロットにおいてDCIフォーマットの監視を中断することをさらに含む。
【0074】
一部の実施形態では、前記少なくとも1つの標示は、少なくとも1つの次のスロットフォーマットインジケータのチャネル占有時間終了および/または予約状態に関連付けられている。
【0075】
一部の実施形態では、前記方法は、前記ユーザ機器によって、少なくとも1つのSFI構成を受信または取得することをさらに含む。
【0076】
一部の実施形態では、前記方法は、前記ユーザ機器によって、少なくとも1つのGC-PDCCHに対して、監視することをさらに含む。
【0077】
一部の実施形態では、前記方法は、前記ユーザ機器によって、少なくとも1つの現在のSFIの組合せにおいてスロットn内の少なくとも1つのDCIフォーマット(2_0)を受信することをさらに含む。
【0078】
一部の実施形態では、前記方法は、前記ユーザ機器によって、現在のSFIスロットの組合せにおいて残りのスロット(複数可)について少なくとも1つのスロットフォーマットを決定することをさらに含んでもよい。
【0079】
一部の実施形態では、前記方法は、前記ユーザ機器によって、少なくとも1つのスロットフォーマット最終組合せを決定することをさらに含んでもよい。
【0080】
一部の実施形態では、前記方法は、前記DL制御信号に含まれている次のSFIに基づいて、現在のSFIの最後の有効なスロットより後のスロットフォーマットを決定することをさらに含んでもよい。
【0081】
一部の実施形態では、前記方法は、前記ユーザ機器によって、少なくとも1つの以前に示されたスロットにおける少なくとも1つのスロットフォーマットをオーバーライドすることをさらに含んでもよい。
【0082】
一部の実施形態では、前記方法は、前記ユーザ機器によって、スロットフォーマット最終組合せに基づいて、ダウンリンクからアップリンクへの切替えを行うことをさらに含んでもよい。
【0083】
本開示の第3の態様および第4の態様によると、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードと、を備え得る。前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサに実行されると、前記装置に、少なくとも第1の態様の方法、第2の態様の方法、またはそれらの変形を遂行させるように構成され得る。
【0084】
本開示の第5の態様および6の態様によると、装置は、第1の態様の方法、第2の態様の方法、またはその変形を実施する手段を備え得る。
【0085】
本開示の第7の態様および第8の態様によると、コンピュータプログラム製品は、装置によって実行されると、当該装置に、第1の態様の方法、第2の態様の方法、またはそれらの変形を含むプロセスを遂行させる命令を符号化してもよい。
【0086】
第9の態様および第10の態様によると、非一時的コンピュータ可読媒体は、装置によって実行されると、当該装置に、第1の態様の方法、第2の態様の方法、またはそれらの変形を含むプロセスを遂行させる命令を符号化してもよい。
【0087】
第11および第12の態様によると、コンピュータプログラムコードは、装置によって実行されると、当該装置に、第1の態様の方法、第2の態様の方法、またはそれらの変形を含むプロセスを遂行させる命令を含んでもよい。
【0088】
第13の態様および第14の態様によると、装置は、当該装置に、第1の態様の方法、第2の態様の方法、またはそれらの変形を含むプロセスを遂行させるように構成されている回路を含んでもよい。