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特許7011759無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに対するニューラルネットワークの構成
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-18
(45)【発行日】2022-01-27
(54)【発明の名称】無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに対するニューラルネットワークの構成
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/00 20090101AFI20220119BHJP
   H04W 92/04 20090101ALI20220119BHJP
【FI】
H04W24/00
H04W92/04
【請求項の数】 31
(21)【出願番号】P 2021548248
(86)(22)【出願日】2019-02-19
(86)【国際出願番号】 US2019018652
(87)【国際公開番号】W WO2020171803
(87)【国際公開日】2020-08-27
【審査請求日】2021-10-14
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513311642
【氏名又は名称】ノキア ソリューションズ アンド ネットワークス オサケユキチュア
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100141162
【弁理士】
【氏名又は名称】森 啓
(72)【発明者】
【氏名】アナンド ベデカー
(72)【発明者】
【氏名】ラジーブ アグラワル
(72)【発明者】
【氏名】ホア シュイ
(72)【発明者】
【氏名】スレッシュ カルヤーナスンダラム
【審査官】深津 始
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-124185(JP,A)
【文献】特開平6-22365(JP,A)
【文献】今井 健男、山田 貴登,実験研究 注目AIコンパイラで広がる組み込み人工知能の世界,Interface,日本,CQ出版株式会社 CQ Publishing Co.,Ltd.,2018年11月27日,第45巻、第1号,第46-55ページ
【文献】村上 真奈、矢戸 知得,携帯型GPUスパコン フル回転! AIツアー・ガイドを作る,Interface,日本,CQ出版株式会社 CQ Publishing Co.,Ltd.,2016年05月26日,第42巻、第7号,第97-105ページ
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 -H04B 7/26
H04W 4/00 -H04W 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線ネットワーク内のコントローラによって、ニューラルネットワークを含む無線アクセスネットワークノードから、ニューラルネットワークに対する前記無線アクセスネットワークノードの能力またはサポートを示すニューラルネットワーク・サポート情報を受信するステップと、
前記ニューラルネットワーク・サポート情報に基づいて、前記無線アクセスネットワークノードに含まれる前記ニューラルネットワークの構成を前記コントローラによって決定するステップと、
前記ニューラルネットワークの前記構成は、ニューラルネットワーク・タイプまたは前記無線アクセスネットワークノードに含まれる該ニューラルネットワークのために使われる1つ以上の属性またはパラメータのうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
前記コントローラが、前記無線アクセスネットワークノードに前記無線アクセスネットワークノードに含まれる前記ニューラルネットワークのために使用される前記構成を示すニューラルネットワーク構成情報を送信するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記ニューラルネットワーク・サポート情報は、少なくとも、ニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする前記無線アクセスネットワークノードの能力を示すニューラルネットワーク能力情報、
前記ニューラルネットワークが、無線アクセスネットワーク機能の少なくとも一部を実行するために、前記無線アクセスネットワークノードによって使用されることができる1つ以上の該無線アクセスネットワーク機能のリスト、
前記ニューラルネットワークをサポートするための前記無線アクセスネットワークノードのハードウェアの可用性を示すハードウェア可用性情報、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ハードウェア可用性情報は、
前記無線アクセスネットワークノードについて、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記無線アクセスネットワークノードのプロセッサリソースの量または割合、
使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記無線アクセスネットワークノードのプロセッサリソースの量または割合、
前記ニューラルネットワークで利用可能な前記無線アクセスネットワークノードのメモリの量または割合、
使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記無線アクセスネットワークノードのメモリの量または割合、
前記無線アクセスネットワークノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記無線アクセスネットワークノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合、および、
前記無線アクセスネットワークノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、使用または占有されていて、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記無線アクセスネットワークノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合、
のうちの1つ以上を示す情報を含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記コントローラが、前記無線アクセスネットワークノードに前記無線アクセスネットワークノードが前記ハードウェア可用性情報を前記コントローラに送信する前に、前記ハードウェア可用性情報の上で前記無線アクセスネットワークノードによって実行されるべき処理または事前フィルタリングのうちの少なくとも1つを示す情報を送信するステップをさらに含む、請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
前記ニューラルネットワーク能力情報は、前記無線アクセスネットワークノードの1つ以上の無線アクセスネットワーク機能の各々に対してニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする前記無線アクセスネットワークノードの能力を示し、
前記決定するステップは、少なくとも前記ニューラルネットワーク能力情報に基づいて、前記無線アクセスネットワークノードの前記1つ以上の無線アクセスネットワーク機能の各々について、前記無線アクセスネットワーク機能に対する無線アクセスネットワークノードによってサポートされるニューラルネットワーク・タイプを決定するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記コントローラが、前記無線アクセスネットワークノードに前記無線アクセスネットワークノードによって前記コントローラに提供されるべき前記ハードウェア可用性情報の少なくとも1つのタイプを示す情報を送信するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記コントローラによって、前記無線アクセスネットワークノードへ、前記無線アクセスネットワークノードが前記ハードウェア可用性情報を前記コントローラに送信する前に、前記ハードウェア可用性情報の上で前記無線アクセスネットワークノードによる実行されるべき処理またはフィルタリングの少なくとも1つを示す情報を送信するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記コントローラが、前記無線アクセスネットワークノードに前記無線アクセスネットワークノードによって前記コントローラに報告または提供される前記ハードウェア可用性情報のフォーマットを示す情報を送信するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記コントローラが、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法を実行させるように構成された命令を格納する非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項10】
少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備えるコントローラであって、
該少なくとも1つのメモリと、該コンピュータプログラムコードとは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、該コントローラに、少なくとも、
無線ネットワーク内の前記コントローラによって、ニューラルネットワークを含む無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから、ニューラルネットワークに対する前記無線アクセスネットワークノードの能力またはサポートを示すニューラルネットワーク・サポート情報を受信させ、
前記コントローラにより、前記ニューラルネットワーク・サポート情報に基づいて、
前記無線アクセスネットワークノードに含まれる前記ニューラルネットワークの構成を決定させ、ここで、前記ニューラルネットワークの前記構成は、ニューラルネットワーク・タイプまたは前記無線アクセスネットワークノードに含まれる該ニューラルネットワークのために使われる1つ以上の属性またはパラメータのうちの少なくとも1つを含み、
前記コントローラが、前記無線アクセスネットワークノードに前記無線アクセスネットワークノードに含まれる前記ニューラルネットワークのために使用される前記構成を示すニューラルネットワーク構成情報を送信させる
ように構成される、コントローラ。
【請求項11】
前記ニューラルネットワーク・サポート情報は、
ニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする少なくとも前記無線アクセスネットワークノードの能力を示すニューラルネットワーク能力情報、
無線アクセスネットワーク機能の少なくとも一部を実行するために、前記ニューラルネットワークは、前記無線アクセスネットワークノードにより使用されることができる1つ以上の無線アクセスネットワーク機能のリスト、
前記ニューラルネットワークをサポートするための無線アクセスネットワークノードのハードウェアの可用性を示すハードウェア可用性情報
のうちの少なくとも1つを含む、請求項10に記載のコントローラ。
【請求項12】
前記ハードウェア可用性情報は、
前記無線アクセスネットワークノードについて、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記無線アクセスネットワークノードのプロセッサリソースの量または割合、
使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記無線アクセスネットワークノードのプロセッサリソースの量または割合、
前記ニューラルネットワークで利用可能な前記無線アクセスネットワークノードのメモリの量または割合、
使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記無線アクセスネットワークノードのメモリの量または割合、
前記無線アクセスネットワークノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記無線アクセスネットワークノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合、および、
前記無線アクセスネットワークノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、使用または占有されていて、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記無線アクセスネットワークノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合
のうちの1つ以上を示す情報を含む、請求項11のコントローラ。
【請求項13】
前記コントローラに、
さらに、前記コントローラによって、前記無線アクセスネットワークノードへ、前記無線アクセスネットワークノードが前記ハードウェア可用性情報を前記コントローラに送信する前に、前記ハードウェア可用性情報の上で前記無線アクセスネットワークノードによって実行されるべき処理または事前フィルタリングのうちの少なくとも1つを示す情報を、
送信させる、請求項11または12に記載のコントローラ。
【請求項14】
前記ニューラルネットワーク能力情報は、前記無線アクセスネットワークノードの1つ以上の無線アクセスネットワーク機能の各々に対してニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする前記無線アクセスネットワークノードの能力を示し、
前記コントローラに決定させることは、装置に、少なくとも前記ニューラルネットワーク能力情報に基づいて、前記無線アクセスネットワークノードの前記1つ以上の無線アクセスネットワーク機能の各々について、前記無線アクセスネットワーク機能に対して前記無線アクセスネットワークノードによってサポートされるニューラルネットワーク・タイプを決定させることを含む、
請求項11ないし13のいずれか1項に記載のコントローラ。
【請求項15】
前記コントローラに、
前記コントローラによって、前記無線アクセスネットワークノードへ、前記無線アクセスネットワークノードによって前記コントローラに提供されるべき前記ハードウェア可用性情報のうちの少なくとも1つのタイプを示す情報
を送信させることをさらに含む、請求項11または12に記載のコントローラ。
【請求項16】
前記コントローラに、
前記コントローラによって、前記無線アクセスネットワークノードへ、前記無線アクセスネットワークノードが前記コントローラに前記ハードウェア可用性情報を送信する前に、前記ハードウェア可用性情報により、無線アクセスネットワークノードによって実行されるべき処理またはフィルタリングのうちの少なくとも1つを示す情報
を送信させることをさらに含む、請求項11または12に記載のコントローラ。
【請求項17】
ニューラルネットワークを含む無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、無線ネットワーク内のコントローラに、ニューラルネットワークに対する前記無線アクセスネットワークノードの能力またはサポートを示すニューラルネットワーク・サポート情報を送信するステップと、
前記無線アクセスネットワークノードによって、前記コントローラから、前記無線アクセスネットワークノードに含まれる前記ニューラルネットワークのために使用される構成を示すニューラルネットワーク構成情報を受信するステップと
を含む方法であって、
前記構成は、ニューラルネットワーク・タイプまたは前記無線アクセスネットワークノードに含まれる該ニューラルネットワークのために使われる1つ以上の属性もしくはパラメータのうちの少なくとも1つを含む、方法。
【請求項18】
前記無線アクセスネットワークノードによって、前記ニューラルネットワーク構成情報に基づいて前記無線アクセスネットワークノードに含まれる前記ニューラルネットワークを構成するステップと、
前記無線アクセスネットワークノードによって、前記構成されたニューラルネットワークに少なくとも部分的に基づいて1つ以上の無線アクセスネットワーク機能を実行するステップと、
をさらに含む、請求項17の方法。
【請求項19】
前記ニューラルネットワーク・サポート情報は、ニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする少なくとも前記無線アクセスネットワークノードの能力を示すニューラルネットワーク能力情報、
無線アクセスネットワーク機能の少なくとも一部を実行するために、前記ニューラルネットワークは、前記無線アクセスネットワークノードにより使用されることができる1つ以上の無線アクセスネットワーク機能のリスト、
前記ニューラルネットワークをサポートするために無線アクセスネットワークノードのハードウェアの可用性を示すハードウェア可用性情報
のうちの少なくとも1つを含む、請求項17または18に記載の方法。
【請求項20】
前記ハードウェア可用性情報は、
前記無線アクセスネットワークノードについて、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記無線アクセスネットワークノードのプロセッサリソースの量または割合、
使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記無線アクセスネットワークノードのプロセッサリソースの量または割合、
前記ニューラルネットワークで利用可能な前記無線アクセスネットワークノードのメモリの量または割合、
使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記無線アクセスネットワークノードのメモリの量または割合、
前記無線アクセスネットワークノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記無線アクセスネットワークノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合、
前記無線アクセスネットワークノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、使用または占有されていて、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記無線アクセスネットワークノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合
のうちの1つ以上を示す情報を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記無線アクセスネットワークノードによって、前記コントローラから、前記無線アクセスネットワークノードによって前記コントローラに提供されるべき前記ハードウェア可用性情報の少なくとも1つのタイプを示す情報を受信するステップと請求項19または20に記載の方法。
【請求項22】
前記コントローラから前記無線アクセスネットワークノードによって、前記無線アクセスネットワークノードが前記ハードウェア可用性情報を前記コントローラに送信する前に、前記ハードウェア可用性情報の上で前記無線アクセスネットワークノードによって実行されるべき処理またはフィルタリングの少なくとも1つを示す情報を受信するステップを含む、請求項19ないし21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
前記無線アクセスネットワークノードによって、前記コントローラから、前記無線アクセスネットワークノードによって前記コントローラに報告または提供される前記ハードウェア可用性情報のフォーマットを示す情報を受信するステップを含む、請求項19ないし22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記無線アクセスネットワークノードに、請求項19ないし23のいずれか1項に記載の方法を実行させるように構成される命令を格納する非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項25】
少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードとを含む少なくとも1つのメモリと、を備える無線アクセスネットワーク(RAN)ノードであって、
該少なくとも1つのメモリと、該コンピュータプログラムコードとは、該少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に、
ニューラルネットワークを含む前記無線アクセスネットワークノードによって、無線ネットワーク内のコントローラに、ニューラルネットワークに対する前記無線アクセスネットワークノードの能力またはサポートを示すニューラルネットワーク・サポート情報を送信させ、
前記無線アクセスネットワークノードにより、前記コントローラから、前記無線アクセスネットワークノードに含まれる前記ニューラルネットワークのために使用される構成を示すニューラルネットワーク構成情報を受信させる
ように構成され、
前記構成は、ニューラルネットワーク・タイプまたは前記無線アクセスネットワークノードに含まれる該ニューラルネットワークのために使われる1つ以上の属性もしくはパラメータのうちの少なくとも1つを含む、
無線アクセスネットワークノード。
【請求項26】
前記無線アクセスネットワークノードに、さらに、前記無線アクセスネットワークノードによって、前記ニューラルネットワーク構成情報に基づいて前記無線アクセスネットワークノードに含まれる前記ニューラルネットワークを構成させ、
前記無線アクセスネットワークノードによって、前記構成されたニューラルネットワークに少なくとも部分的に基づいて1つ以上の無線アクセスネットワーク機能を実行させる、
請求項25に記載の無線アクセスネットワークノード。
【請求項27】
前記ニューラルネットワーク・サポート情報は、
前記無線アクセスネットワークノードがニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする少なくとも能力を示すニューラルネットワーク能力情報、
前記ニューラルネットワークが、無線アクセスネットワーク機能の少なくとも一部を実行するために、前記無線アクセスネットワークノードにより使用されることができる1つ以上の無線アクセスネットワーク機能のリスト、
前記ニューラルネットワークをサポートするために前記無線アクセスネットワークノードのハードウェアの可用性を示すハードウェア可用性情報、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項25または26に記載の無線アクセスネットワークノード。
【請求項28】
前記ハードウェア可用性情報は、
前記無線アクセスネットワークノードについて、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記無線アクセスネットワークノードのプロセッサリソースの量または割合、
使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記無線アクセスネットワークノードのプロセッサリソースの量または割合、
前記ニューラルネットワークで利用可能な前記無線アクセスネットワークノードのメモリの量または割合、
使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記無線アクセスネットワークノードのメモリの量または割合、
前記無線アクセスネットワークノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記無線アクセスネットワークノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合、および、
前記無線アクセスネットワークノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、使用または占有されていて、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記無線アクセスネットワークノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合
のうちの1つ以上を示す情報を含む、請求項27に記載の無線アクセスネットワークノード。
【請求項29】
前記無線アクセスネットワークノードに、さらに、
前記無線アクセスネットワークノードにより、前記コントローラから、前記無線アクセスネットワークノードによって前記コントローラに提供されるべき前記ハードウェア可用性情報の少なくとも1つのタイプを示す情報
を受信させる、請求項27または28に記載の無線アクセスネットワークノード。
【請求項30】
前記無線アクセスネットワークノードに、さらに、
前記無線アクセスネットワークノードにより、前記コントローラから、前記無線アクセスネットワークノードが前記ハードウェア可用性情報を前記コントローラに送信する前に、前記ハードウェア可用性情報の上で前記無線アクセスネットワークノードによって実行されるべき処理またはフィルタリングの少なくとも1つを示す情報
を受信させる、請求項27ないし29のいずれか1項に記載の無線アクセスネットワークノード。
【請求項31】
前記無線アクセスネットワークノードに、さらに、
前記無線アクセスネットワークノードにより、前記コントローラから、前記無線アクセスネットワークノードによって前記コントローラに報告または提供される前記ハードウェア可用性情報のフォーマットを示す情報
を受信させる、請求項27ないし30のいずれか1項に記載の無線アクセスネットワークノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願明細書の記述は無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
通信システムは、固定通信装置または移動通信装置のような、2つ以上のノードまたは装置間の通信を可能にする設備であり得る。信号は有線または無線の通信事業者を介して伝送できる。
【0003】
セルラ通信方式の実例として、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)で標準化されているアーキテクチャがある。この分野における最近の発展は、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)無線アクセス技術の長期進化(LTE)と呼ばれることが多い。E‐UTRA(進化UMTS Terrestrial Radio Access)は、モバイルネットワークのための3GPPの長期進化(LTE)アップグレードパスのエアインタフェースである。LTEでは、拡張ノードAP(eNB)と呼ばれるベースステーションまたはアクセスポイント(AP)は、カバレッジエリアまたはセル内でワイヤレスアクセスを提供する。LTEでは、移動装置または移動局はユーザ装置(UE)と呼ばれる。LTEには、多くの改良や開発が含まれている。LTEの態様も引き続き改善されている。
【0004】
5G New Radio(NR)開発は、3G&4Gワイヤレスネットワークの以前の進化と同様に、5Gの要件を満たすための継続的なモバイルブロードバンド進化プロセスの一部である。さらに、5Gは、モバイルブロードバンドに加えて、新たに出現するユースケースにもターゲットを絞っている。5Gの目標は、新しいレベルのデータレート、レイテンシー、信頼性、セキュリティを含むワイヤレス性能の大幅な改善を提供することである。5G NRはまた、膨大なモノのインターネット(IoT)を効率的に接続するために拡張され、新しいタイプのミッションクリティカルなサービスを提供する可能性がある。例えば、URLC(Ultra-Reliable and Low-Latency Communications) 装置は、高い信頼性と非常に低いレイテンシーを必要とすることができる。
【発明の概要】
【0005】
一実施形態によれば、方法は、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードからコントローラによって、ニューラルネットワークサポート情報の少なくとも1つと、前記無線アクセスネットワークノードによる1つ以上の測定値を含む測定情報、または、前記無線アクセスネットワークノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値とを受信することと、前記コントローラによって、前記ニューラルネットワークサポート情報および測定情報の少なくとも1つに基づいて、前記無線アクセスネットワークノードのためのニューラルネットワークの構成を決定することと、前記コントローラによって、前記無線アクセスネットワークノードのための前記ニューラルネットワークの前記構成を示すニューラルネットワーク構成方法を送信することと、を含むことができる。
【0006】
一実施形態によれば、装置は、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから、少なくとも1つのニューラルネットワークサポート情報と、無線アクセスネットワークノードによる1つ以上の測定値、または、無線アクセスネットワークノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値を含む測定情報とを受信する手段と、前記少なくとも1つのニューラルネットワークサポート情報と測定情報とに基づいて、前記コントローラによって、前記無線アクセスネットワークノードのためのニューラルネットワークの構成を決定する手段と、前記コントローラによって、前記無線アクセスネットワークノードに、前記無線アクセスネットワークノードのためのニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報を送信する手段と、を含むことができる。
【0007】
一実施形態によれば、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータ・プログラムコードとを含む少なくとも1つのメモリと、を含むことができる。少なくとも1つのメモリと、コンピュータ・プログラムコードとは、少なくとも1つのプロセッサ用いて、該装置に、少なくとも、コントローラによって、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから、ニューラルネットワークサポート情報、および無線アクセスネットワークノードによる1つ以上の測定値または前記無線アクセスネットワークノードと通信状態にある無線デバイスによる複数の測定値を含む測定情報のうちの少なくとも1つを受信させ、前記コントローラによって、前記ニューラルネットワークサポート情報および前記測定情報の少なくとも1つに基づいて、前記無線アクセスネットワークノードのニューラルネットワークの構成を決定させ、コントローラによって、無線アクセスネットワークノードのためのニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報を送信させるように構成される。
【0008】
一実施形態例によれば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、該非一時的コンピュータ可読記憶媒体に、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードからコントローラによって、ニューラルネットワークサポート情報、および前記無線アクセスネットワークノードによる1つ以上の測定値または前記無線アクセスネットワークノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値を含む測定情報のうちの少なくとも1つを受信するステップと、前記コントローラが、前記ニューラルネットワークサポート情報および前記測定情報のうちの少なくとも1つに基づいて、前記無線アクセスネットワークノードのニューラルネットワークの構成を決定するステップと、前記コントローラが、前記無線アクセスネットワークノードに前記無線アクセスネットワークノードに対するニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報を送信するステップと、を含む方法をコンピュータシステムに実行させるように構成される命令を格納する非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。
【0009】
例示的な実施形態によると、この方法は、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、コントローラに、ニューラルネットワークサポート情報、および、無線アクセスネットワークノードによる1つ以上の測定値または無線アクセスネットワークノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値を含む測定情報のうちの少なくとも1つを送信するステップであって、コントローラが無線アクセスネットワークノードのためのニューラルネットワーク構成を決定することを可能にする、ステップと、前記無線アクセスネットワークノードによって、前記コントローラから、前記無線アクセスネットワークノードのためのニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報を受信するステップと、を含むことができる。
【0010】
一実施形態によれば、装置は、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、コントローラに、ニューラルネットワークサポート情報と、前記無線アクセスネットワークノードによる1つ以上の測定値または前記無線アクセスネットワークノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値を含む測定情報とのうちの少なくとも1つを送信する手段であって、前記コントローラが前記無線アクセスネットワークノードのためのニューラルネットワーク構成を決定することを可能にする、送信手段と、前記無線アクセスネットワークノードによって、前記コントローラから、前記無線アクセスネットワークノードのためのニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報を受信する手段と、を含むことができる。
【0011】
一実施形態によれば、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータ・プログラムコードとを含む少なくとも1つのメモリと、を含むことができる。少なくとも1つのメモリと、コンピュータ・プログラムコードとは、該少なくとも1つのプロセッサを用いて、該装置に、少なくとも、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、ニューラルネットワークサポート情報と、前記無線アクセスネットワークノードによる1つ以上の測定値または前記無線アクセスネットワークノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値を含む測定情報とのうちの少なくとも1つをコントローラに送信させ、ここで、前記コントローラが前記無線アクセスネットワークノードのためのニューラルネットワーク構成を決定することを可能にし、前記無線アクセスネットワークノードにより、前記コントローラから、前記無線アクセスネットワークノードのニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報を受信させるように構成される。
【0012】
例示的な実施形態によると、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、コンピューティング・システムに、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、コントローラに、ニューラルネットワークサポート情報、および、無線アクセスネットワークノードによる1つ以上の測定値または無線アクセスネットワークノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値を含む測定情報のうちの少なくとも1つを送信するステップであって、前記コントローラが、前記無線アクセスネットワークノードのニューラルネットワーク構成を決定することを可能にする、ステップと、前記無線アクセスネットワークノードによって、前記コントローラから、前記無線アクセスネットワークノードのためのニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報を受信するステップとの方法を実行させるように構成された、その上に格納された命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0013】
実施形態の1つ以上の例の詳細は、添付の図面および以下の記載で説明される。他の特徴は、明細書および図面、ならびにクレームから明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、実施例に係る無線ネットワークのブロック図である。
図2図2は、実施例に係るシステムを示す図である。
図3図3は、実施例に係るシステムの動作を示すシグナリングチャートである。
図4図4は、別の実施例に従った、コントローラと無線アクセスネットワーク(RAN)ノードとを含むシステムの図である。
図5図5は、実施例に実施形態コントローラの動作を示すフローチャートである。
図6図6は、一実施形態に係る無線アクセスネットワーク(RAN)ノードの動作を示すフローチャートである。
図7図7は、実施例に係る無線ステーション(例えば、AP、BS、RANノード、UEまたはユーザデバイス、または他のネットワークノード)のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、実施例に係る無線ネットワーク130のブロック図である。図1の無線ネットワーク130において、移動局(MS)またはユーザ装置(UE)とも呼ばれるユーザデバイス131、132、133および135は、アクセスポイント(AP)、拡張ノードB(eNB)またはネットワークノードとも呼ばれる基地局(BS)134と接続(および通信)することができる。アクセスポイント(AP)、基地局(BS)またはノードB(eNB)の機能の少なくとも一部は、リモート無線ヘッドなどのトランシーバに動作可能に接続されていてもよい任意のノード、サーバ、またはホストによって実行することができる。BS134は、ユーザデバイス131、132、133および135を含むセル136内に無線カバレッジを提供する。BS134に接続または接続されているものとして示されているユーザデバイスは4つだけであるが、任意の数のユーザデバイスが提供されることができる。BS134はまた、S1インタフェース151を介してコアネットワーク150に接続される。これは、単なる無線ネットワークの1つの単純な例であり、他のものが使用される可能性がある。
【0016】
基地局(例えば、BS 134)は、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードの一例である。RANノードは、例えば、基地局(BS)、アクセスポイント(AP)、gNB、eNB、または、それらの一部(集中ユニット(CU)および/または分割BSまたは分割gNBの場合は分散ユニット(DU)など)であってもよく、またはそれらを含むことができる。
【0017】
一例を挙げると、無線アクセスネットワーク(RAN)は移動電気通信システムの一部である。RANは、無線アクセス技術を実装する1つ以上のRANノードを含むことができ、例えば、1つ以上のUEがネットワークまたはコアネットワークにアクセスできるようにする。したがって、例えば、RAN(RANノード)は、1つ以上のユーザデバイスまたはUE(または情報処理装置)とコアネットワークとの間に存在することができる。一実施形態によれば、各RANノード(例えば、BS、eNB、gNB、CU/DU、・・・)は、例えば、UEがRANノードを介してネットワークに無線アクセスできるようにするために、1つ以上のUEまたはユーザデバイスに対して1つ以上の無線通信サービスを提供することができる。各RANノードは、例えば、UEまたはユーザデバイスがRANノードへの無線接続を確立し、1つ以上のUEにデータを送信および/またはUEからデータを受信することを可能にするなどの無線通信サービスを実行または提供することができる。例えば、UEへの接続を確立した後、RANノードは、ネットワークまたはコアネットワークから受信されたUEにデータを転送し、および/またはUEから受信されたデータをネットワークまたはコアネットワークに転送することができる。RANノードは、UEへの制御情報(例えば、システム情報など)のブロードキャスト、UEに配信されるデータがある場合のページングUE、セル間でのUEのハンドオーバの支援、UEからのアップリンクデータ送信およびUEへのダウンリンクデータ送信のためのリソースのスケジューリング、1つ以上のUEを構成するための制御情報の送信など、幅広い他の無線機能またはサービスを実行することができる。これらは、RANノードが実行することができる1つ以上の機能のいくつかの例である。
【0018】
ユーザデバイス(ユーザ端末、ユーザ装置(UE))は、加入者識別モジュール(SIM)を使用して、または使用せずに操作する無線モバイル通信デバイスを含む携帯コンピューティングデバイスを指すことができ、これには、例として、モバイルステーション(MS)、携帯電話、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、ハンドセット、無線モデム(アラームまたは測定デバイスなど)を使用するデバイス、ラップトップおよび/またはタッチスクリーンコンピュータ、タブレット、ファブレット、ゲームコンソール、ノートブック、ビーヒクル、センサ、およびマルチメディアデバイスが含まれるが、これらに限定されない。ユーザデバイスは、また、ほぼ排他的なアップリンクのみのデバイスであることができ、その例は、画像またはビデオクリップをネットワークにロードするカメラまたはビデオカメラであることが理解されるべきである。
【0019】
LTE(一例として)では、コアネットワーク150は、BS間のユーザデバイスの移動性/ハンドオーバを処理または支援することができる移動性管理エンティティ、BSとパケットデータネットワークまたはインターネットとの間でデータおよび制御信号を転送することができる1つ以上のゲートウェイ、および他の制御機能またはブロックを含むことができる、進化パケットコア(EPC)と呼ばれることができる。
【0020】
加えて、図示的な例として、本明細書に記載する各種実施形態または技法は、各種タイプのユーザデバイスまたはデータサービスタイプに適用することができ、または異なるデータサービスタイプであり得る複数のアプリケーションをその上で実行することができるユーザデバイスに適用することができる。新しい無線(5G)開発は、例えば、マシンタイプ通信(MTC)、拡張マシンタイプ通信(eMTC)、モノのインターネット(IoT)、および/またはナローバンドIoTユーザデバイス、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、および超高信頼および低レイテンシー通信(URLC)など、多数の異なるアプリケーションまたは多数の異なるデータサービスタイプをサポートすることができる。
【0021】
IoTは、インターネットまたはネットワーク接続性を持つ可能性があるオブジェクトの増加し続けるグループを指し、これらのオブジェクトが他のネットワークデバイスと情報を送受信する可能性がある。例えば、多くのセンサタイプのアプリケーションまたはデバイスは、物理的状態または状態を監視し、例えば、イベントが発生したときに、サーバまたは他のネットワークデバイスにレポートを送信することができる。マシンタイプ通信(MTC、またはマシン対マシン通信)は、例えば、人間の介入の有無にかかわらず、知的マシン間の完全自動データ生成、交換、処理、および作動を特徴とすることができる。拡張モバイルブロードバンド(eMBB)は、現在LTEで利用可能なものよりもはるかに高いデータレートをサポートする可能性がある。
【0022】
URLC(Ultra-reliable and low-latency communications)は、新しいデータサービスタイプであり、新しい無線(5G)システムでサポートされる可能性がある。これにより、産業オートメーション、自律運転、車両安全、e-ヘルスサービスなど、新しいアプリケーションとサービスが可能になる。3GPPは、10-5のブロックエラーレート(BLER)と最大1msのU-Plane(ユーザ/データプレーン)レイテンシーに対応する信頼性を提供するためのターゲットである。したがって、例えば、URLCユーザデバイス/UEは、他のタイプのユーザデバイス/UEよりもかなり低いブロック誤り率、ならびに低いレイテンシー(同時高信頼性の要求の有無に関わらず)を必要とすることができる。したがって、例えば、URLC UE(またはUE上のURLLCアプリケーション)は、eMBB UE(またはUE上で実行されているeMBBアプリケーション)と比較して、はるかに短いレイテンシーを要求することができる。
【0023】
様々な実施例は、LTE、LTE-A、5G、cmWave、および/またはmmWaveバンドネットワーク、IoT、MTC、eMTC、eMBB、URLC等、または他の任意の無線ネットワークまたは無線技術のような、多種多様な無線技術または無線ネットワークに適用することができる。これらのネットワーク、技術またはデータサービスタイプの例は、例示的なものとしてのみ提供されている。
【0024】
一実施形態によれば、RANノードは、人工知能(AI)ニューラルネットワーク(ニューラルネットワーク、ニューラルネットワークモデル、AIニューラルネットワークモデル、AIモデル、機械学習モデルまたはアルゴリズム、またはその他の用語で呼ばれることができる)を使用または採用して、1つ以上のRAN機能を実行することができる。一実施形態によれば、ニューラルネットワークは、層に編成されたノードから構成される機械学習で使用される計算モデルであり得る。しかし、そうでなくてもよい。このノードは人工ニューロン、または単にニューロンとも呼ばれ、提供された入力に対して機能を実行して何らかの出力値を生成する。ニューラルネットワークは、入力を所望の出力にマッピングするために使用されるパラメータ、すなわち重みを学習するために訓練期間を必要とする。マッピングは機能を介して行われる。したがって、重みはニューラルネットワークのマッピング関数に対する重みである。各AIモデルまたはニューラルネットワークは、特定のタスクに対して訓練されることができる。
【0025】
入力を与えられて、その出力を提供するために、ニューラルネットワークは訓練されなければならず、それはマッピング関数の多数のパラメータのための適切な値を学習することを含むことができる。これらのパラメータは、マッピング関数における重み項に使用され、一般に重みとも呼ばれる。この訓練は反復プロセスであり、重みの値は、最適な値、つまり最も正確な値に到達するまで、数千回の訓練ラウンドにわたって調整されることができる。ニューラルネットワークの文脈では、パラメータは、しばしばランダム値で初期化することができ、訓練オプティマイザは、マッピング関数における誤差を最小にするために、ネットワークのパラメータ(重みとも呼ばれる)を反復的に更新する。言い換えると、反復訓練の各ラウンド、すなわちステップの間、ネットワークは、パラメータの値を更新して、パラメータの値が最終的に最適値に収束するようにする。
【0026】
一実施形態によれば、ニューラルネットワークは、監視された方法または監視されていない方法のいずれかで訓練され得る。教師あり学習では、訓練例がニューラルネットワークまたは他の機械学習アルゴリズムに提供される。訓練例は、入力と、所望または以前に観察された出力とを含む。訓練例は、入力が所望または観察された出力でラベル付けされているため、ラベル付きデータとも呼ばれる。ニューラルネットワークの場合、ネットワークは、訓練入力を与えられたときに、最も頻繁に所望の出力をもたらすマッピング関数で使用される重みの値を学習する。教師なし訓練では、機械学習モデルは、提供された入力で構造またはパターンを識別するために学習する。言い換えると、モデルはデータ内の暗黙の関係を識別する。教師なし学習は、多くの機械学習問題で使用され、典型的には、大量のラベルなしデータの設定を必要とする。
【0027】
一実施形態によれば、ニューラルネットワークモデルの学習または訓練は、モデルに利用可能な学習「シグナル」または「フィードバック」があるかどうかに応じて、2つの広範なカテゴリ(教師ありおよび教師なし)に分類されることができる(または、それらを含むことができる)。したがって、例えば、機械学習の分野内では、モデルの学習または訓練には、主に、教師ありと教師なしの2つのタイプがある。2つのタイプの主な違いは、教師あり学習は、データの特定のサンプルの出力値が何であるべきかの既知または事前の知識を使用して行われることである。したがって、教師あり学習の目標は、データと望ましい出力のサンプルが与えられたときに、データ内で観測可能な入力と出力の関係を最良に近似する機能を学習することであり得る。一方、教師なし学習はラベル付き出力を持たないので、その目標はデータ点のセット内に存在する自然な構造を推測することである。
【0028】
教師あり学習:コンピュータは、例入力とそれらの所望の出力を提示され、目標は、入力を出力にマップする一般的な規則を学習することである。教師あり学習は、例えば、コンピュータまたは学習アルゴリズムが入力を出力ラベルにマッピングしようとする分類の文脈で、または、コンピュータまたはアルゴリズムが入力を連続出力にマッピングし得る回帰分析で実行されることができる。教師あり学習における一般的なアルゴリズムは、例えば、ロジスティック回帰、ネイティブベイズ、支持ベイスマシン、人工ニューラルネットワーク、ランダムフォレストを含むことができる。回帰分析と分類の両方において、目標には、正しい出力データを効果的に生成できるように入力データ内の特定の関係または構造を見つけることが含まれることができる。特殊なケースとして、入力信号は、部分的にしか利用できないか、または特殊なフィードバックに制限されることができる。半教師あり学習:コンピュータには、不完全な訓練信号、つまり、ターゲット出力の一部(多くの場合)が欠落している訓練セットのみが与えられる。アクティブ学習:コンピュータは、(予算に基づいて)限られたインスタンスセットの訓練ラベルしか取得できず、ラベルを取得するオブジェクトの選択を最適化する必要もあり得る。インタラクティブに使用する場合、これらをラベリングのためにユーザに提示することができる。強化学習:訓練データ(報酬と罰の形式)は、動的環境(ライブデータなど)でのプログラムのアクションへのフィードバックとしてのみ提供される。
【0029】
教師なし学習:学習アルゴリズムにはラベルが与えられておらず、入力の構造を見つけるのは自分自身に任されている。教師なし学習内のいくつかのタスク例としては、クラスタリング、表現学習、および密度推定などがある。このような場合、コンピュータまたは学習アルゴリズムは、明示的に提供されたラベルを使用せずに、データの本質的な構造を学習しようとしている。一般的なアルゴリズムには、k-meansクラスタリング、主構成要素分析、自動エンコーダなどがある。ラベルは提供されていないので、教師なし学習法のほとんどでモデル性能を比較する特定の方法はない。
【0030】
実施例によれば、上述にしたがって、RANノード(例えば、BS、eNB、gNB、CUおよび/またはDU)は、人工知能(AI)ニューラルネットワーク(例えば、ニューラルネットワーク、AIモデル、AIアルゴリズム、または機械学習モデルまたはアルゴリズムと称されることができる)を使用して、1つ以上のRAN機能を実行することができる(例えば、実行を支援することを含むことができる)。図示的な例として、ニューラルネットワークは、例えば、1つ以上のRAN機能を実行するために、RANノード内に提供されてもよい。ニューラルネットワークは、MU(マルチユーザ)-MIMOで共同送信するユーザ/UEのセットを選択するために、RANノードのMassive MIMO(複数入力、複数出力)スケジューラに組み込まれたり、含まれたりする(例えば、提供される)ことがある。ニューラルネットワークは、ユーザ/UEの無線測定値やその他の特性に基づいて、ユーザ/UEのために設定またはアクティベートするセカンダリセル(Scell)を選択するためのRANノードの制御プレーン(CP)内に埋め込まれたり、含まれたりすることができる。ニューラルネットワークは、データパケットのビデオストリーミングまたはゲームフローなどの異なるタイプのデータフローを識別するためのRANノードのユーザプレーン(UP)内に埋め込まれたり、含まれたりすることができる。デジタル・プリディストーション(DPD)または大規模MIMO検出/復号化のための物理層内に埋め込まれたり、含まれたりするニューラルネットワークである。これらは、ニューラルネットワークが、一つ以上のRANノード(例えば、BS、eNB、gNB)機能を実行するために、あるいは、支援するために使われる可能性がある、ほんの少数の例である。
【0031】
しかしながら、実施例によれば、少なくともいくつかの場合において、ニューラルネットワークが1つ以上のRAN機能のためにRANノードによって使用される前に、ニューラルネットワークは、例えばRANノードおよび/またはセル間に存在し得る差のために、最初に構成されることができる。例えば、RANノードおよび/またはRANノードの間のこれらの相違または変化、および/またはRANノードまたはセルにおける条件の変化量(時間と共に変化する可能性がある)のために、異なるニューラルネットワーク構成が、異なるRANノードに対して使用されることができる。また、ニューラルネットワーク構成は、RANノードまたはセルに関する様々な条件または測定値が時間とともに変化するかまたは変化するように、RANノードのために時間とともに変化することができる。
【0032】
例示的な実施形態によれば、RANノード(例えば、1つ以上のRAN機能のための)のための(例えば、ニューラルネットワークのタイプを選択すること、および/またはニューラルネットワークの1つ以上の値またはパラメータを設定することを含むことができる)ニューラルネットワークの構成は、様々な情報、例えば、RANノードによって利用可能またはサポートされ得るニューラルネットワークのタイプ、RANノードによって提供され得るハードウェアおよび/またはソフトウェア、および/またはRANノードに関連する1つ以上の測定値またはデータ(例えば、RANノードの負荷。RANノードの負荷、RANノードで利用可能なリソースなど)、またはセルもしくはセル群に関連する測定値(セル負荷、UEのSINRもしくはRSSI測定値、またはその他の信号測定値、ハンドオーバーデータなど、および/または、セルもしくはワイヤレスネットワーク内で測定または決定される可能性のあるその他の測定値など)に基づくことができる。
【0033】
ニューラルネットワークは、フィードフォワード、反復、たたみ込み、Q-ラーニングネットワーク、LSTMなど、多くのタイプにすることができる。各セル(および各セル内の各UE)は、広範囲に異なる特性、例えば、隣接セルまでの距離、伝搬特性(遅延拡散、散乱/反射、経路損失指数など)、SINR(信号対干渉プラス雑音比)測定値または変動、アンテナチャネル重み、セル負荷条件などを有する。これらは、ユーザ間(UEからUEへ)、セル間、およびセル(またはセルのグループ)内では、経時的に異なる可能性がある。また、各RANノードは、異なる特徴または能力、例えば、異なるニューラルネットワーク能力(例えば、異なるタイプのニューラルネットワークをサポートするためのRANノードの能力)、および異なるハードウェアおよび/またはソフトウェアを有することができる。
【0034】
さらに、所定のRANノードで利用可能なハードウェア(例えば、BS、eNB、gNB、・・・)は、異なるRANノードで利用可能なハードウェアとは大きく異なる可能性があり、異なるタイプまたはニューラルネットワークの構成をサポートする能力の違いをもたらす。特定のRANノードのハードウェアがサポートできるニューラルネットワークのサイズ(ニューロンまたは層の数)には、例えば、利用可能な処理能力(例えば、プロセッサ/処理コアの数および/またはプロセッサまたは処理コアのクロック速度)またはRANノードでのメモリのサイズ(または量)などの制限があり得る。特定のRANノードのハードウェアでサポートされている精度(8ビット整数計算や16ビットまたは32ビット浮動小数点計算など)に差があることができる。また、一部のRANノードには、ニューラルネットワーク計算の実行に使用できる1つ以上のハードウェアアクセラレータが含まれていることができる。他のRANノードは、例えば、他のタスクと共に、プロセッサ/プロセッサコアによるニューラルネットワーク計算を時間共有するために、そのようなRANノードを必要とする(例えば、ニューラルネットワークのパフォーマンスを低下させ、RANノードの処理および/または処理および/またはメモリリソースを消費する可能性がある)、および/または、そのRANノードの処理リソースを圧迫しないように、より少ない処理電力を必要とする可能性がある特定のRAN機能にニューラルネットワークの使用を制限する可能性がある)ハードウェアアクセラレータを持たない可能性がある。
【0035】
また、1つ以上のパラメータをニューラルネットワークに関して構成することができる。例えば、ニューロンの数、ニューロンの重み、層の数、およびネットワークの接続性は、構成されてもよく、例えば、様々な条件(例えば、RANノードで利用可能なリソースとして)が変化するように、時間とともに変化することができる。注記されるように、各RANノードで提供されるソフトウェアは、異なるレベルのニューラルネットワークサポートを提供する可能性があり、および/または時間とともに変化する可能性があり、異なるRANノードでのニューラルネットワークサポートも時間とともに変化する可能性がある。また、一部のタイプの情報、例えば、セルまたはネットワーク負荷に関連する情報、および/または他の条件または測定値は、セルまたはRANノードに固有であってもよく、また、時間とともに変化することができる。
【0036】
その結果、各RANノードのためのニューラルネットワーク(複数可)の(例えば、最良の、または少なくともサポートされる)構成を決定することが、例えば、実装に応じて多種多様な情報に基づいて行われるような、比較的複雑または困難な決定であるという問題が存在する可能性がある。適切な、(例えば、RANノードによってサポートされる、および/またはRANノードに関する様々な情報または条件に適合し得る、)(例えば、少なくともニューラルネットワーク構成を決定することを含む)ニューラルネットワーク構成は、異なるRANノードに対して異なっていてもよく、および/または、時間の経過とともに変化してもよく、例えば、1つまたは可能性の高い複数のパラメータまたは情報に基づいてもよい(例えば、ニューラルネットワーク構成が決定または基づくことができる情報のタイプのいくつかの例については、上記を参照)。したがって、場合によっては、RANノード(またはRANノード機能のために使用される)のためのニューラルネットワーク構成(例えば、ニューラルネットワークを選択し、ニューラルネットワークのための1つまたは複数の構成パラメータを決定することを含む可能性がある)を選択することが難しいかもしれない。
【0037】
したがって、一実施形態によれば、この方法は、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードからコントローラによって、ニューラルネットワークサポート情報の少なくとも1つ、および、RANノードによる1つ以上の測定値またはRANノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値を含む測定情報を受信することと、ニューラルネットワークサポート情報および測定情報の少なくとも1つに基づいてコントローラによって、RANノードのためのニューラルネットワークの構成を決定することと、コントローラによって、RANノードのためのニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報を送信することと、を含むことができる。
【0038】
一実施形態では、前記受信は、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから、ニューラルネットワークサポート情報を受信することを含み、前記決定は、ニューラルネットワークサポート情報の少なくとも一部に基づいて、コントローラによって、RANノードのためのニューラルネットワークの構成を決定することを含むことができる。
【0039】
一実施形態では、受信は、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから、測定情報を受信することを含み、前記決定は、測定情報の少なくとも一部に基づいて、コントローラによって、RANノードのためのニューラルネットワークの構成を決定することを含むことができる。
【0040】
一実施形態によれば、前記ニューラルネットワークサポート情報は、少なくとも1つの異なるタイプのニューラルネットワークをサポートするための例RANノードの能力を示すニューラルネットワーク能力情報と、RANノードの1つ以上のハードウェア特徴を示すハードウェア特徴情報、および、ニューラルネットワークをサポートするRANノードのハードウェアの可用性を示すハードウェア可用性情報のうちの少なくとも1つを含むRANノードに対するハードウェア情報と、のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0041】
一実施形態によれば、ハードウェア特徴情報は、RANノードについて、RANノードのプロセッサまたはプロセッサコアの数および/またはクロック速度を記述する情報、RANノードのメモリ量を記述する情報、および、ニューラルネットワークに使用されることができるRANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータを記述する情報、のうちの1つ以上を示す情報を含むことができる。
【0042】
実施例によれば、ハードウェア可用性情報は、RANノードについて、ニューラルネットワークのために利用可能なRANノードのプロセッサリソースの量または割合、使用または占有されており、ニューラルネットワークのために利用不可能なRANノードのプロセッサリソースの量または割合、ニューラルネットワークのために利用可能なRANノードのメモリの量または割合、使用または占有されており、ニューラルネットワークのために利用不可能なRANノードのメモリの量または割合、RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータのニューラルネットワークのために利用可能なRANノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合、および、RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータについて、リソースのために利用または占有され、および、ニューラルネットワークのために利用不可能なRANノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合、のうちの1つ以上を示す情報を含むことができる。
【0043】
一実施形態では、測定情報は、RANノードによる1つ以上の測定値、または、RANノードに接続されているか、RANノードと通信しているユーザデバイス(UE)または他のノードによる1つ以上の測定値を含む。ここで、決定することは、ニューラルネットワークサポート情報および測定情報に基づいて、コントローラによって、RANノードのためのニューラルネットワークの構成を決定することを含む。
【0044】
一実施形態では、前記決定は、前記RAN機能のために、前記RANノードによってサポートされるニューラルネットワークタイプを決定することと、前記ニューラルネットワークのための1つ以上の属性またはパラメータを決定することとを含むことができる。
【0045】
一実施形態によれば、前記ニューラルネットワーク能力情報は、前記RANノードの1つ以上の異なるタイプのニューラルネットワークをサポートするための前記RANノードの能力を示し、前記ニューラルネットワークサポート情報に基づいて前記コントローラによって、前記RANノードのためのニューラルネットワークの構成を決定することは、前記RANノードの1つ以上のRAN機能の各々に対して、前記RAN機能のための前記RANノードによってサポートされるニューラルネットワークタイプを決定することを含む。
【0046】
この方法は、コントローラによってRANノードに、少なくとも1つのタイプのハードウェア可用性情報および/またはRANノードによって、コントローラに提供されるべき少なくとも1つのタイプの測定情報を示す情報を送信することを含むことができる。
【0047】
この方法は、RANノードがハードウェア可用性情報および/または測定情報をコントローラに送信する前に、ハードウェア可用性情報および/または測定情報上でRANノードによって実行されるべき処理またはフィルタリングの少なくとも1つを示す情報を、コントローラによってRANノードに送信することを含むことができる。また、この方法は、コントローラによってRANノードに、ハードウェア可用性情報と、RANノードによってコントローラに報告または提供される測定情報のうちの少なくとも1つのフォーマットを示す情報を含むことができる。
【0048】
また、一実施形態によれば(例えば、RANノードの観点から)、本方法は、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、コントローラに、ニューラルネットワークサポート情報、および、コントローラがRANノードのニューラルネットワーク構成を決定することを可能にする、RANノードによる1つ以上の測定値またはRANノードと通信状態にある無線デバイスによる測定を含む測定情報のうちの少なくとも1つを送信することと、コントローラからRANノードに、RANノードのニューラルネットワーク構成を示すニューラルネットワーク構成情報を送信することを含むことができる。
【0049】
このようなシステムまたは技術のいくつかの例の利点または利点は、例えば、以下を含むことができる。
【0050】
1) RANに埋め込まれたニューラルネットワークのようなAI技術は、RAN機能の性能の著しい改善(例えば、スループットゲイン、セルカバレッジゲインなど)、および複雑性(RANノードスケジューラによるデータスケジューリングのようなRAN機能の実行時複雑性の両方)の低減、ならびにオペレータのための操作/自動化複雑性を提供する可能性を有する。
【0051】
2) 提案された解決法は、RANノードに埋め込まれたニューラルネットワーク(例えば、BS、AP、eNB、gNB、CUおよび/またはDU)のようなAI(ニューラルネットワーク)技術の使用を容易にする構成要素を提供するか、または含む可能性がある。
【0052】
3) RANノードとインタフェースすることができるコントローラを使用する能力。
【0053】
4) コントローラが、さまざまなRANノードの設定(ニューラルネットワークの支持や条件など、さまざまな機能を備えている可能性がある)と対話し、さまざまなニューラルネットワークタイプの設定を支持する能力。
【0054】
5) RANノードに対して決定するニューラルネットワークの構成(例えば、ニューラルネットワークのタイプを選択すること、および/またはニューラルネットワークの1つ以上の属性またはパラメータを選択または構成することを含むことができる)を可能にし、例えば、ニューラルネットワークの構成は、当該RANノードに関連する(または当該RANノードのための)特定の特徴、条件および/または測定値に特定または合わせてもよい。
【0055】
6) オフラインおよびオンライン訓練を提供し、RANノードが使用するニューラルネットワークの設定/重みを最適化する能力。
【0056】
図2は、実施例に係るシステムを示す図である。図2に示すように、システムは、コントローラ210、RANノード212、およびインタフェース214を含む。RANノード212は、BS、AP、gNB、eNB、CUおよび/またはDU(例えば、分割gNBの場合)、または他のRANノードであり得る。RANノード212は、RANノード212の範囲内にある1つ以上のUEに無線通信サービスを提供することができる。図示されていないが、RANノード212は、例えば、有線または無線接続またはリンクを介して、コアネットワークと接続または通信することができる。コントローラ210は、RANノード212を含む1つ以上のRANノードに関して、1つ以上の制御機能を実行することができる。例えば、コントローラ210が実行する制御機能の1つは、RANノード212からニューラルネットワークサポート情報を受信し、RANノード212のためのニューラルネットワークの構成を決定し、次にRANノード212のためのニューラルネットワークの構成を示すことができるニューラルネットワーク構成情報をRANノード212に送信または送信することを含むことができる。コントローラ210は、BSまたはRANノード、コアネットワークのノード、クラウド内、または無線ネットワーク内の他のノードに配置されることができる。APIは、コントローラ210とRANノード212とが、例えば、コントローラ210が、RANノード212から、情報(ニューラルネットワークサポート情報など)を受信することを可能にし、コントローラがRANノード212のためのニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報を送信または提供することを可能にするコマンドまたは機能(アプリケーションプログラミングインタフェース、または単にインタフェース)のセットを提供することができる。
【0057】
一実施形態によれば、ニューラルネットワークサポート情報は、RANノードが1つ以上の異なるタイプのニューラルネットワークをサポートする能力を示すニューラルネットワーク能力情報、および、RANノードの1つ以上のハードウェア特徴を示すハードウェア特徴情報と、ニューラルネットワークをサポートするRANノードのハードウェアの可用性を示すハードウェア可用性情報とのうちの少なくとも1つを含むRANノードのためのハードウェア情報のうちの少なくとも1つを含むことができる。ハードウェア特徴情報は、RANノードについて、RANノードのプロセッサまたはプロセッサコアの数および/またはクロック速度を記述する情報と、RANノードのメモリ量を記述する情報と、ニューラルネットワークに使用されることができるRANノードの1つ以上のハードウェア加速器を記述する情報と、のうちの1つ以上を示す情報を含むことができる。例えば、ニューラルネットワークサポート情報に基づいて、コントローラによって、RANノードのためのニューラルネットワークの構成を決定することは、RAN機能のためのRANノードによってサポートされるニューラルネットワークタイプを決定すること、および/または、ニューラルネットワークのための1つ以上の属性またはパラメータを決定することを含むことができる。
【0058】
一実施形態では、ニューラルネットワークサポート情報(例えば、ハードウェア能力/可用性情報および可能であれば他の情報を含む)および/または測定情報が、RANノードによってコントローラに報告されることができる。いくつかの実施形態では、ニューラルネットワークサポート情報、例えば、RANノードによってサポートされるニューラルネットワークのタイプ、またはニューラルネットワークが使用されることができるRAN機能のリスト、またはハードウェア能力記述子、例えば(ハードウェア能力または可用性情報を示す)などが、RANノードによって直接ではなく、他の技術によって、または他のノードからコントローラに提供または送信されることができる。例えば、コアネットワークやその他のノードに設けられたネットワークオペレータは、この情報を、構成パラメータや構成ファイルの形で、あるいはネットワークインタフェースやコマンドラインインタフェースなどの別の管理コンソールやインタフェースを介してコントローラに提供することができる。
【0059】
また、例えば、コントローラは、RANノードによる1つ以上の測定値、またはRANノードに接続された(または通信中の)ユーザデバイス(UE)による1つ以上の測定値を含む測定情報を受信することもでき、コントローラは、ニューラルネットワークサポート情報および測定情報に基づいて、RANノードのためのニューラルネットワークの構成を決定することができる。コントローラがニューラルネットワーク構成(例えば、ニューラルネットワークサポート情報および/または測定情報に基づいて)を決定した後、コントローラは、RANノードに対するニューラルネットワークの構成(例えば、ニューラルネットワークタイプおよび/または1つ以上のニューラルネットワークパラメータまたは設定)を示すニューラルネットワーク構成情報をRANノードに送信することができる。
【0060】
一実施形態によれば、システム(例えば、図2を参照)は、多くの特徴および機能を含むことができる(実施形態例のいくつかの態様が、態様A~Fを含み、以下に簡単に説明する)。
【0061】
A.1つ以上のセルの1つ以上のRAN機能の一部としてニューラルネットワークを実行できるRANノード212(eNBまたはgNB、またはスプリットCU/DUの場合はCUまたはDU)。
【0062】
B.例えば、ニューラルネットワークの訓練および/または改良を提供することができるRANノード212で処理される(または、RANノードに埋め込まれるか、RANノードで使用される)1つ以上のニューラルネットワークの(例えば、ニューラルネットワークのタイプを選択すること、および/または、1つ以上のニューラルネットワークのパラメータまたは環境を設定することを含むことができる)構成をサポートするコントローラ210。
【0063】
C. RANノード212とコントローラ210との間の(そしてそれによってAPI214を使用されることができる)通信(例えば、要求および/または応答の送信、または他の通信)のためのAPI214。コントローラ210は、RANノード212に、ニューラルネットワークサポート情報を提供するように要求することができる。この情報は、例えば、RANノード212によってサポートされるタイプのニューラルネットワークのリスト、ニューラルネットワークを使用できるRANノード212のRAN機能のリスト、ハードウェア能力記述子のリストなどを含むことができる。これらは単なる数例であり、ニューラルネットワークのサポート情報には他の情報も含まれることができる。コントローラ210はまた、RANノード212に測定情報を提供するように要求することができ(そして、そのような測定情報のフォーマットを提供するように要求することができ、および/または、あるデータのサマリを提供するなどそのような測定情報のタイプの前処理を要求することができ)例えば、セルに関連する、または配信モード(ストリーミング/バッチモード、周期的/イベント駆動、リアルタイム/遅延耐性など)と共にRANノードに関連する様々なタイプのデータ要素/メトリックを含むことができる。したがって、例えば、測定情報は、例えば、信号測定値(例えば、RSSI、SINR、セルロード、RANノードのセルに関して、ならびに、ニューラルネットワークのためにRANノードで利用可能な、RANノードの現在利用可能なハードウェア(および/またはソフトウェア)リソースの量または部分の指標(例えば、プロセッサまたはメモリリソースの量)を含むことができる。上記のように、コントローラ210は、例えば、RANノード212に、コントローラ210に送信する前に、様々なニューラルネットワークサポート情報および/または測定情報またはデータ要素を事前処理または事前フィルタリングするように命令することができる。例えば、コントローラ210は、SINRまたはRSSI値の平均を提供するように、あるいは、異なるUEからRANノードによって受信された信号の3つの最も高いSINR値のリストを提供するように、または、何らかの測定の要約情報を提供するために、あるいは、指示されたしきい値より大きい特定の測定値を提供するために、あるいは、ニューラルネットワーク処理などのためにRANノードで利用可能なメモリの割合(または量)を提供するために、RANノード212に指示することができる。
【0064】
D. RANノード212は、APIを用いてコントローラ210に提供することができる。例えば、以下を含むことができるニューラルネットワークサポート情報、実行がRANノード212によってサポートされるサポートされるニューラルネットワークのタイプのリスト、RANノード212が決定を行うためにニューラルネットワークを実行することができるRAN機能のリスト、ニューラルネットワークを実行するためのRANノードのハードウェア能力を記述するハードウェア能力記述子のリストなどである。RANノード212は、例えば、RANノード212がコントローラ210によって指示されたように、任意の事前フィルタリングまたは事前処理を実行した後で、例えば、RANノード212のセル内のセルまたはユーザ(UE)の様々な条件またはメトリックまたは測定値を記述するデータ要素のリストのような、測定情報をコントローラ210に提供することができる。
【0065】
E. コントローラ210は、RANノード212のためのニューラルネットワーク構成、例えば、RANノード212からAPIを介して受信された情報を考慮して、または、基づいて(例えば、RANノード212によって提供されたニューラルネットワークサポート情報および/または測定情報に基づいて)の判定を行う。RANノード212で使用または構成されるニューラルネットワークごとに、コントローラ210は、RANノード212に、ニューラルネットワークの初期構成または更新された構成、例えば、1)RANノード212でサポートされるRAN機能ごとに使用するニューラルネットワークのタイプ、および/または2)1つ以上のニューラルネットワークパラメータまたはニューラルネットワーク設定、例えば、入力の数とタイプ、ニューラルネットワークの出力の数とタイプ、ニューラルネットワークのニューロンの数、ニューラルネットワークの層、ニューラルネットワークの接続グラフ、ニューラルネットワークの重み、ニューラルネットワーク等の活性化機能を含む、または、示す構成を提供することができる。これらは単なる例示的なものである。
【0066】
F. コントローラ210は、RANノード212において構成される各ニューラルネットワークに対して、決定されたニューラルネットワーク構成(例えば、ニューラルネットワークのタイプおよび/または初期(または更新された)ニューラルネットワークパラメータまたは設定を含むことができる)を、APIを介して、RANノード210に提供する。また、例えば、RANノード212は、コントローラ210に、要求されたように、測定情報(例えば、要求されたフォーマット、特定のタイプの要求された測定情報、および/または測定情報を送信する前の特定の処理または前処理)、例えば、の更新された条件または測定値(または関連して)を記述するデータ要素または情報、RANノード212のセル内のセルおよび/またはUE、あるいは、RANノード(例えば、ニューラルネットワーク処理に利用可能な量のプロセッサまたはメモリリソース)の現在利用可能なリソース(例えば、ハードウェアリソース)の指示を含めることができる、測定情報を提供し続けることができる。また、例えば、続いて、コントローラ210は、RANノード212の1つ以上のニューラルネットワークに対して、適当な時間、例えば、指示された時間、または、UEの測定情報および/またはニューラルネットワークサポート情報が変化したときに、更新された可能性のあるタイプのニューラルネットワークを含むニューラルネットワークの更新された構成をRANノードに提供することができる。
【0067】
図3は、実施例に係るシステムの動作を示すシグナリングチャートである。図3に示すように、RANノード212はコントローラ210と通信状態にある。310において、コントローラ210は、RAN能力の要求をRANノード212に送信する(例えば、ニューラルネットワークサポート情報の要求を含むことができる)。312において、RANノード212はコントローラ210にそのRAN能力を送り、これは例えばRANノードの能力またはニューラルネットワークに対する支持を示すためのニューラルネットワーク支持情報を含むことができる。したがって、312におけるRAN能力は、例えば、RANノードのためのニューラルネットワーク能力情報およびハードウェア情報を含むことができるニューラルネットワークサポート情報を含むことができる。したがって、例えば、312において、RAN能力は、一例として、サポートされているニューラルネットワーク(NN)タイプのリスト、ニューラルネットワークと共にRANノード212によってサポートまたは実行可能な機能(例えば、RAN機能)のリスト、および/またはRANノードのハードウェア能力(例えば、ハードウェア特徴)のリストを含むか、示すことができる。
【0068】
314で、コントローラ210は、RANノード212に、(例えば、1つ以上のタイプの)測定情報の要求と、測定情報をコントローラ210に送信する前に、そのような測定情報に対して事前フィルタリング(または選択)または事前処理を実行する要求を送信することができる。
【0069】
次に、RANノード212は、例えばコントローラ210によって要求されたように、測定情報またはデータを収集し、場合によっては前処理またはフィルタリングする。
【0070】
次に、316において、RANノード212は、測定情報または要求されたRANデータ(例えば、コントローラ210からの命令によって要求されたもの)をコントローラ210に送る。例えば、316において、コントローラ210に送信される測定情報またはRANデータは、例えば、RANノード212またはRANノード212のセル、および/またはRANノード212のセルのユーザ/UEの測定値、および/または関連する関連データ要素またはメトリックのリスト、および/または測定値を含むことができる。データは、例えば、周期的である測定情報またはデータ(例えば、RANノードによって周期的に測定される)および/または、イベント駆動データ(例えば、データが特定の閾値に達したとき、または他のイベントが検出または発生したときにコントローラ210に送信または提供されるデータまたは測定情報)を含むことができる。また、316において、RANノード212は、ニューラルネットワーク処理に使用されるRANノードのハードウェア(例えば、プロセッサまたはプロセッサコア、メモリなど)の可用性を示すコントローラ210のハードウェア可用性情報を送信することができる。
【0071】
318において、コントローラ210は、RANノード212から受信した測定情報またはデータに基づいて、(例えば、ニューラルネットワークタイプの選択と、ニューラルネットワークの1つ以上のパラメータまたは設定の決定を含む)RANノード212のためのニューラルネットワークの構成を決定する。したがって、例えば、318において、コントローラ210は、使用するニューラルネットワークのタイプ、およびニューラルネットワークの構成(例えば、入力、出力、入力層、隠れ層、ニューロンの数、活性化関数、重み、および/または他のニューラルネットワーク設定またはパラメータ)の少なくとも1つのRAN機能について、初期決定を行うことができる。
【0072】
320において、コントローラ210はRANノード212に、RANノード212のためのニューラルネットワークの構成を示す(例えば、ニューラルネットワークタイプおよび/またはニューラルネットワークの設定またはパラメータを含む)ニューラルネットワーク構成情報を送信する。
【0073】
322において、RANノード212は、例えばコントローラ210からの指示によって要求されるように、更新された測定情報をコントローラ210に送ることができる。例えば、316において、コントローラ210に送られる更新された測定情報またはRANデータは、例えば、RANノード212またはRANノード212のセルの、あるいは関連する、更新されたデータ要素または測定値、および/または、RANノード212のセルのユーザ/UEの更新された測定値のリストを含むことができる。データは、例えば、周期的である測定情報またはデータ(例えば、RANノードによって周期的に測定される)および/またはイベント駆動データ(例えば、データが特定の閾値に達したとき、または他のイベントが検出されたとき、または発生したときにコントローラ210に送信または提供されるデータまたは測定情報)を含むことができる。また、322において、RANノード212は、ニューラルネットワーク処理に使用されるRANノードのハードウェア(例えば、プロセッサまたはプロセッサコア、メモリなど)の更新された可用性を示す更新されたハードウェア可用性情報をコントローラ210に送信することができる。
【0074】
324において、コントローラ210は、更新された(または調整された)ニューラルネットワーク構成(例えば、更新されたニューラルネットワークタイプおよび/または1つ以上の調整または更新されたニューラルネットワーク設定またはパラメータを含むことができる)を、例えば、更新または変更された測定情報、データまたはハードウェア可用性情報に基づいて決定することができる。例えば、更新または変更された測定情報(例えば、RANノード212のセルに関連する更新された信号測定値、またはRANノード212のセルのUEに関連する信号測定値を含むか、それに基づいてもよい)は、コントローラにRANノード212のニューラルネットワークの1つ以上のパラメータまたは設定を調整または変更させることができる。同様に、例えば、ニューラルネットワーク処理のために利用可能なRANノード212におけるハードウェア資源は、それ以前よりもかなり少なくてもよく、したがって、コントローラ210にRANノード212におけるニューラルネットワークの設定またはパラメータ(例えば、より少ないニューロンまたは層を使用するため)を変更または調整させたり、場合によっては、RANノードにおけるそのようなニューラルネットワークの使用をキャンセルさせたりする。
【0075】
326において、コントローラ210は、RANノード212に、RANノード212のためのニューラルネットワークの更新または調整された構成(例えば、更新または調整されたニューラルネットワークタイプおよび/またはRANノード212のためのニューラルネットワークの更新または調整された設定またはパラメータを含む)を示す更新または調整されたニューラルネットワーク構成情報を送信する。
【0076】
図4は、別の実施例に従った、コントローラおよびRANノードを含むシステムの図である。コントローラ410は、プログラマブルAPI430を介してRANノード450と通信状態にある。コントローラ410は、AIニューラルネットワーク訓練および学習をサポートするコントローラアプリケーションおよび分析を含むことができる。したがって、コントローラ410は、AIニューラルネットワーク選択のためのコントローラ414と、1つ以上のパラメータまたは設定のニューラルネットワーク構成とを含むことができる。コントローラ410はまた、ニューラルネットワークの訓練および改良を実行することができる。分析および機械学習プラットフォーム416は、オフライン訓練および/またはオンライン学習を含むことができる。APIフロントエンド418は、終了することができ(すなわち、メッセージの送信および/または受信を含む)、API上のメッセージの適切な符号化/復号化を処理する。このデータを収集し記憶するために、データ収集ブロック420が設けられる。データ収集ブロックは、APIを介して受信されたデータを受信し、メモリ(および/または転送/経路指定)することができる。コントローラ210は、多くのRANノードにインタフェースすることができ、実施例では、データ収集ブロック20は、例えば、多くのRANノードから来る潜在的に大量のデータを処理するスケーラブルな方法を提供することができる。
【0077】
RANノード450の例は、図4に示されている。RANノード450は、中央ユニット452、分散ユニット454、および無線ユニット(RU)456を含む3つのブロックを含むことができる(例えば、RANノードの機能は複数のブロックに分割することができる)。CU452は、ユーザデータの転送、モビリティ制御、無線アクセスネットワーク共有、測位、セッション管理などのgNB(BS)機能を含む論理ノードであるが、DU/RU専用に割り当てられた機能は除く。CUは、フロントホールインタフェースを介して1つ以上のDUの動作を制御し、RRC(無線リソース制御)、B/H l/f(バックホールインタフェース)、GTP(GPRSトンネリングプロトコル)、PDCP(パケットデータコンバージェンスプロトコル)、複数の接続などの1つ以上の上位機能またはプロトコルエンティティを含むことができる。DU454は、機能分割オプションに応じてgNB機能のサブセットを含む論理ノードであり、RLC(無線リンク制御)、MAC(メディアアクセス制御)、L1/PHY-High(PHYレイヤの一部)などのプロトコルエンティティを含むことができる。RUは論理ノードでもあり、PHY(lower L1)や無線周波数(RF)関数など、下位レベルのgNB関数の一部を提供する。一実施形態では、中央ユニット452は、1つの位置またはノードに設けられ、コアネットワークに接続されてもよく、DU/RUペアは、異なる位置にあるUEに無線カバレッジを提供するために、異なる地理的位置に設けることができる。CUは、複数のDU/RU(DU/RUペア)に接続(および制御)されている。RANノードは、CU、DUおよび/またはRUのために示されるブロックまたは機能のいずれかまたはすべてを含むことができる。
【0078】
一実施形態によれば、図2は、RAN機能の多くまたはほとんど(またはすべて)が単一のRANノード上に提供されるRANノード212の例を示すのにペアし、図4は、RAN機能が複数の(例えば、2つの)ノード、例えば、CU452とDU(またはDU/RUペア454、456を含む)の間で分割されることができるRANノードの別の実施形態を例として示す。これらは単なる一例のRANノードであり、他のRANノード構成が使用されることができる。CU、DUおよびRUの間のプロトコルエンティティおよび/または機能の特定の割当ては、異なる可能性がある。図4は単なる例示の一例であり、RANブロックまたはRAN構成要素間の他の分割または割り当てが使用されることができる。
【0079】
実施例によれば、AIニューラルネットワークは、カードまたはボード上、部内、または半導体チップ上に設けられてもよく、プロセッサまたはプロセッサコアまたはコプロセッサユニットを使用することができ、および/またはRANノード上の専用ハードウェアアクセラレータを使用することができる。ニューラルネットワークは、入力データや中間計算だけでなく、重みやバイアス、その他のパラメータを記憶するためにメモリを使用することもできる。ニューラルネットワークは、データの動きに影響を与えて計算を実行するために、プロセッサとメモリや周辺デバイス、またはハードウェアアクセラレータとの間のインタフェースを使用することができる。
【0080】
さらなる例の詳細は、ここで、態様A~F、例えば図2および/または図4に関して説明する。
【0081】
態様Aのさらなる詳細:RANノードのさらなる詳細(例として、450、図4、例として、または別の例として、図2の212)は、いくつかのRAN機能のためにニューラルネットワークを実行することができる。RANノードは、eNB(4G/LTE)またはgNB(5G)(例として)、あるいはその他のワイヤレスネットワーク技術RANノードである。RANノードは、RANに組み込まれたニューラルネットワークを使用して、RAN内の各種モジュールまたはブロック内の機能を含む1つ以上のRAN機能のニューラルネットワークベースの実行を使用できることができる。したがって、460(図4)において、1つ以上のニューラルネットワークは、埋め込まれても(またはそのために提供されても)よい。図4に示すように、CU452、DU454および/またはRU456、例えば、様々なRAN機能または演算を実行するために、したがって、例えば、図4に示すように、ニューラルネットワークは、(例示として)以下のRAN機能の1つ以上に対して埋め込まれるか、または提供されることができる。
【0082】
1) CU:制御プレーン機能:例えば、キャリアアグリゲーション(セカンダリセル(Scell)の追加/削除選択)、デュアルコネクティビティSeNB/SCG(セカンダリgNG/eNB/BSまたはセカンダリセル)選択、ロードバランシング(周波数内/周波数間)、アドミッションコントロール、DRX(不連続受信)設定、UE接続解除などのRRM(無線リソース管理)アルゴリズム。
【0083】
2) CU:ビデオストリーミング/ゲームなどのフローの同定、バッファサイズ変更/ パケットドロップなどQoE(User-plane or Quality of Experience機能。
【0084】
3) DU:スケジューラ:大規模MIMO(多入力、多出力)ビーム選択など、アップリンクまたはダウンリンクデータ伝送のためのデータスケジューリング。
【0085】
4) DU:レイヤ1(L1または物理レイヤ):レシーバ、チャンネル推定、
【0086】
5) RU:レイヤ1(下側PHY):デジタル・ビームフォーミング。
【0087】
6) RU:レイヤ1(下側PHY):デジタル・プリディストーション(DPD)、アナログ・ビームフォーミングなど。
【0088】
DUとRUには個別のコンポーネントまたはブロックが表示されるが、場合によっては、各DUにDU+RUブロックまたはコンポーネントの両方が一般的に含まれることができる。したがって、このような場合、DUは、図4に示すDUおよびRUの両方のプロトコルエンティティおよび機能のいずれかまたはすべてを含むことができる。
【0089】
RANは、クラウドRANとして展開され、ここで、「中央ユニット(Central Unit)」(CU、制御プレーン、ユーザプレーン、一般的な非リアルタイム機能などの機能を含む)は、分散ユニット(DU、スケジューラ、MAC、レイヤ1などの機能を含む)、および、デジタル・ビームフォーミング、デジタル・プリディストーション(DPD) フィルタリング、アナログ・ビームフォーミングなどのレイヤ1に関連する一部の機能を含む無線ユニット(RU)から分離されたクラウドロケーションに展開することができる。
【0090】
RANノードは、ニューラルネットワークの実行を支援できる特別なハードウェア能力を有する。例えば、ある種のニューラルネットワークを実行するための(例えば、計算または関数を実行するために使用または割り当てられる専用ハードウェアなど)ハードウェアアクセラレータ、および、高速メモリなどが、例としてある。これらの機能は、処理量やニューラルネットワークのサイズの制限など、さまざまな方法で制限されることができる。
【0091】
態様Bのさらなる詳細:1つ以上のニューラルネットワークの選択および構成をサポートするコントローラ(例として、コントローラ210、図2、または410、図4):コントローラ410は、無線インテリジェントコントローラ(RIC)、または他のコントローラであり得る。
【0092】
コントローラ410は、例えば、分析/機械学習(ML)または人工知能(AI)部416、またはニューラルネットワークを訓練するための設備を提供するプラットフォーム、複数のRANノードによって提供されるデータを受信することができるデータ収集部420、APIを介してRANノードとの間で適切なメッセージングを処理することができる制御APIフロントエンド418、NNのタイプを選択し、様々なタイプのRANノード機能のためのNNの構成を決定する部414、および分析/機械学習部416を使用してNNを訓練することを含むことができる。訓練はオフラインで実行することも、オンラインで更新することもできる。
【0093】
態様Cのさらなる詳細:RANノード450とコントローラ410との間のAPI430:API430は、2つの部分を含むことができる。
【0094】
1.コントローラ-to-RAN API:コントローラがRANに命令を提供できるようにするには、次のようにする。RANにニューラルネットワークサポート情報を提供するようにRANを要求する。例えば、RANノードでサポートされるタイプのニューラルネットワーク(NN)のリスト、NNを使用するRAN関数のリスト、ハードウェア機能記述子などを含めることができる。RANノードに、特定のデータ要素/メトリックまたはその他の情報を提供するように要求することができる。さらに、周期的またはイベント駆動、ストリーミングモードまたはバッチモードなどデータ/メトリックを送信するモードを示すことができる。リアルタイムまたは非リアルタイム/遅延耐性、各種データ要素をコントローラに送信する前にプログラム可能な方法で前処理または前処理するようにRANに指示する。これは、データ/メトリックを提供するための要求と一緒に提供することができる。また、次のような、特定のタイプの機能のNN の表示、NN の設定など、コントローラによって行われた決定に基づいてRANに指示を提供する。
【0095】
2.RANからコントローラAPI:RANがコントローラに提供できるようにするには、次のようにする。A.RANの機能(HW機能やサポートされるニューラルネットワーク(NN)のタイプまたはNNを使用できる機能のタイプなど)。B.NNに関連するデータ、またはモード(周期的/イベント駆動型、またはストリーミング/バッチモードなど)にしたがってコントローラが要求するメトリックや測定値など、関連する機能の操作。
【0096】
API430は、様々なプロトコル、例えばREST/Netconfと共に実装することができる。API430(パート1またはパート2のいずれか)は、RANが統合CU+DU(CU=DU+RUを含む)としてインスタンシエートされている場合は、コントローラコントローラとRANの間にあり得る。または、クラウドRAN展開の場合は、コントローラとCU、およびコントローラとDUの間のAPIとしてさらに分解することができる。上述のように、DUは、一般に、DU+RUプロトコルエンティティおよび機能を含む可能性がある。
【0097】
コントローラは、様々なデータ要素または測定情報をコントローラに送信する前に、プログラム可能な方法で前処理またはフィルタリングを行うように、RANノードにRANノード指示を提供することができる。事前フィルタリングの例:例えば、所定のタイプのメトリック/測定値に対して、
(i)電流値が以前に報告された値と少なくとも一定量異なる場合、
(ii)電流値が提供されたしきい値より高いか低い場合、または所定の範囲内または範囲外にある場合にのみ、値を報告する。前処理の例:特定のタイプのメトリック/測定値に対して、値に対して指定された計算を実行し、計算された値を報告する。例:(i)提供された関数をメトリック/測定値の個々の値(例:square()、log()、因子による乗算、またはFourier 変換などの変換)に適用する。(ii)提供された関数をメトリック値の配列に適用する(例:単純移動平均、標準偏差、または指数移動平均などの統計メジャーを計算する)。
(iii) 複数の計算の組み合わせ:例:提供された関数を個々の値に適用し、次に提供された関数の値の配列に関数または統計メジャーなどを計算する。前処理および前処理フィルタリングは、関連して、または一緒に適用することができる。例えば、与えられたメトリックの値は、まず、提供された関数または統計的尺度を適用することによって前処理され、その後、事前フィルタリング条件を適用して、値を報告すべきかどうかなどを決定する。
【0098】
コントローラは、RANノードに特定のデータ要素/メトリックを提供するように要求できる。さらに、特定のデータ要素/メトリック/測定を送信するモード、周期またはイベント駆動を示すことができる。周期モードでは、RANノードは指定された期間のデータ/メトリック/測定値を報告する。イベント駆動モードでは、RANノードは特定のイベントが発生した場合にのみ値を報告する。このイベントは、測定値に関連づけられてもよいし(例えば、値が閾値より高くなったり低くなったりする)、他の何らかのイベント(例えば、RRC手続き完了など)の発生に結びつけられてもよい。ストリーミングモード(利用可能になるとすぐに連続して送信されるデータ)やバッチ様式(送信前にデータのバッチが蓄積されるのを待つ)などである。ストリーミングモードでは、特定のデータ要素/メトリックの値は、利用可能になるとすぐに継続的に送信される。RANノードは、処理可能なバッファリングの量に基づいて、累積するデータの量を決定できる。RANノードは、個々のタイプのデータ要素やメトリック、またはメトリックのコレクションにバッチ処理を適用できる。リアルタイムまたは非リアルタイム/遅延耐性について、リアルタイムデータは、特定の遅延内に送信する必要があるが、それ以外の場合は(ドロップの表示とともに)ドロップされる。
【0099】
条件によっては、ハードウェアの制限または処理/メモリの制約またはバックホール帯域幅のために、RANが必要な周期性またはリアルタイムでコントローラによって要求されたデータを提供できないことができる。この場合、RANは、このような制約のためにデータを提供できないことをコントローラに示すことができる。これに応じて、コントローラは、RANが報告する必要のあるデータ量を効果的に削減し、RANの報告負担を軽減する前処理/前処理命令をRANに提供することができる。これにより、報告されたデータの正確性/粒度が多少失われ、コントローラが達成できる性能とRANのデータ報告の負担とのトレードオフがもたらされる可能性がある。
【0100】
態様Dの詳細:RANノードからコントローラに提供される情報。
【0101】
RANノードは、API(例えば、1つ以上):
1)実行がRANノードによってサポートされるサポートされるニューラルネットワークのタイプのリストをコントローラに提供することができる。これには、フィードフォワードニューラルネットワーク、反復ニューラルネットワーク、ディープニューラルネットワーク、たたみ込みニューラルネットワーク、Qネットワーク、ディープQネットワーク、ゲートリカレントユニット、ロング/短いタームメモリネットワーク、Boltzmannマシン、制限付きBoltzmannマシン、または他のタイプのニューラルネットワーク、あるいはモジュラーニューラルネットワークのようなそれらの組み合わせが含まれる。これには、各タイプのニューラルネットワークのパラメータ、例えば、層の数、ニューロンの数の制限、サポートされている活性化機能のタイプ、または出力層操作のタイプ(softmax、その他)がされに含まれる。
2)決定を行うためにニューラルネットワークを実行できるRAN機能のリストが含まれることができる。これには、例えば、キャリアアグリゲーション(追加/削除のためのScell選択)、デュアルコネクティビティSeNB/SCG選択、負荷分散(周波数内または周波数間)、アドミッション制御、DRX設定、UEコネクション解放などのRRMアルゴリズムのような制御プレーン機能が含まれる。ユーザプレーン機能:ビデオストリーミング/ゲーム、バッファサイズ変更/ドロップなどのフローの同定。スケジューラ:大規模MIMOビーム選択など。レイヤ1(L1または物理レイヤ):レシーバ、チャネル推定、デジタル・ビームフォーミング、デジタル・プリディストーション、アナログ・ビームフォーミングなど。
3)ニューラルネットワークを実行するためのRANノードのHW能力を記述するHW能力記述子のリスト、RANノードによってサポートされる精度のレベル(例:8ビット整数または16ビットまたは32ビット浮動小数点)、NNのためのHW加速能力のタイプ、NNに基づく時間クリティカルなタスクを実行するための利用可能な時間周期。
4)NNへの入力として使用メモリRANノードで利用可能な入力のリスト。これらの測定には、ユーザ関連測定値:RSRP/RSRQなどのRRC測定値、またはMACレベル測定値(タイミングアドバンス(TA)、PHR(パワーヘッドルームレポート)、HARQの分数(ハイブリッドARQ)確認応答(ACK)または否定応答(NACK)またはPDCCH(物理ダウンリンク制御チャネル)誤り、または物理層測定(UEのCQI(チャネル品質情報)またはPMI(プリコーディングマトリックスインジケータ)またはRI(ランク表示)、アップリンク受信信号強度(RSSI)またはアップリンク干渉など)が含まれる。これらは、1つ以上のキャリアまたはセル上にあり得る。
【0102】
さらに、態様Dに関連して、RANノードは、データ要素のリストを、コントローラに提供することができる。これらは、セルの様々なメトリックまたは測定値(例えば、セル負荷、複合利用可能容量、受信トラフィックの量、PRB利用率、接続されたユーザまたはアクティブなユーザの数)、またはRANノードのセル内のユーザ、例えば、RSRP(基準信号受信電力)/RSRQ(基準信号受信品質)/PHR(電力ヘッドルームレポート)/CQI(チャネル品質情報)/タイミングアドバンスなどを含むことができる。これらは、RANの各種主要な性能指標、例えば、ブロック誤り率、ドロップまたはブロックされたコールの数または分率、ユーザレベルまたはセルレベルの配信スループット、レイテンシー、待ち行列サイズ、待ち行列遅延等を含むことができる。RANノードは、コントローラに報告するデータを決定するために、まず、コントローラによって示されるように、データに前処理/前処理フィルタリングステップを適用することができる。
【0103】
態様Eの詳細:NNタイプ、構成を決定するコントローラ。コントローラは、APIを介してRANから受信した情報を考慮して、どのタイプのニューラルネットワークを、RANノードでサポートされている各RAN機能に使用するか、および、ニューラルネットワークごとに、ニューラルネットワークの初期設定、またはNNの設定またはパラメータ(入力/出力の数とタイプ拶ニューロンの数、レイヤ、接続グラフ、重み、アクティブ化関数など)を決定する。
【0104】
コントローラは、次のように判定を行うことができる。コントローラは、RAN機能のタイプを(RAN機能ごとに許可されたタイプのニューラルネットワークの設定、ニューラルネットワークのタイプごとに最小限のRAN機能)にマッピングする表を保持する。この表は、RANノード製造者または他のエキスパートからのガイダンスに基づいて、操作者によってコントローラで設定またはプログラムされることができる。RAN機能のタイプ軸と、にサポートされているニューラルネットワークのタイプとRANノード機能の制限(ニューロンの層数の数、アクティベーション関数など)でRANノードが提供するデータを指定する。各関数について、コントローラは、このテーブルとRANノードでサポートされる機能に関するRANによって提供される情報を使用して、適切なタイプのニューラルネットワークを選択できる。機能のタイプが選択されると、コントローラはニューラルネットワークの初期設定を決定することができる。この構成(例えば、NN (ニューラルネットワーク)の重みと連結性グラフ)は、初期化のためにランダムに選択することも、初期訓練データセットに基づいてNNを訓練することも、分析/AI/MLおよびオンライン/オフライン訓練のためのコントローラの能力を使用してRANから受信したメトリック/測定値の情報に基づいて選択することもできる。
【0105】
追加の態様G:NNタイプと構成の更新を行うコントローラ:いくつかの詳細例:例えば、定期的にまたはRANノードからバッチで受信した情報に基づいて、継続的に、コントローラはニューラルネットワークの構成(重み/接続性グラフなど)を更新し、更新された構成をRANノードに送信することができる。RANによって報告されたデータ要素/メトリック/測定値に基づいて、コントローラはニューラルネットワークの訓練を更新できる。例えば、典型的には、ニューラルネットワークによって予測される出力と、基礎となる訓練データまたは観測データとの間の誤差を最小化するために、ニューラルネットワーク重みを決定することができる。場合によっては、ニューラルネットワークは、ランニングシステムにおける実際の効果(例えば、スループットの変化、またはブロック誤り率の変化)がランニングシステムにおいて観測され、重みのニューラルネットワーク訓練が観測を反映するように更新される強化学習など、RAN性能に対する特定の作用の影響の観測に基づいて訓練される。
【0106】
例1.図5は、例示的実施形態によってコントローラの動作を例示しているフローチャートである。動作510は、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワークノード(RNノード)から、コントローラによって、少なくとも1つのニューラルネットワークサポート情報、および、前記RNノードによる1つ以上の測定値または前記RNノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値を含む測定情報を受信するステップを含む。動作520は、前記ニューラルネットワークサポート情報および前記測定情報の少なくとも1つに基づいて、RANノードのためのニューラルネットワークの構成を前記コントローラによって決定するステップを含む、また、動作530は、前記コントローラによって、前記RANノードに対するニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報をRANノードに送信することを含む。
【0107】
例2.前記受信するステップは、前記無線ネットワーク内の前記無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから前記コントローラによって、前記測定情報を受信するステップを含み、前記決定するステップは、前記測定情報の少なくとも一部に基づいて、前記コントローラによって、前記RANノードの前記ニューラルネットワーク構成を決定するステップを含む、例1または2の方法。
【0108】
例3.前記受信するステップは、前記無線ネットワーク内の前記無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから前記コントローラによって、前記測定情報を受信するステップを含み、前記決定するステップは、前記測定情報の少なくとも一部に基づいて、前記コントローラによって、前記RANノードの前記ニューラルネットワーク構成を決定するステップを含む、例1または2の方法。
【0109】
例4.前記ニューラルネットワークサポート情報は、前記RANノードの、ニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする能力を示すニューラルネットワーク能力情報、前記RANノードの1つ以上のハードウェア特徴を示すハードウェア特徴情報、および、前記ニューラルネットワークをサポートするための前記RANノードの前記ハードウェアの可用性を示すハードウェア可用性情報のうちの少なくとも1つを含む前記RANノードのためのハードウェア情報、のうちの少なくとも1つを含む、例1ないし3のいずれか1つに記載の方法。
【0110】
例5.前記ハードウェア特徴情報は、前記RANノードについて、前記RANノードのプロセッサまたはプロセッサコアの数および/またはクロック速度を記述する情報、前記無線アクセスネットワークノードのメモリ量を記述する情報、および、前記ニューラルネットワークに使用することができる前記RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータを記述する情報、のうちの1つ以上を示す情報を含む、
【0111】
例6.前記ハードウェア可用性情報は、前記RANノードについて、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記RANのプロセッサリソースの量または割合、使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記RANのプロセッサリソースの量または割合、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記RANノードのメモリの量または割合、使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記RANのメモリの量または割合、前記RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記RANノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合、のうちの1つ以上を示す情報を含む、例4または5に記載の方法。および、前記RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、使用または占有されていて、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記RANノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合、例4に記載の方法。
【0112】
例7.前記決定するステップは、前記コントローラによって、前記ニューラルネットワークサポート情報と前記測定情報に基づいて、RANノードのためのニューラルネットワークの構成を決定するステップを含む、例1ないし6のいずれか1つに記載の方法。
【0113】
例8.前記コントローラによって、前記RANノードによって、前記無線RANノードが前記ハードウェア可用性情報および/または前記測定情報を前記コントローラに送信する前に、前記ハードウェア可用性情報および/または前記測定情報上で実行されるべき処理または事前フィルタリングのうちの少なくとも1つを示す情報を、をRANノードに送信するさらに含む、例1ないし7のいずれか1つに記載の方法。
【0114】
例9.前記決定するステップは、前記RAN機能に対して前記RANノードによってサポートされるニューラルネットワークタイプを決定するステップと、前記ニューラルネットワークの1つ以上の属性またはパラメータを決定するステップと、を含む、例1ないし8のいずれか1つに記載の方法。
【0115】
例10.前記ニューラルネットワーク能力情報は、前記RANノードの、前記RANノードの1つ以上のRANの各々に対してニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする能力を示し、前記決定するステップは、前記RANノードの1つ以上のRANの各々に対して、少なくとも前記ニューラルネットワーク能力情報に基づいて、前記RAN機能のための前記RANノードによって、サポートされるニューラルネットワークタイプを決定するステップを含む、例1ないし9のいずれか1つに記載の方法。
【0116】
例11.前記コントローラによって、前記RANノードによって前記コントローラに提供されるべき前記ハードウェア可用性情報の少なくとも1つのタイプおよび/または測定情報の少なくとも1つのタイプを示す情報をRANノードに送信するステップをさらに含む、例1ないし10のいずれか1つに記載の方法。
【0117】
例12.前記コントローラによって、前記RANノードによって、前記無線RANノードが前記ハードウェア可用性情報および/または前記測定情報を前記コントローラに送信する前に、前記ハードウェア可用性情報および/または前記測定情報上で実行されるべき処理またはフィルタリングの少なくとも1つを示す情報をRANノードに送信するステップをさらに含む、例1ないし11のいずれか1つに記載の方法。
【0118】
例13.前記コントローラによって、前記RANノードによって前記コントローラに報告または提供される前記ハードウェア可用性情報および前記測定情報のうちの少なくとも1つのフォーマットを示す情報をRANノードに送信するステップをさらに含む、例1ないし11のいずれか1つに記載の方法。
【0119】
例14.例1ないし13のいずれか1つに記載の方法を実行する手段を備える装置。
【0120】
例15.非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、コンピュータシステムに、例1ないし13のいずれか1つに記載の方法を実行させるように構成される命令を格納する、非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【0121】
例16.少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータ・プログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える含む装置であって、少なくとも1つのメモリと、コンピュータ・プログラムコードとは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、少なくとも、例1ないし13のいずれか1項に記載の方法を実行させるように構成される、装置。
【0122】
例17.少なくとも 1つのプロセッサと、コンピュータ・プログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える含む装置であって、少なくとも1つのメモリと、コンピュータ・プログラムコードとは、該少なくとも1つのプロセッサを用いて、該装置に、少なくとも、コントローラによって、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから、ニューラルネットワークサポート情報、および、前記RNノードによる1つ以上の測定値または、前記RNノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値を含む測定情報のうちの少なくとも1つを受信させ、前記コントローラが、前記ニューラルネットワークサポート情報と前記測定情報のうちの前記少なくとも1つに基づいて、RANノードのためのニューラルネットワークの構成を決定させ、前記コントローラによって、前記RANノードに対するニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報をRANノードに送信させるように構成される、装置。
【0123】
例18.前記装置に受信させることは、該装置に、前記コントローラにより、前記無線ネットワーク内の前記無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから、前記ニューラルネットワークサポート情報を受信させることを含み、前記装置に前記測定情報を決定させることは、前記ニューラルネットワークサポート情報の少なくとも一部に基づいて、前記RANノードの前記ニューラルネットワーク構成を前記装置に、前記コントローラにより決定させることを含む、例17に記載の装置。
【0124】
例19.前記装置に受信させることは、該装置に、前記コントローラにより、前記無線ネットワーク内の前記無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから、前記測定情報を受信させることを含み、前記装置に前記測定情報を決定させることは、前記装置に決定させることは、前記コントローラにより、前記測定情報の少なくとも一部に基づいて、前記RANノードの前記ニューラルネットワーク構成を決定させることを含む、例17または18に記載の装置。
【0125】
例20.前記ニューラルネットワークサポート情報は、前記RANノードの、ニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする能力を示すニューラルネットワーク能力情報、前記RANノードの1つ以上のハードウェア特徴を示すハードウェア特徴情報と、前記ニューラルネットワークをサポートするための前記RANノードの前記ハードウェアの可用性を示すハードウェア可用性情報とのうちの少なくとも1つを含む前記RANノードのためのハードウェア情報、のうちの少なくとも1つを含む、例17ないし19のいずれか1項に記載の装置。
【0126】
例21.前記ハードウェア特徴情報は、前記RANノードについて、前記RANノードのプロセッサまたはプロセッサコアの数および/またはクロック速度を記述する情報、前記無線アクセスネットワークノードのメモリ量を記述する情報、および、前記ニューラルネットワークに使用することができる前記RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータを記述する情報のうちの1つ以上を示す情報を含む、例20に記載の装置。
【0127】
例22.前記ハードウェア可用性情報は、前記RANノードについて、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記RANのプロセッサリソースの量または割合、使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記RANのプロセッサリソースの量または割合、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記RANのメモリの量または割合、使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記RANのメモリの量または割合、前記RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記RANノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合、および、前記RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、使用または占有されていて、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記RANノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合のうちの1つ以上を示す情報を含む、例20または21に記載の装置。
【0128】
例23.前記装置に決定させることは、前記装置に、前記コントローラが、前記ニューラルネットワークサポート情報と前記測定情報に基づいて、RANノードのためのニューラルネットワークの構成を決定させることを含む、例17ないし22のいずれか1つに記載の装置。
【0129】
例24.前記装置に、さらに、前記コントローラによって、前記無線RANノードが前記ハードウェア可用性情報および/または前記測定情報を前記コントローラに送信する前に、前記ハードウェア可用性情報および/または前記測定情報上で前記RANノードによって実行されるべき処理または事前フィルタリングのうちの少なくとも1つを示す情報をRANノードに送信させる、例17ないし23のいずれか1つに記載の装置。
【0130】
例25.前記装置に決定させることは、前記装置に、前記RAN機能に対して前記RANノードによってサポートされるニューラルネットワークタイプを決定させ、前記ニューラルネットワークの1つ以上の属性またはパラメータを決定させることを含む、例17ないし24のいずれか1つに記載の装置。
【0131】
例26.前記ニューラルネットワーク能力情報は、前記RANノードの1つ以上のRANの各々に対してニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする前記RANノードの能力を示し、前記装置に決定させることは、前記装置に、前記RANノードの1つ以上のRANの各々に対して、少なくとも前記ニューラルネットワーク能力情報に基づいて、前記RAN機能のための前記RANノードによって、サポートされるニューラルネットワークタイプを決定させることを含む、例17ないし25のいずれか1つに記載の装置。
【0132】
例27.前記装置に、前記コントローラによって、前記RANノードによって前記コントローラに提供されるべき前記ハードウェア可用性情報および/または少なくとも1つのタイプの測定情報のうちの少なくとも1つのタイプを示す情報をRANノードに送信させることをさらに含む、例17ないし26のいずれか1つに記載の装置。
【0133】
例28.前記装置に、前記コントローラによって、前記ハードウェア可用性情報および/または前記測定情報を前記コントローラに前記RANノードが送信する前に、前記ハードウェア可用性情報および/または前記測定情報の上の、前記RANノードによって実行されるべき処理またはフィルタリングのうちの少なくとも1つを示す情報を、をRANノードに送信させることをさらに含む、例17ないし27のいずれか1つに記載の装置。
【0134】
例29.図6は、例示的実施形態にしたがって、RANノードの作動を例示しているフローチャートである。動作610は、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、コントローラに、ニューラルネットワークサポート情報と、前記RNノードによる1つ以上の測定値または前記コントローラが、前記RANノードのために、ニューラルネットワーク構成を決定することを可能にする前記RANノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値とを含む測定情報とのうちの少なくとも1つを送信するステップを含む。また、動作620は、前記RANノードにより、前記コントローラから、前記RANノードのニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報を受信するステップを含む。
【0135】
例30.前記送信するステップは、前記無線ネットワーク内の前記無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、少なくとも、前記コントローラが、前記RANノードに対するニューラルネットワーク構成を決定することを可能にする前記ニューラルネットワークサポート情報前記コントローラに送信するステップを含む、例29に記載の方法。
【0136】
例31.前記送信するステップは、前記無線ネットワーク内の前記無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、前記コントローラに、前記RANノードによる少なくとも1つ以上の測定値、または、前記RNノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値を送信するステップを含み、前記コントローラが、前記RANノードに対するニューラルネットワーク構成を決定することを可能にする、例29または30に記載の方法。
【0137】
例32.前記RANノードによって、前記ニューラルネットワーク構成情報に基づいてニューラルネットワークを構成するステップと、前記構成されたニューラルネットワークに少なくとも部分的に基づいて前記RANノードによって、1つ以上のRAN機能を実行するステップと、をさらに含む、例29ないし31のいずれか1つに記載の方法。
【0138】
例33.前記ニューラルネットワークサポート情報は、前記RANノードの、ニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする能力を示すニューラルネットワーク能力情報、前記RANノードの1つ以上のハードウェア特徴を示すハードウェア特徴情報、および、ニューラルネットワークをサポートするラン・ノードのハードウェアの可用性を示すハードウェア可用性情報とのうちの少なくとも1つを含む前記RANノードのためのハードウェア情報、のうちの少なくとも1つを含む、例29ないし32のいずれか1つに記載の方法。
【0139】
例34.前記ハードウェア特徴情報は、前記RANノードについて、前記RANノードのプロセッサまたはプロセッサコアの数および/またはクロック速度を記述する情報、前記無線アクセスネットワークノードのメモリ量を記述する情報、および、前記ニューラルネットワークに使用することができる前記RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータを記述する情報のうちの1つ以上を示す情報を含む、例33に記載の方法。
【0140】
例35.前記ハードウェア可用性情報は、前記RANノードについて、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記RANのプロセッサリソースの量または割合、使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記RANのプロセッサリソースの量または割合、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記RANのメモリの量または割合、使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記RANのメモリの量または割合、前記RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記RANノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合、および、前記RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、使用または占有されていて、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記RANノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合のうちの1つ以上を示す情報を含む、例33または34に記載の方法。
【0141】
例36.前記RANノードにより、前記RANノードによる1つ以上の測定値、または、前記RANノードに接続されたユーザデバイスによる1つ以上の測定値を含む測定情報を前記コントローラに送信するステップをさらに含み、前記ニューラルネットワーク構成は、前記ニューラルネットワークサポート情報と前記測定情報に基づいている、例33ないし35のいずれか1つに記載の方法。
【0142】
例37.前記ニューラルネットワーク能力情報は、前記RANノードの、前記RANノードの1つ以上のRANの各々に対してニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする能力を示す、例33ないし36のいずれか1つに記載の方法。
【0143】
例38.前記RANノードにより、前記コントローラから、前記RANノードによって前記コントローラに提供されるべき前記ハードウェア可用性情報の少なくとも1つのタイプおよび/または測定情報の少なくとも1つのタイプを示す情報を受信するステップをさらに含む、例33ないし37のいずれか1つに記載の方法。
【0144】
例39.前記コントローラからの前記RANノードによって、前記無線RANノードが前記ハードウェア可用性情報および/または前記測定情報を前記コントローラに送信する前に、前記ハードウェア可用性情報および/または前記測定情報の上の、前記RANノードによって実行されるべき処理またはフィルタリングの少なくとも1つを示す情報を受信するステップをさらに含む、例33ないし38のいずれか1つに記載の方法。
【0145】
例40.前記RANノードにより、前記コントローラから、前記RANノードによって前記コントローラに報告または提供される前記ハードウェア可用性情報および前記測定情報のうちの少なくとも1つのフォーマットを示す情報を受信するステップをさらに含む、例33ないし39のいずれか1つに記載の方法。
【0146】
例41.例29ないし39のいずれか1つに記載の方法を実行するための手段を備えた装置。
【0147】
例42.少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、コンピュータシステムに、例29ないし39のいずれか1つに記載の方法を実行させるように構成されるその上に格納された命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0148】
例43.少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータ・プログラムコードとを含む少なくとも1つのメモリと、を備える含む装置であって、少なくとも1つのメモリと、コンピュータ・プログラムコードとは、記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、少なくとも、例29ないし39のいずれか1つに記載の方法を実行させるように構成される、装置。
【0149】
例44.少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータ・プログラムコードとを含む少なくとも1つのメモリと、を備える含む装置であって、該少なくとも1つのメモリと、該コンピュータ・プログラムコードとは、該少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、ニューラルネットワークサポート情報と、該無線アクセスネットワークノードに、前記コントローラが、前記RANノードのニューラルネットワーク構成を決定することを可能にする、前記RNノードによる1つ以上の測定値または前記RANノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値を含む測定情報とのうちの少なくとも1つををコントローラに送信させ、前記RANノードにより、前記コントローラから、前記RANノードのニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報を受信させるように構成される、装置。
【0150】
例45.前記装置に送信させることは、前記装置に、前記無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、前記コントローラへ、少なくとも、前記コントローラが、前記RANノードに対するニューラルネットワーク構成を決定することを可能にする前記ニューラルネットワークサポート情報を送信させることを含む、例44に記載の方法。
【0151】
例46.前記装置に送信させることは、前記装置に、前記無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって、前記コントローラへ、少なくとも、前記RANノードによる前記1つ以上の測定値または前記コントローラが、前記RANノードに対するニューラルネットワーク構成を決定することを可能にする、前記RANノードと通信状態にある無線デバイスによる1つ以上の測定値を送信させることを含む、例44または45に記載の装置。
【0152】
例47.前記装置に、さらに、前記RANによって、前記ニューラルネットワーク構成情報に基づいてニューラルネットワークを構成させ、前記RANノードによって、前記構成されたニューラルネットワークに少なくとも部分的に基づいて1つ以上のRAN機能を実行させる、例44ないし46のいずれか1項に記載の装置。
【0153】
例48.前記ニューラルネットワークサポート情報は、ニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする前記RANノードの能力を示すニューラルネットワーク能力情報、および、前記RANノードの1つ以上のハードウェア特徴を示すハードウェア特徴情報、および、前記ニューラルネットワークをサポートするための前記RANノードの前記ハードウェアの可用性を示すハードウェア可用性情報のうちの少なくとも1つを含む前記RANノードのためのハードウェア情報、うちの少なくとも1つを含む、例44ないし47のいずれか1項に記載の装置。
【0154】
例49.前記ハードウェア特徴情報は、前記RANノードについて、前記RANノードのプロセッサまたはプロセッサコアの数および/またはクロック速度を記述する情報、前記無線アクセスネットワークノードのメモリ量を記述する情報、および、前記ニューラルネットワークに使用されることができる前記RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータを記述する情報のうちの1つ以上を示す情報を含む、例48に記載の装置。
【0155】
例50.前記ハードウェア可用性情報は、前記RANノードについて、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記RANのプロセッサリソースの量または割合、使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記RANのプロセッサリソースの量または割合、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記RANのメモリの量または割合、使用または占有されており、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記RANのメモリの量または割合、前記RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、前記ニューラルネットワークで利用可能な前記RANノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合、および、前記RANノードの1つ以上のハードウェアアクセラレータに対して、使用または占有されていて、前記ニューラルネットワークで利用不可能な前記RANノードのハードウェアアクセラレータリソースの量または割合のうちの1つ以上を示す情報を含む、例48または49に記載の装置。
【0156】
例51.前記装置に、さらに、前記RANノードによって、前記コントローラへ、前記RANノードによる1つ以上の測定値、または、前記RANノードに接続されたユーザデバイスによる1つ以上の測定値を含む測定情報を送信させ、ここで、前記ニューラルネットワーク構成は、前記ニューラルネットワークサポート情報と前記測定情報に基づいている、例48ないし50のいずれか1項に記載の装置。
【0157】
例52.前記ニューラルネットワーク能力情報は、前記RANノードの、前記RANノードの1つ以上のRANの各々に対してニューラルネットワークの1つ以上の異なるタイプをサポートする能力を示す、例48ないし51のいずれか1項に記載の装置。
【0158】
例53.前記装置に、さらに、前記RANノードにより、前記コントローラから、前記RANノードによって前記コントローラに提供されるべき前記ハードウェア可用性情報の少なくとも1つのタイプおよび/または測定情報の少なくとも1つのタイプを示す情報を受信させる、例48ないし52のいずれか1項に記載の装置。
【0159】
例54.前記装置に、さらに、前記RANノードにより、前記コントローラから、前記無線RANノードが前記ハードウェア可用性情報および/または前記測定情報を前記コントローラに送信する前に、前記ハードウェア可用性情報および/または前記測定情報の上の、前記RANノードによって実行されるべき処理またはフィルタリングの少なくとも1つを示す情報を受信させる、例48ないし53のいずれか1項に記載の装置。
【0160】
例55.前記装置に、さらに、前記RANノードにより、前記コントローラから、前記RANノードによって前記コントローラに報告または提供される前記ハードウェア可用性情報および前記測定情報のうちの少なくとも1つのフォーマットを示す情報を受信させる、例48ないし54のいずれか1項に記載の装置。
【0161】
図7は、実施例に係る無線ステーション(例えば、AP、BSまたはユーザデバイス、または他のネットワークノード)1000のブロック図である。無線局1000は、例えば、1つまたは2つのRF(無線周波数)または無線トランシーバ1002A、1002Bを含むことができ、ここで、各無線トランシーバは、信号を送信するための送信機と、信号を受信するための受信機とを含む。また、無線局は、命令またはソフトウェアを実行し、信号の送受信を制御するプロセッサまたは制御ユニット/エンティティ(コントローラ)1004と、データおよび/または命令を記憶するメモリ1006とを含む。
【0162】
プロセッサ1004はまた、判定または判定を行い、フレームを生成し、伝達のためのパケットまたはメッセージを生成し、さらなる処理のために受信フレームまたはメッセージを復号し、本明細書に記載する他のタスクまたは機能を実行することができる。例えば、ベースバンドプロセッサであるかもしれないプロセッサ1004は、無線トランシーバ1002(1002Aまたは1002B)を介して伝送するためのメッセージ、パッケット、フレームまたはその他の信号を生成することができる。プロセッサ1004は、無線ネットワークを介した信号またはメッセージの伝達を制御することができ、無線ネットワークを介して(例えば、無線トランシーバ1002によってダウンコンバートされた後に)信号またはメッセージなどの受信を制御することができる。プロセッサ1004は、プログラム可能であり、メモリまたは他のコンピュータ媒体に記憶されたソフトウェアまたは他の命令を実行して、上述のタスクまたは方法の1つ以上のような、上述の様々なタスクおよび機能を実行することができる。プロセッサ1004は、例えば、ハードウェア、プログラム可能なロジック、ソフトウェアまたはファームウェアを実行するプログラム可能なプロセッサ、および/またはこれらの任意の組み合わせであり得る(またはそれらを含むことができる)。他の用語を使用して、プロセッサ1004とトランシーバ1002を共に、例えば、無線送受信システムと見なすことができる。
【0163】
さらに、図7を参照すると、コントローラ(またはプロセッサ)1008は、ソフトウェアおよび命令を実行することができ、ステーション1000のための全体的な制御を提供することができ、図7に示されていない他のシステム、例えば、入出力デバイス(例えば、ディスプレイ、キーパッド)を制御するような制御を提供することができ、および/または、例えば、電子メールプログラム、オーディオ/ビデオアプリケーション、ワードプロセッサ、ボイスオーバー(Voice over)IPアプリケーション、または他のアプリケーションまたはソフトウェアのような、無線ステーション1000上に提供されることができる1つ以上のアプリケーションのためのソフトウェアを実行することができる。
【0164】
加えて、コントローラまたはプロセッサによって実行されるときに、プロセッサ1004、または他のコントローラまたはプロセッサに帰着し、上述の1つ以上の機能またはタスクを実行する、記憶された命令を含む記憶媒体が提供されることができる。
【0165】
他の実施形態によれば、RFまたは無線トランシーバ(s)1002A/1002Bは、信号またはデータを受信し、および/または信号またはデータを送受信することができる。プロセッサ1004(および場合によってはトランシーバ1002A/1002B)は、RFまたはワイヤレス・トランシーバ1002Aまたは1002Bを制御して、信号またはデータを送受信、ブロードキャストまたは送信することができる。
【0166】
しかしながら、実施形態は、一例として与えられるシステムに限定されるものではないが、当業者は、その解決策を他の通信システムに適用することができる。適切な通信システムのもう1つの例は、5Gコンセプトである。5Gにおけるネットワークアーキテクチャは、LTE‐アドバーンスト(advanced)のものとかなり類似すると考えられる。5Gは、多入力-多出力(MIMO)アンテナ、LTE (いわゆる小セルコンセプト)よりも多くの基地局またはノードを使用する可能性が高い。これには、より小規模な局と協力して運用しているマクロサイト、おそらくはより良いカバレッジと強化されたデータレートのために多様な無線技術も採用している、などが含まれる。
【0167】
将来のネットワークは、おそらくネットワーク機能仮想化(NFV)を利用するであろうことが理解されるべきである。ネットワーク機能仮想化(NFV)は、ネットワークノード機能を「構築ブロック」に仮想化することを提案するネットワークアーキテクチャ概念であるか、あるいは、サービスを提供するために運用的に接続されているか、または互いにリンクされているかもしれないエンティティである。仮想化ネットワーク機能(VNF)は、カスタマイズされたハードウェアの代わりに、標準または汎用タイプのサーバを使用してコンピュータ・プログラムコードを実行する1つ以上の仮想マシンを含むことができる。クラウドコンピューティングまたはデータストレージも利用可能である。無線通信では、これは、少なくとも部分的に、遠隔無線ヘッドに動作的に結合されたサーバ、ホスト、またはノードにおいて、ノード操作が実行されることを意味することができる。ノード操作は、複数のサーバ、ノード、またはホストの間で分散されることも可能である。また、コアネットワーク動作と基地局動作の間の労働分散は、LTEのものとは異なるか、あるいは存在しない可能性さえあることが理解されるべきである。
【0168】
本明細書に記載する様々な技術の実施形態は、デジタル電子回路、またはコンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせで実現することができる。実施形態は、コンピュータ・プログラム製品、すなわち、情報キャリアとして、例えば、機械読み取り可能なメモリ内、または伝搬された信号内に実体的に具体化されるコンピュータ・プログラムとして、データ処理装置、例えば、プログラマブル・プロセッサ、コンピュータ、または複数のコンピュータの実行のために、またはその動作を制御するために実装されることができる。実施形態は、非一時的媒体であり得る、コンピュータ可読媒体またはコンピュータ可読記憶媒体上に提供されることができる。種々の技術の実施形態は、インターネットまたは他のネットワーク、有線ネットワークおよび/または無線ネットワークを介してダウンロード可能な、一時的な信号または媒体、および/またはプログラムおよび/またはソフトウェアの実施形態を介して提供される実施形態を含むこともできる。さらに、実施形態は、マシンタイプ通信(MTC)を介して、およびモノのインターネット(IOT)を介して提供されることができる。
【0169】
コンピュータ・プログラムは、ソースコード形式、オブジェクトコード形式、または何らかの中間形式であってもよく、プログラムを運ぶことができる任意の実体または装置であり得る、何らかのタイプのキャリア、配布媒体、またはコンピュータ可読媒体に格納されることができる。このようなキャリアには、例えば、記録媒体、コンピュータメモリ、読み取り専用メモリ、光電気および/または電気キャリア信号、電気通信信号、およびソフトウェア配布パッケージが含まれる。必要とされる処理能力に応じて、コンピュータ・プログラムは、単一の電子デジタル・コンピュータで実行されてもよく、または多数のコンピュータに分散されることができる。
【0170】
さらに、本明細書に記載する様々な技術の実施形態は、サイバー物理システム(CPS) (物理的エンティティを制御する協調計算要素のシステム)を使用することができる。CPSは、異なる場所にある物理的な物体に埋め込まれた大量の相互接続されたICTデバイス(センサ、作動器、プロセッサマイクロコントローラ、…)の実施形態および利用を可能にすることができる。対象の物理システムが本質的な移動性を持つ移動サイバー物理システムは、サイバー物理システムのサブカテゴリである。移動体物理システムの例としては、移動ロボットや、ヒトまたは動物によって運搬される電子機器が挙げられる。スマートフォンの人気の高まりは、モバイルサイバー物理システムの分野への関心が高まっている。したがって、本明細書に記載する技術の様々な実施形態を、これらの技術の1つ以上を介して提供することができる。
【0171】
上述のコンピュータ・プログラムなどのコンピュータ・プログラムは、コンパイルまたは解釈された言語を含む任意の形態のプログラミング言語で記述することができ、スタンドアロンプログラムとして、またはモジュール、構成要素、サブルーチン、またはコンピューティング環境での使用に適したその一部として、任意の形態で展開することができる。コンピュータ・プログラムは、1つのコンピュータ上、または1つのサイトの複数のコンピュータ上で実行されるように配備することも、複数のサイトに分散させて通信ネットワークによって相互接続することもできる。
【0172】
方法ステップは、入力データ上で動作し、出力を生成することによって機能を実行するために、コンピュータ・プログラムまたはコンピュータ・プログラム部分を実行する1つ以上のプログラマブル・プロセッサによって実行することができる。方法ステップはまた、FPGA(field programmable gate array)またはASIC(application-specific integrated circuit)などの特殊目的論理回路によって実行され、装置として実装されることができる。
【0173】
コンピュータ・プログラムの実行に適したプロセッサには、一例として、一般および特殊目的マイクロプロセッサの両方、および任意のタイプのデジタル・コンピュータ、チップまたはチップセットの任意の1つ以上のプロセッサが含まれる。一般に、プロセッサは、読み出し専用メモリまたはランダム・アクセス・メモリ、あるいはその両方から命令およびデータを受信する。コンピュータの要素は、命令を実行するための少なくとも1つのプロセッサと、命令およびデータを記憶するための1つ以上のメモリとを含むことができる。一般に、コンピュータはまた、データを記憶するための1つ以上の大容量メモリ、例えば、磁性、光磁性ディスク、または光ディスクから、またはこれらにデータを受信または移動するために、動作可能に結合されることができる。コンピュータ・プログラム命令およびデータを具体化するのに適した情報キャリアは、例えば、半導体メモリデバイス、例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内部ハードディスクまたはリムーバブルディスク、磁気光学ディスク、およびCD-ROMおよびDVD-ROMディスクを含む、すべての形態の不揮発性メモリを含む。プロセッサおよびメモリは、特殊目的論理回路によって補完されてもよく、または組み込むこともできる。
【0174】
ユーザとの対話を提供するために、実施形態は、ユーザに情報を表示するための表示デバイス、例えば、カソード線管(CRT)または液晶ディスプレイ(LCD)モニタリング、およびユーザがコンピュータに入力を提供することができるキーボードおよびポインティングデバイス、例えば、マウスまたはトラックボールなどのユーザインタフェースを有するコンピュータ上で実施することができる。他のタイプのデバイスを使用して、同様にユーザとの対話を提供することができる。例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックなどの任意の形式の感覚フィードバックとすることができ、ユーザからの入力は、音響入力、音声入力、または触覚入力を含む任意の形式で受信することができる。
【0175】
実施形態は、バックエンド構成要素、例えばデータ・サーバ、またはミドルウェア構成要素、例えばアプリケーション・サーバ、またはフロントエンド構成要素、例えばグラフィカルユーザインタフェースを有するクライアント・コンピュータ、またはユーザが実施形態と対話することができるWebブラウザ、あるいはそのようなバックエンド、ミドルウェア、またはフロントエンド・構成要素の任意の組み合わせを含むコンピューティング・システムで実現することができる。構成要素は、デジタルデータ通信の任意の形態または媒体、例えば、通信ネットワークによって相互接続されることができる。通信ネットワークの例には、ローカルエリアネットワーク(LAN)およびワイドエリアネットワーク(WAN)、例えばインターネットが含まれる。
【0176】
ここに記載されている実施形態の特定の特徴が図示されているが、当業者は、多くの修正、置換、変更、均等物を考えだすことができる。したがって、添付のクレームは、様々な態様の真の思想の範囲内に収まるように、そのような修正および変更のすべてをカバーすることが意図されていることが理解されるべきである。
【要約】
【課題】無線アクセスネットワーク(RAN)ノードに対するニューラルネットワークの構成。
【解決手段】
一実施形態によれば、本願方法は、ワイヤレスネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードからコントローラによって、ニューラルネットワークサポート情報、無線アクセスネットワークノードによる1つ以上の測定値、を含む測定情報、または、無線アクセスネットワークノードと通信状態にあるワイヤレスデバイスによる1つ以上の測定値の少なくとも1つを受信するステップと、コントローラによって、ニューラルネットワークサポート情報および測定情報の少なくとも1つに基づいて、無線アクセスネットワークノードのためのニューラルネットワークの構成を決定するステップと、コントローラによって、無線アクセスネットワークノードのためのニューラルネットワークの構成を示すニューラルネットワーク構成情報を無線アクセスネットワークノードに送信するステップと、を含むことができる。
【選択図】図3
図1
図2
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図7