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特許7013432ビデオ情報のプッシュ方法、ビデオ情報のプッシュ装置、サーバ及びコンピュータ可読記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-21
(45)【発行日】2022-01-31
(54)【発明の名称】ビデオ情報のプッシュ方法、ビデオ情報のプッシュ装置、サーバ及びコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/235 20110101AFI20220124BHJP
   H04N 21/258 20110101ALI20220124BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20220124BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20220124BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20220124BHJP
【FI】
H04N21/235
H04N21/258
H04N21/431
G06F13/00
G06F3/0482
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2019200533
(22)【出願日】2019-11-05
(65)【公開番号】P2020109939
(43)【公開日】2020-07-16
【審査請求日】2019-11-05
(31)【優先権主張番号】201910004501.X
(32)【優先日】2019-01-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】515329827
【氏名又は名称】百度在線網絡技術(北京)有限公司
【氏名又は名称原語表記】BAIDU ONLINE NETWORK TECHNOLOGY(BEIJING)CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】3/F Baidu Campus,No.10,Shangdi 10th Street, Haidian District,Beiging,100085 China
(73)【特許権者】
【識別番号】521235408
【氏名又は名称】シャンハイ シャオドゥ テクノロジー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108833
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100162156
【弁理士】
【氏名又は名称】村雨 圭介
(72)【発明者】
【氏名】ユ ジンウェン
(72)【発明者】
【氏名】リャン ハオ
(72)【発明者】
【氏名】ファン ビンビン
【審査官】大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-014966(JP,A)
【文献】特開2002-044540(JP,A)
【文献】特開2004-023118(JP,A)
【文献】特開2006-303883(JP,A)
【文献】特開2007-189741(JP,A)
【文献】特開2013-149299(JP,A)
【文献】特表2016-537919(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0172764(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第106060637(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/10
H04N 7/14 - 7/173
H04N 7/20 - 7/56
H04N 21/00 -21/858
G06F 3/01
G06F 3/048-3/0489
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ情報のプッシュ方法であって、
現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得するステップと、
前記ユーザ行動情報に基づき、次の時刻にクライアントにプッシュされる対象ビデオの関連情報を決定するステップと、
前記対象ビデオの関連情報を前記クライアントに送信することで、前記クライアントが前記対象ビデオの関連情報に基づいて前記ユーザインターフェースを更新するステップと、を含み、
前記ユーザインターフェースは、前記現在時刻に複数のオプションラベルとプリセットタイプのビデオの関連情報とを含み、前記複数のオプションラベルのうちの各オプションラベルは、1種類のコンテンツのビデオをマークするために使用され、
前記現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得するステップは、前記複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する現在時刻のユーザの音声選択命令を取得することを含み、
前記ユーザ行動情報に基づき、次の時刻に前記クライアントにプッシュされる対象ビデオの関連情報を決定するステップは、前記複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する前記ユーザの音声選択命令に従い、次の時刻に前記クライアントにプッシュされる前記プリセットタイプの対象ビデオを決定することを含み、
前記複数のオプションラベルが前記ユーザインターフェースに表示される時間は、前記ユーザが前記ユーザインターフェースによってビデオを再生する回数に基づいて決定されることを特徴とするビデオ情報のプッシュ方法。
【請求項2】
前記ユーザインターフェースは前記クライアントに表示され、前記ユーザインターフェースが前記現在時刻に少なくとも1つのタイプのビデオの関連情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のビデオ情報のプッシュ方法。
【請求項3】
前記ユーザインターフェースは、固定的に順序付けられた複数のタイプのビデオの関連情報、ランダムに順序付けられた複数のタイプのビデオの関連情報、及びプリセットタイプのビデオの関連情報を順次表示するために使用されることを特徴とする請求項1または2に記載のビデオ情報のプッシュ方法。
【請求項4】
前記複数のオプションラベルが前記ユーザインターフェースに周期的に表示されることを特徴とする請求項に記載のビデオ情報のプッシュ方法。
【請求項5】
前記ユーザが前記ユーザインターフェースによってビデオを初めて再生した後のプリセット時間内に、前記複数のオプションラベルが前記ユーザインターフェースに表示されることを特徴とする請求項に記載のビデオ情報のプッシュ方法。
【請求項6】
前記クライアントはテレビを含むことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のビデオ情報のプッシュ方法。
【請求項7】
前記ユーザインターフェースは無限スクロールドロップダウンのユーザインターフェースであることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のビデオ情報のプッシュ方法。
【請求項8】
前記ユーザ行動情報は、前記現在時刻のユーザインターフェースにおけるビデオに対する前記ユーザの閲覧、コレクション、購読の操作のいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記プリセットタイプのビデオは、短いビデオ、長いビデオ、小動画の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
ビデオ情報のプッシュ装置であって、
現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得するための取得モジュールと、
前記ユーザ行動情報に基づき、次の時刻にクライアントにプッシュされる対象ビデオの関連情報を決定するための決定モジュールと、
前記対象ビデオの関連情報を前記クライアントに送信することで、前記クライアントが前記対象ビデオの関連情報に基づいて前記ユーザインターフェースを更新するための送信モジュールと、を含み、
前記ユーザインターフェースは、前記現在時刻に複数のオプションラベルとプリセットタイプのビデオの関連情報とを含み、前記複数のオプションラベルのうちの各オプションラベルは、1種類のコンテンツのビデオをマークするために使用され、
前記取得モジュールは、現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得する際に、具体的には、前記複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する現在時刻のユーザの音声選択命令を取得するために使用され、
前記決定モジュールは、前記ユーザ行動情報に基づいて次の時刻に前記クライアントにプッシュされる対象ビデオを決定する際に、具体的には、前記複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する前記ユーザの音声選択命令に従い、次の時刻に前記クライアントにプッシュされる前記プリセットタイプの対象ビデオを決定するために使用され、前記対象ビデオのコンテンツタイプは、前記複数のオプションラベルから選択された少なくとも1つのオプションラベルのコンテンツタイプと同じであり、
前記複数のオプションラベルが前記ユーザインターフェースに表示される時間は、前記ユーザが前記ユーザインターフェースによってビデオを再生する回数に基づいて決定されることを特徴とするビデオ情報のプッシュ装置。
【請求項11】
前記ユーザインターフェースは前記クライアントに表示され、前記ユーザインターフェースが前記現在時刻に少なくとも1つのタイプのビデオの関連情報を含むことを特徴とする請求項10に記載のビデオ情報のプッシュ装置。
【請求項12】
前記ユーザインターフェースは、固定的に順序付けられた複数のタイプのビデオの関連情報、ランダムに順序付けられた複数のタイプのビデオの関連情報、及びプリセットタイプのビデオの関連情報を順次表示するために使用されることを特徴とする請求項10または11に記載のビデオ情報のプッシュ装置。
【請求項13】
前記複数のオプションラベルが前記ユーザインターフェースに周期的に表示されることを特徴とする請求項10に記載のビデオ情報のプッシュ装置。
【請求項14】
前記ユーザが前記ユーザインターフェースによってビデオを初めて再生した後のプリセット時間内に、前記複数のオプションラベルが前記ユーザインターフェースに表示されることを特徴とする請求項10に記載のビデオ情報のプッシュ装置。
【請求項15】
前記クライアントはテレビを含むことを特徴とする請求項10~14のいずれか1項に記載のビデオ情報のプッシュ装置。
【請求項16】
前記ユーザインターフェースは無限スクロールドロップダウンのユーザインターフェースであることを特徴とする請求項10~15のいずれか1項に記載のビデオ情報のプッシュ装置。
【請求項17】
前記ユーザ行動情報は、前記現在時刻のユーザインターフェースにおけるビデオに対する前記ユーザの閲覧、コレクション、購読の操作のいずれか1つを含むことを特徴とする請求項10~16のいずれか1項に記載のビデオ情報のプッシュ装置。
【請求項18】
前記プリセットタイプのビデオは、短いビデオ、長いビデオ、小動画の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項10~17のいずれか1項に記載のビデオ情報のプッシュ装置。
【請求項19】
メモリと、プロセッサと、コンピュータプログラムとを含むサーバであって、
前記コンピュータプログラムは、前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行されることで請求項1~のいずれか1項に記載の方法を実現するように設定されることを特徴とするサーバ。
【請求項20】
コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されるときに、前記プロセッサが請求項1~のいずれか1項に記載の方法を実現することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、コンピュータ技術の分野に関し、具体的にはビデオ情報のプッシュ方法、ビデオ情報のプッシ装置、サーバ及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、テレビにテレビボックスを設置し、ユーザは当該テレビボックスを通じてテレビ上でネットリソース、例えばインターネットムービーや、テレビドラマなどのビデオを見ることができる。
【0003】
しかしながら、ユーザがテレビボックスを通じてテレビ上でネットリソースを見るとき、テレビのトップページでユーザの選択可能なネットリソースは比較的限られてしまい、ユーザの思うままに自分の好きなビデオを選ぶことができず、ユーザエクスペリエンスを引き下げてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ユーザがユーザインターフェースで自分の好きなビデオを素早く見つけて、ユーザ体験を向上させるビデオ情報のプッシュ方法、ビデオ情報のプッシュ装置、サーバ及びコンピュータ可読記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様では、本発明の実施例は、ビデオ情報のプッシュ方法を提供し、現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得するステップと、前記ユーザ行動情報に基づき、次の時刻に前記クライアントにプッシュされる対象ビデオの関連情報を決定するステップと、前記対象ビデオの関連情報を前記クライアントに送信することで、前記クライアントが前記対象ビデオの関連情報に基づいて前記ユーザインターフェースを更新するステップと、を含む。
【0006】
一実施形態において、前記ユーザインターフェースは前記クライアントに表示され、前記ユーザインターフェースが前記現在時刻に少なくとも1つのタイプのビデオの関連情報を含む。
【0007】
一実施形態において、前記ユーザインターフェースは、固定的に順序付けられた複数のタイプのビデオの関連情報、ランダムに順序付けられた複数のタイプのビデオの関連情報、及びプリセットタイプのビデオの関連情報を順次表示するために使用される。
【0008】
一実施形態において、前記ユーザインターフェースは、前記現在時刻に複数のオプションラベルとプリセットタイプのビデオの関連情報とを含み、前記複数のオプションラベルのうちの各オプションラベルは、1種類のコンテンツのビデオをマークするために使用される。
【0009】
一実施形態において、前記現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得するステップは、前記複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する現在時刻の前記ユーザの選択操作を取得することを含み、前記ユーザ行動情報に基づき、次の時刻に前記クライアントにプッシュされる対象ビデオを決定するステップは、前記複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する前記ユーザの選択操作に基づき、次の時刻に前記クライアントにプッシュされる前記プリセットタイプの対象ビデオを決定することを含む。
【0010】
一実施形態において、前記現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得するステップは、前記複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する現在時刻の前記ユーザの音声選択命令を取得することを含み、前記ユーザ行動情報に基づき、次の時刻に前記クライアントにプッシュされる対象ビデオを決定するステップは、前記複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する前記ユーザの音声選択命令に従い、次の時刻に前記クライアントにプッシュされる前記プリセットタイプの対象ビデオを決定することを含む。
【0011】
一実施形態において、前記複数のオプションラベルが前記ユーザインターフェースに表示される時間は、前記ユーザが前記ユーザインターフェースによってビデオを再生する回数に基づいて決定される。
【0012】
一実施形態において、前記複数のオプションラベルが前記ユーザインターフェースに周期的に表示される。
【0013】
一実施形態において、前記ユーザが前記ユーザインターフェースによってビデオを初めて再生した後のプリセット時間内に、前記複数のオプションラベルが前記ユーザインターフェースに表示される。
【0014】
一実施形態において、前記クライアントはテレビを含む。
【0015】
一実施形態において、前記ユーザインターフェースは無限スクロールドロップダウンのユーザインターフェースである。
【0016】
第2の態様では、本発明の実施例は、ビデオ情報のプッシュ装置を提供し、現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得するための取得モジュールと、前記ユーザ行動情報に基づき、次の時刻に前記クライアントにプッシュされる対象ビデオの関連情報を決定するための決定モジュールと、前記対象ビデオの関連情報を前記クライアントに送信することで、前記クライアントが前記対象ビデオの関連情報に基づいて前記ユーザインターフェースを更新するための送信モジュールと、を含む。
【0017】
一実施形態において、前記ユーザインターフェースは前記クライアントに表示され、前記ユーザインターフェースが前記現在時刻に少なくとも1つのタイプのビデオの関連情報を含む。
【0018】
一実施形態において、前記ユーザインターフェースは、固定的に順序付けられた複数のタイプのビデオの関連情報、ランダムに順序付けられた複数のタイプのビデオの関連情報、及びプリセットタイプのビデオの関連情報を順次表示するために使用される。
【0019】
一実施形態において、前記ユーザインターフェースは、前記現在時刻に複数のオプションラベルとプリセットタイプのビデオの関連情報とを含み、前記複数のオプションラベルのうちの各オプションラベルは、1種類のコンテンツのビデオをマークするために使用される。
【0020】
一実施形態において、前記取得モジュールは、現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得する際に、具体的に、前記複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する現在時刻の前記ユーザの選択操作を取得するために使用され、前記決定モジュールは、前記ユーザ行動情報に基づいて次の時刻に前記クライアントにプッシュされる対象ビデオを決定する際に、具体的に、前記複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する前記ユーザの選択操作に基づき、次の時刻に前記クライアントにプッシュされる前記プリセットタイプの対象ビデオを決定するために使用される。
【0021】
一実施形態において、前記取得モジュールは、現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得する際に、具体的に、前記複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する現在時刻の前記ユーザの音声選択命令を取得するために使用され、前記決定モジュールは、前記ユーザ行動情報に基づいて次の時刻に前記クライアントにプッシュされる対象ビデオを決定する際に、具体的に、前記複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する前記ユーザの音声選択命令に従い、次の時刻に前記クライアントにプッシュされる前記プリセットタイプの対象ビデオを決定するために使用される。
【0022】
一実施形態において、前記複数のオプションラベルが前記ユーザインターフェースに表示される時間は、前記ユーザが前記ユーザインターフェースによってビデオを再生する回数に基づいて決定される。
【0023】
一実施形態において、前記複数のオプションラベルが前記ユーザインターフェースに周期的に表示される。
【0024】
一実施形態において、前記ユーザが前記ユーザインターフェースによってビデオを初めて再生した後のプリセット時間内に、前記複数のオプションラベルが前記ユーザインターフェースに表示される。
【0025】
一実施形態において、前記クライアントはテレビを含む。
【0026】
一実施形態において、前記ユーザインターフェースは無限スクロールドロップダウンのユーザインターフェースである。
【0027】
第3の態様では、本発明の実施例は、メモリと、プロセッサと、コンピュータプログラムとを含むサーバを提供し、そのうち、前記コンピュータプログラムは、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサによって実行されて第1の態様で説明した方法を実現するように設定される。
【0028】
第4の態様では、本発明の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されることによって第1の態様で説明した方法を実現する。
【発明の効果】
【0029】
本発明の実施例に係るビデオ情報のプッシュ方法、ビデオ情報のプッシュ装置、サーバ及びコンピュータ可読記憶媒体は、現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得し、そのユーザ行動情報に基づいて次の時刻にクライアントにプッシュされる対象ビデオの関連情報を決定することで、クライアントが対象ビデオの関連情報に基づいて当該ユーザインターフェースを更新し、これによって、サーバからクライアントにプッシュされる対象ビデオがユーザの好みによりふさわしくなり、ユーザが当該ユーザインターフェースで自分の好みのビデオを素早く見つけることができることにより、ユーザ体験を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
以下の図面により、本発明の明確な実施例が示され、詳細を説明は以下で後述する。これらの図面及び説明は、いかなる方法で本発明の技術的思想の範囲を制限するためのものではなく、特定の実施例を参照して当業者に本発明の概念を説明するためのものである。
図1】本発明の実施例に係る1つの適用シーンの概略図である。
図2】本発明の実施例に係るビデオ情報のプッシュ方法のフローチャートである。
図3】本発明の実施例に係る1つのユーザインターフェースの概略図である。
図4】本発明の実施例に係る他のユーザインターフェースの概略図である。
図5】本発明の他の実施例に係るビデオ情報のプッシュ方法のフローチャートである。
図6】本発明の実施例に係る他のユーザインターフェースの概略図である。
図7】本発明の実施例に係る他のユーザインターフェースの概略図である。
図8】本発明の実施例に係る他のユーザインターフェースの概略図である。
図9】本発明の実施例に係るビデオ情報のプッシュ装置の構造概略図である。
図10】本発明の実施例に係るサーバの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
ここでは、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例で説明した実施形態は、本発明と一致する全ての実施形態を表すものではない反面、添付の特許請求の範囲に記載された本発明のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0032】
本発明の実施例に係るビデオ情報のプッシュ方法は、図1に示す通信システムに適用され得る。図1に示すように、当該通信システムは、サーバ11と端末デバイス12とを含む。当該サーバ11は、具体的にはクラウド端末サーバであってよい。クラウド端末サーバは、すなわちクラウドサーバであり、汎用的なコンピュータと類似するアーキテクチャのある多くのサーバを含む1つのサーバクラスターであり、プロセッサ、ハードディスク、メモリ、システムバスなどから構成される。端末デバイス12は、コンピュータ、携帯電話、ラベルレット、テレビなどのクライアントであってよく、本実施例ではテレビを例にして概略的に説明する。
【0033】
本発明の実施例に係るビデオ情報のプッシュ方法は、従来の技術中の上述のような技術的課題を解決することを目的とする。
【0034】
以下、本発明の技術的解決手段及び本発明の技術的解決手段が上記技術問題を解決する方法を具体的な実施例で詳細に説明する。以下のいくつかの具体的な実施例は、互いに組み合わせられてもよく、同じまたは類似する概念またはプロセスは、いくつかの実施例では説明を省略する。以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。図2は本発明の実施例に係るビデオ情報のプッシュ方法のフローチャートである。本発明の実施例は、従来の技術での上記技術的な問題について、ビデオ情報のプッシュ方法を提供し、当該方法の具体的なステップは以下の通りである。
【0035】
ステップ201では、現在時刻にユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得する。
【0036】
一実施形態において、現在時刻に少なくとも1つのタイプのビデオの関連情報を含むユーザインターフェースは、クライアントに表示される。
【0037】
本実施例では、一実施形態において、クライアントがテレビである。ユーザインターフェースはテレビ画面でのユーザインターフェースであってよい。図3に示すように、30はテレビ画面でのユーザインターフェースを示し、当該ユーザインターフェースはトップページであってよく、当該トップページにはサーバからユーザにプッシュされたビデオの関連情報が表示される。ビデオの関連情報は、具体的には、ビデオの属するタイプ、ビデオの数、ビデオのポスター、ビデオのタイトル、ビデオの著者情報、ビデオの更新マークなどを含むことができる。図3に示すように、ユーザインターフェース30には、エリア31とエリア32が含まれ、一実施形態において、異なるエリアには異なる種類のビデオの関連情報が表示されることができる。例えば、1つのタイプのビデオの関連情報がエリア31で表示される一方、他のタイプのビデオの関連情報がエリア32で表示される。本実施例では、エリアはモジュールとして認識されてよく、例えば、エリア31は、ヘッドプッシュモジュールとして、エリア32は、短いビデオパーソナライズモジュールとして認識されてよく、つまり、エリア31でプッシュされるビデオは、ヘッドプッシュビデオであり、エリア32でプッシュされるビデオは、パーソナライズの短いビデオである。当該ヘッドプッシュビデオは、ネットワーク内のビデオをサーバが抜粋した後、ユーザの履歴行動情報に合わせてプッシュされたビデオであってよい。当該パーソナライズの短いビデオは、サーバがユーザの履歴行動情報に基づいてプッシュしたビデオであってよい。また、図3に示すように、エリア31内には複数のサブエリアが含まれ、エリア32内にも複数のサブエリアが含まれ、サブエリア33は当該エリア32内の1つのサブエリアである。本実施例では、1つのサブエリアは、1つのビデオの関連情報を表示することができ、または、1つのサブエリアは、複数のビデオの関連情報を表示することができる。本実施例では、サブエリアは、分割ブロックとして認識されてよく、1つのモジュールは、少なくとも1行の分割ブロックを含むことができ、1つの分割ブロックは、1つのビデオまたはオーディオの関連情報を表示してもよく、1つのビデオアルバムまたはオーディオアルバムの関連情報を表示してもよい。
【0038】
本実施例では、サーバは、例えば、短いビデオ、長いビデオ、小動画などの様々なタイプのビデオをユーザにプッシュすることができ、その中で、長いビデオとは、映画、テレビドラマ、バラエティ、アニメ、ドキュメンタリーなどのことであり、短いビデオとは、長いビデオ以外のビデオを指し、小動画は、縦画面で再生できる短いビデオである。なお、他の実施例では、サーバはテレビにビデオをプッシュすることに限定されず、テレビに音楽や音声などのオーディオをプッシュすることもできる。
【0039】
一実施形態において、ユーザインターフェースは無限スクロールドロップダウンのユーザインターフェースである。ユーザインターフェースは、異なるタイプのビデオの関連情報を表示するための複数のモジュールを表示することができる。各モジュールは、複数の分割ブロックを含むことができる。
【0040】
図4に示すように、モジュール1はヘッド推薦モジュールに、モジュール2は短いビデオパーソナライズモジュールに、モジュール3は小動画パーソナライズモジュールに、モジュール4はアルバムパーソナライズモジュールに、モジュール5は著者パーソナライズモジュールに、モジュール6は私の購読モジュールに、モジュール7は私のコレクションモジュールに、モジュール8はホットイシューモジュールに、モジュール9は最新モジュールに、モジュール10は無限スクロールドロップダウンの短いビデオパーソナライズモジュールに対応する。
【0041】
例えば、現在のページにモジュール1とモジュール2が表示され、ユーザが現在のページの最後の行のとある分割ブロック、すなわちモジュール2でのとある分割ブロックまで閲覧する時、ユーザが選択ボックスをさらに下に移動し続けると、現在のページにモジュール3とモジュール4が表示される。同様に、ユーザが現在のページの最後の行のとある分割ブロック、すなわちモジュール4でのとある分割ブロックまで再度閲覧する時、ユーザが選択ボックスをさらに下に移動し続けると、現在のページではモジュール5を表示し、現在のページにモジュール10が表示されるまで順次類推する。一実施形態において、モジュール10は理論上で∞にイコールするN行のビデオの関連情報を表示することができ、これにより現在のページが無限スクロールドロップダウンのページであることを確保する。また、無限スクロールドロップダウンとは、ユーザがリモコン、タッチまたは音声制御で、現在のページをドロップダウンし続ける過程で、表示された分割ブロックを繰り返して表示することではなく、現在のページが新たな分割ブロック、すなわち新たなビデオの関連情報を絶えず表示することであることを説明する必要がある。
【0042】
一実施形態において、ユーザは当該現在のページでビデオの関連情報を閲覧したり、クリックしたりすることができ、ある分割ブロックでのビデオに関する情報をクリックした後、当該現在のページを当該ビデオに対応する再生ページに切り換え、当該再生ページでビデオをコレクションしたり、当該ビデオに対応する著者を購読したりすることができる。当該テレビは、現在のインターフェースにおけるユーザの行動情報、例えば、ビデオに対する閲覧、クリック、再生、コレクション、購読などの操作、及び操作の時間を取得して、当該行動情報をサーバに送信することができる。
【0043】
ステップ202では、ユーザ行動情報に基づいて次の時刻にクライアントにプッシュされる対象ビデオの関連情報を決定する。
【0044】
サーバは、ユーザの現在時刻の行動情報、例えば、ユーザが現在時刻において、ユーザインターフェースにおけるビデオに対する閲覧、クリック、再生、コレクション、購読などの操作に応じて、次の時刻にテレビにプッシュされる対象ビデオに対応するポスター、タイトル、著者情報などを含む対象ビデオの関連情報を決定することができる。例えば、現在のページにはモジュール1とモジュール2が表示され、サーバは、ユーザが現在のページでモジュール1とモジュール2における分割ブロックに対する閲覧、クリック操作、及び分割ブロックをクリックした後対応するビデオの再生、コレクション、購読などの操作に応じて、モジュール3とモジュール4におけるそれぞれの分割ブロックが表示すべきビデオの関連情報を決定する。
【0045】
ステップ203で、対象ビデオの関連情報がクライアントに送信されることで、クライアントが対象ビデオの関連情報に基づいてユーザインターフェースを更新する。
【0046】
例えば、該サーバは、その決定されたモジュール3及びモジュール4におけるそれぞれの分割ブロックが表示すべきビデオの関連情報をテレビに送信し、当該テレビは、ユーザが現在のページの最後の行のとある分割ブロック、すなわちモジュール2でのとある分割ブロックまで閲覧し、選択ボックスをさらに下に移動すると確定すると、モジュール3及びモジュール4でのそれぞれの分割ブロックが表示すべきビデオの関連情報に基づき、モジュール1及びモジュール2が表示される代わりに、表示モジュール3及びモジュール4が表示されるようにユーザインターフェースを更新する。モジュール3及びモジュール4の後のモジュールは、当該ユーザインターフェースでの表示プロセスが同様で、ここでは説明を省略する。
【0047】
本発明の実施例は、現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得し、ユーザ行動情報に基づいて次の時刻にクライアントにプッシュされる対象ビデオの関連情報を決定することで、クライアントが対象ビデオの関連情報に基づいて当該ユーザインターフェースを更新し、サーバからクライアントにプッシュされた対象ビデオをユーザの好みに合わせ、これによってユーザが自分の好きなビデオを素早く見つけることにより、ユーザ体験を向上させる。
【0048】
図5は本発明の他の実施例に係るビデオ情報のプッシュ方法のフローチャートである。一実施形態において、ユーザインターフェースは、固定的に順序付けられた複数のタイプのビデオの関連情報、ランダムに順序付けられた複数のタイプのビデオの関連情報、及びプリセットタイプのビデオの関連情報を順次表示するために使用される。
【0049】
本実施例では、図6に示すように、ユーザインターフェースは、ヘッド推薦モジュール、短いビデオパーソナライズモジュール、小動画パーソナライズモジュール、アルバムパーソナライズモジュール、著者パーソナライズモジュール、私の購読モジュール、私のコレクションモジュール、ホットイシューモジュール、及び最新モジュールを順次表示することができる。そのうち、私のコレクションモジュールにはユーザがコレクションしたビデオの関連情報が表示されることができ、一実施形態において、ユーザがビデオをコレクションしない場合、当該ユーザインターフェースで私のコレクションモジュールが表示されなくてもよい。また、ユーザがコレクションしたビデオが表示するのに1行で十分ではない場合、当該ユーザインターフェースで私のコレクションモジュールが表示されなくてもよい。ユーザがコレクションしたビデオを表示するのに一行で十分である場合、当該ユーザが最近コレクションしたビデオの関連情報は私のコレクションモジュールで前の位置で表示されることができる。
【0050】
本実施例では、図6に示す点線枠61のうちの複数のモジュールの表示順序を固定しても良い。また、当該ユーザインターフェースは、点線枠61のうちの複数のモジュールを表示した後、ユーザがまた下方に当該ユーザインターフェースを閲覧し続ける場合、点線枠62のうちの複数のランダムモジュールを表示することができ、一実施形態において、各ランダムモジュールは、短いビデオパーソナライズモジュール、小動画パーソナライズモジュール、アルバムパーソナライズモジュール、著者パーソナライズモジュール、ホットイシューモジュール、及び最新モジュールのいずれかであっても良い。しかし、当該点線枠62では、隣接する2つのランダムモジュールごとに異なるままにしておく必要がある。本実施例は、点線枠62におけるランダムモジュールの個数を限定しない。ランダムモジュールは、短いビデオパーソナライズモジュール、小動画パーソナライズモジュール、アルバムパーソナライズモジュール、著者パーソナライズモジュール、ホットイシューモジュール、及び最新モジュールのいずれかであるが、例えば、当該ランダムモジュールは、短いビデオパーソナライズモジュールであるが、当該ランダムモジュールに表示されるビデオの関連情報と、当該短いビデオパーソナライズモジュールで表示されるビデオの関連情報が同じではなく、つまり、当該ランダムモジュールと当該短いビデオパーソナライズモジュールではいずれもパーソナライズの短いビデオが表示されるが、当該ランダムモジュールと当該短いビデオパーソナライズモジュールにそれぞれ対応する短いビデオは異なる。当該ユーザインターフェースが点線枠62内の複数のランダムモジュールを表示した後、ユーザがまだ下方に当該ユーザインターフェースを閲覧し続ける場合、当該ユーザインターフェースはまた、具体的には図4に示すモジュール10のように、例えば無限スクロールドロップダウンの短いビデオパーソナライズモジュールのようなプリセットタイプのビデオの関連情報を表示し続けることができる。ここでは繰り返して説明しない。
【0051】
図4または図6のうえで、モジュール10または無限スクロールドロップダウンの短いビデオパーソナライズモジュールの上に、カスタマイズラベルモジュールが更に設けられることができる。例えば、図4のうえで、モジュール10の上方には、カスタマイズラベルモジュール11が更に設けられることができる。図7に示すように、カスタマイズラベルモジュール11は、モジュールのタイトルである「お気に入りをカスタマイズ」と、複数のオプションラベルと、を含み、71が当該複数のオプションラベルのうちの1つを示す。各オプションラベルは、1種類のコンテンツのビデオをマークするために使用され、例えば、オプションラベル71は、親子タイプのビデオをマークするために使用される。ユーザは、当該複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つに、個人の好みコンテンツに応じてチェックをつけてよい。例えば、ユーザは、親子、グルメ、バラエティのオプションラベルを選択した。他の実施例では、ユーザは、図7に示すオプションラベルにチェックを付けなくても良い。
【0052】
一実施形態において、複数のオプションラベルがユーザインターフェースに表示される時間は、ユーザがユーザインターフェースによってビデオを再生する回数に基づいて決定される。つまり、図7に示すような複数のオプションラベルは、いつも当該ユーザインターフェースに表示されるのではなく、ユーザが当該ユーザインターフェースでビデオを再生する回数に基づいて当該複数のオプションラベルがユーザインターフェースに表示される時間を決定する。
【0053】
一つの可能な態様としては、ユーザがユーザインターフェースによってビデオを初めて再生した後のプリセット時間内に、複数のオプションラベルがユーザインターフェースに表示されることである。例えば、ユーザは、当該ユーザインターフェースによって初めてビデオを再生した後の1週間以内に、ユーザが当該ユーザインターフェースを閲覧すると、当該ユーザインターフェースに当該複数のオプションラベルを表示する。あるいは、ユーザは、当該ユーザインターフェースで初めて動画を再生した後の一ヶ月間以内に、当該ユーザインターフェースに当該複数のオプションラベルを表示する。
【0054】
もう一つの可能な態様としては、複数のオプションラベルがユーザインターフェースに周期的に表示されることである。例えば、ユーザが当該ユーザインターフェースによってビデオを再生する回数がプリセット回数より大きい場合、当該ユーザインターフェースは当該複数のオプションラベルを周期的に表示し、例えば、2ヶ月ごとに図7に示すカスタマイズラベルモジュール11を表示する。
【0055】
また、いくつかの実施例では、ユーザが当該オプションラベルにチェックを付けない場合、当該カスタマイズラベルモジュール11はユーザインターフェースに3日間連続して出現した後消失する。なお、当該ユーザインターフェースは、毎回表示される複数のオプションラベルが完全に異なったり、一部的に同じであったり、全く同じであったりしてもよい。当該ユーザインターフェースが表示されるたびに、複数のオプションラベルの一部が同じである場合には、ユーザが好きなビデオコンテンツをより正確に把握することができる。
【0056】
一実施形態において、ユーザインターフェースは、現在時刻に複数のオプションラベルとプリセットタイプのビデオの関連情報を含み、複数のオプションラベルのうちの各オプションラベルは、1種類のコンテンツのビデオをマークするために使用される。図8に示すように、当該ユーザインターフェースは、現在時刻に図7に示すようなカスタマイズラベルモジュール11及びモジュール10を含むと仮定し、当該モジュール10は、具体的に短いビデオパーソナライズモジュールであり、すなわち、当該モジュール10は、短いビデオの関連情報を表示し、かつ当該モジュール10が無限スクロールドロップダウン可能なものである。図8に示すように、現在時刻にモジュール10には12個の短いビデオの関連情報が表示されている。
【0057】
上記実施例に基づき、本実施例で提供されるビデオ情報のプッシュ方法は、具体的には、図5に示すような以下のステップを含む。
【0058】
ステップ501では、複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する現在時刻のユーザの選択動作を取得する。
【0059】
図8に示すように、クライアントは、現在時刻において、ユーザが複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する選択動作、例えば、ユーザが親子、グルメ、バラエティのオプションラベルを選択したことを取得する。さらに、当該クライアントは、ユーザが選択したオプションラベルによってマークされたビデオコンテンツをサーバに送信する。
【0060】
ステップ502では、複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対するユーザの選択動作に基づき、次の時刻にクライアントにプッシュされるプリセットタイプの対象ビデオを決定する。
【0061】
サーバは、当該ユーザがチェックをつけたオプションラベルによってマークされたビデオコンテンツに基づき、次の時刻に当該クライアントにプッシュされる対象短いビデオを決定する。例えば、ユーザが親子、グルメ、バラエティのオプションラベルを選択した場合、次の時刻にクライアントにプッシュする対象短いビデオは主に親子、グルメ、バラエティなどの短いビデオを含む。
【0062】
ステップ503で、対象ビデオの関連情報をクライアントに送信することにより、クライアントが対象ビデオの関連情報に基づいてユーザインターフェースを更新する。
【0063】
サーバは、当該対象短いビデオの関連情報を当該クライアントに送信し、当該クライアントはモジュール10を当該対象短いビデオの関連情報に更新する。
【0064】
他の実施例では、他に可能な実施形態として、現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得することは、現在時刻に複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対するユーザの音声選択命令を取得することを含み、ユーザ行動情報に基づき、次の時刻にクライアントにプッシュされる対象ビデオを決定することは、複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対するユーザの音声選択命令に基づき、次の時刻にクライアントにプッシュされるプリセットタイプの対象ビデオを決定することを含む。
【0065】
図8に示すように、当該ユーザインターフェースは複数のオプションラベルを表示し、例えば、親子、グルメ、スポーツ、バラエティ、旅行などのオプションラベルを表示しており、ユーザは、例えば、テレビに送信した「親子、グルメ、バラエティを選択する」のような音声選択命令によって当該複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つを選択することができる。テレビが親子、グルメ、バラエティのオプションラベルに対する当該ユーザの音声選択命令を検出した後、当該音声選択命令をサーバに送信し、サーバは当該音声選択命令に基づき、次の時刻に当該テレビにプッシュされる、親子、グルメ、バラエティなどのタイプの短いビデオであってよい対象ビデオを決定する。
【0066】
本発明の実施例は、現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得し、ユーザ行動情報に基づき、次の時刻にクライアントにプッシュされる対象ビデオの関連情報を決定することで、クライアントが対象ビデオの関連情報に基づいて当該ユーザインターフェースを更新し、サーバからクライアントにプッシュされる対象ビデオがユーザの好みによりふさわしく、ユーザが自分の好きなビデオを素早く見つけることができることにより、ユーザ体験を向上させる。
【0067】
図9は本発明の実施例に係るビデオ情報のプッシュ装置の構造概略図である。当該ビデオ情報のプッシュ装置は、具体的には、上記実施例でのサーバ、またはサーバの部材(例えば、チップまたは電気回路)であってよい。本発明の実施例に係るビデオ情報のプッシュ装置は、ビデオ情報のプッシュ方法実施例に係る処理フローを実行することができ、図9に示すように、ビデオ情報送信装置90は取得モジュール91と、決定モジュール92と、送信モジュール93と、を含み、取得モジュール91は、現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得するためのものであり、決定モジュール92は、ユーザ行動情報に従って次の時刻にクライアントにプッシュされる対象ビデオの関連情報を決定するためのものであり、送信モジュール93は、クライアントが対象ビデオの関連情報に基づいてユーザインターフェースを更新できるように、対象ビデオの関連情報をクライアントに送信する。
【0068】
一実施形態において、現在時刻に少なくとも1つのタイプのビデオの関連情報を含むユーザインターフェースは、クライアントに表示される。
【0069】
一実施形態において、ユーザインターフェースは、固定的に順序付けられた複数のタイプのビデオの関連情報、ランダムに順序付けられた複数のタイプのビデオの関連情報、及びプリセットタイプのビデオの関連情報を順次表示するために使用される。
【0070】
一実施形態において、ユーザインターフェースは、現在時刻に複数のオプションラベルとプリセットタイプのビデオの関連情報を含み、複数のオプションラベルのうちの各オプションラベルは、1種類のコンテンツのビデオをマークするために使用される。
【0071】
一実施形態において、取得モジュール91は、現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得する際に、具体的に、複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対する現在時刻のユーザの選択動作を取得するために使用され、決定モジュール92は、ユーザ行動情報に基づき、次の時刻にクライアントにプッシュする対象ビデオを決定する場合に、具体的に、複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対するユーザの選択動作に基づき、次の時刻にクライアントにプッシュされるプリセットタイプの対象ビデオを決定するために使用される。
【0072】
一実施形態において、取得モジュール91は、現在時刻のユーザインターフェースでのユーザ行動情報を取得する際に、具体的に、複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つに対する現在時刻のユーザの音声選択命令を取得するために使用され、決定モジュール92は、ユーザ行動情報に基づき、次の時刻にクライアントにプッシュする対象ビデオを決定する場合に、具体的に、複数のオプションラベルのうちの少なくとも1つのオプションラベルに対するユーザの音声選択命令に基づいて次の時刻にクライアントにプッシュされるプリセットタイプの対象ビデオを決定するために使用される。
【0073】
一実施形態において、複数のオプションラベルがユーザインターフェースに表示される時間は、ユーザがユーザインターフェースによってビデオを再生する回数に基づいて決定される。
【0074】
一実施形態において、複数のオプションラベルがユーザインターフェースに周期的に表示される。
【0075】
一実施形態において、ユーザがユーザインターフェースによってビデオを初めて再生した後のプリセットされた時間内に、複数のオプションラベルがユーザインターフェースに表示される。
【0076】
一実施形態において、クライアントはテレビを含む。
【0077】
一実施形態において、ユーザインターフェースは無限スクロールドロップダウンのユーザインターフェースである。
【0078】
図9に示す実施例のビデオ情報のプッシュ装置は、上記の方法の実施例の技術的解決手段を実行するために使用されることができ、その実施原理と技術的効果は同様であり、ここでは説明を省略する。
【0079】
図10は本発明の実施例に係るサーバの構造概略図である。本発明の実施例に係るサーバは、ビデオ情報のプッシュ方法実施例に係る処理フローを実行することができ、図10に示すように、サーバ100はメモリ101と、プロセッサ102と、コンピュータプログラムと、通信インターフェース103とを含み、コンピュータプログラムがメモリ101に記憶され、プロセッサ102によって実行されることで上記の実施例で記載されたビデオ情報のプッシュ方法を実現するように設定されている。
【0080】
図10に示す実施例のサーバは、上記の方法の実施例の技術的解決手段を実行するために使用されることができ、その実施原理と技術的効果は同様であり、ここでは説明を省略する。
【0081】
さらに、本発明の実施例は、上記実施例に記載されたビデオ情報のプッシュ方法を実現するためにプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0082】
本発明に係るいくつかの実施例では、公開された装置及び方法は、他の形態で実現され得ることが理解されるべきである。例えば、上述した装置の実施例は単に概略的なものであり、例えば、ユニットの区分は、論理機能の区分にすぎず、実際に実施する場合は、他の区分があってもよく、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、組み合わせられたり、または別のシステムに統合されたり、または一部の特徴を無視したり、または実行しなかったりしてもよい。もう1つ理解すべきなのは、表示または議論された相互間のカップリングまたは直接カップリングまたは通信接続は、いくつかのインターフェース、装置またはユニットの間接カップリングまたは通信接続であってよく、電気的、機械的または他の様態であってもよい。
【0083】
分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されていてもよいし、分離されていなくてもよい。ユニットとして表示された部材は、物理的なユニットであってもよく、物理的なユニットでなくてもよい。つまり、一箇所に位置するか、あるいは複数のネットワークユニットに分布してもよい。本実施例の目的は、実際の必要に応じてそのうちの一部または全部のユニットを選択することによって実現されることができる。
【0084】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されていてもよく、各ユニットが個別に物理的に存在してもよく、2つか2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されていてもよい。上述した統合されたユニットは、ハードウェアとして実現されていてもよく、ハードウェアとソフトウェアの機能ユニットとして実現されていてもよい。
【0085】
上記のソフトウェア機能ユニットとして実現された統合されたユニットは、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されることができる。上記ソフトウェア機能ユニットは、1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなど)またはプロセッサ(processor)が本発明の様々な実施例に記載の方法の一部のステップを実行するようにするためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスクまたは光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
【0086】
説明の便利さと簡潔さのために、上記の各機能モジュールの区分のみを例に挙げて説明したが、実際の適用では、上述の機能を、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当て、行われてもよく、つまり、装置の内部構造を、上述の機能の全部または一部を完了するために異なる機能モジュールに分割することになることが当業者においては明確に了解される。上記で説明した装置の具体的な動作手順は、上記の方法の実施例における対応するプロセスを参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0087】
最後に説明すべきこととして、以上の各実施例は、本発明の技術的解決手段を説明するためのものであって、これを制限するものではなく、本発明を詳細に説明した前述の各実施例を参照しながら、当業者であれば、前述の各実施例に記載の技術的解決手段を修正するか、又はそのうちの一部又はすべての技術的特徴に対して同等の置換を行うことができ、これらの修正又は置換によっては、対応する技術的解決手段の本質が本発明の各実施例の技術的解決手段の範囲から逸脱することはないと理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
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図7
図8
図9
図10