(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-24
(45)【発行日】2022-02-15
(54)【発明の名称】搬送装置
(51)【国際特許分類】
B60B 33/00 20060101AFI20220207BHJP
【FI】
B60B33/00 501A
(21)【出願番号】P 2017098381
(22)【出願日】2017-05-17
【審査請求日】2020-03-06
(32)【優先日】2016-05-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】599075531
【氏名又は名称】楊 泰和
(74)【代理人】
【識別番号】110003214
【氏名又は名称】特許業務法人服部国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100093779
【氏名又は名称】服部 雅紀
(72)【発明者】
【氏名】楊 泰和
【審査官】浅野 麻木
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/118492(WO,A1)
【文献】特開平07-222632(JP,A)
【文献】特開平08-216605(JP,A)
【文献】特表2016-504123(JP,A)
【文献】特開平08-132811(JP,A)
【文献】登録実用新案第3045912(JP,U)
【文献】特開平08-216606(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60B 33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
摩擦減衰を提供し、荷重または応力に耐えるための搭載端(4)と、前記搭載端(4)の反対側にあり末端支持体(5)に接触する第一接触構造(7)とを有する搬送装置であって、
前記末端支持体(5)と接触したときに第一の摩擦減衰を提供する前記第一接触構造(7)を含む第一受力構造(1)と、
前記末端支持体(5)と接触したとき第二の摩擦減衰を提供する第二接触構造(8)と共に変位可能な第二受力構造(2)と、
前記第二受力構造(2)にリンクされた制限構造(11)と、
前記制限構造(11)と前記第一受力構造(1)との間に設けられたプレストレス力構造(3)と、
を備え、
前記第一接触構造(7)により提供される第一の摩擦減衰は、前記第二接触構造(8)により提供される第二の摩擦減衰よりも低く、
前記搭載端(4)の荷重または応力に起因する圧力が設定値よりも小さいとき、前記プレストレス力構造(3)は、前記制限構造(11)へのより低い圧力の伝達、及び、それに応じた前記第二受力構造(2)の変位を防ぐことで、前記第一受力構造(1)のみが前記末端支持体(5)に接触し、比較的低い前記第一の摩擦減衰を提供し、
前記搭載端(4)の荷重または応力に起因する圧力が設定値を超えたとき、より大きな力が前記プレストレス力構造(3)によって伝達され、前記制限構造(11)に伝達されるより高い圧力に応じて前記第二受力構造(2)が変位し、それにより、前記第二受力構造(2)が前記末端支持体(5)に接触し、前記第二の摩擦減衰を提供し、
比較的低い摩擦減衰の前記第一接触構造(7)は、比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)、ローラー(72)またはロールボール(73)のうちの一つで構成され、
前記プレストレス力構造(3)は磁気プレストレス力装置(31)であり、前記第一接触構造(7)は、前記第二受力構造(2)の内部空間内に移動可能に配置された前記末端ブロック(71)または前記ローラー(72)または前記ロールボール(73)上に設けられ、
前記磁気プレストレス力装置(31)は、前記制限構造(11)と、前記末端ブロック(71)または前記ローラー(72)または前記ロールボール(73)とにそれぞれ接続された第一および第二の磁石を含み、前記第一および第二の磁石は同じ極性を有し、相互に磁気反発し、
前記第二受力構造(2)の内部空間内での前記末端ブロック(71)または前記ローラー(72)または前記ロールボール(73)の動きは、前記末端ブロック(71)または前記ローラー(72)または前記ロールボール(73)と前記第二受力構造(2)との組み合わせにより軸方向の変位が制限され、
前記搭載端(4)にかかる荷重または応力は、当該搬送装置の重量と、前記搭載端(4)に加わる荷重(6)及び/または前記搭載端(4)に加わる圧力との合計である搬送装置。
【請求項2】
前記第一受力構造(1)のガイド溝(731)と、前記第二受力構造(2)から前記ガイド溝(731)に延びるピン(721)との組み合わせにより、軸方向の変位が制限される請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記第一接触構造(7)は、比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の表面である請求項1に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記第一接触構造(7)は、軸(723)及び軸受け(720)により前記第一受力構造(1)に取り付けられたローラー(72)である請求項1に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記第一接触構造(7)は、前記第二受力構造(2)の下側の開口部の内側に取り付けられた制限リング(730)により保持されたロールボール(73)である請求項1に記載の搬送装置。
【請求項6】
前記磁気プレストレス力装置(31)と前記ロールボール(73)との間に設けられたリレーガスケット(735)をさらに備える請求項5に記載の搬送装置。
【請求項7】
前記プレストレス力構造(3)及び前記第一受力構造(1)は組み立てられて組立式補助第二受力構造(81)をなし、前記組立式補助第二受力構造(81)は、前記第二受力構造(2)の基部の下に延び前記第二接触構造(8)を含むフランジ(82)を有し、
前記搭載端(4)は前記第二受力構造(2)の上端に位置し、前記制限構造(11)は前記組立式補助第二受力構造(81)の上端に位置し、前記制限構造(11)は前記第二受力構造(2)と接触しており、
前記プレストレス力構造(3)は、前記搭載端(4)の荷重または応力が設定値よりも小さいとき、前記制限構造(11)、前記組立式補助第二受力構造(81)及び前記第二受力構造(2)の変位を妨げ、前記搭載端(4)の荷重または応力が設定値を超えたとき、前記制限構造(11)、前記組立式補助第二受力構造(81)及び前記第二受力構造(2)の変位を許可する請求項1に記載の搬送装置。
【請求項8】
前記組立式補助第二受力構造(81)は、
(1)前記組立式補助第二受力構造(81)が前記第二受力構造(2)に圧入される
(2)前記組立式補助第二受力構造(81)及び前記第二受力構造(2)が螺旋構造により組み合わされる
(3)前記組立式補助第二受力構造(81)及び前記第二受力構造(2)に貫通ピンが挿通される
(4)少なくとも一つのねじで締結される
(5)溶着される
(6)粘着される
のうち少なくとも1つの方法で前記第二受力構造(2)と組み立てられる請求項7に記載の搬送装置。
【請求項9】
前記プレストレス力構造(3)は前記磁気プレストレス力装置(31)であり、前記第一接触構造(7)は、前記組立式補助第二受力構造(81)の内部空間内に移動可能に配置された前記末端ブロック(71)上に設けられ、
前記磁気プレストレス力装置(31)は、前記制限構造(11)および前記末端ブロック(71)にそれぞれ接続された第一および第二の磁石を含み、前記第一および第二の磁石は同じ極性を有し、相互に磁気反発し、
前記組立式補助第二受力構造(81)の内部空間内での前記末端ブロック(71)の動きは、前記末端ブロック(71)と前記組立式補助第二受力構造(81)との組み合わせにより軸方向の変位が制限される請求項7に記載の搬送装置。
【請求項10】
前記第二接触構造(8)は、前記第二受力構造(2)の周囲に取り付けられた第一の端部と、比較的高い前記第二の摩擦減衰を提供する第二の端部とを有する周囲補助第二受力構造(83)を含み、
前記プレストレス力構造(3)は前記磁気プレストレス力装置(31)であり、前記第一接触構造(7)は、前記周囲補助第二受力構造(83)の内部空間内に移動可能に配置された半球型末端ブロック(70a)を含み、
前記磁気プレストレス力装置(31)は、前記制限構造(11)および前記半球型末端ブロック(70a)にそれぞれ接続された第一および第二の磁石を含み、
前記周囲補助第二受力構造(83)の内部空間内での前記半球型末端ブロック(70a)の動きは、前記半球型末端ブロック(70a)及び前記第二受力構造(2)の組み合わせにより軸方向の変位が制限される請求項1に記載の搬送装置。
【請求項11】
前記半球型末端ブロック(70a)の基端部から外向きに延びるリング状凸縁構造(70b)と、前記周囲補助第二受力構造(83)から内向きに延び前記リング状凸縁構造(70b)と係合する内縮縁(84)との組み合わせにより、軸方向の変位が制限される請求項10に記載の搬送装置。
【請求項12】
前記半球型末端ブロック(70a)は、その外面に半球カップ型構造(70c)を有する請求項10に記載の搬送装置。
【請求項13】
前記半球カップ型構造(70c)の端部が曲げられることで外へ連結するセグメント(70d)が形成され、
前記外へ連結するセグメント(70d)と、前記周囲補助第二受力構造(83)から内向きに延び前記外へ連結するセグメント(70d)と係合する内縮縁(84)との組み合わせにより、軸方向の変位が制限される請求項12に記載の搬送装置。
【請求項14】
前記プレストレス力構造(3)及び前記第一受力構造(1)は組み立てられて組立式補助第二受力構造(81)をなし、前記組立式補助第二受力構造(81)は、前記第二受力構造(2)の基部の下に延び前記第二接触構造(8)を含むフランジ(82)を有し、
前記搭載端(4)は前記第二受力構造(2)の上端に位置し、前記制限構造(11)は前記組立式補助第二受力構造(81)の上端に位置し、前記制限構造(11)は前記第二受力構造(2)と接触しており、
前記プレストレス力構造(3)は、前記搭載端(4)の荷重または応力が設定値よりも小さいとき、前記制限構造(11)、前記組立式補助第二受力構造(81)及び前記第二受力構造(2)の変位を妨げ、前記搭載端(4)の荷重または応力が設定値を超えたとき、前記制限構造(11)、前記組立式補助第二受力構造(81)及び前記第二受力構造(2)の変位を許可し、
前記プレストレス力構造(3)は前記磁気プレストレス力装置(31)であり、前記第一接触構造(7)は、前記組立式補助第二受力構造(81)の内部空間内に移動可能に配置された半球型末端ブロック(70a)上に設けられ、
前記磁気プレストレス力装置(31)は、前記制限構造(11)および前記半球型末端ブロック(70a)にそれぞれ接続された第一および第二の磁石を含み、
前記組立式補助第二受力構造(81)の内部空間内での前記半球型末端ブロック(70a)の動きは、前記半球型末端ブロック(70a)及び前記組立式補助第二受力構造(81)の組み合わせにより軸方向の変位が制限される請求項1に記載の搬送装置。
【請求項15】
前記半球型末端ブロック(70a)の基端部から外向きに延びるリング状凸縁構造(70b)と、前記組立式補助第二受力構造(81)から内向きに延び前記リング状凸縁構造(70b)と係合する内縮縁(84)との組み合わせにより、軸方向の変位が制限される請求項14に記載の搬送装置。
【請求項16】
前記第一接触構造(7)は、軸受け(720)を介して軸(723)に取り付けられたローラー(72)であり、
前記軸(723)は、前記第二受力構造(2)にピン(721)で枢動可能に取り付けられたホイール支持アーム(722)に取り付けられ、
前記プレストレス力構造(3)は、前記制限構造(11)と前記ホイール支持アーム(722)との間に延びるか、又は、前記制限構造(11)と前記ホイール支持アーム(722)との間に要素を含み、
前記プレストレス力構造(3)は、前記制限構造(11)及び前記ホイール支持アーム(722)にそれぞれ接続された第一および第二の磁石を含む前記磁気プレストレス力装置(31)であり、
前記第一および第二の磁石は同じ極性を有し、相互に磁気反発する請求項1に記載の搬送装置。
【請求項17】
前記プレストレス力構造(3)、前記ホイール支持アーム(722)及び前記ローラー(72)は組み立てられて組立式補助第二受力構造(81)をなし、
前記組立式補助第二受力構造(81)は、前記第二受力構造(2)の基部の下に延び前記第二接触構造(8)を含むフランジ(82)を有する請求項16に記載の搬送装置。
【請求項18】
前記プレストレス力構造(3)は、前記組立式補助第二受力構造(81)及び前記ホイール支持アーム(722)にそれぞれ接続された第一および第二の磁石を含む前記磁気プレストレス力装置(31)であり、
前記第一および第二の磁石は同じ極性を有し、相互に磁気反発する請求項17に記載の搬送装置。
【請求項19】
前記プレストレス力構造(3)は、前記組立式補助第二受力構造(81)と前記ホイール支持アーム(722)との間に取り付けられたU字状のシート状のスプリングプレストレス力装置(35)である請求項17に記載の搬送装置。
【請求項20】
前記第一接触構造(7)は、前記第二受力構造(2)の内部空間内に移動可能に配置された前記末端ブロック(71)上に設けられ、
前記磁気プレストレス力装置(31)は、永久磁石(311)と、前記第二受力構造(2)に接続された磁気体(312)とを含み、
前記永久磁石(311)は、前記磁気体(312)を通って延びるガイドロッド(111)を介して前記末端ブロック(71)に接続され、
前記第一接触構造(7)は、比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の表面である請求項1に記載の搬送装置。
【請求項21】
前記第一接触構造(7)は、軸受け(720)を介して軸(723)に取り付けられたローラー(72)であり、
前記軸(723)は、前記第二受力構造(2)にピン(721)で枢動可能に取り付けられたホイール支持アーム(722)に取り付けられ、
前記プレストレス力構造(3)は、前記第二受力構造(2)及び前記ホイール支持アーム(722)の一方に磁気体(312)を含み、前記第二受力構造(2)及び前記ホイール支持アーム(722)の他方に永久磁石(311)を含む請求項1に記載の搬送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置(Carrier device capable of varying contact damping with pressured displacement)に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ローラー、ロールボールまたは変位可能なスライドブロック構造を有する機械的応力構造、または物品搬送装置または人員、物品の輸送装置がある。これらの搬送装置において、椅子、テーブル、ロッカー、道具箱、座椅子型物置、または介護用車椅子、輸送車、買物車、人員・貨物輸送用乗物、スポーツ用途車または移動式足場、移動式はしご、移動式物掛けを含む異なる荷重の移動可能な装置を搭載する搬送装置として応用されるものがある。この種の搬送装置は、受ける圧力が設定値より小さいときに小さい接触減衰で移動しやすいという需要を満たすように使用され、また受ける圧力が設定値より大きいときに高い接触減衰で安全に放出される滑り止め機能を有する。
例えば、キャスターの構造に関する技術は、特許文献1等に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、従来の方法では一般的にそれを搬送装置と末端支持体との間に設置すると、ローリングの受力構造が外力操作によりロックされる。この方法の欠点は、操作が比較的に煩雑でまたは忘れやすいので、ミスが生じやすいことである。また、重量が増加するときに搭載機構が、圧力を受けて接近して来るローリング機構に対して加圧してそれを締め付けるようにするが、相変わらず既存のローリング機構が搬送装置からの比較的高い負荷の圧力を受ける。すなわち、原ローリング機構は、高い摩擦減衰の末端ブロックの機能を持つようになり、この方法により原ローリング機構が比較的壊れやすくなることがその欠点である。
本発明の目的は、比較的高い負荷の圧力による破壊を防止する搬送装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、一つまたは一つ以上の「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」であり、ローラー、ロールボール(roll ball)または変位可能なスライドブロック構造を有する機械的応力構造、物品搬送装置、人員、物品の輸送装置に設置される。この搬送装置は、受ける圧力が設定値より小さい時に低接触減衰により移動しやすい機能を有し、受ける圧力が設定値より大きい時に高接触減衰により安全に放置する滑り止め機能を有する。そのほか、受ける圧力が設定値より小さい時にも、プレストレス力構造が圧力の大きさにより変位に対応する調節作用が生じることにより、振動防止の機能として応用される。
【0006】
本発明の主要な構成は、「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」自身の第二受力構造(2)の一端を、負荷または応力を受けるための搭載端(4)として、また第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)からプレストレス力構造(3)を通じて第一受力構造(1)が設置され、また第一受力構造(1)と第二受力構造(2)が共通して末端支持体(5)に接触し、第一受力構造(1)及び第二受力構造(2)が共通して搭載端(4)と末端支持体(5)との間に位置し、搭載端(4)が受ける圧力の大きさで第一受力構造(1)及び第二受力構造(2)と末端支持体(5)との間にある受力関係を変え、さらに対応する機能が生じる。
【0007】
プレストレス力構造(3)は搭載端(4)と第一受力構造(1)との間に設置され、また受ける圧力の大きさによりそれに対応する変位が生じるプレストレス力構造であり、前記プレストレス力構造(3)はスプリング装置、気圧装置、または気圧素子の液圧装置、磁気作用装置からなり、そのプレストレス力構造は固定式構造または調整可能式構造の両者またはそのいずれか一つの構造が含まれている。
搭載端(4)は第二受力構造(2)の一方の側に位置し、外力または搭載する物品の荷重を受けるためのものである。
第一受力構造(1)と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間に設置するプレストレス力構造(3)により、受力状況により対応する変位が生じる構造を構成する。その機能は以下の通りである。
【0008】
以下、第一接触構造(7)は、第二接触構造(8)に比べ「比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)」と定義され、第二接触構造(8)は、第一接触構造(7)に比べ「比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)」と定義される。
搭載端(4)が圧力を受けるときに、制限構造(11)を通じてプレストレス力構造(3)及び第一受力構造(1)と末端支持体(5)との間に圧力を生じさせるようにする。その圧力が設定値より小さいときに、第一受力構造(1)の一端の比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が単独で末端支持体(5)に接触する。この時に搭載端(4)が第二受力構造(2)と末端支持体(5)との間の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)を通じて圧力を受けず、または受ける圧力が第一受力構造(1)の比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が受ける圧力より小さい。
【0009】
搭載端(4)が圧力を受けるときに、制限構造(11)を通じてプレストレス力構造(3)及び第一受力構造(1)と末端支持体(5)との間に圧力を生じさせるようにする。その圧力が設定値より大きいときに、第一受力構造(1)に対応変位が生じ、比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)と第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)が共通して圧力を受けて末端支持体(5)に接触する。この時に第二受力構造(2)と末端支持体(5)との間の圧力が、第一受力構造(1)が受ける圧力より大きい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図3】
図1において設定荷重値を超えた状況の模式図である。
【
図5】(第1実施例)磁気プレストレス力装置(31)及び比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)により構成される実施例の一つである。
【
図8】(第2実施例)磁気プレストレス力装置(31)及びローラー(72)からなる実施例の一つである。
【
図10】
図8の組立式構造の実施例の模式図である。
【
図11】(第3実施例)磁気プレストレス力装置(31)及びロールボール(73)からなる実施例である。
【
図15】(第4実施例)
図11において磁気プレストレス力装置(31)とロールボール(73)との間にリレーガスケット(735)が設置される実施例の構造模式図である。
【
図19】(第5実施例)磁気プレストレス力装置(31)及び半球型末端ブロック(70a)からなる実施例の構造模式図である。
【
図22】(第6実施例)
図19の半球型末端ブロック(70a)であり、半球カップ型構造(70c)に取って代わられる実施例の構造模式図である。
【
図23】(第7実施例)螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)及び半球型末端ブロック(70a)からなる実施例の構造模式図である。
【
図26】(第8実施例)
図23の半球型末端ブロック(70a)が半球カップ型構造(70c)に取って変わられる実施例の構造模式図である。
【
図27】(第9実施例)螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)及び比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)からなる実施例の構造模式図である。
【
図30】(第10実施例)螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)及びロールボール(73)からなる実施例の構造模式図である。
【
図33】(第11実施例)螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)及びリレーガスケット(735)及びロールボール(73)からなる実施例の構造模式図である。
【
図36】(第12実施例)接触面が凹むU字状のシート状のスプリング(34)及びロールボール(73)からなる実施例の構造模式図である。
【
図39】(第13実施例)弾力性のある材料のプレストレス力装置(32)及び比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)からなる実施例の構造模式図である。
【
図42】(第14実施例)磁気プレストレス力装置(31)及びローラー(72)からなる片側スイング式の実施例の模式図である。
【
図45】(第15実施例)U字状のシート状のスプリングプレストレス力装置(35)及び単一ローラー(72)からなる実施例の構造模式図である。
【
図48】(第16実施例)螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)及び単一ローラー(72)からなる実施例の構造模式図である。
【
図51】(第17実施例)螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)及び二つのローラー(72’)、(72”)からなる実施例の構造模式図である。
【
図54】本発明のプレストレス力構造(3)が圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の一である。
【
図55】本発明のプレストレス力構造(3)が圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の二である。
【
図56】本発明のプレストレス力構造(3)が圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の三である。
【
図57】本発明のプレストレス力構造(3)が圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の四である。
【
図58】本発明のプレストレス力構造(3)が圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するのエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の五である。
【
図59】本発明のプレストレス力構造(3)が圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するプレストレス力のエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の六である。
【
図60】本発明のプレストレス力構造(3)が圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の七である。
【
図61】本発明の軸方向回転構造(21)の実施例の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明は、一つ以上の「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」であり、ローラー、ロールボールまたは変位可能なスライドブロック構造を有する機械的応力構造、または物品搬送装置または人員、物品の輸送装置に設置される。この搬送装置は、使用する時に「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」が受ける圧力が設定値より小さい時に移動しやすいという要求を満たす。また、受ける圧力が設定値より大きい時に安全なために滑り止め機能を持つ必要があることについて、搭載端(4)が受ける重力及び/または圧力状況により対応変位が生じ、それによりそれぞれ接触した末端支持体(5)との間に異なる摩擦減衰の機能を呈する。このほか、受ける圧力が設定値より小さい時にも、プレストレス力構造が圧力の大きさに対応する変位が生じる調節作用により、振動防止の機能を持つものとして応用される。
【0012】
本発明の主要な構成は、「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」自身の第二受力構造(2)の一端を、負荷または応力を受けるための搭載端(4)として、また第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)からプレストレス力構造(3)を通じて第一受力構造(1)が設置される。また第一受力構造(1)と第二受力構造(2)が共通して末端支持体(5)に接触し、第一受力構造(1)及び第二受力構造(2)が共通して搭載端(4)と末端支持体(5)との間に位置し、搭載端(4)が受ける圧力の大きさで第一受力構造(1)及び第二受力構造(2)と末端支持体(5)との間にある受力関係を変え、さらに対応する機能が生じる。
第一受力構造(1)と第二受力構造(2)に連結されている制限構造(11)との間にプレストレス力構造(3)が設けられており、受力状況により対応変位が生じる構造を構成する。
【0013】
(主要な構造)
ここで、この「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」の主要な構造について、下記のように説明する。
図1は本発明の主要な構造模式図である。
図2は
図1のA-A断面構造模式図である。
図3は
図1において設定荷重値を超えた状況の模式図である。
その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0014】
第一受力構造(1)は支持機能を有する材料及び構造により構成され、搭載端(4)から制限構造(11)を通じてプレストレス力構造(3)と第一受力構造(1)との比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が接触する、地面、構造プラットフォーム、または構造面からなる末端支持体(5)との間の圧力を受ける。
すなわち、第一受力構造(1)の一方の側と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間にプレストレス力構造(3)が設けられており、第一受力構造(1)のもう一方の側に、末端支持体(5)と接触する、比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)があり、それにより、接触した末端支持体(5)に圧接されるプレストレス力構造(3)のプレストレス力を受ける。
前記第一受力構造(1)には末端支持体(5)と接触する比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)があり、それは滑動機能を有する比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)またはローリング機能を持つローラー(72)またはロールボール(73)からなる。
【0015】
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造により構成され、その一端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)があり、他端には搭載端(4)、第二受力構造(2)が制限構造(11)に連結される。それにより制限構造(11)と第一受力構造(1)との間にプレストレス力構造(3)が設置され、搭載端(4)と第一受力構造(1)との間において圧力を受けて圧力が変動するとき、設置したプレストレス力構造(3)に対応変位が生じる。
【0016】
プレストレス力構造(3)は搭載端(4)と第一受力構造(1)との間に設置され、また受けた圧力の大きさにより対応変位が生じるプレストレス力構造である。前記プレストレス力構造(3)はスプリング装置、または気圧装置、または気圧素子の液圧装置、または磁気作用装置からなり、そのプレストレス力構造は固定式または調整可能式の両者またはそのいずれか一つが含まれている構造である。
搭載端(4)は第二受力構造(2)の一方の側にあり、外力または搭載した物品の荷重を受けるためのものである。
【0017】
前記構造により、この「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」は下記の機能を有し、それらは下記のものが含まれている。
搭載端(4)が圧力を受けるときに、制限構造(11)を通じてプレストレス力構造(3)及び第一受力構造(1)と末端支持体(5)との間に圧力を生じさせるようにし、その圧力が設定値より小さいときに第一受力構造(1)の一端にある比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が単独で末端支持体(5)に接触する。この時に搭載端(4)が第二受力構造(2)と末端支持体(5)との間の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)を通じて圧力を受けず、または受ける圧力が第一受力構造(1)の比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が受ける圧力より小さい。その状況は
図1に示すとおりである。
【0018】
搭載端(4)が圧力を受けるときに、制限構造(11)を通じてプレストレス力構造(3)及び第一受力構造(1)と末端支持体(5)との間に圧力を生じさせるようにする。その圧力が設定値より大きいときに第一受力構造(1)に対応変位が生じ、比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)と第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)が共通して圧力を受けて末端支持体(5)に接触する。この時に第二受力構造(2)と末端支持体(5)との間の圧力が、第一受力構造(1)が受ける圧力より大きい。その状況は
図3に示すとおりである。
【0019】
前記第一受力構造(1)が末端支持体(5)に接触する比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)は、下記の構造を含む以下の一つまたは一つ以上の構造から構成されている。
(1) 比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)
(2) ローラー(72)
(3) ロールボール(73)
【0020】
第二受力構造(2)と末端支持体(5)の接触構造は、比較的高い摩擦減衰の材料及び構造、形状からなる比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)により構成される。
同じ圧力の条件のもとで、第一受力構造(1)の比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)と末端支持体(5)との接触面の摩擦抵抗は、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)と末端支持体(5)との接触面の摩擦抵抗より小さい。
前記搭載端(4)と末端支持体(5)との間の圧力は自身の重量及び搭載端(4)が搭載する荷重(6)及び/または受ける圧力が含まれている。
【0021】
この「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」は、変わらぬ動作原理のもとで、さらに組立式の構造により構成されることができる。
図1に述べた構造は、第一受力構造(1)、第二受力構造(2)、プレストレス力構造(3)、末端支持体(5)、第一接触構造(7)、第二接触構造(8)、制限構造(11)(以下、「前記それぞれの部品」)により組み立てられる。またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0022】
図4に示すのは本発明の
図1の組立式構造の実施例の模式図である。
図4における組立式補助第二受力構造(81)は、第二受力構造(2)と第一受力構造(1)及びそのプレストレス力構造(3)との間に設置される。組立式補助第二受力構造(81)における末端支持体(5)に近い一端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の底部に比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。組立式補助第二受力構造(81)の内部に第一受力構造(1)が設置され、第一受力構造(1)の一端には末端支持体(5)に接触するように比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)があり、第一受力構造(1)の他端と制限構造(11)との間にプレストレス力構造(3)が設置される。
前記制限構造(11)は組立式補助第二受力構造(81)の頂部構造により構成されるか及び/または第二受力構造(2)に結合される搭載端(4)に連結される構造により構成される。
【0023】
図1、
図2に示す構造または
図4に示す組立式構造は、その動作機能は下記のとおりである。
搭載端(4)が圧力を受けるときに、制限構造(11)を通じてプレストレス力構造(3)及び第一受力構造(1)と末端支持体(5)との間に圧力を生じさせるようにし、その圧力が設定値より小さいときに、第一受力構造(1)の一端における比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が単独で末端支持体(5)に接触する。この時に搭載端(4)は第二受力構造(2)と末端支持体(5)との間に比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)を通じて圧力を受けず、または受ける圧力が第一受力構造(1)の比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が受ける圧力より小さい。その状況は
図1に示すとおりである。
【0024】
搭載端(4)が圧力を受けるときに、制限構造(11)を通じてプレストレス力構造(3)及び第一受力構造(1)と末端支持体(5)との間に圧力を生じさせるようにし、その圧力が設定値より大きいときに、第一受力構造(1)に対応変位が生じ、比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)と第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)が共通して圧力を受けて末端支持体(5)に接触する。この時に第二受力構造(2)と末端支持体(5)との間の圧力は第一受力構造(1)が受ける圧力より大きい。
【0025】
この「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」は、共通する動作原理のもとで必要に応じて各種の構造形態に構成されることができる。以下の実施例を挙げてまた下記のように説明するが、ただしそれを制限するためのものではない。
【0026】
(第1実施例)
図5に示すのは磁気プレストレス力装置(31)及び比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)により構成される実施例の一つである。
図6は
図5のA-A断面図である。
図5、6に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0027】
第一受力構造(1)は第二受力構造(2)の内部空間に沿って移動する比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)からなり、その一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間に磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設けられており、他端には末端支持体(5)に対向するように比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)がある。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)に結合し、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)からなる第一受力構造(1)との間に、磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設けられている。
【0028】
磁気プレストレス力装置(31)は永久磁石であり、同じ極性により互いに対向して排斥し合い、それぞれ第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と第一受力構造(1)との間に設置され、排斥し合う機能により磁気プレストレス力装置(31)が構成される。
第一受力構造(1)と第二受力構造(2)との間に第一受力構造(1)が第二受力構造(2)から離脱するのを防止する軸方向変位の制限構造がある。
【0029】
この実施例においては、第一受力構造(1)のガイド溝(731)及び第二受力構造(2)を貫通するピン(721)により制限機能を構成する。前記ピン(721)及びガイド溝(731)からなる軸方向変位制限構造はその一例にすぎず、同じ制限機能を有する構造により構成してもよい。
【0030】
図5に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0031】
図7に示すのは
図5の組立式構造の実施例の模式図である。
図7に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)は比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)により第一受力構造(1)を構成し、組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に沿って移動する構造装置により構成される。第一受力構造(1)の一端には末端支持体(5)に対向するように比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)があり、他端と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間頂部の制限構造(11)との間に、磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設けられている。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能の材料及び構造により構成され、その一端は搭載端(4)に結合され、他端は組立式補助第二受力構造(81)に結合される。
【0032】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置される内部空間であり、組立式補助第二受力構造(81)の末端支持体(5)に対向する構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端に比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に第一受力構造(1)が設置され、また両者の間に磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設置される。
【0033】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は、以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それには下記のものが含まれている。
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンを設置することで固定される
(4) 両者が側面にねじを設置することで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0034】
磁気プレストレス力装置(31)は同じ極性の永久磁石であり面対面で排斥し合い、それぞれ組立式補助第二受力構造(81)の内部空間頂部の制限構造(11)と第一受力構造(1)の一端に設置される。
第一受力構造(1)と組立式補助第二受力構造(81)のフランジ(82)との間に軸方向変位制限構造があり、それにより第一受力構造(1)が組立式補助第二受力構造(81)から離脱するのを防止する。
【0035】
この実施例においては、第一受力構造(1)のガイド溝(731)及び組立式補助第二受力構造(81)のピン(721)を貫通することにより制限機能を構成する。前記ピン(721)及びガイド溝(731)からなる軸方向変位制限構造は一例にすぎず、同じ制限機能の構造により構成してもよい。
【0036】
(第2実施例)
図8に示すのは磁気プレストレス力装置(31)及びローラー(72)からなる実施例の一つである。
図9に示すのは
図8のA-A断面図である。
図8、9に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0037】
第一受力構造(1)は第二受力構造(2)の内部空間に沿って移動する構造装置からなり、その一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間に磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設けられており、他端にはローラー(72)の構造、ローラー(72)と第二受力構造(2)との間に軸(723)及び軸受け(720)が設置されている。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)に結合し、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)とローラー(72)を有する第一受力構造(1)との間に、磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設けられている。
【0038】
磁気プレストレス力装置(31)は永久磁石であり、同じ極性により互いに対向して排斥し合い、それぞれ第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と第一受力構造(1)との間に設置され、排斥し合う機能を持つ永久磁石により永久磁石磁気プレストレス力装置(31)が構成される。
第一受力構造(1)と第二受力構造(2)との間に第一受力構造(1)が第二受力構造(2)から離脱するのを防止する軸方向変位の制限構造がある。
【0039】
この実施例において、第一受力構造(1)のガイド溝(731)及び第二受力構造(2)を貫通するピン(721)により制限機能を構成する。前記ピン(721)及びガイド溝(731)からなる軸方向変位制限構造はその一例にすぎず、同じ制限機能を有する構造により構成してもよい。
【0040】
図8に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0041】
図10に示すのは
図8の組立式構造の実施例の模式図である。
図10に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)は組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に沿って移動する構造装置により構成される。第一受力構造(1)においてローラー(72)が設置される一端は末端支持体(5)に対向し、他端と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間頂部の制限構造(11)との間に、磁気プレストレス力装置(31)からなる、同じ極性を呈する面対面でお互いに排斥し合うプレストレス力構造(3)が設けられている。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能の材料及び構造により構成され、その一端は搭載端(4)に結合され、他端は組立式補助第二受力構造(81)に結合される。
【0042】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置される内部空間であり、組立式補助第二受力構造(81)の末端支持体(5)に対向する構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端に比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に第一受力構造(1)が設置され、また両者の間に磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設置される。
【0043】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は、以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それには下記のものが含まれている。
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンを設置することで固定される
(4) 両者が側面にねじを設置することで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0044】
磁気プレストレス力装置(31)は同じ極性の永久磁石であり面対面で排斥し合い、それぞれ組立式補助第二受力構造(81)の内部空間頂部の制限構造(11)と第一受力構造(1)との間に設置されている。
第一受力構造(1)と組立式補助第二受力構造(81)のフランジ(82)との間に軸方向変位制限構造があり、それにより第一受力構造(1)が組立式補助第二受力構造(81)から離脱するのを防止する。
【0045】
この実施例においては、第一受力構造(1)のガイド溝(731)及び組立式補助第二受力構造(81)のピン(721)を貫通することにより制限機能を構成する。前記ピン(721)及びガイド溝(731)からなる軸方向変位制限構造は一例にすぎず、同じ制限機能の構造により構成してもよい。
【0046】
(第3実施例)
図11に示すのは磁気プレストレス力装置(31)及びロールボール(73)からなる実施例である。
図12に示すのは
図11のA-A断面図である。
図13に示すのは
図11のB-B断面図である。
図11、12、13に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0047】
第一受力構造(1)は第二受力構造(2)の内部空間に沿って移動する構造装置からなり、その一端と搭載端(4)に連結される制限構造(11)との間に磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設けられており、他端にはロールボール(73)が設置されている。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)に結合し、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。搭載端(4)の制限構造(11)とロールボール(73)を有する第一受力構造(1)との間に、磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設けられている。
【0048】
磁気プレストレス力装置(31)は永久磁石であり、同じ極性により互いに対向して排斥し合い、それぞれ第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と第一受力構造(1)との間に設置され、排斥し合う機能を持つ永久磁石により永久磁石磁気プレストレス力装置(31)が構成される。
第一受力構造(1)と第二受力構造(2)との間に第一受力構造(1)が第二受力構造(2)から離脱するのを防止する軸方向変位の制限装置がある。
この実施例において、第一受力構造(1)のガイド溝(731)及び第二受力構造(2)を貫通するピン(721)により制限機能を構成する。
【0049】
この実施例においては第二受力構造(2)にロールボール(73)が設置された後、第二受力構造(2)の末端支持体(5)に対向する入り口の内側に制限リング(730)が設置され、それにより限制裝置からロールボール(73)が離脱するのを防止する。前記第一受力構造(1)及びロールボール(73)が離脱するのを防止する制限構造はその一例にすぎず、同じ制限機能を有する構造により構成してもよい。
【0050】
図11に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0051】
図14に示すのは
図11の組立式構造の実施例の模式図である。
図14に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に沿って移動する構造装置により構成されることができる。第一受力構造(1)においてロールボール(73)が設置される一端に、対向する末端支持体(5)、他端と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間頂部の制限構造(11)との間に、磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設けられている。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能の材料及び構造により構成され、その一端は搭載端(4)に結合され、他端は組立式補助第二受力構造(81)に結合される。
【0052】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の末端支持体(5)に対向する構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端に比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に第一受力構造(1)が設置され、また両者の間に磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設置される。
【0053】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は、以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それには下記のものが含まれている:
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンを設置することで固定される
(4) 両者が側面にねじを設置することで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0054】
磁気プレストレス力装置(31)は同じ極性の永久磁石であり面対面で排斥し合い、それぞれ組立式補助第二受力構造(81)の内部空間頂部の制限構造(11)と第一受力構造(1)の一端に設置される。
第一受力構造(1)と組立式補助第二受力構造(81)のフランジ(82)との間に軸方向変位制限構造があり、それにより第一受力構造(1)が組立式補助第二受力構造(81)から離脱するのを防止する。
【0055】
この実施例においては、第一受力構造(1)のガイド溝(731)及び組立式補助第二受力構造(81)のピン(721)を貫通することにより制限機能を構成し、第二受力構造(2)にロールボール(73)が設置された後、組立式補助第二受力構造(81)の末端支持体(5)に対向する入り口の内側に制限リング(730)が設置され、それにより限制裝置からロールボール(73)が離脱するのを防止する。前記第一受力構造(1)及びロールボール(73)が離脱するのを防止する制限構造はその一例にすぎず、同じ制限機能を有する構造により構成してもよい。
【0056】
(第4実施例)
図15に示すのは、
図11において磁気プレストレス力装置(31)とロールボール(73)との間にリレーガスケット(735)が設置される実施例の構造模式図である。
図16に示すのは
図15のA-A断面図である。
図17に示すのは
図15のB-B断面図である。
図15、16、17に示すように、その主要な構成は
図11の実施例に示す構造装置が含まれており、それには下記のものが含まれている。
【0057】
第一受力構造(1)。
第二受力構造(2)。
磁気プレストレス力装置(31)。
第一受力構造(1)と第二受力構造(2)との間に軸方向変位制限装置があり、それにより第一受力構造(1)が第二受力構造(2)から離脱するのを防止する。またロールボール(73)が離脱するのを防止する制限構造が設置される。
磁気プレストレス力装置(31)とロールボール(73)との間にさらにリレーガスケット(735)が設置され、それによりロールボール(73)と磁気プレストレス力装置(31)が直接接触することによる摩耗を減少させる。
【0058】
図15に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0059】
図18に示すのは
図15の組立式構造の実施例の模式図である。
図18に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)。
第二受力構造(2)。
組立式補助第二受力構造(81)。
磁気プレストレス力装置(31)。
【0060】
第一受力構造(1)と組立式補助第二受力構造(81)のフランジ(82)との間に軸方向変位制限構造があり、それにより第一受力構造(1)が組立式補助第二受力構造(81)から離脱するのを防止し、かつロールボール(73)が離脱するのを防止する制限構造が設置される。
磁気プレストレス力装置(31)とロールボール(73)との間にさらにリレーガスケット(735)が設置され、それによりロールボール(73)と磁気プレストレス力装置(31)が直接接触することによる摩耗を減少させる。
【0061】
(第5実施例)
図19に示すのは磁気プレストレス力装置(31)及び半球型末端ブロック(70a)からなる実施例の構造模式図である。
図20に示すのは
図19のA-A断面図である。
図19、20に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0062】
第一受力構造(1)は第二受力構造(2)の内部空間に沿って移動する構造装置ならなる半球型末端ブロック(70a)であり、その一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間に磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設けられており、半球型末端ブロック(70a)の他端には比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が設置されている。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)に結合し、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。その連結する制限構造(11)と半球型末端ブロック(70a)を有する第一受力構造(1)との間に、磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設けられている。
【0063】
磁気プレストレス力装置(31)は永久磁石であり、同じ極性により互いに対向して排斥し合い、それぞれ第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と半球型末端ブロック(70a)の第一受力構造(1)との間に設置され、排斥し合う機能によりプレストレス力構造(3)が構成される。
周囲補助第二受力構造(83)は必要な強度及び支持機能を持つ材料及び構造からなるパイプ状構造であり、その一端は第二受力構造(2)の周囲に結合され、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)及び内縮縁(84)がある。周囲補助第二受力構造(83)と第二受力構造(2)の結合方法はねじ構造の螺合または嵌め込みまたは嵌め込み後にピンで固定することが含まれている。
【0064】
第一受力構造(1)の半球型末端ブロック(70a)は半球形の構造であり、その下側において対向する末端支持体(5)の球形突出端に比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)がある。半球型末端ブロック(70a)の上側には磁気プレストレス力装置(31)を構成する永久磁石が設置されており、その上側の周りに外へ広がるリング状凸縁構造(70b)がある。周囲補助第二受力構造(83)の内縮縁(84)に結合されることにより離脱を防止する。
搭載端(4)と比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が接触する末端支持体(5)との間に圧力が設定値より小さいとき、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)は末端支持体(5)に接触しない。
搭載端(4)と比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が接触する末端支持体(5)との間に圧力が設定値より大きいとき、半球型末端ブロック(70a)圧力を受けて変位して比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)と第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)とが共通して末端支持体(5)に接触する。
【0065】
図19に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0066】
図21に示すのは
図19の組立式構造の実施例の模式図である。
図21に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)。
第二受力構造(2)。
【0067】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の末端支持体(5)に対向する構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端は比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)であり、組立式補助第二受力構造(81)の内部空間の末端支持体(5)に対向する一端には、半球型末端ブロック(70a)の第一受力構造(1)が設置される。また半球型末端ブロック(70a)と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に対向する制限構造(11)の一端の両者の間に磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設置される。
【0068】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は、以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それらの方法には下記のものが含まれている。
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンが設置されることで固定される
(4) 両者が側面にねじが設置されることで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0069】
磁気プレストレス力装置(31)は永久磁石であり、同じ極性により互いに対向して排斥し合い、それぞれ第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と半球型末端ブロック(70a)の第一受力構造(1)との間に、排斥し合う機能により構成されるプレストレス力のプレストレス力構造(3)が構成される。
第一受力構造(1)の半球型末端ブロック(70a)は半球形の構造であり、その下側において末端支持体(5)に対向する球形突出端に比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)がある。半球型末端ブロック(70a)の上側には磁気プレストレス力装置(31)を構成する永久磁石が設置されており、その上側の周りに外へ広がるリング状凸縁構造(70b)があり、組立式補助第二受力構造(81)のフランジ(82)の内縮縁(84)に結合されることにより離脱を防止する。
【0070】
搭載端(4)と半球型末端ブロック(70a)の比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が接触する末端支持体(5)との間の圧力が設定値より小さいとき、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)は末端支持体(5)に接触しない。
搭載端(4)と半球型末端ブロック(70a)の比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が接触する末端支持体(5)との間の圧力が設定値より大きいとき、半球型末端ブロック(70a)圧力を受けて変位して比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)と第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)とが共通して末端支持体(5)に接触する。
【0071】
図19、20、21に述べた実施例において、その半球型末端ブロック(70a)及び外へ広がるリング状凸縁構造(70b)は、さらに半球カップ型構造(70c)により構成されることができ、半球カップ型構造(70c)には外へ連結するセグメント(70d)がある。前記半球カップ型構造(70c)は半球型末端ブロック(70a)に代えるためのもので、外へ連結するセグメント(70d)は半球型末端ブロック(70a)上側の周りに外へ広がるリング状凸縁構造(70b)に代える機能を持つものである。
【0072】
(第6実施例)
図22に示すのは
図19の半球型末端ブロック(70a)であり、半球カップ型構造(70c)に取って代わられる実施例の構造模式図である。
【0073】
(第7実施例)
図23に示すのは螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)及び半球型末端ブロック(70a)からなる実施例の構造模式図である。
図24に示すのは
図23のA-A断面図である。
図23、24に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0074】
第一受力構造(1)は第二受力構造(2)の内部空間に沿って移動する半球型末端ブロック(70a)からなり、その一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間に螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)からなるプレストレス力構造(3)が設けられており、半球型末端ブロック(70a)の他端には比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が設置されている。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)に結合し、第二受力構造(2)の連結する制限構造(11)と半球型末端ブロック(70a)を有する第一受力構造(1)との間に、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)からなるプレストレス力構造(3)が設けられている。
【0075】
螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はコイル状の螺旋スプリングからなり、第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と半球型末端ブロック(70a)の第一受力構造(1)との間に設置され、螺旋スプリングが圧力を受けるテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
周囲補助第二受力構造(83)は必要な強度及び支持機能を持つ材料及び構造からなるパイプ状構造であり、その一端は第二受力構造(2)の周囲に結合され、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)及び内縮縁(84)がある。周囲補助第二受力構造(83)と第二受力構造(2)の結合方法はねじ構造の螺合または嵌め込みまたは嵌め込み後にピンで固定することが含まれている。
【0076】
第一受力構造(1)の半球型末端ブロック(70a)は半球形の構造であり、その下側において対向する末端支持体(5)の球形突出端に比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)がある。半球型末端ブロック(70a)の上側には螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が設置されており、その上側の周りに外へ広がるリング状凸縁構造(70b)がある。周囲補助第二受力構造(83)の内縮縁(84)に結合されることにより離脱を防止する。
搭載端(4)と比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が接触する末端支持体(5)との間に圧力が設定値より小さいとき、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)は末端支持体(5)に接触しない。
搭載端(4)と比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が接触する末端支持体(5)との間に圧力が設定値より大きいとき、半球型末端ブロック(70a)圧力を受けて変位して比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)と第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)とが共通して末端支持体(5)に接触する。
【0077】
図23に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0078】
図25に示すのは
図23の組立式構造の実施例の模式図である。
図25に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)。
第二受力構造(2)。
【0079】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の対向する末端支持体(5)の構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端に比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。組立式補助第二受力構造(81)の内部空間における対向する末端支持体(5)の一端に、半球型末端ブロック(70a)の第一受力構造(1)が設置され、また半球型末端ブロック(70a)と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間における対向する制限構造(11)の一端の間に螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)からなるプレストレス力構造(3)が設置される。
【0080】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それには下記のものが含まれる:
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンが設置されることで固定される
(4) 両者が側面にねじが設置されることで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0081】
螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はコイル状の螺旋スプリングにより構成され、第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と半球型末端ブロック(70a)の第一受力構造(1)との間に設置され、螺旋スプリングが圧力を受けるテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
第一受力構造(1)の半球型末端ブロック(70a)は半球形の構造であり、その下側には末端支持体(5)の球形突出端に向かい合い、比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)の機能を持ち、半球型末端ブロック(70a)の上側に螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が設置され、その上側の周りに、外へ広がるリング状凸縁構造(70b)があり、組立式補助第二受力構造(81)のフランジ(82)の内縮縁(84)に結合し、それにより離脱を防止する。
【0082】
搭載端(4)と半球型末端ブロック(70a)の比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が接触する末端支持体(5)との間の圧力が設定値より小さいとき、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)は末端支持体(5)に接触しない。
搭載端(4)と半球型末端ブロック(70a)の比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が接触した末端支持体(5)との間の圧力が設定値より大きいとき、半球型末端ブロック(70a)は圧力を受けて変位し、比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)と第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)が共通して末端支持体(5)に接触する。
【0083】
図23、24、25に述べた実施例において、その半球型末端ブロック(70a)及び外へ広がるリング状凸縁構造(70b)は、さらに半球カップ型構造(70c)からなり、半球カップ型構造(70c)には外へ連結するセグメント(70d)があり、前記半球カップ型構造(70c)は半球型末端ブロック(70a)に代えることができ、外へ連結するセグメント(70d)は半球型末端ブロック(70a)の上側の周りから外へ広がるリング状凸縁構造(70b)の機能に代えることができる。
【0084】
(第8実施例)
図26に示すのは
図23の半球型末端ブロック(70a)が半球カップ型構造(70c)に取って変わられる実施例の構造模式図である。
【0085】
(第9実施例)
図27に示すのは螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)及び比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)からなる実施例の構造模式図である。
図28に示すのは
図27のA-A断面図である。
図27、28に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0086】
第一受力構造(1)は第二受力構造(2)の内部空間に沿って移動する比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)からなり、その一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間に螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)からなるプレストレス力構造(3)が設けられており、他端には比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が設置されており、それにより末端支持体(5)に対向する。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)が結合され、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)があり、第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の第一受力構造(1)との間に、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)からなるプレストレス力構造(3)が設けられている。
【0087】
螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はコイル状の螺旋スプリングからなり、その両端は、それぞれ第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と第一受力構造(1)の比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)との間に設置され、螺旋スプリングの弾力性により螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が構成される。
第一受力構造(1)と第二受力構造(2)との間に軸方向変位制限装置があり、第一受力構造(1)の比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が第二受力構造(2)から離脱するのを防止する。
【0088】
この実施例において、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)の両端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)の凹孔(331)及び比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の上側の凹孔(332)がぎっしりと螺合する相互連結が行われ、それにより比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が第二受力構造(2)から離脱するのを防止する。前記第一受力構造(1)及び防止比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が離脱するのを防止する制限構造は一例にすぎない。このほか、前記
図5、6の実施例のように、第一受力構造(1)のガイド溝(731)及び第二受力構造(2)のピン(721)を貫通することによっても制限機能を構成することができる。また比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が離脱するのを防止するためにも、同じ制限機能の構造により構成してもよい。
【0089】
図27に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0090】
図29に示すのは
図27の組立式構造の実施例の模式図である。
図29に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)。
第二受力構造(2)。
【0091】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の対向する末端支持体(5)の構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端に比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の第一受力構造(1)が設置され、比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の上端と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間における対向する制限構造(11)の一端の間に螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)からなるプレストレス力構造(3)が設置される。
【0092】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それには下記のものが含まれる。
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンが設置されることで固定される
(4) 両者が側面にねじが設置されることで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0093】
螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はコイル状の螺旋スプリングからなり、その両端はそれぞれ組立式補助第二受力構造(81)内部空間の頂部の制限構造(11)の凹孔(331)と比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の上端の凹孔(332)との間に設置されている。
第一受力構造(1)と組立式補助第二受力構造(81)のフランジ(82)との間に軸方向変位制限構造があり、第一受力構造(1)が組立式補助第二受力構造(81)から離脱するのを防止する。
【0094】
この実施例において、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)の両端と第二受力構造(2)の制限構造(11)の凹孔(331)及び比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の上側の凹孔(332)が作ぎっしりと螺合する相互連結が行われ、それにより比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が第二受力構造(2)から離脱するのを防止する。前記第一受力構造(1)及び防止比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が離脱するのを防止する制限構造は一例にすぎない。このほか、前記
図7の実施例のように、第一受力構造(1)のガイド溝(731)及び組立式補助第二受力構造(81)のピン(721)を貫通することにより、同じ制限機能の構造により構成してもよい。
【0095】
(第10実施例)
図30に示すのは螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)及びロールボール(73)からなる実施例の構造模式図である。
図31に示すのは
図30の下面図である。
図30、31に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0096】
第一受力構造(1)は周囲補助第二受力構造(83)の内部空間に沿って移動するロールボール(73)からなり、ロールボール(73)一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間に螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が設けられいる。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)に結合し、第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)とロールボール(73)との間に、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が設けられている。
【0097】
螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はコイル状の螺旋スプリングからなり、第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)とロールボール(73)との間に設置され、螺旋スプリングが圧力を受けるテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
周囲補助第二受力構造(83)は必要な強度及び支持機能を持つ材料及び構造からなるパイプ状構造であり、その一端は第二受力構造(2)の周囲に結合され、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)及びループ状に内縮する内縮縁(84)が上を向けて、周囲補助第二受力構造(83)の内部空間が形成される。周囲補助第二受力構造(83)と第二受力構造(2)の結合方法は螺旋構造の形で結合されるかまたは嵌め込みまたは嵌め込み後にピンで固定することが含まれている。
【0098】
第一受力構造(1)のロールボール(73)は球形の構造であり、ロールボール(73)の上側には螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が設置され、ロールボール(73)は周囲補助第二受力構造(83)の内縮縁(84)に制限されることにより離脱を防止する。
搭載端(4)とロールボール(73)が接触する末端支持体(5)との間の圧力が設定値より小さいとき、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)は末端支持体(5)に接触しない。
搭載端(4)とロールボール(73)が接触する末端支持体(5)との間の圧力が設定値より大きいとき、ロールボール(73)は圧力を受けて変位し第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)が共通して末端支持体(5)に接触する。
【0099】
図30に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0100】
図32に示すのは
図30の組立式構造の実施例の模式図である。
図32に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)。
第二受力構造(2)。
【0101】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の末端支持体(5)に対向する構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端は比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)である。組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)との間に、第二受力構造リレー組立部品(810)が設けられている。組立式補助第二受力構造(81)の一端は第二受力構造リレー組立部品(810)に結合され、組立式補助第二受力構造(81)は末端支持体(5)の他端にはループ状に内縮する内縮縁(84)がある。
また上に向けて組立式補助第二受力構造(81)の内部空間が形成され、内部空間の末端支持体(5)に対向する一端に、ロールボール(73)が設置される。
また内縮縁(84)によりロールボール(73)が離脱するのを防止し、ロールボール(73)の制限構造(11)に対向する一端に、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)からなるプレストレス力構造(3)が設置される。
【0102】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は、以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それらの方法には下記のものが含まれている。
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンが設置されることで固定される
(4) 両者が側面にねじが設置されることで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0103】
螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はコイル状の螺旋スプリングにより構成され、第二受力構造リレー組立部品(810)の制限構造(11)とロールボール(73)が構成する第一受力構造との間に設置され、螺旋スプリングが圧力を受けるテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
搭載端(4)とロールボール(73)が接触する末端支持体(5)との間の圧力が設定値より小さいとき、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)は末端支持体(5)に接触しない。
搭載端(4)とロールボール(73)が接触した末端支持体(5)との間の圧力が設定値より大きいとき、ロールボール(73)は圧力を受けて変位し第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)が共通して末端支持体(5)に接触する。
【0104】
(第11実施例)
図33に示すのは螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)及びリレーガスケット(735)及びロールボール(73)からなる実施例の構造模式図である。
図34に示すのは
図33の下面図である。
図33、34に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0105】
第一受力構造(1)は周囲補助第二受力構造(83)の内部空間に沿って移動するロールボール(73)からなり、ロールボール(73)一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間にリレーガスケット(735)と螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が設けられている。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)に結合し、第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)とロールボール(73)との間に、プレストレス力構造(3)を構成するように螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)とリレーガスケット(735)が設置される。
【0106】
螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はコイル状の螺旋スプリングからなり、第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)とロールボール(73)との間に設置され、螺旋スプリングが圧力を受けるテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成し、ロールボール(73)と螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)との間にリレーガスケット(735)が設置される。
周囲補助第二受力構造(83)は必要な強度及び支持機能を持つ材料及び構造からなるパイプ状構造であり、その一端は第二受力構造(2)の周囲に結合され、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)及びループ状に内縮する内縮縁(84)が上を向けて、周囲補助第二受力構造(83)の内部空間が形成される。周囲補助第二受力構造(83)と第二受力構造(2)の結合方法は螺旋構造の形で結合されるかまたは嵌め込みまたは嵌め込み後にピンで固定することが含まれている。
【0107】
第一受力構造(1)のロールボール(73)は球形の構造であり、ロールボール(73)の上側にはリレーガスケット(735)が設置されてから、上に向けて螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が設置され、ロールボール(73)は周囲補助第二受力構造(83)の内縮縁(84)に制限されることにより離脱を防止する。
搭載端(4)とロールボール(73)が接触する末端支持体(5)との間の圧力が設定値より小さいとき、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)は末端支持体(5)に接触しない。
搭載端(4)とロールボール(73)が接触した末端支持体(5)との間の圧力が設定値より大きいとき、ロールボール(73)は圧力を受けて変位し第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)が共通して末端支持体(5)に接触する。
【0108】
図33に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0109】
図35に示すのは
図33の組立式構造の実施例の模式図である。
図35に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)。
第二受力構造(2)。
【0110】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の末端支持体(5)に対向する構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端は比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)である。組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)との間に、第二受力構造リレー組立部品(810)が設けられている。組立式補助第二受力構造(81)の一端は第二受力構造リレー組立部品(810)に結合され、組立式補助第二受力構造(81)は末端支持体(5)の他端にはループ状に内縮する内縮縁(84)がある。
また上に向けて組立式補助第二受力構造(81)の内部空間が形成され、内部空間の末端支持体(5)に対向する一端に、ロールボール(73)が設置される。
また内縮縁(84)によりロールボール(73)が離脱するのを防止し、ロールボール(73)の制限構造(11)に対向する一端に、リレーガスケット(735)と螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)からなるプレストレス力構造(3)が設置される。
【0111】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は、以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それらの方法には下記のものが含まれている。
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンが設置されることで固定される
(4) 両者が側面にねじが設置されることで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0112】
螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はコイル状の螺旋スプリングにより構成され、第二受力構造リレー組立部品(810)の制限構造(11)とリレーガスケット(735)及びロールボール(73)が構成する第一受力構造(1)との間に設置され、螺旋スプリングが圧力を受けるテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
搭載端(4)とロールボール(73)が接触する末端支持体(5)との間の圧力が設定値より小さいとき、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)は末端支持体(5)に接触しない。
搭載端(4)とロールボール(73)が接触した末端支持体(5)との間の圧力が設定値より大きいとき、ロールボール(73)は圧力を受けて変位し第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)が共通して末端支持体(5)に接触する。
【0113】
(第12実施例)
図36に示すのは接触面が凹むU字状のシート状のスプリング(34)及びロールボール(73)からなる実施例の構造模式図である。
図37に示すのは
図36のA-A断面図である。
図36、37に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0114】
第一受力構造(1)は周囲補助第二受力構造(83)の内部空間に沿って移動するロールボール(73)からなり、ロールボール(73)一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間に接触面が凹むU字状のシート状のスプリング(34)からなる螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が設けられいる。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)に結合し、第二受力構造(2)の連結する制限構造(11)とロールボール(73)との間に接触面が凹むU字状のシート状のスプリング(34)が設けられている。
【0115】
接触面が凹むU字状のシート状のスプリング(34)はU字状のスプリングシートからなり、第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)とロールボール(73)との間に設置され、そのロールボール(73)との接触面がやや球状の凹み状を呈し、U字状のスプリングシートが圧力を受けるテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
周囲補助第二受力構造(83)は必要な強度及び支持機能を持つ材料及び構造からなるパイプ状構造であり、その一端は第二受力構造(2)の周囲に結合され、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)及びループ状に内縮する内縮縁(84)が上を向けて、周囲補助第二受力構造(83)の内部空間が形成される。周囲補助第二受力構造(83)と第二受力構造(2)の結合方法は螺旋構造の形で結合されるかまたは嵌め込みまたは嵌め込み後にピンで固定することが含まれている。
【0116】
第一受力構造(1)のロールボール(73)は球形の構造であり、ロールボール(73)の上側には接触面が凹むU字状のシート状のスプリング(34)が設置され、ロールボール(73)は周囲補助第二受力構造(83)の内縮縁(84)に制限されることにより離脱を防止する。
搭載端(4)とロールボール(73)が接触する末端支持体(5)との間の圧力が設定値より小さいとき、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)は末端支持体(5)に接触しない。
搭載端(4)とロールボール(73)が接触した末端支持体(5)との間の圧力が設定値より大きいとき、ロールボール(73)は圧力を受けて変位し第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)が共通して末端支持体(5)に接触する。
【0117】
図36に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0118】
図38に示すのは
図36の組立式構造の実施例の模式図である。
図38に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)。
第二受力構造(2)。
【0119】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の末端支持体(5)に対向する構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端は比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)である。組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)との間に、第二受力構造リレー組立部品(810)が設けられており、組立式補助第二受力構造(81)の一端は第二受力構造リレー組立部品(810)に結合され、組立式補助第二受力構造(81)は末端支持体(5)の他端にはループ状に内縮する内縮縁(84)がある。
また上に向けて組立式補助第二受力構造(81)の内部空間が形成され、内部空間の末端支持体(5)に対向する一端に、ロールボール(73)が設置される。
また内縮縁(84)によりロールボール(73)が離脱するのを防止し、ロールボール(73)の制限構造(11)に対向する一端に、接触面が凹むU字状のシート状のスプリング(34)が構成するプレストレス力構造(3)が設置される。
【0120】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は、以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それらの方法には下記のものが含まれている。
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンが設置されることで固定される
(4) 両者が側面にねじが設置されることで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0121】
接触面が凹むU字状のシート状のスプリング(34)はU字状のスプリングシートにより構成され、第二受力構造リレー組立部品(810)の制限構造(11)とロールボール(73)が構成する第一受力構造との間に設置され、そのロールボール(73)との接触面がやや球状の凹み状を呈し、U字状のスプリングシートが圧力を受けるテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
搭載端(4)とロールボール(73)が接触する末端支持体(5)との間の圧力が設定値より小さいとき、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)は末端支持体(5)に接触しない。
搭載端(4)とロールボール(73)が接触した末端支持体(5)との間の圧力が設定値より大きいとき、ロールボール(73)は圧力を受けて変位し第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)が共通して末端支持体(5)に接触する。
【0122】
(第13実施例)
図39に示すのは弾力性のある材料のプレストレス力装置(32)及び比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)からなる実施例の構造模式図である。
図40に示すのは
図39の下面図である。
図39、40に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0123】
第一受力構造(1)は第二受力構造(2)の内部空間に沿って移動する比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)からなり、その一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間に弾力性のある材料のプレストレス力装置(32)からなるプレストレス力構造(3)が設けられており、他端には比較的低い摩擦減衰の第一接触構造(7)が設置されており、それにより末端支持体(5)に対向する。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)が結合され、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の第一受力構造(1)との間に、弾力性のある材料のプレストレス力装置(32)からなるプレストレス力構造(3)が設けられている。
【0124】
弾力性のある材料のプレストレス力装置(32)は弾力性のある材料からなるプレストレス力装置であり、その両端にはそれぞれ制限構造(11)の凹孔(331)と比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の凹孔(332)との間に設置され、弾力性のある材料によりプレストレス力装置が構成される。
第一受力構造(1)と第二受力構造(2)との間に軸方向変位制限装置があり、第一受力構造(1)の比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が第二受力構造(2)から離脱するのを防止する。
【0125】
この実施例において、弾力性のある材料のプレストレス力装置(32)の両端に制限構造(11)の凹孔(331)及び比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の上側の凹孔(332)がぎっしりと螺合する相互連結が行われ、それにより比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が第二受力構造(2)から離脱するのを防止し、前記第一受力構造(1)及び比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が離脱するのを防止する制限構造は例を挙げたにすぎない。このほか、前記
図5、6の実施例のように、第一受力構造(1)のガイド溝(731)及び第二受力構造(2)のピン(721)を貫通することによっても制限機能を構成することができる。また比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が離脱するのを防止するためにも、同じ制限機能の構造により構成してもよい。
【0126】
図39に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0127】
図41に示すのは
図39の組立式構造の実施例の模式図である。
図41に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)。
第二受力構造(2)。
【0128】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の対向する末端支持体(5)の構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端に比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。
組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の第一受力構造(1)が設置され、比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の上端と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間における対向する制限構造(11)の一端の間に弾力性のある材料のプレストレス力装置(32)からなるプレストレス力構造(3)が設置される。
【0129】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それには下記のものが含まれる。
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンが設置されることで固定される
(4) 両者が側面にねじが設置されることで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0130】
弾力性のある材料のプレストレス力装置(32)は弾力性のある材料からなるプレストレス力装置であり、その両端はそれぞれ組立式補助第二受力構造(81)内部空間の頂部の制限構造(11)の凹孔(331)と比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の上端の凹孔(332)との間に設置されている。
第一受力構造(1)と組立式補助第二受力構造(81)のフランジ(82)との間に軸方向変位制限構造があり、第一受力構造(1)が組立式補助第二受力構造(81)から離脱するのを防止する。
【0131】
この実施例において、弾力性のある材料のプレストレス力装置(32)両端はそれぞれ第二受力構造(2)の制限構造(11)の凹孔(331)及び比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の上側の凹孔(332)とぎっしりと螺合する相互連結が行われ、それにより比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が第二受力構造(2)から離脱するのを防止する。前記第一受力構造(1)及び比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が離脱するのを防止する制限構造は例を挙げたにすぎない。このほか、前記
図7の実施例のように、第一受力構造(1)のガイド溝(731)及び組立式補助第二受力構造(81)のピン(721)を貫通することにより制限機能を構成し、同じ制限機能の構造により構成してもよい。
【0132】
(第14実施例)
図42に示すのは磁気プレストレス力装置(31)及びローラー(72)からなる片側スイング式の実施例の模式図である。
図43に示すのは
図42のA-A断面図である。
図42、43に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0133】
第一受力構造(1)はピン(721)をスイングの中心として第二受力構造(2)の内部空間に沿って揺れ動く構造装置からなり、その一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間に磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設けられており、他端には軸(723)、軸受け(720)及びローラー(72)を設置するためのホイール支持アーム(722)がある。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)に結合し、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)とローラー(72)を有する第一受力構造(1)との間に、磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設けられている。
【0134】
磁気プレストレス力装置(31)は永久磁石であり、同じ極性により互いに対向して排斥し合い、それぞれ第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と第一受力構造(1)との間に設置され、排斥し合う機能を持つ永久磁石により永久磁石磁気プレストレス力装置(31)が構成される。
【0135】
図42に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0136】
図44に示すのは
図42の組立式構造の実施例の模式図である。
図44に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)は組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に設置され、ピン(721)をスイングの中心として組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に沿って揺れ動く構造により構成され、その一端には軸(723)、軸受け(720)が設置され、また末端支持体(5)に対向するようにホイール支持アーム(722)があり、他端と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間頂部の制限構造(11)との間に、磁気プレストレス力装置(31)からなる、同じ極性を呈する面対面でお互いに排斥し合うプレストレス力構造(3)が設けられている。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能の材料及び構造により構成され、その一端は搭載端(4)に結合され、他端は組立式補助第二受力構造(81)に結合される。
【0137】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置される内部空間であり、組立式補助第二受力構造(81)の末端支持体(5)に対向する構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端に比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。組立式補助第二受力構造(81)の内部空間にピン(721)をスイングの中心として揺れ動く第一受力構造(1)が設置され、また両者の間に磁気プレストレス力装置(31)からなるプレストレス力構造(3)が設置される。
【0138】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は、以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それには下記のものが含まれている。
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンを設置することで固定される
(4) 両者が側面にねじを設置することで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0139】
磁気プレストレス力装置(31)は同じ極性の永久磁石であり面対面で排斥し合い、それぞれ組立式補助第二受力構造(81)の内部空間頂部の制限構造(11)と第一受力構造(1)の一端に設置されている。
【0140】
(第15実施例)
図45に示すのはU字状のシート状のスプリングプレストレス力装置(35)及び単一ローラー(72)からなる実施例の構造模式図である。
図46に示すのは
図45のA-A断面図である。
図45、46に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0141】
第一受力構造(1)はピン(721)をスイングの中心として第二受力構造(2)の内部空間に沿って揺れ動く構造装置からなり、その一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間にU字状のシート状のスプリングプレストレス力装置(35)からなるプレストレス力構造(3)が設けられており、他端には軸(723)、軸受け(720)及びローラー(72)を設置するためのホイール支持アーム(722)がある。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)に結合し、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)とローラー(72)を有する第一受力構造(1)との間に、U字状のシート状のスプリングプレストレス力装置(35)からなるプレストレス力構造(3)が設けられている。
【0142】
U字状のシート状のスプリングプレストレス力装置(35)はU字状スプリングシートからなり、第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)とローラー(72)のある第一受力構造(1)との間に設置され、U字状スプリングシートが圧力を受けるテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
【0143】
図45に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0144】
図47に示すのは
図45の組立式構造の実施例の模式図である。
図47に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)は組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に設置され、ピン(721)をスイングの中心として組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に沿って揺れ動く構造により構成され、その一端には軸(723)、軸受け(720)が設置されまた末端支持体(5)に対向するようにホイール支持アーム(722)があり、他端と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間頂部の制限構造(11)との間に、U字状のシート状のスプリングプレストレス力装置(35)からなる、同じ極性を呈する面対面でお互いに排斥し合うプレストレス力構造(3)が設けられている。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能の材料及び構造により構成され、その一端は搭載端(4)に結合され、他端は組立式補助第二受力構造(81)に結合される。
【0145】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置される内部空間であり、組立式補助第二受力構造(81)の末端支持体(5)に対向する構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端に比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。組立式補助第二受力構造(81)の内部空間にピン(721)をスイングの中心として揺れ動く第一受力構造(1)が設置され、また両者の間にU字状のシート状のスプリングプレストレス力装置(35)からなるプレストレス力構造(3)が設置される。
【0146】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は、以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それには下記のものが含まれている。
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンを設置することで固定される
(4) 両者が側面にねじを設置することで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0147】
U字状のシート状のスプリングプレストレス力装置(35)はU字状のスプリングシートからなり、組立式補助第二受力構造(81)の内部空間頂部の制限構造(11)とローラー(72)のある第一受力構造(1)との間に設置され、U字状スプリングシートが圧力を受けるテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
【0148】
(第16実施例)
図48に示すのは螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)及び単一ローラー(72)からなる実施例の構造模式図である。
図49に示すのは
図48の下面図である。
図48、49に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0149】
第一受力構造(1)は第二受力構造(2)の内部空間に沿って移動する構造装置からなり、その一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間に、第一受力構造(1)頂部に結合されるガイドロッド(111)が設置されており、また第二受力構造(2)に設置されているパイロット穴(112)において変位し、また制限構造(11)と第一受力構造(1)下段の階層構造(113)との間に、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)からなるプレストレス力構造(3)が設置され、末端支持体(5)に対向する他端にローラー(72)の構造があり、ローラー(72)と軸(723)との間に軸受け(720)が設置されている。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)に結合し、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と第一受力構造(1)の階層構造(113)との間に、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)からなるプレストレス力構造(3)が設置され、第二受力構造(2)の両側にガイド溝(732)が設置され、それにより軸(723)が上下安定な変位をする。
【0150】
螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はコイル状の螺旋スプリングからなり、第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と第一受力構造(1)の階層構造(113)との間に設置され、螺旋スプリングが圧力を受けたときのテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
第一受力構造(1)と第二受力構造(2)との間に第一受力構造(1)が第二受力構造(2)から離脱するのを防止する軸方向変位の制限構造がある。
【0151】
この実施例において、第一受力構造(1)の軸(723)が第二受力構造(2)を貫通するガイド溝(732)により制限機能を構成する。前記軸(723)及びガイド溝(732)からなる変位制限構造はその一例にすぎず、同じ制限機能を有する構造により構成してもよい。
【0152】
図48に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0153】
図50に示すのは
図48の組立式構造の実施例の模式図である。
図50に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)は組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に沿って移動する構造装置により構成され、第一受力構造(1)においてローラー(72)が設置される一端は末端支持体(5)に対向し、第一受力構造(1)の他端と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間の頂部の制限構造(11)との間に、第一受力構造(1)の頂部に結合されているガイドロッド(111)が設置される。また第二受力構造(2)に設置されているパイロット穴(112)において変位し、その第一受力構造(1)の階層構造(113)と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間の頂部の制限構造(11)との間に螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が設置され、螺旋状プリングシートが圧力を受けるテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能の材料及び構造により構成され、その一端は搭載端(4)に結合され、他端は組立式補助第二受力構造(81)に結合される。
【0154】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置される内部空間であり、組立式補助第二受力構造(81)の末端支持体(5)に対向する構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端に比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に第一受力構造(1)が設置され、また第二受力構造(2)の内部空間の上端の制限構造(11)と第一受力構造(1)の階層構造(113)との間に、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が構成するプレストレス力構造(3)が設置される。
【0155】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は、以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それには下記のものが含まれている。
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンを設置することで固定される
(4) 両者が側面にねじを設置することで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0156】
螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はコイル状の螺旋スプリングからなり、組立式補助第二受力構造(81)の内部空間の頂部の制限構造(11)と第一受力構造(1)との間に設置されている。
第一受力構造(1)と組立式補助第二受力構造(81)のフランジ(82)との間に軸方向変位制限構造があり、それにより第一受力構造(1)が組立式補助第二受力構造(81)から離脱するのを防止する。
【0157】
この実施例においては、第二受力構造(2)のガイド溝(732)及び組立式補助第二受力構造(81)の軸(723)を貫通することにより制限機能を構成する。前記軸(723)及びガイド溝(732)からなる軸方向変位制限構造は一例にすぎず、同じ制限機能の構造により構成してもよい。
【0158】
(第17実施例)
図51に示すのは螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)及び二つのローラー(72’)、(72”)からなる実施例の構造模式図である。
図52に示すのは
図51の下面図である。
図51、52に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0159】
第一受力構造(1)は第二受力構造(2)の内部空間に沿って移動する構造装置からなり、その一端と第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)との間に第一受力構造(1)頂部のガイドロッド(111)が結合され、また第二受力構造(2)に設置されているパイロット穴(112)が変位し、また制限構造(11)と第一受力構造(1)下段の階層構造(113)との間に、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)からなるプレストレス力構造(3)が設置され、第二受力構造(2)の末端支持体(5)に対向する他端に第一受力構造(1)を貫通する軸(723)があり、軸(723)の両側にそれぞれ二つのローラー(72’)、(72”)の構造が設置され、ローラー(72’)、(72”)と軸(723)との間に軸受け(720)が設置されている。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能を有する材料及び構造によって構成され、その一端には搭載端(4)に結合し、他端には比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と第一受力構造(1)階層構造(113)との間に、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)からなるプレストレス力構造(3)が設置され、第二受力構造(2)の両側にガイド溝(732)が設置され、それにより軸(723)が上下安定な変位をする。
【0160】
螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はコイル状の螺旋スプリングからなり、第二受力構造(2)に連結される制限構造(11)と第一受力構造(1)の階層構造(113)との間に設置され、螺旋スプリングが圧力を受けたときのテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
第一受力構造(1)と第二受力構造(2)との間に第一受力構造(1)が第二受力構造(2)から離脱するのを防止する軸方向変位の制限構造がある。
【0161】
この実施例において、第一受力構造(1)の軸(723)が第二受力構造を貫通するガイド溝(732)により制限機能を構成し、前記軸(723)及びガイド溝(732)からなる変位制限構造がその一例にすぎず、同じ制限機能を有する構造により構成してもよい。
【0162】
図51に述べた構造は前記それぞれの部品により組み立てられ、またはさらに第一受力構造(1)、プレストレス力構造(3)、組立式補助第二受力構造(81)によって組み立てられる。構成部品の構造形態は再び第二受力構造(2)とともに組み立てられる。
【0163】
図53に示すのは
図51の組立式構造の実施例の模式図である。
図53に示すように、その主要な構成は下記のものが含まれている。
第一受力構造(1)は組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に設置され、組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に沿って移動する構造装置により構成され、第一受力構造(1)においてローラー(72’)、(72”)が設置される一端に、対向する末端支持体(5)、第一受力構造(1)の他端と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間の頂部の制限構造(11)との間に、第一受力構造(1)の頂部のガイドロッド(111)が設置され、また第二受力構造(2)に設置されているパイロット穴(112)において変位し、その第一受力構造(1)の階層構造(113)と組立式補助第二受力構造(81)の内部空間の頂部の制限構造(11)との間に螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が設置され、螺旋状プリングシートが圧力を受けるテンションによりプレストレス力構造(3)の機能を構成する。
第二受力構造(2)は必要な強度及び支持機能の材料及び構造により構成され、その一端は搭載端(4)に結合され、他端は組立式補助第二受力構造(81)に結合される。
【0164】
組立式補助第二受力構造(81)は第二受力構造(2)の末端支持体(5)に近い一端に設置される内部空間であり、組立式補助第二受力構造(81)の末端支持体(5)に対向する構造端にフランジ(82)があり、フランジ(82)の末端支持体(5)に対向する一端に比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)がある。組立式補助第二受力構造(81)の内部空間に第一受力構造(1)が設置され、また第二受力構造(2)の内部空間の上端の制限構造(11)と第一受力構造(1)の階層構造(113)との間に、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)が構成するプレストレス力構造(3)が設置される。
【0165】
前記組立式補助第二受力構造(81)と第二受力構造(2)の結合方法は、以下の一つまたは一つ以上の方法で結合され、それには下記のものが含まれている。
(1) 両者がぎっしりと詰まってるように嵌合される
(2) 両者が螺旋構造の形で結合する
(3) 両者が側面に貫通ピンを設置することで固定される
(4) 両者が側面にねじを設置することで締付けられる
(5) 両者が溶着される
(6) 両者が粘着される
【0166】
螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はコイル状の螺旋スプリングからなり、組立式補助第二受力構造(81)の内部空間の頂部の制限構造(11)と第一受力構造(1)との間に設置されている。
第一受力構造(1)と組立式補助第二受力構造(81)のフランジ(82)との間に軸方向変位制限構造があり、それにより第一受力構造(1)が組立式補助第二受力構造(81)から離脱するのを防止する。
【0167】
この実施例においては、第二受力構造(2)のガイド溝(732)及び組立式補助第二受力構造(81)の軸(723)を貫通することにより制限機能を構成する。前記軸(723)及びガイド溝(732)からなる軸方向変位制限構造は一例にすぎず、同じ制限機能の構造により構成してもよい。
【0168】
(その他の実施例)
この「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」については、その圧力の大きさにしたがって対応する変位が生じるプレストレス力構造(3)は圧力を受けて変位するときに、プレストレス力を圧縮するエネルギー貯蔵の状態、特性を持つ構造を有することを除き、圧力を受けて変位するときに、プレストレス力を拡大するエネルギー貯蔵の状態、特性を持つ構造を有するように設置することができる。さらに実施例を以下のように挙げる。
【0169】
図54に示すように本発明のプレストレス力構造(3)は圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の一である。
図54に示すように、
図5において同じ極性が排斥し合う永久磁石セットにより構成される磁気プレストレス力装置(31)は、比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)がガイドロッド(111)を通じて連結する永久磁石(311)と第二受力構造(2)に設置される磁気体(312)とが相互に吸引し合う力が生じることにより、比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)を、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)の外側に露出させるように押し出す。
また比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が圧力を受けて内縮して変位する時に、永久磁石(311)と磁気体(312)との間の磁気吸引力は貯蔵され、それによりその磁気吸引力が比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が必要なプレストレス力に戻るように提供される。
【0170】
図55に示すのは本発明のプレストレス力構造(3)が圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の二である。
図55に示すように、
図23における螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)の一端をガイドロッド(111)の上端のスプリング位置決め孔(115)に設置し、他端を、周囲補助第二受力構造(83)の階層構造(85)と第二受力構造(2)との間に挟圧するように設置し、ガイドロッド(111)の下端を半球型末端ブロック(70a)に連結し、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)のテンションにより半球型末端ブロック(70a)を、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)の外側に露出させるようにする。
また半球型末端ブロック(70a)が圧力を受けて内縮して変位する時、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)は半球型末端ブロック(70a)が戻るのに必要なプレストレス力を提供しそれを貯蔵するものである。
【0171】
図56に示すのは本発明のプレストレス力構造(3)は圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の三である。
図56に示すように、
図27における螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)は比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)内部の上段に設置され、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)の上端はピン(724)により、比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)の上段と固定結合され、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)の下端はピン(721)により比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)のガイド溝(731)及び第二受力構造(2)を貫通し、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)のテンションにより比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)を、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)の外側に露出させる。
また比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)圧力を受けて内縮して変位する時、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)は比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)が戻るのに必要なプレストレス力を提供しそれを貯蔵するものである。
【0172】
図57に示すのは本発明のプレストレス力構造(3)は圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の四である。
図57に示すように、
図36における接触面が凹むU字状のシート状のスプリング(34)は予圧機能を有するシート状のスプリングに取って代わられ、そのシート状のスプリング固定側(362)は周囲補助第二受力構造(83)と第二受力構造(2)の結合階層の段構造との間に夾設され、シート状のスプリング予圧片(361)はロールボール(73)に対してプレストレス力を印加し、それによりロールボール(73)を、周囲補助第二受力構造(83)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)の外側に露出させるようにする。
またロールボール(73)が圧力を受けて内縮して変位する時、シート状のスプリング予圧片(361)はロールボール(73)が戻るのに必要なプレストレス力を提供するためのプレストレス力を貯蔵したものである。
【0173】
図58に示すのは本発明のプレストレス力構造(3)が圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するのエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の五である。
図58に示すように、
図42における磁気プレストレス力装置(31)が永久磁石(311)及び磁気体(312)取って代わられ、そのなかで磁気体(312)は第二受力構造(2)の内側に設置され、永久磁石(311)はホイール支持アーム(722)の磁気体(312)に対向する一方の側に設置されまた磁気吸引力により磁気吸引力の機能を持ち、その磁気吸引力によりホイール支持アーム(722)が揺れ動き、さらにローラー(72)は第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)の外側に露出する。
またローラー(72)が圧力を受けて内縮して変位する時、永久磁石(311)と磁気体(312)との間の磁気吸引力はローラー(72)が戻るのに必要なプレストレス力を提供するためのプレストレス力を貯蔵したものである。
【0174】
図59に示すのは本発明のプレストレス力構造(3)は圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の六である。
図59に示すように、
図45におけるU字状のシート状のスプリングプレストレス力装置(35)は予圧型スプリング(37)に取って代わられ、予圧型スプリング(37)の一端は第二受力構造(2)に付着するように位置決めされ、他端にはピン(721)を中心に揺れ動くホイール支持アーム(722)に加圧され、それによりローラー(72)は第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)の外側に露出させる。
またローラー(72)が圧力を受けて内縮して変位する時、予圧型スプリング(37)はローラー(72)が戻るのに必要なプレストレス力を提供するためのプレストレス力を貯蔵したものである。
【0175】
図60に示すのは本発明のプレストレス力構造(3)が圧力を受けて変位する時にプレストレス力を拡大するエネルギー貯蔵の構造形態の実施例の七である。
図60に示すように、
図48における第二受力構造(2)の内部に構造ブロック(333)が設置され、構造ブロック(333)はガイドロッド(111)に貫通されまた貫通孔に沿って軸方向変位が行われ、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)の一端はガイドロッド(111)の上端のスプリング位置決め孔(115)に設置され、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)の他端は構造ブロック(333)のスプリング位置決め孔(116)に設置され、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はガイドロッド(111)の上端のスプリング位置決め孔(115)に対してテンションが生じ、それによりローラー(72)を、第二受力構造(2)の比較的高い摩擦減衰の第二接触構造(8)の外側に露出させる。
またローラー(72)が圧力を受けて内縮して変位する時、螺旋状スプリングプレストレス力装置(33)はローラー(72)が戻るのに必要なプレストレス力を提供するためのプレストレス力を貯蔵したものである。
【0176】
この「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」は、実際に応用する時に、従来のインタフェース機構に結合されることによりその応用面を増加させまたはその使用期限を延長させ、併せて下記のように説明する。
【0177】
図61に示すのは本発明の軸方向回転構造(21)の実施例の模式図である。
図61に示すように、本発明は「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」の集合体(1000)の第二受力構造(2)の軸柱(211)、軸受(212)に設置されることにより、搭載端(4)と「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」の集合体(1000)との間に回転することができる機能を持つ。
その主要な構成は下記のものが含まれている。
【0178】
「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」の集合体(1000)は
図1~
図4の原理で構成する構造(少なくとも
図5~
図60を含む)の実施例により構成される。その第一受力構造(1)と末端支持体(5)の圧力線(S2)と、「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」の集合体(1000)と搭載端(4)との間に回転する時の搭載端の回転軸線(S1)の両軸線との間に重ねないことにより、第一受力構造(1)と末端支持体(5)の圧力線(S2)は搭載端の回転軸線(S1)を中心に回転することができる。
【0179】
軸方向回転構造(21)を構成する構造には下記のものが含まれている。
軸柱(211)は「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」の集合体(1000)の第二受力構造(2)が搭載端(4)方向に連結される軸柱構造であり、搭載端(4)のホールフランジ(216)に結合されて回転し、両者との間に軸受(212)が設置されておらず、また軸柱(211)に軸方向位置決め環状槽(213)が設置されており、搭載端(4)のホールフランジ(216)に設置される側方ねじ穴(217)の位置決めボール(214)及び位置決めボルト(215)により軸柱(211)がホールフランジ(216)から離脱するのを防止する。
【0180】
前記構造により「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」と搭載端(4)との間に軸方向の回転ができる機能を持つ。
このほか、この「圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置」は、第一受力構造(1)と第二受力構造(2)との間、または第一受力構造(1)と組立式補助第二受力構造(81)との間、または半球型末端ブロック(70a)、リング状凸縁構造(70b)、半球カップ型構造(70c)、外へ連結するセグメント(70d)、比較的低い摩擦減衰の末端ブロック(71)と第二受力構造(2)との間に、従来のシールリング(91)、環状シール槽(92)を設置することによりシールの機能を構成し、それによりその使用期限を延長させることができる。
【符号の説明】
【0181】
(1):第一受力構造
(11):制限構造
(111):ガイドロッド
(112):パイロット穴
(113):階層構造
(115)、(116):スプリング位置決め孔
(2):第二受力構造
(21):軸方向回転構造
(211):軸柱
(212):軸受
(213):軸方向位置決め環状槽
(214):位置決めボール
(215):位置決めボルト
(216):ホールフランジ
(217):側方ねじ穴
(3):プレストレス力構造
(31):磁気プレストレス力装置
(311):永久磁石
(312):磁気体
(32):弾力性のある材料のプレストレス力装置
(33):螺旋状スプリングプレストレス力装置
(331)、(332):凹孔
(333):構造ブロック
(34):接触面が凹むU字状のシート状のスプリング
(35):U字状のシート状のスプリングプレストレス力装置
(361):シート状のスプリング予圧片
(362):シート状のスプリング固定側
(37):予圧型スプリング
(4):搭載端
(5):末端支持体
(6):荷重
(7):比較的低い摩擦減衰の第一接触構造
(70a):半球型末端ブロック
(70b):リング状凸縁構造
(70c):半球カップ型構造
(70d):外へ連結するセグメント
(71):比較的低い摩擦減衰の末端ブロック
(72)、(72’)、(72”):ローラー
(720):軸受け
(721)、(724):ピン
(722):ホイール支持アーム
(723):軸
(73):ロールボール
(730):制限リング
(731):ガイド溝
(732):ガイド溝
(735):リレーガスケット
(8):比較的高い摩擦減衰の第二接触構造
(81):組立式補助第二受力構造
(810):第二受力構造リレー組立部品
(82):フランジ
(83):周囲補助第二受力構造
(84):内縮縁
(85):階層構造
(91):シールリング
(92):環状シール槽
(1000):圧力を受けて変位する、接触減衰を転換できる搬送装置の集合体
(S1):搭載端の回転軸線
(S2):第一受力構造(1)と末端支持体(5)の圧力線